专利摘要:

公开号:WO1980000352A1
申请号:PCT/JP1979/000211
申请日:1979-08-09
公开日:1980-03-06
发明作者:K Komuro;K Soeno;M Ohsawa;M Suwa
申请人:Hitachi Chemical Co Ltd;Hitachi Ltd;K Komuro;K Soeno;M Ohsawa;M Suwa;
IPC主号:C22C32-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] . 黒鉛含有アル ミ - ゥ ム合金の製造法
[0003] 技 術 分 野
[0004] 本発明は、 アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ ニウ ム合金の溶湯 中に黒鉛粒子、 特に金属被覆し い黒鉛粒子を投入分散 する黒鉛含有アル ミニゥム合金の製造法にする。
[0005] 背 景 技 術
[0006] 内燃機関における滑り接触構成要素たとえば軸受、 歯 車、 ピス ト ン、 シ リ ンダ、 ス ライダるどには、 一般に固 体潤滑剤を含有した合金が使用されている。 これは潤滑 油膜が破壊したときに固.体潤滑剤の自己潤滑作用によつ て、 それを補う必要からである。 黒鉛はこの固体潤滑剤 としてきわめて良好であることが知られている。 このた め黒鉛粒子を含有した多くの種類の合金が製造された。 しかし、 黒鉛粒子を含有する合金のほとんどは粉末冶金 的に製造されたものであり、 得られた焼結品は機械的性 質が劣るうえに大型製品の場合、 篛造品や鍛造品にく ら ベて経費がかかるという欠点がある。 したがって、 黒鉛 粒子を浮上させることなく合金中に均一に分散できる錡 造技術の開発が要望されて来た。
[0007] 更に具体的には、 黒鉛とほとんど溶解し合わない、 す わち冶金的に黒鉛と相溶性が いアル ミ ニ ウ ム 、 、 合金溶湯中 (溶解度 0 1重量%以下) に黒鉛粒子を浮 上させることなく分散する技術として *近 の方法が提 案された。 1つは、 ニ ッ ケル被锾黒鉛粒子とハ ロ ゲン化 合物との混合粉末を過共晶 — S i (シリ コン)合金溶湯中 に添加し、 攪拌俄によ i>溶湯に渦を形成して均一に黒銥 粒子を分散させる方法である。 1っは特公昭 45— 13224
[0008] 号に示されるように、 A 合金溶湯中へ、 金属被覆した 黒鉛粒子を搬送ガス中に懸濁させて吹き込む方法である ξ
[0009] 1つは金属被覆した黒鉛粒子を溶湯表面よ 直接投入す る方法である。 しかし、 これらの方法は、 いずれの方法 とも分散する黒鉛粒子の表面に金属被锾することが必須 条件に ¾つているため、 次の問題点又は欠点があった。
[0010] 黒鉛粒子表面への金属被 ¾は化学めつき等によ ] 行 う ことができるが、 めっき工程が複雑であ])、 しかも廃液 処理設備を設け ければならず且つ裘造コ ス トを高く し て'いた。 まためつきのままの金属被覆黒鉛は表面が酸化 して るために溶湯中に投入分散させても溶湯とのぬれ 性が悪く溶湯表面上に浮上してしまい、 溶湯中に分散さ せることができない。 ぬれ性を良くするためには水素雰 囲気中で還元処理を行る うことが考えられるが、 黒鉛粒 子内部からの水素放出のためにその鎵塊は巣が多く発生 し実用的で くなる。 黒鉛の潤滑効果を乾式摩擦下で十 分発揮させるためには A ^又はその合金中におおよそ 4
[0011] 〜 3 0重量%の黒鉛を含有させることが必要である。 こ
[0012] OMPI PO のよ うに多量の黒鉛粒子を溶湯中に短時間に、 しかも歩
[0013] ¼ま り良く投入分散するには金属被覆黒鉛粒子の使用は
[0014] むいてい ¾い。 更には、 多量の金属被覆黒鉛粒子を 1回
[0015] で溶湯中に投入分散しよ うとすると金属被覆の融解熱を
