专利摘要:
アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関する情報をモバイル端末等の受信側に伝達する方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。具体的には、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関する情報を、巡回冗長検査マスキング等のマスキングによって伝達する。マスクの組は、マスク間のハミング距離やマスク間のビット多様性に基づいて決定することができ、組内のマスクの各々は、それぞれアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係する。
公开号:JP2011512061A
申请号:JP2010541869
申请日:2009-01-07
公开日:2011-04-14
发明作者:ミェシュコ フミエル;ベルンハルト ラアフ;ティモ;エリック ロマン
申请人:ノキア コーポレイション;
IPC主号:H04B7-06
专利说明:

[0001] 本発明の実施形態は、基地局等のネットワークエンティティと、モバイル端末等の受信側との間の通信に関し、より具体的には、アンテナ構成情報を伝達する方法および装置に関する。]
背景

[0002] 無線通信システムでは、モバイル機器などのユーザ機器は、情報をネットワークに送信し、基地局等を介してネットワークから情報を受信する。ネットワークによっては、情報をユーザ機器に送信する基地局などのネットワークエンティティは、複数のアンテナ、例えば、1つのアンテナ、2つのアンテナ、もしくは4つのアンテナ等の異なるアンテナ構成を有する場合があり、いくつかの送信ダイバーシチスキームに従って情報を送信しうる。この点に関し、単一のアンテナしか有さない基地局は、いかなる送信ダイバーシチスキームも含まずに情報を送信するだろうが、2つまたは4つのアンテナを備える基地局は、送信ダイバーシチスキーム(または一連の異なる利用可能な送信ダイバーシチスキームのうちの特定の送信ダイバーシチスキーム)に従って、情報を送信しうる。基地局から情報を効果的に受信するためには、例えば、ユーザ機器は、基地局が利用するアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを把握または認識しなければならない。モバイル機器は、アンテナ構成、すなわち、基地局の送信アンテナの数や送信ダイバーシチスキームを正確に判断した後にのみ、受信した信号を効率的に復調することができるだろう。受信した信号を効率的に復調するためにアンテナ構成情報が必要とされることから、アンテナ構成情報は、極めて高い信頼性を持ってユーザ機器によって判断されなければならない。]
[0003] 例えば、進化型ユニバーサルモバイル通信システム(Universal Mobile Telecommunication System; UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network; E-UTRAN)では、ユーザ機器は、メッセージの直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing; OFDM)シンボル内に含まれるデータを使用して、E-UTRANにおいてeNodeBと呼ばれる基地局に関するアンテナ構成情報を収集することができる。例として、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project; 3GPP)、具体的には、3GPP TS36.211 REL8および3GPP TS36.212 REL8の技術仕様書に従って、アンテナ構成情報を提供するための手法を利用可能である。ユーザ機器は、提供されたリファレンス信号から、または物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)内におけるデータの復号を試行することによって、アンテナ構成情報を抽出することができる。
3GPP TS36.211 REL8
3GPP TS36.212 REL8]
[0004] E-UTRANでは、eNodeBは、アンテナの数ひいては送信ダイバーシチスキームについて、ユーザ機器に明示的に報告しない。代わりに、ユーザ機器は、通常、eNodeBが用いるアンテナの数および/または送信ダイバーシチスキームを判断する目的で、提供されているリファレンス信号を分析することができる。通常、リファレンス信号は、基地局における送信アンテナの数に従って、サブフレームのどこかに、例えばPBCH内に配置される。リファレンス信号は、チャネル推定の目的のために主に使用される。]
[0005] サブフレーム内のリファレンス信号の位置にかかわらず、リファレンス信号の存在を検出することによって、ユーザ機器は、基地局における送信アンテナの数を判断することが可能になりうる。しかし、このような手続は、信号対雑音比が低い条件においては、常に信頼性があるわけではない。]
[0006] アンテナ構成情報をリファレンス信号から導出可能な場合があるとはいえ、ユーザ機器は、少なくとも初めに、PBCHの受信および復調前に、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを認識していない。また、適切なデータの復調およびチャネルの制御のためにはアンテナ構成情報が必要とされることから、ユーザ機器がアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを誤って判断する場合、またはユーザ機器がアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断するのが遅い場合、データ損失や遅延が発生しうる。そのため、ユーザ機器によっては、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関して仮定を立てるように設計される。このような、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームの仮定は、PBCHの復調前や復調中に立てられる場合があり、常に正しいとは限らない。この点に関し、ユーザ機器は、PBCHにおける情報のサブセットに基づいて、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関する仮定に達してもよい。例えば、場合によっては、PBCHを含む情報の4つのバーストのうちの最初のものから収集された情報を使用する初期PBCH復号スキームを利用してもよい。]
[0007] しかしながら、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームに関して誤った仮定が立てられる場合であっても、その誤りは、復調時および復号時に常に容易に明白になるとは限らない。場合によっては、PBCHは、誤った仮定が立てられた場合であっても適切に復調および復号可能である。この状況は、誤検出と呼ばれる。そのような状況に対して、ユーザ機器は、誤りのある仮定を検出する手段を有さない。したがって、ユーザ機器は、その後の通信において誤った仮定を使用し続け、それは性能の低下をもたらしうる。]
[0008] ユーザ機器が外からの情報無しにアンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームを選択することにより生じる問題に加え、PBCHに関連する信号のノイズも、誤りを生成する可能性がある。信号対雑音比が低い条件では、誤った仮定と、ノイズにより破損されたデータとの組み合わせによって、復調および復号されたPBCHが一見正確であるように見える場合がある。また、反対に、アンテナ構成や送信ダイバーシチに関連する正確な仮定が、ノイズの存在ために、一見間違っているように見える場合がある。これらの場合においても、PBCHが巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)ビットによって保護されているため、ユーザ機器によって識別可能な場合もある。一般に、PBCHに関連するCRCは16ビットを含む。そして、低信号対雑音比により生じる誤りのいくつかは、CRC検査の実行時に識別可能である。しかし、ノイズは、CRCビットにも影響を及ぼす可能性がある。すると、正確なアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関して誤りを含んだ結論をさらにもたらす可能性がある。]
[0009] したがって、データ損失や通信レイテンシを回避または低減するためには、基地局等のネットワークエンティティのアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを、より信頼性を持って判断するために改善された手法を提供することが望ましい。具体的には、E-UTRANのeNodeB等の基地局のアンテナ構成やダイバーシチスキームを判断するための機構であって、アンテナ構成や送信ダイバーシチに関して正確な仮定が立てられたか否かを、高い信頼性をもって判断するための機構を提供することが望ましい。]
[0010] 本発明の実施形態によれば、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関係する追加の情報を提供する方法や装置、コンピュータプログラムが提供される。これらの方法や装置の実施形態によって、受信側は、複数のアンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームを、信頼性を持って区別することが可能になり、それによって、送信されたデータを、高い信頼性を持って復調および解釈することが可能になる。さらに、これらの方法や装置の実施形態は、いかなる追加のビットも送信せずに、あるいはデータ送信に関連するオーバーヘッドを付加せずに、この追加の情報を提供するように構成される。]
[0011] 本発明の種々の実施形態によると、ビットマスク間のハミング距離とビットマスク間のビット多様性とに基づいて、ビットマスクの組を決定するための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。これらビットマスクの組に含まれるビットマスクの各々は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係する。実施形態によっては、ビットマスク間のハミング距離が最大化され、かつビットマスク間のビット多様性が最大化されるように、ビットマスクの組が決定されうる。さらに、実施形態によっては、誤検出の確率やビットのブロック破損の確率等の考察も、ビットマスクの組の決定の因子となることができる。ビットマスクは、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームに基づいて、ビットマスクの組から選択することができる。そして、そのビットマスクを使用して、送信される複数のビットをマスキングして、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームに関する情報を伝達することが可能となる。ある実施形態において、前記ビットマスクは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能にするのに十分である。]
[0012] 別の側面に従って提供される方法や装置、コンピュータプログラムは、受信した複数のビットを分析し、該ビットに既定のビットマスクのセットのうちどれが適用されたかを判断する。そして、前記ビットに適用されたと判断された各ビットマスクに基づいて、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームを判断する。既定のビットマスクの組のうちのどれがビットに適用されたかを決定するために、1つのビットマスクがビットマスクの組から選択されうる。ビットマスクの組は、ビットマスク間のハミング距離およびビットマスク間のビット多様性に基づいて決定される。これらの組に含まれるビットマスクの各々は、それぞれアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係する。さらに、実施形態によっては、ビットマスクの組は、ビットマスク間のハミング距離が最大化され、かつビットマスク間のビット多様性が最大化されるように決定されうる。さらに、実施形態によっては、誤検出の確率およびビットのブロック破損等の考察も、ビットマスクの組の決定の因子となることができる。選択されたマスクを、受信した複数のビットに適用し、結果を分析して、正確なマスクが選択されたかを判断することができる。誤ったマスクが選択された場合、新しいマスク選択を行なうことが可能であり、そのマスクを適用し、同様に結果を分析することができる。分析される前記複数のビットは、物理ブロードキャストチャネルのビットでありうる。ある実施形態において、例えば、分析される前記複数のビットは、複数のCRCビットでありうる。ある実施形態において、前記ビットマスクは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能にするのに十分である。]
