专利摘要:

公开号:WO1991004937A1
申请号:PCT/JP1990/001244
申请日:1990-09-27
公开日:1991-04-18
发明作者:Shoji Nakai;Shuichiro Imai
申请人:Kamitsu Seisakusho Ltd.;
IPC主号:B65H54-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 タ レッ ト型巻糸装置
[0002] 〔技術分野〕
[0003] 本発明は、 2個のボビンホルダをタ レッ ト盤の同心円上の 対称位置に配設し、 該タ レ ツ ト盤の回動により各ボビンホル ダで保持した満巻ボビンと空ボビンの位置を交互に転換させ て連続的に巻糸を行うタ レッ ト型巻糸装置に関し、 特に、 綾 振装置によって糸を綾振りさせながらボビン上に糸の巻取り を行い、 巻径の増大につれてタ レツ ト盤を回動させて、 ボビ ンを保持しているボビンホルダを定位置に維持されている綾 振装置から離反させる形式の巻糸装置に関する。
[0004] 〔背景技術〕
[0005] タ レツ ト型巻糸装置においては、 満巻ボビンから新たな空 ボビンへと糸を切り替える場合、 巻取り中の糸を綾振ガイ ド から離脱させて、 別個に設けた専用のガイ ドにより通常の綾 振り範囲外に偏位させ、 ボビンホルダの基部等に設けた糸保 持手段等により糸を保持しつつ空ボビンに糸を巻きつけ、 次 いで切断を行うのが一般的である。
[0006] 又、 1台のモータによって両方のボビンホルダを駆動する 方式のタ レツ ト型巻糸装置の場合、 その機構上、 両ボビンホ ルダとも同一の回転速度で回転するように構成されている。 そして糸の巻取りを実行している方のボビンホルダに保持さ れているボビンの巻径の増大に応じて、 徐々に回転が遅.く な るようにモータの回転速度を制御しながら、 一定速度で連続 供給されてく る糸を過不足なく巻き取っている。 前述の糸の 切り替え時には、 今まで径の大きい満巻ボビンに巻かれてい た糸は、 これと同一回転速度で回転する他のボビン、 即ち周 速度としては大幅に低い小径の空ボビンに移転して巻き取ら れることになる。 このため、 新たに糸の巻取りを開始した小 径のボビンによってモータが制御されて所望の回転速度に達 するまでの切り替え初期の過渡期においては、 空ボビンを保 持したボビンホルダの回転速度の不足に起因して糸に弛みが 生じて、 円滑な糸の切替え並びに巻取り作業が阻害される。 このため、 従来のこの種のタ レッ ト型巻糸装置においては、 給糸経路上に多数のダンサーローラを設けて、 この切り替え 初期における糸の供給速度とボビンの巻取り速度とのァンバ ラ ンスによる糸の弛みを吸収するように構成されている (特 公昭 48-31178号公報参照) 。
[0007] 上に述べたように、 綾振ガイ ド以外に別の糸切替え専用の ガイ ドを使用するものでは、 この専用ガイ ドを駆動するため の機構を要し、 装置が複雑になり且つ糸の受渡し回数が増加 するため、 当然動作が不正確となり、 更に機構の故障が多く なると共にその保守に手間をとられる等の問題があった。 又、 ダンサーローラによって切替え初期の糸の弛みを吸収 する機構は、 装置が大型化すると共に、 ダンサーローラ自体 の回転抵抗、 糸との摩擦等によって所期の弛み除去の目的を 達成することが難しかった。 〔発明の開示〕
[0008] 本発明の第 1 の目的は、 上記の従来技術の問題点を排除し タ レ ツ ト型巻糸装置において、 専用の切替え用ガイ ドを設け ることなく、 通常の巻取りに使用している綾振装置を利用し て糸の切替えを行うことのできる機構を提供することにある, 本発明の第 2の目的は、 各ボビンホルダを回転させるス ピ ン ドルに機械式のク ラ ッチ機構を設け、 巻取り開始位置から 満巻位置を経て玉揚げされ空ボビ ンを装着されて再び巻取り 開始位置に戻るボビンホルダの公転サイ クルを利用して、 特 に複雑 · 高価な制御手段を使用せずにボビンホルダに伝達さ れる トルクを調整し、 以て満巻ボビンと空ボビンとの間の糸 の切り替えを円滑に行う ことのできる機構を提供することに ある。
[0009] 本発明の第 1 目的は、 一対のボビンホルダを軸線を互いに 平行させてタ レ ツ ト盤の中心を挟んで同一円周上の対称位置 に配設し、 綾振りカムによって駆動される綾振りガイ ドによ つて糸をト ラバ一スさせつつ、 一方のボビンホルダ上のボビ ンに糸の巻取りを行い、 タ レッ ト盤の公転動作によって他方 のボビ ンホルダ上の空ボビンを巻取り開始位置に移転させ、 満巻ボビン上の糸を空ボビンの基端に設けられた糸端保持部 に連行する切り替え動作を繰り返して糸の連続巻取りを行う タ レ ツ ト型巻糸装置であって、 空ボビ ンを保持したボビ ンホ ルダが公転によつて巻取り開始位置の直前の糸切替え位置に 達したことを検知して信号を発する第 1検知手段と、 綾振り ガイ ドのボビ ンホルダ先端側のト ラバ一ス折り返し点近傍に 設けられて、 綾振ガイ ドが該折り返し点に到達したことを検 出して信号を発する第 2検知手段と、 更に綾振りガイ ドのボ ビンホルダ基端側のト ラバース折り返し点近傍に設けられて、 綾振ガイ ドが該折り返し点に到達したことを検出して信号を 発する第 3検知手段と、 前記綾振力ムを前記ボビンホルダに 平行して軸方向に所定距離だけ変位させる綾振力ムシフ ト機 構とを具え、 前記糸の切り替え動作の際に、 前記第 1検知手 段が信号を発した後、 初めて第 2検知手段が信号を発したと きに前記綾振カ ム シフ ト機構を作動させ、 綾振りガイ ドがボ ビン基端の糸端保持部を越えて ト ラバ一スし得るように綾振 りカ ムを変位させ、 且つ第 3検知手段の信号により再び綾振 カムシフ ト機構を作動させて綾振カムを元の位置に復帰させ るようにしたことを特徵とするタ レツ ト型巻糸装置によって 達成される。
[0010] 前記糸端保持部は、 ボビンホルダの基部端面に対して接離 可能に設けた環状の把持部材と、 ボビンホルダの公転の所定 時期に該把持部材をボビンホルダの端面から離反させる力ム 機構とで構成されていることが望ましい。
[0011] 前記環状把持部材は、 ボビンホルダの基部端面に接する側 の周面に、 複数の引掛爪を具えていることが望ましい。
[0012] 前記.綾振カ ム シフ ト機構がエアシ リ ンダであり、 綾振カ ム はスライ ド可能にシャフ ト上に取付けられていることが望ま しい。
[0013] 前記環状把持部材のボビンホルダ端面に対する接離動作は 綾振力ムのシフ ト動作と連携して行われることが望ましい。 前記環状把持部材のボビンホルダ端面に対する接離動作は ボビンホルダの公転経路に対応して設置された力厶機構であ ることが望ま しい。
[0014] 更に、 本発明の巻糸装置は、 綾振カムのシフ ト動作によつ て正規の綾振り範囲外に移行した糸の ト ラバ一ス運動を阻止 する鉤部を具えたバンチ レバーを、 作動位置と待機位置の間 で可逆的に回動可能に設けると共に、 その動作タイ ミ ングを 前記綾振力ムのシフ ト動作に連動させたバンチ巻装置を具え ていることが望ま しい。
