专利摘要:
本発明は、単離された立体異性体もしくはその混合物としての、または薬学的に許容されるその塩としての、式(I)の化合物[式中、n、m、Y、R1、R2、R3、R4およびR5は、本明細書に開示されている];式(I)の化合物を含む医薬組成物;ならびにJAK2活性に関連する疾患または病態の治療において該化合物および該医薬組成物を使用する方法を対象とする。
公开号:JP2011512361A
申请号:JP2010546945
申请日:2009-02-13
公开日:2011-04-21
发明作者:アーゲイド,アンクッシュ;アツエグブ,アンディー;クロウフ,ジェフリー;シン,ラジンダー;ダーウィッシュ,イハブ;ディング,ピンギュー;トータ,サンビアー;バーミディパティ,ソマセカー;ホン,ヒュイ;マーコヴトソヴ,ヴァディム;ユー,ジャクシン
申请人:ライジェル ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド;
IPC主号:C07D487-08
专利说明:

[0001] 関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第119条第(e)項のもと、2008年2月15日付で出願された米国仮特許出願第61/029,265号;2008年3月21日付で出願された米国仮特許出願第61/038,672号;および2008年11月6日付で出願された米国仮特許出願第61/112,046号の利益を主張する。それらの出願は、全体として参照により本明細書に組み込まれる。]
[0002] 本発明は、JAK経路のモジュレーターとして、またはJAKキナーゼ、特にJAK2の阻害剤として有用である化合物または薬学的に許容されるその塩、および該化合物または塩を含む医薬組成物に関する。本発明はまた、JAK活性に関連する疾患および病態の治療において本化合物または薬学的に許容されるその塩およびその医薬組成物を使用する方法を対象とする。]
背景技術

[0003] プロテインキナーゼは、細胞内において種々のシグナル伝達プロセスの制御を担う構造的に関連のある酵素の大きいファミリーを構成している(例えば、HardieおよびHanks、The Protein Kinase Facts Book、IおよびII、Academic Press、San Diego、CA、1995を参照のこと)。プロテインキナーゼは、その構造および触媒機能の保存に起因して共通の先祖遺伝子から進化したと考えられている。ほとんど全てのキナーゼは、類似の250〜300個のアミノ酸触媒ドメインを含有する。それらのキナーゼは、それらがリン酸化する基質によりファミリーに分類することができる(例えば、プロテイン−チロシン、プロテイン−セリン/トレオニン、脂質など)。それらのファミリーのそれぞれに概ね対応する配列モチーフが同定されている(例えば、Hanks&Hunter、(1995)、FASEB J.9:576〜596;Knightonら、(1991)、Science 253:407〜414;Hilesら、(1992)、Cell 70:419〜429;Kunzら、(1993)、Cell 73:585〜596;Garcia−Bustosら、(1994)、EMBO J.13:2352〜2361を参照のこと)。]
[0004] JAKキナーゼ(ヤヌスキナーゼ(JAnus Kinase))は、細胞質プロテインチロシンキナーゼのファミリーであり、JAK1、JAK2、JAK3およびTYK2を含む。JAKキナーゼのそれぞれは、ある種のサイトカインの受容体に選択的であるが、複数のJAKキナーゼが特定のサイトカインまたはシグナリング経路により影響を受け得る。研究により、JAK3は種々のサイトカイン受容体の共通のガンマ(γc)鎖と会合することが示唆されている。JAK3は、特に、IL−2、IL−4、IL−7、IL−9、IL−15およびIL−21の受容体に選択的に結合し、これらのサイトカインシグナリング経路の一部となる。JAK1は、とりわけ、サイトカインIL−2、IL−4、IL−7、IL−9およびIL−21の受容体と相互作用する一方、JAK2は、とりわけ、IL−9およびTNF−αの受容体と相互作用する。ある種のサイトカインがその受容体に結合すると(例えば、IL−2、IL−4、IL−7、IL−9、IL−15およびIL−21)、受容体オリゴマー化が生じ、その結果、会合したJAKキナーゼの細胞質テールの近接をもたらし、JAKキナーゼのチロシン残基のトランスリン酸化を促進する。このトランスリン酸化は、JAKキナーゼの活性化をもたらす。]
[0005] リン酸化されたJAKキナーゼは、種々のSTAT(転写のシグナル伝達因子および活性化因子(Signal Transducer and Activator of Transcription))タンパク質に結合する。STATタンパク質は、チロシン残基のリン酸化により活性化されるDNA結合タンパク質であり、シグナリング分子および転写因子の両方として機能し、最終的に、サイトカイン応答遺伝子のプロモーター内に存在する特異的DNA配列に結合する(Leonardら、(2000)、J.Allergy Clin.Immunol.105:877〜888)。JAK/STATシグナリングは、多くの異常な免疫応答、例えば、アレルギー、喘息、自己免疫疾患、例えば、移植片(同種移植片)拒絶反応、関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化症および多発性硬化症の媒介、ならびに固形悪性腫瘍および血液悪性腫瘍、例えば、白血病およびリンパ腫に関係している。JAK/STAT経路の薬学的介入の総説については、Frank、(1999)、Mol.Med.5:432:456およびSeidelら、(2000)、Oncogene 19:2645〜2656を参照のこと。]
[0006] 上記の通り、JAKは、細胞生存、増殖、分化およびアポトーシスを含む重要な細胞機能を支配する多様なシグナル伝達経路の重大な構成要素である。JAK活性の干渉は、生体のシグナル伝達経路の損失を導き得、それにより細胞生存に必要とされる正常な細胞プロセスが破壊する。したがって、種々の疾患状態に関与する特定のJAKを選択的に阻害することが重要である。]
[0007] JAK2は、サイトカイン受容体と会合し、チロシンリン酸化を媒介することによるシグナル伝達に必須である。JAK2活性は、受容体内の特異的ドメインへの結合、プソイドキナーゼドメインによる活性化の抑制および活性化ループ内のリン酸化の要求から始まる、一連の相互作用により調節される。近年の研究により、血液腫瘍における染色体転座によるJAK2キナーゼ活性の脱調節および一連の骨髄増殖性疾患におけるプソイドキナーゼドメイン内の突然変異が示された(Ihle、J Nら、 Current Opinion in Genetics and Development(2007)17:1、8〜14。]
[0008] さらに、JAK2は、肥大症および虚血におけるアンギオテンシノーゲンプロモーター活性の上方調節に関与していることが示唆されている(Mascareno Eら、(2000)Mol.Cell.Biochem.、212:171〜175;およびMascareno Eら、(2001)Circulation、104:1)。1種の特定のトリホスチン、AG490はJAK2を選択的に阻害し、癌の治療に提案されている(Meydan Nら、(1996)Nature、379:645)。トリホスチンAG490の投与は、虚血/再潅流を罹患している心臓に心臓保護作用を生じさせることが示唆されている(Mascareno Eら、(2000)Mol.Cell.Biochem.、212:171およびMascareno Eら、(2001)Circulation、104:1)。近年、JAK2選択的化合物TG101209が骨髄増殖性障害における突然変異の阻害において有効であることが示された(Pardanani Aら、(2007)Leukemia、1〜11)。]
[0009] 特に、JAK3は種々の生物学的プロセスに関係している。例えば、IL−4およびIL−9により誘導されるマウスのマスト細胞の増殖および生存は、JAK3シグナリングおよびガンマ鎖シグナリングに依存していることが示されている(Suzukiら、(2000)、Blood 96:2172〜2180)。JAK3はまた、IgE受容体により媒介されるマスト細胞の脱顆粒応答において非常に重要な役割を果たしており(Malaviyaら、(1999)、Biochem.Biophys.Res.Commun.257:807〜813)、JAK3キナーゼの阻害が、アナフィラキシーを含むI型過敏反応を防止することが示されている(Malaviyaら、(1999)、J.Biol.Chem.274:27028〜27038)。JAK3の阻害はまた、同種移植片拒絶反応のための免疫抑制をもたらすことが示されている(Kirken、(2001)、Transpl.Proc.33:3268〜3270)。JAK3キナーゼは、関節リウマチ(Muller−Ladnerら、(2000)、J.Immunol.164:3894〜3901);家族性筋萎縮性側索硬化症(Trieuら、(2000)、Biochem Biophys.Res.Commun.267:22〜25);白血病(Sudbeckら、(1999)、Clin.Cancer Res.5:1569〜1582);菌状息肉腫、すなわちT細胞リンパ腫の一形態(Nielsenら、(1997)、Prac.Natl.Acad.Sci.USA 94:6764〜6769);および異常な細胞増殖(Yuら、(1997)、J.Immunol.159:5206〜5210;Catlett−Falconeら、(1999)、Immunity 10:105〜115)の初期段階および後期段階に関与する機序にも関係している。]
[0010] JAK3を含むJAKキナーゼは、小児癌の最も一般的な形態である急性リンパ芽球性白血病の小児に由来する原発性白血病細胞において豊富に発現し、研究により、ある種の細胞におけるSTATの活性化が、アポトーシスを調節するシグナルと相関付けられている(Demoulinら、(1996)、Mol.Cell.Biol.16:4710〜6;Jurlanderら、(1997)、Blood.89:4146〜52;Kanekoら、(1997)、Clin.Exp.Immun.109:185〜193;およびNakamuraら、(1996)、J.Biol.Chem.271:19483〜8)。JAKキナーゼはまた、リンパ球の分化、機能および生存にとって重要であることが知られている。特に、JAK−3は、リンパ球、マクロファージおよびマスト細胞の機能において必須の役割を果たしている。このJAKキナーゼの重要性を鑑みると、JAK3について選択的な化合物を含むJAK経路をモジュレートする化合物は、リンパ球、マクロファージまたはマスト細胞の機能が関与する疾患または病態の治療に有用であり得る(Kudlaczら、(2004)Am.J.Transplant 4:51〜57;Changelian(2003)Science 302:875〜878)。JAK経路の標的化、またはJAKキナーゼ、特にJAK3のモジュレーションが治療上有用であると企図される病態は、白血病、リンパ腫、移植片拒絶反応(例えば、膵島の移植片拒絶反応)、骨髄移植片適用(例えば、移植片対宿主病)、自己免疫疾患(例えば、RA、I型糖尿病)および炎症(例えば、喘息、アレルギー性反応)を含む。JAK2の阻害について有益であり得る病態については、以下詳細に考察する。]
[0011] JAK経路のモジュレーションを伴う治療により有益であると企図される数多くの病態を考慮すると、JAK経路をモジュレートする新たな化合物およびその化合物を使用する方法は、相当な治療上の利益を広範な患者に提供するに違いないことは直ちに明らかである。]
[0012] 関連開示
JAK経路のモジュレーションに関する特許および特許出願は、米国特許第5728536号;同第6080747号;同第6080748号;同第6133305号;同第6177433号;同第6210654号;同第6313130号;同第6316635号;同第6433018号;同第6486185号;同第6506763号;同第6528509号;同第6593357号;同第6608048号;同第6610688号;同第6635651号;同第6677368号;同第6683082号;同第6696448号;同第6699865号;同第6777417号;同第6784195号;同第6825190号;同第6506763号;同第6784195号;同第6528509号;同第6608048号;同第7105529号;同第6699865号;同第6825190号;同第6815439号;同第6949580号;同第7056944号;同第6998391号;同第7074793号;同第6969760号;米国特許出願公開第2001/0007033号A1;同第2002/0115173号A1;同第2002/0137141号A1;同第2003/0236244号A1;同第2004/0102455号A1;同第2004/0142404号A1;同第2004/0147507号A1;および同第2004/0214817号A1;ならびに国際公開特許出願番号WO95/03701A1;WO99/15500A1;WO00/00202A1;WO00/10981A1;WO00/47583A1;WO00/51587A2;WO00/55159A2;WO01/42246A2;WO01/45641A2;WO01/52892A2;WO01/56993A2;WO01/57022A2;WO01/72758A1;WO02/00661A1;WO02/43735A1;WO02/48336A2;WO02/060492A1;WO02/060927A1;WO02/096909A1;WO02/102800A1;WO03/020698A2;WO03/048162A1;WO03/101989A1;WO2004/016597A2;WO2004/041789A1;WO2004/041810A1;WO2004/041814A1;WO2004/046112A2;WO2004/046120A2;WO2004/047843A1;WO2004/058749A1;WO2004/058753A1;WO2004/085388A2;WO2004/092154A1;WO2005/009957A1;WO2005/016344A1;WO2005/028475A2;およびWO2005/033107A1を含む。]
[0013] 上記刊行物は全て、個々の各刊行物が全体として参照により組み込まれると個別具体的に示される場合と同程度に全体として参照により本明細書に組み込まれる。]
[0014] 発明の要旨
本発明は、JAK経路のモジュレーションまたはJAKキナーゼ、特にJAK2の阻害が治療上有用であり得る病態の治療において使用される、2−ピリミジンアミン化合物または薬学的に許容されるその塩、および該化合物または薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物を対象とする。]
[0015] したがって、一態様において、本発明は、1個または複数の立体異性置換基を含む場合、単離された立体異性体またはその混合物としての、式(I):]
[0016] の化合物および薬学的に許容されるその塩
[式中、]
[0017] は、6員アリールおよび6員ヘテロアリールからなる群から選択され;
nは、0、1または2であり;
mは、0、1、2、3または4であり;
R1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルケニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7および−R9−OR6からなる群から選択され;
各R2は、存在する場合、場合により置換されているアルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、ニトロ、−OR6、−N(R6)2、−C(O)OR6および−C(O)N(R6)2からなる群から独立して選択され;
各R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
R5は、N−ヘテロシクリルであり、N−ヘテロシクリル中の窒素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;N−ヘテロシクリル中の炭素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)pR6(pは、0、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;
ただし、R5とR4上の置換基のうちの少なくとも1つは、架橋N−ヘテロシクリルである]を対象とする。]
[0018] 別の態様において、本発明は、薬学的に許容される添加剤および単離された立体異性体またはその混合物としての本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物を対象とする。]
[0019] 別の態様において、本発明は、哺乳動物においてJAK活性、特にJAK2活性に関連する疾患または病態を治療する方法であって、単離された立体異性体もしくはその混合物としての上記の本発明の化合物もしくは薬学的に許容されるその塩の治療有効量、または薬学的に許容される添加剤および単離された立体異性体もしくはその混合物としての上記の本発明の化合物もしくは薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む方法を対象とする。]
[0020] 別の態様において、本発明は、JAK活性、特にJAK2活性の阻害における本発明の化合物の有効性をセルベースアッセイにおいて測定するアッセイを提供する。]
[0021] 別の態様において、本発明は、JAKキナーゼの活性を阻害する方法であって、JAKキナーゼの活性を阻害するために有効な化合物の量とJAKキナーゼを接触させることを含み、該化合物が本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩から選択される方法を提供する。]
[0022] 別の態様において、本発明は、JAKキナーゼの活性を阻害する方法であって、JAKキナーゼの活性を阻害するために有効な化合物の量とJAK2キナーゼをインビトロで接触させることを含み、該化合物が本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩から選択される方法を提供する。]
[0023] 別の態様において、本発明は、JAKキナーゼの活性を阻害する方法であって、JAK2キナーゼの活性を阻害するために有効な化合物の量とJAK2キナーゼを細胞内で接触させることを含み、該化合物が本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩から選択される方法を提供する。]
