![]() Feuille de polystyrene expanse extrude presentant un relief ondule et procede de production de cette
专利摘要:
公开号:WO1991007273A1 申请号:PCT/JP1990/001456 申请日:1990-11-09 公开日:1991-05-30 发明作者:Keiji Shimpo;Hideki Morimatsu;Hiroaki Kanki 申请人:Dow Kakoh Kabushiki Kaisha; IPC主号:B29C59-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 発明の名称 [0002] 凹凸模様付押出発泡ポリスチレン板及びその製造方法 [0003] 技術分野 [0004] 本発明は、 例えば弁当箱や贈答用の包装箱等として利用される折り箱や溶着 箱の材料として好適に利用でき、 また建築資材としても有用な、 凹凸模様付の 押出発泡ポリスチレン板及びその製造方法に関する。 [0005] 背景技術 [0006] 従来、 ビーズ発泡成形のように成形型による凹凸模様付けができない押出発 泡によって製造される押出発泡ポリスチレン板 (以下 「発泡板」 という) の表 面に凹凸模様を付す方法としては、 次のようなものが知られている。 [0007] (1) 発泡板表面に、 例えば焼き印状の加熱型を近づけて、 当該加熱型に対応す る部分を軟化させる程度の熱を加えて二次発泡させ、 これによつて表面を部分 的に盛り上げて凹凸模様とする二次発泡法 (特開昭 61-72522号) 。 [0008] (2) 発泡板表面に、 例えば焼き印状の加熱型を押し当て、 その形状に沿って表 面を溶融陥没させて凹状の模様とする溶融スタンプ法。 [0009] (3) あらかじめ凹凸成形したフィルム又はシートを発泡板の表面に張り合せて 凹凸模様を付す凹凸フィルム複合法。 [0010] (4) 発泡板の表面に、 発泡性を有するインキを塗布又は転写し、 インキを発泡 させて凹凸模様とする発泡ィンキ法。 [0011] ところで、 上記二次発泡法及び溶融スタンプ法では、 模様付け時に、 発泡板 と加熱型の位置がずれると、 付される模様が崩れてしまうので、 発泡板と加熱 型を一定位置に留め、 1つの加熱型で付せる模様を一単位として、 一単位毎に 模様付けを行うのが最も簡単である。 しかしながら、 このようにしたのでは、 連続的に発泡板を移送しながら模様 付けを行うことができず、 製造効率が低下する原因となる。 これは、 発泡板と 同期して加熱型も移動するようにすれば解決できるが、 装置が複雑で大型化し てしまうと共に微妙な調整が必要となる。 また、 一単位毎の模様付けでは、 こ れを多数設けた場合の模様間の均一性が得にくいばかりか、 これをずれなく連 ねて連続模様とするのが困難である。 [0012] 従って、 二次発泡法や溶融スタンプ法は、 部分的模様付けにしか利用されて おらず、 得られる凹凸模様付発泡板も、 模様付けによる外観向上が不十分なも のでしかない。 [0013] 前記凹凸フィルム複合法は、 フィルム又はシートという、 発泡板以外の材料 を用意する必要上、 材料コストが高く付くばかりか、 これを凹凸成形してから 発泡板に張り合せて複合化するので、 加工工程が複雑になる問題がある。 ま た、 得られる凹凸模様付発泡板は、 その表面がフィルム又はシートと.なってし まうため、 非発泡樹脂特有のテカテ力した安っぽさがでてしまい、 外観の向上 が不十分である。 [0014] 更に前記発泡ィンキ法は、 ィンキを所望の模様に合せて正確に塗布又は転写 するのに熟練を要するので、 手軽な凹凸模様付手段としては利用しにくい問題 がある。 また、 得られる凹凸模様付発泡板は、 さほど立体感のある凹凸模様を 有するものではないので、 やはり外観向上の面での不満が残ると共に、 特殊な ィンキを使用するので、 コス卜アップの原因ともなつている。 [0015] 本発明は、 上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、 立体感のある明瞭な 連続模様を、 簡便かつ連続的に形成できるようにすると共に、 大きく外観を向 上させた発泡板とすることをことをその解決すべき課題とするものである。 