专利摘要:
本発明は一般的に空気汚染除去システムに関し、空中浮遊粒子やその他の汚染物質をオゾンで中和及び/又は破壊する。このシステムは一般的に浄化対象の空気を受領するためのアクセスチャンバ、アクセスチャンバと一般的に通流状態に接続されたオゾン発生器、およびその中にオゾンが高濃度で存在する、アクセスチャンバと連通する少なくとも1つの処理チャンバを含んでおり、空気中の空中浮遊粒子及び/又はその他の汚染物質を効果的に中和及び/又は破壊できる。この空気汚染除去システムは典型的には建物の換気システムと協調的に使用される。
公开号:JP2011511236A
申请号:JP2009547505
申请日:2008-02-05
公开日:2011-04-07
发明作者:アシュ,リシャール
申请人:4170415 カナダ インク.;
IPC主号:F24F7-00
专利说明:

[0001] 一般的には本発明は、空気の濾過、清浄化及び/又は汚染除去のためのシステムの分野に関する。特には、本発明は、オゾンが主たる汚染除去手段である空気の濾過、清浄化及び/又は汚染除去のためのシステムの分野に関する。]
[0002] 本発明は、米国特許庁へ2007年2月6日に出願された下記特許文献1を基礎とする優先権の利益を主張する。]
背景技術

[0003] この数年で科学者は家屋内または建物内の空気がいくつかの世界最大級都市の空気よりも汚染されていることを発見した。世界中で、ほぼ30%の新建物は重大な屋内の空気汚染問題を抱えている。]
[0004] 加えて、人間の肺臓は毎日30立方メートルまでの空気を処理することができる。よって、人間の長期に亘る有害化学物質及び/又は空中浮遊粒子への曝露は、喘息やアレルギーといった幾種もの呼吸問題を引き起こしかねない。さらに、空中に存在するウィルスやバクテリアはインフルエンザや肺炎といった病気の原因ともなり得る。]
[0005] 空気を洗浄、清浄化及び/又は汚染除去するために、この数年来、幾種類ものシステムや装置が提案され、利用されてきた。それらシステムは一般的に2つのカテゴリに分類できるものである。]
[0006] 一方、エアフィルタのごとき空気清浄化システムは良く知られており、埃や花粉等の自然界の粒子などである汚染物質の除去のために普通に利用されている。これらフィルタは一般的に、設定された最小サイズ以上である空中浮遊粒子をブロックして保持する。よって、これらフィルタの効率は一般的にブロックできる粒子サイズによって限定される。さらに、フィルタは一般的に化学物質や有機汚染物質並びにバクテリア、ウィルスおよびカビ等の超微小汚染物質に対しては効果が限定的である。]
[0007] HEPAフィルタ等のフィルタはバクテリアやカビのごとき極小サイズの粒子や汚染物質を阻止するように設計されている。それでもこれらの特殊フィルタは通常は高価であり、十分なレベルの濾過性能を維持するためには頻繁に交換しなければならない。これら頻繁なフィルタ交換は一般的に相当な費用を要する。]
[0008] また、エアフィルタの欠点を緩和するために、オゾンを利用した清浄化システムが提案されている。一般的に、これらシステムは空中の酸素から発生させたオゾンか、この目的で供給されるオゾンを散布して混合することで周囲空気を清浄化する。強力な酸化特性を有したオゾンは、有害な化学物質、有機汚染粒子、埃、バクテリア、ウィルスおよびカビ等の空中浮遊汚染物を中和及び/又は破壊する。空中浮遊汚染物を中和及び/又は破壊することでオゾンは空気を効果的に殺菌し、空気を清浄化する。このようなシステムの1例は米国特許5501844で紹介されている。]
[0009] オゾンを利用する空気清浄化システムはエアフィルタに勝るいくつかの利点を備えている。例えば、オゾンが一般的に周囲空気中の酸素から発生される場合には、充填や交換を必要とするタンクは存在しない。加えて、これらシステムのオゾン発生器は大抵は電動式であるため、これらオゾンを利用する空気清浄化システムは一般的には選択式にオン・オフ操作ができるが、エアフィルタは永久に取り付けられたままである。]
[0010] とはいえ、従来のオゾンを利用する空気清浄純化システムの主な問題の1つは、それらシステムが空気汚染除去対象の部屋にオゾンを直接的に噴霧することである。これらシステムは汚染物質に対して比較的に効果的ではあるが、オゾン自体が刺激性物質であるため、例え低濃度であろうとも周囲空気中でのオゾンの存在は人間や動物のごとき高等生物にとって不快であり、有害でさえある。]
