专利摘要:
本発明は、概して、中鎖ジカルボン酸、それらの誘導体及びその使用に関する。特に、本発明は、中鎖ジカルボン酸を含む組成物、並びに代謝異常を治療する又は予防する製品を調製するための中鎖ジカルボン酸及びその誘導体の使用に関する。本発明の組成物は、高血糖症、例えば糖尿病を治療する又は予防するために特に良好に使用することができる。
公开号:JP2011513458A
申请号:JP2010550155
申请日:2009-03-09
公开日:2011-04-28
发明作者:カトリーヌ マセ,;ジェルトルーデ ミングローネ,
申请人:ネステク ソシエテ アノニム;
IPC主号:A61K31-194
专利说明:

[0001] 本発明は、概して、中鎖ジカルボン酸、その誘導体及びその使用に関する。特に、本発明は、中鎖ジカルボン酸を含む組成物、並びに代謝異常を治療する又は予防する製品を調製するための中鎖ジカルボン酸及びその誘導体の使用に関する。]
背景技術

[0002] 糖尿病は、身体がインスリンを産生又は使用できないことに起因する高い血中グルコース値を主な特徴とする代謝状態である。高血糖症は、失明、四肢の切断、心臓発作又は発作を含む非常に多くの臨床的合併症を導くことがある。2007年に、成人2億4600万人が糖尿病に罹患していると推定されおり、この多発状態を減速させるために何もしなければ25年以内にその数は3億8000万人を超えるであろう。]
[0003] 糖尿病の最も一般的な型はインスリン依存性糖尿病(1型糖尿病、T1D)及び2型糖尿病(T2D)であり、2型糖尿病が圧倒的で最も多い。2型糖尿病の増加は主として肥満率の増加による。現在では、11億を超える人が過体重であると推定され、そのうち約3億2000万人が肥満である。]
[0004] T2Dの発病の病態生理学は複雑であり、多くの要素からなる。肥満、座っていることの多い生活様式及び/又は加齢によってインスリン抵抗性が引き起こされ、血中インスリン濃度が経時的に増加する場合がある。血中グルコースの制御の欠如がある時点で現われ始め、その結果として耐糖能異常(IGT)又は空腹時血糖異常(IFG)となり、最終的にはT2Dになる場合がある。したがって、IGT及びIFGは、正常なグルコース恒常性と糖尿病との中間の代謝状態を指す。]
[0005] 患者が糖尿病であるか又はIGTであるかを評価するためにさらなる試験として経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行うことができる。OGTTはグルコース75gを含有するグルコース飲料からなる。飲料を投与して1及び2時間後に患者の血糖値を測定する。]
[0006] グルコースは人体にとって必須栄養素であるため、末梢組織に十分な量を供給するために、血中グルコース濃度は適切に一定に維持される必要がある。肝臓は、グリコーゲン合成によるグルコースの取り込み及び貯蔵とグリコーゲン分解及び糖新生によるグルコースの放出を平衡に保つことによりグルコース恒常性において中心的な役割を果たしている。グルコース恒常性の異常は、T2Dに特有の特徴である。T2Dの患者は肝臓のグルコース産生(HGP)の増加を呈するが、この増加は空腹時高血糖の主要な原因として確認されておりまた血漿グルコースクリアランスの低下に関連しており(Gastaldelli Aら、Diabetes 2000;49:1367−1373)、T2Dの患者はまた、糖尿病でない対象と比較してグリコーゲンの合成が25〜45%低い(Roden Mら、Best Pract Res Clin Endocrinol Metab.2003;17:365−83)。]
[0007] 糖尿病の対象における食後の血中グルコースのピークの制限もまた、全般的な血糖管理計画の重要な目的である。]
[0008] T2Dに対する実際の治療は、単独で又はインスリンとの組み合わせで使用することのできる数種類の薬剤を含む。]
[0009] ビグアニドは、肝臓によって産生されるグルコースの量を低減することによって作用する。肥満であるT2Dの患者は通常、ビグアニドから開始する。一般的な副作用には、腹部不快感、下痢、悪心又は嘔吐、食欲減退、及び金属のような味がする状態が含まれる。]
[0010] α−グルコシダーゼ阻害剤は炭水化物の消化を減速させ、グルコースの吸収を遅延させ、食後の血糖増加を低減する。一般的な副作用には、腹痛、下痢、及び鼓腸が含まれる。]
[0011] 動物及びヒトにおいて、アジピン酸(C6)、スベリン酸(C8)、セバシン酸(C10)、及びドデカン二酸(C12)を含む中鎖ジカルボン酸(DA)は、対応する脂肪酸のω−酸化又は長鎖ジカルボン酸のβ酸化に由来する。植物においては、DAは天然の保護ポリマーであるクチン及びスベリンの構成要素である(Mingrone G、ら、Nutr Rev.2006;64:449−56)。DAのエネルギー密度はグルコースと脂肪酸との中間である。]
[0012] 米国特許第5,272,177号は、敗血症、ショック、多発性外傷及び熱傷等の重度な異化作用段階における経腸的な及び非経口的な栄養摂取の際に用いられるエネルギー源の基質として適切なセバシン酸及び誘導体の使用を記載する。]
発明が解決しようとする課題

[0013] 従来技術を基点として、本発明の目的は、従来技術の状態を改善すること、及び特に、ヒト又は動物の患者の血液中のグルコース値を管理することができ、使用するのに安全であり、また当技術分野で公知の薬物療法において一般的な副作用を呈さない組成物及び使用を当技術分野に提供することである。この組成物は、経腸的な又は経口的な適用にとって適切である必要がある。]
