专利摘要:

公开号:WO1988004372A1
申请号:PCT/JP1987/000953
申请日:1987-12-08
公开日:1988-06-16
发明作者:Yasunobu Fukaya
申请人:Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho;
IPC主号:F16D13-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] ツィンクラッチの中板位置決め機構 技術分野
[0003] 本発明は産業用車幅、 大型車辆等のような主として重負荷車幅等 に採用されるツィンクラッチの中板 (インタ一メディエイ 卜プレー 卜) 位置決め機構に関する。
[0004] 背景技術
[0005] 第 5図は一般的なツィンクラッチの縦断面図、 第 6図は一部を切 欠いて示す第 5図の VI矢視側面図、 第 7図は第 6図の VI矢視底面図 である。 第 5図においてツィンクラッチ 1 は入力側のフライホイ— ル 2と出力側のクラッチ軸 (中心線 3〉 の間に配置される。 フライ ホイール 2は複数個のポル卜 4によりクランク軸端部に固定され、 その外周部にツィンクラッチ Ί の外殻を形成するスぺーサ (フライ ホイールリング) 5とクラッチカバ— 6が共通のポル卜 7により固 定される。 ツィンクラッチ 1 内にはフライホイール 2側から願次第 Ί クラッチディスク 8、 中板 9、 第 2クラッチディスク 1 1 、 プレ ッシャプレー 卜 1 2が配置され、 第 1 、 第 2クラッチディスク 8、 1 1 は中央のハブ部分においてクラッチ軸 3 (変速機入力軸) にス プライン嵌合する。 中板 9は円周方向に延びるス卜ラップ 1 3を介 してスぺーサ 5に接続し、 プレツシャプレー 卜 1 2は同様に円周方 向に延びるス卜ラップ 1 4 (第 6図) を介してクラッチカバー 6に 接続している。 プレツシャプレー 卜 1 2とクラッチカバ一 6の間に は複数個のクラッチスプリング 1 6が縮設されると共に、 クラッチ 切断用のレリーズレバ— 1 7が放射状に耝込まれている。 レリーズ レバー 1 7はピン 1 8とレパーザポー 卜 1 9を介してクラッチカバ 一 6に支持されると共に、 ピン 2 0を介してプレヅシャプレー卜 1 2の突起 2 1 に接続している。 クラッチスプリング Ί 6の弾力によ り第 1 クラッチディスク 8の外周のフエ一シング 2 2はフライホイ ール 2と中板 9の間に挾持され、 第 2クラッチディスク 1 1の外周 のフエ一シング 2 3は中板 9とプレツシャプレー卜 1 2の藺に挾持 されている。
[0006] クラッチ切断行程において、 クラッチペダル (図示せず) を操作 してレリ ーズレバー 1 7を 1 7 の位置へ押込むと、 レリーズレバ - 7の梃子の作用によりプレツシャプレー卜 1 2がクラッチスァ リング 1 6の弾力に抗して第 5図の右方へ後退し、 フ I—シング 2 3が解放されると周時に、 中板 9はストラップ Ί 3の弾力により第 5図右方へ後述する中板位置決め機構により規制される量だけ後退 し、 フエ一シング 2 2が解放される。
[0007] 次に従来の中板位置決め機構を説明する。 従来は第 7図のように ス卜ッパーピン 2 5を中板 9の外周のボス 2 6の孔 2 7に圧入し、 ストッパーピン 2 5の一端をフライホイール 2に、 又他端をスベー サ 5に対向させ、 第 7図に示すクラッチ接続時にストッパーピン 2 5とスぺーサ 5の間に所定の間隙 L 1 (クリアランス) ができるよ うにストッパーピン 2 5の長さを定めている。 ス卜ッパーピン 2 5 は矩形のぱね銷板を円筒状に成形して、 孔 2 7内に圧入した時にも 長手方向に延びるスリッ 卜 2 8ができるようにした、 いわゆるスプ リツ 卜ビンである。
[0008] クラッチ切断行程においてフエ一シング 2 3が第 7図の左方へ後 退すると、 中板 9はストラップ 1 3の弾力により同方向へ間隙 L 1 (切れ代) だけ後退し、 フエ一シング 2 2が解放される。 フエーシ ング 2 2が摩耗すると、 中板 9が第 7図の右方へ前進するクラッチ 接続時に中板 9が孔 2 7の部分でストッパーピン 2 5上を第 7図右 方へ滑り、 従って中板 9は所定の荷重をフヱ —シング 2 2に与える ことができると共に、 次にクラッチを切断する際に間隙 L 1 だけ後 退して所定の切れ代を与え、 このようにして常時フエ一シング 2 2 に対し所定の切れ代を確保することができる。
