专利摘要:
本発明は、請求項に記載される式(I)に係る新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体、およびこれを薬学的に許容可能な賦形剤と共に含む医薬品組成物に関する。さらに、本発明は、MCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患の治療に活性がある医薬品組成物を製造するための新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体の使用、およびそのMCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患を治療または予防するための方法への使用に関する。
公开号:JP2011513371A
申请号:JP2010549159
申请日:2009-03-06
公开日:2011-04-28
发明作者:ググリエルモッティ アンジェロ;フルロッティ グイド;マンガーノ ジョルジーナ;カッツォーラ ニコラ
申请人:アジェンデ・キミケ・リウニテ・アンジェリニ・フランチェスコ・ア・チ・エレ・ア・エフェ・ソシエタ・ペル・アチオニAziende Chimiche Riunite Angelini Francesco A.C.R.A.F.Societa Per Azioni;
IPC主号:C07D231-56
专利说明:

[0001] 本発明は、1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体、それを含む医薬品組成物、及びそのMCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患の治療への使用に関するものである。]
[0002] 特に、本発明は、下記式(I)に係る新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体、およびこれを薬学的に許容可能な賦形剤と共に含む医薬品組成物に関するものである。さらに、本発明は、MCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患の治療に活性である医薬品組成物を製造するための新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体の使用、およびMCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患を治療または予防する方法への使用に関するものである。]
背景技術

[0003] 既に知られているように、MCP−1(単球走化性タンパク質−1)は、ケモカインのβサブファミリーに属するタンパク質である。MCP−1は、単核細胞に対する強力な走化性作用を有し、またTリンパ球、肥満細胞および好塩基球に対してその作用を及ぼす(Rollins B. J. , Chemokines, Blood 1997; 90: 909-928; M. Baggiolini, Chemokines and leukocyte traffic, Nature 1998; 392: 565-568)。]
[0004] βサブファミリーに属する他のケモカインは、例えば、MCP−2(単球走化性タンパク質−2)、MCP−3、MCP−4、MIP−1αおよびMIP−1β、RANTESがある。]
[0005] βサブファミリーはαサブファミリーと構造が異なる。すなわち、最初の2つのシステインがβサブファミリーでは隣接する一方、αサブファミリーでは介在するアミノ酸によって分離される。]
[0006] MCP−1は、様々な形態の細胞(白血球、血小板、繊維芽細胞、血管内皮細胞および平滑筋細胞)によって産出される。]
[0007] 全ての既知のケモカインの中で、MCP−1は、単核細胞およびマクロファージに対して最も大きな特異性を示し、このため化学走性因子だけでなく活性化刺激をも構成し、その結果多数の炎症性要因(スーパーオキサイド、アラキドン酸および誘導体、サイトカイン/ケモカイン)を産出し、食細胞活性を増幅するためのプロセスを誘導する。]
[0008] 一般に、ケモカイン、特にMCP−1の分泌は、通常様々な炎症誘発性因子、例えばインターロイキン−1(IL−1)、インターロイキン−2(IL−2)、TNFα(腫瘍壊死因子α)、インターフェロン−γおよび細菌性リポ多糖(LPS)によって誘導される。]
[0009] ケモカイン/ケモカイン受容体系をブロックすることによる炎症反応の予防は、薬理学的関与の主な標的の1つを示す(Gerard C. and Rollins B. J., Chemokines and disease. Nature Immunol. 2001 ; 2:108-1 15)。]
[0010] MCP−1が、炎症処理中に重要な役割に果たし、様々な病理における新しく確証された標的として示されたことを示唆する多くの証拠がある。]
[0011] MCP−1の顕著な物理病理学的貢献の証拠は、関節および腎臓炎症性の疾患(慢性関節リウマチ、ループス腎炎、糖尿病性腎障害および移植後の拒絶)を伴う患者の場合に得られた。]
[0012] しかしながら、より最近、MCP−1は、中枢神経系(多発性硬化症、アルツハイマー病、HIVに関連した痴呆症)並びに他の病理および疾患に関与した要因のうち明らかな炎症性の構成要素の有無で、過敏性皮膚炎、大腸炎、介在性の肺病理、再狭窄、アテローム性動脈硬化、外科的関与(例えば血管形成術、動脈切除、移植、器官および/または組織置換、プロテーゼのインプラント)後の合併症、癌(アデノーマ、癌腫および転移)およびインスリン耐性および肥満のような代謝病さえ含むことが判明した。]
[0013] さらに、ケモカイン系がウイルス感染を制御および克服することに関係する事実にもかかわらず、最近の研究は、あるケモカイン、特にMCP−1の反応が宿主病原体相互作用の場合に有害な役割を有する場合があることを証明した。特に、ケモカインの内のMCP−1は、関節および筋肉における単核細胞/マクロファージ浸入によって特徴づけられたαウイルスが媒介となる病理の器官および組織損害に対して寄与することを示した(Mahalingam S. et al. Chemokines and viruses: friend or foes? Trendsin Microbiology 2003; 11 : 383-391 ; RuIIi N. et al. Ross RiverVirus: molecular and cellular aspects of disease pathogenesis. 2005; 107: 329-342)。]
[0014] 単核細胞は、マクロファージおよび樹状細胞の主な前駆体であって、炎症プロセスの媒介物として重要な役割を果たす。CX3CR1は、そのリガンドCX3CL1(フラクタルカイン)とともに、単核細胞の移行性および細胞相互間接着性を調整する際の重要な因子である。CX3CR1は単核細胞である一方、CX3CL1は血管内皮細胞の膜内外ケモカインである。人および動物モデルの遺伝子の研究は、炎症性疾患の生理病理学においてCX3CR1およびCX3CL1の重要な役割を立証する。実際、関節、腎臓、胃腸および脈管炎症性の疾患(例えば慢性関節リウマチ、ループス腎炎、糖尿病性腎障害、クローン病、潰瘍性大腸炎、再狭窄およびアテローム性動脈硬化)の発病および進行において、CX3CR1およびそのリガンドの重要な貢献を示唆する多くの証拠がある。]