課題を解決するための手段

[0014] 予想外なことに、本発明者らは、この目的が独立クレームの主題によって達成できることを見いだした。従属クレームは本発明の着想をさらに進展させる。]
[0015] 少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸又はその誘導体を含む組成物が本発明の目的を達成し、また、例えば代謝異常を治療する又は予防する製品を調製するためにこれを使用することができるということが見いだされた。]
[0016] したがって、本発明のある実施形態は、代謝異常を治療する又は予防するための少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸(DA)及び/又はその誘導体を含む組成物に関する。]
[0017] 本発明のある実施形態はまた、代謝異常を治療する又は予防する製品を調製するための少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸(DA)及び/又はその誘導体を含む組成物の使用にも関する。]
図面の簡単な説明

[0018] 高インスリン血症がインスリン抵抗性から耐糖能異常を導き、高血糖症が耐糖能異常から糖尿病を導く様子を示す。
C10非含有、CHO50%、タンパク質15%及び脂質35%プラス水;C10 23g、CHO50%、タンパク質15%及びC10DA35%(23g)プラス水又はC10 10g、CHO50%、タンパク質15%及び脂質35%プラスC10 10gプラス水を摂取した後の、健康な人における血漿グルコース及びインスリンの経時変化を示す。異なる食事の摂取は100分の時点において実施した。
C10非含有、CHO50%、タンパク質15%及び脂質35%プラス水;C10 23g、CHO50%、タンパク質15%及びC10DA35%(23g)プラス水又はC10 10g、CHO50%、タンパク質15%及び脂質35%プラスC10 10gプラス水を摂取した後の、T2D患者における血漿グルコース及びインスリンの経時変化を示す。異なる食事の摂取は100分の時点において実施した。
健康な対象における血漿セバケートの経時変化を報告する。
T2Dの対象における血漿セバケートの経時変化を報告する。]
[0019] 代謝異常は、例えば末梢のインスリン抵抗性、耐糖能異常及び糖尿病を含む。]
[0020] 中鎖ジカルボン酸は、好ましくは、C4〜C14ジカルボン酸からなる群より選択される。より好ましくは、中鎖ジカルボン酸は、C6〜C12ジカルボン酸からなる群より選択され、C6、C7、C8、C9、C10、C11及びC12ジカルボン酸を含む。例としては、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸がある。]
[0021] 最も好ましくは、アジピン酸(C6)、スベリン酸(C8)、セバシン酸(C10)、ドデカン二酸(C12)からなる群より選択される、天然の中鎖ジカルボン酸である。中鎖ジカルボン酸は、単独で又は2つ以上のジカルボン酸の混合物として使用することができる。]
[0022] 中鎖ジカルボン酸の誘導体は、例えば、水和、脱エステル化又は酸性化された後に中鎖ジカルボン酸を生成するすべての化合物を含む。中鎖ジカルボン酸の誘導体は、好ましくは、ジカルボン酸の塩の形態、好ましくはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム又はアミノ酸塩、及びジカルボン酸のエステル、好ましくはグリセリンエステル、特にトリグリセリド、又はエタノールエステルからなる群より選択される。]
[0023] 天然の中鎖ジカルボン酸及びその誘導体は本発明の目的において特に好ましい。天然の中鎖ジカルボン酸及びその誘導体は、天然の食料から単離されたものであってもよく、その故に、身体に通常非常によく許容される。さらに、天然の中鎖ジカルボン酸及びその誘導体は、大規模な精製工程を必要としないように、食料からの抽出物の形態で提供されてもよい。]
[0024] 本発明に従って投与される少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸又はその誘導体の量は特に制限されず、例えば、治療する患者の体重及び年齢、治療する患者の状態、特に健康状態並びに摂取された食物の量及び種類に依存しよう。]
[0025] 治療的な適用において、組成物は、疾患及び疾患の合併症の症状を少なくとも部分的に治す又は抑止するのに十分な量で投与される。その達成に十分な量は「治療的有効用量」と定義される。]
[0026] 予防的な適用において、本発明の組成物は、特定の疾患に罹患し易い又は特定の疾患のリスクがある患者に対して、障害が発病するリスクを少なくとも部分的に低減するのに十分な量で投与される。このような量は「予防的有効用量」と定義される。]
[0027] 本発明の組成物は、典型的には、治療的有効用量及び/又は予防的有効用量で使用される。こうした投薬量は当業者が決定することができる。]
[0028] 典型的には、少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸及び/又はその誘導体は、製品及び/又は組成物中に1日用量当たり0.5〜100gの範囲、好ましくは1日用量当たり1g〜50gの範囲、例えば1日用量当たり1g〜40gの範囲の量で存在してもよい。]
