![]() 置換シクロヘキセノン
专利摘要:
本発明は、式(I) OR1R2*R1(前記R1およびR2は有機残基である)の光学活性なシクロヘキセノン誘導体の製造方法に関する。 公开号:JP2011510973A 申请号:JP2010544819 申请日:2009-01-08 公开日:2011-04-07 发明作者:クノプフ オリヴァー 申请人:フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa; IPC主号:C07C45-66
专利说明:
[0001] 技術分野 本発明は有機合成の分野に関し、より特定には式 [式中、 R1およびR2は下記で定義される通りである] の光学活性シクロヘキセノン誘導体の製造方法に関する。] [0002] 従来技術 光学活性なシクロヘキセノン誘導体は、様々なより複雑な化合物、例えばステロイド、またはムスクの臭気物質として有用であることが知られるいくつかの大環式ケトン、例えばC14、C15、またはC16 3−メチルシクロアルケノンのいくつかの合成のための中間生成物または構成要素として有用である。] [0003] この事実にもかかわらず、我々の知る限り、従来技術は、アキラル、ジケトン、またはアルドール付加物から光学活性なシクロヘキセノン誘導体を製造するためのほんのわずかな方法しか報告していない。] [0004] 特許出願WO2005/077875号およびWO2007010483号において、キラルアミノアルコール塩の使用およびアキラルジケトンまたはアキラルアルドール付加物のいずれかを出発材料として用いる使用について記載されている。] [0005] 他の文献(C. Agami et al.、Bulletin de la Societe Chimique de France、1987、358を参照)において、本発明の1つと類似して、触媒作用量のL−プロリン(第二級アミノ酸)を、シクロヘキセノンを得るために用いる使用が報告されている。しかしながら、さらに以下の例において示される通り、前記の方法は、本発明の基材に適用される場合、効果的ではない。] [0006] 従って、本発明の課題は、より重い式(I)の光学活性なシクロヘキセノンを製造するための、代替的且つ効果的な方法を提供することである。] [0007] 発明の詳細な説明 我々は今回、光学活性な化合物(I)が、いくつかのアミノ酸誘導体を使用して触媒性の方法で反応を促進させて製造できることを見出した。] [0008] 従って、本発明の第一の課題は、式 [式中、 星印は前記の化合物(I)が光学活性な形態であることを意味し; R1はそれぞれ、同一であり、且つ、随意に置換されたアキラルC1〜7−直鎖、分子鎖または環式のアルキル、アルケニル、またはアルキニル基を表すか、または選択的に、前記の2つのR1が一緒になって、随意に置換された直鎖のC2〜C12−アルカンジイル、アルケンジイル、またはアルキンジイル基を表し、 R2は随意に置換されたアキラルC1〜7−直鎖、分子鎖または環式アルキルまたはアルケニル基、または随意に置換されたフェニルまたはベンジル基を表す] の化合物の製造方法であって、式 [式中、 星印、R1およびR2は上で示された意味を有し、且つ、化合物(II)は任意の1つの立体異性体、ジアステレオ異性体(diasteroisomer)、またはそれらの混合物の形態であってよい] の1つのケトンで処理することにより、 反応系が ・ 光学活性な第一級アミノ酸の少なくとも1つの塩、または ・ 少なくとも1つの光学活性な第一級アミノ酸、または それらの混合物を含む、製造方法である。] [0009] 本発明の特定の実施態様によれば、2つのR1は一緒になって、且つ、随意に置換された直鎖のC6〜C12−アルカンジイルまたはアルケンジイル基を表す。] [0010] 本発明の特定の実施態様によれば、R2はアキラルC1〜3−の直鎖または分枝鎖、またはC5〜6−の環式アルキルまたはアルケニル基またはフェニルまたはベンジル基を表す。より特定には、前記のR2はメチルまたはフェニル基を表してもよい。] [0011] 上述の通り、R1およびR2を、例えば1つまたは2つの基によって置換できる。限定されない例として、前記の基はC1〜5−アルキル、アルコキシまたはシクロアルキル基である。] [0012] 上記の実施態様によれば、相応するケトン(II)または(III)はR1およびR2について同一の意味を有するものであると理解される。] [0013] しかしながら、出発材料としてケトン(II)が使用される場合、本発明のさらなる実施態様によれば、前記の化合物は式(II’)または(II’’) [式中、 OHおよびR2置換基はトランス型の相対配置であり、且つ、星印は前記の化合物(II’)が光学活性な形態であることを意味する] のものである。] [0014] 前記の化合物(I)の特定の実施態様の例は、(S)−14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オン、または(R)−14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オン、または前記の立体異性体の光学活性な混合物であり、且つ、出発するケトンは3−メチル−1,5−シクロペンタデカンジオンである。