[0011] 従って、人間や動物に対するオゾンの悪影響を最低限度に抑えながら、空気の清浄化のためにオゾンの酸化特性を好適に利用した新規な空気清浄化/浄化システムに対する需要が存在する。]
先行技術

[0012] 米国仮特許願60/898702号「オゾンを利用した浄化換気ダクトのための装置」]
[0013] 一般的に本発明は、オゾンを利用して部屋、換気ダクト及び/又は建物内を循環する周囲空気を浄化できる空気汚染除去システムに関する。]
発明が解決しようとする課題

[0014] 本発明の主要な目的の1つは、オゾンを汚染除去手段として使用することで建物内の空気中に存在し空中浮揚する埃、バクテリア、ウィルス、カビ及び/又は有機並び化学汚染物質を除去するか、少なくとも減少させることができる空気汚染除去システムの提供である。]
[0015] 本発明の別目的は、周囲空気中に含まれる空中浮揚する汚染物質のほとんどを効果的に中和及び/又は破壊するために高濃度のオゾンで周囲空気の一部を処理するが、人間または動物が呼吸する空気中のオゾン濃度を高等生物にとって無害なレベルに維持するように未処理空気に残留オゾンを混合するようにも設計されている空気汚染除去システムの提供である。]
[0016] 本発明のさらに別な目的は、建物の換気システムと協調的に使用が可能な空気汚染除去システムの提供である。]
[0017] 本発明のさらに別な目的は、好適にはプログラム可能であり、及び/又は制御可能である空気汚染除去システムの提供である。]
[0018] 本発明の他の目的は以下で解説する例示的実施例または「請求の範囲」で定義されている発明の理解により明らかとなるであろう。本明細書では言及されていない本発明の様々な利点は本発明の実施を通じて専門家には理解されるであろう。]
課題を解決するための手段

[0019] 一般的に本発明の空気汚染除去システムは、少なくとも1つの吸引口と少なくとも1つの排出口とを有するアクセスチャンバを含む。吸引口は汚染された空気をそのアクセスチャンバ内に導入してそこでオゾンと混合させ、排出口は空気・オゾン混合物をアクセスチャンバから排出して処理チャンバを通過させる。]
[0020] 空気汚染除去システムを通して比較的に安定した空気循環を維持するため、一般的には空気汚染除去システムにはファンまたは送風機の形態で少なくとも1つの空気推進手段が備えられる。このファンは一般的にアクセスチャンバの吸引口または排出口に装着される。必要であれば空気汚染除去システムには吸引口に第1ファンを取り付け、排出口に第2ファンを取り付ける。他の形態でも可能である。]
[0021] さらに、システムは少なくとも1つのオゾン発生器も含んでいる。このオゾン発生器はアクセスチャンバに内蔵させることも、その外部に設置することできる。好適には、周囲空気中に含まれる酸素から直接的にオゾンを発生させ、そのように発生されたオゾンを浄化処理対象の周囲空気と直接的に混合させるべく、オゾン発生器をアクセスチャンバに内蔵させるか、その排出口に直接的に設置する。もしオゾン発生器がアクセスチャンバの外側に設置されると、アクセスチャンバ内を循環する空気とオゾンとを混合するためにはオゾン発生器はアクセスチャンバと通流状態でなければならない。さらに、空気汚染除去システムの最終形態は、空気汚染除去システムの他の構成要素に対するオゾン発生器の相対位置に少なくとも部分的に依存することは銘記すべきである。]
[0022] 最後に、空気汚染除去システムは、アクセスチャンバの排出口と通流し、空気・オゾン混合物を受領する少なくとも1つの処理チャンバを含む。この点で、空気汚染除去システムは高濃度のオゾン(例えば20ppm以上)を含有する周囲空気部分を好都合に処理することができ、改善された浄化作用を提供する。汚染された空気・オゾン混合物はオゾン発生器の排出口にて部屋に直接的には戻されないことによって可能となる。従って、オゾンの作用はさらに効果的になる。なぜなら、処理チャンバ内を循環する限定量の空気に対して集中できるからである。典型的には、処理チャンバは長尺のフレキシブルな導管である。]
[0023] 本発明の1特徴によれば、処理チャンバを形成する導管は、その導管を通過する空気・オゾン混合物をオゾンに浄化処理させるに足る十分な時間を提供できる管径及び/又は長さを有している。]