[0015] CX3CR1の発現は、慢性関節リウマチを患う患者の滑膜内に蓄積すると考えられるT細胞において過度に規制される。さらに、CX3CL1の発現は、これら患者の滑膜内に存在する血管内皮細胞および繊維芽細胞において過度に規制される。その結果、CX3CR1/CX3CL1系は、細胞の種類および滑膜の浸入方法を制御する際に重要な役割を果たし、慢性関節リウマチの発病に寄与する(Nanki T. et al., ”Migration of CX3CR1-positive T cells producing type 1 cytokines and cytotoxic molecules into the synovium of patients with rheumatoid arthritis”, Arthritis & Rheumatism (2002), vol. 46, No. 11, pp. 2878-2883)。]
[0016] 腎障害を患う患者において、腎臓を浸透する大部分の炎症性白血球はCX3CR1を発現し、特に最も共通の炎症性腎臓病理ならびに腎臓移植拒絶反応関与した主な細胞型の2つ、すなわちT細胞および単核細胞で発現する(Segerer S. et al., Expression of the fractalkine receptor (CX3CR1) in human kidney diseases, Kidney International (2002) 62, pp. 488-495)。]
[0017] CX3CR1/CX3CL1系の関与はまた、炎症性腸疾患(IBD)において示唆された。実際、IBD(例えばクローン病、潰瘍性大腸炎)を患う患者の場合、腸の毛管系によるCX3CL1の生産の顕著な増加及びCX3CR1陽性細胞の顕著な増加が、循環レベルで、また粘膜内の両方で立証された(Sans M. et al., ”Enhanced recruitment of CX3CR1+T cells by mucosal endothelial cell-derived fractalkine in inflammatory bowel diseases”, Gastroenterology 2007, vol. 132, No. 1,pp.139-153)。]
[0018] さらに興味深いことには、血管障害、特に病的状態、例えばアテローム性動脈硬化および再狭窄下でCX3CR1/CX3CL1系により果たされる重要な役割の論証である。CX3CR1は、血管壁内の単核細胞の浸入および蓄積のプロセスにおける重要な要素として示され、ヒトにおけるCX3CR1多型性がアテローム性動脈硬化、冠状動脈障害および再狭窄の軽減した罹患率と関係している(Liu P. et al.,”Cross-talk among Smad,MAPK and integrin signalling pathways enhances adventitial fibroblast functions activated by transforming growth factor-1 and inhibited by Gax” Arterioscler. Thromb. Vase. Biol. 2008; McDermott D.H. et al., ”Chemokine receptor mutant CX3CR1-M280 has impaired adhesive function and correlates with protection from cardiovascular diseases in humans”, J. Clin. Invest. 2003; Niessner A. t al., Thrombosis and Haemostasis 2005)。]
[0019] 欧州特許第0382276号は、鎮痛作用を賦与した多くの1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体を記載する。他方、欧州特許第0510748号は、自己免疫性疾患の治療に活性である医薬品組成物を調製するための前記誘導体の使用を記載する。最後に、欧州特許第1005332号は、MCP−1の産出に由来した疾患を治療する際に活性である医薬品組成物を調製するための前記誘導体の使用を記載する。2−メチル−2−{[1−(フェニルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]メトキシ}プロパン酸は、用量依存の方法で、LPSおよびカンジダアルビカンスから単核細胞の生体外で誘導されるMCP−1およびTNF−αの産出を阻害することができると考えられ、一方、同じ化合物がサイトカインIL−1およびIL−6、ならびにケモカインIL−8、MIP−1αおよびRANTESの産出に効果がないことを示した(Sironi M. et al., ”A small synthetic molecule capable of preferentially inhibiting the production of the CC chemokine monocyte chemotactic protein- 1”, European Cytokine Network. Vol. 10, No. 3, 437-41, September 1999)。]
[0020] 欧州公開特許出願1869055号、1869056号および1675862号は、CX3CR1受容体拮抗薬として作用することができる1,3−チアゾロ−4,5−ピリミジン誘導体を記載する。]
発明が解決しようとする課題

[0021] これまで開発された活性にもかかわらず、MCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患の治療に有効である新規な医薬品組成物および化合物の必要性が未だにあると考えられる。]
課題を解決するための手段

[0022] 出願人は、驚くべきことに、薬理活性を有する新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体を見出した。]
[0023] 驚くべきことに、出願人は、本発明の式(I)に係る新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体がケモカインMCP−1の産出を減少させることができることを見出した。]
[0024] より驚くべきことに、出願人は、本発明の式(I)に係る新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体がケモカインMCP−1の発現を減少させることができることを見出した。]
[0025] さらに驚くべきことに、出願人は、本発明の式(I)に係る新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体がレセプターCX3CR1の発現を減少させることができることを見出した。]
[0026] したがって、第1の態様で、本発明は、次式(I):]
[0027] (式中のAは−X1−または−X1−O−X2−であり、
X1は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基で任意に置換され、
X2は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基又は炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルコキシ基で任意に置換され、
Yは水素、−OH、−N(R11)(R12)、−N(R11)O(R12)であり、
R11は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基であるか、またはR11はR12と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、
R12は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルアリール基、アルキルヘテロアリール基、COR’、COOR’CON(R’)(R”)であり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、またはR12がR11と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、
