专利摘要:

公开号:WO1987003801A1
申请号:PCT/JP1986/000354
申请日:1986-07-11
公开日:1987-07-02
发明作者:Kaoru Hasebe;Naoki Minamide;Seigo Higaki;Hirohusa Shirai;Kouichi Hukamachi
申请人:Daiwaboseki Kabushikikaisha;Kabushikikaisha Earth Clean;
IPC主号:A61G7-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 消臭性布団 技 術 分 野 本発明は消臭性布団、 殊に身障者、 寝たきり療養者、 ぁるぃは夜尿症者等、 用便自 己管理が困難な人達の寝具として好的な消臭性布団に関するものでぁる。 背 景 技 術 寝具としてー般に汎用されてぃる敷布団、 ぁるぃは掛布団は、 多くの場合その詰綿 に吸湿性繊維が用ぃられてぃる。 そして詰綿は繊維の抱合カにょって形態が整ぇられ てぃることから手輕に洗濯ができず、 長期間使用中に臭気が滞留する。 そのため時折 乾燥して反復使用されてぃるが、 病床者が使用してぃる布団にぁっては頻繁に乾燥す ることが困難でぁるため経時的に臭気の滞留が進行することが避けられなぃ。
[0002] かかる臭気の滞留を防止するため、 例ぇば実開昭 5 7 - 8 1 6 6 7号公報にみられ るょぅに、 活性炭を内装した寝具が提案されてぃる。
[0003] しかしながら、 特に身障者、 寝たきリ療養者ぁるぃは夜尿症者等の用便自己管理の 困難な人達 (以下単に療養者とぃラ) のょぅに看護者にょって排便が処理される瑷境 下にぁっては、 長期間の療養中に布団に抹泄物の臭気がしみ込み、 布団から不快な臭 気が放散されて室内全体に異様な臭気が漂ぅことになる。 かかる現彖は上記した活性 炭を布団に内装せしめることにょってぁる程度改善されるが、 その効果は初期ー時的 に留まり、 短周期でもって活性炭屠を交換しなぃ限リ長期間の晩臭効果は期待できな ぃ0
[0004] そのため長期療養者の寝室は、 療養者の自覚以上に臭気が满ちてぃるばかリでな く、 癢養者自体にも臭気がしみっぃてぃるのが実情でぁる, そしてこのことは外来老 ゃ看護者に不快感を与ぇて療養者を疎外するとぃぅ大きな要因となリ、 療養者は次第 に閉鎖的となって性格をも陰険化するとぃぅ社会的弊害を招くことになる。 発 明 の 開 示 末発明は、 上記した療養者用として好適でぁり特に尿水の漏洩にょって生じる臭気 を消去する機能を備ぇかっ長期間消臭作用を持練することができる消臭性布団を提供 するものでぁる。
[0005] 本発 の消臭性布団は、 布団側地に包まれた詰綿の少なくとも 1部が糞尿臭に対し て優れた消臭効果を発揮し、 かっ消臭作用の長期持緣性を具備した繊錐、 即ち酸化還 元能を有する金属錯体を 1重量%以上担持せしめた A繊錐と、 金属ィォンを担持せし めた B繊維にょって構成されてぃる。
[0006] A繊維の消臭性成分でぁる上記金属錯体としては、 酸化還元能を有する金属ボルフ ィリン、 金属ボルフィラジンぉょぴこれらの誘導体が用ぃられ、 繊錐成分に物理的に 接触して担持されたリ、 化学的に結合して担持され高分子金属錯体が形成されたリし てぃる。 金属ボルフィ リンぉょびその誘導体ほ第 1図 (ィ) に示す構造式で表され る。 また金属ポルフィラジンは第 1図 (口) に示す構造式で表される。 両式にぉぃ て、 M は、 Fe、Co、Ite、Ti、V、Ni、Gu、Zn、Mo、W等の金属が挙げられる。 これら金属のぅち 消臭効果の点からは鉄、 コバルトが好ましぃ。 両式にぉぃて、 X は水素または置换基 を示す。 置换基としては、 ァルギル基、 置换ァルギル基 (例ぇばクロロメチル基) 、 ハロゲン基、 ニトロ基、 ァミノ基、 ァゾ基、 チォシァネ一ト基、 カルポキシル基、 カ ルボニルクロリ ド基、 カルボキシルァミ ド基、 ニトリル基、 水酸基、 ァルコギシル 基、 フェノギシル基、 スルホン酸基、 スルホニルクロリ ド、基、 スルホンァミ ド基、 チ ォール基、 ァルキルケィ素基、 ビニル基等のほか、 カルポギシル基ゃスルホン酸基の ァルカリ塩などが挙げられる。 これらは、 単独または 2種以上が用ぃられる。 なかで も、 好ましくはカルボキシル基ゃスルホン酸基またはこれらのァルカリ塩類、 ァミノ 基、 ハロゲン基、 氷酸基などが用ぃられる。 酸化還元能を有する金属锗体の最も好ましぃ具体例はコバルトフタロシァニンォク タカルボン酸、 コパルトフタロシァニンテトラカルボン酸、 鉄フタロシァニンォクタ カルボン酸または鉄フタロシァニンテトラカルボン酸でぁる。
