专利摘要:
セキュリティシステムは、セキュリティデバイスおよびスペーサを含む。セキュリティデバイスは、第1の直径を有する第1の開口部を区画する。スペーサは、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する中央開口部を生成するために、第1の開口部内に取外し可能に配置できる。セキュリティデバイスは、磁力によって作動可能な係止機構とその中に設けられた磁力によって作動可能な係止機構を有するハウジングとを含む。係止機構は、磁力により作動可能なラッチ、このラッチにラッチ嵌合要素を提供するように構成されたベルトおよび可撓性要素を含んで、前記磁力により作動可能なラッチおよびベルトを係止位置へと付勢する。ハウジングは、前記ベルトをその中にスライドして受け入れるように構成されたベルト経路を区画する通路を含む。
公开号:JP2011511993A
申请号:JP2010546762
申请日:2009-01-16
公开日:2011-04-14
发明作者:アンダーソン、ルイス;フェルナンデス、ギルバート;ペレス、セルジオ・エム;マイケル、ロバート・エル;レンドン、オスカー
申请人:センサーマティック・エレクトロニクス・エルエルシー;
IPC主号:G08B13-22
专利说明:

[0001] 関連出願の相互参照
本出願は、2007年6月7日付けで出願された「Security Device for a Bottle」と題する米国特許出願第11/792,632号の一部継続出願である。米国特許出願第11/792,632号は、2005年12月7日付けで出願された「Security Device for a Bottle」と題するPCT/US2005/044688の国内段階出願であり、PCT/US2005/044688は、2004年12月7日付けで出願された「Improved EAS Security Tags」と題する米国仮特許出願整理番号第60/633,813号および2005年5月23日付けで出願された「Improved EAS Security Tags」」と題する米国仮特許出願整理番号第60/683,657号に基づく優先権を主張するものである。本出願はまた、2007年9月4日付けで出願された「Security Device for a Bottle」と題する米国仮特許出願整理番号第60/967,416号および2008年2月13日付けで出願された「Security Device, Spacer and System for Articles Having a Cylinder−Like Neck」と題する米国仮特許出願整理番号第61/028,367号に基づく優先権を主張し、それらはそれぞれ、参照することにより本明細書に全体として組み込まれる。]
[0002] 本発明は、一般には、管理区域から物品を未許可で持ち出すことを防止するための電子物品監視(「EAS」)システムに関し、より詳細には、EASセキュリティタグと、様々なサイズの瓶または細長部分を有するその他の物品に取り付けられるように構成される適応可能な挿入部に関する。]
背景技術

[0003] 小売環境における典型的な電子商取引監視(「EAS」)システムは、未許可の持ち出しから保護するために、監視システムと、物品に取り付けられた1つまたは複数のセキュリティタグまたはラベルとを備えることができる。監視システムは、通常は管理区域に対するアクセスポイントに、監視領域(問合せ領域とも称される)を確立する。管理領域から許可されて持ち出される物品は、監視システムによって検出されないように、無効化され、または取り外される場合がある。有効なセキュリティタグを有する監視された物品が監視領域に入る場合、その物品を未許可で持ち出す可能性を示すために、アラームをトリガすることができる。]
[0004] 当該技術で知られているように、任意の数の構成で、EASシステム用のセキュリティタグ(ラベルとも称される)を構築することができる。タグまたはラベルの所望の構成は、保護すべき物品の性質によって示されることが多い。たとえば、小売店内にある洋服に取り付けられるのが一般的なEASラベルを含むハードタグのように、監視される物品に固定できる硬いハウジング内に、EASラベルを封入することができる。CD、DVD、小型電子デバイスなどの万引きの被害の対象となる予め包装された商品については、少なくとも購買前の期間に消費者から見えないような方法で、パッケージの内部にEASラベルを配置してもよい。]
[0005] 小売環境で販売されるいくつかのタイプの包装されていない消費者向け製品は、万能型のEASタグ付け方法に簡単には適応できない不規則な形状をしている。このような物品の例としは、ゴルフクラブおよびワインまたは酒を入れることができる瓶などのテーパー形状のネックと封止蓋とを有するガラス瓶がある。ガラス瓶に入れられた製品は高価である場合があり、消費者が購入するために手で取り出すことができる小売棚上に保護せずに陳列されることが多い。このような環境では、瓶は万引きの被害を受けやすい。したがって、ガラス瓶または細長部分を有するその他の対象物に取り付けるように適合される高価でないEASセキュリティデバイスを提供することが望ましい。]
[0006] それに加えて、円筒形の複数の対象物が様々な直径を有する際には、比較的大きな直径を有する対象物に適するセキュリティデバイスは、小さな直径を有する対象物に固定して取り付けるには大きすぎる場合がある。一部の対象物、たとえば瓶のネックが非常に狭いものもあり得ることは容易に理解できよう。たとえば、ゴルフクラブおよび釣り竿のような物品は、非常に高価な場合があり、そのシャフトは、極端に細い。]
[0007] したがって、EASセキュリティデバイスと、様々な直径の細長部分を有する瓶その他の対象物に適するように適合させることが可能な挿入部とが必要とされる。]
[0008] 本発明は、細長部分を有する対象物を盗難から保護するための方法、セキュリティシステム、ならびにスペーサおよびシステムを有利に提供する。一般には、本発明は、瓶、ゴルフクラブ、釣り竿、ハイヒールなどのような直径の小さな細長部分を有する対象物を保護するためのセキュリティデバイスとあわせて使用するためのスペーサを提供する。スペーサは、セキュリティデバイスの中央開口部に挿入され、前記対象物の細長部分に取り付けられ、それによって、前記セキュリティデバイスが対象物から取り外されないようにする。]
[0009] 本発明の一態様は、セキュリティデバイスよびスペーサを含むセキュリティシステムを提供する。セキュリティデバイスは、第1の直径を有する第1の開口部を区画し、スペーサは、第1の直径よりも小さい第2の直径を有する中央開口部を生成するために、第1の開口部内に取外し可能に配置できる。セキュリティデバイスは、磁力によって作動可能な係止機構と磁力によって作動可能な係止機構をその中に有するハウジングとを含む。係止機構は、磁力により作動可能なラッチと、ラッチにラッチ嵌合要素を提供するように構成されたベルトと、磁力により作動可能なラッチおよびベルトを係止位置へと付勢する可撓性要素とを含む。ハウジングは、前記ベルトをその中にスライドして受け入れるように構成されたベルト経路を区画する通路を含む。]
[0010] 別の態様によると、本発明は、セキュリティデバイスとあわせて使用するためのスペーサを提供する。セキュリティデバイスは、第1の直径を有する第1の開口部を区画する一部分を含む。スペーサは、その一部分を受け入れるように配置されたチャンネルと、第1の直径よりも小さい第2の直径を有する中央開口部を区画する本体とを含む。]
[0011] 別の態様によると、本発明は、対象物を盗難から保護するための方法を提供する。対象物は、第1の直径を有する細長部分を有する。スペーサは、セキュリティデバイスの第1の開口部に挿入される。スペーサは、第1の直径よりも大きな第2の直径を有する中央開口部を有する。スペーサは、対象物の細長部分の周囲を取り巻いて固定される。セキュリティデバイスは、スペーサが対象物から取り外されてないようにするために、スペーサの周りに締められる。]
[0012] 本発明ならびにそれに付随する利点および特徴のより完全な理解は、添付の図面とともに考慮しながら、以下の詳細な説明を参照することによって、より容易に理解されよう。]
図面の簡単な説明

[0013] 1つの実施形態による、セキュリティデバイスおよびシステムのコンポーネントを示す図である。
1つの実施形態による、瓶カバーの斜視図である。
1つの実施形態による、瓶カバーの斜視図である。
1つの実施形態による、瓶カバーの斜視図である。
1つの実施形態による、瓶カバーの斜視図である。
1つの実施形態による、瓶カバーの上面図である。
1つの実施形態による、瓶カバーの前面図である。
1つの実施形態による、瓶カバーの側面図である。
1つの実施形態による、瓶カバーの底面図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの斜視図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの斜視図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの一部分の斜視図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの一部分の斜視図である。
