![]() オプトエレクトロニクス半導体本体およびオプトエレクトロニクス半導体本体の製造方法
专利摘要:
・第1主面(12)上において第1領域(14)にて、電磁放射を発生するために適したエピタキシャル半導体層列(20)を有し、かつ前記第1領域(14)に隣接した第2領域(22)に第1トレンチ(24)を有する基板(10)、および・前記第1領域(14)の外側に配置されている少なくとも1つの第2トレンチ(30)、を含むことを特徴とするオプトエレクトロニクス半導体本体。本発明はさらに、オプトエレクトロニクス半導体本体およびオプトエレクトロニクス半導体本体の製造方法に関する。 公开号:JP2011512682A 申请号:JP2010547038 申请日:2009-02-11 公开日:2011-04-21 发明作者:アイヒラー クリストフ;ブリューニングホフ シュテファニー 申请人:オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH; IPC主号:H01L33-32
专利说明:
[0001] 本発明は、オプトエレクトロニクス半導体本体およびオプトエレクトロニクス半導体本体の製造方法に関する。] [0002] オプトエレクトロニクス半導体本体は、電磁放射を発生するために、通常は半導体層列として基板上に製造される。このような半導体層列は、通常はエピタキシによって基板の上に堆積される。レーザダイオードを製造するために、例えばわずかな結晶転移を有するn型ドーピングされた窒化ガリウム基板の上に、後続してn型ドーピング層とp型ドーピング層とを、これらの層の間に位置する、放射発生のために適当なアクティブ領域と共に堆積することができる。この際、例えばアルミニウムガリウム窒化物またはインジウムガリウム窒化物などのような種々異なる化合物半導体を堆積するために、いわゆるヘテロ・エキタピシ方法が行われる。格子整合されていない化合物半導体を堆積する場合には、半導体層列と基板との間に機械的な歪みが生じ得る。このような歪みは、基板の撓みまたは半導体層列における亀裂をもたらす。] [0003] 例えば刊行物S. Ito et al., "High Power violet laser diodes with crack-free layers on GaN Substrates", Phys. Stat. SoI (a) 204, No.6, 2007の2073-2076頁に記載されているように、歪みは、基板上に互いに平行に配置された複数のトレンチによって低減することができる。この際、エピタキシャル層を形成する前に複数のトレンチを形成する工程が実施される。エピタキシャル堆積の後には基板の表面が層によってコンフォームに被覆されており、この際トレンチは完全には充填されずにトレンチの側壁が被覆される。したがってエピタキシャル層に不連続性が存在することによって、歪みおよび/または亀裂の発生が低減されるのである。] [0004] 本発明の課題は、改善されたオプトエレクトロニクス半導体本体ないし改善されたオプトエレクトロニクス半導体本体の製造方法を提供することである。] [0005] この課題は、本発明において、 ・第1主面上において第1領域にて、電磁放射を発生するために適したエピタキシャル半導体層列を有し、かつ前記第1領域に隣接した第2領域において第1トレンチを有する基板、 および ・前記第1領域の外側に配置されている少なくとも第2のトレンチ、 を含むことを特徴とするオプトエレクトロニクス半導体本体によって解決される。] [0006] 例えば、基板上においてエピタキシャル半導体層列に隣接して第2領域に第1トレンチが形成される。該第1トレンチは、エピタキシャル半導体層列の成長時における歪みを低減するために適当なものである。しかしながらエピタキシャル半導体層列は、とりわけ第1トレンチの側壁の領域において、障害のあるゾーンを有する。この障害のある領域は、オプトエレクトロニクス半導体本体の完成後に、構成素子の機能を阻害するリーク路となる。これらの障害を除去するために少なくとも1つの第2トレンチが形成され、この第2トレンチはエピタキシャル半導体層列に隣接して配置されている。したがって、エピタキシャル半導体層列の成長時に生じる不連続性は、エピタキシャルに堆積された半導体層列において障害を引き起こす、ないしは構成素子の機能性を損なうことができなくなる。] [0007] 別の実施形態では、オプトエレクトロニクス半導体本体において第2トレンチは、第1トレンチが被覆されるように配置されている。] [0008] この実施形態によれば、第2トレンチの形成によって、エピタキシャル半導体層列が、第1トレンチから除去され、これによって第1トレンチの側壁の領域に位置している障害のあるゾーンは、エピタキシャルに堆積された半導体層列において障害を引き起こす、ないしは構成素子の機能を阻害することはできなくなる。障害のあるゾーンは、規定されていない層厚またはエピタキシャル半導体層列の不規則な結晶成長に起因し得るものである。この障害のある領域は、オプトエレクトロニクス半導体本体の完成後に、構成素子の機能を阻害するリーク路を生じさせることがある。] [0009] 別の1つの実施形態では、オプトエレクトロニクス半導体本体において第2トレンチが、分離トレンチとして第1トレンチに隣接配置されている。] [0010] この実施形態によれば第2トレンチの形成によって、エピタキシャル半導体層列は、第1トレンチの側壁の領域に存在する、エピタキシャルに堆積された半導体層列の障害のあるゾーンから分離される。