专利摘要:

公开号:WO1988000143A1
申请号:PCT/JP1987/000428
申请日:1987-06-26
公开日:1988-01-14
发明作者:Yukio Iwasaki;Norihiko Terasawa;Sadao Kokubu;Umeo Arao;Shunichi Manabe;Tamotsu Horiba;Shigeru Hayashi
申请人:Tokai Rika Denki Seisakusho, Ltd.;
IPC主号:B60R1-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 車両用 光学的視認装置 技 術 分 野
[0002] 本発明 は 、 車両の外部に 設置さ れた ミ ラ ー に 映る反射 像 に よ り 後方視認 或 は側方視認等を行な う た め の 車両用 光学的視認装置 、 特 に は ミ ラ ー の表面 に 付着 し た 水分を 蒸発 さ せ て 除去す る た め の ヒ ー タ を備 え て 成る車両用 光 学的視認裝置 に 関 す る 。
[0003] 背 景 技 術
[0004] 例 え ば自 動車 に おい て は 、 後方視認用 の光学的視認装 置 と し て ド ア ミ ラ ー 或 は フ ェ ン ダ ー ミ ラ ー が 設け ら れ て い る が 、 こ の種の光学的視認装置 は自 動車の外部 に 設置 さ れる 関係上 、 外気の影響を受け る こ と に な る 。 つ ま り 実例 を上げる と 、 温暖な 時期 に お い て 外気の湿度が髙ぃ と き に は 、 ミ ラ ー 表面 に 結露現象 に 伴 う 暴 り を生 じ 、 冬 期 の よ う に 寒冷な 時期 に お い て は ミ ラ ー 表面 に 水結 , 着 霜 を生 じ 、 さ ら に 降雨 , 降雪時 に は ミ ラ ー 表面 に 水滴が 付着す る等の影響が及ぶも ので あ る 。 こ れ に 対処す る た め の 一つ の 手段 と し て 、 従来の 自 動車甩光学的視認装置 で は 、 ミ ラ ー の裏面側 に その ミ ラ ー を加熟す る た め の t ー タ を 設け る と 共 に 、 自 動 車の 運転席 に 上記 ヒ ー タ を通 断電制御 するための操作スィ ッ チを設置 し 、 ミ ラ ー表面 に暴り , 氷結, 着霜が生 じた り 或は水滴が付着 した とぎ. に は、 運転者が上記操作スィ ッ チを操作 して ヒ ー タ に通 電させ、 その ヒ ー タ の発熟によ り ミ ラー表面の暴り , 氷 ; 結等の水分を蒸発さ せて 除去する構成とする こ とが考え られている 。
[0005] 上記従来の光学的視認裝置のよ う に 、 ヒ ー タ の通断電 を操作スィ ッ チに よ り 制御する構成で は、 運転者は、 ミ ラ ー表面の曇り , 水滴等を除去する必要が生ずる毎に操 , 作ス ィ ッ チを操作する こ と に なる 。 しかも、 ヒ ー タ の通 電に応じて ミ ラ ー表面の水分が除去された後において 、 操作スィ ッ チに よ り ヒ ー タ を断電 する操作を忘れるこ と があ り 、 このよ う な場合に は ヒ ータ に通電された ま ま と な つ て無駄な電力 を消費する こ と に なる
[0006] 発 明 の 開 示
[0007] 第 1 発明は、 ミ ラー の表面に対をなす検出用電極を互 に所定間隔を存し た状態で設ける と共に 、 前記ミ ラ ーを 加熟 し得る位置に ヒ ー タ を配置 し 、 さ ら に前記対をなす 検出用電極圜の静電容量が所定値を越えた状態で前記 ヒ ー タ に通電させる通電制御回路を設けた構成に特徴を有 し 、 この構成に よ っ て 、 ミ ラー表面に水分が付着 した と きに は、 その水分を検出甩電極間の静電容量変化 と し て 検出する と共に 、 こ の検出結果に基づいて ヒ ー タ の通断 電を 自 動 的 に 制御 す る よ う に し た も の で あ る 。 こ の結果 、 ヒ ー タ を手動操作 に よ り 通断電す る手間 が省け る と 共 に 、 ヒ ー タ の通電時期 を 正確 に 制御 で き 、 し かも ヒ ー タ の 切 り 忘れ に よ る電力 の浪費を招 く こ と が な く な る と い う 効 果を奏 す る 。
[0008] 第 2 発明 は 、 ミ ラ ー と し て 、 基板の表面 に 反射像を映 す た め の金属製反射膜を 設け た も の を 利用 し 、 前記反射 膜の一 部 に ス リ ッ 卜 を形成す る こ と に よ り 互 に 所定 間 隔 を存 じ た 対を な す検出用 電極を 設け る と 共 に 、 前記 ミ ラ 一 を加熟 し 得る位置 に ヒ ー タ を配置 し 、 さ ら に 前記対を な す検出用 電極間 の 静電容逢が所定値 を越え た 状態で前 記 ヒ ー タ に通電さ せ る通電制御回路を設け た 構成に 特徴 を有 し 、 こ の構成 に よ っ て 、 前記第 1 発明 と 同様の効果 を奏 する も ので あ る 。 特 に 、 第 2 発明の構成 に よ れば、 ミ ラ ー の一 部を構成す る 金属製反射膜を 、 水分検出用 の 電極 と し て 兼用 す る に よ う し た か ら 、 構造の簡単化及び こ れ に 伴 う コ ス 卜 ダ ウ ン も 図 り 得る 。
[0009] 第 3 発明 は 、 ミ ラ ー の表面 に 対を な す検出用 電極を互 に 所定 間 隔 を存 し た状態で 設 け る と 共 に 、 周 じ く ミ ラ ー の表面 に 前記検出用電極の形成工 程 に お い て 所定 の形象 を周 時 に 設け 、 前記 ミ ラ ー を加熱 し 得る位置 に ヒ ー タ を 配置 し 、 さ ら に 前記対を なす検出用 電極間 の静電容量が 所定値を越 え た 状態で前記 ヒ ー タ に 通電 さ せ る通電制御 回路を設けた構成に特徴を有 し 、 この構成に よ っ て、 前 記第 1 発明 と周様の効果を奏するものである 。 特に 、 第 3 発明の構成に よれば、 検出用電極の形成時に所望の形 象を同時に形成する こ とができるから 、 形象を設ける場 合の コ ス ト ダウ ンを実現できる 。
[0010] 第 4 発明は、 ミ ラ ーの表面に対をなす検出用電槿を豆 に所定間隔を存 し た状態で設ける と共に 、 この と き上記 検出用電極全体で所定の形象を型取るよう にな し 、 前記 ミ ラー を加熟 し得る位置に ヒ ー タ を配置 し、 さ ら に前記 対をなす検出用電極間の静電容量が所定値を越えた状態 で前記 ヒ ー タ に通電させる通電制御回路を設けた構成に 特徴を有し 、 この構成によ っ て、 前記第 1 発明 と周様の 効果を奏するもの である 。 特に 、 第 4発明の構成に よれ ば、 検出用電極に よ り 所望の形象を表現できるから 、 形 象を設ける場合の コ ス 卜 ダウ ンを実現できる。
[0011] 第 5 発明は、 ミ ラ一 と し て 、 基板の表面に反射像を映 す ための金属製反射膜を設けた ものを利用 し 、 前記反射 膜の表面に透明な絶縁膜を設ける と共に 、 この絶縁膜上 に互に所定間隔を存し た対をなす検出用電極を設け、 前 記ミ ラーを加熟 し得る位置に ヒ ー タ を配置し 、 さ ら に前 記対をな す検出用電極間の静電容量が所定値を越えた状 態で前記 ヒ ー タ に通電させる通電制御回路を設けた構成 に特徴を有 し 、 この構成に よ っ て 、 前記第 1 発明 と周様 の効果を奏 す る も の で あ る 。
[0012] 第 6 発明 は 、 透明 な基板の裏面側 に 反射像を映す た め の反射膜を有 し た ミ ラ ー を 設 け 、 記基板の 表面側 に 互 の 間 に 所定の検出用 ギ ャ ッ プを存す る よ う に対を な す透 明 な検出 用 電極を 設 け 、 前記基板 の 裏面側 に 、 前記対 を な す検出電極 と 夫々 対 向 す る よ う に 対を な す補助電極を 設け て 、 こ れ ら 補助電極 の 一方を対向 す る検出用 電極 と 前記基板を介 し て コ ンデ ンサ結合さ せ 、 且つ 他方を対応 す る検 出用 電極 に 対 し て 上記周様の コ ン デ ンサ結合或 は 前記基板の周縁部を介 し て 直接接続 さ せ 、 さ ら に 前記 ミ ラ 一 を加熱 し 得る位置 に ヒ ー タ を 配置 す る と 共 に 、 前記 対を な す検出用 電極間 の静電容量が所定値を越え た 状態 で前記 ヒ ー タ に 通電さ せ る通電制御 回路 を 設け た 構成 に 特徴を有 し 、 こ の構成 に よ っ て 、 前記第 1 発明 と 同様の 効 果 を奏 す る も の で あ る 。 特 に 、 第 6 発 明 の構成 に よ れ ば 、 ミ ラ ー の表面側 に 設け ら れ た 対を な す検出用電極の 少な く と も 一方が 、 ミ ラ ー の裏側 に 設 け ら れ た 補助電極 と コ ンデ ンサ結合さ れた 状態 と な る か ら 、 対を な す検出 用 電極間 の検出用 ギ ャ ッ プの 一 部 を ミ ラ ー の周縁部 に 位 置さ せ る必要が な く な り 、 こ れ に よ り 本来的 に 視認性 に つ い て は そ れ程 .璧要で は な い ミ ラ 一 の周縁部 、 つ ま り 水 分が残置さ れ易 い部分での水分を誤検出 する こ と が な く て 、 検出用電極 に よ る水分 の検出精度が 向上 す る よ う に なる。
[0013] 第 7 発明は、 基板の表面側 に反射像を映すための反射 膜を有 し た ミ ラ ーを設け、 前記ミ ラ 一 の表面側 に互の間 に所定の検出用 ギ ャ ッ プを存する よ う に対をなす検出用 電極を設け、 前記基板の裏面側 に 、 前記対をなす検出電 極と夫々対向するよ う に対をなす補助電極を設けて 、 こ れ ら補助電極の一方を対向 する検出用電極と前記基板を 介 し てコ ンデンサ結合させ、 且つ他方を対応する検出用 電極に対 し て上記周様の コ ンデンサ結合或は前記基板の 周縁部を介して直接接続させ、 さ ら に前記ミ ラ ーを加熱 し得る位置に ヒ ー タ を配置する と共に 、 前記対をなす検 出用電極間の静電容量が所定値を越えた状態で前記 ヒ ー タ に通電さ せる通電制御回路を設けた構成に特徴を有し 、 この構成に よ っ て 、 前記第 6発明 と周様の効果を奏する ちのである 。