[0013] 一例示的実施形態に従うと、マスキングを通じてアンテナ構成情報を伝達する方法が表現される。この方法は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを選択することを含んでもよい。ここで、ビットマスクはビットマスクの組から選択されてもよい。ビットマスクの組は、単一アンテナ構成に関連する第1のビットマスクと、2アンテナ構成に関連する第2のビットマスクと、4アンテナ構成に関連する第3のビットマスクとを含んでもよい。また、方法は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを、複数のビット中の所定のビットの組に適用することを含んでもよい。]
[0014] 別の例示的実施形態では、マスキングを通じてアンテナ構成情報を伝達する装置が表現される。この装置はプロセッサを含んでもよい。プロセッサは、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを選択するように構成されてもよい。ここで、ビットマスクはビットマスクの組から選択されてもよい。ビットマスクの組は、単一アンテナ構成に関連する第1のビットマスクと、2アンテナ構成に関連する第2のビットマスクと、4アンテナ構成に関連する第3のビットマスクとを含んでもよい。また、プロセッサは、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを、複数のビット中の所定のビットの組に適用するように構成されてもよい。]
[0015] 別の例示的実施形態では、マスキングを通じてアンテナ構成情報を伝達するコンピュータプログラム製品が表現される。このコンピュータプログラム製品は、その中にコンピュータ可読プログラムコード命令を格納する少なくとも1つのコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい。このコンピュータ可読プログラムコード命令は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを選択するように構成されてもよい。ここで、ビットマスクは、ビットマスクの組から選択されてもよい。ビットマスクの組は、単一アンテナ構成に関連する第1のビットマスクと、2アンテナ構成に関連する第2のビットマスクと、4アンテナ構成に関連する第3のビットマスクとを含んでもよい。また、コンピュータ可読プログラムコード命令は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを、複数のビット中の所定のビットの組に適用することを含んでもよい。]
[0016] さらに別の例示的実施形態では、アプリケーションベースの通信のための装置が表現される。この装置は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを選択する手段を含んでもよい。ここで、ビットマスクはビットマスクの組から選択されてもよい。ビットマスクの組は、単一アンテナ構成に関連する第1のビットマスクと、2アンテナ構成に関連する第2のビットマスクと、4アンテナ構成に関連する第3のビットマスクとを含んでもよい。また、装置は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを、複数のビット中の所定のビットの組に適用する手段を含んでもよい。]
図面の簡単な説明

[0017] 本発明について概括的に説明したところで、添付の図面を参照されたい。これらの図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
本発明のある実施形態に従うモバイル端末の略ブロック図である。
本発明のある実施形態に従う通信システムの略ブロック図である。
本発明のある実施形態に従う、例示的16ビットCRCフィールドの図である。
本発明のある実施形態に従う、例示的な区画された16ビットのCRCフィールドの図である。
本発明のある実施形態に従う、情報送信手順のフローチャートである。]
詳細な説明

[0018] 次に、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して以下により詳しく説明する。これらの図面において、本発明の実施形態のいくつかが示されるが、全てが示されるわけではない。当然ながら、本発明は、多数の異なる形式で具現化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定するように解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、関連する法的要件を満たすために提供される。明細書において、同一の参照番号は同一の要素を指す。]
[0019] 図1は、本発明の実施形態より利益を受け得るモバイル端末10のブロック図を図示する。しかし、図示されかつ以下に説明される携帯電話機が、単に、本発明の実施形態より利益を受け得る一種類のモバイル端末を例示しているだけであるため、本発明の実施形態の範囲を限定するように解釈されるべきではないことは理解されたい。モバイル端末10の一実施形態が、例示目的で図示されかつ以下に説明されるが、携帯情報端末(portable digital assistant; PDA)、ポケットベル、携帯型コンピュータ、携帯型テレビ、ゲーム機器、ノート型コンピュータ、カメラ、ビデオレコーダ、GPS機器、ならびに他の種類の音声およびテキスト通信システム等の、様々な種類のモバイル端末が、本発明の実施形態を実装することができる。さらに、モバイルではないユーザ機器も、本発明の実施形態を実装することができる。] 図1
[0020] 本発明の実施形態に関するシステムおよび方法は、モバイル通信用途に関連して主に説明される。しかし、本発明の実施形態に関するシステムおよび方法が、モバイル通信産業およびモバイル通信以外の産業の両方における多種多様な他の用途に関連して利用可能であることを理解されたい。]
[0021] モバイル端末10は、送信機14および受信機16と、これらと協働するアンテナ12(または複数のアンテナ)を含む。モバイル端末10は、送信機14や受信機16へ信号を提供し、かつそれらから信号を受信する、コントローラ20など処理要素のような装置をさらに備えてもよい。これらの信号は、適用可能なセルラシステムの無線インターフェース規格に準拠するシグナリング情報を含み、また、ユーザ発話、受信したデータ、および/またはユーザにより生成されたデータも含む。モバイル端末10は、1つ以上の無線インターフェース規格、通信プロトコル、変調タイプ、およびアクセスタイプで動作しうる。例えば、モバイル端末10は、多数の第1、第2、第3、および/または第4世代の通信プロトコルあるいはその同等技術のいずれかに準拠して動作できる。例えば、モバイル端末10は、第2世代(2G)無線通信プロトコルIS-136((時分割多重接続(time division multiple access;TDMA))、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communications; GSM)、およびIS-95(符号分割多元接続(code division multiple access; CDMA))に準拠して、またはUMTS長期的進化(UTMS Long Term Evolution; UTMSLTE)を含むユニバーサルモバイル通信システム(universal mobile telecommunications system; UMTS)、CDMA2000、広帯域CDMA(wideband CDMA; WCDMA)、および時分割/同期CDMA(time division-synchronous CDMA; TD-SCDMA)等の第3世代(3G)無線通信プロトコルに準拠して、第4世代(4G)無線通信プトロコルに準拠して、あるいはその同等技術に準拠して動作可能でありうる。]
[0022] コントローラ20等の装置が、モバイル端末10の音声機能および論理機能の実装に望ましい回路等の手段を含むことを理解されたい。例えば、コントローラ20は、デジタルシグナルプロセッサ、マイクロプロセッサ、種々のアナログ/デジタル変換器、デジタル/アナログ変換器、ならびに他のサポート回路から構成されてもよい。モバイル端末10の制御機能や信号処理機能は、そのそれぞれの能力に応じて、これらのデバイスに割り当てられうる。したがって、コントローラ20は、変調および伝送前に、メッセージやデータを畳み込み符号化およびインターリーブするための機能性も備えていてもよい。加えて、コントローラ20は、内蔵音声符号器をさらに備えていてもよく、内蔵データモデムを備えていてもよい。さらに、コントローラ20は、メモリに格納されうる1つ以上のソフトウェアプログラムを動作する機能を備えていてもよい。例えば、コントローラ20は、既存のウェブブラウザ等の接続プログラムを実行可能でありうる。また、接続プログラムによって、例えば、無線アプリケーションプロトコル(wireless application protocol; WAP)、ハイパーテキストトランスファープロトコル(hypertext transfer protocol;HTTP)、および/またはその同等技術に準拠して、モバイル端末10は、位置ベースのコンテンンツなどのウェブページコンテンツ等のウェブコンテンツを送受信することが可能でありうる。]
[0023] また、モバイル端末10は、ユーザインターフェースも備えていてもよい。ユーザインターフェースは、既存のイヤホンまたはスピーカ24、マイクロホン26、ディスプレイ28、およびユーザ入力インターフェース等の出力機器を含み、これら全てはコントローラ20に接続されてもよい。モバイル端末10にデータの受信を可能にするユーザ入力インターフェースは、キーパッド30やタッチディスプレイ(図示せず)などの入力機器等の、モバイル端末10にデータの受信を可能にする多数の機器のいずれかを備えていてもよい。キーパッド30を含む実施形態では、キーパッド30は、従来の数字キー(0〜9)および関連キー(#、*)、ならびにモバイル端末10の動作に使用する他のハードキーおよびソフトキーを備えていてもよい。また、キーパッド30は、従来のQWERTYキーパッド配列を備えていてもよい。また、キーパッド30は、関連機能を有する種々のソフトキーも備えていてもよい。付加的または代替的に、モバイル端末10は、ジョイスティックなどのユーザ入力インターフェース等のインターフェース機器を備えてもよい。モバイル端末10は、モバイル端末10の動作に必要であろう種々の回路に電力供給し、ならびに、任意により、検出可能出力として機械的振動を提供するための振動電池パック等の電池34をさらに含む。]
[0024] モバイル端末10は、ユーザ識別要素(user identity element; UIM)38をさらに備えてもよい。典型的には、UIM38は、プロセッサ内蔵型のメモリ機器であってもよい。UIM38には、例えば、加入者識別要素(subscriber identity element;SIM)、汎用集積回路カード(universal integrated circuit card; UICC)、汎用加入者識別要素(universal subscriber identity element; USIM)、可撤性ユーザ識別要素(removable identity element; R-UIM)等が含まれうる。典型的には、UIM38は、モバイル加入者に関連する情報要素を格納してもよい。UIM38に加え、モバイル端末10は、メモリを装備しうる。例えば、モバイル端末10は、データの一時記憶のためのキャッシュ領域を含む揮発性ランダムアクセスメモリ(random access memory; RAM)等の揮発性メモリ40を備えていてもよい。また、モバイル端末10は、他の不揮発性メモリ42を備えていてもよい。不揮発性メモリ42は、内蔵型であてもよく、着脱可能であってもよい。付加的または代替的に、不揮発性メモリ42には、電気的消去可能読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read only memory; EEPROM)、フラッシュメモリ、またはその同等物でありうる。メモリは、モバイル端末10の機能を実装するためにモバイル端末10が使用する多数の情報およびデータのいずれかを格納することができる。例えば、メモリは、モバイル端末10を一意的に識別可能である国際モバイル装置識別(international mobile equipment identification; IMEI)コード等の、識別子を含むことができる。]