したがって障害のあるゾーンは、障害を引き起こす、または構成素子の機能を損なうことはできなくなる。] [0011] 別の1つの実施形態では、オプトエレクトロニクス半導体本体において、第2トレンチが、分離トレンチとしてそれぞれ第1トレンチの両側にて第1トレンチに隣接配置されている。] [0012] この実施形態によれば、アクティブ領域に対する、エピタキシャルに堆積された半導体層列の障害のあるゾーンの分離が両方向に行われ、これによって障害が低減される。] [0013] 別の1つの実施形態においては、オプトエレクトロニクス半導体本体において、第1主面上に、第2領域にて、パッシベーション層が堆積されており、このパッシベーション層は、第2トレンチを少なくとも部分的に被覆している。] [0014] この実施形態によれば、付加的に、アクティブ領域に対してエピタキシャル半導体層列の障害のあるゾーンを分離するために、電気的リーク路または表面漏れ電流を阻止することができかつESD耐性を高めるために使用されるパッシベーション層が設けられている。] [0015] さらに本発明の課題は、本発明のオプトエレクトロニクス半導体本体の製造方法によって解決され、この製造方法においては以下のステップが実施される: ・第1主面を備える基板を準備するステップ。 ・第1主面に第1トレンチを形成するステップ。 ・電磁放射を発生するために適したアクティブ層を有する半導体層列を、第1主面上の第1領域にてエピタキシャル成長させるステップ。 ・第1領域の外側の、第1領域に隣接した第2領域に配置される少なくとも1つの第2トレンチを形成するステップ。] [0016] 基板上に、エピタキシャル半導体層列に隣接して、第2領域に、エピタキシャル半導体層列の成長時における歪みを低減するために適当な第1トレンチが形成される。しかしながらエピタキシャル半導体層列は、とりわけ第1トレンチの側壁の領域において、規定されていない層厚またはエピタキシャル半導体層列の不規則な結晶成長に起因した障害のあるゾーンを有している。] [0017] この障害のある領域は、オプトエレクトロニクス半導体本体の完成後に、構成素子の機能を阻害し得るリーク路となり得る。これらの障害を除去するために、少なくとも1つの第2トレンチが形成され、この第2トレンチは、エピタキシャル半導体層列に隣接して配置される。したがって、エピタキシャル半導体層列の成長時に生じる不連続性は、エピタキシャルに堆積された半導体層列において障害を引き起こす、ないしは構成素子の機能性を損なうことはできなくなる。] [0018] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、第1トレンチが被覆されるように第2トレンチが設けられている半導体本体が提供される。] [0019] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、第2トレンチが分離トレンチとして第1トレンチに隣接配置されている半導体本体が提供される。] [0020] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、第2トレンチが分離トレンチとしてそれぞれ第1トレンチの両側にて第1トレンチに隣接配置されている半導体本体が提供される。] [0021] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、第1主面上において第2領域にて第2トレンチを少なくとも部分的に被覆するパッシベーション層が堆積されている半導体本体が提供される。] [0022] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、パッシベーション層がさらにエピタキシャル半導体層列の側壁を少なくとも部分的に被覆している半導体本体が提供される。] [0023] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、パッシベーション層が第2トレンチの側壁を少なくとも部分的に被覆している半導体本体が提供される。] [0024] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、パッシベーション層が半導体本体を完全に被覆している半導体本体が提供される。] [0025] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、パッシベーション層が酸化物、窒化物またはフッ化物の化合物を含む半導体本体が提供される。] [0026] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、第2トレンチが第1主面からその下に位置する基板まで達する半導体本体が提供される。] [0027] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、第2トレンチが第1主面から出発してエピタキシャル半導体層列を少なくとも部分的に切断している半導体本体が提供される。] [0028] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、第1領域がレーザまたは発光ダイオードを含む半導体本体が提供される。] [0029] ここに記載した方法および/または半導体本体の少なくとも1つの実施形態によれば、レーザがリブとして基板の第1主面上に配置されている半導体本体が提供される。] [0030] ここに説明したオプトエレクトロニクス半導体本体およびオプトエレクトロニクス半導体本体の製造方法を、以下、複数の実施例に関して図面に基づきより詳細に説明する。