1つの実施形態による、磁力により作動可能なラッチおよび可撓性要素を含むベルトアセンブリの一部分を示す図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの斜視図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの上面図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの前面図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの側面図である。
1つの実施形態による、ベルトアセンブリの分解図である。
1つの実施形態による、瓶に関するセキュリティデバイスの閉位置における斜視図である。
図20に示された実施形態の開位置における部分断面斜視図である。
本発明のセキュリティデバイスとともに使用するためのゴルフクラブスペーサの前面図である。
本発明のセキュリティデバイスとともに使用するためのゴルフクラブスペーサの右側面図である。
本発明のセキュリティデバイスとともに使用するためのゴルフクラブスペーサの背面図である。
本発明のセキュリティデバイスとともに使用するためのゴルフクラブスペーサの左側面図である。
本発明のセキュリティデバイスとともに使用するためのゴルフクラブスペーサの上面図である。
本発明のセキュリティデバイスとともに使用するためのゴルフクラブスペーサの底面図である。
本発明のセキュリティデバイスとともに使用するためのゴルフクラブスペーサの前左下側からみた斜視図である。
本発明のセキュリティデバイスとともに使用するためのゴルフクラブスペーサの後左上側からみた斜視図である。
本発明のセキュリティデバイス内に組み付けられるためのゴルフクラブスペーサの前左下側からみた斜視図である。
本発明のセキュリティデバイス内に組み付けられるためのゴルフクラブスペーサの後右上側からみた斜視図である。
ゴルフクラブに係止された図22〜図26のゴルフクラブスペーサの斜視図である。
本発明のセキュリティデバイス内に組み付けられた瓶スペーサの前面図である。
本発明のセキュリティデバイス内に組み付けられた瓶スペーサの側面図である。
本発明のセキュリティデバイス内に組み付けられた瓶スペーサの斜視図である。
瓶に係止された図28〜図30の瓶スペーサの斜視図である。
瓶に係止された図28〜図30の瓶スペーサの側面図である。] 図20 図28 図29 図30
実施例

[0014] 諸実施形態は、たとえば瓶などの物品を、セキュリティタグとペアリングするための装置、システムおよび方法を対象とすることができる。]
[0015] たとえば、1つの実施形態は、係止機構、セキュリティタグおよびハウジングを備えるセキュリティデバイスを含むことができる。この係止機構は、磁力により作動可能なラッチ、磁力により作動可能なラッチを係止位置に向かって付勢する可撓性要素および係止位置で磁力により作動可能なラッチの少なくとも一部分と嵌合するラッチ嵌合要素を備えることができる。本明細書で使用される場合、「係止位置」とは、磁力により作動可能なラッチが、そこで部分的にまたは完全に、ラッチ嵌合要素の空隙内にある、ラッチ嵌合要素と係合する、ラッチ嵌合要素と接合する、あるいはラッチ嵌合要素と嵌合する磁力により作動可能なラッチの位置を指す。ハウジングは、部分的にまたは完全に、係止機構、セキュリティタグ、ラッチ嵌合要素および物品をハウジングに含む、封入する、あるいは固定するように構成された構造とすることができる。固定する際には、係止機構の磁力により作動可能なラッチは、係止位置でラッチ嵌合要素と嵌合して、ハウジングを、したがってハウジングが固定されるセキュリティタグを物品に係止することができる。ハウジングが係止されると、セキュリティデバイスは、ハウジングを物品から分離しようとする試みを防止する、またはその試みに対する抵抗を与えることができる。別の実施形態は、セキュリティデバイスおよび取外し器を備えるセキュリティシステムを含むことができる、この取外し器は、磁石を含むデバイスとすることができる。取外し器を使用して、係止位置から磁力により作動可能なラッチを磁力によって引き離すことによって、ハウジングを係止解除することができる。]
[0016] 本明細書中で「1つの実施形態」または「一実施形態」のいずれかについて言及するときは、該実施形態に関連して記載された特定の特性、構造または特徴が少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味することに注意すべきである。本明細書中の様々な箇所で用いられる「1つの実施形態において」という表現は、必ずしも全て同一の実施形態について言及するものでない。]
[0017] 諸実施形態の完全な理解を提供するために、数多くの特定の詳細事項を本明細書に記載することができる。しかしながら、これらの特定の詳細事項なしに諸実施形態を実施し得ることが、当業者には理解できよう。その他の例では、よく知られる方法、手順およびコンポーネントは、諸実施形態が不明瞭にならないように詳細には記載されていない。本明細書で開示される特定の構造的詳細事項および機能的詳細事項は代表的なものである場合があり、諸実施形態の範囲を必ずしも限定するものではないことが理解できよう。]
[0018] 次に、同様の部品が全体を通して同様の番号で指定される図面を詳しく参照すると、1つの実施形態によるセキュリティシステム1およびセキュリティデバイス2に含まれ得るコンポーネントの前面図が、図1に示される。本実施形態では、セキュリティシステム1は、セキュリティデバイス2および取外し器40を含む。セキュリティデバイス2は、係止機構10、セキュリティタグ20およびハウジング30を含むことができる。] 図1
[0019] 係止機構10は、磁力によって作動可能な係止機構とすることができ、磁力により作動可能なラッチ12、可撓性要素16およびラッチ嵌合要素18を含むことができる。]
[0020] 磁力により作動可能なラッチ12は、ベース部分端部13Aならびに側面13Bおよび13Cを含むことができるベース部分13と、ラッチング部分端部14Aを含むことができるラッチング部分14と、中央部分15とを含むことができる。]
[0021] 磁力により作動可能なラッチ12は、ベース部分13の幅がラッチング部分14の幅とも中央部分15の幅とも同じになるように、実質的に方形の面を有することができる。したがって、ベース部分13の幅、つまり、側面13Bと側面13C間の距離は、ラッチング部分14および中央部分15の対応する幅と同じにすることができる。その他の実施形態では、ベース部分13、ラッチング部分14および中央部分15の幅は、異なっていてよい。磁力により作動可能なラッチ12の断面は、細長く均一にすることができる。]
[0022] しかしながら、磁力により作動可能なラッチ12は、所望に応じて構成することができ、1つまたは複数の部分を備えることができ、かつ、任意の点、線または平面に対して対称であっても非対象であってもよい。たとえば、様々な実施形態において、磁力により作動可能なラッチ12は、「T型」、「I型」、湾曲形状またはその他の形状の面と、方形、円形、厚い、中空、または空隙、および/または均一でない断面を有する、あるいは、磁力により作動可能なラッチ12の諸実施形態について本明細書で記載されるように構成することができる。別の実施形態では、磁力により作動可能なラッチ12のラッチング部分端部14Aは、1つまたは複数の歯、リブ、ノッチ、突起、点、曲線、空隙、または、磁力により作動可能なラッチ12の諸実施形態について本明細書で記載されるようなその他の形状を含むことができ、ベース部分端部13Aは、平坦または別の形状とすることができる。それに加えて、ベース部分端部13Aは、連続しても、連続しなくてもよい。本明細書で記載されるように、ラッチング部分14のようにその少なくとも一部分が、ラッチ嵌合要素18と係合し、ラッチ嵌合要素18を受け入れ、ラッチ嵌合要素18中に挿入され、あるいは、ラッチ嵌合要素18と嵌合することができるように、磁力により作動可能なラッチ12を構成することができる。]
[0023] 1つの実施形態において、セキュリティデバイス2は、複数の磁力により作動可能なラッチ12を含み、これらの磁力により作動可能なラッチ12は、セキュリティデバイス2の同じ部分または異なる部分に、場合によってはそれぞれ別の可撓性要素16およびラッチ嵌合要素18と一緒に配置される。たとえば、1つの実施形態において、複数の磁力により作動可能なラッチ12はそれぞれ、セキュリティデバイス2の別の部分と協働して、たとえば、物品を固定する部分またはセキュリティタグ20を固定する部分のような部分を係止することができる。]
[0024] 磁力により作動可能なラッチ12は、鉄、ニッケルまたはコバルト、あるいは、鉄、ニッケルまたはコバルトの合金などの磁性材料で形成することができる。1つの実施形態において、磁力により作動可能なラッチ12は、1つまたは複数の磁性材料を含むことができ、また、1つまたは複数の非磁性材料を含むこともできる。]
