![]() 骨転移または他の骨疾患の予防および治療のための配合物および方法
专利摘要:
本発明は、骨転移および他の骨髄疾患の予防および治療のための医薬として使用するための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤に関する。本発明はまた、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤であって、これらの赤血球が、骨髄のターゲティングを増進するようにBS3などの作用物質による化学処理を受けている懸濁剤に関する。なし 公开号:JP2011513464A 申请号:JP2010550176 申请日:2009-03-10 公开日:2011-04-28 发明作者:ゴッドフリン,ヤン;ブルジョー,ヴァネッサ 申请人:エリテック・ファーマ; IPC主号:A61K47-46
专利说明:
[0001] 本発明は、骨転移および他の骨疾患の処置のための配合物および医薬に関する。本発明はまた、予防方法および治療方法に関する。] 背景技術 [0002] ビスホスホネート類はピロホスフェート(構造P−O−P)の合成類似体であって、中心の酸素原子が炭素原子で交換されたものである。それらの化学構造は次式により表わすことができる。] [0003] ] [0004] ビスホスホネートは2つのカテゴリーに配属することができる。 第1カテゴリーには、それらの側鎖R1およびR2に窒素原子を含まない”第一世代”の化合物が含まれる。このカテゴリーには、特にエチドロネート(etidronate)、クロドロネート(clodronate)およびチルドロネート(tiludronate)が含まれる。] [0005] 第2カテゴリーには、それらの側鎖R1またはR2の1つに1個以上の窒素原子を含む”第二世代”および”第三世代”の化合物が含まれる。第二世代のものは、窒素原子または末端NH2基を保有する脂肪族側鎖を含む。パミドロネート(pamidronate)、アレンドロネート(alendronate)、イバンドロネート(ibandronate)およびネリドロネート(neridronate)を挙げるべきである。第三世代のものは、窒素原子を含む複素環核を保有する。リセドロネート(risedronate)およびゾレドロネート(zoledronate)(イミダゾール核)を挙げるべきである。] [0006] 第一、第二および第三世代としてのこの分類はすべて当業者に既知である。例示として、T. Yuasa et al., Current Medical Chemistry 2007, 14: 2126-2135およびSelvaggi et al., Crit. Rev. Oncol. Hematol. 2005, 56(3): 365-378;V. Stresing et al., Cancer Letters 2007, 257: 16-35;R. Graham G. Russel et al., Ann. N.Y. Acad. Sci. 2007, 1117: 209-257が挙げられる。] [0007] 骨転移は進行癌の症例に一般的である。それらは多発性骨髄腫、乳癌および前立腺癌に最も一般的であるが、黒色腫の症例ならびに膀胱癌、肺癌および腎癌の症例にも存在する。] [0008] ビスホスホネート類は、骨癌に罹患している患者の治療処置に必須となっている。たとえば、クロドロネート、パミドロネート、ゾレドロネートおよびイバンドロネートが用いられる。] [0009] しかし、ビスホスホネート類は高用量では有毒な可能性がある。それらはかなりの腎排出を受ける可能性もある。たとえばゾレドロネートについて、腎臓によるこの排出は腎毒性を発生するのでヒトに臨床使用する量は慎重に監視されなければならず、骨転移の治療に有効な用量を下回る場合がある。したがって、ゾレドロネートの臨床用量は動物において判定された有効量より10〜40倍低い(J. Green, Oncologist 2004, 9: 3-13)。] [0010] L. Rossi et al.(Journal of Drug Targeting, February 2005, 13(2): 99-111)には、クロドロネートを赤血球に封入し、マクロファージの枯渇のためにそれを使用することが記載されている。彼らは、エタノールアミンおよびウシ血清アルブミンの存在下において赤血球をZnCl2およびBS3で処理することも記載している。その著者らは、マウスにおいて脾臓マクロファージの枯渇を証明している。その研究は、赤血球をビスホスホネートベクターとして骨適用に際して使用することに関するものではなく、それを想像してもいない。] 先行技術 [0011] T. Yuasa et al., Current Medical Chemistry 2007, 14: 2126-2135 Selvaggi et al., Crit. Rev. Oncol. Hematol. 2005, 56(3): 365-378 V. Stresing et al., Cancer Letters 2007, 257: 16-35 R. Graham G. Russel et al., Ann. N.Y. Acad. Sci. 2007, 1117: 209-257 J. Green, Oncologist 2004, 9: 3-13 L. Rossi et al., Journal of Drug Targeting, February 2005, 13(2): 99-111] 発明が解決しようとする課題 [0012] したがって本発明の目的は、ビスホスホネート類を骨髄のレベルに送達するための溶液を提供し、これにより腎排出を制限し、現在これらの有効成分の有効性を制限している毒性の問題を避けることである。] [0013] 本発明の目的は、骨髄のレベルにおけるビスホスホネート類の生物学的利用能を高めるのを可能にする溶液を提供することでもある。 本発明の目的は、特定の処置について遊離形と比較してビスホスホネートの投与量を減らすのを可能にする溶液を提供することでもある。] [0014] 本発明の目的は、制限となる遊離形の毒性の問題を生じることなく投与可能な量を高めるのを可能にする溶液を提供することでもある。] 