专利摘要:

公开号:WO1989000469A1
申请号:PCT/JP1988/000530
申请日:1988-05-30
公开日:1989-01-26
发明作者:Shoko Kubota;Sadayoshi Yamada
申请人:Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha;
IPC主号:B22D17-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 発明の名称
[0002] 金属溶湯供給装置 技術分野
[0003] 本発明は竪型ダイカ ス ト マ シ ン、 撗型ダイ カ ス ト マ シ ン、 低 圧锈造機あるいはグラビティ鍀造機等において、 溶湯保持炉内 に所定温度で維持されている金属溶湯を電磁ポンプを用いて踌 型に対して供給する金属溶湯供給装置に関し、 一層詳細には、 溶湯保持炉から籙型に対して溶融する金属を導出する際、 その 溶湯.温度の低下を回避し、 併せてその導出過程において溶湯に 酸化膜が発生するこ とを効果的に抑制し、 さ らに、 少量の溶湯 であっても精度よ く铸型に対して供給することを可能と した金 属溶湯供給装置に関する。 背景技術
[0004] 例えば、 特開昭第 6 1 — 1 8 0 6 6 6号公報に開示されてい るように、 溶湯保持炉内の金属溶湯を電磁ポンプを有する配湯 管系により鍚型、 すなわち、 受湯側に供給するように構成した 金属溶湯供給装置が採用されるに至っている。 この場合、 電磁 ポンプを溶湯保持炉中の溶湯の湯面下に配設したもの、 あるい は溶湯保持炉の湯而ょり もさ らにその上方に電磁ポンプを配設 し、 エア圧と当該電磁ポ ンプとを併用して溶湯を锈型に供給す るよう構成したものがある。
[0005] 前記のポンプを溶湯保持炉内の湯面下に配置する構成におい ては、 溶湯保持炉と受湯側との間を連結する配湯管を受湯側の 構成に合わせ、 すなわち、 鍚型等の位置に合わせてその都度調 整する必要があるため、 配湯管の構造が複雑となり、 しかも、 接続部が多くなる。 従って、 その配湯管の途上において溶湯洩 れを生ずる虞が存在している。 また、 この構造のものにおいて は、 配湯管が溶湯保持炉内の金属溶湯の湯面よりもさらに下方 に配置されているために、 配湯管自体を保守点検しょうとする 際、 溶湯保持炉内の溶湯を全て汲み出さなければならず、 これ に要する時間が極めて大き く なる。 従って、 生産効率上もあま り好ま しく はない。
[0006] 一方、 エア圧と電磁ポンプとを併用する後者の構造は低圧鐃 造機についてのみ用いることが出来、 従って、 汎用'性がない。 また、 受湯側では、 通常、 溶湯保持炉内部の金属溶湯の湯面よ り も高い位置にあるため、 受湯側に溶湯を供給しょうとする時. 溶湯の一部が空気に接触しながら導出され、 この結果、 溶湯が 酸化してしまう。 さらに、 鏡型に対して溶湯を供給した後、 余 剰の溶湯は完全に溶湯保持炉内に戻り切ることが出来ず、 結局 配湯管の内面に一部の溶湯が付着する。 これらの溶湯は空気に 接触して酸化堆積し、 その結果、 配湯管の内部の金属溶湯供給 用流路を細く し、 結局、 次の鏡造工程における溶湯の吐出流量 が一定ではなく なるという不都合が露呈する。 しかも、 前記の ような従来技術に係る金属溶湯供給装置にあっては、 いずれも 溶湯保持炉並びに受湯側を固定するため、 溶湯を供給する際、 配湯管の温度が上昇する等に基因して当該配湯管自体が伸縮し その結果、 配湯管の連結部に設けられているパッキングあるい はシー リ ング部材の耐用性が極めて短く なるという不都合が指 摘されている。 発明の開示
[0007] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたものであつ て、 溶湯保持炉から铸型に対して送給される金属溶湯に対して 酸化膜が発生することを阻止し、 且つ溶湯温度の低下を抑制す ることが可能であると共に、 長期にわたって溶蕩の吐出流量自 体を安定させることが出来、 しかも、 少量の溶湯であっても精 度よく鎳型に対して供給することが可能な金属溶湯供給装置を 提供することを目的とする。
