![]() インスリン分泌刺激剤としてのピラジノン誘導体、それらを得る方法および糖尿病を治療するためのそれらの使用
专利摘要:
本発明は、インスリン分泌刺激剤としての式(I)のピラジノン誘導体(式中、n、R1、R2、R3およびR4は請求項1で定義されている通りである)に関する。本発明はまた、これらのピラジノン誘導体の調製ならびに糖尿病および関連する病理を予防および/または治療するための使用に関する。 公开号:JP2011513344A 申请号:JP2010549025 申请日:2009-01-15 公开日:2011-04-28 发明作者:サメ エルバヴァブ、;ミシュリヌ ケルゴア、;クリスティヌ シァロン、;ジェラール ボトン、 申请人:メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung; IPC主号:C07D241-18
专利说明:
[0001] 技術分野 本発明は、インスリン分泌刺激剤としての式(I)のピラジノン誘導体に関する。本発明はまた、これらのピラジノン誘導体の調製ならびに糖尿病および関連する病理を予防および/または治療するためのその使用に関する。] 背景技術 [0002] 発明の背景 2型糖尿病は、最も一般的な世界的疾患の1つである。2007年には、その有病率は、成人人口の5.9%(2億4600万人)と推定され、ますます増加している。糖尿病は心臓血管疾患および卒中の主な危険因子である通り、身体障害性か、または致命的となり得る深刻な微小合併症および大合併症をもたらし得るので、この疾患はさらに深刻である。] [0003] 2型糖尿病は、空腹時および食後高血糖により特徴づけられ、2つの主な異常:標的組織レベルでのインスリン抵抗性および膵臓β細胞からのインスリン分泌の変化の結果である。耐糖能異常(IGT)の段階にあるまさにそのときに、この後者の異常は出現するようである(Mitrakouら、N. Engl. J. Med. 326: 22〜29、1992年)。UK Prospective Diabetes Study(UKPDS)において、糖尿病と診断された時点でβ細胞機能の50%が既に失われていることが観察されており、これは、β細胞機能の低下は、糖尿病と診断される10〜12年前には始まり得ることを示唆している(Holman、Diabetes Res. Clin. Pract. 40 : S21、1998年またはUKPDS Group、Diabetes 44: 1249〜58、1995年)。] [0004] 不十分なインスリン分泌は、β細胞の量的および質的不良、即ち、β細胞質量の低下と、非グルコース分泌促進物質に対する応答は保存されているので、グルコースに応じてのインスリン放出、特に分泌の第一相の特異的不良とによる(Pfeiferら、Am. J. Med. 70: 579〜88、1981年)。グルコースに応じたインスリン放出の正常なプロファイルを回復して、血糖コントロールを正常範囲内に維持することの重要性は、非糖尿病ボランティアにおいて、グルコースに応じたインスリン分泌の第一相を遅らせるとグルコース不耐性をもたらすことを示す研究により支持された(Calles-Escandonら、Diabetes 36: 1167〜72、1987年)。] [0005] スルホニル尿素またはグリニドなどの2型糖尿病患者を治療するために役立つ経口抗糖尿病剤は、β細胞のK−ATPチャンネル上のスルホニル尿素受容体に結合し、細胞内カルシウムおよびインスリンエキソサイトーシスの増大をもたらすことにより、インスリン分泌を誘発することが知られている。したがって、このインスリン放出は総じて、血漿グルコースレベルとは独立していて、これらの分子での治療は通常、長時間の高インスリン血症を誘発し、これは、深刻な低血糖症、体重増加および心臓血管リスクの悪化などの深刻な副作用をもたらし得る。加えて、スルホニル尿素治療で観察される長期間の高インスリン血症は、β細胞質量の保存作用を伴わない場合、β細胞消耗による二次的不全、これらの化合物の別の有害な副作用をもたらし得る。] [0006] 2型糖尿病の新規な治療は、β細胞質量を保存または増大させつつ、とりわけグルコースに応じた、インスリン放出の正常なプロファイルを回復させるべきである。これは、エクセナチドまたはリラグルチドなどのGLP−1類似体で観察されているが、これらの分子はペプチドであり、非経口経路により投与しなければならない。] [0007] 新規な経口小分子でのこのような特性は、他の抗糖尿病薬を超える多大な利点になるであろう。] [0008] 本発明では、式(I)の化合物は、糖尿病および関連する病理を治療するために有用なインスリン分泌刺激剤である。これらは、2型糖尿病における不十分なグルコース誘発インスリン分泌を回復させることにより、血中グルコースレベルを低下させる。] [0009] 特許出願WO2007071646は、精神障害を予防および/または治療するために有用な、拮抗性メラニン凝集ホルモン活性を有するアリールおよびヘテロアリール置換ピラジノン誘導体を記載している。] [0010] EP927171は、大鬱病、不安関連障害、心的外傷後ストレス障害および摂食障害を包含する精神疾患および神経疾患を治療する際に使用するためのピラジノン副腎皮質刺激ホルモン放出因子アンタゴニストを記載している。] [0011] WO2007071646 EP927171] 先行技術 [0012] Mitrakouら、N. Engl. J. Med. 326: 22〜29、1992年 Holman、Diabetes Res. Clin. Pract. 40 : S21、1998年 UKPDSGroup、Diabetes 44: 1249〜58、1995年 Pfeiferら、Am. J. Med. 70: 579〜88、1981年 Calles-Escandonら、Diabetes 36: 1167〜72、1987年] 発明が解決しようとする課題 [0013] 発明の概要 本発明は、式(I)のピラジノン誘導体を対象とする。前記誘導体は、糖尿病および関連する病理を治療するために有用である。本発明によるピラジノン誘導体は、下式(I)を有し:] [0014] ] [0015] [式中、 n=0、1、2であり; R1は、水素、ヘテロアリール、Zから選択され; R2は、水素、ハロゲン、ヘテロアリール、Zから選択され; R3は、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、Zから選択され; ここで、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R2およびR3は、Zから選択される任意の置換基により置換されていてもよい飽和または不飽和の環を構成していてよく; R4は、 Z;] [0016] ] [0017] (式中、 m=1〜6であり; R7およびR8は独立に、水素、アリール、ヘテロアリール、Zから選択され; ここで、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R7およびR8は一緒に、複素環を構成していてよく;複素環は、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);] [0018] ] [0019] (式中、 p=1〜6であり; R9は、アリール、ヘテロアリール、O−R10、Zから選択され; ここで、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R10は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキルから選択され; ここで、アルキル、アリール、アリールアルキル基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよい)から選択され; Zは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールアルキルチオアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアリールアルキルチオアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキルチオアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルチオアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、シクロアルキルチオアルキル、シクロアルキルアルキルチオアルキル から選択され; これらの基はそれぞれ、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基は、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよく; Yは、ヒドロキシ、チオ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、カルボキシメチル、カルボキシエチル、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、アリールスルホニルアルキル、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、NR5R6、アジド、ニトロ、グアニジノ、アミジノ、ホスホノ、オキソ、カルバモイル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アルキルチオから選択され、2個のY基は、メチレンジオキシ(mehelenedioxy)を形成していてよく; ここで、R5およびR6は独立に、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルから選択され; ここで、アルキル、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R5およびR6は一緒に、複素環を構成していてよく;この複素環は、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい]、 他の好ましい化合物は、R4がアリールまたはヘテロアリール基ではない一般式(I)の化合物; さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩である。] [0020] 他の好ましい実施形態では、本発明は、 n=0、1、2であり; R1が、水素、アルキル、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキルから選択され;これらの基がそれぞれ、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよく; R2が、水素、ハロゲン、アルキルから選択され;ここで、アルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R3が、水素、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルから選択され; ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R2およびR3が、Yから選択される任意の置換基により置換されていてもよい飽和または不飽和の環を構成していてよく; R4が Z(ここで、Zが、アルキル、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキルであり; これらの基はそれぞれ、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);] [0021] ] [0022] (式中、 m=1〜6であり; R7およびR8が独立に、水素、アリール、ヘテロアリール、Zから選択され; ここで、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R7およびR8が一緒に、複素環を構成していてよく;複素環が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);] [0023] ] [0024] (式中、 p=1〜6であり; R9が、アリール、ヘテロアリール、O−R10、Zから選択され; ここで、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R10が、水素、アルキル、アリール、アリールアルキルから選択され; ここで、アルキル、アリール、アリールアルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよい) から選択され; Yが、ヒドロキシ、チオ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、カルボキシメチル、カルボキシエチル、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、アリールスルホニルアルキル、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、NR5R6、アジド、ニトロ、グアニジノ、アミジノ、ホスホノ、オキソ、カルバモイル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アルキルチオから選択され、2個のY基がメチレンジオキシを形成していてよく; ここで、R5およびR6が独立に、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルから選択され;ここで、アルキル、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; ここで、R5およびR6が一緒に、複素環を構成していてよく、複素環が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい 式(I)のピラジノン誘導体、 さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩を提供する。] [0025] 他の好ましい実施形態では、本発明は、 