专利摘要:
本発明は、抗血栓活性を有し、そして特にプロテアーゼ活性化受容体1(PAR1)を阻害する式(I) の新規化合物、その製造方法、及び薬剤としてのその使用に関する。
公开号:JP2011511017A
申请号:JP2010545379
申请日:2009-01-23
公开日:2011-04-07
发明作者:ウーヴェ・ハイネルト;カール・シェーナフィンガー;フォルクマール・ヴェーナー;ヘニング・シュタインハーゲン;マティーアス・ヘルマン
申请人:サノフィ−アベンティス;
IPC主号:C07D471-04
专利说明:

[0001] 本発明は、式I



(式中、X、A−、Q1、Q2、Q3、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9は、それぞれ以下に定義される通りである)の新規化合物に関する。式Iの化合物は、抗血栓活性を有し、そして特にプロテアーゼ活性化受容体1(PAR1)を阻害する。さらに、本発明は、式Iの化合物の製造方法及び薬剤としてのその使用に関する。]
背景技術

[0002] プロテアーゼ活性化受容体1(PAR1)は、Gタンパク質共役受容体(GPCR)の種類に属するトロンビン受容体である。PAR1についての遺伝子は、染色体5q13にあり、2つのエキソンからなり、そして約27kbの領域にわたる。PAR1は、とりわけ内皮細胞、平滑筋細胞、線維芽細胞、ニューロン及びヒト血液血小板において発現される。血小板において、PAR1は、シグナル伝達の重要な受容体であり、血小板凝集の開始に関与している。]
[0003] PARの活性化は、PARのN−末端部分がタンパク質分解脱離し、そのため新しいN−末端配列が現れ、次いで受容体を活性化することによって起こる(非特許文献1)。]
[0004] 血液凝固は、哺乳動物の生存に必須である血流の制御プロセスである。凝固及びその後の創傷治癒後の血餅分解プロセスは、血管損傷後に開始され、そして4つの段階に分けることができる:
1.血管狭窄段階:損傷を受けた領域への血液損失がそれによって低減される。
2.次の段階は、内皮下層において暴露されたコラーゲンへの血小板粘着である。基質へのこの一次粘着は、血小板を活性化し、次いで活性化を促進する種々の活性化物質を分泌する。さらに、これらの活性化物質は、血管損傷部位への新しい血小板のさらなる補充を刺激し、そして血小板凝集を促進する。血小板は、血管壁損傷部位で凝集し、静止したゆるい血小板血栓を形成している。さらに血小板の活性化により、細胞膜表面に沿ってホスファチジルセリン及びホスファチジルイノシトールが現れる。これらのリン脂質の暴露は、凝固カスケードの多酵素複合体の結合及び活性化に必須である。
3.最初の静止したゆるい血小板凝集物は、フィブリンによって架橋されている。血栓が血小板及びフィブリンのみを含む場合、それは白色血栓である。赤血球がさらに存在する場合、それは赤色血栓である。
4.創傷治癒後、血栓は、タンパク質プラスミンの作用によって分解される。]
[0005] 2つの代替経路、内因性及び外因性経路によりフィブリン塊の形成に至る。これらの経路は、異なる機構によって開始されるが、後の段階ではそれらは凝固カスケードの共通の経路に収束する。創傷のない血管壁異常に基づく赤色血栓又は血餅の形成は、内因性経路の結果である。組織損傷又は外傷に対する反応としてフィブリン塊形成は、外因性経路の結果である。両方の経路は、凝固因子として知られている比較的多数のタンパク質を含む。]
[0006] 内因性経路は、第VIII、IX、X、XI及びXII凝固因子、並びにプレカリクレイン、高分子量キニノーゲン、カルシウムイオン及び血小板からのリン脂質を必要とする。これらのタンパク質はそれぞれ第X因子の活性化を導く。]
[0007] 内因性経路は、プレカリクレイン、高分子量キニノーゲン、第XI及びXII因子が負に荷電された表面に結合した時に開始される。この時点を接触段階(contact phase)と称する。血管壁コラーゲンへの暴露は、接触段階の一次刺激である。接触段階プロセスの結果、プレカリクレインがカリクレインへ転換され、それは次に第XII因子を活性化する。第XIIa因子は、さらにプレカリクレインをカリクレインに加水分解し、その結果、活性化される。第XII因子の活性化が高まるにつれ、第XI因子が活性化され、血管拡張因子ブラジキニンが放出される。血管収縮の最初の段階は、それによって終わる。ブラジキニンは、高分子量キニノーゲンから製造される。Ca2+イオンの存在下で、第XIa因子は、第IX因子を活性化する。第IX因子は、ビタミンK依存性のc−カルボキシグルタミン酸(GLA)残基を含むプロ酵素である。セリンプロテアーゼ活性は、Ca2+イオンがこれらのGLA残基に結合した後に顕性となる。血液凝固カスケードにおけるセリンプロテアーゼのいくつか(第II、VII、IX及びX因子)は、このようなビタミンK依存性GLA残基を含む。第IXa因子は第X因子を切断し、そして第Xa因子への活性化を導く。第IXa因子を形成する前提条件は、活性化血小板の表面におけるCa2+イオン及び第VIIIa因子、第IXa因子及び第X因子のプロテアーゼ複合体の形成である。活性化血小板の反応の1つは、表面に沿ったホスファチジルセリン及びホスファチジルイノシトールの出現である。プロテアーゼ複合体の形成は、これらのリン脂質の暴露により可能となる。このプロセスにおいて、第VIII因子は、第IXa因子及び第X因子の受容体として作用する。従って、第VIII因子は、凝固カスケードにおける補助因子を表す。実際の受容体である第VIIIa因子の形成による第VIII因子の活性化は、最少量のトロンビンのみを必要とする。トロンビンの濃度が高まるにつれ、最終的に第VIIIa因子は、トロンビンによってさらに切断され、不活性化される。第VIII因子に関するトロンビンのこの二重活性は、自己制御式のプロテアーゼ複合体形成に至り、そのため血液凝固は局在化する。]
[0008] PAR1及びPAR4は、トロンビンによるヒト血液血小板の活性化における中心的な役割を果たしており;これらの受容体の活性化は、血小板における形態学的変化、ADPの放出及び血小板の凝集を導く(非特許文献2)。]
[0009] PAR1阻害剤は、例えば特許文献1又は特許文献2、特許文献3及び特許文献4、並びに特許文献5に記載されている。]
[0010] 式Iの化合物は、プロテアーゼ活性化受容体1の特異的な高い阻害を示し、そして特許文献6の化合物と比較して改善された水溶性について注目すべきである。]
[0011] 式Iの化合物は、プロテアーゼ活性化受容体1の特異的な高い阻害を示し、そのため血栓症、塞栓症、凝固能亢進又は線維性変性(fibrotic alteration)に関連する障害を患っているヒトにおける予防上及び治療上の使用に適している。このような障害の例は、血栓症、深部静脈血栓症、肺塞栓症、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧症、炎症性障害、リウマチ、喘息、糸球体腎炎又は骨粗鬆症である。式Iの化合物は、二次予防に使用することができ、そして緊急及び長期的治療の両方に適している。]
[0012] また、式Iの化合物は、PAR1と異なる抗血栓原理によって作用する活性成分と組み合わせて使用することができる。]
[0013] 欧州特許出願第EP1391451号
欧州特許出願第EP1391452号
米国特許出願第US6,063,847号
米国特許出願第US2004/152736号
国際出願第WO03/089428号
EP1391451]
先行技術