[0008] 前記の目的を達成するために、 本発明は定湯面溶湯保持炉と この定湯面溶湯保持炉の溶湯を受湯側へと導出する直線状の金 属溶蕩供給管路と、 この金属溶湯供給管路の中間部に設けられ た電磁ポンプと、 前記金属溶湯供給管路の先端部と射出ス リ 一 ブを含む受湯側との間に設けられ、 且つ前記金属溶湯供給管路 より高所に位置する部分に金属溶湯の湯面レベルを保持する こ とが可能な溶湯供給通路を設けたアダプタ とを備え、 前記金属 溶湯供給管路内に溶湯を満たした状態で前記電磁ポンプを付勢 し溶湯を受湯側に吐出可能とするよう構成することを特徴とす る。 また、 本発明は金属溶湯供給管路が少なく ともその先端側の 外面にヒータを装着することを特徴とする。
[0009] また、 本発明は定湯面溶湯保持炉とこの定湯面溶湯保持炉の 溶湯を受湯側まで導出する金属溶湯供給管路と、 前記金属溶湯 供給管路の中間部に設けられた電磁ポンプとを備え、 少なく と も前記定湯面溶湯保持炉は受湯側に対し進退自在に構成するこ とを特徵とする。
[0010] また、 本発明は定湯面溶湯保持炉にリニァァクチユエータを 係着し、 前記リニァァクチユエータの駆動作用下に当該定湯面 溶湯保持炉が進退動作可能とすることを特徴とする。
[0011] また、 本発明は定湯面溶湯保持炉に対し弾性部材を装着し、 前記弾性部材の弾発力下に前記定湯面溶湯保持炉を受湯側へと 進退動作自在に構成することを特徵とする。
[0012] また、 本発明は定湯面溶湯保持炉がその下端部に車輪を有し, 前記車輪の転動作用下に受湯側に対し進退自在とすることを特 徴とする。
[0013] また、 本発明は定湯面溶湯保持炉が架合上に載置され、 前記 架台がソ一ルプレー ト によつて低摩擦で受湯側へと進退動作可 能とすることを特徵とする。
[0014] また、 本発明はソ一ルプレー トに対して複数の板ばねを装着 し、 前記板ばねによつて架台を保持するよう構成することを特 徴とする。
[0015] また、 本発明は金属溶湯保持炉とこの金属溶湯保持炉内の溶 湯を順次電磁ポンプにより受湯側に供給する金属溶湯供給管路 とを具備する金属溶湯供給装置において、 前記金属溶湯供給管 路の少なく とも 1個所に当該管路の断面積より も小断面積の絞 り部を設けることを特徴とする。
[0016] また、 本発明は絞り部を金属溶湯供給管路内に配設されたォ リ フ ィ スで形成していることを特徴とする。
[0017] さ らに、 本発明はォ リ フ ィ スが円板状であり、 前記円板の少 なく とも一部に切欠部を設け、 実質的に金属溶湯供給管路の吐 出断面積を縮小するよう構成することを特徴とする。 図面の簡単な説明
[0018] 第 1図は本発明に係る金属溶蕩供給装置を組み込む鍀造機の 概略縦断説明図、
[0019] 第 2図は第 1図の金属溶蕩供給装置のアダプタ と射出ス リ ー ブの一部横断面図、
[0020] 第 3図は本発明に係る金属溶湯供給装置を組み込む鐃造機の 別の実施態様の概略縦断説明図、
[0021] 第 4図乃至第 6図は本発明装置のアダプタの他の実施態様の 縦断説明図、
[0022] 第 7図は本発明に係る装置の特に先端配湯間とォ リ フ ィ スの 斜視図、
[0023] 第 8図乃至第 13図は本発明に係る装置の特に先端配湯管に組 み込まれるォ リ フ ィ スの正面説明図である。 発明を実施するための最良の形態
[0024] 次に、 本発明に係る金属溶湯供給装置について好適な実施態 様を挙げ、 添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
[0025] 第 1図において、 参照符号 10は金属溶湯の湯面が常に一定に 保持されるよう構成された、 すなわち、 定湯面を保持すること を可能とする溶湯保持炉を示す。 この溶湯保持炉 10は床面 12に あって、 基合 14を水平方向に延在して設け、 この基台 14上に配 設される。 実際、 基台 14にはリニアァクチユエータとしてのェ ァシ リ ンダ 16を設け、 さらに互いに並行となるように一対のレ ール 18 a、 18 bをその上面に有している。 これらのレール 18 a、
