![]() 人工寛骨臼の位置合わせのために大腿骨頭をマッピングする方法およびシステム
专利摘要:
人工大腿骨頭を寛骨臼に対して方向付ける装置が、大腿骨ステムおよび大腿骨頭部材を備える。大腿骨ステムは、大腿骨の髄内管内に受け入れられるように構成される。大腿骨頭部材は、大腿骨ステムに結合するように構成され、さらに寛骨臼に受け入れられるように構成される。大腿骨頭部材はさらに、寛骨臼に対する人工大腿骨頭の相対位置を方向付けるように構成されたしるしをさらに備え、それによってしるしは、寛骨臼における人工大腿骨頭の適切な相対位置を示す。 公开号:JP2011512908A 申请号:JP2010547859 申请日:2009-02-25 公开日:2011-04-28 发明作者:スティーブン・マクマホン;チャールズ・アレン;デヴィッド・ケルマン 申请人:スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド; IPC主号:A61F2-34
专利说明:
[0001] [関連出願の相互参照] 本出願は、2008年2月25日に出願した米国特許仮出願第61/031,230号の利益を主張するものである。この出願の開示は、すべて参照により本明細書に組み込まれている。] [0002] 本発明は、概して人工股関節を移植するシステムおよび方法に関し、より詳細には、しるし(indicia)を用いて人工関節の向きを確定するシステムおよび方法に関する。] 背景技術 [0003] 関節置換術において、一般に人工関節移植中の試行は必須である。試行段階では、適切な配置および機能を確実にするとともに、可動域および安定性を評価する。場合によっては、たとえば股関節置換術の場合、試行を開始し得る前に、寛骨臼シェルコンポーネントを移植する必要がある。同様に、膝関節置換術等の他の場合も、試行を開始し得る前に、脛骨トレイコンポーネントを移植する必要がある。] [0004] 股関節全置換術では、寛骨臼が、通常、リーミングまたは他の方法で準備され、著しい骨の喪失、変性または変形の場合、ケージまたはオーギュメントの使用が必要な場合がある。適切に寸法が決められた寛骨臼シェルコンポーネントが、準備された寛骨臼に、嵌入され、セメントで固定され、ねじ留めされ、または他の方法で固定され、トライアルインサートライナが取り付けられる。大腿骨に、トライアルインサートライナと関節接合する大腿骨コンポーネントが提供され、トライアル整復が開始する。股関節表面置換等、場合によっては、トライアルライナが不要な場合もある。] [0005] 寛骨臼シェルコンポーネントの正確な向きは、患者によって異なる可能性がある。しかしながら、大部分の人に対して、適切に位置合わせされた寛骨臼シェルコンポーネントの長手方向先端軸は、概して約40度から50度外転し、通常は約45度外転し、かつ約20度から30度前傾し、通常約25度前傾するように傾けられる、ということが一般に容認されてきた。大腿骨頸コンポーネントの正確な向きは、患者によって異なる可能性がある。しかしながら、大部分の人に対して、適切に位置合わせされた大腿骨頸は、概して約35度から45度外転し、通常約41度外転し(すなわち、水平位置から41度上方に)、かつ約10度から20度前傾し、通常約15度前傾するように傾けられる、ということが一般に容認されてきた。] [0006] 股関節置換術の特質のために、取り付けられた寛骨臼シェルコンポーネントの正確な配置を手術中に確認することが困難な場合がある。寛骨臼シェルが、準備された寛骨臼に嵌入され、セメントで固定され、ねじ留めされまたは他の方法で固定される前に位置がずれた場合、人工関節の後続するあらゆる試行手続きおよび/または最終的な移植に問題が発生する可能性がある。寛骨臼シェルコンポーネントの位置ずれにより、関節表面積が低減する可能性があり、それにより、術後性能、機能、摩耗率、可動域および関節の安定性に悪影響が及ぼされる。] 先行技術 [0007] 米国特許仮出願第61/031,230号 米国特許第4,475,549号 米国特許第4,632,111号 米国特許第4,305,394号 米国デザイン特許第D331,461号 米国特許出願第5,364,403号 米国特許出願公開第2007/0123908号 米国特許出願公開第2004/122439号 米国特許出願公開第2004/0122440号 米国特許出願公開第2006/0058886号 米国特許出願公開第2004/0015238号 米国特許第5,002,581号 米国特許第5,135,529号 米国特許第5,201,882号 米国特許第5,171,324号 米国特許第4,004,581号] 発明が解決しようとする課題 [0008] したがって、本発明のいくつかの実施形態の目的は、手術中に寛骨臼コンポーネントの位置ずれの発生を低減する簡単かつ有効な方法を提供することである。] [0009] 従来、寛骨臼シェルコンポーネントの位置合わせは、手術中、X線透視法および粗い(crude)位置決め器具を用いて対処されてきた。これらの方法は、有効ではあるが、追加の資源、人員、追加の器具および/または高価な機械を必要とする。] [0010] この目的のために、外科医は、X線透視手段を用いて、手術中にあらゆる著しい位置ずれを視覚的に確定することができる。しかしながら、寛骨臼シェルコンポーネントの正確な方向角度は、X線透視画像からは容易に確定することができない。別法として、外科医は、45度の外転および25度の前傾というおよその挿入角度を達成するために、インパクタハンドルを、手術室の角と長手方向に位置が合うように方向付けることができる。さらに別法として、整形外科用品の製造業者によっては、寛骨臼シェルコンポーネントの取付け中にインパクタハンドルと用いることができる位置合わせガイドを提供する。こうした位置合わせガイドは、一般に、当技術分野において「Xバー」、「Tバー」等と呼ばれるものを含む。「X」の形状のバーは、寛骨臼シェルコンポーネントを取り付けるように構成されたインパクタから突出する。バーは、所定の方向角度でインパクタに取り付けられる。患者が所定の位置で横臥している状態で、インパクタは、Xバーが天井、床および/または台に対して平行になるように、かつ/または「X」の各延長部分が正方形の手術室の角を指すように方向付けられる。これらの方法は、有効であるが、外科医に対し精密に較正された視覚的に満足な装置を提供するものではない。] [0011] 特定の整形外科用品の製造業者、寸法、オフセットまたは製品SKU番号を示すしるしが、大腿骨頭上に使用されている。しかしながら、大部分のしるしは、一般に、大腿骨頭内のへり領域かまたは先細りの凹部の底部に見られ、関節面には位置していない。] [0012] 従来技術の大腿骨頭トライアルコンポーネントは、特定のトライアル大腿骨頭コンポーネントに対して特定のサイズまたはオフセットを示す濃淡のない色を含む場合がある。しかしながら、こうしたしるしは、寛骨臼シェルコンポーネントの空間的な向きを確定するようには構成されていないと考えられる。こうしたしるしは、単一のトライアル大腿骨頭コンポーネントにおいて複数の色を含むこともない。] [0013] Ohに対する米国特許第4,475,549号は、寛骨臼シェルコンポーネントインパクタ上の複数の棒状突起を利用する、従来技術の寛骨臼カップポジショナを開示しており、複数の突起は方向付けの目的で構成されている。] [0014] Rocheに対する米国特許第4,632,111号では、寛骨臼シェルコンポーネントを方向付ける手段は、2つのねじ切りされた穴(66)とインジケータ端部(62)を有するねじ切りされた棒(64)とを備えている。棒(64)は、穴(66)のうちの一方に配置されると、寛骨臼シェルコンポーネントを適切な外転角度に位置決めするのに役立つ。棒(64)は、穴(66)の他方に配置されると、寛骨臼シェルコンポーネントを適切な前傾角度に位置決めするのに役立つ。] [0015] Bertuch,Jr.