![]() 中間体、およびその中間体を用いる(3−トリフルオロメチルスルホニル)−n−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3イル−ピリミジン−2イルアミノ)−フェニル]ベンズアミドの調製方法
专利摘要:
この発明は、4−メチル−2−ニトロ−アニリン(式(II))から開始して、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド(式(III))、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(IV))および(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(V))の中間体を介する、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3イル−ピリミジン−2イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミド(式(I))の調製方法に関する。この発明は、さらに、これらの中間体の調製方法にも関する。AN−024としても知られる式(I)の化合物は次のとおりである: 公开号:JP2011513379A 申请号:JP2010549211 申请日:2009-03-02 公开日:2011-04-28 发明作者:アディバトラ・カリ・サトゥヤ,ブジャンガ・ラオ;コムペラ,アマラ・キシャン;ベンカイア・チョウダーリ,ナンナパネニ;ラチャコンダ,スリーニバス 申请人:ナトコ ファーマ リミテッド; IPC主号:C07D401-04
专利说明:
[0001] この出願は、2009年3月2日に、米国を除くすべての国の指定に対する出願人は、インド国籍企業であるナトコファーマ リミテッド(Natco Pharma Limited)の名の下に、米国のみの指定に対する出願人は、インド国民である、アマラ・キシャン・コムペラ(Amala kishan Kompella)、ブジャンガ・ラオ・アディバトラ・カリ・サトゥヤ(Bhujanga rao Adibhatla Kali Satya)、スリーニバス・ラチャコンダ(Sreenivas Rachakonda)、およびナンナパネニ・ベンカイア・チョウダーリ(Nannapaneni Venkaiah Chowdary)の名の下に、PCT国際特許出願として出願され、2008年3月4日に出願された米国特許出願第12/042,240号に対する優先権を主張する。] [0002] この発明は、4−メチル−2−ニトロ−アニリン(式(II))から開始して、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド(式(III))、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(IV))および(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(V))の中間体を介する、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3イル−ピリミジン−2イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミド(式(I))の調製方法に関する。この発明は、さらに、これらの中間体の調製方法にも関する。AN−024としても知られる式(I)の化合物は次のとおりである:] [0003] ] 背景技術 [0004] 式(I)の(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3イル−ピリミジン−2イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミドの調製、および、特に抗腫瘍薬としてのその使用が、2007年10月4日に公開されたUS2007/0232633の実施例13および多数の他の国々における対応出願(PCT/IN2005/000243)において記載されている。] [0005] 社会および医療産業用の抗腫瘍薬としての(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3イル−ピリミジン−2イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミド(式(I))の有用性に鑑み、式(I)の化合物の調製方法が開発された。] 課題を解決するための手段 [0006] この発明は、中間体の調製、およびそれらの中間体を用いる式(I)の3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3イル−ピリミジン−2イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミドの調製方法に関する。式(I)の(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3イル−ピリミジン−2イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミドは増殖阻害(たとえば抗腫瘍)薬である。] [0007] 従って、この発明は、(下にスキームIで示されるように)、 (a)(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリド(式(VI))を提供するか、または従来の方法によってそれを調製するステップ; (b)4−メチル−2−ニトロ−アニリン(式(II))と、式(XI)の化合物を、アルカリ水溶液を添加して塩化炭化水素溶媒中、約30℃から約40℃で縮合させることにより、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド(式(III))を得るステップ; (c)式(III)の化合物を、約0℃から約5℃で約3〜約4時間、塩化第一スズ/濃塩酸で還元して、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(IV))を得るステップ; (d)式(IV)の化合物とシアナミド溶液を、n−ブタノール溶媒中、約90℃から約95℃で縮合させて、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(V))を得るステップ;および (e)式(V)の化合物と式(VII)の化合物を、塩基の存在下、還流温度で縮合させて、式(I)の化合物を得るステップ を含む、式(I)の化合物の調製方法を提供する。] [0008] ある実施形態では、この発明は、 (a)(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリド(式(VI))を提供するか、または従来の方法によってそれを調製するステップ;および (b)4−メチル−2−ニトロ−アニリン(式(II))と、式(VI)の化合物を、アルカリ水溶液を添加して塩化炭化水素溶媒中、約30℃から約40℃で縮合させることにより、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド(式(III))を得るステップ を含む、式(III)の化合物の調製方法を提供する。] [0009] ある実施形態では、この発明は、 (a)(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリド(式(VI))を提供するか、または従来の方法によってそれを調製するステップ; (b)4−メチル−2−ニトロ−アニリン(式(II))と、式(VI)の化合物を、アルカリ水溶液を添加して塩化炭化水素溶媒中、約30℃から約40℃で縮合させることにより、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド(式(III))を得るステップ;および (c)式(III)の化合物を、約0℃から約5℃で約3〜約4時間、塩化第一スズ/濃塩酸で還元して、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(IV))を得るステップ を含む、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(IV))の化合物の調製方法を提供する。] [0010] ある実施形態では,この発明は、 (a)(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリド(式(VI))を提供するか、または従来の方法によってそれを調製するステップ; (b)4−メチル−2−ニトロ−アニリン(式(II))と、式(VI)の化合物を、アルカリ水溶液を添加して塩化炭化水素溶媒中、約30℃から約40℃で縮合させることにより、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド(式(III))を得るステップ; (c)式(III)の化合物を、約0℃から約5℃で約3〜約4時間、塩化第一スズ/濃塩酸で還元して、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(IV))を得るステップ;および (d)式(IV)の化合物とシアナミド水溶液を、n−ブタノール溶媒中、約90℃から約95℃で縮合させて、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(V))を得るステップ を含む、N−{2−(4−メチルピペラジノメチル)ベンゾイルアミド]−5−メチル}グアニジン塩酸塩(式(V))の化合物の調製方法を提供する。] 図面の簡単な説明 [0011] K562細胞をさまざまな濃度のAN024(1〜l0μg/ml)で処置した。細胞溶解物を集めてウエスタンブロット解析を標準的試験計画書に従って行なった。BCR−Abl、CrkおよびStat5AY694/699の発現レベルを測定した(実施例1)。 K562移植ヌードマウスにおける、AN−024およびイマチニブの経口投与による脾臓肥大の減少(実施例2)。脾臓肥大を目視検査で判断し、対照群マウスは、K562細胞内局在化を示す脾臓肥大を示すと判断した。AN024で処置された細胞は脾臓肥大を示さなかったが、イマチニブで処置されたマウスは僅かな脾臓肥大を示した。 K562lucヒト白血病細胞を移植され、AN024で処置されたヌードマウスにおけるルシフェラーゼ発現の減少(実施例4)。1mg/kgの濃度のAN024は、ルシフェラーゼ発現の減少を引き起こさなかったが、5mg/kg、10mg/kgおよび20mg/kg濃度は、ルシフェラーゼ発現の減少を引き起こした。 K562lucヒト白血病細胞を移植され、イマチニブで処置されたヌードマウスにおけるルシフェラーゼ発現の減少(実施例4)。1mg/kg濃度のイマチニブ投与は、ルシフェラーゼ発現の減少を引き起こさなかったが、10mg/kgおよび20mg/kgは、ルシフェラーゼ発現の遅延を示した。 対照薬ダサチニブを使用した、図3Aおよび図3Bで示されたものと類似の研究結果である。Baf3突然変異細胞(wt、T315I、M351TおよびE255K)を移植されたヌードマウスにおけるダサチニブの経口(or)投与による芽細胞数の減少のグラフ表示である(実施例6)。 図3Aおよび図3Bで示されたものと類似の研究結果である。Baf3突然変異細胞(wt、T315I、M351TおよびE255K)を移植されたヌードマウスにおけるイマチニブの経口(or)投与による芽細胞数の減少のグラフ表示である(実施例6)。 図3Aおよび図3Bで示されたものと類似の研究結果である。Baf3突然変異細胞(wt、T315I、M351TおよびE255K)を移植されたヌードマウスにおけるAN−024の経口(or)投与による芽細胞数の減少のグラフ表示である(実施例6)。 放射線照射有りおよび無しでの、所定濃度のAN−024の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitroマトリゲル浸潤アッセイ(実施例7)。 放射線照射有りおよび無しでの、所定濃度のAN−024の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitroマトリゲル浸潤アッセイ(実施例7)。 放射線照射有りおよび無しでの、所定濃度のAN−024の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitro血管新生アッセイ(実施例7)。 放射線照射有りおよび無しでの、所定濃度のAN−024の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のウエスタンブロット解析(実施例7)。 K5621uc移植マウスの、AN024、AN019またはイマチニブでの処置後のルシフェラーゼ発現。 AN024またはAN019での処置後、58日目で治癒した動物の数。薬物治療を42日目で中止し、動物は、AN024およびAN019での処置後、薬物治療の中止後において、治療効果を示し続けた(実施例8)。 示された日において動物から得られた血液塗抹標本からの芽細胞数。薬物治療は42日目で中止した。AN024およびAN019は、薬物治療の中止後において、有効性を示した。イマチニブは効果がないことが分かった(実施例8)。 放射線照射(5Gy)有りおよび無しで、TMZ、AN024またはAN019での処置後のヌードマウスにおける頭蓋内腫瘍の半定量分析(実施例9)。 放射線処置無しでの、AN−024での薬物治療後において頭蓋内腫瘍が無いことを示すヌードマウスのグラフ表示(実施例9)。] 