[0014] Pharmacol Rev 54:203 217, 2002
Nature 413:26-27, 2001]
課題を解決するための手段

[0015] 1)従って、本発明は、式I



〔式中、
XはC−R1又はNであり、
A−は有機又は無機酸のアニオンであり、
Q1は水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−OH、−O−(C1−C6)−アルキル又は−O−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、
Q2及びQ3は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、
R1、R2、R3及びR4は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−O−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−R12、ハロゲン、OH、−CN、−NO2、−SO2CH3、−SO2CF3、−SF5、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくは−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル、OH、−(C3−C6)−シクロアルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくは−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、又は−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキルであり、
ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は]
[0016] R1及びR2、R2及びR3、又はR3及びR4は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R11及びR12(Q1にも適用すべき!)はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3 又は−SO2CF3であり、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は
“N(R11)−R12”及び“N(R11)−C(O)−R12”断片中のR11及びR12は、窒素原子“N”又は“N−C(O)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表しており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R5、R6、R7、R8及びR9は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−CN、−NO2、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(CO)−N(R21)−R22、−SO2CH3、−SO2CF3、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、ハロゲン、−SF5、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R21、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール又は−(C4−C15)−Hetであり、
ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、
−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは −O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は]
[0017] R5及びR6、R6及びR7、R7及びR8、又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R21及びR22はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は
“N(R21)−R22”及び“N(R21)−C(O)−R22”断片中のR21及びR22は、窒素原子“N”又は“N−C(O)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表しており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置換されていてもよい〕
の化合物及び/又は式Iの化合物の任意の立体異性形態又は互変異性形態及び/又はそれらの形態の任意の比率の混合物、及び/又は式Iの化合物の生理学的に適合しうる塩に関する。]
[0018] 2)
XはC−R1又はNであり、
A−は有機又は無機酸のアニオンであり、
Q1は水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−OH、−O−(C1−C6)−アルキル又は−O−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、
Q2及びQ3は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、
R1、R2、R3 及びR4は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−O−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−R12、ハロゲン、OH、−CN、−NO2、−SO2CH3、−SO2CF3、−SF5、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくは−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル、OH、−(C3−C6)−シクロアルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C4−C15)−Het、
ここでHetは非置換であるか若しくは−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、又は−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキルであり、
ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
但し、少なくとも1つのR1、R2、R3又はR4は水素原子ではなく、又は]
[0019] R1及びR2、R2及びR3、又はR3及びR4は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は
“N(R11)−R12”及び“N(R11)−C(O)−R12”断片中のR11及びR12は、窒素原子“N”又は“N−(CO)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R4、R5、R6、R7、R8及びR9は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−CN、−NO2、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(CO)−N(R21)−R22、−SO2CH3、−SO2CF3、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、ハロゲン、−SF5、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R21、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール又は−(C4−C15)−Hetであり、
ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、
−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは −O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
但し、少なくとも1つのR5、R6、R7、R8又はR9は水素原子ではなく、又は
R5及びR6、R6及びR7、R7及びR8、又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R21及びR22はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は
“N(R21)−R22”及び“N(R21)−C(O)−R22”断片中のR21及びR22は、窒素原子“N”又は“N−C(O)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表しており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよい、
式Iの化合物は好ましい。]
[0020] 3)
XはC−R1又はNであり、
A−は有機又は無機酸のアニオンであり、
Q1は水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−OH、−O−(C1−C6)−アルキル又は−O−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、
Q2及びQ3は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、
R1、R2、R3及びR4は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−O−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−R12、ハロゲン、OH、−CN、−NO2、−SO2CH3、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C4−C15)−Het又は−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキルであり、
ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
但し、少なくとも1つのR1、R2、R3又はR4は水素原子ではなく、又は
R1及びR2、R2及びR3、又はR3及びR4は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,2,3a,4,5,8−ヘキサアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−5−オキサ−1,2,3a,4,8−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7−テトラヒドロ−5,8−ジオキサ−1,2,3a,4−テトラアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7−テトラヒドロ−5H−8−オキサ−1,2,3a,4,5−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−5−チア−1,2,3a,4,8−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1,2,3a,4,6,9−ヘキサアザ−シクロペンタ[a]ナフタレン;2,3−ジヒドロ−5,7−ジオキサ−1,2,3a,4−テトラアザ−s−インダセン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−シクロペンタ[e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;2,7,8,9−テトラヒドロ−3H−シクロペンタ[d][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン及び2,3,6a,9a−テトラヒドロ−[1,3]ジオキソロ[4,5−d][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンの群から選ばれる環を形成し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は
“N(R11)−R12”及び“N(R11)−C(O)−R12”断片中のR11及びR12は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼピニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジン−2.5−ジオニル、ピペリジン−2,6−ジオニル、ピペラジン−2,6−ジオニル、モルホリン−3,5−ジオニル、ピロリジン−2−オニル、ピペリジン−2−オニル、ピペラジン−2−オニル及びモルホリン−3−オニルの群から選ばれる5〜8員環を表し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R4、R5、R6、R7、R8及びR9は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−CN、−NO2、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−SO2CH3、−SO2CF3、−(C0−C4)−アルキレン−(CO)−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、ハロゲン、
−SF5、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R21、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール又は−(C4−C15)−Hetであり、
ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、
−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは
−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
但し、少なくとも1つのR5、R6、R7、R8又はR9は水素原子ではなく、又は
R5及びR6、R6及びR7、R7及びR8、又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に、2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン;3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン;1,2,3,4−テトラヒドロ−キノキサリン;ベンゾ[1,3]ジオキソール;3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピンの群から選ばれる5〜8員環を形成し、
ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、
R21及びR22はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、
ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は
“N(R21)−R22”及び“N(R21)−C(O)−R22”断片中のR21及びR22は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼピニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジン−2,5−ジオニル、ピペリジン−2,6−ジオニル、ピペラジン−2,6−ジオニル、モルホリン−3,5−ジオニル、ピロリジン−2−オニル、ピペリジン−2−オニル、ピペラジン−2−オニル及びモルホリン−3−オニルの群から選ばれる5〜8員環を表し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよい、
式Iの化合物は特に好ましい。]
[0021] 4)さらに、本発明は、
XはC−R1又はNであり、
A−は有機又は無機酸のアニオンであり、
Q1は水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−OH、−O−(C1−C6)−アルキル又は−O−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、
Q2及びQ3は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、
R1、R2、R3及びR4 は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−CF3、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−O−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、塩素、−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール又は−(C4−C15)−Hetであり、ここでHetはアクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカ−ヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H, 6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソキノリニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキソチオラニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリル、チエニル、チエノイミダゾリル、チエノオキサゾリル、チエノピロール、チエノピリジン, チエノチアゾリル、チエノチオフェニル、チオモルホリニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル 及びキサンテニルの群から選ばれ、
ここでアルキレンは非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル若しくは−(C3−C6)−シクロアルキルによって一置換されており、又はアルキレン中の水素原子のいくつか若しくはすべてはフッ素によって置き換えられており、
R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C6)−アルキルであり、
R5、R6、R7、R8及びR9 は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、OH、−O−(C1−C8)−アルキル、塩素、臭素、−SF5、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C4−C15)−Het、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−CF3−又は−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリールであり、
ここでアルキレンは非置換であるか又は−O−(C1−C6)−アルキルによって一置換されており、
但し、少なくとも1つのR5、R6、R7、R8又はR9は水素原子ではなく、
R5及びR6、R6及びR7又はR7、又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共にモルホリン環を形成し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキルによって一置換されており、
R21及びR22はそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C6)−アルキルである、
式Iの化合物に関する。]
[0022] 5)以下の化合物:
トリフルオロ酢酸塩として1−{2−[3−アセチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−3−アミノ−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−5−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−5−クロロ−1−{2−[3−メチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−7−エトキシ−6−エトキシカルボニル−1−{2−[3−メチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−7−エトキシ−6−エトキシカルボニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−7−エトキシ−6−メチルカルバモイル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−6−クロロ−1−[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−イソプロポキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−エトキシ−1−[2−(4−メトキシ−3−モルホリン−4−イル−5−トリフルオロメチルフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、1−{2−[3−アセチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−3−アミノ−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−シクロペンチルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−シクロブチルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−フェノキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−ベンジルオキシ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−シクロヘキシルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−2−オキソエチル]−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−シクロプロピルメトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチル−プロポキシ)−1−{2−[3−メチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−{2−[3−メトキシ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−エトキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−シクロプロピルメトキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4,5−ジエトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4,5−ビスシクロプロピルメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−プロポキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−エトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−[2−(3−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−シクロプロピルメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−シクロブチルメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−ベンジルオキシメチル−5−tert−ブチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−シクロヘキシルメトキシ−4,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−ブトキシ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−メトキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(8−tert−ブチル−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−ジエチルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−シクロヘキシルメトキシ−5−エトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−ブロモ−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−[2−(3−イソプロピル−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−シクロヘキシルメトキシ−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−{2−[3−(3,3−ジメチルブトキシ)−5−エトキシフェニル]−2−オキソエチル}−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(8−tert−ブチル−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−2−オキソエチル]−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−6−ジエチルアミノ−1−{2−[3−メトキシ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−
2−オキソエチル]−6−モルホリン−4−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(5−ブロモ−2,3−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−{2−[3−tert−ブチル−5−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(2−メトキシエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−メトキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(2−メトキシ−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−2−オキソエチル]−6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−{2−[3−モルホリン−4−イル−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−エチル−1−{2−[3−メトキシ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−クロロ−7−ジエチルカルバモイル−1−{2−[3−メトキシ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム又は3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−クロロ−7−ジエチルカルバモイル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウムを含む式Iの化合物は特に好ましい。]
[0023] 「アニオン」の用語は、有機及び無機酸のアニオンを意味するものとして理解され、特に好ましいのはクロリドである。無機又は有機酸の例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、ヘミ硫酸(hemisulfuric acid)、リン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、4−ブロモベンゼンスルホン酸、シクロヘキシルアミドスルホン酸、トリフルオロメチルスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、グリセロール燐酸、乳酸、リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、グルコン酸、グルクロン酸、パルミチン酸又はトリフルオロ酢酸である。]
[0024] 「(C1−C4)−アルキル」又は「(C1−C6)−アルキル」の語句は、炭素鎖が直鎖又は分枝状であり、そして1〜4個の炭素原子又は1〜6個の炭素原子を含む炭化水素基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、2,3−ジメチルブチル又はネオヘキシルを意味するものとして理解される。]
[0025] 「−(C0−C4)−アルキレン」又は「−(C1−C6)−アルキレン」の語句は、炭素鎖が直鎖又は分枝状であり、そして1〜4又は1〜6個の炭素原子を含む炭化水素基、例えばメチレン、エチレン、1−メチルメチレン、プロピレン、1−メチルエチレン、ブチレン、1−プロピルメチレン、1−エチル−1−メチルメチレン、1,2−ジメチルエチレン、1,1−ジメチルメチレン、1−エチルエチレン、1−メチルプロピレン、2
−メチルプロピレン、ペンチレン、1−メチルブチレン、ヘキシレン、1−メチルペンチレンを意味するものとして理解される。「−C0−アルキレン」は、共有結合である。]
[0026] 「−O−(C1−C6)−アルキル」又は「−O−(C1−C8)−アルキル」の語句は、炭素鎖が直鎖又は分枝状であり、そして1〜6又は1〜8個の炭素原子を含むアルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、1−ペントキシ、2−ペントキシ、3−ペントキシ、1−ヘキソキシ、2−ヘキソキシ、3−ヘキソキシ、1−ヘプトキシ、2−ヘプトキシ、3−ヘプトキシ、4−ヘプトキシ、2,4−ジメチルペンタン−3−オキシ、1−オクトキシ、2−オクトキシ、3−オクトキシ、2,2,4−トリメチルペンタン−3−オキシ、2,3,4−トリメチルペンタン−3−オキシ又は4−オクトキシを意味するものとして理解される。]
[0027] 「(C3−C6)−シクロアルキル」の語句は、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン又はシクロヘキサンのような3〜6員単環から誘導される化合物のような基を意味するものとして理解される。]
[0028] 「−O−(C3−C6)−シクロアルキル」の語句は、シクロプロポキシ、シクロブトキシ、シクロペントキシ又はシクロヘキソキシのような3〜6員単環から誘導される化合物のようなシクロアルコキシ基を意味するものとして理解される。]
[0029] 「−(C6−C14)−アリール」の語句は、環中に6〜14個の炭素原子を有する芳香族炭素基を意味するものとして理解される。−(C6−C14)−アリール基は、例えば、フェニル、ナフチル、例えば1−ナフチル、2−ナフチル、アントリル又はフルオレニルである。ナフチル基及び特にフェニルは、好ましいアリール基である。]
[0030] 「Het」の語句は、互いに結合した1、2又は3個の環系中に存在する4〜15個の炭素原子を有し、そして酸素、窒素及び硫黄の群からの1、2、3又は4個の同一又は異なるヘテロ原子を含んでいてもよい環系を意味するものとして理解される。これらの環系の例は、アクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソキノリニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2.5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキソチオラニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2.5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2.5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリル、チエニル、チエノイミダゾリル、チエノオキサゾリル、チエノピロリル、チエノピリジル、チエノチアゾリル、チエノチオフェニル、チオモルホリニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2.5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル又はキサンテニル基である。]
[0031] XがC−R1であり、そしてYがC−R2であり、そしてR1及びR2がそれぞれ水素原子である場合、これは、式I中の4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミンと共に例えば、以下の構造:]
[0032] を有する[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリン−3−イルアミン環を形成する二環式環系を意味するものとして理解される。]
[0033] XがNであり、そしてYがC−R2であり、そしてR2が水素原子である場合、これは、式I中の4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミンと共に例えば、以下の構造:]
[0034] を有する[1,2,4]トリアゾール[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン環を形成する二環式環系を意味するものとして理解される。]
[0035] 「R1及びR2、R2及びR3又はR3及びR4は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はこれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられている」の語句は、例えば2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,2,3a,4,5,8−ヘキサアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−5−オキサ−1,2,3a,4,8−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7−テトラヒドロ−5,8−ジオキサ−1,2,3a,4−テトラアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7−テトラヒドロ−5H−8−オキサ−1,2,3a,4,5−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−5−チア−1,2,3a,4,8−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1,2,3a,4,6,9−ヘキサアザ−シクロペンタ[a]ナフタレン;2,3−ジヒドロ−5,7−ジオキサ−1,2,3a,4−テトラアザ−s−インダセン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−シクロペンタ[e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;2,7,8,9−テトラヒドロ−3H−シクロペンタ[d][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン又は2,3,6a,9a−テトラヒドロ−[1,3]ジオキソロ[4,5−d][1,2,4]−トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンのような環系を意味するものとして理解される。]
[0036] 「R5及びR6、R6及びR7、R7及びR8又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられている」の語句は、例えば2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン;3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン;1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン;ベンゾ[1,3]ジオキソール;3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン又は2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピンのような環系を意味するものとして理解される。]
[0037] 「“N(R11)−R12”及び“N(R11)−C(O)−R12”断片中のR11及びR12は、窒素原子“N”又は“N−(CO)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表す」又は「“N(R21)−R22”及び“N(R21)−C(O)−R22”断片中のR11及びR12は、窒素原子“N”又は“N−(CO)”基と共に、N、O及びSの群からの最大2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環である」の語句は、環式アミン、例えばアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼピニル、モルホリニル又はチオモルホリニル、そしてイミド基の場合、例えばピロリジン−2,5−ジオニル、ピペリジン−2,6−ジオニル、ピペラジン−2,6−ジオニル、モルホリン−3,5−ジオニル、そしてラクタム基の場合、例えばピロリジン−2−オニル、ピペリジン−2−オニル、ピペラジン−2−オニル、モルホリン−3−オニルのような環系を意味するものとして理解される。]
[0038] 「水素原子のいくつか又は全てがフッ素によって置き換えられたアルキル、アルキレン又はシクロアルキル」の再構成された語句は、例えば、アルキル基については、以下の基:−CF3、−CHF2、−CH2F、−CHF−CF3、−CHF−CHF2、−CHF−CH2F、−CH2−CF3、−CH2−CHF2、−CH2−CH2F、−CF2−CF3、−CF2−CHF2、−CF2−CH2F、−CH2−CHF−CF3、−CH2−CHF−CHF2、−CH2−CHF−CH2F、 −CH2−CH2−CF3、−CH2−CH2−CHF2、−CH2−CH2−CH2F、−CH2−CF2−CF3、−CH2−CF2−CHF2、−CH2−CF2−CH2F、−CHF−CHF−CF3、−CHF−CHF−CHF2、−CHF−CHF−CH2F、−CHF−CH2−CF3、−CHF−CH2−CHF2、−CHF−CH2−CH2F、−CHF−CF2−CF3、−CHF−CF2−CHF2、−CHF−CF2−CH2F、−CF2−CHF−CF3、−CF2−CHF−CHF2、−CF2−CHF−CH2F、−CF2−CH2−CF3、−CF2−CH2−CHF2、−CF2−CH2−CH2F、−CF2−CF2−CF3、−CF2−CF2−CHF2、−CF2−CF2−CH2F、−CH(CF3)2、−CH(CHF2)2、−CH(CFH2)2、−CH(CFH2)(CHF2)、−CH(CFH2)(CF3)、−CH(CFH2)(CH3)、−CH(CHF2)(CH3)、−CH(CF3)(CH3)、−CF(CF3)2、−CF(CHF2)2、−CF(CFH2)2、−CF(CFH2)(CHF2)、−CF(CFH2)(CF3)、−CF(CFH2)(CH3)、−CF(CHF2)(CH3)、又は−CF(CF3)(CH3)、及びまたプロピルにように分枝していてもよいブチル、ペンチル及びヘキシルについてのさらなる可能な組み合わせから、
アルキレンについては、例えば以下の基:−CF2−、−CHF−、−CHF−CF2−、−CHF−CHF−、−CHF−CH2−、−CF2−CF2−、又は−CF2−CH2F、及びまた分枝していてもよいプロピレン、ブチレン、ペンチレン及びヘキシレン
についてのさらなる可能な組み合わせから、]
[0039] そしてシクロアルキルについては、例えば、基



及びまた類似のより大きいシクロペンチル及びシクロヘキシル環から派生する部分的にフッ素化された又は全フッ素化されたアルキル、アルキレン又はシクロアルキルを意味するものとして理解される。]
[0040] 「ハロゲン」の語句は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味するものとして理解され、フッ素、塩素又は臭素、特にフッ素又は塩素が好ましい。]
[0041] また、上記の語句は、例えば「−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール」中で行われるように所望により組み合わせることができる。]
[0042] 式Iの化合物において用いられる中間体の官能基、例えばアミノ又はカルボキシル基、適切な保護基によって遮蔽してもよい。アミノ官能基に適した保護基は、例えば、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル又はフタロイル基、及びまたトリチル又はトシル保護基である。カルボキシル官能基に適した保護基は、例えば、アルキル、アリール又はアリールアルキルエステルである。保護基は、よく知られているか又はここに記載された技術によって導入し、そして除去することができる(Greene, T. W., Wuts, P. G.
M., Protective Groups in Organic Synthesis (1999), 3rd Ed., Wiley-Interscience,
又はKocienski, P. J., Protecting Groups (2004), 3rd Ed., Thieme参照。また、「保護基」の語句は、対応するポリマー結合された保護基を含んでもよい。
本発明の化合物は、よく知られた方法又は本明細書に記載された方法によって製造することができる。]
[0043] さらに、本発明は、式Iの化合物及び/又は式Iの化合物の立体異性形態及び/又は式Iの化合物の生理学的に適合しうる塩の製造方法であって、
a)溶媒中、塩基を添加して又は添加することなく、式II



(式中、R5、R6、R7、R8、R9、Q2及びQ3は、それぞれ式Iにおいて定義された通りであり、そしてWはクロリド、ブロミド、メシラート又はトシラートである)の化合物を式III