に対する米国特許第4,305,394号、Lesterに対する米国デザイン特許第D331,461号およびPetersen他に対する米国特許第5,364,403号は、さらに、寛骨臼シェルコンポーネントおよび関連する装置を位置決めする従来技術による方法を開示している。] [0016] 2007年5月31日に公開され、出願番号第11/541,184号が割り当てられた米国特許出願公開第2007/0123908号の図49には、モジュール式コンポーネントの適切な角度方向付けに役立つことができるしるしまたはマークを有することができる器具が記載されている。] [0017] 2004年6月24日に公開され、出願番号第10/327,187号が割り当てられた米国特許出願公開第2004/0122439号と、2004年6月24日に公開され、出願番号第10/327,527号が割り当てられた米国特許出願公開第2004/0122440号とには、第1のセグメントの第2のセグメントに対する相対位置を確定するために、第1のセグメントおよび第2のセグメントにしるしを配置することが記載されている。] [0018] 2006年3月16日に公開され、出願番号第11/225,754号が割り当てられた米国特許出願公開第2006/0058886号では、連結するトライアル人工大腿骨およびトライアル人工寛骨臼カップを備える人工股関節に対する位置合わせトライアルシステムが記載されており、右側での使用に好適な係合構成と左側での使用に好適な係合構成とを識別するために、しるしが含まれている。] [0019] 2004年1月22日に公開され、出願番号第10/346,316号が割り当てられた米国特許出願公開第2004/0015238号には、位置合わせの目的でしるしが付されている大腿骨頸用のシュラウドを提供することが記載されている。] [0020] Paxson他に対する米国特許第5,002,581号、同第5,135,529号および同第5,201,882号は、接続部分に隣接するしるしと、しるしと位置合わせ可能な1つまたは複数のマークを有するステムとを備えることにより、転子モジュールとステムとの相対的な回転位置合わせを外科医に示す、モジュール式人工股関節に関する。] [0021] Campana他に対する米国特許第5,171,324号は、回転位置合わせの目的で大腿骨コンポーネントの突出するへりの上の位置合わせしるしを開示している。] [0022] Heimke他に対する米国特許第4,004,581号は、寛骨を準備する器具のために貫通深さを測定するしるし手段を開示している。] [0023] 上述した米国特許および公開された米国特許出願はすべて、本明細書に完全に記載されているかのように参照により本明細書に組み込まれている。] 課題を解決するための手段 [0024] いくつかの実施形態によれば、寛骨臼コンポーネントを取り付ける方法を提供する。本方法は、上にしるしを有する大腿骨コンポーネントを提供するステップと、寛骨臼コンポーネントを提供するステップと、しるしを用いて寛骨臼コンポーネントの位置を確定するステップとを含む。] [0025] 他の実施形態によれば、手術器具のセットを製造する方法であって、寛骨臼コンポーネントと関節接合するように適合された少なくとも1つの大腿骨コンポーネントを提供するステップを含み、大腿骨コンポーネントが上にしるしを有し、しるしが寛骨臼コンポーネントの空間的な向きに関連する、方法を提供する。] [0026] さらに他の実施形態によれば、股関節置換術中に試行する方法であって、大腿骨コンポーネント上に位置するしるしを用いて寛骨臼コンポーネントの空間的な向きを確定するステップを含む、方法を提供する。] [0027] いくつかの実施形態によれば、人工大腿骨頭を寛骨臼に対して方向付ける装置は、大腿骨ステムおよび大腿骨頭部材を備える。大腿骨ステムは、大腿骨の髄内管内に受け入れられるように構成される。大腿骨頭部材は、大腿骨ステムに結合するように構成され、さらに、寛骨臼に受け入れられるように構成される。大腿骨頭部材はさらに、寛骨臼に対する人工大腿骨頭の相対位置を方向付けるように構成されたしるしを備え、それによってしるしは、寛骨臼における人工大腿骨頭の適切な相対位置を示す。] [0028] 別の実施形態は、寛骨臼に受け入れられるように構成された寛骨臼コンポーネントをさらに備える。] [0029] さらに別の実施形態では、大腿骨頭部材および大腿骨ステムの少なくとも一方はトライアルコンポーネントである。] [0030] 他の実施形態によれば、大腿骨頭部材は、複数のしるしをさらに備え、複数のしるしのうちの1つは、寛骨臼における大腿骨頭の適切な相対位置を示し、複数のしるしの他のものは、適切な相対位置からの測定された変位量を示す。] [0031] いくつかの実施形態によれば、測定された変位量は、大腿骨頭と寛骨臼との相対的な回転の角度測定値である。] [0032] 別の実施形態では、大腿骨頭部材は、複数のしるしをさらに備え、複数のしるしのうちの1つは、中間(neutral)位置での寛骨臼における大腿骨頭の適切な相対位置を示し、複数のしるしのうちの他のものは、大腿骨ステムの位置がその可動域内で回転する際の寛骨臼に対する適切な相対位置を示す。] [0033] さらに別の実施形態では、適切な相対位置は、寛骨臼に対する外転/内転における適切な向きである。] [0034] 他の実施形態では、適切な相対位置は、寛骨臼に対する前傾/後傾における適切な向きである。] [0035] 別の実施形態では、しるしはラインである。ラインを、大腿骨頭部材において緯線方向に方向付けてもよく、または大腿骨頭部材において長手方向に方向付けてもよい。] [0036] さらに別の実施形態では、しるしは、大腿骨頭部材の表面の一部である。] [0037] 別法として、実施形態では、しるしは照明される。] [0038] 別の実施形態は、人工大腿骨頭を寛骨臼に対して方向付ける方法を含む。本方法は、大腿骨ステムを大腿骨の髄内管内に移植するステップを含む。別のステップが、大腿骨頭部材を大腿骨ステムに結合する。さらに別のステップが、人工大腿骨頭を寛骨臼内に位置決めすることにより、大腿骨頭部材を寛骨臼に対して方向付ける。人工大腿骨頭が寛骨臼において適切に位置決めされた時、人工大腿骨頭上のしるしは位置合わせされ、可視である。] [0039] 別の実施形態では、ステップは、寛骨臼部材を移植することを含み、方向付けるステップは、大腿骨頭部材を寛骨臼部材に対して方向付けることを含む。] [0040] 別法として、本方法の実施形態は、大腿骨頭の寛骨臼コンポーネントに対する不適切な位置を示すしるしを読み取るステップを含むことができる。不適切な位置を示すしるしは、寛骨臼コンポーネントの適切な位置からの変位の測度である。実施形態のさらなるステップは、寛骨臼における寛骨臼コンポーネントの位置を、調節の量が変位の測度に対するように調節することを含む。] [0041] さらに別の実施形態では、変位の測度は角度変位の測度である。] [0042] 別の実施形態は、調節が、寛骨臼コンポーネントの外転/内転の調節であることを含む。別法として、調節は、寛骨臼コンポーネントの前傾/後傾の調節であり得る。] [0043] 別の実施形態では、読み取るステップは、照明されたしるしを読み取ることを含む。] [0044] さらなる応用の分野は、以下に示す詳細な説明から明らかとなろう。詳細な説明および特定の例は、本発明の特定の実施形態を示すが、単に例示を目的とするものであり、本発明の範囲を限定することを目的としていないことが理解されるべきである。] [0045] 本発明のさらなる特徴、態様および利点を、本発明のさまざまな実施形態の構造および動作とともに、添付図面を参照して以下詳細に説明する。] [0046] 本明細書に組み込まれかつその一部を形成する添付図面は、本発明の実施形態を例示し、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たす。] 図面の簡単な説明 [0047] 人体の生体構造に関して、本開示を通して使用する相対的な用語の概略図である。 人体の生体構造に関して、本開示を通して使用する相対的な用語の概略図である。 本発明のいくつかの実施形態によるトライアル大腿骨頭を示す図である。 