[0024] 別の態様において、本発明は、T細胞媒介性の自己免疫疾患を治療する方法であって、該自己免疫疾患を罹患する患者に該自己免疫疾患を治療するために有効な化合物の量を投与することを含み、該化合物が本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩から選択される方法を提供する。]
[0025] 別の態様において、本発明は、哺乳動物、好ましくは移植レシピエントにおいて同種移植片拒絶反応を治療する方法であって、本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む方法を提供する。]
[0026] 別の態様において、本発明は、哺乳動物においてIV型過敏反応を治療する方法であって、その治療を必要とする哺乳動物に本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を投与することを含む方法を提供する。]
[0027] 別の態様において、本発明は、JAK2キナーゼが役割を果たすシグナル伝達カスケードを阻害する方法であって、そのようなシグナリングカスケードに関与する受容体を発現する細胞を本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩の阻害量と接触させることを含む方法を提供する。]
[0028] 別の態様において、本発明は、哺乳動物においてJAKキナーゼ媒介性の疾患または病態を治療する方法であって、その治療を必要とする哺乳動物に本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を投与することを含む方法を提供する。]
[0029] 別の態様において、本発明は、哺乳動物においてJAK2キナーゼ媒介性の骨髄増殖性障害(MPD)、例えば、真性赤血球増加症(PV)、本態性血小板血症(ET)および原発性骨髄線維症(PMF)またはJAK依存性悪性腫瘍を治療する方法であって、その治療を必要とする哺乳動物に本明細書に記載の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を投与することを含む方法を提供する。]
[0030] 別の態様において、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩から選択される化合物、包装および使用説明書を含むキットを提供する。]
実施例

[0031] 定義
以下の用語は、本明細書および添付の特許請求の範囲において使用される場合、特に反対事項を明記しない限り、示された意味を有する:]
[0032] 「環A」は、発明の要旨に上記した式(I)の化合物中の]
[0033] を指す。]
[0034] 「アミノ」は、−NH2基を指す。]
[0035] 「カルボキシ」は、−C(O)OH基を指す。]
[0036] 「シアノ」は、−CN基を指す。]
[0037] 「ニトロ」は、−NO2基を指す。]
[0038] 「オキサ」は、−O−基を指す。]
[0039] 「オキソ」は、=O基を指す。]
[0040] 「チオキソ」は、=S基を指す。]
[0041] 「アルキル」は、炭素原子および水素原子のみからなり、1から12個の炭素原子、1から8個の炭素原子または1から6個の炭素原子を有し、単結合により分子の残部に結合している完全飽和の直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル(イソプロピル)、n−ブチル、n−ペンチル、1,1−ジメチルエチル(t−ブチル)、3−メチルヘキシル、2−メチルヘキシルなどを指す。本発明において、用語「低級アルキル」は、1から6個の炭素原子を有するアルキル基を指す。]
[0042] 「場合により置換されているアルキル」は、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−OR20、−OC(O)−R20、−N(R20)2、−C(O)R20、−C(O)OR20、−C(O)N(R20)2、−N(R20)C(O)OR20、−N(R20)C(O)R20、−N(R20)S(O)2R20、−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のアルキル基を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成している。]
[0043] 「アルケニル」は、炭素原子および水素原子のみからなり、少なくとも1個の二重結合を含有し、1から12個の炭素原子または1から8個の炭素原子を有し、単結合または二重結合により分子の残部に結合している直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖基、例えば、エテニル、プロプ−1−エニル、ブト−1−エニル、ペント−1−エニル、ペンタ−1,4−ジエニルなどを指す。]
[0044] 「場合により置換されているアルケニル」は、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−OR20、−OC(O)−R20、−N(R20)2、−C(O)R20、−C(O)OR20、−C(O)N(R20)2、−N(R20)C(O)OR20、−N(R20)C(O)R20、−N(R20)S(O)2R20、−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のアルケニル基を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成している。]
[0045] 「アルキニル」は、炭素原子および水素原子のみからなり、少なくとも1個の三重結合を含有し、少なくとも1個の二重結合を場合により含有し、2から12個の炭素原子または2から8個の炭素原子を有し、単結合または二重結合により分子の残部に結合している直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖基、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニルなどを指す。]
[0046] 「場合により置換されているアルキニル」は、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−OR20、−OC(O)−R20、−N(R20)2、−C(O)R20、−C(O)OR20、−C(O)N(R20)2、−N(R20)C(O)OR20、−N(R20)C(O)R20、−N(R20)S(O)2R20、−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のアルキニル基を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成している。]
[0047] 「直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖」は、炭素および水素のみからなり、不飽和を含有せず、1から12個の炭素原子を有する、分子の残部を遊離基に結合させる直鎖または分枝鎖の二価炭化水素鎖、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、n−ブチレンなどを指す。アルキレン鎖は、単結合を介して分子の残部に結合しており、単結合を介して遊離基に結合している。分子の残部および遊離基へのアルキレン鎖の結合点は、アルキレン鎖中の1個の炭素を介するもの、または該鎖中の任意の2個の炭素を介するものであり得る。]
[0048] 「場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖」は、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−OR20、−OC(O)−R20、−N(R20)2、−C(O)R20、−C(O)OR20、−C(O)N(R20)2、−N(R20)C(O)OR20、−N(R20)C(O)R20、−N(R20)S(O)2R20、−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のアルキレン鎖を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成している。]
[0049] 「直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖」は、炭素および水素のみからなり、少なくとも1個の二重結合を含有し、1から12個の炭素原子を有する、分子の残部を遊離基に結合させる直鎖または分枝鎖の二価炭化水素鎖、例えば、エテニレン、プロペニレン、n−ブテニレンなどを指す。アルケニレン鎖は、二重結合または単結合を介して分子の残部に結合しており、二重結合または単結合を介して遊離基に結合している。分子の残部および遊離基へのアルケニレン鎖の結合点は、該鎖中の1個の炭素または任意の2個の炭素を介するものであり得る。]
[0050] 「場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖」は、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−OR20、−OC(O)−R20、−N(R20)2、−C(O)R20、−C(O)OR20、−C(O)N(R20)2、−N(R20)C(O)OR20、−N(R20)C(O)R20、−N(R20)S(O)2R20、−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のアルケニレン鎖を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成している。]
[0051] 「直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖」は、炭素および水素のみからなり、少なくとも1個の三重結合を含有し、2から12個の炭素原子を有する、分子の残部を遊離基に結合させる直鎖または分枝鎖の二価炭化水素鎖、例えば、プロピニレン、n−ブチニレンなどを指す。アルキニレン鎖は、単結合を介して分子の残部に結合しており、二重結合または単結合を介して遊離基に結合している。分子の残部および遊離基へのアルキニレン鎖の結合点は、該鎖中の1個の炭素または任意の2個の炭素を介するものであり得る。]
[0052] 「場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖」は、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルケニル、シアノ、ニトロ、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−OR20、−OC(O)−R20、−N(R20)2、−C(O)R20、−C(O)OR20、−C(O)N(R20)2、−N(R20)C(O)OR20、−N(R20)C(O)R20、−N(R20)S(O)2R20、−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のアルキニレン鎖を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成している。]
[0053] 「アリール」は、水素、6から14個の炭素原子および少なくとも1個の芳香族環を含む炭化水素環系基を指す。本発明において、アリール基は、単環系、二環系または三環系であり得、スピロ環系を含み得る。アリール基は、一般に、必須ではないが、アリール基の芳香族環を介して親分子に結合している。アリール基は、限定されるものではないが、アセナフチレン、アントラセン、アズレン、ベンゼン、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ[7]アヌレン、フルオレン、as−インダセン、s−インダセン、インダン、インデン、ナフタレン、フェナレンおよびフェナントレンから誘導されるアリール基を含む。]
[0054] 「場合により置換されているアリール」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、シアノ、ニトロ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R21−OR20、−R21−OC(O)−R20、−R21−N(R20)2、−R21−C(O)R20、−R21−C(O)OR20、−R21−C(O)N(R20)2、−R21−O−R22−C(O)N(R20)2、−R21−N(R20)C(O)OR20、−R21−N(R20)C(O)R20、−R21−N(R20)S(O)2R20、−R21−C(=NR20)N(R20)2、−R21−S(O)tR20(tは、1または2である)、−R21−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−R21−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のアリール基を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成しており、各R21は、独立して、直接結合または直鎖もしくは分枝鎖のアルキレンもしくはアルケニレン鎖であり、R22は、直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレン鎖である。]
[0055] 「アラルキル」は、式−Rb−Rcの基(式中、Rbは、上記定義のアルキレン鎖であり、Rcは、上記定義の1個または複数のアリール基である)、例えば、ベンジル、ジフェニルメチルなどを指す。]
[0056] 「場合により置換されているアラルキル」は、アラルキル基のアルキレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルキレン鎖であり、アラルキル基の各アリール基が上記定義の場合により置換されているアリール基である上記定義のアラルキル基を指す。]
[0057] 「アラルケニル」は、式−Rd−Rcの基(式中、Rdは、上記定義のアルケニレン鎖であり、Rcは、1個または複数の上記定義のアリール基である)を指す。]
[0058] 「場合により置換されているアラルケニル」は、アラルケニル基のアルケニレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルケニレン鎖であり、アラルケニル基の各アリール基が上記定義の場合により置換されているアリール基である上記定義のアラルケニル基を指す。]
[0059] 「アラルキニル」は、式−Re−Rcの基(式中、Reは、上記定義のアルキニレン鎖であり、Rcは、1個または複数の上記定義のアリール基である)を指す。]
[0060] 「場合により置換されているアラルキニル」は、アラルキニル基のアルキニレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルキニレン鎖であり、アラルキニル基の各アリール基が上記定義の場合により置換されているアリール基である上記定義のアラルキニル基を指す。]
[0061] 「シクロアルキル」は、炭素原子および水素原子のみからなり、縮合、スピロまたは架橋環系を含み、3から15個の炭素原子を有し、または3から10個の炭素原子を有し、または5から7個の炭素を有し、飽和もしくは不飽和であり、単結合により分子の残部に結合している安定な非芳香族の単環式または多環式の炭化水素基を指す。本発明において、架橋環系は、2個のその非隣接環原子が原子または原子団を介して連結している系であり、原子または原子団は架橋要素である。架橋シクロアルキル(一価)基の例は、ノルボルナニル(ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルとも称される)である。本発明において、非架橋環系は、上記の架橋要素を含有しない系である。本発明において、縮合環系は、2個のその隣接環原子が原子または原子団を介して連結している系である。縮合シクロアルキル(一価)基の例は、デカヒドロナフタレニル(デカリニルとも称される)である。本発明において、スピロ環系は、2個の環が単一の炭素(第四級)原子を介して結合している系である。スピロシクロアルキル(一価)基の例は、スピロ[5.5]ウンデカニルである。単環式シクロアルキル基は、スピロ、縮合または架橋シクロアルキル基を含まないが、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルを含む。多環式基は、縮合、スピロまたは架橋シクロアルキル基、例えば、C10基、例えば、アダマンタニル(架橋)およびデカリニル(縮合)およびC7基、例えば、ビシクロ[3.2.0]へプタニル(縮合)、ノルボルナニルおよびノルボルネニル(架橋)、ならびに置換多環式基、例えば、置換C7基、例えば、7,7−ジメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタニル(架橋)などを含む。]
[0062] 「場合により置換されているシクロアルキル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R21−OR20、−R21−OC(O)−R20、−R21−N(R20)2、−R21−C(O)R20、−R21−C(O)OR20、−R21−C(O)N(R20)2、−R21−N(R20)C(O)OR20、−R21−N(R20)C(O)R20、−R21−N(R20)S(O)2R20、−R21−C(=NR20)N(R20)2、−R21−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−R21−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−R21−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のシクロアルキル基を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成しており、各R21は、独立して、直接結合または直鎖もしくは分枝鎖のアルキレンもしくはアルケニレン鎖である。]
[0063] 「シクロアルキルアルキル」は、式−RbRgの基(式中、Rbは、上記定義のアルキレン鎖であり、Rgは、上記定義のシクロアルキル基である)を指す。]
[0064] 「場合により置換されているシクロアルキルアルキル」は、シクロアルキルアルキル基のアルキレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルキレン鎖であり、シクロアルキルアルキル基のシクロアルキル基が上記定義の場合により置換されているシクロアルキル基である上記定義のシクロアルキルアルキル基を指す。]
[0065] 「シクロアルキルアルケニル」は、式−RdRgの基(式中、Rdは、上記定義のアルケニレン鎖であり、Rgは、上記定義のシクロアルキル基である)を指す。]