R1およびR2は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、
R3、R4およびR8は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、−CN、−CONR’R”、−SO2NR’R”、−SO2R’、ニトロおよびトリフルオロメチルであり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、
R5は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、ニトロおよびトリフルオロメチルであるか、またはR5がR6およびR7の一つと共に炭素原子5または6を有する環を形成し、ここでR’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、
R6およびR7は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、若しくは一緒にC=O基を形成するか、またはR6およびR7の一つがR5と共に炭素原子5または6を有する環を形成する)の化合物からなる。]
[0028] 第2の態様において、本発明は、式(I)に係る新規な1−ベンジル−3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体またはその薬学的に許容可能な塩を、少なくとも一つの薬学的に許容可能な賦形剤と共に含む医薬品組成物に関するものである。]
[0029] 上述のMCP−1、CX3CR1およびp40の発現の過剰調節および/または増加は、最新の結果としてIL−12および/またはIL−23の発現/産出をもたらし、当業界でしばしば「過剰発現」の用語で参照される病理および/または疾患の発症を生じる。本発明では、発現の用語が当業界で既知の過剰発現を含むことを目的とする。]
[0030] 驚くべきことに、出願人は、本発明の式(I)に係る新規な1−ベンジル3−ヒドロキシメチルインダゾール誘導体を、ケモカインMCP−1およびレセプターCX3CR1の発現に基づく疾患の治療に活性である医薬品組成物を製造するのに使用することができることを見出した。]
[0031] したがって、第3の態様において、本発明は、次式(I):]
[0032] (式中のAは−X1−または−X1−O−X2−であり、
X1は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基で任意に置換され、
X2は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基又は炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルコキシ基で任意に置換され、
Yは水素、−OH、−N(R11)(R12)、−N(R11)O(R12)であり、
R11は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基であるか、またはR11はR12と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、
R12は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルアリール基、アルキルヘテロアリール基、COR’、COOR’CON(R’)(R”)であり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、またはR12がR11と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、
R1およびR2は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、
R3、R4およびR8は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、−CN、−CONR’R”、−SO2NR’R”、−SO2R’、ニトロおよびトリフルオロメチルであり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、
R5は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、ニトロおよびトリフルオロメチルであるか、またはR5がR6およびR7の一つと共に炭素原子5または6を有する環を形成し、ここでR’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、
R6およびR7は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、若しくは一緒にC=O基を形成するか、またはR6およびR7の一つがR5と共に炭素原子5または6を有する環を形成する)の化合物のMCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患の治療用の医薬品組成物を製造への使用に関するものである。]
[0033] さらに第4の態様において、本発明は、MCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患を治療または予防する方法に関し、それを必要とする人に、上述の式(I)の化合物の有効量を投与することを特徴とする。]
[0034] 上述の式(I)において、残基Aは—X1−基または−X1−O−X2−基によって表わされる。]
[0035] 好ましくは、上述の式(I)におけるX1が炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルキル基で任意に置換される炭素原子1〜4を有するアルキル基であり、X2が炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルキル基若しくは炭素原子1または2を有する一つ以上のアルコキシ基で任意に置換される炭素原子1〜4を有するアルキル基である。]
[0036] より好ましくは、X1はCH2基、CH2CH2基、C(CH3)2基またはC(CH3)2CH2基である。]
[0037] より好ましくは、X2はCH2基、CH2CH2基、CH2CH2CH2基、C(CH3)2基、C(CH3)2CH2基またはCH2C(CH3)2CH2基である。]
[0038] 上述の式(I)における残基AはX1基、好ましくはCH2基およびC(CH3)2基で表わされるのが有利である。]
[0039] 上述の式(I)における残基Aは−X1−O−X2−基、好ましくはCH2OCH2CH2基およびCH2OCH2CH2CH2基で表わされるのが有利である。]
[0040] 上述の式(I)において、Yは水素、−OH、−N(R11)(R12)、−N(R11)O(R12)である。]
[0041] R11が水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基であるか、またはR11がR12と共に5または6員環のヘテロ環を形成するのが有利である。]
[0042] R12が水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基であるか、またはR12がR11と共に5または6員環のヘテロ環を形成するのが有利である。]
[0043] 好ましくは、R1およびR2は互いに同一または異なり、水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基である。]