他の実施態様において、前記の化合物(I)は15−メチルビシクロ[10.4.0]ヘキサデカ−1(12)−エン−13−オンであり、且つ、出発するケトンは3−メチル−1,5−シクロヘキサデカンジオンである。] [0015] 本発明の方法は、公知のムスク成分 3−メチル−5−シクロテトラデセン−1−オン、または3−メチル−5−シクロヘキサデセン−1−オンの製造のためのそれぞれの中間生成物である光学活性な13−メチルビシクロ[8.4.0]テトラデカ−1(10)−エン−11−オン、または15−メチルビシクロ[10.4.0]ヘキサデカ−1(12)−エン−13−オンの製造のためにも有用である。] [0016] 本発明の方法を実施するために必要な反応系は、上記で予想されている通り、塩の形態の光学活性な第一級アミノ酸または光学活性な第一級アミノ酸のいずれか、またはそれらの混合物を含む。] [0017] "光学活性な第一級アミノ酸"とは、ここで、アミノ基がNH2基であるα−アミノ酸を意味し、且つ、前記のアミノ酸は100%〜5%の間に含まれる光学異性体過剰率(e.e.)を有する。] [0018] 一般に、より高いe.e.を有する光学活性な第一級アミノ酸または塩が、より高いe.eを有する化合物(I)を提供した。従って、本発明の特定の実施態様によれば、前記の本発明の方法において、少なくとも50%または少なくとも90%のe.e.さえも有する光学活性な第一級アミノ酸が使用される。] [0019] 光学活性な第一級アミノ酸の前記の塩はカルボン酸塩またはアンモニウム塩の形態であってよい。特に、前記の塩は式 [式中、 R3は3〜7個の窒素および/または酸素原子を含むC6〜C11−炭化水素基、または随意に1〜4個のヘテロ原子、例えば酸素、窒素、硫黄、燐、ハロゲンおよび/またはセレンを含むC1〜C16−炭化水素基を表す;且つ Mは ・アルカリ金属のカチオンまたはC4〜C15−第四級アンモニウムを表し、且つnが1である、 ・アルカリ土類のカチオンを表し、且つnが2である、または ・ランタノイドまたは(III)族(即ちY、Sc、La)カチオンを表し、且つnが3である] の化合物であってよい。] [0020] 特に、前記の基R3は自然由来のアミノ酸またはそれらの誘導体の残基であってよく、言い換えれば、前記の塩は天然アミノ酸から誘導される。] [0021] 本発明の特定の実施態様によれば、R3は随意に1つ、2つまたは3つの酸素、窒素および/または硫黄原子を含むC1〜C10−炭化水素基を表してもよい。本発明の特定の実施態様によれば、R3は以下の基の1つを表してもよい: ・ 式(C6H3(NO2)2)NH(CH2)4の基; ・ 直鎖、分枝鎖、または環式のC1〜C7−アルキルまたはアルケニル基; ・ (CH2)cR4基 (前記cは1または2であり、且つR4はCOOR5またはCON(R5)2を表し、R5は水素原子またはベンジル基、またはC1〜C5−アルキルまたはアリル基を表す); ・ CH2R6基 (前記R6は3つのヘテロ原子、例えば酸素、窒素および/または硫黄を含むC3〜C9−複素環式化合物を表す); ・ CH2OR5またはCH(OR5)CH3基 (前記R5は上記の意味を有する); ・ CH2(CH2)cR7 (前記R7はNHC(NH)NH2、CH2N(R5)2、N(R5)2またはCH(NH2)COOR5基であり、cおよびR5は上記の意味を有する); ・ (CH2)cC6H5-vR5'v基 (前記R5'はR5基、ニトロ基、NR52基、またはOR5基またはハライドを表し、vは0、1または2であり、且つ、cおよびR5は上記の意味を有する);または ・ (CH2)cS(O)a(Q)bR8基 (前記aおよびbは0または1を表し、QはOまたはNHであり、R8は水素原子、R5基、トリチル基、または(CH2)d(C6H5-vR5'v)基を表し、dは0または1であり、且つ、前記v、cおよびR5'は上記の意味を有する)。] [0022] 本発明の特定の実施態様によれば、前記のR3基は、 ・ 直鎖、分枝鎖、または環式のC3〜C7−アルキル基、例えばイソプロピル、イソブチル、sec−ブチルまたはシクロヘキシルメチル; ・ (CH2)cR4基 (前記cは1または2であり、且つ、R4はCOOHまたはCONH2を表す); ・ CH2R6基 (前記R6はC3H3N2またはC8H6N複素環式基である); ・ CH2(CH2)cR7 (前記R7はNHC(NH)NH2、CH2CH2基、前記cは上記の意味を有する); ・ (CH2)cC6H5-vR5'v基 (前記R5'はR5基、ニトロ基、またはOR5基を表し、vは0、1または2であり、R5は水素原子またはメチルまたはベンジル基を表し、且つ、cは上記の意味を有する); ・ (CH2)2S(O)2R9または(CH2)2S(O)(NH)R9 (前記R9はC1〜C5−アルキル基を表す);または ・ (CH2)cSR8基 (前記R8は水素原子、メチル基、またはCH2(C6H5-vR5'v)基を表し、前記v、cおよびR5は上記の意味を有する) を表す。] [0023] 本発明の特定の実施態様によれば、Mはアルカリ金属のカチオン、Ba2+、C6〜C10−の第四級アンモニウム、La3+である。] [0024] 他の実施態様によれば、前記のMは有利にはLi+、Na+、K+、Rb+、Cs+、Ba2+、La3+、または(C6H5CH2)(Me)3N+の中から選択される。] [0025] 選択的に、前記の塩は式 [式中、 R3は式(III)内と同一の意味を有し、且つ Xは ・ニトレート、硫酸水素イオン(hydrogeno sulfate)、炭酸水素イオン(hydrogeno carbonate)、ハライド、C0〜C18−スルホネート、C0〜C24−ボレート、C2〜C18−ホスホネートまたはホスフェートまたはホスフィネート、またはC1〜C12−モノカルボキシレートを表し、且つmが1である;または ・スルフェート、カーボネートまたはC2〜C12−ジカルボキシレートを表し、且つmが2である、 ・ または、式HvPO3(3-v)-のアニオンを表し、前記vは0、1または2であり、且つmが1、2または3である] の化合物であってよい。] [0026] 本発明の特定の実施態様によれば、XはCl-、C0〜C7−スルホネート、BF4-、B(C6H5)4-、(R4O)2P(O)O-、R42P(O)O-、またはR4P(O)(OH)O- (前記R4はC1〜C7−炭化水素基、C1〜C6−モノカルボキシレート、C2〜C6−ジカルボキシレート、またはHPO32-を表す)である。] [0027] 他の実施態様によれば、前記のXは有利にも、CF3SO3-、nC18H30SO3-、HSO4-、CH3CO2-、ClCH2CO2-、カンファースルホネート、C6H5SO3-、MeC6H5SO3-、BF4-、(C6H5O)2P(O)O-、(BuO)2P(O)O-、(C6H5)2P(O)O-、(tBu)P(OH)2O-、(C6H5)P(OH)2O-、C1〜C3−アルキルカルボキシレート、CF3COO-、(CF3SO3)2N-、オキサレートまたはフタレートの中から選択される。] [0028] アミノ酸塩を予め形成された塩の形態で使用するか、あるいは使用に先だってインサイチュー(in situ)で、例えば第一級アミノ酸とカチオンMまたはアニオンXの適切な塩、例えばMの塩基性塩またはXの酸性塩とを予め混合することによって形成してもよい。カチオンMまたはXの前記の塩の典型的な例は、下記の例において提供される。] [0029] 反応系は光学活性な第一級アミノ酸、即ち式R3CH(NH2)COOH (前記R3は好ましくは上記と同一の意味を有する)の化合物を含んでもよい。] [0030] 上記の通り、式(III)または(IV)の塩を式R3CH(NH2)COOHの化合物から得ることができる。式(III)または(IV)の塩を生成するために使用される前記の光学活性な第一級アミノ酸の限定されない例として、または反応系の成分として、限定されない例として以下を挙げることができる: フェニルアラニン、システインおよびそのS−置換誘導体−例えばフェニルシステイン、ベンジルシステインまたはトリチルシステイン−チロシンおよびそのO置換誘導体−例えばO−メチルチロシンまたはO−ベンジルチロシン−ジメトキシフェニルアラニン、p−NO2フェニルアラニン、トリプトファン、バリン、メチオニン、メチオニンスルホン/スルホキシド、またはさらにブチオニンスルホキシイミン、アルパラギンまたはリシン; 前記のアミノ酸は光学活性な形態である。] [0031] 本発明の特定の実施態様によれば、該反応系は ・光学活性な第一級アミノ酸の少なくとも1つの塩、および ・随意に少なくとも1つの光学活性な第一級アミノ酸 を含む。] [0032] 本発明の特定の実施態様によれば、光学活性な第一級アミノ酸の塩を、光学活性な第一級アミノ酸と共に使用し、そこで、前記の酸は同じ、例えば両方の化合物についてR3基が同一である。] [0033] 本発明の特定の実施態様によれば、1つの型のアミノ酸塩のみ、および随意に1つの型のアミノ酸のみが使用される。] [0034] 本発明の方法の特定の実施態様によれば、式(III)のアミノ酸塩を使用する。] [0035] 光学活性な第一級アミノ酸の塩(アミノ酸塩)、または光学活性な第一級アミノ酸(アミノ酸)を、出発材料(II)または(III)に対して広範な濃度で、反応媒体に添加してよい。前記の量は化学量論組成量であるか、あるいは化学量論組成よりも上、または触媒量、即ち化学量論組成量よりも下であってもよい。] [0036] 限定されない例として、アミノ酸塩として、出発するケトン(II)または(III)に対して0〜3モル等量にわたる総量の値を挙げることができる。好ましくは、光学活性な第一級アミノ酸塩の総濃度は、0.05〜1.5モル等量に含まれる。さらにより詳細には、本発明のいくつかの実施態様によれば、アミノ酸塩の総濃度は0.1〜1.0モル等量に含まれる。