[0029] 本発明に従う使用によって調製される製品は、例えば、食品、補助食品(food supplement)、栄養補助食品(nutraceutical)、ペットフード又は医薬品であってもよい。また、本発明に従う使用によって調製される製品は、飲料又は化粧品であってもよい。]
[0030] 製品は、特に食品又は飲料である場合に、タンパク質源、炭水化物源及び/又は脂質源も含んでいてもよい。本発明者らは、この組成物を経口的に又は経腸的に非常に良好に適用することができることを見いだしている。親出願とは異なり、この組成物は、患者の皮膚に対する不必要な穿刺及びこれに関連するリスク、例えば感染を回避するという利点を有する。さらに、非経口用の組成物は通常は、保管中に凝固して注射後に患者に対し重度の健康上のリスクを招く可能性があるためにタンパク質源、炭水化物源及び脂質源を同時には含まないが、一方でこれは経口的な及び経腸的な適用形態では実現可能性が非常に高い。]
[0031] 本発明の製品は、栄養学的に完全な配合であってもよい。]
[0032] タンパク質源として、任意の適切な食餌性タンパク質、例えば動物性タンパク質(乳タンパク質、食肉タンパク質及び卵タンパク質等);植物性タンパク質(ダイズタンパク質、コムギタンパク質、コメタンパク質、及びエンドウマメタンパク質等);遊離アミノ酸の混合物;又はそれらの組み合わせを使用してもよい。カゼイン及びホエー等の乳タンパク質、及びダイズタンパク質が特に好ましい。タンパク質は、そのままでもよいし、加水分解されたもの、又はそのままのタンパク質とタンパク質加水分解物との混合物であってもよい。例えば牛乳アレルギーを発病するリスクがあると考えられる動物に対しては、タンパク質部分加水分解物(加水分解の程度2〜20%)を供給することが望ましい場合がある。タンパク質加水分解物が必要である場合には、加水分解プロセスを任意に、当技術分野で公知の通りに実施してもよい。例えば、1つ又は複数のステップによってホエー画分を酵素的に加水分解することによりホエータンパク質加水分解物を調製してもよい。出発原料として使用されるホエー画分がラクトースを実質的に含まない場合、加水分解プロセスの間にタンパク質がリシンブロックを受けることが格段に少ないということが見いだされている。これによって、リシンブロックの程度が総リシンの約15重量%からリシンの約10重量%未満に低減される;例えば約7重量%のリシンがタンパク質源の栄養価を顕著に改善する。]
[0033] 製品が脂肪源を含む場合、脂肪源は好ましくは組成物のエネルギーの5%〜40%、例えばエネルギーの20%〜30%を提供する。キャノーラ油、トウモロコシ油及び高オレイン酸ヒマワリ油の混合物を使用することにより適切な脂肪特性が得られる場合がある。脂肪源はまた、中鎖トリグリセリドの豊富なヤシ油又はパーム油を含んでいてもよい。]
[0034] 炭水化物源は、好ましくは、組成物のエネルギーの40%〜80%を提供してもよい。任意の適切な炭水化物、例えばスクロース、ラクトース、グルコース、フルクトース、固形コーンシロップ、マルトデキストリン、及びそれらの混合物を使用してもよい。]
[0035] また、必要であれば食物繊維を添加してもよい。食物繊維は酵素によって消化されずに小腸を通過し、天然の充填剤及び緩下剤として作用する。食物繊維は可溶性又は不溶性であってもよく、概して2種類の混合物が好ましい。食物繊維の適切な供給源は、大豆、エンドウマメ、オート麦、ペクチン、グアーガム、アラビアゴム、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、畜乳に由来するシアリルラクトース及びオリゴ糖を含む。好ましい繊維混合物は、イヌリンと短鎖フラクトオリゴ糖との混合物である。好ましくは、繊維が存在する場合には、繊維含有量は摂取される組成物の2〜40g/l、より好ましくは4〜10g/lである。]
[0036] また、組成物は、USRDA等の政府機関の推奨及びFSMP等の指針によれば、無機物並びに微量元素及びビタミン等の微量栄養素を含有してもよい。]
[0037] 例えば、組成物は、1つ又は複数の下記微量栄養素を1日用量当たり以下の範囲で含有してもよい:カルシウム300〜500mg、マグネシウム50〜100mg、リン150〜250mg、鉄5〜20mg、亜鉛1〜7mg、銅0.1〜0.3mg、ヨウ素50〜200μg、セレン5〜15μg、βカロテン1000〜3000μg、ビタミンC10〜80mg、ビタミンB1 1〜2mg、ビタミンB6 0.5〜1.5mg、ビタミンB2 0.5〜2mg、ナイアシン5〜18mg、ビタミンB12 0.5〜2.0μg、葉酸100〜800μg、ビオチン30〜70μg、ビタミンD1〜5μg、ビタミンE3〜10μg。]
[0038] 必要であれば1つ又は複数の食品級(food grade)の乳化剤、例えばモノ−及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、レシチンを組成物中に組み込んでもよい。]