[0014] 図面の 簡単な 説 明
[0015] 図面 は第 1 発明乃至第 7 発明 を実施す る の に 好 ま し い 各形態 を示 す も の で あ る 。 但 し 、 各図 の 中 に は 、 構造を モデル的に 示 し た も の もあ り 、 実際の実施形態 と は寸法 比率 が異な る も の も あ る こ と を理解 す べ き で あ る 。
[0016] 第 1 図 は第 1 発明を具体化 し た 第 Ί の実施例であ る 自 動車用 ド ア ミ ラ ー を示す 正 面図 で あ る 。
[0017] 第 2 図 は第 Ί 実施例の要部を モデル的 に 示す 断面図で あ る 。
[0018] 第 3 図 は第 Ί 実施例 の電気的構成を示す回路図でお る 。 第 4 図 は第 2 発明 を具休化 し た 第 2 の 実施例 で あ る 自 動車用 ド ア ミ ラ ー を示す正 面図で あ る 。
[0019] 第 5 図 は第 2 の実施例 の 要部を モデル的に 示 す 断面図 で あ る 。
[0020] 第 6 図 は第 2 の実施例 の電気的構成を示す 回路図で あ る 。
[0021] 第 7 図 は第 3 発明 を具体化 し た 第 3 の実施例で あ る 自 動 車用 ド ア ミ ラ ー を 示 す正 面図 で あ る 。
[0022] 第 8 図 は第 3 の実施例 の要部を モデル的 に 示す 断面図 で あ る 。
[0023] 第 9 図 は第 4 発明 を具体化 し た 第 4 の実施例で あ る 自 動 車用 ド ア ミ ラ ー を示 す 正面図 で あ る 。
[0024] 第 1 0 図 は第 9 図 中 の一部を拡大 し た 正 面図で あ る 。 第 Ί Ί 図 は第 4 の実施例の要部を モデル的に示す断面 図である 。
[0025] 第 1 2 図は第 5 発明を具体化 した第 5 の実施例である 自動車用 ド ア ミ ラ ーを示す正面図である。
[0026] ; 第 1 3 図は第 5 の実施例の要部をモデル的に示す断面 図であ る 。
[0027] 第 1 4 図は第 6 発明を具体化 した第 6 の実施例である 自動車用 ドア ミ ラ ー を示す斜視図である 。
[0028] 第 1 5 図は第 6 の実施例の要部を分解状態で示す斜視
[0029] !0 図である。
[0030] 第 1 6 図は第 1 5 図 に示された構造をモデル的に示す 断面図である。
[0031] 第 1 7 図は第 1 5 図に示された検出用電極部分の正面 図である 。
[0032] 15 第 "] 8 図 は第 1 5 図に示された補助電極部分の正面図 である。
[0033] 第 1 9 図は第 1 5 図に示された中間電極部分の正面図 である 。
[0034] 第 2 0 図は第 1 5 図に示された ヒ ータ部分の正面図で0 ある 。
[0035] 第 2 1 図 は第 2 0 図の一部を拡大して示す断面図であ る。
[0036] 第 2 2 図 は第 6 の実施例の電気的構成を示す回路図で あ る 。
[0037] 第 2 3 図 は第 6 の実施例 に お け る検出用 電極間 の静電 容量 の変化特性図 で あ る 。
[0038] 第 2 4 図 は第 6 の実施例 に 変更を加 え た 第 7 の実施例 を モ デル 的 に 示 す縦断面図 で あ る 。
[0039] 第 2 5 図 は第 6 の実施例 に 変更を加 え た 第 8 の実施例 を モ デル的 に 示 す縱断面図 で あ る 。
[0040] 第 2 6 図 は第 6 の実施例 に 変更を加 え た 第 9 の実施例 を モ デル的 に 示 す縱断面図 で あ る 。
[0041] 第 2 7 図 は第 7 発明 を具体化 し た 第 1 0 の実施例であ る 自 動車用 ド ア ミ ラ ー を示 す斜視図 で あ る 。
[0042] 第 2 8 図 は第 Ί 0 の実施例 の要部を分解状態で示す 斜 視図 で あ る 。
[0043] 第 2 9 図 は第 2 8 図 に 示さ れた 構造を モデル的 に 示す 断面 図 で あ る 。
[0044] 第 3 0 図 は第 2 8 図 に 示さ れた検出用電極部分の正 面 図 で あ る 。
[0045] 第 3 1 図 は第 2 8 図 に 示さ れた 補助電極部分の正 面図 で あ る 。
[0046] 第 3 2 図 は第 7 の実施例の電気的構成を示す 回路図で あ る 。
[0047] 第 3 3 図 は第 7 の実施例 に 変更を加 え た第 1 1 の実施 例 を モ デル的 に 示 す縦断面図 で あ る 。 第 3 4 図は第 Ί 1 の実施例 に さ ら に変更を加えた第 1 2 の実施例をモデル的に示す縱断面図である。
[0048] 第 3 5 図 は同第 1 2 の実施例の電気的構成を示す回路 図である 。
[0049] 第 3 6 図は第 7 の実施例に変更を加えた第 1 3 の実施 例を モデル的に示す縦断面図 である。
[0050] !0
[0051] J5 0 発明 を実施 す る た め の 最良の形態 本発明 に 対す る理解を高め る た め の第 1 乃至第 7の実 施例 に つ い て 、 図面を引 用 し なが ら 説 明 す る 。
[0052] 第 Ί 図乃至第 3図 に示 し た第 Ί の実施例 は第 Ί 発明 に 対応す る も の で あ り 、 ま ず こ れ に つ い て 説明 す る 。 第 1 図 に お い て 、 1 は車両用 光学的視認装置の一形態で あ る 自 動車用 ド ア ミ ラ ー で 、 こ れ は例 え ばプラ ス チ ッ ク 製 の ケ ー ス 2内 に ミ ラ ー 3 を嵌め込んで成る 。 上記 ミ ラ ー 3 は 、 第 2図 に 示 す よ う に 、 例 え ば平板状の ガ フ ス 基板 4 の裏面 に A 或い は C r等 よ り 成る金属製反射膜 5を成 膜す る こ と に よ り 平面 ミ ラ ー と し て 構成 さ れ て い る 。 尚 、 ミ ラ ー 3 は必 ら ず し も平面 ミ ラ ーで あ る必要はな く 、 凸 面 ミ ラ ー で あ っ て も 良 い こ と は勿 論 で あ る 。 6 , 7 は I T O膜或 は N E S A膜等よ り 成る透明 な一対の検出 用 電 極 で 、 こ れ ら は ミ ラ ー 3 の 表面 に 真空蒸着 或 は スパ ッ タ リ ン グ等 に よ っ て 成膜さ れて お り 、 互 に所定 間 隔を存す る よ う に 嚙み合わ せ状 に 設け ら れ た 櫛歯状電極 と し て 構 成さ れて い る 。 尚 、 6 a , 7 a は各電極 6 , 7 か ら ミ ラ 一 3 の 両側端部 ま で 夫々 引 出 さ れ た タ ー ミ ナルで 、 こ れ ら 各 タ ー ミ ナル 6 a, 7 a及びそ の リ ー ド線 6 b , 7 b は 、 例 え ば検出用 電極 6 , 7の成膜 工程 に お い て そ の電 極 6 , 7 と周材質の も の と し て 周時 に 形成さ れる 。 第 2図に おいて 、 8 は S i 02 或は T a 2 05 等よ り 成る透明な誘電体膜で 、 これはミ ラー 3の表面に前記透 明電棰 6 , 7を覆う よ う に真空蒸着或はスパッ タ リ ング 等に よ っ て成膜されてお り 、 この誘電体膜 8 と検出用電 極 6, 7 とで水分検出用 の コ ン デンサ要素が形成される c こ の よう なコ ンデンサ要素が形成された結果、 検出用電 極 6 , 7間の静電容鼂 C x は、 ミ ラ ー 3の表面に設け ら れた誘電体膜 8 に対する水分の付着量が多 く なるのに連 れて増大するも のである 。 9 は例えば薄膜状カ ーボ ンを 抵抗体と した面状の ヒ ー タで、 これはミ ラ ー 3の裏面に 伝熱的に接着され、 以てその通電に伴う発熟が金属製の 前記反射膜 5を通じて ミ ラー 3 に伝達されるよ う にな つ てい る 。
[0053] 第 3図に は本実施例の電気的構成の概略が示されてい る 。 こ の第 3図 に おい て 、 1 0は通電制御回路で、 こ れ は、 夫々自動車用バ ッテ リ のプラス電源端子 + Bから給 電される発振回路 1 1 , ロ ーパス フ ィ ルタ 1 2及び増幅 回路 1 3 よ り成る 。 上記発振回路 Ί 1 に は前記検出甩電 極 6, 7の各タ ー ミ ナル 6 a , 7 aが接続されてお り 、 その検出用電極 6 , 7間の静電容量 C xが発振回路 1 Ί の発振時定数を決定 するよ う に な っ ている 。 具体的に は . 発振回路 1 Ί か らその発振動作に応じて出力 されるパル ス信号 P 11の周期 は、 検出用電極 6 , 7間の静電容量 C x が大き く な る ほ ど ( 換言 す れ ば ミ ラ ー 3 の表面 に 対す る付着水分が多い場合ほ ど 〉 長 く な る よ う に 構成さ れて い る o
[0054] ロ ーパス フ ィ ル タ 1 2 は 、 発振回路 1 Ί か ら のパル ス 信号 P 11が 予め 設定 さ れ た 周期 て 以上 の と き の み 、 そ の パルス信号 Ρ の通過を許容す る よ う に 構成 さ れて い る 。 こ の場合 、 上記 設定周期 て は 、 ミ ラ ー 3 の表面 に 所定 蠻 以上の水分が付着 し た 状態で の検出用 電極 6 , 7間 の静 電容量 C x に 対応 し た 値が選ばれる 。 従 っ て 、 ミ ラ ー 3 の表面に 所定量以上の水分が付着 す る の に 応 じ て 検出用 電極 6, 7間 の 静電容量 C X が所定値以上 に な る と 、 発 振 回路 Ί Ί か ら のパルス信号 P 11が ロ ー パス フ ィ ル タ Ί 2を通過 す る よ う に な る 。 ま た 、 増幅回 路 1 3 は 、 p n P形の ト ラ ン ジ ス タ 1 3 a , n p n形の 卜 ラ ン ジ ス タ Ί 3 (3及び抵抗 1 3 0 , Ί 3 d を組合わせ た 周知構成の も ので あ り 、 ロ ー パス フ ィ ル タ 1 2を通過 し た パルス 信号 P 11を 増幅す る と 共に 、 そ の増幅出力 に よ っ て 前記 ヒ ー タ 9 に 通電さ せ る よ う に な つ て い る 。
