专利摘要:
寛骨臼カップインプラントの位置付けを誘導する整列ガイドについて説明する。ガイドは、第1の端部および第2の端部を有する本体を含む。フランジが、第1の端部から延びており、寛骨臼の唇状部上に載るように構成されている。少なくとも第1の形成物が、第2の端部に設けられ、この形成物は、寛骨臼の寛骨臼横靭帯と係合するように構成されている。追跡可能な器具を受容する形成物が設けられて、追跡システムにガイドの向きを判断させる。ガイドの端部間の間隔を変えることができる調節可能なバージョンも説明する。
公开号:JP2011512925A
申请号:JP2010548166
申请日:2009-02-26
公开日:2011-04-28
发明作者:スパエルター・ウルリッヒ;スロムツィコースキー・マイケル;バーテルミ・マイク
申请人:デピュイ・オーソぺディー・ゲーエムベーハーDepuy Orthopadie Gmbh;デピュー インターナショナル リミテッド;
IPC主号:A61F2-46
专利说明:

[0001] 本発明は、整列ガイドに関し、詳細には、寛骨臼インプラントの設置を誘導する上で使用される整列ガイドに関する。]
[0002] 国際特許出願公開WO2006/109022号は、寛骨臼の寛骨臼横靭帯(TAL)および唇状部(labrum)により定められる平面の位置に基づいて、寛骨臼カップなどの寛骨臼インプラントを設置する方法を説明している。追跡可能なポインタを使用したコンピューター支援手術(CAS)アプローチが、非CASアプローチ用器具と共に説明されている。しかしながら、CASアプローチおよび器具に基づくアプローチは、空間が貴重である場合、または追跡可能なポインタを用いてTALおよび唇状部を識別するのが容易でない場合に、好都合ではないかもしれない。]
[0003] したがって、寛骨臼カップインプラントの位置付けを誘導または計画する単純な方法が必要とされている。]
[0004] 本発明は、寛骨臼カップインプラントの位置付けを誘導する整列ガイドを提供する。整列ガイドは、第1の端部および第2の端部を有する本体を含むことができる。フランジが、第1の端部から延びてよく、使用中、寛骨臼の唇状部の上に位置するように構成されてよい。第2の端部は、使用中に寛骨臼の寛骨臼横靭帯と係合するように構成された特徴部を含むことができる。追跡システムにガイドの向きを判断させるように追跡可能な器具を受容する形成物も含まれてよい。]
[0005] フランジおよび特徴部により、整列ガイドは、唇状部および寛骨臼横靭帯(TAL)により定められる平面に概ね平行に、寛骨臼に位置付けられ、形成物により、追跡システムは、整列ガイドの位置を、そしてそこから平面を判断する。その平面は、次に、元の関節を修復するように寛骨臼トライアルまたはインプラントの位置を誘導または計画するのに使用されることができる。]
[0006] 特徴部は、部分的に、または完全にTALを貫通することができる1つまたは複数の特徴部であってよい。この特徴部は、第2の端部の周りに、または第2の端部に沿って延びて、様々な位置にわたってTALに係合して、ガイドが特徴部を中心として旋回することを防ぐのを助けることができる。特徴部は、複数の突起またはスパイクまたは同様のものであってよい。特徴部は、TALに対して把持表面を提示する、拡張形成物であってよい。特徴部とフランジとの組み合わせにより、ガイドがTALおよび唇状部により定められる平面に概ね平行な平面を確実に採用するのを助けることができる。]
[0007] 好ましくは、フランジは、湾曲したフランジである。このことは、湾曲した唇状部上でガイドを支持するのに役立つ。]
[0008] 湾曲したフランジは、寛骨臼の唇状部の曲率半径と実質的に同じ曲率半径を有してよい。この半径は、約10mm〜50mm、さらに好ましくは約15mm〜40mm、最も好ましくは約19mm〜35mmの範囲であってよい。]
[0009] 本体の第1の端部は、湾曲していてよく、かつ/または本体の第2の端部は、湾曲していてよい。これは、寛骨臼の丸みを帯びた開口部の中に整列ガイドをより正確に位置させるのに役立つ。]
[0010] 好ましくは、本体の第1および第2の端部は、本体の対向する端部にある。]