(式中、X、R2、R3及びR4は、それぞれ式Iにおいて定義された通りである)の化合物と反応させて式Iの化合物を得るか、又は
b)方法a)によって製造された式Iの化合物を遊離形態で単離するか、又は生理学的に適合しない塩からそれを遊離させるか、又は酸性若しくは塩基性基が存在する場合、それを生理学的に適合しうる塩に変換するか、又は
c)方法a)によって製造された式Iの化合物、又はその化学構造のために、エナンチオマー若しくはジアステレオマー形態で生じた式Iの適切な前駆体を、鏡像異性的に純粋な酸若しくは塩基との塩形成、キラル固定相におけるクロマトグラフィ又はアミノ酸のようなキラル鏡像異性的に純粋な化合物による誘導体化、このようにして得られたジアステレオマーの分離、及びキラル補助基の脱離によって、純粋なエナンチオマー又はジアステレオマーに分離する、
ことを含む前記製造方法に関する。]
[0044] さらに、本発明は、スキーム1による式Iの化合物の製造方法に関する。]
[0045] スキーム1:]
[0046] IIIは場合により塩の形態で存在し、反応体II及びIIIを、室温又は40℃〜60℃のわずかに高められた温度で、好都合なことにIIIが塩の形態である場合、溶媒、好ましくはジメチルホルムアミド(DMF)又はジオキサン中、塩基、好ましくはヒューニッヒ塩基の存在下で転換して式Iの化合物を得る。X、A−、Q1、Q2、Q3、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9基は、それぞれ式Iにおいて定義された通りであり、Wは、クロリド、ブロミド、メシラート又はトシラート、好ましくはブロミド又はメシラートのような良好な脱離基を表す。]
[0047] 置換パターンに従ってこれらの反応条件の下で異なる比率で同様に形成された2−置換されたトリアゾロピリダジン(A)は、クロマトグラフィによって又は結晶化によって除去することができる。溶離液混合物としてジクロロメタン−メタノールを用いてシリカゲルによって分離することは有益である。]
[0048] 式Vタイプのヒドラジンは、Z−CNタイプのシアノ単位を用いて環化してQ1が水素である式Iタイプの1−置換されたカチオン性化合物を選択的に形成することができる。別法として、式XXVタイプのイソチオシアネートSCN−Q1’を用いて式Vタイプのヒドラジンを式Iの1−置換されたカチオン性化合物に選択的に環化し、その場合、中間体として形成されたチオ尿素を、「硫黄活性化物質」、例えばトシルクロリド、カルボジイミド、ブロモ酢酸エチル又は酸化水銀を用いて環化して式Iタイプの化合物を得ることができる。この場合、X、A−、Q1、Q2、Q3、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9基は、それぞれ上記定義された通りであり、そしてQ’はQ1又は保護基、例えばFMOC(フルオレン−9−イルメチルオキシカルボニル)に対応しており、これは、閉環後、再び分離することができ、その結果、Q1が水素である化合物を得ることができる。]
[0049] スキーム2:]
[0050] 式IIの化合物は、商業的に又は文献の方法によって、例えば対応するアセトフェノン誘導体X又はX’から始めて得ることができる(例えば、Phosphorus and Sulfur and the Related Elements (1985), 25(3), 357 又はTetrahedron Letters (1984), 25(34), 3715参照)。Xタイプのよく知られた化合物は、商業的に入手可能であるか又は多くの構造変種で合成することができ、例えば、他の試薬の中でも、元素状塩素又は臭素、三臭化物誘導体、例えばフェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド、1,3−ジクロロジメチルヒダントイン、N−クロロ−又はN−ブロモスクシンイミドを用いてアセチル基において官能化することができる。式X’タイプの化合物は、例えばメシル又はトシルクロリドを用いてIIタイプの化合物に転換することができる。]
[0051] スキーム3:]
[0052] 特定のR5〜R9基について、最初にXタイプのケトンをXI又はXI’タイプのケタールに転換し、それを次いでメチル基においてきわめて選択的に官能化、好ましくは臭素化してXIIタイプの化合物を得、そして適切な酸により脱ケタール化した後、同様に、IIタイプの化合物を導くことはより望ましいといえる。]
[0053] スキーム3及び4における置換基は、それぞれ上記定義された通りであり、Tは(C1−C4)−アルキル基であり、T’はエチレン、プロピレン又はブチレンであると同時に、W’はフェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド、N−ブロモスクシンイミド又はN−クロロスクシンイミドのような反応性の化合物である。]
[0054] スキーム4:]
[0055] 式IIIの化合物は、商業的に又は文献の方法によって得ることができる。適切な前駆体は、XXタイプの化合物であり、これは臭化シアン、塩化シアン又はシアン化トシルの存在下で環化してIIIタイプの化合物を得ることができ、そしてこれはXXaタイプの互変異性形態で存在してもよい。]
[0056] ]
[0057] 式XXの化合物、例えばピリダジン−3−イルヒドラジン及び式XXaの化合物、例えば[2H−ピリダジン(3E)−イリデン]ヒドラジンは、互変異性形態である。以下において1つ表記法のみが利用されるとき、これは他の互変異性形態も記載されていることを意味する。]
[0058] 式Iの化合物は、以下の式Iの部分式から誘導されるメソメリー形態で製造することもできる:]
[0059] また、式Iの化合物は、例えば、XがCHであり、そしてR2がOHであるとき、以下の式Iの部分式から誘導されるさらなるメソメリー形態で製造することができる。:]
[0060] また、例えばQ1基は、それが−C(O)−O−CH3又は−C(O)−CH3であるとき、その酸性化作用により、分子内塩の形成が可能となるため、式Iの化合物は分子内塩を形成することできる。従って、その時は、外見上荷電されてない化合物が得られ、それは対イオン「陰イオン」を必要としない。また、これは、窒素についても適用され;ここでは、分子内塩は、すでに記載された形態とは対照的に、中性形態に再構成することができる。Accは、カルボニル又は他に−CH2CF3のような受容体である。]
[0061] 窒素が脱プロトン化によって安定化することができない時は、さらなるメソメリー形態が生じる。]
[0062] 本明細書において1つの表記法のみが用いられるとき、これは他のメソメリー形態もまた記載されていることを意味する。]
[0063] 別法として、XXタイプの化合物は、XXVタイプのイソチオシアネートと反応させてXXVIタイプのチオ尿素を得ることができる。後者は、例えば、ブロモ酢酸エチル、カルボジイミド、トシルクロリド又は酸化水銀による硫黄の活性化後、式IIIタイプの化合物に転換することができる。ここでX、R2、R3及びR4基は、それぞれ上記定義された通りであり、そしてQ1’はQ1又は保護基、例えばFMOC(フルオレン−9−イルメチルオキシカルボニル)に相当し、それは、閉環後で、再び除去することができ、そしてQ1が水素である化合物を得ることができる。]
[0064] スキーム5:]
[0065] XXタイプの化合物は、ヒドラジンをXXIタイプの化合物に組み込むことによって得ることができ、それは様々な異なる置換パターンで商業的に入手可能である。ここでX、R2、R3及びR4基は、それぞれ上記定義された通りであり、そしてLGは良好な脱離基、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メシラート、トシラート、トリフラート又はノナフラートを表す。]
[0066] XXI’タイプ(式中、Xは窒素であり、そしてR2は塩素である)の塩素化合物への1つの経路では、例えば、XXIIIタイプの無水マレイン酸をヒドラジン塩酸塩と反応させてXXIIタイプの化合物を得、続いてオキシ塩化リンとの反応によりジクロリドXXI’を得、そしてヒドラジンとの反応によりR2が塩素であるXX’タイプの化合物が得られる。]
[0067] スキーム1により製造された式Iの化合物、若しくはその化学構造のためにエナンチオマーの形態で生じた式Iの適切な前駆体は、鏡像異性的に純粋な酸若しくは塩基を用いた塩形成、キラル固定相におけるクロマトグラフィ若しくはアミノ酸のようなキラル鏡像異性的に純粋な化合物による誘導体化、このようにして得たジアステレオマーの分離、及びキラル補助基の除去(工程c))によって純粋なエナンチオマーに分離することができ、又はスキーム1により製造された式Iの化合物は、遊離形態で単離するか若しくは酸性若しくは塩基性基が存在する場合、生理学的に適合しうる塩に転換することができる(工程b))。]
[0068] 式Iの化合物の酸性又は塩基性生成物は、それらの塩の形態又は遊離形態であってもよい。薬理学的に許容しうる塩、例えばアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属塩又は塩酸塩、硫酸塩、ヘミ硫酸塩(hemisulfates)、メチルスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、すべての可能なリン酸塩、及びアミノ酸、天然塩基又はカルボン酸の塩、例えば乳酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、アジピン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸、マレイン酸塩又はパモ酸塩は好ましい。]
[0069] 生理学上許容しうる塩は、それ自体知られているやり方で、工程段階b)においてそれらの立体異性形態を含む塩形成が可能な式Iの化合物から製造される。式Iの化合物が酸性官能基を含む場合、塩基性試薬、例えば水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、アルコキシド及びアンモニア又は有機塩基、例えばトリメチル若しくはトリエチルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン若しくはトリエタノールアミン、トロメタモール若しくは他に塩基性アミノ酸、例えばリシン、オルニチン若しくはアルギニンを用いて安定なアルカリ金属、アルカリ土類金属又は場合により置換されたアンモニウム塩を形成することができる。式Iの化合物の塩基性基は、酸と共に酸付加塩を形成する。この目的に適しているのは塩酸若しくは臭化水素酸、硫酸、ヘミ硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、4−ブロモベンゼンスルホン酸、シクロヘキシルアミドスルホン酸、トリフルオロメチルスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、グリセロール燐酸、乳酸、リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、グルコン酸、グルクロン酸、パルミチン酸又はトリフルオロ酢酸のような無機及び有機酸の両方である。]
[0070] 工程段階c)において、式Iの化合物は、ジアステレオマー若しくはエナンチオマーの混合物として生じるか又は選ばれた合成においてその混合物として得られる場合、場合によりキラルな支持体物質上のクロマトグラフィによって純粋な立体異性体に分離するか又は式Iのラセミ化合物が塩形成可能な場合、補助剤として光学活性な塩基若しくは酸を用いて形成されたジアステレオマー塩の分別結晶を実施することも可能である。エナンチオマーの薄層又はカラムクロマトグラフ分離のための適切なキラル固定相の例は、改良されたシリカゲル支持体(Pirkle相と称する)及びトリアセチルセルロースのような高分子量の炭水化物である。また、分析目的では、当業者に知られている適切な誘導体化の後、キラル固定相においてガスクロマトグラフィの方法を用いることができる。カルボン酸ラセミ体のエナンチオマーを分離するには、光学活性な、通常、商業的に入手可能な塩基、例えば(−)−ニコチン、(+)−及び(−)−フェニルエチルアミン、キニーネ塩基、L−リシン又はL−及びD−アルギニンを用いて溶解度の異なるジアステレオマー塩を形成し、あまり可溶性でない成分は固形物として単離し、より可溶性のジアステレオマーは母液から沈殿させ、そしてこのようにして得たジアステレオマー塩から純粋なエナンチオマーを得る。原則として同じやり方で、光学活性な酸、例えば(+)−ショウノウ−10スルホン酸、D−及びL−酒石酸、D−及びL−乳酸、並びに(+)及び(−)−マンデル酸を用いて、アミノ基のような塩基性基を含む式Iのラセミ化合物を純粋なエナンチオマーに転換することができる。また、アルコール若しくはアミン官能基を含むキラル化合物を、適切に活性化された若しくは必要に応じてN−保護されたエナンチオピュアなアミノ酸を用いて対応するエステル若しくはアミドに、又は反対にキラルカルボン酸を、カルボキシ−保護されたエナンチオピュアなアミノ酸を用いてアミドに若しくは乳酸のようなエナンチオピュアなヒドロキシカルボン酸を用いて対応するキラルエステルに変換することができる。その際、エナンチオピュアな形態で導入されたアミノ酸又はアルコール残基のキラリティーは、結晶化又は適切な固定相におけるクロマトグラフィによってここで入手可能なジアステレオマーの分離を実施し、次いで含まれるキラル部分を適切な方法によって再び除去することによって異性体を分離するために利用することができる。]
[0071] 本発明の化合物のいくつかによるさらなる可能性は、ジアステレオ異性的に又は鏡像異性的に純粋な出発物質を用いて枠組み構造を製造することである。従って、最終生成物を精製するために他の又は単純化された方法を使用することもできる。これらの出発物質は、文献で知られている方法によって以前から鏡像異性的に又はジアステレオ異性的に純粋に製造されてきた。これはエナンチオ選択的方法が基本構造の合成に使用されるか、又は他に、エナンチオマー(又はジアステレオマー)の分離が最終生成物の段階ではなく合成の早期の段階で実施されることを特に意味している。これらの分離の簡略化は、2つ又はそれ以上の段階で行うことによって同様に達成することができる。]
[0072] また、本発明は、有効含量の式Iの少なくとも1つの化合物及び/又は式Iの化合物の生理学上許容しうる塩及び/又は場合により式Iの化合物の立体異性形態を、薬学的に適切なそして生理学的に許容しうる担体、添加剤及び/又は他の活性成分及び賦形剤と共に有する薬剤に関する。]
[0073] 本発明の化合物は、薬理学的性質のため、例えばプロテアーゼ活性化受容体1(PAR1)の阻害によって治療することができるすべての障害の予防、二次予防及び治療に適している。従って、本発明の化合物は、ヒトにおける予防上及び治療上の使用の両方に適している。それは、緊急治療及び長期治療の両方に適している。式Iの化合物は、健康の障害又は血栓症、塞栓症、凝固能亢進、線維化若しくは炎症性障害に関連する疾患を患っている患者に使用することができる。これらには、心筋梗塞、狭心症及び他タイプのすべての急性冠動脈症候群、卒中、末梢血管障害、深部静脈血栓症、肺塞栓症、心不整脈によって惹き起きされる塞栓性又は血栓性イベント、心臓血管イベント、例えば血管再生、血管形成術並びに類似の手技、例えばステント移植及びバイパス手術後の再狭窄が含まれる。さらに、式Iの化合物は、血液を異種表面と接触につながる手技において、例えば透析患者及び留置カテーテルを有する患者のために使用することができる。式Iの化合物は、膝及び股関節手術のような外科的手技後の血栓症の危険性を低減するために使用することができる。]
[0074] 式Iの化合物は、播種性血管内凝固症候群、敗血症及び炎症に関連する他の血管内イベントを有する患者の治療に適している。さらに、式Iの化合物は、アテローム性動脈硬化症、糖尿病及び代謝症候群及びその続発症を有する患者の予防及び治療に適している。止血系(例えばフィブリン沈着)の障害は、腫瘍成長及び腫瘍転移に至る機構、並びに炎症性及び変性性の関節障害、例えば関節リウマチ及び関節症に関している。式Iの化合物は、このような過程を遅らせる又は予防するのに適している。]
[0075] 式Iの化合物の使用についてのさらなる適応症は、肺における線維化、例えば慢性閉塞性肺疾患、成人呼吸促進症候群(ARDS)、そして眼については、例えば眼科手術後のフィブリン沈着である。式Iの化合物は、瘢痕の予防及び/又は治療にも適している。]
[0076] 本発明の薬剤は、経口、吸入、直腸若しくは経皮投与によって又は皮下、関節内、腹腔内若しくは静脈内注射によって投与することができる。経口投与が好ましい。式Iの化合物及び体内の血液と接触する別の表面を用いたステントのコーティングは可能である。また、本発明は、薬学的に適切でありそして生理学的に許容しうる担体及び必要に応じて、さらなる適切な活性成分、添加剤又は賦形剤を用いて式Iの少なくとも1つの化合物から適切な剤形を作ることを含む薬剤の製造方法に関する。]
[0077] 適切な固形又は薬学的製剤は、例えば、顆粒剤、散剤、コーティング錠、錠剤、(マイクロ)カプセル剤、坐剤、シロップ剤、液剤、懸濁剤、乳剤、点滴剤又は注射液、及び活性成分の遅延性放出を伴う産物であり、それらを製造する際には、慣用の助剤、例えば担体、崩壊剤、結合剤、コーティング剤、膨潤剤、滑剤又は滑沢剤、香味剤、甘味剤及び可溶化剤が用いられる。頻繁に使用され、記載することができる賦形剤は、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、ラクトース、マンニトール及び他の糖類、タルク、ミルクタンパク質、ゼラチン、デンプン、セルロース及びその誘導体、動物及び植物油、例えば魚肝油、ヒマワリ、ピーナッツ又はゴマ油、ポリエチレングリコール並びに溶媒、例えば滅菌水及び一価又は多価アルコール、例えばグリセロールである。]
[0078] 薬剤産物は投薬単位で製造し、そして投与するのが好ましく、その際、各単位は、活性成分として式Iの本発明の化合物の特定用量を含む。錠剤、カプセル剤、コーティング錠又は坐剤のような固形投薬単位の場合、この用量は約1000mgまでであることができるが、好ましくは50〜300mg、そしてアンプル形態の注射液の場合、約300mgまでであるが、好ましくは10〜100mgである。]
[0079] 体重約70kgの成人患者の治療に必要な日用量は、式Iの化合物の活性に応じて、活性成分約2mg〜1000mg、好ましくは約50mg〜500mgである。しかし、状況により、より高い又はより低い日用量も適切となりうる。日用量は、単一投薬単位若しくは他に複数のより小さな投薬単位の形態で1回投与によって又は特定の間隔で分割量の複数投与によって投与することができる。]
[0080] 式Iの化合物は、単剤療法として並びに全ての抗血栓剤(抗凝固剤及び血小板凝集阻害剤)、血栓溶解剤(全てのタイプのプラスミノーゲン活性化剤)、フィブリン溶解促進活性を有する他の物質、抗高血圧剤、血糖調整剤、脂質低下剤及び抗不整脈剤と組み合わせて又は共に両方で投与することができる。これに関する適切な血小板凝集阻害剤は、シクロオキシゲナーゼ1阻害剤、例えばアスピリン、不可逆性P2Y12アンタゴニスト、例えばクロピドグレル又はプラスグレル、可逆性P2Y12アンタゴニスト、例えばカングレロール又はAZD6140及びトロンボキサンA2/プロスタグランジンH2アンタゴニスト、例えばテルトロバンである。例えばP2Y12遮断と組み合わせたPAR1遮断の相加効果を示すことは可能である。(Eur. Heart J. 2007, 28, Abstract Supplement, 188)。]
[0081] 最終生成物は、一般に紫外検出及び質量分光検出を備えたクロマトグラフ法(LCUV/ESI−MS連結)及び1H NMRによって特徴づけた。化合物は、イオン電流中の対応する保持時間(LC−MS Rt)及び対応する質量スペクトルにおいてポジティブイオン化の場合、対応する[M+H+]シグナルを報告することによって記載した。[M+H+]質量シグナルを得ることができないときは、1HNMRデータを代替として報告した。使用した略語は、説明されているか又は通常の取決めに対応している。]
[0082] シリカゲル分離は、手動で行なったか(フラッシュクロマトグラフィ)又はCompanion (CombiFlash)若しくはFlashmaster II (Jones Chromatography)のような半自動カートリッジ系によってサポートした。特に明記しない限り、クロマトグラフ分離は、溶離液として酢酸エチル/ヘプタン、ジクロロメタン/エタノール又はジクロロメタン/メタノール混合物を用いてシリカゲル上で行なった。]
[0083] 溶媒は、一般にロータリーエバポレーターにおいて減圧下35℃〜45℃で蒸発させ、これは、「濃縮した」、「回転蒸発によって濃縮した」、「乾燥した」、「溶媒を除いた」、「溶媒を除去した又は取り除いた」又は類似の表現のような語句によって言及される。]
[0084] LCUV/MS分析は、以下の条件下で行なった:
方法a(=met. a)
系: 1100 LC/MSDに連結したAgilent 1100HPLC-System
カラム: YMC J'shereODS H80 20×2.1mm,充填物質4μm
溶離液: ACN:H2O+0.05%TFA(流速1ml/分)
勾配: 4:96(0分)→95:5(2分)→95:5(2.4分)→4:96(2.45分)
イオン化:ESI+

