![]() 補強構造を有するダイ基板
专利摘要:
補強体を有する様々な半導体チップパッケージ基板及びその製造方法が開示される。一態様において、第1面及び第1面とは反対側の第2面を有するパッケージ基板を提供することを含む製造方法が提供される。第1面は半導体チップを受け入れるのに適した中央領域を有する。パッケージ基板の曲がりに抗するための半田補強構造が、パッケージ基板の第1面の中央領域外側に形成される。 公开号:JP2011515845A 申请号:JP2011500307 申请日:2009-03-19 公开日:2011-05-19 发明作者:ズブルゼズニィ,アダム;トーパシオ,ローデン 申请人:エーティーアイ・テクノロジーズ・ユーエルシーAti Technologies Ulc; IPC主号:H01L23-00
专利说明:
[0001] 本発明は概して半導体処理に関し、特に半導体チップパッケージ基板及びその製造方法に関する。] 背景技術 [0002] 現在の集積回路の多くは、共通のシリコンウエハ上に多数のダイとして形成される。ダイ上に回路を形成する基本処理工程の完了後に、個々のダイがウエハから切り離される。通常、切り離されたダイはその後、回路基板などの構造体に実装されるか、又は何らかの筐体内にパッケージされる。] [0003] 頻繁に使用されるパッケージの1つに、ダイが実装される基板により構成されるものがある。基板の上面は電気相互接続を含む。ダイは複数のボンドパッドを有するよう製造される。ダイのボンドパッドと基板の相互接続との間に半田バンプの集まりが設けられ、オーミック接触が形成される。アンダーフィル材料がダイと基板との間に堆積され、ダイと基板との間の熱膨張係数の不一致による半田バンプへの損傷を防ぐ材料として、及び、ダイを保持する接着剤として働いている。基板の相互接続は、ダイの半田バンプに対して整列するよう配された半田パッドアレイを含む。ダイを基板上に戴置した後、リフロー工程を行うことで、ダイの半田バンプを基板の半田パッドに金属結合させることができる。] [0004] 従来の基板の一種に、上下のビルドアップ層間に積層されたコアで構成されるものがある。コアそのものは通常、ガラス入りエポキシの4つの層で構成される。ビルドアップ層はコアの両面上に4つ又はそれ以上ある場合があり、ある種の樹脂から形成される。コア及びビルドアップ層には様々なメタライゼーション構造が組み入れられ、基板の最下層上のピン、パッド又はその他の半田ボールと、チップの半田バンプと接合するパッドとの間の電気経路を提供している。ピン、パッド、又は半田ボールは、プリント回路基板などのその他の電気装置のピングリッドアレイソケット、ランドグリッドアレイソケット、又はボールグリッドアレイのランドパターンと電気的に接続するよう設計されている。] [0005] コアは基板にある程度の硬度を与える。その与えられる硬度をもってしても、従来の基板はなお、チップ、アンダーフィル及び基板間の熱膨張係数の不一致による反りが生じやすい。しかし、基板を通して伝達される電力の電力供給インダクタンスを低減し、電力の忠実度を向上するため、パッケージ基板においてはより短い電気経路を設けるという必要性がある。難しいのは、有害となり得る基板の反りを引き起こすこと無くいかにして電気経路を短くするかという問題である。] [0006] チップパッケージ基板の剛性を補強する従来技術の1つに、パッケージ基板の上面に補強リングを装着するものがある。この種の従来の補強材は、銅、アルミニウム又はスチールから作製されることが多く、基板に接着するために接着剤を必要とする。] [0007] 本発明は上述の欠点のうち1つ以上の影響を克服又は低減することを目的とする。] 課題を解決するための手段 [0008] 本発明の一態様によれば、第1面と、第1面とは反対側の第2面とを有するパッケージ基板を提供することを含む製造方法が提供される。第1面は、半導体チップを受け入れるのに適した中央領域を有する。パッケージ基板の第1面の中央領域の外側に、パッケージ基板の曲がりに抗するための半田補強構造が形成される。] [0009] 本発明の別の態様によれば、第1面と、第1面とは反対側の第2面とを有するパッケージ基板を提供することを含む製造方法が提供される。第1面は、半導体チップを受け入れるのに適した中央領域を有する。第1面の中央領域の外側に半田濡れ面が形成される。