[0015] 本発明の第 2 目的は、 第 1原動機によって中心軸回りに回 転駆動されるタ レツ ト盤と、 該タ レ ツ ト盤上にその中心軸に 関して対称位置に垂直に取付けられた回転自在な一対のボビ ンホルダと、 該ボビンホルダを担持するス ピン ドルと、 該ス ピン ドルを回転駆動するための共通の第 2原動機とを具え、 —方のボビンホルダ上のボビンに対して糸の巻取りを行い、 前記タ レツ ト盤の回転によってボビンホルダに保持されたボ ビンを、 巻取り開始位置、 満巻位置、 玉揚区間、 糸切り替え 位置を経て再び糸巻取り位置に戻る公転経路を循環させ、 玉 揚げ区間内でボビンホルダから満巻ボビンを外して代わりに 新たな空ボビンを装着して、 糸の連続巻取りを行ぅタ レツ ト 型巻糸装置であって、 前記第 2原動機と各スピン ドルとの間 に、 伝達トルクを段階的に切り替え可能な機械式ク ラ ッチ機 構を設け、 更に、 ボビンの公転位置に応じて該ク ラ ッチ機構 を作動させる手段を設けて、 満巻に到達したボビンを担持す る側のス ピン ドルに対して通常の巻取り張力を維持するのに 必要な トルクよりも小さい ト ルク しか伝達されないようにし たことを特徴とするタ レツ ト型巻糸装置によって達成される。
[0016] 前記ク ラ ッチ機構は、 原動機側のトルクを完全にスピンド ル側に伝達し得る完全係合状態と、 不完全に伝達し得る半係 合状態と、 ト ルクの伝達を全く遮断する非係合状態とを選択 的に切り替え可能であることが望ましい。
[0017] 公転に伴って、 ボビンが巻取り開始位置から満巻位置に至 るまでの間は、 当該ボビンを担持する側のスピンドルのク ラ ッチ機構は完全係合状態を維持し、 満巻位置から玉揚げ開始 位置に至るまでは半係合状態を維持し、 玉揚げ開始位置から 玉揚げ終了位置までは非係合状態を維持し、 その後は、 完全 係合状態に復帰することが望ましい。
[0018] 糸切り替え位置において、 ボビンホルダはその公転を一時 的に停止して、 切り替え動作が確実に行われるようにするこ とが望ましい。
[0019] 前記第 1原動機はステツ ビングモータであり、 第 2原動機 はトルクモータ又は可変速モータであることが望ま しい。
[0020] タレッ ト盤は、 ボビンが玉揚げ開始位置から玉揚げ終了位 置までは前記第 1原動機の歩進運動によって公転し、 玉揚げ 終了位置から糸切り替え位置までは連続公転し、 該糸切り替 え位置で一旦停止してから、 巻取り開始位置まで再び連続公 転することが望ましい。
[0021] 〔図面の簡単な説明〕
[0022] 以下、 図面に示す好適実施例に基づいて、 本発明を更に詳 細に説明する。
[0023] 第 1図はボビンホルダに保持されているボビンの各位置を 示す本発明の巻糸装置の正面図、
[0024] 第 2図は同じく平面図、
[0025] 第 3図は同じく要部を示す斜視図、
[0026] 第 4図は第 2図における I V- I V 断面図、
[0027] 第 5図は第 2図における V-V 断面図、
[0028] 第 6図は円弧状板力ムの斜視図、
[0029] 第 7図 ( a ) , ( b ) , ( c ) はク ラ ッチ機構の各作動状 態を示す側断面図、
[0030] 第 8図は綾振力厶のシフ トによる綾振ガイ ドのト ラバース 軌跡の一例を示す線図、
[0031] 第 9図は糸切り部の構成の一例を示す斜視図、
[0032] 第 1 0図は改良された糸端保持手段を具えた本発明の巻糸 装置の斜視図、
[0033] 第 1 1図はパンチ巻機構を具えた本発明の巻糸装置の平面 図、
[0034] 第 1 2図は同じく要部を示す斜視図、
[0035] 第 1 3図は同じくバンチ巻作動部の平面図、
[0036] 第 1 4図は同じく正面図、
[0037] 第 1 5図は本発明の巻糸装置の動作制御のための電気回路 図、
[0038] 第 1 6図は同じく動作シーケンスを示すタィ ムチ ャー トで め o 〔発明を実施するための最良の形態〕
[0039] 発明の基本構成
[0040] 本発明の基本構成を、 直径の増大につれて巻玉がボビンホ ルダの公転方向に離反移動する形式のタ レツ ト型巻糸装置に ついて説明する。
[0041] この巻糸装置においては、 第 1図に示すように、 同心円上 の対称位置に自転可能に 2個のボビンホルダ 1 a, 1 bが設 けられている。 一方のボビンホルダ 1 aに着目すると、 これ に保持されたボビン 3 aは先ず巻取り開始位置 Aに位置決め されて糸を巻取り、 径の増大につれて反時計回りに公転しつ つ、 満巻状態となって満巻位置 Bに到達し、 糸切替え対称位 置 Cを経て前記巻取り開始位置 Aと対称の位置にある玉揚げ 開始位置 Dを過ぎたとき、 満巻ボビン 3 aは新しい空ボビン 3 bと交換され、 新ボビンは满巻位置 Bと対称の位置にある 玉揚げ終了位置 Eを経て前記卷取り開始位置 Aに向かって公 転する経路をたどる。 他方のボビンホルダ 1 bに着目すると、 これに保持されているボビン即ち前記玉揚げ開始位置 Dを過 ぎて満巻ボビン 3 と交換されたばかりの空ボビン 3 bは、 玉揚げ絡了位置 Eを経て糸切替え位置 Fに達し、 以下、 巻取 り開始位置 A→満巻位置 B→糸切替え対称位置 C→玉揚げ開 始位置. Dに戻る公転経路をたどる。 これによつて、 両ボビン ホルダの転換を繰り返して糸の供給を中靳することなく連続 巻取りを行うことができるように構成されている。 こ こで、 玉揚げ開始位置 Dとは、 それ以降の公転位置であれば玉揚げ 作業が可能になる時点を示し、 同じく玉揚げ終了位置 Eとは それまでに玉揚げ作業を完了すべき時点を示すもので、 実際 の玉揚げ作業は、 玉揚げ開始位置 Dと玉揚げ^了位置 Eの間 に規定される玉揚げ区間内であれば、 任意の時点で行うこと ができる。
[0042] 本発明の基本構成を更に詳細に説明すると、 第 1図及び第 2図に示すように、 2個のボビンホルダ l a, l bはタ レ ツ ト盤 2に対して回転自在に配置され、 その一方のボビンホル ダ 1 aは定位置に固定した綾振装置 4に対向する巻取り開始 位置 Aに位置決めされ、 第 1図に示すように供給糸 Yを綾振 りガイ ド 5で綾振りさせながら、 該ボビンホルダ 1 a上のボ ビン 3 aに巻き取る。
[0043] タ レツ ト盤 2は、 固定の機枠 6に設けた透孔 6 a内で周縁 を小転子 7で支承させて回転自在に設け、 その後部に一体に 連設した軸受け部材 2 aと支持部材 2 bの後部に固定した大 歯車 8に、 ステ ッ ピングモータ 9 に連動する原動歯車 1 0を 嚙み合わせて、 第 1図で矢印方向に回転駆動させるようにし ている。 又、 両ボビンホルダ 1 a, 1 bの各ス ピン ドル 1 1 a , 1 1 bはタ レッ ト盤 2の背面から軸受部材 2 aを揷通支 持させ、 それぞれその端末にプーリ 1 2を設けている。 大歯 車 8の中心を貫通させて支持部材 2 bに支持した伝動軸 1 4 にはプー リ 1 5が固着され、 該プーリ 1 5 と前記ス ピン ドル 軸端の各ブーリ 1 2 , 1 2 とはテンショ ンプーリ 1 6を介し てタ イ ミ ングベル ト 1 3で駆動される。 伝動軸 1 4の他端に 固着したプ一リ 1 Ί と中間軸 1 8のプ一リ 1 9 a とはテ ンシ ョ ンプ一リ 2 0を介してタィ ミ ングベルト 2 1で駆動され、 更に中間プーリ 1 9 bと綾振装置 4の綾振力ム 4 a端部のプ ー リ 2 2 とはテンショ ンプー リ 2 4 とタイ ミ ングベルト 2 5 を介して駆動モータ 2 3により駆動される。 即ち、 該モータ 2 3によってボビンホルダ 1 a, 1 bの各スピン ドル 1 1 a, 1 1 bと綾振り力ム 4 aは所定の回転速度関係を維持しなが ら駆動される。 なお、 駆動モータ 2 3は、 通常、 一定速度で 連続供給される糸 Yの張力を検出するダンサアームの変位に 応じて自動的に速度調節されて常に巻取り張力を一定に維持 するように制御されているか、 又は、 原理的に常にほぼ一定 の巻取り張力が得られる トルクモータが採用されている。