[0039] 本発明の製品は、保護親水コロイド(ガム、タンパク質、加工デンプン等)、結合剤、皮膜形成剤、カプセル化剤/材料、壁/外皮材料、マトリックス化合物、被覆剤、乳化剤、界面活性剤、可溶化剤(油、脂肪、ロウ、レシチン等)、吸着剤、担体、増量剤(filler)、共化合物、分散剤、湿潤剤、加工助剤(溶媒)、流動剤、味のマスキング剤、増量化剤(weighting agent)、ゼリー化剤、ゲル形成剤、酸化予防剤及び抗菌剤をさらに含有してもよい。また、組成物は、水、任意の由来のゼラチン、植物ガム、リグノスルホン酸塩、タルク、糖、デンプン、アラビアゴム、植物油、ポリアルキレングリコール、着香料、防腐剤、安定剤、乳化剤、緩衝液、滑剤、着色料、湿潤剤、及び増量剤等を含むがこれらに限定されない、医薬品に使用される従来の添加剤及び佐剤、賦形剤及び希釈剤を含有してもよい。すべての場合において、このようなさらなる構成要素は、意図されるレシピアントに対する適合性を考慮して選択することができる。]
[0040] また、本発明に従う使用によって調製される製品は、少なくとも1種の食品級の細菌、特にプロバイオティクスを含んでもよい。]
[0041] 「食品級の細菌」は、食物に使用されていて、食物に使用することが安全であると一般的に考えられている細菌を意味する。プロバイオティクスは、十分な量で投与された場合にホストに対して健康上の利益を与える微生物である。]
[0042] 「プロバイオティクス」は、ホストの健康又は健康な状態に有益な効果を有する微生物の細胞の調製物又は微生物の細胞の構成要素を意味する(Salminen S、Ouwehand A.Benno Y.ら“Probiotics:how should they be defined”TrendsFood Sci.Technol.1999:10 107−10)。]
[0043] 腸内細菌叢の改変は肥満に関連すると考えられている。腸内細菌叢の変化は、肥満マウスにおいて、腸内の微生物叢の代謝能力に影響を及ぼし、これにより食餌からエネルギーを取り入れる能力が増大することが示されている(Turnbaugh PJら、Microbial ecology:human gut microbes associated with obesity.Nature.2006)。腸内の微生物叢のこのような改変は、肥満の病態生理学の一因となるということが提案されている。食物又は補助食品中に存在する有益な細菌であるプロバイオティクスは、腸内の微生物叢を改変することが知られる(Fuller R & Gibson GR、Modification of the intestinal microflora using probiotics and prebiotics.Scand J.Gastroenterol.1997)。]
[0044] 本発明の製品中に好ましく使用されるプロバイオティクスは、ビフィドバクテリウム属、ラクトバシラス属、ストレプトコッカス属及びサッカロミセス属又はそれらの混合物からなる群より選択されてもよく、特にBifidobacterium longum、Bifidobacterium lactis、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus johnsonii、Lactobacillus plantarum、Lactobacillus salivarius、Streptococcus faecium、Saccharomyces boulardii及びLactobacillus reuteri又はそれらの混合物からなる群より選択されてもよく、好ましくはLactobacillus johnsoniiNCC533(CNCM I−1225)、Bifidobacterium longum NCC490(CNCM I−2170)、Bifidobacterium longum NCC2705(CNCM I−2618)、Bifidobacterium lactis Bb12、Bifidobacterium lactis NCC2818(CNCM I−3446)、Lactobacillus paracasei NCC2461(CNCM I−2116)、Lactobacillus rhamnosus GG、Lactobacillus rhamnosus NCC4007(CGMCC 1.3724)、Enterococcus faeciumSF68(NCIMB 10415)及びそれらの混合物からなる群より選択されてもよい。]
[0045] また、プレバイオティクスを、例えば、プロバイオティクスの機能を補助するために、又はプレバイオティクス自身が消化作用に対して好ましい効果を有するという理由から添加してもよい。したがって、本発明に従う使用によって調製される製品は、少なくとも1つのプレバイオティクスをさらに含有してもよい。]
[0046] 「プレバイオティクス」は、腸内のプロバイオティクス細菌の成育を促進することを意図した食品物質を意味する。プレバイオティクスはプレバイオティクスを摂取する人の胃及び/又は腸の上部内で分解されない又はプレバイオティクスを摂取する人のGI管内で吸収されないが、胃腸内微生物叢及び/又はプロバイオティクスによって発酵する。プレバイオティクスは、例えばGlenn R.Gibson及びMarcel B.Roberfroid、Dietary Modulation of the Human Colonic Microbiota:Introducing the Concept of Prebiotics、J.Nutr.1995 125:1401−1412によって定義される。]
[0047] 好ましくは、プレバイオティクスは、任意にガラクトース、マンノース、大豆及び/又はイヌリンを含有するオリゴ糖、食物繊維、或いはそれらの混合物からなる群より選択されてもよい。]
[0048] 好ましくは、本発明に従う使用によって調製される製品は、前糖尿病の又は糖尿病の対象に投与される。]