半田濡れ面の少なくとも一部を露出させたまま、パッケージ基板の第1面上に半田マスクが形成される。パッケージ基板の第1面上にパッケージ基板の曲がりに抗するための補強構造を形成するために、半田濡れ面上に半田が堆積される。] [0010] 本発明の別の態様によれば、第1面と、第1面とは反対側の第2面とを有するパッケージ基板を含む装置が提供される。第1面は、半導体チップを受け入れるのに適した中央領域を有する。パッケージ基板の曲がりに抗するために、半田補強構造がパッケージ基板の第1面の中央領域の外側に存在する。] 図面の簡単な説明 [0011] 本発明の上述の及びその他の利点は以下の詳細な説明を読み図面を参照することで明らかとなるであろう。] [0012] 基板上に実装された半導体チップを含む従来の半導体チップパッケージの一例の絵図である。] [0013] 図1の断面2−2の断面図である。] 図1 [0014] 従来の半導体チップパッケージのプリント回路基板への実装を描いた、図2と同様の断面図である。] 図2 [0015] 図3の小さな部分の拡大図である。] 図3 [0016] 半田リフローの直後を描いた、図4と同様の拡大図である。] 図4 [0017] 基板補強構造を含む半導体チップパッケージの一実施例の絵図である。] [0018] 半田マスク形成前のパッケージ基板の一例の絵図である。] [0019] 図7の基板の半田マスク形成後の絵図である。] 図7 [0020] 半田塗布を描いた、図8と同様の絵図である。] 図8 [0021] 図9の断面10−10の断面図である。] 図9 [0022] ステンシル除去を描いた、図10と同様の断面図である。] 図10 [0023] 半導体チップの基板への実装を描いた、図11と同様の断面図である。] 図11 [0024] 半導体チップパッケージのプリント回路基板への実装を描いた、図12と同様の断面図である。] 図12 [0025] 補強部材を含む半導体チップパッケージ基板の代替的実施例の平面図である。] [0026] 補強部材を含む半導体チップパッケージ基板の別の代替的実施例の平面図である。] [0027] 半田ステンシルの一実施例の平面図である。] [0028] 別の電子デバイスに結合された半導体チップパッケージの一実施例の絵図である。] [0029] 基板補強構造を含む半導体チップパッケージの別の実施例の部分分解絵図である。] 実施例 [0030] 以下で説明する図面中、同一の要素が2つ以上の図に現れる場合は概して参照番号を繰り返して使用する。ここで図面、特に図1を参照すると、同図には、基板20上に実装された半導体チップ15を含む従来の半導体チップパッケージ10の一例の絵図が示されている。基板20はボールグリッドアレイとして描かれているため、プリント回路基板(図示せず)に金属接続されることになる複数の半田ボール25を含む。コンデンサなどの数個のパッシブデバイス30a、30b、30c、30d、30e、及び30fが基板20の上面35上に描かれている。チップ15は基板20にフリップチップ実装され、図1では見えないが後続の図面では見えるであろう複数の半田バンプにより、基板に電気接続される。] 図1 [0031] 図1は、従来の半導体チップパッケージ基板で起こり得る問題、即ち、基板20の、特にその角部40、45、50、及び55での下向きの曲がり又は反りを描いていることに留意されたい。このような下向きの反りにつながる物理的メカニズムを、後続の図面とともに説明する。さて図2に注目すると、同図は図1のチップパッケージ10の断面2−2の断面図である。断面2−2の位置により、図2ではパッシブデバイス30c、30e及び基板20の角部45、55しか見えないことに留意されたい。上で簡潔に述べたように、半導体チップ15は複数の半田バンプ60により基板20に電気的及び機械的に接続されている。バンプ60は、基板20内に組み込まれた見えない導体により、基板20のボール25に電気的に接続されている。アンダーフィル材料層65がチップ15の下、及び基板20の上面30上に堆積され、チップ15と基板20との間で熱膨張係数が異なるという問題に対処している。基板20の、特にその角部45、55での反りのほとんどは、チップ15下の半田バンプ60がリフローされてアンダーフィル材料層65が熱硬化する際に基板20にかかる機械的な力によって起きる。] 