言うまでもなく、前記のアミノ酸塩の最適な濃度は、その性質および所望の反応時間に依存する。] [0037] 同様に、限定されない例として、出発するケトン(II)または(III)に対して0.0〜3モル等量にわたるアミノ酸の総濃度値を挙げることができる。好ましくは、光学活性な第一級アミノ酸の総濃度は、0.05〜1.0モル等量に含まれる。] [0038] さらにより厳密には、本発明のいくつかの実施態様によれば、アミノ酸の総濃度は、アミノ酸塩の総濃度に対して0.1〜10モル等量に含まれる。] [0039] ここでもまた、言うまでもなく、前記のアミノ酸の最適な濃度は、その性質および所望の反応時間に依存する。] [0040] 本発明の方法の副生成物は水である。本発明の特定の実施態様によれば、本方法を水除去手段の存在中で実施してよい。本発明の好ましい実施態様によれば、本方法を前記の水除去手段の存在中で実施する。] [0041] "水除去手段"は、ここでは、反応の間に形成される水を捕らえることのできる化合物または物質(化学的な手段)、または反応媒体から水を除去できる実験条件(物理的な手段)を意味する。言い換えれば、前記の手段は、反応の間に形成された水を反応媒体から、化学的な機構(例えば吸着機構、または化学反応)によって、あるいは物理的な機構(例えば通常の蒸留または共沸)によってのいずれかで除去することができる。] [0042] 有用な化学的な手段の、典型的な限定されない例は、 i)アルカリまたはアルカリ土類金属の水素化物、例えばNaH、KH、CaH2、LiH、MgH2; ii) 水でクラスレートを形成できる、反応媒体の不溶な無機材料、例えば無水ゼオライト、好ましくは4または5Å型、または無水MgSO4、Na2SO4、Na2O、CaCl2またはMgCl2;または iii) 水と反応して非酸性の化合物を形成できる有機材料、例えばオルトエステル、N−メチル−N−トリメチルシリル−トリフルオロアセトアミド、または1−トリメチル−シリルイミダゾールである。] [0043] 化学的な水除去手段を、その水除去手段の正確な性質に依存する広範な量で反応媒体に添加できる。一般に、用いられる水除去手段の量がより多いほど、あるいはより効果的であるほど、本方法に対してより良好であることが観察されている。しかしながら、理論上、形成される全ての水を捕らえるために理論上必要とされる量の3倍を超える量での添加は、はっきりとしたさらなる利点をもたらささない。同様の理論は、水を除去するために物理的な手段を使用した場合にもあてはまる。] [0044] 本発明の方法を溶剤の存在中で実施してもよい。前記の溶剤は、反応と化学的に適合する必要があり、且つ、触媒系を失活しない。] [0045] 適した溶剤は、実験条件と適合する沸点を有する有機のプロトン性または非プロトン性溶剤であるものである。かかる溶剤の限定されない例は、C3〜C9−エーテル、エステル、アミド、芳香族炭化水素、直鎖または分枝鎖または環式の炭化水素、塩素化溶剤、およびそれらの混合物である。より好ましくは、該溶剤はC4〜C6−エーテル、例えばTHF、2−メチル−THF、またはジオキサン、C3〜C6−アミド、例えばDMF、またはN−メチルピロリドン、塩化メチレン、トルエン、p−キシレン、N−メチルモルホリン、テトロン(tetronic)、スルホラン、DMSO、テトラグリムおよびそれらの混合物である。] [0046] 本発明の方法を実施できる温度は、どの実施態様においても、10℃〜150℃、好ましくは20℃〜100℃に含まれる。もちろん、当業者は、出発物質および最終生成物および/または可能性のある溶剤の融点および沸点と関連して好ましい温度を選択することもできる。] [0047] 実施例 ここで全ての実施態様において、本発明を以下の実施例によってさらに詳細に説明し、その際、省略形は当該技術分野で通常の意味を有し、温度は摂氏度(℃)で示され、NMRスペクトルのデータは360MHzまたは100MHz機を用いて、それぞれ1Hまたは13CについてCDCl2で記録され、化学的シフトδは標準としてのTMSについてppmで示され、結合定数JはHzで表現される。] [0048] 実施例1 光学活性な14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オンの製造] [0049] a) 一般的な手順: 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をカチオンMまたはアニオンXの適切な塩と共に、60〜70℃、0.5mlのDMSO中、真空(8mbar)下で18時間、攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。その後、250mgの3−メチル−1,5−シクロペンタデカンジオンを0.7mlのDMSOに導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するジケトンの濃度を0.1〜1Mの間に保った。