課題を解決するための手段 [0015] したがって本発明の対象は、骨髄をターゲティングしてビスホスホネートをこの骨髄へ運ぶ医薬として使用するための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤(suspention、懸濁液)であって、これにより毒性、特に腎毒性のいかなるリスクも制限され、または排除すらされる。] [0016] 本発明の対象は、特に骨転移などの骨疾患を治療または予防するためにビスホスホネートを骨髄内へ運ぶキャリヤーとして使用するための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤でもある。] [0017] 定義によれば、用語”ビスホスホネート”はすべてのビスホスホネート類ならびにその塩類および誘導体、特に第一、第二および第三世代のビスホスホネート類ならびにその塩類および誘導体を包含する。したがって、この用語はジホスホネート、ビホスホン酸およびジホスホン酸を包含する。] [0018] 限定ではないビスホスホネートの例には、エチドロネート、クロドロネート、チルドロネート、パミドロネート、特に二ナトリウム形のもの、アレンドロネート、インカドロネート(incadronate)、イバンドロネート、ネリドロネート、リセドロネートおよびゾレドロネートが含まれる。] [0019] 好ましくは、本発明には少なくとも1個の窒素原子を含むビスホスホネート類、たとえば第二世代および第三世代のビスホスホネート類を用いる。特に、第二世代についてはパミドロネート、アレンドロネート、イバンドロネートおよびネリドロネートが選択される。第三世代のものは、窒素原子を含む複素環核を保有する。リセドロネートおよびゾレドロネート(イミダゾール核)を挙げるべきである。] [0020] 本発明は特に、ビスホスホネート類を適用できる骨および骨髄の病的状態の予防および治療のための医薬として使用するための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤に関する。処置プロトコルがもはや遊離形のビスホスホネートに関連する毒性により制限されることはないという限りにおいて、本発明は目標とする病的状態の処置に最適な用量を供給するのを可能にする。] [0021] したがってこの使用は、骨転移、悪性高カルシウム血症、ページェット病および骨粗鬆症の予防または治療に関連づけることができる。 本発明は、より具体的には骨転移の予防および治療のための医薬として使用するための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤である。] [0022] 本発明はまた、これらの骨または骨髄の疾患、特に骨転移の予防および治療のために使用するための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤を含有する医薬に関する。 本発明はまた、これらの骨または骨髄の疾患、特に骨転移の予防および治療に際して使用する医薬の製造のための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤の使用に関する。] [0023] 本発明はまた、骨転移の治療または予防のためにビスホスホネートを骨髄内へ運ぶキャリヤーとして使用するための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤に関する。 好ましくは、ビスホスホネートの封入は細胞溶解−再シール(lysis−resealing)と呼ばれる方法により行なわれる。] [0024] ビスホスホネートは一般に、pH7.2〜7.6、好ましくは7.4の緩衝液、たとえばPBS中に調製される。 この方法の1特徴によれば、赤血球を低張状態に置くことにより、赤血球の細胞溶解をまず行なう。赤血球は膨潤して細孔が開く。次いでビスホスホネートを添加すると、赤血球の内側に浸透する。好ましくは、ビスホスホネートの溶液を徐々に添加し、次いで混合物を10〜60分間、一般に約30分間インキュベートしておく。続いて等張状態を再確立し、こうして細孔は再シールまたは再閉鎖され、これにより赤血球はビスホスホネートを安定に封入する。] [0025] 本発明の有利な1特徴によれば、骨髄のターゲティングを増進する条件下において赤血球を化学物質で処理する。この化学物質は、骨髄の食細胞(マクロファージおよび樹状細胞)による認識を増進する。] [0026] この化学処理は、ビスホスホネートを封入した赤血球に対して行なわれる。 ヒトにおける臨床使用と適合する好ましい化学物質は、ビス(スルホスクシンイミジル)スベレート(BS3またはBS3と略称する;CAS 82436−77−9)である。この作用物質の溶液を使用するのが有利である。] [0027] 本発明の対象は、ビスホスホネートを封入した赤血球を含み、その膜が骨髄の食細胞による認識を増進するために化学物質、好ましくはBS3を用いて処理されている、赤血球の懸濁剤またはそのような懸濁剤を含む医薬でもある。BS3は好ましくは単独で、ZnCl2など他の化学物質または生物学的物質をいずれも含まない状態で用いられる。第1態様によれば、ビスホスホネートは第一世代ビスホスホネートである。第2態様によれば、ビスホスホネートは第二世代ビスホスホネートである。第3態様によれば、ビスホスホネートは第三世代ビスホスホネートである。限定ではないビスホスホネートの例には、エチドロネート、クロドロネート、チルドロネート、パミドロネート、特に二ナトリウム形のもの、アレンドロネート、インカドロネート、イバンドロネート、ネリドロネート、リセドロネートおよびゾレドロネートが含まれる。1態様によれば、ビスホスホネートはエチドロネート、チルドロネート、パミドロネート、特に二ナトリウム形のもの、アレンドロネート、インカドロネート、イバンドロネート、ネリドロネート、リセドロネートおよびゾレドロネートから選択される。] [0028] BS3で処理する方法の1特徴によれば、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤を適切な期間、BS3と接触させる;これは特に約10分〜約1時間であってよい。この期間は、有利には約15分〜約45分、好ましくは約20〜約40分、一般に30分程度である。] [0029] BS3で処理する方法の他の特徴によれば、このインキュベーションは好ましくは周囲温度、特に18〜25℃で行なわれる。 