図1 図2 [0032] 基板20の反りの結果起こり得る製造歩留まりの問題は、基板20を、特にその半田ボール25をプリント回路基板のランドパターンなどの他の構造体に実装する際に現れ得る。さて図3に注目すると、同図は図2と同様の断面図であるが、上向きのランドパターン75を含むプリント回路基板70のやや上に配置された半導体チップパッケージ10を描いている。実装過程中、基板20は、基板の半田ボール25がランドパターン75の対応するボールパッドに接触するようにしてランドパターン75上に載置される。このボールパッドのうち2つを符号80、85で示す。次いでリフロー工程を行い、ボール25とパッド80、85との間の金属接続を形成する。] 図2 図3 [0033] 基板20の反りは、ボール25及びパッド80、85に関し様々な空間的なずれの原因となり、粗悪な実装結果につながり得る。この影響は、パッケージ10の楕円90で囲んだ小さな部分に注目することでより良く視覚化することができる。楕円90内の半田ボールのうちの1つを別個に符号95で示す。楕円90により囲まれる部分は図4に拡大して示している。] 図4 [0034] さて図4に注目する。ランドパターン75の小さな部分及びその下のプリント回路基板70が、ボールパッド80、85及び基板20の半田ボール25、95と共に見えていることに留意されたい。起こり得る望ましくない結果が幾つか描かれている。まず、基板20の反りの結果、半田ボール95とその下の対象となるボールパッド85との間の横方向の配置がずれている。また、反りのために、半田ボール25、95間のピッチP1が、基板20が反っていない場合のボール25、95間の設計ピッチより小さくなっている。この、所望値より小さなボールピッチの副次的影響は、次の図とともに描写し説明する。加えて、基板20のボール25は、各対象ボールパッド80より上に浮き上がる可能性があり、これが、後続の半田ボール25、95のリフロー中の接着の問題につながる恐れがある。] 図4 [0035] 図5は図4と同様の拡大断面図であるが、半田ボール25、95とその下のランドパターン75の対象ボールパッド80、85との間の金属接続を形成するための半田リフロー工程の直後を描いている。リフロー前のピッチP1(図4参照)が基板20の反りによって設計値より小さくなっているため、ボール25、95がリフロー中に融合して、非常に望ましくない、歩留まりを制限する、短絡状態が生じている。この後に基板20をプリント回路基板70から持ち上げ、うまく修理できるか、それとも廃棄処分とせざるを得ないかは不明である。] 図4 図5 [0036] 図6は、上述の従来の半導体チップパッケージ10の欠点の幾つかを緩和する半導体チップパッケージ100の一実施例の絵図を描いている。パッケージ100は、半導体チップ即ちダイ120、又は所望により複数のチップをその上に実装するよう設計された基板115を含む。チップ120は、例えばマイクロプロセッサ、グラフィックプロセッサ、マイクロプロセッサ/グラフィックプロセッサの組み合わせ、特定用途向け集積回路、記憶装置などの電子部品に用いられる多種多様な回路デバイスのいずれであってもよく、シングルコア又はマルチコアのいずれでもよい。アンダーフィル材料層125をチップ120の下に配して、チップ120と基板115との間の熱膨張係数差による影響を低減させてもよい。] 図6 [0037] 基板115はコア/ビルドアップ構造で構成することができる。これに関し、基板115は中央のコアと、その上に形成された1又は複数のビルドアップ層と、その下に形成された追加の1又は複数のビルドアップ層とから構成することができる。コアそのものは1又は複数層の積層体から成っていてもよい。このような構造の一例は、4層のコアが2組の2層ビルドアップ層間に積層された、いわゆる“2−4−2”構造と呼ばれる場合がある。基板115中の層の数は4から16以上まであり得るが、4未満の層を用いてもよい。いわゆる“コアレス”設計を用いることもできる。基板115の層は、金属の相互接続を組み込んだ周知の様々なエポキシなどの絶縁材料から成る。] [0038] 他の電子デバイスと接続するため、基板115は図示するようにボールグリッドアレイとして、又はその他の種類の基板相互接続配列として構成することができる。複数の半田ボール130が基板115に結合されている。半導体チップ120は基板115にフリップチップ実装することができる。