[0011] 本体は、概ね平坦な形状を有することができる。本体は、形状が概ね矩形であってよい。]
[0012] 本体は、概ねカップ様の形状を有することができる。本体は、開いた構造を有してよい。本体は部材の枠組(frame work of members)で構成されていてよい。]
[0013] ガイドは、寛骨臼横靭帯に係合するために第2の端部に配列された複数の突起を有することができる。好ましくは、少なくとも2つの突起が設けられ、これらの突起は、第2の端部に沿って離間している。突起は、本体の平面内に、かつ/または本体の長さ方向軸に沿って、突出していてよい。第2対の突起が、本体から下方向に突出して設けられてよい。]
[0014] 形成物は、ガイドの本体に位置することができる。これにより、寛骨臼の平面の位置を判断するのがさらに容易になる。それは、寛骨臼に正しく位置付けられた場合、寛骨臼の平面の位置がガイド本体の平面とほぼ同じであるためである。]
[0015] 形成物は、ガイドの本体の中央に位置することができる。]
[0016] 形成物は、寛骨臼の内表面をプローブで探るために、追跡可能な器具を受容するように構成された孔を含むことができる。このことは、プローブを寛骨臼の下部にアクセスさせるのに役立つ。]
[0017] ガイドは、ハンドルをガイドに取り付ける付属品をさらに含むことができる。]
[0018] ガイドは、ガイドの第1の端部と第2の端部との間の間隔を調節するように動作可能な調節機構をさらに含んでよい。これにより、ガイドを、様々な大きさの寛骨臼と共に使用することができる。]
[0019] 調節機構は、対向する一対のラックを含んでよく、ラックは、ガイドの第1の端部と第2の端部との間の間隔を調節するためにこの一対のラックを駆動するように回転可能な共通の歯車に係合する。]
[0020] ガイドは、第2の端部に、または第2の端部に向かって、凹部セクションまたは凹部分をさらに含んで、使用中に寛骨臼横靭帯の可視性を提供することができる。]
[0021] ガイドは、前傾調節の整列基準を提供する、ガイドの第2の端部に隣接した印またはマークをさらに含むことができる。好ましくは、マークは十字の形である。]
[0022] ガイドは、追跡システムにより追跡可能なマーカーをさらに含むことができる。これにより、ガイドの位置および/または向きが、コンピューター支援手術システム(CAS)により判断されて、ガイドが正しく位置付けられたときに寛骨臼の平面を判断するのを助けることができる。]
[0023] 特徴部は、ガイドのリム、またはリムの1つまたは複数の部分であってよい。特徴部は、リムの1つまたは複数の外縁であってよい。特徴部は、フランジの概ね正反対に位置付けられることができる。]
[0024] 本発明のさらなる態様は、本発明のガイドの態様のいずれかと、追跡システムにより追跡可能な器具と、を含む部品キットを提供し、器具は、追跡システムにガイドの向きを判断させるように、形成物と係合可能となるように構成される。]
[0025] 本発明のさらなる態様は、整列ガイドを用いて、寛骨臼における寛骨臼カップインプラントの設置を誘導する方法を提供し、この方法は、整列ガイドの第1の端部におけるフランジを、寛骨臼の唇状部の少なくとも一部と係合させることと、整列ガイドの第2の端部における少なくとも第1の突起を、寛骨臼の寛骨臼横靭帯の少なくとも一部と係合させることと、寛骨臼に位置する間に整列ガイドの本体により定められる平面の向きを判断することと、を含む。]
[0026] 本発明の実施形態は、ほんの一例として、添付図面を参照して、これから詳細に説明される。]
[0027] 異なる図面における同様のアイテムは、特に指示しない限り、共通の参照符号を共有する。]