[0026] 18 bに車輪 20 a、 20 bを転動自在に配置する。 この車輪 20 a、 20 bは溶湯保持炉 10を構成する筐体 22を支承するものであり、 この筐体 22の下面には突出部 24を配設し、 この吐出部 24にエア シ リ ンダ 16から外部に延在する ピス ト ンロ ッ ド 26を係合させて おく。
[0027] 筐体 22の内壁部には断熱材 28を配設し、 この断熱材 28に囲繞 されて内部空間 30が設けられている。 内部空間 30の略中央部に は定湯面保持炉 32が設けられ、 この定湯面保持炉 32の他端部に は開口部 34が形成されている。 この場合、 前記定湯面保持炉 32 の上部には複数のヒータ 36が設けられている。 筐体 22の上端部 近傍には水平方向に延在し且つ内部空間 30に到達するように溶 湯吐出管 40が設けられる。 この場合、 溶湯吐出管 40の位置は、 第 1図から容易に諒解されるように、 定湯面保持炉 32によって 溶湯状態で維持される溶蕩の湯面 42より もやや下方の高さ位置 にあり、 さ らにこの溶湯吐出管 40の先端部には中間配湯管 44が 連結されている。
[0028] 実際、 筐体 22の側面からブラケッ ト 46を水平方向へと延在さ せ、 このブラケッ ト 46の端部にアームスタ ン ド 48を垂直方向上 方へと立設している。 アームスタ ン ド 48には鉄心ホルダ 50が配 設され、 中間配湯管 44を前記溶湯吐出管 40とこの鉄心ホルダ 50 によつて保持する。
[0029] ブラケッ ト 46には電磁ポ ンプ 60が位置決め保持される。 電磁 ポンプ 60は中間配湯管 44の周囲を巻回するコ ィ ル 62と、 前記中 間配湯管 44の内部にその長手方向に延在して配設される鉄心 64 を舍む。 前記鉄心 64は鉄心ガー ド 66によって囲繞され、 この鉄 心ガー ド 66は鉄心ガ一 ドヒータによつて所定温度に加熱保持さ れる。 鉄心ホルダ 50には、 本実施態様においては、 中間配湯管 44の下端部と後述する先端配湯管 72を結ぶ通路 74を設け、 これ によって実質的に溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44および先端配湯 管 72が同軸的になるように構成されている。 先端配湯管 72の周 囲にはコィ ル状のヒータ 76を巻回し、 このヒータ 76を円筒状の ケーシング 78によって囲繞している。
[0030] 先端配湯管 72の先端部にはアダプタ 80を装着する。 アダプタ 80は、 第 1図に示すように、 定湯面保持炉 32の蕩面 42と同一高 さの湯面 82が保持されるように屈曲して湯面 42より上方へと立 ち上がる通路 84が設けられ、 この通路 84を画成した了ダプタ 80 は図示しない鍀型に臨む射出ス リ一ブ 90の凹部 92に臨むように 構成されている。 実際、 この凹部 92はアダプタ 80の半球状の先 端形状に合わせて半球状であって、 さらに、 この凹部 92と前記 アダプタ 80の先端部との間にはシール部材 94が設けられている。 従って、 溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44並びに先端配湯管 72によ つて溶湯供給管路が構成されることが諒解されよう。 この場合、 図中、 参照符号 96はプラ ンジャを示し、 また、 参照符号 98は前 記ブラ ンジャ 96の先端部に設けられ射出ス リ ーブ 90の内部に臨 むプラ ンジャチップを示し、 さらに、 参照符号 99は中間配湯管 44に巻回されるヒータを示す。