図示されていないが、複数の電気相互接続が基板内115に組み込まれており、チップ120と複数の半田ボール130との間の電気相互接続を形成している。] [0039] 基板115の上面には半田マスク135が形成されていることに留意されたい。コンデンサ、インダクタその他の電子部品であり得る複数のパッシブデバイスが、半田構造体を有する半田マスク135に実装されている。これらの半田構造体は図6の縮尺では見えないが、後続の図面では見えている。パッシブデバイスのうち数個のみ、それぞれ符号140a、140b、140c、140d、及び140eで示している。チップ120と同様、パッシブデバイス140a、140b、140c、140d、及び140eは、図6では見えない複数の導体により、パッケージ100のその他の部品と電気的に相互接続されている。図1〜図5に描かれるような基板の反りの可能性に対処するため、本実施例の基板115には、基板115の角部147a、147b、147c、及び147dの下向きの反りに抗するよう設計された4つの補強部材145a、145b、145c、及び145dから成る補強構造が設けられている。補強部材145cはその構造を明らかにするため半田マスク135から分解して示していることに留意されたい。補強部材145cはその下の、本実施形態の基板115内に形成される導体パッド150cから成る半田濡れ面に金属接続されている。残りの半田濡れ面を形成する同様のパッドが基板115の補強部材145a、145b、及び145dの下に位置しているが、図6には示されていない。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 [0040] この例示の実施形態では、補強部材145a、145b、145c、及び145dは肘形状の部材としてパターン形成されている。以下で詳しく説明するように、補強部材145a、145b、145c、及び145dは、基板115の他の構造体の作製に用いられる半田と同種であってもよい半田から構成されるのが好ましい。このようにして、補強部材145a、145b、145c、及び145dを、追加の処理工程、又は、本明細書の背景の欄で説明したような種類の別個の補強リングを設ける必要なく作製することができる。] [0041] 図6に描かれる補強部材145a、145b、145c、及び145dの作製方法の一例は、図7、8、9、10、及び11、最初に図7を参照することで理解することができる。図7は半田マスク135(図6参照)を基板に適用する前の基板115の絵図である。図6では半田マスク135により部分的に隠れていた導体パッド150cが、ここでは3つの他の導体パッド150a、150b、及び150dとともに見えている。導体パッド150a、150b、150c、及び150dは基板115の一面152の中央領域151外に位置している。基板115の反対面153は図6に描かれる半田ボール130を受け入れるよう設計されている。中央領域151は、後続の工程中に図6に示す半導体チップ120に電気的に接続されるよう設計されたバンプパッドのアレイ154を含む。導体パッド150c及び他の3つの導体パッド150a、150b、及び150dは、図6に描かれる補強部材145a、145b、145c、及び145dを受け入れるようになっている。加えて、基板115は、図6に描かれる半田マスク135の様々な開口部を充填する半田部によって図6に描かれるパッシブデバイス140a、140b、140c、140d、及び140eに電気的に接続されるよう設計された部品パッド155a、155b、155c、155d、及び155eを含む。前述のように、基板115には様々な要素を電気的に接続する複数の相互接続が存在する。これらの相互接続又は配線の幾つか160が部品パッド155eに接続されて描かれ、かかる配線の1つ165が導体パッド150bに接続されて描かれている。但し、図を簡略化するため導体配線はその数個のみが描かれている。当業者であれば、このような導体が、その様々な層内も含めて基板115中に多数存在しうることを理解するであろう。様々な配線160、165は接地接続してもよく、又はその他の電位レベルに接続してもよい。] 図6 図7 [0042] 導体パッド150a、150b、150c、及び150dは、予め選択された形状又はパターンにて基板115上に作製される。