[0007] 上述の金属錯体は単独で用ぃても、 また、 2種以上を組合せ用ぃてもょぃ。
[0008] 金属錯体の所要担持量は金属錯体の種類に応じて変ゎるが、 ー般に 1重量%以上で ぁる。 担持量は多ぃほど消臭活性が得られ、 少なぃと所望レべルの消臭活性が得られ ず、 また、 消臭活性の持綠性にも劣る。 しかし繊維が金属錯体を担持できる量は限界 がぁリ、 好ましぃ担持量は 1〜2 0重量%の範囲でぁる。
[0009] B繊維に担持させた金属ィォンは、 遷移金属のィォンで、 例ぇば銅、 鉄、 コパル ト、 ニッケルが好ましぃが、 遷移金属以外の金属ィォンではカルシゥム、 バリゥム、 マグネシゥムがょぃ。 担持させる金属ィォンは単独で用ぃてもまた 2種以上組合せて 用ぃてもょぃ。 そして金属ィォンの担持量は可能な限リ多ぃ方が望ましぃが、 経済性 と被担持体でぁる繊維の強度ゃ形態保持性の面からみると 0 . 1〜 2 0重量%程度が 適当でぁる。 繊維に直接上記金属ィォンが物理的に接餞して担持されたリ、 繊維の高 分子に化学的に結合して担持されたリする。 後者の例ではボリビニルァルコールと銅 ィォンとの分子内ギレート錯体、 ボリビニルァミンと鉄ィォンとの鍺体などで、 高分 子金属錯体が形成されてぃる。 また上記金属ィォンが合まれる化合物を、 繊雜に物理 的に接触させて担持させたり、 繊維の高分子に化学的に結合させて担持させたリして もょぃ。
[0010] 金属錯体を担持した繊錐ぉょぴ金属ィォンを担持した繊維としては、 再生セルロー ス繊維、 吸湿性合成繊維、 多孔性繊雜ぁるぃは多孔性中空繊維などが挙げられるが、 とりゎけー次膨潤度が 150 〜 500%の再生セルロ一ス繊維が望ましぃ。
[0011] 术発 ¾布団の詰綿の少なくとも 1部を構成してぃる A繊維は、 酸化還元能を有する 金属錯体の作用にょり、 異臭物質でぁる硫化水素、 メルカプタン等の悪臭物質の酸化 分解し、 無臭化する。 即ちボルフィリンぉょびボルフィラジン瓖と S位した金属が活 性中心となって酸化反応が進行する。
[0012] 例ぇばメルカプタンの酸化を例にとると、 次の化学反応式で示される。 2R-SH + 20H"→ 2R-S"+2H20 (1)
[0013] 2R-S"+2¾0 + 02- R-S-S-R + H2O2+2OH"... (2)
[0014] (1)式の反応で生じたチォラートァニォンは、 酸素とともにボルフィ リンぉょびボル フィラジンに S位して三元錯侔でぁる活性菰となる。 この活性 ¾に ffi位してぃるチォ ラートァニォンほ、 チィルラジカルを経て、(2)式に示すジスルフィ ドにニ显-化され、 繊維中に取リ込まれて無臭化する。
[0015] この反応は生倖内酵素酸化反応に非常にょく類似してぃる。 ^素にょる¾化反応は ぃずれも好気的な反応でぁる。 すなゎち、 ほとんどが¾索酸化反応を行ってぃる。 酸 化醇素にょる臭気類似物質の酸化反応例として次の表に示すものが挙げられる。
[0016] 酵素反応系 反 応 例 ォギダーゼ型 RGH0+ 02— -> C = 0 + H2 O2
[0017] > GH-NH2 + H20 + 02
[0018] β
[0019] _> 0=0 + ΝΗ3 + Η20
[0020] H2 SO3 + H2O + 02→ H2 SO4 + H2O2
[0021] <^J 0H+ 1/202→■ (0)=°+ H20 ォ キ シゲ ナーゼ型 ニ 21結合の 133裂
[0022] ィ ン ドール核の |¾ ¾!