方法B(=met. b):
系: 6120 LC/MSに連結したAgilent 1200 HPLC-System
カラム: Luna C18, 10×2.0mm,充填物質3μm
溶離液: ACN:H2O+0.05%TFA(流速1.1ml/分)
勾配: 7:93(0分)→95:5(1分)→95:5(1.45分)→7:93(1.5分)
イオン化: ESI+

方法C(=met. c):
系: 6120 LC/MSに連結したAgilent 1200 HPLC-System
カラム: Luna C18, 10×2.0mm,充填物質3μm
溶離液: ACN:H2O+0.05%TFA(流速1.1ml/分)
勾配: 1:99(0分)→7:93(0.3分)→95:5(1.3分)→95:5(1.75分)→1:99(1.8分)
イオン化: ESI+

方法D(=met. d):
系: Waters:1525 pump, 996 PDA, LCT classic TOF-MS
カラム: Waters XBridge C18 4.6×50mm;2.5μM
溶離液: ACN+0.05%TFA:H2O+0.05%TFA(流速1.3ml/分), 40℃
勾配: 5:95(0分)→5:95(0.3分)→95:5(3.5分)→95:5(4分)
イオン化: ESI+

方法E(=met. e):
系: Waters:1525 pump, 996 PDA, LCT classic TOF-MS
カラム: Waters XBridge C18;4.6×50mm;2.5μM
溶離液: ACN+0.05%TFA:H2O+0.05%TFA(流速1.7ml/分), 40℃
勾配: 5:95(0分)→ 5:95(0.2分)→95:5(2.4分)→95:5(3.2分)→5:95(3.3分)→5:95(4.0分)
イオン化: ESI+

方法F(=met. f):
系: Waters: 1525 pump, 996 PDA, LCT classic TOF-MS
カラム: YMC J'shere, 33×2mm,4μM
溶離液: ACN+0.05%TFA:H2O+0.05%TFA(流速1.3ml/分)
勾配: 5:95(0分)→5:95(2.5分)→95:5(3分)
イオン化: ESI+

逆相(RP)シリカゲルを用いた分取HPLCは、以下の方法によって行なった:
方法A,他の方法が明細書に記載されてない場合の標準的な方法
カラム: Merck(Darmstadt, Deutschland)Purosphere(R) RP18 25×250mm,10μm
溶離液: ACN:H2O+0.05%TFA(流速25ml/分)
勾配: 10:90(0分)→90:10(40分)

方法B
カラム: Merck Purosphere(R) RP18 25×250mm,10μm
溶離液: ACN:H2O+0.05%TFA(流速25ml/分)
勾配: 0:100(0分)→0:100(5分)→20:80(20分)

方法C
カラム: Agilent Prep-C18, 30×250mm,10μm
溶離液: ACN:H2O+0.05%TFA(流速75ml/分)
勾配: 10:90(0分)→90:10(12.5分)→90:10(15分)→10:90(15.5分)→10:90(17.5分)]
[0085] 反応は、一口又は多口フラスコのような標準的な反応装置中で行い、これは、特に明記しない限り、必要に応じて5ml〜2000mlの容積を有し、そして必要に応じて、セプタム、栓、冷却器、撹拌機又は他の装置を備えた。特に明記しない限り、すべての反応は、保護ガスとしてアルゴン下で行い、そしてマグネティックスターラーで撹拌した。マイクロ波反応は、Personal ChemistryからのEmrys Optimizerにおいて必要に応じて0.5〜10mlの容積の容器中で行なった。]
[0086] ジクロロメタン、エタノール、ジメチルホルムアミド、メタノール、イソプロパノールなどの溶媒は、「無水」溶媒として購入し、従って、各場合において明確に記載されているわけではないが、反応にも使用した。]
[0087] 使用した略語:
abs.無水
ACNアセトニトリル
Boc tert−ブトキシカルボニル
Ex. 実施例
DCMジクロロメタン
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン(ヒューニッヒの塩基)
DMFジメチルホルムアミド
DMSOジメチルスルホキシド
EA酢酸エチル
eq.当量
EtOHエタノール
h 時間
HPLC高速液体クロマトグラフィ
ヒューニッヒ塩基 N,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン
LC−MS rt液体クロマトグラフィのイオン電流中の化合物の保持時間
LCUV/MS紫外部液体クロマトグラフィ/質量分析
NMP 1−メチル−2−ピロリドン
MeOHメタノール
MtBエーテルtert−ブチルメチルエーテル
MWマイクロ波
RF還流
RT室温(20℃〜25℃)
rt 保持時間
TEAトリエチルアミン
TFAトリフルオロ酢酸
THFテトラヒドロフラン
TOTU O−[(エトキシカルボニル)シアノメチレンアミノ]−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート]
[0088] 「西半分」のユニットの合成:
W1.001
6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン(W2.001a,616mg)を無水エタノール(40ml)に溶解し、そして固形ナトリウムエトキシド(990mg)と少しずつ混合した。55℃で2時間撹拌した後、水を加え、そして水相をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。所望の化合物の粗生成物709mgを十分な純度で得た。
LC−MS rt:0.51分 [M+H]+:180.1(方法a)]
[0089] 以下の化合物は、同様に合成した:]
[0090] W1.004
6−シクロブトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、シクロブタノール(2.43ml)を撹拌しながら室温で充填し、そして氷浴でほとんど0℃に冷却した。続いて、混合物を水素化ナトリウム(146mg)と少しずつ混合した。生成した懸濁液を55℃に30分間加熱し、そしてシクロブタノール(5ml)中に懸濁した6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.001,200mg)と少しずつ混合した。55℃で1.5時間撹拌した後、混合物を室温で一夜放置し、次いで、水と混合し、そしてジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物136mgを固体形態で得た。
[LC−MS rt:0.82分 [M+H]+:206.2(方法a)]
[0091] 以下のユニットは、同様に合成した:]
[0092] ]
[0093] W1.009
6−シクロプロピルメトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、シクロプロピルメタノール(2.64ml)をDMF(35ml)中に入れ、アルゴン下で水素化ナトリウム(795mg)と混合し、そして40℃で1時間撹拌した。続いて、DMF(35ml)に溶解した6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.001;1.66g)を滴加した。1時間後、混合物を水と混合し、そして振盪によりジクロロメタンで4回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして回転蒸発によって濃縮した。残留物をMtBエーテルで摩砕し、吸引濾過し、そして乾燥した。表題化合物720mgを得た。LC−MS rt:0.80分 [M+H]+:206.1(方法f)]
[0094] 以下の単位は、同様に合成した:]
[0095] W1.013
6−フェノキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.001;200mg)をNMP(4ml)中に入れ、溶解した。その後、ナトリウムフェノキシド(185mg)を室温で導入した。室温で1時間撹拌した後、55℃に2時間加熱することによって反応を完了させた。続いて、混合物を水と混合し、そしてジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。粗生成物を、ジクロロメタン/タノール勾配を用いてシリカゲルを使用して精製した。表題化合物38mgを固体形態で得た。
LC−MS rt:0.80分 [M+H]+:228.1(方法a)]
[0096] W1.014
6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



2,2,2−トリフルオロエタノール(1ml)、水素化ナトリウム(86mg)及び6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.001,100mg)をW1.004に従って互いに反応させた。表題化合物87mgを固体形態で得た。
LC−MS rt:0.68分 [M+H]+:234.1(方法a)]
[0097] W1.020
6−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.001;100mg)を水(1ml)中に入れ、そして撹拌しながらピペリジン(260μl)と混合した。その後、混合物を1時間加熱還流し、そして冷却した後、溶媒を除いた。続いて、混合物を水と混合し、そして生成した固形物を吸引濾過し、そして乾燥した。母液を乾燥し、そして少量の水と混合した。得られた固形物を吸引濾過し、そして乾燥した。次いで濾液を、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。3つの生成した固形画分を合わせ、そして表題化合物56mgを得た。
LC−MS rt:0.77分 [M+H]+:219.1(方法a)]
[0098] 以下は、同様に製造した:]
[0099] W1.022
N*6*,N*6*−ジエチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3,6−ジアミン