この形状又はパターンは、後に形成される補強部材(図6の145a、145b、145c、及び145d)用の所望形状に適合するように設計される。電気メッキ法又はその他のメッキ技術など、チップ基板上に導体パッドを形成する周知の技術を用いることができ、これにリソグラフィーマスキング工程及び周知のエッチング工程が続く。同じ材料蒸着、リソグラフィーパターニング、及びエッチング工程を行なって、部品パッド155a、155b、155c、155d、及び155eも作製することができる。パッド150a、150b、150c、及び150d、並びに155a、155b、155c、155d、及び155eの材料としては例えば、銅、銀、金、プラチナ、パラジウム、及びこれらの組み合わせなどが挙げられる。] 図6 [0043] 図8に示すように、半田マスク135は基板115上に形成され、後に形成されるもので図6に示される補強部材145a、145b、145c、及び145dの望ましい位置及び形状に対応する複数の開口部170a、170b、170c、及び170dが設けられている。加えて、半田マスク135には、図7に示す下の部品パッド155a、155b、155c、155d、及び155eの位置近傍に開口部175a、175b、175c、175d、及び175eが設けられている。最後に、開口部のアレイ177が、図7に示すバンプパッドのアレイ154に対し垂直方向に整列して設けられている。開口部のアレイ177には、後続の工程中に図6に示す半導体チップ120に接合する半田が充填される。半田マスク135は、例えば太陽インキ製造株式会社製のPSR−4000AUS703、又は、日立化成工業株式会社製のSR7000など、半田マスク作製に適した様々な材料から作製することができる。開口部170a、170b、170c、及び170d、開口部175a、175b、175c、175d、及び175e並びに開口部のアレイ177は、周知のリソグラフィーマスキング及びエッチングにより形成することができる。図8から明らかなように、開口部170a、170b、170c、及び170dは、導体パッド150a、150b、150c、及び150dから成る下方の半田濡れ面までエッチングされている。適正に濡られるように、パッド150a、150b、150c、及び150dのうち少なくとも幾つかが露出されなければならない。開口部170a、170b、170c、及び170d、並びに開口部175a、175b、175c、175d、及び175eが形成されると、半田マスク135の半田堆積への準備ができる。] 図6 図7 図8 [0044] さて図9に注目すると、同図はステンシル185を介した半田180の塗布を描いている。ステンシルには、下にある開口部170a、170b、170c、及び170dの寸法、形状、及び位置に適合するよう設計された複数の開口部190a、190b、190c、及び190dと、下にある半田マスク135の開口部175a、175b、175c、175d、及び175e(図9では見えないが図8では見えている)の寸法、形状、及び位置に適合するよう設計された別の複数の開口部195a、195b、195c、195d、及び195eとが、パターン形成されている。半田180は何らかの種類のアプリケータ200により半田ステンシル185上にペースト状で堆積され、その後ステンシル185を拭い、半田180を開口部190a、190b、190c、及び190d並びに開口部195a、195b、195c、195d、及び195e内に押し込むことができる。ステンシル185は周知の金属、樹脂、又はセラミック材料から成ることができる。半田は有鉛、無鉛のいずれでもよい。好適な無鉛半田の例としては、錫−銀、錫−銅、錫−銀−銅などが挙げられる。] 図8 図9 [0045] 堆積工程中のステンシル185、半田マスク135、及び基板115の相互作用は図10を参照することで理解することができる。同図は図9の断面10−10の断面図である。断面10−10の位置により、開口部190d及び開口部170dの一部、並びに、開口部195d、175d、及び開口部190c、175cの一部が見えることに留意されたい。半田180が開口部170d、190d内に堆積されると、半田180はその下のパッド150bに接触し、ステンシル185のほぼ上面202にまで縦方向に延びる。残りの開口部175d/195d及び170c/190c内でパッド155d、150a上に堆積される半田180にも同じことが当てはまる。] 