図3A 図3B [0012] この発明の詳細な説明 この発明による式(I)の化合物の調製のための反応スキームを、スキーム−1に示す。] [0013] ] [0014] スキーム1の反応の実施形態において、ステップ1では、アルカリは水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、たとえば水酸化カリウムであってよい。この反応は、塩化メチレンまたはクロロホルム等の塩化炭化水素、たとえばクロロホルム中で行なうことができる。温度は約30〜約40℃の範囲であってよい。] [0015] 実施形態において、ステップ2での還元は、濃塩酸溶媒中、6モルの塩化第一スズを用いて達成することができる。実施形態において、ステップ3で使用される溶媒はn−ブタノールであってよい。実施形態において、この発明のステップ4は、n−ブタノール存在下、水酸化ナトリウムを用いて行なうことができる。] [0016] 2007年3月5日出願の米国特許出願11/714,565(米国公開番号US2007/0232633、2007年10月4日に公開)、および2005年7月19日出願のPCT出願PCT/IN2005/000243(PCT公開番号WO2006/027795、2006年3月16日に公開)の開示の全体をここに引用により援用する。] [0017] この発明の実施形態は以下の実施例において述べられるが、それらはこの発明を例示するためにのみ提供され、したがって、それらはこの発明の範囲を限定するように解釈されるべきではない。] [0018] 式I(開発コード(AN−024)によって示される)のこの発明の化合物は、有効な抗増殖(たとえば抗腫瘍)活性を示すと分かった。この抗増殖活性はこのクラスの既存の承認薬のいくつかよりも優れている。開発コードAN−019は、本発明者らによって別記された同じクラスの別の化合物を指す。この発明の化合物のバイオ効能および活性を、この研究の陽性対照群とされるイマチニブメシラートおよびダサチニブ等の承認薬と比較した。「イマチニブメシラート」はこの研究では「イマチニブ」と短縮して呼ばれる。] [0019] 実施例1−k562細胞を移植されたヌードマウスにおけるAN−024の抗CML活性の確立(図−1) AN−024でのin vitro研究 BCR−Abl、Crkおよびphospho Stat5AY694/699の発現レベルを、12時間、さまざまな濃度のAN024(1μg/ml、2.5μg/ml、5μg/mlまたはl0μg/ml)で処置されたK562細胞のウエスタンブロット解析によって測定した。BCR−Abl、Crkおよびphospho Stat5AY694/699タンパク質レベルは用量依存的態様で減少したことが観察された。] [0020] ウエスタンブロット解析 K562細胞を、1μg/ml、2.5μg/ml、5μg/mlまたはl0μg/mlのAN024で処置した。12時間後、細胞を集めて、全細胞溶解物を、トリス[0.1M、pH7.5]、トリトン−X114(1.0%)、EDTA(10mM)、アプロチニンおよびフッ化フェニルメチルスルホニルを含有する抽出バッファ中で調製した。これらのサンプルからの10μgのタンパク質を非還元条件の下で12%SDS−PAGEによって分離し、ニトロセルロースメンブレン(Schleicher & Schuell, Keene, NH)に移した。メンブレンを、標準試験計画書に従って、BCR−Abl、Crkおよびphospho Stat5AY694/699に対する抗体で2時間プローブした。その後、メンブレンを、PBSで3回洗浄して過剰な一次抗体を除去し、必要とされる、適切な第2の、HRP共役抗体でインキュベートし、次いで、強化化学ルミネセンス試験計画書(Amersham, Arlington Heights,IL)に従って現像した。] [0021] MTT細胞増殖アッセイ K562細胞を、さまざまな濃度のAN024(1μg/ml、2.5μg/ml、5μg/mlまたはl0μg/ml)で24時間処置し、それに続いて、MTTアッセイを行なって、処置された細胞の増殖能の指標を測定した。アッセイは製造元の指示書(Chemicon Temecula, CA)による標準試験計画書に基づいて行なわれた。光学濃度は570nmで測定され、グラフに表わされた。吸収度は、存在する細胞の数および測定された生細胞の数に正比例した。] [0022] AN024は用量依存的態様でBCR−Ablキナーゼ活性を阻害した。 図1は、この試験の結果を示す。K562細胞は、さまざまな濃度(l〜10μg/ml)のAN024で処置された。細胞溶解物を集め、ウエスタンブロット解析を標準試験計画書に従って行なった。BCR−Abl、CrkおよびStat5AY694/699の発現レベルを測定した。] 図1 [0023] 実施例2−K562細胞を移植されたヌードマウスのAN024注入は脾臓肥大を示さず、Crk発現はまったくない(図−2) K562細胞を移植されたヌードマウスを、腹腔内注射によりイマチニブまたはAN024で処置した。百分率白血病成長指数(percent leukemia growth index(LGI))の減少が観察された後、マウスを犠牲にして、脾臓を摘出した。脾臓肥大を目視検査によって判断し、対照群マウスはK562細胞内局在化を示す脾臓肥大を示したと判断した。AN024で処置された細胞は脾臓肥大を示さなかったが、イマチニブで処置されたマウスは僅かな脾臓肥大を示した。これらの結果を図2に示す。] 図2 [0024] Crkタンパク質の存在に対して免疫プローブされた脾臓のパラフィン切片は、対照群マウスにおいてK562局在化を示す増加した細胞密度を伴うCrk発現の強い局在化を示した。AN−024処置されたマウスは、陰性対照群と類似する、基礎レベルのCrk発現を示しただけであった。イマチニブ処置されたマウスは、脾臓におけるK562細胞を示す、Crk発現の局所的な発現領域を示した。対照群マウスは、さらに、K562細胞の存在を示す、Crk発現を示すランダムな皮下腫瘍を生じさせた。] [0025] これらの結果から、AN024処置がヌードマウスにおけるLGIの後退を引き起こしたことは明白である。イマチニブ処置されたマウスも、LGIの有意な減少を示したが、AN−024処置マウスに遅れをとった。AN024処置されたマウス、およびイマチニブ処置されたマウスは、両方とも、異常な、生理学的な、表現型異常または行動異常を示さなかった。対照群マウスは、皮膚の下の赤みがかった斑点および腹部の僅かな肥大を伴って、指の損失を伴うランダムな皮下腫瘍の存在を示した。これらの結果から、白血病の治療用の治療薬としてAN−024が有望であることは明白である。] [0026] 実施例3−Baf3イマチニブ耐性ネズミCML細胞株を用いるin vivo研究 AN0l9およびAN024のin vivo抗白血病活性を判断するために、ヌードマウスに、Baf3ネズミ白血病細胞(Wt、T315I、M351TおよびE225K)を腹腔内移植し、移植の15日後に、マウスを、強制経口投与または腹腔内注射によって、イマチニブ(10mg/kg)、AN019(20mg/kg)およびAN024(20mg/kg)で処置した。