BS3で処理する方法の他の特徴によれば、ビスホスホネートを収容した赤血球の懸濁剤を、適切な緩衝液、たとえばPBSで前洗浄する。] [0030] 他の特徴によれば、BS3で処理した赤血球の懸濁剤を、BS3の溶液と接触させる前に、約0.5×106〜約5×106細胞/μl、一般に約1×106〜約3×106細胞/μlの濃度にする。] [0031] 他の特徴によれば、BS3の溶液を用いて、懸濁剤中に約0.1〜約6mM、好ましくは約0.5〜約3mM、一般に約1mMのBS3最終濃度を得る。約2mMのBS3溶液を特に使用することができる。好ましくはグルコースおよびリン酸緩衝液を含有する緩衝化されたBS3溶液を用いて、希望する最終濃度、特に約1mMのBS3を得ることが好ましい。1特徴によれば、緩衝化されたBS3溶液は有利には約7.2〜約7.6のpH、好ましくは約7.4のpHである。他の特徴によれば、緩衝化されたBS3溶液は約280〜約320mOsmのオスモル濃度(osmolarity)をもつ。] [0032] トリス−HClなどの作用物質を用いてインキュベーションを停止することができ、次いで混合物を遠心し、細胞を適切な緩衝液、たとえばSAG−BSA中で洗浄および再懸濁する。混合物を遠心前に数分間、特に1分間から10分間まで、周囲温度でインキュベートしておく。] [0033] この懸濁剤は、そのまま使用でき、希釈せずに投与するのに適切なヘマトクリット値をもつことができる。 それは、投与前に希釈すべき状態でパッケージすることもできる。] [0034] 本発明によれば、そのまま使用できる懸濁剤のヘマトクリット値は、有利には約40%〜約70%、好ましくは約45%〜約55%、よりさらに良好には約50%である。 それの希釈用形態においては、マトクリット値は高く、特に約60%〜約90%であってよい。] [0035] 懸濁剤を好ましくは約10〜約250mlの容量でパッケージする。パッケージングは好ましくは輸血に適したタイプの血液バッグ中に行なわれる。医療処方に相当する封入量のビスホスホネート全部を血液バッグに収容することが好ましい。] [0036] たとえば1回量に相当する懸濁剤、たとえば1個の血液バッグは、1〜40mg、特に2〜10mgのビスホスホネートを含む。 本発明の1特徴によれば、投与される赤血球は医薬的に許容できる塩類溶液(たとえば、赤血球の標準媒質、特にNaClとグルコース、デキストロース、アデニンおよびマンニトールから選択される1以上の成分とを含有する溶液;たとえばSAG−マンニトールまたはADsol)中に懸濁している。この溶液は赤血球を保存することができ、かつ保存用添加剤、たとえばL−カルニチンを含有することもできる。] [0037] したがって本発明の対象は、骨転移または他の骨疾患を予防または治療するための方法である。この方法は、本発明による配合物または医薬を患者に投与することを含む。 本発明によれば、配合物または医薬の投与は静脈内または動脈内への注射により、好ましくは血液バッグまたはこれに類するものからの点滴により行なわれる。投与は一般に腕の静脈内に、または中枢カテーテルを介して行なわれる。] [0038] 特に、約10mlから約250mlまでの本発明による配合物(1回量)を投与する。50ml以上は点滴の採用が好ましい。 処置は、1回量または数回量を、決定したプロトコルに従って投与することを含む。そのプロトコルは、1カ月に1回、2カ月に1回、3カ月に1回、6カ月に1回、または1年に1回の頻度で、推奨される処置期間にわたる数回の投与を付与することができる。] [0039] 有効成分を赤血球に封入するための技術は既知であり、本発明において好ましい細胞溶解−再シールによる基礎技術は特許EP−A−101 341およびEP−A−679 101に記載されており、これらを当業者が参照することができる。この技術によれば、透析エレメント(たとえば透析バッグまたは透析カートリッジ)の第1コンパートメントに赤血球の懸濁剤を連続供給し、一方、第2コンパートメントには赤血球を細胞溶解するために赤血球の懸濁剤に対して低張である水溶液を収容する;次に再シールユニット内において、ビスホスホネートの存在下で、浸透圧および/または膨張圧(oncotic pressure)を高めることにより赤血球の再シールを誘発し、次いでビスホスホネートを収容した赤血球の懸濁剤を回収する。本発明の1特徴によれば、封入すべきビスホスホネートを既に含有する赤血球懸濁剤の細胞溶解を行なうことが好ましい。] [0040] ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤は、特に下記の方法で得ることができ、これも本発明の対象である: 1−赤血球ペレットを65%以上のヘマトクリットレベルで、+1〜+8℃に冷却しながら等張溶液に懸濁、 2−この65%以上のヘマトクリットレベルの赤血球懸濁剤および+1〜+8℃に冷却した低張の細胞溶解溶液を、透析バッグまたは透析カートリッジ(カートリッジが好ましい)に通過させることを含む、+1〜+8℃に一定に維持した温度における細胞溶液操作、 3−ビスホスホネートの溶液を、細胞溶解した懸濁剤に、+1〜+8℃に維持した温度で、好ましくは特に10分から60分まで、一般に約30分のインキュベーション期間、好ましくは徐々に添加することによる、封入操作、ならびに 4−高張溶液の存在下において、より高い温度、特に+30〜+42℃で行なう再シール操作。] [0041] 好ましい変法として、WO−A−2006/016247に記載された方法から着想を引き出すことができ、これによりビスホスホネートを効率的に、再現性をもって、安全かつ安定に封入することが可能になる。その場合、下記の方法によりビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤を得ることができ、これも本発明の対象である: 1−赤血球ペレットを65%以上のヘマトクリットレベルで、+1〜+8℃に冷却しながら等張溶液に懸濁、 2−この同じ赤血球ペレットからの赤血球試料を用いて、浸透圧脆弱性(osmotic fragility)を測定、 工程1と2はいかなる順序で行なうこともできる(並行を含む)、 3−この65%以上のヘマトクリットレベルの赤血球懸濁剤および+1〜+8℃に冷却した低張の細胞溶解溶液を、透析バッグまたは透析カートリッジ(カートリッジが好ましい)に通過させることを含む、特に同じチャンバー内での、+1〜+8℃に一定に維持した温度における細胞溶液操作;予め測定した浸透圧脆弱性の関数として細胞溶解パラメーターを調整、ならびに 4−ビスホスホネートの溶液を、細胞溶解した懸濁剤に、+1〜+8℃に維持した温度で、好ましくは特に10分から60分まで、一般に約30分のインキュベーション期間、好ましくは徐々に添加することによる、封入操作、ならびに 5−第2チャンバー内で、高張溶液の存在下において、より高い温度、特に+30〜+42℃で行なう再シール操作。] [0042] 用語”インターナリゼーション”は、ビスホスホネートが赤血球の内側へ透過することを意味するものとする。 