[0055] 上記構成の 自 動車用 ド ア ミ ラ ー 1 の使用 状態 に お い て 、 検出用電極 6 , 7間 ひい て は タ ー ミ ナル 6 a , 7 a f の 静電容逢 C x は 、 ミ ラ ー 3 の表面 に 設け ら れ た 誘電体膜 8 に 付着 し た 水分の量が増え る の に 応 じ て 増加す る よ う に な る 。 こ の よ う な 静電容量 C x の増加 に 応 じ て 、 発振 回路 1 Ί か ら出力 されるパルス信号 P 1 1の周期が長く な る 。 そ して 、 パルス信号 P 1 1が予め設定さ れた周期 て 以 上になる と 、 ロ ーパス フ ィ ルタ 1 2 が上記パルス信号 P 1 1の通過を許容する 。 この結果、 増幅回路 Ί 3 がパルス 信号 Ρ Ί 1を増幅する よ う に な り 、 その増幅出力 に よ っ て ヒ ー タ 9 に通電される よ う になる 。 ヒ ー タ 9 に通電され る と 、 その ヒ ー タ 9 か ら の熟が金属製の反射膜 5 を通じ て ミ ラー 3 に伝達されるため、 そのミ ラ 一 3 の表面に付 着 し た水分が蒸発さ れて除去されるよ う に なる。 即 ち 、 本実施例 に よればミ ラ ー 3 の表面の水結, 暴り 、 着霜及 び水滴が自動的に除去されるものである。 ま た、 上述の よ う にミ ラ ー 3 の表面の水分が除去された ときに は、 検 出用電極 6 , 7 間の静電容量 C X が低下 し てパルス信号 P 1 1の周期が設定周期 て よ り短く なるため、 口 一パスフ ィ ルタ 1 2 がパルス信号 P 1 1の通過を阻止する よう に な つ て 、 増幅回路 1 3 による ヒ ー タ 9 への通電が自動的に 停止される 。 従 っ て 、 本実施例 に よれば、 従来の よ う な 操作スィ ッ チの戻し忘れに よる無駄な電力消費を招 く こ とがない 。
[0056] 第 4 図乃至第 6 図に示 した第 2 の実施例 は第 2 発明に 対応するもの て *あ り 、 以下こ れにつ い て説明する 。 第 4 図において 、 Ί 4 は車両用光学的視認装置たる自動車用 ド ア ミ ラ ーで、 こ れはケース 2 内 に ミ ラ - 1 5 を嵌め込 ん で成る 。 上記 ミ ラ ー 1 5 は 、 第 5図 に示 す よ う に 、 例 え ば平板状の ガ ラ ス基板 1 6の表面 に A , C r等 よ り 成る金属製反射膜 1 7を 真空蒸着或 は スパ ッ タ リ ン グ等 に よ っ て 成膜す る こ と に よ り 、 そ の反射膜 Ί 7 に 反射 像 が映 る よ う に 構成 さ れ て い る 。 1 8 , 1 9 は ミ ラ ー 1 5 の表面 に 前記反射膜 Ί 7 の一部 を利用 す る こ と に よ り 設 け ら れ た対 を な す検出用 電極で 、 こ れ ら は反射膜 1 7 の 例 え ば第 4 図中下方部分 に 極細 ( 0.05mm程度 ) の ス リ ツ 卜 Aを蛇行状 に 形成 す る こ と に よ っ て 、 互 に 所定 間 隔を 存 し た 状態で嚙み合わ さ れた 櫛歯状電極 と し て構成さ れ て い る 。 尚 、 上記ス リ ツ 卜 Aは 、 後加 工 に よ る エ ツ チ ン グ に よ り 形成 し て も良 く 、 或 は反射膜 1 7を真空蒸着或 い は スパ ッ タ リ ン グ に よ り 成膜 す る と き に 同 時 に 形成 し て も良い 。 ま た 、 1 8 a , 1 9 aは各検出用 電極 1 8 , 1 9 か ら ミ ラ ー 1 5の 両側端部 ま で 夫々 引 出 さ れ た タ 一 ミ ナルで 、 こ れ ら 各 タ ー ミ ナル 1 8 a , 1 9 a及びそ の リ ー ド線 1 8 b , 1 9 bは 、 前記 ス リ ツ 卜 Aに 連続 し た ス リ ツ 卜 A ' に よ り 囲 ま れて い る 。
[0057] 反射膜 1 7の う ち 上述 し た 検出用 電極 1 8 , 1 9以外 の領域に は 、 斜め方向 に 指向 し た 多数本の極細 ス リ ツ 卜 Bが 互 に 平行 し た 状態で形成 さ れ て い る と 共 に 、 ミ ラ ー 1 5の両側 に 夫々 位置 し て 上下方向 に 延びる 2本の極細 ス リ ッ ト B ' が形成 さ れ て い る 。 こ れ に よ り 反射膜 1 7 に は、 ミ ラ ー 1 5の両側端部に位置 し たタ ー ミ ナル 1 7 a, 1 7 bが構成される と共に 、 これ ら タ ー ミ ナル 1 7 a, 1 7 b間を電気的に接続 し た状態の蛇行状リ ポン ヒ ー タ 部 1 7 cが構成される 。 上記 リ ポン ヒ ー タ部 1 7 c は、 その総延長が大幅に 長く なるものであ り 、 以て タ ー ミ ナル 1 7 a, 1 7 bを電源入力部 と した抵抗体ヒ ー タ と し て機能する 。 尚、 上記ス リ ッ ト B , B ' は、 前記ス リ ツ 卜 A , A ' と周時に形成されるものである 。
[0058] ミ ラ 一 1 5 の表面に は、 第 5図に示すよ う に S i 0 a , T a 2 05 等よ り成る透明な誘電体膜 2 0が前記反射膜 1 7の全体を覆う よ う に し て真空蒸着或はスパ ッ タ リ ン グ等に よ っ て成膜されて お り 、 この誘電体膜 2 0 と検出 用電極 1 8 , 1 9 とで水分検出用の コ ンデンサ要素が形 成される。 つ ま り 、 検出用電極 1 8 , Ί 9間の静電容量 C X は、 ミ ラー Ί 5の表面に対する水分の付着量が多 く なるの に連れて増大する 。
[0059] 第 6図に示すよ う に 、 タ ー ミ ナル 1 8 a, 1 9 aは発 振回路 1 Ί に接続され、 これに よ り 検出用電極 1 8 , 1 9間の静電容量 C X が発振回路 1 Ί の発振時定数決定要 素と なるよ う に構成される。 また 、 タ ー ミ ナル 1 7 a , 1 7 bは、 増幅回路 1 3 の出力端である ト ラ ンジス タ 1 3 aの コ レク タ 及びグラン ド端子 に夫々接続さ れる。 従 つ て 、 反射膜 1 7 を利用 し て構成された リ ポン ヒ ータ 部 7 c は 、 増幅回路 Ί 3 の増幅出 力 に よ っ て 通電 さ れる 。 上記構成の 自 動車用 ド ア ミ ラ ー 1 4 の使用 状態 に お い て も 、 ミ ラ ー 1 5 の 表面 に 付着 す る水分 の 影箬 に よ っ て 検出用 電極 1 8 , Ί 9 間 の静電容量 C x が所定値以上 と な り 、 以 て発振回路 1 1 か ら 出力 さ れ るパル ス 信号 ρ 1 1 が予 め 設定 さ れた 周期 て 以上 に な る と 、 そ のパルス信号
[0060] Ρ 1 1が 口 一 ノ ス フ ィ ル タ 1 2 を 通過 す る よ う に な る 。 こ の結果 、 パルス信号 Ρ 1 1を増幅 し た 増幅回路 1 3 の 出 力 に よ っ て リ ポ ン ヒ ー タ 部 1 7 c に 通電 さ れる よ う に な り 、 こ れ に 応 じ た リ ポ ン ヒ ー タ 部 Ί 7 c の発熱 に よ り ミ ラ ー 5 の 表面 に 付着 し た 水分が蒸発さ れ て 除 去 さ れ る よ う に な る 。 特 に 本実施例 の構成 に よ れば 、 ミ ラ ー 1 5 表面 の水分検出 の た め の電極 1 8 , 1 9 及び水分除去用 の リ ボ ン ヒ ー タ 部 1 7 c を 、 反射像を得る た め に 設け ら れた 反射膜 1 5 を利用 し て 形成 す る よ う に し た か ら 、 構造 の 簡単化 に よ る コ ス ト ダ ウ ン を実現で き る 。 ま た 、 リ ボ ン ヒ ー タ 部 1 7 c と ミ ラ ー 1 5 の 表面 に 付着 し た 水分 と の 間 に は 、 誘電体膜 2 0 が存在 す る だけで あ る か ら 、 そ の リ ポ ン ヒ ー タ 部 7 c の熱効率が 向上 す る 。 尚 、 上 記 の よ う に 反射膜 Ί 7 を利用 し て 検出用 電極 Ί 8 , 1 9 及び リ ボ ン ヒ ー タ 部 1 7 c を形成 す る 場合 に 、 そ の反射膜 Ί 7 に は極細のス リ ツ 卜 A , A ' , Β , Β ' が設 け ら れる だけ で あ る か ら 、 ミ ラ ー Ί 5 に よ る後方視認性 に 影響 が 出る虞はない。 第 7図及び第 8図 に示 し た第 3の実施 例 は第 3発明に対応するものであ り 、 以下これにつ いて 説明する 第 7図 において、 2 1 は車両用光学的視認装 置たる自動車用 ドア ミ ラーで、 これはケース 2内に ミラ ; 一 2 2を嵌め込んで成る 。 上記 ミ ラ — 2 2 は、 第 8図 に 示すよう に、 例えば平板状のガラス基板 2 3の裏面に A I , C 「 等よ り 成る金属製反射膜 2 4を成膜する こ と に よ り構成されている 。 2 5 , 2 6はミ ラー 2 2の表面下 方部に 添付された一対の透明な検出用電極で 、 こ れ ら は , 例えばミ ラ ー 2 2の表面に真空蒸着或はスパッ タ リ ング に よ り 形成 し た I T 0膜に対 し て !: ツ チング加工 に よる 極細 ( 0.05mm程度 ) の蛇行状ス リ ッ ト Gを刻設するこ と に よ っ て形成されるものであ り 、 各検出用電極 2 5 , 2 6は互に所定間隔を存する よ う に嚙み合わさ れた撤歯状
