![]() フロ−およびチエノ[3,2−c]ピリジン類
专利摘要:
式(I)のフロ[3,2−c]ピリジンおよびチエノ[3,2−c]ピリジン化合物、およびそれの製薬上許容される塩、製造、中間体、医薬組成物、ならびに癌など、EMTが関与する状態など、RONおよび/またはMETのようなタンパク質キナーゼ活性が介在する状態などの疾患治療等での使用。 公开号:JP2011511094A 申请号:JP2010546027 申请日:2009-02-06 公开日:2011-04-07 发明作者:ウオン,チンホワ;クレインバーグ,アンドリユー;シユタイニヒ,アルノ・ゲー;チエン,シン;チン,メイチヨン;ドン,ハンチン;マルビヒル,マーク・ジエイ;リー,アン−フー;ワン,チイ;ワン,チン 申请人:オーエスアイ・フアーマスーテイカルズ・インコーポレーテツド; IPC主号:C07D491-048
专利说明:
[0001] (背景) 本発明は、フロ[3,2−c]ピリジンおよびチエノ[3,2−c]ピリジン化合物、それらの塩、組成物および治療的使用、特には、癌などの各種疾患および状態の治療および/または予防のための、ヒトなどの動物でのチロシンキナーゼ酵素の活性を阻害する化合物に関するものである。] 背景技術 [0002] RON(recepteur d’origine nantais)は、MET癌原遺伝子ファミリーに属する受容体チロシンキナーゼである。それは、それの天然リガンドであるMSPに結合することで活性化され、PI3K経路およびMAPK経路を介してシグナル伝達する。RONは、癌において、受容体の過剰発現および/または構成的に活性なスプライスバリアントの存在などの機序によって調節解除され得る。RONの阻害が、増殖を低下させ、アポトーシスを誘発し、細胞転移に影響を与えることが明らかになっている。各種のヒト癌においてRONの過剰発現が認められ、その疾患の進行に伴う発現増加を示す。] [0003] METは、50kDaのα−サブユニットおよび145kDaのβ−サブユニットから構成されるヘテロダイマータンパク質である受容体チロシンキナーゼである(Maggiora et al.,J.Cell Physiol.,173:183−186,1997)。それは、それの天然リガンドであるHGF(散乱因子とも称される肝細胞増殖因子)への結合によって活性化され、PI3K経路およびMAPK経路を介してシグナルを伝達する。METは、オートクリン/パラクリンHGF活性化、受容体の過剰発現および/または活性化突然変異の存在などの機序によって癌において調節解除され得る。結腸、肺、前立腺(骨転移を含む)、胃、腎臓、HCC、卵巣、乳房、ESCCおよび黒色腫などの各種のヒト腫瘍において、METのかなりの発現が認められている(Maulik et al.,Cytokine&Growth Factor Reviews 13:41−59,2002)。METは、アテローム性動脈硬化および肺線維症においても示唆されている。文献(例えば、Chemical&Engineering News 2007,85(34),15−23)に総覧があるように、METを阻害することで、細胞の運動性、増殖および転移の低下を生じさせることが可能である。] [0004] ヒト癌がより侵襲性で転移性の状態に進行するに連れて、細胞および組織の文脈に応じて、複数の細胞生存を調節するシグナル伝達プログラムおよび移動プログラムが認められる(Gupta and Massague,2006)。最近のデータは、細胞侵襲および転移を促進する、上皮−間葉移行に似るプロセスである上皮癌細胞のより間葉様状態への分化転換(EMT);(Oft et al.,1996;Perl et al.,1998)を強調するものである(Brabletz et al.,2005;Christofori,2006)。EMT様移行により、間葉様腫瘍細胞は、増殖能を犠牲にして移動能力を獲得すると考えられている。間葉−上皮移行(MET)が、より増殖性の状態を再生し、原発腫瘍に似たマクロ転移を遠位に生じさせるものと推定されている(Thiery,2002)。METキナーゼおよびRONキナーゼは、EMTプロセスにおいて役割を果たすことが明らかになっている(Camp et al.,2007;Grotegut et al.,2006;Wang et al.,2004)。] 先行技術 [0005] Maggiora et al.,J.Cell Physiol.,173:183−186,1997. Maulik et al.,Cytokine&Growth Factor Reviews 13:41−59,2002. Chemical&Engineering News 2007,85(34),15−23. Gupta and Massague,2006. Oft et al.,1996. Perl et al.,1998. Brabletz et al.,2005. Christofori,2006. Thiery,2002. Camp et al.,2007. Grotegut et al.,2006. Wang et al.,2004.] 発明が解決しようとする課題 [0006] 従って、癌(これに限定されるものではない)などの増殖性疾患で使用される、RONおよび/またはそれの関連するファミリーMETの阻害薬を確認することが望ましい。] [0007] RONおよびMETがヘテロダイマーを形成し、そのようなRON−METダイマーを介してシグナル伝達を行うことが可能であることが、イン・ビトロで示されている。癌でのRONおよびMETの共発現が認められていることから、そのような「クロストーク」が腫瘍増殖に寄与し得る。従って、RONおよびMETの両方を阻害する化合物を確認することが特に望まれる。] [0008] 選択性または効力がより高く、毒性が低く、または副作用が少ない抗癌医薬を改善することが、現在もなお必要とされている。] 課題を解決するための手段 [0009] (要旨) 一部の態様において本発明は、式Iの構造を有するフロ[3,2−c]ピリジンおよびチエノ[3,2−c]ピリジン化合物ならびにそれらの製薬上許容される塩に関するものである。] [0010] 式中、R1からR4は任意の置換基であり;X1はOまたはSであり;(X2)qは非存在であるかO、S、S(O)、S(O)2または置換されていても良いNである。] [0011] 一部の実施形態において、R1およびR3はいずれもHであり;X1およびX2はいずれもOであり;qは1であり;R2は置換されていても良いアリール、複素環またはヘテロアリールであり;R4は置換されていても良いアリール−アルキルである。] [0012] 本発明の化合物は、二重阻害を含むRONおよび/またはMETなどのキナーゼ類の阻害薬である。] [0013] 一部の態様において本発明は、前記化合物および関連する中間体の製造を含むものである。] [0014] 一部の態様において本発明は、前記化合物を含む医薬組成物を含むものである。] [0015] 一部の態様において本発明は、過剰増殖性障害、癌、間葉癌、少なくとも部分的にMETおよび/またはRONが介在する癌、およびEMTの阻害が望ましい癌などの、前記化合物および組成物による疾患の治療を含むものである。] [0016] (詳細な記述) 化合物 一部の態様において本発明は、式Iの化合物またはそれの製薬上許容される塩を含むものである。] [0017] 式中、 X1は、OまたはSであり; X2は、O、S(O)mまたは−NR5であり; R1は、H、ハロ、−CN、−CF3、−NO2、C0−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキルまたはヘテロアリールC0−12アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG1置換基で置換されていても良く; R2は、H、ハロ、−CN、−CF3、−NO2、C0−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキルまたはヘテロアリールC0−12アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG2置換基で置換されていても良く; またはR2は、式IIの構造:] [0018] であるテトラヒドロピリジニルであり; R3は、HまたはC1−12アルキルであり; R4は、H、C0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキルまたはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG3置換基で置換されていても良く; またはR4は−(CR10R11)nA1であり; A1は、1以上の独立のG4によって置換されていても良いアリールまたはヘテロアリールであり; R5は、H、C0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C1−12アルキル−O−C2−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)m−C2−12アルキル、(C0−12アルキル)(C0−12アルキル)N−C2−12アルキル、C2−12アルケニルC1−12アルキルまたはC2−12アルキニルC1−12アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG5置換基で置換されていても良く; R10およびR11はそれぞれ独立に、H、C0−12アルキル、C1−12アルキル−O−C1−12アルキル、(C1−12アルキル)(C0−12アルキル)N−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)m−C1−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12シクロアルケニルC1−12アルキルまたはC3−12ヘテロシクロアルキルC0−10アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG6置換基によって置換されていても良く;またはR10およびR11が、それらが結合している炭素原子とともに、3から12員の飽和もしくは不飽和環を形成しており、前記環は1以上の独立のG7置換基によって置換されていても良く、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く; R6は、H、C0−12アルキル、C1−12アルキル−O−C1−12アルキル、(C1−12アルキル)(C0−12アルキル)N−C1−12アルキルまたはC1−12アルキル−S(O)m−C1−12アルキルから選択され、それらのいずれも1以上の独立のG8置換基によって置換されていても良く; R7は、H、C0−12アルキル、R8O−C2−12アルキル、R8R9N−C2−12アルキル、R8S(O)m−C2−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12シクロアルケニルC1−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C1−12アルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルケニルC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12シクロアルケニルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル、−C(O)Ra、R8O−C0−12アルキルC(O)−、R8R9N−C0−12アルキルC(O)−、R8S(O)mC0−12アルキルC(O)−、−CO2R8、−C(O)NR8R9、−S(O)mR8、−SO2NR8R9または−C(S)OR8であり、それらのいずれも1以上の独立のG9置換基で置換されていても良く; G1、G2、G3、G4、G5、G6、G7、G8およびG9はそれぞれ独立に、H、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−NO2、C0−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、−OR12、−S(O)mR12、−NR12R13、−SO2NR12R13、−C(O)Rb、−C(O)NR12R13、−C(O)−C(O)NR12R13、−C(O)OR12、−C(O)−C(O)OR12、−OC(O)Rb、−NR12C(O)Rb、−NR12S(O)2R13、−(CR14R15)nC(O)Rb、−(CR14R15)nC(O)OR12、−(CR14R15)nC(O)NR12R13、−(CR14R15)nS(O)2NR12R13、−(CR14R15)nNR12R13、−(CR14R15)nOR12、−(CR14R15)nS(O)mR12、−NR16C(O)NR12R13、−NR16S(O)2NR12R13または−NR16S(O)NR12R13から選択され、それらのいずれも1以上の独立のQ1置換基で置換されていても良く; Q1は、H、ハロ、−CN、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3、C0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル、−C(O)−C(O)NR17R18、−C(O)−C(O)OR17、−OC(O)Rc、−NR17C(O)Rc、−NR17S(O)2R18、−(CR19R20)nC(O)Rc、−(CR19R20)nC(O)OR17、−(CR19R20)nC(O)NR17R18、−(CR19R20)nS(O)2NR17R18、−(CR19R20)nNR17R18、−(CR19R20)nOR17、−(CR19R20)nS(O)mR17、−NR21C(O)NR17R18、−NR21S(O)2NR17R18または−NR21S(O)NR17R18から選択され、それらのいずれも1以上の独立のQ2置換基で置換されていても良く; Q2は、H、ハロ、−CN、−OH、−NH2、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3、−CO2H、−S(O)mH、C0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキルから選択され、それらのいずれも1以上の独立のハロ、−CN、−OH、−NH2または部分的もしくは完全にハロゲン化されていても良いC1−10アルキルもしくは部分的もしくは完全にハロゲン化されていても良い−O−C1−10アルキルで置換されていても良く; R8、R9、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、Ra、RbおよびRcはそれぞれ独立に、H、C0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル置換基から選択され; −NR8R9、−NR12R13および−NR17R18はそれぞれ独立に、直線構造であり;あるいはR8とR9またはR12とR13またはR17とR18がそれぞれ、それらが結合している窒素原子とともに、3から12員の飽和もしくは不飽和環を形成しており、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く; −CR14R15または−CR19R20はそれぞれ独立に直線構造であり;あるいはR14とR15またはR19とR20がそれぞれ、それらが結合している炭素原子とともに、3から12員の飽和もしくは不飽和環を形成しており、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く; 各qは独立に0または1であり;各nは独立に0から7であり;各mは独立に0から2である。] [0019] 本発明の一部の態様において、X1がOである上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0020] 本発明の一部の態様において、R3が水素である上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0021] 本発明の一部の態様において、(X2)qがOである上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0022] 本発明の一部の態様において、R1が水素である上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0023] 本発明の一部の態様において、R4が−(CR10R11)nA1である上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0024] 本発明の一部の態様において、X1がOであり、(X2)qがOであり、R4が−(CR10R11)nA1である上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。より具体的には、R3は水素であることができる。