血液塗抹標本を尾静脈または大腿静脈から6日おきに得、芽細胞を数えて、グラフに表わした。] [0027] イマチニブ(10mg/kg)、AN019(20mg/kg)またはAN024(20mg/kg)で処置されたBaf3Wt移植マウスの血液塗抹標本は、42日後において、正常な対照群と同様であった。] [0028] イマチニブ(10mg/kg)、AN019(20mg/kg)またはAN024(20mg/kg)で処置されたBaf3T315I移植マウスの血液塗抹標本は、AN024およびAN019で処置されたマウスにおいて芽細胞数の有意な減少を示した。イマチニブの経口投与で処置されたマウスは、芽細胞数の減少を示さず、処置していない対照群およびBaf3M351T移植マウスと同様であった。] [0029] Baf3E255Kを移植されたマウスも、Baf3M351TおよびBaf3T315I移植マウスと同様に振舞った。] [0030] Baf3突然変異細胞Wt、E255K、T315IおよびM351Tを移植されたヌードマウスを、イマチニブ、AN019およびAN024で(経口および腹腔内で)処置した。簡潔に言うと、マウスは、移植後15日で、強制経口投与または腹腔内注射によって、イマチニブ(10mg/kg)、AN019(20mg/kg)およびAN024(20mg/kg)で処置された。腹部膨満および活動の減少を毎日監視し、血液塗抹標本を6日おきに尾静脈または大腿静脈から得て、標準試験計画書に従ってH&E染色した。移植の42日後に、マウスを犠牲にして、脾臓を摘出した。脾臓肥大が判断され、血液塗抹標本の芽細胞数と関連付けられた。] [0031] 結果 芽細胞数の顕微鏡測定 尾静脈または大腿静脈からの血液を、Baf3細胞移植マウスから6日おきに42日目まで得た。移植後15日目に、マウスを、先に述べたように(経口および腹腔内で)イマチニブ、AN019およびAN024で処置した。Baf3Wt移植マウスでは、芽細胞数の漸進的な減少がすべての処置条件において観察されたことが観察された。Baf3M351T、T315IおよびE225Kは、イマチニブ処置に十分に応答しなかった。イマチニブの経口投与は、Baf3M351T、T315IおよびE225K移植マウスにおいて有意な効果はなかった。全体的な腹腔内処置AN024およびAN019は、すべてのBaf3移植マウスにおいて芽細胞数を減少させることにおいて、有意に、より優れていた。] [0032] Baf3Wt移植マウスにおけるAN019処置は、白血病芽細胞の完全な退行を引き起こし、処置していない対照群と類似した。腹腔内処置は経口処置より優れていた。Baf3 M351T、T315IおよびE225K移植マウスにおけるAN019処置は、芽細胞数の有意な減少を示し、42日目において腹腔内処置されたマウスにおける移植後12日目と類似した。また、腹腔内処置されたマウスは、経口処置されたマウスより芽細胞の大きな退行を示した。Baf3 M351T、T315IおよびE225K移植マウスにおけるAN024処置は、芽細胞数の有意な減少を示し、42日目においてAN019処置より優れていた。また、腹腔内処置されたマウスは、経口処置されたマウスより芽細胞の大きな退行を示した。] [0033] 実施例4−K562正常/Lucヒト白血病細胞を移植されたヌードマウスの、低用量のAN024、AN019およびイマチニブでの、応答(図3Aおよび図3B) AN019、AN024およびイマチニブの経口投与] 図3A 図3B [0034] ] [0035] ヌードマウス(nu/nu)に、K562細胞(1x106)正常/lucを、尾静脈を介して移植した。1つの群につき5匹のマウスを使用し、24の群と2つの対照群とに分けた。すべての群にK562正常/luc細胞を移植した。24の群のうち、12の群をルシフェラーゼ研究に用い、他の12の群は血液塗抹標本数研究に用いられた。] [0036] 薬剤は、先に提案されたように、強制経口投与によって投与された(水性懸濁液における2%アラビアゴムおよび2%SLS)。] [0037] 結果 K562 lucヒト白血病細胞を移植されたヌードマウスにおけるAN024(1mg/kg、5mg/kg、10mg/kgおよび20mg/kg)の経口投与は、より高い濃度において、白血病退行をもたらす結果となった。1mg/kgのAN024濃度は、ルシフェラーゼ発現の減少を引き起こさなかったが、5mg/kg、10mg/kgおよび20mg/kgの濃度は、ルシフェラーゼ発現の減少を引き起こした。] [0038] K562 lucヒト白血病細胞を移植されたヌードマウスにおけるイマチニブ(1mg/kg、5mg/kg、10mg/kgおよび20mg/kg)の経口投与は、より高い濃度において、白血病退行をもたらす結果となった。1mg/kgの濃度のイマチニブ投与は、ルシフェラーゼ発現の減少を引き起こさなかったが、10mg/kgおよび20mg/kgは、ルシフェラーゼ発現の遅延を示した。白血病退行は、AN—024で処置された動物において非常に著しく、イマチニブよりもよかった。これらの結果を図3Aおよび図3Bにおいて示す。] 図3A 図3B [0039] 実施例5−薬物有効性(De)および一時の薬物浸透度(drug temporal penetrance)の測定 薬物有効性(De)の測定 薬物有効性は、以下の等式De=] [0040] ] [0041] を用いて測定した。ここで、Σaliveは、濃度毎の、実験の終わりでの生存するマウスの総数×光子数である。Σlucは、濃度毎の、実験の終わりでルシフェラーゼ発現を示した生存するマウスの総数(cは対照群未処置動物である)×光子数である。Σc-initialは、実験の開始時における対照群の動物の最初の数×光子数である。結果を、グラフで、百分率薬物有効性として表わした(表1)。] [0042] 結果 表1は、in vivo研究から測定される、さまざまな濃度のイマチニブ、AN019およびAN024での薬物有効性を示す。表1から、AN019は用量依存的態様でふるまい、イマチニブおよびAN024はそうではなく、低い濃度で有効であった。] [0043] ] [0044] 一時の薬物浸透度(Tp)の測定 一時の浸透度は、以下の等式Tp=] [0045] ] [0046] を適用して計算した。ここで、Pは、日「a」、日「ter」または日「b」における光子数である(ここで、「a」は薬物処置を中止した日であり、「ter」は実験を終了した日であり、「b」は日「a」の後かつ日「ter」前においてPが最小であった日である)。nは、Pが測定されたときに生存していた動物の数である。] [0047] 値が大きいほど、薬物処置を中止した後の薬物の有効性、つまり経時的な薬物の浸透度がより大きいことを示す。] [0048] 結果 AN019、AN024およびイマチニブの一時の浸透度を測定するために、ヌードマウスにK562luc細胞を移植した。