[0009] ところが上記従来の構造によるとス卜ッパ—ピン 2 5が熱の影響 を受け、 孔 2 7に対しス卜ッパーピン 2 5が摺動する際の荷重 (摺 動抵抗) が不安定になり、 中板 9がフヱ一シング 2 2をフライホイ ール 2に対し押付ける押付け荷重が、 上記不安定荷重分だけ変動す る。 即ちストッパーピン 2 5の嵌合している孔 2 7は、 両側にフエ —シング 2 2 、 2 3との摩擦面を有する中板 9の外周部ポス 2 6に 設けてあるため、 摩擦熱が孔 2 7及びストッパーピン 2 5の部分へ 直接的に伝わり、 熱による孔 2 7、 ストッパーピン 2 5の外径変動、 ス卜ツバ—ピン 2 5のばね特性の低下等が避けられず、 前述の不具 合が発生する。
[0010] 本発明は作動中に高温になりやすい中板に対しばね部材を熱的に 遮断すると共に、 ばね部材として撓みの変化に対し荷重変化の少な いコーンスプリングを採用することにより上記従来の問題を解決す ることを目的としている。
[0011] 発明の開示
[0012] 本発明はフライホイールに固定されるスぺ一ザと、 スぺ一サに固 定されるクラッチカバ—と、 スぺーサにス卜ラップを介して支持さ れ第 1 クラッチディスクのフエ一シングをフライホイールに押付け る中板と、 クラッチ力パーにス卜ラップを介して支持され第 2クラ W
[0013] 4 ツチディスクのフ I一シングを中板に押付けるプレツシャプレー卜 とを有するツィンクラッチにおいて、 中板外周部にクラッチ軸と平 行な座を設け、 この座にクラッチ軸方向にのみ摺動自在に摺動板を 当て、 摺動板に設けたクラッチ軸方向の長孔を通して座にポルトを 接合し、 摺動板とポル卜頭部の間にコーンスプリングを縮設し、 中 板がフライホイール側へ移動して摺動板の一端がフライホイールに 当接したクラッチ接続時に摺動板の他端とスぺ—ザとの間にクラッ チ遮断時の中板戻し量に相当する間隙が生ずるようにしたことを特 徴とするツィンクラッチの中板位置決め機構である。
[0014] 図面の簡単な説明
[0015] 第 1図は一部縦断底面図、 第 2図は第 1図中の摺動板単体の平面 図、 第 3図は第 Ί図の I一 DI断面図、 第 4図は別の実施例を示すた めの第; 1図に対応する図面、 第 5図は一般的なツィンクラッチの縱 断面図、 第 6図は一部を切欠いて示す第 5図の VI矢視部分図、 第 7 図は第 6図の VI矢視底面図である。
[0016] 発明を実施するための発明の最良の形態
[0017] 第 1図において、 中板 9の外周に設けた一体のポス 2 6の先端に クラッチ軸と平行な面からなる座 3 0を形成し、 この座 3 0の両側 に周じくクラッチ軸方向に延びる 1対の縁 2 9 (第 3図) を設けて 浅い U形の溝を形成し、 この溝内に矩形の摺動板 3 1を嵌め、 摺動 板 3 1の一端をフライホイール 2に、 又他端をスぺ—サ 5にそれぞ れ対向させ、 クラッチ接続時に摺動板 3 1 とスぺ一サ 5の間に切れ 代に相当する間隙 L 1 (例えば 2 . 6難) を設けている。 摺動板 3 1 はクラッチ軸方向の長孔 3 2 (第 2図) を備え、 この長孔 3 2を 通して段付ポル卜 3 3がボス 2 6のねじ穴 3 4に蟻合している。 ボ ル卜 33は大径軸部 35 (長さ L 2 ) を備え、 ポル卜頭部 33 aと 座 30の間隔が大径軸部 35の長さし 2により所定値に定められ、 ポル卜頭部 33 aと摺動板 31の間に縮設したコーンスプリング 3
[0018] 6に対し所定の撓み量を与えている。 上記コーンスプリングの撓み 量は、 コーンスプリングの特性上、 撓みが多少変動しても荷重が殆 んど変動しない範囲に定められている。 又コーンスプリング 36が 摺動板 31に与える荷重は、 クラッチ接続行程においてフヱ一シン グの摩耗量だけ摺動板 31が座 30上を第 1図左方へ後退できるが 中板 9が切れ代 だけ後退して摺動板 31がスぺーサ 5に衝突し ても摺動板 3 Ίは座 30上で摺動しない範囲に定められている。 次に作用を説明する。 クラッチ切断行程において中板 9が開放さ れると、 中板 9はス卜ラップ 13 (第 5図) の作用により第 Ί図の 左方へ移動し、 移動量 (切れ代) は間隙し 1となる。 次にクラッチ を接続するために中板 9を第 Ί図右方へ押すと、 中板 9がフヱーシ ング 22をフライホイール 2に押付けると共に、 摺動板 31はフラ ィホイール 2に圧接する。 その時フエ—シング 22の摩耗量に相当 するだけ摺動板 31は座 30上を第 1図の左方へ後退する。 これに より一定の切れ代を確保することができる。 中板 9の熟の一部は摺 動板 3 Ίを経て、 又残りの一部はポル卜 33を経て、 それぞれコー ンスプリング 36の外周部と内周部へ伝わる。
