专利摘要:

公开号:WO1991007973A1
申请号:PCT/JP1990/001531
申请日:1990-11-26
公开日:1991-06-13
发明作者:Junzo Seki;Kouichi Ushimaru;Makoto Sugiyama
申请人:Nippon Shinyaku Co., Ltd.;
IPC主号:A61K9-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 脂 肪 乳 剤 技 術 分 野
[0003] 本発明は、 ポ リ ェ ン抗真菌抗生物燹を主成分とする新し い脂肪乳剤に関する。
[0004] 背 景 技 術
[0005] アムホテ リ シン Bに代表されるポ リ ェ ン抗真菌抗生物質 は、 開発されてから約 30年を経過した今日でも、 全身投与 でき、 確実な効果が期:持される重要な抗真菌剤として有用 である。
[0006] しかし、 その臨床使用は、 溶血毒性や、 毒性といった 重篤な副作用により著しく制限され、 十分な薬物療法を行 うことができない難点を有している。
[0007] また、 その注射剤は、 デォキシコール酸ナ ト リ ウムとい う刺激性 ·溶血性を有する界面活性剤を用いなければなら ず、 製剤上の改善が望まれていた。
[0008] 近年、 これらの副作用を軽減するため、 リ ン脂質からな る リ ポソ一ム製剤又は大豆油を少量のリ ン脂質で乳化して なる脂肪乳剤製剤として、 ポ リ ェ ン抗真菌抗生物質を投与 することが行われてきた (Szoka, F. C. Jr, et al. , Antimicrobial Agents and Chemotherapy, 31, 421-429, 1987. [以下 「文献 1 」 ] 、 Kirsh, R. et al. Journal of Infectious Diseases, 158, 1065-1070, 1988. [JK 下 「文献 2」 ] 、 特開昭 63— 66123 号公報 [以下 「文献 3 」 ] 、 他) 。
[0009] しかし、 これら各種リ ボソーム製剤及び脂肪乳剤製剤は、 ポ リェ ン抗真菌抗生物質の有する溶血毒性を軽減し、 急性 毒性の轄滅には成功しているものの、 ¾床で最も大きな問 題である ¾毒性の柽減についてはほとんど効果がみられな いという大きな欠点を有していた。
[0010] また、 これら各種リ ポソーム製剤および脂肪乳剤製剤は、 感染部位に集合しているマク口 フ ァージ等に対して被貪食 性を有す.:ることを特徵とするが、 全身レベルで評価した際、 投与した薬物の大半が肝臓や脾臟に代表される細網内皮系 細胞に貪食を受け移行し、 感染部位への真の薬物移行性が 必ずしも高くないという欠点を有していた。
[0011] 一方、 製剤の製造及び安定性に係る観点から、 リ ポソ一 ム製剤は工業上その大量生産方法に課題を有し、 凝集等に よる粒子径の増大等という点で保存安定性にも大きな欠点 を有していた。
[0012] また、 従来より栄養輪液として臨床で用いられてきた脂 肪乳剤が種々の薬物の注射用剤形として応用され、 その有 用性が知られているが、 ポ リェン抗真菌抗生物質への応用 は、 この薬物が雨親媒性であり、 大豆油への溶解性が低い ことなどの理由により、 乳剤の製造及び安定性上に大きな 欠点を有し、 この課題を克服することが困難であった。
[0013] 通常、 投与された薬物は、 その薬物分子の持つ固有の性 質により生体内を移勖分布する。 そしてその一部が作用部 位に到達し薬効を発現する。 このとき薬効発現に必要な部 位にのみ薬物が集中することが好ましいが、 一般には身体 全体に薬物は広く分布し、 不要な部位にも薬物が移動する。 時にこれが副作用の原因となる。 そこで、 薬物の体内動態 を改善することの重要性及び必要性が生じる。
[0014] 本発明者らは、 上記の事情に鍰み、 ポ リ ェン抗真菌抗生 物質のもつ分子レベルの薬理作用機構 (抗真菌作用) その ものに影簪を与えることなく、 その溶血毒性及び膂毒性を 軽減することができ、 加えて感染部位への薬物移行性にも 便れた投与剤形を検討し続けた結果、 ようやく本発明に到 達したものである。 - 本発明の目的は、 臨床の場で最も大きな真の間題である ポ リ ェン抗真菌抗生物質の锊毒性の輕減にあり、 重篤な腎 障害誘発の懸念を有することなく安全に有効量の薬物を投 与することができる製剤を提供することにあった。
