专利摘要:

公开号:WO1991005362A1
申请号:PCT/JP1990/001219
申请日:1990-09-21
公开日:1991-04-18
发明作者:Norihisa Osaka;Yukihiro Ikegami
申请人:Mitsubishi Rayon Co., Ltd.;
IPC主号:H01J9-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 力 ラ一蛍光体面の製造方法 技術分野
[0002] こ の発明は、 カ ラ 一陰極線管 (以下 C R T と 略す) の 発光表示面を構成す る た めの 力 ラ ー蛍光体面を効率 よ く 製造す る方法に関す る。 背景技術 :
[0003] テ レ ビ の ブ ラ ウ ン 管 に代表 さ れ る C R T は、 電子銃よ り 出る電子 ビー ム が蛍光体膜面に衝突 し、 蛍光体が励起 さ れ発光表示す る も のであ る。 近年の エ レ ク ト ロ ニ ク ス の発展に伴 う 各種 ビ ジ ュ ア ル機器の多様化に よ り 力 ラ ー か ら モ ノ ク 口、 大型か ら超小型 と 様々 な種類の C R T が 生産 さ れて い る。
[0004] こ の よ う な C R T の性能を発揮 さ せ る た めの最 も重要 な部分であ る 蛍光体面 と り わ け カ ラ 一蛍光体面は、 一般 的に、 赤、 緑、 青の 3 色の蛍光体を ド ッ ト 又は ス ト ラ イ プ状に配置 さ せ、 電子線に よ り 発光表示 さ せ る も の であ そ の製造法に は、 従来よ り シ ャ ド ウ マ ス ク を用い た光 硬化法や印刷法が知 られてい る。
[0005] 前者の光硬化法は、 光硬化樹脂中 に蛍光体を分散 さ せ' た ス ラ リ 一 を C R T 前面パ ネ ル に流 し込み、 シ ャ ド ウ マ ス ク を介 し て露光さ せ、 所定の場所に所定の色の蛍光体 を固定 さ せ、 し か る 後に蛍光体以外の固定樹脂成分を焼 成す る こ と に よ り 蛍光体面を製造す る方法であ り、 シ ャ ド ウ マ ス ク が必須で あ る。
[0006] ま た、 後者の印刷法は、 印刷用 カ ラ ー蛍光体ペー ス ト を C R Τ前面パ ネ ル に直接又は間接的 に印刷 し、 所定の 場所に所定の色を固定さ せ、 しか る後にペー ス ト 中 のバ ィ ン ダ一樹脂成分を焼成する こ と によ り 蛍光体面を製造 す る方法であ る。
[0007] 従来の上記蛍光体面の製造方法にお いて、 前者の光硬 化法は細か い パ タ ー ン を刻ん だ シ ャ ド ウ マ ス ク が不可欠 であ り、 C R Τ が小型になればな る程、 又、 高精細な画 面が必要 と なればな る程、 高精度な シ ャ ド ウ マ ス ク が必 要と な り、 技術的な困難 さ が伴い、 材料面、 生産性の面 か ら コ ス ト 高 と な る。 ま た、 前者の シ ャ ド ウ マ ス ク を使 用 した光硬化法によ る蛍光体面製造方法では設備的 に も コ ス ト が高 く、 蛍光体の回収等の手間がかか り、 ロ ス が 大き い と い う 欠点を有 してい る。
[0008] 後者の印刷法は、 光硬化法に較べ、 設備 コ ス ト が低い こ と、 蛍光体の ロ ス が少ない こ と か ら工業的に有利な方 法であ る が、 曲面に直接形成す る こ と や 0 . 1 m m以下の 高精度な ス ト ラ イ プパタ ー ン を必要 と する小型高解像度 の 力 ラ ー蛍光体面製造に は印刷適正の点で困難であ り、 好ま し く な い。 こ の た め、 こ の方 :は カ ラ ー蛍光体面の 工業的 な製造方法 と し て、 小型で高解像度用蛍光体面を 得 る場合に は行なわ れて いな いのが現状であ る。 発明の開示
[0009] こ の発明 は上述の背景に基づ き な さ れた も の であ り、 そ の 目 的 と す る と こ ろ は、 シ ャ ド ウ マ ス ク を必要 と せず、 高解像度の 力 ラ ー蛍光体面に必要な高精細パタ ー ン を有 す る蛍光体面を効率 よ く 製造す る 方法を提供す る こ と で 本発明の要旨 と す る と こ ろ は、 カ ラ ー陰極線管に用 い ら れる 蛍光体面を製造す る方法に おいて、
[0010] 赤色発光蛍光体層、 緑色発光蛍光体層お よ び青色発光 蛍光体層を、 各蛍光体層の間 に無発光層を介在 さ せて、 例えば、 赤色発光蛍光体層、 無発光層、 緑色発光蛍光体 層、 無発光層、 青色発光蛍光体層、 無発光層-の順序の よ う に、 繰 り 返 し積層 し て積層物を形成 し、
[0011] 得 ら れた積層物を厚さ 方向 に薄膜状 に切断 し て切断片 を得、
[0012] こ の切断片を 力 ラ ー陰極線管用前面パ ネ ル に接着 ま た は圧着 し、
[0013] 次いで切断片を焼成す る こ と を含む 力 ラ 一蛍光体面の 製造方法に あ る。
[0014] こ の発明の好ま し い態様に おいて、 赤、 緑およ び青の 蛍光体を各々、 焼成可能な有機バ イ ン ダー に均一分散さ せた組成物か ら な る赤、 緑お よび青の各蛍光体フ ィ ル ム 状物およ び非発光性樹脂フ ィ ル ム を、 例えば、 赤蛍光体 フ ィ ル ム状物、 非発光性樹脂フ ィ ル ム、 緑蛍光体フ ィ ル ム状物、 非発光性樹脂フ ィ ル ム、 青蛍光体フ ィ ル ム状物、 非発光性樹脂フ ィ ル ム の順序のよ う に、 繰 り 返 し積層 し て、 所定の厚さ と した積層物を得る こ と がで き る。
[0015] こ の発明の別の好ま し い態様において、 赤、 綠お よ び 青の蛍光体並びに力 一 ボ ンを各々、 焼成可能な有機バイ ンダ一 に均一分散さ せた組成物か らな る赤、 緑およ び青 の蛍光体並びにカ ー ボ ン の フ ィ ル 厶 状物を各々、 例えば、 赤、 カ ー ボ ン、 綠、 カ ー ボ ン、 青、 力 一ボ ン の順序のよ う に繰 り返 し積層 し、 所定の厚さ と した積層物を得る こ とがで き る。
[0016] こ の発明の更に別の好ま し い態様において、 赤、 緑お よび青の蛍光体を各々、 焼成可能な有機バ イ ン ダー に均
[0017] —分散させた組成物をフ ィ ル ム上に塗布 し、 こ れを乾燥 して赤、 綠お よ び青の各蛍光体塗布フ ィ ル ムを得、 例え ば、 赤蛍光体塗布フ ィ ル ム、 綠蛍光体塗布フ ィ ル ム、 青 蛍光体塗布フ ィ ル ム の順序のよ う に繰 り返 し積層 し、 所 定の厚さ と した積層物を得る こ と ができ る。