[0025] 次に図2を参照すると、本発明の実施形態より利益を受け得る一種類のシステムの図が提供される。本システムは、モバイル端末10などのユーザ機器等の複数のネットワーク機器を含む。図示するように、1つ以上のモバイル端末10は、各々、基地サイトまたは基地局(base station;BS)44へ信号を送信し、かつそこからの信号を受信するためのアンテナ12を備えてもよい。基地局44は、1つ以上のセルラネットワークまたはモバイルネットワークの一部であってもよく、そのネットワークは、各々、移動交換局(mobile switching center;MSC)46等の、ネットワークの動作に必要な要素を有する。当業者には既知であるように、モバイルネットワークは、基地局/MSC/相互作用機能(Base Station/MSC/Interworking function; BMI)とも呼ばれうる。動作中、モバイル端末10が発呼および着呼する際に、MSC46は、モバイル端末10を出入りする呼を経路指定することができる。また、モバイル端末10が呼に関与する際に、MSC46は、地上通信回線に接続を提供することもできる。加えて、MSC46は、モバイル端末10を出入りするメッセージの転送を制御することができ、また、メッセージ局を出入りするモバイル端末10のためのメッセージの転送も制御することもできる。図1のシステムにおいてMSC46を示すが、MSC46は、単に、例示的なネットワーク機器であるだけであり、本発明の実施形態は、MSCを用いるネットワークにおける使用に限定されないことに留意されたい。] 図1 図2
[0026] ある実施形態において、MSC46は、ローカルエリアネットワーク(local area network; LAN)、都市規模ネットワーク(metropolitan area network;MAN)、および/または広域ネットワーク(wide area network;WAN)等のデータネットワークに接続できる。MSC46は、データネットワークに直接接続できる。しかし、典型的な実施形態において、MSC46は、ゲートウェイ(gate way;GTW)機器48に接続され、GTW48は、インターネット50等のWANに接続される。次いで、処理要素等の機器(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、またはその同等物)は、インターネット50を介してモバイル端末10に接続できる。例えば、後述のように、処理要素は、コンピューティングシステム52、オリジンサーバ54、および/またはその同等物に関連付けられる1つ以上の処理要素を含むことができる。]
[0027] また、BS44は、信号伝達中の汎用パケット無線通信システム(general packet radio service; GPRS)サポートノード(support node; SGSN)56にも接続できる。当業者に既知であるように、SGSN56は、パケット交換サービス用のMSC46に類似の機能を実行することができてもよい。MSC46のように、SGSN56は、インターネット50等のデータネットワークに接続できる。SGSN56は、データネットワークに直接接続できる。しかし、実施形態によっては、SGSN56は、GPRSコアネットワーク58等のパケット交換コアネットワークに接続されてもよい。パケット交換コアネットワークは、ゲートウェイGPRSサポートノード(gateway GPRS support node; GGSN)60等の別のGTW48に接続され、GGSN60は、インターネット50に接続されてもよい。GGSN60に加えて、パケット交換コアネットワークもGTW48に接続される。また、GGSN60は、メッセージ局に接続できる。MSC46のように、GGSN60およびSGSN56は、MMSメッセージ等のメッセージの転送を制御可能でありうる。また、GGSN60およびSGSN56は、メッセージ局を出入りするモバイル端末10のためのメッセージの転送も制御可能でありうる。]
[0028] SGSN56をGPRSコアネットワーク58およびGGSN60に接続することによって、コンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54等の機器は、インターネット50、SGSN56、およびGGSN60を介してモバイル端末10に接続されうる。この場合、コンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54等の機器は、SGSN56、GPRSコアネットワーク58、およびGGSN60を介してモバイル端末10と通信しうる。モバイル端末10および他の機器(例えば、コンピューティングシステム52、オリジンサーバ54等)を直接的または間接的にインターネット50に接続することによって、モバイル端末10は、ハイパーテキストトランスファープロトコル(hypertext transfer protocol;HTTP)および/またはその同等物等に準拠して、他の機器と通信し、および相互に通信することによって、モバイル端末10の種々の機能を実行しうる。]
[0029] 全ての可能なモバイルネットワークの全ての要素について本明細書に図示および説明されるわけではないが、モバイル端末10が、多数の異なるネットワークのいずれか1つ以上に、BS44を介して接続されうることを理解されたい。この点に関し、ネットワークは、多数の第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、第3世代(3G)、3.9G、第4世代(4G)のモバイル通信プロトコルまたはその同等物のうちの1つ以上等の、多種多様の通信プロトコルのうちの任意の1つに準拠して、通信に対応可能でありうる。例えば、ネットワークのうちの1つ以上は、2G無線通信プロトコルIS-136(TDMA)、GSM、およびIS-95(CDMA)に準拠して、通信に対応することができる。また、例えば、ネットワークのうちの1つ以上は、2.5G無線通信プロトコルGPRS、強化型データGSM環境(enhanced data GSM environment; EDGE)、またはその同等技術に準拠して、通信に対応することができる。さらに、例えば、ネットワークのうちの1つ以上は、WCDMA無線アクセス技術を用いるE-UTRANまたはUMTSネットワーク等の、3G無線通信プロトコルに準拠して、通信に対応することができる。いくつかの狭帯域アナログモバイル電話サービス(narrow-band analog mobile phone service; NAMPS)ならびにトータルアクセス通信システム(total access communication system; TACS)のネットワークも、本発明の実施形態から利益を受け得るが、移動局(例えば、デジタル/アナログまたはTDMA/CDMA/アナログ電話)は、デュアルモードまたはそれ以上のモードを使用可能であることが好ましい。]
[0030] モバイル端末10は、1つ以上の無線アクセスポイント(access point;AP)62にさらに接続しうる。AP62には、例えば、無線周波数(radio frequency; RF)、ブルートゥース(Bluetooth;BT)、赤外線(infrared; IrDA)、あるいはIEEE802.11(例えば、802.11a、802.11b、802.11g、802.11n等)等の無線LAN(WLAN)技術、IEEE802.16等のマイクロ波アクセスの国際的な相互運用性(Worldwide Interoperability for Microwave Access; WiMAX)技術、および/またはIEEE802.15等の超広帯域(ultra wideband; UWB)技術、および/またはその同等技術を含む多数の異なる無線ネットワーク技術のいずれかの技術に準拠して、モバイル端末10と通信するように構成されるアクセスポイントが含まれうる。AP62は、インターネット50に接続されうる。]
[0031] MSC46と同様に、AP62は、インターネット50に直接接続できる。しかし、ある実施形態において、AP62は、GTW48を介してインターネット50に間接的に接続される。さらに、ある実施形態において、BS44は、別のAP62として考えられうる。理解されうるように、モバイル端末10およびコンピューティングシステム52、オリジンサーバ54、ならびに/あるいは多数の他の機器のいずれかをインターネット50に直接的または間接的に接続することによって、モバイル端末10は、相互に、コンピューティングシステム等と通信可能になるため、データ、コンテンツ、またはその同等物をコンピューティングシステム52に送信すること、ならびに/あるいはコンテンツ、データ、またはその同等物をコンピューティングシステム52から受信すること等のモバイル端末10の種々の機能が実行可能になる。本明細書で使用する際、用語の「データ」、「コンテンツ」、「情報」、および類似の用語は、本発明の実施形態に従って送信、受信、および/または格納可能であるデータを指すように使用され、場合に応じていずれかの語句が使用されている。したがって、任意のこのような用語の使用は、本発明の精神および範囲を制限するように解釈されるべきではない。]
[0032] 理解されうるように、モバイル端末10やコンピューティングシステム52、オリジンサーバ54、ならびに/あるいは多数の他の機器のいずれかをインターネット50に直接的または間接的に接続することによって、モバイル端末10は、相互に、コンピューティングシステム52、オリジンサーバ54等と通信可能になるため、データ、コンテンツ、またはその同等物をコンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54等に送信すること、ならびに/あるいはコンテンツ、データ、またはその同等物をコンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54から受信すること等のモバイル端末10の種々の機能が実行可能になる。]
[0033] さらに、BS44とモバイル端末10との間の通信に関し、BS44は、種々のアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを利用することができる。アンテナ構成は、種々の送信ダイバーシチスキームを利用する1つ以上のアンテナを有するBS44を含むことができる。例えば、実施形態によっては、BS44は、単一の送信アンテナを備えることができる。他の例示的実施形態では、BS44は、空間周波数ブロック符号(space-frequency block code;SFBC)を送信ダイバーシチスキームとして使用可能な2つの送信アンテナを備えることができる。さらに他の例示的実施形態では、BS44は、SFBC周波数切替送信ダイバーシチ(frequency switched transmit diversity; SFBC-FSTBC)を送信ダイバーシチスキームとして使用可能な4つの送信アンテナを備えることができる。]
[0034] この点に関し、BS44からの情報の受信時に、モバイル端末10は、BS44が使用するアンテナ構成およびダイバーシチスキームに関して、外部情報無しに仮定を立てることができる(blind assumption)。BS44とモバイル端末10との間のインタラクションにおけるこの時点において、モバイル端末10は、BS44の特徴を認識することができないため、モバイル端末10は、BS44が使用するアンテナ構成およびダイバーシチに関してこの盲目的な仮定を立てる。したがって、モバイル端末10は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関する仮定を使用して、BS44が送信する情報を復調および復号する。場合によっては、BS44が送信する情報は、バースト様式でモバイル端末10に送信されるデータのサブフレーム内にPBCHを含むことができる。また、BS44が送信する情報は、PBCHに関連するCRCビットも含むことができる。モバイル端末10は、仮定されたアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームを使用して、PBCHおよび関連のCRCビットを復調および復号することができる。]
[0035] 前述のように、モバイル端末が立てた仮定が誤っているにも関わらず、データは適切に変調および復号されたとみなされてしまう状況が発生しうる。したがって、誤検出が発生する。種々の実施形態に従うと、BS44のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関する正確な仮定がモバイル端末10によって立てられたことを確認するために、PBCHに関連するCRCビットのマスキングを伴う手法を利用することができる。実施形態によっては、CRCビットは、CRCビットと、特定のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係する所定のマスクとの間の排他的論理和を実行することによってマスキングすることができる。BS44のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するマスクは、PBCHおよび関連するCRCビットの送信前に、BS44において、CRCビットに対して適用することができる。PBCHおよびCRCビットの受信時に、モバイル端末は、BS44が使用するアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関して仮定を立てることができる。仮定に基づいて、モバイル端末は、関連するマスクを選択し、CRCビットをデマスキングする(マスキングを解除する)ことができる。デマスキングされたCRCビットが、PBCHのCRC検査に一致する場合、BS44のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関して適切な仮定が立てられたと判断することができる。デマスキングされたCRCビットがPBCHのCRC検査に一致しない場合は、BS44のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関して立てられた仮定は不適切であったと判断することができ、他の仮定を試行することができる。]