[0024] 本発明の別な特徴によれば、オゾン発生器がアクセスチャンバに内蔵されていると、あるいはアクセスチャンバと処理チャンバとの間に設置されていると、空気汚染除去システムには通流制御手段を設置することが有利である。この通流制御手段は、一般的には、空気中に含まれる酸素とオゾン発生器との間の接触時間を増加させる目的で、空気汚染除去システム内の空気流の速度を落とすために使用される。オゾン発生器の実際の位置によっては、この通流制御手段は空気汚染除去システムの別位置に設置することができる。例えば、通流制御手段はアクセスチャンバの吸引口、アクセスチャンバの排出口、オゾン発生器の排出口あるいは処理チャンバの排出口に設置できる。本発明はさほど限定的ではない。]
[0025] 空気汚染除去システムの構造の複雑度によっては、通流制御手段は、所定サイズを有した単純な開口部から、さらに複雑な制御バルブまで様々でよい。よっていくつかの実施形態が可能である。]
[0026] 実施形態によっては、空気汚染除去システムはプログラム式であり、及び/又は遠隔装置あるいは通信ネットワークで接続された中央管理システムによる遠隔操作式である。従って、空気汚染除去システムは、汚染物のレベルが設定閾値を超えると自動的に作動するようにプログラムすることができる。また、複数の空気汚染除去システムを建物内に設置し、通信ネットワークによって中央管理システムに接続することができる。そうすればこれらシステムを個別に制御することが可能である。]
[0027] 本発明の別特徴によれば、空気汚染除去システムは建物の内部に永久設置される。特に、空気汚染除去システムは、好適な形態では部屋の天井スペースに設置される。この好適形態によれば、システムは天井スペースを循環し、建物の換気システムの収集ダクトの1つに向かって流れる汚染空気部分を吸引して洗浄する。空気汚染除去システムは浄化された周囲空気をその収集ダクトで回収させるように未処理空気に戻す。汚染周囲空気流と混合されることで、浄化された周囲空気内の残留オゾンはさらに希釈される。]
[0028] あるいは、空気汚染除去システムは建物の換気システムの収集ダクトの1つに接続されている戻りダクトに内蔵させるか、それと平行に設置することができる。他の形態も可能である。本発明の設置条件は1つの特定形態にも、特定位置にも限定されない。]
[0029] 新規であると信じられる本発明の特徴は特に「請求の範囲」において定義されている。]
図面の簡単な説明

[0030] 1好適実施例による空気汚染除去システムの概略図である。
図1で示す通流制御手段の1実施例によるオゾン発生器の排出口の部分拡大図である。
図1で示す通流制御手段の別実施例によるオゾン発生器の排出口の部分拡大図である。
部屋の天井スペースに設置されている状態の図1で示す空気汚染除去システムの概略図である。
戻りダクトに内蔵されている状態の図1で示す空気汚染除去システムの概略図である。
戻りダクトと平行に設置されている状態の図1で示す空気汚染除去システムの概略図である。] 図1
[0031] 新規な空気汚染除去システムを以下で解説する。本発明は特定の実施例を利用して解説されているが、ここで解説する実施例は例示目的のみであり、本発明の技術的範囲はそれらによって限定されるものではない。]
[0032] 基本的には、本発明の空気汚染除去システムは、空気を浄化するために、好適には周囲空気中の酸素から発生するオゾンを利用する。さらに、空気汚染除去システムは浄化された周囲空気に残留する残留オゾンを、人間や動物のごとき高等生物に対して無害となるように未処理の周囲空気中に混合し、希釈する。]
[0033] 典型的には、本発明の空気汚染除去システム1は建物の換気システムと協調的に使用できるように設計されている。一般的に、空気汚染除去システム1は浄化対象の周囲空気31を受領するように設計されているアクセスチャンバ3と、周囲空気31を浄化するように使用されるオゾンを発生するように設計されている1以上のオゾン発生器11と、空気・オゾン混合物を受領するように設計されている1以上の処理チャンバ19とを含む。]
[0034] 特に、図1で示すように、空気汚染除去システム1のアクセスチャンバ3は内側空間5を提供し、少なくとも1つの吸引口7と、少なくとも1つの排出口6とを含む。吸引口7は一般的には開口部であり、一般的には周囲空気31をアクセスチャンバ3内に導入する。一方、排出口6も一般的には開口部であり、空気・オゾン混合物35をアクセスチャンバ3から排出する。理解されようが、アクセスチャンバ3は複数の吸引口7及び/又は複数の排出口6を含むこともできる。例えば、図1の実施例ではアクセスチャンバ3は1つの吸引口7と3つの排出口6とを含んでいる。さらに、吸引口7と排出口6の位置と形状はアクセスチャンバ3の実際の形状に合わせて変更することができる。] 図1