[0044] このようにして、 ステツ ピングモータ 9 によるタ レッ ト盤 2の回動によって、 スピン ドル 1 1 a, 1 1 b、 従ってボビ ンホルダ 1 a, 1 bは同時に同方向に公転すると共に、 駆動 モータ 2 3により連動機構を介して同方向に自転する。
[0045] 綾振装置 4は固定機枠 6の背後に位置して設けられ、 公知 のように交差する 2条の綾振溝 4 bを有する綾振カム 4 aの 回転により該溝 4 bに係合するスライ ドガイ ド 4 cに連続し た連杆 4 dを機枠 6の前面に延長突出させて、 これに綾振ガ ィ ド 5を設け、 第 1図に示す巻取り開始位置 Aにあるボビン ホルダ 1 aに対向させてその長さ方向に ト ラバースさせる。 前記巻取り開始位置 Aにおいてボビンホルダ 1 a上のボビ ン 3 aは、 中間を軸支した揺動部材 2 6の先端の接圧口ーラ 2 7 と接触した状態で自転して糸 Yを巻き取る。 糸の巻取り の進行につれてボビンの巻径が増大すると、 接圧ローラ 2 7 と第 1図で反時計方向に回動して、 揺動部材 2 6は鎖線で示 す位置に移動し、 その先端に接近して設置されている近接ス イ ッチ 2 8から離れようとする。 この変位は近接スィ ッ チ 2 8によって検出され、 その信号によって前記タ レツ ト盤 2の 公転用ステッ ピングモータ 9が起動され、 タ レツ ト盤 2を反 時計方向に公転させる。 これによつて、 接圧口一ラ 2 7が元 の位置に戻り、 揺動部材 2 6は再び実線位置を占めて近接ス イ ッチ 2 8の検出範囲内に入ると、 ステ ッ ピングモータ 9は 停止し、 その位置で糸の巻取りが続行される。 このように、 ステ ッ ピングモータ 9 の起動 ♦ 停止を繰り返しながら巻取り 中のボビンホルダ 1 aを公転方向に歩進させる。 そして、 ボ ビン上の糸の巻層が所定直径に達してボビンホルダ 1 aが満 巻位置 Bに移動したときに、 タ レツ ト盤 2上の突片 2 9 aが 固定機枠 6上に設けられたリ ミ ッ トスィ ッ チ 3 0に接触して これを作動させる。 これによつて発せられた検知信号を受け ると、 ステ ッ ピングモータ 9は連続運耘に転じ、 タ レツ ト盤 2は公転を続行して転換動作に入り、 他方のボビンホルダ 1 bに担持された空ボビン 3 bを糸切替え位置 Fまで移動させ る。 この位置でタ レツ ト盤 2に設けられた別の突片 3 1 bが、 リ ミ ッ トスィ ッチ 3 2に接触してこれを作動させ、 ステツ ピ ングモータ 9を停止させて満巻ボビン 3 a と空ボビン 3 bを それぞれ位置 C , Fに一旦停止させる。 これによつて糸の切 替え動作が的確に行われる。 切替え動作の終了後、 ステツ ピ ングモータ 9 は再び起動され、 公転が続行されて空ボビン 3 bを巻取り開始位置 Aに、 また満巻ボビン 3 aを玉揚げ開始 位置 Dへ迅速に移動させて転換動作を終了する。 このよ う な 転換動作の繰り返しにより、 2個のボビンホルダを交互に使 用して、 糸の供給を中断することなく連続巻取りが行われる。
[0046] このボビンホルダの転換時における糸の切替え手段として、 各ボビンホルダ 1 a , 1 bの基端部には、 周面に多数の引掛 爪 3 4を突設した環状の把持部材 3 3と一体化された摺動リ ング 3 5をボビンホルダと共に回転可能でしかも軸方向にス ラィ ド可能に設け、 各引掛爪 3 4の側面をボビンホルダの端 面の摩擦部材 3 6に対して常に圧接させるようにばね 3 7で 付勢して、 該環状把持部材 3 3とボビンホルダ端面との間で 糸 Yを把持するようにした糸保持部 3 8を形成している。 各 摺動リ ング 3 5に一端を固定された操作杆 3 9がタレツ ト盤 2に挿通され、 その他端は軸受部材 2 aに摺動自在に挿通支 持されている。 該操作杆 3 9の中間にはカムフ ォロア 4 0が 取付けられ、 タ レツ ト盤 2の公転に伴う該カムフ ォロア 4 0 の回動軌跡の一部に沿って設けられた円弧状板カム 4 1 と係 合したときに、 ばね 3 7の付勢力に杭して操作杆 3 9を後退 させ、 環状把持部材 3 3をボビンホルダの端面から離反させ るように構成している。
[0047] 前記引掛爪 3 4は、 第 1 0図に拡大図示するように、 摩擦 部材 3 6に対面する側面が、 糸の捕捉を容易にするための先 細傾斜面 3 4 aとこれに続く平坦な把持面 3 4 bとによって 形成され、 更に、 糸の通過可能なス リ ッ ト 3 4 cが前記先細 傾斜面 3 4 aの下部から前記把持面 3 4 bの中央領域まで延 在している。
[0048] 各ボビンホルダのス ピン ドル 1 1 a, l i bは前記したよ うに 1台のモータ 2 3によつてそれぞれ連動して駆動され、 該モータと各スピン ドル間にはそれぞれクラ ッチ機構 5 0が 設けられている。 このク ラ ッチ機構には段階的に切替え可能 な摩擦式ク ラ ッチ機構等が採用されている。 その構成の一例 を第 7図に示すと、 各ス ピンドル 1 1の端末には、 伝動ブー リ 1 2がその中空ボス 1 2 a内の 2個のベアリ ング 5 1を介 してス ピン ドル 1 1 に対して回転自在に取付けられている。 該ボス 1 2 aの端部内周は円錐状のテーパ面 5 2を形成して いる。 一方、 前記円錐状テーパ面 5 2に内接して摩擦係合可 能な円錐状テーパ面 5 4を有するク ラ ッチ部材 5 3が、 スピ ンドルとは一体的に回転はするが軸線方向にはスラィ ド可能 にキー結合等によつてスピンドル 1 1 に取付けられ、 主ばね 5 5によって常に円錐状テ一パ面 5 2に向かって付勢されて いる。 又、 ボス 1 2 aの内部空間内には、 テ一パ結合部分を 挟んでク ラ ッチ部材 5 3に対向したク ラ ッチ円板 5 6が設置 され、 前記主ばね 5 5よりも弱い副ばね 5 7によってク ラ ッ チ部材 5 3に向かって付勢されている。
[0049] 更に、 クラ ッチ部材 5 3を囲繞してベアリ ング 5 8を介し て相対的に回耘し、 且つ支持部材 2 aに固定された軸片 6 0 に従ってク ラ ッチ部材 5 3 と一体的に軸方向にのみ移動する 従動環 5 9が設置されている。 該従動谟 5 9には、 タ レッ ト 盤 2の回転によるス ピン ドル 1 1の公転軌跡に沿って設けら れた円弧状の板力 ム 6 2 と接触なカムフ ォ ロア 6 1 が取付け られている。 この板カ ム 6 2 と力厶フ ォロア 6 1の作用によ つて、 従動環 5 9はク ラ ッチ部材 5 3を軸方向に変位させる。 1 6 7は前記クラ ッチ機構 5 0 と同軸に取付けられたブレ —キで、 支持部材 2 bに固定されたベアリ ング押さえ兼用の ブレーキケース 1 6 8内に回り止めを施された円板状の制動 片 1 6 9が、 ス ピン ドル 1 1 の軸方向に移動可能に遊嵌され て、 その一側面が前記クラ ッチ部材 5 3の一端と摩擦嵌合可 能に対向している。 そして制動片 1 6 9は圧縮ばね 1 7 0に よって止め輪 1 7 1 と係合する方向に付勢されている。