機能的ないし作用的に同じ層、領域、構造には、それぞれ同一の参照符号が付されている。層、領域、または構造が機能の点で対応している限り、これらの説明は、以下の各図面において繰り返されない。] 図面の簡単な説明 [0031] 図1Aは、オプトエレクトロニクス半導体本体の実施形態を示す平面図である。図1Bは、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態を示す斜視側面図である。 図2A〜2Cは、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態を示す断面図である。 図3A〜3Cは、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態を示す断面図である。 図4A〜4Cは、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態を示す断面図である。 図5は、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態を示す断面図である。 図6は、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態を示す断面図である。 図7は、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態を示す断面図である。 図8は、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態を示す断面図である。 図9は、オプトエレクトロニクス半導体本体の製造方法の本発明のステップを示すフローチャートである。] 図1A 図1B 図2A 図2B 図2C 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B [0032] 図1Aには、オプトエレクトロニクス半導体本体の平面図が図示されている。基板10、例えば半導体ウェハの上に、エピタキシャル堆積によって半導体層列20が形成される。レーザダイオードを製造するために、通常は、窒化ガリウムからなるn型ドーピング層と、アクティブ層と、該アクティブ層の上に位置する同様に窒化ガリウムからなるp型ドーピング層とを有するn型導電性基板10が形成される。アクティブ層として、例えば量子井戸構造を含むインジウムガリウム窒化物が設けられている。さらには構成素子の機能性の向上ないしは出力改善のために、別の層、例えばドーピングされた化合物層(いわゆる「クラッド層」)、コンタクト層、または材料汚染を阻止するための層(いわゆる「蒸発防止層」)を形成することができるが、これらの層は、本発明の説明を簡単にするために図示しない。しかしながら当業者にはこれらの機能は周知であり、構成素子の機能性ないしレーザダイオードの出力を改善するために使用可能な別の手段を講じることも可能である。さらに、基板10の上に完全に製造されたレーザダイオードは、例えばコンタクト層または出力結合素子のような別の要素を含むが、これらは当業者には周知である。] 図1A [0033] 既に冒頭で述べたように、格子整合されていない化合物半導体を堆積する場合には、半導体層列と基板との間に機械的な歪みが生じ得る。この歪みは、基板の撓みまたは半導体層列における亀裂をもたらし得る。] [0034] これらの作用を最小化するために、図1Aに図示したように、基板10上において第1主面12上にエピタキシャル半導体層列に隣接して第1トレンチ24が形成される。第1トレンチ24は、第1領域14における半導体層の成長中の歪みを低減するために適している。この第1トレンチ24は、例えば基板10の結晶配向に沿うように構成することができる。しかしながら、第1トレンチ24が基板10の結晶配向に対して任意の方向を有することもできる。] 図1A [0035] 詳細に説明するために、図1Bに、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の実施形態の一部分を斜視側面図にて図示する。第1領域14における半導体層列20の成長中の歪みを低減するために、第1主面12の上において基板10上にてエピタキシャル半導体層列20に隣接して、第1トレンチ24が第2領域22に形成される。半導体層列20は少なくとも3つの部分層120〜122を含み、これらの部分層は例えばn型ドーピング層120、アクティブ部層121、およびp型ドーピング層122によって形成される。] 図1B [0036] 図1Bに図示したように、第2トレンチ30は第2領域22にて、エピタキシャル半導体層列20の方に向いた側壁31がエピタキシャルに堆積される層によって被覆されないように形成される。