反応混合物を真空(8mbar)下、60℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。真空下で溶剤を除去し、且つ、その残りをフラッシュクロマトグラフィー、あるいはバルブ・ツー・バルブ(bulb to bulb)蒸留のいずれかによって精製して所望の生成物、即ち、(S)−14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オン、または(R)−14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0050] ] [0051] 得られた結果を表1に示す。] [0052] ] [0053] ] [0054] *:アミノ酸、カチオンMまたはアニオンXの塩、および出発するジケトンを、真空下、DMSO中、60℃で直接反応させた。 a) 塩の形態の光学活性な第一級アミノ酸と、光学活性なアミノ酸との混合物を含む触媒系。 b) 光学活性な第一級アミノ酸。 1) 出発するジケトンに対して、導入されたモル等量の数。 2) 反応の持続時間(日)。 3)GCによって測定。 4)最終生成物と過剰なLiAlH4とを乾燥THF中で反応させることによって測定。加水分解、ろ過、およびEt2O中での抽出後、得られるアリルアルコールの光学異性体過剰率を測定するために、得られたアリルアルコールをGCによってキラルカラム(CHIRASILDEX DB)を用いて分析した。 5) 反応を2.4mlのDMSO中で実施した。 6) 反応をNMP中で実施した。 7) 触媒系のインサイチュー形成後(真空下、60℃にて)、反応を大気圧で実施した。 8) アミノ酸、カチオンMの塩、および出発するジケトンを、DMSO中、60℃で直接反応させた。 9) 反応をAgami et al.によって記載された条件(Bulletin de la Societe Chimique de France、1987、358を参照)を用いたが、しかし、DMF中、室温で実施した。 10) 第一級ではないアミノ酸を使用して、本発明の方法を用いて反応を実施した。] [0055] 実施例2 光学活性な15−メチルビシクロ[10.4.0]ヘキサデカ−1(12)−エン−13−オンの製造] [0056] a) 一般的な手順: 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をカチオンMまたはアニオンXの適切な塩と共に、60℃で、0.13mlのDMSO中、真空(8mbar)下で18時間、攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。40℃への冷却後、50mgの3−メチル−1,5−シクロヘキサデカンジオンを0.1mlのDMSO中に導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するジケトンの濃度を0.1〜1Mの間に保った。反応混合物を真空(8mbar)下、40℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。真空下で溶剤を除去し、且つ、その残りをフラッシュクロマトグラフィー、あるいはバルブ・ツー・バルブ蒸留のいずれかによって精製して、所望の生成物、即ち、(S)−15−メチル−ビシクロ[10.4.0]ヘキサデカ−1(12)−エン−13−オン、または(R)−15−メチル−ビシクロ[10.4.0]ヘキサデカ−1(12)−エン−13−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0057] ] [0058] 得られた結果を表2に示す。] [0059] *:アミノ酸、カチオンMまたはアニオンXの塩、および出発するジケトンを、真空下、DMSO中、60℃で直接反応させた。 **: アミノ酸、カチオンMまたはアニオンXの塩、および出発するジケトンを、真空下、DMSO中、40℃で直接反応させた。 a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。] [0060] 実施例3 光学活性な14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オンの製造] [0061] a) 一般的な手順: 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をアニオンXの適切な塩と共に、60℃で16mlのDMSO中で攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。その後、4gの(11RS,14RS)−1−ヒドロキシ−14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカン−12−オンを10mlのDMSO中に導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するケトンの濃度を0.1〜1Mの間に保った。