[0035] 本明細書の以下の記述では、構造と構成要素の解説において(英文法的に)単数形態で記述されているが、それらは1個であっても複数個であっても構わない(例えば、吸引口7、排出口6、オゾン発生器11、等々の解説部分)。複数形態は本発明のさらなる理解に必要と考えられる場合に使用されている。]
[0036] さらに図1で示すように、空気汚染除去システム1は、一般的には電動ファンまたは送風機9の形態である少なくとも1つの空気推進手段も含んでいる。図1で示す実施例ではファン9はアクセスチャンバ3の吸入口7に取り付けられている。さらに、ファン9の目的が空気汚染除去システム1を通じて比較的に安定した通流を提供することであるため、ファン9を排出口6に取り付けるか、または空気汚染除去システム1に沿った適当な場所に設置することができる。本発明はさほど限定的ではない。さらに、複数のファン9を利用することもできる。例えば、1つのファン9を吸入口7に設置し、別ファン9を排出口6に設置することができる。よって、図1で示す形態は全く限定的なものではない。] 図1
[0037] 好適には、ファン9は空気汚染除去システム1全体を通して循環する空気流を制御することができるように制御式である。ファン9の性能は一般的には立方フィート/分(CFM)で測られ、一般的には空気汚染除去システム1のサイズに比例し、形状に関係する。専門家であれば特定空気汚染除去システム1に利用するファン9の性能を適宜決定することができる。]
[0038] 周囲空気31を効果的に浄化するため、空気汚染除去システム1は少なくとも1つのオゾン発生器11をさらに含んでいる。好適には、図1で示すようにオゾン発生器11はアクセスチャンバ3に内蔵されている。そのように内蔵されたオゾン発生器11は周囲空気31中の酸素から直接的にオゾンを発生させ、そのように発生されたオゾンを周囲空気31と直接的に混合し、オゾンに空中浮遊汚染物質を中和して破壊させる。] 図1
[0039] ファン9に関して、好適にはオゾン発生器11は発生するオゾン量を制御するために制御式である。また、ファン9に関して、オゾン発生器11の性能は空気汚染除去システム1のサイズと形状によって、並びに周囲空気31内の汚染物質のレベルによって決定される。専門家であれば、特定の空気汚染除去システム1に使用すべきオゾン発生器11の性能を決定することができる。]
[0040] 図1で示すような空気汚染除去システム1の特定実施例では、空気汚染除去システム1は、必要であれば、または有利であるならば幾つかのオゾン発生器11を含むことができる。これらオゾン発生器11は、好適には処理対象周囲空気31の汚染レベルに応じてスイッチのオン・オフが操作できるものである。さらに、それぞれのオゾン発生器11は図1の実施例で示すようにアクセスチャンバ3の排出口6の1つに関連させることができる。他の実施携帯も可能である。] 図1
[0041] 有利には、空気・オゾン混合物35のオゾン濃度を増加させるため、及び/又はオゾン発生器11の効率を高めるため、空気汚染除去システム1にはオゾン発生器の近辺で周囲空気流31の速度を遅くするように設計された通流制御手段が提供できる。オゾン発生器11の付近で空気流31の速度を遅くすることで、周囲空気31内に存在する酸素とオゾン発生器11との間の接触時間は増加し、そこで発生されるオゾン量を増加させることができる。]
[0042] オゾン発生器11の設置位置に応じて通流制御手段を空気汚染除去システム1に沿った複数箇所に適宜設置することができる。例えば、通流制御手段をアクセスチャンバ3の吸引口7に設置したり、アクセスチャンバ3の排出口6に設置したり、及び/又はオゾン発生器11の排出口12に設置することができる。図1で示す好適実施例では通流制御手段はオゾン発生器11の排出口12に設置されている。] 図1
[0043] 図2と図3は通流制御手段の2つの例示的実施例を図示する。図2では通流制御手段13はオゾン発生器11の排出口12に取り付けられた有孔板として具現化されており、所定サイズを有した少なくとも1つの孔を形成している。図3では通流制御手段13’はオゾン発生器11の排出口12に取り付けられた可変速度制御バルブとして具現化されている。] 図2 図3