中間の脚位置における、正確に位置合わせされた寛骨臼シェルコンポーネントおよびライナと結合された図2のトライアル大腿骨頭を示す図である。 中間の脚位置における、著しく前傾しかつ内転した寛骨臼シェルコンポーネントおよびライナと結合された図2のトライアル大腿骨頭を示す図である。 中間の脚位置における、極端に内転した寛骨臼シェルコンポーネントおよびライナと結合された図2のトライアル大腿骨頭を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしの二次元概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを表す二次元概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを表す二次元概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による人工寛骨臼の空間的な向きを確定する方法を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを読み取る方法の例を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを読み取る方法の例を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを読み取る方法の例を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを読み取る方法の例を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを読み取る方法の例を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを読み取る方法の例を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを表す二次元概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしを表す二次元概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしの二次元概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭のしるしのいくつかの非限定的な代替の概略図である。 本発明のいくつかの実施形態によるしるしを内部で照明する装置を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態によるしるしを内部で照明する装置を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態によるしるしを内部で照明する装置を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態によるしるしを内部で照明する装置を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態によるしるしを内部で照明する装置を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態によるしるしを内部で照明する装置を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による外部照明によりしるしの可視性を向上させる方法を示す概略図である。] 図2 実施例 [0048] 図は、概して、トライアル整復中に寛骨臼コンポーネントの向きを評価するために、トライアル大腿骨頭を地理的にマッピングすることに関する。] [0049] 図1aおよび図1bは、右の股関節(910)と人間の脚に関する解剖学的動きのさまざまな方向とを示す。図1aは、人間の脚が、前傾中に矢状面(900)内で前方に移動し、または後傾時に矢状面(900)内で後方に移動するのを可能にする、股関節(910)を示す。股関節(910)はまた、人間の脚が、外転中に冠状面(901)内で外側に移動し、内転中に冠状面(901)内で内側に移動することも可能にする。内外旋を、脚が完全に伸展している間に、上下軸を中心にかつ横断面(902)内で脚をねじることによって可能にすることができる。しかしながら、回旋を、屈曲、傾斜および/または外転のうちのいかなる状態の間にも行うことができる。図1bは、概して、図1aに示す身体の軸に対する本来の寛骨臼の適切な向きと寛骨臼コンポーネント(950)の正確な取付けとを示す。寛骨臼コンポーネント(950)は、シェルの頂点(940)を通る長手方向軸(960)を有する。最も標準的な場合、長手方向軸(960)は、内外軸に対して約20度〜30度の前傾角度(920)を形成する。最も標準的な場合、寛骨臼コンポーネント(950)の長手方向軸(960)は、内外軸に対して約40度〜50度の外転角度(930)を形成する。] 図1a 図1b [0050] 図2は、本発明のいくつかの実施形態による大腿骨頭(20)を示す。大腿骨頭(20)は、インプラントであっても、または使い捨てであり得るトライアルであってもよい。大腿骨頭(20)は、大腿骨ステム、ブローチまたは他の大腿骨コンポーネント(12)の大腿骨頸(14)に配置され、接続する手段(30)によってそれに保持される。接続する手段は、たとえば、摩擦テーパ嵌合、スプライン、キー軸、ねじ山、または接続の技術分野において既知である他の手段を含むことができる。望ましい場合、大腿骨頭(20)および大腿骨頸(14)を一ユニットとして結合し、大腿骨ステム、ブローチまたは他の大腿骨コンポーネント(12)に接続するように適合させることができる。大腿骨頭(20)はしるし(21、22、24、26、28)を採用する。しるしを、大腿骨頭(20)の任意の目に見える外面部分に設けることができるが、関節面の少なくとも一部に設けることが好ましい。図2に示す実施形態では、しるしは一続きの色付きバンド(22、24、26、28)を含み、各バンドは、それが関節接合する寛骨臼コンポーネントの向きを示すように構成される。たとえば、図示するように、しるしは、読取がなされる位置を示す1つまたは複数の任意選択の読取ライン(21)を含むことができる。しるしは、さらに、寛骨臼コンポーネントの外転/内転の量を示す一続きの緯線をさらに含むことができる。図示するように、一続きの色付きバンド(22、24、26、28)は、関節面と同一平面であってもよく、またはそれらを、図示するようにくぼんだ溝として提供してもよい。バンド(22、24、26、28)のうちの1つは、「目標」または「中間」バンドライン(24)を表すことができる。大腿骨頭(20)が寛骨臼コンポーネント内に配置された時、かつ患者の脚が所定位置に方向付けられた時、かつ寛骨臼コンポーネントの内側リムまたは縁部分が中間バンドライン(24)に隣接した時、外科医は、寛骨臼コンポーネントがおよそ45度外転して正確に骨盤骨内に取り付けられたことを知る。寛骨臼コンポーネントの内側リムまたは縁部分がバンドライン(22)に隣接した場合、外科医には、寛骨臼コンポーネントが、45度よりわずかに大きく、たとえば60度外転して骨盤骨に取り付けられたことが知らされる。寛骨臼コンポーネントの内側リムまたは縁部分がバンドライン(26)に隣接した場合、外科医は、寛骨臼コンポーネントが、45度よりわずかに小さく、たとえば30度外転して骨盤骨に取り付けられたことが知らされる。寛骨臼コンポーネントが過度に垂直である(これは、脱臼および/またはインピンジメントの危険を増大させる可能性がある)ことを示すように、警告バンド(28)を有利に採用することができる。これらの場合、外科医は、先に取り付けられた寛骨臼コンポーネントを取り除き、しるしによって受け取った情報に基づいて寛骨臼コンポーネントを再位置決めし、寛骨臼コンポーネントを再移植し、その後、第2のトライアル整復を行うことにより、寛骨臼コンポーネントが正確な外転角度で再位置決めされたことを確実にすることを考えることができる。] 