上記課題を解決するために本製造方法の発明において講じられた手段は、 第 2図及び第 3図と、 第 4図及び第 5図とに示されるように、 大別して二つに分 けることができる。 その第一は、 発泡板 2の被押圧部を凹部 6とすることで凹 凸模様を形成する方法である (以下 「押圧法」 という) 。 また、 第二は、 発泡 板 2を加熱により二次発泡させて凸部 5とすることで凹凸模様を形成する方法 である (以下 「二次発泡法」 という) 。 [0016] 押圧法は、 基本的には特許請求の範囲第 1項及び第 2項に係る製造方法で、 これには第 1図 (a ) 及び第 2図に示される固定型 3を用いる方法と、 第 1図 ( b ) 及び第 3図に示される回転型 4を用いる方法がある。 [0017] まず、 固定型 3を用いる押圧法を説明すると、 スキン層 1を有する発泡板 2 の表面に固定型 3を接触させながら両者を相対的に移動させることによって、 発泡板 2の表面に凹部 6を形成する方法である。 また、 回転型 4を用いる押圧 法は、 スキン層 1を有する発泡板 2の表面に回転型 4を接触させながら、 回転 型 4の回転と同期させて両者を相対的に移動させることによって、 発泡板 2の 表面に凹部 6を形成する方法である。 [0018] また、 二次発泡法は、 基本的には特許請求の範囲第 4項及び第 5項に係る製 造方法で、 これにも第 1図 (a ) 及び第 4図に示される固定型 3を用いる方法 と、 第 1図 (b ) 及び第 5図に示される回転型 4を用いる方法がある。 [0019] 固定型 3を用いる二次発泡法を説明すると、 スキン層 1を有する発泡板 2と 加熱された固定型 3を相対的に移動させながら、 固定型 3の熱で発泡板 2を加 熱して部分的に二次発泡させる方法である。 また、 回転型 4を用いる二次発泡 法は、 スキン層 1を有する発泡板 2と加熱された回転型 4を、 回転型 4の回転 と同期させて相対的に移動させながら、 回転型 4の熱で発泡板 2を加熱して部 分的に二次発泡させる方法である。 [0020] 本発明に用いる固定型 3とは、 一定の同じ部分が発泡板 2と向き合つてい て、 この部分が変動しない加工型をいう。 これに対して回転型 4とは、 発泡板 2と向き合う部分が、 それ自身の回転によって変動する口一ラー形の加工型を いう。 尚、 以後単に 「型」 とした場合には、 固定型 3と回転型 4の両者を意味 するものとする。 [0021] 型 3 , 4と発泡板 2の相対的移動は、 各々いずれか一方を移動させることで 行っても、 両者を移動させることで行ってもよい。 また、 回転型 4を用いた押 圧法及び二次発泡法で行われる回転型 4の回転との同期とは、 回転型 4と発泡 板 2の相対的移動方向をこの回転に逆らうことのない順方向にし、 かつ回転型 4と発泡板 2の相対的移動速度を回転型 4の周速とほぼ等しくすることをい う。 この同期は、 回転型 4と発泡板 2が摺れ合って、 形成される凹凸模様が崩 れてしまうのを防止するためのものである。 [0022] 本発明で用いる発泡板 2は、 スキン層 1を有するものである。 このスキン層 1 とは、 押出発泡成形時に表面部分に形成される微発泡部分のことをいう。 即 ち、 スキン層 1は、 発泡板 2の全体より密度が高い層となっている。 [0023] 発泡板 2の発泡倍率は、 スキン層 1を除いた部分 (以下 「中央部」 という) で 1 0倍〜 5 0倍、 スキン層 1で 5倍〜 2 0倍程度であることが好ましい。 中 央部の発泡倍率が低過ぎたり、 スキン層 1の発泡倍率が高過ぎると、 押圧法と 二次発泡法のいずれの場合にも明瞭な凹凸模様が得にく くなる。 また、 中央部 の発泡倍率が高過ぎると、 加工に耐える強度が得にくく、 スキン層 1の発泡倍 率が低過ぎると、 テカテ力した安っぽさを生じる原因となる。 [0024] スキン層 1の強度が弱過ぎても強過ぎても加工しにく くなるので、 スキン層 1の厚さは 1 0 ίχ π! 〜 5 0 0 m であることが好ましい。 また、 発泡板 2の全 体厚みは、 折り箱や溶着箱等の用途としては 2 mn!〜 1 0 mm、 建築資材等と用途 としては 5匪〜 5 0讓であることが好ましい。 [0025] 以下、 上述した押圧法と二次発泡法の二つの方法に分けて、 本発明に係る製 造方法を更に説明する。 [0026] ( 1 ) 押圧法 型 3, 4の発泡板 2表面への接触は、 通常、 部分接触である。 即ち、 発泡板 2表面の全面に型 3 , 4が接触されるのではなく、 発泡板 2表面の一部に型 3, 4が接触されるのが通常である。 しかし、 強く接触される部分と、 弱く接 触される部分とに分けて全面接触とすることもできる。 [0027] 以下、 調整の容易な部分接触を主にして更に説明する。 [0028] 固定型 3の発泡板 2への部分接触は、 例えば第 2図 (a ) 〜 (c ) に示され るように、 固定型 3の発泡板 2との接触側を凹凸状にして、 成形部 7と非成形 部 8を形成することで行うことができる。 また、 回転型 4の発泡板 2への部分 接触は、 例えば第 3図 (a ) に示されるように、 周面を凹凸状にして、 成形部 7と非成形部 8を形成したり、 同 (b ) に示されるように、 複数の回転型 5を 間隔を開けて配置して、 成形部 7と非成形部 8を形成することで行うことがで きる。 [0029] 上記部分接触の具体例において、 非成形部 8を発泡板 2表面に軽く当るよう にすれば全面接触とすることができる。 [0030] 凹凸の形成は、 型 3 , 4と接触する部分の発泡板 2表面を窪ませることに よって行われる。 即ち、 この窪まされた部分が凹部 6となり、 他の部分がこの 凹部 6に対して凸部 5となることで凹凸が形成される。 また、 全面接触の場 合、 型 3 , 4が強く接触する部分の発泡板 2表面を大きく窪ませる一方、 弱く 接触する部分の発泡板 2表面を小さく窪ませるか弾性回復させられる程度に圧 縮することで行われる。 [0031] 上記凹部 6を形成する窪み付けは、 型 3, 4の平坦な成形部 7の単なる押圧 により行ってもよいが、 型 3, 4と接触する部分の発泡板 2表面を窪ませると 共に、 当該部分のスキン層 1を剥ぎ取ったり切断しながら行うことが好まし レ、。 このようにすると、 スキン層 1の有無による凸部 5と凹部 6の質感の相違 や、 凹部 6が深く形成されることにより、 明瞭で変化に富む凹凸模様とするこ とができる。 [0032] 上記スキン層 1の剥ぎ取りや切断は、 各型 3 , 4を発泡板 2に押し付けるこ とに加えて、 各型 3 , 4の成形部 7を、 これらを行いやすい形状とすることで 行うことができる。 [0033] これを更に具体的に説明すると、 例えば、 第 2図 (a ) に示されるように、 その成形部 7をヤスリ状の粗面として、 発泡板 2の表面を剥ぎ取ることができ るようにしたり、 第 2図 (b ) 及び第 3図 (a ) に示されるように、 成形部 7 をナイフ状にして、 発泡板 2の表面に切り込みを入れられるようにすることで 行うことができる。 [0034] 特許請求の範囲第 3項の発明のように、 型 3, 4はいずれも加熱することが 好ましい。 この加熱を行うことにより、 その成形部 7と接触した発泡板 2の表 面を軟化又は溶融させれば、 明瞭な凹部 6の形成が容易となると共に、 凹部 6 の状態に変化を付けやすくなる。 [0035] 上記加熱温度は、 6 0 °C〜2 3 0 °C程度であることが好ましい。 加熱温度が 低過ぎると加熱した効果が得にくく、 逆に高過ぎると過剰溶融により得られる 凹凸模様が崩れやすくなる。 [0036] 以下、 上記加熱温度領域を区切って、 当該領域で得やすい特徴を説明する。 ① 6 0 °C〜 1 0 0 °C [0037] ポリスチレンがやや軟化されるので、 一般にいずれの型 3, 4において も、 加熱温度が上昇するに従つて凹部 6の形成が容易となる。 [0038] 特に第 2図 (a ) の固定型 3では、 成形部 7のヤスリ状粗面によって、 凹 部 6に木目状の筋が付きやすくなる。 [0039] 第 2図 (b ) の固定型 3や第 3図 (a ) の回転型 4では、 鋭い接触部 7で なくとも深い凹部 6を形成しやすくなる。 [0040] 第 2図 (c ) の固定型 3や第 3図 (b ) の回転型 4では、 凹部 6と凸部 5 共にスキン層 2が残されるが、 凹部 6のスキン層 1が熱によってやや艷消し 状となり、 光沢のあるスキン層 1が残される凸部 5と質感が相違する凹部 6 とすることができる。 [0041] ② 1 0 0 °C〜 1 7 0 °C [0042] ポリスチレンが熱変形しゃすくなり、 更に凹部 6を形成しやすくなる。 特に第 2図 (a ) の固定型 3では、 凹部 6に木目状の筋がきれいに付けら れるようになり、 第 2図 (b ) の固定型 3や第 3図 (a ) の回転型 4による 切り込みも一層容易となる。 [0043] 第 2図 (c ) の固定型 3や第 3図 (b ) の回転型 4でも比較的深い凹部 6 を形成しやすくなると共に、 凹部 6のスキン層 1に生じる艷消し状態が一層 顕著なものとなる。 [0044] ③ 1 7 0 °C〜2 3 0 °C [0045] ポリスチレンは溶融状態となり、 ポリスチレンの溶融による凹部 6の形成 が行われる。 [0046] 特に固定型 3では、 溶融したポリスチレンが粒状に凹部 6に付着するよう になり、 この付着物によって凹凸模様に変化を付けることもできる。 [0047] 第 2図 (b ) の固定型 3や第 3図 (a ) の回転型 4では、 切り込みと同時 に両側を溶融させることで、 より幅の広い溝状の切り込みを凹部 6として形 成することができるようになる。 [0048] 第 2図 (c ) の固定型 3や第 3図 (b ) の回転型 4でも、 凹部 6のスキン 層 1が溶融除去されることになり、 スキン層 1がそのまま残る凸部 5と大き く質感が相違する凹部 6を形成することができる。 [0049] 型 3, 4を加熱した場合に得られる上述の内容は、 型 3, 4の成形部 7に積 極的に接触されることで形成される凹部 6に生じることであるが、 型 3 , 4の 熱を凸部 5として残される部分に作用させることで凹凸模様の形成に寄与させ ることもできる。 [0050] 即ち、 凸部 5として残される部分に、 当該部分が後述する二次発泡する程度 の温度が加わるようにすれば、 接触部 7による凹部 6の形成と共に、 凸部 5を 二次発泡により更に盛り上げることができ、 一層立体的な凹凸模様とすること ができる。 [0051] ( 2 ) 二次発泡法 [0052] 二次発泡法の場合、 型 3 , 4を発泡板 2表面に部分的に接触させた状態で も、 型 3 , 4を発泡板 2の表面から離した状態でも行うことができる。 [0053] 即ち、 二次発泡法の場合、 第 4図、 第 5図の型 3 , 4の成形部 7に対応して 発泡板 2表面を加熱でき、 かつ二次発泡による発泡板 2表面の隆起を妨げるほ ど成形部 7を発泡板 2表面に強く押し付けなければ行うことができる。 また、 型 3 , 4を部分加熱するようにすれば、 型 3 , 4の発泡板 2表面への接触を全 面接触とすることもできる。 [0054] 型 3 , 4の加熱温度は、 発泡板 2表面を、 ポリスチレンの軟化点以上で融点 以下に加熱できる温度とすることが好ましい。 具体的には、 1 1 0で〜 1 5 0 でであることが好ましい。 温度が高過ぎても低過ぎても十分な二次発泡が得に く くなる。 [0055] 前述のように、 二次発泡法においては、 型 3, 4を、 発泡板 2表面に接触さ せても、 発泡板 2表面から離してもよいが、 接触させる場合、 二次発泡による 隆起を阻害しないよう、 発泡板 2表面を 5 mm以上圧縮しない程度に接触させる ことが好ましい。 また、 離す場合、 型 3, 4の成形部 7の形状に沿った加熱が できるよう、 1 0画以上離さないようにすることが好ましい。 [0056] この二次発泡法によると、 凹部 6と凸部 5共にスキン層 1が残った状態で凹 凸模様が形成されるが、 二次発泡によって形成される凸部 5のスキン層 1は、 二次発泡によって艷消し状態となる。 これに対して凹部 6のスキン層 1は、 光 沢のある当初のスキン層 1がそのまま残されることになるので、 凹部 6と凸部 5に質感の相違を持たせることができる。 [0057] 以上のように、 本発明に係る製造方法には、 押圧法と二次発泡法があり、 各々固定型 3による場合と回転型 4による場合とがある。 本発明では、 これら から 1つの方法を選択して 1つの発泡板 2への凹凸模様付けを行ってもよい 力 これらから任意に複数の方法を選択し、 併用して 1つの発泡板 2への凹凸 模様付けを行ってもよい。 [0058] 上記併用の態様としては、 選択した方法を行う型 3, 4を並列に配置し、 1 つの発泡板 2に対して複数の方法による凹凸模様付けを同時に行う場合と、 選 択した方法を行う型 3, 4を直列に配置し、 1つの発泡板 2に対して順次凹凸 模様付けを行う場合が挙げられる。 直列配置の場合の配列順序は、 希望する凹 凸模様の形態等に応じて適宜選択すればよい。 [0059] 本発明においては、 型 3 , 4と発泡板 2を連続的に接触させれば連続的な凹 凸模様が得られ、 型 3, 4と発泡板 2を断続的に接触させれば断続的な凹凸模 様を得ることができる。 [0060] また、 特許請求の範囲第 6項〜第 9項の発明においては、 第 6図〜第 8図に 示されるように、 次のような多数条の凹凸が表面に平行に形成された発泡板 2 とするという手段を講じているものである。 [0061] 即ち、 特許請求の範囲第 6項の発明における凹凸の凸部 5は発泡板 2表面の スキン層 1であり、 凹部 6は前記スキン層 1が剥ぎ取られた粗表面であり、 請 求項第 7項の発明における凹凸の凸部 5は発泡板 2表面のスキン層 1であり、 凹部 6は前記スキン層 1に切り込んだ溝である。 また、 請求項第 8項における 凹凸の凸部 5は光沢を有する発泡板 2表面のスキン層 1 aであり、 凹部 6は光 沢を失ったスキン層 1 bであり、 特許請求の範囲第 9項の発明における凹凸部 の凸部 5は光沢を失った発泡板 2表面のスキン層 1 bであり、 凹部 6は光沢を 有するスキン層 1 aである。 [0062] 上記特許請求の範囲第 6項ないし第 9項の発明に係る発泡板 2は、 いずれも 特許請求の範囲第 1項ないし第 5項の発明によって形成できる凹凸模様を有す るもので、 特許請求の範囲第 6項ないし第 8項の発明における凹凸模様は、 特 許請求の範囲第 1項ないし第 3項の発明によって形成することができる。 ま た、 特許請求の範囲第 9項の発明における凹凸模様は、 特許請求の範囲第 4項 又は第 5項の発明によって形成できるものである。 [0063] 上記特許請求の範囲第 6項ないし第 9項の発明における凸部 5と凹部 6の幅 や本数は、 凹凸模様を付すべき発泡板 2の幅や用途等に応じて適宜選択すれば よい。 [0064] 実施例 1 [0065] 密度 1 0 0 kg/m3 、 厚さ 5匪で、 スキン層を有する発泡板 2の表面に、 第 2 図 (a ) に示されるようなヤスリ状の成形部了を有する固定型 3を用いて凹凸 模様を形成した。 [0066] 固定型 3は、 幅 8 mm、 厚さ 5 mm の成形部 7を約 5咖間隔で 1 0個設けたも ので、 これを発泡板 2の表面に対して約 3 0度の角度で、 発泡板 2の表面を押 圧して約 l mm窪ませるよう固定して約 8 0 °Cに加熱し、 発泡板 2をこの固定型 3でしごくようにして送った。 [0067] 得られた凹凸模様付発泡板 2は、 第 6図に示されるようなもので、 その凹部 6は、 スキン層 1が破られ、 気泡が露出した粗表面となっていると共に、 木目 状の筋の付いたものであった。 また、 凸部 5はスキン層 1がそのまま残った光 沢のあるものとなっており、 凸部 5と凹部 6の質感の相違から、 凹凸模様全体 が明瞭で、 装飾性に富んだものであった。 [0068] 実施例 2 [0069] 実施例 1と同じ発泡板 2に対して、 第 2図 (b ) に示されるようなナイフ状 の成形部 7を有する固定型 3を用いて凹凸模様を形成した。 [0070] 固定型 3は、 半径約 4画の半円形にえぐつた非成形部 8の間をナイフ状の成 形部 7としたもので、 これを発泡板 2の表面に対して約 3 0度の角度で、 発泡 板 2の表面を押圧して約 3誦窪ませるよう固定して約 1 3 0 °Cに加熱し、 発泡 板 2をこの固定型 3でしごくようにして送った。 [0071] 得られた凹凸模様付発泡板 2は、 第 7図に示されるようなもので、 その凹部 6は、 スキン層 1が切断された切り込み状で、 明瞭な溝条として表われた。 ま た、 凸部 5はスキン層 1がそのまま残った光沢のあるものとなっており、 凹凸 模様全体として小竹を並べたすだれ状の外観で、 装飾性に富んだものであつ た。 [0072] 実施例 3 [0073] 密度 1 0 0 kg/m3 、 厚さ 7 mmで、 スキン層を有する発泡板 2の表面に、 第 2 図 (c ) に示されるようなヘラ状の成形部 7を有する固定型 3を用いて凹凸模 様を形成した。 [0074] 固定型 3を実施例 1と同様に固定し、 約 2 0 0 °Cに加熱して、 発泡板 2をこ の固定型 3でしごくようにして送った。 [0075] 得られた凹凸模様付発泡板 2は、 第 8図に示されるようなもので、 その凹部 6は、 スキン層 1が破られ、 気泡が露出した粗表面となっていると共に、 溶融 した樹脂が直径約 0 . 5〜1匪の小粒子状に付着したものであった。 また、 凸 部 5はスキン層 1がそのまま残った光沢のあるものとなつており、 凸部 5と凹 部 6の質感の相違から、 凹凸模様全体が明瞭で、 装飾性に富んだものであつ た。 [0076] 実施例 4 [0077] 密度 6 0 kg/m3 、 厚さ 3 . 5 mmで、 スキン層を有する発泡板 2の表面に、 第 3図 (b ) に示されるような回転型 4を用いて凹凸模様を形成した。 回転型 4は、 直径約 1 0 0議、 幅約 5翻のローラーを約 2 mm間隔で並べたも ので、 これを発泡板 2の表面を約 1 / 3の厚さに窪ませるように固定し、 約 1 2 0 °Cに加熱して、 移送される発泡板 2上を回転しながら押え付けるように した。 [0078] 得られた凹凸模様付発泡板 2の凹部 6は、 スキン層 1が残っているものの、 このスキン層 1は光沢を失ったスキン層 1 bであった。 また、 凸部 5は光沢の あるスキン層 1 aがそのまま残ったものとなっており、 凸部 5と凹部 6の質感 の相違から、 凹凸模様全体が明瞭で、 装飾性に富んだものであった。 [0079] 実施例 5 [0080] 実施例 4と同じ発泡板 2と第 5図に示されるような回転型 4を用い、 発泡板 2の表面を約 0 . 5誦窪ませるように回転型 4を固定すると共に、 回転型 4を 1 4 0 °Cに加熱した以外は実施例 4と同様にして凹凸模様付けを行った。 得られた凹凸模様では、 回転型 4の成形部 7が接触した部分が二次発泡によ り盛り上り、 凸部 5を形成した。 この凸部 5は、 スキン層 1が残っているもの の、 このスキン層 1は光沢を失ったスキン層 1 bであった。 また、 凹部 6は光 沢のあるスキン層 1 aがそのまま残ったものとなっており、 凸部 5と凹部 6の 質感の相違から、 凹凸模様全体が明瞭で、 装飾性に富んだものであった。 実施例 6 [0081] 実施例 4と同じ発泡板 2と実施例 5と同じ回転型 4を用い、 回転型 4を 2 0 0 °Cに加熱した以外は実施例 4と同様にして凹凸模様付けを行った。 得られた凹凸模様の凹部 6は、 スキン層 1が破られ、 気泡が露出した粗表面 となっていると共に、 溶融した樹脂が直径約 0 . 5〜1譲の小粒子状に付着し たものであった。 また、 凸部 5はスキン層 1がそのまま残った光沢のあ もの となっており、 凸部 5と凹部 6の質感の相違から、 凹凸模様全体が明瞭で、 装 飾性に富んだものであった。 本発明は、 以上説明した通りのものであり、 以下の効果を奏するものであ る。 [0082] ( 1 ) 発泡板 2を連続的に移送しながら凹凸模様付けを行うことができるの で、 連続的に発泡板 2に凹凸模様を付すことができ、 高い製造効率を維持でき る。 [0083] ( 2 ) 模様付けが連続的に行われるので、 容易に均一な連続凹凸模様を得るこ とができる。 [0084] ( 3 ) 凸部 5と凹部 6の差が明瞭に表われるので、 凹凸模様全体が明瞭で、 高 い装飾効果が得られる。 [0085] ( 4 ) 上記明瞭な凹凸模様に加えて、 シルクスクリーン印刷を組合わせること によって、 高級感のあるディスプレー材料を得ることができる。 [0086] ( 5 ) 凹凸模様を形成した厚手の発泡板 2は、 例えば建築資材等としても使用 でき、 この場合、 装飾性のある建築資材としてのみではなく、 表面の凹凸模様 を滑り止めとして、 発泡板 2表面へのモルタル付設等を行えば、 発泡板 2の化 粧仕上げが容易となる。 [0087] 図面の簡単な説明 [0088] 第 1図 (a ) は固定型を用いた本発明の凹凸模様付けの説明図、 同 (b ) は 回転型を用いた本発明の凹凸模様付けの説明図、 第 2図 (a ) 〜 (c ) は各々 押圧法に用いる固定型の例を示す図、 第 3図 (a ) 及び (b ) は各々押圧法に 用いる回転型の例を示す図、 第 4図は二次発泡法に用いる固定型の例を示す 図、 第 5図は二次発泡法に用いる回転型の例を示す図、 第 6図〜第 8図は本発 明に係る凹凸模様付発泡板の例を示す斜視図である。