より具体的には、R1は水素であることができる。] [0025] 本発明の一部の態様において、前記化合物が式Iaを有する上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0026] 本発明の一部の態様において、前記化合物が式Ibを有する上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0027] 本発明の一部の態様において、A1が、1以上の独立のG4置換基によってさらに置換されていても良いアリールである上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0028] 本発明の一部の態様において、R10がH、C0−12アルキル、C0−12アルキル−O−C1−12アルキル、(C0−12アルキル)(C0−12アルキル)N−C1−12アルキル、C0−12アルキル−S(O)m−C1−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12シクロアルケニルC1−12アルキルまたはC3−12ヘテロシクロアルキルC0−10アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG6置換基によって置換されていても良い上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0029] 本発明の一部の態様において、R2がアリールC0−12アルキルまたはヘテロアリールC0−12アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG2置換基で置換されていても良い上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0030] 本発明の一部の態様において、R2が式IIの構造である上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0031] ] [0032] 本発明の一部の態様において、A1が1以上の独立のG4置換基によってさらに置換されていても良いアリールであり;R10がHまたは1以上の独立のG6置換基によって置換されていても良いC0−12アルキルであり;R2が、1以上の独立のG2置換基で置換されていても良いアリールまたはヘテロアリールであるか、R2が式IIの構造である上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0033] ] [0034] 本発明の一部の態様において、式を有する化合物が提供される。] [0035] 式中、 R2は、] [0036] であり; R7は、C0−6アルキル、−C(O)Ra、−C(O)NR8R9であり、それらのいずれも1から2個の独立のG9置換基で置換されていても良く; G9は、C0−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−OR12、−S(O)mR12、−NR12R13、−SO2NR12R13、−C(O)Rb、−C(O)(CR14R15)nNR12R13、−C(O)−C(O)NR12R13、−C(O)OR12、−C(O)−C(O)OR12、−OC(O)Rb、−NR12C(O)Rb、−NR12S(O)2R13、−(CR14R15)nC(O)Rb、−(CR14R15)nC(O)OR12、−(CR14R15)nC(O)NR12R13、−(CR14R15)nS(O)2NR12R13、−(CR14R15)nNR12R13、−(CR14R15)nOR12、−(CR14R15)nS(O)mR12、−NR16C(O)NR12R13、−NR16S(O)2NR12R13または−NR16S(O)NR12R13から選択され、それらのいずれも1から2個のQ1によって置換されていても良く; 各Q1は独立に、C0−6アルキル、アリールC0−6アルキル、ヘテロアリールC0−6アルキル、C3−6シクロアルキルC0−6アルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6アルキルまたは−(CR14R15)nNR12R13から選択され; 各R12、R13、R14、R15、R16およびRbは独立にC0−6アルキルであり;−NR12R13は独立に直線構造であり;またはR12とR13がそれらが結合している窒素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環は1以上のヘテロ原子O、NまたはS(O)mから選択されるを含んでいても良く;−CR14R15は直線構造であり;またはR14とR15が、それらが結合している炭素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く; 各nは独立に0から6であり; 各mは独立に0から2であり; A1は、それぞれ独立にBr、Cl、Fまたはメトキシから選択される3から4個のオルトもしくはメタ置換基で置換されていても良いフェニルである。] [0037] 本発明の一部の態様において、式を有する化合物が提供される。] [0038] 式中、 R2は、それぞれG2によって置換されていても良いフェニルまたはピリジルであり; G2は、C0−6アルキル、C−6アルケニル、C2−6アルキニル、−OR12、−S(O)mR12、−NR12R13、−SO2NR12R13、−C(O)Rb、−C(O)(CR14R15)nNR12R13、−C(O)−C(O)NR12R13、−C(O)OR12、−C(O)−C(O)OR12、−OC(O)Rb、−NR12C(O)Rb、−NR12S(O)2R13、−(CR14R15)nC(O)Rb、−(CR14R15)nC(O)OR12、−(CR14R15)nC(O)NR12R13、−(CR14R15)nS(O)2NR12R13、−(CR14R15)nNR12R13、−(CR14R15)nOR12、−(CR14R15)nS(O)mR12、−NR16C(O)NR12R13、−NR16S(O)2NR12R13または−NR16S(O)NR12R13から選択され、それらのいずれも1から2個のQ1によって置換されていても良く; 各Q1は独立に、C0−6アルキル、アリールC0−6アルキル、ヘテロアリールC0−6アルキル、C3−6シクロアルキルC0−6アルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6アルキルまたは−(CR14R15)nNR12R13から選択され;各R12、R13、R14、R15、R16およびRbは独立にC0−6アルキルであり;−NR12R13は独立に直線構造であり;またはR12とR13がそれらが結合している窒素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;−CR14R15は直線構造であり;またはR14とR15がそれらが結合している炭素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く; 各nは独立に0から6であり; 各mは独立に0から2であり; A1は、それぞれ独立にBr、Cl、Fまたはメトキシから選択される3から4個のオルトもしくはメタ置換基で置換されていても良いフェニルである。] [0039] 本発明の一部の態様において、式を有する化合物が提供される。] [0040] 式中、 R2は、それぞれG2によって置換されていても良いピラゾリル、イミダゾリルまたはチアゾリルであり; G2は、C0−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−OR12、−S(O)mR12、−NR12R13、−SO2NR12R13、−C(O)Rb、−C(O)(CR14R15)nNR12R13、−C(O)−C(O)NR12R13、−C(O)OR12、−C(O)−C(O)OR12、−OC(O)Rb、−NR12C(O)Rb、−NR12S(O)2R13、−(CR14R15)nC(O)Rb、−(CR14R15)nC(O)OR12、−(CR14R15)nC(O)NR12R13、−(CR14R15)nS(O)2NR12R13、−(CR14R15)nNR12R13、−(CR14R15)nOR12、−(CR14R15)nS(O)mR12、−NR16C(O)NR12R13、−NR16S(O)2NR12R13または−NR16S(O)NR12R13から選択され、それらのいずれも1から2個のQ1によって置換されていても良く; 各Q1は独立に、C0−6アルキル、アリールC0−6アルキル、ヘテロアリールC0−6アルキル、C3−6シクロアルキルC0−6アルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6アルキルまたは−(CR14R15)nNR12R13から選択され; 各R12、R13、R14、R15、R16およびRbは独立にC0−6アルキルであり;−NR12R13は独立に直線構造であり;またはR12とR13が、それらが結合している窒素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;−CR14R15は直線構造であり;またはR14とR15がそれらが結合している炭素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く; 各nは独立に0から6であり; 各mは独立に0から2であり; A1は、それぞれ独立にBr、Cl、Fまたはメトキシから選択される3から4個のオルトもしくはメタ置換基で置換されていても良いフェニルである。] [0041] 本発明の一部の態様において、A1が下記のものである上記で定義の式Iの化合物または塩が提供される。] [0042] 本発明の一部の態様において、本明細書における実施例のいずれかから選択される化合物またはそれの塩。] [0043] 一部の態様において、前記化合物は、下記のものから選択される。] [0044] ] [0045] 一部の態様において、前記化合物は、下記のものから選択される。] [0046] ] [0047] 一部の態様において、前記化合物は、下記のものから選択される。] [0048] ] [0049] 一部の態様において、前記化合物は、下記のものから選択される。] [0050] ] [0051] 記載されている化合物は、1以上の不斉中心を含有することができることから、ジアステレオマーおよび光学異性体を生じ得る。本発明の式(I)の化合物は、このような全ての可能なジアステレオマーならびにこれらのラセミ混合物、実質的に純粋な分割されたこれらのエナンチオマー、全ての可能な幾何異性体およびそれらの製薬上許容される塩を含む。上記の式Iは、一定の位置で立体化学を確定せずに示されている。本発明の式(I)の化合物は、式Iの全ての立体異性体およびそれの製薬上許容される塩を含む。さらに、立体異性体の混合物および単離された具体的な立体異性体も含まれる。このような化合物を製造するのに用いられる合成手順の途中で、または当業者に公知のラセミ化またはエピマー化手順を使用する際には、このような手順の生成物は、立体異性体の混合物であることができる。] [0052] 式(I)の化合物の互変異体が存在する場合、本発明の式(I)の化合物は、具体的に別段の記載がある場合を除き、あらゆる可能な互変異体およびそれの製薬上許容される塩およびそれらの混合物を包含するものである。] [0053] 式(I)の化合物およびそれの製薬上許容される塩が溶媒和物または多形体の形態で存在する場合、本発明の式(I)の化合物はあらゆる可能な溶媒和物および多形体を包含するものである。溶媒和物を形成する溶媒の種類は、その溶媒が薬理的に許容される限りにおいて特に限定されるものではない。例えば、水、エタノール、プロパノール、アセトンなどを用いることができる。] [0054] 「製薬上許容される塩」という用語は、製薬上許容される無毒の塩基または酸から製造される塩を指す。本発明の化合物が酸性である場合には、それの相当する塩は、無機塩基および有機塩基などの製薬上許容される無毒の塩基から簡便に製造することができる。そのような無機塩基から誘導される塩には、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅(第二銅および第一銅)、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、マンガン(マンガンおよび亜マンガン)、カリウム、ナトリウム、亜鉛などの塩などがある。特に好ましいものは、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムおよびナトリウム塩(slat)である。製薬上許容される有機無毒性塩基から誘導される塩には、1級、2級および3級アミンの塩、ならびに環状アミンおよび天然および合成の置換されたアミンのような置換されたアミンなどがある。塩を形成することができる他の製薬上許容される無毒性有機塩基には、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N’,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタニンなどのイオン交換樹脂などがある。] [0055] 本発明の化合物が塩基性である場合には、それの相当する塩は、無機および有機酸を含む製薬上許容される無毒酸から簡便に製造することができる。このような酸には、例えば、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンファースルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、ギ酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ムコ酸、硝酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸などがある。好ましいものは、クエン酸、臭化水素酸、ギ酸、塩酸、マレイン酸、リン酸、硫酸および酒石酸である。特に好ましいものは、ギ酸および塩酸である。] [0056] 式(I)の化合物は医薬用途を意図したものであることから、それは好ましくは、実質的に純水な形態で、例えば少なくとも純度60%、より好適には少なくとも純度75%、特には少なくとも純度98%(%は重量基準である。)で提供される。] [0057] 製造および中間体 式Iの化合物は、有機化学の分野で公知の合成方法または当業者であれば熟知している変法および派生法とともに、下記の方法によって製造することができる。本明細書で使用される原料は市販されているか、当業界で公知の通常の方法(COMPENDIUM OF ORGANICSYNTHETIC METHODS,Vol.I−VI(Wiley−Interscience刊行)などの標準的な参考書に開示の方法など)によって製造可能である。好ましい方法には、下記のものなどがあるが、これらに限定されるものではない。] [0058] 下記のいずれかの合成手順の際に、関係する分子上の感受性基または反応性基を保護することが必要および/または望まれる場合がある。それは、文献(T.W.Greene,Protective Groups in Organic Chemistry,John Wiley&Sons,1981;T.W.Greene and P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Chemistry,John Wiley&Sons,1991;およびT.W.Greene and P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Chemistry,John Wiley&Sons,1999;これらはいずれも参照によって本明細書に組み込まれる。)に記載のものなどの従来の保護基によって達成することができる。] [0059] 式Iの化合物またはそれの製薬上許容される塩は、下記に示した反応図式に従って製造することができる。別段の断りがない限り、図式中の置換基は上記で定義の通りである。精製物の単離および精製は、通常の技術を有する化学者には公知である標準的な手順によって行われる。] [0060] 図式1は、中間体7の製造方法を説明するものである。] [0061] 中間体2は、マロン酸とのクネーフェナーゲル縮合およびそれに続く脱炭酸、得られた酸のそれのアシルアジドへの変換、前記アジドのイソシアネートへの熱転位、およびこのイソシアネートの熱環化からなる公知の4段階手順で2−フリルアルデヒドから製造することができる。この種類の手順は、フロ[3,2−c]ピリジン類およびチエノ[3,2−c]ピリジン類に関する文献、例えばドイツ特許出願DE2059386(1971)、ドイツ特許出願DE1965710(1970)、US3663559(1971)、WO2004/000828A1に記載されている。NBSなど(これに限定されるものではない)の臭素化剤による臭素化が示した位置で起こって中間体3が得られ、それを例えばPOBr3でさらに臭素化して中間体4を得ることができる。相当するチエノ[3,2−c]ピリジンは、例えばUS2005043347と同じ方法で製造することができる。4−Brのパラジウム介在還元とそれに続く7−Brから7−OHへの変換とHNO3によるニトロ化によって中間体7を得る。当業者であれば、これらの変換に他の試薬を用いることも可能であることは明らかであろう。例えば、中間体5を最初にパラジウム触媒およびビス(ピナコラト)ジボロンを用いてピナコールボロネートに変換し、次に前記ピナコールボロネートを酸化して中間体6を得ることができる。] [0062] 図式2には、最終段階または最終から2番目の段階でR2を導入する式Iaの化合物の製造方法を示してある。] [0063] 中間体7を、R4−OH(R4=A1CH(R10)−OHである。)と代表的なミツノブ条件下で反応させることができる。別法として、DMFなどの極性非プロトン系溶媒中、塩基としてのK2CO3またはCs2CO3など(これらに限定されるものではない)の代表的なアルキル化条件下で、中間体7をR4−LG(R4=A1CH(R10)−Lであり、LG=メシレート、トシレート、トリフレート、ヨージド、ブロマイドまたはクロライドなど(これらに限定されるものではない)の脱離基である。)と反応させることができる。Br2の付加とそれに続くHBrの脱離、ニトロ基のアミンへの還元、中間体A中の3−Br基のR2への変換によって、式Iaの化合物を得る。最後の二つの段階の順序は、有利であると思われる場合には切り換えても良い。3−Br基を本明細書で定義のR2に変換する一般的方法は当業者には公知であり、(ヘト)アリールボロン酸類またはボロン酸エステル類と、ビニルボロネート類、アルキルボロネート類または9−BBN−誘導アルキルボラン類とのスズキカップリング;(ヘト)アリールスタンナン類またはビニルスタンナン類とのスティルカップリング;ジアルキル亜鉛試薬、アルキル亜鉛ハライド類または(ヘト)アリール亜鉛ハライド類とのネギシカップリング;末端アルキン類とのソノガシラカップリング;Cu介在もしくはPd介在シアノ化;Cu介在のトリフルオロメチル化;およびPd介在のカルボニル化などがあるが、これらに限定されるものではない。] [0064] 図式3には、R2を導入した後に、R4−OH(R4=A1CH(R10)−OHである。)を合成の終わり近くで導入する式Iaの化合物の製造方法を示してある。] [0065] 図式2に示した経路に従って、保護基PGを最初に導入し、R2を導入した後にそれを脱離させて中間体Bを得る。好適な保護基PG−OHには、1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エタノールなどの置換ベンジル基などがあるが、それに限定されるものではなく、それは48%HBr水溶液とともに加熱することで脱離させる。中間体BのR4−OH(R4=A1CH(R10)−OHである。)とのミツノブ反応またはR4−LG(R4=A1CH(R10)−Lであり、LG=上記で記載の脱離基である。)によるアルキル化と、それに続くニトロ基のアミンへの還元によって、式Iaの化合物を得る。] [0066] 図式2および3における経路は、R4−OH(R4=A1CH(R10)−OHである。)だけでなく、アルコールが1級もしくは2級である他のR4−OH部分にも適用可能である。] [0067] 図式4には、置換基R1およびR3を導入する方法を示してある。] [0068] 式Iaの化合物の求電子臭素化に続いて、2−BrのR1への変換を行って、式Ia.1の化合物を得る。3−Br基を本明細書で定義のR1に変換する一般的方法は当業者には公知であり、(ヘト)アリールボロン酸類またはボロン酸エステル類と、ビニルボロネート類、アルキルボロネート類または9−BBN−誘導アルキルボラン類とのスズキカップリング;(ヘト)アリールスタンナン類またはビニルスタンナン類とのスティルカップリング;ジアルキル亜鉛、アルキル亜鉛ハライドまたは(ヘト)アリール亜鉛ハライド類とのネギシカップリング;末端アルキン類とのソノガシラカップリング;Cu介在もしくはPd介在シアノ化;Cu介在のトリフルオロメチル化;およびPd介在のカルボニル化などがあるが、これらに限定されるものではない。置換基R3は、当業者には公知の条件下での還元的アミノ化によって導入することができる。] [0069] 式Ia.1の化合物は、X1=O;X2=O;q=1;R3=H;R4=−(CR10R11)nA1であり、R11=Hおよびn=1であある場合の式Iの化合物であり;式Ia.2の化合物は、X1=O;X2=O;q=1;R1=H;R4=−(CR10R11)nA1であり、R11=Hおよびn=1である式Iの化合物であり;式Ia.1の化合物は、R1=Hである場合の式Iaの化合物である。] [0070] 図式5には、式IaのR2が−L1−ピペリジニルである場合にピペリジニルのNを官能化する合成方法を示してある。] [0071] 式Iaa、IabまたはIacの化合物において、L1=C0−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキルまたはヘテロアリールC0−12アルキルである。] [0072] 図式6には、式IaのR2が−L2−CO2Hである場合にカルボン酸を相当するアミドに変換する合成方法を示してある。] [0073] 式Iadの化合物において、L2=C0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキルまたはヘテロアリールC0−12アルキルである。] [0074] 図式7には、式IaのR2がテトラヒドロピリジニル−PGである場合に、テトラヒドロピリジニル部分をさらに作る合成方法を示してある。] [0075] PG=t−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(CBZ);式II:] [0076] の構造であるテトラヒドロピリジニル(式中、R6=H;R7=−C(O)Ra、−C(O)NR8R9または−S(O)mR8であり;m=2である。)