[0016] マト リ ッタスの溶湯からうばうためにマト リ ックスの温
[0017] 度が急激に低下し、 溶湯の流動性が悪くる り、 添加した
[0018] 金属被覆黒鉑粒子は溶湯表面上に浮上することがある。
[0019] 溶湯表面上に一且浮上した金属被覆黒鉛粒子は表面酸化
[0020] のために二度と溶湯中に分散することはない。 したがつ
[0021] て、 大量に黒鉛粒子を溶湯中に分散させるためには段階
[0022] 的に投入分散させなければならず黒鉛分散に長時間を必
[0023] 要とする。 黒鉛分散に長時間がかかると初期段暗に投入
[0024] 分散した黒鉛粒子は溶湯表面上に浮上しはじめ黒鉑粒子
[0025] 含有量の歩留ま が非常に悪くなる。
[0026] 合粉末を使用する方法は混合にかな の時間を必要
[0027] と し、 又混合するために所定黒鉛粒度の選定が困難であ
[0028] る。 搬送ガスを使用する方法は、 用いる黒鉛粒子が微細
[0029] 粒子に限られ、 所定量の添加を完了するのに長時間を必
[0030] 要とする。
[0031] したがって、 金属被覆しない黒鉛粒子を用いることが
[0032] できる黒鉛含有 A 合金の製造法を見出すことが必要
[0033] るった。
[0034] 発 明 の 開 示
[0035] OMPI
[0036] 、V7.. WiPO八 ノ 本発明の目的は、 2— 3 0重量0 /0の黒鉛粒子をアルミ
[0037] - ゥ ム又はアル ミ ニ ウ ム合金溶湯中に短時間に、 しかも 歩留ま り良く投入分散することの出来る黒鉛含有アル ミ -ゥム合金の製造法を提供することである。
[0038] 本発明の他の目的は、 金属被覆しない、 いわゆる無垢 の黒鉛粒子を使用し、 以つて製造コス トを低減すること の出来る黒鉛含有アルミ 二ゥム合金の製造法を提供する にある。
[0039] 本発明の他の目的は、 錡造組織が微細化されるととも に、 篛造の際に、 黒鉛の浮上が一段と抑制される黒鉛含 有アル ミ -ゥム合金の製造法を提供することである。
[0040] 本発明の 1つの特徴は、 アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ -ゥ
[0041] ム合金の溶湯中に、 チタ ン ( T i ) 、 ク πム ( C r ) 、 ジルコニ ウ ム ( Z r ) ヽ ニッケノレ ( N i ) 、 パナジゥ ム
[0042] ( V ) 、 コバル ト ( C 0 ) 、 マ ンガン ( Mn ) 及び-ォ
[0043] ブ ( N b ) から成るグループから選ばれた 1又はそれ以 上の物質を重量で 1.5— 2 0 %投入し、 該投入の後に、 黒鉛粒子を重量で 2— 3 0 %投入、 懸濁させ、 且つその 後、 黒鉛含有アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ ニウ ム合金溶湯を 凝固させることよ り成る黒鉛含有アル ミ ニウ ム合金の製 造方法にある。
[0044] 黒鉑浮上防止剤としての上記添加物質に代えて 0.1
[0045] 3重量%の隣 ( P ) を添加することによっても黒鉛の浮
[0046] 0MPI WIPO 上を防止することが出来る。
[0047] 本発明の他の特徵は、 4 0 0 - 1000¾ c77i2 の圧力
[0048] 下で凝固させ、 造組繳を微細化するとともに黒鉛の浮
[0049] 上を一般と抑制することにある。
[0050] 以上述べたよ うに、 本発明の製造法によれば、 黒鉛粒
[0051] 子が篛塊の全域にほ —様に分散し、 黒鉛粒子表面への
[0052] 金属被覆を省く ことができ、 かつ黒鉑の浮上が少¾い
[0053] 篛造合金が得られる。 又、 得られた黒鉛含有 合
[0054] 金は再溶解しても黒鉛が浮上しないという効果を有する。