該反応混合物を60℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。真空下で溶剤を除去し、且つ、その残りをフラッシュクロマトグラフィー、あるいはバルブ・ツー・バルブ蒸留のいずれかによって精製して所望の生成物、即ち、(S)−14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オン、または(R)−14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0062] ] [0063] 得られた結果を表3に示す。] [0064] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。] [0065] 実施例4 光学活性な3−ブチル−5−メチル−2−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オンの製造] [0066] 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をアニオンXまたはカチオンMの適切な塩と共に、0.3mlのDMSO中で攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。その後、50mgの7−メチル−5,9−トリデカンジオンを0.3mlのDMSO中に導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するジケトンの濃度を0.1〜1モル/Lの間に保った。該反応混合物を25℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。溶剤を真空下で除去し、そしてその残りをフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物、即ち、(S)−3−ブチル−5−メチル−2−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オン、または(R)−3−ブチル−5−メチル−2−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0067] ] [0068] 得られた結果を表4に示す。] [0069] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。 5) 反応をAgami et al.によって記載された条件(Bulletin de la Societe Chimique de France、1987、358を参照)を用いたが、しかし、DMF中、室温で実施した。 CSA=カンファースルホン酸(campholenic sulfonic acid)。] [0070] 実施例5 光学活性な13−メチル−ビシクロ[8.4.0]テトラデカ−1(10)−エン−11−オンの製造] [0071] a) 一般的な手順: 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をカチオンMまたはアニオンXの適切な塩と共に、60℃で、0.15mlのDMSO中、真空(8mbar)下で18時間、攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。その後、50mgの3−メチル−1,5−シクロテトラデカンジオンを0.15mlのDMSO中に導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するジケトンの濃度を0.1〜1Mの間に保った。反応混合物を真空(8mbar)下、60℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。真空下で溶剤を除去し、且つ、その残りをフラッシュクロマトグラフィー、あるいはバルブ・ツー・バルブ蒸留のいずれかによって精製して所望の生成物、即ち、(S)−13−メチル−ビシクロ[8.4.0]テトラデカ−1(10)−エン−11−オン、または(R)−13−メチル−ビシクロ[8.4.0]テトラデカ−1(10)−エン−11−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0072] ] [0073] 得られた結果を表5に示す。] [0074] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである 実施例6 光学活性な3−ブチル−5−フェニル−2−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オンの製造] [0075] 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をアニオンXまたはカチオンMの適切な塩と共に、0.3mlのDMSO中で攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。