n=0、1、2であり; R1が、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルから選択され; ここで、アルキル、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;好ましくは、R1がメチル、エチル、プロピル、ブチルであり;これらの基がそれぞれ、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R2が水素であり; R3が水素、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアリールから選択され; ここで、アルキル、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;好ましくは、R3が、Cl、Brと、Yから選択される1個または複数の基により置換されていてもよいフェニルとであり; R4が Z(ここで、Zが、アルキル、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキルであり; ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);] [0026] ] [0027] (式中、 m=1〜6であり; R7およびR8が独立に、水素、アリール、ヘテロアリール、Zから選択され; ここで、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R7およびR8が一緒に、複素環を構成していてよく;前記複素環が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);] [0028] ] [0029] (式中、 p=1〜6であり; R9が、アリール、ヘテロアリール、O−R10、Zから選択され; ここで、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R10が、水素、アルキル、アリール、アリールアルキルから選択され; ここで、アルキル、アリール、アリールアルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよい) から選択され;好ましくは、R4が、ベンジル、フェニルエチル、フェノキシエチル、フェニル−2−オキソエチル、2−オキソ−2−ピペリジ−1−イルエチル、N−フェニルアセトアミド、N−メチル−N−フェニルアセトアミド、N−シクロヘキシル−N−メチルアセトアミドであり;これらの基がそれぞれ、Yから選択される1個または複数の基により置換されていてもよく、 Yが、ヒドロキシ、チオ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、カルボキシメチル、カルボキシエチル、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、アリールスルホニルアルキル、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、NR5R6、アジド、ニトロ、グアニジノ、アミジノ、ホスホノ、オキソ、カルバモイル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アルキルチオから選択され、2個のY基が、メチレンジオキシを形成していてよく; ここで、R5およびR6が独立に、水素、Z、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルから選択され; ここで、アルキル、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく; R5およびR6が一緒に、複素環を構成していてよく、前記複素環が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよく;好ましくは、Yが、ハロゲン、トリフルオロメチル、アルキル、アルコキシである 式(I)のピラジノン誘導体を提供し; 他の好ましい化合物は、 R4が] [0030] ] [0031] (式中、m、R7およびR8は、上記で定義された通りである)] [0032] ] [0033] (式中、pおよびR9は、上記で定義された通りである) から選択される一般式(I)の化合物、 さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩である。] [0034] 式(I)の化合物は、下記の化合物: 3−(ベンジルチオ)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−ベンジルスルホニル−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−メチルベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−フルオロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−(ベンジルスルホニル)−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 1−エチル−3−[(4−ブロモベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−[(3−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 1−メチル−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(3−トリフルオロメチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 3−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]スルホニル}−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 1−エチル−3−{[2−(4−メトキシフェノキシ)エチル]スルホニル}ピラジン−2(1H)−オン 3−{[2−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(1,1’−ビフェニル−4−イルメチル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−{[2−(4−クロロフェノキシ)エチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−{[2−(4−メチルフェニル)エチル]スルホニル}−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(1,1’−ビフェニル−4−イルメチル)スルホニル]−1−ブチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−メトキシベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]−1−メチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]−1−メチルピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(4−メトキシベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−エチル−3−[(4−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−エチル−3−[(3−トリフルオロメチベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−エチル−3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−エチル−3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(2−メチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−エチル−3−[(2−メチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルフィニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチル−5−フェニルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−5−(4−クロロフェニル)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチル−5−(4−フルオロフェニル)ピラジン−2(1H)−オン 2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)チオ]−N−フェニルアセトアミド 2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−フェニルアセトアミド 5−クロロ−1−エチル−3−[(2−オキソ−2−ピペリジン−1−イルエチル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−メチル−N−フェニルアセトアミド 2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−シクロヘキシル−N−メチルアセトアミド さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩 さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩 から選択することができる。] [0035] より好ましくは、本発明による式(I)の化合物は、 1−エチル−3−[(4−ブロモベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−エチル−3−ベンジルスルホニルピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(3−トリフルオロメチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 1−ブチル−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−5−(4−クロロフェニル)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−フルオロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−[(4−メチルベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 3−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]スルホニル}−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン 5−クロロ−1−エチル−3−[(2−オキソ−2−ピペリジン−1−イルエチル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オンさらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩から選択することができる。] [0036] 本発明はまた、一般式(I)の化合物のラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび有機または無機塩、さらに、その多形体を包含するその結晶形および式(I)の化合物の多形体に関する。] [0037] 本発明は、これらの化合物のラセミ混合物だけではなく、その個々の立体異性体および/またはジアステレオ異性体に、さらに、あらゆる比でのこれらの混合物を対象とする。上記で定義された通り、十分に酸性な官能基もしくは十分に塩基性の官能基またはその両方を含有する式(I)の本発明の化合物は、有機もしくは無機酸または有機もしくは無機塩基の対応する薬学的に許容できる塩を包含し得る。] [0038] 「薬学的に許容できる塩」との表現は、本発明の化合物の比較的非毒性の無機および有機酸付加塩ならびに塩基付加塩を指す。これらの塩は、化合物の最終単離および精製の間にその場(in situ)で調製することができる。詳細には、精製された化合物をその精製された形態で有機または無機酸と別に反応させ、そうして形成した塩を単離することにより、酸付加塩を調製することができる。生じる塩は例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩(hydrogenosulfate)、リン酸二水素塩(dihydrogenophosphate)、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、トリフルオロ酢酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、パラ−トルエンスルホン酸塩である。] [0039] 本発明はまた、有機または無機塩基との薬学的に許容できる塩に関する。詳細には、精製された化合物をその精製された形態で有機または無機塩基と別に反応させ、そうして形成した塩を単離することにより、塩基付加塩を調製することができる。生じる塩は例えば、金属塩、詳細には、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩および遷移金属塩(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなど)、またはアンモニアまたは第2級もしくは第3級アミン(ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリンなど)などの塩基で、または塩基性アミノ酸で、またはオサミン(メグルミンなど)で、またはアミノアルコール(3−アミノブタノールおよび2−アミノエタノールなど)で得られる塩である。] [0040] 本発明はまた、ラセミ化合物をキラル分割するために使用される塩に関する。] [0041] 例として、下記のキラル酸を使用することができる:(+)−D−ジ−O−ベンゾイル酒石酸、(−)−L−ジ−O−ベンゾイル酒石酸、(−)−L−ジ−O,O’−p−トルイル−L−酒石酸、(+)−D−ジ−O,O’−p−トルイル−L−酒石酸、(R)−(+)−リンゴ酸、(S)−(−)−リンゴ酸、(+)−樟脳酸、(−)−樟脳酸、R−(−)1,1’−ビナフタレン−2,2’−ジイルヒドロゲノホスホン酸、(+)−カンファン酸、(−)−カンファン酸、(S)−(+)−2−フェニルプロピオン酸、(R)−(+)−2−フェニルプロピオン酸、D−(−)−マンデル酸、L−(+)−マンデル酸、D−酒石酸、L−酒石酸または任意のその混合物。