[0050] 前記円弧状板力ム 6 2は、 第 5図、 第 6図で示すように、 満巻ボビン 3 aが満巻位置 Bを過ぎた適当な位置から糸切替 え位置 Fと対称位置にある糸切替え対称位置 Cを経て更に満 巻ボビンを取り外して空ボビンとの交換を完了する玉揚げ終 了位置 Eまでの区間において、 カムフ ォ ロ ア 6 1が接触し得 る円弧長を有し、 固定枠板 6 3に位置の調整自在に取付けら れている。 この板カム 6 2は、 満巻位置 Bを過ぎた適宜の位 置から糸切替え対称位置 Cを過ぎて玉揚げ開始位置 Dまでの 区間に対応する部分 6 2 aの板厚 h , に比して、 玉揚げ開始 位置 Dから玉揚げ ϋ了位置 Eまでの部分 6 2 bの板厚 h 2 が 大きく設定されている。
[0051] 綾振装置 4の綾振力ム 4 aは、 駆動軸に対してスプラィ ン 係合又はキー係合等の手段によって軸方向に移動可能に構成 されている。 該カム 4 aを駆動軸の軸方向に移動させるため に、 エア、: リ ンダ機構 4 3が設けられ、 該エアシリ ンダ機構 のピス ト ンロ ッ ド 4 4の先端には作動杆 4 5が固定されてい る。 該作動汗 4 5の下端は、 前記力ム 4 aの端部に形成され た環状凹部 4 2内に嵌入係合している。 この構成によって、 エアシ リ ンダ機構 4 3が作動すると、 綾振カ ム 4 aは軸方向 に所定距離だけシフ 卜 させられる。
[0052] この綾振カム 4 aのシフ ト動作は、 前記したボビン間の糸 の切替え操作の一部として行われる。 第 3図に示すように、 満巻ボビン 3 a と互いに位置を転換した空ボビン 3 bが糸の 糸切替え位置 Fに達すると、 先ずリ ミ ッ トスィ ッチ 3 2 (第 1検知手段) が作動してタ レツ ト盤 2を公転させるステッ ピ ングモータ 9が停止し、 両ボビン 3 a , 3 bの公転を一旦停 止させる。
[0053] この状態でト ラバース中の綾振ガイ ド 5が空ボビン 3 bの 先端のト ラバース折り返し点に達して方向転換するとき、 該 部分に設けられている リ ミ ッ トスィ ッ チ 4 6 (第 2検知手段) が作動して検知信号を発する。 この検知信号によってエアシ リ ンダ機構 4 3が作動し、 ピス ト ンロ ッ ド 4 4を介して綾振 カ ム 4 aを第 3図に鎖線で示した通常巻取り時の綾振作動位 置から実線で示した位置に矢印 Tの方向に移動させる。 この ため、 折り返した綾振ガイ ド 5は、 通常の ト ラバース幅を越 えた空ボビン 3 bの基端の外側の糸保持部 3 8まで ト ラバー スして、 供給糸 Yを該糸保持部 3 8まで連行する。 空ボビン 3 bの自転に伴って連行された糸 Yは環状把持部材 3 3の周 縁の引掛爪 3 4に捕捉される。 そして、 これを巻糸の始端と してボビンホルダの端面の摩擦部材 3 6 と挟持部材 3 3 との 杆に挟み込み、 通常の巻取り位置を外れた位置でボビンの回 転方向に持ち上げられる。 このとき、 満巻ボビン 3 aから空 ボビン 3 bに連なる糸部分 Y ' には適度の緊張が付与され、 その経路に設けられた糸切刃 4 8に押し付けられて切断され、 満巻ボビン 3 aから空ボビン 3 bへの糸の切替えは完了する。
[0054] 次に綾振ガイ ド 5が空ボビン 3 bの基端側の折り返し点で 方向耘換する際に、 リ ミ ッ トスィ ッ チ 4 7 (第 3検知手段) が作動し、 それから発せられる検知信号によつて前記エアシ リ ンダ機構 4 3が逆方向に作動して、 綾振力ム 4 aを通常の 綾振作動位置に復帰させる。 これによつて、 綾振ガイ ド 5は 正常巻取り時のト ラバ一スを開始し、 空ボビン 3 bに対して 糸の巻取りが行われる。
[0055] 第 8図は、 この綾振カム 4 aの軸方向シフ トによる綾振ガ イ ド 5のト ラバ一ス範囲の変化の状態を模式的に示したもの でめ 。
[0056] 同時に、 この綾振カ ムの復帰後の最初のト ラバースによつ て前記リ ミ ッ ト スィ ッ チ 4 6 (第 2検出手段) が作動したと きを起点として、 タイマー又はカウンタ等を利用してステツ ビングモータ 9に所定数のパルスを連続して付与することに よって、 ステツ ビングモータ 9を連続回転させて、 空ボビン を巻取り開始位置 Aに速やかに移転させ、 正常の速度での糸 の巻取りが開始される。 ステ ッ ピングモータを連続回転する には、 この他にも、 リ ミ ッ トスィ ッ チ 3 2 と突片 3 1 a, 3 1 bとの係合角度の調整による該リ ミ ッ トスィ ッ チ 3 2のォ ン · オフ動作を利用する ことができる。
[0057] 一方、 このステ ッ ピングモータ 9の連続回転によって満巻 ボビンも玉揚げ開始位置 Eに移転する。 その経路において力 厶フ ォロア 6 1 と円弧状力厶板 6 2 との係合によって、 ク ラ ッチ部材 5 3の円錐面 5 4は、 第 7図 ( c ) に示すように、 中空ボス部 1 2 aの円錐テーパ面 5 2から離反し、 ク ラ ッチ 5 0が不作動となると共に、 ク ラ ッチ部材 5 3が制動片 1 6 9 と弾発的に係合するため、 そのブレーキ作用でス ピン ドル 1 1の回転が制動される。 これによつて、 満巻ボビンの空転 による巻糸終端の振り回りが防止される。
[0058] 空ボビン 3 bと位置を転換された満巻ボビン 3 aは、 ボビ ン 3 bの巻径の増大に伴うステツ ビングモータ 9の歩進によ つて徐々に公転し、 第 1図に示す玉揚げ開始位置 Dに到達す る。 この時点で、 前記したように、 カ ムフ ォロア 4 0 と円弧 状カ ム 4 1 との接触によつて環状把持部材 3 3がボビンの端 面から離反し、 挟持していた糸端を解放する。 この時点でも 満巻ボビン 3 aは制動されるので、 ボビンホルダ 1 a上から 満巻ボビン 3 aを取り外し、 新規に空ボビンと交換して次の 操作の準備をすることができる。
[0059] この実施例においては、 綾振力ム 4 aをシフ ト させる動作 の制御を行うために、 リ ミ ッ トスィ ッ チ 4 6, 4 7を綾振ガ イ ド 5の折り返し点近傍に設け、 これを第 2 , 第 3検知手段 として用いているが、 この代わりに例えば綾振力ム 4 aの回 転に連動して ト ラバースの一往復毎に 1 回転する円板を設け、 該円板の角度位置を 2個のリ ミ ッ ト スィ ツチで検出して綾振 ガイ ド 5の位置を間接的に検知することも可能である。
[0060] 次に、 満巻ボビンから空ボビンへ糸を切替える際に、 供給 糸 Yに弛みを生じることを防止するために、 両ボビン 3 a , 3 bの自耘速度を自動的に制御調整する前記ク ラ ッチ機構の 作用ついて説明する。