などの好適な保護基である。] [0077] 以上の図式に示した化合物において、R4=A1CH(R10)−である。A1およびR10に連結されている基R4=A1CH(R10)−における炭素原子は、不斉中心である。その化合物が別の不斉中心を持たない場合、この化合物の2種類のエナンチオマーが存在する。キラルカラムでのクロマトグラフィー、エナンチオマー的に純粋な酸もしくは塩基を用いる結晶化、エナンチオマー的に純粋な補助部分を有するジアステレオマー付加物の形成または酵素的分割など(これらに限定されるものではない)のエナンチオマーの混合物を分離するのに各種方法を使用可能であることは、当業者には明らかである。1例として、アルコールR4−OH=A1CH(R10)−OHのラセミ混合物をエステル化し、次にエナンチオマーのうちの一方を優先的に加水分解する加水分解酵素と反応させることで、分離を可能とすることができる(例えばWO2006/021885に示した通りである。)。エナンチオマーの混合物を分離する代わりに、エナンチオマーの一方を選択的に製造しても良い。例えば、式A1C(=O)R10のアキラルケトン類を、キラル還元剤で還元して、アルコールR4−OH=A1CH(R10)−OHの一方のエナンチオマーを選択的に得ることができる。そのような方法は文献で公知である。1例として、(S)−α,α−ジフェニルピロリジンメタノールを触媒とするNaBH4/Me3SiClによる2,6−ジクロロ−3−フルオロアセトフェノンの高度にエナンチオマー選択的還元による(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エタノールの取得が、文献(Tetrahedron Let.2000,41(52),10281−10283)に報告されている。1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エタノールの(S)エナンチオマーが、キラルリガンドの他方のエナンチオマー、すなわち(R)−α,α−ジフェニルピロリジンメタノールを用いる以外は同じ方法によって取得可能であることは、当業者であれば明らかであろう。] [0078] 実施例 下記に、本発明の各種化合物の合成を示す。これらの実施例に示した方法を、単独で、または当業界で公知の技術と組み合わせて用いて、本発明の範囲に含まれる別の化合物を製造することができる。] [0079] 下記の略称を用いる。] [0080] NMR:核磁気共鳴 MDPS:質量HPLC精製システム MDP:質量HPLC精製 LC/MS:液体クロマトグラフィー質量分析 LDA:リチウムジイソプロピルアミド DCM:ジクロロメタン THF:テトラヒドロフラン EtOAc:酢酸エチル MeCN:アセトニトリル DMSO:ジメチルスルホキシド Boc:t−ブチルオキシカルボニル DMF:N,N−ジメチルホルムアミド PS−DIEA:ポリマー担持ジイソプロピルエチルアミン PS−PPh3−Pd:ポリマー担持Pd(PPh3)4 EDCIまたはEDC:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール DMAP:4−ジメチルアミノピリジン TFA:トリフルオロ酢酸 DIPEA:N,N−ジイソプロピルエチルアミン TBTU:テトラフルオロホウ酸O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム CDCl3:重クロロホルム CD3OD:重メタノール DMSO−d6:重ジメチルスルホキシド TLC:薄層クロマトグラフィー HPLC:高速液体クロマトグラフィー Min:分 h:時間 d:日 RTまたはrt:室温 tR:保持時間 L:リットル mL:ミリリットル mmol:ミリモル。] [0081] 別段の断りがない限り、全ての材料/試薬は、商業的供給者から入手し、さらなる精製を行わずに用いた。1H NMR(400MHzまたは300MHz)および13C NMR(100.6MHz)スペクトラムは、室温にてTMSまたは残留溶媒ピークを内部標準として用いて、ブルカー(Bruker)またはバリアン(Varian)の装置で記録した。ライン位置または多重度はppm(δ)で示し、カップリング定数(J)はヘルツ(Hz)単位での絶対値として示す。1HNMRスペクトラムにおける多重度は、s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、quint(五重線)、m(多重線)、mc(中心のある多重線)、brもしくは広い(広がった)、AA’BB’という省略形としている。13C NMRスペクトラムにおける信号多重度は、DEPT135パルスシーケンスを用いて測定し、+(CHまたはCH3)、−(CH2)、Cquart(C)という省略形としている。アルミニウム箔をプレコートしたシリカゲル60F254(0.2mm)での薄層クロマトグラフィー(TLC)によって反応をモニタリングし、UV光で肉眼観察した。フラッシュクロマトグラフィーは、シリカゲル(400から230メッシュ)を用いて実施した。分取TLCは、厚さ1000μmのワットマン(Whatman)LK6Fシリカゲル60Å(大きさ20×20cm)プレートで実施した。ハイドロマトリクス(Hydromatrix)(=珪藻土)は、バリアンから購入した。化合物の質量HPLC精製は、2767サンプル・マネージャー(Sample Manager)、2525バイナリー・グラディエント・モジュール(Binary Gradient Module)、600コントローラ、2487デュアルλ吸光度検出器、イオン化のためのマイクロマス(Micromass)ZQ2000、移動相0.01%ギ酸アセトニトリル(A)および0.01%ギ酸/HPLC水(B)、流量20mL/分および操作時間13分でのフェノメネクス・ルナ(Phenomenex Luna)5μC18(2)100Å150×21.2mm 5μカラムから構成されるウォーターズ(Waters)システムで実施した。LC−MSデータは、ZQ2、ZQ3またはUPLC−ACQUITYで収集した。ZQ2は、ギルソン(Gilson)215液体ハンドラー(Liquid Handler)、ギルソン819注入モジュールおよびイオン化のためのウォーターズ・マイクロマスZQ2000を搭載したアジレント(Agilent)1100HPLCである。ZQ3は、HPシリーズ1100自動注入装置およびイオン化のためのウォーターズ・マイクロマスZQ2000を搭載したアジレント1100HPLCである。いずれのシステムも、XterraMSC18、粒径5μ、4.6×50mm(アセトニトリル(A)および0.01%ギ酸/HPLC水(B)の移動相)を使用する。流量は1.3mL/分であり、操作時間は5分間であり、勾配プロファイルは、極性_5分(polar_5min)の場合は0.00分間5%A、3.00分間90%A、3.50分間90%A、4.00分間5%A、5.00分間5%Aであり、非極性_5分(nonpolar_5min)の場合は0.00分間25%A、3.00分間99%A、3.50分間99%A、4.00分間25%A、5.00分間25%Aである。全てのウォーターズ・マイクロマスZQ2000装置が、陽性モード(ES+)または陰性モード(ES−)でのエレクトロスプレーイオン化を利用した。ZQ2およびZQ3からのウォーターズ・マイクロマスZQ2000装置は、陽性モード(AP+)または陰性モード(AP−)での大気圧化学イオン化を用いることもできる。ウォーターズUPLC−ACQUITYシステムは、ACQUITY SQ MS検出器およびACQUITYPDA検出器に取り付けられたACQUITYサンプルマネージャーからなる。それは、ACQUITY UPLC BEH(登録商標)C18 2.1×50mm 1.7μmカラム(移動相:0.1%ギ酸/水(A)および0.1%ギ酸/アセトニトリル(B))を用いる。流量は1.0mL/分であり、操作時間は2分間であり、勾配プロファイルは、分析用で0.00分間95%A、1.50分間1%A、1.85分間1%A、2.0分間95%Aである。UV検出は254nmでのものであり、MSは陽性モード(ES+)でのエレクトロスプレーイオン化を利用する。化合物のHPLC精製は、215液体ハンドラー、819注入モジュール、322ポンプおよび254nmおよび210nmに設定された155UV/VIS二重波長検出器からなるギルソンシステムで実施した。このシステムは、フェノメネクス・ルナC18(2)、粒径5μ、50×21.2mmまたは60×21.2mmカラム(移動相:アセトニトリルおよび0.1%ギ酸/HPLC水)を用いる。流量は15mL/分であり、操作時間は25分間である。融点はいずれも、Mel−TempII装置を用いて測定し、未補正である。元素分析は、アトランティック・マイクロラブ社(Atlantic Microlab,Inc.,Norcross,GA)によって得られたものである。] [0082] 中間体1:(E)−3−フラン−2−イル−アクリロイルアジド 撹拌機、窒素導入管、温度計および滴下漏斗を取り付けた乾燥機乾燥した三頸丸底フラスコ(3リットル)に、β−(2−フリル)アクリル酸(60.0g、434mmol)および脱水トリエチルアミン(51.6g、510mmol)のアセトン(600mL、無水MgSO4で脱水)中混合物を入れた。混合物を冷却してとし−2から0℃とした。冷却した混合物に、クロルギ酸イソブチル(79.2g、580mmol)を、0℃で一定の時間をかけて徐々に加えた。添加完了後、反応混合物を0から2℃で1時間撹拌した。次に、アジ化ナトリウム(42.0g、646mmol)の水(180mL)中溶液を0から5℃でゆっくり加えた。得られた混合物を同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物を氷冷水(1.7リットル)で反応停止した。所望の生成物をトルエンで抽出し(500mLで4回)、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。濾液をそのまま次の反応で用いた。] [0083] 中間体2:5H−フロ[3,2−c]ピリジン−4−オン 乾燥機乾燥した三頸丸底フラスコ(3リットル)に、トリブチルアミン(65.3g、352mmol)およびジフェニルメタン(480mL)を入れた。機械撹拌しながら、混合物を加熱して210から215℃とした。ディーン−スターク装置によってトルエンを連続的に除去しながら、その熱反応混合物に、滴下漏斗によってトルエン中の上記アジドを加えた。反応混合物を、さらに1時間にわたり同じ温度で維持した。ジフェニルメタンを減圧下に反応混合物から留去した。残留物をジイソプロピルエーテルで洗浄し(100mLで3回)、ヘキサンで磨砕した。得られた暗褐色固体を濾過によって回収し、ジエチルエーテル(100mL)で洗浄し、乾燥させて、生成物35.0gを得た(収率:60%)。1H NMR(CDCl3、300MHz):δ=6.63(d、J=7.2Hz、1H)、7.00(d、J=2.1Hz、1H)、7.28(d、J=6.9Hz、1H)、7.53(d、J=2.1Hz、1H)、12.21(brs、1H)。] [0084] 中間体3:7−ブロモ−5H−フロ[3,2−c]ピリジン−4−オン 5H−フロ[3,2−c]ピリジン−4−オン(11.1g、0.082mol)の脱水アセトニトリル(200mL)中懸濁液に、NBS(19.0g、0.107mol)の脱水アセトニトリル(100mL)中溶液を0℃で1時間かけて加えた。得られた懸濁液を0℃で1時間撹拌し、次に昇温させて室温として10分間経過させた。水(500mL)および飽和重炭酸ナトリウム水溶液(4mL)を混合物に加えた。オフホワイト固体を濾過によって回収し、真空乾燥して、所望の生成物7.33g(収率:42%)を得た。1H NMR(DMSO−d6、400MHz):δ=7.06(d、J=2.3Hz、1H)、7.60(s、1H)、8.00(d、J=2.0Hz、1H)。MS(ES+):214.04/216.04(1/1)[MH+]。] [0085] 中間体4:4,7−ジブロモフロ[3,2−c]ピリジン 7−ブロモ−5H−フロ[3,2−c]ピリジン−4−オン(21.2g、99mmol)およびPOBr3(31.2g、109mmol)の混合物を70℃で5分間加熱し、次に加熱して120℃として2時間経過させた。冷却して室温とした後、固体を粉砕し、Na2CO3水溶液(200mL)で反応停止し、EtOAc(300mL)で希釈した。不溶物をセライト層によって濾去した。有機相を回収し、Na2SO4で脱水した。粗取得物を、ヘキサン−EtOAc(90:10→85:15)を溶離液とするシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を白色固体として得た(20.75g、68%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=6.91(d、J=2.3Hz、1H)、7.79(d、J=2.3Hz、1H)、8.37(s、1H)。] [0086] 中間体5:7−ブロモフロ[3,2−c]ピリジン 4,7−ジブロモフロ[3,2−c]ピリジン(3.50g、12.6mmol)、HCO2Na(2.59g、38.1mmol)およびPd(PPh3)4(360mg、0.32mmol)の脱水DMF(35mL)中懸濁液を、Ar下に100℃で(浴温)9時間加熱した。LC−MSでは、反応がほぼ完了していることが示された。混合物を水(50mL)およびEtOAc(200mL)で希釈した。層を分離し、有機相を水(40mLで3回)、ブライン(40mL)で洗浄し、Na2SO4で脱水した。溶媒を除去し、残留物を、ヘキサン−EtOAc(80:20→70:30)を溶離液とするシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物をオフホワイト固体として得た(1.92g、77%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=6.98(d、J=2.3Hz、1H)、7.79(d、J=2.3Hz、1H)、8.62(s、1H)、8.89(s、1H)。] [0087] 中間体6:フロ[3,2−c]ピリジン−7−オール 7−ブロモフロ[3,2−c]ピリジン(9.15g、46.2mmol)、水酸化カリウム(7.78g、139mmol)、Pd2(dba)3(0.02当量)および2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(0.08当量)のH2O(22.5mL)および1,4−ジオキサン(22.5mL)中混合物を100℃で終夜高撹拌した。LC−MSでは、反応完結が示された。反応混合物をDCMで洗浄した(30mLで3回)。水層を中和し、凍結乾燥装置によって濃縮した。得られた固体を大量のアセトンで洗浄して標題化合物を白色固体として得た(6.2g、収率81%)。1H NMR(DMSO−d6、400MHz):δ=7.05(d、J=2.0Hz、1H)、8.04(s、1H)、8.06(d、J=2.2Hz、1H)、8.44(s、1H)。MS(ES+):m/z=136.15[MH+]。] [0088] 中間体7:6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン−7−オール 原料1g/90%硝酸水溶液10mLの比で反応を実施した。反応を、200mgで2回、500mg、1.05gで4回の規模で行った。硝酸を冷却して0℃とし、フロ[3,2−c]ピリジン−7−オールを少量ずつゆっくりと加えた。反応混合物の色が深橙赤色/赤色に変わった。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。LC−MSで原料が完全に消費されていることが示された。混合物を砕いた氷に投入して反応を停止し、DCMで抽出した(200mg規模では10mLで3回)。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、減圧下に濃縮した。得られた黄色固体(1.83g、収率26%)を直接次の段階で用いた。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=7.16(d、J=2.0Hz、1H)、8.18(d、J=2.0Hz、1H)、8.39(s、1H)。MS(ES+):181.01[MH+]。] [0089] 中間体8:7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン 6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン−7−オール(中間体7)(2.10g、11.6mmol)および(S)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エタノール(2.68g、12.8mmol、文献手順に従って製造:WO2006/021881A2)のTHF(30mL)中溶液に、PPh3(4.31g、16.4mmol)およびジイソプロピルアゾジカルボキシレート(3.32g、16.4mmol)を0℃で加えた。10分後、冷却浴を外し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。LC−MSでは、反応完結が示された。反応混合物を減圧下に溶媒留去して油状物を得て、それを、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(DCM:ヘキサン=2:1)、所望の生成物4.2gを明黄色油状物として得た(収率:97%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.94(d、J=6.8Hz、3H)、6.69(q、J=6.8Hz、1H)、6.93(d、J=2.3Hz、1H)、7.05(t、J=8.3Hz、1H)、7.27(dd、J=8.8、4.8Hz、1H)、7.78(d、J=2.3Hz、1H)、8.42(s、1H)。] [0090] 別途合成:メタンスルホン酸(S)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エチルエステル(109mg、0.380mmol)および6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン−7−オール(68.4mg、0.380mmol)のDMF(1.0mL)中溶液に、炭酸カリウム(57.2mg、0.414mmol)を加え、得られた懸濁液を常温で1時間および60℃で終夜撹拌した。メタンスルホン酸(S)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エチルエステル(32.7mg、0.114mmol)および炭酸カリウム(16mg、0.12mmol)を反応混合物に加え、混合物をで加熱して70℃として3日間経過させた。