[0061] !5 電極と し て構成さ れて いる 。 尚、 2 5 a, 2 6 aはミ ラ — 2 2の表面に各検出用電極 2 5 , 2 6と夫々連続する よ う に成膜された タ ー ミ ナルで 、 これ ら は夫々 ミ ラー 2 2の両側端部に位置されている 。 ま た 、 2 7 はミ ラ ー 2 2の表面に前記検出用電極 2 5 , 2 6 と 隣接する よ う に0 添設された形象で、 この形象 2 7は、 例えば当該自動車 の製造メ ー カ ー名を表 し 、 前記検出用電極 2 5 , 2 6の 形成時において ミ ラ 一 2 2の表面に形成される I T O膜 に対 し て、 前記ス リ ッ 卜 Cを刻設する際のエッ チング加 ェ を周 時 に 行な う こ と に よ り 形成 さ れ る も の で あ る 。 こ の と き 、 上記形象 2 7 は 、 I T O膜 よ り 成る も ので あ つ て 透明 であ る が 、 ガ ラ ス 基板 2 3 と 光屈折率が相違 す る か ら 、 そ の形象 2 7の輪郭を認識で き る 。
[0062] ミ ラ ー 2 2 の 表面 に は 、 第 8 図 に 示 す よ う に 、 S i 〇 2 , T a 2 05 等 よ り 成る透明 な誘電体膜 2 8が真空蒸 着或 は スパ ッ タ リ ン グ等 に よ っ て 成膜 さ れて お り 、 こ の 誘電体膜 2 8 と 検出用 電極 2 5 , 2 6 と で水分検出用 の コ ン デ ンサ要素が形成 さ れる 。 2 9 は ミ ラ ー 2 2 の裏面 に 伝熱的 に 添設さ れた 面状の ヒ ー タ で 、 こ れは例え ば 力 一ボ ン を 含む ペ ー ス 卜 状抵抗体 6を 印刷等 に よ り 塗布 し て 成 り 、 そ の通電 に 伴 う 発熱が ミ ラ ー 2 2 に 反射膜 2 4 を通 じ て 伝達 さ れ る よ う に な っ て い る 。
[0063] そ し て 、 各検出用 電極 2 5 , 2 6の タ ー ミ ナル 2 5 a , 2 6 a は発振回路 Ί 1 に 接続 さ れ 、 こ れ に よ り 検出 用 電 極 2 5 , 2 6間 の静電容量 C x が発振回路 1 1 の発振時 定数要素 と な る よ う に 構成 さ れ る 。 ま た 、 ヒ ー タ 2 9 は 増幅回路 Ί 3の増幅出力 に よ っ て 通電さ れる よ う に 接続 さ れ る 。
[0064] 上記構成の 自 動車用 ド ア ミ ラ ー 2 1 の使用 状態 に お い て も 、 ミ ラ ー 2 2 の 表面 に 付着 す る水分の影響 に よ っ て 検出用 電極 2 5 , 2 6間 の静電容量 C x が所定値以上 と な っ た と き に 、 ヒ ー タ 2 9が増幅回 路 1 3 の増幅出力 に よ り 通電される よ う に な り 、 以て ミ ラ一 2 2の表面に付 着した水分が自動的に除去される 。 特に本実施例の構成 に よ れば、 一例 と し て自動車の製造メ ー カ ー名を表示す る こ とを目 的と し た形象 2 7を、 検出用電極 2 5 , 2 6 ; を形成する た めの 工程時に周時に形成する よ う にな っ て いるか ら 、 これをきわめて容易 に形成できる 。
[0065] 第 9図乃至第 1 1 図 に示 し た第 4の実施例 は第 4発明 に相当するものであ り 、 以下これにつ いて説明する 。 第 9 図において 、 3 0は車両用光学的視認装置たる自動車 , 用 ド ア ミ ラ ーで、 こ れはケー ス 2内 に ミ ラ 一 3 1 を嵌め 込んで成る 。 上記ミ ラー 3 1 は、 第 1 Ί 図に示すよう に , 例えば平板状のガラス基板 3 2 の裏面に Aえ , C 「 等よ り 成る金属製反射膜 3 3を成膜する こ と に よ り 構成され ている 。 3 4 , 3 5 は ミ ラ ー 3 1 の表面下方部に添設さ
[0066] J5 れた一対の検出用電極で、 これら は第 "! ◦ 図に拡大 して 示すよ う に 、 互に所定間隔を存する よ う に嚙み合わさ れ た櫛歯状電極を構成する と共に 、 全体 と して所定の形象 ( 本実施例で は Γ Τ Ο Κ Α I R I K A」 の英文字 ) を型 取るよう に形成されている 。 尚、 斯かる検出用電極 3 4 ,0 3 5 は、 例えば ミ ラー 3 の表面に Aえ の よ う な金属を 真空蒸着或いはスパ ッ タ リ ングする こ とに よ り 直接形成 し た り 、 真空蒸着或はスパ ッ タ リ ング等に よ り形成し た 例えば Aえ 製の金属膜に対 してエ ッ チング加工に よるス リ ツ 卜 を刻 設す る こ と に よ っ て 形成さ れる も の で あ る 。 ま た 、 3 4 a , 3 5 a は各検出用 電極 3 4 , 3 5 か ら ミ ラ— 3 1 の両側端部 ま で夫々 引 出 さ れ た タ ー ミ ナルで 、 こ れ ら 各 タ ー ミ ナル 3 4 a , 3 5 a及びそ の リ ー ド線 3 4 b , 3 5 b は 、 検出用 電極 3 4 , 3 5 の成膜 工程 に お い て そ の電極 3 4 , 3 5 と 同材質 の も の と し て 同 時 に 形 成 さ れ る 。
[0067] ミ ラ ー 3 1 の表面 に は 、 第 1 1 図 に 示す よ う に 、 S i 02 , T a 2 05 等よ り 成 る透明 な 誘電体膜' 3 6が 設 け ら れ て お り 、 こ の誘電体膜 3 6 と 検出用電極 3 4 , 3 5 と で コ ン デ ン サ要素が形成 さ れ る 。 3 7 は ミ ラ ー 3 1 の 裏面 に伝熟的 に 添設さ れた 面状の ヒ ー タ で 、 こ れ は カ ー ポ ン を 含むペ ー ス 卜 状 抵抗体 よ り 成る 。
[0068] そ し て 、 各検出用 電極 3 4 , 3 5 の タ ー ミ ナル 3 4 a , 3 5 a は発振回 路 1 1 に 接続 さ れ 、 こ れ に よ り.検出用 電 極 3 4 , 3 5間 の静電容量: C x が発振回路 Ί 1 の発振時 定数決定要素 と な る よ う に 構成 さ れ る 。 ま た 、 ヒ ー タ 3 7 は増幅回路 Ί 3 の増幅出力 に よ っ て 通電さ れる よ う に 接続さ れる 。
[0069] 上記構成の 自 動車用 ド ア ミ ラ ー 3 0の使用 状態 に お い て も 、 ミ ラ ー 3 1 の 表面 に 付着 す る水分 の影響 に よ っ て 検出用 電極 3 4 , 3 5間 の静電容蠆 C x が所定値以上 と な っ た と き に 、 ヒ ー タ 3 7 が増幅回路 1 3の 増幅出 力 に よ り通電さ れる よ う に な り 、 以て 、 ミ ラ ー 3 1 の表面に 付着 した水分が自動的に除去される 。 特に本実施例の搆 成に よ れば、 水分検出用 に 設け ら れた電極 3 4 , 3 5 を 利用 して所望の形象を型取る よ う に したので、 その検出 用電極 3 4、 3 5の形成時に おいて、 ミ ラ ー 3 1 上に所 望の形象を簡単に形成できる 。
[0070] 第 1 2図及び第 1 3図 に示 し た第 5の実施例 は第 5発 明 に対応するものであ り 、 以下これにつ いて説明する 。 第 1 2図 に おいて 、 3 8 は車両用光学的視認裝置たる自 動車用 ドア ミ ラーで、 これはケース 2内 に ミ ラ ー 3 9を 嵌め込んで成る 。 上記 ミ ラ ー 3 9 は、 第 1 3図に示すよ う に 、 ガラス基板 4 0の表面 に A义 , C 「 等よ り成る ヒ ー タ 兼用 の金属製反射膜 4 1 を真空蒸着或はスパ ッ タ リ ング等に よ っ て極薄状に成膜する こ と に よ り 、 その反射 膜 4 1 に反射像が映るよう に構成されて いる。
[0071] 第 1 3図において、 4 2は反射膜 4 1 上に真空蒸着或 はスパッ タ リ ング等に よ っ て成膜された透明な絶縁膜で . これは例えば S i 02 に よ り 厚さ T 〜 2 m程度の極薄 状に形成さ れている 。 4 3 , 4 4は絶縁膜 4 2上に真空 蒸着或はスパ ッ タ リ ング等に よ つ て成膜された対をなす 検出用電極で 、 こ れ ら は例えば [ T O膜或は N E S A膜 に よ っ て透明且つ極薄状に形成され、 互に所定間隔を存 し た状態で嚙み合わさ れた櫛歯状電極 と し て構成されて い る ( 第 1 2 図参照 ) 。 尚 、 第 1 2 図 中 の 4 3 a , 4 4 a は各検出用 電極 4 3 , 4 4か ら ミ ラ ー 3 9の両側端部 ま で夫々 引 出 さ れ た タ ー ミ ナルで 、 こ れ ら 各 タ ー ミ ナル 4 3 a , 4 4 a及びそ の リ ー ド線 4 3 b, 4 4 bは検出 用 電極 4 3 , 4 4 の成膜 工程 に お い て そ の電極 4 3 , 4 4 と 周材質の も の と し て 同 時 に 形成さ れる 。 ま た 、 同 じ く 第 1 2図 中 の 4 1 a , 4 b は 、 反射膜 4 1 の 両側 端 部 に そ の反射膜 4 1 の一部を利用 し て 設 け ら れ た タ ー ミ ナル で 、 こ れ ら は絶縁膜 4 2 を部分的 に 除去 す る こ と に よ っ て 形成さ れる 。 そ し て 、 上記 タ ー ミ ナ ル 4 1 a , 4 1 b間 に 電圧が 印加 さ れ た と き に は 、 極薄状の反射膜 4 1 が抵抗体 と し て 作用 し て そ の反射膜 4 1 が ヒ ー タ と し て 機能 す る よ う に な る 。
[0072] ミ ラ ー 3 9の表面 に は 、 第 Ί 3 図 に 示す よ う に 、 S i 02 , T a a 05 等 よ り 成る透明 な 誘電体膜 4 5 が 設 け ら れて お り 、 こ の誘電体膜 4 5 と 検出用 電極 4 3 , 4 4 と で コ ン デ ンサ要素が形成 さ れ る 。
[0073] そ し て 、 各検出用 電極 4 3 , 4 4 の タ ー ミ ナル 4 3 a , 4 4 a は発振回 路 1 1 に 接続さ れ 、 こ れ に よ り 検出用 電 極 4 3 , 4 4間 の静電容量 C x が発振回路 1 1 の発振時 定数決定要素 と な る よ う に 構成さ れる 。 ま た 、 反射膜 4 1 に よ り 構成さ れる ヒ ー タ は 、 増幅回路 Ί 3の増幅出力 に よ っ て タ ー ミ ナル 4 1 a , 4 1 bを通 じ て 通電 さ れ る よ う に接続される。