[0066] 「場合により置換されているシクロアルキルアルケニル」は、シクロアルキルアルケニル基のアルケニレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルケニレン鎖であり、シクロアルキルアルケニル基のシクロアルキル基が上記定義の場合により置換されているシクロアルキル基である上記定義のシクロアルキルアルケニル基を指す。]
[0067] 「シクロアルキルアルキニル」は、式−ReRgの基(式中、Reは、上記定義のアルキニレン基であり、Rgは、上記定義のシクロアルキル基である)を指す。]
[0068] 「場合により置換されているシクロアルキルアルキニル」は、シクロアルキルアルキニル基のアルキニレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルキニレン鎖であり、シクロアルキルアルキニル基のシクロアルキル基が上記定義の場合により置換されているシクロアルキル基である上記定義のシクロアルキルアルキニル基を指す。]
[0069] 「ハロ」は、ブロモ、クロロ、フルオロまたはヨードを指す。]
[0070] 「ハロアルキル」は、1個または複数の上記定義のハロ基で置換されている上記定義のアルキル基、例えば、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−フルオロメチル−2−フルオロエチル、3−ブロモ−2−フルオロプロピル、1−ブロモメチル−2−ブロモエチルなどを指す。]
[0071] 「ハロアルケニル」は、1個または複数の上記定義のハロ基で置換されている上記定義のアルケニル基を指す。]
[0072] 「ハロアルキニル」は、1個または複数の上記定義のハロ基で置換されている上記定義のアルキニル基を指す。]
[0073] 「ヘテロシクリル」は、1から12個の炭素原子、ならびに窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1から6個のヘテロ原子を含む安定な3から18員の非芳香族環系基を指す。本明細書に特に具体的に記載のない限り、ヘテロシクリル基は、スピロまたは架橋環系を含んでよい単環系、二環系、三環系または四環系であってよく;ヘテロシクリル基の窒素、炭素または硫黄原子は、場合により酸化されていてよく;窒素原子は、場合により第四級化されていてよく;ヘテロシクリル基は、部分飽和または完全飽和であってよい。架橋ヘテロシクリルの例は、限定されるものではないが、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、オキサアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ジアザビシクロ[2.2.2]オクタニル、アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザビシクロ[3.3.1]ノナニル、ジアザビシクロ[3.3.1]ノナニル、アザビシクロ[3.2.2.]ノナニル、ジアザビシクロ[3.2.2]ノナニル、6,9−メタノオクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジニル、アザビシクロ[3.3.2]デカニルおよびジアザビシクロ[3.3.2]デカニルを含む。「架橋N−ヘテロシクリル」は、少なくとも1個の窒素を含有するが、O、NおよびSから選択される最大4個の追加のヘテロ原子を場合により含有する架橋ヘテロシクリルである。本発明において、非架橋環系は、2個のその非隣接環原子が原子または原子団を介して連結していない系である。ヘテロシクリル基の例は、限定されるものではないが、ジオキソラニル、1,4−ジアゼパニル、デカヒドロイソキノリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジニル、オクタヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジニル、オクタヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−b]ピリジニル、オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、オクタヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、オキサゾリジニル、3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、キヌクリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロフラニル、チエニル、[1,3]ジチアニル、トリチアニル、テトラヒドロピラニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、1−オキソ−チオモルホリニル、1,1−ジオキソ−チオモルホリニル、アゼチジニル、オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、オクタヒドロピロロ[3,4−b]ピロリル、デカヒドロプラジノ[1,2−a]アゼピニル、アゼパニル、アザビシクロ[3.2.1]オクチルおよび2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナニルを含む。]
[0074] 「場合により置換されているヘテロシクリル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R21−OR20、−R21−OC(O)−R20、−R21−N(R20)2、−R21−C(O)R20、−R21−C(O)OR20、−R21−C(O)N(R20)2、−R21−N(R20)C(O)OR20、−R21−N(R20)C(O)R20、−R21−N(R20)S(O)2R20、−R21−C(=NR20)N(R20)2、−R21−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−R21−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−R21−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のヘテロシクリル基を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成しており、各R21は、独立して、直接結合または直鎖もしくは分枝鎖のアルキレンもしくはアルケニレン鎖である。]
[0075] 「N−ヘテロシクリル」は、少なくとも1個の窒素を含有する上記定義のヘテロシクリル基を指し、分子の残部へのN−ヘテロシクリル基の結合点は、N−ヘテロシクリル基中の窒素原子を介するもの、またはN−ヘテロシクリル基中の炭素を介するものであり得る。]
[0076] 「場合により置換されているN−ヘテロシクリル」は、場合により置換されているヘテロシクリルについて上記定義の1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のN−ヘテロシクリルを指す。]
[0077] 「ヘテロシクリルアルキル」は、式−RbRhの基(式中、Rbは、上記定義のアルキレン鎖であり、Rhは、上記定義のヘテロシクリル基であり、ヘテロシクリルが窒素含有ヘテロシクリルである場合、ヘテロシクリルはアルキレン鎖に窒素原子において結合していてよい)を指す。]
[0078] 「場合により置換されているヘテロシクリルアルキル」は、ヘテロシクリルアルキル基のアルキレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルキレン鎖であり、ヘテロシクリルアルキル基のヘテロシクリル基が上記定義の場合により置換されているヘテロシクリル基である上記定義のヘテロシクリルアルキル基を指す。]
[0079] 「ヘテロシクリルアルケニル」は、式−RdRhの基(式中、Rdは、上記定義のアルケニレン鎖であり、Rhは、上記定義のヘテロシクリル基であり、ヘテロシクリルが窒素含有ヘテロシクリルである場合、ヘテロシクリルはアルケニレン鎖に窒素原子において結合していてよい)を指す。]
[0080] 「場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル」は、ヘテロシクリルアルケニル基のアルケニレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルケニレン鎖であり、ヘテロシクリルアルケニル基のヘテロシクリル基が上記定義の場合により置換されているヘテロシクリル基である上記定義のヘテロシクリルアルケニル基を指す。]
[0081] 「ヘテロシクリルアルキニル」は、式−ReRhの基(式中、Reは、上記定義のアルキニレン鎖であり、Rhは、上記定義のヘテロシクリル基であり、ヘテロシクリルが窒素含有ヘテロシクリルである場合、ヘテロシクリルはアルキニレン鎖に窒素原子において結合していてよい)を指す。]
[0082] 「場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル」は、ヘテロシクリルアルキニル基のアルキニレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルキニレン鎖であり、ヘテロシクリルアルキニル基のヘテロシクリル基が上記定義の場合により置換されているヘテロシクリル基である上記定義のヘテロシクリルアルキニル基を指す。]
[0083] 「ヘテロアリール」は、水素原子、1から13個の炭素原子、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1から6個のヘテロ原子、ならびに少なくとも1個の芳香族環を含む5から14員の環系基を指す。ヘテロアリール基は、一般に、必須ではないが、ヘテロアリール基の芳香族環を介して親分子に結合している。本発明において、ヘテロアリール基は、スピロまたは架橋環系を含んでよい単環系、二環系または三環系であってよく;ヘテロアリール基中の窒素、炭素または硫黄原子は、場合により酸化されていてよく、窒素原子は、場合により第四級化されていてよい。本発明において、ヘテロアリール基の芳香族環は、ヘテロアリール基の1個の環がヘテロ原子を含有しない限り、ヘテロ原子を含有する必要はない。例えば、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、例えば1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルは、本発明において「ヘテロアリール」とみなされる。ヘテロアリール基の例は、限定されるものではないが、アゼピニル、アクリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾインドリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、1,4−ベンゾジオキサニル、ベンゾナフトフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキシニル、ベンゾピラニル、ベンゾピラノニル、ベンゾフラニル、ベンゾフラノニル、ベンゾチエニル(ベンゾチオフェニル)、ベンゾチエノ[3,2−d]ピリミジニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾ[4,6]イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、カルバゾリル、シンノリニル、シクロペンタ[d]ピリミジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル、シクロペンタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、例えば、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、5,6−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、5,6−ジヒドロベンゾ[h]シンノリニル、7’,8’−ジヒドロ−5’H−スピロ[[1,3]ジオキソラン−2,6’−キノリン]−3’−イル、6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾ[6,7]シクロヘプタ[1,2−c]ピリダジニル、2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、ジヒドロピリドオキサジニル、例えば、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、ジヒドロピリドチアジニル、例えば、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、フラニル、フラノニル、フロ[3,2−c]ピリジニル、フロピリミジニル、フロピリダジニル、フロピラジニル、イソチアゾリル、イミダゾリル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、イミダゾピラジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インダゾリル、インドリル、インダゾリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、イソキノリニル(イソキノリル)、インドリジニル、イソオキサゾリル、ナフチリジニル、1,6−ナフチリジノニル、オキサジアゾリル、2−オキソアゼピニル、オキサゾリル、オキシラニル、5,6,6a,7,8,9,10,10a−オクタヒドロベンゾ[h]キナゾリニル、3’−オキソ−3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン]イル、7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジニル、1−フェニル−1H−ピロリル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタラジニル、フェナントリジニル、プテリジニル、プリニル、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾロ[3,4−d]ピリミジニル、ピリジニル(ピリジル)、ピリド[3,2−d]ピリミジニル、ピリド[3,4−d]ピリミジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル(ピリダジル)、ピロリル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピロロピラジニル、2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジノニル、1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジノニル、ピロロピリジニル、例えば、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、キノリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロキノリニル、5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリニル、2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]オキセピニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピリジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[3,2−c]アゼピニル、5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,5−c]ピリダジニル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニル、チアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル、トリアジニル、チエノ[2,3−d]ピリミジニル、チエノピリミジニル(例えば、チエノ[3,2−d]ピリミジニル)、チエノ[2,3−c]ピリジニル、チエノピリダジニル、チエノピラジニルおよびチオフェニル(チエニル)を含む。]
[0084] 「場合により置換されているヘテロアリール」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R21−OR20、−R21−OC(O)−R20、−R21−N(R20)2、−R21−C(O)R20、−R21−C(O)OR20、−R21−C(O)N(R20)2、−R21−N(R20)C(O)OR20、−R21−N(R20)C(O)R20、−R21−N(R20)S(O)2R202、−R21−C(=NR20)N(R20)2、−R21−S(O)tOR20(tは、1または2である)、−R21−S(O)pR20(pは、0、1または2である)および−R21−S(O)2N(R20)2からなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のヘテロアリール基を指し、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成しており、各R21は、独立して、直接結合または直鎖もしくは分枝鎖のアルキレンもしくはアルケニレン鎖である。]
[0085] 「N−ヘテロアリール」は、少なくとも1個の窒素を含有する上記定義のヘテロアリール基を指し、分子の残部へのN−ヘテロアリール基の結合点は、N−ヘテロアリール基中の窒素原子を介するもの、またはN−ヘテロアリール基中の炭素原子を介するものであり得る。]
[0086] 「場合により置換されているN−ヘテロアリール」は、場合により置換されているヘテロアリールについて上記定義の1個または複数の置換基で場合により置換されている上記定義のN−ヘテロアリールを指す。]
[0087] 「ヘテロアリールアルキル」は、式−RbRiの基(式中、Rbは、上記定義のアルキレン鎖であり、Riは、上記定義のヘテロアリール基であり、ヘテロアリールが窒素含有ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールはアルキレン鎖に窒素原子において結合していてよい)を指す。]
[0088] 「場合により置換されているヘテロアリールアルキル」は、ヘテロアリールアルキル基のアルキレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルキレン鎖であり、ヘテロアリールアルキル基のヘテロアリール基が上記定義の場合により置換されているヘテロアリール基である上記定義のヘテロアリールアルキル基を指す。]