例として、下記のキラルアミンを使用することができる:キニン、ブルシン、(S)−1−(ベンジルオキシメチル)プロピルアミン(III)、(−)−エフェドリン、(4S,5R)−(+)−1,2,2,3,4−テトラメチル−5−フェニル−1,3−オキサゾリジン、(R)−1−フェニル−2−p−トリルエチルアミン、(S)−フェニルグリシノール、(−)−N−メチルエフェドリン、(+)−(2S,3R)−4−ジメチルアミノ−3−メチル−1,2−ジフェニル−2−ブタノール、(S)−フェニルグリシノール、(S)−α−メチルベンジルアミンまたは任意のそれらの混合物。] [0042] また、本発明範囲には、式(I)の化合物のプロドラッグが包含される。] [0043] 本明細書で使用される場合、「プロドラッグ」との用語は、生物系に投与されると、自発的な化学反応、酵素に触媒される化学反応および/または代謝による化学反応の結果として「薬物」物質(生物学的に活性な化合物)を生じる任意の化合物を指す。] [0044] 本発明では、かつ本明細書で使用される場合、下記の用語は、別段に明確に述べられていない限り、下記の意味で定義される。] [0045] 「アリール」との用語は、5〜14個の環原子および共役パイ(π)電子系を有する少なくとも1個の環を有する芳香族基を指し、ビアリール基を包含し、いずれも置換されていてもよい。適切なアリール基には、フェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリル、フェナントリル、インデニルなどが包含される。] [0046] 「ヘテロアリール」との用語は、1から4個のヘテロ原子を芳香族環中の環原子として含有し、残りの環原子が炭素原子である5〜14個の環原子の芳香族複素環を指す。適切なヘテロ原子には、O、S、Nが包含される。適切なヘテロアリール基には、フラニル、ベンゾフラニル、チエニル、ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジニル、ピラジニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、キノリニル、トリアゾリル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、インダゾリル、イソチアゾリル、インドリル、オキサジアゾリルなどが包含される。] [0047] 「シクロアルキル」との用語は、置換されていてもよい飽和炭素環基を意味し、3から10個の炭素原子を有する単環式、二環式および三環式化合物を包含する。適切なシクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル、アダマンチルなどである。] [0048] 「ヘテロシクロアルキル」との用語は、好ましくはO、SおよびNから選択される1個または複数のヘテロ原子を任意選択で酸化された状態(SおよびNで)で含み、任意選択で1個または複数の二重結合を含む置換されていてもよい単環式、二環式または三環式基を指す。環のうちの少なくとも1個は好ましくは、1から4個の環内ヘテロ原子、より好ましくは1から3個のヘテロ原子を含む。最も好ましくは、ヘテロシクロアルキル(または単に「複素環式」)基は、それぞれ5から8個の節を有する1個または複数の環を含む。複素環基の例は、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、テトラヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、ピラゾリジニル、1,3−ジオキソラニル、ピロリジニル、ピラニル、ジヒドロピラニル、イソオキサゾリジニル、イミダゾリル、イミダゾリジニルなどである。] [0049] 「複素環」との用語は、好ましくはO、SおよびNから選択される1個または複数のヘテロ原子を任意選択で酸化された状態(SおよびNで)で含み、任意選択で1個または複数の二重結合を含む置換されていてもよい単環式、二環式または三環式基を指す。環のうちの少なくとも1個は好ましくは、1から4個の環内ヘテロ原子、より好ましくは1から3個のヘテロ原子を含む。複素環の例は、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、ピロリジン、チアゾリジン、オキサゾリジン、ピラゾリジン、イソオキサゾリジン、イミダゾリジンである。] [0050] 「アルキル」との用語は、直鎖および分枝鎖基を包含する飽和脂肪族基を指す。1から20個の炭素原子を有する適切なアルキル基には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デカノイル、ドデカノイル、ヘキサデシル、オクタデシル基などが包含される。] [0051] 「アルケニル」との用語は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含む不飽和基を指し、直鎖、分枝鎖および環式基を包含する。2から20個の炭素原子を有する適切なアルケニル基には、エテニル、2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニルなどが包含される。] [0052] 「アルキニル」との用語は、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含む不飽和基を指し、直鎖、分枝鎖および環式基を包含し、任意選択で、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を包含する。2から20個の炭素原子を有する適切なアルキニルには、エチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニルなどが包含される。] [0053] 「アリールアルキル」との用語は、アリール基で置換されているアルキル基、好ましくは、1から20個の炭素原子を有するアルキル基を指す。適切なアリールアルキル基には、ベンジル、ピコリルなどが包含される。] [0054] 「アリールアルケニル」との用語は、アリール基で置換されているアルケニル基、好ましくは、1から20個の炭素原子を有するアルケニル基を指す。] [0055] 「アリールアルキニル」との用語は、アリール基で置換されているアルキニル基、好ましくは、1から20個の炭素原子を有するアルキニル基を指す。] [0056] 「アルコキシ」との用語は、「alk」がアルキル基である基alk−O−を指す。] [0057] 「アリールオキシ」との用語は、基アリール−O−を指す。] [0058] 「アリールオキシアルキル」との用語は、アリールオキシ基で置換されているアルキル基を指す。] [0059] 「アリールアルコキシアルキル」との用語は、アリールアルコキシ基で置換されているアルキル基を指す。] [0060] 「アリールアルコキシ」との用語は、「Alk」がアルキル基である基アリール−Alk−O−を指す。] [0061] 「アリールチオアルキル」との用語は、アリールチオ基で置換されているアルキル基を指す。] [0062] 「アルキルスルフィニル」との用語は、アルキル−SO−基を指す。] [0063] 「アルキルスルホニル」との用語は、アルキル−SO2−基を指す。] [0064] 「アリールスルホニルアルキル」との用語は、アリールスルホニル(アリール−SO2−)基で置換されているアルキル基を指す。] [0065] 「アリールアルキルチオアルキル」との用語は、アリールアルキルチオで置換されているアルキル基を指す。] [0066] 「ヘテロアリールアルキル」との用語は、ヘテロアリール基で置換されているアルキル基を指す。] [0067] 「ヘテロアリールオキシアルキル」との用語は、ヘテロアリールオキシ基で置換されているアルキル基を指す。] [0068] 「ヘテロアリールアルコキシアルキル」との用語は、ヘテロアリールアルコキシ基で置換されているアルキル基を指す。] [0069] 「ヘテロアリールチオアルキル」との用語は、ヘテロアリールチオ基で置換されているアルキル基を指す。] [0070] 「ヘテロアリールアルキルチオアルキル」との用語は、ヘテロアリールアルキルチオ基で置換されているアルキル基を指す。] [0071] 「ヘテロシクロアルキルアルキル」との用語は、ヘテロシクロアルキル基で置換されているアルキル基を指す。] [0072] 「ヘテロシクロアルキルオキシアルキル」との用語は、ヘテロシクロアルキルオキシ基で置換されているアルキル基を指す。] [0073] 「ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル」との用語は、ヘテロシクロアルキルアルコキシ基で置換されているアルキル基を指す。] [0074] 「ヘテロシクロアルキルチオアルキル」との用語は、ヘテロシクロアルキルチオ基で置換されているアルキル基を指す。] [0075] 「ヘテロシクロアルキルアルキルチオアルキル」との用語は、ヘテロシクロアルキルアルキルチオ基で置換されているアルキル基を指す。] [0076] 「シクロアルキルアルキル」との用語は、シクロアルキル基で置換されているアルキル基を指す。] [0077] 「シクロアルキルオキシアルキル」との用語は、シクロアルキルオキシ基で置換されているアルキル基を指す。] [0078] 「シクロアルキルアルコキシアルキル」との用語は、シクロアルキルアルコキシ基で置換されているアルキル基を指す。] [0079] 本明細書において有機基または化合物に関連して言及されている「低級」との用語はそれぞれ、そのものを、包括的に10個まで、好ましくは包括的に6個まで、有利には1から4個の炭素原子を有すると定義している。このような基は、直鎖、分枝鎖または環式鎖であってよい。] [0080] 「アルキルチオ」との用語は、基アルキル−S−を指す。] [0081] 「シクロアルキルチオ」との用語は、基シクロアルキル−S−を指す。] [0082] 「シクロアルキルチオアルキル」との用語は、シクロアルキルチオ基で置換されているアルキル基を指す。] [0083] 「シクロアルキルアルキルチオアルキル」との用語は、シクロアルキルアルキルチオ基で置換されているアルキル基を指す。] [0084] 「ハロゲン」との用語は、フッ素、臭素または塩素原子を指す。] [0085] 「アミジノ」との用語は、−C(NR5)−NR5R6を指し、ここで、R5R6は上記で定義された通りであり、水素を除いて全て、置換されていてもよい。] [0086] 「カルバモイル」との用語は、非置換アミノカルボニル基を指す。] [0087] 式(I)による本発明の化合物は、血糖降下活性を示し、インスリン抵抗性症候群に関連する病理を治療するのに有用である。] [0088] インスリン抵抗性は、インスリンの作用の低下により特徴づけられ(「Presse Medicale」、(1997年)、26(14)、671〜677参照)、糖尿病、より詳細には非インスリン依存性糖尿病(2型糖尿病またはNIDDM)、異脂肪血症、肥満、動脈性高血圧ならびにまた、ある種の心臓、微小血管および大血管合併症、例えば、アテローム動脈硬化症、網膜障害および神経障害などの多くの病理学的状態に関与している。これに関連して、例えば、Diabetes、37、(1988年)、1595〜1607; Journal of Diabetes and its complications、12、(1998年)、110〜119; Horm. Res.、38、(1992年)、28〜32が参照されるであろう。] [0089] 本発明はまた、活性成分として少なくとも1種の上記で定義された通りの式(I)の化合物および/または薬学的に許容できるその塩を1種または複数の薬学的に許容できる担体、補助剤、希釈剤もしくは賦形剤と組み合わせて含有する医薬組成物に関する。当業者であれば、医薬組成物を製剤するために適しているこのような様々な担体、補助剤、希釈剤または賦形剤化合物の全体が分かる。] [0090] 本発明の医薬組成物は、経口、非経口、静脈内、筋肉内、直腸、経粘膜または経皮を包含する様々な経路により投与することができる。] [0091] したがってこれらは、注射可能な液もしくは懸濁液または多回投与用ボトルの形態で、そのままかもしくはコーティングされた錠剤、糖衣錠剤、ウェハカプセル、ゲルカプセル、ピル、サシェ、粉剤、坐剤もしくは直腸カプセル、液剤もしくは懸濁剤の形態で、極性溶媒中で経皮使用するために、または経粘膜使用するために提供されるであろう。] [0092] このような投与に適した賦形剤は、固体形態ではセルロースまたは微結晶性セルロース誘導体、アルカリ土類金属炭酸塩、リン酸マグネシウム、デンプン、変性デンプン、ラクトースなどの薬学的に許容できる賦形剤である。] [0093] 直腸での使用では、カカオ脂またはステアリン酸ポリエチレングリコールが好ましい賦形剤である。] [0094] 非経口での使用では、水、水溶液、生理食塩水および等張液が、使用に最も適している媒体である。例えば、経口投与では、例えば、顆粒、錠剤もしくはコーティングされた錠剤、ピル、カプセル、ゲルカプセル、ゲル、カシェ剤または粉剤の形態では、化合物の適切な薬量は、1日当たり体重当たり約0.1mg/kgから約100mg/kg、好ましくは、約0.5mg/kgから約50mg/kg、より好ましくは、約1mg/kgから約10mg/kg、最も好ましくは、約2mg/kgから約5mg/kgである。] [0095] 使用することができる上記の通りの1日経口用量範囲を説明するために10kgおよび100kgの代表的な体重で考えると、式(I)の化合物の適切な用量は、約1〜10mg/日から1000〜10000mg/日、好ましくは約5〜50mg/日から500〜5000mg/日、より好ましくは10〜100mgから100〜1000mg/日、最も好ましくは、20〜200mgから50〜500mg/日であろう。] [0096] しかしながら、任意の特定の患者での特異的な用量レベルは、当業者であればよく理解するように、使用される特異的な化合物の活性;治療される個人の年齢、体重、全身健康、性別および食事;投与時間および経路;排出速度;既に投与されている他の薬物;ならびに治療を受ける特定の疾患の重症度を包含する様々な因子に左右されることは理解されるであろう。] [0097] 上記の通り、経口投与に適した本発明の製剤を、それぞれ予め決定された量の活性成分を含有するカプセル、カシェ剤もしくは錠剤などの個別の単位として;粉剤もしくは顆粒として;水性もしくは非水性液中の液剤もしくは懸濁剤として;または水中油型液体エマルションもしくは油中水型液体エマルションとして提供することができる。