[0061] 空ボビン 3 bが、 巻取り開始位置 Aから満巻位置 Bを過ぎ て糸切替え対称位置 Cとの中間位置に達するまでは、 第 5図 に示すように、 半時計方向に公転するス ピン ドル 1 1のカ ム フ ォロア 6 1 は、 板カム 6 2の作用域の外にあるため、 ク ラ ツチ機構 5 0の各部材は第 7図 ( a ) の位置を占め、 ブーリ 1 2 とス ピン ドル 1 1 とは完全係合状態にある。 即ち、 ブー リ 1 2の駆動トルク はス ピン ドル 1 1 に完全に伝達される。 ボビン 3 bが前記中間位置から更に公転すると、 カ ムフ ォ ロ ア 6 1が板力ム 6 2の板力ム 6 2の厚さ h , に相当する部 分 6 2 aに接触し、 カムフ ォロア 6 1 はこの厚さ分だけ、 ス ピン ドルの軸方向にシフ ト し、 ク ラ ッ チ部材 5 3 とプー リ 1 2の中空ボス 1 2 aの円錐状テーパ面同士は非係合状態とな り、 クラ ツチ円板 5 6力 ク ラ ツチ部材 5 3の端面に圧接され ている状態となる。 従って、 空ポビンを担持したボビンホル ダが巻取り開始位置 Aに達するまでの間、 満巻ボビンを担持 したボビンホルダはス ピン ドル 1 1 とプー リ 1 2 との不完全 なクラ ッチ係合関係で滑りを生じつつ、 通常の巻取り張力を 維持するのに必要な トルクより小さい伝動トルクで駆動され る o
[0062] 更にボビン 3 bが玉揚げ開始位置 Dまで公転すると、 カ ム フ ォ ロ了 6 1 は板力厶 6 2の厚さ h 2 の部分 6 2 bに接触を 開始し、 クラ ッチ部材 5 3のシフ ト量は更に増大して、 前述 した第 7図 ( c ) の状態となり、 トルクの伝達は完全に断た れ、 更にス ピン ドル 1 1 に対して制動がかけられて回転が停 止する。 この制動状態はカムフ ォ ロ ア 6 1が板力 ム 6 2の作 用域から離脱する玉揚げ終了位置 Eまで続く。
[0063] その後はク ラ ッチは完全係合状態に戻り、 新たに装着され た空ボビンは高速で自転駆動されながら、 前述のように糸切 替え位置 Fまで速やかに公転する。
[0064] ス ピン ドル駆動モータ 2 3 と して、 糸の張力検知信号に基 づいて速度が増減する可変速モータを使用する場合には、 前 記半ク ラ ッチ状態による満巻ボビンの回転トルクの低下に伴 う糸張力の減少によってバラ ンス点が増速側に偏り、 空ボビ ンの周速が満巻ボビンの周速と同じか又はそれより大き く な つて空ボビンに巻付く前の糸の弛みを防止し得ると共に、 両 ボビン間に架橋されている渡り糸に適度な張力が付与されて 確実な糸切り動作が行われる。
[0065] 又、 モータ 2 3 として、 一定の速度ト ルク特性を持つ ト ル クモータを使用して巻取り張力を一定に維持して巻取りを行 う場合には、 満巻ボビンを担持する側のクラ ッチ機構の伝達 トルクが減少してモータ負荷が低下するため、 モータの回転 速度が上昇し、 空ボビンの回転が前記と同様に糸切替え位置 Fに達する以前に充分に加速される。
[0066] 第 9図は糸の切替え時に両ボビン間の渡り糸を切断する 機構の別の例を示す。 、
[0067] タ レッ ト盤 2の周縁部に回動自在に基端を軸支されたァー ム 6 4は、 ばねによって矢印 Uの方向に付勢されている。 該 アーム 6 4の先端には、 糸切り刃 4 8とこれに平行して一端 が回動自在に軸支された糸落ち防止レバ一 6 5 とが取りつけ られ、 該レバー 6 5はコイルばね 6 6によって常時矢印 Vの 方向に付勢されている。 該アーム 6 4の中間部から外方に突 出したロ ッ ド 6 7の先端には力厶フ ォロア 6 9が取付けられ、 固定機枠 6に固定されたカ ム片 6 8と係合してアーム 6 4を 回動させるように構成されている。
[0068] ボビンホルダが糸切替え位置まで公耘すると、 カ ムフ ォ ロ ァ 6 9 とカム片 6 8との係合によってアーム 6 4が実線で示 す作動位置まで起立し、 糸切り刃 4 8が渡り糸通過位置に変 位する。 糸切替え動作時に、 満巻ボビンから出て引掛爪 3 4 に捕捉された渡り糸 Y ' は、 先ず糸落ち防止レバー 6 5 と当 接して満巻ボビン側のボビンホルダ 1 aの先端方向に押され て満巻ボビンの端面からの離脱を阻止される。 そして、 その 後の張力の増加によつてレバ一 6 5をコィルばね 6 6の付勢 力に杭して回動させ、 遂には糸切り刃 4 8に接触して切断さ れる。
[0069] 糸端保持手段の改良
[0070] 第 1 0図に示す例は、 前記基本構成の巻糸装置における糸 の切替え時の糸端保持手段の改良にかかるものである。
[0071] 即ち、 基本構成の場合の糸保持部 3 8の構造は、 ボビンホ ルダの端部に設けた環状把持部材 3 3と摩擦部材 3 6 とをス プリ ン-グ 3 7で互いに押圧しておき、 糸の切替え時に空ボビ ン側のボビンホルダに糸を繋止する際には、 両部材 3 3 , 3 6の合わせ面の V字型の開口から糸を両部材間に食い込ませ るものである。 しかし、 この構造は、 巻取り張力を利用して 糸を食い込ませるので動作が不確実になり易く、 安定した糸 端の保持が得られない場合がある。 この例はこの点を改良し て常に確実な糸端の保持を可能にしたものである。
[0072] 図面において、 基本構成と同じ構成部品については同一の 符号を付してその関連が明らかになるようにすると共に、 以 下の説明においては重複する記載は省略してその差異のみを 述べる。
[0073] 第 1 0図に示すように、 綾振カムの上方には、 図示しない 支持金具によつて案内口 ッ ド 1 4 7が綾振ガイ ド 5のト ラノ ース方向と平行に支持され、 これに当接片 1 4 8を固定した スライ ド部材 1 4 9が摺動自在に貫挿されている。 該スライ ド部材 1 4 9は、 エアシ リ ンダ機構 4 3のピス ト ンロ ッ ド 4 4の先端に取付けられた前記作動扦 4 5の上端と、 鎖線で示 す L字型の連結プレー ト 1 5 0によって連結されている。 こ の構成により、 当接片 1 4 8は、 糸の切替え時の綾振カム 4 aのシフ トの際のピス ト ンロ ッ ド 4 4の伸縮によつて、 スラ ィ ド部材 1 4 9 と共に往復動可能である。
[0074] 該当接片 1 4 8は、 ピス ト ンロ ッ ド 4 4の収縮ス ト ローク の終端直前の位相位置において、 前記糸切替え位置 Fを占め るボビンホルダ 1 a又は 1 bの前記カムフ ォ ロア 4 0 と係合 してこれを図において右方に押圧し、 操作扞 3 9を介して環 状把持部材 3 3を圧縮ばね 3 7に杭して摩擦部材 3 6から強 制的に離反させるような位置関係に設置されている。
[0075] 即ち、 糸の切替え時にエアシリ ンダ 4 3が作動して綾振力 4 aを右方の鎖線で示した位置にシフ ト させると、 これと 連動してスラィ ド部材 1 4 9 も案内ロ ッ ド 1 4 7上を摺動し て右方に移動し、 当接片 1 4 8がカ ムフ ォロア 4 0を押圧し て操作杆 3 9を作動させる。 これによつて、 環状把持部材
[0076] 3 3と摩擦部材 3 6 との間は巻糸端を捕捉するための間隙が 形成され、 通常のト ラバース範囲を越えてボビンホルダの基 端近傍まで連行された糸 Yはこの間隙に容易に入り込む。 こ の時点で、 エアシリ ンダ 4 3が再び作動してピス ト ンロ ッ ド
[0077] 4 4が元の伸長位置に復帰し、 綾振カム 4 aを実線位置に戻 して綾振ガイ ド 5を正常のト ラバース範囲に復帰させる。 こ れと同時に当接片 1 4 8はカ ムフ ォ π了 4 0から離れ、 環状 把持部材 3 3が圧縮ばね 3 7の付勢力によって押し戻され、 糸は把持部材 3 3 と摩擦部材 3 6 との間に確実に挟み込まれ ο