[0031] 本発明に係る金属溶湯供給装置は基本的には以上のように構 成されるものであり、 次にその作用並びに効果について説明す 先ず、 定湯面保持炉 32の内部に予め注湯されている金属溶湯 Mは、 第 1図に示すように、 その湯面^が溶湯吐出管 40、 中間 配湯管 44および先端配湯管 72より もやや高い位置を占めるよう に保持されている。 このため、 金属溶湯 Mは前記溶湯吐出管 40- 中間配湯管 44および先端配湯管 72の内部に流入して前記ァダプ タ 80まで到達している。 従って、 アダプタ 80の内部には湯面 42 と同一高さの湯面 82が確保される。 この間、 ヒータ 36が付勢さ れ、 定湯面保持炉 32内の金属溶湯は所定の温度に維持されて溶 湯状態を確保している。
[0032] 以上のような条件のもとで電磁ポンプ 60が付勢される。 周知 の通り、 電磁ポンプ 60は中間配湯管 44の内部に存在する金属溶 湯 Mに誘導電流を誘起し、 この誘導電流とコィ ル 62により発生 する磁界とによって電磁力が生起して金属溶湯 Mは射出ス リ 一 ブ 90方向へと強制的に移動させられる。 すなわち、 金属溶湯 M はアダプタ 80から吐出し、 射出ス リーブ 90の内部に到達するに 至る。 このように射出ス リ ーブ 90に到達した金属溶湯 Mに対し て図示しないシ リ ンダが駆動され、 プラ ンジャ 96が矢印方向へ と変位し、 プラ ンジャ.チップ 98の先端部で押圧される溶湯は図 示しない铸型の中に強制的に導入され、 所定時間経過後に冷却 固化した踌造品が得られることになる。
[0033] ところで、 本発明によれば、 前記のように溶湯吐出管 40、 中 間配湯管 44および先端配湯管 72が実質的に直線状、 すなわち、 同軸的に構成されているために、 溶湯保持炉 10から射出ス リ ー ブ 90に至る金属溶湯の搬送系の構造が大幅に簡素化され、 また- 接続部が可及的に少なく構成されているために、 搬送途上にお ける溶湯洩れの虞が極めて少ない。 しかも、 溶湯吐出管 40、 中 間配湯管 44および先端配蕩管 72の全長を実質的に短くすること が可能となるために、 その搬送途上における金属溶湯 Mに対し ての温度の低下を抑制することが出来る。 この場合、 中間配湯 管 44および先端配湯管 72にコィ ル状のヒ一タ 99、 76が配設され ているために、 前記のように金属溶湯 Mの温度低下をさ らに効 果的に回避することが可能となる。 また、 本発明においては、 先端配湯管 72の端部に定湯面保持炉 32の湯面 42と同一レベルの 湯面を確保することが可能な通路 84を有するァダプタ 80が配設 されている。 このため、 前記溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44およ び先端配湯管 72を、 常時、 溶融する金属溶湯 Mで満たすことが 可能である。 従って、 この金属溶湯 Mは大気中の酸素と接触す る機会が全く存在しないために、 その表面に溶湯酸化膜を生成 することがなく、 従って、 篛造品に対しての製品不良、 あるい は溶湯酸化膜の生成によつてこれが配湯管の内部に付着してそ の内径を実質的に減少させ、 それによつて給湯流量が不安定に なるという不都合を回避することが可能となる。
[0034] 一方、 溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44あるいは先端配湯管 72の 保守点検の際には本発明では定湯面保持炉 32を用いているため に、 その炉内の金属溶湯 Mを全て汲み出す必要がなく、 所望の 作業を遂行することが出来る。 さ らにまた、 エアシリ ンダ 16を、 常時、 矢印 A方向へと付勢することによつてアダプタ 80の半球 状先端部を射出ス リーブ 90の凹部 92に所定の強さで押圧してい る。 従って、 溶湯する金属を溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44ある いは先端配湯管 72に供給することによって、 これらの給湯系が その加熱により伸長した場合であっても、 特に、 射出ス リ ーブ 90に対してァダプタ 80の弛緩状態を引き起こすことがない。 従 つて、 前記射出ス リ ーブ 90とアダプタ 80との間から、 例えば、 溶湯が外部へ漏洩するという不都合も回避することが可能とな る。 さ らにまた、 エアシリ ンダ 16を矢印 B方向へと変位させる ことによって、 溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44、 あるいは先端配 湯管 72を取り外し、 これらの管体に対する保守点検を容易に行 う ことが出来る。