移植後、動物を6日間隔で撮影した。薬物処置(AN019を20mg/kg、AN024を20mg/kgおよびイマチニブを10mg/kg)を、移植後15日で、毎日腹腔内注射によって開始した。薬物処置を35日目に中止し、動物を45日目まで撮影し、方法において記載されるように計算した。] [0049] 一時の浸透度に対する等式を適用することにより、Tp値を以下のように判断した: AN019=2.0 AN024=2.4 イマチニブ=0.8 これらのTpの値は、AN024が、未処置の対照群よりも活性を有し、薬物処置の中止後の経時的な活性に関して、AN019よりも良いことを示している。] [0050] 実施例6−AN024、AN019およびイマチニブと比較した際の、Baf3移植ヌードマウスにおけるダサチニブの効果(図4A、図4Bおよび図4C) 実施例3は、Baf3(wt、T315I、M351TおよびE255K)突然変異細胞株を用いて、イマチニブと比較して、AN024およびAN019が白血病治療に有効であることを示した。ここで、我々は、ダサチニブを対照薬として用いて、AN024およびイマチニブと比較して、Baf3突然変異細胞の処置に対する応答を測定した。] 図4A 図4B 図4C [0051] 方法 実験の概要を以下に表の形式で示す:] [0052] ] [0053] ヌードマウスにBaf3突然変異細胞(wt、T315I、M351TまたはE255K)を腹腔内移植した。移植後15日で、マウスを、10mg/kgダサチニブで、27日間、経口または腹腔内処置した。血液を大腿静脈または尾静脈から6日毎に採取し、芽細胞数を測定し、グラフで表わした。] [0054] 結果 6日目において、Baf3突然変異細胞(wt、T315I、M351TまたはE255K)を移植されたヌードマウスの血液塗抹標本は正常な芽細胞数を示し、芽細胞数は12日目に観察した通り、漸進的に増大した。ダサチニブ処置を移植後15日目に開始した。ダサチニブ処置はイマチニブより良いことはなかった。42日目に、実験を終了し、wt細胞を移植されたマウスはダサチニブに対して有意な応答を示し、腹腔内処置は経口処置よりも優れていることを示した。T315I細胞およびM351T細胞を移植されたマウスは対照群と同様にふるまい、芽細胞数における有意な減少はなかった。E255Kを移植されたマウスは、ダサチニブ処置に対する応答において、T315I移植細胞よりもほんの僅かしかよくなかった。全体的なダサチニブ処置は、白血病の進行における遅延を引き起こしたのみであり、どのような有意な治療効果もなかった。芽細胞数は、AN024で処置された群においてはずっと低く、この化合物がイマチニブおよびダサチニブよりも白血病治療における優位性と可能性を有することが示された。これらの結果を図4A、図4Bおよび図4Cに示す。] 図4A 図4B 図4C [0055] 実施例7−神経膠腫細胞株および乳癌細胞株におけるin vitro研究(図5A〜図5D) 材料および方法 放射線照射有り、または放射線照射無しでの、神経膠腫細胞および乳癌細胞に対するAN019、AN024およびテモゾロマイド(TMZ)の効果を測定するために、細胞を指定された用量で処理し、浸潤、血管新生および特定のシグナル伝達分子の変化を測定した。] 図5A 図5B 図5C 図5D [0056] マトリゲル浸潤アッセイ 所定濃度の化合物の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitro浸潤性を、修正されたボイデンチャンバー法を用いて評価した。細胞はこれらの化合物で48時間処置された。1x106個の細胞を、0.2%BSAを補われた600μlの無血清培地において懸濁し、マトリゲル(0.7mg/ml)で被覆されたトランスウェルチャンバー(Corning Costar Fischer Scientific Cat #07-200-158, Pittsburgh PA)の上部区画に配置した。このチャンバーの下部区画は200μlの血清培地で満たされ、細胞を24時間、遊走させた。インキュベーションの後、細胞を固定し、Hema−3で染色し、先に記載の通り、定量した(モハナムら(Mohanam et al.)1993年)。遊走した細胞を顕微鏡下で撮影し、この発明の化合物によって引き起こされる浸潤性の低減を測定した。] [0057] 血管新生アッセイ 所定濃度の化合物の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitro血管新生を以下のように測定した。細胞(2x104/ウェル)を8ウェルチャンバースライドに接種し、さまざまな濃度の試験化合物で処理した。24時間のインキュベーション期間の後、馴化培地を除去し、4x104のヒトの皮膚内皮細胞(8ウェルチャンバースライドにおいて単層)に加え、ヒトの皮膚内皮細胞を72時間成長させた。次いで、細胞を、3.7%ホルムアルデヒドで固定し、H&Eで染色し、撮影した。] [0058] ウェスタンブロット解析 所定濃度の化合物の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のウェスタンブロット解析を、標準試験計画書に基づいて評価した。細胞は、所定濃度のAN019、AN024またはテモゾロマイドで処理された。処理の24時間後、細胞を集め、細胞溶解物を抽出した。等しい量のタンパク質をSDS−PAGEによって分画した。分画されたタンパク質を、ナイロンメンブレン上にブロットし、AKT、ERKおよびPi3kに関して免疫プローブした。乳癌細胞単離タンパク質を、さらに、EGFR、ErbB1、ErbB2およびErbB3に対して免疫プローブした。] [0059] 結果 マトリゲル浸潤アッセイ 所定濃度の化合物の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitro浸潤を、修正されたボイデンチャンバー法を用いて評価した。細胞はこれらの化合物で48時間処理された。表2は、放射線照射有り、および放射線照射無しでの、所定濃度の化合物の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitroマトリゲル浸潤アッセイの研究からの結果を示す。] [0060] さまざまな細胞株の浸潤性における変化を表2に示す。この浸潤アッセイから、AN019およびAN024は、放射線照射有り、および放射線照射無しの両方において、細胞の大半において浸潤を阻害することに最も効果的であったことは明らかである。] [0061] ] [0062] 図5Aは、所定の濃度のAN024の存在下における、放射線照射有り、および放射線照射無しでの、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitroマトリゲル浸潤アッセイの結果を示す。] 