[0028] 図1は、本発明による寛骨臼整列ガイド100の第1の実施形態の斜視図を示す。整列ガイド100は、概ねプレート様の形状をした本体102を有する。本体の第1の端部、および本体の第2の端部はそれぞれ、湾曲しており、円の円周の一部を形成している。湾曲したフランジ、リムまたはリップ104が、本体の第1の端部から延びている。第1対の突起106が、本体の第2の端部から、本体の長さ方向軸に概ね平行な方向に、延びている。第2組の突起のうち1つの突起の先端部を図1に見ることができるが、これら第2組の突起は、本体の下側から下方に延び、本体102の両側に向かって位置している。凹部分110が、第2の端部に向かって本体に設けられている。第1のマーク112および第2のマーク114が、凹部の床部116上に設けられる。第1のーク112は、本体の長さ方向軸に概ね平行な方向に延び、本体の真ん中に位置している。第2のマーク114は、第1のマークの方向に概ね垂直な方向で延び、整列ガイドの湾曲した端部により画定される円の弦の一部を形成する(すなわち、第2の端部の湾曲の接線に概ね平行である)。] 図1
[0029] ねじ山付き孔120が、使用中に挿入器具のねじ山付き端部を受容するため、本体の中央に設けられる。止まり穴122も、以下でさらに詳細に説明するように、誘導ポインタ器具の先端部を受容するための位置合わせ形成物として設けられる。穴122は、本体の真ん中に置かれる。代替的な実施形態では、穴122は、ねじ山付き孔120の代わりに、本体の中央に位置し、ねじ山付き孔は、本体の第1の端部に向かってオフセットする。]
[0030] フランジ104は、使用中、寛骨臼の唇状部上に載るように成形され、サイズを決められ、別様に構成されている。突起106は、使用中、寛骨臼の寛骨臼横靭帯(TAL)を貫通するように成形され、サイズを決められ、別様に構成されている。少なくとも2つの突起が、整列ガイドをしっかり固着させ、整列ガイドが使用中にぐらぐらするのを防ぐことが好ましい。]
[0031] 整列ガイド100は、ステンレス鋼もしくはチタンなど適切な外科用標準金属または合金、あるいは、PEEKなど適切なプラスチック、あるいは複合材料で作られることができる。整列ガイドは、約38mm〜70mmの範囲の直径を有する寛骨臼と共に使用されるように様々なサイズで提供されてよい。]
[0032] 第1の実施形態の使用方法を説明する。この使用方法は、本明細書に記載する整列ガイドの全実施形態について概ね同様であることが理解されるであろう。整列ガイドは、コンピューター支援手術(CAS)システムと共に使用され、このシステムは、外科医が使用する様々な器具、インプラントおよび装置の位置が追跡されることを可能にする追跡技術を含む。]
[0033] 最初に、外科医は、寛骨臼への視覚的アクセスを得て、大腿骨頭の位置を変える。外科医は次に、TALと、唇状部の残存物と、を識別する。開示内容があらゆる目的で参照により本明細書に組み込まれる、WO2006/109022号に記載されるように、TALおよび唇状部により定められる平面は、股関節を修復するのを助けるため、寛骨臼カップインプラントを整列させるのに用いられ得ることが分かっている。整列ガイド100は、その平面をより正確に識別することを助けるのに使用される。整列ガイドは、寛骨臼口に位置付けられ、突起がTALに係合し、フランジ104が唇状部上に載る。整列ガイドは、ねじ山付き孔120によりガイドに取り付けられた挿入機ハンドラーを用いて所定の位置まで操縦され得る。マーク112、114の十字形成物は、正確に定められた整列基準を与えて、整列ガイドの前傾方向の調節を助ける。整列ガイドのリムは、TALと接触するが、TALと平行して整列されるべきであり、「接線の」マークは、視覚的合図を与えるのに役立ち、この合図を用いて、整列ガイドがTALと整列されることができる。さらに、整列ガイドは、TALに対して正確に中心に置かれなければならず、マークは、整列ガイドを中心に置くのに有用である。マークは、十字形状である必要はなく、マークの他の組み合わせを用いて、ガイドを整列させること、および/またはガイドを中心に置くことを助けることができる。凹部分110により、別の状況では覆われているTALの可視性が改善される。]