[0055] 図 面 の簡単な 説 明
[0056] 図面は、 アル ミ -ゥ ム合金溶湯中に添加金属をその量
[0057] を変えて投入した時に、 黒鉛の分散量と黒鉛粒度との関
[0058] 係を示した特性図である。
[0059] 発明を実施するための最良の形態
[0060] '以下、 本発明を詳細に説明する。
[0061] 黒鉛粒子を投入分散させる 合金は、 錫 ( S n ) と
[0062] 銅 ( C u ) と鉛 ( P b ) およびシ リ コ ン ( S i ) の少
[0063] く とも 1つを含むことが望ま しい。 その理由は、 A 一
[0064] S n系、 A ー C u系、 Α·£·— P b系および A — S i
[0065] 系の合金は、 従来から軸受等に広く用いられており、 こ
[0066] れに黒鉛粒子を分散させれば、 利用価値が一段と高まる
[0067] ことが明らかに予想されるからである。
[0068] A 又は A 合金の溶湯中には、 黒鉛粒子の投入前に
[0069] - UREAU
[0070] O PI . T i と C rと Z r と Vと bと N i と C oと Mn及び p から成るグルーブの内の '少なく とも 1つを含有させる。
[0071] これらは実験によって選ばれたものであ ] 、 上記の 1 0 種類のほかにバ リ ウ ム ( B a )、 ベ リ リ ウ ム ( B e )、 セ リ ウ ム ( C e )、 鉄 ( F e ) 、 セシウ ム ( C s ) 、 力 リ ウ ム ( K: ) 、 ネプツニ ウ ム ( N P ) 、 カルシ ウ ム
[0072] ( C a ) 、 タ ングステン (W) 、 ハフ ニ ウ ム ( H i ) お
[0073] よびアンチモン ( S b ) の計 1 1種類についても検討し たが、 それらは黒鉛粒子の浮上を阻止する効果がなかつ た。 検討のために用いた元素はいずれも炭化物形成元素 であると う共通の働きを有するが、 黒鉛粒子の浮上を 抑制する効果があつたのはそのうちの 9種類にすぎず、 それらも電子顕微鏡で 1000倍に拡大して観察したとこ ろでは、 黒鉛粒子と A 合金との界面に炭化物層を見つ けるには至らなかった。
[0074] • 黒鉛粒子の量は既に述べたように、 2〜 3 0重量%の 範囲が、 乾式摩擦条件下で使用する場合に最も効果があ る。 2重量%よ ])少¾いと十分 潤滑効果が得られず、
[0075] —方、 3 0重量%よ!)多いと耐摩耗性が低下しはじめ、 機械的強度も低くなる。
[0076] 2〜 3 0重量%の範囲の黒鉛粒子を投入分散させると き、 上記した添加物質と しての T i、 C r、 Z r、 N i、
[0077] V、 C o、 M n又は N bの l又は 2以上の物質を 1.5〜
[0078] ΟΥιΡΙ WlPO 2 0重量%を予めアルミニゥ ム又はアル ミニゥム合金に 投入しておく ことによって可能になる。 2 0重量%を超 えて含有させても黒鉛は浮上し が、 得られた銬造合 金を軸受ゃビス ト ンに用いたときに、 それによつて新た
[0079] ¾欠陥が起こら いとも限らないのであま り多く入れる べきではない。 これらの物質に代えて 0. 1〜 3重量%の
[0080] Pを添加することによって同一の効果を得ることが出来 ' る 0
[0081] 黒鉛量 2 0 - 3 0重量%投入した場合、 製造された黒 鉛含有アルミ ニウ ム合金は、 低荷重、 高速度の条件下で 使用される部材と して適して る。
[0082] 黒鉛量 1 5〜2 0重量%投入した場合、 製造された黒 鉛含有アルミ ニ ウ ム合金は、 高荷重、 低速度の条件下で 使用される部材として適している。