[0049] インスリン抵抗性は、グルコースの取り込みに対するインスリンの作用に対して末梢組織(例えば、筋肉、肝臓、脂肪組織)が感受性でないことを表す。インスリン抵抗性を補填するために、膵臓は、細胞が十分に誘発されてグルコースを吸収できるようにするためにさらに多くのインスリンを放出する。これによって血漿インスリン値が高くなる(高インスリン血症)。正常血糖の人におけるインスリン抵抗性は、空腹時血漿インスリン値≧16.7mU/lとして定義される(Ascaso JFら、Diabetes Care.2003:3320−5)。]
[0050] 前糖尿病は、空腹時血糖異常及び耐糖能異常を特徴とする。血中グルコースの制御の欠如がある時点で現われ始め、その結果として耐糖能異常(IGT)又は空腹時血糖異常(IFG)となり、最終的にはT2Dとなる場合がある。したがって、IGT及びIFGは、正常なグルコース恒常性と糖尿病との中間の代謝状態を指す。IFGは、空腹時血糖値6.1〜7.0mmol/Lとして定義される。IGTは、グルコース75gを含有するグルコース飲料を投与して2時間後の血糖値が7.8〜11.1mmol/Lである場合を示す。]
[0051] 糖尿病は、身体がインスリンを産生又は使用できないことに起因する高い血中グルコース値を主な特徴とする代謝状態である。7.8mmol/Lを超える空腹時血糖値又は11.1mmol/Lを超える血糖値は糖尿病であることを示す。]
[0052] この点に関し、図1について記載する。] 図1
[0053] インスリン依存性糖尿病とも称される1型糖尿病(T1D)は、身体の防御系がインスリン産生細胞を攻撃する自己免疫疾患反応によって引き起こされる。T1Dを有する人は、インスリンをわずかに産生するかインスリンを全く産生しない。]
[0054] 最も一般的な型(糖尿病全体の約90%)である2型糖尿病(T2D)は、特に腹部中に蓄積された、過剰な体脂肪に強く関連している。]
[0055] 本発明に従う使用によって調製される製品は、食中又は食後に投与される場合に特に効果的であると考えられている。言うまでもなく、本発明に従う使用によって調製される製品は、食事の一部であってもよく、又は食事の全体であってもよい。食後とは、食事の終了後1時間以内、好ましくは30分以内、より好ましくは15分以内を意味する。]
[0056] 予想外なことに、本発明者らは、本発明に従う使用によって調製される製品が身体に対していくつかの有益な効果を有することを見いだした。]
[0057] 治療された対象は、食後血糖の有意な減少を示した。治療された対象のインスリン分泌率が著しく減少した。また、内因性グルコース産生及び糖新生も減少した。同時に、食後のグルコースクリアランスの有意な増加が観察された。]
[0058] したがって、本発明に従う使用によって調製される製品を、高血糖症を治療する又は予防するために使用してもよい。いくつかの障害が高血糖症に関連する。したがって、これらの障害についても本発明に従う使用によって治療又は予防することができ、例えば、腎障害、網膜症、心臓及び心臓血管疾患を本発明に従う使用によって予防することができる。]
[0059] 本発明に従って調製される製品を、さらに、グルコースクリアランスを改善するために使用してもよい。また、本発明に従って調製される製品を、肝臓のグルコース産生を少なくとも部分的に阻害するために及び/又は内因性グルコース産生を減少させるために使用してもよい。]
[0060] 本発明のさらなる実施形態は、糖尿病、特に1型糖尿病及び2型糖尿病を治療する又は予防するための製品の使用に関する。]
[0061] 本発明のさらなる実施形態は、少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸又はその誘導体が添加された組成物、特に食品組成物に関する。本発明に従う使用に関する上述の特徴はいずれも、本発明の組成物に対して同様に適用してもよい。特に、本発明の組成物は、任意にプロバイオティクスを含有してもよい。さらに、本発明の組成物は、プレバイオティクスを含有してもよい。]
[0062] 本明細書中に記載されたすべての特徴を、開示される本発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に併用できるということは、当業者には明らかである。特に、本発明に従う使用に関して記載されたすべての特徴は、本発明中に記載される組成物にも適用され、逆の場合も同じである。]
[0063] 本発明のさらなる実施形態及び利点は、下記例及び図から明白となる。]
[0064] T2Dの対象及び健康な志願者において、食後の血糖、肝臓の糖新生及びグリコーゲン分解に対するセバシン酸の経口摂取による急性効果を、朝食時に混合食を摂取させる間に試験した。]
[0065] 2型糖尿病の患者及び健康な対象は、下記表1中に報告されるように性別分布、年齢、及び体格指数の点で釣り合っていた。]
[0066] 対象は下記配合の食事を摂取した。
C10非含有群(対照群):CHO50%、タンパク質15%及び脂質35%プラス水
C10 23g群:CHO50%、タンパク質15%及びC10DA35%(23g)プラス水
C10 10g群:CHO50%、タンパク質15%及び脂質35%プラスC10 10gプラス水]
[0067] T2Dの対象(n=10)で認められたクロスオーバー単盲検パイロット試験の結果]
[0068] 食後において以下の有意な減少:
・血糖症曲線下面積(AUC)について、C10DA10gの食事による有意な減少(−17%)及びC10DA23gの食事による有意な減少(−16%)
・インスリン分泌率について、C10DA23gの食事による有意な減少(−35%)
・内因性グルコース産生について、C10DA10gの食事による有意な減少(−10%)及びC10DA23gの食事による有意な減少(−9%)
・糖新生(%)について、C10DA10gの食事による有意な減少(−2.1%)及びC10DA23gの食事による有意な減少(−2.3%)]
[0069] 食後において以下の有意な増加:
・グルコースクリアランスについて、C10DA10gの食事による有意な増加(+12.6%)及びC10DA23gの食事による有意な増加(+8.2%)
を示した。]
[0070] 健康な対象(n=10)においては、食後のインスリン血症AUCのみが有意に減少した(−38%;セバシン酸23g)。]
[0071] T2D患者において、図3中に示すように、血漿グルコース及び血漿インスリンの各々の経時変化に対するC10の効果がより顕著であった。] 図3
[0072] 図4は、健康な対象における血漿セバケートの経時変化を報告する。実験開始から320分後に、即ちC10を強化した食事を摂取して200分後に最高に達した。C10は、C10 23g摂取に遅れて(40分間の遅延)最高に達した。] 図4
[0073] 図5は、T2Dの対象における血漿セバケートの経時変化を報告する。血漿C10の濃度は、対照において達した値の約1.5倍高い値まで上昇したが、最高に達する時間は同様であった。もう1つ異なる点としては、糖尿病においては2つの曲線(10g及び23g)が上限320分間にわたって部分的に重なり、その後C10の濃度が、C10 10gを摂取させた患者よりもC10 23gを摂取させた患者においてよりゆっくりと下降した。] 図5
[0074] 表2は、食後のインスリン曲線下面積(AUC)、グルコースAUC及びインスリン分泌率(ISR)に対する平均値及び平均の標準誤差(SEM)の概要を示す。グルコースAUCは、C10 10gを含有する食事の後、糖尿病の患者において有意に低かった。]
[0075] ISRは、脂質をC10 23gで置き換えた食事の後で、健康な対象及び糖尿病の患者の両方において有意に減少した。]
[0076] 表3は、健康な対象及び2型糖尿病の患者の両方についての、内因性グルコース産生(EGP)、重水素化されたグルコースの総出現率(Ra)、糖新生(GNG)及びグルコースクリアランスを報告する。2型糖尿病において、標準食と比較して、C10強化食の後でEGPが有意に減少した。GNGは、標準的な試験食の後、健康な対象と比較して糖尿病の患者において高かったが、それは、両方のC10強化食の後で有意に減少した。C10摂取は、健康な対象において及び糖尿病の患者においてグルコースクリアランスを有意に改善した。]
[0077] T2Dの対象において、エネルギーバランスのとれた混合食の後で血漿グルコース濃度を低下させるというセバシン酸の効果についての説明として考えられるのは、C10DAは、組織によるグルコースの取り込みを改善し(高いグルコースクリアランスによって示されるように)、肝臓におけるグリコーゲンとしてのグルコースの貯蔵を増加させるようであり、また、肝臓によるグルコース放出を減少させるというものである。関連として、この効果は、C10DA10gを投与した後においても、さらには試験食中に脂質が存在する場合であっても観察される。]
実施例

[0078] 中鎖DAを含有する典型的な栄養上の配合は、成人一食当たりDAを1〜30gを含有してもよい。]
权利要求:

請求項1
代謝異常を治療する又は予防する製品を調製するための、少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸及び/又はその誘導体を含む組成物の使用。
請求項2
製品が食品、補助食品、栄養補助食品、ペットフード又は医薬品である、請求項1に記載の使用。
請求項3
製品が、タンパク質源、炭水化物源及び/又は脂質源をさらに含み、経口的に又は経腸的に適用するためのものである、請求項1又は2に記載の使用。
請求項4
中鎖ジカルボン酸が、アジピン酸(C6)、スベリン酸(C8)、セバシン酸(C10)、ドデカン二酸(C12)、及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
請求項5
中鎖ジカルボン酸の誘導体が、ジカルボン酸の塩の形態、好ましくはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム又はアミノ酸塩、及びジカルボン酸のエステル、好ましくはグリセリンエステル、特にトリグリセリド、又はエタノールエステルからなる群より選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
請求項6
少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸又はその誘導体が製品中に1日用量当たり1g〜50gの量である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用。
請求項7
製品が少なくとも1種の食品級の細菌、特にプロバイオティクスを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
請求項8