最初に、6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.001;150mg)を水(5ml)中に入れ、そして撹拌しながらジエチルアミン(814μl)と混合した。その後、混合物を16時間加熱還流し、次いでさらにジエチルアミン(407μl)を加えた。さらに12時間還流した後、混合物から溶媒を除き、水と混合し、そしてジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物67mgを得た。
LC−MS rt:0.72分 [M+H]+:207.1(方法a)]
[0100] W1.025
6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、(6−エチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン塩酸塩(2g)を、エタノール(30ml)及び水(6ml)の混合物中に室温で撹拌しながら入れた。その後、臭化シアン(エタノール7.5ml及び水1.5ml中に溶解した2.4g)を注意深く滴加した。室温で1時間撹拌した後、混合物を一夜放置し、そして翌日、さらに4時間撹拌した。次いで、溶媒を取り除き、そして残留物を分取HPLC(方法C)によって精製した。きれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にし、そしてジクロロメタンで繰り返し抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。表題化合物830mgを得た。水性炭酸カリウム相を同様に凍結乾燥し、次いで、少量の水で溶解し、そしてジクロロメタンで5回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。さらに表題化合物180mgを得た。
LC−MS rt:0.32分 [M+H]+:164.1(方法a)]
[0101] W1.035
8−メチル−6−(3−メチルオキセタン−3−イルメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、(3−メチルオキセタン−3−イル)メタノール(1.74g)をDMF(30ml)中に入れ、アルゴン下で水素化ナトリウム(408mg)と混合し、そして45℃で0.5時間撹拌した。続いて、6−クロロ−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.002;1.5g)をDMF(30ml)に溶解し、そして1当量のアルコキシド溶液(10ml)を加えた。45℃で30分間撹拌した後、さらに0.5当量のアルコキシド溶液、続いてさらに30及び60分後にそれぞれ0.5当量を加えた. 次いで、混合物を水と混合し、そして反応混合物を乾燥し、そしてシリカゲル(80gカートリッジ,60分でジクロロメタン/メタノールの0〜20%勾配)を使用して精製した。表題化合物758mgを得た。
LC−MS rt:0.49分 [M+H] +:250.1(方法b)]
[0102] 以下は、同様に製造した:]
[0103] W1.040
N*6*,N*6*−ジエチル−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3,6−ジアミン



6−クロロ−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.002;250mg)を無水DMF(2ml)に溶解し、そしてジエチルアミン(7ml)と混合した。その後、反応混合物を80℃で撹拌しながら加熱ブロック中に11日間置いた。次いで、溶媒を取り除き、そして残留物を少量の水と混合し、そしてジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残留物を分取HPLC(方法A)によって精製し、そしてきれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にし、そしてジクロロメタンで繰り返し抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。表題化合物100mgを得た。
LC−MS rt:0.70分 [M+H]+:221.2(方法b)]
[0104] W1.071
7−エチル−6−(1−エチルプロポキシ)−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、3−ペンタノール(2.5ml)を室温で撹拌しながら充填した。その後、氷冷しながら水素化ナトリウム(91mg)を加えた。55℃で2.5時間撹拌した後、3−ペンタノール(2ml)及びDMF(4ml)に溶解した6−クロロ−7−エチル−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン(W2.007;120mg)を滴加した。1時間撹拌した後、混合物を室温で一夜放置し、そして反応混合物を水及びジクロロメタンと混合し、次いでジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物126mgを得た。
LC−MS rt:0.90分 [M+H]+:264.2(方法b)]
[0105] W1.075
6−エトキシ−8−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−8−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン(W2.003;700mg)をエタノール(100ml)に撹拌しながら溶解した。その後、反応混合物をナトリウムエトキシド(724mg)と混合し、そして室温で2時間撹拌した。続いて、混合物を45℃で3時間加熱した。溶媒を取り除いた後、残留物を水と混合し、そしてジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物670mgを得た。
LC−MS rt:0.64分 [M+H]+:208.2(方法b)]
[0106] W1.085
6−エトキシ−7−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−7−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミントリフルオロ酢酸塩(W2.011,82mg)をW1.075と同様に反応させ、そして後処理した。表題化合物77mgを得た。
LC−MS rt:0.69分 [M+H]+:208.2(方法b)]
[0107] W1.100
N,N−ジエチル−3−アミノ−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−7−カルボキサミド



最初に、N,N−ジエチル−3−アミノ−6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−7−カルボキサミド(W2.019,50mg)をエタノール(5ml)中に入れ、そして撹拌しながらナトリウムエトキシド(28mg)と混合した。室温で7時間撹拌し、そして一夜放置した後、溶媒を取り除き、そして混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物51mgを得た。
LC−MS rt:1.00分 [M+H]+:279.2(方法b)]
[0108] W1.101
N,N−ジエチル−3−アミノ−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−8−カルボキサミド



N,N−ジエチル−3−アミノ−6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−8−カルボキサミド(W2.020,50mg)を、W1.100と同様に製造した。表題化合物51mgを得た。
LC−MS rt:1.04分 [M+H]+:279.2(方法b)]
[0109] W1.102
6−エトキシ−N*7*,N*7*−ジエチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3,7−ジアミン



最初に、6−クロロ−N*7*,N*7*−ジエチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3,7−ジアミン(W2.021,38mg)をエタノール(7ml)中に入れ、そしてナトリウムエトキシド(24mg)と混合した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、45℃でさらに2時間撹拌した。続いて、混合物を乾燥し、残留物を水と混合し、そしてEAで3回抽出し、そして合わせたEA相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。表題化合物30mgを粗生成物として得、それは次の反応にとって十分きれいであった。
LC−MS rt:1.13分 [M+H]+:251.2(方法a)]
[0110] W1.107
6−(1−エチルプロポキシ)−8−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−8−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン(W2.009,80mg)をW1.071と同様に反応させ、そしてあと処理した。次いで、粗生成物を分取HPLC(方法A)によって精製し、そしてきれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にし、そしてジクロロメタンで繰り返し抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。表題化合物51mgを得た。
LC−MS rt:0.91分 [M+H]+:264.2(方法b)]
[0111] W1.112
7−エチル−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−7−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン(W2.011,150mg)をW1.107と同様に反応させ、後処理し、そして精製した。表題化合物103mgを得た。
LC−MS rt:0.87分 [M+H]+:250.2(方法b)]
[0112] W1.113
6−(1−エチルプロポキシ)−7−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−7−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン(W2.013,100mg)をW1.071と同様に反応させ、そして後処理した。表題化合物132mgを得、これはなお少量のDMFが混入していた。
LC−MS rt:0.90分 [M+H]+:264.2(方法b)]
[0113] W1.114
7−シクロプロピル−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−7−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン(W2.012,100mg)をW1.071と同様に反応させ、そして後処理した。表題化合物116mgを得た。
LC−MS rt:0.87分 [M+H]+:262.2(方法b)]
[0114] W1.125
6,7−ジエトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、(5,6−ジエトキシ−ピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.120;50mg)をエタノール(3.5ml)及び水(0.75ml)の混合物中に室温で撹拌しながら入れた。その後、臭化シアン(55mg,エタノール0.75ml及び水0.15ml中に溶解)を注意深く滴加した。7時間撹拌した後、混合物を一夜放置した。その後、エタノール0.75ml及び水0.15mlに溶解したさらに2当量の臭化シアンを加え、そして混合物をさらに室温で2時間、次いで55℃で8時間撹拌した。冷却した後、溶媒を取り除き、そして残留物を水と混合した。飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にした後、ジクロロメタンで4回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。残留物を分取HPLC(方法A)によって精製した。きれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にし、そしてジクロロメタンで4回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物36mgを得た。
LC−MS rt:0.54分 [M+H]+:224.2(方法b)]
[0115] W1.130
6−メタンスルホニル−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.006;1.0g)及びスルフィン酸ナトリウム(916mg)をDMF(6ml)に溶解し、そしてマイクロ波中150℃で45分間撹拌した。溶媒を取り除いた後、残留物を、シリカゲル(40gカートリッジ,60分でジクロロメタン/メタノールの0〜20%勾配)を使用して精製した。表題化合物1.02gを得た。
LC−MS rt:0.33分 [M+H]+:242.1(方法b)]
[0116] W1.135
3−アミノ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−カルボニトリル



6−メタンスルホニル−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン(W1.130;1.0g)をDMF(30ml)に溶解し、そしてシアン化カリウム(405mg)と混合した。100℃で1時間撹拌した後、混合物を乾燥した。残留物をEA中撹拌し、そしてEAを用いてショートシリカゲルカラムを使用してクロマトグラフ処理した。画分を回転蒸発によって濃縮した。表題化合物560mgを得た。
LC−MS rt:0.27分 [M+H]+:189.1(方法b)]
[0117] W1.140
3−アミノ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−カルボン酸塩酸塩



3−アミノ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−カルボニトリル(W1.135;600mg)を濃塩酸(20ml)と混合し、そして還流で5時間保持した。続いて、塩酸を取り除き、そして残留物を水で溶解し、そして凍結乾燥した。表題化合物790mgを得、これは次の反応にとって十分な純度であった。LC−MS rt:0.19分 [M+H]+:189.1(方法c)]
[0118] W1.145
メチル3−アミノ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−カルボキシレート塩酸塩



3−アミノ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−カルボン酸塩酸塩(W1.140;780mg)をメタノール(40ml)に溶解し、そして塩化チオニル(1.9ml)を徐々に滴加し、次いで混合物を65℃で撹拌した。2.5時間後、混合物を乾燥し、そして残留物を、シリカゲル(24gカートリッジ,60分でジクロロメタン/メタノールの0〜20%の勾配)を使用して精製した。表題化合物602mgを得た。
LC−MS rt:0.37分 [M+H]+:222.1(方法b)]
[0119] W1.165
(6−エトキシ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミン



最初に、(6−クロロ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミン(W2.150;330mg)をエタノール(25ml)中に入れ、そしてナトリウムエトキシド(90mg)と混合した。反応混合物を50℃で4時間撹拌し、次いでさらにナトリウムエトキシド(10mg)を加え、そして混合物をさらに50℃で3時間撹拌した。一夜放置した後、混合物を水と混合し、そして乾燥した。残留物をEAで溶解し、そして水で3回洗浄した。EA相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。表題化合物340mgを得た。LC−MS rt:0.82分 [M+H]+:290.2(方法b)]
[0120] 以下の化合物は、同様に製造した:]
[0121] W1.175
[6−(1−エチルプロポキシ)−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]メチルアミン



最初に、3−ペンタノール(1.2ml)を室温で撹拌しながら充填した。その後、氷冷しながら水素化ナトリウム(77mg)を加えた。55℃で3時間撹拌した後、3−ペンタノール(1ml)及びDMF(2ml)に溶解した(6−クロロ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)メチルアミン(W2.169;50mg)を滴加した。2時間撹拌した後、反応混合物を室温で一夜放置し、水及びジクロロメタンと混合し、次いでジクロロメタンでさらに3回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物44mgを得た。
LC−MS rt:0.86分 [M+H]+:264.2(方法b)]
[0122] 以下の化合物は、W1.130と同様に製造した:]
[0123] 以下の化合物は、W1.135と同様に製造した:]
[0124] 以下の化合物は、W1.140と同様に製造した:]
[0125] 以下の化合物は、W1.145と同様に製造した:]
[0126] W1.250
N−エチル−7,8−ジメチル−3−メチルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−カルボキサミド



メチル7,8−ジメチル−3−メチルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−6−カルボキシレート塩酸塩(W1.220;1.3g)をメタノール(30ml)に溶解し、0℃に冷却し、エチルアミン(11.44ml;THF中2M)と徐々に滴下して混合し、そして0℃で6時間撹拌した。次いで、さらに4当量のエチルアミンを加え、そして混合物を室温で週末に亘って放置した。続いて、混合物を濃縮し、そしてシリカゲル(40gカートリッジ,60分でジクロロメタン/メタノールの0〜20%勾配)を使用して精製した。表題化合物1.12gを得た。
LC−MS rt:0.81分 [M+H]+:249.1(方法b)]
[0127] 以下は、同様に製造した:]
[0128] W1.300
[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルアミン臭化水素酸塩



2−ヒドラジノピリジン(654mg)をEtOH及び水(7.5/1.5ml)の混合物に室温で撹拌しながら溶解した。続いて、撹拌しながら臭化シアン溶液(EtOH/水 1.5/0.3mlの混合物中に溶解した666mg)を滴加した。室温で6時間撹拌した後、溶媒を取り除き、そして残留物を水に溶解し、そして凍結乾燥した。表題化合物1.3gを得た。
LC−MS rt:0.15分 [M+H]+:135.3(方法a)]
[0129] W1.301
6−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルアミン臭化水素酸塩及び6−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]
ピリジン−3−イルアミン



5−(トリフルオロメチル)ピリド−2−イルヒドラジン(500mg)をEtOH/水(7.5/1.5ml)の混合物に室温で撹拌しながら溶解した。その後、臭化シアン溶液(EtOH/水 0.75/0.15ml中に溶解した314mg)を30分以内に徐々に、注意深く滴加した。室温で3時間撹拌した後、沈殿を吸引濾過し、そして高真空下で乾燥した(オイルポンプ)。6−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルアミン臭化水素酸塩329mgを得た。
母液を乾燥し、そして残留物を分取HPLCによって精製した。生成物を含むきれいな画分を合わせ、そしてACNを除き、そして水性残留物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でアルカリ性にした。次いで、残留物をEAで3回抽出し、そして合わせたEA相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルアミン110mgを得た。
LC−MS rt 0.54分 [M+H]+:203.1(方法a)]
[0130] W2.
W2.001
6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩



3−(クロロピリダジン−6−イル)ヒドラジン(5g)をEtOH(90ml)及び水(36ml)の混合物に室温で撹拌しながら溶解した。 その後、5M臭化シアン溶液(アセトニトリル中13ml)を注意深く滴加した。4.5時間撹拌した後、混合物を一夜放置し、そして翌日、撹拌しながらさらに5M臭化シアン溶液(アセトニトリル中3ml)を加えた。さらに4時間撹拌した後、生成した沈殿を吸引濾過し、そして乾燥した。表題化合物6.1gを得た。
母液をMtBエーテルと混合して、生成した沈殿を吸引濾過し、そして乾燥し、その結果さらに表題化合物1.5gを得た。
LC−MS rt:0.24分 [M+H]+:170.1(方法a)]
[0131] W2.001a
6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩(W2.001;1.1g)を大量の水で溶解し、そして飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にした。析出した固形物を吸引濾過し、そして乾燥した(388mg)。ジクロロメタンを用いて母液の抽出を繰り返し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮して全部でさらに生成物228mgを得た。
LC−MS rt:0.24分 [M+H]+:170.1(方法a)]
[0132] W2.002
6−クロロ−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン臭化水素酸塩