[0018] こ の発明によ り 得 られる カ ラ ー蛍光体面は、 赤色発光 蛍光体層、 緑色発光蛍光体層およ び青色発光蛍光体層が 該各蛍光体層の間に無発光層を介在さ せて繰り 返し積層 さ れた積層物を、 厚 さ方向に薄膜状 に切断 し て な る 焼成 切断片 と、 前記焼成切断片が表面上に配設 さ れた カ ラ ー 陰極線管用前面パネ ル と か ら な る も のであ る。
[0019] こ の発明に よ る 力 ラ ー蛍光体面の好ま し い態様に お い て、 無発光層を、 非発光性樹脂フ ィ ル ム と す る こ と がで さ る。
[0020] こ の発明に よ る 力 ラ ー蛍光体面の好ま し い態様に お い て、 焼成切断片 と前面パ ネ ル と の間に、 ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブ層 を、 無発光層 に対向す る位置に ス ト ラ イ プが実質 的 に一致す る よ う に、 配置 さ せ る こ と がで き る。
[0021] 本発明に よ る と、 従来の光硬化法な どの露光工程を用 いな い ので、 露光装置を は じ め と した装置を必要 と せず、 ま た、 高価な高精度露光マ ス ク も用いな い の で、 安い コ ス 卜 で微細 ス ト ラ イ ブパタ ー ン の蛍光面を製造す る こ と がで き る。
[0022] 積層 さ れる各蛍光体層の厚みを制御す る.こ と が容易 に で き る た め に、 蛍光面の蛍光体ス ト ラ イ プ、 無発光 ス ト ラ イ プな どの ス ト ラ イ プ幅を、 1 0 程度の微細な厚 さ か ら比較的太い厚 さ ま で、 容易に制御ずる こ と がで き る。
[0023] 更に、 ス ト ラ イ ブ幅の ば ら つ き も少な ぐす る こ と 力 Sで き、 直線性の よ い ス ト ラ イ ブパタ ー ン を有す る カ ラ 一蛍 光面を得 る こ と がで き る。
[0024] 従 っ て、 極めて精度が高 く、 且つ高解像度を有す る 力 ラ ー蛍光体面を効率良 く 製造す る こ と が可能であ り、 し -' -
[0025] か も高精細な R G Β ス ト ラ イ プを形成する こ と がで き る ため、 従来実用化が難 しか っ た小型の C R Τ に も適用す る こ と が可能と な り、 その工業的意義は著大であ る。 図面の簡単な説明
[0026] 第 1 図は、 こ の発明に よ る方法で用い られる赤、 綠、 青の蛍光体層 と無発光層 との積層物の一例を示す斜.視図 であ り、
[0027] 第 2 図は、 積層物か ら蛍光体膜を切 り 出す様子を示す 外観図であ り、
[0028] 第 3 図は、 切 り 出 さ れた切断片の断面図であ り、 第 4 図は、 こ の発明の方法で得 られたカ ラ 一蛍光面の 一例を示す平面図であ る。 発明の詳細な説明
[0029] 本発明に甩い られる蛍光体と しては、 公知の も のが使 用でき るが、 高精細 ス ト ラ イ ブパタ ー ンを得る為に は粒 径の細かい蛍光体が好ま しい。 こ の蛍光体の具体例 と し ては、 赤では Υ 2 0 2 S : E u、 綠では ( Z n C d ) S : C u , A 1、 青では Z n S : A g等が挙げ られ、 粒径と しては 3 〜 1 0 〃程度の も のが用い られる。
[0030] 蛍光体が分散される有機バ イ ン ダー と しては、 焼成性 に優れた樹脂で、 蛍光体又はカ ー ボ ンな どを均一に分散 させる こ と がで き、 且つ、 均一な膜厚を有する も のを得 る こ と が出来 る も の であ れば特に限定 さ れ る も の で はな : い。 焼成残査が存在す る と、 C R T を製造す る 際に、 黒 点発生の原因 と な っ た り、 C R T ラ イ フ を大幅 に短 く す る原因 と な り、 好ま し く な い。
[0031] 有機バ イ ン ダー の具体例 と し て は、 例え ば、 セ ル ロ ー ス 系樹脂、 ビ ニ ル ア ル コ ー ル樹脂及び ( メ タ ) ァ ク リ ノレ 系樹脂等が挙げ ら れる が、 こ の中で上記焼成性の点か ら
[0032] ( メ タ ) ア ク リ ル系樹脂が好 ま し い。 ¾ こ の発明の方法に おいて、 積層物を得る 工程の好ま し い態様 と し て、 赤、 綠お よ び青の蛍光体を各々、 焼成可 能な有機バイ ン ダ一 に均一分散さ せた組成物か ら な る赤、 綠お よ び青の各蛍光体フ ィ ル ム状物お よ び非発光性樹脂 フ ィ ル ム を、 各蛍光体フ ィ ル ム状物が非発光性樹脂 フ ィ ル ム を挟む よ う に、 繰 り 返 し積層 して、 所定の厚さ と し た積層物を得 る こ と がで き る。
[0033] 本発明に用い ら れ る非発光性樹脂フ ィ ル ム と し て は、 非発光性で焼成性の良好な も ので あれば特に限定 さ れる も の でな く、 上記蛍光体 フ ィ ル ム状物に用 い ら れる 有機 バイ ン ダ一 と 同様の も のか ら得 ら れる フ ィ ル ム が挙げ ら れる。
[0034] 上記蛍光体フ ィ ル ム 状物及び非発光性樹脂フ ィ ル ム を 製造す る具体的な方法 と して は、 蛍光体を分散 さ せた有 機バイ ン ダ一又は有機バイ ン ダ一単独の有機溶剤希釈物 を、 ロ ー ル コ — タ ー等に よ る 塗布法ゃ ス ク リ ー ン印刷法 等に よ り 塗布 し、 有機溶剤を乾燥除去す る こ と に よ り 得 る こ と が出来 る。
[0035] 赤色蛍光体フ ィ ル ム状物 (赤色発光蛍光体層 1 ) 、 非 発光性樹脂 フ ィ ル ム (無発光層 4 ) 、 緑色蛍光体フ ィ ル ム状物 (緑色発光蛍光体層 2 ) 、 非発光性樹脂 フ ィ ル ム (無発光層 4 ) 、 青色蛍光体 フ ィ ル ム状物 (青色発光蛍 光体層 3 ) 、 非発光性樹脂フ ィ ル ム (無発光層 4 ) の順 に各色の フ ィ ル ム 状物の順に繰 り 返 し積層 さ せ る こ と に よ り 第 1 図に示すよ う な積層物 A が得 られる。
[0036] こ の発明の別の好ま し い態様において、 赤、 緑お よ び 青の蛍光体並びに カ ー ボ ンを各々、 焼成可能な有機バイ ン ダ一 に均一分散さ せた組成物か ら な る赤、 綠お よ び青 の蛍光体並びに カ ー ボ ン の フ ィ ル ム状物を各々、 繰 り 返 し積層 し、 所定の厚 さ と した積層物を得る こ と がで き る。 蛍光体層並びに 力 一 ボ ンの フ ィ ルム状物を積層す る具 体的な方法 と して は、 蛍光体を分散さ せた有機バ イ ン ダ 一 の有機溶剤希釈物を、 ロ ー ル コ ー タ ー等に よ る塗布法 ゃ ス ク リ ー ン印刷法等に よ り 塗布 し、 有機溶剤を乾燥除 去する こ と に よ り 得 る こ と が出来る。