図2 [0051] 数、目盛、色およびバンド間の間隔を、種々の指示を得るように変更することができる、ということが理解されるべきである。しるしを、使用者または製造業者に最も好都合である任意の様式で変更することができる。たとえば、中間バンドライン(24)は、45度ではなく40度の外転角度を示すことができる。別の場合、バンドライン(26)は、所望の中間バンドライン(24)よりさらにおよそ10度(15度ではなく)内転して方向付けられる寛骨臼コンポーネントを示すことができる。本実施形態の大腿骨頭(20)と使用される寛骨臼コンポーネントを、大腿骨頭(20)に位置するしるし(21、22、24、26、28)を読み取るのに役立つマークまたは他のしるしとともに採用することができることも理解されるべきである。さらに、読取箇所には、寛骨臼ライナの内側リム部分、寛骨臼シェルコンポーネントの外側部分、または一時的にトライアルライナまたは寛骨臼シェルコンポーネントから延在しポインタ(たとえば着脱可能ポインタ)としての役割を果たす別個のジグまたは固定具があり得る。] [0052] 図3は、患者の脚が所定の「中間」位置にある時に、少なくとも1つの寛骨臼シェルコンポーネントと関節接合する、図2に示す大腿骨頭(20)を示す。図示する寛骨臼コンポーネントは、寛骨臼シェルコンポーネント(40)および寛骨臼ライナコンポーネント(50)を備えている。場合によっては、所望の中間脚位置は、完全な静止伸展状態であって、患者またはインプラントの本来の大腿骨頸の傾斜に等しい量(たとえば約15度)内旋していてもよい。しかしながら、この所定の「中間」脚位置は変化してもよく、しるしはそれに従って変化してもよい。図3に示すように、寛骨臼コンポーネントは、その適切な外転および前傾の量で(すなわち、概して45度外転し20度前傾して)正確に方向付けられているように示されている。中間バンドライン(24)は、寛骨臼コンポーネントの内側リムに隣接している。] 図2 図3 [0053] 図4は、患者の脚が所定の「中間」位置に位置決めされた時の位置異常の寛骨臼コンポーネントの一例を示す。大腿骨頭(20)の読取ライン(21)に隣接する寛骨臼ライナコンポーネント(50)の内側リムは、警告バンド(28)に近接している。こうした場合、外科医は、寛骨臼コンポーネントが、非常にわずかな(たとえば15度)外転で、過度に垂直な角度で骨盤骨内に取り付けられたことを知らされる。寛骨臼コンポーネントを取り除き再度取り付けるという判断は、しるしによってより容易に行われる。さらに、寛骨臼ライナコンポーネント(50)のリム部分はバンド(22、24、26、28)に対して平行ではないという性質のために、外科医はまた、寛骨臼コンポーネント(40、50)が過度に前傾して方向付けられているということも理解することができる。この情報は、外科医が傾斜および外転の両方を1回の取外しステップのみで補正することができるため、寛骨臼シェルコンポーネント(40)の再位置決めのステップ中に有用であり得る。] 図4 [0054] 図5は、患者の脚が所定の「中間」位置にある時の位置異常の寛骨臼コンポーネントの別の例を示す。大腿骨頭(20)の読取ライン(21)に隣接する寛骨臼ライナコンポーネント(50)の内側リムは、警告バンド(28)に近接している。こうした場合、外科医は、寛骨臼コンポーネントが、非常にわずかな(たとえば15度)外転で過度に垂直な角度で骨盤骨内に取り付けられたことが知らされる。寛骨臼コンポーネントを取り除き再度取り付けるという判断は、大腿骨頭(20)に設けられているしるしによってより容易に行われる。図5において、寛骨臼ライナコンポーネント(50)のリム部分は、バンドライン(22、24、26、28)の各々と概して平行であるように見えるため、外科医は、寛骨臼シェルコンポーネント(40)が適切な前傾量で取り付けられており、冠状面における調節のみが必要であり、すなわち寛骨臼シェルコンポーネント(40)を外転させるだけでよい、ということを理解することができる。各バンド間の間隔が15度の傾斜を表す場合、図5は、寛骨臼コンポーネントを、45度の外転で適切に方向付けられるようにおよそ30度外転させる必要があることを示唆している。] 図5 [0055] 図6は、本発明の他の実施形態による大腿骨頭のしるしを示す。大腿骨頭(200)は大腿骨頸(100)上に配置されている。大腿骨頭(200)にはしるしがあり、しるしは、1つまたは複数のラインマーク(210、220、230)を含む。第1のラインマーク(210)を採用することができ、それは、図1に示す身体の軸に対する0度の外転および0度の前傾の寛骨臼コンポーネントの向きを示す。言い換えれば、患者の脚が所定の「中間」位置に位置決めされ、大腿骨頭(200)が寛骨臼コンポーネント(図示せず)内に位置決めされると、寛骨臼コンポーネント(図示せず)の内側リムは、寛骨臼コンポーネントが0度の外転および0度の前傾で方向付けられた場合、第1のラインマーク(210)と位置合わせされそれに隣接する。患者が所定の「中間」位置にある時、インピンジメントが発生する前に0度の外転およびあり得る最大の前傾量である寛骨臼コンポーネントの向きを示す、第2ラインマーク(220)を採用することができる。45度の外転および0度の前傾である寛骨臼コンポーネントの向きを示す第3のラインマーク(230)を設けることができる。他のラインマークを用いて他のシナリオを表すことができる。] 図6 [0056] 図7aおよび図7bは、本発明の多くの好ましい実施形態のうちの2つを示す。大腿骨頸またはステム(100)と協働するように適合された大腿骨頭(200)が提供される。大腿骨頭(200)は、トライアルコンポーネントであっても永久的なインプラントであってもよい。大腿骨頭(20)にはしるしがあり、それは、少なくとも1つのカラーボディ(240、242、244)を含む。カラーボディ(240、242、244)は、色付き、無色、余白、影付き、クロスハッチ、または大腿骨頭(200)の領域を視覚的に分離する他の手段を含むことができ、限定されないが、セラミックグレーズ、陽極酸化、着色挿入物、ステッカ、マーカ、紛体塗装、オーバーモールドされた着色プラスチック等を含む、従来の任意の様式で大腿骨頭(200)に設けることができる。図7aおよび図7bに示す実施形態では、外転カラーボディ(240)を使用して、寛骨臼コンポーネントが十分外転していないこと(またはさもなければ所定角度を下回っていること)を示すことができる。前傾カラーボディ(242)を使用して、寛骨臼コンポーネントが十分前傾していないこと(またはさもなければ所定角度を下回っていること)を示すことができる。カラーボディ(244)は、大腿骨頭トライアル(20)の余白または自然色を含むことができる。使用時、外科医は、大腿骨頭(200)を寛骨臼コンポーネント(図示せず)内に再配置する。そして、患者の脚は所定の「中間」位置に配置される。カラーボディ(244)のみが見える場合、それは、外科医が、たとえば外転が少なくとも45度でかつたとえば前傾が少なくとも25度で、寛骨臼コンポーネントを正確に取り付けたことを意味することができる。別法として、患者の脚が「中間」位置に配置されている時にカラーボディ(244)および(242)のみが見える場合、それは、寛骨臼コンポーネント(図示せず)が十分に前傾せずに(たとえば25度を下回る前傾で)方向付けられている可能性がある。さらに別法として、患者の脚が「中間」位置に配置されている時にすべてのカラーボディ(240、242、244)が見える場合、寛骨臼コンポーネント(図示せず)が、十分に前傾せずかつ十分に外転せずに(たとえば、25度を下回る前傾でかつ45度を下回る外転で)方向付けられている可能性がある。] 図7a 図7b [0057] 患者の要求は変化するため、寛骨臼コンポーネントをより少ない前傾およびより少ない外転で永久に方向付けることが望ましい場合がある。こうした場合、中間ラインからのオフセットを正確に確定するために、大腿骨頭(200)のしるしに複数の追加のマークを加えることが望ましい場合がある。