权利要求:
Claims 特許請求の範囲 1 ) スキン層を有する押出発泡ポリスチレン板の表面に固定型を接触させなが ら両者を相対的に移動させることによって、 押出発泡ポリスチレン板の表面に 凹凸を形成することを特徴とする凹凸模様付押出発泡ポリスチレン板の製造方 法。 2 ) スキン層を有する押出発泡ボリスチレン板の表面に回転型を接触させなが ら、 回転型の回転と同期させて両者を相対的に移動させることによって、 押出 発泡ポリスチレン板の表面に凹凸を形成することを特徴とする凹凸模様付押出 発泡ポリスチレン板の製造方法。 3 ) 型を加熱することを特徴とする特許請求の範囲第 1項又は第 2項の凹凸模 様付押出発泡ボリスチレン板の製造方法。 4 ) スキン層を有する押出発泡ポリスチレン板と加熱された固定型を相対的に 移動させながら、 固定型の熱で押出発泡ポリスチレン板を加熱して部分的に二 次発泡させることを特徴とする凹凸模様付押出発泡ボリスチレン板の製造方 法。 5 ) スキン層を有する押出発泡ポリスチレン板と加熱された回転型を、 回転型 の回転と同期させて相対的に移動させながら、 回転型の熱で押出発泡ポリスチ レン板を加熱して部分的に二次発泡させることを特徴とする凹凸模様付押出発 泡ポリスチレン板の製造方法。 6 ) 表面に多数条の凹凸が平行に形成された押出発泡ポリスチレン板であつ て、 その凸部は押出発泡ポリスチレン板表面のスキン層であり、 凹部は前記ス キン層が破れた粗表面となっていることを特徴とする凹凸模様付押出発泡ポリ スチレン板。 7 ) 表面に多数条の凹凸が平行に形成された押出発泡ポリスチレン板であつ て、 その凸部は押出発泡ポリスチレン板表面のスキン層であり、 凹部は前記ス キン層に切り込んだ溝であることを特徴とする凹凸模様付押出発泡ポリスチレ ン板。 8 ) 表面に多数条の凹凸が平行に形成された押出発泡ポリスチレン板であつ て、 その凸部は光沢を有する押出発泡ポリスチレン板表面のスキン層であり、 凹部は光沢を失ったスキン層であることを特徴とする凹凸模様付押出発泡ポリ スチレン板。 9 ) 表面に多数条の凹凸が平行に形成された押出発泡ポリスチレン板であつ て、 その凹部は光沢を有する押出発泡ポリスチレン板表面のスキン層であり、 凸部は光沢を失ったスキン層であることを特徴とする凹凸模様付押出発泡ポリ スチレン板。 1 0 ) スキン層を有する押出発泡ポリスチレン板の発泡倍率が、 スキン層を除 いた部分で 1 0倍〜 5 0倍、 スキン層で 5倍〜 2 0倍であることを特徴とする 特許請求の範囲 1〜 4項のいずれかの凹凸模様付押出発泡ポリスチレン板の製 造方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US4913858A|1990-04-03|Method of embossing a coated sheet with a diffraction or holographic pattern US4418033A|1983-11-29|Method of manufacturing a decorated forming article US2917217A|1959-12-15|Foamed polystyrene article US4141944A|1979-02-27|Process for the production of imitation wood from synthetic resins KR100409091B1|2003-12-11|인쇄와 엠보무늬가 일치하는 장척 바닥 장식재의 구성 및그 제조방법 EP0339079B1|1997-02-05|Embossing of coated sheets US4643789A|1987-02-17|Method for preparing