[0037] カ ー ボ ン と して は、 上記蛍光体 と同様、 公知の も のが 使用で き、 高精細 ス ト ラ イ プパタ ー ン を得る為に は粒径 の細かい も のが好ま し い。 カ ー ボ ンの具体例 と して は、 例えば、 高純度 グ ラ フ ア イ ト 等が挙げ ら れ、 粒径 と して は 0 . 3 〜 1 0 程度の も のが用い ら れる。 赤色蛍光体フ ィ ル ム状物 (赤色発光蛍光体層 1 ) 、 力 一ボ ン フ ィ ル ム 状物 (無発光層 4 ) 、 綠色蛍光体フ ィ ル ム状物 (緑色発光蛍光体層 2 ) 、 カ ー ボ ン フ ィ ル ム状物 (無発光層 4 ) 、 青色蛍光体 フ ィ ル ム状物 (青色発光蛍 光体層 3 ) 、 力 一 ボ ン フ ィ ル ム状物 (無発光層 4 ) の順 に各色の フ イ ル ム状物の順に繰 り 返 し積層 さ せ る こ と に よ り 第 1 図に示す よ う な積層物 A が得 ら れ る。
[0038] こ の発明の更 に別の好 ま し い態様に おいて、 赤、 綠お よ び青の蛍光体を各々、 焼成可能な有機バイ ン ダ一 に均
[0039] —分散 さ せた組成物を フ ィ ル ム上に塗布 し、 こ れを乾燥 して赤、 綠お よ び青の各蛍光体塗布フ ィ ル ム を得、 繰 り 返 し積層 し、 所定の厚 さ と し た積層物を得 る こ と がで き る 0
[0040] 蛍光体塗布フ ィ ル ム を積層す る具体的な方法 と し て は、 蛍光体を分散さ せ た有機バ イ ン ダー の希釈物を、 ロ ー ル コ ー タ ー等に よ る塗布法ゃ ス ク リ ー ン印刷法等に よ り フ イ ル ム上に塗布 し、 有機溶剤を乾燥除去す る工程を繰 り 返 して行 う こ と が出来る。
[0041] 本発明に用い ら れ る フ イ ル ム と して は、 ポ リ ビニ ル ァ ル コ ー ル系、 ァ ク リ ル系等の焼成性の良好な フ ィ ル ム が 好ま し く、 特に、 ア ク リ ル系 フ ィ ル ム が焼成性、 可撓性 の点で ラ ン ス がよ く、 好ま し い。
[0042] ま た、 フ ィ ル ム を ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ と し て使用す る 場合に は、 樹脂中に カ ー ボ ンや グ ラ フ ア イ ト 等を均一分 散さ せ た も の を フ ィ ル ム化さ せた も の を使用する こ と が 出来 <έ> 0
[0043] 赤色発光蛍光体層 1、 フ ィ ル ム (無発光層 4 ) 、 緑色 発光蛍光体層 2、 フ ィ ル ム (無発光層 4 ) 、 青色発光蛍 光体層 3、 フ ィ ル ム (無発光層 4 ) の順に繰り返 し積層 する こ と に よ り 第 1 図に示すよ う な積層物 Αが得 られる。
[0044] こ の発明の方法において、 得ら れた積層物を厚さ方向 に薄膜状に切断する。
[0045] この と き の切断方法と しては、 例えば ミ ク 口 ト ー 厶を 用いて切 り 出す方法が挙げ られる。
[0046] 蛍光体膜の膜厚と しては、 通常 1 0 〜 6 0 /z 程度の も のが使用さ れる。
[0047] 第 2 図に、 積層物 Aを ミ ク ロ ト 一 ム 5 で厚さ方向に切 断 し、 切断片 B を得るする様子を示す。
[0048] 第 3 図に、 赤 1、 無発光層 4、 綠 2、 無発光層 4、 青 3、 無発光層 4 が順に配列 した切断片 B、 すなわち蛍光 体膜の断面を示す。
[0049] 得 られた蛍光体膜は、 カ ラ ー陰極線管用前面パ ネ ル に 接着又は圧着された後に焼成され、 カ ラ ー蛍光体面が得 れ る O
[0050] 第 4 図に、 蛍光体膜 B が、 カ ラ ー陰極線管用前面パネ ル 6 に設け られた力 ラ ー蛍光面の一例を示す平面図を示 す。
[0051] 蛍光体膜の前面パ ネ ル への接着方法と しては、 例えば、 水ガ ラ ス、 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル等の水溶性接着剤を前 面パ ネ ル上 に塗布 し、 蛍光体膜を貼 り 合わせ、 乾燥、 固 定すればよ い。 又、 圧着方法 と し て は、 例え ば、 蛍光体 膜を ガ ラ ス 基板上に ゴ ム 口 一 ラ ー等に よ り 基板と蛍光体 膜 と の間に気泡が残 ら な い様に プ レ ス し、 固定すればよ い。
[0052] 本発明に お い て、 各蛍光体層の間に無発光層 を介在 さ せ る の は、 赤、 緑、 青各色の境界部に お け る 色に じ みを 防止 し、 各色の分離を確実に し、 、 ブ ラ ウ ン管に再生 さ れる 画像の コ ン ト ラ ス ト を向上 さ せ る為であ る。
[0053] ブ ラ ゥ ン管に再生 さ れ る 画像の コ ン ト ラ ス ト が低下す る こ と を防止す る に は、 前述 した よ う に、 蛍米体塗布フ イ ル ム に使用す る フ イ ル ム と して カ ー ボ ン ブ ラ ッ ク 等を 均一分散 さ せた フ ィ ル ム を使用す る か、 又は、 上記フ ィ ル ム と して透明 フ ィ ル ム を使用 し、 蛍光体膜に ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ層を積層 して も よ い。
[0054] 後者の場合に おいて、 ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ層の形成方 法 と し ては、 特に限定 さ れる も の では な く、 公知 φ方法 を用い る こ と が出来 る。 例え ば、 基板上に特定幅を有す る ス ト ラ イ ブ メ タ ル マ ス ク を用 い て ア ル ミ 等の非発光性 で光透過性の低い材料で蒸着法に よ り 作製す る こ と が出 来る。 蛍光体膜に ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ層を積層す る 方法 と して は、 例え ば、 ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ層を前面ノヽ' ネ ノレ 上に形成さ せ、 次いで、 そ の上に ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ と 赤、 緑、 青の各蛍光体層の境界部若 し く は無発光層 とが 一致する よ う に蛍光体膜を積層すればよ い。 発明を実施する ため の最良の形態