[0044] 好ましくは、R3、R4およびR8は互いに同一または異なり、水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基、炭素原子1〜2を有するアルコキシ基、Br、ClまたはF原子、OH基、ニトロ基、トリフルオロメチル基または基N(R’)(R”)、−N(R’)C0R”、−CN、−CONR’R”、−SO2NR1R”、−SO2R”であり、ここでR’およびR”が互いに同一または異なり、水素原子および炭素原子1〜3を有するアルキル基である。]
[0045] R5は水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基、炭素原子1または2を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、OH基であるか、またはR5がR6およびR7の一つと共に炭素原子5または6を有する環を形成するのが有利である。]
[0046] R6およびR7は互いに同一または異なり、水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基であるか、若しくは一緒にC=Oを形成するか、またはR6およびR7の一つがR5と共に炭素原子5または6を有する環を形成するのが好ましい。]
[0047] 特定の置換基の場合、本発明に係る式(I)の化合物は不斉炭素原子とすることができ、そして立体異性体およびエナンチオマーの形態とすることができる。]
[0048] 置換基の性質に応じて、式(I)の化合物が生理的に許容可能な有機または無機の酸もしくは塩基との付加塩を形成することができる。]
[0049] 適当な生理的に許容可能な無機酸の代表的例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸および硝酸である。]
[0050] 適当な生理的に許容可能な有機酸の代表的例は、酢酸、アスコルビン酸、安息香酸、クエン酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、p‐トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、コハク酸、タンニン酸および酒石酸である。]
[0051] 適当な生理的に許容可能な無機塩基の代表的例は、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムおよびカリウムの水酸化物、炭酸塩および酸性炭酸塩であり、例えば水酸化アンモニウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウムおよび炭酸水素カリウムがある。]
[0052] 適当な生理的に許容可能な有機塩基の代表的例は、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2‐ジエチルアミノエタノール、2‐ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリニウム、N−エチルピペリジン、N−メチルグルカミン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、N(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン、N(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミンおよびトロメタミンである。]
[0053] 置換基の性質に応じて、式(I)の化合物が生理的に許容可能な有機酸とエステルを形成することができる。適当な生理的に許容可能な有機酸の代表的例は、酢酸、アスコルビン酸、安息香酸、クエン酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、p‐トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、コハク酸、タンニン酸および酒石酸である。]
[0054] 本発明の化合物はまた、請求項に記載される式(I)で表される化合物のプロドラック、立体異性体、エナンチオマーおよび薬学的に許容可能な塩類またはエステルを含む。式(I)の化合物のプロドラックは、実質的に不活性形態の物質であり、これを生物に投与した際に式(I)の化合物に代謝される。]
[0055] 「薬学的に許容可能」および「生理的に許容可能」の用語は、任意特定の制限をすることなく、生物に投与すべき医薬品組成物を調製するのに適したあらゆる材料を規定することを目的とする。]
[0056] 本発明の式(I)に係る化合物は、ケモカインMCP−1およびレセプターCX3CR1の発現に基づく疾患(または病理)の治療に活性である医薬品組成物の製造のために使用することができる。]
[0057] 好ましくは、MCP−1およびCX3CR1の発現と関連する病理は、関節疾患、腎臓病、心臓血管疾患、代謝性症候群、肥満、糖尿病、インスリン耐性および癌である。]
[0058] 特に、MCP−1の発現と関連する病理は、慢性関節リウマチ、ウイルス感染によって誘発される関節炎、乾癬性関節炎、関節症、ループス腎炎、糖尿病性腎障害、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、間質性肺疾患、繊維症、多発性硬化症、アルツハイマー病、HIV関連の痴呆症、過敏性皮膚炎、乾癬、脈管炎、再狭窄、アテローム性動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、急性の冠状動脈疾患、アデノーマ、癌腫および転移、代謝病ならびに、例えば血管形成術、動脈切除、循環回復法、移植、臓器移植、組織移植および人工器官の埋め込みのような外科的関与後の合併症である。]
[0059] 特に、CX3CR1の発現に伴う病理は、慢性関節リウマチ、ループス腎炎、糖尿病性腎障害、クローン病、潰瘍性大腸炎、冠状動脈障害、再狭窄、アテローム性動脈硬化、心筋梗塞、狭心症ならびに、例えば血管形成術、動脈切除および循環回復技術のような外科的関与後の合併症である。]
[0060] 本発明の医薬品組成物は、式(I)の少なくとも一つの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、エステルもしくはプロドラックの有効量と、少なくとも一つの薬学的に許容可能な賦形剤とを含む適当な投薬形態で調製されるのが好ましい。]
[0061] 従来技術で既知の薬学的に許容可能な賦形剤の例は、例えば、流動促進剤、結合剤、崩壊剤、充填剤、希釈液、調味料、着色剤、流動化剤、潤滑剤、保存剤、湿潤剤、吸収剤および甘味料である。]
[0062] 薬学的に許容可能な賦形剤の有用な例は、ラクトース、グルコースまたはスクロースのような糖類、トウモロコシ澱粉およびジャガイモ澱粉のような澱粉、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、エチルセルロースおよび酢酸セルロースのようなセルロールおよびそれの誘導体、トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、カカオ脂、ワックス、落花生油、綿実油、紅花油、胡麻油、オリーブ油、とうもろこし油およびダイズ油のような油、プロピレングリコールのようなグリコール、グリセリンのようなポリオール、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリコール、オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルのようなエステル、天草等である。]
[0063] 適当な投薬形態の例は、経口投与用の錠剤、カプセル、コーティング錠、顆粒、溶液およびシロップ;経皮投与用の医薬用絆創膏、溶液、ペースト、クリームおよび軟膏;直腸投与用の座薬および注射またはエアゾール投与用の滅菌溶液である。]
[0064] 他の適当な投薬形態は、経口または注射経路のいずれかのための持続性形態およびリポソームに基づく形態である。]