活性成分はまた、ボーラス、舐剤またはペーストとして投与することができる。] [0098] 男性での非インスリン依存型糖尿病では、高血糖は、2つの主な異常:インスリン分泌の変化ならびに肝臓、筋肉および脂肪組織が知られている3つの部位のレベルでのインスリン有効性の低下の結果である。] [0099] 本発明はまた、高血糖に関連する病理を予防および/または治療するための医薬品を調製するため;好ましくは糖尿病を治療するため、より好ましくは2型糖尿病ならびに高インスリン血症により増大する代謝障害、高コレステロール血症、高脂血症および高血糖に関連する病理を予防および/または治療するための、グルコース濃度に応じたインスリン分泌を誘発する医薬品を調製するため;動脈性高血圧、炎症プロセス、微小血管症、大血管障害、網膜障害および神経障害などの糖尿病関連の微小血管および大血管合併症から選択される疾患を治療するため;異脂肪血症および肥満、またはアテローム動脈硬化症、心筋虚血を含む心臓血管疾患などの疾患を治療するために、高血糖を低下させるための、一般式(I)の化合物、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩に関する。] [0100] 本発明はまた、高血糖に関連する病理を予防および/または治療するため、好ましくは糖尿病を治療するため、より好ましくは2型糖尿病ならびに高インスリン血症により増大する代謝障害、高コレステロール血症、高脂血症および高血糖に関連する病理を予防および/または治療するため;動脈性高血圧、炎症プロセス、微小血管症、大血管障害、網膜障害および神経障害などの糖尿病関連の微小血管および大血管合併症から選択される疾患を治療するため;異脂肪血症および肥満、またはアテローム動脈硬化症、心筋虚血を含む心臓血管疾患などの疾患を治療するため、高血糖を低下させるために、少なくとも1種の一般式(I)の化合物、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩、ならびにそのプロドラッグを使用することに関する。] [0101] 本発明はまた、スキーム1(中間体ピラジノン誘導体の調製);スキーム2(ピラジノン誘導体の調製、方法A)またはスキーム3(ピラジノン誘導体の調製、方法B)(式中、n、R1、R2、R3およびR4は式(I)で上記で定義された通りである)に示されている下記の代表的な方法に従って、上記で定義された通りの式(I)の化合物を製造する方法に関する。] [0102] 下記のスキームは、代表的な目的のために示されており、説明を容易にすることを単に目的としている。言うまでもなく、得られる式(I)の化合物の性質に応じて、当業者は示されている方法を、適切な出発物質を選択することにより改変することができ、その際、置換基R1、R4の性質を、特に、所望の鎖の性質および長さを目的として変更することができる。] [0103] 本発明で有用な化合物は、特に述べられていない限り、従来使用されているか、または文献、特許もしくは特許出願、Chemical Abstractおよびインターネット上に記載されている方法を意味する、既知の方法を適用または改変することにより調製することができる。] [0104] 本発明で有用な化合物は、特に述べられていない限り、従来使用されているか、または文献、特許もしくは特許出願、Chemical Abstractおよびインターネットで記載されている方法を意味する、既知の方法を適用または変更することにより調製することができる。] [0105] 中間体ピラジノン誘導体の調製] [0106] ] [0107] [式中、R1は、式(I)において上記で定義された通りである]。] [0108] シュウ酸ジエチル(1)をアミンと、アリコート336などの第4級アンモニウム塩の存在下、クロロホルム、トルエンまたはジクロロメタンなどの不活性溶媒中、20℃から還流の温度で24から100時間反応させることにより、化合物(2)を調製する。] [0109] 式(2)の化合物を(2,2−ジメトキシエチル)アミンなどの保護アミノアセトアルデヒドジアルキルアセテート(aminoacetaldehyde dialkylacetate)と反応させることにより、保護アルデヒドをアセタールの形態で含有する側鎖を伴う中間体(3)を調製する。反応をアルコール、例えば2−プロパノールなどの溶媒中、20℃から還流の温度で1から24時間実施する。] [0110] 化合物(3)を酸性条件下、例えば、酢酸などの溶媒および触媒量の濃塩酸中、20℃から還流の温度で1から24時間環化させることにより、ピラジノン(4)を調製することができる。] [0111] ピラジノン誘導体の調製。方法A] [0112] ] [0113] [式中、n、R1およびR4は、式(I)において上記で定義された通りである]。] [0114] POBr3などの臭素化剤を使用し、1,2−ジクロロエタンなどの不活性溶媒中、20℃から還流の温度、より好ましくは還流で1から24時間、対応する3−ヒドロキシピラジノン(4)を臭素化することにより、3−ブロモピラジノン(5)を調製する。] [0115] 少なくとも1当量の炭酸ナトリウムもしくはカリウム、炭酸セシウムなどの無機塩基またはトリエチルアミンもしくはジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基の存在下、アセトニトリル、テトラヒドロフランまたはトルエンなどの溶媒中、20℃から還流の温度で1から24時間、3−ブロモピラジノン(5)を、非限定的だが、置換されていてもよいベンジルチオール、アルキルチオール誘導体などの適切なチオールと反応させて、チオ誘導体(I)(式中、n=0)を調製する。] [0116] メタクロロ過安息香酸(MCPBA)などの酸化剤を使用して、スルホン誘導体(I)(式中、n=2)を化合物(I)(式中、n=0)から調製する。他の好ましい方法は、少なくとも1当量のペルオキシ一硫酸カリウム(オキソン)を炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下、テトラヒドロフランおよび水などの溶媒中、−20℃から還流の温度、好ましくは、室温で1から24時間使用する。] [0117] 1当量のオキソンを、炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下、テトラヒドロフランおよび水などの溶媒中、−20℃から還流の温度、好ましくは室温で1から4時間使用することで、スルフィニル誘導体(I)(式中、n=1)を化合物(I)(式中、n=0)から調製する。] [0118] ピラジノン誘導体の調製。方法B] [0119] ] [0120] [式中、n、R1およびR4は、式(I)において上記で定義された通りである]。] [0121] 1,2−ジクロロエタンなどの不活性溶媒中、20℃から還流の温度、より好ましくは、還流で1から24時間、POBr3などの臭素化剤を使用して、対応する3−ヒドロキシピラジノン(4)を臭素化することにより、3−ブロモピラジノン(5)を調製する。アセトニトリル、メタノールまたはエタノールなどの溶媒中、20℃から還流の温度、好ましくは、室温で1から24時間、3−ブロモピラジノン(5)をチオ尿素と反応させて、チオカルバミン酸イミド(8)を調製する。次いで、チオカルバミン酸イミド(8)を水酸化ナトリウムまたはカリウムなどの塩基の存在下で加水分解すると、対応する3−メルカプトピラジノン(9)が得られる。] [0122] 少なくとも1当量の炭酸ナトリウムもしくはカリウム、炭酸セシウムなどの無機塩基またはトリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基の存在下、ジクロロメタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはトルエンなどの溶媒中、20℃から還流の温度で1から24時間、3−メルカプトピラジノン(9)を、非限定的であるが置換されていてもよい臭化ベンジルなどのハロゲノ−R4と反応させて、化合物(I)(式中、n=0)を調製する。] [0123] MCPBAなどの酸化剤を使用して、スルホン誘導体(I)(式中、n=2)を化合物(I)(式中、n=0)から調製する。] [0124] 他の好ましい方法は、少なくとも1当量のオキソンを、炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下、テトラヒドロフランおよび水などの溶媒中、−20℃から還流の温度、好ましくは、室温で1から24時間使用する。] [0125] 1当量のオキソンを、炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下、テトラヒドロフランおよび水などの溶媒中、−20℃から還流の温度、好ましくは、室温で、1から4時間使用して、スルフィニル誘導体(I)(式中、n=1)を化合物(I)(式中、n=0)から調製する。] [0126] 下記の例で、本発明を説明するが、これは、本発明を制限するものではない。使用される出発物質は、知られている生成物であるか、知られている手順に従って調製される生成物である。パーセンテージは、別段に述べられていない限り、重量を元に示されている。] [0127] 化合物を特に下記の分析技術を介して特性決定した。] [0128] NMRスペクトルは、Bruker AvanceDPX 300MHz NMR分光計を使用して得た。] [0129] 質量は、Agilent Series 1100質量検出器に接続されたHPLCにより決定した。融点(m.p.)は、Stuart Scientificで測定した。 例: 例1:(エチルアミノ)オキソ酢酸エチル] [0130] ] [0131] ジクロロメタン1000ml中のシュウ酸ジエチル135.8ml(1000mM)およびアリコート336 1gにエチルアミン(水中70%)64.4ml(1000mM)を加えた。反応混合物を室温で72時間撹拌した。反応混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空下で除去すると、オイルが得られ、これ(wich)を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン/ジメチルケトン(95/5)を溶離剤として使用してさらに精製すると、(エチルアミノ)オキソ酢酸エチル59.9gがオイルとして得られた。収率:41.3%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.06(t,3H)、1.28(t,3H)、3.17(m,2H)、4.22(q,2H)、8.92(s,1H) 例2:N−(2,2−ジメトキシエチル)−N’−エチルエタンジアミド] [0132] ] [0133] 2−プロパノール480ml中の(エチルアミノ)オキソ酢酸エチル59.9g(412.6mM)および(2,2−ジメトキシエチル)アミン45ml(412.6mM)を室温で16時間撹拌した。白色の沈澱物を濾過し、2−プロパノールで洗浄し、真空下に乾燥させると、N−(2,2−ジメトキシエチル)−N’−エチルエタンジアミド67.8gが得られた。収率:80.5%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.07(t,3H)、3.15(m,2H)、3.27(m,8H)、4.51(m,1H)、8.62(m,1H)、8.81(m,1H) 例3:1−エチル−3−ヒドロキシピラジン−2(1H)−オン] [0134] ] [0135] 酢酸390ml中のN−(2,2−ジメトキシエチル)−N’−エチルエタンジアミド67.5g(330mM)および濃塩酸2mlを撹拌しながら1時間還流させた。溶媒を真空下で除去すると、オイルが得られ、これ(wich)を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン/メタノール(95/5)を溶離剤として使用してさらに精製すると、1−エチル−3−ヒドロキシピラジン−2(1H)−オン37gがオイルとして得られた。収率:79.5%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.20(t,3H)、3.73(q,2H)、6.34(d,1H)、6.56(d,1H)、11.22(s,1H) 方法A: 例4:3−ブロモ−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0136] ] [0137] ジクロロエタン75ml中の1−エチル−3−ヒドロキシピラジン−2(1H)−オン10.5g(75mM)およびオキシ臭化リン23.1g(80.5mM)を撹拌しながら2時間還流させた。次いで、反応混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液を用いてpH7〜8に中和し、その間、温度を10℃に維持した。次いで、反応混合物を室温で1時間撹拌した。水を加え、有機相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空下で除去した。化合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタンを溶離剤として使用してさらに精製すると、3−ブロモ−1−エチルピラジン−2(1H)−オン6.1gが固体として得られた。収率:40.2%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.18(t,3H)、3.87(q,2H)、7.13(d,1H)、7.75(d,1H) 下記の化合物を、例4においてと同様の手順を使用して得た。 例4−2:3−ブロモ−1−メチルピラジン−2(1H)−オン] [0138] ] [0139] NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):3.51(s,3H)、7.18(d,1H)、7.80(d,1H) 例4−3:3−ブロモ−1−ブチルピラジン−2(1H)−オン] [0140] ] [0141] NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):0.90(t,3H)、1.30(m,2H)、1.65(m,2H)、3.93(t,2H)、7.20(d,1H)、7.79(d,1H) 例4−4:3−ブロモ−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0142] ] [0143] C7H9BrN2O=217.06 質量218.0(M+1) 例5:3−(ベンジルチオ)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0144] ] [0145] THF4ml中の3−ブロモ−1−エチルピラジン−2(1H)−オン250mg(1.23mM)および炭酸カリウム340.3mg(2.46mM)に、ベンジルチオール159μl(1.35mM)を加えた。