[0015] 発 明 の 開 示
[0016] 本発明の要旨は、 ポ リ工ン抗真菌抗生物質を主成分とす る脂肪乳剤を製造するにあたって、 ポ リ ェ ン抗真菌抗生物 質、 単純脂質、 I) ン脂質及び水のそれぞれの構成成分の組 成比を限定したところにある。
[0017] 本発明においては、 ポリ ン抗真菌抗生物質は全体の脂 肪乳剤に対して 0. 005〜 5 % (w/v) 含有するようにする。 本発明においては、 単純脂質は全体の脂肪乳剤に対して 0. 5〜30% (w/v) 含有するようにする。 ' 本発明においては、 リ ン脂質は、 上記の単純脂質に対し て重量比にして 0. 15 〜 2倍舍有するようにする。
[0018] 本発明の構成成分である永は、 適当量を舍有するように する。
[0019] 本発明の脂肪乳剤は、 徒来知られる リ ポソ一ム製剤ある いは脂肪乳剤と比べて、 その構成要素及び含量比率におい て特徴を有している。 即ち、 大豆油等の単^脂質をリ ン脂 質で乳化してなる乳剤である点でリポソ一ムとはその構成 および構造が大きく異なる。 また、 従来種々の薬物の静脈 内投与用剤形として応用されているこれまでの脂肪乳剤に 比べて、 そのり ン脂質含量が大きく異なっている。
[0020] これらにより、 従来のリポソ ーム製剤及び脂肪乳剤では 得ることができなかった効果が得られることとなる。 21下、 これらについて詳述する。
[0021] 本発明の脂防乳剤は、 安定な脂肪乳剤としての形態を有 している。
[0022] 本発明の脂肪乳剤は、 1 zx m以上の乳剤粒子を舍むこと がない。
[0023] 本発明の脂肪乳剤の平均粒子径は、 10nm以上であって 200 nra未満の範囲内にある。 真菌感染等に起 Θする炎症反 応により血管透過性の亢進した部位で、 乳剤粒子が血管内 から病巣組織内に容易に移行するからである。
[0024] このような感染部位で選択的に、 血管より多くの本発明 乳剤粒子が移行し、 病変組織内に移行する。 これと同時に、 この乳剤粒子に包含されている薬物も病巣内に移行する。 このことにより、 薬物が容易にそして選択的に病巣部に移 行するから、.病巣部位での薬物濃度が髙まりその効果を増 大させることができる。
[0025] 本発明の脂肪乳剤の平均粒子径は、 lOOnra 以下であるこ とがより好ましい。 細網内皮系による取り込み回避が優れ る o
[0026] 加えて、 本発明の脂肪乳剤を投与した場合、 臂機能に対 するポ リ ェン抗真菌抗生物質のもつ障害性が全く認めらな い。 本発明の脂肪乳剤を適用するときは、 ポ リ ェン抗真菌 抗生物質の!?への移行置をきわめて僅かにすることができ、 その結果、 障害の軽滅が達成されたと考えることができ る。
[0027] 本発明の要旨のいま一つは、 ポ リ ェン抗真菌抗生物質の 投与剤形と して微粒子化した安定な乳剤粒子を用いるとこ ろにめる。
[0028] この微粒子化により、 上述の効果だけでなく、 細網内皮 系組織等による非特異的な薬物の取り込みが抑制されるこ となどにより、 薬物の血中濃度が持続する効果を得ること ができる。
[0029] ポリ ェン抗真菌抗生物質は比較的不安定な薬物であり、 水溶液中で徐々に分解することが知られているが、 本発明 においては、 ポ リ ェン抗真菌抗生物質は脂質の油滴中にあ るため周囲の環境から遮断された钛態で存在するので、 酵 素的又は非酵素的な分解を抑制することができ、 薬物の安 定性についても改善されることとなる。
[0030] 前述のように、 本発明に係る脂肪乳剤粒子は、 従来技術 である大豆油と卵黄レシチ ンからなる髙カロ リ一輸液を応 用した従来型脂肪乳剤に比べ、 乳剤粒子の核 (例えば大豆 油) に対して表層 (例えば精製卵黄レシチン) をその比率 において多量に使用することが特徴的である。 このことに より、 はじめてポ リ ェン抗真菌抗生物質を含有した安定な 徼粒子脂肪乳剤を得ることができる。