[0083] '黒鉛量 2〜 1 5重量%、 特に 3〜 5重量%投入した場 合、 製造された黒鉛含有アルミ ニウ ム合金は黒鉛粒子部 分が油溜めの効果を果し、'油潤滑の摩擦条件下で使用さ れる部材として適している。
[0084] 黒鉛粒子を投入する溶湯の温度は、 その溶湯の液相線 よ り も 5 0 C高い温度と 9 0 0 Cとの間の温度が最も よ い。 液相線よ も 5 0 C以上高い温度に保持しておかる いと.溶湯の流動性が悪く な り、 巣などの欠陥ができやす くなる。 一方、 9 0 0 C より高くな すぎてもまずく、
[0085] ! OMPI かえって黒鉛が浮上しやすくなる。 黒鉛粒子は天然のも のでも又人造のものであってもかまわな 。 液相線は、
[0086] A ^— l 2重量0 /oS iで約 5 7 0 C、 A ー 2 0重量%
[0087] S iで約 7 0 0 C、 A — 1 0重量% S nで約 6 4 0 C
[0088] 及び A 4重量% C uで約 6 5 0 Cである。 これら 2
[0089] 元素マ ト リ ッ クスに C u、 M g、 N i、 Z n N M n又は
[0090] P b, etcを微量添加し、 マ ト リ ックスを強化して使用す ることが推められる。 黒鉛粒子浮上防止元素の添加によ つて液相線温度は変化するが、 上記に示した合金に適宜 の量の黒鉛粒子浮上防止元素を添加しても、 ± 2 0 0 C
[0091] 以上には変化しない。
[0092] 黒飴粒子を投入する直前の溶湯は、 静止又は攪拌して おく 。 溶湯が静止状態にあるときには、 黒鉛粒子の投入 後に必ず溶湯を攪拌する。 いずれにしても黒鉛粒子を投 入した ¾らば、 その黒鉛粒子を一度、 攪拌によって生じ た溶湯の渦の中に懸濁させて分散しやすくする。 この作 業はきわめて大事で、 これを行 わないと黒鉛粒子が一 様に分散した踌塊が得られな くなる。 溶湯の攪拌が終り、 静止したら加圧凝固する。 この加圧凝固ブ πセスを採用 することによって溶湯と篛型間の熱伝達が向上して凝固 時間がはやま り、 铸造組織が微細化されるとともに黒鉛 の浮上が一段と抑制されるよ うになる。 又、 錡塊の内部 欠陥も消滅する。 加圧凝固の圧力は 4 0 0〜: L 000K Z
[0093] O PI cm の範囲にするのが望ましい。 4 0 O Kf Z ero 2 より小 さいとガスが十分に抜けき ら 。 1 0 0 0 K 2 よ り 高い圧力は必要ではなく、 加圧装置が大型化し、 設備費 もかさむだけ損である。
[0094] 錡造のための金型形状を変えて、 例えば金型径を細長 く し、 且つ水冷を採用することによつても黒鉛の均一篛 塊爵造は可能である。
[0095] 黒鉛含有 A 合金において、 黒鉛は一般に固体潤滑剤 として働き、 耐摩耗性の改善に著しく寄与するが、 この 効果は用いる黒鉛粒子の大きさによっても違ってく る。
[0096] 黒鉛粒子が小さすぎると、 摩擦に際して黒鉛が凝着して 相手材の摩擦面へ付着する。 この現象は黒鉛粒子の大き さが平均粒径 2 0〜 5 0 " mのときによ く見られる。 こ れよ !?更に小さ と相手材に移着した黒鉛が摩擦係外へ はき出されたりする。 これらのことから、 黒鉛粒子の大 きさは、 るべく平均粒径 5 0 A m以上のものを選択す るのがよい。
[0097] 黒鉛粒子の分散の度合は、 溶湯の攪拌回転数に影響さ れる。 1つの例を示せば次のよ うである。
[0098] 内径 9 0 øの黒鉑るつぼを用いて A 一 1 2重量%
[0099] 5 i ― 3重量%0 r合金を溶解し 7 0 0 Cに保持した。
[0100] 羽根を用いて各種回転数において溶湯を攪拌し ¾がら、
[0101] 6 0〜 8 0 メ ッ シュの天然黒鉛破砕粉を 9重量%添加し、
[0102] O PI