[0074] 上記構成の自動車 ドア ミラー 3 8 の使用状態において も、 ミ ラ — 3 9 の表面に ί寸着する水分の影響によ っ て検 出用電極 4 3 , 4 4 間の静電容量 C x が所定値以上とな つ た と き に 、 反射膜 4 1 が増幅回路 1 3 の増幅出力 に よ り 通電されて ヒ ー タ と して機能する よ う にな り 、 以て 、 ミ ラ ー 3 9 の表面に付着 し た水分が自動的に 除去される c 特に本実施例の構成によれば、 反射像を得るための反射 膜 4 1 を水分除去用の ヒ ー タ と し て機能さ せるよ う に し たがら 、 構造の簡単化に よるコ ス ト ダウ ンを実現できる c 第 1 4 図乃至第 2 3 図に示 し た第 6 の実施例 は第 6発 明に対応するものであ り 、 以下これにつ いて説明する 。 第 1 4 図 に おいて 、 4 6 は車両甩光学的視認装置たる自 動車用 ドア ミ ラーで、 これは例えばブラスチッ ク製のケ ー ス 4 7 内 に ミ ラ ー 4 8 を嵌め込んで成る 。 この自動車 用 ドア ミ ラ ー 4 6 は、 自動車用 ドア に固定された支持部 材 4 9 に対 し て可動 可能に支持されて -いる 。
[0075] 第 Ί 5 図 に は前記ミ ラー 4 8 を含んだ主要部分が分解 状態で示されて いる 。 この第 1 5 図 に おい て 、 ミ ラ ー 4 8 の構成要素の一つである例えば平板状のガラス基板 5 0 はー部のみ示されてぃる 。 そ し て 、 こ のガラス基板 5 0 の裏面側に A义 或は C 「 等よ り 成る金属製反射膜 5 1 を真空蒸着或はスパ ッ タ リ ング等に よ り成膜する こ と に よ っ て 、 そ の反射膜 5 1 で反射像 を得 る構成の ミ ラ ー 4 8が形成さ れて い る 。
[0076] 5 2 , 5 3 は ミ ラ ー 4 8 の表面 に 設け ら れた 対を な す 検出用 電極で 、 こ れ ら は ガ ラ ス 基板 5 0の 表面側 に I T 0膜或 は N E S A膜等の透明電極材料を薄膜状 に 形成す る こ と に よ っ て 透明 に 形成さ れ て い る と 共 に 、 第 1 7 図 に 示す よ う に 、 互の間 に 所定 の検出用 ギ ャ ッ プ Gが存す る よ う に 構成 さ れ て い る 。 特 に 、 こ の 場合 、 上.記検出用 ギ ャ ッ プ Gは無端環状で且つ 少な く と も一部 に 蛇行部分 G m を 有 す る よ う に 形成さ れ て お り 、 以 て 一方の検出用 電極 5 2が他方の検出用 電極 5 3 に よ っ て 包囲 さ れる よ う に な位置関係 に 設定 さ れる 。 ま た 、 検出用 ギ ャ ッ プ G は 、 前記 ケ ー ス 4 7 の 開 口 縁 4 7 a ( 第 1 4 図参照 ) よ り 所定 寸法 だけ 内側 ( ミ ラ ー 4 8 の 中 心側 ) に 位置 す る よ う に 設定 さ れる 。 そ し て 、 検出用 電極 5 2 , 5 3上 に は 、 S i 02 或 は T a 2 05 等 よ り 成る透 明 な 誘電体膜 5 4が前記検出用 ギ ャ ッ プ G部分も覆 う よ う に し て 真空 蒸着或 は ス ゾ、 ' ッ タ リ ン グ等 に よ つ て 成膜 さ れ て い る 。 の よ う に 構成さ れた結果 、 検出用 電極 5 2及び 5 3 間 の イ ン ピ ー ダ ン スつ ま り 静 ' 容量 C α ( 第 1 5 図参照 ) は ミ ラ ー 4 8 の表面 に 付着 し た 水分の量 の増減 に 応 じ て 大 小変化 す る よ う に な る 。
[0077] し か し て 、 前記反射膜 5 1 に は 、 第 1 8図 に 示す よ う に 、 検出用 ギ ャ ッ プ Gに格対応 し た形状の極細 ( ミ ラ ー 4 8の視認性の妨げとな ら ない例えば 05miii程度の幅 ) のス リ ッ ト Fを形成する こ と に よ り 、 対をなす補助電極 5 1 a及び 5 1 bが夫々検出用電極 5 2及び 5 3 と対向 するよう に形成さ れている 。 こ の よう に補助電極 5 1 及び 5 1 bが設け ら れた結果、 一方の補助電極 5 aは 検出甩電極 5 2 と一定の静電容量 G 4 ( 第 Ί 5図参照 ) をも っ て静電結合され、 また 、 他力 の補助電極 5 Ί bも 検出用電極 5 3 と一定の静電容量 C 2 ( 第 1 5図参照 ) をも っ て静電桔合される 。
[0078] 5 5 は反射膜 5 1 上 ( つ ま り補助電極 5 1 a, 5 b 上) に接着されたプラスチッ ク の よ う な絶緣材料製の中 間 シ ー 卜 で、 こ れの非接着面側 に は、 第 1 9図 に示すよ う に 、 互の間 に所定ギ ャ ッ プ Eを存 じ た状態の対をなす 薄膜状 Aえ 製中間電 ¾ 5 6 , 5 7が真空蒸着或はスパ ッ タ リ ング等に よ っ て形成されて いる 。 この とき、 上記中 間電極 5 6 , 5 7 は、 こ れら 全体で前記補助電極 5 1 a と対応 し た形状となるよ う に形成されてお り 、 従 っ て 、 各中間電極 5 6及び 5 7は、 補助電極 5 1 aに対 し夫々 一定の静電容量 C 5 及び C 3 ( 第 Ί 5図参照 ) をも っ て 静電結合された状態となる 。 そ し て 、 各中間電槿 5 6及 ぴ 5 7 に は、 これら における互に近接した位置に夫々タ — ミ ナル 5 6 a, 5 7 aが突設されている。 5 8 は 中 間 シ ー 卜 5 5 上 に 接着さ れ た 面状の ヒ ー タ で あ り 、 以下 、 こ れ に つ い て 第 2 0 図及び第 2 1 図 も参照 し な が ら 説明 す る 。 即 ち 、 5 9 は襄面 に 上記中 間 シ ー 卜 5 5 と の接着層 6 0 が設け ら れ た 耐熱プラ ス チ ッ ク 製の 絶縁 シ — 卜 で 、 そ の 表面 に は 互 に 所定 間 隔を存 じ た 一 対 の櫛歯状電極膜 6 Ί , 6 2 が例え ば銅 を含ん だペ ー ス 卜 状導電体の 印刷 に よ り 形成 さ れ て い る 。 そ し て 、 各電極 膜 6 Ί , 6 2 上 に は 、 こ れ ら を覆 う よ う に 例 え ば カ ー ポ ン を 含 ん だペ ー ス 卜 状抵抗体を 印刷 す る こ と に よ っ て 発 熟体 6 3 が形成さ れて お り 、 以 て 電極膜 6 1 , 6 2 間 に 通電さ れ た と き に 発熱体 6 3 が発熱 す る よ う に 構成さ れ て い る 。 こ の と き 、 一方の電極膜 6 1 は前記中間電極 5 6 と 対向 す る よ う に 位置 さ れ 、 つ 他方の電極膜 6 2 は 上 記中 間電極 5 6 及び前記補助電極 5 1 b の双方 と 対向 す る よ う に 位置 さ れ て い る 。 こ の結果 、 電極膜 6 1 は 、 中 間電極 5 6 に 対 し て 一定 の静電容量 C 7 ( 第 1 5 図参 照 ) を も っ て 静電結合 さ れ 、 電極膜 6 2 は 、 前記補助電 極 5 1 b 及び中 間電極 5 6 に 対 し て 夫々 一定 の静電容量 C i 及び C s ( 第 1 5 図参照 〉 を も っ て 静電結合さ れ た 状態 と な る 。 ま た 、 上記各電極膜 6 Ί 及び 6 2 に は 、 互 に 近接 し た位置 に 夫々 タ ー ミ ナル 6 1 a 及び ア ー ス 端子 兼用 の タ ー ミ ナル 6 2 a が突設さ れて い る 。 さ ら に 、 絶 縁 シ ー ト 5 9 に は 、 前記中 間電極 5 6 , 5 7 の各 タ ー ミ ナル 5 6 a, 5 7 aを導出 する ための窓部 6 4が設け ら れている。
[0079] 尚、 第 1 6図には、 上記第 1 5図に示された積扈構造 の理解を容易 に する ため に 、 ガラ ス基板 5 0, 反射膜 5 1 , 検出用電極 5 2及び 5 3 , 誘電体膜 5 4 , 中間シー ト 5 5 , 中間電極 5 6及び 5 7 , ヒ 一タ 5 8の断面構造 をモデル的に示 し た 。
[0080] 以上の結果、 一方の検出用電極 5 2は、 中間電極 5 7 の タ ー ミ ナル 5 7 aに対し て静電容量 C 4 , C 3 を直列 接続 した状態でコ ンデンサ結合され、 他方の検出用電極 5 3 は、 ヒ ー タ 5 8が有する電極膜 Ί 5の タ ー ミ ナル 6 2 aに対 して静電容量 C 2 , C 1 を直列接続 した状態で コ ンデンサ結合さ れる 。 従 っ て、 上記タ ー ミ ナル 5 7 a , 6 2 a間に は、 第 2 2図の電気回路図中に等価的に示す よ う に 、 上記静電容量 C l , C 2 , C 3 , C 4 を夫々有 し た各コ ンデンサ並びにミ ラ ー 4 8の表面 ( 実際に は誘 電体膜 5 4の表.面 ) に付着 し た水分の量に応 じ て変化す る静電容量 GQ を有 したコ ンデンサの直列回路が接続さ れて いる と考え て良い。 ま た、 補助電極 5 1 aと 中間電 棰 5 6 との間の静電容量 C 5 , 中藺電極 5 6 と ヒ ータ 5 8が有する電極膜 6 及び 6 2 と の各間の静電容量 C 7 及び C s は、 同第 2 2図中 に等衝的に示すよう に接続さ れている と考えて良い。 し か し て 、 上記第 2 2図 におい て 、 6 5 はバ ッ テ リ の プ ラ ス側端子 + B か ら 給電 さ れ る 発振回路で 、 こ れ は前記 タ ー ミ ナル 5 7 a , 6 2 a 間 の 静電容量を 時定数決定 要素 と し て お り 、 第 2 3 図 に 示 す よ う に 、 前記静電容量 C 0 が大き く な る ほ ど ( 換言 す れ ば ミ ラ — 4 8 の 表面 に 対 す る付着水分の量が多い場合ほ ど ) 出力 パルス 信号 P s の周期 Tが長 く な る よ う に 構成 さ れ て い る 。 尚 、 第 2 2 図 に お い て 、 C d は ミ ラ ー 4 8 の表面 に水分が ほ と ん ど な い通常状態で の静電容量 C 0 の値 を示 し 、 C wは ミ ラ ー 4 8 の表面 に 所定 璗の水分 が あ る状態 ( ミ ラ 一 4 8 の表面 に 氷結 , 暴 り が生 じ た り 水 滴が付着 し た 状態 ) で の 静電容量 C Q の値を示 す 。