[0034] 次に、外科医は、誘導ポインタ、またはCASシステムにより追跡可能な他の器具を使用して、整列ガイドの本体の平面により定められる平面の位置をCASシステムに判断させる。これは、いくつかの方法で達成することができる。第1のアプローチでは、外科医は、整列ガイドの表面上に少なくとも3つの点を識別し、これらの点をCASシステムがとらえ、これらの点からCASシステムは、次に、整列ガイドの平面およびその位置を判断することができる。別の実施形態では、穴122は、行き止まり(blind)でないが、整列ガイドを通過し、ポインタの端部は、穴を通過し、ポインタの軸が整列ガイド本体の平面に垂直な方向を定めるので、整列ガイドの平面の方向を判断することができる。]
[0035] 穴122が中央に位置する実施形態では、ポインタは、穴を通過し、寛骨臼の下部の中央に位置するように持ってこられ、ここでも、プローブの軸の方向は、整列ガイドの平面に垂直であり、そのため、整列ガイドの平面の方向は、追跡可能なプローブの長さ方向軸の方向から判断されることができる。いくつかのアプローチを用いて、寛骨臼の深さを判断でき、それにより、(寛骨臼がほぼ半球形であると仮定して)必要なインプラントのサイズを判断することができる。第1のアプローチでは、プレート表面上の中心で別個の位置合わせ点が、マーク付きプローブを用いてとらえられ、寛骨臼の深さが、その点と、寛骨臼下部の中央におけるとらえられた点との間隔から判断され得る。明らかに、これらの点が集められる順番は、重要でない。あるいは、整列ガイド表面上の点の位置は、別のマーク付きポインタを用いて、または整列ガイドに取り付けられたマーカーを用いて、寛骨臼下部の中央の点と同時にとらえられてもよい。]
[0036] したがって、CASシステムは、いまや、TALおよび唇状部により定められた平面の方向をとらえており、その方向は、その後、外科処置の残りを行う間、寛骨臼トライアル(acetabular trail)および/または寛骨臼カップインプラントの誘導設置中に使用されることができる。]
[0037] 図2Aおよび図2Bは、本発明の整列ガイド200の第2の実施形態の斜視図を示す。整列ガイドは、整列ガイドが異なる大きさの寛骨臼と共に使用され得るように整列ガイドのサイズを変えることのできる調節機構を含む。整列ガイドは、ここでも、第1の端部および第2の端部を有する、概ねプレート様の形状の本体202を含む。本体202は、サイズ調節機構を収容し、サイズ調節機構は、歯を有する一対のアーム204、206を含み、これらのアームは、サイズ調節機構230をさらに詳細に示す図3A〜図3Cに例示するように、中央の歯車208により駆動される。第1のアーム204は、唇状部の上に載る、ガイドの第1の端部における湾曲したリムまたはフランジ210を有する。第2のアーム206は、整列ガイドの第2の端部における湾曲部材212を有し、湾曲部材212は、部材212の端面から長さ方向に延びる第1対の突起214と、湾曲部材212の下側面から下方に延びる第2対の突起(そのうちの1つ(215)を見ることができる)と、を有する。湾曲部材212の上面は、第1の実施形態のマークと同様のマークを有する。] 図2A 図2B
[0038] 図2Aおよび図2Bはまた、ねじ山付き穴によって整列ガイドに取り付けられた挿入器具の部品220を示す。中央に位置する貫通穴220はまた、前述のように使用中に追跡可能なポインタを中に通して受容するように設けられている。] 図2A 図2B
[0039] 整列ガイド200の使用は、整列ガイド200のサイズが寛骨臼の大きさに合うように調節され得ることを除いて、整列ガイド100の使用と同様である。図3Bに対応する図2Aに示されるように、整列ガイドは、非拡張モードを有し、この非拡張モードでは、整列ガイドは、2つの端部分が本体に隣接している最小のサイズを有している。中央歯車208を回転させることにより、図3Cに示されるように、アーム204、206が駆動され、端部分は本体から離れ、ガイドは、図2Bに示すような、第2の拡張状態をとる。図3A〜図3Cに示す調節機構230の代わりに他の調節機構を使用することもできることが認識されるであろう。] 図2A 図2B 図3B 図3C
[0040] 図4Aおよび図4Bは、本発明の整列ガイドに使用され得る第2のサイズ調節機構240の側面図を示す。図4Aは、非拡張状態の機構を示し、図4Bは、拡張状態の機構を示す。調節機構は、平行四辺形のマルチアームリンク装置を含み、ガイドのアーム204、206は、駆動部材248を引っ張り、また押すことによりレバーアーム242、242を作動させることで、外側および内側に駆動されることができる。鋏リンク装置に基づいた調節機構を使用することも可能である。] 図4A 図4B