しかしながら半導体層列20はエピタキシャル成長中に、とりわけ第1トレンチ24の側壁の領域において、規定されていない層厚またはエピタキシャル半導体層列20の不規則な結晶成長に起因する、障害のあるゾーンを有することがある。] 図1B [0037] この障害のある領域はオプトエレクトロニクス半導体本体の完成後に、構成素子の機能を阻害し得るリーク路となることがある。この障害を除去するために第2トレンチ30が形成され、この第2トレンチ30は、エピタキシャル半導体層列20に隣接して配置される。したがってエピタキシャル半導体層列20の成長時に生じる不連続性は、エピタキシャルに堆積された半導体層列において障害を引き起こす、ないしは構成素子の機能性を損なうことはできなくなる。] [0038] エピタキシャルに堆積された半導体層列20における不連続性の低減ないし阻止のための種々異なる手段を、図2〜4に関連して説明する。] [0039] 図2Aには、オプトエレクトロニクス半導体本体の第1の実施形態により、半導体層列20のエピタキシャル堆積の前の基板10が断面図にて図示されている。図2Aにおいては、第2領域22において第1トレンチ24が基板10に、例えばマスクを使用した適当なエッチングステップによって形成された。] 図2A [0040] 図2Bに図示されるように、その後半導体層列20のエピタキシャル堆積が行われる。この際第1プロセスセスステップにおいて、例えばn型ドーピング層120が、エピタキシ方法、例えば当該技術分野にて公知のMOVPEまたはMPE方法によって、基板10の第1主面12上に全面的に堆積される。半導体層列20はエピタキシャル成長中に、とりわけ第1トレンチ24の側壁の領域において、しかしまたトレンチ24の下側においても、規定されていない層厚またはエピタキシャル半導体層列20の不規則な結晶成長に起因する、障害のあるゾーンを有することがある。障害のあるゾーンの領域は、図2Bにおいて参照符号20’によって示されている。] 図2B [0041] エピタキシャル半導体層列の成長時に発生し得る、障害のあるゾーンにおける不連続性の影響を低減するために、この実施形態によれば、第2トレンチ30が以下のようにして設けられている。すなわち第2トレンチ30が第1トレンチの上にかかっているように、すなわち、第1トレンチ24の幅よりも大きい幅を有するように設けられている。] [0042] 図2Cに図示されているように、エピタキシャルに成長された層20’は、第1トレンチ24の側壁の領域およびトレンチの下側において除去される。このことは例えば適当なマスクを使用した第2エッチングステップによって行うことができる。したがって障害のあるゾーンの領域は、障害を引き起こす、ないしは構成素子の機能性を損なうことができないように、完全に除去される。したがってオプトエレクトロニクス半導体本体の完成後のリーク路の危険が低減される。] 図2C [0043] 図3Aには、別の1つの実施例において、オプトエレクトロニクス半導体本体の別の1つの実施形態が、半導体層列20のエピタキシャル堆積の前の基板10の断面図にて図示されている。図3Aにおいて、第2領域22において第1トレンチ24が基板10に、例えばマスクを使用した適当なエッチングステップによって形成された。] 図3A [0044] 図3Bに図示されるように、その後半導体層列20のエピタキシャル堆積が行われる。この際第1プロセスステップにおいて、n型ドーピング層120が、エピタキシ方法によって、基板10の第1主面12上に全面的に堆積される。半導体層列20はエピタキシャル成長中に、とりわけ第1トレンチ24の側壁の領域に、しかしまたトレンチ24の下側にも、規定されていない層厚またはエピタキシャル半導体層列20の不規則な結晶成長に起因する、障害のあるゾーンを有することがある。] 図3B [0045] 障害のあるゾーンの領域は、図3Bにおいて参照符号20’によって示されている。] 図3B [0046] 図3Cに図示するようにこの実施形態によれば、第2トレンチ30は、該第2トレンチ30が第1トレンチの隣にて第1領域14に直接隣接するように設けられる。第2トレンチはこの実施形態によれば分離トレンチとして形成されており、この分離トレンチはエピタキシャルに堆積された層20を、障害のあるゾーン20’の領域にある不連続性の領域から分離する。] 図3C [0047] 図3Cに図示されているように、エピタキシャルに成長された層20’は、第1トレンチ24の側壁の領域およびトレンチの下側において存在したままである。有利にはエピタキシャルに堆積された層20を基板10を貫通するまで分離する第2トレンチ30を形成することによって、障害のあるゾーンの領域は第1領域14から電気的に絶縁され、このようにしてオプトエレクトロニクス半導体本体の完成後のリーク路の危険が低減される。] 図3C [0048] 図4Aには、別の1つの実施例において、オプトエレクトロニクス半導体本体の別の実施形態が、半導体層列20のエピタキシャル堆積前の基板の断面図にて図示されている。図4Aにおいては、第2領域22において第1トレンチ24が基板10に、例えばマスクを使用した適当なエッチングステップによって形成された。] 図4A [0049] 図4Bに図示されるように、その後半導体層列20のエピタキシャル堆積が行われる。