特に、透析のために、赤血球ペレットを65%以上、好ましくは70%以上の高いヘマトクリットレベルで等張溶液に懸濁させ、この懸濁剤を+1〜+8℃、好ましくは+2〜+6℃、一般に+4℃付近に冷却する。特定の1態様によれば、ヘマトクリットレベルは65%〜80%、好ましくは70%〜80%である。] [0043] 浸透圧脆弱性を測定する場合、有利には細胞溶解工程の直前の赤血球について、懸濁剤中にビスホスホネートが存在する状態または存在しない状態で測定する。赤血球またはそれらを含有するこの懸濁剤は、有利には細胞溶解のために選択した温度と近接した温度または同一温度である。本発明の有利な1特徴によれば、実施した浸透圧脆弱性の測定を速やかに利用する;すなわち、試料を採取した後、直ちに細胞溶解操作を行なう。好ましくは、試料の採取と細胞溶解の開始との間のこの期間は30分以下、よりさらに良好には25分以下、さらには20分以下である。] [0044] 浸透圧脆弱性を測定および考慮して細胞溶解−再シール操作を行なう方法に関して、これ以上の詳細について当業者はWO−A−2006/016247を参照することができる。この書類を本明細書に援用する。] [0045] 限定ではない例として考慮される態様によって本発明をより詳細に以下に記載する。 I−実施例1:ゾレドロネートをネズミおよびヒトの赤血球に封入する方法 Ia−材料: 透析用:透析カートリッジ(Gambro 280繊維) アッセイ:赤血球内のゾレドロネートのアッセイは、後記の方法に従って試料を調製した後、高速液体クロマトグラフィー、HPLCにより行なわれる。ゾレドロネートを封入したRBC(赤血球)を2.5容量の水で細胞溶解し、次いでタンパク質および膜を12%トリクロロ酢酸で沈殿させることによりゾレドロネートを抽出する。] [0046] 封入されていたゾレドロネートの量を推定するために、RBC(封入前)、最終製品RBC−ZolおよびRBC−LR(BS3で処理したもの、または処理しないもの)、ならびにその上清を、D0およびD1においてアッセイする。] [0047] C18支持体上でのゾレドロネートの保持時間を改善するために、化合物、硫酸水素テトラブチルアンモニウムをイオン対合剤として用いる。 計測器:島津UFLC カラム: Gemini C18 5μ 110A 250×4.6mm内径 温度: 40℃ 注入容量: 40μl UV検出: 220nm 流速: 0.7ml/分 移動相A: 8mM K2HPO4−(1.39g/l)、2mM Na2HPO4−(0.1g/l)、7mM 硫酸水素テトラブチルアンモニウム−(2.7g/l) 移動相B:メタノール。] [0048] Ib−方法: 赤血球を遠心分離し、次いでPBS中で3回洗浄する。透析を開始する前に、懸濁剤のヘマトクリット値をPBSで70%にする。RBCを2ml/分の流速で、低オスモル濃度の溶解用緩衝液(15ml/分の対向流)に対して透析する。カラムから出る細胞溶解したRBCを等容量に二分する。Zometa(登録商標)の溶液(0.8mg/mlのゾレドロン酸(zoledronic acid))を、透析した赤血球の容量のひとつに徐々に添加して(10回)、0.4mg/mlの最終濃度に到達させる。] [0049] 対照として、透析した赤血球の容量の他方を、徐々に添加した1容量のPBSで希釈する。これら2つの懸濁剤を4〜8℃で30分間インキュベートする。 高オスモル濃度の溶液(0.1容量)の添加および37℃で30分間のインキュベーションにより、赤血球を再シールする。再シールした赤血球を、グルコースを含有するPBS中で3回洗浄する。BSA(6%)を補充したもしくは補充しないSAG−マンニトールで、またはグルコースを含有するPBSで、この懸濁剤を50%のヘマトクリット値にし、あるいはそのまま高いヘマトクリット値(80%)で保存して、これにより最終製品RBC−Zol(ゾレドロネート)およびRBC−LR(細胞溶解−再シールした(lysed−resealed)、ゾレドロネートを含まない対照)を構成する。] [0050] II−実施例2:ゾレドロネートを収容した赤血球に対するビス(スルホスクシンイミジル)スベレート(BS3)による化学処理 ゾレドロネートを収容した赤血球の懸濁剤を実施例1の記載に従って得る。この懸濁剤を数回洗浄した後、1.7×106細胞/μlに希釈し、次いで50mMリン酸緩衝液(pH7.4)および0.09%グルコースを含有する2mM BS3溶液と、BS3の最終濃度1mMが得られるように接触させる。赤血球を周囲温度で30分間インキュベートし、次いで1容量の20mMトリス、140mM NaClの添加により反応を停止する。5分間遠心した後、グルコースを含有するPBSで1回、次いでBSA(6%)を補充したまたは補充しないSAG−マンニトールで1回、赤血球を洗浄する。BSA(6%)を補充したもしくは補充しないSAG−マンニトール、またはグルコースを含有するPBS中で、赤血球を50%のヘマトクリット値にし、あるいはそのまま高いヘマトクリット値(80%)で保存する。] [0051] III−実施例1および2の結果: a)ヒトRBC内の封入 下記の表は、ヒト赤血球(RBC濃縮液バッグ)を用いて行なった4つのZometa(登録商標)封入実験の概説を示す。] [0052] 最終製品RBC−ZolをD1において分析した際に得た細胞データ(表1)は、装填したRBCがバッグのRBCに近似する細胞特性を維持しており、いかなる特定の損傷も受けていないことを証明する。] [0053] 表1:] [0054] ] [0055] 赤血球ヘモグロビン濃度(corpuscular haemoglobin concentration)(MCHC)は、25g/dlより大きい数値をもち、満足すべき状態を維持している。これは、この方法に際して赤血球内容物の損失が少ないことを証明する。細胞外ヘモグロビンは2g/dl未満であり、したがって得られた最終製品は注射可能な品質のものである。