[0081] 第 2 2 図 に お い て 、 6 6 は抵抗 6 6 a及び コ ンデ ンサ 6 6 b に よ り 構成さ れ た ロ ー パ ス フ ィ ル タ で 、 こ れ は前 記パルス信号 P s が所定 の設定周期 て ( 第 2 3 図参照 〉 以上 の と き の みそ のパル ス信 号 P s の通過を 許容 す る よ う に 構成さ れて い る 。 尚 、 上記パルス 信号 P s の設定周 期 て は 、 ミ ラ ー 4 8 の表面 に 所定 量以上の水分が付着 し た と きのパルス信号 P s の周期 に 対応 し た 値が選択 さ れ る 。 6 7 は上記発振回路 6 5 , 口 一パ ス フ ィ ル タ 6 6 と 共 に 通電制御 回路 6 8 を構成す る増幅回路で 、 こ れ は 口 一パ ス フ ィ ル タ 6 6 を通過 し た パル ス 信号 P s を増幅 し 、 そ の増幅出力 に よ っ て 前記 ヒ ー タ 5 8 に 通電さ せ る よ う に な っ て い る 。 尚 、 上記増幅回路 6 6 は 、 η ρ π型の 卜 ラ ンジスタ 6 6 a , p n p型の ト ラ ンジスタ 6 6 b , 抵 抗 6 6 G , 6 6 d を図示の如 く接続した周知構成のもの である 。
[0082] 上記 した自動車用 ドア ミ ラ ー 4 6の使用状態において 、 ; ミ ラ ー 4 8 の表面に 、 氷結, 曇り が生 じ た り水滴が付着 し た ときに は、 検出用電極 5 2, 5 3間の静電容量 C 0 ひいて はタ ー ミ ナル 5 7 a , 6 2 a間の直列静電容量が 増加する よう になる 。 斯様な静電容量の変化が.所定量を 越える と 、 発振回路 6 5か ら出力されるパルス信号 P s
[0083] !0 の周期 Tが長く なり 、 その周期 Tが設定周期 て を越える よ う になる と 、 上記パルス信号 P s が ロ ーパス フ ィ ルタ 6 6を通過して増幅回路 6 7に入力される よう になる 。 こ の結果、 増幅回路 6 7の出力 に よ っ て ヒ ー タ 5 8 に通 電される よ う になるため、 その ヒ ー タ 5 8の発熟に よ つ
[0084] 15 て ミ ラ ー 4 8の表面に付着 し た水分が蒸発されて 除去さ れる よう になる。 また 、 上述のよ う に ミ ラ 一 4 8の表面 の水分が除去された と きに は、 検出用電極 5 2 , 5 3間 の静電容量 Cひ が低下 し てパルス信号 P sの周期 Tが設 定周期 て 以下に短く なる た め、 ロ ーパス フ ィ ルタ 6 6が0 パルス信号 P sの通過を阻止する よ う にな っ て増幅回路
[0085] 6 7 に よる ヒ ー タ 5 8への通電が自動的に停止される。
[0086] 本実施例 において特に注目 される構成は、 ミラ ー 4 8 の水分の有無を示す検出信号 ('つ ま り 、 検出用電極 5 2 5 3 間 の静電容量 C o の変化 に 対応 し た 信号 ) を ミ ラ ー 4 8 の表面側 か ら 裏面側 に 伝え る た め に 、 基板 5 0 , 補 助電極 5 1 a , 5 2 b及び中 間電極 5 6 , 5 7等を 介 し た コ ンデ ンサ結合を利用 す る構成 に あ る 。 即 ち 、 上記の よ う な コ ン デ ンサ結合 を 採用 し な い場合 に は 、 ミ ラ ー 4 8 の表面側 の検出用 電極 5 2 , 5 3 と そ の裏面側 と を上 記 ミ ラ ー 4 8 の周縁部 を介 し て 接続 す る必要 が あ り 、 こ の た め必然的 に 検出用 電極 5 2 , 5 3 間 の検出用 ギ ヤ ッ プ Gの 一 部が ミ ラ 一 4 8 の周縁部 に 位置 さ れる こ と に な る 。 と こ ろ が 、 ミ ラ ー 4 8 の周縁部 に は 、 ケ ー ス 4 7 と の 間 で作用 す る表面張力 等 に よ っ て 水滴が残置 さ れ易 い と 共 に こ れが比較的乾燥 し に く い た め 、 そ の残置水分の 影響 に よ り 検出用 電極 5 2 , 5 3 に よ る検出 静電容量 C 0 に 誤差を生ず る問題点が あ る 。 こ れ に 対 し て 本実施例 で は 、 上記の よ う な検出信号の伝達の た め に コ ン デ ンサ 結合 を理由 す る こ と に よ っ て 、 検出用 電極 5 2 , 5 3 間 の検出用 ギ ^ ッ プ Gが ケ ー ス 4 7 の 開 口 縁 4 7 a よ り 所 定寸法だけ 内側 に 位置す る構成 と し た か ら 、 検出用 電極 5 2 , 5 3 に よ る検出 静電容量 C o に 対 し て 上述の よ う な残置水分 に よ る影饔が及ぶ虞が な く な る 。 従 っ て 、 ミ ラ ー 4 8 の表面 に 付着 し た 水分の検出信頼性が 向 上 す る よ う に な る 。 ま た 。 ミ ラ ー 4 8 の表面側 と 裏面側 と を電 気的 に 接続 す る た め の構造部分を ミ ラ ー 4 8 の外周縁部 に設ける必要がな く なるから 、 その ミ ラ ー 4 8 の外周縁 部に上記電気的接続のために余裕 しろ寸法を取る必要が なく て 、 その有効面積を拡大できる 。
[0087] さ らに、 本実施例に よれば、 上述のよう なコ ンデンサ 結合の fcめ に必要な補助電極 5 1 a , 5 Ί b を、 ミ ラ ー
[0088] 4 8 に元々設けら れている反射膜 5 1 を利用 し て形成し たから 、 構造の簡単化に よ る コ ス ト の低減を実現できる ものである 。 尚、 この よ う に補助電極 5 1 , 5 1 b を
[0089] , 形成する場合、 反射膜 5 1 に は極細のス リ ッ ト F が設け ら れるだけであるか ら 、 ミラー 4 8 の後方視認性に影罾 が出る虞がないものである 。
[0090] 上記実施例において設けら れた中間電極 5 6 , 5 7 は, 補助電極 5 1 a , 5 1 b と ヒ ー タ 5 8 の電極膜 6 1 , 6 2 間 に生ずる不要な分布容量に よる影響を除去するため に存在するものであ り 、 こ れは必要に応じ て設ければ良 い o
[0091] 第 2 4 図 には上述 した第 6 の実施例に変更を加えた第 7 の実施例がモデル的に示されている、 即ち 、 こ の第 7 の実施例では、 検出用電極 5 2 及び補助電極 5 1 a の みを コ ンデンサ結合させ、 上記検出用電極 5 2 を包囲 す る よ う に位置された検出用電極 5 3 と補助電極 5 1 b と の間 は、 その検出用電極 5 3 の周縁部全体をガ ラ ス基板
[0092] 5 0 の裏面まで延長する こ と に よ り 直接接続 している 。 こ の 第 2 4図 の構成 に よ れば 、 タ ー ミ ナル 5 7 a , 6 2 a P の直列静電容量の う ち 検出用 電極 5 2 , 5 3 に よ る 検出静電容量 C 0 の 占 め る割合が 、 コ ン デ ンサ結合 が少 な い分 ( 第 2 2 図 中 の C 1 , C 2 に相 当 し た 分 〉 だけ大 き く な り 、 結果的 に 検出用 電極 5 2 , 5 3 に よ る水分検 出精度の 向上を期待で き る 。
[0093] 第 2 5 図 に は前記第 6 の実施例 に 変更を加 え た 第 8 の 実施例 が モ デル的 に 示さ れて い る 。 即 ち 、 こ の第 8 の実 施例 で は 、 反射膜 5 1 の 一 部例 え ば補助電極 5 1 a部分 を抵抗体 と し て 利用 す る こ と に よ り 、 ミ ラ ー 4 8加熟用 の ヒ ー タ 6 9 と し て 兼用 さ せ 、 以 て 構造の簡単化 を 図 つ た も ので あ り 、 こ れ に 伴 い第 6の実施例で必要で あ っ た ヒ ー タ 5 8 及び中 間 シ ー 卜 5 5 ( 中 間電極 5 6 , 5 7 も 含む ) を除去 す る よ う に し て い る 。 尚 、 第 2 5 図 に お い て 、 5 1 c は補助電極 5 1 b に 接続 さ れ た タ ー ミ ナル 、 6 9 a , 6 9 b は ヒ ー タ 6 9 と し て 機能す る補助電極 5 1 aの 両側部 に 接続さ れ た タ ー ミ ナルで 、 タ ー ミ ナル 5 1 c , 6 9 b 間 か ら 電極 5 2 , 5 3 間 の静電容量 C o に 対応 し た 検出 出力 を得 、 タ ー ミ ナル 6 9 a , 6 9 bを ヒ ー タ 6 9の電源用 と し て 使用 する 。
[0094] 第 2 6図 に は前記第 6の実施例 に 変更を加 え た 第 9 の 実施例 が モデル的 に 示さ れて い る 、 即 ち 、 こ の第 9 の実 施例 は 、 金属製の反射膜 5 1 に 代え て 非金属製の反射膜 7 0 を設けた点に特徴を有 し 、 この反射膜 7 0 は例えば T i 0 2 薄膜 7 0 a, S i 0 2 薄膜 7 0 b 及び塗料膜 7 O c を積層する こ と に よ り 形成されている 。 こ の第 2 6 図の構成に よれば、 塗料膜 7 0 c の種類を選択する こ と に よ り 反射膜 7 0 を任意に着色できるか ら 、 全体の意匠 性を高める場合に好適する よ う になる 。
[0095] 第 2 7 図乃至第 3 2 図 に示 し た第 1 0 の実施例 は第 7 発明に対応するものであ り 、 以下これにつ いて説明する。 第 2 7 図 に おいて 、 7 Ί は車両用光学的視認装置たる自 動車用 ド ア ミ ラーで 、 これはケース 4 7 内にミ ラ ー 7 2 を嵌め込ん で成る。