この際第1プロセスステップにおいて、例えばn型ドーピング層120がエピタキシ方法によって基板10の第1主面12の上に全面的に堆積され、第2プロセスステップにおいてアクティブ領域121が堆積され、そして第3プロセスステップにおいてp型ドーピング層122が堆積される。] 図4B [0050] 半導体層列20はエピタキシャル成長中に、とりわけ第1トレンチ24の側壁の領域において、しかしまたトレンチ24の下側においても、規定されていない層厚またはエピタキシャル半導体層列20の不規則な結晶成長に起因する、障害のあるゾーンを有することがある。障害のあるゾーンの領域は、図4Bにおいて再び参照符号20’によって示されている。] 図4B [0051] 図4Cに図示するように、この実施形態によれば、第2トレンチ30は、該第2トレンチ30が第1トレンチ24の隣にて第1領域14に直接隣接するように設けられる。第2トレンチはこの実施形態によれば分離トレンチとして形成されており、この分離トレンチは、エピタキシャルに堆積された層20を、障害のあるゾーン20’の領域にある不連続領域から分離する。] 図4C [0052] 図4Cに図示されているように、エピタキシャル成長された層20’は、第1トレンチ24の側壁の領域およびトレンチの下側において存在したままである。少なくともp型ドーピング層122を貫通してn型ドーピング層120に達するまで分離する第2トレンチ30を形成することによって、障害のあるゾーンの領域は第1領域14から電気的に絶縁されている。しかしこの実施形態によれば、p型ドーピング層122から基板10にまで至る第2トレンチ30を形成することも可能である。] 図4C [0053] パッシベーション層を堆積することによってさらなる改善を達成することができる。以下に図5〜8に基づいて詳細に説明する。] 図5 図6 図7 図8 [0054] 図5には、既に図3Cに関連して説明したように、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の1つの実施形態の断面図が図示されている。第2トレンチを形成した後にパッシベーション層40が堆積され、このパッシベーション層40は、少なくとも第2トレンチ30の側壁の、第1領域に向いた側を被覆している。] 図3C 図5 [0055] したがって、付加的にアクティブ領域に対してエピタキシャル半導体層列の障害のあるゾーンを分離するために、電気的リーク路または表面漏れ電流を阻止することができかつESD耐性を高めるために使用されるパッシベーション層40が設けられている。パッシベーション層40は、例えば酸化物層、窒化物層、またはフッ化物層として形成することができるが、しかしながら当業者には周知の別の材料を排除するわけではない。] [0056] 図6には、既に図3Cに関連して説明したように、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の1つの実施形態の断面図が図示されている。第2トレンチの形成後にパッシベーション層40が堆積され、このパッシベーション層は図5Cとは異なり、第1主面12を全面的に被覆している。パッシベーション層40は、例えば酸化物層、窒化物層、またはフッ化物層として形成することができるが、しかしながら当業者には周知の別の材料を排除するわけではない。] 図3C 図5C 図6 [0057] 図7には、既に図4Cに関連して説明したように、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の1つの実施形態の断面図が図示されている。第2トレンチを形成した後にパッシベーション層40が堆積され、このパッシベーション層40は、少なくとも第2トレンチ30の側壁の、第1領域に向いた側を被覆している。] 図4C 図7 [0058] したがって、付加的にアクティブ領域に対してエピタキシャル半導体層列の障害のあるゾーンを分離するために、電気的リーク路または表面漏れ電流を阻止することができ、ESD耐性を高めるために使用されるパッシベーション層40が設けられている。パッシベーション層40は、例えば酸化物層、窒化物層、またはフッ化物層として形成することができるが、しかしながら当業者には周知の別の材料を排除するわけではない。] [0059] 図8には、既に図4Cに関連して説明したように、オプトエレクトロニクス半導体本体の層列の1つの実施形態の断面図が図示されている。第2トレンチの形成後にパッシベーション層40が堆積され、このパッシベーション層は図7とは異なり、第1主面12を全面的に被覆している。パッシベーション層40は、例えば酸化物層、窒化物層、またはフッ化物層として形成することができるが、しかしながら当業者には周知の別の材料を排除するわけではない。] 図4C 図7 図8 [0060] 以下、本発明の方法を、個々のステップをフローチャートによって図示した図9に基づいてより詳細に説明する。] 