追加のマークのうちのいくつかは、1つまたは複数の前傾マーク(246)を含むことができ、それは、寛骨臼コンポーネントのリム部分が、1つまたは複数の前傾マーク(246)と位置合わせされ、周方向に隣接し、または平行である時、寛骨臼コンポーネントの前傾角度は適切(たとえば25度)であるが、寛骨臼コンポーネントの外転角度が適切でない(たとえば、過度に内転している)ことを示すことができる。同様に、追加のマークは1つまたは複数の外転マーク(247)を含むことができ、それは、寛骨臼コンポーネントのリム部分が、1つまたは複数の外転マーク(247)と位置合わせされ、周方向に隣接し、または平行である時、寛骨臼コンポーネントの外転角度は適切(たとえば45度)であるが、寛骨臼コンポーネントの前傾角度が適切でない(たとえば過度に前傾している)ことを示すことができる。図7aおよび図7bに示すマークは単なる例であり、決して、本発明を図示するものに限定することを目的としていない。] 図7a 図7b [0058] 図8は、図7aに示す実施形態による大腿骨頭を示す。大腿骨頭(1020)は、大腿骨ステムコンポーネント(1012)の大腿骨頸(1010)上に配置される。大腿骨頭(1020)にはしるしがあり、それは、3つのカラーボディ(1022、1024、1026)を含む。大腿骨頭(1020)は、ライナ(1040)内に配置されそれと関節接合することができるトライアル大腿骨頭であってもよい。ライナ(1040)は、準備された寛骨臼内に取り付けられた寛骨臼シェルコンポーネント(1050)内に配置されたトライアルライナであってもよく、寛骨臼シェルコンポーネント(1050)は垂直軸(1060)および水平軸(1062)を有している。トライアル整復中、患者の脚は、所定の「中間」脚位置まで動かされる。所定の「中間」脚位置は、たとえば、限定されないが、0度の外転、0度の前傾およびおよそ15度の内旋で、もしくは他の形で本来のまたは人工の大腿骨頸の傾斜の量に等しい量だけ内旋した、完全弛緩伸展であってもよい。所定の「中間」脚位置では、外科医にカラーボディ(1026)のみが見える場合、寛骨臼シェルコンポーネント(1050)が、少なくとも所定の量の前傾および外転(たとえば、それぞれ少なくとも20度および45度)で取り付けられた可能性が十分にある。所定の「中間」位置で、外科医にカラーボディ(1026)および(1022)が見える場合、寛骨臼シェルコンポーネント(1050)が、不十分な前傾でかつ十分な外転量(たとえば45度以上)で取り付けられた可能性があり得る。所定の「中間」位置で、外科医に3つのカラーボディ(1022、1024、1026)がすべて見える場合、寛骨臼シェルコンポーネント(1050)が、不十分な前傾量(たとえば20度未満)でかつ不十分な外転量(たとえば45度未満)で取り付けられた可能性があり得る。] 図7a 図8 [0059] 患者が所定の「中間」位置にある間に、ライナ(1040)の内側リム(1000)の周囲で、外科医に、カラーボディ(1024)および(1022)からわずかな量の色しか見えない場合、外科医は、寛骨臼シェルコンポーネント(1050)およびライナ(1040)の向きが許容できるものであると判断し、コンポーネント(1050)を取り除き再位置決めすることなく、移植を進めることができる。] [0060] 図9a〜図9fは、特に図7a〜図8に示す実施形態で、本発明を使用する時に発生する可能性のあるいくつかのシナリオを示す。ライン(280)は、寛骨臼コンポーネントの内側または外側のリムまたは縁を表し、それは、たとえば、寛骨臼シェルコンポーネント、カップまたはライナの内側リムであってもよい。大腿骨頭にしるしが位置しており、しるしは、第1のボディ領域(286)、第2のボディ領域(284)および第3のボディ領域(282)を含む。図9aを参照すると、外科医は、通常、患者の脚が所定の「中間」位置にある時にのみライン(280)を読み取る。第2のボディ領域(284)は前傾角度に関連し、第3のボディ領域(282)は外転角度に関連する。] 図7a 図7b 図8 図9a 図9b 図9c 図9d 図9e 図9f [0061] 図9aによれば、第3のボディ領域(282)が見えるため、寛骨臼コンポーネントを、わずかにより外転するように方向付ける必要がある可能性がある。さらに、第2のボディ領域(284)が見えるため、寛骨臼コンポーネントを、わずかにより前傾するように方向付ける必要がある可能性がある。しかしながら、ライン(280)は、第1のボディ(286)、第2のボディ(284)および第3のボディ(282)のすべてが共有する中間ラインに対して概して平行であるため、これは概して、前傾角度は適切であり、外転角度のみが、所望の角度よりわずかに小さいことを意味するから、外科医は、手術を進めるように判断することができる。] 図9a [0062] 図9bによれば、ライン(280)は、大腿骨頭の中間ラインに位置合わせされかつ隣接している。したがって、寛骨臼コンポーネントは所定の向きに(たとえば、20度の前傾および45度の外転に)十分に位置合わせされていると推測することができる。] 図9b [0063] 図9cは、寛骨臼コンポーネント(図示せず)の外転角度は正確であるが、寛骨臼コンポーネントは、所定量(たとえば25度)よりわずかに前傾していることを示唆する可能性がある。外科医には、第2のボディ領域(284)が見え、第3のボディ領域(282)が見えないため、寛骨臼シェルコンポーネントをわずかに後傾させるだけでよいか、または観察される角度が許容である可能性がある。] 図9c [0064] 図9dは、寛骨臼コンポーネントが、わずかに理想を下回る前傾角度およびわずかに理想を上回る外転角度で取り付けられたことを示唆する可能性がある。図9eは、寛骨臼コンポーネントが、前傾角度が過度に大きく外転角度が過度に小さく方向付けられたことを示唆する可能性がある。図9fは、寛骨臼コンポーネントが、前傾角度はなく、理想よりわずかに小さく外転して方向付けられたことを示唆する可能性がある。] 図9d 図9e 図9f [0065] 図9a〜図9fに表すものより多くの状況があり得ることが予期される。しるしは、外科医に情報を与えかつ外科医を案内する手段としての役割を果たすのみであり、しるしに基づいて、十分に固定された寛骨臼コンポーネントを取り除きかつ再位置決めするすべての実際の手術中の判断は、外科医の裁量であることは留意されるべきである。] 図9a 図9b 図9c 図9d 図9e 図9f [0066] 図10aは、本発明のいくつかの実施形態によるしるしを有する大腿骨頭(200)を示す。しるしは、「目標」または「中間」ライン(250)を含むことができ、それは、患者の脚が所定の「中間」位置に配置された時の寛骨臼コンポーネントの所定位置を示す。しるしは、間隔を空けて配置された前傾マーク(252、254、256)をさらに含むことができ、それらは各々、中間ライン(250)からの指定された前傾度数を示す。前傾マーク(252、254、256)に、中間ライン(250)からの偏差の特定の定量を示す英数字記号または文字を提供することができる。同様に、外転マーク(251、253、255)を採用することができ、それらは各々、中間ライン(250)からの指定された後傾度数を示す。外転マーク(251、253、255)に、中間ライン(250)からの偏差の特定の定量を示す英数字記号または文字を提供することができる。] 図10a [0067] 図10bは、図10aに示す実施形態の代替実施形態を示す。図10aに示す、前傾マーク(252、254、256)および外転マーク(251、253、255)ならびに/または英数字記号もしくは文字ではなく、しるしは、大腿骨頭(200)上に一続きの色付きバンドを含むことができる。各色付きバンドを、種々の確信度の1つまたは複数のバンドに分類することができる。確信度が高い色付きバンド(266、261)を緑色にして、中間ライン(250)に最も隣接して配置することができ、中間ラインは、理想的なまたは所望の寛骨臼コンポーネントの向きを示す。たとえば、寛骨臼ライナの内側リムまたは縁が、下方の緑色前傾バンド(266)に隣接するかまたはその中にある場合、それは、寛骨臼ライナが、前傾に関して理想的なまたは理想に非常に近い空間的な向きにあることを示唆することができる。