[0041] 図5は、本発明の整列ガイドに使用され得る第3のサイズ調節機構250の斜視図を示す。中央シャフト252が、クランク254を有し、クランク254は、その端部に旋回可能に取り付けられ、かつそれぞれのアーム204、206にも旋回可能に取り付けられた部材256、258を有する。したがって、シャフト254を回転させることにより、アーム204、206は、主要本体ハウジングの内外に駆動されて、整列ガイドのサイズを調節することができる。] 図5
[0042] 図6は、本発明による整列ガイド300の第3の実施形態を示す。整列ガイドの本体302は、概ねカップ型であり、挿入器具の端部の適合するねじ山を受容する中央のねじ山付き孔308を内部に備えた中央ハブ306から延びる、開いた枠組304またはケージから形成されている。本体の第1の端部が、円の一部である第1の湾曲部材310を含み、第1の湾曲部材は、この部材から延びる2つのフランジまたはリム部分312、314を有する。2つのくぼみ316、318が、湾曲部材に設けられて、誘導ポインタの先端部を受容し、前記のように、整列ガイドの平面を位置合わせする。本体の第2の端部が、第1の湾曲部材と同じ円の一部である第2の湾曲部材320を含み、第2の湾曲部材は、十文字マーク324を有する凹部分322を含む。さらに2つのくぼみ326、328が、くぼみ316、318と同様に設けられる。この実施形態では、本体の湾曲部分310、320は、寛骨臼カップが整列されるべき寛骨臼の平面を定めており、くぼみ316、318、326、328のうち少なくとも3つのくぼみの位置が、その平面を判断するためにとらえられ得ることが、認識されるであろう。] 図6
[0043] フランジ312、314の概ね正反対の湾曲部分320の外縁は、使用中にTALと係合する特徴部または係合形成物をもたらす。前記のプレート様器具は、それらの長さ方向軸の周りに傾けられる危険性があり、したがって、突起が、係合形成物を提供することがそれらの実施形態では好ましい。しかしながら、図6(および以下の図7)に関して説明する実施形態は、概ね対称的であり、寛骨臼と大きな接触面積を共有しており、寛骨臼内にステムを付けられる(stemmed)ので、これらの実施形態がぐらぐらする危険性は、大いに低下する。さらに、挿入後の整列ガイドの位置の微調整が、突起を省略することにより可能となる。] 図6
[0044] 図7は、図6に示したものと同様の、整列ガイド350のさらなる実施形態を示す。図6に示す整列ガイドは、単一の寛骨臼の大きさで使用され得るに過ぎない。整列ガイド350は、複数の段部354を備えたリム352を有する。各段部は、異なる直径の寛骨臼の唇状部に係合できるフランジとして作用する。すなわち、より高い段部は、大きな直径の寛骨臼のフランジとして使用されてよく、より低い段部は、より小さな直径の寛骨臼のフランジとして使用されてよい。図6に示す実施形態と同様に、リムの唇状部係合部分358の概ね正反対にあるリム356の外縁部分は、整列ガイドのTAL係合形成物または特徴部をもたらす。] 図6
[0045] 様々な改変および変更が、本明細書で説明した特定の実施形態に対して行われ得ること、ならびに、一実施形態の特徴部が、他の実施形態と共に使用され得ることが認識されるであろう。]
[0046] 〔実施の態様〕
(1)寛骨臼カップインプラントの位置付けを誘導する整列ガイドにおいて、
第1の端部および第2の端部を有する本体と、
前記第1の端部から延び、寛骨臼の唇状部の上に載るように構成された、フランジと、
前記寛骨臼の寛骨臼横靭帯と係合するように構成された、前記第2の端部における少なくとも第1の特徴部と、
追跡システムに前記ガイドの向きを判断させるための、追跡可能な器具を受容する形成物と、
を含む、ガイド。
(2) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記フランジは、湾曲したフランジである、ガイド。