[0089] 「ヘテロアリールアルケニル」は、式−RdRiの基(式中、Rdは、上記定義のアルケニレン鎖であり、Riは、上記定義のヘテロアリール基であり、ヘテロアリールが窒素含有ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールはアルケニレン鎖に窒素原子において結合していてよい)を指す。]
[0090] 「場合により置換されているヘテロアリールアルケニル」は、ヘテロアリールアルケニル基のアルケニレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルケニレン鎖であり、ヘテロアリールアルケニル基のヘテロアリール基が上記定義の場合により置換されているヘテロアリール基である上記定義のヘテロアリールアルケニル基を指す。]
[0091] 「ヘテロアリールアルキニル」は、式−ReRiの基(式中、Reは、上記定義のアルキニレン鎖であり、Riは、上記定義のヘテロアリール基であり、ヘテロアリールが窒素含有ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールはアルキニレン鎖に窒素原子において結合していてよい)を指す。]
[0092] 「場合により置換されているヘテロアリールアルキニル」は、ヘテロアリールアルキニル基のアルキニレン鎖が上記定義の場合により置換されているアルキニレン鎖であり、ヘテロアリールアルキニル基のヘテロアリール基が上記定義の場合により置換されているヘテロアリール基である上記定義のヘテロアリールアルキニル基を指す。]
[0093] 「ヒドロキシアルキル」は、1個または複数のヒドロキシ基(−OH)で置換されている上記定義のアルキル基を指す。]
[0094] 「ヒドロキシアルケニル」は、1個または複数のヒドロキシ基(−OH)で置換されている上記定義のアルケニル基を指す。]
[0095] 「ヒドロキシアルケニル」は、1個または複数のヒドロキシ基(−OH)で置換されている上記定義のアルキニル基を指す。]
[0096] 本明細書において命名されるある種の化学基より、示される化学基中に見出されるべき炭素原子の総数を示す簡易表記が優先する場合がある。例えば、C7〜C12アルキルは、合計7から12個の炭素原子を有する上記定義のアルキル基を説明し、C4〜C12シクロアルキルアルキルは、合計4から12個の炭素原子を有する上記定義のシクロアルキルアルキル基を説明する。簡易表記における炭素の総数は、記載される基の置換基中に存在し得る炭素を含まない。]
[0097] 「安定な化合物」および「安定な構造」は、反応混合物からの有用な程度の純度までの単離、および有効な治療剤への配合に耐えるのに十分な強度の化合物を示すことを意味する。]
[0098] 「哺乳動物」は、哺乳綱の任意の脊椎動物を意味する。ヒトおよび家畜、例えば、ネコ、イヌ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ウサギなどが特に含まれる。本発明において、哺乳動物はヒトであることが多い。]
[0099] 「任意選択の」または「場合により」は、その後に記載される事象または状況が起こっても起こらなくてもよいことを意味し、その記載は、前記事象または状況が起こる場合および起こらない場合を含む。例えば、「場合により置換されているアリール」は、アリール基が置換されていても置換されていなくてもよいことを意味し、その記載は、置換されているアリール基および置換を有しないアリール基の両方を含む。しかしながら、第1の官能基が「場合により置換されている」と記載され、次に第1の官能基上の置換基も「場合により置換されている」などの場合、本発明において、場合により置換されているべき基についてのそのような反復は3回に限定される。したがって、第3の反復による置換基と記載される基は、それ自体場合により置換されていない。例えば、本明細書におけるR基が「場合により置換されているアリール」(第1の反復)と定義されており、「場合により置換されているアリール」についての任意選択の置換基が「場合により置換されているヘテロアリール」(第2の反復)を含み、「場合により置換されているヘテロアリール」についての任意選択の置換基が「場合により置換されているシクロアルキル」(第3の反復)を含む場合、このシクロアルキル上の任意選択の置換基は場合により置換され得ない。]
[0100] 本発明における「パラ」は、フェニルまたは6員ヘテロアリール環上の置換基の、環上の別の置換基に対する位置を指し;相対位置は1,4−置換である。すなわち、フェニルまたは6員ヘテロアリール環の第1の原子に結合しているある置換基から出発して、第1の原子から環中の原子をカウントすると、別の置換基はフェニルまたは6員ヘテロアリール環の4番目の原子上に存在し、フェニルまたは6員ヘテロアリール環についての置換基の相対配向は「パラ」である。例えば、本発明の要旨に上記の式(I)の化合物は、式(Ia−1)の化合物として以下に示され、その式中、R5はフェニル環の第1の原子上に存在し、R1を保持する窒素は第4の原子上に存在し、このとき、R5とR1を保持する窒素とは相対配向における「パラ」である。]
[0101] ]
[0102] 本発明における「メタ」は、フェニルまたは6員ヘテロアリール環上の置換基の、環上の別の置換基に対する位置を指し;相対位置は1,3−置換である。すなわち、フェニルまたは6員ヘテロアリール環の第1の原子に結合しているある置換基から出発して、第1の原子から環中の原子をカウントすると、別の置換基はフェニルまたは6員ヘテロアリール環の第3の原子上に存在し、フェニルまたは6員ヘテロアリール環についての置換基の相対配向は「メタ」である。例えば、本発明の要旨に上記の式(I)の化合物は、式(Ia−1c)の化合物として以下に示され、その式中、R2はフェニル環の第1の原子上に存在し、水素を保持する窒素は第3の原子上に存在し、このとき、R2と水素を保持する窒素とは相対配向における「パラ」である。]
[0103] ]
[0104] 「薬学的に許容される添加剤」は、限定するものではないが、米国食品医薬品局によりヒトまたは家畜における使用が許容されるものと承認されている任意のアジュバント、担体、添加剤、流動促進剤、甘味剤、賦形剤、保存剤、色素/着色剤、香味増強剤、界面活性剤、湿潤剤、分散化剤、懸濁化剤、安定剤、等張剤、溶剤または乳化剤を含む。]
[0105] 「薬学的に許容される塩」は、酸付加塩および塩基付加塩の両方を含む。]
[0106] 「薬学的に許容される酸付加塩」は、遊離塩基の生物学的有効性および特性を保持する、生物学的にまたは他の点で不所望ではない塩を指し、これらの塩は、無機酸、例えば、限定されるものではないが、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸など、および有機酸、例えば、限定されるものではないが、酢酸、2,2−ジクロロ酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、4−アセトアミド安息香酸、ショウノウ酸、ショウノウ−10−スルホン酸、カプリン酸、カプロン酸、カプリル酸、炭酸、ケイ皮酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデシルスルホン酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ギ酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、グルコン酸、グルクロン酸、グルタミン酸、グルタル酸、2−オキソ−グルタル酸、グリセロリン酸、グリコール酸、馬尿酸、イソ酪酸、乳酸、ラクトビオン酸、ラウリン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、ナフタレン−2−スルホン酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、プロピオン酸、ピログルタミン酸、ピルビン酸、サリチル酸、4−アミノサリチル酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、酒石酸、チオシアン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ウンデシレン酸などにより形成される。]
[0107] 「薬学的に許容される塩基付加塩」は、遊離酸の生物学的有効性および特性を保持する、生物学的にまたは他の点で不所望でない塩を指す。それらの塩は、遊離酸への無機塩基または有機塩基の添加から調製される。無機塩基から誘導される塩は、限定されるものではないが、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、マンガン塩、アルミニウム塩などを含む。好ましい無機塩は、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩である。有機塩基から誘導される塩は、限定されるものではないが、第1級、第2級および第3級アミン、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、ならびに塩基性イオン交換樹脂、例えば、アンモニア、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、ジエタノールアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、ベネタミン、ベンザチン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、トリエタノールアミン、トロメタミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、ポリアミン樹脂などの塩を含む。特に好ましい有機塩基は、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、コリンおよびカフェインである。]
[0108] 「医薬組成物」は、本発明の化合物、および生物学的に活性な化合物を哺乳動物、例えばヒトに送達する、当該分野において一般に許容される媒体の配合物を指す。そのような媒体は、そのための薬学的に許容される担体、賦形剤または添加剤を全て含む。]
[0109] 「治療有効量」は、哺乳動物、例えばヒトに投与した場合、哺乳動物、好ましくはヒトにおいて対象の疾患または病態の治療(以下に定義)を行うのに十分な本発明の化合物の量を指す。「治療有効量」を構成する本発明の化合物の量は、その化合物、疾患または病態およびその重症度、ならびに治療すべき哺乳動物の年齢に応じて変化するが、当業者によりその知識および本開示を考慮して定型的に決定することができる。]
[0110] 本明細書において使用される「治療する」または「治療」は、対象の疾患または病態を有する哺乳動物、例えばヒトにおける対象の疾患または病態の治療を包含し、
(i)疾患もしくは病態またはその症状もしくは症候の1つが哺乳動物において発症するのを予防すること(特に、そのような哺乳動物が該病態に罹患しやすいが、該病態を有すると依然として診断されていない場合);
(ii)疾患または病態を阻害すること、すなわち、その発現またはその症状もしくは症候の1つまたは複数を停止させること;
(iii)疾患または病態を軽減すること、すなわち、疾患もしくは病態またはその症状もしくは症候の1つの退行をもたらすこと;あるいは
(iv)疾患もしくは病態またはその症状もしくは症候の1つを安定させること
を含む。]
[0111] 本明細書において使用される「疾患」および「病態」という用語は、互換的に使用することができ、または特定の疾病もしくは病態は既知の作因を有しなくてよく(その結果、病因が依然として解明されていない)、したがって、疾患として依然として認識されないが、多かれ少なかれ症候の特定の組が臨床医により確認されている、不所望な病態または症候群としてのみ認識されるという点で相違し得る。]
[0112] 本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩は、1個または複数の不斉中心を含有することができ、したがってエナンチオマー、ジアステレオマーおよび他の立体異性体を生じさせることができ、これらは絶対立体化学の点から、(R)−または(S)−として、アミノ酸については(D)−または(L)−として定義することができる。本発明は、そのような考えられる全ての異性体、ならびにそのラセミ体および光学的に純粋な形態を含むことを意味する。同様に、具体的に記載される構造の全ての互変異性体も含まれるものとする。光学的に活性な(+)および(−)、(R)−および(S)−、または(D)−および(L)−異性体は、キラルなシントンもしくはキラルな試薬を使用して調製することができ、または慣用技術、例えば、キラルカラムを使用するHPLCを使用して分割することができる。本明細書に記載の化合物がオレフィン系二重結合または他の幾何学的不斉中心を含有する場合、特に記載のない限り、その化合物はEおよびZ幾何異性体を両方とも含むものとする。同様に、特定の実施形態において存在する二環系に関しては、そのような部分は、「エンド」または「エキソ」の相対配置で結合している置換基を有し得ることが多い。立体化学用語「エンド」は、2個の残りの架橋のうち大きい方に向いている架橋置換基を指す。置換基が小さい方の残りの架橋に向いている場合、これは「エキソ」置換基と称される。]
[0113] 結合の記号〜〜〜は、化学結合を示すために、および分子の残部への置換基の結合点を示さないために、本明細書において式中に使用される場合(以下の表2および3に示されるもの)、化学結合が任意の相対配置または絶対配置で結合していてよいことを示し、例えば、化学結合は、エンドまたはエキソの相対配置であってよい。同様に、化学結合は、RまたはSの絶対配置で結合していてよい。]
[0114] 「立体異性体」は、同一の結合により結合している同一原子から構成されているが、相互交換可能でない異なる三次元構造を有する化合物を指す。本発明は種々の立体異性体およびその混合物を企図しており、分子が重ね合わせることができない互いの鏡像である2種の立体異性体を指す「エナンチオマー」を含む。]
[0115] 「互変異性体」は、分子のある原子から同一分子の別の原子へのプロトン移動を指す。本発明は任意の前記化合物の互変異性体を含む。]
[0116] 「アトロプ異性体」は、配座異性体の単離を可能にするほど回転障壁が高い場合、単結合の周りの回転障害から生じる立体異性体である(Eliel、E.L.;Wilen、S.H.Stereochemistry of Organic Compounds;Wiley & Sons:New York、1994;14章)。アトロプ異性は、ステレオジェニックな原子の非存在下でキラリティーの要素を導入するので重要である。本発明はアトロプ異性体を包含することを意味し、例えば、コアピリミジン構造から延びる単結合の周囲での限られた回転の場合、アトロプ異性体も考えられ、本発明の化合物に具体的に含まれる。]
[0117] 本明細書において使用される化学命名法および構造図は、I.U.P.A.C.命名法の改訂版に従い、本発明の化合物は中心コア構造、すなわちピリミジン−2−アミン構造の誘導体として本明細書では命名される。本明細書において使用される複雑な化学名について、置換基はそれが結合している基の前に命名される。例えば、シクロプロピルエチルはシクロプロピル置換基を有するエチル主鎖を含む。化学構造図において、原子価を満たすのに十分な水素原子に結合していると想定される一部の炭素原子を除き、全ての結合が識別される。]
[0118] 例えば、nが0であり、mが1であり、]
[0119] がフェニルであり、R1が水素であり、R2がメタ位においてフルオロであり、R4が6−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イルであり、R5が水素を保持する窒素に対してパラ位において(1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルである、発明の要旨に上記の式(I)の化合物、すなわち、以下の式(式中、ピリミジニル環の位置が示される)]
[0120] の化合物は、本明細書において、4−(6−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンと命名される。]
[0121] 本発明の実施態様]
[0122] 本発明の一態様は、単離された立体異性体もしくはその混合物としての、または薬学的に許容されるその塩としての発明の要旨に上記の式(I)の化合物である。この態様のうち、式(I)の化合物のある実施形態が好ましい。]
[0123] 一実施形態において、式(I)の化合物中の環Aは、フェニルまたはピリジニル環である。この実施形態のうち、一実施形態は、R5が架橋N−ヘテロシクリルであるものである。この実施形態のうち、好ましい実施形態は、架橋N−ヘテロシクリルが]
[0124] からなる群から選択されるものであり、各R5aは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され、各R6、R7、R8およびR9は、式(I)の化合物について発明の要旨に上記定義の通りであり、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成している。]
[0125] 発明の要旨に上記の式(I)の化合物の別の実施形態は、R5が架橋N−ヘテロシクリルであり、またはR4置換基が架橋N−ヘテロシクリルであり、またはR5およびR4置換基が両方とも架橋N−ヘテロシクリルである化合物である。本発明のある実施形態において、R5は架橋N−ヘテロシクリルである。]
[0126] R5が架橋N−ヘテロシクリルであり、またはR4置換基がN−ヘテロシクリルである式(I)の化合物において、R5およびR4置換基は、架橋N−ヘテロシクリルの環窒素を介して環AまたはR4にそれぞれ結合している必要はなく、例えば環炭素を介して結合していてよい。ある実施形態において、R5としての、またはR4置換基としての架橋N−ヘテロシクリルは、別の環、スピロ環系の一部またはその両方に縮合している。ある実施形態において、R5としての、またはR4置換基としての架橋N−ヘテロシクリルは、単独で、またはより大きい縮合、スピロまたは組合せの環系の一部として、[4.4.0]、[4.3.0]、[4.2.0]、[4.1.0]、[3.3.0]、[3.2.0]、[3.1.0]、[3.3.3]、[3.3.2]、[3.3.1]、[3.2.2]、[3.2.1]、[2.2.2]および[2.2.1]からなる群から選択される下位構造配置を含む。]
[0127] 一実施形態において、R5としての、またはR4置換基としての架橋N−ヘテロシクリルは、2個以上の場合には独立して、]