[0065] かかる投薬形態はまた、保存剤、安定剤、界面活性剤、緩衝剤、浸透圧調節剤機、乳化剤、甘味料、着色剤、調味料等のような他の従来の成分を含むことができる。]
[0066] 特定の治療法で必要なとき、本発明の医薬品組成物は同時投与が有用である他の薬理学的に活性な成分を含むことができる。]
[0067] 本発明の医薬品組成物における式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、エステルまたはプロドラックの量は、既知の因子、例えば治療すべき病理のタイプ、疾患の重篤性、患者の体重、投薬形態、投与の選択される経路、1日の投与回数および式(I)の選択化合物の有効性の関数として広範囲で変えることができる。しかしながら、最適量は、当業者によって簡単かつ日常的に決定することができる。]
[0068] 一般に、本発明の医薬品組成物における式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、エステルまたはプロドラックの量は、0.001〜100mg/kg/日の間の投与レベルを確保するようなものである。投与レベルは、好ましくは0.05〜50mg/kg/日、より好ましくは0.1〜10mg/kg/日である。]
[0069] 本発明の医薬品組成物の投薬形態は、混合、造粒、打錠、溶解、滅菌などを含む薬剤師によく知られた技術に従って調製することができる。]
[0070] MCP−1およびCX3CR1に対する本発明の化合物の活性を、「リアルタイム」RT−PCRによる遺伝子発現分析の技術によってヒト単核細胞おいて生体外で、また免疫酵素試験によるタンパク質産出分析によって立証した。当業者に既知なように、上述した実験的なモデルは、MCP−1の発現および産出ならびにCX3CR1の発現に対して化合物の活性を検査するのに有用であると考慮される。その結果、上述したモデルは、MCP−1の発現および産出、CX3CR1の発現ならびに単核細胞およびマクロファージに豊富な浸潤物の存在による炎症性疾患によって特徴づけられる病理の治療のためヒトにおける活性の予測として考慮することができる。]
[0071] 一般式(I)の化合物の調製は、以下の手順のうちの1つに従って実行することができる。]
[0072] 方法(A):]
[0073] ]
[0074] 方法(A)において、Qがハロゲン、CH3SO3−およびp−CH3PhSO3−からなる群から選択した脱離基を示す一般式(II)の生成物を一般式(III)のアルコールおよびアミンと反応させる。置換基R1〜R8、AおよびYは、式(I)の化合物で予め述べたものと同じ意味を有する。]
[0075] 方法(A)は従来の技術に従って実行することができる。]
[0076] 例えば、一般式(III)のアミンを式(II)の誘導体と適切な塩基の存在下に適切な溶媒内で反応させる。好ましくは、Qは塩素原子、臭素原子およびメタンスルホニル基からなる群から選択した脱離基である。使用した好ましい塩基は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、およびトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンまたは同じ反応性アミン(III)のような脂肪族アミンである。使用するのが好ましい溶媒は、通常N,N−ジメチルギ酸アミン、テトラヒドロフランおよびジクロロメタンのような極性非プロトン溶媒である。一般に、反応は、室温と使用した溶媒の還流温度との間の温度で実行する。この種類の反応は、数時間から数日まで続くことができる。]
[0077] 式(III)の化合物がアルコール類である場合、従来の反応技術はNaH、ブチルリチウムおよびリチウムジイソプロピルアミドのような適切な強塩基、ならびにテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルまたは1,4−ジオキサンのような適切な極性非プロトン溶媒を使用することができる。この種類の反応を通常行う温度は、室温と使用した溶媒の還流温度との間で変化する。この種類の反応は、数時間から数日まで続くことができる。]
[0078] 方法(B):]
[0079] ]
[0080] この場合、一般式(IV)のカルボン酸誘導体を一般式(I)の生成物に還元する。置換基R1〜R8、AおよびYは、式(I)の化合物で予め述べたものと同じ意味を有し、B−CH2基は、Aと同じ意味を有する。]
[0081] 方法(B)は従来法に従って実行することができる。]
[0082] 例えば、式(IV)のカルボン酸化合物の還元を、水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウムのような還元剤、またはグリニヤール試薬のような有機金属試薬を用いて実行することができる。一般に、その反応は、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルおよび1,4−ジオキサンのような適切な非プロトン溶媒内で行われる。]
[0083] 上記反応は、通常約0℃から溶媒の還流温度の間で変え得る温度で実行される一方、1〜2時間から24時間まで続けることができる。]
[0084] 次の実施例は、本発明を例示することを目的とするものであり、いかなる形であれそれを限定するものではない。]
[0085] 調製例
下記の表Aに記載した式(I)の化合物を、上述の製造方法を使用して調製した。]
[0086] ]
[0087] 化合物1および2の調製の詳細を以下に示す。化合物3〜23を、適当な出発生成物および試薬を用いて同様の技術によって調製した。]
[0088] 化合物1の調製
2−アミノ−1−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)エタノール
1a) 1−(1−ベンジルインダゾール−3−イル)−2−ニトロエタノール
約5℃で撹拌した1−ベンジル−3−ホルミルインダゾール(18g;0.076モル)の無水エタノール(100mL)の懸濁液に、ニトロメタン(9.4g;0.154モル)および、ゆっくりとナトリウム(3.5g;0.152モル)のメタノール(42mL)の溶液を加えた。添加が終了した時点で、混合物を約5℃の同じ温度で3時間撹拌し、次いで生成した固体を濾別することにより反応を終了した。この固体をジエチルエーテル(100mL)に懸濁し、0℃で撹拌した。次いで、氷酢酸(18g;0.30モル)の冷たい無水ジエチルエーテル(250mL)の溶液を混合物に加えた。添加が終了した時点で、混合物を低温条件下2時間撹拌し、次いで室温まで温め、この温度で終夜放置した。]
[0089] 水および氷(500mL)を加え、有機相を分離することによって反応を完了した。この有機相を、先ず5%Na2CO3冷溶液(5×100mL)で、次いで中和するまで冷水(3×50mL)で洗浄した。次いで、該有機相を減圧下で濃縮し、得られた粗残留物をヘキサン、次いでベンゼンでの結晶化によって精製した。]
[0090] このようにして1−(1−ベンジルインダゾール−3−イル)2−ニトロエタノール20gを得た。
m.p.=100〜101℃
元素分析:C(64.41%)、H(5.40%)、N(14.31%)。]
[0091] 1b) 2−アミノ−1−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)エタノール
1−(1−ベンジルインダゾール−3−イル)−2−ニトロエタノール(22g;0.074モル)およびのラネーニッケル(12mL)の無水エタノール(200mL)の混合物をモデル3921Parr水素化装置に水素雰囲気下室温で置き、3時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、溶液を減圧下で蒸発させた。粗残留物を1.5NのHCl(100mL)に溶解し、ジエチルエーテル(3×100mL)で洗浄した。酸性相を10N のNaOHで塩基性pHにし、このようにして形成した固体を濾別し、ベンゼンでの結晶化によって精製した。]