[0036] アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関係するビットのマスキングに関するさらなる情報については、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる2008年1月4日に出願された、名称が「Method and Apparatus for Conveying Antenna Configuration Information」である米国特許出願第11/969,794号を参照されたい。]
[0037] 図3aは、本発明の種々の実施形態に従う、例示的な16ビットのCRCフィールドを示す。CRCフィールド300は、16ビット(0から15)の情報を含むことができ、CRCビットに関連するデータの精度を検査するために使用できる。実施形態によっては、PBCH内のデータを使用してCRCビットを決定することができ、CRCビットはPBCHとともに送信されることができる。例示的なCRCフィールド300は、16ビットのフィールドであるが、本発明の他の種々の実施形態においては任意の数のCRCビットを使用してもよい。CRCフィールドに含まれるCRCビットを使用して、PBCHにおけるデータの完全性を確認することができる。しかし、本発明の種々の実施形態においては、マスクをCRCビットに適用し、そうすることで、追加のビットの情報の通信等の追加の通信オーバーヘッドを必要とせずに、基地局またはNodeBのアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関する情報をモバイル端末に伝達する。]
[0038] マスクをCRCビットに適用する前に、まず、マスクを確立することができる。従来のE-UTRANシステムでは、3つのアンテナ構成および関連のダイバーシチスキームを利用することができる。E-UTRANシステムは、送信ダイバーシチを含まない単一アンテナ構成と、空間周波数ブロック符号(space-frequency block code;SFBC)送信ダイバーシチを適用する2アンテナ構成と、SFBC周波数切替送信ダイバーシチ(frequency switched transmit diversity;FSTBC)を適用する4アンテナ構成とを含むことができる。本明細書に説明する例は、3つのアンテナ構成および関連のダイバーシチスキームを含むE-UTRANシステムに適用されるが、任意の数のアンテナ構成および関連のダイバーシチスキームを利用する他の1つのシステムや複数のシステムにおいて本発明の実施形態を利用することが可能である。従来のE-UTRANシステムに適用する場合、本発明の実施形態は、3つのE-UTRANアンテナ構成および関連の送信ダイバーシチスキームのうちの各々に関連付けられる3つのマスクの作成を伴うことができる。]
[0039] CRCビットに適用されるマスクの内容を判断する際、マスク間のハミング距離を考慮することができる。ハミング距離は、第1のビット列などの第1のエンティティを、第2のビット列などの第2のエンティティへ変換するために必要な、置換などの演算を記述することができる。例えば、1111を含む第1のビット列と0000を含む第2のビット列とは、第1のビット列から第2のビット列を生成するために、4つの1をゼロに変更するための4つの演算を行う必要があるので、ハミング距離は4となる。第2のビット列から第1のビット列を生成するための演算を行う場合でも、ハミング距離は4である。無線通信におけるノイズの影響があるので、場合によっては、2つのマスクの間のハミング距離を増大または最大化して、ノイズがCRCビットを破損し、誤ったマスクが適切なCRC検査結果をもたらすような状況を発生し難くすることが有益であろう。]
[0040] したがって、E-UTRANシステムに適用される実施形態では、マスク間のハミング距離を考慮する3つのマスクを確立することができる。本発明の種々の実施形態に従って3つのマスクを確立する1つの方式について、図3bに関連して説明する。図3bは、3つの区画、つまり、第1の区画320、第2の区画330、および第3の区画340に分離された例示的な16ビットのCRCフィールド310を示す。例示的CRCフィールド310では、第1の区画は6ビットを含み、第2の区画は5ビットを含み、第3の区画は5ビットを含む。区画の数およびCRCフィールド310の各々の区画に含まれるビットの数が単に例示的であって、CRCフィールド内の各ビットが区画のいずれか1つのみに含まれる限り、任意の数の区画および各区画を含む任意の数のビットを利用することが可能であることに留意されたい。]
[0041] 種々の実施形態では、第1のマスクMASK1は、全てゼロのマスクであることができる。全てゼロのマスクは、対象のビット列へのマスクの適用によって、対象のビット列と同一のビット列をもたらすことができるため、好ましいと考えられる場合がある。したがって、実施形態によっては、計算オーバーヘッドを最小化するために、マスクをそこに適用する必要はない。全てゼロのビット列は、結果が対象のものと同一になるからである。同様に、実施形態によっては、全て1のマスクは、計算的に、列におけるビット値のビット単位のスワッピングを必要とするだけであり、その結果、マスキングおよびデマスキングプロセスに関連する計算オーバーヘッドが低下するため、全て1を含むマスクを規定することは有益であり得る。]
[0042] さらに、実施形態によっては、関与するハミング距離を考慮して、実質的に同じのハミング距離をもたらすために、第2のマスクMASK2が、第1の区画320が1に占められることによって、生成されることができる。第2の区画330は1に占められることができる。最後に、第3の区画340に0に占められることができる。同様に、第3のマスクMASK3を生成するために、第1の区画320に1を入れ、第2の区画330にゼロ入れ、第3の区画340に1を入れてもよい。結果として、これらのプロセスから生じるマスクは、以下の通りであることができる。

MASK1 = 0000000000000000
MASK2 = 1111111111100000
MASK3 = 1111110000011111]
[0043] マスクの組が生成されると、マスク間のハミング距離を評価することができる。2つのマスク間のハミング距離を判断する1つの方法として、これらのマスクの間で違っている区画のビット数を合計することが挙げられる。これに従うと、上の例においては、MASK1とMASK2との間のハミング距離は、これらのマスクの間で第1および第2の区画の全てのビットが異なり、第3の区画における全てのビットは同一であることから、第1の区画のビット長、すなわち6と、第2の区画のビット長、すなわち5とを加算することによって、決定することができる。したがって、MASK1とMASK2との間のハミング距離は11である。同様に、MASK1とMASK3との間のハミング距離は、これらのマスクの間で第1および第3の区画の全てのビットが異なり、第2の区画の全てのビットが同一であることから、第1の区画のビット長、すなわち6と、第3の区画のビット長、すなわち5とを加算することによって決定することができる。したがって、MASK1とMASK3との間のハミング距離は11である。最後に、MASK2とMASK3との間のハミング距離は、第2および第3の区画の全てのビットが異なり、第1の区画における全てのビットが同一であることから、第2の区画のビット長、すなわち5と、第3の区画のビット長、すなわち5とを加算することによって、決定することができる。したがって、MASK1とMASK3との間のハミング距離は、10である。また、2つのマスク間のハミング距離は、2つのマスクの排他的論理和を行ない、次いで、結果における1を数えることによっても計算することができる。また、マスクは、MASK1が1アンテナ構成に関連し、MASK2が2アンテナ構成に関連し、MASK3が4アンテナ構成に関連するように、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係させられてもよい。この点に関し、3つのマスクの間のハミング距離は、11-11-10、またはx-y-zとして記述することができ、ここで、xは、単一アンテナ構成マスクと第2のアンテナ構成マスクとの間のハミング距離であり、yは、単一アンテナ構成マスクと4アンテナ構成マスクとの間のハミング距離であり、zは、2アンテナ構成マスクと4アンテナ構成マスクとの間のハミング距離である。]
[0044] マスク間のハミング距離に基づいてマスクを選択することに関し、追加の因子を考慮することができる。例えば、誤検出、すなわち、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関する誤った仮定が識別されない状況は、単一アンテナ構成が誤って選択され、かつeNodeBが2アンテナ構成を利用する状況と、2アンテナ構成が誤って選択され、eNodeBが単一アンテナ構成を利用する状況とにおいて最も頻繁に発生することが、従来のE-UTRANシステムの研究によって示されている。さらに、1アンテナ構成と4アンテナ構成との間の誤検出の確率は、2アンテナ構成と4アンテナ構成との間の誤検出の確率よりも高い。したがって、本発明の実施形態によっては、誤った仮定が識別される可能性を増大させるように、これらの統計に従ってマスク間のハミング距離を有するマスクの組を選択することが望ましくてもよい。この点に関し、種々の実施形態によると、最大ハミング距離が1アンテナ構成マスクと2アンテナ構成マスクとの間にあることが可能であるように、マスクの組を確立することができる。第2の最大ハミング距離は、1アンテナ構成マスクと4アンテナ構成マスクとの間にあることができ、最小ハミング距離は、2アンテナ構成マスクと4アンテナ構成マスクとの間にあることができる。したがって、上記に提示する11-11-10の例に関し、そのハミング距離は、確率に関して提起された懸案事項に一致する。]
[0045] さらに、上述のプロセスと同一のプロセスを使用して、様々なタイプの望ましいハミング距離を実現しうる様々なマスクの組を生成することが可能である。例えば、第1の区画のビット長が8であり、第2の区画のビット長が4であり、第3の区画のビット長が4であるマスクの組を生成することができる。区画内における1およびゼロの配置に関連して上述したプロセスと同一のプロセスを使用すると、結果は、12-12-8として記述されるマスクセットである。加えて、同一の方法であるが、第1の区画のビット長が10であり、第2の区画のビット長が3であり、第3の区画のビット長が3である方法を使用すると、13-13-6として記述されるマスクセットを決定することができる。]
[0046] 種々の実施形態において考慮しうる追加の因子として、無線システムにおけるノイズが、連続したビットのブロックを破損する傾向にあることが挙げられる。これは、PBCH等の畳み込み符号化を使用する列にしばしば当てはまる。言い換えると、ビット誤りは、典型的には、符号化されたビットの組の全体に分配されないが、誤りを含んだビットのブロックまたはバーストにしばしば集中し、すなわち、全ての誤りは、相互に短い距離内にしばしば存在する。ビットの破損の結果、誤ったマスクが正しいマスクになってしまう場合、誤検出が発生する可能性が高い。この状況の可能性を最小限に抑えるために、実施形態によっては、マスクの大部分を類似させるのではなく、マスク間で異なる値を有するビットをマスク全体に分配することが望ましいこともある。この点に関し、実施形態によっては、少なくとも1つのビットの相違が、所定のブロック内の連続したビットに存在することができる。例えば、2ビットのブロックでは、各ビットが異なることができる。また例えば、4ビットのブロックでは、第3のビットが異なることができる。加えて、各ブロック内のビットは、同一のパターンを維持する必要はない。この点に関し、マスクの組は、各マスクにおけるビット位置の多様性を確実にするために、ビット毎(bit-by-bit)ベースで評価されることができる。このようにして、誤検出をもたらすブロック破損の可能性を低下させると共に、マスク間のハミング距離を維持することができる。例えば、以下のように規定されるマスクの組について考察する。

MASK1 = 0000000000000000
MASK2 = 1111111111111111