[0055] 以下に、 こ の発明を実施例に基づき具体的に説明する が、 こ の発明はそ の要旨を超えない限 り 以下の例に限定 される も の ではない。 実施例中、 部及び%は、 それぞれ 重量部及び重量%を示す。
[0056] [実施例 A _ 1 ]
[0057] イ ソ ブチ ル メ タ ク リ レ ー ト 9 9 部、 メ タ ク リ ル酸 1 部 及びァ ゾィ ソ ブチ ロ ニ ト リ ル 1 . 3 部をブチ ル セ 口 ソ ル ブ中にて 8 0 °C、 1 0 時間反応さ せた。
[0058] 得られた ア ク リ ル樹脂 1 0 0 部 (固形分) に、 赤、 緑、 青蛍光体 ( P — 2 2 ) 各々 にっ き 3 3 0 部をそれぞれ分 散 し、 混練 し、 プチ ルセ 口 ソ ルブにて粘度を 1 0 0 0 0 C P S ( 2 5 °C E 型粘度計、 東京計器 (株) 製) に調 整 して得 られた各カ ラ ー蛍光体ペ ー ス ト を得た。
[0059] 次いで、 上記で得 られた赤蛍光体ペー ス ト をガ ラ ス板 上に # 1 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版によ り膜厚 2 0 μ. にベタ 印刷を行い、 8 0 °Cで 1 0 分で乾燥 し、 赤蛍光体 の フ ィ ル ム 状物を作製 した。
[0060] 次に、 赤蛍光体フ イ ル ム状物上に # 1 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版に よ っ て膜厚 2 0 で上記ァ ク リ ル樹脂溶 液を用いてベタ 印刷 し、 非発光性樹脂フ ィ ル ム状物を形 成 し.積層 し た。 同様 に し て緑蛍光体フ ィ ル ム状物、 非発 光性樹脂フ ィ ル ム状物、 青蛍光体 フ ィ ル ム状物及び非発 光性樹脂フ ィ ル ム状-物を順次積層 し、 3 -色蛍光体積層物 (以下 こ れを 1 ト リ プ レ ッ ト と い う ) を作製 し た。
[0061] 上記操作を繰 り 返 し、 5 ト リ プ レ ッ ト の積層物を作製 次いで、 積層物を ガ ラ ス板よ り 剥離 し、 力 ミ ソ リ に よ り 等分割 し、 こ の分割片を上記ア ク リ ル樹脂溶液を用 い て接着積層 し、 3 0 0 ト リ プ レ ッ ト の蛍光体積層物を作 製 し た。
[0062] 得 ら れた積層物を ミ ク 口 ト 一 ム を用 いて そ の厚 さ 方向 に 3 0 の厚さ に切 り 出 し、 蛍光体ス ト ラ イ プ数 9 0 0 本の切断片、 す なわ ち蛍光体膜を得た。
[0063] 次に、 ガ ラ ス 基板 に パ タ ー ン幅 2 0 〃 の ス ト ラ イ プ メ タ ルマ ス ク を装着 し、 ア ル ミ 蒸着を行い、 ス ト ラ イ プ ピ ツ チ 2 O / のブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プを作製 し た。
[0064] こ の ガ ラ ス基板上 の ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブ層 の上 に上言 3 で得 ら れた蛍光体膜をポバー ル に よ り 接着 し、 次いで、 4 0 0 〜 4 5 0 。Cで焼成 し、 不要なペ ー ス ト 中 のバ イ ン ダ一樹脂、 接着剤を分解 し て カ ラ ー蛍光体面を得た。
[0065] こ の蛍光体面を光学顕微鏡に よ り 評価 し た と こ ろ、 1 色の カ ラ 一蛍光体の ス ト ラ イ プ幅が 2 0 ± 5 、 ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブ ス ト ラ イ プ幅 2 0 ± 2 の高精度で均一な 面を有す る 蛍光体面であ つ た。 [実施例 A - 2 ]
[0066] ブチ ノレ セ ロ ソ ルブを ミ ネ ラ ノレ ス ピ リ ッ ッ に変更する以 外は実施例 1 と同様に して赤、 綠、 青の各蛍光体ペー ス ト を得た。
[0067] 次いで、 厚み 2 の プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム ( 「三菱 レ イ ヨ ン (株) 製ア ク リ ル フ イ ル ム 「 ァ ク リ ブ レ ン H B S — 0 0 1 」 ) 上に上記赤蛍光体ペ ー ス ト を ロ ー ル コ ー 夕 一 に よ り 膜厚 2 0 / に塗布 した後、 8 0 。C、 1 5 分乾 燥 し、 赤蛍光体層を形成 し、 赤蛍光体積層体を得た。
[0068] 同様の手法によ り 緑蛍光体積層体及び青蛍光体積層体 をそれぞれ作製 し、 赤、 緑、 青の順にポバー ルを用いて 積層、 接着 し、 1 ト リ ブ レ ッ ト を得た。
[0069] 次いで、 積層物を力 ミ ソ リ によ り等分割 し、 こ の分割 片をポバー ルを用いて接着積層 し、 3 0 0 ト リ プレ ツ ト の蛍光体積層物を作製した。
[0070] 得られた積層物を ミ ク 口 ト ーム を用いてそ の厚さ方向 に 3 0 /i の厚さ に切 り 出 し、 蛍光体ス ト ラ イ プ数 9 0 0 本の切断片、 すなわち蛍光体膜を得た。
[0071] 蛍光体膜をガ ラ ス基板上にポバー ルを用いて接着 し、 4 0 0 〜 4 5 0 。Cで焼成 し、 不要なバイ ン ダ一樹脂及び 非発光性樹脂を分解除去 し、 カ ラ ー蛍光体面を得た。
[0072] こ の蛍光体面を光学顕微鏡に よ り評価 した と こ ろ、 1 色のカ ラ ー蛍光体の ス ト ラ イ ブ幅が 2 0 ± 5 〃、 非発光 性樹脂ス ト ラ イ プ幅 2 0 ± 2 の高精度で均一な面を有 する蛍光体面であ つ た。
[0073] [実施例 B — 1 ]
[0074] イ ソ ブチ ル メ 夕 ク リ レ ー ト 8 5 部、 2 — ヒ ド ロ キ シ ェ テ ル メ タ ク リ レ ー ト 1 5 部及びァ ゾ ビ ス イ ソ ブチ ロ ニ ト リ ル 5 部を ブチ ル カ ノレ ビ ト ー ル ア セ テ ー ト 2 0 0 部 中にて 8 0 。C、 1 0 時間反応させた。
[0075] 得 られたァ ク リ ル樹脂 1 0 0 部 (固形分〉 に、 赤、 綠、 青蛍光体 ( P — 2 2 ) 各々 にっ き 4 3 0 部をそれぞれ分 散、 混練 し、 プ チ ル カ ル ビ ト ー ル ア セ テ ー ト に て粘度を 1 2 0 0 0 C P S ( 2 5 。C E型粘度計、 東京計器 (株) 製') に調整 して各カ ラ ー蛍光体ペ ー ス ト を得た。