次いで、反応混合物を室温で16時間撹拌した。水を加え、有機相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空下で除去すると、固体が得られ、これ(wich)を酸化ジイソプロピル中で摩砕し、濾過し、真空下で乾燥させると、3−(ベンジルチオ)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン250mgが得られた。収率:82%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.24(t,3H)、3.92(q,2H)、4.26(s,2H)、7.31(m,4H)、7.39(d,2H)、7.49(d,1H) 例6:3−ベンジルスルホニル−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0146] ] [0147] テトラヒドロフラン4ml中の3−(ベンジルチオ)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン177mg(0.72mM)および炭酸水素ナトリウム66.4mg(0.79mM)に、水4ml中のペルオキシ一硫酸カリウム(オキソン)1.67g(2.87mM)を加えた。次いで、反応混合物を室温で16時間撹拌した。水を加え、有機相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を真空下で除去すると、固体が得られ、これを、酸化ジイソプロピル中で摩砕し、濾過し、真空下で乾燥させると、3−ベンジルスルホニル−1−エチルピラジン−2(1H)−オン103mgが得られた。収率:52%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.34(t,3H)、4.10(q,2H)、4.91(s,2H)、7.34(m,5H)、7.57(d,1H)、8.22(d,1H) 下記の化合物を、例6においてと同じ手順を使用して得た。 例6−2:3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0148] ] [0149] C13H13ClN2O3S=312.77 質量313.0(M+1) 融点:115〜118℃ 例6−3:3−[(4−メチルベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0150] ] [0151] C15H18N2O3S=306.38 質量307.1(M+1) 融点:128−1300C 例6−4:3−[(4−フルオロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0152] ] [0153] C14H15FN2O3S=310.34 質量311.1(M+1) 融点:123〜125℃ 例6−5:3−(ベンジルスルホニル)−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0154] ] [0155] C14H16N2O3S=292.35 質量293,1(M+1) 融点:133〜135℃ 例6−6:1−エチル−3−[(4−ブロモベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0156] ] [0157] C13H13BrN2O3S=357.22 質量357.0(M+1) 融点:135−138℃ 方法B 例7:3−オキソ−4−プロピル−3,4−ジヒドロピラジン−2−イルイミドチオカルバメートヒドロブロミド] [0158] ] [0159] エタノール120ml中の3−ブロモ−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン25.4g(117mM)およびチオ尿素8.9g(117mM)を室温で2時間撹拌した。沈澱物を濾過し、エタノールで洗浄し、真空下で乾燥させると、3−オキソ−4−プロピル−3,4−ジヒドロピラジン−2−イルイミドチオカルバメート26.8がその臭化水素酸塩として得られた。収率:78.1%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):0.88(t,3H)、1.71(m,2H)、3.92(t,2H)、7.46(s,1H)、7.88(s,1H)、9.44(m,2H)、9.81(s,2H) 下記の化合物を、例7においてと同じ手順を使用して得た。 例7−2:4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イルイミドチオカルバメート] [0160] ] [0161] 遊離塩基C7H10N4OS=198.25 質量199.0(M+1) 融点:175〜177℃ 例7−3:4−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イルイミドチオカルバメート] [0162] ] [0163] NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):3.5(s,3H)、7.40(d,1H)、7.87(d,1H)、 9.40(s,2H)、 9.78(s,2H) 例7−4:4−ブチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イルイミドチオカルバメート] [0164] ] [0165] NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):0.89(t,3H)、1.30(m,2H)、1.65(m,2H)、3.95(t,2H)、7.46(d,1H)、7.91(d,1H)、9.46(s,2H)、9.83(s,2H) 例8:3−メルカプト−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0166] ] [0167] 3Nの水酸化ナトリウム水溶液25ml中の3−オキソ−4−プロピル−3,4−ジヒドロピラジン−2−イルイミドチオカルバメートヒドロブロミド26.7g(91.3mM)を室温で3時間撹拌した。反応混合物を3NのHClで中和し、沈澱物を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させると、3−メルカプト−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン9.7gが黄色の固体として得られた。収率:62.3%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):0.86(t,3H)、1.62(m,2H)、3.72(t,2H)、6.5(d,1H)、7.07(d,1H)、13.46(s,1H) 下記の化合物を例8においてと同じ手順を使用して得た。 例8−2:3−メルカプト−1−ブチルピラジン−2(1H)−オン] [0168] ] [0169] NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):0.89(t,3H)、1.26(m,2H)、1.59(m,2H)、3.75(t,2H)、6.53(d,1H)、7.08(d,1H)、13.45(s,1H) m.p.:141〜143℃ 例8−3:3−メルカプト−1−メチルピラジン−2(1H)−オン] [0170] ] [0171] NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):3.30(s,;3H)、6.52(d.1H)、7.02(d,1H)、13.41(s,1H) 例8−4:3−メルカプト−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0172] ] [0173] C8H8N2OS=156.21 質量157.0(M+1) 融点:165〜170℃ 例9:3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0174] ] [0175] テトラヒドロフラン4ml中の3−メルカプト−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン500mg(2.30mM)、臭化4−クロロベンジル319.2μl(1.21mM)および炭酸カリウム637mg(4.6mM)を室温で一晩撹拌した。水を加え、水性層を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させると、オイルが得られ、これを、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン/ジメチルケトン(98/2)を溶離剤として使用して精製すると、3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン600mgが得られた。収率:88%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):0.83(t,3H)、1.63(m,2H)、3.80(t,2H)、4.23(s,2H)、7.27(d,1H)、7.36(m,4H)、7.43(d,1H) 例10:3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0176] ] [0177] テトラヒドロフラン2ml中の3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン360mg(1.17mM)および炭酸水素ナトリウム107.7mg(1.28mM)に、水2ml中のオキソン2.9g(4.7mM)を加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。水を加え、水性層を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させた。残渣を酸化ジイソプロピルに入れ、濾過し、酸化ジイソプロピルで洗浄すると、3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン90mgが得られた。収率:23%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):0.90(t,3H)、1.75(m,2H)、4.02(t,2H)、4.93(s,2H)、7.34(d,2H)、7.41(d,2H)、7.58(d,1H)、8.24(d,1H) C14H15ClN2O3S=326.8 質量327.0(M+1) 融点:125〜128℃ 下記の化合物を例10においてと同じ手順を使用して得た。 例10−2:1−メチル−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0178] ] [0179] C12H11ClN2O3S=298.75 質量299.0(M+1) 例10−3:1−ブチル−3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0180] ] [0181] C15H17FN2O3S=324.37 質量325.1(M+1) 例10−4:1−ブチル−3−[(3−トリフルオロメチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0182] ] [0183] C16H17F3N2O3S=374.38 質量375.1(M+1) 例10−5:1−ブチル−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0184] ] [0185] C15H17ClN2O3S=340.83 質量341.0(M+1) 例10−6:3−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]スルホニル}−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0186] ] [0187] C15H17ClN2O3S=340.83 質量341.1(M+1) 例10−7:1−エチル−3−{[2−(4−メトキシフェノキシ)エチル]スルホニル}ピラジン−2(1H)−オン] [0188] ] [0189] C15H18N2O5S=338.38 質量339.1(M+1) 融点:100〜103℃ 例10−8:3−{[2−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0190] ] [0191] C14H13ClN2O4S=340.78 質量341.0(M+1) 例10においてと同じ手順を使用し、1当量のペルオキシ一硫酸カリウム(オキソン)を用いて、下記の化合物を合成した: 例10−9:3−[(4−クロロベンジル)スルフィニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0192] ] [0193] C13H13ClN2O2S=296.77 質量297.0(M+1) 例10−10:3−[(1,1’−ビフェニル−4−イルメチル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0194] ] [0195] C19H18N2O3S=354.42 質量355.1(M+1) 例10−11:3−{[2−(4−クロロフェノキシ)エチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0196] ] [0197] C14H15ClN2O3S=342.80 質量343.0(M+1) 例10−12:3−{[2−(4−メチルフェニル)エチル]スルホニル}−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0198] ] [0199] C16H20N2O3S=320.41 質量321.1(M+1) 例10−13:3−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0200] ] [0201] C14H15ClN2O3S=326.80 質量327.1(M+1) 例10−14:3−[(1,1’−ビフェニル−4−イルメチル)スルホニル]−1−ブチルピラジン−2(1H)−オン] [0202] ] [0203] C21H22N2O3S=382.48 質量383.1(M+1) 例10−15:3−[(4−メトキシベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0204] ] [0205] C15H18N2O4S=322.38 