[0128] からなる群から選択され、各R5aは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され、各R6、R7、R8およびR9は、式(I)の化合物について発明の要旨に上記定義の通りであり、各R20は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、または2個のR20は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロシクリルまたは場合により置換されているN−ヘテロアリールを形成している。]
[0129] 特定の実施形態において、R5は架橋N−ヘテロシクリルであり、R4は架橋N−ヘテロシクリルで場合により置換されているヘテロアリールである。この実施形態についての本発明の例示化合物において、R5は、追加の窒素を含有する架橋N−ヘテロシクリルであり、R4は、5または6員のヘテロアリールであり、nは0である。具体的な実施形態において、R5およびR1を保持する窒素は互いにパラ位置化学的関係にあり、R4は、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニルトリアゾリル、テトラジニル、テトラゾリル、ピラゾリル、ピロリル、イミダゾリルおよびピラゾリルから選択される。ある実施形態において、R4は、アミノ含有基、例えば、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aまたは−R8−N(R6a)−R9−OR7aで置換されており、各R6a、R7a、R8およびR9は、式(I)の化合物について発明の要旨に上記の通りであり、またはR4は、場合により置換されているヘテロシクリル、例えば、場合により置換されているピペリジニル、場合により置換されているピペラジニル、場合により置換されているモルホリニルおよび場合により置換されているチオモルホリニルで置換されている。この実施形態のある例において、R4は、架橋N−ヘテロシクリルで置換されている。さらなる例において、環Aおよび/またはR4は、ハロ、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−OR25、−N(R25)2、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)2およびそれらの組合せからなる群から選択される最大3個の追加の置換基で置換されており、各R25は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキルからなる群から独立して選択される。]
[0130] 本発明の別の実施形態は、単離された立体異性体もしくはその混合物としての、または薬学的に許容されるその塩としての、式(Ia):]
[0131] による、発明の要旨に上記の式(I)の化合物
[式中、
nは、0、1または2であり;
mは、0、1または2であり;
Yは、=C(R6)−および=N−からなる群から選択され;
R1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルケニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7および−R9−OR6からなる群から選択され;
各R2は、存在する場合、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
各R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aはそれらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
R5は、N−ヘテロシクリルであり、N−ヘテロシクリル中の窒素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており、N−ヘテロシクリル中の炭素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)pR6(pは、0、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;
ただし、R5とR4上の置換基のうちの少なくとも1つは、架橋N−ヘテロシクリルである]である。]
[0132] 式(Ia)の化合物の一実施形態は、
mが0または1であり;
R2が、存在する場合、R1を保持する窒素に対してメタ位に存在し;
R5が、R1を保持する窒素に対してパラ位に存在する、
上記の式(Ia)の化合物である。]
[0133] 式(Ia)の化合物の一実施形態は、
nが0または1であり;
R3が、存在する場合、ピリミジニル環の5位で存在する、
上記の式(Ia)の化合物である。]
[0134] 式(Ia)の化合物の一実施形態は、
mが0または1であり;
nが0または1であり;
R2が、存在する場合、R1を保持する窒素に対してメタ位に存在し;
R3が、存在する場合、ピリミジニル環の5位で存在し;
R5が、R1を保持する窒素に対してパラ位に存在する、
上記の式(Ia)の化合物である。]
[0135] 本発明の一実施形態は、式(Ia−1):]
[0136] による発明の要旨に上記の式(I)の化合物
[式中、
nは、0、1または2であり;
mは、0、1または2であり;
R1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルケニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7および−R9−OR6からなる群から選択され;
各R2は、存在する場合、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
各R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aはそれらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
R5は、N−ヘテロシクリルであり、N−ヘテロシクリル中の窒素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;N−ヘテロシクリル中の炭素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)pR6(pは、0、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;
ただし、R5とR4上の置換基のうちの少なくとも1つは、架橋N−ヘテロシクリルである]である。]
[0137] 上記の式(Ia−1)の化合物のうち、一実施形態は、以下の式]
[0138] から選択される化合物
[式中、
各nは、0、1または2であり;
各R2aは、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
各R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
各R4は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から独立して選択され、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aはそれらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R5aは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択される]である。]
[0139] この実施形態のうち、一実施形態は、
各nが0または1であり;
各R4が、フェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から独立して選択され、これらは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、
上記式から選択される化合物である。]
[0140] 上記の式(Ia−1)の化合物の一実施形態は、式(Ia−1a):]
[0141] の化合物
[式中、
nは、0または1であり;
R2aは、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4は、フェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
R5aは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である]である。]
[0142] この実施形態のうち、一実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、アルキル、ハロアルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;
R5aが、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、
上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0143] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−5−メチル−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−5−トリフルオロメチル−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−5−フルオロ−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−5−メチル−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−(モルホリン−4−イル)エチル)アミノピリジン−3−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−(モルホリン−4−イル)エチル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(シクロヘキシルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(シクロヘキシルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ベンジルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ベンジルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(シクロヘキシルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−シアノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−シアノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチルカルボニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−エトキシピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−エトキシピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(3−エトキシプロピル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(プロピルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−(モルホリン−4−イル)エチル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチルカルボニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(3−ジメチルアミノ)プロピルアミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(3−メチルブチル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(3,3−ジメチルブチル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−メトキシエチル)(メチル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(プロピルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−((1S,4S)−5−(メチルスルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−((1S,4S)−5−アセチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−シクロペンチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0144] この実施形態のうち、別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;
R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択される、
上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0145] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−((エチルアミノ)カルボニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(シクロプロピル)メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3−フルオロ−2−(モルホリン−4−イル)ピリジン−4−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−メチル−6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−メチル−6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
5−メチル−4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
5−メチル−4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−シアノ−4−((1S,4S)−5−アセチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−シアノ−4−((1S,4S)−5−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−シアノ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−シアノ−4−((1S,4S)−5−シクロペンチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(cis−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−(ジメチルアミノ)メチルモルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(3−(アミノカルボニル)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチルカルボニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−アミジノ−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−イソブチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(1,4−オキサゼパン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−((1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(チアモルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−シクロプロピル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−((1S,4S)−5−(メチルスルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−((1S,4S)−5−アセチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−((1S,4S)−5−(1−メチルエチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−((1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(メチルスルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
および
4−(6−((1R,4R)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0146] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよびテトラゾリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;
R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、
上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0147] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−(メチルアミノカルボニル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−((モルホリン−4−イル)カルボニル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン。ビスTFA塩;