[0031] 本発明の脂肪乳剤においては、 単純脂質の 0. 15〜 2倍量 のリ ン脂質を用いることが必要である。
[0032] これによつて、 微粒子化により乳剤粒子の核となる部分 の表面積が増大して乳剤粒子の表層として核を覆い安定化 するために必要となる リ ン脂質の量を、 充分に供給してや ることができる。
[0033] また、 このことは、 ポ リェン抗真菌抗生物質を乳剤粒子 中に安定に保持するために必要なリ ン脂質の量を充分に補 うことにもなる。
[0034] これより少ない量では、 粗大粒子の混入が避けられず、 薬物を含有した安定な乳剤とすることができない。 これよ り多い量のリ ン脂質を用いた場合は、 リポソーム粒子の混 入が避けられず、 均一な脂肪乳剤が得られない。
[0035] 本発明におけるポ リェ ン抗真菌抗生物質の含有量は、 5 % ( /v) 以下であることが必要である。
[0036] 本発明に使用される単純脂質としては、 例えば、 精製大 豆油、 綿実油、 菜種油、 胡麻油、 コーン油、 落花生油、 サ フ ラ ワー油、 ト リ オ レイ ン、 ト リ リ ノ レイ ン、 ト リ パル ミ チ ン、 ト リ ステア リ ン、 ト リ ミ リ スチ ン、 ト リ ァラキ ドニ ン等の中性脂質を挙げることができる。 また、 コ レステ リ ルォ レー ト、 コ レステ リ ル リ ノ レー ト、 コ レステ リ ルミ リ ステー ト、 コ レステ リ リレパ レミ テー ト、 コ レステ リ Jレアラ キデー ト等のステロール誘導体をも挙げることができる。 血管内皮等に存在する種々のリパーゼ類により中性脂質 は比較的容易に分解されるのに対し、 コ レステロ ール誘導 体はこれらの酵素による分解を受けにく く体内での安定性 が更に増すから、 本発明の構成成分として好ましい。
[0037] 本発明に使用される リ ン脂質としては、 例えば、 卵黄、 大豆、 牛、 豚等由来のリ ン脂質、 純合成的若しく は半合成 的に得られる リ ン脂質を挙げることができる。 即ち、 ホス フ ァチジルコ リ ン、 ホスフ ァチジルエタ ノ ールァ ミ ン、 ホ スファチジルセ リ ン、 ホスフ ァチジルイ ノ シ ト ール、 ホス ファチジルグリセ口一ル等を挙げることができる。
[0038] 例えば、 卵黄ホスフ ァチジルコ リ ン、 大豆ホスフ ァチジ jレコ リ ン、 ジノヽ ' Jレミ ト イ Jレホスフ ァチジ レコ リ ン、 ジ ミ リ ス ト イ ルホスフ ァチジルコ リ ン、 ジステア TPィ ルホスフ ァ チジルコ リ ン、 ジォ レオイ ルホスフ ァチジルコ リ ン、 ジパ ルミ ト イ ルホスフ ァチジルグリ セ D —ル等が挙げられる。 これらの水素添加物も用いることができる。 なかでも好ま じい代表例として、 精製卵黄レシチンを挙げることができ o
[0039] また、 乳剤粒子に表面荷電を賦与するためにステアリル ァ ミ ン、 ジセチルホスフェー ト、 ホスファチジン酸、 ホス ファチジルグリセロール等の荷電を有する脂燹を用いるこ ともできる。
[0040] 本発明の脂肪乳剤の製造にあたっては、 従来から行われ てきた種々の乳剤製造法をそのまま応用することができる。 例えば、 薬物を含めた全構成成分をマン ト ンーガウ リ ン型 等の加圧噴射式ホモジナイザー、 ミ ク αフルイダィザ一、 超音波ホモジナイザー等により充分に徴钿化して形成せし める方法が一般的である。
[0041] この時、 一般に知られる乳化補助剤または安定化剤とし て生理的に受け入れられるステロール類、 脂肪酸あるいは それらの誘導 ft等を加えることもできる。 これらの代表例 と しては、 コ レステロール、 ォレイ ン酸等を挙げることが できる。
[0042] 本発明の脂肪乳剤の形状や粒子径は、 電子顕微鏡、 光散 乱方式の粒子径分析装置、 メ ンブレンフィルターによる瀘 過等により容易に確認することができる。