質量323.1(M+1) 例10−16:3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]−1−メチルピラジン−2(1H)−オン] [0206] ] [0207] C12H11FN2O3S=282.29 質量283.0(M+1) 例10−17:3−[(3−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン] [0208] ] [0209] C14H15ClN2O3S=326.80 質量327.0(M+1) 例10−18:3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]−1−メチルピラジン−2(1H)−オン] [0210] ] [0211] C12H11FN2O3S=282.29 質量283.0(M+1) 例10−19:1−ブチル−3−[(4−メトキシベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0212] ] [0213] C16H20N2O4S=336.41 質量337.1(M+1) 例10−20:1−エチル−3−[(4−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0214] ] [0215] C13H13FN2O3S=296.32 質量297.1(M+1) 例10−21:1−エチル−3−[(3−トリフルオロメチ(methy)ベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0216] ] [0217] C14H13F3N2O3S=346.33 質量347.1(M+1) 例10−22:1−エチル−3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0218] ] [0219] C13H13FN2O3S=296.32 質量297.1(M+1) 例10−23:1−エチル−3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0220] ] [0221] C13H13FN2O3S=296.32 質量297.0(M+1) 例10−24:1−ブチル−3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0222] ] [0223] C15H17FN2O3S=324.37 質量325.1(M+1) 例10−25:1−ブチル−3−[(2−メチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0224] ] [0225] C16H20N2O3S=320.41 質量321.1(M+1) 例10−26:1−エチル−3−[(2−メチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0226] ] [0227] C14H16N2O3S=292.35 質量293.0(M+1) 例11:3,5−ジブロモ−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0228] ] [0229] ジクロロメタン500ml中の塩酸エチルアミノアセトニトリル35g(290mM)に、臭化オキサリル40.9ml(435mM)を加えた。反応混合物を撹拌しながら20時間還流させた。溶媒を真空下で除去し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタンを溶離剤として使用してさらに精製すると、3,5−ジブロモ−1−エチルピラジン−2(1H)−オン10gが白色の固体として得られた。収率:12.2%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.26(t,3H)、3.92(q,2H)、8.20(s,1H) 下記の化合物を例11においてと同じ手順を使用して得た。 例11−2:3,5−ジクロロ−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0230] ] [0231] NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm:1.03(t,3H)、3.72(q,2H)、7.92(s,1H)、7.80(d,1H) C6H6Cl2N2O=193.03 質量193.0(M+1) 例12:5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0232] ] [0233] テトラヒドロフラン40ml中の3,5−ジブロモ−1−エチルピラジン−2(1H)−オン5g(17.7mM)、4−クロロベンジルチオール2.34ml(17.7mM)および炭酸カリウム4.9g(35.5mM)を室温で4時間撹拌した。水100mlを加え、こうして得られた沈澱物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させると、5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン4.8gが固体として得られた。収率:75.4%。] [0234] C13H12BrClN2OS=359.67 質量359.7(M+1) 例13:5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0235] ] [0236] ジクロロメタン75ml中の5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン4.6g(12.7mM)およびメタクロロ過安息香酸(70%)9.9g(40mM)を室温で10分間撹拌した。2Mのメタ重亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、有機層を分離し、炭酸水素塩水溶液で、次いで、水で洗浄し、真空下で蒸発させた。残渣を酸化ジイソプロピルに入れた。固体を濾過し、酸化ジイソプロピルで洗浄すると、5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン4.3gが得られた。収率:87%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.31(t,3H)、4.01(q,2H)、4.89(s,2H)、7.35(d,2H)、7.42(d,2H)、8.61(s,1H) 融点:145〜147℃ C13H12BrClN2O3S=391.67 質量392.9(M+1) 例14:3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチル−5−フェニルピラジン−2(1H)−オン] [0237] ] [0238] トルエン4ml中の5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン200mg(0,51mM)およびテトラキスPd(PPh3)20mgを室温、窒素雰囲気下で10分間撹拌した。フェニルボロン酸93.4mg(0.77mM)および2Mの炭酸セシウム水溶液1.5mlを加え、反応混合物を撹拌しながら1時間30分還流させた。水10mlおよびトルエン10mlを加え、有機層を分離した。水性層をトルエンで抽出し、合わせた有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をさらに、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン/ジメチルケトン(95/5)を溶離剤として使用して精製すると、3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチル−5−フェニルピラジン−2(1H)−オン52mgが固体として得られた。収率:26%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.38(t,3H)、4.13(q,2H)、5.00(s,2H)、7.41(m,7H)、7.83(d,2H)、8.84(s,1H) 融点:146〜148℃ C19H17ClN2O3S=388.87 質量389.0(M+1) 例14−2:3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−5−(4−クロロフェニル)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン] [0239] ] [0240] C19H16Cl2N2O3S=423.31 質量423.0(M+1) 例14−3:3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチル−5−(4−フルオロフェニル)ピラジン−2(1H)−オン] [0241] ] [0242] C19H16ClFN2O3S=406.86 質量407.0(M+1) 例15:6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル−イミドチオカルバメートヒドロクロリド] [0243] ] [0244] エタノール50ml中の3,5−ジクロロ−1−エチルピラジン−2(1H)−オン5g(25.9mM)およびチオ尿素2g(26mM)を室温で4時間撹拌した。溶媒を真空下に除去し、残渣をアセトニトリルに入れると、6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル−イミドチオカルバメートヒドロクロリド4.7gが固体として得られた。収率:67.4%。] [0245] 遊離塩基C7H9ClN4OS=234.7 質量233.0(M−1) 例16:5−クロロ−1−エチル−3−メルカプトピラジン−2(1H)−オン] [0246] ] [0247] 3Nの水酸化ナトリウム水溶液25ml中の6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル−イミドチオカルバメートヒドロクロリド4.6g(17.5mM)を65℃で1時間撹拌した。反応混合物を3Nの塩酸水溶液で中和し、こうして得られた沈澱物を濾過すると、5−クロロ−1−エチル−3−メルカプトピラジン−2(1H)−オン2.7gが黄色の固体として得られた。収率:81%。] [0248] C6H7ClN2OS=190.65 質量188.9(M−1) 融点:142〜144℃ 例17:2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)チオ]−N−フェニルアセトアミド] [0249] ] [0250] テトラヒドロフラン5ml中の5−クロロ−1−エチル−3−メルカプトピラジン−2(1H)−オン200mg(1.05mM)、2−クロロ−N−フェニルアセトアミド178mg(1mM)およびジイソプロピルエチルアミン135.6mg(1.05mM)を室温で一晩撹拌した。水を加え、沈澱物を濾過し、水で洗浄すると、2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)チオ]−N−フェニルアセトアミド170mgが得られた。収率:50%。] [0251] C14H14ClN3O2S=323.8 質量324.0(M+1) 融点:156〜158℃ 例18:2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−フェニルアセトアミド] [0252] ] [0253] テトラヒドロフラン2ml中の2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)チオ]−N−フェニルアセトアミド100mg(0.31mM)および炭酸水素ナトリウム26mg(0.31mM)に、水2ml中のオキソン760mg(1mM)を加えた。] [0254] 反応混合物を室温で一晩撹拌した。水を加え、沈澱物を濾過し、水で洗浄すると、2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−フェニルアセトアミド55mgが固体として得られた。収率:50%。 NMR1H(300MHz/DMSO−d6)δ(ppm):1.30(t,3H)、4.05(q,2H)、4.71(s,2H)、7.11(m,1H)、7.30(t,2H)、7.46(d,2H)、8.60(s,1H)、10.49(s,1H) 融点:178〜180℃ 例18−2:5−クロロ−1−エチル−3−[(2−オキソ−2−ピペリジン−1−イルエチル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン] [0255] ] [0256] C13H18ClN3O4S=347.82 質量348.0(M+1) 例18−3:2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−メチル−N−フェニルアセトアミド] [0257] ] [0258] C15H16ClN3O4S=369.82 質量370.0(M+1) 例18−4:2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−シクロヘキシル−N−メチルアセトアミド] [0259] ] [0260] C15H22ClN3O4S=375.87 質量376.1(M+1) 生物学的アッセイ 本発明の化合物を、グルコースならびに他の生理学的および薬理学的インスリン分泌促進物質に対するそれらの優れた応答に関して評価するために、INS−1細胞を選択した。] [0261] 膵臓INS−1細胞の培養 Asfariら(Endocrinology 130: 167〜178、1992年)により記載された通り、1mMのピルビン酸ナトリウム、50μMの2−メルカプトエタノール、2mMのグルタミン、10mMのHEPES、100IU/mLのペニシリンおよび100μg/mLのストレプトマイシン(CM)を含有し、10mMのグルコースおよび10%(vol/vol)の熱不活化ウシ胎児血清(FCS)を補足された完全培地のRPMI1640中でINS−1細胞を培養した。] [0262] インスリン分泌アッセイ INS−1細胞を播種し、48−ウェルプレート中で培養した。2日間培養した後に、培地を除去し、5mMのグルコース、1%FCSに培地を変えて細胞を24時間培養した。