1mMBS3グループについての収率は17%の細胞損失を生じる。しかし、最終製品の全細胞収率はすべて工業生産に適合する(>55%)。] [0056] 透析操作により、RBC−Zol赤血球の平均赤血球容積(MCV)(80〜88μm3)はバッグの赤血球(97μm3)と比較して減少する。 ゾレドロネートの封入に関するデータを表2に示す。] [0057] 表2] [0058] ] [0059] ゾレドロネートはRBC内への封入について臨界サイズをもち、観察すべき最も重要な基準はD1において細胞外割合と比較してRBCに封入されている化合物の量である。赤血球膜の特別な処理なしに3つの実験を行なった;結果はD1において満足すべきゾレドロネート封入を示す(最終製品において68%から83%までのゾレドロネートがRBCに封入されている)。BS3処理については、封入は71%である。] [0060] 表3は、ゾレドロネートを収容したヒト赤血球の安定性に関するデータを示す。調製した日(D0)およびその翌日(D1)に、細胞外ヘモグロビン、懸濁剤のヘマトクリット値、ならびに細胞内および細胞外ゾレドロネートの量を測定する。] [0061] ] [0062] D0とD1の間で細胞外ゾレドロネートの増加がみられる。これは、D0とD1の間で増加する細胞外ヘモグロビンと、および細胞損失(ヘマトクリット収率)とも、相関関係を証明できる。したがって、細胞外媒質中へのゾレドロネート放出は本質的に、透析後に適正に再シールされていなかった赤血球の破裂から生じ、赤血球膜を通した受動的または能動的な漏出から生じるのではない。これらの結果は、種々の条件下で良好に貯蔵されることを示す。] [0063] b)ネズミRBC内への封入 次表は、ネズミ赤血球(全血)を用いて行なった3つのZometa(登録商標)封入実験の概説を示す。ヒトRBCの場合と同様に、このRBC−Zolは全血に近い細胞特性を維持する。] [0064] 表4] [0065] ] [0066] 赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)はきわめて満足すべきものである。マウス赤血球はより脆いので、細胞外ヘモグロビンはヒトRBCの場合より高い。透析処理により、実験間で均一なRBC−Zol赤血球の平均赤血球容積(43〜46μm3)が得られる。] [0067] 表5は、ネズミRBC内へのゾレドロネートの封入に関するデータを示す(D1における測定)。最終懸濁剤はヘマトクリット値80%の濃厚懸濁剤である。 表5] [0068] ] [0069] これらの結果はD1における満足すべき封入を示す。 V−実施例3:BS3処理による骨髄ターゲティングの確認 蛍光色素FITC−デキストラン(70kDa)を、カラム内での低張透析法によりネズミ赤血球(OF1マウス)に封入した。血液を予め遠心し、次いでPBS中で3回洗浄する。透析を開始する前に、最終濃度8mg/mlで添加したFITC−デキストランの存在下においてヘマトクリット値を70%にする。このRBCを2ml/分の流速で、低オスモル濃度の細胞溶解用緩衝液(15ml/分の対向流)に対して透析する。カラムから出る細胞溶解したRBCを、高オスモル濃度の溶液の添加および37℃で30分間のインキュベーションにより再シールする。グルコースを含有するPBS中で2回洗浄した後、RBCを1.7×106細胞/μlに希釈し、その後、50mMリン酸緩衝液(pH7.4)および0.09%グルコースを含有する10mM BS3溶液と接触させる。RBCを周囲温度で30分間インキュベートし、次いで1容量の20mMトリス、140mM NaClの添加により反応を停止する。5分間遠心した後、グルコースを含有するPBSで1回、次いでBSA(6%)を補充したSAG−マンニトールで1回、RBCを洗浄する。赤血球を50%のヘマトクリット値にして最終製品を構成し、これをD1においてマウスに注射する。注射後1時間30分目にマウスを屠殺し、次いで大腿骨から摘出した骨髄を窒素中での凍結のためにTissue−Tekに入れる。免疫組織学的分析のために10μmのクリオスタット切片を切り取る。アセトン中で固定した後、二重標識を行なって、FITC(DAB、褐色)およびF4/80マクロファージ(新規フスシン(fuschin)、赤色)を証明する。] [0070] 顕微鏡下での切片の所見は、マクロファージとデキストランの同位置局在(colocalization)を示す。この所見は、赤血球が食作用を受けることによりデキストランがマクロファージに取り込まれることを立証する。] [0071] フローサイトメトリー分析(FC500 Beckman Coulter)により下記の情報が得られる。 表6:RBCをマウスに静脈内注射した後1時間30分目の骨髄における蛍光性細胞のパーセント] [0072] ] [0073] フローサイトメトリー分析は、注射後1時間30分目に、BS3処理した場合および処理していない場合、約7%および5%の骨髄細胞が蛍光性であることを示す。 表7は、処理赤血球または非処理赤血球を食作用により取り込んだ食細胞のパーセントを示す。] [0074] ] 実施例 [0075] BS3処理は、処理しない場合より、食作用による骨髄内への迅速かつ多量のRBCの取込みを誘発する。 結論 ・ゾレドロネートを安定にRBC内に封入することができ、赤血球はBS3で膜処理されてもよく、されなくてもよい; ・封入される量は臨床使用量に大幅に適応する。封入実験(1mM BS3処理を伴う)は、56.1μg/mlのゾレドロネートを収容した最終製品が得られることを示した。したがって、4mg相当量にするためには、ある者に約71mlのRBC−Zolを注入する必要がある; ・1mM BS3による処理は、赤血球に骨髄をターゲティングさせるのを可能にする; これらはすべて、骨転移または他の骨疾患に関連して骨髄をターゲティングするためのゾレドロネートのキャリヤーとしてのRBCの使用を確証する。]
权利要求:
請求項1 骨転移の予防および治療のための医薬として使用するための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤。 請求項2 ビスホスホネートを封入した赤血球が、骨髄のターゲティングを増進するように作用物質による化学処理を受けている、請求項1に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項3 化学処理が、ビス(スルホスクシンイミジル)スベレート(BS3)の溶液で行なわれる、請求項2に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項4 ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤を、10分〜1時間、特に15分〜45分、好ましくは20〜40分、一般に30分程度の期間、BS3と接触させる、請求項3に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項5 BS3とのインキュベーションが周囲温度で行なわれる、請求項3または4に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項6 ビスホスホネートを収容した赤血球の懸濁剤を、BS3とのインキュベーションの前に、適切な緩衝液、好ましくはPBSで洗浄する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項7 ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤を、BS3の溶液と接触させる前に、0.5×106〜5×106細胞/μl、好ましくは1×106〜3×106細胞/μlの濃度にする、請求項3〜6のいずれか1項に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項8 BS3の溶液を用いて、懸濁剤中に0.1〜6mM、好ましくは0.5〜3mM、よりさらに良好には約1mMの最終BS3濃度を得る、請求項3〜7のいずれか1項に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項9 280〜320mOsmのオスモル濃度および7.2〜7.6、好ましくは7.4のpHを有する緩衝化されたBS3溶液を用いる、請求項3〜8のいずれか1項に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項10 BS3の溶液がグルコースおよびリン酸緩衝液を含む、請求項9に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項11 ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤であって、これらの赤血球が、骨髄のターゲティングを増進するように作用物質による化学処理を受けている懸濁剤。 請求項12 ビスホスホネートを骨髄内へ運ぶキャリヤーとして使用するための、特に骨転移の治療または予防のための、ビスホスホネートを封入した赤血球の懸濁剤。 請求項13 ビスホスホネートが第二世代または第三世代のビスホスホネートである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項14 ビスホスホネートが、パミドロネート、特に二ナトリウム形のもの、アレンドロネート、インカドロネート、イバンドロネート、ネリドロネート、リセドロネートおよびゾレドロネートから選択される、請求項13に記載の赤血球の懸濁剤。 請求項15 ビスホスホネートがゾレドロネートである、請求項13に記載の赤血球の懸濁剤。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US20190117678A1|2019-04-25|Method of Treating Acute Coronary Syndromes Tang et al.2013|The role of surface chemistry in determining in vivo biodistribution and toxicity of CdSe/ZnS core–shell quantum dots Dhule et al.2014|The combined effect of encapsulating curcumin and C6 ceramide in liposomal nanoparticles against osteosarcoma Zhang et al.2016|Edible ginger-derived nano-lipids loaded with doxorubicin as a novel drug-delivery approach for colon cancer therapy Ng et al.2011|Lipoprotein-inspired nanoparticles for cancer theranostics US4652449A|1987-03-24|Encapsulating biological active substances into erythrocytes Lv et al.2018|Bioengineered boronic ester modified dextran polymer nanoparticles as reactive oxygen species responsive nanocarrier for ischemic stroke treatment CA2526933C|2013-02-12|Composition for maintaining organ and cell viability JP3628019B2|2005-03-09|ニトロキシドを用いる酸素毒性の防止用組成物と防止法 JP4555569B2|2010-10-06|増強された血中安定性を有する脂質キャリア組成物 Gregoriadis et al.1972|Fate of protein‐containing liposomes injected into rats: An approach to the treatment of storage diseases Laine et al.2014|Conventional versus stealth lipid nanoparticles: formulation and in vivo fate prediction through FRET monitoring JP5903081B2|2016-04-13|再狭窄の治療 EP0100419B1|1987-09-02|Wässrige Lösung zum