プロバイオティクスが、ビフィドバクテリウム属、ラクトバシラス属、ストレプトコッカス属及びサッカロミセス属又はそれらの混合物からなる群より選択され、特にBifidobacteriumlongum、Bifidobacteriumlactis、Lactobacillusacidophilus、Lactobacillusrhamnosus、Lactobacillusjohnsonii、Lactobacillusplantarum、Lactobacillussalivarius、Streptococcusfaecium、Saccharomycesboulardii及びLactobacillusreuteri又はそれらの混合物からなる群より選択され、好ましくはLactobacillusjohnsoniiNCC533(CNCMI−1225)、BifidobacteriumlongumNCC490(CNCMI−2170)、BifidobacteriumlongumNCC2705(CNCMI−2618)、BifidobacteriumlactisBb12、BifidobacteriumlactisNCC2818(CNCMI−3446)、LactobacillusparacaseiNCC2461(CNCMI−2116)、LactobacillusrhamnosusGG、LactobacillusrhamnosusNCC4007(CGMCC1.3724)、EnterococcusfaeciumSF68(NCIMB10415)及びそれらの混合物からなる群より選択されることを特徴とする請求項7に記載の使用。
請求項9
製品が少なくとも1つのプレバイオティクスを含有し、前記プレバイオティクスは、好ましくは任意にガラクトース、マンノース、大豆及び/又はイヌリンを含有するオリゴ糖、食物繊維、或いはそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の使用。
請求項10
製品が前糖尿病の又は糖尿病の対象に投与される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の使用。
請求項11
製品が食中又は食後に投与される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の使用。
請求項12
高血糖症を治療する若しくは予防するための、グルコースクリアランスを改善するための及び/又はインスリン感受性を改善するための請求項1〜11のいずれか一項に記載の使用。
請求項13
肝臓のグルコース産生を阻害するための、内因性グルコース産生を減少させるための、並びに/或いは、糖尿病、特に1型糖尿病及び2型糖尿病を治療する若しくは予防するための、請求項1〜12のいずれか一項に記載の使用。
請求項14
腎障害、網膜症、並びに、心臓及び心臓血管疾患等の高血糖症に関連する障害を治療する又は予防するための請求項1〜13のいずれか一項に記載の使用。
請求項15
少なくとも1つの中鎖ジカルボン酸及び/又はその誘導体が添加され、任意にプロバイオティクス、さらに任意にプレバイオティクスを含む食品組成物。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
JP6416308B2|2018-10-31|プレバイオティクスとしての、精製された2’−フコシルラクトース、3−フコシルラクトース、およびラクトジフコテトラオースの使用
JP6205003B2|2017-09-27|Nutritional composition for promoting gut microbiota balance and health
US9247764B2|2016-02-02|Nutritional composition containing oligosaccharide mixture
ES2770401T3|2020-07-01|Probiotic compositions for the treatment of obesity and obesity-related conditions
US9943556B2|2018-04-17|Synbiotic mixture
El Sohaimy2012|Functional foods and nutraceuticals-modern approach to food science
EP1638414B1|2009-06-17|Infant or follow-on formula
EP2129386B1|2014-04-16|Probiotics for reduction of risk of obesity
EP1313376B1|2005-12-21|Nutritional composition
TWI494114B|2015-08-01|鼠李醣乳酸桿菌gg|於治療、預防或減輕全身性發炎之用途
CN103734746B|2017-01-11|天冬氨酸用于调节血中葡萄糖水平的用途
JP5118125B2|2013-01-16|高カロリーの栄養補助食品
Cerdó et al.2019|The role of probiotics and prebiotics in the prevention and treatment of obesity
RU2456008C2|2012-07-20|Синбиотик для улучшения кишечной микробиоты
CA2542652C|2014-05-13|Nutritional composition against side effects of chemotherapy or radiotherapy