[0025] 可撓性要素16は、立方体、楕円体、コイル形状、または可撓性要素1516の諸実施形態について本明細書に記載されるような任意のその他の形状などに、所望に応じて成形することができ、1つまたは複数の部分を含むことができ、あるいは、磁力により作動可能なラッチ12と結合または一体に形成することができる。1つの実施形態において、可撓性要素16は、たとえばリーフスプリングのようなカンチレバーアームとして成形することができる。可撓性要素16は、圧縮されると抵抗を提供することができ、圧縮力が除去されると非圧縮形状に部分的にまたは完全に戻ることができる、軽材料、多孔性材料、半強節材料、弾性材料、ガス状材料および/またはスポンジ状材料などを含む、あるいはそれらの材料で形成することができる。たとえば、様々な実施形態において、可撓性要素16は、フォームラバー、ポリマーフォーム、セラミックフォームまたはその他のフォーム、ゴムならびに/あるいははその他の1つまたは複数の材料を含む、またはそれらの材料で形成することができる。代替的には、可撓性要素16は、圧縮されると抵抗力を提供するように構成することもできる。たとえば様々な実施形態において、コイル、リーフもしくはその他のカンチレバーアーム、あるいは金属材料、ポリマー材料、セラミック材料および/またはその他の1つまたは複数の材料を含むその他のばねまたは同様の部材として、可撓性要素16を構成することができる。可撓性要素16は、様々な質量のいずれを有していてもよい。]
[0026] ラッチ嵌合要素18は、1つまたは複数の孔もしくはその他の空隙、リブ、歯、凸部またはその他の形状等を有するように、所望に応じて構成することができる。ラッチ嵌合要素18は、1つまたは複数の部分を含むことができ、本明細書に記載されるように、ハウジング30から離隔していても、あるいはハウジング30と一体としてもよい。ラッチ嵌合要素18は、磁力により作動可能なラッチ12の少なくとも一部分と係合するように、磁力により作動可能なラッチ12の少なくとも一部分を受け入れるように、磁力により作動可能なラッチ12の少なくとも一部分中に挿入されるように、あるいは磁力により作動可能なラッチ12の少なくとも一部分と嵌合するように構成することができる。たとえば、磁力により作動可能なラッチ12が方形状の面を有する細長い部材である一実施形態では、ラッチ嵌合要素18は、本明細書で記載されるように、磁力により作動可能なラッチ12のラッチング部分14またはその一部が、係止位置まで挿入される空隙を有するように構成することができる。磁力により作動可能なラッチ12にラッチング部分端部14Aで歯が付けられる一実施形態では、ラッチ嵌合要素18は、係止位置で歯と係合するリブを有するように構成することができる。]
[0027] セキュリティタグ20は、任意のセキュリティタグまたはラベルのような任意の検出可能なデバイスまたはシステムとすることができる。たとえば、様々な実施形態において、セキュリティタグ20は、たとえば、任意のタイプのEASタグ(たとえば、無線周波数(RF)タグ、音響磁気タグおよび/またはそれらの組合せ)、無線周波数識別(RFID)タグ、スマートタグ、あるいはその他の検出可能な盗難防止またはその他のタグとすることができる。セキュリティタグ20は、セキュリティタグまたはラベル、音響磁気検出器、電磁検出器、無線周波数検出器あるいはその他の検出器のタイプに依存する等して、対応する検出システムまたはデバイスによって検出可能とすることができる。図1の実施形態に部分的に示されるハウジング30は、部分的にまたは完全に係止機構10およびセキュリティタグ20を、また、係止機構10が係止位置にあり、該ハウジングがそれにより係止される場合には物品を、含むおよび/または取り囲む、封入する、取り付ける、相互係止する、あるいは固定する任意の筐体またはその他の構造とすることができる。したがって、ハウジング30および係止機構10が協働して、物品を、ハウジング30に、したがってセキュリティデバイス2に固定または係止することができる。ハウジング30は、所望に応じて構成することができ、ハウジング1530(図10〜図21参照)の諸実施形態について以下で詳細に記載されるようにハウジングに固定されるように設計される係止機構10、セキュリティタグ20、および物品の形状に基づいて成形することができる。ハウジング30は、ハウジング30と一体とすることができるラッチ嵌合要素18を含むことができる。代替的には、ラッチ嵌合要素18とペアリングするように、ハウジング30を構成することができる。ハウジング30は、ポリマーおよび/または1つまたは複数の別の材料とすることができる。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18
[0028] セキュリティデバイスの諸実施形態についてについて以下に述べられるように、セキュリティデバイス2が物品に係止することができるように、セキュリティデバイス2に含まれるコンポーネントを構成することができる。セキュリティタグ2は、繰り返し使用可能でも、使い捨てでもよい。]
[0029] 図2から図5は、1つの実施形態による瓶ハット1570の斜視図であり、対応する要素について論じる場合にこれらを参照することができる。瓶ハット1570は、ワイン、酒、ビール、香水、化粧品または任意のその他の瓶などの瓶、あるいは、端部に口部またはその他の開口部を有するネックが突出した構造を有する任意のその他の容器の少なくとも一部分を覆って嵌合するように、成形およびサイズ設定することができる。瓶ハット1570は、カップ1572を含むことができる。カップ1572は、側壁1574およびベース1576によって、境界を画し、ともにカップ開口部1578の輪郭を描くことができる。1つの実施形態において、側壁1574は円筒形であり、頂壁1576は、側壁1574に隣接して横方向に位置し、実質的に円筒形状のカップ開口部1578の輪郭を描く。] 図2 図5
[0030] しかしながら、その他の実施形態において、側壁1574およびベース1576は、様々な形状および寸法とすることができ、あるいは、カップ1572は、少なくとも瓶口および任意の隣接するキャップ、コルクもしくは瓶口のその他のカバー、あるいは、瓶口および任意のその他の隣接するカバー状に成形された別の要素を受け入れ、収容するようにサイズ設定された任意のその他の構造を有することができる。たとえば、1つの実施形態において、カップ1572は、たとえばカップがドーム形状である場合は、ベース1576を含むことができない。カップ1572はさらに、封入された液体がそこを通って放出される瓶の任意の隣接するネックのうちいくつかまたは全てを含むように構成することができる。]
[0031] また、瓶ハット1570は、ベルトアセンブリ1550を受け入れるように構成される受入構造1580も含む。受入構造1580は、ベース1576が配置される端部と対向するカップ1572の蓋1573から延在している。1つの実施形態において、この受入構造1580は、1つまたは複数の脚部を含む。1つの実施形態において、この受入構造1580は、3本の脚部1581〜1583を含むが、これらの脚部は、蓋1573から延在し、瓶のネックの少なくとも一部分の周りに配置されるようにサイズ設計され成形される。脚部1581〜1583は同様の構造をしており、カップ1572から同様に延在しているので、ここでは、脚部1581についてのみ論じる。しかしながら、脚部1581〜1583のうち1つまたは複数は、様々な実施形態で、異なるように構成したり、無くしたりしてもよい。別の実施形態では、連続構造またはベルトアセンブリ1550を受け入れることができる任意のその他の構造を、1つまたは複数の脚部1581〜1583と置換とすることができる。]
[0032] 脚部1581は、円弧形状となるように、側壁の延在部分を形成することができる。側壁1574が円筒形状である一実施形態では、脚部1581は、中心軸に対して側壁1574の半径と同様のまたは実質的に同じ半径となるように、側壁1574の中心軸を中心として弧を描くことができる。脚部1581は、1つの実施形態では側壁1574の中心軸から環状に延びることができるベルト受入チャンネル壁1586Aおよび1586Bを有するベルト受入チャンネル1586を含むことができる。]
[0033] ベルト受入チャンネル1586は、ベルト受入チャンネル1586内に溝1590を含むことができ、以下に記載されるように、ベルトアセンブリ1550は、その溝の中へ少なくとも部分的に延在することができる。溝1590は、ベルト受入チャンネル1586に沿って延在することができ、1つの実施形態では、ベルト受入チャンネル壁1586Aおよび1586Bから等しく離隔するように延在することができる。1つの実施形態において、溝は「V」形状である。様々なその他の実施形態では、溝1590は、異なる形状で異なる位置とすることができ、以下に論じられるように、ベルトアセンブリ1550の少なくとも一部分を受け入れるように成形し配置することができる。]
[0034] 瓶ハット1570は、プラスチックまたはその他の任意の材料あるいは複数の材料の組合せで作製することができる。1つの実施形態において、瓶ハット1570は、頑丈なプラスチックを含む。別の実施形態では、瓶ハットは、たとえばゴム、または瓶ネックの形状に合うように、もしくは、瓶ネックの周りに嵌合するように変形することができるその他の材料などの弾性材料を含むことができる。]
[0035] 図6〜図9は、1つの実施形態による瓶ハット1570の上面図、前面図、側面図および底面図である。図示されるように、瓶ハット1570の側壁1574が円筒形である一実施形態では、脚部1581〜1583が含まれる場合には、脚部1581〜1583の内径は、側壁1574の内径と同じである。] 図6 図7 図8 図9