同様に、寛骨臼ライナの内側リムまたは縁が、上方の緑色外転バンド(261)に隣接するかまたはその中にある場合、それは、寛骨臼ライナが、外転に関して理想的なまたは非常に理想に近い空間的な向きに位置決めされていることを示唆することができる。寛骨臼コンポーネントの空間的な向きが「目標」または「中間」ライン(250)から逸れると、寛骨臼ラインの内側リムまたは縁は、緑以外の色の外転バンドおよび/または前傾バンドに隣接するかまたはその中にある可能性がある。たとえば、寛骨臼ラインの内側縁またはリムが、橙色外転バンド(263)および赤色前傾バンド(262)に隣接するかまたはその中にある場合、外科医は、寛骨臼コンポーネントが適度に外転し大幅に前傾しているため、その位置を再配置するよう望む可能性がある。別の場合では、寛骨臼ラインの内側縁またはリムが、緑色外転バンド(261)および橙色前傾バンド(264)に隣接するかまたはその中にある場合、外科医は、寛骨臼コンポーネントの外転角度は理想的であると判断することができ、寛骨臼コンポーネントは適度に過前傾しているが、外科医は、それを取り除いてわずかに後傾するよう再配置するのではなく、強固に固定された寛骨臼コンポーネントを原位置に残すように望む場合がある。] 図10a 図10b [0068] 図11は、本発明のさらに他の実施形態によるしるしがある大腿骨頭を示す。図示するしるしは、図10bに示すしるしに類似しているが、中間ラインの上方および下方の両方に外転角度および傾斜角度を示す手段をさらに有している。たとえば、外科医は、領域(270)から外転角度を読み取り、領域(272)から前傾角度を読み取ることができる。] 図10b 図11 [0069] 本発明のいくつかの実施形態が適切に作用するために、偏心した、非同心の、または他の形で非対称のしるしがある大腿骨頭(200)(図11等に示すように)を、大腿骨頸またはステム(100)上に適切に方向付けるべきである。こうした場合、大腿骨頸またはステム(100)上への大腿骨頭(200)の径方向の位置決めを制御するために、キーイング(keying)を採用することができる。キーイングの代わりに、しるしは、頭(200)および大腿骨頸またはステム(100)の両方に、径方向位置合わせマーク(174、274)または等価な手段を含むことができる。左股関節置換術および右股関節置換術の両方に対して同じ大腿骨頭(200)(たとえば、一方の側に右股関節用のしるしがあり、その反対側に左股関節用のしるしがある、トライアル大腿骨頭(200))が使用される場合、大腿骨頸またはステム(100)における大腿骨頭(200)の正確な径方向の向きを確実にするために、英数字識別子を径方向位置合わせマーク(174、274)に隣接して配置することが望ましい場合がある。たとえば、右股関節の場合、外科医は、両側トライアル大腿骨頭(200)を、隣に「R」があるその位置合わせマーク(274)が大腿骨頸またはステム(100)の位置合わせマーク(174)と位置合わせされるように位置合わせすることができる。位置合わせマーク(274)を、上方に、最も外側に、最も遠位に面するように、または大腿骨頸またはステム(100)の長手方向軸または横方向軸と位置合わせされるように位置付けることができる。大腿骨インプラント、ブローチまたはトライアルステム(100)上において大腿骨頭(200)を正確に径方向に方向付けるという概念は、開示したものにのみ限定されるものでは決してないことが理解されるべきである。むしろ、正確な相対的な角度位置決めを確実にする複数の手段が、本開示から明らかになるであろう。] 図11 [0070] 図12は、本発明の範囲内にあるしるしの実例のいくつかの他の非限定的実施形態を示す。] 図12 [0071] 図13a〜図13fは、手術中の可視化を向上させるために本発明のしるしを背面から照明するいくつかの手段を示す。本開示で上述したように、照明手段(300)は、照明を向ける手段(310)を介してしるし(320)を照明することができる。照明手段(300)は、限定されないが、光源、フィラメント、電球、発光ダイオード(LED)および/または燐光発光性材料を含むことができる。照明を、照明を向ける手段(310)を用いて試行コンポーネントを通るように向けることができ、照明を向ける手段は、透明/半透明材料、光ファイバ部品、光ファイバケーブル、レンズ、反射面、ミラー等を含む。照明手段および照明を向ける手段を、図に示すように、上述した医療用インプラントまたはトライアルインプラントのいずれかの上または中に配置することができる。図13aは、トライアル寛骨臼ライナの上または中にともに配置された照明手段(300)および照明を向ける手段(310)を示唆しており、それにより、大腿骨頭の上または中に位置するしるし(320)を容易に見ることができる。別法として、図13bは、トライアル寛骨臼ライナの上または中に配置された照明手段(300)と、大腿骨頭の上または中にともに配置された照明を向ける手段(310)およびしるし(320)とを示唆している。さらに別法として、図13cは、大腿骨頸、モジュール式頸または大腿骨ステムの上または中に配置された照明手段(300)および照明を向ける手段(310)を示唆しており、それにより、大腿骨頭の上または中に配置されたしるし(320)を容易に見ることができる。図13dは、照明手段(300)を、大腿骨頭、モジュール式頸または大腿骨ステムの上または中に配置することを示唆しており、それにより大腿骨頭の上または中に位置するしるし(320)を、同様に大腿骨頭の上または中に位置する照明を向ける手段(310)を通して容易に見ることができる。図13eは、照明手段(300)、照明を向ける手段(310)およびしるし(320)を、大腿管内に残るブローチまたは他のトライアルステムを外して試行を行うように設計された器具類を使用する場合に、容易に背面照明で見えるように、大腿骨頭および頸の組合せの上または中に配置することを示唆している。図13fは、13eの実施形態に類似する実施形態を示唆しており、そこでは、照明手段(300)が、代替として大腿骨ステムまたはブローチの上または中に配置されている。] 図13a 図13b 図13c 図13d 図13e 図13f [0072] 図14を参照すると、本発明のいくつかの実施形態によるしるし(400)は、1つまたは複数の所定の波長の光(420)が当てられた時に照明する材料を含むことができる。こうした材料には、図14に示すように、手術中に外部光源(410)によって照明される、燐光発光性色素、顔料、暗闇で光る材料等があり得る。材料は、外部光源(410)および/または所定の波長の光(420)がない場合にも依然として見えてもよいが、光源(410)およびそこから生成される光(420)がある場合により明るく光るように構成され得る。] 図14 [0073] 上述したように、マッピングを、寛骨臼コンポーネント、シェル、カップ、ケージ、ライナ、スカート付きライナ、大腿骨頭、トライアル頸、トライアルモジュール式頸、大腿骨ステム、大腿骨ブローチ、表面置換型のトライアル大腿骨頭または大腿骨コンポーネントのうちの任意のものに施されたしるしの使用によって達成することができる。しるしは、限定なしに、マーク、英数字しるし、一続きの線、格子、直線、濃淡、輪郭線、輪郭包絡線、一続きの破線、色付きバンド、テクスチャの変化、隆起線、溝、プラトー、プロットされた一続きの点、埋め込まれた(recessed)色、色分類、クロスハッチマーク、環状溝に嵌合する色付きスナップリング、色付きアレイ等があり得る。] [0074] 本発明のいくつかの実施形態のしるしを、図13a〜図13fに示すように、手術中に可視化を向上させるために背面から照明することができる。しるし(320)の背面照明を、限定されないが、光源、フィラメント、電球、発光ダイオード(LED)および/または燐光発光性材料を含む照明手段(300)によって容易にすることができる。照明を、照明を向ける手段(310)を用いて試行コンポーネントを通るように向けることができ、照明を向ける手段は、透明/半透明材料、光ファイバ部品、レンズ、反射面等を含む。