[0076] 上記ァ ク リ ル樹脂 (固形分) 1 0 0 部につ き高純度グ ラ フ ア イ ト 粉末 U F G — 5 S (昭和電工社製) 1 2 5 部 を分散、 混練 し、 プチ ル カ ル ビ ト ー ル ア セ テ ー ト に て粘 度を 2 5 0 0 0 c p s ( 2 5 。C ) に調整 し、 力一ボ ン べ — ス ト を得た。
[0077] 次いで、 上記で得 られた赤蛍光体べ一 ス ト を ガ ラ ス板 上に # 1 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版によ り膜厚 4 0 にべ夕 印刷を行い、 1 5 0 eCで 3 0 分で乾燥 し、 赤蛍光 体の フ ィ ル ム状物を作製 した。
[0078] 次に、 こ の赤蛍光体フ ィ ル ム状物上に # 3 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版によ っ て膜厚 1 0 〃 で カ ー ボ ン ペ ー ス ト をべ夕 印刷 し、 カ ー ボ ン の フ ィ ルム状物を形成 した。
[0079] 同様に して綠蛍光体フ ィ ル ム状物、 カ ー ボ ン フ ィ ル ム 状物、 青蛍光体フ ィ ル ム状物及びカ ー ボ ン フ ィ ル ム状物 の順に積層 し、 3 色蛍光体積層物 (以下こ れを 1 ト リ プ レ ツ ト と い う ) を作製 した。
[0080] 上記操作を繰 り 返 し、. 5 ト リ ブ レ ツ 卜 の積層物を作製 した。
[0081] 次いで、 積層物をガ ラ ス板よ り 剥離 し、 力 ミ ソ リ に よ り等分割 し、 こ の分割片をタ ー ビネ オー ルを用いて接着 積層 し、 3 0 0 ト リ ブレ ツ ト の蛍光体積層物を作製 した。
[0082] 得られた積層物を ミ ク 口 ト 一 ム を用いてそ の厚さ方向 に 3 0 の厚さ に切 り 出 し、 蛍光体ス ト ラ イ プ数 9 0 0 本の蛍光体膜を得た。
[0083] 蛍光体膜をガ ラ ス板上にポバー ル によ り 接着 し、 次い で、 4 0 0 〜 4 5 0 °Cで焼成 し、 不要なペ ー ス ト 中 の バ イ ンダー樹脂、 接着剤を分解 してカ ラ 一蛍光体面を得た。
[0084] こ の蛍光体面を光学顕微鏡に よ り評価 し た と こ ろ、 1 色の カ ラ 一蛍光体の ス ト ラ イ プ幅が 3 0 ± 5 、 カ ー ボ ン ス ト ラ イ プ幅 5 土 2 の高精度で均一な面を有す る蛍 光体面であ っ た。
[0085] [実施例 Β — 2 ]
[0086] イ ソ ブチ ル メ タ ク リ レ ー ト 7 9 部、 η — ブチ ル ァ ク リ レー ト 2 0 部、 メ タ ク リ ル酸 1 部及びァ ゾ ビ ス イ ソ ブチ ロ ニ ト リ ル 1 . 3 部を 3 — メ ト キ シ ブ チ ル ァ セ テ 一 卜 2 0 0 部中にて 8 0 で、 1 0 時間反応させた。
[0087] 得 られたア ク リ ル樹脂 1 0 0 部 (固形分) に、 赤、 緑、 青蛍光体 ( P - 2 2 ) 各々 にっ き 4 5 0 部をそれぞれ分 散、 混練 し、 3 — メ ト キ シ ブ チ ル ア セ テ ー ト に て粘度を 1 0 0 0. 0 C P S ( 2 5 °C E 型粘度計、 東京計器 (株) 製) に調整 して各カ ラ 一蛍光体ペー ス ト を得た。
[0088] 上記ァ ク リ ル樹脂 (固形分〉 1 0 0 部につ き高純度グ ラ フ ァ イ ト 粉末 U F G — 5 S (昭和電工社製) 1 2 5 部 を分散、 混練 し、 3 — メ ト キ シ ブチ ル ア セ テ ー ト に て粘 度を 2 0 0 0 0 c p s ( 2 5 。C ) に調整 し、 カ ー ボ ンぺ 一ス ト を得た。
[0089] 次いで、 上記で得 られた赤蛍光体ペ ー ス ト を ガ ラ ス板 上 に # 1 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版 に よ り 膜厚 4 0 にベタ 印刷を行い、 8 0 eCで 1 0 分で乾燥 し、 赤蛍光体 の フ ィ ル ム 状物を作製 した。
[0090] 次に、 こ の赤蛍光体フ イ ル ム状物上に # 3 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版 に よ っ て膜厚 1 0 ; / で カ ー ボ ン ペ ー ス ト を ベ タ 印刷 し、 カ ー ボ ン の フ ィ ル ム状物を積層形成 し た。
[0091] 同様に して緑蛍光体フ ィ ル ム状物、 カ ー ボ ン フ イ ル ム 状物、 青蛍光体フ ィ ル ム状物及びカ ー ボ ン フ ィ ル ム状物 を順次積層 し、 3 色蛍光体積層物 (以下こ れを 1 ト リ プ レ ツ 卜 と い う ) を作製 した。
[0092] 上記操作を繰 り 返 し、 5 ト リ プ レ ッ ト の積層物を作製 した。
[0093] 次いで、 こ の積層物を ガ ラ ス板よ り 剥離 し、 カ ミ ゾ リ によ り 等分割 し、 こ の分割片を夕一 ビネ オー ルを用いて 接着積層 し、 3 0 0 ト リ ブ レ ツ ト の蛍光体積層物を作製 した。
[0094] 得られた積層物を ミ ク 口 ト 一 ム を用いてそ の厚さ方向 に 3 0 ; [/ の厚さ に切 り 出 し、 蛍光体ス ト ラ イ プ数 9 0 0 本の切断片、 すなわ ち蛍光体膜を得た。
[0095] 蛍光体膜をガ ラ ス板上にポバー ル に よ り接着 し、 次い で、 4 0 0 4 5 0 °Cで焼成 し、 不要なペ ー ス ト 中の イ ンダ一樹脂、 接着剤を分解 してカ ラ ー蛍光体面を得た。
[0096] 蛍光体面を光学顕微鏡によ り評価 し たとこ ろ、 1 色の カ ラ ー蛍光体の ス ト ラ イ プ幅 が 3 0 ± 5 ^、 力 一 ポ ン ス ト ラ イ プ幅 5 土 2 の高精度で均一な面を有する蛍光体 ΕΙであ つ "こ。
[0097] [実施例 C — 1 ]
[0098] イ ソ ブチ ル メ タ ク リ レ ー ト 9 9 部、 メ タ ク リ ル酸 1 部 及びァ ゾ イ ソ ブ チ ロ ニ ト リ ル 1. 3 部を 3 —メ ト キ シ ブ チ ル ァ セ テ ー ト 中に て 8 0 °C 1 0 時間反応さ せ た。 .' 得 られた ア ク リ ル樹脂 1 0 0 部 (固形分) に、 赤、 緑、 青蛍光体 ( P — 2 2 ) 各々 にっ き 4 5 0 部をそれぞれ分 散、 混練 し、 3 — メ ト キ シ ブ チ ル ア セ テー ト に て粘度を 1 0 0 0 0 C P S ( 2 5 °C E型粘度計、 東京計器 (株) 製) に調整 して得 ら れた各カ ラ ー蛍光体ペ ー ス ト を、 ェ ー ル フ ィ ル ム上に # 1 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版に よ り膜厚 4 0 にベタ 印刷を行い、 8 0 °Cで 1 0 分で乾 燥 し、 赤蛍光体の塗布フ ィ ル ム を作製 し た。