[0036] 図10〜図14は、1つの実施形態によるベルトアセンブリ1550またはその一部分の斜視図である。ベルトアセンブリ1550は、係止機構1510、セキュリティタグ1520、ハウジング1530および固定ベルト1560を含むことができる。係止機構1510は、以下に記載されるように、磁力により作動可能なラッチ1512、可撓性要素1516およびラッチ嵌合要素1518を含むことができる。] 図10 図11 図12 図13 図14
[0037] まず図12および図14を参照する。図12は、1つの実施形態によるベルトアセンブリ1550の斜視図であり、係止機構ポーチ1531内に設けられた係止機構1510の磁力によって作動可能な係止機構1512および可撓性要素1516を示す。図14は、1つの実施形態による磁力によって作動可能な係止機構1512および可撓性要素1516を含むハウジングの一部分の斜視図である。] 図12 図14
[0038] 図12および図14を参照すると、磁力により作動可能なラッチ1512は、磁性材料を含むことができ、図1の磁力により作動可能なラッチ12について記載されるような1つまたは複数の材料を含むことができる。磁力により作動可能なラッチ1512は、ベース部分端部1513A、ベース部分側面1513Bおよびベース部分側面1513Cを含むことができるベース部分1513と、ラッチング部分端部1514Aを含むことができるラッチング部分1514と、中央部分1515とを含むことができる。] 図1 図12 図14
[0039] 磁力により作動可能なラッチ1512は、少なくとも部分的に「I型」または「T型」または任意のその他の形状に形成することができる。したがって、ベース部分側面1513Bとベース部分側面1513Cは平行とすることができ、それぞれ、少なくとも実質的に直線状とすることができる。ベース部分側面1513Bとベース部分側面1513Cと間隔とすることができるベース部分1513の幅は、中央部分1515の対応する幅より広くすることができるが、ラッチング部分1514の対応する幅とは同様とすることができる。ベース部分端部1513Aは平坦とすることができ、ベース部分側面1513Bおよびベース部分側面1513Cに実質的に垂直とすることができる。磁力により作動可能なラッチ1512は、厚さが薄くなるように構成することができる。]
[0040] 磁力により作動可能なラッチ1512は、1つまたは複数の凸部1551を含むことができる。1つまたは複数の凸部1551は、磁力により作動可能なラッチ1512のラッチ部分1514に少なくとも部分的に配置することができ、ラッチング部分端部1514Aにその端部を有することができる。]
[0041] 1つの実施形態において、1つまたは複数の凸部1551は、1つまたは複数の歯を含むことができる。1つの実施形態において、たとえば、凸部1551は、1つの実施形態における5つの歯1552〜1556を含むことができる。1つまたは複数の歯はまた、図19の実施形態で見ることができる。この実施形態では、歯1552〜1556は、同様の構造を有することができ、磁力により作動可能なラッチ1512内に同様に配置することができる。したがって、1つの歯1552のみについて、以下に詳細に記載する。しかしながら、歯1552のうち1つまたは複数は、様々な実施形態において、それぞれ異なるように構成しても、無くしてもよい。] 図19
[0042] 歯1552は、側面1552Aおよび1552Bを有することができ、側部1552Aおよび1552Bは、歯端部1552Cで交わるように、あるいはその付近で終端するように相対的に角度を付けることができる。したがって、歯端部1552Cは、先が尖っていてもよい。]
[0043] 側面1552Aは、歯1553〜1556の対応する側面と少なくとも実質的に平行とすることができ、側面1552Bおよび1553〜1556の対応する側面も同様とすることができる。側面1552Aは、ベース部分1513のベース部分側面1513B〜1513C、ならびに/あるいは、磁力により作動可能なラッチ1512のラッチング部分1514および中央部分1515の対応する側面の一方または両方に対して角度を付けることができる。側面1552Bは、ベース部分1513のベース部分側面1513B〜1513C、ならびに、ラッチング部分1514および中央部分1515の対応する側面に対して、実質的に垂直にまたは(側部1552Aに比べて)小さな角度とすることができる。歯1552〜1556は、均一に離隔しても、不均一に離隔してもよい。1つの実施形態において、歯側面1552Aと歯側面1552Bの角度は、歯毎に異なってもよく、あるいは、任意の組合せの角度を使用してもよい。]
[0044] しかしながら、1つまたは複数の凸部1551は、その他の構成を備えることができる。たとえば、1つまたは複数の凸部1551は、たとえば、1つまたは複数のリブ、ノッチ、突起、点、曲線または空隙を備えることができる。1つまたは複数の凸部1551は、ラッチのラッチング部分1514上に少なくとも部分的に配置することができ、ラッチング部分端部1514Aを備えることができる。1つまたは複数の凸部1551は、以下に記載するように、係止位置でラッチ嵌合要素1518と嵌合するように構成することができる。]
[0045] 磁力により作動可能なラッチ1512はまた、係止位置から磁力により作動可能なラッチ1512を移動させようと企図する際に、ベルト経路1536中に未許可の対象物を挿入しないように構成することができる。図示された実施形態では、磁力により作動可能なラッチ1512は、デバイス内に貫入して実施される操作を妨げるタンパー対処ノッチ1512A(図12および図14)を含む。タンパー対処ノッチ1512Aの機能は以下に詳細に記載される。] 図12 図14
[0046] あるいは、磁力により作動可能なラッチ1512は、図1に示される磁力により作動可能なラッチ12について本明細書に記載されるように、様々な実施形態で構成することができる。] 図1
[0047] 可撓性要素1516は、可撓性材料を含むまたは可撓性材料で形成することができ、図1に示される可撓性要素16について本明細書に記載されるような1つまたは複数の材料を含むことができる。可撓性要素1516は、1つの実施形態において、側部1516Aが側部1516Bよりも広くなるような実質的に立方形状を有するように構成することができ、あるいは、別の形状とすることができる。様々なその他の実施形態では、可撓性要素1516は、図1の磁力により作動可能なラッチ12について上述されたように、コイルまたはその他のばねあるいは類似する部材の1つまたは複数の材料として構成することができ、また、それらの材料を含むことができる。] 図1
[0048] ラッチ嵌合要素1518は、固定ベルト1560内に含まれることができ、ハウジング1530から離隔しても、ハウジング1530と一体としてもよい。ラッチ嵌合要素1518は、本明細書に記載されるように、固定ベルト1560に沿って延在することができる。1つの実施形態において、ラッチ嵌合要素1518は、1つまたは複数の空隙1590を含むことができる。1つの実施形態において、1つまたは複数の歯あるいは1つまたは複数のその他の凸部1551が1つまたは複数の空隙1590中に延在すると、磁力により作動可能なラッチ1512は、係止位置でラッチ嵌合要素1518と嵌合することができる。]
[0049] 1つまたは複数の空隙1590は、凸部1551について本明細書で記載されるように凸部であってもよい1つまたは複数の突起1592によって輪郭を区画することができる。また突起1592は、図15および図17〜図19の実施形態で見ることができる。1つまたは複数の突起1592はそれぞれ、突起側部1594および1596を含むことができ、これらの突起側部は、1つの実施形態では平行でなくてもよい。たとえば、1つの実施形態において、突起側部1594は、ラッチ嵌合要素1518の長さに沿った接線方向と実質的に垂直またはほとんど垂直とすることができるが、突起側部1596の角度は、たとえばこの長さに対して、45度のように鋭角とすることができる。かかる構成により、以下に記載されるように、一方向ではハウジング1530中にベルト経路1536に沿って、ラッチ嵌合要素をさらに推し進めることが容易にできるようになるが、反対方向に押し進めることはできない。] 図15 図17 図18 図19
[0050] しかしながら、ラッチ嵌合要素1518は、あるいは、たとえば、係止位置で磁力により作動可能なラッチ1512と嵌合するように、1つまたは複数のリブ、ノッチ、突起、点、曲線または空隙を有するように構成することができる。たとえば、1つの実施形態において、ラッチ嵌合要素1518は、磁力により作動可能なラッチ1512の1つまたは複数の凸部1551の空隙と類似するまたはいくらか類似するように成形された1つまたは複数の空隙1590を有するように構成することができる。したがって、少なくとも1つの空隙1590は、少なくとも1つの凸部1551またはその一部分を受け入れることができ、それにより、ベルト経路1536に沿ってベルト経路壁1540の端部1540Bから、したがってベルト経路1536から外れるラッチ嵌合要素1518の動きを防止または阻止することができる。]