4−(5−(メチル)スルホニルピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−((2−(シクロプロピルスルホニル)アミノエチル)−アミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(1H−テトラゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
4−(6−(アセトアミド)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−(モルホリン−4−イル)アセトアミド)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−(モルホリン−4−イル)アセトアミド)ピリジン−3−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−(モルホリン−4−イル)アセトアミド)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(アセトアミド)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチルカルボニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(メチルスルホニルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(2−(ジメチルアミノ)アセトアミド)−ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−(メチルスルホニルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(5−(1−メチルエトキシ)カルボニルプロピル−6−アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0148] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;
R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)および−R8−S(O)2N(R6)R7からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択される、
上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0149] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(エチルカルボニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(メチルスルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3’−オキソ−3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン]−7’−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3’−オキソ−3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン]−7’−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(アミノスルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−シアノ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン−6−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2,4−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2,4−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−4−((1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−7−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(1−メチルエチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−シクロプロピル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−クロロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−クロロ−4−((1S,4S)−5−(メチルスルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−シクロペンチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−アセチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドール−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドール−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(メチルスルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−シアノ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−7−イル)−N−(3−シアノ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−7−イル)−N−(3−シアノ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0150] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、アルキル、ハロアルキル、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニルであり、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択される、
上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0151] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(4,5−ジヒドロチアゾール−2−イルカルバモイル)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(モルホリン−4−イル)フェニル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン。TFA塩;
4−(4−((メチル)アミノカルボニルメチル)−フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン。TFA塩;
4−(4−((シクロプロピル)アミノカルボニル−メチル)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(5−(4−ジメチルアミノフェニル)オキサゾール−2−イル)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(t−ブチルカルボニルアミノ)フェニル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(t−ブチルカルボニルアミノ)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−((ピリジン−2−イル)アミノカルボニル)フェニル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−((ピリジン−2−イル)アミノカルボニル)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(メチルスルホニルアミノ)フェニル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(メチルスルホニルアミノ)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(3−シクロプロピルウレイド)フェニル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(1−エトキシエチル)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(1−エトキシエチル)フェニル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0152] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インドリル、インドリニル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、アルキル、シアノ、オキソ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、アリール、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して置換されており、アリール、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択される、
上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0153] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(1H−インドール−6−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;;
4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−(シクロプロピル)メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−5−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−5−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−((シクロプロピル)カルボニルアミノ)−ピリミジン−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(プロピル)アミノピリミジン−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(プロピル)アミノピリミジン−5−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1−メチルベンゾイミダゾール−6−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−シアノ−1H−インドール−2−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−オキソインドリン−5−イル)−N−(3−メチル−4((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−(3−メチルピペリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(ジエチルアミノ)チアゾール−4−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(ジエチルアミノ)チアゾール−4−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1H−ピロール−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1H−ピロール−3−イル)−N−(4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1H−ピロール−3−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(ジメチルアミノ)チアゾール−4−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(2−(ジメチルアミノ)チアゾール−4−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−(モルホリン−4−イル)ピラジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−(モルホリン−4−イル)ピラジン−2−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1−(ピリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1−(ピリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(1−(ピリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−エチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(1−(ピリジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−イソブチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1a)の化合物である。]
[0154] 上記の式(Ia−1)の化合物の別の実施形態は、式(Ia−1b):]
[0155] による化合物
[式中、
nは0または1であり;
R2aは、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4は、フェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である]である。]
[0156] この実施形態のうち、一実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、アルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;
R6は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から選択され;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、
上記の式(I−1b)の化合物である。]
[0157] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−(3−エトキシプロピル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(プロピルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(3−ジメチルアミノ)プロピルアミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−(2−メトキシエチル)(メチル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1b)の化合物である。]
[0158] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択される、
式(I−1b)の化合物である。]
[0159] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−cis−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(1,4−オキサゼパン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1b)の化合物である。]
[0160] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよびテトラゾリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;
R6は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から選択され;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、
上記の式(Ia−1b)の化合物である。]
[0161] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−((2−(シクロプロピルスルホニル)アミノエチル)−アミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−(メチル)スルホニルピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−(メチル)スルホニルピリジン−3−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−4−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−(アセトアミド)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1b)の化合物である。]
[0162] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;
R6は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から選択される、
上記の式(Ia−1b)の化合物である。]
[0163] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1b)の化合物である。]
[0164] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インドリル、インドリニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、アルキル、シアノ、オキソ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、アリール、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して置換されており、アリール、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択される、