[0044] 通流制御手段の主たる目的は周囲空気31とオゾン発生器11との接触時間を増加及び/又は制御することであるため、通流制御手段の位置は一般的にはオゾン発生器11の位置によって定まる。よって、いくつかの形態が可能である。]
[0045] さらに、空気汚染除去システム1で使用されるオゾン発生器11のタイプによっては、専門家はその構成要素のいくつかを修正及び/又は調節する必要があるかも知れない。]
[0046] 従って、実施例によっては、もしオゾン発生器11が、電極を内蔵し、周囲空気31が通流する管体または導管であれば、オゾン発生器11を内蔵ではなく、アクセスチャンバ3の排出口6に設置することができる。この場合には、前述したように通流手段はオゾン発生器11の排出口12に取り付けることもできる。アクセスチャンバ3とオゾン発生器11とを一体的に提供し、本質的に単体構造とする実施形態も可能である。]
[0047] また、オゾン発生器11がアクセスチャンバ3の外側に設置されるなら、アクセスチャンバ3と処理チャンバ19とを一体的に提供し、本質的に単体構造とする別実施形態も可能である。]
[0048] 図1に戻ると、本発明の空気汚染除去システム1はオゾン発生器11に電気を供給するように設計された少なくとも1つの電力源17をさらに含む。図示はしないが、一般的には空気汚染除去システム1はファン9に電力を供給するように設計された少なくとももう1つの電力源も含んでいる。さらに、空気汚染除去システム1にはその全ての電動式構成要素のための単電力源を含ませることも可能である。本発明はさほど限定的ではない。] 図1
[0049] 空気汚染除去システム1を制御するため、ファン9やオゾン発生装置11のごとき全ての制御可能な構成要素は好適には制御手段(図示せず)に接続される。空気汚染除去システム1の自動化レベルに応じて、制御手段は、スライド式またはプッシュボタン式の調光器のごとき単純装置から、マイクロコントローラ、プログラム式オートマトンまたは中央コンソール等のさらに進化した装置まで様々でよい。それら進化した装置は通信ネットワークを介して中央管理システムにさらに接続することができる。理解されようが、空気汚染除去システム1の意図された用途によっては別な制御手段が利用できる。本発明はさほど限定的ではない。]
[0050] 有利には、本発明の空気汚染除去システム1は高濃度オゾンで周囲空気31を処理することができる。浄化効果を発揮するのに必要な最低濃度のオゾンは普通3ppmであるが、この好適実施例では空気・オゾン混合物35内のオゾン濃度は好適には10ppm以上であり、さらに好適には15ppm以上であり、最好適には20ppm以上である。いずれにしろ、周囲空気31の汚染度によってはさらに高い濃度あるいは低い濃度のオゾンが利用できる。]
[0051] 空気・オゾン混合物35が直接的に周囲空気に戻らないよう、それぞれのアクセスチャンバの排出口6またはそれぞれのオゾン発生器の排出口12は、好適には処理チャンバ19に接続されている。基本的には処理チャンバ19は2つの目的を有している。まず、空気・オゾン混合物35の周囲空気による希釈を防止することで、空気・オゾン混合物35内のオゾン濃度は高く保たれ、さらに効果的な浄化能力を備える。さらに、処理チャンバ19はオゾンが汚染物質を中和及び/又は破壊し、自身が破壊されるのを同時的に行う時間を提供する。従って、処理チャンバ19の排出口で、空気・オゾン混合物31内のオゾン濃度は減少し、有害度がさらに低くなる。]
[0052] 好適には、処理チャンバ19は固定長を有するフレキシブルな導管であるが、これに限られない。本発明の好適実施例では処理チャンバ19の長さは約20メートルである。しかしその他の長さも可能である。]
[0053] 処理チャンバ19の長さを調整式とすることもできる。例えば処理チャンバ19を伸縮式の管または導管、あるいは互いに連結可能な複数のパイプで構成することもできる。システム1に、それぞれが特定濃度のオゾンに適した異なる長さの複数の取り外し可能な処理チャンバ19を提供することもできる。その他の実施形態も可能である。]
[0054] 図1には図示しないが、本発明の空気汚染除去システム1に必要なセンサを装着することもできる。例えばシステム1は周囲空気内の1以上の汚染物質のレベルを測定するためのセンサ、オゾン発生器11の排出口12でのオゾン濃度を測定するためのセンサ及び/または処理チャンバ19の排出口12でのオゾン濃度を測定するためのセンサを含むことができる。プログラム式制御手段に接続されると、これらのセンサは汚染レベルに応じた必要なオゾン濃度をシステム1に適切に提供させるであろう。] 図1