[0051] 1つの実施形態において、ラッチ嵌合要素1518は変形可能であり、たとえばプラスチックまたはゴムを含むことができる。かかる変形可能特性により、以下に記載されるように、磁力により作動可能なラッチ1512に対してラッチ嵌合要素1518が簡単に移動できるようにすることができる。]
[0052] 別の実施形態では、ラッチ嵌合要素1518は、ゴムまたはソフトプラスチックのような貫通可能材料を含むことができ、磁力により作動可能なラッチ1512は、先のとがった歯のような凸部1551を含むことができる。これらの凸部は、磁力により作動可能なラッチ1512が係止位置にある場合にはラッチ嵌合要素1518中に突き刺すことができ、したがって、ラッチ嵌合要素1518は、ベルト経路1536の端部1540Bから外れる動きを押し進める力に対する抵抗を提供する。]
[0053] ベルトアセンブリ1550の斜視図を示す図10および図11を参照すると、ハウジング1530は、それぞれ係止機構1510部分を受け入れ、係止機構ポーチ1531をカバーし、セキュリティタグ1520を受け入れ、係止機構ポーチ1531をカバーし、固定ベルト1560を受け入れるように構成される係止機構ポーチ1531、セキュリティタグチャンバ1532、係止機構カバー1534およびベルト経路1536のうち1つまたは複数を含むことができる。] 図10 図11
[0054] 係止機構ポーチ1531は、係止機構1510の磁力により作動可能なラッチ1512および可撓性要素1516を受け入れるように成形することができる。1つの実施形態において、係止機構ポーチ1531は、ベルトアセンブリ1550に固定され、そこから延在している。係止機構ポーチ1531は、ハウジング1530のベルト経路1536またはその他の部分と一体とすることができ、あるいは、溶接、溶着、接着、スナップ、締まりばめおよび/またはその他の固定手段などによってそこに固定してもよい。]
[0055] ベルトアセンブリ1550の係止機構ポーチ1531は、係止機構1510の磁力により作動可能なラッチ1512および可撓性要素1516をその係止機構1510内で隣接して設けることができるように構成することができる。したがって、磁力により作動可能なラッチ1512のベース部分端部1513Aは、可撓性要素1516の近くに、または可撓性要素1516に当接して配置することができる。かかる構成の場合、磁力により作動可能なラッチ1512および可撓性要素1516の動きを、1つまたは複数の方向で制限することができる。]
[0056] たとえば、係止機構ポーチ1531は、チャンネル端部壁1565、チャンネル壁1566および1568、ならびに、チャンネル壁1566および1568によって輪郭が区画され、チャンネル端部壁1565によって境界が区画されたチャンネル1564を含むことができる。チャンネル壁1566および1568は、互いに実質的に平行な部分を複数の含むことができ、かつ、ベース部分側面1513Bおよび1513Cで、ならびに、中央部分1515およびラッチング部分1514の側部で、磁力により作動可能なラッチ1512に近接して、または、磁力により作動可能なラッチ1512と接触してそれぞれ配置し、それにより、磁力により作動可能なラッチ1512の動きを、たとえば実質的に直線方向への移動とすることができるチャンネル1564に沿った移動へと、制限することができる。]
[0057] 様々なその他の実施形態では、磁力により作動可能なラッチ912は、回転方向に、回転/直線の組合せ方向に、あるいは、任意のその他の1つまたは複数の方向に移動することができる。これらの様々なその他の実施形態では、チャンネル964、可撓性要素916およびラッチ嵌合要素918の1つまたは複数を、磁力により作動可能なラッチ912をその1つまたは複数の方向に導くように輪郭を形成し、成形し、あるいは構成することができる。]
[0058] 磁力により作動可能なラッチ1512が係止位置から可撓性要素1516に対して強制的に離されるような場合には、可撓性要素1516は、磁力により作動可能なラッチ1512の力およびチャンネル端部壁1565の抵抗力によって圧縮されるように、可撓性要素1516をチャンネル端部壁1565に隣接して配置することができる。可撓性要素1516は、磁力により作動可能なラッチ1512のこのような移動に対して、このような圧縮への抵抗力を提供することができる。]
[0059] 上述のように、様々な実施形態のそれぞれにおいて、このような磁力により作動可能なラッチ1512に適合し、磁力により作動可能なラッチ1512の動きを1つまたは複数の方向に制限し得るようにチャンネル1564、したがってチャンネル壁1566および1568を構成することができる場合には、磁力により作動可能なラッチ1512は、別の構成を有するように構成することができる。これらの実施形態のそれぞれにおいて、可撓性要素1516は、チャンネル1564内で嵌合するように構成することができる。]
[0060] したがって、係止機構1510の可撓性要素1516は、磁力により作動可能なラッチ1512を、係止位置中へと付勢することができ、その係止位置で、磁力により作動可能なラッチ1512の歯1552〜1556あるいはその他の1つまたは複数の凸部1551は、ベルトアセンブリ1550のベルト経路1536に設けられたラッチ嵌合要素1518部分の突起1592と係合することができる。かかる構成により、ベルト経路1536、したがってセキュリティデバイス1502から外れるラッチ嵌合要素1518の動きを防ぐ、またはその動きに対する抵抗を提供することができる。]
[0061] たとえば、磁力により作動可能なラッチ1512の歯1552が2つの突起1592の間の係止位置に設けられる1つの実施形態において、隣接する突起側部1594は、歯側面1552Bに対して実質的に平行であっても、歯側面1552Bに対する角度が小さくてもよい。しかし、突起側部1594および歯側面1552Bは、ラッチ嵌合要素1518がベルト経路壁1540によって制限されるようにベルト経路1536を介して移動する方向と実質的に垂直またはほとんど垂直とすることができる。したがって、ラッチ嵌合要素1518に力を加えてベルト経路1536から引き抜く場合には、ラッチ嵌合要素1518は、突起側部1594および歯側面1552Bが接触し、互いに対して対向する実質的に垂直な力またはほとんど垂直な力を行使するまで、移動することができる。このような場合には、ラッチ嵌合要素1518が、ベルト経路1536から引き抜かれるのを防止または阻止することができる。]
[0062] しかしながら、1つの実施形態では、かかる構成は、ラッチ嵌合要素1518がベルトアセンブリ1550のベルト経路1536に沿ってその中に移動するのを防ぐことができず、あるいはラッチ嵌合要素1518の移動に対する抵抗をほとんど提供することができない。したがって、ベルト経路1536に沿ったラッチ嵌合要素1518の移動方向に対して、歯側面1552Aおよび隣接する突起側部1596は角度を持っていてもよい。ラッチ嵌合要素1518に力を加えて、ベルト経路1536に沿ってその中にさらに推し進める場合、ラッチ嵌合要素1518は、突起側部1596および歯側面1552Aが接触するまで移動することができる。このような場合には、突起側部1596は、歯側面1552Aを押し進め、したがって、付属の歯1552および磁力により作動可能なラッチ1512が係止位置から離れるようにし、ラッチ嵌合要素1518がルト経路に沿って容易に移動できるようにすることができる。]
[0063] それに加えて、突起側部1596および歯側面1552Aが接触するときには、これらの要素は、突起側部1594および歯側面1552Bよりも小さな対向する垂直力を行使する場合があり、ラッチ嵌合要素1518の外側材料が本明細書に記載されるように変形可能である場合には、ラッチ嵌合要素1518をより簡単に移動させることができる。任意の垂直力よりも大きな力と本明細書に記載されるようなその他の力を合計することによって、移動を行うことができる。]
[0064] 固定ベルト1560のラッチ嵌合要素1518のより多くをベルト経路1536に沿ってその中に移動させるこの力は、ラッチ嵌合要素1518をベルト経路1536から外して移動させる力よりも小さく、また、ずっと小さくすることができる。したがって、たとえば1つの実施形態では、このより小さな力を人が管理可能に行使することができ、それにより、その人は、ラッチ嵌合要素1518を締め、したがって、瓶ネックの周りにベルトアセンブリ1550のベルト経路壁1540を締め付けることができる。磁力により作動可能なラッチ1512が複数の凸部1551を有し、ラッチ嵌合要素1518が複数の突起1592あるいはその他の1つまたは複数の凸部を有する諸実施形態では、接触している全ての凸部1551および突起1592によって引き起こされる対向する力を克服しなければならない場合がある。さらにこの力により、人がラッチ嵌合要素1518を、ベルト経路1536に沿ってその中に管理可能にさらに入るように押すことができるようになっていてもよい。]
[0065] 図13は、ベルトアセンブリ1550の一部分の斜視図であり、セキュリティタグ1520を示す。図10〜図12とともに図13を参照すると、ハウジングのセキュリティタグチャンバ1532は、セキュリティタグ1520のようなセキュリティタグを封入するように成形することができる。1つの実施形態において、セキュリティタグ1520は薄い細長部材であり、セキュリティタグチャンバ1532は、セキュリティタグ1520をしっかりと保持するように成形された内側空隙の輪郭を区画する周囲壁を有する。しかしながら、様々なその他の実施形態では、セキュリティタグチャンバ1532は、セキュリティタグ1520または任意のその他の形状のセキュリティタグを封入、あるいは固定するように、様々に構成することができる。] 図10 図11 図12 図13