[0043] 本発明の脂肪乳剤には、 より髙ぃ利用価值を取得するた めに他の成分を添加することができる。 このような成分と して、 一般に注射剤に用いられる添加剤及び補助物質など を挙げることができる。 例えば、 酸化防止剤、 防腐剤、 安 定化剤、 等張化剤、 緩衝剤等を挙げることができる。 これ らの添加剤、 補助物質等の要求量及び最適量は、 その目的 に応じて変化させることができる。
[0044] 上記のようにして得られる本発明の脂肪乳剤は、 必要に 応じて滅菌 (例えば據過滅菌ゃ髙圧蒸気滅菌等) し、 窒素 ガスとともにアンプル中に封入することができる。 また、 必要に応じて凍結乾燥することができる。 凍結乾燥させた 本発明の脂肪乳剤は、 適当な溶液の添加によって復元する ことができる。
[0045] 本発明の脂肪乳剤は、 真菌感染症やウイルス感染症等の 治療又は予防を目的としてヒ トまたは種々の勖物の静脈内 に投与するのが一般的である。 この場合、 乳剤粒子の粒子 径等の管理を十分に行う必要がある。
[0046] 静脈用注射剤においては、 一般に 1 ju m以上の粒子が混 在す'ると、 種々の毒性が発現することが知られている。 本 発明の脂肪乳剤は、 必要に応じて従来品同様、 動脈内、 筋 肉内、 髄腔内及び皮下等に注射剤として投与することがで きる。 また、 本発明の脂肪乳剤は、 点眼剤、 点 *剤、 経口 投与剤、 吸入剤、 膀胱注入剤または坐剤ゃ軟脊等としても 製剤化し使用することができる。 この場合においても、 医 薬上許容される基剤、 賦形剤等の添加剤を本発明の脂肪乳 剤に添加することができる。
[0047] 本発明の脂肪乳剤の投与量は、 投与ルー ト、 剤形、 症状、 目的によって異なるが、 乳剤として一般に、 1〜1000^ノ 回で充分である。 ポ リ ェン抗真菌抗生物質としての投与量 は、 成人あたり一般に 1〜 200mg Z回である。
[0048] 本発明に適用することができるポリ ェン抗真菌抗生物質 と して、 アムホテ リ シン Bのほかに、 アムホテ リ シン Bメ チルエステル、 ナイ スタチン、 ト リ コマイ シン、 ピマ リ シ ン等を挙げることができる。
[0049] 本発明によれば、 ポ リ ェ ン抗真菌抗生物質の臨床上の利 用価値を著しく高めることができる。 本発明の効果として は、 徒来の問題点を克服し、 ①ポリ ェン抗真菌抗生物質の もつ溶血毒性のみならず、.真の改善踝題であった!?毒性に ついても著しく fe滅したこと、 ② 病巣への薬物移行性を 改善したこと、 ③細辋内皮系による取り込みを抑制したこ と、 ④包舍する薬物の血中濃度の持続を可能としたこと、 ⑤保存時の安定性を確保したこと、 ⑥製造コス トを低減さ せたこと、 等を挙げることができる。 これらの効果は、 本 発明により初めて実現したものである。
[0050] 本発明の脂肪乳剤の構成成分は、 従来から医療現場にお いて医療用として用いられてきた医療上許容される脂質を 主とするため、 極めて安全に使用することができるもので める。
[0051] (以下次頁) 発明を実施するための最良の形態
[0052] ^下に本発明の脂肪乳剤の製造に Kする実施例をあげて 本発明をさ らに詳しく説明するが、 本発明がこれらのみに 限定されるものではないことは明白である。
[0053] 製造例 1
[0054] アムホテ リ シン B 3 mg、 精製大豆油 0. 5g 及び精製卵黄 レシチン 0. 5g をク ロ口ホルム Zメ タノ ール(1/1、 v/v)混 液 lOOmg中で混合溶解した後、 ロータ リ ーエバポレーター で減圧下溶媒を完全に除去する。 これに、 等張リ ン酸緩衝 液を 8 m 加えホモジナイザーで撹拌し粗乳化液とする。 等 張リ ン酸緩衝液を加えて 10m£に定容した後、 氷冷下、 超音 波ホモジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分間 乳化し、 平均粒子径 45nroの極めて微細なアムホテ リ シン B を舍有する脂肪乳剤を得た。
[0055] 製造例 2