MASK3 = 0000000011111111]
[0047] マスク組は、ハミング距離に関して16-8-8として記述することができる。しかし、MASK3の最初の8ビットのブロック破損が、MASK2に関連する誤検出の可能性をもたらすことに留意されたい。類似の状況により、MASK3の最後の8つのビットのブロック破損がもたらされ、その結果、MASK1に関する誤検出の可能性がもたらされる。]
[0048] しかし、MASK3における1およびゼロが、ビット毎ベースでMASK3に分散して、各マスクのビット位置の間に多様性を生成する場合、同一の16-8-8ハミング記述を有する以下のマスクの組を生成することができる。

MASK1 = 0000000000000000
MASK2 = 1111111111111111
MASK3 = 0101010101010101]
[0049] 誤検出の可能性をもたらすためには、MASK3に対する修正が、マスクのビット長のほぼ全体の破損を必要とすることに留意されたい。MASK1が1アンテナ構成に関連し、MASK2が2アンテナ構成に関連し、MASK3が4アンテナ構成に関連する種々のE-UTRANアンテナ構成の間の確率に関する考察も、このマスクの組が満たすと考慮することにも注目されたい。つまり、16-8-8のハミング記述は、前述のように誤検出に関連して最も問題の多い、単一アンテナと2アンテナ構成との間で最大ハミング距離を有していることにも注目されたい。同様に、MASK3は、1010101010101010に置き換えてもよく、同一のハミング距離および多様性が、マスクのセットに存在することができる。]
[0050] この点に関し、1/0又は0/1の交互パターンが、単一マスク内における最適な多様性であることが分かる。しかし、追加の1またはゼロを含むマスクが、同一のビット値が隣接する結果を生じる。ビット間において最大多様性を有するが、依然として9以上の1または9個以上のゼロを含むマスクを生成する1つの手段として、全てゼロのマスクと、交互のパターン、例えば、1010101010101010を有する2つの同一マスクと始めることを挙げることができる。2つの同一の交互パターンマスクについて、新しく導入されるビットの位置が、ビット列において均一に分配されるか、または可能な限り均一になるように、1つ以上の1を第1のマスクに挿入することができ、同一の数のゼロを第2のマスクの同一の位置に挿入することができる。その後、列の最後または最初における過剰ビットを除去することができる。同様にして、新しいビットをマスクに均一に分配する前に、最初または最後のビットを除去することができる。さらに、検査として、1つのマスクが全てゼロのマスクである実施形態では、残りの2つのマスクの間で排他的論理和演算を行ない、かつビット間の多様性に関する結果を分析することによって、残りの2つのマスクの間の多様性を示す情報を決定することができる。]
[0051] 誤検出確率とビットの多様性に関連する懸案事項とを考慮すると、例えば、第1のマスクと第2のマスクとの間のハミング距離が他方のハミング距離に比べて大きく、かつマスクのビット間の最大多様性が維持される更なるマスクの組を生成することができる。追加の例は、14-9-9というハミング記述を有し、ビット多様性を有することができる。これに関し、以下のマスク組を生成することができる。

MASK1 = 0000000000000000
MASK2 = 1111011111110111
MASK3 = 0101101010101101]
[0052] 同様に、同一の条件を満たす以下のマスク組を生成することができる。

MASK1 = 0000000000000000
MASK2 = 1110111111111011
MASK3 = 0101101010101101]
[0053] 実施形態によっては、これらのマスク組が望まれる場合がある。その理由は、研究により、ハミング距離が8を超えると、誤検出の漸進的減少がそれほど大きくなくなるからである。したがって、実施形態によっては、MASK1とMASK3との間のハミング距離およびMASK2とMASK3との間のハミング距離を増大させるために、MASK1とMASK2との間のハミング距離、すなわち、単一アンテナから2アンテナ構成へのハミング距離を小さくしてもよい場合がある。実施形態によっては、マスクのハミング距離間の既定の数、例えば、2または3未満の差異を利用することができる。これに関し、よりバランスの取れた設計をもたらす追加のマスク組の確率を12-10-10として記述することができる。このハミング距離記述を有するマスク組は、以下であることができる。

MASK1 = 0000000000000000
MASK2 = 1011101110111011
MASK3 = 0110110101101101]
[0054] 上述の因子に従う種々のマスク組の生成に加えて、本発明の実施形態によっては、決定されたマスク組を操作して、新しい組のマスクを生成することができる。この場合、新しい組のマスクは、元々のマスク組の特徴の一部または全部を維持することができる。実施形態によっては、マスクの組を操作することが、様々な理由により望ましい場合がある。1つの理由として、信号のパワーが低い状況か、または例えば、直流オフセット(Directed Current offset; DC offset)等の他の種類の歪みが発生しうる状況において、信号が復調の後に全てゼロである信号であるように見え得ることが挙げられうる。これに関し、復号の後に、全てゼロの列が発生しうるが、これは全てゼロのCRCに対応しうる。したがって、全てゼロのマスクを使用するこれらの状況において、誤検出が発生しうる。したがって、実施形態によっては、上述の因子を考察し、かつ全てゼロのマスクを有するマスク組を操作することが有益でありうる。このように、全てゼロのマスクを含まないが、元々のマスク組のハミング距離記述および多様性を維持するマスクの組を生成することが可能でありうる。]
[0055] いくつかの実施形態によると、スクランブルマスクを使用して、元々のマスクの組を、同一のハミング距離および多様性特徴を有する新しいマスクの組に変換することができる。スクランブルマスクは、マスクの長さに等しいビット長を有することができる。スクランブルマスクを各マスクに適用して、新しいマスクの組を生成する。実施形態によっては、スクランブルマスクの適用は、スクランブルマスクを使用して、元のマスクに排他的論理和関数を実行し、新しいマスクを生成することを含むことができる。このプロセスは、同じマスク組の残りのマスクにそれぞれ繰り返されることができる。]
[0056] 例えば、排他的論理和関数を使用して、スクランブルマスク00110011001100110011を以下のマスク組に適用することについて考察する。なお、以下のマスク組は、16-8-8として記述することができる。

SCRAMBLING MASK= 0011001100110011
MASK1 = 0000000000000000
MASK2 = 1111111111111111
MASK3 = 0101010101010101]
[0057] 結果として得られるマスク組は以下の通りである。各マスクの各ビットについて、排他的論理和が、スクランブルマスクにおける対応するビットを使用して行なわれている。

MASK1 = 0011001100110011
MASK2 = 1100110011001100
MASK3 = 0110011001100110]
[0058] 結果として得られるマスク組が、新しいマスク組が生成されるようにビットが操作されているが、16-8-8記述を維持していることに留意されたい。また、全てゼロのマスクが、マスク組から除かれていることに留意されたい。マスクの組から全てゼロのマスクが除かれることに関し、前述のように、全てゼロのマスクを適用した場合には、結果として得られるマスクが対象のマスクと同一であることから、計算オーバーヘッドが不要であることは考慮されてもよい。この点につき、スクランブルマスクとして、組に含まれるマスクと同一のマスクを選択することが好ましい場合がある。そうすることによって、スクランブルマスクの組への適用時に、スクランブルマスクの同一のマスクへの適用の結果は、全てゼロのマスクをもたらすことができる。例えば、アンテナ4つの場合が主要な動作モードであると期待される場合、全てゼロのマスクについての複雑性の低減を可能な限り頻繁に享受するために、4つのアンテナの場合のために全てゼロのマスクを選択することが有益でありうる。]
[0059] 加えて、実施形態によっては、元々のマスクと類似の属性を有するが、異なるビット列をもたらす新しいマスクの組を生成するために、置換またはインターリーブ関数をマスクの組に適用することができる。これに関し、置換またはインターリーブ関数は、マスク組のビット単位の再配置を実行して、新しいマスク組を生成することができる。実施形態によっては、マスク組の置換またはインターリーブは、同一のハミング記述を有するマスク組をもたらすことが可能であるが、ビット間で異なる多様性を有するマスク組をもたらすことがある。例えば、円インターリーブ関数(circular interleaver function)は、組における各マスクの最終ビットを最初のビット位置に移動し、残りのビットを次の最上位ビット位置にシフトすることができる。結果として得られたマスク組が、同一のハミング距離記述を維持するが、マスクのビット間の多様性が影響を受け得ることに留意されたい。したがって、実施形態によっては、置換またはインターリーブ関数を使用して、ビット間で異なる多様性を有するが、元のマスク組に関係するハミング距離を維持するマスクを生成することができる。]
[0060] 図4は、本発明のある実施形態に従う、PBCH送信および受信手順のフローチャートである。図4の手順は、アンテナ構成情報を伝達するに、CRCビットにマスクを使用することを対象とし、正確なアンテナ構成がユーザ機器によって識別されたことを検証するために利用されることができる。]
[0061] 簡単に言うと、1アンテナ構成のための第1のマスク、SFBCを利用する2アンテナ構成のための第2のマスク、FSTDを利用する4アンテナ構成のための第3のマスク等の異なるマスクが、異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキーム毎に予め定められる。基地局44等のネットワークエンティティにより送信され、かつユーザ機器により受信されるビットのうちの少なくともいくつかは、ネットワークエンティティの特定のアンテナ構成に関連するマスクによりマスキングされる。一実施形態では、PBCHのビットがマスキングされてもよい。より具体的には、PBCHは、典型的には、情報ビットと、情報ビットの検証を可能にするように情報ビットに基づいて計算されるCRCビットとから構成される。本実施形態では、CRCビットがマスキングされてもよい。]
[0062] CRCビットがマスキングされる実施形態では、図4のPBCH送信および受信手順は、ハミング距離およびビット多様性に基づいて、マスクの組を判断すること(400)と、例えばCRCビット等のビットを計算すること(405)と、ネットワークエンティティ、例えば基地局またはNodeBのアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに基づいてマスクを入手すること(410)と、入手したマスクをビットに適用すること(415)と、PBCHバーストを生成するために、マスキングされたビットおよびPBCH情報ビットを組み合わせること(420)と、PBCHバーストを送信すること(430)とを含むことができる。また、図4に示すように、送信後、ユーザ機器は、PBCHバーストを受信し(440)、次いで、情報ビットの検証前に、実施形態によっては、デマスキングされたCRCビットにCRC検査を実行することによって、利用されたマスクを判断することができる。一実施形態では、仮定されたアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームと、関連するマスクとを選択し(450)、次いで、受信したビットを分析する(470)前に、選択されたマスクを使用して受信したビットをデマスキング(460)し、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断する(480)。これらの処理によってマスクが決定される。基地局が利用したマスクとしてユーザ機器が判断したマスクに基づいて、当該マスクに関連するアンテナ構成情報が決定され、それによって、情報ビットが正確かつ信頼性を持って復調可能となり、および/または、アンテナ構成に関する前の仮定が検証可能になる。]