図10 図9 [0046] 半田堆積の後、ステンシル185を取り除くと、図11に示すように、半田マスク135から僅かに突出して形成された半田補強部材145d、145c及び半田部分180が残される。開口部170d内の補強部材145dはその下の導体パッド150dに接触し、開口部175d内の半田180の一部はその下の部品パッド155dに接触し、開口部170c内の補強部材145cはその下の導体パッド150cに接触している。この段階で、基板115及び半田マスク135はパッシブデバイス及び半導体チップを実装する準備ができている。補強部材145c、145dの一部は半田マスク135の上面203の上まで延びていることに留意されたい。図10に示すステンシル185の開口部190c、190dを広げることで、面203上に延びる半田の量を所望により増やし、より多くの量の半田が塗布されるようにしてもよい。] 図10 図11 [0047] さて図12に注目すると、同図は図11と同様の断面図であるが、半田マスク135の開口部175d内の半田180へのパッシブデバイス140dの実装を示している。図6に描かれるその他のパッシブデバイス140a、140b、140c、及び140dもこのとき基板115上に実装してもよいことは勿論言うまでもない。半導体チップ120は、チップ120に接着される複数の半田バンプ205により基板115にフリップチップ実装され、半田バンプ205及びパッシブデバイス140dに接続される半田構造体180を一時的に液化するためリフロー工程を行なうことができる。リフロー工程は、補強部材145d、145cの一時的な溶融をもたらす(残る補強部材145a、145b(図6参照)も同様)。基板115が補強部材145d、145cの溶融点以下及び室温にまで冷えるのにつれて、図6及び図12に示す補強部材145c、145d及び図6に示す部材145a、145bが基板115より速く収縮する。この収縮により基板115の角部147a、147b、147c、及び147d(図6参照)が上向きに引っ張られがちになり、これにより図1〜図5に示す下向きの反りに抵抗する。] 図1 図11 図12 図2 図3 図4 図5 図6 [0048] チップ120及びパッシブデバイス140dの装着のためのリフロー及び冷却に続き、図13に描かれるように複数の半田ボール130を基板115に適用することができる。この段階で、パッケージ100は、半田ボール130のボールグリッドアレイ又は別の形式の相互接続を用いる場合はその他の機構により、プリント回路基板210に実装することができる。半田ボール130を一時的に溶融するために、再度の半田リフローが行われる。このリフロー中には、室温下で基板115に生じたどのような反りでも、弛むか、または平らになりやすい。この熱サイクル中に補強部材145c、145d(及び図6に示す部材145a、145b)も溶融するため、基板115に更に反り力が加わることはない。] 図13 図6 [0049] 上述の例示の実施形態では、補強構造は4つの均一な周辺補強部材から成る。しかし、様々な形状を基板の補強に用いてもよいことは当業者には明らかであろう。図14は、半導体チップ120が実装される基板と、4つの補強部材145a’、145b’、145c’、及び145d’から成る補強構造とを含む半導体チップパッケージ100’の代替的な実施例を描いている。この例示の実施形態では、補強部材145a’などの任意の補強部材は概ね肘状の構造体として構成されるが、基板115’の角部147a’部分を更に露出させるよう設計された一対の切り欠き215、220を有している。その他の補強部材145b’、145c’、及び145d’も図示するものと同様の形状を有することができる。切り欠き210、215により基板115’上には更なるスペースが設けられ、基板115’に対し様々な処理工程を行なう上で有用であり得る様々な治具又はピックアンドプレース装置内での基板115’の設置が容易となる。補強部材145b’、145c’、及び145d’は本明細書の他の箇所に開示されるのと同様の技術を用いて作製することができる。勿論、図7に示す導体パッド150a、150b、150c、及び150dと同様の(図示されていない)半田濡れ面が、補強部材145a’、145b’、145c’、及び145d’が接着される基板115’上に設けられる。] 図14 図7 [0050] 半導体チップパッケージ100”の別の代替的な実施例を、俯瞰図として図15に描いている。