(3) 実施態様2に記載のガイドにおいて、
前記湾曲したフランジは、寛骨臼の唇状部の曲率半径と実質的に同じ曲率半径を有する、ガイド。
(4) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記本体の前記第1の端部は、湾曲している、ガイド。
(5) 実施態様4に記載のガイドにおいて、
前記本体の前記第2の端部は、湾曲している、ガイド。]
[0047] (6) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記本体の前記第1および第2の端部は、前記本体の対向した端部にある、ガイド。
(7) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記本体は、概ね平面の形状を有する、ガイド。
(8) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記本体は、概ねカップ様の形状を有する、ガイド。
(9) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記ガイドは、前記寛骨臼横靭帯に係合するために前記第2の端部に配列された複数の突起を有する、ガイド。
(10) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記形成物は、前記ガイドの前記本体に位置する、ガイド。]
[0048] (11) 実施態様9に記載のガイドにおいて、
前記形成物は、前記ガイドの前記本体の中央に位置する、ガイド。
(12) 実施態様10に記載のガイドにおいて、
前記形成物は、前記寛骨臼の内表面をプローブで探るため、追跡可能な器具を受容するように構成された孔を含む、ガイド。
(13) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記ガイドにハンドルを取り付けるための付属品、
をさらに含む、ガイド。
(14) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記ガイドの前記第1の端部と前記第2の端部との間の間隔を調節するように動作可能な調節機構、
をさらに含む、ガイド。
(15) 実施態様14に記載のガイドにおいて、
前記調節機構は、対向する一対のラックを含み、前記ラックは、前記ガイドの前記第1の端部と前記第2の端部との間の前記間隔を調節するために前記一対のラックを駆動するように回転可能な共通の歯車に係合する、ガイド。]
[0049] (16) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
使用中に前記寛骨臼横靭帯の可視性を提供するための、前記第2の端部における凹部セクション、
をさらに含む、ガイド。
(17) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前傾調節の整列基準を与える、前記ガイドの前記第2の端部に隣接するマーク、
をさらに含む、ガイド。
(18) 実施態様1〜17のいずれかに記載のガイドにおいて、
追跡システムにより追跡可能なマーカー、
をさらに含む、ガイド。
(19) 実施態様1に記載のガイドにおいて、
前記第1の特徴部は、湾曲したリムの一部である、ガイド。
(20)部品キットにおいて、
実施態様1〜19のいずれかに記載のガイドと、
追跡システムにより追跡可能な器具と、
を含み、
前記器具は、前記追跡システムに前記ガイドの向きを判断させるための、前記形成物と係合可能であるように構成される、部品キット。]
[0050] (21)整列ガイドを用いて寛骨臼への寛骨臼カップインプラントの設置を誘導する方法において、
前記整列ガイドの第1の端部におけるフランジを、寛骨臼の唇状部の少なくとも一部と係合させることと、
前記整列ガイドの第2の端部における特徴部を、前記寛骨臼の寛骨臼横靭帯の少なくとも一部と係合させることと、
前記寛骨臼に位置している間に前記整列ガイドの本体により定められる平面の向きを判断することと、
を含む、方法。]
図面の簡単な説明