[0055] 本発明によれば、空気汚染除去システム1は一般的にはその中にシステム1が設置される建物の換気システムと協調的に使用される。]
[0056] 典型的には建物の換気システムは、建物の各部屋または領域から収集した周囲空気を受領する中央処理システム(図示せず)を含んでおり、収集した周囲空気の一部を処理(すなわち濾過、加湿または除湿、冷却または加熱等)し、残りを建物外へ排出し、処理済空気を建物外からの新鮮な空気と混合し、処理済空気と新鮮空気の混合物を換気ダクトを介して各部屋または領域に配分する。]
[0057] 図4は部屋の天井スペース50に設置されている本発明の空気汚染除去システム1を示している。部屋の天井スペースは、収集ダクト(図示せず)を介して再処理のために中央処理システムへ戻る部屋の周囲空気31を収集するための戻りダクトとして普通に利用されている。] 図4
[0058] 天井スペース50に設置されることで、システム1は中央処理システムへ戻る周囲空気31の一部を吸引しそれを高濃度オゾンで処理し、汚染物質の大部分を中和及び/又は破壊する。システム1の出口で空気・オゾン混合物35は収集ダクトに向かって流れる周囲空気31の未処理部分に戻されて混合される。]
[0059] 空気・オゾン混合物35は人間及び/又は動物が存在する部屋に直接戻らないので、空気・オゾン混合物35の残留オゾンは人間または動物に影響を及ぼさないであろう。]
[0060] さらに中央処置システムに戻る周囲空気31の未処理部分と混合されることで、空気・オゾン混合物35は周囲空気31の未処理部分中で希釈され、残留オゾンは希釈及び/又は酸素へ戻る汚染物を中和及び/又は破壊するための追加の時間を有するであろう。]
[0061] このように、未処理周囲空気31と空気・オゾン混合物35は収集され、中央処理システムで処理され、新鮮空気と混合され、換気ダクト43を介して清浄空気37として各部屋へ再分配されたとき、清浄空気37中に残留するオゾンの濃度は好適には0.01ppm程度であって、少なくともカナダ安全基準(すなわち0.05ppm以下)、米国安全基準(すなわち0.08ppm以下)および国際安全基準(すなわち0.1ppm以下)より低くなるであろう。]
[0062] 図5は、図4に示す設置形態の別実施例を示している。この実施例では空気汚染除去システム1は戻りダクト41に内蔵されており、ここを通って部屋の周囲空気31が中央処理システムへ戻る。システム1の機能は同様である。] 図4 図5
[0063] 図6は、図4に示す設置形態のさらに別な実施例を示している。この実施例では空気汚染除去システム1は戻りダクト41と平行に接続された状態で設置されている。システム1の機能は同様である。] 図4 図6
[0064] 部屋の周囲空気31の一部を定期的、継続的に浄化することで建物の周囲空気全部が空気汚染除去システム1によって最終的に浄化される。理解されようが、複数のシステム1が建物内に設置された場合には全周囲空気31の浄化に必要な時間はそれに対応して減少するであろう。]
実施例

[0065] 本発明の好適実施例について説明したが、本発明の概念をその他にも多様に具現化することができ、添付の請求の範囲は、従来技術によって限定されるもの除いてこれらの多様な変形例を含んでいると解釈されるべきである。]
权利要求:

請求項1
空気汚染除去システムであって、a.第1吸引口と第1排出口とを有しており、汚染された周囲空気を受領するように設計されているアクセスチャンバと、b.前記汚染された周囲空気を本システムを通じて推進させる空気推進手段と、c.前記アクセスチャンバと通流状態であり、オゾンを発生させ、該オゾンを前記汚染周囲空気と混合させるように設計されているオゾン発生器と、d.第2吸引口と第2排出口とを含んだ処理チャンバと、を含んでおり、前記第2吸引口は前記第1吸引口と通流状態であり、前記処理チャンバは前記汚染周囲空気とオゾンとの混合物を受領するように設計されており、よって前記オゾンは前記汚染周囲空気を実質的に浄化することを特徴とする空気汚染除去システム。
請求項2
処理チャンバは汚染周囲空気をオゾンに浄化させる大きさおよび形状であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項3