[0063] 400において、上述の種々の実施形態のいずれかに従って、マスクの組を決定することができる。マスクの組は、任意のエンティティ、すなわち、通信ネットワークなどに接続されるエンティティによって決定されうる。加えて、マスクの組を決定するエンティティに関係なく、実施形態によっては、特定の基地局に適切なマスク、つまり、基地局のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するマスクは、基地局に予め知られていることができ、利用可能なマスクの組全体は、モバイル端末が予め知っていることができる。マスクの組は、マスク間のハミング距離、ビット間の多様性、またはその両方の組み合わせに基づいて決定することができる。さらに、実施形態によっては、マスクの組は、計算オーバーヘッド、誤検出の確率、およびブロックビット破損の可能性等の因子に基づいて決定することができる。実施形態によっては、決定されるマスクの組に含まれる各マスクが、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係することができる。実施形態によっては、適用時に、少なくとも3つの異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームのうちの1つを一意的に区別することができるように、マスクを決定することができる。加えて、決定されたマスクの組や、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームとマスクとの関連は、基地局だけではなく、基地局が通信するユーザ機器によっても既知であることができる。実施形態によっては、決定されたマスクは、ユーザ機器の初期構成中など、基地局とユーザ機器との間の実質的な通信が始まる前に、ユーザ機器に格納されることができる。したがって、データがユーザ機器により受信される際、ユーザ機器は、同一のマスクの組からも選択することができる。実施形態によっては、マスクは、例えば、PBCHに関連するCRCビットの数等の、マスキングされるビットの数に同しい長さのビット列を含むビットマスクであることができる。]
[0064] 405において、例えば、CRCビット等のビットを計算することができる。CRCビットは、PBCHの情報ビットに関連して計算することができる。PBCHのCRCは、任意の既知の技法を使用して計算することができる。CRCビットは、BS44等の基地局、基地局に接続されるコンピューティング機器、または任意の他の手段によって計算されることができる。]
[0065] 410において、400において決定されたマスクの組から1つのマスクを得ることができる。このマスクは、決定されたマスクの組であって、マスクの組における各マスクが異なるアンテナ構成や異なる送信ダイバーシチスキームに関係しうるマスクの組から入手できる。実施形態によっては、マスクは、適用時に、少なくとも3つの異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを一意的に区別することができるように得られる。所定のマスクの組に含まれるマスクが、異なるアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係することが可能であることから、実施形態によっては、マスクは、基地局のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに基づいて得られる。]
[0066] 415において、ビ決定されたマスクをビットに適用することによって、当該ビットをマスキングすることができる。410におけるマスクの例えば、CRCビットへの適用は、排他的論理和演算等を介して、任意の既知の技術を使用して実行することができる。実施形態によっては、マスクは、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに基づいて選択されるため、マスクの適用によって、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームのうちの少なくとも1つに関する結果に情報を伝達することができる。本発明のこの例示的実施形態は、入手したマスクのCRCビットへの適用を対象としているが、本発明の実施形態は、任意のビット列に適用されてもよい。実施形態によっては、入手したマスクは、PBCH内のビットに適用することができる。]
[0067] 420において、PBCHバーストを生成するために、マスキングされたビットをPBCH情報と組み合わせることができる。実施形態によっては、マスキングされたCRCビットは、マスキングされた後に、PBCH情報ビットに付加されることができる。他の実施形態では、410におけるCRCマスクの適用は、CRCビットがPBCH情報ビットに付加された後に行われることができる。さらに、実施形態によっては、420において、PBCH情報ビットおよびマスキングされたCRCビットについて、順方向誤り訂正(forward error correction; FEC)符号化演算を行なうことができる。PBCH情報ビットおよびマスキングされたCRCビットは、例えば、1/9等の低符号レートで符号化されることができる。実施形態によっては、マスキングは、FECの後に実行でき、この結果、場合によりスクランブリングと呼ばれ方式でアンテナ構成における符号化データをマスキングすることができる。]
[0068] さらに、420において、チャネル符号化およびレートマッチングを実行することができる。これに関し、実施形態によっては、ビットのマスキングは、チャネル符号化またはレートマッチングのいずれかの後に行われることができる。その理由は、これらの全てが線形演算であるからである。チャネル符号化およびレートマッチングが、PBCHのCRCビット等のマスキングされるビットの値に影響を及ぼし得ることから、スクランブル関数や置換、インターリーブ関数などを利用する場合、使用するマスクを変更するような実施形態もありうる。このように、マスクの決定および適用は、最終的に送信されるビットに対するチャネル符号化やレートマッチングの影響も考慮する。決定されたマスクの組と、こうして適用されたマスクとの間のハミング距離は、チャネル符号化やレートマッチングの影響を考慮することによって決定することができる。このように、マスクの組の選択において、チャネル符号化やレートマッチングによりマスクが影響を受ける程度に関してハミング距離およびビット多様性が考慮されてもよい。]
[0069] 例えば、データ列において、データビットの各々の間にパリティビットを付加する、極めて単純なチャネルエンコーダを考えてみる。パリティビットの付加の後、全てゼロのマスクは、依然としてゼロのみを含むことができる。全て1のマスクであって、全てゼロのマスクに対して符号化前に最良のハミング距離を有するマスクは、このエンコーダによって1010101...のマスクにエンコードされる。しかし、エンコード前にはあまり良くないハミング距離を有するマスク10101...は、1101110111...にエンコードされるので、エンコード後には、全て1のマスクよりも良好なハミング距離を有する。この例によって、マスク間のハミング距離が、エンコード前とエンコード後とでは異なり、ゆえに、エンコード前とエンコード後とでは、最適化の方法は異なりうることが明らかであろう。当然ながら、使用するエンコーダは、この単純な例よりも複雑であり得るが、原理は同じままである。同様に、パンクチャリングは、エンコードされたビットの一部を取り除き、異なるマスクのハミング距離およびビット多様性にも異なる影響を及ぼしうる。したがって、望ましいハミング距離およびビット多様性を、データ破損の可能性が高い送信直前に、ビット列に持たせるようにしてもよい。]
[0070] 同様に、これに関し、使用するマスクが、例えば、エンコードされたマスクである場合、マスクは、チャネル符号化やレートマッチングの後に確立および適用することができる。同様に、実施形態によっては、結果として生じるビット列であって、送信されるビット列に、チャネル符号化やレートマッチングが及ぼす影響を考慮する場合、マスクは、チャネル符号化やレートマッチング前に確立および適用することができる。実施形態によっては、チャネル符号化やレートマッチングの後に、望ましいハミング距離を有するマスクの組を決定するために、可能な全てのマスクの検索を行なうことが可能であるが、有意の数のマスクをランダムに選択するようにしてもよく、また、エンコード前に少なくとも適正なハミング距離を有するマスクを選択するようにしてもよい。そして、望ましいハミング距離を有するマスクを、その組から選択することができる。さらに、マスクの組は、上述の本発明の任意の他の実施形態に従って決定することができる。]
[0071] 430において、PBCHバーストを送信することができる。PBCHバーストは、BS44等の基地局または他の手段によって送信することができる。実施形態によっては、PBCHバーストは、4つの自己復号可能なバーストの形式で送信することができる。実施形態によっては、PBCHバーストの送信は、PBCHのために確保されるリソース要素をマッピングすることと、決定されたマスクに関連するアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに従って、無線インターフェース上でPBCHバーストを送信することとを含むことができる。さらに、実施形態によっては、PBCHバーストの変調および送信ダイバーシチ符号化も、430において実行することができる。]
[0072] 440において、モバイル端末10等のユーザ機器または他の手段は、PBCHバーストを受信することができる。実施形態によっては、PBCHバーストは、4つの自己復号可能なバーストの形式で受信されることができる。実施形態によっては、440におけるPBCHバーストの受信に続く処理は、動作405、410、415、および420に関して、例えば、基地局において実装される処理の鏡像となるように、例えば、モバイル端末に実装されることができる。]
[0073] 450において、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを仮定することができ、関連のマスク(つまり、仮定されたアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するマスク)を、所定のマスクの組から選択することができる。PBCHバーストの復調は、450において仮定されたアンテナ構成情報を利用することによって行うことができる。実施形態によっては、仮定は、最もロバストなアンテナ構成、つまり、復調を実行するために最多のアンテナを備える構成を使用することでありうる。さらに、実施形態によっては、リソース要素マッピングに基づいて、仮定されるアンテナ構成を決定してもよい。FEC符号化が行われた実施形態では、ユーザ機器は、復調の実行後にFEC復号を実行することができる。さらに、実施形態によっては、チャネル復号およびレートマッチングも、450においてユーザ機器によって実行されることができる。]
[0074] 460において、ユーザ機器は、受信したビットをデマスキングすることができる。デマスキング処理は、仮定された基地局のアンテナ構成に関連するマスクを利用することができる。実施形態によっては、デマスキング処理は、排他的論理和演算等の、任意の既知の技法を使用することによって、マスキングされたCRCビット等の、マスキングされたビットに適用することができる。]
[0075] 470において、送信前にビットのマスキングにどのマスクを利用したかを決定するために、受信したビットの分析を行うことができる。実施形態によっては、受信したビットの分析は、ビットのCRC検査を行うことを含むことができる。実施形態によっては、CRCは、受信したPBCH情報ビットから計算することができる。そして、受信したPBCH情報ビットから計算されたCRCビットを、分析の一部として、デマスキングされたCRCビットと比較することができる。実施形態によっては、比較は、デマスキングされたCRCビットと、受信したPBCH情報ビットからユーザ機器によって計算されるCRCビットとの排他的論理和を行なうことによって、行うことができる。他の実施形態では、分析は、ユーザ機器により計算されたCRCビットと、依然としてマスキングされる受信したCRCビットとの間の比較を、排他的論理和を行うこと等によって実行することを含むことができる。これに関して、排他的論理和の結果が、仮定されたアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するマスクである場合、すなわち、そのマスクに一致する場合、アンテナ構成情報に関する仮定は、正確であり、複数の既定のビットマスクのうちのどれがビットに適用されたかが決定される。]
[0076] 480において、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを決定することができる。470において、分析から一致を得ることができた場合、ビットのマスキングに使用されたマスクが判明したことになり、適切なアンテナ構成情報がユーザ機器によって仮定されたと判断することができる。したがって、実施形態によっては、CRC検査が一致をもたらす場合、ユーザ機器により選択されたアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームは、高い信頼性を有すると考えることができる。]