図5A [0063] 図5Bは、所定の濃度のAN024の存在下における、放射線照射有り、および放射線照射無しでの、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitroマトリゲル浸潤アッセイの結果を示す。] 図5B [0064] 血管新生アッセイ 血管新生アッセイ実験から、AN019およびAN024は、血管新生を阻害することにおいて最も効果的であったことが観察される。] [0065] テモゾロマイド処置はZR−71細胞において完全な血管新生阻害を引き起こし、一方、MDA−MB−231細胞では、対照条件において、放射線照射後における阻害の増加を伴う形で、ほんの僅かな阻害が観察されたのみであった。神経膠腫異種移植片細胞4910は、放射線照射有り、および放射線照射無しの両方において、血管新生の有意な阻害を示した。5310細胞の場合、血管新生阻害は対照条件において見られ、一方、血管新生は、放射線照射処置の後、促進された。U87神経膠腫細胞は、放射線照射有り、および放射線照射無しの両方において、同様の阻害パターンを示した。] [0066] AN024処置はZR−71細胞において完全な血管新生阻害を引き起こしたが、MDA−MB−231細胞では、対照および放射線照射処置においてほんの僅かな阻害が観察されたのみであった。神経膠腫異種移植片細胞4910は、放射線照射有り、および放射線照射無しの両方において、有意な血管新生阻害を示した。5310細胞の場合では、血管新生阻害は対照条件において見られ、一方、血管新生は、放射線照射処置の後、さらに阻害された。U87神経膠腫細胞は、阻害の増加が放射線照射後にあり、血管新生において有意な遅延を示した。] [0067] AN019処置はZR−71細胞において完全な血管新生阻害を引き起こしたが、MDA−MB−231細胞では、対照および放射線照射処置の両方において、僅かな阻害が観察された。神経膠腫異種移植片細胞4910は、MDA−MB−231細胞と同様の血管新生阻害を示し、血管新生阻害の増加が放射線照射後にあった。5310細胞の場合、血管新生阻害は、対照条件においては、放射線照射処置後よりも大きかった。U87神経膠腫細胞は、放射線照射有り、および放射線照射無しの両方において、血管新生における同様の有意な遅延を示した。] [0068] 図5Cは、放射線照射有りおよび無しでの、所定濃度のAN−024の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のin vitro血管新生アッセイから得られた結果を示す。] 図5C [0069] ウェスタンブロット解析 所定濃度のこの発明の化合物の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のウェスタンブロット解析により、以下のことが示された。U87細胞は、放射線照射有り、および放射線照射無しの両方において、AKTレベルまたはPI3kレベルにおいて有意な変化を示さなかったが、AN024で処置された細胞においてはERKレベルにおける僅かな減少が観察され、減少は放射線照射後増加した。4910細胞は、U87細胞と同様にふるまい、AKTレベルの減少がAN024処置の後に見られ、そのAKTレベルの減少は放射線照射後増加した。5310細胞の場合、ERK発現には有意な観察可能な差異は見られなかったが、AN019処置はAKT発現レベルの減少を生じさせた。PI3kのレベルは、AN019で処置された細胞においては、放射線照射無しの状態では殆ど検出不可であったが、放射線照射処置の後、再び現れた。乳癌細胞MDA−MB−231の場合は、AKT、ERKまたはPI3kにおける有意な変動は見られなかったが、ZR71の場合には、AN019処置によって、AKTレベルの減少が生じ、それは放射線照射後増加された。AN024処置は放射線非照射条件下においてどのような有意な変動も示さなかったが、放射線照射後、AN024で処置された細胞はAKT発現の減少を示した。PI3kレベルは、AN019処置においては、放射線照射有り、および放射線照射無しの両方において、なかった。AN024処置は、放射線照射後、PI3kレベルの減少を引き起こした。pAKTのレベルは、放射線照射があってもなくても、どの処置においても有意な変動はなかったが、pERKのレベルは、特に、AN019で処置された細胞において、放射線照射有りおよび放射線照射無しの両方において有意に減少し、AN024も、pERKレベルにおいて減少を示したが、それはAN019よりも少ない程度であった。テモゾロマイド処置は、放射線照射有りおよび放射線照射無しの両方において、活発なレベルのpAKTにおいて有意な変化を全く示さなかった。] [0070] 図5Dは、放射線照射有りおよび無しでの、所定濃度のAN−024の存在下での、4910、5310およびU87神経膠腫細胞ならびにMDAMB231およびZR71乳癌細胞のウエスタンブロット解析の結果を示す。] 図5D [0071] 実施例8−白血病生存研究(図6A〜図6C) K562ルシフェラーゼ発現細胞をヌードマウスに腹腔内移植した。ルシフェリンの腹腔内注射投与の後、xenogenyIVIS撮影ステーションを用いてマウスを走査することにより、移植を判断した。薬物処置を、先の研究の通り、移植後15日目に開始した。動物に対し、42日目まで処置を与え、その後、薬物処置を中止し、動物の生存を動物福祉関連規制に従って判断した。対照群動物は白血病を発症し、死亡が34日目および35日目に生じたことが観察され、規制に従い、我々は、残りの8匹の動物を35日目で犠牲にするよう勧告された。薬物処置を移植後42日目で中止し、動物の生存を判断した。] 図6A 図6B 図6C [0072] AN024で処置された動物は38日目で死亡を示し、死亡した動物に対するさらなる調査では、脾臓肥大は示されず、死因は白血病以外のものであると判断され、血液塗抹標本は死亡した動物からは取ることができなかった。用いられた10匹の動物のうち、8匹は、55日目において、白血病の兆候を全く示さなかった。] [0073] AN019で処置された動物は全く死亡せず、10匹のうちの7匹は、白血病の症状が完全に無いことを示した。] [0074] イマチニブで処置された動物は、薬物処置中止後において再び白血病の症状が生じたことを示し、55日目、56日目、57日目、58日目に死亡を示した。生存している動物は白血病の症状があることを示した。] [0075] 図6Aは、AN024、AN019またはイマチニブでの処置後、移植されたマウスから得られるK562lucのルシフェラーゼ発現の量を示す。] 図6A [0076] 図6Bは、AN024またはAN019での処置後、58日目において治癒した動物の数を示す。薬物処置を42日目で中止した。動物は、AN024およびAN019の処置後、薬物処置の中止後において、治癒効果を示し続けた。] 図6B [0077] 図6Cは、示された日において動物から得られた血液塗抹標本からの芽細胞数を示す。