この例示の実施形態において、パッケージ100”は、半導体チップ120を受け入れるよう設計された基板115”を含む。この例示の実施形態において、補強構造145a”は、基板115”の全周に渡って延びていてもよい補強リングから成る。補強構造145a”の各角部225a、225b、225c、及び225dは、図14に描かれる補強部材145a’のように切り欠き形状を有していてもよい。勿論、図7に示す導体パッド150a、150b、150c、及び150dと同様の、但しこれより大きくてもよい(図示されていない)半田濡れ面が、補強部材145a”が接着される基板115”上に設けられる。補強部材145a”は本明細書の他の箇所で開示されたのと同様の一般的な技術を用いて作製することができる。但し、半田を連続的なリングに形成するのに適した別の種類のステンシル設計を用いることができる。このようなステンシル230の一例の平面図を図16に示す。ステンシル230には、4組の角部スロット開口235a、235b、235c、及び235dと、4組の縁部スロット開口237a、237b、237c、及び237dとが設けられている。各組235a、235b、235c、235d、237a、237b、237c、及び237dは数個のスロットを含み、このうちの1つを符号240で示している。初期のステンシル工程中に、半田は各スロット240に押し通されてスロット240の各組235a、235b、235c、235d、237a、237b、237c、及び237dの形状を呈する。後続のリフロー中に溶融した半田切片が融合し、図15に示す補強部材145a”を形成する。スロット240が無いと、ステンシル230の中央部分245を何らかの機構により支持する必要がある。] 図14 図15 図16 図7 [0051] 本明細書中に開示のチップパッケージの例示的実施形態はいずれも、別の電子デバイスに実装することができる。これに関し、図17は電子デバイス250の一例を示す。この電子デバイス250は、コンピュータ、デジタルテレビ、携帯型移動機器、パーソナルコンピュータ、サーバ、記憶装置、グラフィックカードなどのアドインボード、その他、半導体を採用するいかなる計算装置であってもよい。半導体チップパッケージ100はデバイス250に装着されて、所望の機能を提供することができる。] 図17 [0052] 上述の例示の実施形態では、補強構造は基板の片面に位置している。しかし、パッケージ基板の両面に補強構造を有するように半導体チップパッケージを構成することができるのは、当業者には明らかであろう。これに関し、図18に注目すると、同図は、パッケージ基板115と、半導体チップ120がその上に位置する半田マスク135とから成る半導体チップパッケージ260の部分分解絵図である。基板115、半田マスク135、及びチップ120の組み合わせは基本的に、パッケージ100との関連で本明細書の他の箇所で説明したように構成することができる。この例示の実施形態では、第2の半田マスク265を基板115の下面267に結合することができる。半田マスク265には、対応する複数の半田補強構造275a、275b、275c、及び275dを受け入れる寸法及び間隔を有する開口部270a、270b、270c、及び270dをパターン形成しておくことができる。開口部270a、270b、270c、及び270d並びに半田構造体275a、275b、275c、及び275dは、半田マスク135及び補強構造145a、145b、145c、及び145dを形成する構造体と実質的に同様に形成することができる。マスク265には、半田マスク265から下方に分解して示すボールグリッドアレイ285との相互接続に適合するよう設計された、開口部280のグリッドアレイを設けることができる。半田ボール285と、図18では見えていない基板115の下方の導体構造体とを電気的に相互接続するための更なる半田材料又はその他の導体材料が存在していてもよい。繰り返すが、補強構造145a、145b、145c、及び145d、並びに補強構造275a、275b、275c、及び275dの形状、数、及び構造は、本明細書で一般に説明するように、変更又は一体化させてもよい。] 図18 [0053] 本明細書中に開示する実施例はいずれも、例えば半導体、磁気ディスク、光ディスク又はその他の記憶媒体などのコンピュータ可読媒体内に配されるインストラクションによって、又は、コンピュータデータ信号として、具体化することができる。