Suspendieren und Lagern von Zellen, insbesondere Erythrozyten Modery-Pawlowski et al.2013|Synthetic approaches to RBC mimicry and oxygen carrier systems JP2792702B2|1998-09-03|Method for preparing liposomes with improved stability when dried EP0004223B1|1981-09-09|Procédé de fabrication de capsules lipidiques renfermant un matériau biologiquement actif, produits obtenus par ce procédé ainsi que leur utilisation US6150085A|2000-11-21|Prolonged storage of red blood cells and composition Hwang et al.1980|Hepatic uptake and degradation of unilamellar sphingomyelin/cholesterol liposomes: a kinetic study Koziara et al.2005|Blood compatibility of cetyl alcohol/polysorbate-based nanoparticles DK2224950T3|2015-03-23|DRUG TREATMENT pancreatic cancer Pawlowski et al.2017|Platelet microparticle-inspired clot-responsive nanomedicine for targeted fibrinolysis Sun et al.2016|Osteoblast-targeting-peptide modified nanoparticle for siRNA/microRNA delivery Dakwar et al.2012|Delivery of proteins to the brain by bolaamphiphilic nano-sized vesicles Sun et al.2018|Cascade-amplifying synergistic effects of chemo-photodynamic therapy using ROS-responsive polymeric nanocarriers
同族专利:
公开号 | 公开日 US20140010795A1|2014-01-09| CA2718028A1|2009-09-17| IL207713D0|2010-12-30| KR20100129288A|2010-12-08| IL207713A|2016-10-31| WO2009112493A1|2009-09-17| FR2928270A1|2009-09-11| US20110014171A1|2011-01-20| EP2249816B1|2015-05-20| HK1152883A1|2012-03-16| FR2928270B1|2011-01-21| AU2009224681B2|2012-01-12| CN101965182A|2011-02-02| EP2249816A1|2010-11-17| CN101965182B|2012-05-23| ES2544967T3|2015-09-07| CA2718028C|2016-08-30| AU2009224681A1|2009-09-17| PL2249816T3|2015-10-30| KR101604451B1|2016-03-17| US20140363413A1|2014-12-11| JP6034001B2|2016-11-30|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题 JPH115752A|1997-05-05|1999-01-12|Dideco Spa|赤血球内に生物学的活性薬剤をカプセル内封入する方法およびそのための装置| WO2008016172A1|2006-08-04|2008-02-07|Kurume University|Metastasis inhibitor|JP2016517899A|2013-05-07|2016-06-20|エリテシュ ファルマ|Suspension of red blood cells encapsulating the active ingredient and method for stabilizing the resulting suspension|FR2529463B1|1982-07-05|1986-01-10|Centre Nat Rech Scient|Procede et dispositif pour l'encapsulation dans les erythrocytes d'au moins une substance a activite biologique, notamment des effecteurs allosteriques de l'hemoglobine et erythrocytes ainsi obtenus| FR2678512B1|1991-07-03|1995-06-30|Novacell|Machine a internaliser.| CN1771972A|2004-11-09|2006-05-17|胡才忠|氯屈膦酸脂质体及其制剂| US20070218116A1|2006-03-14|2007-09-20|Schwendener Reto A|Compositions and methods for the treatment of tumors and tumor metastases| WO2009101467A1|2008-02-13|2009-08-20|Erytech Pharma|Formulation and method for the prevention and treatment of skeletal manifestation of gaucher's disease|US20160016982A1|2009-07-31|2016-01-21|Thar Pharmaceuticals, Inc.