薬物処置を42日目で中止した。AN024およびAN019は薬物処置の中止後において効果を示した。] 図6C [0078] 実施例8A−ED50、LD50、MTDおよび治療指数に関する研究 以下の表は、イマチニブと比較した、この発明の化合物のED50、LD50、先に引用したMTD(最大許容用量)および治療指数をまとめたものである。方法は、J, Pharmacol. Exp. Ther., (1949), 96: 96-113に従って用いられた。] [0079] ] [0080] 実施例9−神経膠腫放射線照射研究(図7Aおよび図7B) ヌードマウスに、4910ヒト神経膠腫異種移植片細胞(1x106個の細胞)を頭蓋内移植した。移植後10日で、マウスを、AN019、AN024またはテモゾロマイドを用いて、放射線照射(5Gy/週)有りまたは無しで処置した。実験は移植後40日目で終了した。] 図7A 図7B [0081] その結果から、対照群の動物の100%が頭蓋内腫瘍を生じ、放射線照射のみでは腫瘍のサイズの低減には殆ど効果はなかったことが観察された。TMZ単独で処置された動物は頭蓋内腫瘍における低減を示し、10匹のうち3匹には腫瘍が完全に見られなかった。放射線照射処置をTMZ投与と組合せたものは、腫瘍のサイズにおいてさらなる退行を生じさせ、動物は、頭蓋内圧の症状(arched back)がより少なくなり、この場合においては、10匹のうち2匹が観察可能な頭蓋内腫瘍を示さなかった。] [0082] 放射線照射無しで、AN024で処置された動物は、頭蓋内腫瘍の存在を示したが、それらの腫瘍は十分に輪郭がはっきりとし、対照群またはTMZ処置に見られるような拡散エッジ(diffuse edge)を示さず、10匹のうち3匹が治癒した。放射線照射処置の後、10匹のうち7匹が治癒し、腫瘍の存在を示した動物は、十分に輪郭がはっきりとして、外科的に見て礼儀正しい腫瘍を示した。] [0083] AN019単独で処置された動物はAN024で処置された動物と同様の腫瘍を示し、この場合においては、放射線照射有りおよび無しの両方において、10匹のうち6匹が治癒した。放射線照射後、腫瘍のサイズは有意に低減したことが観察された。] [0084] 図7Aは、放射線照射(5Gly)有りまたは無しでの、TMZ、AN024またはAN019での処置後のヌードマウスにおける頭蓋内腫瘍の半定量分析から得られた結果を示す。] 図7A [0085] 図7Bは、放射線処置無しでの、AN−024での薬物治療後において、頭蓋内腫瘍が無いことを示すヌードマウスのグラフ表示を示す。] 図7B [0086] この発明の化合物の調製合成および他の局面を以下の実施例において示した。 実施例−10 (a)(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド)(式(III))の調製: 336g(6モル)の水酸化カリウムの1040mlの水における溶液を、式(II)の4−メチル−2−ニトロ−アニリン22.8g(0.15モル)および式(VI)の(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリド163.5g(0.6モル)の380mlのクロロホルムにおける懸濁液に、3〜4時間の間、30〜40℃でゆっくりと加えた。その後、クロロホルム層を分離し、水で洗浄した。有機質層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空下で除去して式(III)の化合物を得た。180mlのイソプロピルエーテルを残渣に加えてろ過した。 収量:42g(90.6%) 純度:98.5%(HPLCによる) IRおよびNMRは提案された構造と整合していた。] [0087] (b)(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド(式(IV))の調製: ステップ(a)で得られた式(III)の(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド42.6g(0.11モル)の100ml濃塩酸における懸濁液を、塩化第一スズ145.9g(0.65モル)の390mlの濃塩酸における溶液に0〜5℃で30分間かけてゆっくりと加えた。反応塊を室温にし、2時間維持した。50%水酸化ナトリウム水溶液を、反応塊に、30〜40℃までゆっくり加え、生成物をクロロホルム(2x500ml)に抽出し、水(2x500ml)で洗浄した。クロロホルム層を活性炭(4g)で処理し、ろ過し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を蒸留によって除去し、残渣を250mlのアセトンに溶解し、イソプロピルアルコール性の塩酸塩で処置し、室温で3〜4時間撹拌した。式(IV)の塩酸塩をろ過し、アセトンで洗浄し、真空下で50〜60℃で乾燥させた。 収量:25g(61%) IRおよびNMRは提案された構造と整合していた。] [0088] (c)(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミドHCl(式(V))の調製: 2.2g(0.52モル)のシアナミドの2mlの水における溶液を、ステップbで得られた式(IV)の(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド10.25g(0.026モル)の65mlのn−ブタノール中における懸濁液に、90℃で10分間で加えた。その反応を90〜92℃で1時間維持し、ろ過した。それを真空下で60〜70℃で乾燥させた。 収量:6.1g(61%) IRおよびNMRは提案された構造と整合していた。] [0089] (d)(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3イル−ピリミジン−(2イルアミノ)−フェニル]−ベンズアミド(式(I))の調製: ステップ(c)からの式(V)の(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミド塩酸塩7.8g(0.018モル)、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノン(式VII)3.1g(0.018モル)、および水酸化ナトリウムフレーク0.7g(0.018モル)の60mlのn−ブタノール中における混合物を、110℃で7時間加熱した。溶媒を蒸留によって除去し、残渣を75mlの水で処置し、ろ過した。ろ過した化合物を75mlのクロロホルムに溶解し、炭素処理を行なった。クロロホルム層を、5%の次亜硫酸ナトリウム溶液(50ml)で洗浄し、次いで水で洗浄した。溶媒を蒸留によって除去し、式(I)の化合物を、残渣に10mlのクロロホルムおよび50mlの酢酸エチルの混合物を加えることにより、沈殿させた。固体をろ過し、酢酸エチルで洗浄して、真空下で50〜60℃で乾燥させた。 