[0099] 同様に し て緑蛍光体及び青蛍光体の塗布 フ ィ ル ム を赤 蛍光体塗布 フ ィ ル ム の上 に順に積層 し、 3 色蛍光体積層 物 (以下 こ れを 1 ト リ ブ レ ツ ト と い う ) を作製 し た。
[0100] 上記操作を繰 り 返 し、 5 ト リ プ レ ッ ト の積層物を作製 し 0
[0101] 次いで、 積層物を 力 ミ ソ リ に よ り 等分割 し、 こ の分割 片を ポ バー ルを用 いて接着積層 し、 3 0 0 ト リ プ レ ツ ト の蛍光体積層物を作製 し た。
[0102] 得 ら れた積層物を ミ ク 口 ト ー ム を用いて そ の厚 さ 方向 に 3 0 ; の厚 さ に切 り 出 し、 蛍光体 ス ト ラ イ プ数 9 0 0 本の蛍光体膜を得た。
[0103] 蛍光体膜を ガ ラ ス 板上に ポ バー ル に よ り 接着 し、 次い で、 4 0 0 〜 4 5 0 。Cで焼成 し、 カ ラ ー蛍光体面を得た。
[0104] 蛍光体面を光学顕微鏡に よ り 評価 し た と こ ろ、 1 色の カ ラ ー蛍光体の ス ト ラ イ プ幅が 3 0 ± 5 // の高精度で均 —な面を有す る 蛍光体面であ つ た。
[0105] [実施例 C 一 2 ]
[0106] ポバー ル 1 0 部を純水 9 0 部に溶解 した ポバー ル溶液 1 0 0 部 (固形分) に、 赤、 綠、 青蛍光体 ( P — 2 2 ) 各々 に っ き 3 5 0 部をそ れぞれ分散、 混練 し、 水にて粘 度を 1 0 0 0 C P S ( 2 5 °C E 型粘度計、 東京計器 (株) 製) に調整 して得 ら れた各カ ラ 一蛍光体ペー ス ト を、 ァ ク リ ル フ ィ ル ム (三菱 レ イ ヨ ン (株) 製 H B S 0 0 1 ) 上 に ア プ リ ケ 一 タ 一 に て膜厚 4 0 /^ に塗布 し、 9 0 °C で 1 0 分で乾燥 し、 赤蛍光体の塗布フ ィ ル ムを作製 し た。 同様に して緑蛍光体及び青蛍光体の塗布フ ィ ル ム を赤 蛍光体塗布フ ィ ル ム の上に順にポバー ルを用いて積層 し、 1 ト リ ブ レ ツ ト を作製 した。
[0107] 上記操作を繰 り 返 し、 5 ト リ ブ レ ッ ト の積層物を作製 し 0
[0108] 次いで、 積層物を力 ミ ソ リ によ り等分割 し、 こ の分割 片をポバー ルを用いて接着積層 し、 2 5 0 ト リ ブ レ ツ ト の蛍光体積層物を作製 した。
[0109] 得 られた積層物を ミ ク 口 ト ーム を用いてそ の厚さ方向 に 3 5 の厚さ に切 り 出 し、 蛍光体ス ト ラ イ プ数 7 5 0 本の蛍先体膜を得た。
[0110] 次ぎに、 ガ ラ ス板上にパタ ー ン幅 2 0 / の ス ト ラ イ プ メ タ ル マ ス ク を装着 した後にア ル ミ 蒸着 し、 ガ ラ ス板上 に ス ト ラ イ プ幅 2 0 IL づ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ層を形成さ せた。
[0111] 次い で、 ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ層を有する ガ ラ ス 板 の ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブ層 の上 に、 前記ス ト ラ イ ブ数 7 5 0 本 の蛍光体膜を、 各ス ト ラ イ プ境界部と ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プとが重な る よ う に、 ポバー ル によ り接着 し、 次いで、 4 0 0 〜 4 5 0 °Cで焼成 し、 カ ラ 一蛍光体面を得た。
[0112] 蛍光体面を光学顕微鏡によ り評価 した と こ ろ、 ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ間 の 1 色の カ ラ ー蛍光体の ス ト ラ イ プ幅が 2 0 士 5 の高精度で均一な面を有す る各色の 間に ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブの入 っ た蛍光体面であ っ た。
[0113] [参考例 D - 1 ]
[0114] イ ソ ブチ ル メ タ ク リ レ ー ト 9 9 部、 メ タ ク リ ノレ酸 1 部 及びァ ゾイ ソ ブチ ロ ニ ト リ ノレ 1 . 3 部を 3 — メ ト キ シ ブ チ ル ァ セ テ ー ト 中 に て 8 0 。C、 1 0 時間反応 さ せ た。
[0115] 得 ら れた ア ク リ ル樹脂 1 0 0 部 (固形分) に、 赤、 緑、 青蛍光体 ( P — 2 2 ) 各々 にっ き 4 5 0 部を そ れぞれ分 散、 混練 し、 3 — メ ト キ シ ブ チ ル ア セ テ ー ト に て粘度を 1 0 0 0 0 C P S ( 2 5 °C E 型粘度計、 東京計器 (株) 製) に調整 して得 ら れた各カ ラ ー蛍光体ペー ス ト を、 ガ ラ ス扳上に # 1 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版に よ り 膜厚 4 0 に ベ タ 印刷を行い、 8 0 。Cで■ 1 0 分で乾燥 し、 赤 蛍光体の フ ィ ル ム状物を作製 した。
[0116] 同様に し て緑蛍光体及び青蛍光体の フ ィ ル ム 状物を赤 蛍光体 フ ィ ル ム状物状に順に積層 し、 3 色蛍光体積層物 (以下 こ れを 1 ト リ プ レ ツ ト と い う ) を作製 し た。
[0117] 上記操作を繰 り 返 し、 5 ト リ ブ レ ッ ト の積層物を作製 した 0
[0118] 次いで、 積層物を ガ ラ ス板よ り 剥離 し、 力 ミ ソ リ に よ り 等分割 し、 こ の分割片を タ 一 ビ ネ オ ー ルを用 いて接着 積層 し、 3 0 0 ト リ プ レ ッ ト の蛍光体積層物を作製 し た。