[0066] セキュリティタグチャンバ1532は、上記係止機構ポーチ1531について上述されたような方法によって、ベルト経路壁1540に、あるいはハウジング1530の残りの部分と固定することができる。1つの実施形態において、セキュリティタグチャンバ1532は、ベルト経路壁1540に滑動可能に取り付けることができる。セキュリティタグチャンバ1532が固定されると、ハウジング1530、したがって瓶セキュリティデバイス1502に固定することができる任意の瓶からセキュリティタグ1520が取り外されるのを防いだり、セキュリティタグ1520の取外しをより難しくしたりすることができる。]
[0067] 図10〜図11に示されるような係止機構カバー1534は、係止機構ポーチ1531上に、かつ、可撓性要素1516および磁力により作動可能なラッチ1512の(露出部分のような)少なくとも一部分を覆って配置されるように構成される構造を含むことができる。係止機構カバー1534は、係止機構ポーチ1531について上述したあるいは本明細書に記載されるような任意の方法によって、ベルトアセンブリ1550に固定することができる。係止機構カバー1534が固定されると、ハウジング1530から磁力により作動可能なラッチ1512が取り外されるのを防いだり、磁力により作動可能なラッチ1512の取外しをより難しくしたりすることができる。] 図10 図11
[0068] 1つの実施形態において、係止機構ポーチ1531および係止機構カバー1534は、固定されると、係止機構チャンバと称することができる。係止機構チャンバは少なくとも部分的に、係止機構1510の磁力により作動可能なラッチ1512および可撓性要素1516を封入し、それにより、それらを瓶セキュリティデバイス1502に固定することができる。]
[0069] 図10〜図14を参照すると、ベルト経路1536は、ベルト経路壁1540と、ベルト経路壁1540によって輪郭が区画されるベルト経路1536とを含むことができる。ベルト経路壁1540は、ベルト経路壁1540を瓶ネックまたはその他の物品の周りに締め付けることができるようにする形状ならびに1つまたは複数の材料を用いて構成し、それにより、瓶をハウジング1530に、したがって瓶セキュリティデバイス1502に固定することができる。1つの実施形態において、ベルト経路壁1540は、固定ベルト1560の一部分を含むことができる。] 図10 図11 図12 図13 図14
[0070] 1つの実施形態において、瓶セキュリティデバイス1502によって固定された瓶と接触することができるベルト経路壁1540の一部分は、瓶固定表面1542である。一実施形態では、この瓶固定表面1542は、瓶ベルトチャンネル1568に適合し、締め付けられたときに瓶ハット1570を円形あるいは湾曲形状の瓶ネックに締めることができる環状またはその他の湾曲形状の少なくとも一部分を有することができる。1つの実施形態において、瓶固定表面1542は、瓶ネックの周りに直接締め付けることができ、瓶ハット1570を使用しなくてもよい。]
[0071] 1つの実施形態において、ベルト経路壁1540は、折り曲げ可能、伸長可能、変形可能、あるいは上述のように締め付けることができるプラスチックあるいはその他の1つまたは複数の材料を含むことができる。1つの実施形態において、ベルト経路壁1540は、そのような収縮可能で、少なくともいくらか弾力のある材料を含む。かかる構成により、ベルト経路壁1540を締め付けられていない形状または同様の形状に戻し、それにより、瓶セキュリティデバイスを再利用できるようにすることができる。]
[0072] ベルト経路壁1540はまた、本明細書で記載される固定ベルト1560を受け入れるように成形することができる。1つの実施形態において、ベルト経路壁1540は、実質的に均一な厚さの環状のあるいは湾曲したベルト経路1536の輪郭を区画することができる。このベルト経路1536は、1つの実施形態では、ベルト経路壁1540の外側と実質的に同じ曲線を有することができる。しかしながら、他の実施形態において、ベルト経路壁1540は、様々な厚みおよび配置を有することができる。そのように厚さおよび配置を変化させることは、ベルト経路壁1540の1つまたは複数のその他の表面の構成を変化させることによって、瓶固定表面1542の形状を変化させずに実現することできる。]
[0073] 1つの実施形態において、ベルト経路壁1540は、瓶ハット1570の周りに締め付けられるように構成することができ、そのベルト経路壁1540は、瓶の少なくとも一部分を取り囲むことができ、したがって瓶の周りに締め付けることができる。したがって、かかる構成は、瓶を瓶ハット1570およびベルト経路壁1540に、したがって瓶セキュリティデバイス1502固定することができる。瓶固定表面1542は、1つまたは複数の脚部1581〜1583の1つまたは複数のベルト受入チャンネル(たとえば脚部1581の1586)内に部分的に設けることができるように成形することができる。1つの実施形態において、瓶固定表面1542は、脚部1581〜1583の1つまたは複数の溝(たとえば脚部1581の1590)中に延在するように構成された1つまたは複数の隆起1544を含むことができ、その隆起1544は、その周りに設けられるときに、瓶固定表面1542を瓶ハット1570と位置合わせすることができる。]
[0074] ベルト経路壁1540は、2つの端部1540Aおよび1540Bを含むことができる。1つの実施形態において、ハンドル1546および1547は、2つの端部1540Aおよび1540Bから延在し、ベルトを簡単に締め付けられるようにすることができる。]
[0075] 固定ベルト1560は、ベルト経路に沿ってその中に送り込まれることができるように成形することができる。1つの実施形態において、固定ベルト1560の少なくとも一部は、形状が湾曲していてもよい細長要素とすることができる。固定ベルト1560は、1つの実施形態において、ベルト経路1536と同じまたは同様の曲線を持つように成形することができ、それにより、ベルト経路1536に沿って固定ベルト1560を簡単に移動させられるようにすることができる。しかしながら、固定ベルト1560は、その他の形状にしてもよい。]
[0076] 様々な実施形態において、固定ベルト1560は、任意の構成の1つまたは複数の材料を含むことができる。たとえば、1つの実施形態において、固定ベルト1560は、プラスチックの外側層および金属の内側層を含む。金属要素およびプラスチック要素は、分離可能でも、分離不可能でもよい。たとえば、金属コンポーネントおよびプラスチックコンポーネントは、接合、プレス嵌合、共成型、挿入および/または被覆することができる。金属部分は、固定ベルト1560を強化し、固定ベルト1560の一部分の破壊あるいは分離を防止または阻止し、したがって、瓶セキュリティデバイス1502を固定することができる任意の瓶から瓶セキュリティデバイス1502が係止解除するのを防止または阻止することができる。金属は、固定ベルト1560を強化するために、ビード状、ストランド状、平ワイヤ状、部分的に円筒形とすることができ、あるいは、任意の方法で形成することができ、また、固定ベルト1560を可撓性にするまたは固定ベルト1560に可撓性を提供することができる可能性がある。]
[0077] 固定ベルト1560は、ベルトアセンブリ1550と一体にする、あるいはベルトアセンブリ1550に取り付けることができる。たとえば、1つの実施形態において、固定ベルト1560は、ベルト経路1536内のベルトアセンブリ1550と一体にする、あるいは、固定ベルト1560の端部のうち1方でベルト経路壁1540に取り付けることができる。この実施形態では、固定ベルト1560は、その取付け端部から延在し、ベルト経路1536の端部1540Aから出て、次いで端部1540Aでベルト経路1536中に戻ることができる。したがって、固定ベルト1560は、ベルト経路壁1540および固定ベルト1560が瓶の(ネックなどの)一部分を連続して取り囲むことができるように、2つの端部1540Aおよび1540Bに分岐することができる。しかしながら、1つの実施形態において、2つの端部1540Aおよび1540Bは、ベルトアセンブリ1550の周囲に沿った任意の点に配置することができる。たとえば、端部1540Aは、係止機構ポーチ1531の側部を含む、あるいはその側部に隣接することができ、端部1540Aは反対側に、あるいはその近くに配置することができる。]