収量:5g(56%) MR:214〜218℃ IRとNMRは提案された構造と整合していた。] [0090] この発明の実施形態の利点は次のものを含み得る: 1.式(III)、(IV)および(V)の中間体。 2.式Iの化合物は、すべての生物学的試験によって証拠づけられるように有用な抗腫瘍薬であると分かった。] [0091] ここで用いられる通り、「約」という語は、有機化学分野において通常の量または範囲における変動、たとえば、有機化学実験室、スケールアップ、もしくは製造設備における現実世界の状況、または抗増殖薬剤を評価する際において測定される温度または時間において生ずるような典型的な変動を指す。この発明の記載において用いられる、「約」という語によって修飾される範囲または量は、「約」という語によって修飾されなくても、この発明の一部である。たとえば、「約10〜約20」という記載は、「10〜20」という記載も含む。] [0092] この明細書および特許請求の範囲において用いられる通り、単数形「a」、「an」および「the」は、内容が明らかに他の態様を示す場合を除き、複数形を含むことに注意されたい。したがって、たとえば、「ある1つの化合物(a compound)」を含む組成物に対する言及は、2つ以上の化合物の混合物を含む。さらに、「または」という語は、内容が明らかに他の態様を示すのでなければ、一般に、その、「および/または」を含む意味において用いられることに注意されたい。] [0093] この明細書に記載のすべての刊行物および特許出願は、この発明が関係する当該技術分野の通常の技術レベルを示す。] 実施例 [0094] この発明を、さまざまな具体的な、および好ましい実施例および技術を参照して記載した。しかしながら、この発明の精神および範囲に存在する限り、数多くの変更および修正を行なってもよいことが理解されるべきである。]
权利要求:
請求項1 式I:の化合物。 請求項2 増殖性疾患を治療する方法であって、増殖性疾患に対する治療が必要な対象に対して、以下の式:の抗増殖性化合物を投与することを含む、方法。 請求項3 化合物(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミド。 請求項4 (3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミドの調製方法であって、式VIの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリドを提供するステップ;および4−メチル−2−ニトロ−アニリンと、式(VI)の化合物を、アルカリ水溶液を添加して塩化炭化水素溶媒中、約30℃から約40℃で縮合させることにより、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミドを得るステップを含む、方法。 請求項5 化合物(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]—ベンズアミド。 請求項6 (3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]—ベンズアミドの調製方法であって、式VIの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリドを提供するステップ;4−メチル−2−ニトロ−アニリンと、式(IV)の化合物を、アルカリ水溶液を添加して塩化炭化水素溶媒中、約30℃から約40℃で縮合させることにより、式IIIの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミドを得るステップ;および式(III)の化合物を、約0℃から約5℃で約3〜約4時間、塩化第一スズ/濃塩酸で還元して、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミドを得るステップを含む、方法。 請求項7 化合物(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]—ベンズアミド。 請求項8 (3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミドの調製方法であって:式VIの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリドを提供するステップ;4−メチル−2−ニトロ−アニリンと、式(IV)の化合物を、アルカリ水溶液を添加して塩化炭化水素溶媒中、約30℃から約40℃で縮合させることにより、式IIIの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミドを得るステップ;式(III)の化合物を、約0℃から約5℃で約3〜約4時間、塩化第一スズ/濃塩酸で還元して、式IVの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミドを得るステップ;および式(IV)の化合物とシアナミド水溶液を、n−ブタノール溶媒中、約90℃から約95℃で縮合させて、(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミドを得るステップを含む、方法。 請求項9 式Iの化合物の調製方法であって、式VIの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゾイルクロリドを提供するステップ;4−メチル−2−ニトロ−アニリンと、式(IV)の化合物を、アルカリ水溶液を添加して塩化炭化水素溶媒中、約30℃から約40℃で縮合させることにより、式IIIの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[4−メチル−3−ニトロフェニル]−ベンズアミドを得るステップ;式(III)の化合物を、約0℃から約5℃で約3〜約4時間、塩化第一スズ/濃塩酸で還元して、式IVの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−アミノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミドを得るステップ;式(IV)の化合物と、シアナミド水溶液を、n−ブタノール溶媒中、約90℃から約95℃で縮合させて、式Vの化合物である(3−トリフルオロメチルスルホニル)−N−[3−グアニジノ−4−メチルフェニル]−ベンズアミドを得るステップ;および式(V)の化合物と、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノンを、塩基の存在下、還流温度で縮合させて、式(I)の化合物を得るステップを含む、方法。
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