[0119] 得 ら れた積層物を ミ ク 口 ト ー ム を用 いてそ の厚 さ 方向 に 3 0 の厚 さ に切 り 出 し、 蛍光体ス ト ラ イ プ数 9 0 0 本の蛍光体膜を得た。
[0120] 蛍光体膜をガ ラ ス板上にポバー ル に よ り 接着 し、 次い で、 4 0 0 ~ 4 5 0 °Cで焼成 し、 カ ラ 一蛍光体面を得た。
[0121] 蛍光体面を光学顕微鏡に よ り評価 した と こ ろ、 1 色の カ ラ ー蛍光体の ス ト ラ イ ブ幅が 3 0 ± 5 z の高精度で均 —な面を有する蛍光体面であ つ た。
[0122] [参考例 D — 2 ]
[0123] イ ソ ブチ ノレ メ 夕 ク リ レ ー ト 9 0 部、 2 — ヒ ド ロ キ シ メ タ ク リ レ ー ト 1 0 部及びァ ゾ イ ソ ブチ ロ ニ ト リ ル 1. 5 部をブチル カ ル ビ ト ー ル ァ セ テ 一 ト 中にて 8 0 。C、 1 0 時間反応さ せた。
[0124] 得 られた ア ク リ ル樹脂 1 0 0 部 (固形分) に、 赤、 綠、 青蛍光体 ( P — 2 2 ) 各々 にっ き 3 5 0 部をそれぞれ分 散、 混練 し、 ブ チ ル カ ル ビ ト ー ル ア セ テ ー ト に て粘度を 1 0 0 0 0 C P S ( 2 5 eC E型粘度計、 東京計器 (株) 製) に調整 して得られた各カ ラ ー蛍光体ペー ス ト を、 ガ ラ ス板上に # 1 0 0 メ ッ シ ュ の ス ク リ ー ン版に よ り 膜厚 5 0 〃 にべ夕 印刷を行い、 9 0 °Cで 1 0 0 分で乾燥 し、 赤蛍光体の フ ィ ル ム 状物を作製 した。
[0125] 同様に し て綠蛍光体及び青蛍光体ノ フ ィ ル ム 状物を赤 蛍光体フ ィ ル ム状物上に順に積層 し、 1 ト リ プ レ ツ ト を 作製 した。
[0126] 上記操作を繰 り返 し、 5 ト リ プ レ ッ ト の積層物を作製 した。 次いで、 積層物を ガ ラ ス板 よ り 剥離 し、 力 ミ ソ リ に よ り 等分割 し、 こ の分割片を タ ー ビ ネ オ ー ルを用 いて接着 積層 し、 2 5 0 ト リ プ レ ッ ト の蛍光体積層物を作製 し た 得 ら れた積層物を ミ ク 口 ト ー ム を用 いて そ の厚 さ 方向 に 3 5 の厚 さ に切 り 出 し、 蛍光体ス ト ラ イ プ数 7 5 0 本の蛍光体膜を得た。
[0127] 次 ぎに、 ガ ラ ス 扳上に パタ ー ン幅 2 0 / の ス ト ラ イ プ メ タ ル マ ス ク を装着 した後に ア ル ミ 蒸着 し、 ガ ラ ス 板上 に ス ト ラ イ プ幅 2 0 の ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ層 を形成 さ せた。
[0128] 次いで、 ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブ層を有する ガ ラ ス扳の ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブ層の上に、 前記ス ト ラ イ ブ数 7 5 0 本 の蛍光体膜を、 各 ス ト ラ イ プ境界部 と ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブと が重な る よ う に、 ポ ノ、 ' 一 ルに よ り 接着 し、 次い で、 4 0 0 〜 4 5 0 °C で焼成 し、 カ ラ 一蛍光体面を得た。 蛍光体面を光学顕微鏡に よ り 評価 し た と こ ろ、 ブ ラ ' y ク ス ト ラ イ ブ間の 1 色の カ ラ ー蛍光体の ス ト ラ イ プ幅が 2 0 士 5 の高精度で均一な面を有す る各色の間に ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ プ の入 っ た蛍光体面であ っ た。
[0129] 産業上の利用可能性
[0130] こ の発明 は、 カ ラ 一蛍光体面を構成部品 と す る カ ラ ー 陰極線管の製造 に好適な も のであ る。
权利要求:
Claims 請 求 の 範 囲
1 . カ ラ ー陰極線管に用い られる蛍光体面を製造す る方法において、
赤色発光蛍光体層、 緑色発光蛍光体層および青色発光 蛍光体層を、 該各蛍光体層の間に無発光層を介在さ せて、 繰り返 し積層 して積層物を形成し、
該積層物を厚さ方向に薄膜状に切断 して切断片を得、 該切断片を力 ラ ー陰極線管用前面パ ネ ル に接着ま たは 圧着 し、
該切断片を焼成す る
こ と か ら な る 力 ラ ー蛍光体面の製造方法。
2 . 赤、 緑およ び青の蛍光体を各々、 焼成可能な有 機バイ ン ダ一 に均一分散させた組成物か ら な る赤、 綠ぉ よ び青の各蛍光体フ ィ ル ム 状物および非発光性樹脂フ ィ ル ムを、 該各蛍光体フ ィ ル ム状物の間に非発光性樹脂フ イ ル ム を介在させて、 繰 り返 し積層 し、 所定の厚さ と し た積層物を得る、 請求項 1 に よ る カ ラ ー蛍光体面の製造 方法。
3 . 赤、 緑およ び青の各蛍光体フ ィ ル ム状物お よび 非発光性樹脂フ ィ ル ム の積層を、 被積層面上への塗布お よび塗布物の乾燥に よ り 行 う、 請求項 2 によ る カ ラ ー蛍 光体面の製造方法。
4 . 赤、 綠およ び青の蛍光体並びにカ ー ボ ンを各々, 焼成可能な有機バイ ンダ一に均一分散 させた組成物か ら な る赤、 綠およ び青の蛍光体並びにカ ー ボ ン の フ ィ ル ム 状物を各々、 該各蛍光体フ ィ ル ム状物の間にカ ー ボ ン フ イ ル ム状物を介在さ せて、 繰 り返 し積層 し、 所定の厚さ と した積層物を得る、 請求項 1 に よ る カ ラ ー蛍光体面の 製造方法。
5 . 赤、 綠およ び青の蛍光体並びにカ ー ボ ン の各フ イ ル ム状物の積層を、 被積層面上への塗布およ び塗布物 の乾燥によ り行 う、 請求項 4 に よ る カ ラ 一蛍光体面の製 造方法。
6 . 赤、 緑およ び青の蛍光体を各々、 焼成可能な有 機バイ ン ダ一 に均一分散させた組成物をフ ィ ル ム上に塗 布 し、 こ れを乾燥 して赤、 緑およ び青の各蛍光体塗布フ イ ル ム を得、 該蛍光体塗布フ ィ ル ムを繰 り 返 し積層 し、 所定の厚さ と した積層物を得る、 請求項 1 によ る カ ラ ー 蛍光体面の製造方法。
7 . 赤色発光蛍光体層、 緑色発光蛍光体層およ び青 色発光蛍光体層が該各蛍光体層の間に無発光層を介在さ せ て繰 り返 し積層 さ れた積層物を、 厚さ方向に薄膜状に 切断 してな る焼成切断片と、
前記焼成切断片が表面上に配設された力 ラ ー陰極線管 用前面パ ネ ル と、