[0056] アムホテ リ シン B 3 g 、 精製大豆油 50 g 及び精製卵黄レ シチン 15g を約 601で加温混合し、 これに、 等張リ ン酸緩 衝液を 500«£加えホモミキサーで撹拌し粗乳化液とする。 粗乳化液をマン ト ン一ガウ リ ン型ホモジナイザーにより髙 圧乳化し、 平均粒子怪 70nmのきわめて微細なアムホテ リ シ ン Bを舍有する脂肪乳剤を得た。
[0057] 製造例 3
[0058] アムホテ リ シン B 30rag、 精製大豆油 0. 6g 及び精製卵黄 レシチン 0. 5g をクロ口ホルム Zメタノ ール(1/1、 v/v)混 液 100m£中で混合溶解した後、 ロータ リーエバポレーター で減圧下溶媒を完全に除去する。 これに、 0. 24Mグ IIセ リ ン水溶液 8 »ι£を加えホモジナイザーで撹拌し粗乳化液とす る。 0. 24 M のグ ) セ リ ン水溶液を加えて 10m£に定容した 後、 永冷下、 超音波ホモジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分 K乳化し、 平均粒子径 93nmの棰めて微細な アムホテ リ シン Bを舍有する脂肪乳剤を得た。
[0059] 製造例 4
[0060] 了ムホテ リ シン B 2 g 、 精製大豆油 20g 及び精製卵黄レ シチン 30g を約 60 *Cで加温混合し、 これに、 0. 24 M のグ リセ リ ン永溶液を 100 ^加えホモミキサーで攪拌し粗乳化 液とする。 粗乳化液をマイ ク ロフルイダイザ一により髙圧 乳化し、 平均粒子径 20nroのきわめて徴钿な丁ムホテ リ シン Bを舍有する脂肪乳剤を得た。
[0061] 製造例 5
[0062] アムホテ リ シン B 1 mg、 コ レステ リ ルォレー ト 0. 5g 及 び精製卵黄レシチン 0. 5g をク π口ホルム/メ タ ノ ール (
[0063] 1/1 、 v/v)混液 100πι£中で混合溶解した後、 ロータ リ ーェ バポレーターで減圧下溶媒を完全に除去する。 これに、
[0064] 0. 24 Μ のグリセ リ ン氷溶波 8 ra£を加えホモジナイザーで 撹拌し粗乳化液とする。 0, 24 U のグリセ リ ン氷溶液を加 えて 10m£に定容した後、 超音波ホモジナイザー (ブランソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分簡乳化し、 平均粒子 S 55nmの極 めて微細なアムホテ リ シン Bを会有する脂肪乳剤を得た。 製造例.6
[0065] アムホテ リ シン B 3 mg、 精製大豆油 0. 5g 及び精製卵黄 レシチン 0. 4g 、 ジミ リ ス ト イ ルホスフ ァチジルグリ セ u ール 0. lg をクロ口ホルム/メタノ ール(1/1、 v/v)混液 lOOmi中で混合溶解した後、 ロータ リ ーエバポレーターで 滅圧下溶媒を完全に除去する。 これに、 9 %ラク トース氷 溶液 8 ^を加えホモジナイザーで攪拌し粗乳化液とする。 9 %ラク トース水溶液を加えて 10m£に定容した後、 超音波 ホモジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳 化し、 平均粒子径 48nmの極めて徴钿なァ ホテ リ シン Bを 含有する脂肪乳剤を得た。
[0066] 製造例 7 '
[0067] アムホテ リ シン B 3 mg、 精製大豆油 0. 5g 及び氷素添加 卵黄レシチン 0. 4g 、 コ レステロールお lgをク ロ 口ホル厶 /メ タノ ール(1/1、 v/v)混液 lOOmg中で混合溶解した後、 一タ リ一エバポレーターで減圧下溶媒を完全に除去する。 これに、 9 %ラク トース水溶液 8 m£を加えホモジナイザー で撹拌し粗乳化液とする。 9 %ラク トース水溶液を加えて 10ra に定容した後、 超音波ホモジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳化し、 平均粒子 S 31mnの極めて 微細なアムホテ リ シン Bを舍有する脂肪乳剤を得た。
[0068] 製造例 8
[0069] 製造例 1、 5および 6で得られたアムホテ リ シン B含有 医薬組成物に了ルブミ ン 0. 5g を加え、 その後凍結乾煜処 理を行い、 乾燥製剤を得た。