ES2272715T3|2007-05-01|Un sistema de fibras de viscosidad inducida controlada por acido y utilizacion de este sistema.
RU2442602C2|2012-02-20|Питательные композиции на основе экстракта тоути и способы их применения
US20130224168A1|2013-08-29|Lactobacillus rhamnosus and weight control
NL2004200C2|2011-08-08|Use of sialyl oligosaccharides in weight management.
US9144250B2|2015-09-29|Nutritional formulation for promoting catch-up growth
US10391141B2|2019-08-27|Composition comprising hydrolysed proteins and oligosaccharides for treating skin diseases
Aluko2012|Functional foods and nutraceuticals
RU2350124C2|2009-03-27|Питательная композиция для улучшения состояния кожи и предотвращения кожных заболеваний
Florowska et al.2016|Prebiotics as functional food ingredients preventing diet-related diseases
EP2123168B1|2011-12-21|Lactobacillus paracasei and weight control
同族专利:
公开号 | 公开日
JP5462191B2|2014-04-02|
MX2010009883A|2010-10-08|
CA2718007A1|2009-09-17|
PT2100604E|2012-07-24|
EP2100604B1|2012-07-04|
ZA201007212B|2012-03-28|
RU2445955C1|2012-03-27|
CN105456242A|2016-04-06|
TW200944196A|2009-11-01|
ES2390620T3|2012-11-14|
CN101959512A|2011-01-26|
US20110002900A1|2011-01-06|
US20150125426A1|2015-05-07|
AU2009224732A1|2009-09-17|
AU2009224732B2|2014-08-21|
EP2100604A1|2009-09-16|
AR070869A1|2010-05-12|
DK2100604T3|2012-07-23|
CA2718007C|2013-06-18|
US8962689B2|2015-02-24|
BRPI0909835A2|2015-10-06|
WO2009112455A1|2009-09-17|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-11-28| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121127 |
2013-02-28| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130227 |
2013-05-08| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130507 |
2013-09-10| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130909 |
2013-10-29| A911| Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20131028 |
2013-11-20| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
2013-12-10| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131209 |
2014-01-06| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-01-15| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140114 |
2014-01-23| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140116 |
2014-01-24| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2017-01-10| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2018-01-24| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]