空気推進手段は制御可能であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項4
オゾン発生器は制御可能であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項5
オゾン発生器はアクセスチャンバに内蔵されていることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項6
アクセスチャンバはこれを通過する汚染周囲空気流を制御するための通流制御手段を含んでおり、前記通流制御手段は第1排出口に設置されていることを特徴とする請求項5記載のシステム。
請求項7
通流制御手段は少なくとも1つの開口部を有する有孔板であることを特徴とする請求項6記載のシステム。
請求項8
通流制御手段は可変速度モータであることを特徴とする請求項6記載のシステム。
請求項9
通流制御手段は制御バルブであることを特徴とする請求項6記載のシステム。
請求項10
制御バルブは制御可能であることを特徴とする請求項9記載のシステム。
請求項11
オゾン発生器は第3吸引口と第3排出口を含んでおり、前記オゾン発生器は実質的に第1排出口と第2吸引口との間に設置されていることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項12
オゾン発生器はこれを通過する汚染周囲空気流を制御する通流制御手段さらに含んでおり、前記通流制御手段は第3排出口に設置されていることを特徴とする請求項11記載のシステム。
請求項13
通流制御手段は少なくとも1つの開口部を有する有孔板であることを特徴とする請求項12記載のシステム。
請求項14
通流制御手段は制御バルブであることを特徴とする請求項12記載のシステム。
請求項15
制御バルブは制御可能であることを特徴とする請求項13記載のシステム。
請求項16
処理チャンバは導管であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項17
導管はフレキシブルであることを特徴とする請求項16記載のシステム。
請求項18
汚染周囲空気・オゾン混合物内のオゾン濃度は3ppm以上であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項19
汚染周囲空気・オゾン混合物内のオゾン濃度は10ppm以上であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項20
汚染周囲空気・オゾン混合物内のオゾン濃度は15ppm以上であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項21
汚染周囲空気・オゾン混合物内のオゾン濃度は20ppm以上であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項22
アクセスチャンバと処理チャンバとは一体的であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項23
システムは建物の部屋の天井スペースに設置されていることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項24
システムは建物の換気システムの換気ダクト内に設置されていることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項25
システムは建物の換気システムの戻りダクト内に設置されていることを特徴とする請求項1記載のシステム。
請求項26
システムは建物の換気システムの戻りダクトに平行に設置および接続されていることを特徴とする請求項1記載のシステム。
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同族专利:
公开号 | 公开日
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CA2676654A1|2008-08-14|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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