|Crystallization method and bioavailability| US9169279B2|2009-07-31|2015-10-27|Thar Pharmaceuticals, Inc.|Crystallization method and bioavailability| WO2011014766A2|2009-07-31|2011-02-03|Thar Pharmaceuticals, Inc.|Crystallization method and bioavailability| CN103282380B|2010-08-10|2018-02-16|洛桑聚合联合学院|红细胞结合性治疗剂| US9517257B2|2010-08-10|2016-12-13|Ecole Polytechnique Federale De Lausanne |Erythrocyte-binding therapeutics| US9850296B2|2010-08-10|2017-12-26|Ecole Polytechnique Federale De Lausanne |Erythrocyte-binding therapeutics| WO2012071517A2|2010-11-24|2012-05-31|Thar Pharmaceuticals, Inc.|Novel crystalline forms| EP3071515A2|2013-11-18|2016-09-28|Rubius Therapeutics, Inc.|Synthetic membrane-receiver complexes| FR3017299B1|2014-02-12|2018-05-18|Erytech Pharma|Composition pharmaceutique comprenant des erythrocytes encapsulant une enzyme a plp et son cofacteur| CN106456743A|2014-02-21|2017-02-22|洛桑聚合联合学院|糖靶向性治疗剂| US10046056B2|2014-02-21|2018-08-14|École Polytechnique Fédérale De Lausanne |Glycotargeting therapeutics| JP2016025177A|2014-07-18|2016-02-08|トヨタ自動車株式会社|スイッチング素子| JP2019501654A|2016-01-11|2019-01-24|ルビウス セラピューティクス, インコーポレイテッド|Compositions and methods related to multimodal therapeutic cell lines for cancer indications| WO2017208070A1|2016-05-31|2017-12-07|Grünenthal GmbH|Bisphosphonic acid and coformers with lysin, glycin, nicotinamide for treating psoriatic arthritis|
法律状态:
2012-03-10| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120309 | 2013-09-25| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130924 | 2013-09-30| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130927 | 2013-12-25| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131224 | 2014-01-08| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140107 | 2014-03-25| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140324 | 2014-07-10| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140709 | 2014-11-11| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141110 | 2015-01-28| A911| Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150127 | 2015-03-09| A912| Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20150306 | 2016-03-10| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160310 | 2016-04-11| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160411 | 2016-05-10| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160510 | 2016-06-09| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160609 | 2016-08-01| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160801 | 2016-11-04| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161027 | 2016-11-04| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 6034001 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 | 2019-11-04| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|