[0070] 本発明の了ムホテ リ シン B含有医薬組成物の特性評価試 験結果を以下に記す。 各試験においては、 市販の了ムホテ リ シン B製剤、 従来技術である各種の了厶ホテ リ シン B含 有リ ボソーム製剤、 及び従来技術である脂肪乳剤を、 比較 のために用いた。 各試料の詳細を以下に記す。
[0071] 検体試料 1 :製造例 1 で得られた本発明の了ムホテ リ シン B舍有医薬組成物。
[0072] 検体試料 2 : 製造例 3で得られた本発明のアムホテ リ シン B含有医薬組成物。
[0073] 対照試料 1 :市販の注射用了ムホテリ シン B製剤 (商品名 : ファ ンギゾン (登録商標) 、 日本スクイ ブ)
[0074] 対照試料 2 : 文献 1 に従い調製した、 ジミ リ ス トイ ルホス フ ァチジルコ リ ン : ジ ミ リ ス トイ ルホスフ 丁チジルグリ セ ロ ール = 7 : 3のモル比よりなるマルチラメ ラ リ ボソーム に分類される了ムホテ リ シン B含有!) ポソーム製剤。
[0075] 対照試料 3 : 文献 1 に従い調製した、 ジミ リ ス トイルホス ファチジルコ リ ン : ジミ リ ス トィ ルホスフ ァチジルグリセ ロール = 7 : 3のモル比よりなり、 超音波処理後に得られ るスモールュニラメ ラ リ ボソームと分類されるアムホ亍 リ シン B含有リ ポソーム製剤。
[0076] 対照試料 4 : 文献 1 に従い調製した、 精製卵黄レシチンよ りなり、 超音波処理後に得られるスモールュニラメ ラ リ ポ ソームと分類されるアムホテ リ シン B含有リポソーム製剤。 •
[0077] 対照試料 5 : 文献 2 に従い調製した、 精製大豆油及び精製 卵黄レシチンよりなるアムホテ リ シン B含有脂肪乳剤。 試験例 1 : 溶血性試験
[0078] 精製ラ ッ ト赤血球に対する溶血作用について検体試料 1 及び対照試料 1 について試験管内で試験した結果を図 1 に 示した。 对照試料 1 は、 極めて低濃度 ( 0. 1 /i g Z mf JSl上 ) のアムホテ リ シン B濃度で顕著な溶血性を示したが、 検 体試料は 200倍以上の濃度でもほとんど溶血性を示さなか つた。 本発明の脂肪乳剤は従来知られる リ ポソ一ム製剤及 び脂肪乳剤製剤と同様にアムホテ リ シン B自身の持つ溶血 毒性を大幅に輕減することが明らかである。
[0079] 試験例 2 :急性毒性試験 (i n v i vo )
[0080] 実験動物として d d Y系雄性マウス (体重約 20g ) を用 い、 各々の検体試料及び対照試料を尾静脈より静脈内投与 し、 その急性毒性を評価した。 図 2及び図 3にそれぞれ一 回投与後 1時龆及び 72時間後のマウスの生 率を示した。 図 2 に示した投与後 1時間後に評価した生存率は、 主と して了ムホテ リ シン Bの持つ溶血性に起因した毒性評価を 表している。 検体試料はいずれもきわめて低毒性であった。 対照試料のうち、 2及び 3 は溶血性に起因する毒性の低下 が認められた。 しかし、 対照試料 1、 4及び 5 については 急性毒性の柽減は認められなかった。
[0081] 図 3に示した投与後 72時間後に評価した生存率は、 主と ムホテ リ シン Bの持つ??毒性に起因した毒性評価を 6
[0082] 表している。 検体試料はいずれもきわめて低毒性であった。 しかし、 対照試料はいずれも毒性が発現し、 検体試料に比 ぺ腎毒性が著しいことが示された。
[0083] 本発明の脂肪乳剤は従来知られる リ ポソ一ム製剤及び脂 肪乳剤製剤に比較して、 投与直後にみられる溶血毒性のみ ならず、 特に緊毒铨に起因すると考えられる投与後 72時間 で評価した場合の毒性餒減効果が顕著であることが明らか である。
[0084] 試験例 3 : 腎臓中薬物量 (腎への移行性)
[0085] 実験動物として S D系雄性ラ ッ ト (体重約 250g ) を用 い各々の検体試料及び対照試料を尾静脈より静脈内投与し た。 投与量はアムホテ リ シン Bとして 1 ragZ kgとした。 投 与 18時間後、 胬臓を摘出し、 ホモジナイズした後、 腎臓中 のアムホテ リ シン B濃度を髙速液体ク口マ トグラフィ 一に て測定した。 その結果を表 1 に示した。