水およびEtOAcを反応混合物に加え、層を分離し、水層をEtOAcで抽出した(15mLで3回)。合わせたEtOAc抽出液を1N NaOH(2回)、水(2回)およびブラインで洗浄し、MgSO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。] [0091] メタンスルホン酸(S)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エチルエステル (S)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(4.00g、16.3mmol)およびトリエチルアミン(3.4mL、24mmol)のトルエン(20mL)の中溶液を冷却したもの(氷浴)に、メタンスルホニルクロライド(1.64mL、21.1mmol)を滴下した。白色懸濁液が形成され、それを0から5℃で35分間撹拌した。反応混合物をH2O(20mL)で希釈し、層を分離し、水層をトルエン(10mL)で抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し(10mLで2回)、減圧下に40から45℃で濃縮して、1H NMRによりトルエン約0.2当量を含む無色油状物として標題化合物を得た。この取得物を直接次の段階で用いた。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=7.33(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.12(dd、J=9.0、8.0Hz、1H)、6.45(q、J=6.8Hz、1H)、2.91(s、3H)、1.84(d、J=6.8Hz)。] [0092] 中間体8a:7−[1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン 6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン−7−オール(8.0g、44.44mmol)および1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(10.20g、49.04mmol)のTHF(150mL)中溶液を、三頸RBフラスコ(1リットル)に入れ、氷浴で冷却した。冷却した溶液に、PPh3(15.78g、16.41mmol)およびジイソプロピルアゾジカルボキシレート(12.65g、62.48mmol)を0℃で加えた。10分後、氷浴を外し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。TLC(20%酢酸エチル/ヘキサン)で、反応完結が示された。反応混合物を減圧下に50℃以下で溶媒留去して油状物(58.8g)を得て、それを、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(DCM:ヘキサン:2:1)、所望の生成物を明黄色油状物として得た(13.7g、収率84%)。1HNMRスペクトラムは中間体8のものと一致している。] [0093] 中間体9:3−ブロモ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン 7−[(1R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン(4.20g、11.3mmol)および臭素(7.23g、45.3mmol)の四塩化炭素(50mL)中混合物を50℃で終夜撹拌した。LC−MSでは、反応が約92%変換に到達していることが示された。冷却して室温とした後、飽和Na2S2O3水溶液(30mL)を加えて反応停止し、混合物をDCM(100mL)で希釈した。有機層を飽和Na2S2O3水溶液(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で脱水した。減圧下に溶媒留去して黄色油状物を得て、それを直接次の段階で用いた。] [0094] 上記の粗取得物をTHF(50mL)に溶かし、0℃にて1時間にわたり1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(2.0mL、14.0mmol)で処理した。混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して残留物を得て、それをシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=80:20)によって精製して、標題化合物4.31gを明黄色油状物として得た(2段階での収率85%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.93(d、J=6.6Hz、3H)、6.69(q、J=6.6Hz、1H)、7.06(dd、J=8.8、7.8Hz、1H)、7.27(dd、J=8.8、4.8Hz、1H)、7.78(s、1H)、8.36(s、1H)。] [0095] 中間体9a:3−ブロモ−7−[1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン 7−(1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン(中間体8a、13.7g、37.0mmol)および臭素(35.54g、222.1mmol)の四塩化炭素(150mL)中混合物を55から60℃で終夜撹拌した。この時点で、TLC(ヘキサン中10%)では、反応がほぼ完了していることが示された。それを冷却して室温とし、飽和Na2S2O3水溶液(50mL)を加えて反応停止し、混合物をDCM(200mL)で希釈した。有機層を飽和Na2S2O3水溶液(100mL)および次にブライン(100mL)で洗浄し、無水Na2SO4で脱水した。減圧下に溶媒留去することで、黄色油状物(62g)を得て、それを直接次の段階で用いた。] [0096] 上記の粗取得物をTHF(250mL)に溶かし、0℃で2時間にわたり1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(7.21mL、50.5mmol)で処理した。混合物をEtOAc(500mL)で希釈し、有機層を水(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して残留物(19g)を得て、それをシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc:80:20)によって精製して、標題化合物を明黄色油状物として得た(14g、収率84%)。1HNMRスペクトラムは、中間体9のものと一致している。] [0097] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0098] 7−[(1R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン(40mg、0.11mmol)のEtOH(1mL)中溶液に、Fe粉末(24mg、0.43mmol)および1M HCl(水溶液)(0.05mL、0.05mmol)を加えた。反応混合物を95℃で20分間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物をセライト層に通した。濾液を減圧下に濃縮し、残留物を分取TLC(5%MeOH/DCM)によって精製して、標題化合物を褐色油状物として得た(25mg、収率68%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.86(d、J=6.60Hz、3H)、4.75(brs、2H)、6.55(q、J=6.97Hz、1H)、6.65(d、J=2.20Hz、1H)、7.04(t、J=8.43Hz、1H)、7.27(dd、J=8.80、4.77Hz、1H)、7.39(d、J=2.20Hz、1H)、8.05(s、1H)。MS(ES+):m/z341.03、343.01(100)[MH+]。HPLC:tR=2.77分(ZQ3:極性_5分)。] [0099] 3−ブロモ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0100] 3−ブロモ−7−[(1R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−ピリジン(1.00g、2.22mmol)のEtOH(10mL)中溶液に、鉄(0.62g、11.1mmol)と次に0.1NHCl水溶液(1.1mL、0.11mmol)を95℃(浴温)で加えた。得られた混合物をこの温度で30分間撹拌した。追加の0.1N HCl水溶液(1.1mL、0.11mmol)を加え、混合物をさらに30分間還流した。TLCおよびLC−MSでは、反応が完結していることが示された。混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、固体をセライト層によって濾去した。母液をブラインで洗浄し(25mLで3回)、無水硫酸ナトリウムで脱水した。減圧下に溶媒留去して、標題化合物を明黄色半固体として得た(930mg、収率100%)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.87(d、J=6.6Hz、3H)、5.15(brs、2H)、6.55(q、J=6.6Hz、1H)、7.06(dd、J=9.1、8.1Hz、1H)、7.27(dd、J=9.1、5.1Hz、1H)、7.44(s、1H)、7.96(s、1H)。MS(ES+):418.91/420.86/422.89[MH+]。] [0101] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−フェニル−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0102] 3−ブロモ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(25mg、0.0595mmol)、フェニルボロン酸(8.7mg、0.071mmol)、Cs2CO3(58mg、0.18mmol)、およびPd(PPh3)4(6.9mg、0.006mmol)のDME(1.5mL)およびH2O(0.5mL)中混合物を脱気し、窒素での再充填を行った(3回)。この混合物を、マイクロ波を用いて100℃で30分間加熱した。LC−MSでは、反応完結が示された。反応混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、ブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=70:30)によって精製して、褐色油状物を得て、それを質量分離精製によってさらに精製して、標題化合物を褐色油状物として得た(10.3mg)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.93(d、J=6.8Hz、3H)、6.70(q、J=6.8Hz、1H)、7.10(dd、J=9.1、7.8Hz、1H)、7.33(dd、J=9.1、4.8Hz、1H)、7.42−7.55(m、5H)、7.67(s、1H)、8.12(s、1H)、8.18(s、1H)。MS(ES+):417.01/418.99[MH+]。] [0103] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0104] 3−ブロモ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(40mg、0.095mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(30mg、0.14mmol)、および炭酸カリウム(39mg、0.28mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)およびH2O(0.5mL)中混合物を脱気し、アルゴンでの再充填を行ってから(3回)、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)パラジウムジクロライド(7.0mg、0.0095mmol)を加えた。反応混合物を脱気し、アルゴンでの再充填を行い(2回)、CEMマイクロ波装置で100℃で30分間にわたり撹拌した。LC−MSでは、反応完結が示された。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、ブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。残留物を質量分離精製によって精製して、標題化合物を褐色油状物として得た(15.9mg)。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.91(d、J=6.8Hz、3H)、4.00(s、3H)、5.93(brs、2H)、6.65(q、J=6.8Hz、1H)、7.09(dd、J=9.1、7.8Hz、1H)、7.31(dd、J=9.1、4.8Hz、1H)、7.58(s、1H)、7.64(s、1H)、7.71(s、1H)、8.03(s、1H)。MS(ES+):421.00/423.02[MH+]。] [0105] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−3−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0106] 一般手順A:3−ブロモ−7−[(1R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−6−ニトロフロ[3,2−c]ピリジン(10mg、0.022mmol)、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(12.5mg、0.033mmol)、Pd(PPh3)4(2.6mg、0.0022mmol)および炭酸カリウム(9.2mg、0.0667mmol)のDME(0.15mL)およびH2O(0.05mL)中混合物をマイクロ波条件下に100℃で1時間撹拌した。LC−MSでは、反応完結が示された。反応混合物を分取TLC(DCM)によって精製した。取得物をFe粉末(12.3mg、0.22mmol)、0.1NHCl水溶液(5%)/EtOHによって95℃で30分間還元した。取得物を分取TLCに直接乗せて精製した(1%→2%MeOH/DCM)。取得物を2M HCl/エーテルによって40℃で2から3時間脱保護して、所望の生成物3.1mgを2HCl塩として得た(3段階で収率28%)。1H−NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.89(d、J=6.8Hz、2H)、2.00(dd、J=12.3、3.9Hz、1H)、2.13(d、J=2.3Hz、1H)、2.75−2.85(m、1H)、3.22(d、J=12.9Hz、1H)、4.36(m、1H)、6.54(m、1H)、7.23(t、J=8.8Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.62(dd、J=5.7、3.4Hz、1H)、7.69−7.74(m、1H)、7.78(s、1H)、7.83(s、1H)、8.09(s、1H)、8.15(s、1H)。MS(ES+):m/z490.04(MH+、35Cl、37Cl)、492.00(MH+、37Cl、37Cl)。HPLC:tR=2.26分(極性_5分、ZQ3)。] [0107] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−3−(1H−ピラゾール−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0108] 一般手順Aに従って製造した。収率:36%。MS(ES+):m/z407.02(MH+、35Cl、37Cl)、408.97(MH+、37Cl、37Cl)。HPLC:tR=2.26分(極性_5分、ZQ3)。] [0109] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル] [0110] 3−ブロモ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(100.0mg、0.2381mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(88.3mg、0.286mmol)、Pd(PPh3)4(10mg、0.01mmol)、炭酸カリウム(98.7mg、0.714mmol)および4:1ジオキサン:水(4mL)の混合物を100℃で2時間マイクロ波処理した。溶液を減圧下に濃縮し、シリカゲル上に乾式で負荷して、2から5%MeOH/DCMで溶離を行うカラムクロマトグラフィーを行った。生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.49(s、9H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.48(d、J=1.5Hz、2H)、3.59−3.69(m、2H)、4.11(brs、2H)、6.26(brs、1H)、6.50(q、J=6.9Hz、1H)、7.19−7.25(m、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.64(s、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z522.14[MH+]。HPLC:tR=3.51分(ZQ3、極性_5分)。] [0111] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0112] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(98.0mg、0.188mmol)の4M HCl/1,4−ジオキサン(8mL)中溶液を冷却して0℃とし、50℃で2時間撹拌した。取得物を減圧下に濃縮し、DCM、飽和NaHCO3水溶液で抽出した。有機層を減圧下に濃縮して、標題化合物を褐色固体として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.86(d、J=6.8Hz、3H)、2.37−2.47(m、2H)、3.15(t、J=5.8Hz、2H)、3.60(d、J=2.8Hz、2H)、4.74(s、2H)、6.28(brs、1H)、6.52(q、J=6.7Hz、1H)、7.02−7.08(m、1H)、7.27−7.32(m、1H)、7.37(s、1H)、8.25(s、1H)。MS(ES+):m/z422.06[MH+]。HPLC:tR=2.23分(ZQ3、極性_5分)。] [0113] 1−(4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−ジメチルアミノエタノン] [0114] 一般手順B:7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(10.0mg、0.0237mmol)、ジメチルアミノ酢酸(2.44mg、0.0237mmol)、TBTU(15.2mg、0.0474mmol)、DIPEA(0.02mL、0.1mmol)およびDMF(0.5mL)の混合物を室温で10分間撹拌した。