[0077] 470における分析の結果で一致が得られない場合、実施形態によっては、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを決定するために、処理450に戻ることができ、PBCHバーストの復調は、異なるマスクひいては異なるアンテナ構成情報の仮定を使用して行われることができる。他の実施形態では、470における分析の結果に一致が見られない場合、処理460に戻ることができ、異なるマスクを使用して、CRCビットをデマスキングすることができる。これに関し、受信したPBCHバーストの追加の復調は実行されない。さらに、CRCビットのマスキングが利用される実施形態によっては、CRCを異なるマスクで計算することを、非常に効果的に実装することができる。まず、CRCは、いかなるマスクも使わずに、つまり、同等には、全てゼロを含むマスクを用いて計算することができる。CRCが全てゼロであることが分かる場合、全てゼロのマスクが使用されており、対応するアンテナ構成を決定することができる。そうでない場合、CRCは、他の可能なマスクと比較されることができる。これらの比較により一致がもたらされる場合、対応するアンテナ構成を決定することができる。この実施形態では、異なるマスクについてCRCを再計算する必要がなくてもよいことに留意されたい。具体的には、CRC生成の複雑な部分でありうるCRC生成多項式において、全てのデータビットを実行する必要がなくてもよい。既定のマスクの組によるCRC結果のごく単純な比較は必要であるが、これは、非常に単純な処理である。]
[0078] さらに、一致が見られない実施形態によっては、復調処理450に戻るか、異なるマスクでCRCビットをデマスキングするか(460)の決定は、信号対雑音比に基づくことができる。信号対雑音比が高い状況では、ビットのデマスキングに戻ることがより効率的であり得るが、信号対雑音比が低い場合、新しい仮定を使用するPBCHバーストの復調に戻ることがより効率的でありうる。]
[0079] 種々の実施形態によると、新しい仮定を使用する復調に戻って追加の処理を行なうことになりうるか、または新しい仮定を使用するデマスキングに戻って比較的少ない処理をもたらすことになりうるかを決定する場合、処理複雑性等の他の因子が考慮されてもよい。さらなる実施形態では、CRCビットは、まず460に戻って異なるマスクでデマスキングされ、これが成功しない場合、450の復調処理に戻ることが決定されてもよい。処理が450や460へ戻ることに関係なく、これらの手順は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームを規定する一致が見つかるまで繰り返すことができる。]
[0080] ある実施形態では、データの送信に関連して上述した機能性は、装置として実装することができる。この装置は、例えば、マスク間のハミング距離が最大化され、かつマスクのビット間の多様性が最大化されるように、ハミング距離およびビット多様性に基づいてマスクの組を決定するように構成されるプロセッサを有することができる。実施形態によっては、ハミング距離およびビット多様性は、誤検出の確率およびブロックビット破損の可能性にも関連して考慮されてもよい。さらに、プロセッサは、例えば、CRCビット等のビットを計算し、ネットワークエンティティのアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに基づいてマスクを入手し、入手したマスクをビットに適用するように構成されることができる。加えて、プロセッサは、マスキングされたビットとPBCH情報ビットとを組み合わせてPBCHバーストを生成し、かつPBCHバーストを送信するための処理を提供するようにさらに構成されることができる。]
[0081] ある実施形態では、データの受信に関連して上述した機能性は、装置として実装することができる。この装置は、PBCHバーストを受信し、次いで、仮定されたアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームと、関連のマスクとを選択するように構成されるプロセッサを有することができる。プロセッサはマスクの組からマスクを選択するように構成されることができるが、これらのマスクは、例えば、マスク間のハミング距離が最大化され、かつマスクのビット間の多様性が最大化されるように、ハミング距離およびビット多様性に基づいて決定される。また、ハミング距離およびビット多様性が、誤検出の確率およびブロックビット破損の可能性に関連して考慮されるように構成されていてもよい。さらに、プロセッサは、選択されたマスクを使用して、受信したビットをデマスキングし、その後に、受信したビットを分析し、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを決定するようにさらに構成されることができる。加えて、プロセッサは、PBCHバーストを送信する前にどのマスクを利用したかを判断することによって、どのアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームを利用して受信バーストが送信されたかを判断するように構成されることができる。]
[0082] ある実施形態では、データの送信に関連して上述した機能性は、方法として実装することができる。この方法は、例えば、マスク間のハミング距離が最大化し、かつマスクのビット間の多様性が最大化するように、ハミング距離およびビット多様性に基づいてマスクの組を決定することを含むことができる。実施形態によっては、ハミング距離およびビット多様性は、誤検出の確率およびブロックビット破損の可能性にも関連して考慮されてもよい。さらに、上記方法は、例えば、CRCビット等のビットを計算することと、ネットワークエンティティのアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに基づいてマスクを入手することと、入手したマスクをビットに適用することとを含むことができる。加えて、上記方法は、マスキングされたビットとPBCH情報ビットとを組み合わせてPBCHバーストを生成することと、PBCHバーストを送信することを提供することとを含むことができる。]
[0083] ある実施形態では、データの受信に関連して上述した機能性は、方法として実装することができる。この方法は、PBCHバーストを受信することと、仮定されたアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームと、関連のマスクとを選択することとを含むことができる。この方法は、マスクの組からマスクを選択することをさらに含むことができるが、これらのマスクは、マスク間のハミング距離が最大化され、かつマスクのビット間の多様性が最大化されるように、ハミング距離およびビット多様性に基づいて決定される。ハミング距離およびビット多様性が、誤検出の確率およびブロックビット破損の可能性にも関連して考慮されてもよい。さらに、上記方法は、受信したビットを分析し、かつアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断する前に、選択されたマスクを使用して、受信したビットをデマスキングすることを含むことができる。加えて、上記方法は、PBCHバーストを送信する前にどのマスクを利用したかを判断することによって、どのアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームを利用して受信バーストが送信されたかを判断することを含むことができる。]
[0084] 本発明の一側面によると、本発明の実施形態を実装する基地局44等のネットワークエンティティや、モバイル端末10等のユーザ機器10は、概して、コンピュータプログラム製品の制御下で動作する。本発明の実施形態の方法を実行するためのコンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体において具現化されるコンピュータ命令のシーケンスなどの、コンピュータ可読プログラムコード部分を含む。]
[0085] これに関し、図4は、本発明の例示的実施形態に従う方法、装置、およびプログラム製品のフローチャートである。フローチャートの各ブロックまたはステップならびにフローチャートにおけるブロックの組み合わせが、コンピュータプログラム命令によって実装可能であることを理解されたい。このようなコンピュータプログラム命令を、コンピュータ、またはプロセッサ、例えば、モバイル端末10に関連する制御器20もしくはBS44に関連するプロセッサ等の他のプログラム可能な装置にロードして機械をもたらし、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行する命令は、フローチャートのブロックまたはステップにおいて特定される機能を実装する手段を生成する。また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置を特定の方式で機能させることが可能なコンピュータ可読メモリに格納されてもよく、その結果、コンピュータ可読メモリに格納される命令は、フローチャートのブロックまたはステップにおいて特定される機能を実装する命令手段を含む製品をもたらす。また、コンピュータプログラム命令を、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置にロードすることによって、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で、コンピュータ実装によるプロセスをもたらすように一連の動作ステップを実行させ、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行する命令は、フローチャートのブロックまたはステップにおいて特定される機能を実装するステップを提供しうる。]
[0086] したがって、フローチャートのブロックまたはステップは、特定の機能を実行する手段の組み合わせ、特定の機能を実行するステップの組み合わせ、および特定の機能を実行するプログラム命令手段に対応する。また、フローチャートの各ブロックまたはステップならびにフローチャートにおけるブロックまたはステップの組み合わせが、特定の機能またはステップあるいは特殊用途のハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせを実行するハードウェアベースのコンピュータシステムによって実装可能であることも理解されたい。]
[0087] 本明細書に記載の本発明に関する多くの修正および他の実施形態が、本発明に関連する当業者によって想定されることができ、これらの修正および他の実施形態は、前述の説明および関連する図面において提示される教示の利益を有する。ゆえに、本発明の実施形態が、開示される特定の実施形態に限定されないこと、ならびに修正および他の実施形態が、添付の請求項の範囲内に含まれるように意図されることが理解されたい。本明細書において特定の用語が用いられるが、これらの用語は、一般的および記述的な意味においてのみ使用され、限定する目的で使用されない。]
权利要求:

請求項1
アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを選択することと; 前記アンテナ構成および前記送信ダイバーシチスキームに関係する前記ビットアスクを、複数のビット中の所定のビットの組に適用することと;を含み、前記ビットマスクはビットマスクの組から選択され、前記ビットマスクの組は、単一アンテナ構成に関連する第1のビットマスクと、2アンテナ構成に関連する第2のビットマスクと、4アンテナ構成に関連する第3のビットマスクとを含む、方法。
請求項2
前記ビットマスクを適用することは、前記ビットマスクを巡回冗長検査ビットに適用することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項3
前記ビットマスクを適用することは、前記ビットマスクを、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)内に含まれる前記所定のビットの組に適用することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項4
前記ビットマスクを選択することは、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択することを含み、前記第1のビットマスクは、前記第2のビットマスクから最大ハミング距離を有する、請求項1に記載の方法。
請求項5
前記ビットマスクを選択することは、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択することを含み、前記第1のビットマスクは0000000000000000であり、前記第2のビットマスクは1111111111111111であり、前記第3のビットマスクは0101010101010101である、請求項1に記載の方法。
請求項6