[0078] 1つの実施形態において、瓶ネックまたはその他の部分の周りにベルト経路壁1540を締め付けるために、ハンドル1546および1547を互いに係合および押し進めて、取り付けられた固定ベルト1560をベルト経路1536に沿ってその中にさらに移動させることができる。以下に記載されるように、この方向に移動すると、固定ベルト1560含むことができるラッチ嵌合要素1518の一部分は、著しい抵抗なしに磁力により作動可能なラッチ1512に接触させることができ、磁力により作動可能なラッチ1512を通り過ぎることはない。しかしながら、ハンドル1546および1547が解除された後にベルト経路壁1540が締付位置にとどまるように、反対方向の移動は防止され、あるいは、さらに大きな抵抗を受けることができる。したがって、固定ベルト1560およびベルト経路壁1540は、瓶セキュリティデバイス1502の瓶口およびネックの部分をしっかりと固定するように協働することができる。1つの実施形態において、瓶がガラス製の場合などには、瓶セキュリティデバイス1502を取り外すための力は瓶を破壊する力よりも大きい場合があるので、このように構成された瓶セキュリティデバイス1502を強制的に取り外すことによって、瓶が破壊される可能性がある。]
[0079] 図15〜図19は、1つの実施形態による瓶セキュリティデバイス1602の斜視図、上面図、側面図、側面図および分解図である。セキュリティデバイス1602は、ハウジング1530と同様に構成することができるが、上述のベルトアセンブリ1550内のセキュリティタグチャンバ1532の位置に対してベルトアセンブリ1650内に横向きに設けることができるセキュリティタグチャンバ1632を含むことができる。ベルトアセンブリ1650は、これを開こうとする試みに対する抵抗を提供し、またはその試みを防止するために、溶接、溶着、スナップ、あるいは一緒に固定することができるボトムハウジング1650Aおよびトップハウジング1650Bを含むことができる。図19から分かるように、磁力により作動可能なラッチ1512は、デバイスを打破するために、ベルト経路1536中への部品の挿入を防ぐタンパー対処ノッチ1512Aを含む。] 図15 図16 図17 図18 図19
[0080] 図20〜図21は、ハウジング1530が、セキュリティタグチャンバ1532に隣接する係止機構カバー1534を有するように構成されるセキュリティデバイス2002の一実施形態を示す図である。セキュリティタグチャンバ1532は、EASラベルのような検出可能要素を含む。図21は、係止機構1510およびセキュリティタグチャンバ1532の部分断面図を示す。先に記載した諸実施形態と同じように、係止機構1510は、磁力により作動可能なラッチ1512、可撓性要素1516およびラッチ嵌合要素1518を含むことができる。可撓性要素1516は、コイルまたはその他のばねあるいは同様の部材として構成することができる。図示された実施形態では、可撓性部材1516はコイルばねである。ハウジングは、その中に固定ベルト1560をスライドして受け入れるためのベルト経路を提供する経路を含む。図示された実施形態では、ハウジングは、ベルト経路に続く開口2072を含み、固定ベルト1560を、アパーチャ2072を通ってベルト経路中に挿入することができる。] 図20 図21
[0081] ハウジングは、開位置つまり拡張した位置(図21)と閉位置(図20)との間で移動可能な係止部材2070を含む。閉位置において、係止部材2070は、瓶のネックに係合するように適合される環状開口部2071を提供する。1つの実施形態において、係止部材2070は、ハウジングにしっかりと取り付けられた(または、ハウジングと一体に形成された)近位端2070Aと、そこから延びる固定ベルト1560の少なくとも一部分を有する自由な遠位端2070Bとを含む。図示された実施形態では、近位端2070Aはハウジングに枢動可能に取り付けられ、係止部材2070が外側に回転して、デバイスを開けることができるようになる。図20〜図21に示される係止部材2070は半環状の構成を有し、剛性材料で形成される。その他の実施形態において、係止部材20は、保護されるべき物品の性質によって、その他の材料で異なる構成に形成することができる。] 図20 図21
[0082] 固定ベルト1560を開口2072を通ってベルト経路中に選択可能に挿入して、環状開口部2071を形成することができる。図示された実施形態では、固定ベルト1560が開口2072中に挿入され、ラッチ嵌合要素1518を介してラッチ1512と係合できるまで、開いた係止部材2070を内側に回転させる。]
[0083] 瓶タグの実施形態に関して本発明の諸実施形態を記載してきたが、本発明の原理はそのようなものに限定されない。本発明はまた、シャフト、細長部分またはベルトに基づくセキュリティタグをしっかりと固定することができるその他の形状/構成を有する任意の不規則に成型された対象物に応用することができる。セキュリティデバイス1502の諸実施形態は、直径が小さいネックを有する瓶およびその他の対象物を収容するには大きすぎる直径を有する環状開口部2071を有してもよいことが企図される。たとえば、ハウジング1530およびセキュリティタグチャンバ1532のサイズは、ベルトアセンブリ1550および開口部の曲率半径が、デバイス1502を固定されるべき対象物に係止する方法で、デバイス1502を取り付けることができるようにするには、大きすぎる場合があるためである。したがって、別の態様にしたがって図22〜図32を参照すると、本発明は、セキュリティデバイス1502が、対象物上にしっかりと係止できるように、固定されるべき対象物(たとえばゴルフクラブ、瓶など)とセキュリティデバイス1502との間に配置することができるスペーサを提供することができる。スペーサは、固定されるべき対象物がそこを通る中央開口部の最終直径がセキュリティデバイス1502内の環状開口部2071の直径よりも小さくなるように、セキュリティデバイスの環状開口部2071の内側に配置することができる。]
[0084] 一態様にしたがって図22〜図26を参照すると、ゴルフクラブスペーサ2202は、セキュリティデバイス1502をゴルフクラブ2700のシャフト上に係止するように提供される。ゴルフクラブスペーサ2202は、デバイス1502をゴルフクラブシャフト2700上に固定して係止するための取付け中にベルトアセンブリ1550によって絞ることができるプラスチック、ゴムまたはその他のポリマーなどの弾性材料で作製することができる。ゴルフクラブスペーサ2202は、単一のピースに成型できることが企図される。ゴルフクラブスペーサ2202は、ゴルフクラブスペーサ2202をセキュリティデバイス1502によって絞るときに内径2206を狭めることができるようにするためのスペーサ開口部2204を含む。凸部2208を係止することにより、実質的に均一な圧力をゴルフクラブの周囲全体にわたってゴルフクラブシャフトに与えるような方法で、直径2206が容易に調整できるようになり、窃盗犯がスペーサ2202とデバイス1502の組み合わせをゴルフクラブシャフトから外す作業の可能性が防止される。ゴルフクラブスペーサ2202はまた、ベルトアセンブリ1550を受け入れ保持するためのベルトチャンネル2210を含む。実質的に剛性の部分2212は、ゴルフクラブスペーサ2202を、ゴルフクラブ2700上に取り付けられるとセキュリティデバイス1502から分離できないようにする方法で、セキュリティタグコンパートメント1532とラッチハウジング1534を接触させるよう適合される。ブリッジ2214は、ゴルフクラブスペーサ220を中心とするデバイス1502の回転を防止するようにハウジング1530がそれに対して制止できる停止部を提供することができる。ベルトアセンブリ1550をブリッジ2214の下に通して、ゴルフクラブ上に取り付けられたときに、ゴルフクラブスペーサ2202とセキュリティデバイス1502が離れないようにするさらなるセキュリティを提供することができる。ハウジング保持チャンネル2216は、ゴルフクラブ上に取り付けられるとゴルフクラブスペーサ2202がセキュリティデバイス1502から分離できないようにする方法で、セキュリティタグコンパートメント1532およびラッチハウジング1534を固定するための領域を提供する。図25および図26は、セキュリティデバイス1502に挿入されたゴルフクラブスペーサ2202を示す斜視図である。図27は、ゴルフクラブ2700上に係止されたゴルフクラブスペーサ2202およびセキュリティデバイス1502を示す。] 図25 図26 図27
[0085] 本発明によると、また、瓶スペーサ2802をセキュリティデバイス1502と一体となるように提供して、セキュリティデバイス自体に対して取付けおよび係止できるようにするにはネック直径が小さすぎる瓶に取り付けることができようになる。かかる瓶スペーサ2802について、図28〜図32を参照して説明する。] 図28 図29 図30 図31 図32
[0086] 瓶スペーサ2802は、デバイス1502を瓶ネック上に固定して係止するための取付け中にベルトアセンブリ1550によって絞ることができるプラスチック、ゴムまたはその他のポリマー材料などの弾性材料で作製される。瓶スペーサ2802は単一の部分として成型することができることが企図される。瓶スペーサ2802は、瓶スペーサ2802をセキュリティデバイス1502によって絞るときに内径2806を狭めることができるようにするためのスペーサ開口部2804を含む。コネクタセグメント2808は、瓶上への取付けのために瓶スペーサを広く開けることができるような方法で、半分部分2810Aと半分部分2810Bを、直径2806が容易に調整できるように結合させ、かつ、十分な圧力をネックの周囲全体にわたって瓶ネックシャフトに与えるような方法で、窃盗犯がスペーサ2802とデバイス1502の組み合わせをゴルフクラブシャフトから外す作業をする可能性が防止される。図29および図30に示されるように、瓶スペーサ3402はまた、ベルトアセンブリ1550を受け入れ保持するためのベルトチャンネル2812を含む。瓶スペーサ2802は、ベルトチャンネル2812を区画し、スペーサ2802を定位置に保持し、コネクタセグメント2808が切断されてもセキュリティデバイス1502から分離しないようにするために、外周の上側端部および下側端部に沿うリップ凸部2814を含む。] 図29 図30