[0035] 第 3図に本発明の別の実施態様を示す。 この実施態様におい て前記同一の構成要素には同一の参照符号を付しその詳細な説 明を省略する。 なお、 以下同様とする。 この実施態様においては、 特に、 溶湯保持炉 10を基台 14上に 設けられたレールによって保持することなく、 床面 12に直接ソ —ルプレー ト 120 を配設し、 このソールプレー ト 120 と前記床 面 12との間を低摩擦で摺動変位可能なように構成している。 ソ ールプレー ト 120 の上方には板ばね 122 a、 122 bによって支持さ れた架台 124 を実質的にソ一ルプレー ト 120 と平行に配設し、 この架台 124 上に溶湯保持炉 1 0を配設している。 ソールプレー ト 120の一方の端部には屈曲して垂直方向へと延在する押台 126 を設け、 この押合 126 の先端部に前記溶湯保持炉 10に指向して コ イ ルスプリ ング 128 を配設し、 その先端部を前記溶湯保持炉 10の側壁部に当接するよう構成している。 従って、 前記コ イ ル スプリ ング 128 は常時溶湯保持炉 10を矢印 A方向に押圧する状 況にある。
[0036] このような構成においては、 前記のように溶湯吐出管 40、 中 間配湯管 44あるいは先端配湯管 72がその溶融する金属を供給す ることによって加熱され、 その長さが実質的に伸長した場合で あってもアダプタ 80の先端部を射出ス リ一ブ 90から弛緩しない ように密着させる作用効果が得られる。
[0037] 第 4図乃至第 9図に本発明の金属溶湯供給装置の別の実施態 様を示す。 これらの実施態様においては、 特に、 アダプタ 80の 変形例を示している。
[0038] すなわち、 第 4図は低圧鐃造機の場合を示している。 この低 圧鐃造機にあっては、 鍚型 100 の下端部に取着されている屈曲 するス ト ークスが実質的にアダプタ 80 a と して用いられ、 その 下端部に先端配湯管 72が連結されている。 そして、 アダプタ
[0039] 80 aの内部には湯面 42より高いところに位置する部位に湯面 82 aが形成される。
[0040] 第 5図に示す撗型射出鎌造機の場合には第 1実施態様と同様 の屈曲して射出ス リ 一ブに臨むアダプタ 80 b、 あるいは、 第 6 図に示すように、 竪型射出鑤造機と同様のフ口 ッ クがアダプタ 80 c として用いられ、 その内部には湯面 42より高いところに位 置する部分に夫々湯面 82 b、 82 cが形成される。 これらの実施 態様は第 1の実施態様と同一の作用効果が得られることは謂う までもない。
[0041] 第 7図以降にさ らに本発明の別の実施態様を示す。 この場合、 先端配湯管 72の内 に円板状のォ リ フ ィ ス 200 が設けられ、 前 記先端配湯管 72の内部断面積より もさ らに小断面積の絞り部を 構成している。 このオ リ フ ィ ス 200 は、 第 7図に示すように、 先端配湯管 72の内径と同一の外径を有する円板 202 の上下 2個 所に U字状の切欠 204a、 204bを夫々設けている。 このように上 下 2個所にわたり切欠 204a、 204 bを設けることにより先端配湯 管 72の内部に空気がよどむこ とを阻止し、 特に、 溶湯吐出管 40. 中間配湯管 44および先端配湯管 72を保守点検等のために空にす る場合にこれらの配湯管に金属溶湯 Mが残存することを阻止す るように構成されている。 このような切欠 204a、 204bに対応し てその形状は種々に選択することが可能である。
[0042] 第 9図では円板 202 に対して切欠 206 a、 206 bを方形にする 二 とも可能であり、 また、 第 1 0図に示すよう に、 V字状の切欠 208a. 208bとすることも可能である。 第 11図は円板 202 の切欠