前記ビットマスクを選択することは、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択することを含み、前記第1のビットマスクは全てゼロのマスクであり、前記第2のビットマスクは全て1のマスクであり、前記第3のビットマスクの各数字は、隣接する数字とは反対のビット値を有する、請求項1に記載の方法。
請求項7
前記マスキングされた所定のビットの組を含む前記複数のビットの送信を行うことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
請求項8
前記ビットマスクを適用することは、前記所定のビットの組をデマスキングするために、前記ビットマスクを適用することを含み、前記方法は、前記デマスキングされた所定のビットの組に対して巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)を実行することと、前記CRCに基づいて正確なマスクが選択されたか否かを判断することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
請求項9
前記所定のビットの組を含む前記複数のビットを受信することをさらに含み、前記所定のビットの組はマスキングされたビットの組であり、前記ビットマスクを適用することは、前記受信したマスキングされたビットの組をデマスキングするために、前記ビットマスクを適用することを含み、前記方法は、前記デマスキングされたビットの組に対して巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)を実行することと、前記CRCに基づいて正確なマスクが選択されたか否かを判断することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
請求項10
前記ビットマスクを適用することは、前記ビットマスクを、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)内に含まれる巡回冗長検査ビットに適用することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項11
プロセッサを備える装置であって、前記プロセッサは、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを選択し;前記アンテナ構成および前記送信ダイバーシチスキームに関係する前記ビットアスクを、複数のビット中の所定のビットの組に適用する;ように構成され、ただし前記ビットマスクはビットマスクの組から選択され、前記ビットマスクの組は、単一アンテナ構成に関連する第1のビットマスクと、2アンテナ構成に関連する第2のビットマスクと、4アンテナ構成に関連する第3のビットマスクとを含む、装置。
請求項12
前記ビットマスクを適用するように構成される前記プロセッサは、前記ビットマスクを巡回冗長検査ビットに適用するように構成されることを含む、請求項11に記載の装置。
請求項13
前記ビットマスクを適用するように構成される前記プロセッサは、前記ビットマスクを、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)内に含まれる前記所定のビットの組に適用するように構成されることを含む、請求項11に記載の装置。
請求項14
前記ビットマスクを選択するように構成される前記プロセッサは、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択するように構成されることを含み、前記第1のビットマスクは、前記第2のビットマスクから最大ハミング距離を有する、請求項11に記載の装置。
請求項15
前記ビットマスクを選択するように構成される前記プロセッサは、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択するように構成されることを含み、前記第1のビットマスクは0000000000000000であり、前記第2のビットマスクは1111111111111111であり、前記第3のビットマスクは0101010101010101である、請求項11に記載の装置。
請求項16
前記ビットマスクを選択するように構成される前記プロセッサは、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択するように構成されることを含み、前記第1のビットマスクは全てゼロのマスクであり、前記第2のビットマスクは全て1のマスクであり、前記第3のビットマスクの各数字は、隣接する数字とは反対のビット値を有する、請求項11に記載の装置。
請求項17
前記プロセッサは、前記マスキングされた所定のビットの組を含む前記複数のビットの送信を行うようにさらに構成される、請求項11に記載の装置。
請求項18
前記ビットマスクを適用するように構成される前記プロセッサは、前記所定のビットの組をデマスキングするために、前記ビットマスクを適用するように構成されることを含み、前記プロセッサは、前記デマスキングされた所定のビットの組に対して巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)を実行し、前記CRCに基づいて正確なマスクが選択されたか否かを判断するようにさらに構成される、請求項11に記載の装置。
請求項19
前記プロセッサは、前記所定のビットの組を含む前記複数のビットを受信するようにさらに構成され、前記所定のビットの組はマスキングされたビットの組であり、前記ビットマスクを適用するように構成される前記プロセッサは、前記受信したマスキングされたビットの組をデマスキングするために前記ビットマスクを適用するように構成されることを含み、前記プロセッサは、前記デマスキングされたビットの組に対して巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)を実行し、前記CRCに基づいて正確なマスクが選択されたか否かを判断するようにさらに構成される、請求項11に記載の装置。
請求項20
前記ビットマスクを適用するように構成される前記プロセッサは、前記ビットマスクを、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)内に含まれる巡回冗長検査ビットに適用するように構成されることを含む、請求項11に記載の装置。
請求項21
実行可能なコンピュータ可読プログラムコード命令を格納する少なくとも1つのコンピュータ可読記憶媒体を有するコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを選択し、 前記アンテナ構成および前記送信ダイバーシチスキームに関係する前記ビットアスクを、複数のビット中の所定のビットの組に適用する、ように構成され、ただし前記ビットマスクはビットマスクの組から選択され、前記ビットマスクの組は、単一アンテナ構成に関連する第1のビットマスクと、2アンテナ構成に関連する第2のビットマスクと、4アンテナ構成に関連する第3のビットマスクとを含む、コンピュータプログラム製品。
請求項22
前記ビットマスクを適用するように構成される前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記ビットマスクを巡回冗長検査ビットに適用するように構成されることを含む、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項23
前記ビットマスクを適用するように構成される前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記ビットマスクを、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)内に含まれる前記所定のビットの組に適用するように構成されることを含む、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項24
前記ビットマスクを選択するように構成される前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択するように構成されることを含み、前記第1のビットマスクは、前記第2のビットマスクから最大ハミング距離を有する、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項25
前記ビットマスクを選択するように構成される前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択するように構成されることを含み、前記第1のビットマスクは0000000000000000であり、前記第2のビットマスクは1111111111111111であり、前記第3のビットマスクは0101010101010101である、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項26
前記ビットマスクを選択するように構成される前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択するように構成されることを含み、前記第1のビットマスクは全てゼロのマスクであり、前記第2のビットマスクは全て1のマスクであり、前記第3のビットマスクの各数字は、隣接する数字とは反対のビット値を有する、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項27
前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記マスキングされた所定のビットの組を含む前記複数のビットの送信を行うようにさらに構成される、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項28
前記ビットマスクを適用するように構成される前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記所定のビットの組をデマスキングするために、前記ビットマスクを適用するように構成されることを含み、前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記デマスキングされた所定のビットの組に対して巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)を実行し、前記CRCに基づいて正確なマスクが選択されたか否かを判断するようにさらに構成される、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項29
前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記所定のビットの組を含む前記複数のビットを受信するようにさらに構成され、前記所定のビットの組はマスキングされたビットの組であり、前記ビットマスクを適用するように構成される前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記受信したマスキングされたビットの組をデマスキングするために、前記ビットマスクを適用するように構成され、前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記デマスキングされたビットの組に対して巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)を実行し、前記CRCに基づいて正確なマスクが選択されたか否かを判断するようにさらに構成される、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項30
前記ビットマスクを適用するように構成される前記コンピュータ可読プログラムコード命令は、前記ビットマスクを、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)内に含まれる巡回冗長検査ビットに適用するように構成されることを含む、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項31
アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関係するビットマスクを選択する手段であって、前記ビットマスクはビットマスクの組から選択され、前記ビットマスクの組は、単一アンテナ構成に関連する第1のビットマスクと、2アンテナ構成に関連する第2のビットマスクと、4アンテナ構成に関連する第3のビットマスクとを含む手段と、前記アンテナ構成および前記送信ダイバーシチスキームに関係する前記ビットアスクを、複数のビット中の所定のビットの組に適用する手段と、を備える、装置。
請求項32
前記ビットマスクを選択する手段は、前記ビットマスクの組から前記ビットマスクを選択する手段を含み、前記第1のビットマスクは0000000000000000であり、前記第2のビットマスクは1111111111111111であり、前記第3のビットマスクは0101010101010101である、請求項31に記載の装置。
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