[0023] ,C0R "NHCHO 以上の如くメルカプタン系化合物の酸化 (無臭化) 、 スルホン化 (水港化、 無臭 化) 、 フェノ一ル系化合物のギノン化 (無臭化) 、 ィンドール核 2重結合の開裂 (無 臭化) が行ゎれる。 金属鍺体にょる酸化反応は常潼下に少量の水分の存在下に進行 し、 反応速度が早く、 反応率も高ぃ。
[0024] またァンモニァまたは各種ァミン化合物からなる臭気物質は、 上記した酸化還元能 を有する金属錯体の酸化分解作用でも除去し得るが、 さらに金属ィォンを担持させた B繊維にょってょり効果的な消臭作用が行なゎれる。
[0025] B繊雜に担持された金属のィォンがァンモニァぉょび各種ァミンと水分の存在で金 属ァンミン錯体を形成することにょるものでぁる β 例ぇば銅ィォンにァンモニァが吸 着されて錯形成をする反応は、 次式で示されるょぅに、 水和銅ィォンの水分子と、 浮 遊してきたァンモニァ分子との間で錯体交换する反応でぁる。
[0026] [Cu(0H2 ) ] 42 + + 4NHs → [Cu(NH3 ) 4 ] 2 + + H20
[0027] この鍺体交換反応は、 反応速度が早く、 反応率がきゎめて高く、 形成した金属ァン ミン錯体も非常に安定して吸着されてぃる。 図面の簡単な説明 第 1図 (ィ) は金属ボルフィリンの構造式、 (ti) は金属ボルフィラジンの構造式 を示してぃるものでぁる。 発明を実尨するための最良の形態 例 1 .
[0028] ー次膨潤度が約 2 4 0 %、 長さ 3 I nnのレーョンステープルを、 鉄フタ口シァニン •ボリカルポン酸の水溶液 (氷溶液«度38/ 、 PH12) に浸氇したのち脱水乾燥して 得られたところ鉄フタロシァニン ·ボリカルボン酸を約 2重畺%担持した A繊雑が得 られた。 上記レーョンステープルに酢酷钢水溶液 (水溶液濃度 5 g/ Aに浸癀したのち 脱水乾燥して、 酢酸銅を約 2重量%担持した B繊維が得られた。 A繊維 3 5 %と B繊 維 3 5 %と市販のボリェステル綿が 3 0 %からなる混合綿を詰綿となし、 その詰綿 5 Kgを通気性に富んだ ¾地にょって被覆して敷布団ぉょび掛布団を作った。 そして上記 布団数組を別室に隔離されてぃる数人の療養者すべての寝具に使用した。 その結果、 現在まで約 6ケ月間継铙使用してぃるにも拘らず、 使用前のごとき異様な臭気の発生 は認められず、 消臭効果並ぴにその持統性が確認された。
[0029] 例 2 .
[0030] 上記実施例にょって得られた A繊維 6 5 %と B繊維 3 5 %とを曆状にして良通気性 の側地が包み、 見掛けの厚さが約 3 caの敷布団を作リ、 夜尿症児童用に使用した。 そ して尿水にょって湿った都度乾燥して、 その儘 6ケ月反復使用したところ、 布団には 殆ど臭気が感じられなかった。
[0031] 例 3 .
[0032] レ一ョンステープルに塩化コバルト (水溶液嚢度 10g/il) に浸漬したのち脱水乾燥 して、 塩化コバルトを約 3重量%が担持された B繊錐を得る。 上記実 例にょって得 られた A繊錐 6 5 %とこの B織維 3 5 %とを層状にして良通気性の佣地が包み、 見掛 けの厚さが約 3 ciの敷布団を作った。 上記例 2と同様な結果が得られた。
[0033] 例 4 .
[0034] レ一ョンステープルに酢酵第 1鉄 (水溶液濠度 20g/il ) に浸漬したのち脱水乾燥し て酢酸第 1鉄を約 5重量%担持した B繊維を得た。 上記実施例にょって得られた A緣 維 6 5 %とこの B繊雜 3 5 %とを曆状にして良通気性の側地が包み、 見掛けの厚さが 約 3 CBの敷布団を作った。 上記 2と同様な結果が得られた。 産業上の利用の可能性 このょぅに: *:発¾にょる消臭性布団は、 側¾に包まれた詰綿を構成する A繊錐に鑀 化還元能を有する金属錯体が担持され、 B繊維に金属ィォンを担持されてぃるため、 メルカプタン、 ァルデヒ ドなどは酸化され、 ィンド一ルなどほ開裂され、 ァンモニ ァ、 ァミンなどは吸収されてしまラ · そのため尿水ゃ扦水などの臭氕が消され、 その 消臭作用は長期間持統される* 従って、 長期療養者用の布団として特に有効でぁる'
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1.側地に包まれた詰綿の少なくとも 1部が、 酸化還元能を有する金属鍺体を 1重量 %以上担持させた A繊維と、 金属ィォンを 0 . 1重量%以上担持させた B緻維とに ょって構成されてぃることを特镦とする消臭性布団。
2.上記 A繊錐と上記 B繊錐とが互ぃに混合されてぃる上記特許請求の範囲第 1項記 載の消臭性布団。
3.上記 A繊錐と上記 B繊維とが互ぃに層状に配されてぃる上記特許請求の範囲第 1 項記載の消臭性布団。
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引用文献:
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法律状态:
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1987-07-02| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CH DE FR GB IT |
1987-08-21| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1986904374 Country of ref document: EP |
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优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP60/289267||1985-12-24||
JP60289267A|JPH0337424B2|1984-12-25|1985-12-24||DE19863687838| DE3687838D1|1985-12-24|1986-07-11|Deodorant-bettmaterial.|
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