[0043] 210a. 210bを円弧状に構成したものであり、 一方、 第 12図は円 板 202 の外周部に切欠を設けることなく、 寧ろその直径方向に わたって長円状の切欠 212 を画成している。 さ らに、 第 13図は 第 8図に示す切欠に対応して夫々半円状の切欠 2 a乃至 214dを
[0044] 90° ずつ変位させて設けている。
[0045] このように先端配湯管 72の内部にォ リ フ ィ スを設けることは さらに次なる効果を奏する。 すなわち、 従来、 アダプタの先端 部から溶湯を吐出させようとする場合に注湯時間を微調整した り、 また、 電磁ポンプ 60に対する電圧を微調整する方法が採用 され、 この方法によれば、 給湯量の安定状態が得られることな く、 例えば、 500 g未満の金属溶湯 Mを射出ス リ ーブ 90の内部 に送り込むことは出来なかった。 然しながら、 前記のように、 先端配湯管 72の内部にォ リ フ ィ ス 200 を設けているために、 射 出ス リ ーブ 90に対して金属溶湯 Mを供給する場合でもこのオ リ フ ィ ス 200 によつて金属溶湯 Mが絞られるために湯量が安定し、 例えば、 500 gの金属溶湯 Mを送ろう とする場合でも土 1. 5% 程度の誤差ですむ等の効果が得られた。 なお、 これらの実施態 様においては、 いずれもオ リ フ ィ ス 200 は先端配湯管 72の内部 に設けられているが、 例えば、 溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44の 内部に配設することが出来ることは勿論である。 さ らにまた、 溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44あるいは先端配湯管 72の境界部分 にスぺーサの形でサン ドイ ッチ状に配設してもよ く 、 さ らにま た、 オ リ フ ィ ス 200 をこれらの給湯系に 2個以上配設する こと も可能なことは謂うまでもない。 さ らにまた、 オ リ フ ィ ス 200 の外周部と溶湯吐出管 40、 中間配湯管 44あるいは先端配湯管 72 の内周面とに敢えて空隙部を設け、 この空隙部から十分空気抜 きを確保することが出来る場合には切欠を 1個とすることも出 来る。 さ らにまた、 オ リ フ ィ ス 200 を別体構造とすることなく 給湯吐出管 40、 中間配湯管 44、 先端配湯管 72と一体構造に形成 し、 あるいは鉄心ガード 50にこれと同様の構造を組み込むこと が可能なことも勿論である。 産業上の利用可能性
[0046] 以上のように、 本発明によれば、 溶湯保持炉と射出ス リ ーブ との間に設けられる溶融金属供給系に溶湯を満たした状態で鍀 造工程を遂行している。 従って、 溶湯自体が空気に接触する機 会から免れることが出来、 この結果、 溶湯酸化膜の発生および 溶湯の温度が低下することを回避することが可能となる。 しか も、 溶湯酸化膜がこの金属溶湯供給系に発生することがないた めに、 例えば、 配湯管の内部直径を狭小化することなく、 従つ て、 溶湯吐出流量を安定化させることが可能となる。 この結果、 得られる鐃造品に製品不良等を惹起する懸念が極小化される。 さらにまた、 金属溶湯供給系、 特に、 アダプタを射出ス リ ーブ に対して進退動作可能と している。 そして、 通常状態において はアダプタを射出ス リ 一ブに押圧して鏡造工程を遂行している s この結果、 金属溶湯供給系に加熱による伸長状態が惹起したと しても、 エアシ リ ンダあるいはコ イ ルスプリ ング等のリ ニア了 クチユエータ動作を行う部材によって常時このアダプタを所定 の圧力で射出ス リ一ブに押圧するために金属溶湯供給系を含む 各部材に無理な力が作用しない。 この結果、 これらを破壊する 虞もない。 さ らにまた、 アダプタと射出ス リ ーブとの間に設け られるシールも破損することがないために溶湯が漏洩すること も回避出来る。 一方、 保守点検の際には溶湯保持炉をエアシ リ ンダの滅勢若しく はコ イ ルスプリ ングの弾発力に対向して変位 させることにより溶湯吐出管、 中間配湯管、 先端配湯管を容易 に射出ス リ 一ブあるいは溶湯保持炉から取り外すことが出来る 効果が得られる。 しかも、 本発明によれば、 金属溶湯供給系の 少なく とも 1個所に当該供給系の断面積より も小断面積の絞り 部を設けるように構成している。 この結果、 少量の金属溶湯を 供給する場合でもその湯量が安定し、 溶湯の供給量を高精度に 制御することが出来るという効果が得られる。