[0092] 生成物をジエチルエーテル(100mL)に溶解し、約1NのHClのジエチルエーテル溶液によって室温で処理した。]
[0093] このように形成した固体を濾別し、無水エタノールでの結晶化によって精製した。]
[0094] このようにして2−アミノ−1−(1−ベンジル1H−インダゾール−3−イル)エタノール10.0gを得た。
m.p.=分解を伴った126℃
1H−NMR(DMSO−d6,δppm):3.26(d,J=6.87Hz,2H),5.29(q,J=5.90Hz,1H),5.63(s,2H),6.31(d,J=5.12Hz,1H),7.15(t,J=7.45Hz,1H),7.21−7.35(m,5H),7.38(t,J=7.67Hz,1H),7.67(d,J=8.62Hz,1H),7.94(d,J=8.04Hz,1H),8.30(bs,2H)]
[0095] 化合物2の調製
1−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−2−(エチルアミノ)エタノール
1−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)−2‐クロロエタノール(8.8g;0.031モル)およびエチルアミン(7g;0.155モル)のベンゼン(60mL)の混合物を閉管内130℃で8時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、水(3×20mL)で洗浄することによって反応が完了した。次いで、有機相を1NのHCl(3×50mL)で抽出した。酸性相を一緒にし、ジエチルエーテル(3×50mL)で洗浄し、次いで25%NaOHで塩基性pHにした。析出した固体を濾別し、クロロホルム(200mL)に溶解し、中和するまで水で洗浄した。次いで、溶媒を減圧下で濃縮し、粗残留物をベンゼンでの結晶化によって精製した。]
[0096] 次に、固体をイソプロパノール(150mL)に溶解し、約1NのHClのジエチルエーテル溶液によって室温で処理した。析出した生成物を濾別し、イソプロパノールでの結晶化によって精製した。1−(1−ベンジル1Hの−インダゾール−3−イル)−2(エチルアミノ)エタノール塩酸塩4.8gを得た。
m.p.=153〜154℃
1H−NMR(DMSO−d6,δppm):1.25(t,J=7.27Hz,3H),3.05(q,J=7.16Hz,2H),3.29−3.43(m,2H),5.36−5.49(m,1H),5.63(s,2H),6.39(d,J=4.95Hz,1H),7.16(ddd,J=8.01;7.02;7.21−7.35(m,5H),0.83Hz,1H)7.39(ddd,J=8.38;6.98;0.99Hz,1H),7.68(d,J=8.60Hz,1H),7.96(dt,J=8.13;0.89Hz,1H),8.65−9.63(m,1H)]
[0097] 実施例1
ヒト単核細胞線におけるMCP−1の遺伝子発現の分析
リポ多糖類(LPS)活性化のMonoMac6細胞によるMCP−1の発現を阻害する化合物1の能力を評価した。細胞を96ウェルプレート内に50000細胞/ウェルの濃度で置いた。化合物を表1に示す最大可溶な濃度(30〜300μMの範囲)で試験し、1時間培養した。次いで、細胞をLPS(100ng/mL)で4時間活性化した。]
[0098] 総RNAを、RNeasyミニキット(Qiagen社)を用いて細胞ペレットから抽出し、TaqMan Reverse転写試薬合成キット(Applied Biosystems社)によって逆転写し、得られたcDNAをリアルタイムPCR反応で使用した。96ウェルプレートでの増幅を、ABIPrism 7000配列検出システム(Applied Biosystems社)を使用して、以下の温度プロファイル:2分間50℃、10分間95℃および、15秒間95℃の45サイクルおよび1分間60℃を適用することによって得た。増幅のために、ヒトMCP−1に特有のプライマーおよびプローブのセットを使用した(Applied Biosystems社, RefSeq NM_002982.3)。β−アクチン用のプライマーおよびプローブのセットを、標準化のために試料の内部対照として別のウェルに使用した。反応が起こった時点で、蛍光データが各試料に関して閾値周期(ct)を算出し、次にΔΔCt方法によって相対的な数量化を行うことによりABI Prism 7000 SDSソフトウェアを使用して分析した。]
[0099] 得られた結果を阻害の百分率として示し、下記の表1で照合した。]
[0100] ]
[0101] 表1で得られた結果により示されるように、化合物1および2は、ヒト単核細胞線におけるMCP−1のLPSの誘導発現を十分阻害することができ、それぞれ64%および53%の特定のmRNAのレベル減少を示した。]
[0102] 実施例2
ヒト単核細胞線のMCP−1の産出の測定
リポ多糖類(LPS)活性化MonoMac6細胞によるタンパク質MCP−1の発現を阻害する化合物1および2の能力を評価した。細胞を96ウェルプレートに50000細胞/ウェルの濃度で置いた。化合物を表2に示す最大可溶濃度(30−300μMの範囲)で試験し、1時間培養した。次いで、細胞をLPS(100ng/mL)によって20時間活性化した。]
[0103] MCP−1の産出量を、緩衝剤で適当に希釈した上澄み液において商業的なキット(ELISAMCP-1/JE、R&D Systems社)を使用して免疫酵素の試験(ELISA)によって測定した。]
[0104] 得られた結果を阻害の百分率として示し、下記の表2で照合した。]
[0105] ]
[0106] 表2で得られた結果で示されるように、本発明の化合物1および2は、ヒト単核細胞線におけるMCP−1のLPS−誘導発現を十分に阻害することができ、それぞれ73%および67%の産出したタンパク質のレベル減少を示した。]
[0107] 実施例3
ヒト単核細胞線におけるCX3CR1の遺伝子発現の分析
リポ多糖類(LPS)活性化MonoMac6細胞によるCX3CR1の発現を阻害する化合物1の能力を評価した。細胞を96ウェルプレート内に50000細胞/ウェルの濃度で置いた。化合物を表3に示す最大可溶な濃度(30−300μM範囲)で試験し、1時間培養した。次いで、細胞をLPS(100ng/mL)で20時間活性化した。]
[0108] 総RNAを、RNeasyミニキット(Qiagen社)を使用して細胞ペレットから抽出し、TaqMan Reverse転写試薬合成キット(Applied Biosystems社)によって逆転写し、得られたcDNAをリアルタイムPCR反応で使用した。96ウェルプレートでの増幅を、ABIPrism 7000配列検出システム(Applied Biosystems社)を使用して、以下の温度プロファイル:2分間の50℃、10分間95℃および15秒間95℃の45サイクルおよび1分間の60℃を適用することによって得た。増幅のために、ヒトCX3CR1に特有のプライマーおよびプローブのセットを使用した(Applied Biosystems社, RefSeq NM_002982.3)。β−アクチン用のプライマーおよびプローブのセットを、標準化のために試料の内部コントロールとして別のウェルに使用した。反応が起こった時点で、蛍光データが各試料に関して閾値周期(ct)を算出し、次にΔΔCt方法によって相対的な数量化を行うことによりABI Prism 7000 SDSソフトウェアを使用して分析した。]
[0109] 得られた結果を阻害の百分率として示し、下記の表3で照合した。]
[0110] ]
実施例

[0111] 表3で得られた結果で示されるように、本発明の化合物1および2は、ヒト単核細胞線におけるCX3CR1のLPS−誘導発現を十分に阻害することができ、それぞれ96%および85%の特定のmRNAのレベル減少を示した。]