[0086] 検体試料を投与した場合の1 臓中了ムホテ リ シ ン B癀度 は、 いずれも測定限界以下であつたが、 対照試料を投与し た場合は、 いずれも高濃度の了ムホテ リ シン Bが検出され た。
[0087] 本発明の脂防乳剤は従来知られる リポソ一ム製剤及び脂 肪乳剤製剤に比べ、 顕著な臂臓への薬物移行性の改善 (移 行性の低下) を達成することが明らかである。 表 1 アムホテ リ シン Bの??移行量
[0088]
[0089] (平均植士標準偏差、 II == 3 ) 試験例 4 : 膂機能評価
[0090] 実験動物として S D系雄性ラ ッ ト (体重約 250g ) を用 い各々の検体試料及び対照試料を尾静脈より静脈内投与し た。 投与量はアムホテ リ シン Bとして 1 nigZ kgとし、 24時 間毎に計 3回投与した。 最終投与 24時間後に頸静脈より採 血し血清を得た。 臂機能の指標と して用いられる血清中尿 素窒素量 (B U N ) を市販の測定キッ トを用いて測定した 結果を表 2に示した。 なお、 コ ン ト ロ ールとして生理食塩 永を同様に投与して得た血清を用いた。
[0091] (以下次頁) .
[0092] 表 2 胥機能の血清生化学的評価
[0093] 検体試料を投与した場合の B U N濃度は、 いずれもコ ン トロールと差が認められず、 腎機能に全く障害は認められ なかった。 しかし、 封照試料を投与した場合は、 いずれも 顕著に髙ぃ B U N濃度を示し、 胬機能の獐害が認められた t 本発明の脂肪乳剤は従来知られる りポソ一ム製剤及び脂肪 乳剤製剤に比べ、 臂臓機能の障害性の顕著な改善を達成す ることが明らかである。
[0094] 試験例 5 :血中濃度推移
[0095] 実験動物として S D系雄性ラ ッ ト (体重約 250g ) を用 い各々の検体試料及び对照試料を尾静脈より静脈内投与し た。 投与量は丁ムホテ リ シン Bとして l rog/ kgとした。 投 与後、 各時藺において顥静脈より少量採血し血漿を得た。 血漿中のアムホテリ シン B濃度は髙速液体ク口マ トグラフ ィ 一にて測定した。 その結果を図 4に示した。
[0096] いずれの検体試料を投与した場合も、 その血漿中ァ厶ホ テ リ シン B濃度推移は、 いずれの对照試料より高いことが 示された。 一方、 いずれの対照試料を投与した場合も、 速 やかに血漿中濃度が低下した。 本発明の脂肪乳剤は従来知 られる リポソ一ム製剤及び脂防乳剤製剤に比べ、 アムホテ リ シン Bの顕著な血中濃度の持続が達成されることが明ら かである。
[0097] 試験例 6 : 炎症部位への薬物移行性
[0098] 真菌等に感染した部位は炎症反応を起こすことが知られ ているので、 そのモデル系と して、 実験的炎症部位への薬 物移行性について評価した。
[0099] 実験動物として S D系雄性ラ ッ ト (体重約 250 g ) を用 い、 胸腔内に 2 % —力ラゲニン 0. 1m£を投与し、 実験的 胸膜炎を作製した。 2. 5時簡後、 各々の検体試料及び対照 試料を尾静脈より静脈内投与した。 投与量はアムホテ リ シ ン Bとして 1 mgZ k gとした。 投与後、 各時間において腹部 大勖脈より放血致死せしめ、 胸腔内に漏出している浸出液 を得た。 浸出液中のアムホテ リ シン B濃度は髙速液体ク口 マ トグラフィ 一にて測定した。 その結果を図 5 に示した。 いずれの検体試料を投与した場合も、 その浸出液中アムホ テ リ シン B潔度推移は、 いずれの対照試料よりも髙いこと が示された。 本発明の脂肪乳剤は従来知られる リ ボソーム 製剤及び脂昉乳剤製剤に比べ、 顕著な炎症部位 (感染部位 ) への集積性を有し、 より有効で安全な薬物療法が達成さ れることが明らかである。 試験例 7 :粒子径の測定