a decorated insert and continuous insert molding operation US3729368A|1973-04-24|Wood-plastic sheet laminate and method of making same US3246066A|1966-04-12|Method of making three dimensional molded articles US7776423B2|2010-08-17|Decorating sheet, decorated molded product, and in-injection-mold decorating method CN101203404B|2014-08-27|多色内部装饰部件 US4386123A|1983-05-31|Article of manufacture and methods of manufacturing US3417175A|1968-12-17|Method for relief decorating plastic molded articles US4898706A|1990-02-06|Process for producing molded articles with uneven pattern US5405008A|1995-04-11|Plastic case and method for making the same EP0611342B1|1998-07-08|Folienartiges kunststoffmaterial US4971854A|1990-11-20|Transfer sheet and method for preparation of thermosetting resin decorative material TW499357B|2002-08-21|Method for producing embossed sheet and embossed sheet US3616197A|1971-10-26|Plastic lined receptacle or the like US3387330A|1968-06-11|Extrusion apparatus and method CA1276418C|1990-11-20|Process and apparatus for manufacturing embossed articles of synthetic resin CA1156416A|1983-11-08|Plastic blank structure JPH08511474A|1996-12-03|レーザー加工複製工具 US6644818B2|2003-11-11|Retroreflective prismatic retro-reflectors without visually disturbing seams CN2239648Y|1996-11-06|一种立体标牌或徽章的成型装置
同族专利:
公开号 | 公开日 AU6636690A|1991-06-13|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-05-30| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT AU BB BG BR CA CH DE DK ES FI GB HU JP KR LK LU MC MG MW NL NO RO SD SE SU US | 1991-05-30| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE BF BJ CF CG CH CM DE DK ES FR GA GB GR IT LU ML MR NL SE SN TD TG | 1992-07-30| REG| Reference to national code|Ref country code: DE Ref legal event code: 8642 | 1993-07-09| NENP| Non-entry into the national phase in:|Ref country code: CA |
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|