[0078] なお、 この実施例の場合には、 環状把持部材 3 3と摩擦部 材 3 6 との間に確実に間隙が形成されるので、 第 3図又は第 9図に示した基本構成の場合の環状把持部材のような、 引掛 爪 3 4等の複雑な構造は不要である。
[0079] パンチ巻形成機構
[0080] 第 1 1図〜第 1 4図に示す機構はは、 前述の基本構成に、 更に、 糸の切替え時に空ボビンの端部に所定巻数のバンチ巻 を形成するのに好適な構成を付加したものである。
[0081] 前記基本構成の巻糸装置においては、 ボビンホルダの回転 中には常に糸がト ラバース運動を行っているので、 糸の切替 え時に空ボビンにバンチ巻を形成することが困難であった。 従来、 バンチ巻を形成する手段としては、 例えば特開昭 5 2—4 0 6 3 5号公報等に提案されているように、 綾振カ ム とボビンホルダとを別個のモータで駆動し、 空ボビンへの巻 取り開始時にのみ綾振力ムを停止させてボビンの端部に棒巻 状のバンチ巻を形成するものがある。 しかし、 綾振カ ムの回 転とボビンホルダを支持するス ピン ドルの回転を同調させる ためにはコ ン ビュータ等の高価な制御装置を必要と し、 装置 コス トが高く なる欠点がある。
[0082] その他に、 綾振カ ムの回転や綾振ガイ ドの移動に無関係に 糸の ト ラバース動作を阻止する鉤部を具えたバンチ レバーを ボビンホルダに設け、 必要時にこれを作動位置に変位させ、 糸を拘束しつつボビンに棒巻状のバンチ巻を形成し、 その後, 糸の拘束を解除して正規の綾振りによって巻取りを行うこと も行われている。 この場合には、 綾振カムとボビンホルダと の同調回転を簡単な機構によって得ることができる利点があ るが、 反面、 バンチ レバーを適切なタイ ミ ングで作動位置と 待機位置との間を変位させるのに特別の駆動源と機構を必要 とし、 装置が複雑になる欠点がある。
[0083] この第 3実施例は、 こう した欠点を解決し、 バンチレバ一 の駆動源として綾振カムの糸切替えのためにシフ ト させるェ ァシリ ンダを利用し、 そのタイ ミ ングも シフ ト動作に同調さ せることによって、 機構を簡略化したものである。
[0084] 第 1 1図〜第 1 4図において、 前記各実施例におけるのと 同じ符号が同一の部品を示すのに使用され、 関連が明瞭に判 るようにされている。 従って、 既に述べた説明と重複する点 は省略してその相違点のみを述べる。
[0085] 綾振装置 4の連杆 4 dが貫通している位置の固定機枠 6の 前面には、 支持金具 2 4 6 (第 1 4図) によって支軸 2 4 7 が回転自在に支承され、 該支軸 2 4 7の下端には先端には糸 Yの綾振り阻止する鉤部 2 4 8 aを有するバンチレバー 4 8 が支軸 2 4 7 と共に水平方向に回動可能に固定されている。 この鉤部 2 4 8 aは、 糸の切替えの際に綾振ガイ ド 5が通常 の範囲を越えて ト ラバースするときのはみ出した綾振ガイ ド 5の軌跡の直下に位置决めされている。 更に、 支軸 2 4 7の 上端には付勢レバー 2 4 9が固定され、 これと上部の前記支 持金具 2 4 6 との間に介在するスプリ ング 2 5 0によって、 前記バンチレバー 2 4 8を糸 Yを拘束する作動位置側、 即ち 第 1 3図で矢印 X方向に回動付勢している。
[0086] 2 5 1 は上部支持金具 2 4 6に中間を軸 2 5 1 cで回動自 在に支持された中間レバーで、 その一端に取付けられた小口 ーラ 2 5 1 aが前記付勢レバー 2 4 9の側面に当接している。 中間レバー 2 5 1 の他端の垂直面 2 5 1 bには、 固定機枠 6 に設けられた案内孔 2 5 2を貫通した押し口 ッ ド 2 5 3の先 端が押し当てられている。 該押し口ッ ド 2 5 3は、 前記エア シリ ンダ機構 4 3のピス ト ンロ ッ ド 4 4とほぼ同一軸線上に 配置されている。 ピス ト ン口 ッ ドが収縮した状態では、 第 1 3図に実線で示されているように、 付勢レバー 2 4 9に作用 するスプリ ング 2 5 0の付勢力によって、 前記垂直面 2 5 1 bに当接した押しロ ッ ド 2 5 3を、 該ロ ッ ド 2 5 3の先端の ねじ部 2 5 3 aに螺合したダブルナ ッ ト 2 5 4が案内孔 2 5 2の開口縁に当接するまで後退させる。 このときバンチレバ — 2 4 8は、 第 1 3図に実線で示すように、 支軸 2 4 7 と共 に反時計方向に回動して糸 Yの綾振りを阻止する作動位置を 占める。 ピス ト ンロ ッ ド 4 4が伸長した状態では、 押しロ ッ ド 2 5 3はピス ト ンロ ッ ド 4 4 の先端で押し出され、 中間レ バ一 2 5 1を介して付勢レバー 2 4 9をスプリ ング 2 5 0の 付勢力に杭して時計方向に回動させ、 これに伴って支軸 2 4 7 と共にバンチ レバー 2 4 8を鎖線で示す待機位置に回動さ せ、 糸の綾振り経路と干渉しないようにする。
[0087] 2 5 5 は綾振装置 4の連杆 4 dを案内支持するレールを具 えたビーム 2 5 6の背面に固定され、 下端が前記パンチ レバ - 2 4 8下方に位置する補助板で、 バンチ レバー 2 4 8が糸 Yを鉤部 2 4 8 aに保持しつつ待機位置側即ち糸 Yの綾振り を阻止しない位置の方に回動するとき、 鉤部 2 4 8 aから糸 Yが確実に離脱できるように作用する。
[0088] 糸の切替え時に、 エアシリ ンダ 4 3が作動すると、 前述の ようにピス ト ンロ ッ ド 4 4が収縮して綾振力ム 4 aが第 1 2 図の点線位置にシフ ト し、 これに伴って糸がボビンの端面の 環状把持部材 3 3と摩擦部材 3 6 との間に挟み込まれて、 渡 り糸 Y ' が糸切り刃 4 8によって切断される。
[0089] ビス ト ンロ ッ ド 4 4の収縮に伴って押しロ ッ ド 2 5 3はピ ス ト ンロ ッ ド 4 4による押圧から解放され、 図示しない突出 位置から第 1 3図の実線で示される位置に後退する。 これに よって中間レバー 2 5 1の自由回動が可能となり、 スプリ ン グ 2 5 0の付勢力によって付勢レバ一 2 4 9 と一体の支軸 2 4 7 とバンチ レバー 2 4 8を回動させ、 鉤部 2 4 8 aを綾振 りによる糸 Yの通過経路の下方の作動位置に移動させる。 こ れにより、 綾振ガイ ド 5がボビンの基部側のト ラバースの端 部で折り返してボビンの先端側に向かって移動する際に、 綾 振ガイ ド 5に連行されている糸 Yはバンチレバー 2 4 8の鉤 部 2 4 8 aに引っ掛かって綾振ガイ ド 5の移動に無関係に綾 振りを阻止され、 その位置でボビンの基端側の所定位置にバ ンチ巻される。
[0090] 綾振ガイ ド 5がボビンの基端側のト ラバース端で折り返す 際に、 前記第 3検知手段のリ ミ ッ トスィ ッ チ 4 7が作動して タイマーをオ ンにし、 所要回数のパンチ巻が形成される時間 が経過するまでこの状態を維持する。
[0091] 所定の時間が経過した後、 タイマ一がオフになり、 エアシ リ ンダ機構 4 3に圧力空気を供給するソレノ ィ ドバルブ (図 示しない) の流路が切替えられ、 収縮していたビス ト ンロ ッ ド 4 4が伸長に転ずる。 このため、 押しロッ ド 2 5 3がビス ト ンロ ッ ド 4 4に押されてバンチレバー 2 4 8を第 1 3図に 鎖線で示した待機位置に回動させる。 これによつて、 糸 Yは 鉤部 2 4 8 aから離脱し、 綾振力ム 4 aは通常の綾振位置に 復帰し、 綾振ガイ ド 5による正常の巻取りが行われる。