[0103] . WIPO 黒鉛粒子の分散状況を観察した。 回転数 5 0 r p m以下 の場合は、 溶湯に渦が生ぜず、 溶湯を攪拌しているだけ で黒鉛粒子が溶湯内に懸濁分散するのにかなりの時間を 要した。 又、 學鉛粒子のうちのほんの一部は表面層の汚 れのため長時間攪拌を続行しても溶湯内に懸濁分散し ¾ かった。 5 0 0 r p m以上の場合は、 溶湯に乱渦を生じ、 投入した黒鉛粒子が溶湯表面上に飛び出てくるものがみ られた。 回転数 5 0〜 5 0 0 r p mの範囲では正常な渦 が形成され、 黒鉛粒子は溶湯内に懸濁分散した。 - 以下に、 本発明に関する実施例を比較例と共に説明す る o
[0104] 実施例 1
[0105] 内径 9 0 ^ 0の黒鉛るつぼを用いて A 一 1 0重量0 /0 S π合金の 7 0 0 gを溶解し 6 5 0 Cに保持した。 そし て、 羽根の形をしたものを用いて 1 0 0 r p mで溶湯を 回転攪拌し渦を形成した。 黒鉛粒子には粒度 1 7 7〜 2 5 0 t m ( 8 0〜 6 0 ) メッシュの天然黒鉛破砕粉を 用いた。 黒鉛粒子の投入に際しては上記溶湯中に T i 、 C r、 Z r、 V、 N i、 C o、 M n又は N bの lつを含 有し、 含有量を変えながら黒鉛粒子が浮上せずに 3 0重 量%まで分散するのに必要る添加元素の量を求めた。 測 定結果を表 1に示す。 これらの物質を 1〜2 0重量%含 有させれば黒鉛を 2〜 3 0重量%分散できることがわか る。 お加圧凝固は 6 0 0 ^9 cm2 で行なった。
[0106] これら黒鉛浮上防止効果がある元素を添加した黒鉛粒 子分散篛塊について再溶解した結果、 黒鉛粒子は浮上し なかった。 添加元素による黒鉛粒子の分散性の差異は かった。
[0107] 比較例 1
[0108] 内径 9 0 am øの黒鉛るつぼを用いて A — 2 0重量0 /0 S i合金の 7 0 0 gを溶解し、 8 5 0 Cに保持した。 る つぼ内に羽根の形をしたものを挿入して上記 A 一 S i 合金の溶湯を 1 0 0 r p mで回転攪拌し渦を形成させた。 そして、 1 7 7〜 2 5 0 i m ( 8 0〜 6 0 メ ッ シ ) の 天然黒鉛破砕粉を 9重量%添加し、 6 0 0 Κ ^2 の圧 力で加圧凝固させた。 しかし、 黒鉑粒子は溶湯表面上へ 浮上してしまい、 溶湯中には分散しなかった。
[0109] 表 1 黒鉛粒子の分散量 (直量% )
[0110]
[0111] 比較例 2
[0112] 内径 9 0霞 øの黒鉑るつぼを用いて A 1 0重量% S n合金の 7 0 0 gを溶解し、 6 5 0 Cに保持した。 る っぽ内に羽根の形をしたものを揷入して上記 A 一 S n 合金の溶湯を 1 0 0 r p mで回転攪拌し渦を形成させた。 そして、 1 7 7〜 2 5 0 β m ( 8 0〜 6 0 メ ッ シュ ) の 天然黒鉛破砕粉を 9重量%添加し、 6 0 0 K Zcm2 の圧 力で加圧凝固させた。 しかし、 黒銥粒子は溶湯表面上へ 浮上してしまい、 溶湯中には分散しなかった。
[0113] 比較例 3
[0114] 前記比較例 1 と同じ条件で A ー S i合金溶湯を作 、 これに、 B a、 B e、 C e、 H f 、 C s、 F e、 K:、
[0115] C a、 M g、 N P及び S bの元素について 1つずつ添加、 攪拌し渦を形成した。 この状態で、 粒度 1 7 7〜 2 5 0 mの天然黒鉛破砕粉を添加した。 しかし、 黒鉛粒子は 溶湯表面上へ浮上してしまい、 溶湯中には分散しなかつ た。
[0116] 実施例 2