次いで、2.8mMのグルコースを含有するKrebs−Ringer重炭酸塩HEPES緩衝液(KRBH;135mMのNaCl;3.6mMのKCl;5mMのNaHCO3;0.5mMのNaH2PO4;0.5mMのMgCl2;1.5mMのCaCl2および10mMのHEPES;pH7.4)0.1%BSAで細胞を洗浄し、同じ緩衝液中、37℃で30分間予備インキュベーションした。次いで、細胞を2回洗浄し、4.2mMグルコースおよび様々な濃度の試験分子を含有するKRBH 0.1%BSA中で1時間インキュベーションした。回収された上澄み中のインスリン濃度を、ラットインスリン抗体(Insulin Rat ElitPLUS、cat. ref 10−1145−01)を使用してELISAで測定した。] [0263] インスリン分泌結果を、対照に対する%で示す(グルコース4.2mM)] [0264] ] [0265] 糖尿病N0STZラットの島(islet)でのインスリン分泌 物質および方法 島の単離および処置 14±3週齢の非絶食N0STZ(PORTHAら、1974年)雄ラット(Charles Rivers−Domaine des Oncins、l’Arbresle、France)にペントバルビタールナトリウムで麻酔を掛け(Nembutal(登録商標):5ml/kgで45mg/kg、腹腔内投与)、体温を加熱ランプで維持した。] [0266] ラットの膵臓ランゲルハンス島をラット8匹の膵臓から、コラゲナーゼP(Boehringer、Meylan、France)消化により単離した。島をハンクス平衡塩類溶液[NaCl(137mM);KCl(5.36mM);MgSO4、7H2O(0.81mM);Na2HPO4、12H2O(0.34mM);KH2PO4(0.44mM);CaCl2、2H2O(1.26mM);NaHCO3(4.17mM)]中での沈降、続くフィコール比重差分離により精製した。] [0267] 次いで、島を立体顕微鏡下で選び、3つの島からなるバッチを37℃で、連続的に振盪しながら、加湿条件下(95%O2、5%CO2)、必要なグルコースまたは化合物濃度を含有するKrebs/Hepes pH7溶液[NaCl(115mM)、NaHCO3(24mM)、KCl(5mM)、MgCl2(1mM)、CaCl2、2H2O(1mM)、0.2%ウシ血清アルブミン(Fraction V、脂肪酸不含、Boehringer、Mannheim)、10mMのHepes]1ml中で90分間インキュベーションした。] [0268] 化合物をDMSOに2.10〜2Mストック溶液で溶かした。次いでこれらを、必要な濃度で、必要なグルコース濃度を含有するKrebs/Hepes緩衝液中で希釈した。] [0269] インキュベーションの終了時に、培地を集め、ELISA(EUROBIO、Courtaboeuf、France)を使用して、インスリンレベルを測定した。] [0270] ] [0271] 島を選び、高まっていく化合物濃度の存在下、2.8または8mMのグルコースの存在下にインキュベーションした。インキュベーションの終了時に、培地を集め、ELISA法を使用してインスリンレベルを測定した。結果は、グルコース対照(2.8または8mM)に対する%として示されていて、平均±SEMを表している。] [0272] N0STZ糖尿病ラットから単離された島において、化合物は、非刺激性の低グルコース濃度(2.8mM)の存在下では、高濃度ですら(10-4M)作用を示さなかったが、8mMのグルコース、刺激性グルコース濃度に応じてインスリン分泌を増強した。これらの結果は、インスリン分泌に対する化合物の作用は、グルコースレベルに左右されることを示し、これらの化合物での治療により、低血糖のリスクが回避されるはずであることを示唆している。]
权利要求:
請求項1 一般式(I)の化合物、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩[式中、n=0、1、2であり;R1は、水素、ヘテロアリール、Zから選択され;R2は、水素、ハロゲン、ヘテロアリール、Zから選択され;R3は、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、Zから選択され;ここで、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R2およびR3は、Zから選択される任意の置換基により置換されていてもよい飽和または不飽和の環を構成していてよく;R4は、Z;(式中、m=1〜6であり;R7およびR8は独立に、水素、アリール、ヘテロアリール、Zから選択され;ここで、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R7およびR8は一緒に、複素環を構成していてよく;前記複素環は、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);(式中、p=1〜6であり;R9は、アリール、ヘテロアリール、O−R10、Zから選択され;ここで、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R10は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキルから選択され;ここで、アルキル、アリール、アリールアルキル基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよい)から選択され;Zは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、アリールチオアルキル、アリールアルキルチオアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアリールアルキルチオアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキルチオアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキルチオアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、シクロアルキルチオアルキル、シクロアルキルアルキルチオアルキルから選択され;これらの基はそれぞれ、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基は、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよく;Yは、ヒドロキシ、チオ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、カルボキシメチル、カルボキシエチル、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、アリールスルホニルアルキル、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、NR5R6、アジド、ニトロ、グアニジノ、アミジノ、ホスホノ、オキソ、カルバモイル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アルキルチオから選択され、2個のY基は、メチレンジオキシを形成していてよく;ここで、R5およびR6は独立に、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルから選択され;ここで、アルキル、アリールおよびヘテロアリール基は、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R5およびR6は一緒に、複素環を構成していてよく;前記複素環は、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい]。 請求項2 n=0、1、2であり;R1が、水素、アルキル、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキルから選択され;これらの基がそれぞれ、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよく;R2が、水素、ハロゲン、アルキルから選択され;ここで、アルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R3が、水素、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルから選択され;ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R2およびR3が、Yから選択される任意の置換基により置換されていてもよい飽和または不飽和の環を構成していてよく;R4がZ(ここで、Zが、アルキル、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキルであり;これらの基がそれぞれ、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);(式中、m=1〜6であり;R7およびR8が独立に、水素、アリール、ヘテロアリール、Zから選択され;ここで、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R7およびR8が一緒に、複素環を構成していてよく;前記複素環が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);(式中、p=1〜6であり;R9が、アリール、ヘテロアリール、O−R10、Zから選択され;ここで、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R10が、水素、アルキル、アリール、アリールアルキルから選択され;ここで、アルキル、アリール、アリールアルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよい)から選択され;Yが、ヒドロキシ、チオ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、カルボキシメチル、カルボキシエチル、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、アリールスルホニルアルキル、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、NR5R6、アジド、ニトロ、グアニジノ、アミジノ、ホスホノ、オキソ、カルバモイル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アルキルチオから選択され、2個のY基がメチレンジオキシを形成していてよく;ここで、R5およびR6が独立に、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルから選択され;ここで、アルキル、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;ここで、R5およびR6が一緒に、複素環を構成していてよく、前記複素環が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい、請求項1に記載の化合物、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩。 請求項3 n=0、1、2であり;R1が、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルから選択され;R2が水素であり;R3が水素、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアリールから選択され;ここで、アルキル、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R4がZ(ここで、Zが、アルキル、アリールアルキル、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキルであり;ここで、前記アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキル基が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);(式中、m=1〜6であり;R7およびR8が独立に、水素、アリール、ヘテロアリール、Zから選択され;ここで、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R7およびR8が一緒に、複素環を構成していてよく;前記複素環が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい);(式中、p=1〜6であり;R9が、アリール、ヘテロアリール、O−R10、Zから選択され;ここで、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R10が、水素、アルキル、アリール、アリールアルキルから選択され;ここで、アルキル、アリール、アリールアルキル基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよい)から選択され;Yが、ヒドロキシ、チオ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、カルボキシメチル、カルボキシエチル、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、アリールスルホニルアルキル、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、NR5R6、アジド、ニトロ、グアニジノ、アミジノ、ホスホノ、オキソ、カルバモイル、アルキルスルホニル、アルキルスルフィニル、アルキルチオから選択され、2個のY基が、メチレンジオキシを形成していてよく;ここで、R5およびR6が独立に、水素、Z、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルから選択され;ここで、アルキル、アリールおよびヘテロアリール基が、Yから選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;R5およびR6が一緒に、複素環を構成していてよく、前記複素環が、N、OおよびSからの1個または複数のヘテロ原子を含有していてもよい、請求項1または2に記載の化合物、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩。 請求項4 R1がメチル、エチル、プロピル、ブチルであり、これらの基がそれぞれ、Yから選択される1個または複数の基により置換されていてもよい、請求項3に記載の化合物。 