[0087] ブリッジ2816は、瓶スペーサ2802を中心とするデバイス1502の回転を防止するようにハウジング1530がそれに対して制止できる停止部を提供する。ベルトアセンブリ1550をブリッジ2816の下に通して、瓶上に取り付けられたときに、瓶スペーサ2802とセキュリティデバイス1502が離れないようにするさらなるセキュリティを提供することができる。図31および図32は、瓶スペーサ2802および瓶上に係止されたセキュリティデバイス1502を示す。] 図31 図32
[0088] 上記説明は「ゴルフクラブスペーサ」および「瓶スペーサ」について述べているが、これらのスペーサは、これらの対象物に関する使用のみに限定されるものではないことに留意されたい。このような指定は、説明の便宜上提供されたものに過ぎない。これらのスペーサに関するその他の使用がなされ得ることが企図される。たとえば「瓶スペーサ」は、鞄の取手または野球のバットなどの実質的に瓶ネック形状の固定点を有するその他の対象物を保護するための使用に好適である場合がある。同様に、「ゴルフクラブスペーサ」は、釣り竿、野球のバットおよび同様の形状の対象物を保護するのに好適である場合がある。また、「ゴルフクラブスペーサ」2802は、ある特定の瓶タイプを固定するための使用に好適である場合があり、「瓶スペーサ」3402は、ある特定のゴルフクラブタイプを固定するための使用に好適である場合があることが企図される。より小さいバージョンのセキュリティデバイス1502およびゴルフクラブスペーサ2802は、ハイヒールの踵または細長部分を有する任意の対象物の周りに嵌合するように仕上げることができる。同様に、スペーサ2202および2802は丸い中央開口部を有するものとして示されているが、本発明はそのようなものに限定されるものではない。丸型以外の形状を有する対象物は、固定される対象物の形状に合うようにスペーサ内に中央開口部を配置することによって、固定できることが企図される。]
[0089] 本発明は上記明細書に具体的に示され記載されたものに限定されるものではないことが、当業者には理解されよう。さらに、特に反対の言及がなされない限り、添付の図面はすべて原寸に比例していないことを理解されたい。添付の特許請求の範囲のみによって限定される本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、上記教示に照らして、様々な修正形態および変形形態が可能である。]
权利要求:

請求項1
第1の直径を有する第1の開口部を区画するセキュリティデバイスであって、該セキュリティデバイスが、ラッチ嵌合要素を有するベルトと、磁力によって作動可能な係止機構であって、磁力により作動可能なラッチと、該磁力により作動可能なラッチおよび前記ベルトを係止位置へと付勢する可撓性要素と、を含むことを特徴とする係止機構と、前記磁力によって作動可能な係止機構をその中に設けたハウジングであって、前記ベルトをその中にスライドして受け入れるように構成されたベルト経路をその中に区画する通路を含むことを特徴とするハウジングと、を有することを特徴とするセキュリティデバイスと、スペーサであって、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する中央開口部を生成するために、前記第1の開口部内に取外し可能に配置できることを特徴とするスペーサと、を備えることを特徴とするセキュリティシステム。
請求項2
前記スペーサが、前記ベルトを受け入れるように配置されるチャンネルを含むことを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティシステム。
請求項3
前記スペーサが、前記ベルトをその下に通すことができるブリッジを含むことを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティシステム。
請求項4
前記中央開口部が、複数の内側凸部によって区画されることを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティシステム。
請求項5
前記スペーサが、第1の半分部分、第2の半分部分および接続セグメントで構成され、前記第1の半分部分が、前記接続セグメントによって前記第2の半分部分に結合されることを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティシステム。
請求項6
前記スペーサが弾性材料で構成され、前記スペーサがスペーサ開口部を有し、前記第2の直径が前記スペーサ開口部に基づいて調節可能であることを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティシステム。
請求項7
前記スペーサ開口部が、前記セキュリティデバイス内の前記第1の開口部の直径に基づいて調節されることを特徴とする、請求項6に記載のセキュリティシステム。
請求項8
前記スペーサが、対象物の細長部分に取付け可能であることを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティシステム。
請求項9
前記スペーサが、ゴルフクラブ、野球のバット、靴および釣り竿のうち1つに取付け可能であることを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティシステム。
請求項10
セキュリティデバイスと組み合わせて使用するためのスペーサであって、前記セキュリティデバイスが、第1の直径を有する第1の開口部を区画する部分を含み、前記スペーサが、前記部分を受け入れるように配置されるチャンネルと、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する中央開口部を区画する本体と、を備えることを特徴とするスペーサ。
請求項11
前記スペーサが、前記第1の開口部内に取外し可能に配置できることを特徴とする、請求項10に記載のスペーサ。
請求項12
前記部分をその下に通すことができるブリッジをさらに備えることを特徴とする、請求項10に記載のスペーサ。
請求項13
前記中央開口部が、複数の内側凸部によって区画されることを特徴とする、請求項10に記載のスペーサ。
請求項14
前記本体が、第1の半分部分と、第2の半分部分と、接続セグメントであって、前記第1の半分部分が、前記接続セグメントによって、前記第2の半分部分に結合されることを特徴とする接続セグメントと、を備えることを特徴とする請求項10に記載のスペーサ。
請求項15
前記第1の半分部分および前記第2の半分部分がスペーサ開口部を区画し、前記第2の直径が前記スペーサ開口部に基づいて調節可能であることを特徴とする、請求項15に記載のスペーサ。
請求項16
前記スペーサ開口部が、前記セキュリティデバイス内の前記第1の開口部の直径に基づいて調節可能であることを特徴とする、請求項16に記載のスペーサ。
請求項17
前記スペーサが、対象物上の実質的に瓶ネック形状の固定点に取付け可能であることを特徴とする、請求項10に記載のスペーサ。
請求項18
第1の直径を有する細長部分を含む対象物を盗難から保護するための方法であって、前記方法が、スペーサをセキュリティデバイスの第1の開口部に挿入するステップと、前記スペーサを、前記対象物の前記細長部分の周囲の周りに固定するステップであって、前記スペーサが、前記第1の直径よりも大きな第2の直径を有する中央開口部を区画するステップと、前記スペーサが前記対象物から取り外されないようにするために、前記セキュリティデバイスを、前記スペーサの周りで締めるステップと、を含むことを特徴とする方法。
請求項19
前記セキュリティデバイスが、磁力によって作動可能な係止機構であって、磁力により作動可能なラッチと、前記ラッチにラッチ嵌合要素を提供するように構成されたベルトと、前記磁力により作動可能なラッチおよび前記ベルトを係止位置へと付勢する可撓性要素と、を含むことを特徴とする磁力によって作動可能な係止機構と、前記磁力によって作動可能な係止機構をその中に設けたハウジングであって、前記ベルトをその中にスライドして受け入れるように構成されたベルト経路をその中に区画する通路を含むことを特徴とするハウジングと、を備え、前記スペーサが、前記ベルトを受け入れるように配置されたチャンネルを含むことを特徴とする、請求項18に記載の方法。
請求項20
前記スペーサが、第1の半部分と、第2の半部分と、接続セグメントであって、前記第1の半分部分が、前記接続セグメントによって前記第2の半分部分に結合され、前記第1の半分部分および前記第2の半分部分がスペーサ開口部を区画し、前記第2の直径が前記スペーサ開口部に基づいて調節可能であることを特徴とする接続セグメントと、を含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
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