溶液をシリンジフィルター層に通し、HPLC精製を行った。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.87(d、J=6.6Hz、3H)、2.53(d、J=1.5Hz、1H)、2.60(brs、1H)、2.88(s、6H)、3.61−3.68(m、1H)、3.85(t、J=5.9Hz、1H)、4.15(s、2H)、4.19(s、1H)、4.28(d、J=2.5Hz、1H)、6.27(d、J=14.9Hz、1H)、6.48(q、J=6.8Hz、1H)、7.21(t、J=8.6Hz、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.66(d、J=10.4Hz、1H)、8.18(s、1H)。MS(ES+):m/z507.04[MH+]。HPLC:tR=2.09分(ZQ2、極性_5分)。] [0115] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボアルデヒド] [0116] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.48−2.61(m、2H)、3.68−3.81(m、2H)、4.19(d、J=2.3Hz、2H)、6.24−6.32(m、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.22(t、J=8.7Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.62−7.68(m、1H)、8.13(s、1H)、8.16−8.23(m、1H)。MS(ES+):m/z450.07[MH+]。HPLC:tR=2.89分(ZQ2、極性_5分)。] [0117] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニルメタノン] [0118] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.56(brs、1H)、2.61(brs、1H)、3.66(brs、1H)、4.00(brs、1H)、4.19(brs、1H)、4.42(brs、1H)、6.37(brs、1H)、6.50(q、J=6.7Hz、1H)、7.19−7.25(m、1H)、7.40(dd、J=9.1、4.8Hz、1H)、7.45−7.53(m、5H)、7.64−7.70(m、1H)、8.25(brs、1H)。MS(ES+):m/z526.05[MH+]。HPLC:tR=3.20分(ZQ2、極性_5分)。] [0119] 1−(4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−エタノン] [0120] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.83−1.96(m、3H)、2.12−2.24(m、3H)、2.50(d、J=13.4Hz、1H)、2.59(d、J=14.4Hz、1H)、3.70−3.85(m、2H)、4.26(d、J=9.3Hz、2H)、6.27(brs、1H)、6.52(dd、J=18.7、6.8Hz、1H)、7.17−7.29(m、1H)、7.36−7.48(m、1H)、7.62−7.72(m、1H)、8.10−8.20(m、1H)。MS(ES+):m/z464.01[MH+]。HPLC:tR=2.66分(ZQ2、極性_5分)。] [0121] 1−(4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−ピロリジン−1−イルエタノン] [0122] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.89(d、J=6.8Hz、3H)、2.08−2.15(m、4H)、2.55(d、J=1.0Hz、1H)、2.62(brs、1H)、3.45(brs、4H)、3.61−3.67(m、1H)、3.86(t、J=5.9Hz、1H)、4.15(d、J=2.5Hz、1H)、4.29(d、J=2.5Hz、1H)、4.36(s、1H)、4.42(s、1H)、6.29(d、J=15.9Hz、1H)、6.50(q、J=6.8Hz、1H)、7.22(t、J=8.7Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.68(d、J=10.6Hz、1H)、8.20(d、J=1.8Hz、1H)。MS(ES+):m/z533.07[MH+]。HPLC:tR=2.17分(ZQ2、極性_5分)。] [0123] 1−(4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−プロパン−1−オン] [0124] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.15(q、J=7.4Hz、3H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.41−2.53(m、3H)、2.56(d、J=1.0Hz、1H)、3.72−3.84(m、2H)、4.25(brs、2H)、6.24−6.31(m、1H)、6.50(q、J=6.8Hz、1H)、7.22(t、J=8.6Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.65(d、J=8.6Hz、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z478.02[MH+]。HPLC:tR=2.83分(ZQ2、極性_5分)。] [0125] 1−(4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−メチルプロパン−1−オン] [0126] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.09−1.16(m、6H)、1.87(d、J=6.8Hz、3H)、2.48(brs、1H)、2.57(brs、1H)、2.92−3.09(m、1H)、3.81(t、J=5.4Hz、2H)、4.24(brs、1H)、4.32(brs、1H)、6.29(brs、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.21(t、J=8.6Hz、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.65(d、J=7.3Hz、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z492.01[MH+]。HPLC:tR=2.99分(ZQ2、極性_5分)。] [0127] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−シクロヘキシルメタノン] [0128] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.28(d、J=3.0Hz、1H)、1.32−1.47(m、3H)、1.50(brs、1H)、1.70−1.76(m、2H)、1.76−1.83(m、3H)、1.86−1.91(m、3H)、2.47(brs、1H)、2.56(brs、1H)、2.64−2.77(m、1H)、3.79(t、J=5.7Hz、2H)、4.22(d、J=2.3Hz、1H)、4.31(d、J=2.3Hz、1H)、6.28(brs、1H)、6.50(q、J=6.8Hz、1H)、7.21(t、J=8.6Hz、1H)、7.39(dd、J=9.1、4.8Hz、1H)、7.65(d、J=6.1Hz、1H)、8.20(d、J=2.3Hz、1H)。MS(ES+):m/z532.06[MH+]。HPLC:tR=3.43分(ZQ2、極性_5分)。] [0129] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−(1−メチルピペリジン−4−イル)−メタノン] [0130] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.87(d、J=6.8Hz、3H)、2.01(d、J=3.5Hz、4H)、2.49(brs、1H)、2.60(brs、1H)、2.86(d、J=3.8Hz、3H)、3.05(brs、1H)、3.11(d、J=4.3Hz、2H)、3.52(brs、2H)、3.78−3.86(m、2H)、4.24(brs、1H)、4.34(brs、1H)、6.28(d、J=3.3Hz、1H)、6.49(q、J=6.8Hz、1H)、7.21(t、J=8.7Hz、1H)、7.39(dd、J=8.8、4.8Hz、1H)、7.66(d、J=9.6Hz、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z547.11[MH+]。HPLC:tR=2.48分(ZQ3、極性_5分)。] [0131] 遊離塩基からHCl/2HCl塩を形成する一般手順:遊離塩基(0.083mmol)のMeOH/DCM1:1(2.0mL)中溶液に、HCl/Et2O(2.0M溶液;0.21mL、0.42mmol、5.1当量)を常温で加えた。混合物を常温で30分間撹拌した。溶媒を減圧下に留去して塩を得た。別法として、生成した固体取得物を濾去し、Et2Oで洗い、真空乾燥して塩を得た。] [0132] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−((S)−1−メチルピロリジン−2−イル)−メタノン] [0133] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、1.96−2.11(m、2H)、2.17−2.32(m、1H)、2.54−2.75(m、3H)、2.93(d、J=4.8Hz、3H)、3.16−3.26(m、1H)、3.65−3.76(m、2H)、3.81(ddd、J=12.9、6.3、6.1Hz、1H)、4.10−4.29(m、1H)、4.31(d、J=2.3Hz、1H)、4.51−4.63(m、1H)、6.29(d、J=14.1Hz、1H)、6.49(q、J=6.8Hz、1H)、7.22(t、J=8.6Hz、1H)、7.36−7.42(m、1H)、7.65−7.71(m、1H)、8.19(d、J=2.8Hz、1H)。MS(ES+):m/z533.06[MH+]。HPLC:tR=2.42分(ZQ3、極性_5分)。] [0134] 遊離塩基からHCl/2HCl塩を形成する一般手順に従って、化合物をそれの2HCl塩に変換した。] [0135] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−(1−ヒドロキシシクロプロピル)−メタノン] [0136] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=0.89−0.95(m、2H)、1.05−1.10(m、2H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.58(brs、2H)、4.06(brs、2H)、4.21(brs、1H)、4.61(brs、1H)、6.30(brs、1H)、6.51(q、J=6.7Hz、1H)、7.22(t、J=8.6Hz、1H)、7.40(dd、J=9.1、4.8Hz、1H)、7.67(s、1H)、8.14(s、1H)。MS(ES+):m/z506.07[MH+]。HPLC:tR=2.89分(ZQ3、極性_5分)。] [0137] 1−(4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−4−ジメチルアミノブタン−1−オン] [0138] 一般手順Bに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.6Hz、3H)、1.97−2.09(m、2H)、2.50(d、J=1.3Hz、1H)、2.56−2.68(m、3H)、2.88−2.92(m、6H)、3.12−3.19(m、2H)、3.75(t、J=5.8Hz、1H)、3.83(t、J=5.8Hz、1H)、4.25(dd、J=7.6、2.8Hz、2H)、6.24−6.31(m、1H)、6.49(q、J=6.8Hz、1H)、7.22(t、J=8.7Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.66(d、J=9.3Hz、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z535.11[MH+]。HPLC:tR=2.40分(ZQ3、極性_5分)。] [0139] 遊離塩基からHCl/2HCl塩を形成する一般手順に従って、化合物をそれの2HCl塩に変換した。] [0140] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−ピペリジン−4−イルメタノン] [0141] 一般手順C:7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(10.0mg、0.0237mmol)、1−{tert−ブトキシカルボニル)イソニペコチン酸(10.8mg、0.0474mmol)、TBTU(11.4mg、0.0355mmol)、DIPEA(0.02mL、0.1mmol)およびDCM(2mL、0.03mol)の混合物を室温で10分間撹拌した。取得物を分液漏斗に移し、飽和NaHCO3水溶液で洗浄した。有機層を減圧下に濃縮し、ジオキサンに再溶解させ、封管に移した。4M HCl/1,4−ジオキサン(0.2mL)を加え、溶液を加熱して50℃として3時間経過させた。取得物を減圧下に濃縮し、DMF(0.5mL)に再溶解させた。溶液をHPLCによって精製した。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、1.89−2.07(m、4H)、2.50(brs、1H)、2.60(brs、1H)、3.03−3.19(m、3H)、3.45(dd、J=13.0、3.9Hz、2H)、3.78−3.86(m、2H)、4.24(d、J=2.3Hz、1H)、4.34(d、J=2.5Hz、1H)、6.29(d、J=3.3Hz、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.21(t、J=8.7Hz、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.66(d、J=10.6Hz、1H)、8.19(d、J=2.3Hz、1H)。MS(ES+):m/z533.10[MH+]。HPLC:tR=2.16分(ZQ2、極性_5分)。] [0142] 遊離塩基からHCl/2HCl塩を形成する一般手順に従って、化合物をそれの2HCl塩に変換した。] [0143] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−(5)−ピロリジン−2−イルメタノン] [0144] 一般手順Cに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、1.94−2.14(m、3H)、2.48−.65(m、3H)、3.33−.49(m、2H)、3.70−3.88(m、1H)、3.99(ddd、J=13.0、5.7、5.6Hz、1H)、4.15−4.39(m、2H)、4.64−4.77(m、1H)、6.25−6.33(m、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.22(t、J=8.7Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.68(d、J=9.1Hz、1H)、8.20(d、J=2.3Hz、1H)。MS(ES+):m/z519.07[MH+]。HPLC:tR=2.19分(ZQ2、極性_5分)。] [0145] 遊離塩基からHCl/2HCl塩を形成する一般手順に従って、化合物をそれの2HCl塩に変換した。] [0146] (1−アミノシクロプロピル)−(4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−メタノン] [0147] 一般手順Cに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=0.82−0.93(m、4H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.58(brs、2H)、3.92(brs、2H)、4.34(brs、2H)、6.31(t、J=3.3Hz、1H)、6.50(q、J=6.7Hz、1H)、7.18−7.25(m、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.66(s、1H)、8.21(s、1H)。MS(ES+):m/z505.08[MH+]。HPLC:tR=2.21分(ZQ2、極性_5分)。] [0148] 2−アミノ−1−(4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−2−メチルプロパン−1−オン] [0149] 一般手順Cに従って、標題化合物を製造した。H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.72(s、6H)、1.89(d、J=6.8Hz、3H)、2.58(brs、2H)、3.89(t、J=5.8Hz、2H)、4.34(brs、2H)、6.31(brs、1H)、6.50(q、J=6.7Hz、1H)、7.22(t、J=8.6Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.68(s、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z507.09[MH+]。HPLC:tR=2.14分(ZQ2、極性_5分)。] [0150] 遊離塩基からHCl/2HCl塩を形成する一般手順に従って、化合物をそれの2HCl塩に変換した。] [0151] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−ピペリジン−4−イル−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0152] パラジウム(0.53mg、0.0050mmol)/炭素の入った7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(5.00mg、0.0118mmol)のEtOAc(2mL)中溶液を密閉し、室温で窒素風船で流した。窒素風船を水素風船と置き換え、混合物を1時間撹拌した。水素風船を外し、窒素風船で置き換えて全ての水素ガスを流し出した。