か ら な る カ ラ ー蛍光体面。
8 . 無発光層が、 非発光性樹脂フ ィ ル ム で あ る、 請 求項 7 に よ る 力 ラ ー蛍光体面。
9 . 焼成切断片と前面パ ネ ル と の間に、 ブ ラ ッ ク ス ト ラ イ ブ層が、 無発光層に対向す る位置に ス ト ラ イ プが 実質的に一致する よ う に、 配置さ れている、 請求項 7 ま た は 8 に よ る 力 ラ ー蛍光体面。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
CN1230856C|2005-12-07|用可拉伸模具在基片上精密压制和对准结构的方法
US6811457B2|2004-11-02|Cathode plate of a carbon nano tube field emission display and its fabrication method
EP0382260B1|1995-05-03|Plasma display panel and method of manufacturing same
CN100423161C|2008-10-01|用于场发射显示装置的电子发射源组合物及用其制造的场发射显示装置
EP0333162B1|1994-06-15|Phosphor paste compositions and phosphor coatings obtained therefrom
US6713947B2|2004-03-30|Display device and method of manufacturing the same
CN1204586C|2005-06-01|等离子体显示板的制造方法
KR100879293B1|2009-01-19|다층 구조로 형성된 전자 방출원을 구비한 전계 방출표시장치
KR100338269B1|2002-08-22|칼라플라즈마디스플레이패널및그의제조방법
US20030197459A1|2003-10-23|Spacer assembly for flat panel display apparatus, method of manufacturing spacer assembly, method of manufacturing flat panel display apparatus, flat panel display apparatus, and mold used in manufacture of spacer assembly
KR20020093921A|2002-12-16|표시패널용 잉크 및 그 잉크를 이용한 플라즈마디스플레이 패널의 제조방법
US7157843B2|2007-01-02|Transfer film, method for forming metal back layer, and display device
US6992440B2|2006-01-31|Light-emitting device and process for its production
JP4449835B2|2010-04-14|平面型表示装置用のアノードパネルの製造方法
JP2005183370A|2005-07-07|カーボンナノチューブエミッターの形成方法
DE60218966T2|2007-07-12|Phosphorpastenzusammensetzungen
TW587395B|2004-05-11|Full color organic light-emitting display device
CN1447978A|2003-10-08|改进场致电子发射体的发射的方法
KR100777113B1|2007-11-19|미세패터닝이 가능한 고 신뢰성의 cnt 에미터 제조 방법
CN1760328A|2006-04-19|荧光体糊组分和利用该组分制造平板显示装置的方法
CN1547756A|2004-11-17|图像显示装置及其制造方法
CN1763885A|2006-04-26|电子发射装置及其制备方法
US6750610B2|2004-06-15|Plasma display with enhanced contrast and protective layer
KR20040008198A|2004-01-28|유리 페이스트, 전사지 및 플라즈마 디스플레이 패널
JP2000100318A|2000-04-07|フィ―ルドエミッションディスプレイ用エレクトロンエミッタ組成物及びこれを利用したエレクトロンエミッタの製造方法
同族专利:
公开号 | 公开日
CA2042580A1|1991-04-07|
EP0447554A1|1991-09-25|
US5256463A|1993-10-26|
JPH03122943A|1991-05-24|
KR940001961B1|1994-03-12|
KR920702008A|1992-08-12|
EP0447554A4|1992-03-18|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-04-18| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CA KR US |
1991-04-18| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB IT LU NL SE |
1991-05-31| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 2042580 Country of ref document: CA |
1991-06-06| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1990913878 Country of ref document: EP |
1991-09-25| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1990913878 Country of ref document: EP |
1994-08-13| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1990913878 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP1/261635||1989-10-06||
JP1261635A|JPH03122943A|1989-10-06|1989-10-06|Manufacture of color fluorescent surface|KR9170567A| KR940001961B1|1989-10-06|1990-09-21|칼라형광체면의 제조방법|
[返回顶部]