[0092] 制御回路並びに動作シーケ ンスのタ イ ムチャ ー ト
[0093] 以上説明した本発明のタ レツ ト型巻糸装置の動作シーケン スは、 例えば第 1 5図に示す電気回路によって制御される。
[0094] ① 玉揚げ区間を通過中の空ボビンを保持した側のボビン ホルダのス ピン ドルが、 玉揚げ終了位置 Eに達し、 リ ミ ツ ト スィ ッチ 3 0が投入されると、 リ レー R e 1 が励磁され、 そ の接点 R e 1が閉成してステッ ビングモータ 9が連続公転す る。 このス ピン ドルが糸切替え位置 Fまで公転し、 リ ミ ッ ト スィ ッチ 3 2を開放すると リ レー R e 1 が消勢し、 ステツ ビ ングモータ 9は停止する。 なお、 リ レー R e 3は自己保持を 続けている。
[0095] ② 糸切替え位置 Fにおいて、 綾振ガイ ド 5がその ト ラバ —スの先端側折り返し点近傍に設けられたリ ミ ッ ト スィ ッ チ 4 6を作動させると、 投入状態の接点 R e 3に直列に接続さ れている リ レー R e 2が励磁されて自己保持し、 ソレノ ィ ド バルブ S Vが励磁されるため、 綾振力ム 4 aが軸方向にシフ トする。
[0096] ③ 綾振カ ム 4 a がシフ ト した状態で、 綾振ガイ ドがボビ ン基端側のリ ミ ッ ト スィ ッ チ 4 7を作動させると、 投入状態 の接点 R e 3に直列に接続されているタイマ一 T M , が励磁 され、 カ ウ ン トを開始する。 リ ミ ッ トスィ ッ チ 4 7が瞬時に 開閉するため、 このタイマーにはリ レー R e 4の自己保持に よりタ イ ムアツプまで給電が続行される。
[0097] ④ タイマー T M 1がタ イ ムアツプして接点 T M 1を作動 させると、 リ レー R e 5が励磁し、 同時にリ レー R e 3が消 勢する。 リ レー R e 3の消勢に伴ってリ レー R e 2が消勢し、 ソレノ ィ ドバルブ S Vへの給電が断たれてバルブが切り換え られ、 綾振カ ム 4 aが定位置に復帰する。 なお、 リ レー R e 3の消勢によってタイマー T M 1 はリ セ ッ トされる。
[0098] ⑤ 綾振力ムが定位置に復帰し、 綾振ガイ ドがリ ミ ツ トス イ ッチ 4 6を作動させると、 投入状態の接点 R e 5に直列に 接続されたリ レー R e 6が励磁して自己保持する。 これによ つてステッ ピングモータ 9が連続回転する。 リ レー R e 6の 励磁によってタイマ一 T M 2がカウ ン トを開始し、 タイ ムァ ップした時点で接点 T M 2を開放する。 これによつてリ レー R e 5が消勢してモータ 9は停止する。
[0099] なお、 このステツ ビングモータ 9 はタイマー T M 2の設定 時間だけ連続運転するから、 この設定時間を適宜に選べば、 スピンドルは糸切替え位置 Fから巻取り開始位置 Aまで連続 的に公転し、 ここで停止する。
[0100] 第 1 6図は、 バンチ巻装置付の本発明の巻糸装置の各部の 動作シーケンスを示すタィ 厶チャー トである。
[0101] なお、 以上の各実施例はすべて、 巻糸の進行につれて巻径 が増大すると、 綾振装置に対して糸巻ボビンの方を遠ざける 形式のタ レッ ト型巻糸装置について述べたが、 本発明にこの 形式の巻糸装置に限定されるものではなく、 例えば特公昭 60 -39625号、 実公昭 61- 3895 号、 実公平 1-17564 号の各公報に 記載されているような、 巻糸ボビンが定位置で回転し、 綾振 装置の方がこれに対して移動する形式の巻糸装置についても 同じように適用することが可能である。
[0102] 本発明によれば、 タレツ ト型巻糸装置において、 満巻ボビ ンから空ボビンへの糸切り替えの際に、 綾振力ムを瞬間的に ボビンの基端側へ軸方向に所定距離だけシフ トさせ、 正規の ト ラバース範囲を越えてボビンの基端側に移行した糸をボビ ンホルダに設けた糸端保持手段によって把持し、 同時にブレ —キ付のク ラ ツチ機構によって制動されている満巻ボビン側 との間の糸を切断するようにされている。 即ち、 従来のよう に糸切り替え専用のガイ ドを設けなくても、 円滑に糸の切り 替えを行うことができる。
[0103] 更に、 伝達ト ルクを調整可能なブレーキ付のク ラ ッチによ つて、 ボビンホルダの公転の各段階において、 満巻ボビン側 のス ピン ドルの回耘速度を段階的に制動して、 両方のスピン ドルを駆動する共通のモータの回転速度を正常巻取り時より も上昇させるようにしたので、 満巻ボビンから空ボビンへの 糸の切り替えの際に発生し勝ちな、 空ボビン側のス ピン ドル の巻取り速度の低下による糸の弛みや、 切断された糸端の振 り回しによる障害を解消することが可能になった。 しかも、 このク ラ ツチ機構を作動させる手段として、 タ レツ ト盤の公 転軌道に沿って設置された力ムを利用し、 このカムに沿うス ピン ドル Zボビンホルダの公転動作によつてク ラ ッチ機構を 自動的に段階操作するようにしたので、 構造が簡単となる。 更に、 この公転動作の回転速度を、 公転の各位相位置にお いて歩進, 連続, 停止の各段階で使い分けたので、 効率的な 巻取り作業を実施可能である。
[0104] 〔産業上の利用可能性〕
[0105] 本発明は、 セ ラ ミ ツ ク繊維や炭素繊維等の製造巻取り工程、 タイヤコー ドのサイ ジング ·乾燥工程後の巻取り工程、 その 他、 糸全般の小分け巻き返し工程等に好適である。
权利要求:
Claims 請 求 の 範 囲
1. —対のボビンホルダ ( 1 a, l b) を軸線を互いに平 行させてタ レツ ト盤 ( 2 ) の中心を挟んで同一円周上の対称 位置に配設し、 綾振りカム ( 4 a ) によって駆動される綾振 りガイ ド ( 5 ) によって糸 ( Y) をト ラバースさせつつ、 一 方のボビンホルダ ( l a ) 上のボビン ( 3 a ) に糸の巻取り を行い、 タレツ ト盤 ( 2 ) の公転動作によって他方のボビン ホルダ ( 1 b ) 上の空ボビン .( 3 b ) を巻取り開始位置 (A) に移転させ、 満巻ボビン ( 3 a ) 上の糸を空ボビン ( 3 b ) の基端に設けられた糸端保持手段 ( 3 8 ) に移転させる切り 替え動作を繰り返して糸の連続卷取りを行うタ レツ ト型巻糸 装置であって、 空ボビン ( 3 b ) を保持したボビンホルダ
( 1 b ) が公転によって巻取り開始位置 (A) の直前の糸切 替え位置 ( F) に達したことを検知して信号を発する第 1検 知手段 ( 3 2 ) と、 綾振りガイ ド ( 5 ) のボビンホルダ先端 側のト ラバース折り返し点近傍に設けられて、 綾振ガイ ド