パラジウムを濾去し、生成物を分取TLCプレートに乗せ、10%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.62(brs、2H)、1.83(d、J=6.8Hz、3H)、2.09−2.22(m、2H)、2.70−2.85(m、3H)、3.11(brs、2H)、6.50−6.57(m、1H)、7.10(t、J=8.5Hz、1H)、7.24(s、1H)、7.31(dd、J=9.1、4.8Hz、1H)、7.95(s、1H)。] [0153] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸ジメチルアミド] [0154] 一般手順D:7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(10.0mg、0.0237mmol)、N,N−ジメチルカルバモイルクロライド(2.39μL、0.0260mmol)およびDMF(1mL、0.01mol)の混合物に室温で、DIPEA(0.02mL、0.1mmol)を入れ、10分間撹拌した。その混合物をHPLC精製に直接用いた。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.50−2.57(m、2H)、2.88(s、6H)、3.48(t、J=5.7Hz、2H)、3.98(d、J=2.8Hz、2H)、6.26(t、J=3.4Hz、1H)、6.50(q、J=6.7Hz、1H)、7.17−7.25(m、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.64(s、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z493.02[MH+]。HPLC:tR=2.82分(ZQ2、極性_5分)。] [0155] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−(4−エチルピペラジン−1−イル)−メタノン] [0156] 一般手順Dに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.32(t、J=7.3Hz、3H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.55(brs、2H)、3.09(q、J=7.2Hz、2H)、3.17(brs、4H)、3.50(brs、4H)、3.55(t、J=5.7Hz、2H)、4.06(d、J=2.3Hz、2H)、6.25(brs、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.21(t、J=8.7Hz、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.65(s、1H)、8.18(brs、1H)。MS(ES+):m/z562.14[MH+]。HPLC:tR=2.12分(ZQ2、極性_5分)。] [0157] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−ピペラジン−1−イル]−メタノン] [0158] 一般手順Dに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.30(d、J=16.7Hz、4H)、1.85−1.96(m、3H)、2.56(d、J=16.7Hz、2H)、2.72(d、J=7.6Hz、4H)、3.04−3.19(m、2H)、3.50(brs、2H)、4.04(d、J=18.9Hz、2H)、6.21−6.33(m、1H)、6.45−6.59(m、1H)、7.17−7.30(m、1H)、7.36−7.49(m、1H)、7.63(brs、1H)、7.69(brs、1H)、8.17−8.28(m、1H)。MS(ES+):m/z616.05[MH+]。HPLC:tR=3.30分(ZQ2、極性_5分)。] [0159] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)−メタノン] [0160] 一般手順E:7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(10.0mg、0.0237mmol)およびトリホスゲン(14.0mg、0.0474mmol)のDCM(1mL)中溶液を0℃で撹拌し、昇温させて室温とした。その混合物に、tert−ブチルピペラジンジヒドロクロライド(30.0mg、0.139mmol)のDCMおよびDIPEA(0.1mL、0.7mmol)中溶液を入れ、室温で10分間撹拌した。溶液を分液漏斗に移し、飽和NaHCO3水溶液で抽出した。有機層を減圧下に濃縮し、DMF(0.5mL)に再溶解させ、HPLCによって精製した。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.42(s、9H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.55(d、J=1.3Hz、2H)、3.31−3.38(m、4H)、3.57(t、J=5.7Hz、6H)、4.08(d、J=2.5Hz、2H)、6.25(brs、1H)、6.49(q、J=6.8Hz、1H)、7.21(t、J=8.6Hz、1H)、7.39(dd、J=8.8、4.8Hz、1H)、7.65(s、1H)、8.18(s、1H)。MS(ES+):m/z590.14[MH+]。HPLC:tR=2.26分(ZQ2、極性_5分)。] [0161] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−((2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)−メタノン] [0162] 一般手順Eに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.16(d、J=6.1Hz、6H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.54(d、J=1.5Hz、2H)、2.60(dd、J=13.1、10.6Hz、2H)、3.47−3.59(m、4H)、3.65(ddd、J=10.4、6.3、2.3Hz、2H)、4.02(d、J=2.5Hz、2H)、6.26(brs、1H)、6.50(q、J=6.8Hz、1H)、7.19−7.25(m、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.65(s、1H)、8.20(brs、1H)。MS(ES+):m/z563.09[MH+]。HPLC:tR=3.08分(ZQ2、極性_5分)。] [0163] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−モルホリン−4−イルメタノン] [0164] 一般手順Eに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.53(d、J=1.3Hz、2H)、3.27−3.30(m、4H)、3.51(t、J=5.7Hz、2H)、3.67−3.71(m、4H)、4.02(d、J=2.5Hz、2H)、6.25(brs、1H)、6.50(q、J=6.8Hz、1H)、7.21(t、J=8.6Hz、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.65(s、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z535.06[MH+]。HPLC:tR=2.76分(ZQ2、極性_5分)。] [0165] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−ピペリジン−1−イルメタノン] [0166] 一般手順Eに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.57−1.66(m、6H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.49−2.57(m、2H)、3.22−3.28(m、4H)、3.48(t、J=5.7Hz、2H)、3.99(d、J=2.5Hz、2H)、6.26(brs、1H)、6.50(d、J=6.8Hz、1H)、7.19−7.25(m、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.64(s、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z533.07[MH+]。HPLC:tR=3.21分(ZQ2、極性_5分)。] [0167] (4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−ピペラジン−1−イルメタノン] [0168] トリホスゲン(4mg、0.01mmol)のDCM(0.8mL)中溶液を冷却して0℃とした。7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(10.0mg、0.0237mmol)、DIPEA(0.04mL、0.2mmol)およびDCMの溶液を加え、混合物を昇温させて室温とした。1−ピペラジンカルボン酸tert−ブチル(8.82mg、0.0474mmol)のDCM中溶液を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。取得物を分液漏斗に移し、飽和NaHCO3水溶液で洗浄した。有機層を減圧下に濃縮し、ジオキサンに再溶解させ、封管に移した。4M HCl/1,4−ジオキサン(0.2mL)を加え、溶液を加熱して50℃として3時間経過させた。取得物を減圧下に濃縮し、DMF(0.5mL)に再溶解させた。溶液をHPLCによって精製した。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を褐色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.89(d、J=6.8Hz、3H)、2.56(brs、2H)、3.21−3.29(m、4H)、3.44−3.52(m、4H)、3.56(t、J=5.8Hz、2H)、4.08(d、J=2.5Hz、2H)、6.26(brs、1H)、6.50(q、J=6.7Hz、1H)、7.22(t、J=8.7Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.66(s、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z534.14[MH+]。HPLC:tR=2.16分(ZQ2、極性_5分)。] [0169] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボキサミド] [0170] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(9.00mg、0.0213mmol)、トリメチルシリルイソシアネート(5.31μL、0.0392mmol)、DMF(0.5mL、0.005mol)およびDIPEA(0.03mL、0.2mmol)の混合物を室温で3時間撹拌した。溶液をHPLC精製に直接取った。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.85−1.92(m、3H)、2.51(brs、2H)、3.60−3.68(m、2H)、4.10(brs、2H)、6.27(d、J=3.5Hz、1H)、6.52(q、J=6.8Hz、1H)、7.18−7.27(m、1H)、7.36−7.44(m、1H)、7.63−7.70(m、1H)、8.13−8.17(m、1H)。MS(ES+):m/z465.02[MH+]。HPLC:tR=2.49分(ZQ2、極性_5分)。標題化合物を、エタノールからの沈澱によって、それのメシル酸塩およびマレイン酸塩にも変換した。] [0171] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸メチルアミド] [0172] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボキサミドについて記載の手順に従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.49(brs、2H)、2.76(s、3H)、3.63(t、J=5.7Hz、2H)、4.06(d、J=2.3Hz、2H)、6.26(brs、1H)、6.50(d、J=6.8Hz、1H)、7.19−7.25(m、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.65(s、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z478.98[MH+]。HPLC:tR=2.59分(ZQ2、極性_5分)。] [0173] [7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イル]−メチルアミン] [0174] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(10.0mg、0.0237mmol)、ヨウ化メチル(6.72mg、0.0474mmol)、DIPEA(0.02mL、0.1mmol)およびDMF(0.5mL)の混合物を室温で20分間撹拌した。溶液をHPLC精製に直接用いた。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を褐色固体として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.88(d、J=6.6Hz、3H)、2.90(d、J=6.3Hz、2H)、3.50(brs、6H)、3.99(brs、2H)、4.31(brs、2H)、4.87(brs、1H)、6.17(brs、1H)、6.51(d、J=6.8Hz、1H)、7.06(t、J=8.5Hz、1H)、7.28−7.34(m、1H)、7.51(s、1H)、8.19(brs、1H)。MS(ES+):m/z450.05[MH+]。HPLC:tR=2.55分(ZQ3、極性_5分)。] [0175] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0176] 一般手順F:7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(10.0mg、0.0237mmol)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(7.53mg、0.0355mmol)およびDMF(0.5mL)の混合物に室温で、37%ホルムアルデヒド溶液(0.00353mL)を加え、昇温させて室温とした。取得物をシリンジフィルターパッドで濾過し、HPLC精製用に直接用いた。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た。1H NMR(CDCl3、400MHz):δ=1.87(d、J=6.6Hz、3H)、2.70−2.77(m、5H)、3.17(t、J=5.8Hz、2H)、3.61(brs、2H)、5.69(brs、2H)、6.16(brs、1H)、6.55(q、J=6.8Hz、1H)、7.07(t、J=8.5Hz、1H)、7.28−7.33(m、1H)、7.44(s、1H)、8.13(s、1H)。MS(ES+):m/z436.03[MH+]。HPLC:tR=2.23分(ZQ2、極性_5分)。] [0177] 別途合成:マイクロ波リアクターバイアルに入れた1−メチル−4−ピペリジノン(31.1mg、0.275mmol)、リチウムtert−ブトキシド(46.0mg、0.575mmol)、p−トルエンスルホニルヒドラジド(54.0mg、0.290mmol)、2−ジシクロ−ヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(9.5mg、0.020mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(O)(4.6mg、0.0050mmol)の1,4−ジオキサン(2.5mL、32mmol)中混合物を排気し、窒素での再充填を行った(3回)。3−ブロモ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(105mg、0.250mmol)を加え、反応混合物を加熱して110℃として5時間経過させた。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。DCM溶液をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を最初にSCXカラムで、次にシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。] [0178] 3−(1−シクロヘキシルメチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0179] 一般手順Fに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.04(d、J=12.4Hz、2H)、1.19−1.42(m、3H)、1.71−1.90(m、9H)、2.74(d、J=1.3Hz、2H)、2.83(d、J=6.6Hz、2H)、3.25(t、J=5.8Hz、2H)、3.70(brs、2H)、6.27(brs、1H)、6.49(q、J=6.8Hz、1H)、7.22(t、J=8.6Hz、1H)、7.40(dd、J=8.8、4.8Hz、1H)、7.71(s、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z518.10[MH+]。HPLC:tR=2.81分(ZQ2、極性_5分)。] [0180] 3−(1−ベンジル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0181] 一般手順Fに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.6Hz、3H)、2.60−2.69(m、2H)、3.08(t、J=5.9Hz、2H)、3.50(d、J=2.5Hz、2H)、3.99(s、2H)、6.26(brs、1H)、6.49(q、J=6.8Hz、1H)、7.17−7.24(m、1H)、7.36−7.47(m、6H)、7.66(s、1H)、8.17(s、1H)。MS(ES+):m/z512.05[MH+]。HPLC:tR=2.35分(ZQ2、極性_5分)。] [0182] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−エチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0183] 一般手順Fに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.34−1.49(m、3H)、1.86−1.97(m、3H)、2.78−2.91(m、2H)、3.20−3.30(m、2H)、3.50(d、J=8.3Hz、2H)、3.92(d、J=11.9Hz、2H)、6.27−6.38(m、1H)、6.51(d、J=10.6Hz、1H)、7.25(d、J=8.8Hz、1H)、7.41(t、J=12.8Hz、1H)、7.76(brs、1H)、7.81(brs、1H)、8.21(d、J=13.6Hz、1H)。MS(ES+):m/z450.06[MH+]。