[0096] 上記ミ ラ ー 7 2 を含んだ主要部分を分解状態で示す第 2 8 図に おい て 、 7 3 は ミ ラ ー 7 2 の構成要素の一つで ある平板状のガラス基板で、 これは第 2 8 図では一部の み示されている 。 そ し て 、 こ のガ ラス基板 7 3 の表面側 に Aえ , C r 等よ り成る金属製反射膜 7 4 を真空蒸着或 はスパッ タ リ ング等に よ り成膜する こ と に よ っ て 、 その 反射膜 7 4 で反射像を得る構成のミ ラ ー 7 2 が形成され て いる。
[0097] 上記反射膜 7 4 に は、 第 3 0 図 に示すよ う に 、 所定形 状の極細 ( ミ ラ ー本体 3 の視認性の妨げ とな らない例え ば 0. 05 mm程度の幅 ) の検出用ギ ャ ッ プ H が形成されるも のであ り 、 こ れに よ り その反射膜 7 4 を利用 し た対をな す検出用 電極 7 4 a , 7 4 bが形成さ れ て い る 。 特 に 、 こ の場合 、 上記検出用 ギ ャ ッ プ H は無端環状で且つ 少な く と も 一部 に 蛇行部分 H m を有 す る よ う に 形成 さ れ て お り 、 以て 一方の検出用 電極 7 4 aが他方の検出 用電極 7 4 b に よ っ て 包囲 さ れる よ う な位置関係 に 設定 さ れる 。 ま た 、 検出用 ギ ャ ッ プ H は 、 ケ ー ス 4 7 の 開 口 縁 4 7 a よ り 所定 寸法 だけ 内側 に 位置さ れ る 。 尚 、 上記検出用 ギ ヤ ッ プ H は 、 後加 工 に よ る エ ッ チ ン グ に よ り 形成 し て も 良い が 、 反射膜 7 4 を真空 蒸着或 は スパ ッ タ リ ン グ す る 際 に周時 に形成 し て も良 い 。 そ し て 、 上記検出用 電極 7 4 a , 7 4 b上 に は 、 S i 02 或 は T a 25 等 よ り 成 る透明 な誘電体膜 7 5 が前記検出用 ギ ャ ッ プ H部分 も覆 う よ う に し て 真空蒸着 或 は ス パ ッ タ リ ン グ等 に よ っ て 成 膜さ れて い る 。 こ の よ う に 構成さ れた 結果 、 検出用 電極 7 4 a及 び 7 4 b 間 の イ ン ピ ー ダ ン ス 、 つ ま り 静電容量 C ' 0 ( 第 2 8 図参照 ) は 、 ミ ラ ー 7 2 の表面 に 付着 し た 水分 の 缙 に 応 じ て 大小変化 す る よ う に な る 。
[0098] し か し て 、 7 6及び 7 7 は基板 7 3 の裏面側 に 例 え ば A I を 真空蒸着或 は スパ ッ タ リ ング す る こ と に よ り 成膜 さ れた 対を な す薄膜状の補助電極で 、 こ れ ら は第 3 1 図 に 示 す よ う に 、 互 の 間 に 前記検出 用 ギ ャ ッ プ H に 略対応 し た 形状の ス リ ツ 卜 I を存 し た 状態で設け ら れ 、 以て 夫 々 前記検出用 電極 7 4 a及 び 7 4 b と 対向 す る よ う に 形 成さ れて いる。 このよ う に補助電極 7 6及び 7 7が設け ら れた結果、 一方の補助電極 7 6は検出用電極 7 4 a と 一定の静電容量 C ' * ( 第 2 8図参照 ) をも っ て静電結 合され、 また 、 他方の補助電極 7 7も検出用電極 74 b と一定の静電容量 C ' 2 ( 第 2 8図参照 ) をも っ て静電 結合さ れる 。
[0099] そ して 、 上記補助電極 7 6, 7 7上に 、 中間電極 5 6 , 5 7を有 し た 中間シ ー ト 5 5が接着され、 さ ら に 中間シ 一 卜 5 5上に ヒ ー タ 5 8が接着される 。
[0100] 尚、 第 2 9図 に は、 上記第 2 8図に示された積層構造 の理解を容易 にするため に 、 基板 73 , 反射膜 74 , 誘 電体膜 7 5 , 補助電極 7 6及び 7 7 , 中間シー ト 5 5 , 中間電極 5 6及び 5 7 , ヒ ー タ 5 8の断面構造をモデル 的に示 し た 。
[0101] 以上の結果、 一方の検出用電極 7 4 aは、 中間電極 5 7の タ ー ミ ナル 5 7 aに対 し て静電容 - C ' * , C 3 を 直列接続 した状態でコ ンデンサ結合され、 他方の挨出用 電極 7 4 b は、 電極膜 6 2の タ ー ミ ナル 6 2 aに対 して 静電容量 C ' 2 , C 1 を直列接続 し た状態でコ ンデンサ 結合される。 従 っ て、 上記タ ー ミ ナル 5 7 a , 6 2 a間 に は、 第 3 2図の電気回路図中に等価的に示す よう に、 上記静電容量 C l , C ' 2 , C 3 , C ' 4 を夫々有 し た 各コ ンデンサ並びに ミ ラ ー 7 2の表面に付着 した水分の 量 に 応 じ て 変化す る 静電容量 C ' α を有 し た コ ン デ ン サ の直列 回路が接続さ れて い る と 考 え て 良い 。
[0102] こ の よ う な構成の 自 動 車用 ド ア ミ ラ ー 7 1 の使用 状態 に お い て も 、 ミ ラ ー 7 2 の表面 に 水分が付着 す る こ と に 応 じ て 検出用 電極 7 4 a , 7 4 b間 の 静電容量 C ' 0 の 変化 が所定躉を越え た と き に 、 増幅回路 6 7か ら ヒ ー タ
[0103] 5 8 に 通電さ れ る も の で あ り 、 こ れ に よ り ミ ラ ー 7 2 に 付着 し た 水分が 除去さ れる 。 特 に 本実施例の構成 に よ れ ぱ 、 検出用 電極 7 4 a , 7 4 bを 、 ミ ラ ー 7 2 に 元 々 設 け ら れて い る 反射膜 7 4 を利用 し て 形成 し た か ら 、 構造 の簡単化 に よ る コ ス 卜 の低減 を卖現 で き る も の で あ る 。
[0104] 第 3 3図 に は上述 し た 第 Ί 0の実施例 に 変更を加 え た 第 1 1 の実施例 が モ デル的 に 示 さ れ て い る 、 即 ち 、 こ の 第 1 1 の実施例で は 、 検出用 電極 7 4 a及び補助電極 7 6間 の み を コ ン デ ンサ結合 さ せ 、 上記検出用 電極 7 4 a を包囲 す る よ う に位置さ れた 検出用 電極 7 4 b と 補助電 極 7 7 ' の 間 は 、 そ の検出用 電極 7 4 bの周縁部全体を ガ ラ ス基板 7 3の裏面 ま で延長す る こ と に よ り 直接接続 し て い る 。 こ の 第 3 3図 の構成 に よ れば 、 タ ー ミ ナル 5 7 a , 6 2 a間 の直列静電容量の う ち 検出用 電極 7 4 a , 7 4 b に よ る検出静電容量 C ' Q の 占 め る割合が 、 コ ン デ ンサ結合 が少な い分 ( 第 2 8図 中の C i , C ' 2 に 相 当 し た 分 ) だけ大き く な り 、 結果的 に 検出用 電極 7 4 a , 7 4 bに よる水分検出精度の向上を期待できる。
[0105] 第 3 4図には上記第 1 1 の実施例をさ ら に発展させた 第 1 2の実施例がモデル的に示されている と共に 、 第 3 5図に は周第 Ί 2の実施例の電気回路構成が示されて い る。 即ち 、 この第 1 2の実施例で は、 第 3 4図 に示すよ う に、 例えば補助電極 7 6の両側部に互に離間させて一 対の タ ー ミ ナル 7 6 a , 7 6 bを接続する こ と に よ り 、 その補助電極 7 6をミ ラー 7 2加熟用の ヒ ー タ 7 8 と し て兼用さ せ、 こ れに伴い第 1 0の実施例に おける ヒ ー タ 5 8及び中間シ ー ト 5 5 ( 中間電極 5 6 , 5 7も含む ) を除去する と共に 、 補助電極 7 7部分に タ ー ミ ナル 7 7 aを接続 している。 この結果、 検出用電極 7 4 aは補助 電極 7 6ひいて はタ ー ミ ナル 7 6 a , 7 6 bに対 し て夫 々静電容量 C 8 , C a ( 第 3 5図参照 ) を介してコ ンデ ンサ結合された状態と なる 。 こ の た め、 タ ー ミ ナル 7 6 a T 7 6 bと タ ー ミ ナル 7 7 a間に は静電容量 G' 0 , C a , C 9 が第 3 5図 に示すよ う に 続された状態と な り 、 タ ー ミ ナル 7 7 a , 7 6 b間の静電容量はミ ラ 一 7 2の表面に付着 し た水分の量に応じ て変化する よ う に な る 。 そ して 、 第 3 5図において 、 7 9 は上記タ ー ミ ナル
[0106] 7 7 a , 7 6 b間の静電容量が所定値を越えた と きのみ 駆動信号 S dを出力する検出回路、 8 0は上記駆動信号 S d が出力 された状態で ヒ ー タ 7 8 に通電させる増幅回 路で あ る 。 従 っ て 、 こ の よ う に 構成 さ れ た 第 1 2 の実施 例 に よ れば、 補助電極 7 6 を利用 し て ヒ ー タ 7 8 を形成 す る こ と が で き て 、 構造の 簡単化を 図 り 得 る 。
[0107] 第 3 6 図 に は前記第 Ί 0 の実施例 に 変更を加え た第 1 3 の実施例 が モ デル的 に 示 さ れ て い る 。 即 ち 、 こ の 第 1 3 の実施例 は 、 ガ ラ ス基板 7 3 の表面 に 非金属製の反射 膜 8 を 設 け て こ れ を 誘電体膜 と し て 兼用 さ せ た 点 に 特 徴を有 し 、 上記反射膜 8 1 は例 え ば S i 0 2 薄膜 8 a , 8 1 b 間 に T i 0 2 薄膜 8 1 c を挟み込ん だ状態で積層 す る こ と に よ り 形成さ れて い る 。 ま た 、 8 2 a , 8 2 b は ガ ラ ス基板 7 3 の表面 と 反射膜 7 1 と の 間 に 介在 さ れ た 例 えば A 製の検出用 電極で 、 こ れ ら の 間 に は所定 の 検出用 ギ ッ プ j が存 する よ う に 構成さ れる 。 こ の第 3
[0108] 6 図 の構成に よ れば 、 誘電体膜を別途 に 設け る必要が な く て 構造 が簡単化 す る 。