( 5 ) が該折り返し点に到達したことを検出して信号を発す る第 2検知手段 ( 4 6 ) と、 更に綾振りガイ ドのボビンホル ダ基端側のト ラバース折り返し点近傍に設けられて、 綾振ガ イ ド ( 5 ) が該折り返し点に到達したことを検出して信号を 発する第 3検知手段 ( 4 7 ) と、 前記綾振力ム ( 4 a ) を前 記ボビンホルダ ( 1 a, l b ) に平行に軸方向に所定距離だ け変位させる綾振カ ムシフ ト機構 ( 4 2〜 4 5 ) とを具え、 前記糸の切り替え動作の際に、 前記第 1検知手段 ( 3 2 ) が 信号を発した後、 初めて第 2検知手段 ( 4 6 ) が信号を発し たときに前記綾振カ ム シフ ト機構 ( 4 2〜4 5 ) を作動させ. 綾振りガイ ド ( 5 ) がボビン基端の糸端保持部 ( 3 8 ) を越 えて ト ラバースし得るように綾振りカ ム ( 4 a ) を変位させ- 且つ第 3検知手段 ( 4 7 ) の信号により再び綾振力ム シフ ト 機構 ( 4 2〜 4 5 ) を作動させて、 綾振カ ム ( 4 a ) を元の 位置に復帰させるようにしたことを特徴とするタ レツ ト型巻 糸装置。
2. 前記糸端保持部 ( 3 8 ) が、 ボビンホルダ ( 1 b ) の 基部端面に設けられた摩擦部材 ( 3 6 ) 対して接離可能に設 けた環状の把持部材 ( 3 3 ) と、 ボビンホルダの公転の所定 時期に該把持部材 ( 3 3 ) をボビンホルダ ( l b ) の端面か ら離反させる手段 ( 4 0, 4 1 ; 4 0 , 1 4 7 ~ 1 5 0 ) と で構成されている請求項 1 に記載の巻糸装置。
3. 前記環状把持部材 ( 3 3 ) が、 前記摩擦部材 ( 3 6 ) に接する側の周面に、 複数の引掛爪 ( 3 4 ) を具えている請 求項 2に記載の巻糸装置。
4. 前記綾振カ ムシフ ト機構がエアシ リ ンダ ( 4 3 ) であ り、 綾振力 ム ( 4 a ) はス ラ イ ド可能にシャ フ ト ( 1 4 7 ) 上に取付けられている請求項 1 に記載の巻糸装置。
5. 前記環状把持部材 ( 3 3 ) の摩擦部材 ( 3 6 ) に対す る接離動作が、 綾振カ ム ( 4 a ) のシフ ト動作と連携して行 われる請求項 2〜 4のいずれか 1項に記載の巻糸装置。
6. 前記環状把持部材 ( 3 3 ) の摩擦部材 ( 3 6 ) に対す る接離動作が、 ボビンホルダ ( 1 a, l b ) の公転経路に対 応して設置されたカ ム機構 ( 4 0, 4 1 ) によって行われる 請求項 2〜 4のいずれか 1項に記載の巻糸装置。
7. 更に、 綾振カ ム ( 4 a ) のシフ ト動作によって正規の 綾振り範囲外に移行した糸のト ラバース運動を阻止する鉤部 ( 2 4 8 a ) を具えたバンチレバ一 ( 2 4 8 ) を、 作動位置 と待機位置の間で可逆的に回動可能に設けると共に、 その動 作タイ ミ ングを前記綾振力ム 4 a ) のシフ ト動作に連動させ たバンチ巻装置 ( 2 4 6〜 2 5 6 ) を具えている請求項 1 に 記載の巻糸装置。
8. 第 1原動機 ( 9 ) によって中心軸回りに回転駆動され るタ レツ ト盤 ( 2 ) と、 該タ レツ ト盤 ( 2 ) 上にその中心軸 に関して対称位置に垂直に取付けられた回転自在な一対のボ ビンホルダ ( 1 a, 1 b ) と、 該ボビンホルダ ( 1 a, l b ) を担持するス ピンドル ( 1 1 a, 1 1 b ) と、 該ス ピンドル ( 1 1 a, l i b ) を回転駆動するための共通の第 2原動機 ( 2 3 ) とを具え、 一方のボビンホルダ ( l a ) 上のボビン ( 3 ) に対して糸の巻取りを行い、 前記タ レツ ト盤 ( 2 ) の回転によってボビンホルダ ( 1 a ) に保持されたボビン
( 3 a ) を、 巻取り開始位置 (A) 、 満巻位置 (B) 、 玉揚 区間 (D〜E) 、 糸切り替え位置 (F) を経て再び糸巻取り 位置 (-A) に戻る公転経路を循環させ、 玉揚げ区間 (D〜E) 内でボビンホルダ ( 1 a ) から満巻ボビン ( 3 a ) を外して 代わりに新たな空ボビン ( 3 b ) を装着して、 糸の連続巻取 りを行うタ レッ ト型巻糸装置であって、 前記第 2原動機 ( 2 3 ) と各ス ピン ドル ( 1 1 a , 1 1 b ) との間に、 伝達トル クを段階的に切り替え可能な機械式ク ラ ッチ機構 ( 5 0, 1 6 7 ) を設け、 更に、 ボビンの公転位置に応じて該ク ラ ッチ 機構を作動させる手段 ( 6 2 ) を設けて、 満巻に到達したボ ビン ( 3 a ) を担持する側のス ピン ドル ( 1 1 a ) に対して 通常の巻取り張力を維持するのに必要な トルクより も小さい トルク しか伝達されないようにしたことを特徴とするタ レッ ト型巻糸装置。
9. 前記ク ラ ッ チ機構 ( 5 0, 1 6 7 ) が、 原動機 ( 2 3 ) 側のトルクを完全にス ピンドル側に伝達し得る完全係合状態 と、 不完全に伝達し得る半係合状態と、 ト ルクの伝達を全く 遮断する非係合状態とを選択的に切り替え可能である請求項 8に記載の巻糸装置。
1 0. 公転に伴って、 ボビン ( 3 a ) が巻取り開始位置 (A) から満巻位置 (B) に至るまでの間は、 当該ボビンを担持す る側のス ピン ドル ( 1 1 a ) のク ラ ッチ機構 ( 5 0, 1 6 7 ) が完全係合状態を維持し、 満巻位置 (B) から玉揚げ開始位 置 (D) に至るまでは半係合状態を維持し、 玉揚げ開始位置
(D) から玉揚げ終了位置 (E) までは非係合状態を維持し、 その後は、 完全係合状態に復帰する請求項 9 に記載の巻糸装
1 1. 糸切り替え位置 ( F ) において、 ボビンホルダ ( 1 b ) がその公転を一時的に停止して、 切り替え動作が確実に行わ れるようにする請求項 8〜 1 0のいずれか 1項に記載の巻糸
1 2. 前記第 1原動機 ( 9 ) がステ ッ ピングモータであり、 第 2原動機 ( 2 3 ) がトルクモータ又は可変速モータである 請求項 8~ 1 1のいずれか 1項に記載の巻糸装置。
1 3. タレッ ト盤 ( 2 ) が、 ボビンが玉揚げ開始位置 (D) から玉揚げ終了位置 (E) までは前記第 1原動機 (9 ) の歩 進運動によって公転し、 玉揚げ終了位置 (E) から糸切り替 え位置 (F) までは連続公転し、 該糸切り替え位置 (F) で 一旦停止してから、 巻取り開始位置 (A) まで再び連続公転 する請求項 8〜 1 2のいずれか 1項に記載の巻糸装置。
1 4. 一対のボビンホルダ ( l a, l b) を軸線を互いに平 行させてタ レッ ト盤 ( 2 ) の中心を挟んで同一円周上の対称 位置に配設し、 巻糸位置にある一方のボビンホルダ ( 1 a ) 上のボビン ( 3 a) の表面に接圧ロ ーラ ( 2 7 ) を接触させ ながら糸の巻取りを行い、 タ レッ ト盤 ( 2 ) の公転動作によ つて、 待機位置にある他方のボビンホルダ ( 1 b) 上の空ボ ビン ( 3 b) を巻糸位置に移転させる動作を繰り返して糸の 連続巻取りを行うタ レツ ト型巻糸装置であって、 ボビンが満 巻に達するまでの間は、 巻径の一定の増分毎の前記接圧 σ— ラの変位を検出し、 この検知信号に基づいて、 タ レッ ト盤
( 2 ) を駆動するステ ッ ピングモータ ( 9 ) を起動 ·停止さ せてタ レッ ト盤 ( 2 ) に歩進動作を行わせ、 前記接圧口一ラ
( 2 7 ) を常に実質的に一定の位置に維持することを特徵と する巻糸装置。
1 5. 前記接圧ローラの変位を検出する手段が、 近接スィ ッ チ ( 2 8 ) である請求項 1 4に記載された巻糸装置。
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