請求項5 R3が、Cl、Br、フェニル(Yから選択される1個または複数の基により置換されていてもよい)である、請求項3に記載の化合物。 請求項6 R4がベンジル、フェニルエチル、フェノキシエチル、フェニル−2−オキソエチル、2−オキソ−2−ピペリジ−1−イルエチル、N−フェニルアセトアミド、N−メチル−N−フェニルアセトアミド、N−シクロヘキシル−N−メチルアセトアミドであり、これらの基がそれぞれ、Yから選択される1個または複数の基により置換されていてもよい、請求項3に記載の化合物。 請求項7 Yがハロゲン、トリフルオロメチル、アルキル、アルコキシである、請求項3に記載の化合物。 請求項8 R4が(式中、m、R7およびR8は、請求項1で定義された通りである);(式中、pおよびR9は、請求項1で定義された通りである)から選択される、請求項1から3に記載の化合物。 請求項9 R4が、フェニル−2−オキソエチル、2−オキソ−2−ピペリジ−1−イルエチル、N−フェニルアセトアミド、N−メチル−N−フェニルアセトアミド、N−シクロヘキシル−N−メチルアセトアミドであり、これらの基がそれぞれ、Yから選択される1個または複数の基により置換されていてもよい、請求項8に記載の化合物。 請求項10 下記の化合物:3−(ベンジルチオ)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−ベンジルスルホニル−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−メチルベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−フルオロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−(ベンジルスルホニル)−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン1−エチル−3−[(4−ブロモベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−[(3−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン1−メチル−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(3−トリフルオロメチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン3−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]スルホニル}−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン1−エチル−3−{[2−(4−メトキシフェノキシ)エチル]スルホニル}ピラジン−2(1H)−オン3−{[2−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−[(1,1’−ビフェニル−4−イルメチル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−{[2−(4−クロロフェノキシ)エチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−{[2−(4−メチルフェニル)エチル]スルホニル}−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]スルホニル}−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−[(1,1’−ビフェニル−4−イルメチル)スルホニル]−1−ブチルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−メトキシベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]−1−メチルピラジン−2(1H)−オン3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]−1−メチルピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(4−メトキシベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−エチル−3−[(4−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−エチル−3−[(3−トリフルオロメチベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−エチル−3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−エチル−3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(3−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(2−メチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−エチル−3−[(2−メチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルフィニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)チオ]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン5−ブロモ−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチル−5−フェニルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−5−(4−クロロフェニル)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチル−5−(4−フルオロフェニル)ピラジン−2(1H)−オン2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)チオ]−N−フェニルアセトアミド2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−フェニルアセトアミド5−クロロ−1−エチル−3−[(2−オキソ−2−ピペリジン−1−イルエチル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−メチル−N−フェニルアセトアミド2−[(6−クロロ−4−エチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロピラジン−2−イル)スルホニル]−N−シクロヘキシル−N−メチルアセトアミドから選択される前記請求項のいずれかに記載の化合物、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩。 請求項11 下記の化合物:1−エチル−3−[(4−ブロモベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−エチル−3−ベンジルスルホニルピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(2−フルオロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(3−トリフルオロメチルベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン1−ブチル−3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−クロロベンジル)スルホニル]−5−(4−クロロフェニル)−1−エチルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−フルオロベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−[(4−メチルベンジル)スルホニル]−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン3−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]スルホニル}−1−プロピルピラジン−2(1H)−オン5−クロロ−1−エチル−3−[(2−オキソ−2−ピペリジン−1−イルエチル)スルホニル]ピラジン−2(1H)−オンから選択される請求項10に記載の化合物、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩。 請求項12 前記請求項のいずれか一項に記載の一般式(I)の化合物を調製する方法であって、a)式(1)の化合物をアミンR1−NH2(式中、R1は請求項1で定義された通りである)と、アリコート336などの第4級アンモニウム塩の存在下、不活性溶媒中で反応させて、式(2)の化合物を得るステップと;式(2)の化合物を(2,2−ジメトキシエチル)アミンなどの保護アミノアセトアルデヒドジアルキルアセテートと溶媒中で反応させて、式(3)の化合物を得るステップと;式(3)の化合物を酸性条件下、酢酸などの溶媒および触媒量の濃塩酸の存在下に環化させて、式(4)の化合物を得るステップと、b)式(4)の化合物(式中、R1は請求項1で定義された通りである)を、POBr3などの臭素化剤を不活性溶媒中で使用して臭素化して、式(5)の化合物を得るステップと、式(5)の化合物を、置換されていてもよい、ベンジルチオール、アルキルチオール誘導体などの適切なチオールR4−SH(式中、R4は、請求項1で定義された通りである)と、少なくとも1当量の、炭酸ナトリウムもしくはカリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、溶媒中で反応させて、式(I)の化合物(式中、n=0)を得るステップと;式(I)の化合物(式中、n=0)をメタクロロ過安息香酸またはオキソンなどの酸化剤と、塩基の存在下、溶媒中で反応させて、スルホン誘導体(I)(式中、n=2)を得るステップと;式(I)の化合物(式中、n=0)を1当量のオキソンと、塩基の存在下、溶媒中で反応させて、スルフィニル誘導体(I)(式中、n=1)を得るステップとを含む方法。 請求項13 前記請求項のいずれか一項に記載の一般式(I)の化合物を調製する方法であって、a)式(1)の化合物をアミンR1−NH2(式中、R1は請求項1で定義された通りである)と、アリコート336などの第4級アンモニウム塩の存在下、不活性溶媒中で反応させて、式(2)の化合物を得るステップと;式(2)の化合物を(2,2−ジメトキシエチル)アミンなどの保護アミノアセトアルデヒドジアルキルアセテートと溶媒中で反応させて、式(3)の化合物を得るステップと;式(3)の化合物を酸性条件下、酢酸などの溶媒および触媒量の濃塩酸の存在下に環化させて、式(4)の化合物を得るステップと、c)式(4)の化合物(式中、R1は請求項1で定義された通りである)を、POBr3などの臭素化剤を不活性溶媒中で使用して臭素化して、式(5)の化合物を得るステップと、式(5)の化合物をチオ尿素と溶媒中で反応させて、チオカルバミン酸イミド(8)を得るステップと;(8)を塩基の存在下で加水分解して、対応する3−メルカプトピラジノン(9)を得るステップと;3−メルカプトピラジノン(9)を、置換されていてもよい、臭化ベンジルなどのハロゲノ−R4(式中、R4は請求項1で定義された通りである)と、少なくとも1当量の、炭酸ナトリウムもしくはカリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、溶媒中で反応させて、式(I)の化合物(式中、n=0)を得るステップと;式(I)の化合物(式中、n=0)をメタクロロ過安息香酸またはオキソンなどの酸化剤と、塩基の存在下、溶媒中で反応させて、スルホン誘導体(I)(式中、n=2)を得るステップと;式(I)の化合物(式中、n=0)を1当量のオキソンと、塩基の存在下、溶媒中で反応させて、スルフィニル誘導体(I)(式中、n=1)を得るステップとを含む方法。 請求項14 少なくとも1種の請求項1から11に記載の一般式(I)の化合物および/または薬学的に許容できるその塩と、薬学的に許容できる賦形剤とを含有する医薬組成物。 請求項15 高血糖に関連する病理を予防および/または治療するための医薬品を調製するための、一般式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3およびR4は請求項1で定義された通りである)、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩。 請求項16 グルコース濃度に応じたインスリン分泌を誘発する医薬品を調製するための、請求項15に記載の化合物。 請求項17 糖尿病を治療するために適した医薬品を調製するための、請求項15または16に記載の化合物。 請求項18 2型糖尿病を治療するために適した医薬品を調製するための、請求項17に記載の化合物。 請求項19 異脂肪血症および肥満から選択される疾患を治療するために適した医薬品を調製するための、請求項15または16に記載の化合物。 請求項20 糖尿病関連微小血管および大血管合併症から選択される疾患を治療するために適した医薬品を調製するための、請求項15から18に記載の化合物。 請求項21 前記合併症に、動脈性高血圧、アテローム動脈硬化症、炎症プロセス、微小血管症、大血管障害、網膜障害および神経障害が包含される、請求項20に記載の化合物。 請求項22 高血糖を低下させるために適した医薬品を調製するための、請求項15に記載の化合物。 請求項23 高血糖に関連する病理を予防および/または治療するための医薬品を調製するための、請求項1から11のいずれか1項に記載の一般式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3およびR4は請求項1で定義された通りである)、さらに、そのラセミ体、互変異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、エピマーおよび多形体ならびにそれらの混合物、ならびに薬学的に許容できるそれらの塩の使用。
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