上記の式(Ia−1b)の化合物である。]
[0165] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−5−イル)−N−(3−メチル−4−((1S,4S)−5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1b)の化合物である。]
[0166] 上記の式(Ia−1)の化合物の別の実施形態は、式(Ia−1c):]
[0167] の化合物
[式中、
nは0または1であり;
R2aは、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4は、フェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
R5aは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である]である。]
[0168] この実施形態のうち、一実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、アルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;
R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R6は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、
上記の式(Ia−1c)の化合物である。]
[0169] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(シクロヘキシルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−N−(3−フルオロ−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ベンジル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(ベンジル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(3−エトキシプロピル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(プロピルアミノ)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(3−ジメチルアミノ)プロピルアミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−(2−メトキシエチル)(メチル)アミノピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1c)の化合物である。]
[0170] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;
R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、
上記の式(Ia−1c)の化合物である。]
[0171] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(5−メチル−6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−フルオロ−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−((2S,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1c)の化合物である。]
[0172] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;
R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)および−R8−S(O)2N(R6)R7からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択される、
上記の式(Ia−1c)の化合物である。]
[0173] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
4−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−フルオロ−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N−(3−メチル−4−(1,5,7−トリメチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1c)の化合物である。]
[0174] 上記の式(Ia−1)の化合物の別の実施形態は、式(Ia−1d):]
[0175] の化合物
[式中、
nは0または1であり;
R2aは、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4は、フェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;
R5aは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である]である。]
[0176] この実施形態のうち、一実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、アルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;
R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;
R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、任意のR6aおよびR7aが共通の窒素に結合している場合、R6aおよびR7aは、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成することができ;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;
各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、
上記の式(Ia−1d)の化合物である。]
[0177] この実施形態の具体的な実施形態は、4−(6−アミノピリジン−3−イル)−N−(4−(8−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンである上記の式(Ia−1d)の化合物である。]
[0178] 別の実施形態は、
nが0または1であり;
R2aが、水素、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;
R3が、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;
R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;
各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;
各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択される、
上記の式(Ia−1d)の化合物である。]
[0179] この実施形態の具体的な実施形態は、
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(4−(8−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン;および
4−(6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)−N−(3−メチル−4−(8−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
からなる群から選択される、上記の式(Ia−1d)の化合物である。]
权利要求:

請求項1
下記式(Ia):[式中、nは、0、1または2であり;mは、0、1または2であり;Yは、=C(R6)−および=N−からなる群から選択され;R1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルケニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7および−R9−OR6からなる群から選択され;各R2は、存在する場合、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;各R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;R4は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;R5は、N−ヘテロシクリルであり、N−ヘテロシクリル中の窒素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており、N−ヘテロシクリル中の炭素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)pR6(pは、0、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;各R8は、直接結合、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;ただし、R5とR4上の置換基のうちの少なくとも1つは、架橋N−ヘテロシクリルである]の化合物または薬学的に許容されるその塩であって、単離された立体異性体またはその混合物である化合物。
請求項2
mが0または1であり;R2が、存在する場合、R1を保持する窒素に対してメタ位に存在し;R5が、R1を保持する窒素に対してパラ位に存在する、請求項1に記載の化合物。
請求項3
nが0または1であり;R3が、存在する場合、ピリミジニル環の5位で存在する、請求項1に記載の化合物。
請求項4
mが0または1であり;nが0または1であり;R2が、存在する場合、R1を保持する窒素に対してメタ位に存在し;R3が、存在する場合、ピリミジニル環の5位で存在し;R5が、R1を保持する窒素に対してパラ位に存在する、請求項1に記載の化合物。
請求項5
式(Ia−1):で表される、請求項1に記載の化合物。
請求項6
[式中、各R2aは、水素、アルキル、ハロ、シアノおよび−OR6から独立して選択され;各R5aは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される]からなる群から選択される、請求項5に記載の化合物。
請求項7
各nが0または1であり;各R4が、フェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から独立して選択され、これらは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され;各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、請求項6に記載の化合物。
請求項8
式(Ia−1a):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項9
R4が、アルキル、ハロアルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R5aが、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項8に記載の化合物。
請求項10
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項8に記載の化合物。
請求項11
R4が、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよびテトラゾリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項8に記載の化合物。
請求項12
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)および−R8−S(O)2N(R6)R7からなる群から独立して選択される、請求項8に記載の化合物。
請求項13
R4が、アルキル、ハロアルキル、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニルであり、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項8に記載の化合物。
請求項14
R4が、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インドリル、インドリニル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、アルキル、シアノ、オキソ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、アリール、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して置換されており、アリール、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項8に記載の化合物。
請求項15
式(Ia−1b):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項16
R4が、アルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項15に記載の化合物。
請求項17
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている、請求項15に記載の化合物。
請求項18
R4が、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよびテトラゾリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルである、請求項15に記載の化合物。
請求項19
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されている、請求項15に記載の化合物。
請求項20
R4が、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インドリル、インドリニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、アルキル、シアノ、オキソ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、アリール、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して置換されており、アリール、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されている、請求項15に記載の化合物。
請求項21
式(Ia−1c):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項22
R4が、アルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項21に記載の化合物。
請求項23
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項21に記載の化合物。
請求項24
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)および−R8−S(O)2N(R6)R7からなる群から独立して選択される、請求項21に記載の化合物。
請求項25
式(Ia−1d):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項26
R4が、アルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項25に記載の化合物。
請求項27
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項25に記載の化合物。
請求項28
R4が、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよびテトラゾリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項25に記載の化合物。
請求項29
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)および−R8−S(O)2N(R6)R7からなる群から独立して選択される、請求項25に記載の化合物。
請求項30
式(Ia−1e):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項31
R4が、アルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項30に記載の化合物。
請求項32
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている、請求項30に記載の化合物。
請求項33
式(Ia−1f):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項34
R4が、−R8−OR6aで置換されているピリジニルであり;またはR4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、各N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6で場合により置換されている、請求項33に記載の化合物。
請求項35
R4が、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インドリル、インドリニル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、アルキル、シアノ、オキソ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、アリール、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して置換されており、アリール、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項33に記載の化合物。