最初に(6−クロロ−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.002;4.6g)をEtOH(330ml)及び水(70ml)中に室温で撹拌しながら入れた。その後、EtOH(170ml)及び水(30ml)の混合物中の臭化シアンを室温で徐々に滴加した。室温で6時間撹拌した後、混合物を一夜放置した。次いで混合物を乾燥し、そして残留物を、シリカゲル(40gカートリッジ,30分でDCM/メタノールの0〜10%勾配)を使用して精製した。表題化合物7.3gを得た。
LC−MS rt:0.17分 [M+H]+:184.1(方法b)]
[0133] W2.002b
6−クロロ−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミントリフルオロ酢酸塩



最初に、(6−クロロ−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.002;432mg)をエタノール(15ml)及び水(3ml)の混合物中に室温で撹拌しながら入れた。その後、臭化シアン(581mg,EtOH7ml及び水1.5ml中に溶解)を注意深く滴加した。2時間撹拌した後、混合物を一夜放置した。その後、混合物を室温でさらに4時間、次いで50℃で2時間撹拌した。一夜冷却した後、溶媒を取り除き、そして残留物を分取HPLC(方法A)によって精製した。きれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、そして凍結乾燥した。表題化合物158mgを得た。
LC−MS rt:0.44分 [M+H]+:184.1(方法a)]
[0134] W2.007
6−クロロ−7−エチル−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



(6−クロロ−5−エチル−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.007;340mg)をエタノール/水(10/2ml)に室温で撹拌しながら溶解した。その後、臭化シアン(386mg,エタノール5ml及び水1ml中に溶解)を注意深く滴加した。室温で5時間撹拌した後、混合物を一夜放置し、次いで溶媒を取り除き、そして残留物を水と混合した。残留物を飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にしたら、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物385mgを得た。
LC−MS rt:0.62分 [M+H]+:212.1(方法b)]
[0135] W2.008
6−クロロ−8−エチル−7−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、(6−クロロ−4−エチル−5−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩(W3.008;340mg)をEtOH(12ml)及び水(2ml)の混合物中に室温で撹拌しながら入れた。その後、EtOH3ml及び水1mlに溶解した臭化シアン(240mg)を注意深く滴加し、そして混合物を8時間撹拌した。一夜放置した後、0.5当量の臭化シアン溶液を加え、そして混合物を再び室温で4.5時間、次いで55℃で2時間撹拌した。一夜放置した後、溶媒を取り除き、そして残留物を水と混合した。飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にしたら、混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物270mgを得た。
LC−MS rt:0.54分 [M+H]+:212.1(方法b)]
[0136] W2.009
6−クロロ−8−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、(6−クロロ−4−イソプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩(W3.009;258mg)をエタノール/水(6/1ml)中に室温で撹拌しながら入れた。その後、臭化シアン(182mg,EtOH1.5ml及び水0.5mlの混合物に溶解)を注意深く滴加した。5時間撹拌した後、混合物を一夜放置し、さらに1当量の臭化シアン溶液を加え、そして混合物を終日撹拌した。一夜放置した後、溶媒を取り除き、そして残留物を水と混合した。残留物を飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にしたら、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物180mgを十分な純度で得た。
LC−MS rt:0.65分 [M+H]+:212.1(方法b)
1HNMR(500MHz,DMSO−d6)[ppm]:6.98(1H),6.63(2H),3.37(1H),1.35(6H)]
[0137] W2.011
6−クロロ−7−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



(6−クロロ−5−エチルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩(W3.011;169mg)をW2.009と同様に変換し、そして後処理した。表題化合物130mgを十分な純度で得た。
LC−MS rt:0.33分 [M+H]+:198.1(方法b)]
[0138] W2.012
6−クロロ−7−シクロプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



0.5当量の代わりに、さらに1当量の臭化シアン溶液を加えたことを除いて、(6−クロロ−5−シクロプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩(W3.012;400mg)をW2.008と同様に変換した。表題化合物260mgを十分な純度で得た。
LC−MS rt:0.45分 [M+H]+:210.1(方法b)]
[0139] W2.013
6−クロロ−7−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルアミン



最初に、(6−クロロ−5−イソプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩(W3.013;400mg)をエタノール/水(6/1ml)中に室温で撹拌しながら入れた。その後、臭化シアン(353mg,EtOH1ml及び水0.5mlの混合物に溶解)を注意深く滴加した。5時間撹拌した後、混合物を一夜放置し、そしてさらに1日撹拌した。一夜放置した後、溶媒を取り除き、そして残留物を水と混合した。残留物を飽和炭酸カリウム溶液でアルカリ性にしたら、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物400mgを十分な純度で得た。
LC−MS rt:0.65分 [M+H]+:212.1(方法b)
1HNMR(500MHz,DMSO−d6)[ppm]:7.97(1H),6.61(2H),3.11(1H),1.25(6H)]
[0140] W2.019
N,N−ジエチル3−アミノ−6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−7−カルボキサミド



N,N−ジエチル−3−クロロ−6−ヒドラジノピリダジン−4−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(W3.019;390mg)をW2.007と同様に変換し、そして後処理した。表題化合物285mgを十分な純度で得た。
LC−MS rt:0.94分 [M+H]+:269.1(方法a)]
[0141] W2.020
N,N−ジエチル−3−アミノ−6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−8−カルボキサミド



N,N−ジエチル−6−クロロ−3−ヒドラジノピリダジン−4−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(W3.020;320mg)をW2.007と同様に変換し、そして後処理した。表題化合物222mgを十分な純度で得た。
LC−MS rt:0.93分 [M+H]+:269.1(方法a)]
[0142] W2.021
6−クロロ−N*7*,N*7*−ジエチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3,7−ジアミン



(3−クロロ−6−ヒドラジノピリダジン−4−イル)ジエチルアミン(W3.021;215mg)をW2.007と同様に変換し、そして溶媒混合物を取り除いた。残留物を分取HPLC(方法A)によって精製した。それぞれきれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、炭酸水素ナトリウムでpH9に調整し、そしてDCMで5回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物94mgを十分な純度で得た。
LC−MS rt:1.04分 [M+H]+:241.1(方法a)]
[0143] W2.150
(6−クロロ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミン



N*−(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)尿素(W3.150;400mg)をオキシ塩化リン(10ml)に溶解し、そして撹拌しながら80℃に加熱した。80℃で7時間撹拌した後、混合物を一夜放置し、次いでオキシ塩化リンを取り除いた。残留物を水/DCMに溶解し、そして炭酸水素ナトリウムでpH9に調整し、そして相を分離した。水相をDCMで3回抽出し、そして合わせた抽出物を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、炭酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。表題化合物330mgを得た。
LC−MS rt:0.83分 [M+H]+:280.1(方法b)]
[0144] 以下の化合物は、W2.169と同様に製造した:]
[0145] W2.169
(6−クロロ−7,8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)メチルアミン臭化水素酸塩



N’−(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−メチルチオ尿素(W3.169;11.25g)をエタノール(400ml)に溶解し、ブロモ酢酸エチル(5.57ml)と混合し、そして水分を除去しながら還流下に保持した。2時間後、溶媒を取り除き、そして残留物を、シリカゲル(120gカートリッジ,60分でDCM/メタノールの0〜10%勾配)を使用して精製した。表題化合物10.9gを得た。
LC−MS rt:0.35分 [M+H]+:212.1(方法b)]
[0146] 以下の化合物は、W2.169と同様に製造した:]
[0147] W3
W3.002
(6−クロロ−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン



US4,578,464と同様に合成した。
LC−MS rt:0.21分 [M+H]+:159.1(方法a)]
[0148] W3.003及びW3.011
(6−クロロ−4−エチルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩及び(6−クロロ−5−エチルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩



3,6−ジクロロ−4−エチルピリダジン(W4.003,2×2.4g)を2つのマイクロ波容器に分け、そしてそれぞれをヒドラジン一水和物(6ml)及びジオキサン(7ml)の混合物と混合した。反応混合物をマイクロ波中130℃で1時間保持した。続いて、2つの容器の内容物を丸底フラスコに合わせ、そして乾燥した。残留物を水と混合し、そしてジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。後処理プロセスをさらに2回繰り返した。このようにして得た残留物を分取HPLC(方法A,25分で100%水+0.05%TFA→15%アセトニトリル/85%水+0.05%TFAの勾配のほか)によって分離した。それぞれきれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、そして凍結乾燥した。トリフルオロ酢酸塩としての(6−クロロ−4−エチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン1.35g及びトリフルオロ酢酸塩としての(6−クロロ−5−エチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン3.96gを得た。
トリフルオロ酢酸塩としての(6−クロロ−4−エチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン,W3.003
LC−MS rt:0.20分 [M+H]+:173.1(方法c)
トリフルオロ酢酸塩としての(6−クロロ−5−エチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン,W3.011
LC−MS rt:0.13分 [M+H]+:173.1(方法b)]
[0149] W3.005
(6−クロロ−5−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン



US 4,578,464と同様に合成した。
LC−MS rt:0.26分 [M+H]+:159.1(方法a)]
[0150] W3.006
(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン



3,6−ジクロロ−4,5−ジメチルピリダジン(W4.006;29.0g)をヒドラジン一水和物溶液(160ml)と混合し、そして撹拌しながら90℃に4時間加熱した。反応混合物を水と混合し、そして沈殿を吸引濾過し、水で洗浄し、そして五酸化リンで乾燥した。27.2g表題化合物を得た。
LC−MS rt:0.15分 [M+H]+:173.1(方法b)]
[0151] W3.007及びW3.008
(6−クロロ−5−エチル−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(TFA塩としても)及び(6−クロロ−4−エチル−5−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩



最初に、3,6−ジクロロ−4−エチル−5−メチルピリダジン(W4.007;1g)を、マイクロ波容器中、室温で、ヒドラジン一水和物(2ml)を添加したジオキサン(8ml)中に入れた。その後、反応混合物をマイクロ波中140℃で1時間保持した。一夜放置している間に固形物が析出し、それを吸引濾過し、洗浄し、そして乾燥した。(6−クロロ−5−エチル−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン345mgを遊離塩基として得た。
母液を濃縮乾固し、そして残留物を分取HPLC(方法F)によって精製した。それぞれきれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、そして凍結乾燥した。6−クロロ−4−エチル−5−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩340mg及びトリフルオロ酢酸塩としての(6−クロロ−5−エチル−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン239mgを得た。
(6−クロロ−5−エチル−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩,W3.007
LC−MS rt:0.25分 [M+H]+:187.1(方法b)
(6−クロロ−4−エチル−5−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩,W3.008
LC−MS rt:0.22分 [M+H]+:187.1(方法b)]
[0152] W3.009及びW3.013
(6−クロロ−4−イソプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩及び(6−クロロ−5−イソプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩



3,6−ジクロロ−4−イソプロピルピリダジン(W4.009;2.3g)をW3.007と同様に変換し、次いで乾燥した。分取クロマトグラフィ(方法F)後、(6−クロロ−4−イソプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩260mg及び(6−クロロ−5−イソプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩2.16gを得た。
(6−クロロ−4−イソプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩,W3.009
LC−MS rt:0.20分 [M+H]+:187.1(方法b)
(6−クロロ−5−イソプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩,W3.012
LC−MS rt:0.34分 [M+H]+:187.1(方法b)]
[0153] W3.010及びW3.012
(6−クロロ−4−シクロプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩及び(6−クロロ−5−シクロプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩



3,6−ジクロロ−4−シクロプロピルピリダジン(W4.010;1.4g)をW3.007と同様に変換し、次いで乾燥した。分取クロマトグラフィ(方法F)後、(6−クロロ−4−シクロプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩805mg及び(6−クロロ−5−シクロプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジン708mgを得た。
(6−クロロ−4−シクロプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩,W3.010
LC−MS rt:0.15分 [M+H]+:185.1(方法b)
(6−クロロ−5−シクロプロピルピリダジン−3−イル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩,W3.012
LC−MS rt:0.22分 [M+H]+:185.1(方法b)]
[0154] W3.019及びW3.020
N,N−ジエチル−3−クロロ−6−ヒドラジノピリダジン−4−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩及びN,N−ジエチル−6−クロロ−3−ヒドラジノピリダジン−4−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩



N,N−ジエチル−3,6−ジクロロピリダジン−4−カルボキサミド(W4.019;18g)を水(60ml)に懸濁し、そしてヒドラジン一水和物(2.8ml)と混合した。60℃で1時間撹拌した後、混合物を100℃に2時間加熱した。室温に冷却した後、混合物をDCMと混合し、そしてDCMで4回抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残留物を分取HPLC(方法C)によって精製した。生成物を含むきれいな画分をそれぞれ合わせ、ACNを除き、そして凍結乾燥した。N,N−ジエチル−3−クロロ−6−ヒドラジノピリダジン−4−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩910mg及びN,N−ジエチル−6−クロロ−3−ヒドラジノピリダジン−4−カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩560mgを得た。
N,N−ジエチル−3−クロロ−6−ヒドラジノピリダジン−4−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩
LC−MS rt:0.79分 [M+H]+:244.1(方法a)
6−クロロ−3−ヒドラジノピリダジン−4−カルボキサミドトリフルオロ酢酸塩
LC−MS rt:0.68分 [M+H]+:244.1(方法a)]
[0155] W3.021
(3−クロロ−6−ヒドラジノピリダジン−4−イル)ジエチルアミントリフルオロ酢酸塩



最初に、(3,6−ジクロロピリダジン−4−イル)ジエチルアミン(W4.021;500mg)をジオキサン(20ml)中に撹拌しながら入れ、そしてヒドラジン水和物(0.65ml)と混合した。その後、混合物を、最初に80℃で2時間、次いで3時間加熱還流した。週末に亘って放置した後、混合物をさらに48時間加熱還流し、そして冷却した後、溶媒を取り除いた。残留物を分取HPLC(方法A)によって精製した。生成物を含むきれいな画分をそれぞれ合わせ、ACNを除き、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で塩基性にし、次いでEAで5回、そしてDCMで5回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。反応剤118mg及び表題化合物220mgを単離した。
LC−MS rt:1.24分 [M+H]+:220.1(方法a)]
[0156] W3.120
(5,6−ジエトキシピリダジン−3−イル)ヒドラジン