[0019] 以上説明した構造によると、 次のような効果を得ることができる。 即ち本発明においては、 中板 9の外周部にクラッチ軸と平行な座 3 ◦を設け、 この座 30にクラッチ軸方向にのみ摺動自在に摺動板 3 1を当て、 摺動板 31に設けたクラッチ軸方向の長孔 32を通して 座 30にポル卜 33を螺合し、 摺動板 31とポル卜頭部 33 aの間 にコーンスプリング 3 6を縮設したので、 コーンスプリング 3 6の 荷重により摺動板 3 1 の摺動抵抗が決定されることになり、 従来の ストッパーピンタイプに比べて摺動荷重が安定する (セッ 卜荷重が 安定する) 。 即ちコーンスプリングにおいては所定の撓み量の範囲 内で荷重が殆んど変化しないので、 中板 9の熟により摺動板 3 1 の 厚さやコーンスプリング 3 6の温度が多少変化しても、 摺動板 3 1 に対し常時安定した荷重を与えることができ、 上述のメリッ 卜が得 られるのである。 又コーンスプリング 3 6は高温の中板 9に直接接 触することがないため、 温度上昇が少なく、 この面からも荷重特性 の変化がなく、 特性が安定する。
[0020] 第 4図中の 3 8、 3 9は摩擦板、 4 0は摩擦プレー卜である。 こ の構造によるとコーンスプリング 3 6の荷重を広い面積に渡り摺動 板 3 1 に伝えることができ、 面圧が低下し、 摺動荷重が安定する。 又摩擦板 3 8があるため、 金属同士の摺動接蝕を避けることができ この面からも摺動荷重が安定する。
[0021] 産業上の利用可能性
[0022] 以上のような本発明に関わるツィンクラッチの中板位置決め機構 は産業用車稱、 大型車稱等のような主として重負荷車稱等のツイン クラッチに採用すると有用である。
权利要求:
Claims 請求の範囲
1. フライホイール ( 2 ) に固定されるスぺ一サ ( 5 ) と、 スぺー サ ( 5 ) に固定されるクラッチカバー ( 6) と、 スぺ一サ ( 5 ) に ス卜ラップ ( 13 ) を介して支持され第 1クラッチディスク (8 ) のフヱ一シング ( 22 ) をフライホイール ( 2 ) に押付ける中板 (9 ) と、 クラッチカバ一 ( 6) にストラップ ( 14 ) を介して支 持され第 2クラッチディスク ( 1 1 ) のフヱ一シング ( 23〉 を中 板 (9 ) に押付けるプレツシャプレー 卜 ( 1 2 ) とを有するツイン クラッチにおいて、 中板 ( 9 ) 外周部にクラッチ軸 ( 3 ) と平行な 座 (30 ) を設け、 この座 (30〉 にクラッチ軸方向にのみ摺動自 在に摺動板 ( 31 ) を当て、 摺動板 ( 31 ) に設けたクラッチ軸方 向の長孔 (32〉 を通して座 ( 30 ) にポル卜 (33 ) を嫘合し、 摺動板 (31 ) とポル卜頭部 ( 33 a) の間に摺動板 ( 31 ) の摺 動制御用コーンスプリング (36 ) を縮設し、 中板 (9 ) がフライ ホイール ( 2 ) 側へ移動して摺動板 (31 ) の一端がフライホイ一 ル ( 2 ) に当接したクラッチ接続時に摺動板 (31 ) の他端とスぺ ーサ ( 5 ) との間にクラッチ遮断時の中板戻し量に相当する間隙 ( L1 ) が生ずるようにしたことを特徴とするツィンクラッチの中 板位置決め機構。
2. ポル卜 (33 ) がその頭部 (33 a ) と座 (30〉 との間隔を 定める大径軸部 ( 35 ) を有する段付ポル卜である特許請求の範囲 第 1項記載のツィンクラッチの中板位置決め機構。
3. 摺動板 (31 ) が座 (30〉 を底面とする溝に嵌合している特 許請求の範囲第 1項記載のツィンクラッチの中板位置決め機構。
4. コーンスプリング (36 ) の弾力は、 クラッチ接続時のみに摺 動板 (31 ) が第 1クラッチディスク (8 ) のフエ一シング (22) の摩耗量に相当する寸法だけ座 (30)上をスぺーサ (5)側へ摺 動できるように定められている特許請求の範囲第 1項記載のツイン クラッチの中板位置決め機構
5. コーンスプリング (36) と摺動板 (31 ) の間と、 摺動板 ( 3 Ί ) と座 ( 30 ) の間の少なくとも一方に摩擦板 ( 38、 39 ) が介装されている特許請求の範囲第 1項記載のツィンクラッチの中 板位置決め機構。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1988-06-16| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): GB US |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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