权利要求:

請求項1
次式(I):(式中のAは−X1−または−X1−O−X2−であり、X1は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基で任意に置換され、X2は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基又は炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルコキシ基で任意に置換され、Yは水素、−OH、−N(R11)(R12)、−N(R11)O(R12)であり、R11は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基であるか、またはR11はR12と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、R12は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルアリール基、アルキルヘテロアリール基、COR’、COOR’CON(R’)(R”)であり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、またはR12がR11と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、R1およびR2は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R3、R4およびR8は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、−CN、−CONR’R”、−SO2NR’R”、−SO2R’、ニトロおよびトリフルオロメチルであり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R5は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、ニトロおよびトリフルオロメチルであるか、またはR5がR6およびR7の一つと共に炭素原子5または6を有する環を形成し、ここでR’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R6およびR7は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、若しくは一緒にC=O基を形成するか、またはR6およびR7の一つがR5と共に炭素原子5または6を有する環を形成する)で表わされる化合物。
請求項2
前記X1が炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルキル基で任意に置換される炭素原子1〜4を有するアルキル基であり、X2が炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルキル基若しくは炭素原子1または2を有する一つ以上のアルコキシ基で任意に置換される炭素原子1〜4を有するアルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
請求項3
前記X1がCH2基、CH2CH2基、C(CH3)2基またはC(CH3)2CH2基からなる群から選択され、X2がCH2基、CH2CH2基、CH2CH2CH2基、C(CH3)2基、C(CH3)2CH2基またはCH2C(CH3)2CH2基からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
請求項4
前記残基AがCH2基、C(CH3)2基、CH2OCH2CH2基およびCH2OCH2CH2CH2基からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
請求項5
前記R11およびR12が互いに同一または異なり、水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基であるか、または一緒に5または6員環のヘテロ環を形成することを特徴とする請求項1に記載の化合物。
請求項6
前記R1およびR2が互いに同一または異なり、水素原子または炭素原子1〜3を有するアルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
請求項7
前記R3、R4およびR8が互いに同一または異なり、水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基、炭素原子1または2を有するアルコキシ基、Br、ClまたはF原子、OH基、ニトロ基、トリフルオロメチル基または基N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、−CN、−CONR’R”、−SO2NR’R”、−SO2R’からなる群から選択され、R’およびR”が互いに同一または異なり、水素原子および炭素原子1〜3を有するアルキル基によって示されることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
請求項8
前記R5が水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基、炭素原子1または2を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、OH基からなる群から選択されるか、またはR5がR6およびR7の一つと共に炭素原子5または6を有する環を形成することを特徴とする請求項1に記載の化合物。
請求項9
前記R6およびR7が互いに同一または異なり、水素原子、炭素原子1〜3を有するアルキル基からなる群から選択されるか、若しくは一緒にC=O基を形成するか、またはR6およびR7の一つがR5と共に炭素原子5または6を有する環を形成することを特徴とする請求項1に記載の化合物。
請求項10
前記請求項のいずれか一項に記載の式(I)の化合物もしくはその薬学的に許容可能な塩、エステルまたはプロドラックと、少なくとも一つの薬学的に許容可能な賦形剤とを含む医薬品組成物。
請求項11
前記薬学的に許容可能な塩が、生理的に許容可能な有機もしくは無機酸または塩基との付加塩であることを特徴とする請求項10に記載の医薬品組成物。
請求項12
前記生理的に許容可能な酸が塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、酢酸、アスコルビン酸、安息香酸、クエン酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、p‐トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、コハク酸、タンニン酸および酒石酸からなる群から選択されることを特徴とする請求項11に記載の医薬品組成物。
請求項13
前記生理的に許容可能な塩基が水酸化アンモニウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2‐ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、N−メチルグルカミン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、N(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン、N(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミンおよびトロメタミンからなる群から選択されることを特徴とする請求項11に記載の医薬品組成物。
請求項14