インストラクション又はソフトウェアは、本明細書に開示の回路構造をシンセサイズ及び/又はシミュレートすることが可能である。実施例においては、ケイデンス社APDやアンコール(Encore)などの電子設計自動化プログラムを用いて、開示の回路構造をシンセサイズしてもよい。この結果得られるコードを用いて、開示の回路構造を作製してもよい。] [0054] 本発明には様々な変更及び代替形態があり得るが、本明細書では具体的な実施形態を図面の例を用いて示し、詳細に説明した。但し、本発明は開示された特定の形態に限定されるよう意図されるものではないと理解すべきであって、本発明は、以下の添付の請求の範囲により定義される発明の精神及び範囲内にある全ての変更、均等物、及び代替物を含むものとする。]
权利要求:
請求項1 半導体チップを受け入れるのに適した中央領域を有する第1面と、第1面とは反対側の第2面とを有するパッケージ基板を提供することと、パッケージ基板の第1面の中央領域の外側に、パッケージ基板の曲がりに抗するための半田補強構造を形成することと、を含む、製造方法。 請求項2 パッケージ基板が4つの角部を備え、半田補強構造を形成することには、4つの角部のそれぞれの近傍に半田補強部材を形成することが含まれる、請求項1に記載の方法。 請求項3 半田補強構造を形成することには、パッケージ基板の第1面上に複数の開口部を有する半田マスクを形成することと、複数の開口部内に半田を堆積することとが含まれる、請求項1に記載の方法。 請求項4 ステンシルを半田マスク上に設置することと、ステンシルを通して半田を堆積することと、ステンシルを取り除くこととが含まれる、請求項3に記載の方法。 請求項5 半田補強構造を形成することには、半田リングを形成することが含まれる、請求項1に記載の方法。 請求項6 パッケージ基板の第1面に半導体チップを結合することを含む、請求項1に記載の方法。 請求項7 パッケージ基板を電子デバイスに結合することを含む、請求項6に記載の方法。 請求項8 コンピュータ可読媒体内に記憶されたインストラクションを実行することにより遂行される、請求項1に記載の方法。 請求項9 半導体チップを受け入れるのに適した中央領域を有する第1面と、第1面とは反対側の第2面とを有するパッケージ基板を提供することと、第1面の中央領域の外側に半田濡れ面を形成することと、半田濡れ面の少なくとも一部を露出させたままパッケージ基板の第1面上に半田マスクを形成することと、半田濡れ面上に半田を堆積して、パッケージ基板の第1面上にパッケージ基板の曲がりに抗するための補強構造を形成することと、を含む、製造方法。 請求項10 パッケージ基板が4つの角部を備え、半田濡れ面を形成することには、4つの角部のそれぞれの近傍に半田濡れ面を形成することが含まれる、請求項9に記載の方法。 請求項11 ステンシルを半田マスク上に設置することと、ステンシルを通して半田を堆積することと、ステンシルを取り除くこととを含む、請求項9に記載の方法。 請求項12 半田濡れ面上に半田を堆積することには、半田をリング形状に堆積することが含まれる、請求項1に記載の方法。 請求項13 パッケージ基板の第1面に半導体チップを結合することを含む、請求項9に記載の方法。 請求項14 パッケージ基板を電子デバイスに結合することを含む、請求項13に記載の方法。 請求項15 半導体チップを受け入れるのに適した中央領域を有する第1面と、第1面とは反対側の第2面とを有するパッケージ基板と、パッケージ基板の第1面の中央領域外側にある、パッケージ基板の曲がりに抗するための半田補強構造と、を含む、装置。 請求項16 パッケージ基板が4つの角部を含み、半田補強構造が、4つの角部のそれぞれの近傍の半田補強部材を含む、請求項15に記載の装置。 請求項17 半田補強構造が半田リングを含む、請求項15に記載の装置。 請求項18 パッケージ基板の第1面上にあって半田補強構造に接着される、半田濡れ面を含む、請求項15に記載の装置。 請求項19 パッケージ基板の第1面に結合される半導体チップを含む、請求項15に記載の装置。 請求項20 パッケージ基板に結合される電子デバイスを含む、請求項19に記載の装置。
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