照明手段および照明を向ける手段を、上述した医療用インプラントまたはトライアルインプラントのいずれかの上または中に配置することができる。] 図13a 図13b 図13c 図13d 図13e 図13f [0075] 本発明のいくつかの実施形態によるしるし(400)は、1つまたは複数の所定の波長の光(420)が当てられた時に照明する材料を含むことができる。こうした材料には、図14に示すように、手術中に外部光源(410)によって照明される、燐光発光性色素、顔料、暗闇で光る材料等があり得る。] 図14 [0076] 手術中、外科医は、脚を内旋または外旋させ、脚を外転/内転させ、脚を下方にそらしまたは亜脱臼させ、かつ/または脚を前傾および後傾させることによって、可動域(ROM)試験を行うことができる。大腿骨コンポーネント、好ましくは大腿骨頭トライアルコンポーネントに位置するしるしは、概して、寛骨臼コンポーネント(たとえば、シェル、ライナまたは両方)の向きを示す手段として作用する。しるしは、大腿骨コンポーネントに対する、または骨盤骨に対する、または両方に対する寛骨臼コンポーネントの空間的位置決めを指示することができる。] [0077] 本発明のいくつかの実施形態では、大腿骨トライアル頭は、手術器具キットに提供される。大腿骨トライアル頭は、永久的な器具であっても使い捨てトライアルであってもよい。使用時、大腿骨トライアル頭は、取り付けられた寛骨臼シェルコンポーネントにおいてトライアルまたは永久ライナと関節接合することができる。大腿骨トライアル頭は、関節面すなわち周囲面に少なくとも1つのインジケータを有することが好ましい。少なくとも1つのインジケータは、患者の脚が種々の位置に保持される際に、大腿骨トライアル頭において現れかつ/または消える。露出しまたは覆われるしるしは、大腿骨頭のいくつかの部分が、任意の所与の時点で、任意の所与の脚位置において、ライナまたはシェルによって覆われるかまたは覆われなくなることを示すことができる。ライン、マーク、色分類または英数字記号等の可視インジケータが、寛骨臼が過度に多くまたは適度に少なく前傾および/または外転して位置決めされていることを示すことができる。他のしるしは、インピンジメントまたは脱臼の危険性が高いことを示すことができる。しるしは、大腿骨トライアル頭と寛骨臼コンポーネントとの間の相対位置に関らず、寛骨臼シェルが誤って移植されていることを示すことができる。] [0078] 可動域評価中、外科医は、患者の脚を所定位置に配置することができる。大腿骨頭に現れる色または他のしるしは、脚(すなわち大腿骨)の所定位置において、大腿骨頭が、寛骨臼コンポーネント(たとえばカップまたはシェル)の位置異常のために、1つまたは複数の領域において著しく露出していることを示唆することができる。こうした場合、カップの調節が必要な場合がある。] [0079] しるしの特定の構成は、特定範囲外の(outlying)患者に対して異なる場合がある。こうした場合、患者固有の構成を定めるために、従来のテンプレート法、コンピュータ断層撮影法(CT/CAT)スキャン、核磁気共鳴画像法(MRI)スキャン、超音波スキャンまたは他のX線撮影または断層撮影法を用いる術前計画が必要な場合がある。患者固有の構成を、本明細書で説明した患者固有の大腿骨トライアル頭コンポーネントに採用することができる。] [0080] 意識の異なる外科医に対し、特定の角度、色および構成がより好ましい場合がある。たとえば、外科医によっては、視覚障害または色覚異常のある場合がある。国が異なると測定単位が異なる場合もある。したがって、使用するしるしの特定のサイズおよびタイプは必ずしも重要でなく、本開示から、当業者には、さまざまな実施形態が容易に明らかとなる可能性がある。しるしは、たとえば、複数の角度、測定距離(たとえばミリメートルまたはインチ)または空間的な向きを伝える他の手段を示唆することができる。] [0081] 本発明の実施形態によっては、単純な「中間」ラインを採用して、大腿骨コンポーネントまたは身体に対する寛骨臼コンポーネントの適切な向きを示すことができる。こうした中間ラインを、対応する脚の位置に関連付けることができる。たとえば、中間ラインは、大腿骨トライアル頭上の環状ラインを含むことができ、それにより、患者の脚が完全に伸展し完全に内転して保持される時、かつ中間ラインが寛骨臼ライナの内側リムに周方向に隣接する時、寛骨臼ライナが、その長手方向先端軸がおよそ20度前傾し45度外転して位置していると、適切に確定することができる。] [0082] 本発明の実施形態によっては、1つまたは複数の濃淡または色分類を含む大腿骨トライアルコンポーネントを提供することができ、それにより、患者の脚が中間の外転で保持され、かつ大腿骨頸の傾斜(たとえば、大部分の場合10度〜20度)に等しい量だけ内旋している時、濃淡または色分類領域が、理想的なカップの傾斜および外転位置を示す。たとえば、患者の脚を、中間の外転および大腿骨頸傾斜に等しい量(たとえば15度)の内旋で保持した後、第1の濃淡または色分類が見える場合、それは、理想的な寛骨臼シェルコンポーネントの向きが、数度さらに外転したものであることを示唆することができる。同じ環境下で第2の濃淡または色分類領域が見える場合、それは、理想的な寛骨臼シェルコンポーネントの配置が、トライアル整復中の位置よりわずかに前傾する(すなわち、カップは極度に垂直であり、より外転すべきである)ということを示唆することができる。第1の濃淡または色分類と第2の濃淡または色分類がともに現れる場合、それは、理想的な寛骨臼シェルコンポーネントの配置が、さらに前傾するとともに外転する位置であることを示すことができる。さらに、同じ脚位置で濃淡または色分類領域がいずれも見えない場合、それは、寛骨臼シェルコンポーネントが理想的に位置しているか、または寛骨臼シェルコンポーネントが、極度に前傾しておりかつ/または極度に外転していることを示唆することができる(これを、可動域試験で評価することができる)。このシナリオでは、2つの濃淡または色分類を有利に利用することにより、寛骨臼シェルコンポーネントが大腿骨コンポーネントおよび/または骨盤骨に対してどの程度理想に近く配置されたかを視覚的に確定する単純かつ容易な方法を提供することができる。] [0083] 上述した実施形態は、本発明のいくつかの非限定的な実施形態のうちの単なる1つであり、単に本発明の多くの有利な使用のうちの1つを例示する役割を果たすものであるということが留意されるべきである。好ましい実施形態の以下の説明は、本質的に単に例示的なものであり、決して、本発明、その応用または使用を限定することを目的とするものではない。] [0084] 本実施形態は、1つには、人工寛骨臼の相対的な位置決めを確定するために、人工大腿骨上のしるしを用いて人工寛骨臼の向きを確定する新規な方法、より詳細には、大腿骨コンポーネントの関節面上のしるしを使用する新規な方法を提供する。] [0085] 股関節インプラントに特定したが、これらの方法および装置は、他の外科手術にも有用である可能性があり、したがって、これらの実施形態は、股関節インプラントには限定されない。むしろ、本明細書で提示した実施形態は、わずかに変更を加えることにより、膝、肩、肘、脊椎、指、手首および人体全体の他の部分の関節において有用に適用可能である。] [0086] 本発明の範囲から逸脱することなく、対応する図を参照して上述したように、例示的な実施形態に対してさまざまな変更を行うことができるため、上述した説明に含まれかつ添付の図面に示されるすべての事柄は、限定するものではなく例示するものとして解釈されることが意図されている。したがって、本発明の広さおよび範囲は、上述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、本明細書に添付の以下の特許請求の範囲とそれらの均等物とに従ってのみ定義されるべきである。] [0087] 外科医は、寛骨臼コンポーネントの向きのさらなる「満足できる」指示を得ることができる。適切に方向付けられた寛骨臼コンポーネントは、優れた大腿骨頭被覆率と、インピンジメントおよび脱臼/亜脱臼の危険の低減を確実にする。