[0047] 以上、 本発明について好適な実施態様を挙げて説明したが、 本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、 本発明の要 旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可 能なことは勿論である。
权利要求:
Claims請求の範囲
(1) 定湯面溶湯保持炉とこの定湯面溶湯保持炉の溶湯を受湯側 へと導出する直線状の金属溶湯供給管路と、 この金属溶湯供給 管路の中間部に設けられた電磁ポンプと、 前記金属溶湯供給管 路の先端部と射出ス リ ーブを含む受湯側との間に設けられ、 且 つ前記金属溶湯供給管路ょり高所に位置する部分に金属溶湯の 湯面レベルを保持することが可能な溶湯供給通路を設けたァダ プタとを備え、 前記金属溶湯供給管路内に溶湯を満たした状態 で前記電磁ポンプを付勢し溶湯を受湯側に吐出可能とするよう 構成することを特徴とする金属溶湯供給装置。
(2) 請求項 1記載の装置において、 金属溶湯供給管路は少なく ともその先端側の外面にヒータを装着することを特徴とする金 属溶湯供給装置。
(3) 定湯面溶湯保持炉とこの定湯面溶湯保持炉の溶湯を受湯側 まで導出する金属溶湯供給管路と、 前記金属溶湯供給管路の中 間部に設けられた電磁ポンプとを備え、 少なく とも前記定湯面 溶湯保持炉は受湯側に対し進退自在に構成することを特徴とす る金属溶湯供給装置。
(4) 請求項 3記載の.装置において、 定湯面溶湯保持炉に リ ニア ァクチユエ一タを係着し、 前記リ ニア了クチユエ一タの駆動作 用下に当該定湯面溶湯保持炉は進退動作可能とすることを特徴 とする金属溶湯供給装置。
(δ) 請求項 3記載の装置において、 定湯面溶湯保持炉に対し弾 性部材を装着し、 前記弾性部材の弾発力下に前記定湯面溶湯保 持炉を受湯側へと進退動作自在に構成することを特徵とする金 属溶蕩供給装置。
(6) 請求項 3記載の装置において、 定湯面溶湯保持炉はその下 端部に車輪を有し、 前記車輪の転動作用下に受湯側に対し進退 自在とすることを特徵とする金属溶湯供給装置。
(7) 請求項 5記載の装置において、 定蕩面溶蕩保持炉は架台上 に載置され、 前記架台はソールプレー トによつて低摩擦で受湯 側へと進退動作可能とすることを特徴とする金属溶湯供給装置 c
(8) 請求項 7記載の装置において、 ソールプレー トに対して複 数の板ばねを装着し、 前記板ばねによって架台を保持するよう 構成することを特徴とする金属溶湯供給装置。
(9) 金属溶湯保持炉とこの金属溶湯保持炉内の溶湯を順次電磁 ポンプにより受湯側に供給する金属溶湯供給管路とを具備する 金属溶湯供給装置において、 前記金属溶湯供給管路の少なく と も 1 個所に当該管路の断面積より も小断面積の絞り部を設ける ことを特徴とする金属溶湯供給装置。
GO) 請求項 9記載の装置において、 絞り部は金属溶湯供給管路 内に配設されたォ リ フ ィ スで形成していることを特徴とする金 属溶湯供給装置。
(11) 請求項 10記載の装置において、 オ リ フ ィ スは円板状であり、 前記円板の少なく とも一部に切欠部を設け、 実質的に金属溶湯 供給管路の吐出断面積を縮小するよう構成することを特徵とす る金属溶湯供給装置。
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同族专利:
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法律状态:
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