N−(5,6−ジエトキシピリダジン−3−イル)−N−ニトロアミン(W4.120;114mg)を酢酸(5ml)に溶解し、そして10〜20℃の間に氷冷撹拌しながら水(3ml)中の亜鉛(130mg)の混合物に滴加した。その後、氷浴を取り外し、そして混合物を室温で1時間撹拌した。次いで混合物を10N水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にし、水相をDCMで3回抽出し、そして合わせたDCM相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残留物を分取HPLC(方法A)によって精製した。生成物を含むきれいな画分をそれぞれ合わせ、ACNを除き、飽和炭酸カリウム溶液で塩基性にし、次いでDCMで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。表題化合物50mgを得た。
LC−MS rt:0.37分 [M+H]+:199.2(方法b)]
[0157] W3.150
N*−(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)尿素及びN*−(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)尿素塩酸塩



クロロギ酸4−ニトロフェニル(750mg)をTHF(55ml)に溶解し、撹拌しながら2,2,2−トリフルオロエチルアミン(0.3ml)を加え、そして混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.006,620mg)をTHF(100ml)に溶解し、続いてトリエチルアミン(0.7ml)を加え、そして室温で3時間撹拌した。一夜放置した後、沈殿した固形物を吸引濾過し、そして乾燥した。遊離塩基840mgを得、それは、まだかなりの量のトリエチルアミン塩酸塩を含んでいた。
母液を乾燥し、そして分取HPLC(方法D)によって精製した。生成物を含むきれいな画分を合わせ、そして乾燥した。さらに表題化合物400mgを塩酸塩として得た。
LC−MS rt:0.40分 [M+H]+:298.1(方法b)]
[0158] W3.166
N*−(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−(シクロプロピル)チオ尿素



6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.006,540mg)を塩化メチレン(50ml)に溶解し、そして撹拌しながらシクロプロピルイソチオシアネート(290μl)を加えた。混合物を室温で7時間撹拌し、次いで一夜放置した。その後、それをジエチルエーテル(50ml)と混合し、そして3時間撹拌し、そして生成した沈殿を吸引濾過した。沈殿をエーテルで洗浄し、そして減圧下で乾燥した。表題化合物830mgを得た。
LC−MS rt:0.62分 [M+H]+:272.1(方法b)]
[0159] W3.167
N*−(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−(イソプロピル)チオ尿素



6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.006,380mg)をイソプロピルイソチオシアネート(235μl)と反応させ、そしてW3.166と同様に後処理した。得られた沈殿は、428mgであった。母液を乾燥し、そしてシリカゲル(70gカートリッジ,30分のうちにDCM/メタノールの0〜30%勾配)を使用して精製した。これによりさらに生成物119mgを得た。
LC−MS rt:0.78分 [M+H]+:274.1(方法b)]
[0160] W3.168
N*−(6−クロロ−5−メチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−(イソプロピル)チオ尿素



トリフルオロ酢酸塩としての6−クロロ−5−ジメチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.005,660mg)をイソプロピルイソチオシアネート(258μl)と共にDCM(55ml)に撹拌しながら溶解し、そしてトリエチルアミン(310ml)を加えた。後処理及び単離は、W3.167に記載された方法と同様に達成した。この場合、表題化合物140mgを沈殿として単離した。
LC−MS rt:0.81分 [M+H]+:260.1(方法b)]
[0161] W3.169
N’−(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−メチルチオ尿素



(6−クロロ−4,5−ジメチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.006;8.00g)をDCM(400ml)に溶解し、そしてメチルイソチオシアネート(3.39g)と混合した。続いて、混合物を室温で24時間撹拌し、そして週末に亘って放置した。沈殿を濾過し、DCMで洗浄し、そして乾燥キャビネット中45℃で乾燥した。表題化合物11.25gを得た。
LC−MS rt:0.29分 [M+H] +:246.1(方法b)]
[0162] W3.170
N’−( 6−クロロ−4−メチルピリダジン−3−イル)アミノ−N−メチルチオ尿素



(6−クロロ−4−メチルピリダジン−3−イル)ヒドラジン(W3.002;5.5g)をW3.169と同様に反応させ、そして後処理した。しかし、撹拌は、1日ではなく3日間行なった。表題化合物7.75gを得た。
LC−MS rt:0.20分 [M+H]+:232.1(方法b)]
[0163] W4
W4.003及びW4.014
3,6−ジクロロ−4−エチルピリダジン及び3,6−ジクロロ−4,5−ジエチルピリダジン



Samaritoni,Org. Prep. Proc. Int. 117(1988)と同様に、
最初に、3,6−ジクロロピリダジン(10g)、硝酸銀(5.7g)及びプロピオン酸(7.5ml)を水(125ml)中に入れ、そして50℃で濃硫酸(11ml)滴加した。添加した後、反応混合物を60℃に加熱し、そして水(125ml)中の過硫酸アンモニウム(46g)の溶液を20分のうちに徐々に滴加した。添加した後、混合物を70℃に30分間加熱した。一夜放置した後、反応混合物を氷/水上に注ぎ、そして25%水酸化アンモニウム溶液でpH7に調整した。次いで、混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。残留物を分取HPLC(方法C)によって精製した。それぞれきれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、そしてジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。3,6−ジクロロ−4−エチルピリダジン6.6g及び3,6−ジクロロ−4,5−ジエチルピリダジン3.0gを得た。
3,6−ジクロロ−4−エチルピリダジン,W4.003
LC−MS rt:0.83分 [M+H]+:177.1(方法b)
3,6−ジクロロ−4,5−ジエチルピリダジン,W4.014
LC−MS rt:1.02分 [M+H]+:205.1(方法b)]
[0164] W4.006
3,6−ジクロロ−4,5−ジメチルピリダジン



4,5−ジメチル−1,2−ジヒドロピリダジン−3,6−ジオン(W5.006;69.7g)をオキシ塩化リン(150ml)に懸濁し、そして80℃で2時間加熱した。冷却した後、混合物を氷−水に加え、そして氷冷しながら10MNaOHで注意深くpH10に調整した。沈殿を吸引濾過し、水で洗浄し、そして乾燥した。表題化合物78.3gを得た。
LC−MS rt:0.63分 [M+H]+:177.1(方法b)]
[0165] W4.009及びW4.015
3,6−ジクロロ−4−イソプロピルピリダジン及び3,6−ジクロロ−4,5−ジイソプロピルピリダジン



W4.003と同様に化合物を合成した。3,6−ジクロロピリダジン2.5g及びイソ酪酸(2.34ml)を使用して3,6−ジクロロ−4−イソプロピルピリダジン2.46g及び3,6−ジクロロ−4,5−ジイソプロピルピリダジン0.33gを得た。
3,6−ジクロロ−4−イソプロピルピリダジン,W4.009
LC−MS rt:0.96分 [M+H]+:191.1(方法b)
3,6−ジクロロ−4,5−ジイソプロピルピリダジン,W4.015
LC−MS rt:1.14分 [M+H]+:233.1(方法b)]
[0166] W4.010及びW4.016
3,6−ジクロロ−4−シクロプロピルピリダジン及び3,6−ジクロロ−4,5−ジシクロプロピルピリダジン



W4.003と同様に化合物を合成した。3,6−ジクロロピリダジン3g及びシクロプロパンカルボン酸(2.41ml)を使用して3,6−ジクロロ−4−シクロプロピルピリダジン1.6g及び3,6−ジクロロ−4,5−ジシクロプロピルピリダジン0.96gを得た。
3,6−ジクロロ−4−シクロプロピルピリダジン,W4.010
LC−MS rt:0.87分 [M+H]+:189.1(方法b)
3,6−ジクロロ−4,5−ジシクロプロピルピリダジン,W4.016
LC−MS rt:1.05分 [M+H]+:229.1(方法b)]
[0167] W4.019
N,N−ジエチル−3,6−ジクロロピリダジン−4−カルボキサミド



最初に、3,6−ジクロロピリダジン−4−カルボニルクロリド(2.5g)を室温でDCM(25ml)中に入れた。その後、撹拌しながら、DCM(5ml)に予め溶解したジエチルアミン(1.5ml)を徐々に滴加した。室温で3時間撹拌した後、混合物を水と混合し、そしてDCMで3回抽出した。合わせたDCM相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残留物をシリカゲル(70gカートリッジ,n−ヘプタン/EA勾配)によって精製した。表題化合物1.8gを得た。
LC−MS rt:0.97分 [M+H]+:248.1(方法a)]
[0168] W4.021
(3,6−ジクロロピリダジン−4−イル)ジエチルアミン



最初に、3,4,6−トリクロロピリダジン(2g)及びジエチルアミン(2.4ml)をトルエン(10ml)中に入れ、そして室温で3日間放置した。次いで、混合物を水及びEAと混合し、そしてEA相を取り出した。EA相を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残留物を、シリカゲル(70gカートリッジ,60分のうちにn−ヘプタン/EAの0〜50%勾配)を使用して精製した。1.1g表題化合物を得た。
LC−MS rt:1.24分 [M+H]+:248.1(方法a)]
[0169] W4.120
N−(5,6−ジエトキシピリダジン−3−イル)−N−ニトロアミン



最初に、5,6−ジエトキシピリダジン−3−イルアミン(T. Horie in Chemical & Pharmaceutical Bulletin (1963),11(9),1157-67と同様に;160mg)を室温で濃硫酸(4ml)に入れ、溶解した。次いで、混合物を0℃に冷却し、そして濃硝酸及び濃硫酸の1:1混合物2mlを滴加した。0℃で20分後、氷浴を取り外し、そして混合物を4時間撹拌した。次いで、それを再び0℃に冷却し、さらに酸混合物0.5mlを加え、そして混合物を0℃でさらに1時間撹拌した。次いで、それを氷冷しながら氷と混合した。DCMを加えた後、相を分離し、そしてDCMで3回抽出した。合わせたDCM相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。表題化合物188mgを得た。
LC−MS rt:0.81分 [M+H]+:236.2(方法b)]
[0170] W5
W5.006
4,5−ジメチル−1,2−ジヒドロピリダジン−3,6−ジオン



ヒドラジンジヒドロクロリド(83.6g)を水(20ml)に溶解し、100℃に加熱し、そして撹拌しながら3,4−ジメチルフラン−2,5−ジオン(100.4g)を導入した。次いで、混合物を3時間加熱還流した。続いて、生成した沈殿を吸引濾過し、水で洗浄し、そして乾燥した。残留物をEA(2 l)中に懸濁し、吸引濾過し、そして乾燥した。表題化合物69.7gを得た。
LC−MS rt:0.19分 [M+H] +:141.1(方法b)]
[0171] 「東半分」単位の合成
O1.001
N−[3−(2−ブロモアセチル)−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]アセトアミド



N−[3−アセチル−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]アセトアミド(859mg,合成については実施例1参照)をメタノール(10ml)及びTHF(10ml)の混合物に溶解し、そして撹拌しながらフェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド(1.065g)を少しずつ加えた。室温で2時間撹拌した後、混合物を40℃でさらに3時間加熱した。冷却した後、反応混合物を2N硫酸に加え、そして水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。粗生成物を、溶離液として酢酸エチル/ヘプタンを用いてシリカゲルを使用して精製した。所望の化合物480mgを得た。
LC−MS rt:1.47分 [M+H]+:382.0(方法a)]
[0172] O1.002
2−ブロモ−1−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エタノン(Apollo Scientific)



O1.003
2−ブロモ−1−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)エタノン



WO 2004/078721に記載された通り製造した。]
[0173] O1.004
2−ブロモ−1−(4−メトキシ−3−モルホリン−4−イル−5−トリフルオロメチルフェニル)エタノン



4−[5−(1,1−ジメトキシエチル)−2−メトキシ−3−トリフルオロメチルフェニル]モルホリン(O2.004;460mg)をメタノール(1.4ml)及びTHF(4ml)の混合物に溶解し、混合物を7℃に冷却し、そして撹拌しながらフェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド(530mg)を少しずつ加えた。室温で3時間撹拌した後、混合物を一夜放置した。次いで、チオ硫酸水溶液(0.8ml;w=5%)及び水(4ml)を加え、そして混合物をEAと混合し、そしてEAで3回抽出した。 合わせた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残留物をアセトニトリル(20ml)及び水(0.5ml)の混合物に溶解し、そして撹拌しながらTFA(0.5ml)と混合した。室温で5時間撹拌した後、溶媒を取り除き、そして残留物を水と混合し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和し、そして酢酸エチルで3回抽出した。合わせた抽出物をマグネシウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。粗生成物を、溶離液として酢酸エチル/ヘプタンを用いてシリカゲルを使用して精製した。所望の化合物200mgを得た。
LC−MS rt:1.67分 [M+H]+:382.0(方法a)]
[0174] O1.006
2−ブロモ−1−[3−メチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]エタノン



N−[3−(2−ブロモアセチル)−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロ−N−メチルアセトアミド(O1.075;1.2g)を水(15ml)と混合し、そして撹拌し、氷冷しながら濃硫酸(15ml)を滴加した。混合物を80℃に加熱し、そしてこの温度で7時間撹拌した。冷却した後、反応混合物を10N
水酸化ナトリウム溶液及びEAの混合物に徐々に加え、そして水相をEAで5回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。残留物を分取HPLC(方法A)によって精製した。それぞれきれいな生成物画分を合わせ、減圧下でアセトニトリルを除き、炭酸水素ナトリウムで中和し、そしてEAで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして乾燥剤を濾去した後、減圧下で乾燥した。表題化合物420mgを単離した。
LC−MS rt:1.64分 [M+H]+:354.0(方法a)]
权利要求:

請求項1
式I〔式中、XはC−R1又はNであり、A−は有機又は無機酸のアニオンであり、Q1は水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−OH、−O−(C1−C6)−アルキル又は−O−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、Q2及びQ3は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、R1、R2、R3及びR4は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−O−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−R12、ハロゲン、OH、−CN、−NO2、−SO2CH3、−SO2CF3、−SF5、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくは−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル、OH、−(C3−C6)−シクロアルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくは−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、又は−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキルであり、ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又はR1及びR2、R2及びR3、又はR3及びR4は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R11及びR12(Q1にも適用すべき!)はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は“N(R11)−R12”及び“N(R11)−C(O)−R12”断片中のR11及びR12は、窒素原子“N”又は“N−C(O)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表しており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R5、R6、R7、R8及びR9は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−CN、−NO2、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(CO)−N(R21)−R22、−SO2CH3、−SO2CF3、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、ハロゲン、−SF5、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R21、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C4−C15)−Het、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル又は−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリールであり、ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又はR5及びR6、R6及びR7、R7及びR8、又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R21及びR22はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は“N(R21)−R22”及び“N(R21)−C(O)−R22”断片中のR21及びR22は、窒素原子“N”又は“N−C(O)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表しており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置換されていてもよい〕の化合物及び/又は式Iの化合物の任意の立体異性形態又は互変異性形態及び/又はそれらの形態の任意の比率の混合物、及び/又は式Iの化合物の生理学的に適合しうる塩。
請求項2
XはC−R1又はNであり、 A−は有機又は無機酸のアニオンであり、 Q1は水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−OH、−O−(C1−C6)−アルキル又は−O−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、Q2及びQ3は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、R1、R2、R3及びR4 は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−O−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−R12、ハロゲン、OH、−CN、−NO2、−SO2CH3、−SO2CF3、−SF5、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくは−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル、OH、−(C3−C6)−シクロアルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくは−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、又は−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキルであり、ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、但し、少なくとも1つのR1、R2、R3又はR4は水素原子ではなく、又は R1及びR2、R2及びR3、又はR3及びR4は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は“N(R11)−R12”及び“N(R11)−C(O)−R12”断片中のR11及びR12は、窒素原子“N”又は“N−(CO)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R4、R5、R6、R7、R8及びR9は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−CN、−NO2、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(CO)−N(R21)−R22、−SO2CH3、−SO2CF3、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、ハロゲン、−SF5、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R21、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール又は−(C4−C15)−Hetであり、ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、但し、少なくとも1つのR5、R6、R7、R8又はR9は水素原子ではなく、又はR5及びR6、R6及びR7、R7及びR8、又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に5〜8員環を形成し、ここで環は炭素原子のみからなるか又はそれらの原子の1、2若しくは3個は窒素、酸素若しくは硫黄原子によって置き換えられており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R21及びR22はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は“N(R21)−R22”及び“N(R21)−C(O)−R22”断片中のR21及びR22は、窒素原子“N”又は“N−C(O)”基と共に、N、O及びSの群からの最大で2個のさらなるヘテロ原子を含み得る環式アミン、イミド又はラクタムを形成するよう形成される5〜8員環を表しており、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよい、請求項1に記載の式Iの化合物。
請求項3
XはC−R1又はNであり、A−は有機又は無機酸のアニオンであり、Q1は水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−OH、−O−(C1−C6)−アルキル又は−O−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、Q2及びQ3は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、R1、R2、R3及びR4は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−O−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−R12、ハロゲン、OH、−CN、−NO2、−SO2CH3、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C4−C15)−Het又は−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキルであり、ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、但し、少なくとも1つのR1、R2、R3又はR4は水素原子ではなく、又は R1及びR2、R2及びR3、又はR3及びR4は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,2,3a,4,5,8−ヘキサアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−5−オキサ−1,2,3a,4,8−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7−テトラヒドロ−5,8−ジオキサ−1,2,3a,4−テトラアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7−テトラヒドロ−5H−8−オキサ−1,2,3a,4,5−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−5−チア−1,2,3a,4,8−ペンタアザ−シクロペンタ[b]ナフタレン;2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1,2,3a,4,6,9−ヘキサアザシクロペンタ[a]ナフタレン;2,3−ジヒドロ−5,7−ジオキサ−1,2,3a,4−テトラアザ−s−インダセン;2,6,7,8−テトラヒドロ−3H−シクロペンタ[e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン;2,7,8,9−テトラヒドロ−3H−シクロペンタ[d][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン及び2,3,6a,9a−テトラヒドロ−[1,3]ジオキソロ[4,5−d][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンの群から選ばれる環を形成し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、 ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は“N(R11)−R12”及び“N(R11)−C(O)−R12”断片中のR11及びR12は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼピニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジン−2.5−ジオニル、ピペリジン−2,6−ジオニル、ピペラジン−2,6−ジオニル、モルホリン−3,5−ジオニル、ピロリジン−2−オニル、ピペリジン−2−オニル、ピペラジン−2−オニル及びモルホリン−3−オニルの群から選ばれる5〜8員環を表し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R4、R5、R6、R7、R8及びR9は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−CN、−NO2、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−SO2CH3、−SO2CF3、−(C0−C4)−アルキレン−(CO)−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、ハロゲン、−SF5、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R21、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−Si[−(C1−C4)−アルキル]3、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール又は−(C4−C15)−Hetであり、ここでアルキル、アルキレン及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル、−(C6−C14)−アリール、ここでアリールは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、−(C4−C15)−Het、ここでHetは非置換であるか若しくはハロゲン、−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二、三、四若しくは五置換されており、若しくは −O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、但し、少なくとも1つのR5、R6、R7、R8又はR9は水素原子ではなく、又はR5及びR6、R6及びR7、R7及びR8、又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共に、2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン;3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン;1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン;ベンゾ[1,3]ジオキソール;3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピンの群から選ばれる5〜8員環を形成し、 ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、R21及びR22はそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、−(C0−C4)−アルキレン−(C4−C15)−Het、−SO2CH3又は−SO2CF3であり、ここでアルキル、アルキレン又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素原子によって置き換えられていてもよく、又は“N(R21)−R22”及び“N(R21)−C(O)−R22”断片中のR21及びR22は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼピニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジン−2,5−ジオニル、ピペリジン−2,6−ジオニル、ピペラジン−2,6−ジオニル、モルホリン−3,5−ジオニル、ピロリジン−2−オニル、ピペリジン−2−オニル、ピペラジン−2−オニル及びモルホリン−3−オニルの群から選ばれる5〜8員環を表し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一若しくは二置換されており、ここで形成された5〜8員環中、及びアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよい、請求項1又は2に記載の式Iの化合物。
請求項4
XはC−R1又はNであり、 A−は有機又は無機酸のアニオンであり、 Q1は水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、−OH、−O−(C1−C6)−アルキル又は−O−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル及びシクロアルキルはそれぞれ非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、OH、−O−(C1−C6)−アルキル若しくは−O−(C3−C6)−シクロアルキルによって独立して一、二若しくは三置換されており、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、Q2及びQ3は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここでアルキル又はシクロアルキル中の水素原子のいくつか又は全てはフッ素によって置き換えられていてもよく、R1、R2、R3及びR4は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、−O−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、−CF3、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−C(O)−O−R12、−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、塩素、−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール又は−(C4−C15)−Hetであり、ここでHetはアクリジニル、アゼピニル、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ジヒドロフラン[2,3−b]テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソリル、ジオキサニル、2H, 6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソキノリニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソチアゾリジニル、2−イソチアゾリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキソチオラニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピロアゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリドチオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロピリジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリル、チエニル、チエノイミダゾリル、チエノオキサゾリル、チエノピロール、チエノピリジン, チエノチアゾリル、チエノチオフェニル、チオモルホリニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル及びキサンテニルの群から選ばれ、ここでアルキレンは非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキル若しくは−(C3−C6)−シクロアルキルによって一置換されており、又はアルキレン中の水素原子のいくつか若しくはすべてはフッ素によって置き換えられており、R11及びR12はそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C6)−アルキルであり、R5、R6、R7、R8及びR9は同一又は異なり、そしてそれぞれ独立して水素原子、−(C1−C6)−アルキル、OH、−O−(C1−C8)−アルキル、塩素、臭素、−SF5、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C4−C15)−Het、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、−CF3−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C6)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル又は−(C0−C6)−アルキレン−O−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリールであり、ここでアルキレンは非置換であるか又は−O−(C1−C6)−アルキルによって一置換されており、但し、少なくとも1つのR5、R6、R7、R8又はR9は水素原子ではなく、R5及びR6、R6及びR7、R7及びR8、又はR8及びR9は、それらがそれぞれ結合している環原子と共にモルホリン環を形成し、ここで環は非置換であるか又は−(C1−C4)−アルキルによって一置換されており、R21及びR22はそれぞれ独立して水素原子又は−(C1−C6)−アルキルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の式Iの化合物。
請求項5
式Iの化合物は、1−{2−[3−アセチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−3−アミノ−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウムトリフルオロ酢酸塩、3−アミノ−1−[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−5−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−5−クロロ−1−{2−[3−メチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−7−エトキシ−6−エトキシカルボニル−1−{2−[3−メチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−7−エトキシ−6−エトキシカルボニル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−7−エトキシ−6−メチルカルバモイル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−6−クロロ−1−[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−イソプロポキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−エトキシ−1−[2−(4−メトキシ−3−モルホリン−4−イル−5−トリフルオロメチルフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、1−{2−[3−アセチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−3−アミノ−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−シクロペンチルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−シクロブチルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−フェノキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−ベンジルオキシ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−シクロヘキシルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−2−オキソエチル]−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−シクロプロピルメトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−{2−[3−メチルアミノ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−{2−[3−メトキシ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−エトキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−シクロプロピルメトキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4,5−ジエトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4,5−ビスシクロプロピルメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−プロポキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−エトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−[2−(3−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−シクロプロピルメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−シクロブチルメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−ベンジルオキシメチル−5−tert−ブチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−シクロヘキシルメトキシ−4,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−ブトキシ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−メトキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(8−tert−ブチル−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−ジエチルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−シクロヘキシルメトキシ−5−エトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−ブロモ−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−[2−(3−イソプロピル−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−シクロヘキシルメトキシ−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−{2−[3−(3,3−ジメチルブトキシ)−5−エトキシフェニル]−2−オキソエチル}−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(8−tert−ブチル−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−2−オキソエチル]−6−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−1−イウム、3−アミノ−6−ジエチルアミノ−1−{2−[3−メトキシ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−モルホリン−4−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(5−ブロモ−2,3−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−クロロ−4,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−{2−[3−tert−ブチル−5−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−2−オキソエチル}−6−(1−エチルプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]−6−(2−メトキシエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−5−メトキシメチルフェニル)−2−オキソエチル]−6−(2−メトキシ−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−2−オキソエチル]−6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−(1−エチルプロポキシ)−1−{2−[3−モルホリン−4−イル−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−エチル−1−{2−[3−メトキシ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−エチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム、3−アミノ−6−クロロ−7−ジエチルカルバモイル−1−{2−[3−メトキシ−5−(ペンタフルオロスルファニル)フェニル]−2−オキソエチル}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウム又は3−アミノ−1−[2−(3−tert−ブチル−4−メトキシ−5−モルホリン−4−イルフェニル)−2−オキソエチル]−6−クロロ−7−ジエチルカルバモイル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−1−イウムの群から選ばれる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式Iの化合物。
請求項6
薬学的に適したそして生理学的に適合しうる担体、添加剤、及び/又は他の活性成分及び賦形剤と一緒の、有効含量の請求項1〜5のいずれか1項に記載の式Iの少なくとも1つの化合物を特徴とする薬剤。
請求項7
血栓症、塞栓症、凝固能亢進、線維化又は炎症性障害に関連するそのような障害の全てを予防、第二次予防及び治療する薬剤を製造するための請求項1〜5のいずれか1項に記載の式Iの化合物の使用。
請求項8
心筋梗塞、狭心症及び他のタイプの急性冠動脈症候群、卒中、末梢血管障害、深部静脈血栓症、肺塞栓症、心不整脈によって惹き起きされる塞栓性若しくは血栓性イベント、血管再生及び血管形成術、及びステント移植及びバイパス手術のような類似の手技後の再狭窄のような心臓血管イベント、又は膝及び股関節手術若しくは透析患者及び留置カテーテルを有する患者のためなどの血液の異種表面との接触につながる手技のような外科的手技後の血栓症の危険性の低下、又は播種性血管内凝固症候群、敗血症及び炎症と関連する他の血管内イベント、アテローム性動脈硬化症、糖尿病及び代謝症候群及びそれらの続発症、腫瘍増殖及び腫瘍転移、関節リウマチ及び関節症のような炎症性及び変性性の関節障害、フィブリン沈着のような止血系の障害、慢性閉塞性肺疾患のような肺における線維化、成人呼吸促進症候群、又は眼科手術後の眼中のフィブリン沈着、又は瘢痕の、予防及び/又は治療に適用される請求項7に記載の使用。
請求項9
請求項1〜5のいずれか1項に記載の式Iの化合物の製造方法であってa)溶媒中、塩基を添加して又は添加することなく、式II(式中、R5、R6、R7、R8、R9、Q2及びQ3は、それぞれ式Iにおいて定義された通りであり、そしてWはクロリド、ブロミド、メシラート又はトシラートである)の化合物を式III(式中、X、R2、R3、R4及びQ1は、それぞれ式Iにおいて定義された通りである)の化合物と反応させて式Iの化合物を得るか、又はb)方法a)によって製造された式Iの化合物を遊離形態で単離するか、又は生理学的に適合しない塩からそれを遊離させるか、又は酸性若しくは塩基性基が存在する場合、それを生理学的に適合しうる塩に変換するか、又はc)方法a)によって製造された式Iの化合物、又はその化学構造のために、エナンチオマー若しくはジアステレオマー形態で生じた式Iの適切な前駆体を、鏡像異性的に純粋な酸若しくは塩基との塩形成、キラル固定相におけるクロマトグラフィ又はアミノ酸のようなキラル鏡像異性的に純粋な化合物による誘導体化、このようにして得られたジアステレオマーの分離、及びキラル補助基の脱離によって、純粋なエナンチオマー又はジアステレオマーに分離する、ことを含む、上記製造方法。
类似技术:
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