適切な頭被覆率により、関節内における応力の分散が向上することによる摩耗の低減等、さらなる利点をもたらすことができる。本発明を、いかなる追加の器具も必要とすることなく、既存のトライアル大腿骨頭に適用することができる。しるしは、寸法、形状、オフセット、製品種目、キータイプを示す手段として別の用途に使用されることも可能であり、他の多くの固有の用途を提供することができる。] [0088] 上述したことを鑑みて、本発明のいくつかの利点を達成し得ることができることが分かる。] [0089] 実施形態を、本発明の原理およびその実際の応用を最も適切に説明することにより、当業者が本発明を、さまざまな実施形態でかつ考えられる特定の用途に適合するようにさまざまな変更を行って、最も適切に利用することができるように、選択し説明した。] [0090] 本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明しかつ例示した構成および方法にさまざまな変更を行うことができるため、上述した説明に含まれるかまたは添付図面に示されるすべての事柄は、限定するものではなく例示するものとして解釈されるように意図されている。したがって、本発明の広さおよび範囲は、上述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、本明細に添付の以下の特許請求の範囲とそれらの均等物とに従ってのみ定義されるべきである。] [0091] 12大腿骨ステム 14大腿骨頸 20大腿骨頭 21しるし、読取ライン 22 しるし、バンド 24 しるし、バンド 26 しるし、バンド 28 しるし、バンド、警告バンド 30 接続する手段 40寛骨臼シェルコンポーネント 50寛骨臼ライナコンポーネント 100 大腿骨頸 174位置合わせマーク 200 大腿骨頭 210ラインマーク 220 ラインマーク 230 ラインマーク 240カラーボディ 242 カラーボディ 244 カラーボディ 246前傾マーク 247外転マーク 250目標ライン 251 外転マーク 252 前傾マーク 253 外転マーク 254 前傾マーク 255 外転マーク 256 前傾マーク 261 緑色外転バンド 262 赤色前傾バンド 263 橙色外転バンド 264 橙色前傾バンド 266 緑色前傾バンド 270 領域 272 領域 274 位置合わせマーク 280 ライン 282 第3のボディ領域 284 第2のボディ領域 286 第1のボディ領域 300照明手段 310 照明を向ける手段 320 しるし 400 しるし 410外部光源 420 光 900矢状面 901冠状面 902横断面 910股関節 920前傾角度 930外転角度 940頂点 950寛骨臼コンポーネント 960長手方向軸 1000内側リム 1010 大腿骨頸 1012 大腿骨ステムコンポーネント 1020 大腿骨頭 1022 カラーボディ 1024 カラーボディ 1026 カラーボディ 1040 ライナ 1050 寛骨臼シェルコンポーネント 1060垂直軸 1062 水平軸]
权利要求:
請求項1 人工大腿骨頭を寛骨臼に対して方向付ける装置であって、a.大腿骨の髄内管内に受け入れられるように構成された大腿骨ステムと、b.前記大腿骨ステムに結合するように構成され、さらに前記寛骨臼に受け入れられるように構成された大腿骨頭部材であって、前記寛骨臼に対する前記人工大腿骨頭の相対位置を方向付けるように構成されたしるしをさらに備え、前記しるしが、前記寛骨臼における前記人工大腿骨頭の適切な相対位置を示す、大腿骨頭部材とを具備する装置。 請求項2 前記寛骨臼に受け入れられるように構成された寛骨臼コンポーネントをさらに具備する、請求項1に記載の装置。 請求項3 前記大腿骨頭部材および前記大腿骨ステムの少なくとも一方がトライアルコンポーネントである、請求項1または2に記載の装置。 請求項4 前記大腿骨頭部材が、複数のしるしをさらに備え、前記複数のしるしのうちの1つが、前記寛骨臼における前記大腿骨頭の適切な相対位置を示し、前記複数のしるしの他のものが、前記適切な相対位置からの測定された変位量を示す、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。 請求項5 前記測定された変位量が、前記大腿骨頭と前記寛骨臼と間の相対的な回転の角度測定値である、請求項4に記載の装置。 請求項6 前記大腿骨頭部材が、複数のしるしをさらに備え、前記複数のしるしのうちの1つが、中間位置での前記寛骨臼における前記大腿骨頭の適切な相対位置を示し、前記複数のしるしのうちの他のものが、前記大腿骨ステムの位置がその可動域内で回転する際の前記寛骨臼に対する適切な相対位置を示す、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。 請求項7 前記適切な相対位置が、前記寛骨臼に対する外転/内転における適切な向きである、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。 請求項8 前記適切な相対位置が、前記寛骨臼に対する前傾/後傾における適切な向きである、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。 請求項9 前記しるしがラインである、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。 請求項10 前記しるしが、前記大腿骨頭部材において緯線方向に方向付けられたラインである、請求項8に記載の装置。 請求項11 前記しるしが、前記大腿骨頭部材において長手方向に方向付けられたラインである、請求項8に記載の装置。 請求項12 前記しるしが、前記大腿骨頭部材の表面の一部である、請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。 請求項13 前記しるしが照明される、請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。 請求項14 人工大腿骨頭を寛骨臼に対して方向付ける方法であって、a.大腿骨ステムを大腿骨の髄内管内に移植するステップと、b.大腿骨頭部材を前記大腿骨ステムに結合するステップと、c.前記人工大腿骨頭を前記寛骨臼内に位置決めすることにより、前記大腿骨頭部材を前記寛骨臼に対して方向付けるステップであって、前記人工大腿骨頭が前記寛骨臼において適切に位置決めされた時、前記人工大腿骨頭上のしるしが位置合わせされかつ可視である、ステップとを含む方法。 請求項15 寛骨臼部材を移植するステップであって、前記方向付けるステップが前記大腿骨頭部材を前記寛骨臼部材に対して方向付ける、ステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。 請求項16 a.前記大腿骨頭の前記寛骨臼コンポーネントに対する不適切な位置を示すしるしを読み取るステップであって、不適切な位置を示す前記しるしが、前記寛骨臼コンポーネントの適切な位置からの変位の測度である、ステップと、b.前記寛骨臼における前記寛骨臼コンポーネントの位置を、調節の量が前記変位の測度に対するように調節するステップとをさらに含む、請求項15に記載の方法。 請求項17 前記変位の測度が、角度変位の測度である、請求項16に記載の方法。 請求項18 前記調節が、前記寛骨臼コンポーネントの外転/内転の調節である、請求項16に記載の方法。 請求項19 前記調節が、前記寛骨臼コンポーネントの前傾/後傾の調節である、請求項16に記載の方法。 請求項20 前記読み取るステップが、照明されたしるしを読み取ることを含む、請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
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同族专利:
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