[0051] 本発明による第1の整列ガイドの、上方からの斜視図を示す。
非拡張状態の、本発明による第2の整列ガイドの、上方からの斜視図を示す。
拡張状態の、本発明による第2の整列ガイドの、上方からの斜視図を示す。
図2Aおよび図2Bに示す第2の整列ガイドのための第1のサイズ調節機構の側面図および平面図を示す。
第2の整列ガイドのための第2のサイズ調節機構の側面図を示す。
第2の整列ガイドのための第3のサイズ調節機構の斜視図を示す。
本発明による第3の整列ガイドの、上方からの斜視図を示す。
本発明による第4の整列ガイドの斜視図を示す。
本発明による第4の整列ガイドの側面図を示す。] 図2A 図2B
权利要求:

請求項1
寛骨臼カップインプラントの位置付けを誘導する整列ガイドにおいて、第1の端部および第2の端部を有する本体と、前記第1の端部から延び、寛骨臼の唇状部の上に載るように構成された、フランジと、前記寛骨臼の寛骨臼横靭帯と係合するように構成された、前記第2の端部における少なくとも第1の特徴部と、追跡システムに前記ガイドの向きを判断させるための、追跡可能な器具を受容する形成物と、を含む、ガイド。
請求項2
請求項1に記載のガイドにおいて、前記フランジは、湾曲したフランジである、ガイド。
請求項3
請求項2に記載のガイドにおいて、前記湾曲したフランジは、寛骨臼の唇状部の曲率半径と実質的に同じ曲率半径を有する、ガイド。
請求項4
請求項1に記載のガイドにおいて、前記本体の前記第1の端部は、湾曲している、ガイド。
請求項5
請求項4に記載のガイドにおいて、前記本体の前記第2の端部は、湾曲している、ガイド。
請求項6
請求項1に記載のガイドにおいて、前記本体の前記第1および第2の端部は、前記本体の対向した端部にある、ガイド。
請求項7
請求項1に記載のガイドにおいて、前記本体は、概ね平面の形状を有する、ガイド。
請求項8
請求項1に記載のガイドにおいて、前記本体は、概ねカップ様の形状を有する、ガイド。
請求項9
請求項1に記載のガイドにおいて、前記ガイドは、前記寛骨臼横靭帯に係合するために前記第2の端部に配列された複数の突起を有する、ガイド。
請求項10
請求項1に記載のガイドにおいて、前記形成物は、前記ガイドの前記本体に位置する、ガイド。
請求項11
請求項9に記載のガイドにおいて、前記形成物は、前記ガイドの前記本体の中央に位置する、ガイド。
請求項12
請求項10に記載のガイドにおいて、前記形成物は、前記寛骨臼の内表面をプローブで探るため、追跡可能な器具を受容するように構成された孔を含む、ガイド。
請求項13
請求項1に記載のガイドにおいて、前記ガイドにハンドルを取り付けるための付属品、をさらに含む、ガイド。
請求項14
請求項1に記載のガイドにおいて、前記ガイドの前記第1の端部と前記第2の端部との間の間隔を調節するように動作可能な調節機構、をさらに含む、ガイド。
請求項15
請求項14に記載のガイドにおいて、前記調節機構は、対向する一対のラックを含み、前記ラックは、前記ガイドの前記第1の端部と前記第2の端部との間の前記間隔を調節するために前記一対のラックを駆動するように回転可能な共通の歯車に係合する、ガイド。
請求項16
請求項1に記載のガイドにおいて、使用中に前記寛骨臼横靭帯の可視性を提供するための、前記第2の端部における凹部セクション、をさらに含む、ガイド。
請求項17
請求項1に記載のガイドにおいて、前傾調節の整列基準を与える、前記ガイドの前記第2の端部に隣接するマーク、をさらに含む、ガイド。
請求項18
請求項1〜17のいずれか1項に記載のガイドにおいて、追跡システムにより追跡可能なマーカー、をさらに含む、ガイド。
請求項19
請求項1に記載のガイドにおいて、前記第1の特徴部は、湾曲したリムの一部である、ガイド。
請求項20
部品キットにおいて、請求項1〜19のいずれか1項に記載のガイドと、追跡システムにより追跡可能な器具と、を含み、前記器具は、前記追跡システムに前記ガイドの向きを判断させるための、前記形成物と係合可能であるように構成される、部品キット。
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