[0117] 内径 9 0濯 ? Jの黒铅るつぼを用いて純 A を 7 0 0 g 溶解し、 7 1 0 Cに保持した。 るつぼ内に羽根の形をし たものを揷入して溶湯を 1 0 0 r p mで回転攪拌し渦を 形成させた。 そして 1 7 7— 2 5 0 m ( 8 0〜 6 0 メ ッシュ ) の天然黒鉛破砕粉を 9重量%添加した。 しかし、 添加した黒鉛粒子は溶湯表面上へ浮上してしまい、 溶湯 中には分散しなかった。 次に — 5重量%T i 合金溶 湯を 1100Cに保持し、 上記条件で黒鉛粒子を添加した, その結果、 黒鉛粒子は溶湯内に分散し溶湯表面へは浮上 しなかった。
[0118] 黒鉑含有したアルミニゥム溶湯を 6 0 0 K9/cm2 の下 で加圧凝固させ、 黒鉛含有アルミ ニ ウム合金を製造した, 実施例 3
[0119] 内径 9 φの黒鉛るつぼを用いて A — 5重量%
[0120] C u - 3重量%Z r合金を溶解し 7 5 0 Cに保持した。
[0121] 羽根を用いて 1 0 0 r P mで溶湯を回転攪拌し渦を形成 した。 黒鉛粒度が 1 5 0〜; L 0 5 i m ( i 0 0〜: L 5 0 メ ッ シュ ) 、 1 7 7〜; t 5 0 " m ( 8 0〜; L 0 0 メ ッシ ュ) 、 2 5 0〜: 1 7 7 ί πι ( 6 0〜 8 0 メ ッ シュ ) ヽ
[0122] 5 0 0〜2 5 0 ;" πι ( 3 2〜 6 0 メ ッ シュ ) 、 7 1 0〜
[0123] 5 0 0 m ( 2 4〜3 2 メ ッシュ ) および 7 1 0 m JbJ, 上 ( + 2 4 メ ッシュ) の天然黒鉛破砕粉を 2重量%づつ 浮上するまで投入し、 黒鉛の分散量と黒鉛粒度との関係 を求めた。 加圧凝固は 6 0 0 Kf cm2 で行なった。 同様 にして Z rの量を変えて黒鉛の分散量と黒鉛粒度との関 係を求めた。 結果を図に示す。 図において Iの領域は黒 鉛浮上域であり、 IIの領域は黒鉛分散域である。 図から 添加物質の量によって黒鉛の分散量が変わり、 且つ黒鍩
[0124] OMPI
[0125] wipo 粒度の細かいほど黒鉛が溶湯表面上に浮上しゃすいこと
[0126] がわ力 る。
[0127] 実施例 4
[0128] 内径 9 0丽 0の黒鉛るっぽを用いて A ー 1 2重量%
[0129] S i合金を溶解し 6 0 0 Cの温度でホスホライザ一を用
[0130] い 0.1 , 0, 5 , 1.0 , 2。 0 , 3.0 , 4.0重量0 /0の P ( リ
[0131] ン) を添加した溶湯を溶製しそれぞれ 7 0 0 Cに保持し
[0132] た。 また羽根を用いて回転数 1 5 0 rpm で溶湯を攪拌
[0133] し渦を形成した。 前記溶湯中に 1 7 7 ίπ!〜 2 5 0 πι
[0134] ( 8 0〜 6 0 メ ッシュ ) の黒銥粒子をそれぞれの溶湯に
[0135] 対し 2重量%とずつ添加し、 それぞれの溶湯に対する黒
[0136] 銥粒子分散限界量を求めた。 同様にして Α ー 2 0重量
[0137] % S i系合金、 A ー 5重量% S n系合金、 A — 4重
[0138] 量% C u系合金についても黒鉛粒子の分散限界量を求め
[0139] た。 その結果を表 2に示す。 黒鉛粒子分散限界量はマ ト リ ックス素成に影響されず P ( リ ン ) 量に依存すること
[0140] がわかる。 また黒鉑量 3 0重量%以上必要とする場合に
[0141] は P量 3.0〜 4.0重量%添加する必要がある。
[0142] O PI
[0143] W1PO
[0144] V 、 表 2 P添加量と黒鉛粒子分散:
[0145]
[0146] ※黒鉛 177-250 m
权利要求:
Claims請求の範囲
1 . アル ミ ニ ウ ム又は了ル ミ ニゥ ム合金の溶湯中に黒鉛 粒子を投入し、 黒鉛含有アルミ - ゥ ム合金を製造する ヽ
方法において、
アル ミ ニ ゥ 厶又は了ル ミ ユウ 厶合金の溶湯中にチタ