[0100] 検体試料 1及び検体試料 2の乳剤粒子の粒子径について、 レーザー光による勖的光散乱粒子径測定装置を用いその粒 子痊について評価した。 その結果、 検体試料 1の粒子径は、 約 20〜約 80nmであった。 また、 1 ju m以上の粒子を含まな かった。 検体試料 2の粒子径は、 約 70〜 200nroであった。 また、 1 ju m以上の粒子を含まなかった。
[0101] 本発明の脂肪乳剤はきわめて微細で、 均一な乳剤粒子よ りなることが明らかである。 また、 静脈内に投与する際、 毒性上問題となる 1 m£l上の粒子を含まないので、 有効 で安全な薬物癍法が達成されることが明らかである。
[0102] 試験例 8 :抗真菌試験 (i n vitro)
[0103] サブ —培地にてカ ンジダ菌 (C. Albi cans) を培篓し、 各々の検体試料及び对照試料を培地に添加し、 カ ンジダ菌 の生育を阻止する最低アムホテリ シン B ¾度を求め、 各試 料の抗真菌活性を評価した。 結果を表 3に示したように、 各種試料ともきわめて微量のアムホテり シン B濃度で、 抗 真菌活性を示し、 カ ンジダ菌の生育を抑制した。
[0104] 本発明の脂肪乳剤は、 了ムホ亍 リ シン B自身の持つ抗真 菌活性に悪影響を全く与えず、 有效で安全な薬物療法が達 成されることが示された。
[0105] (以下次頁) 表 3 抗真菌活性 (i n v i tro)
[0106]
[0107] 図面の簡単な説明
[0108] 図 1 は検体試料 1及び対照試料 1のラ ッ ト赤血球を用い た試験管内での溶血性試験結果を示す。 横軸はアムホテ リ シン B濃度 (ju g / mg ) を表し、 緩軸は溶血率を%で表す。 •印線は検体試料を、 〇印線は対照試料を示す。
[0109] 図 2 は各検体試料及び各対照試料をマウスに投与し、 1 時間後に評価したマウスの生存率により各試料の毒性を評 価した結果である。 横軸は、 ァ厶ホテ リ シン Bとしての投 与量を表し、 縦軸はマウスの投与 1時間後の生存率を表す。 各着印線にそれぞれの試料名を付記する。
[0110] 図 3は各検体試料及び各対照試料をマウスに投与し、 72 時間後に評価したマウスの生存率により各試料の毒性を評 価した結果である。 横軸は、 ァ厶ホテ リ シン Bとしての投 与量を表し、 縦軸はマウスの投与 72時間後の生存率を示す。 各暴印線にそれぞれの試料名を付記する。
[0111] 図 4は各検体試料及び各対照試料をラ ッ トに投与した後 の血漿中アムホテ リ シン B '濃度推移を示す。 横軸は各試料 投与後の時間 (時間〉 柽 を、 縦軸は血漿中了ムホテ リ シ ン B濃度 (ju g Zm£ ) を示す。 〇印線は検体試料 1の場合 を、 肇印線は検体試料 2の場合を、 醺印線は対照試料 1の 場合を、 ▲印線は対照試料 2 の場合を、 Δ印線は对照試料 5 の場合をそれぞれ示す。
[0112] 5は実験的胸膜炎モデルラッ トにおいて、 各検体試料 及び各対照試料を投与した後の胸腔内浸出液中アムホテリ シン B濃度推移を示す。 横軸は各試料投与後の時閒 (時間 ) 柽過を、 縦軸は浸出液中アムホ亍 リ シン B '濃度 ( I g Z id ) を示す。 〇印線は検体試料 1の場合を、 馨印線は検体 試料 2の場合を、 画印線は対照試料 1の場合を、 ▲印線は 対照試料 2の場合を、 △印籙は対照試料 5の場合をそれぞ れ示す。 '
[0113] 産業上の利用可能性
[0114] 以上のように、 本発明に係る脂肪乳剤は、 医薬用製剤と してアムホテリ シン B等のポリェン抗真菌抗生物質を有効 量安全に投与することができる。
权利要求:
Claims請 求 の 範 西
1. (a)全体の 0.005〜 5 % (w/v) のポ リ ェン抗真菌抗生 物質、 ()全体の G.5〜30% (w/v) の単純脂質、 (c)単純脂質 に対して 0.15〜 2倍 (重量比) のリ ン脂質、 及び、 (d)適 当量の水、
の上記 )、 (b)、 (c)及び (d)を舍有することを特徴とする脂肪 乳剤、 又はその凍結乾燥製剤。
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