請求項36
式(Ia−1g):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項37
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている、請求項36に記載の化合物。
請求項38
R4が、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよびテトラゾリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルである、請求項36に記載の化合物。
請求項39
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されている、請求項36に記載の化合物。
請求項40
式(Ia−1h):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項41
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている、請求項40に記載の化合物。
請求項42
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されている、請求項40に記載の化合物。
請求項43
式(Ia−1i):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項44
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項43に記載の化合物。
請求項45
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)および−R8−S(O)2N(R6)R7からなる群から独立して選択される、請求項43に記載の化合物。
請求項46
式(Ia−1j):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項47
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されている、請求項46に記載の化合物。
請求項48
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されている、請求項46に記載の化合物。
請求項49
式(Ia−1k):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項50
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項49に記載の化合物。
請求項51
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項49に記載の化合物。
請求項52
式(Ia−1l):で表される、請求項7に記載の化合物。
請求項53
R4が、アルキル、ハロアルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R5aが、水素、アルキル、−R9−N(R6)R7および場合により置換されているヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択される、請求項52に記載の化合物。
請求項54
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、−R9−N(R6)R7および場合により置換されているヘテロシクリルからなる群から独立して選択される、請求項52に記載の化合物。
請求項55
nが0または1であり;mが0または1であり;R1が、水素またはアルキルからなる群から選択され;R2が、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;R3が、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;R4が、架橋N−ヘテロシクリルで場合により置換されているヘテロアリールであり、架橋N−ヘテロシクリルは、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5が、非架橋N−ヘテロシクリルであり、非架橋N−ヘテロシクリル中の窒素原子は、アルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;非架橋N−ヘテロシクリル中の炭素原子は、アルキル、ハロ、ハロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)pR6(pは、0、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;各R6および各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、請求項5に記載の化合物。
請求項56
nが0または1であり;mが1であり;R1が、水素またはアルキルからなる群から選択され;R2がアルキルであり;R3が、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;R4が、架橋N−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、架橋N−ヘテロシクリルは、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5が、ピペラジニル、ピペリジニルおよびモルホリニルからなる群から選択される非架橋N−ヘテロシクリルである、請求項55に記載の化合物。
請求項57
式(Ia−2):で表される、請求項1に記載の化合物。
請求項58
[式中、各R5aは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される]からなる群から選択される、請求項57に記載の化合物
請求項59
各nが、0または1であり;各mが、0または1であり;各R4が、フェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−b]インドリル、7,8,9,9a−テトラヒドロ−5H−ピリド[2,3−e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−10(11H)−オニル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から独立して選択され、これらは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され;各R8は、直接結合および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖からなる群から独立して選択され;各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖である、請求項58に記載の化合物。
請求項60
式(Ia−2a):で表される、請求項59に記載の化合物。
請求項61
R4が、アルキル、シアノ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−OR7aからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択され;R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項60に記載の化合物。
請求項62
R4が、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、オキサゼパニル、5−オキサ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよびチアモルホリニルからなる群から選択されるN−ヘテロシクリルで置換されているピリジニルであり、N−ヘテロシクリルは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基で場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項60に記載の化合物。
請求項63
R4が、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよびテトラゾリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているピリジニルであり;R5aが、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項60に記載の化合物。
請求項64
R4が、ナフチリジニル、ベンゾ[b]アゼピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアジニル、3’,4’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,2’−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルからなる群から選択され、これらは、アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1個または複数の置換基でそれぞれ場合により置換されており;R5aは、水素、アルキル、ハロアルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)および−R8−S(O)2N(R6)R7からなる群から独立して選択される、請求項60に記載の化合物。
請求項65
R4が、アルキル、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているフェニルであり、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項60に記載の化合物。
請求項66
R4が、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インドリル、インドリニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニルおよびチアゾリルからなる群から選択され、これらは、アルキル、シアノ、オキソ、−R8−OR6a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7a、アリール、N−ヘテロアリールおよびN−ヘテロシクリルからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して置換されており、アリール、N−ヘテロシクリルおよびN−ヘテロアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;R5aが、水素、アルキル、−R8−C(O)R6および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から独立して選択される、請求項60に記載の化合物。
請求項67
薬学的に許容される添加剤、および単離された立体異性体またはその混合物としての、式(Ia):の化合物または薬学的に許容されるその塩[式中、nは、0、1または2であり;mは、0、1または2であり;Yは、=C(R6)−および=N−からなる群から選択され;R1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルケニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7および−R9−OR6からなる群から選択され;各R2は、存在する場合、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;各R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;R4は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;R5は、N−ヘテロシクリルであり、N−ヘテロシクリル中の窒素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており、N−ヘテロシクリル中の炭素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)pR6(pは、0、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;各R8は、直接結合、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;ただし、R5とR4上の置換基のうちの少なくとも1つは、架橋N−ヘテロシクリルである]の化合物の治療有効量を含む医薬組成物。
請求項68
哺乳動物においてJAK2活性に関連する疾患または病態を治療する方法であって、単離された立体異性体またはその混合物としての、式(Ia):の化合物または薬学的に許容されるその塩[式中、nは、0、1または2であり;mは、0、1または2であり;Yは、=C(R6)−および=N−からなる群から選択され;R1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルケニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7および−R9−OR6からなる群から選択され;各R2は、存在する場合、場合により置換されているアルキル、ハロ、シアノおよび−OR6からなる群から独立して選択され;各R3は、存在する場合、アルキル、ハロおよびハロアルキルからなる群から独立して選択され;R4は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、アリールおよびヘテロアリールは、オキソ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、シアノ、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリール、アリール、−R8−OR6a、−R8−S(O)pR6a(pは、0、1または2である)、−R8−C(O)R6a、−R8−C(O)OR6a、−R8−C(O)N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)R7a、−R8−N(R6a)−R9−OR7a、−R8−N(R6a)C(O)R7a、−R8−N(R6a)S(O)2R7a、−R8−N(R6a)C(O)−R8−N(R6a)R7aおよび−R8−N(R6a)−R9−N(R6a)S(O)2R7aからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており、各R6aおよびR7aは、水素、アルキル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロアリールおよび場合により置換されているアラルキルからなる群から独立して選択され、N−ヘテロシクリル、N−ヘテロアリールおよびアリールは、−C(O)R6、−R8−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、アルキル、ハロおよび場合により置換されているアリールからなる群から選択される1個または複数の置換基でそれぞれ独立して場合により置換されており;R5は、N−ヘテロシクリルであり、N−ヘテロシクリル中の窒素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−C(N=R6)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)tR6(tは、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており、N−ヘテロシクリル中の炭素原子は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルケニル、場合により置換されているシクロアルキルアルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニル、場合により置換されているヘテロアリールアルキニル、−R8−OR6、−R8−C(O)R6、−R8−C(O)OR6、−R9−N(R6)R7、−R8−C(O)N(R6)R7、−R8−S(O)2N(R6)R7および−R8−S(O)pR6(pは、0、1または2である)からなる群から選択される置換基で場合により置換されており;各R6および各R7は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、場合により置換されているシクロアルキル、場合により置換されているシクロアルキルアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されているアラルキル、場合により置換されているアラルケニル、場合により置換されているアラルキニル、場合により置換されているヘテロシクリル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキル、場合により置換されているヘテロシクリルアルケニル、場合により置換されているヘテロシクリルアルキニル、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているヘテロアリールアルキル、場合により置換されているヘテロアリールアルケニルおよび場合により置換されているヘテロアリールアルキニルからなる群から独立して選択され;または任意のR6およびR7は、それらが両方とも結合している共通の窒素と一緒になって、場合により置換されているN−ヘテロアリールまたは場合により置換されているN−ヘテロシクリルを形成しており;各R8は、直接結合、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;各R9は、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキレン鎖、場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルケニレン鎖および場合により置換されている直鎖または分枝鎖のアルキニレン鎖からなる群から独立して選択され;ただし、R5とR4上の置換基のうちの少なくとも1つは、架橋N−ヘテロシクリルである]の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む方法。
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