ン, ク ロ ム , ジルコ ニ ウ ム , ニ ッ ケノレ , ノ<ナジゥ ム , コバル ト , マ ンガン及びニオブから成るグループから - 選ばれた 1又はそれ以上の添加物質を重量で 1 〜 2 0
%投入し、 該投入の後に、 黒鉛粒子を重量で 2 〜 3 0 %投入、 懸濁させ、 且つ
その後、 黒鉛含有アル ミ ニ ウム又はアル ミ ニ ウ ム合
金溶湯を凝固させる、
ことよ ]3成る黒鉛含有アルミ 二ゥム合金の製造方法。
2 . 請求の範囲の第 1項に記載した方法にお て、 黒鉛 粒子を重量で 2 0 〜 3 0 %投入し、 添加物質を黒鉛粒 子が溶湯上に実質上浮上し い範囲で投入すること よ ]9成.る黒鉛含有了ルミ二ゥム合金の製造方法。
3 . 請求の範囲の第 1項に記載した方法において、 黒鉛 粒子を重量で 1 5 〜 2 0 %投入し、 添加物質を黒鉛粒 子が溶湯上に実質上浮上しない範囲で投入すること よ 成る黒鉛含有了ルミ ニゥム合金の製造方法。
4 . 請求の範囲の第 1項に記 した方法にお て、 黒銥 粒子を重量で 2 〜 1 5 %投入し、 添加物質を黒鉛粒子
Ο, ΡΙ
、 、 ATl^ が溶湯上に実質上浮上しない範囲で投入することよ ]) 成る黒鉛含有アル ミ 二 ゥ ム合金の製造方法。
5. 請求の範囲の第 4項に記載した方法において、 黒鉛
粒子を重量で 3〜 5 %投入することよ 1 成る黒鉛含有 アル ミ ニゥム合金の製造方法。
6. 請求の範囲の第 1, 2, 3又は 4に記載した方法に
おいて、 平均粒径 5 0 m以上の大きさを有する黒鉛 を投入することよ D成る黒鉛含有アルミ ニゥム合金の 製造方法。
7. 請求の範囲の第 1 , 2 , 3又は 4に記載した方法に
おいて、 Α·£·— S n系, — C u系, A — P b系 又は A ー S i系合金であることよ i)成る黒鉛含有ァ ル ミ ニ ゥ ム合金の製造方法。
8. 請求の範囲の第 1 , 2, 3又は 4に記載した方法に
' おいて、 黒鉛粒子を投入する溶湯の温度をその溶湯の
液相線よ ] も 5 0 C以上で 9 0 0 C以下に保持したこ とよ ] 成る黒鉛含有了ルミ ニゥム合金の製造方法。
9. 請求の範囲の第 1, 2, 3又は 4に記載した方法に
おいて、 4 Q 0〜: L 0 0 0 K Zcm2 の圧力下で黒鉛含 有アル ミ ニゥム又はアル ミ ニゥム合金溶湯を凝固させ ることよ 成る黒鉛含有了ルミ ニゥム合金の製造方法。
10. 請求の範囲の第 1 , 2, 3又は 4に記載した方法に
おいて、 水冷によって黒鉑含有ア ミ ニウム又はアル ヒ 4
J > ―— - - .■■ ミ 二ゥム合金溶湯を凝固させることよ ] 成る黒鉛含有 アル ミ - ゥ ム合金の製造方法。
1 アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ ニ ウ ム合金の溶湯中に黒鉛 粒子を投入し、 黒鉛含有アル ミ ニ ウ ム合金を製造する 方法にお て、
アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ - ゥ ム合金の溶湯中にチタ
ン , ク ロ ム , ジノレコ ニ ゥ ム , ニ ッ ケノレ , ナ ジゥ ム ,
コバ ト , マ ンガン . ニオブ及び燐から成るグルー プ から選ばれた 1又はそれ以上の物質を投入し、
該投入の後に、 非金属被覆の黒鉛粒子を投入、 懸濁 させ、 且つ
その後、 黒鉛含有アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ ニ ウ ム合 金溶湯を加圧凝固させる、
こと よ ]3成る黒鉛含有アル ミ -ゥム合金の製造方法。
12. アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ ニ ウ ム合金の溶湯中に黒鉛
粒子を投入し、 黒鉛含有アル ミ ニ ウ ム合金を製造する 方法において、
アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ ニ ウ ム合金の溶湯中に燐を
0。 1 〜 4重量%投入し、
該投入の後に、 黒鉛粒子を 4 〜 3 0重量%投入、 懸 濁させ、 且つ
その後、 黒鉛含有アル ミ ニ ウ ム又はア ル ミ ニ ウ ム合
OMPI
、 — 金溶湯を凝固させる、
ことよ 成る黒鉛含有アルミ -ゥ ム合金の製造方法。.
13. 請求の範囲の第 1 0又は 1 1に記載した方法におい
て、 平均粒径 5 0 以上の大きさを有する黒銥を投 入することよ ])成る黒鉛含有アル ミ ニ ゥ ム合金の製造 方法。
14. 請求の範囲の第 1 , 2 , 3又は 4に記載した方法に
おいて、 A — S n系, A — C u系, A^— P b系 又は A 一 S i系合金であることよ D成る黒鉛含有ァ ル ミニゥム合金の製造方法。
15. 請求の範囲の第 1 0又は 1 1に記載した方法におい
て、 黒鉛粒子を投入する溶湯の温度をその溶湯の液相 線よ ]3 も 5 0 C以上で 9 0 0 C以下に保持したことよ
成る黒鉛含有アル ミ ニゥム合金の製造方法。
16. 請求の範囲の第 1 0又は 1 1に記載した方法におい
て、 4 0 0〜 1 0 0 0 K ノ《7Ζ2 の圧力下で黒銥含有ァ ル ミ - ゥ ム又はアル ミニゥム合金溶湯を凝固させるこ とよ 1)成る黒鉛含有アル ミ -ゥム合金の製造方法。
17. 請求の範囲の第 1 0又は 1 1に記載した方法におい
て、 水冷によって黒鉛含有アル ミ ニ ウ ム又はアル ミ 二 ゥム合金溶湯を凝固させることよ 成る黒鉛含有アル ミニゥム合金の製造方法。 3R£ oypi ;PO
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同族专利:
公开号 | 公开日
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DE2953015C1|1984-08-30|
JPS6158534B2|1986-12-12|
JPS5524949A|1980-02-22|
GB2039961A|1980-08-20|
GB2039961B|1983-11-09|
EP0022869B1|1983-08-03|
EP0022869A1|1981-01-28|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1980-03-06| AK| Designated states|Designated state(s): DE GB US |
1980-03-06| AL| Designated countries for regional patents|Designated state(s): FR |
1980-12-18| RET| De translation (de og part 6b)|Ref country code: DE Ref document number: 2953015 Date of ref document: 19801218 Format of ref document f/p: P |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP53097227A|JPS6158534B2|1978-08-11|1978-08-11||
JP78/97227||1978-08-11||DE19792953015| DE2953015A1|1978-08-11|1979-08-09|Process for producing graphite-containing aluminum alloy|
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