前記薬学的に許容可能なエステルが酢酸、アスコルビン酸、安息香酸、クエン酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、p‐トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、コハク酸、タンニン酸および酒石酸からなる群から選択された生理的に許容可能な有機酸を用いて形成されることを特徴とする請求項10に記載の医薬品組成物。
請求項15
前記組成物が式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、エステルもしくはプロドラックまたはその混合物の立体異性体またはエナンチオマーを含むことを特徴とする請求項10〜14のいずれか一項に記載の医薬品組成物。
請求項16
前記薬学的に許容可能な賦形剤が流動促進剤、結合剤、崩壊剤、充填剤、希釈液、調味料、着色剤、流動化剤、潤滑剤、保存剤、湿潤剤、吸収剤および甘味料からなる群から選択されることを特徴とする請求項10〜15のいずれか一項に記載の医薬品組成物。
請求項17
次式(I):(式中のAは−X1−または−X1−O−X2−であり、X1は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基で任意に置換され、X2は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基又は炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルコキシ基で任意に置換され、Yは水素、−OH、−N(R11)(R12)、−N(R11)O(R12)であり、R11は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基であるか、またはR11はR12と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、R12は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルアリール基、アルキルヘテロアリール基、COR’、COOR’CON(R’)(R”)であり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、またはR12がR11と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、R1およびR2は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R3、R4およびR8は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、−CN、−CONR’R”、−SO2NR’R”、−SO2R’、ニトロおよびトリフルオロメチルであり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R5は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、ニトロおよびトリフルオロメチルであるか、またはR5がR6およびR7の一つと共に炭素原子5または6を有する環を形成し、ここでR’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R6およびR7は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、若しくは一緒にC=O基を形成するか、またはR6およびR7の一つがR5と共に炭素原子5または6を有する環を形成する)の化合物のMCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患の治療用の医薬品組成物を製造への使用。
請求項18
前記MCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患が関節疾患、腎臓病、心臓血管疾患、代謝性症候群、肥満、糖尿病、インスリン耐性および癌からなる群から選択されることを特徴とする請求項17に記載の使用。
請求項19
前記MCP−1の発現に基づく疾患が慢性関節リウマチ、ウイルス感染によって誘導される関節炎、乾癬性関節炎、関節症、ループス腎炎、糖尿病性腎障害、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、間質性肺疾患、繊維症、多発性硬化症、アルツハイマー病、HIV関連の痴呆症、過敏性皮膚炎、乾癬、脈管炎、再狭窄、アテローム性動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、急性の冠状動脈疾患、アデノーマ、癌腫および転移によって、代謝病および外科的関与後の合併症からなる群から選択されることを特徴とする請求項17に記載の使用。
請求項20
前記CX3CR1の発現に基づく疾患が慢性関節リウマチ、ループス腎炎、糖尿病性腎障害、クローン病、潰瘍性大腸炎、冠状動脈障害、再狭窄、アテローム性動脈硬化、心筋梗塞、狭心症および外科的関与後の合併症からなる群から選択されることを特徴とする請求項17に記載の使用。
請求項21
次式(I):(式中のAは−X1−または−X1−O−X2−であり、X1は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基で任意に置換され、X2は炭素原子1〜5を有するアルキル基で、炭素原子1〜5を有する一つ以上のアルキル基又は炭素原子1〜3を有する一つ以上のアルコキシ基で任意に置換され、Yは水素、−OH、−N(R11)(R12)、−N(R11)O(R12)であり、R11は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基であるか、またはR11はR12と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、R12は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アルキルアリール基、アルキルヘテロアリール基、COR’、COOR’CON(R’)(R”)であり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、またはR12がR11と共に4〜7員環のヘテロ環を形成し、R1およびR2は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R3、R4およびR8は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、−CN、−CONR’R”、−SO2NR’R”、−SO2R’、ニトロおよびトリフルオロメチルであり、R’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R5は水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基、炭素原子1〜3を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、−OH、−N(R’)(R”)、−N(R’)COR”、ニトロおよびトリフルオロメチルであるか、またはR5がR6およびR7の一つと共に炭素原子5または6を有する環を形成し、ここでR’およびR”は互いに同一または異なり、水素および炭素原子1〜5を有するアルキル基であり、R6およびR7は互いに同一または異なり、水素、炭素原子1〜5を有するアルキル基であるか、若しくは一緒にC=O基を形成するか、またはR6およびR7の一つがR5と共に炭素原子5または6を有する環を形成する)の化合物の有効量を必要とする人に投与することを特徴とするMCP−1およびCX3CR1の発現に基づく疾患を治療または予防する方法。
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