図9 [0061] ステップ200において、第1主面12を備える基板10が準備される。] [0062] ステップ210において、第1主面12に第1トレンチ24が形成される。] [0063] ステップ220において、第1主面12上の第1領域14に、電磁放射を発生するために適当なアクティブ層21を有する半導体層列20のエピタキシャル成長が行われる。] [0064] ステップ230において、少なくとも1つの第2トレンチ30が形成され、この第2トレンチ30は、第1領域14の外側にて、第1領域14に隣接した第2領域に配置されている。] [0065] 本願は、ドイツ連邦共和国特許出願第102008010508.2号およびドイツ連邦共和国特許出願第102008018038.6号の優先権を主張するものであり、その開示内容は参照により本願に含まれるものとする。] [0066] なお、本発明は実施例に基づいたこれまでの説明によって限定されるものではない。むしろ本発明はあらゆる新規の特徴ならびにそれらの特徴のあらゆる組み合わせを含むものであり、これには殊に特許請求の範囲に記載した特徴のあらゆる組み合わせが含まれる。このことはこのような特徴またはこのような組み合わせ自体が特許請求の範囲あるいは実施例に明示的には記載されていない場合であっても当てはまる。]
权利要求:
請求項1 ・第1主面(12)上において第1領域(14)に、電磁放射を発生するために適したエピタキシャル半導体層列(20)を有し、かつ前記第1領域(14)に隣接した第2領域(22)に第1トレンチ(24)を有する基板(10)、および・前記第1領域(14)の外側に配置されている少なくとも1つの第2トレンチ(30)、を含むことを特徴とするオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項2 前記第2トレンチ(30)は、前記第1トレンチが覆われるように配置されている、ことを特徴とする請求項1記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項3 前記第2トレンチ(30)は、分離トレンチとして前記第1トレンチ(24)に隣接して配置されている、ことを特徴とする請求項1記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項4 前記第2トレンチ(30)は、分離トレンチとして前記第1トレンチの両側にて前記第1トレンチ(24)に隣接して配置されている、ことを特徴とする請求項3記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項5 前記第1主面(12)の上において前記第2領域(22)にパッシベーション層(40)が堆積されており、該パッシベーション層(40)は、前記第2トレンチ(30)を少なくとも部分的に被覆している、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項6 前記パッシベーション層(40)はさらに、前記エピタキシャル半導体層列(20)の側壁を少なくとも部分的に被覆している、ことを特徴とする請求項5記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項7 前記パッシベーション層(40)は、前記第2トレンチ(30)の側壁を少なくとも部分的に被覆している、ことを特徴とする請求項5または6記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項8 前記パッシベーション層(40)は、半導体本体を完全に被覆している、ことを特徴とする請求項5から7のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項9 前記パッシベーション層(40)は、酸化物、窒化物、またはフッ化物の化合物を含む、ことを特徴とする請求項5から8のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項10 前記第2トレンチは、前記第1主面から該第1主面の下に位置する基板まで達する、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項11 前記第2トレンチは、前記第1主面から出発して前記エピタキシャル半導体層列を少なくとも部分的に切断している、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項12 前記第1領域(14)は、レーザまたは発光ダイオードを含む、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項13 前記レーザは、リブとして前記基板(10)の第1主面(12)上に配置されている、ことを特徴とする請求項12記載のオプトエレクトロニクス半導体本体。 請求項14 オプトエレクトロニクス半導体本体の製造方法において、・第1主面(12)を備える基板(10)を準備し、・前記第1主面(12)に第1トレンチ(12)を形成し、・電磁放射を発生するために適したアクティブ層(21)を有する半導体層列(20)を、前記第1主面(12)上の第1領域(14)にてエピタキシャル成長させ、・前記第1領域(14)の外側の、該第1領域(14)に隣接した前記第2領域に配置される少なくとも1つの第2トレンチ(30)を形成する、ことを特徴とする方法。 請求項15 請求項1から13のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス半導体本体を製造する、請求項14記載の方法。
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