[0109] 尚 、 上記第 1 乃至第 1 3 の各実施例で は 、 水分検出用 の電極上 に 誘電休膜 を 設 け る よ う に し た が 、 こ れ は 必要 に 応 じ て 設け れば良い 。 つ ま り 、 誘電体膜を設け な い場 合 で も 、 検出用 電極間 の 静電容量が水分 の 有無 に 応 じ て 変化す る か ら 、 そ の 変化 に基づい て 水分の検知 を行な う ぬ と が で さ る 。
[0110] 産業上の利用 可能性
[0111] 以上の よ う に 本発 明 に 係わ る車両用 光学的視認装置 は 、 自動車用 ド ア ミ ラ ー の よ う に車両の外部に設置される光 学的視認装置に好適するものであ り 、 外気の影響に よ り ミ ラ ー に付着 し た雨滴或は暴り 等の水分を除去する場合 に有効 となるものである 。
权利要求:
Claims請求の範囲
1 . ミ ラ ー ( 3 〉 の表面 に 互 に 所定 間 隔を存 し て 設け ら れ た対を な す検出用 電極 ( 6 , 7 ) と 、 前記 ミ ラ ー ( 3 ) を加熱 し 得る位置 に 配置さ れた ヒ ー タ ( 9 ) と 、 前記対 を な す検 出用 電極 ( 6 , 7 ) 間 の 静電容量が所定値 を越 え た 状態で前記 ヒ ー タ ( 9 ) に 通電さ せ る通電制御 回路
( 1 0 ) と か ら 成る 車両用 光学的視認装置 。
2 . 基板 ( 1 6 ) の表面 に 反射像を映 す た め の金属製 反射膜 ( 1 7 ) を設 け る こ と に よ り 形成さ れ た ミ ラ ー
( 1 5 ) と 、 前記反射膜 ( 1 7 ) の一部 に ス リ ッ ト を形 成 す る こ と に よ っ て 互 に 所定 間 隔 を存 す る よ う に 設け ら れた 対を な す検出用 電極 ( 1 8 , Ί 9 ) と 、 前記 ミ ラ ー
( 5 ) を加熟 し 得 る位置 に 配置さ れ た ヒ ー タ ( Ί 7 ) と 、 前記対を な す検出用電極 ( Ί 8 , 1 9 ) 間 の静電容 還が所定値を越え た状態 で前記 ヒ ー タ ( Ί 7 ) に 通電さ せる通電制御回路 ( Ί 0 〉 と か ら成る車両用 光学的視認
3 . ヒ ー タ ( Ί 7 〉 は 、 反射膜 ( 1 7 ) に ス リ ツ 卜 を 形成 す る こ と に よ っ て そ の反射膜 7 ) を 抵抗体 と し て 利用 す る こ と に よ り 構成さ れて い る こ と を特徴 と す る 特許請求の範囲第 2項 に 記載の車両用 光学的視認装置 。
4 . ミ ラ ー ( 2 2 ) の表面 に 互 に 所定 間 隔を存 し て 設 け ら れた対をなす検出用電極 ( 2 5 , 2 6 ) と 、 前記 ミ ラー ( 2 2 ) の表面に前記検出用電極 ( 2 5 , 2 6 ) の 形成工程におい て周時に設け ら れる形象 ( 2 7 ) と 、 前 記ミ ラ ー ( 2 2 〉 を加熱 し得る位置に配置された ヒ ータ ( 2 9 ) と 、 前記対をな す検出用電極 ( 2 5 , 2 6 ) の静電容量が所定値を越えた状態で前記 ヒ ータ ( 2 9 ) に通電さ る通電制御回路とか ら成る車両用光学的視認
5 . ミ ラ— ( 3 1 ) の表面に互に所定間隔を存 して設 け ら れ全体と し て所定の形象を型取 っ た対をなす検出用 s is. ( 3 4 , 3 5 ) と 、 前記ミ ラ - ( 3 ) を加熟し得 る位置に配置され fcヒ ー タ ( 3 7 ) と 、 前記対をな す検 出用電極 ( 3 4 , 3 5 ) 間の静電容量が所定値を越えた 状態で §u記 ヒ ー タ ( 3 7 ) に通 さ せる通電制御回路 と か ら成る車両用光学的視認
6 - 基板 ( 4 0 ) の表面に反射像を映すた めの金属製 反射膜 ( 4 1 ) を設ける こ と に よ り 形成されたミ ラ ー
( 3 8 ) と 、 、 前記反射膜 ( 4 1 ) の表面に設け ら れた 透明な絶縁膜 ( 4 2 ) と 、 こ の絶緣膜 ( 4 2 ) 上に互に 所定間隔を存する よ う に 設け ら れた対をなす検出用電極
( 4 3 , 4 4 ) と 、 BU 5d ラ一 ( 3 8 ) を加熟 し得る位 置に 配置された ヒ ー タ と 、 前記対をなす検出用電極 ( 4
3 , 4 4 ) 間の静電容量が所定値を越えた状態で前記 ヒ 一タ に 通雷 さ せ る通電制御 回路 と か ら 成る車両用 光学的 視認装置 。
7 . 透明 な基板 ( 5 0 ) の裏面側 に 反射像を映す た め の反射膜 ( 5 1 ) を有 し た ミ ラ ー ( 4 8 ) と 、 前記基 板 ( 5 0 〉 の表面側 に 互 に 所定 の検出用 ギ ャ ッ プを存す る よ う に 設け ら れ た 対を な す透 明 な検出用 電極 ( 5 2 , 5 3 〉 と 、 前記基板 ( 5 0 ) の裏面側 に 前記対を な す検 出用 電極 ( 5 2 , 5 3 〉 と 夫 々 対向 す る よ う に 設 け ら れ 一方が対向 す る検出用 電極 と 前記基板 ( 5 0 ) を介 し て コ ン デ ンサ結合さ れ且つ 他方 が対応 す る検出 用 電極 に 対 し て 上記周様の コ ンデ ンサ結合或 は上記基板 ( 5 0 ) の 周縁部 を介 し て 直接接続 さ れ る対を な す補助電極 ( 5 1 a , 5 1 b ) と 、 前記 ミ ラ ー ( 4 8 ) を加熱 し 得る位置 に 配置さ れ た ヒ ー タ ( 5 8 ) と'、 前記対を な す補助電極 ( 5 1 a , 5 ) 間 の静電容崖が所定量変化 し た 状態 で 前記 ヒ ー タ ( 5 8 ) に 通電さ せ る 通電制 御 回 路 ( 6 9 〉 と か ら成る車両用 光学的視認装置 。
8 . 反射膜 ( 5 1 ) は金属膜 に よ り 形成さ れ 、 対 を な す 補助電極 ( 5 Ί a , 5 b ) は 、 前記反射膜 ( 5 1 ) に 検出用 ギ ャ ッ プ に 対応 し た 形状の ス リ ツ 卜 を形成 す る こ と に よ り そ の反射膜 ( 5 1 ) を利 用 し て 設け ら れて い る こ と を特徴 と す る特許請求の範囲第 7項 に 記載の車両 用 光学的視認装置 。
9 . ヒ ー タ は、 反射膜を抵抗休 と し て利用 する こ とに よ り 構成されたものであるこ とを特徴とする特許請求の 範囲第 6項ま た は第 7項に記載の車両用光学的視認装置 c
1 0. 基板 ( 7 3 ) の表面側 に反射像を映すための反 射膜 ( 7 4 ) を有 し た ミ ラ 一 ( 7 2 ) と 、 前記 ミ ラ 一
( 7 2 ) の表面に互に所定の検出用ギ ャ ッ プを存するよ う に 設け ら れた対をなす検出用電極 ( 7 4 a , 7 4 b ) と 、 前記基板 ( 7 3 ) の裏面側に前記対をなす検出用電 極 ( 7 4 a, 7 4 b ) と夫々対向 する よ う に設け ら れ一 方が対応する検出用電極と前記基板 ( 7 3 ) を介 し て コ ンデンサ結合され且つ他方が対向する検出用電極に対 し て上記同様のコ ンデンサ結合或は上記基板 ( 7 3 〉 の周 縁部を介 し て直接接続される対をなす補助電極 ( 7 6, 7 7 ) と 、 前記ミ ラー ( 7 2 ) を加熟し得る位置に配置 された ヒ ー タ ( 5 8 〉 と、 前記対をなす補助電極 ( 7 6, 7 7 ) 間の静電容量が所定量変化 した状態で前記 ヒ ータ に通電させる通電制御回路 ( 6 9 ) とか ら成る車両用光 学的視認装置。
. 反射膜 ( 7 4 ) は金属膜に よ り形成され、 対を なす検出用電極 ( 7 4 a , 7 4 ) は、 前記反射膜 ( 7 4 ) に検出用 ギ ャ ッ プを形成する こ とによ り その反射膜 ( 7 ) を利用 し て設け ら れている こ と を特徴とする特 許請求の範囲第 1 0項に記載の車両用光学的視認装置。
1 2 . ヒ ー タ ( 5 8 ) は 、 補助電極 ( 7 6 ) を抵抗体 と し て 利用 す る こ と に よ り 構成さ れた も のであ る こ と を 特徴 と す る特許請求の範囲第 1 0項 に 記載の車両用 光学 的視認装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1988-01-14| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE US |
1989-06-15| RET| De translation (de og part 6b)|Ref document number: 3790327 Country of ref document: DE Date of ref document: 19890615 |
1989-06-15| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 3790327 Country of ref document: DE |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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JP61/98064U||1986-06-26||
JP61/98060U||1986-06-26||
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JP61/185612||1986-08-07||
JP61/185613||1986-08-07||
JP61185613A|JP2716113B2|1986-08-07|1986-08-07|車両用雨滴センサ|DE19873790327| DE3790327C2|1986-06-26|1987-06-26|Optische Beobachtungsvorrichtung f}r Fahrzeuge|
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