HPLC:tR=2.20分(ZQ2、極性_5分)。] [0184] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−イソブチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0185] 一般手順Fに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.08(d、J=6.8Hz、6H)、1.89(d、J=6.8Hz、3H)、2.21(ddd、J=13.5、6.9、6.8Hz、1H)、2.79−2.87(m、2H)、3.04(d、J=7.3Hz、2H)、3.48(t、J=6.1Hz、2H)、3.91(brs、2H)、6.28(brs、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.22(t、J=8.7Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.76(s、1H)、8.21(s、1H)。MS(ES+):m/z478.04[MH+]。HPLC:tR=2.29分(ZQ2、極性_5分)。] [0186] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0187] 一般手順Fに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.05(t、J=7.5Hz、3H)、1.82(ddd、J=11.2、7.4、5.2Hz、2H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.78−2.85(m、2H)、3.12−3.19(m、2H)、3.49(t、J=6.1Hz、2H)、3.92(brs、2H)、6.28(brs、1H)、6.48(q、J=6.8Hz、1H)、7.21(t、J=8.6Hz、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.75(s、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z464.07[MH+]。HPLC:tR=2.20分(ZQ2、極性_5分)。] [0188] 3−[1−(2−アミノエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0189] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(35.0mg、0.0829mmol)、tert−ブチルN−(2−オキソエチル)カーバメート(26.4mg、0.166mmol)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(19.3mg、0.0912mmol)およびDCM(3mL、50mmol)の混合物を室温で30分間撹拌した。溶液を分液漏斗に移し、DCMおよび飽和NaHCO3で抽出した。有機層を減圧下に濃縮し、1,4−ジオキサンに再溶解させ、封管に移した。4MのHCl/1,4−ジオキサン(0.5mL、2mmol)を加え、混合物を加熱して50℃として2時間経過させた。溶液を減圧下に濃縮し、DCMに再溶解させ、分液漏斗に移した。有機層を飽和NaHCO3で洗浄し、減圧下に濃縮し、分取TLCプレートに乗せて、7%(7N NH3/MeOH)/DCMで溶離した。純粋な生成物を含む帯域を、1:1MeOH/DCMを用いて濾去した。その濾液に、2.0M HCl/Et2O(0.207mL、0.414mmol)を加えてHCl塩を形成し、混合物を室温で30分間撹拌した。取得物を減圧下に濃縮して、標題化合物を2HCl塩として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.56(d、J=1.5Hz、2H)、2.79(ddd、J=19.3、5.8、5.7Hz、4H)、3.12(t、J=5.9Hz、2H)、3.28(d、J=2.5Hz、2H)、6.27(brs、1H)、6.50(q、J=6.8Hz、1H)、7.22(t、J=8.6Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.63(s、1H)、8.17(s、1H)。MS(ES+):m/z465.04[MH+]。HPLC:tR=2.43分(ZQ3、極性_5分)。] [0190] 3−(1−シクロブチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0191] 一般手順G:7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(10.0mg、0.0237mmol)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(7.53mg、0.0355mmol)および1,2−ジクロロエタン(1mL)の混合物に0℃で、シクロブタノン(0.00312mL、0.0474mmol)を加え、昇温させて室温とした。取得物を分液漏斗に移し、DCMおよび飽和NaHCO3水溶液で抽出した。有機層を減圧下に濃縮し、HPLC精製用にDMF(0.5mL)に再溶解させた。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.85−1.96(m、5H)、2.21−2.32(m、2H)、2.34−2.43(m、2H)、2.76−2.85(m、2H)、3.35(t、J=6.1Hz、2H)、3.72−3.84(m、3H)、6.29(brs、1H)、6.49(q、J=6.8Hz、1H)、7.22(t、J=8.7Hz、1H)、7.39(dd、J=9.1、4.8Hz、1H)、7.76(s、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z476.08[MH+]。HPLC:tR=2.19分(ZQ2、極性_5分)。] [0192] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−イソプロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0193] 一般手順Gに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.42(d、J=6.6Hz、6H)、1.84−1.91(m、3H)、2.85(d、J=1.5Hz、2H)、3.51(t、J=5.8Hz、2H)、3.64(5重線、J=6.6Hz、1H)、3.94(d、J=2.8Hz、2H)、6.31(brs、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.22(t、J=8.7Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.76(s、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z464.08[MH+]。HPLC:tR=2.11分(ZQ2、極性_5分)。] [0194] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−メタンスルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0195] 一般手順H:1−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(8.00mg、0.0189mmol)、DIPEA(0.02mL、0.09mmol)およびDMF(1mL)の混合物に室温で、メタンスルホニルクロライド(4.34mg、0.0379mmol)を入れ、直ちに水1滴で反応停止した。その溶液をHPLC精製に直接用いた。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.57−2.64(m、2H)、2.90(s、3H)、3.49(t、J=5.8Hz、2H)、3.97(d、J=3.0Hz、2H)、6.30(t、J=3.4Hz、1H)、6.49(q、J=6.8Hz、1H)、7.21(t、J=8.7Hz、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.66(s、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z499.95[MH+]。HPLC:tR=2.92分(ZQ2、極性_5分)。] [0196] この化合物をより大きい規模で製造し、下記の方法に従ってHCl塩に変換した。7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(35.0mg、0.0829mmol)、DIPEA(70μL、0.4mmol)およびDCM(3mL、40mmol)の混合物を冷却して−78℃とした。メタンスルホニルクロライド(9.97mg、0.0870mmol)のDCM中溶液を滴下した。混合物を−78℃で1時間撹拌した。水数滴を加えて反応停止し、溶液を分液漏斗に移し、飽和NaHCO3で洗浄した。有機層を減圧下に濃縮し、分取TLCプレートに乗せ、3%(7N NH3/MeOH)/DCMでの溶離を行った。純粋な生成物を含む帯域を回収し、1:1MeOH/DCMを用いて生成物を溶離した。生成物の溶液に、2.0M HCl/Et2O(0.207mL、0.414mmol)を加えてHCl塩を形成し、混合物を室温で30分間撹拌した。取得物を減圧下に濃縮して、標題化合物のHCl塩を明褐色固体として得た。] [0197] 7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1−エタンスルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0198] 一般手順Hに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.34(t、J=7.3Hz、3H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.53−2.61(m、2H)、3.10(q、J=7.3Hz、2H)、3.55(t、J=5.8Hz、2H)、4.03(d、J=2.8Hz、2H)、6.26−6.33(m、1H)、6.50(q、J=6.7Hz、1H)、7.22(t、J=8.6Hz、1H)、7.40(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.66(s、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z513.98[MH+]。HPLC:tR=3.03分(ZQ2、極性_5分)。] [0199] 3−(1−シクロプロパンスルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0200] 一般手順Hに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=0.98−1.05(m、2H)、1.06−1.13(m、2H)、1.88(d、J=6.8Hz、3H)、2.48−2.56(m、1H)、2.58−2.65(m、2H)、3.56(t、J=5.8Hz、2H)、4.04(d、J=3.0Hz、2H)、6.30(t、J=3.4Hz、1H)、6.50(q、J=6.7Hz、1H)、7.18−7.25(m、1H)、7.39(dd、J=8.8、4.8Hz、1H)、7.66(s、1H)、8.20(s、1H)。MS(ES+):m/z526.03[MH+]。HPLC:tR=3.31分(ZQ2、極性_5分)。] [0201] 3−(1−ベンゼンスルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン] [0202] 一般手順Hに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.86(d、J=6.6Hz、3H)、2.48−2.55(m、2H)、3.32−3.38(m、2H)、3.80(d、J=2.8Hz、2H)、6.20(t、J=3.4Hz、1H)、6.47(q、J=6.7Hz、1H)、7.20(t、J=8.7Hz、1H)、7.38(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.58−7.69(m、4H)、7.82−7.87(m、2H)、8.12(s、1H)。MS(ES+):m/z562.01[MH+]。HPLC:tR=3.48分(ZQ2、極性_5分)。] [0203] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸メチルエステル] [0204] 一般手順I:7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−フロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミン(8.00mg、0.0189mmol)、DIPEA(0.02mL、0.09mmol)およびDMF(0.5mL)の混合物に、0℃でクロルギ酸メチル(3.58mg、0.0379mmol)を入れ、直ちに水1滴で反応停止した。取得物をシリンジフィルター層に通し、溶液をHPLC精製に直接用いた。純粋な生成物を含む分画を減圧下に濃縮して、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.90(d、J=6.8Hz、3H)、2.51(d、J=1.5Hz、2H)、3.68−3.73(m、2H)、3.75(s、3H)、4.17(brs、2H)、6.28(brs、1H)、6.51(q、J=6.8Hz、1H)、7.20−7.27(m、1H)、7.42(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.66(s、1H)、8.21(s、1H)。MS(ES+):m/z479.99[MH+]。HPLC:tR=3.08分(ZQ2、極性_5分)。] [0205] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸エチルエステル] [0206] 一般手順Iに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=1.28(t、J=7.1Hz、3H)、1.88(d、J=6.6Hz、3H)、2.49(d、J=1.3Hz、2H)、3.62−3.72(m、2H)、4.16(q、J=7.1Hz、4H)、6.26(brs、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.21(t、J=8.6Hz、1H)、7.39(dd、J=9.1、4.8Hz、1H)、7.64(s、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z494.02[MH+]。HPLC:tR=3.28分(ZQ2、極性_5分)。] [0207] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸プロピルエステル] [0208] 一般手順Iに従って、標題化合物を製造した。1H NMR(CD3OD、400MHz):δ=0.98(t、J=7.3Hz、3H)、1.64−1.73(m、2H)、1.87(d、J=6.6Hz、3H)、2.49(d、J=1.5Hz、2H)、3.63−3.74(m、2H)、4.07(t、J=6.6Hz、2H)、6.26(brs、1H)、6.49(q、J=6.7Hz、1H)、7.21(t、J=8.7Hz、1H)、7.39(dd、J=9.0、4.9Hz、1H)、7.64(s、1H)、8.19(s、1H)。MS(ES+):m/z508.05[MH+]。HPLC:tR=3.51分(ZQ2、極性_5分)。] [0209] 4−{6−アミノ−7−[(R)−1−(2,6−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−エトキシ]−フロ[3,2−c]ピリジン−3−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル]
权利要求:
請求項1 式Iの化合物または該化合物の製薬上許容される塩[式中、X1は、OまたはSであり;X2は、O、S(O)mまたは−NR5であり;R1は、H、ハロ、−CN、−CF3、−NO2、C0−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキルまたはヘテロアリールC0−12アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG1置換基で置換されていても良く;R2は、H、ハロ、−CN、−CF3、−NO2、C0−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキルまたはヘテロアリールC0−12アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG2置換基で置換されていても良く;またはR2は、式IIの構造:であるテトラヒドロピリジニルであり;R3は、HまたはC1−12アルキルであり;R4は、H、C0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキルまたはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG3置換基で置換されていても良く;またはR4は−(CR10R11)nA1であり;A1は、1以上の独立のG4によって置換されていても良いアリールまたはヘテロアリールであり;R5は、H、C0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C1−12アルキル−O−C2−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)m−C2−12アルキル、(C0−12アルキル)(C0−12アルキル)N−C2−12アルキル、C2−12アルケニルC1−12アルキルまたはC2−12アルキニルC1−12アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG5置換基で置換されていても良く;R10およびR11はそれぞれ独立に、H、C0−12アルキル、C1−12アルキル−O−C1−12アルキル、(C1−12アルキル)(C0−12アルキル)N−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)m−C1−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12シクロアルケニルC1−12アルキルまたはC3−12ヘテロシクロアルキルC0−10アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG6置換基によって置換されていても良く;またはR10およびR11が、それらが結合している炭素原子とともに、3から12員の飽和もしくは不飽和環を形成しており、前記環は1以上の独立のG7置換基によって置換されていても良く、ならびに前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;R6は、H、C0−12アルキル、C1−12アルキル−O−C1−12アルキル、(C1−12アルキル)(C0−12アルキル)N−C1−12アルキルまたはC1−12アルキル−S(O)m−C1−12アルキルから選択され、それらのいずれも1以上の独立のG8置換基によって置換されていても良く;R7は、H、C0−12アルキル、R8O−C2−12アルキル、R8R9N−C2−12アルキル、R8S(O)m−C2−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12シクロアルケニルC1−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C1−12アルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルケニルC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12シクロアルケニルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル、−C(O)Ra、R8O−C0−12アルキルC(O)−、R8R9N−C0−12アルキルC(O)−、R8S(O)mC0−12アルキルC(O)−、−CO2R8、−C(O)NR8R9、−S(O)mR8、−SO2NR8R9または−C(S)OR8であり、それらのいずれも1以上の独立のG9置換基で置換されていても良く;G1、G2、G3、G4、G5、G6、G7、G8およびG9はそれぞれ独立に、H、ハロ、−CN、−CF3、−OCF3、−NO2、C0−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、−OR12、−S(O)mR12、−NR12R13、−SO2NR12R13、−C(O)Rb、−C(O)NR12R13、−C(O)−C(O)NR12R13、−C(O)OR12、−C(O)−C(O)OR12、−OC(O)Rb、−NR12C(O)Rb、−NR12S(O)2R13、−(CR14R15)nC(O)Rb、−(CR14R15)nC(O)OR12、−(CR14R15)nC(O)NR12R13、−(CR14R15)nS(O)2NR12R13、−(CR14R15)nNR12R13、−(CR14R15)nOR12、−(CR14R15)nS(O)mR12、−NR16C(O)NR12R13、−NR16S(O)2NR12R13または−NR16S(O)NR12R13から選択され、それらのいずれも1以上の独立のQ1置換基で置換されていても良く;Q1は、H、ハロ、−CN、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3、C0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル、−C(O)−C(O)NR17R18、−C(O)−C(O)OR17、−OC(O)Rc、−NR17C(O)Rc、−NR17S(O)2R18、−(CR19R20)nC(O)Rc、−(CR19R20)nC(O)OR17、−(CR19R20)nC(O)NR17R18、−(CR19R20)nS(O)2NR17R18、−(CR19R20)nNR17R18、−(CR19R20)nOR17、−(CR19R20)nS(O)mR17、−NR21C(O)NR17R18、−NR21S(O)2NR17R18または−NR21S(O)NR17R18から選択され、それらのいずれも1以上の独立のQ2置換基で置換されていても良く;Q2は、H、ハロ、−CN、−OH、−NH2、−NO2、オキソ、−CF3、−OCF3、−CO2H、−S(O)mH、C0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキルから選択され、それらのいずれも1以上の独立のハロ、−CN、−OH、−NH2または部分的もしくは完全にハロゲン化されていても良いC1−10アルキルもしくは部分的もしくは完全にハロゲン化されていても良い−O−C1−10アルキルで置換されていても良く;R8、R9、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、Ra、RbおよびRcはそれぞれ独立に、H、C0−12アルキル、アリールC0−12アルキル、ヘテロアリールC0−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC0−12アルキル、アリールC3−12シクロアルキル、ヘテロアリールC3−12シクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルキルC3−12シクロアルキル、C1−12アルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、C3−12ヘテロシクロアルキルC3−12ヘテロシクロアルキル、アリールC3−12ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールC3−12ヘテロシクロアルキル置換基から選択され;−NR8R9、−NR12R13および−NR17R18はそれぞれ独立に、直線構造であり;あるいはR8とR9またはR12とR13またはR17とR18がそれぞれ、それらが結合している窒素原子とともに、3から12員の飽和もしくは不飽和環を形成しており、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;−CR14R15または−CR19R20はそれぞれ独立に直線構造であり;あるいはR14とR15またはR19とR20がそれぞれ、それらが結合している炭素原子とともに、3から12員の飽和もしくは不飽和環を形成しており、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;各qは独立に0または1であり;各nは独立に0から7であり;各mは独立に0から2である。]。 請求項2 X1がOである請求項1の化合物または塩。 請求項3 R3が水素である請求項1または2の化合物または塩。 請求項4 (X2)qがOである請求項1から3のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項5 R1が水素である請求項1から4のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項6 R4が−(CR10R11)nA1である請求項1から5のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項7 X1がOであり、(X2)qがOであり、ならびにR4が−(CR10R11)nA1である請求項1の化合物または塩。 請求項8 R3が水素である請求項7の化合物または塩。 請求項9 R1が水素である請求項7の化合物または塩。 請求項10 R1が水素であり、ならびにR3が水素である請求項7の化合物または塩。 請求項11 化合物が式Iaを有する請求項1から10のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項12 式Iの化合物が式Ibを有する請求項1から10のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項13 A1が、1以上の独立のG4置換基によってさらに置換されていても良いアリールである請求項6から12のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項14 R10がH、C0−12アルキル、C0−12アルキル−O−C1−12アルキル、(C0−12アルキル)(C0−12アルキル)N−C1−12アルキル、C0−12アルキル−S(O)m−C1−12アルキル、C3−12シクロアルキルC0−12アルキル、C3−12シクロアルケニルC1−12アルキルまたはC3−12ヘテロシクロアルキルC0−10アルキルであり、それらはいずれも1以上の独立のG6置換基によって置換されていても良い請求項1から13のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項15 R2がアリールC0−12アルキルまたはヘテロアリールC0−12アルキルであり、それらのいずれも1以上の独立のG2置換基で置換されていても良い請求項1から14のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項16 R2が式IIの構造である請求項1から14のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項17 A1が1以上の独立のG4置換基によってさらに置換されていても良いアリールであり;R10がHまたは1以上の独立のG6置換基によって置換されていても良いC0−12アルキルであり;ならびにR2が、1以上の独立のG2置換基で置換されていても良いアリールまたはヘテロアリールであるか、R2が式IIの構造である請求項6から12のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項18 式を有する請求項1の化合物または塩[式中、R2は、であり;R7は、C0−6アルキル、−C(O)Ra、−C(O)NR8R9であり、それらのいずれも1から2個の独立のG9置換基で置換されていても良く;G9は、C0−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−OR12、−S(O)mR12、−NR12R13、−SO2NR12R13、−C(O)Rb、−C(O)(CR14R15)nNR12R13、−C(O)−C(O)NR12R13、−C(O)OR12、−C(O)−C(O)OR12、−OC(O)Rb、−NR12C(O)Rb、−NR12S(O)2R13、−(CR14R15)nC(O)Rb、−(CR14R15)nC(O)OR12、−(CR14R15)nC(O)NR12R13、−(CR14R15)nS(O)2NR12R13、−(CR14R15)nNR12R13、−(CR14R15)nOR12、−(CR14R15)nS(O)mR12、−NR16C(O)NR12R13、−NR16S(O)2NR12R13または−NR16S(O)NR12R13から選択され、それらのいずれも1から2個のQ1によって置換されていても良く;各Q1は独立に、C0−6アルキル、アリールC0−6アルキル、ヘテロアリールC0−6アルキル、C3−6シクロアルキルC0−6アルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6アルキルまたは−(CR14R15)nNR12R13から選択され;各R12、R13、R14、R15、R16およびRbは独立にC0−6アルキルであり;−NR12R13は独立に直線構造であり;またはR12とR13がそれらが結合している窒素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;−CR14R15は直線構造であり;またはR14とR15が、それらが結合している炭素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;各nは独立に0から6であり;各mは独立に0から2であり;ならびにA1は、それぞれ独立にBr、Cl、Fまたはメトキシから選択される3から4個のオルトもしくはメタ置換基で置換されていても良いフェニルである。]。 請求項19 式を有する請求項1の化合物または塩[式中、R2は、それぞれG2によって置換されていても良いフェニルまたはピリジルであり;G2は、C0−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−OR12、−S(O)mR12、−NR12R13、−SO2NR12R13、−C(O)Rb、−C(O)(CR14R15)nNR12R13、−C(O)−C(O)NR12R13、−C(O)OR12、−C(O)−C(O)OR12、−OC(O)Rb、−NR12C(O)Rb、−NR12S(O)2R13、−(CR14R15)nC(O)Rb、−(CR14R15)nC(O)OR12、−(CR14R15)nC(O)NR12R13、−(CR14R15)nS(O)2NR12R13、−(CR14R15)nNR12R13、−(CR14R15)nOR12、−(CR14R15)nS(O)mR12、−NR16C(O)NR12R13、−NR16S(O)2NR12R13または−NR16S(O)NR12R13から選択され、それらのいずれも1から2個のQ1によって置換されていても良く;各Q1は独立に、C0−6アルキル、アリールC0−6アルキル、ヘテロアリールC0−6アルキル、C3−6シクロアルキルC0−6アルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6アルキルまたは−(CR14R15)nNR12R13から選択され;各R12、R13、R14、R15、R16およびRbは独立にC0−6アルキルであり;−NR12R13は独立に直線構造であり;またはR12とR13がそれらが結合している窒素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;−CR14R15は直線構造であり;またはR14とR15がそれらが結合している炭素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;各nは独立に0から6であり;各mは独立に0から2であり;ならびにA1は、それぞれ独立にBr、Cl、Fまたはメトキシから選択される3から4個のオルトもしくはメタ置換基で置換されていても良いフェニルである。]。 請求項20 式を有する請求項1の化合物または塩[式中、R2は、それぞれG2によって置換されていても良いピラゾリル、イミダゾリルまたはチアゾリルであり;G2は、C0−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−OR12、−S(O)mR12、−NR12R13、−SO2NR12R13、−C(O)Rb、−C(O)(CR14R15)nNR12R13、−C(O)−C(O)NR12R13、−C(O)OR12、−C(O)−C(O)OR12、−OC(O)Rb、−NR12C(O)Rb、−NR12S(O)2R13、−(CR14R15)nC(O)Rb、−(CR14R15)nC(O)OR12、−(CR14R15)nC(O)NR12R13、−(CR14R15)nS(O)2NR12R13、−(CR14R15)nNR12R13、−(CR14R15)nOR12、−(CR14R15)nS(O)mR12、−NR16C(O)NR12R13、−NR16S(O)2NR12R13または−NR16S(O)NR12R13から選択され、それらのいずれも1から2個のQ1によって置換されていても良く;各Q1は独立に、C0−6アルキル、アリールC0−6アルキル、ヘテロアリールC0−6アルキル、C3−6シクロアルキルC0−6アルキル、C3−6ヘテロシクロアルキルC0−6アルキルまたは−(CR14R15)nNR12R13から選択され;各R12、R13、R14、R15、R16およびRbは独立にC0−6アルキルであり;−NR12R13は独立に直線構造であり;またはR12とR13が、それらが結合している窒素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;−CR14R15は直線構造であり;またはR14とR15がそれらが結合している炭素原子とともに、3から6員の飽和もしくは不飽和環を形成していることができ、前記環はO、NまたはS(O)mから選択される1以上のヘテロ原子を含んでいても良く;各nは独立に0から6であり;各mは独立に0から2であり;ならびにA1は、それぞれ独立にBr、Cl、Fまたはメトキシから選択される3から4個のオルトもしくはメタ置換基で置換されていても良いフェニルである。]。 請求項21 A1がである請求項18、19または20の化合物または塩。 請求項22 約200nM以下のIC50で、細胞アッセイでのc−Metの阻害を示す請求項1から21のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項23 約500nM以下のIC50で、細胞アッセイでのRonの阻害を示す請求項1から21のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項24 約200nM以下のIC50で細胞アッセイでのc−Metの阻害および約500nM以下のIC50で細胞アッセイでのRonの阻害を示す請求項1から21のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項25 約200nM以下のIC50で細胞アッセイでのc−Metの阻害および約500nM以下のIC50で細胞アッセイでのRonの阻害を示し、ならびにその阻害がKDRと比較してc−Metに対して約10倍以上選択的である請求項1から21のうちのいずれか一項の化合物または塩。 請求項26 本明細書のいずれかの実施例から選択される請求項1の化合物または塩。 請求項27 から選択される請求項1の化合物または塩。 請求項28 から選択される請求項1の化合物または塩。 請求項29 から選択される請求項1の化合物または塩。 請求項30 から選択される請求項1の化合物または塩。 請求項31 1以上の製薬上許容される担体とともにまたは担体を含まずに配合されて、請求項1から30のうちのいずれか一項の化合物または塩を含む医薬組成物。 請求項32 処置を必要とする患者に対して治療上有効量の請求項1から30のうちのいずれか一項の化合物または塩を投与する段階を有する、タンパク質キナーゼ活性が介在する状態の治療方法。 請求項33 前記タンパク質キナーゼが、Ax1、ALK、Ab1、オーロラ−A、オーロラ−B、Blk、c−Raf、cSRC、EphA2、Src、PRK2、FGFR3、Flt3、Lck、Mek1、PDK−1、GSK3β、EGFR、p70S6K、BMX、SGK、CaMKII、Tie−2、IGF−1R、Ron、Met、KDR、PAK1、PAK2またはTAK1のうちの1以上である請求項32の方法。 請求項34 状態が過剰増殖性障害である請求項32の方法。 請求項35 状態が癌である請求項32の方法。 請求項36 状態が、固形腫瘍、肉腫、線維肉腫、骨腫、黒色腫、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫、膠芽細胞腫、神経芽腫、奇形癌、造血器悪性腫瘍および悪性腹水である請求項32の方法。 請求項37 状態が、肺癌、膀胱癌、膵臓癌、腎臓癌、胃癌、乳癌、結腸癌、前立腺癌(骨転移を含む)、肝細胞癌、卵巣癌、食道扁平上皮癌、黒色腫、未分化大細胞リンパ腫、炎症性筋線維芽腫瘍または膠芽細胞腫である請求項32の方法。 請求項38 処置を必要とする患者に対して、治療上有効量の請求項1から30のうちのいずれか一項の化合物または塩を投与する段階を有する、上皮間葉移行(EMT)の調節不全を特徴とする状態の治療方法。 請求項39 状態が少なくとも部分的にc−Metが介在する癌である請求項32の方法。 請求項40 状態が、膀胱癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、乳癌もしくは膵臓癌、卵巣癌、胃癌、頭部および頸部の癌、前立腺癌、肝細胞癌、腎臓癌、神経膠腫または肉腫から選択される癌である請求項32の方法。 請求項41 化合物または該化合物の塩が二重RONおよびc−Met阻害薬である請求項39または40の方法。 請求項42 治療上有効量の少なくとも1種類の別の抗癌剤を投与する段階をさらに含む、請求項32から41のうちのいずれか一項の方法。
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