その後、50mgの7−フェニル−5,9−トリデカンジオンを0.3mlのDMSO中に導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するジケトンの濃度を0.1〜1モル/Lの間に保った。該反応混合物を25℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。溶剤を真空下で除去し、そしてその残りをフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物、即ち、(S)−3−ブチル−5−フェニル−2−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オン、または(R)−3−ブチル−5−フェニル−2−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0076] ] [0077] 得られた結果を表6に示す。] [0078] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。] [0079] 実施例7 光学活性な2−エチル−5−メチル−3−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オンの製造] [0080] 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をアニオンXまたはカチオンMの適切な塩と共に、0.3mlのDMSO中で攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。その後、50mgの6−メチル−4,8−ウンデカンジオンを0.3mlのDMSO中に導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するジケトンの濃度を0.1〜1モル/Lの間に保った。該反応混合物を25℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。溶剤を真空下で除去し、そしてその残りをフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物、即ち、(S)−2−エチル−5−メチル−3−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オン、または(R)−2−エチル−5−メチル−3−プロピル−2−シクロヘキセン−1−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0081] ] [0082] 得られた結果を表7に示す。] [0083] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。] [0084] 実施例8 光学活性な(−)−(3S,9Z)−3−メチル−2,3,4,5,6,7,8,11,12,13−デカヒドロ−1H−ベンゾシクロウンデセン−1−オンの製造] [0085] a) 一般的な手順: 反応容器内で、アミノ酸、カチオンMまたはアニオンXの塩、および出発するジケトン(10Z)−3−メチル−10−シクロペンタデセン−1,5−ジオンを、真空下、0.5mlのDMSO中、60℃で直接反応させた。反応混合物を真空(8mbar)下、60℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。溶剤を真空下で除去し、そしてその残りをフラッシュクロマトグラフィーまたはバルブ・ツー・バルブ蒸留によって精製して、所望の生成物、即ち、シス−(S)−3−メチル−2,3,4,5,6,7,8,11,12,13−デカヒドロ−1H−ベンゾシクロウンデセン−1−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0086] シス−:] [0087] 得られた結果を表8に示す。] [0088] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。] [0089] 実施例9 光学活性な(3Rまたは3S,9E)−3−メチル−2,3,4,5,6,7,8,11,12,13−デカヒドロ−1H−ベンゾシクロウンデセン−1−オンの製造] [0090] a) 一般的な手順: 反応容器内で、アミノ酸、カチオンMまたはアニオンXの塩、および出発するジケトン(10E)−3−メチル−10−シクロペンタデセン−1,5−ジオンを、真空下、0.5mlのDMSO中、60℃で直接反応させた。反応混合物を真空(8mbar)下、60℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。溶剤を真空下で除去し、そしてその残りをフラッシュクロマトグラフィーまたはバルブ・ツー・バルブ蒸留によって精製して、所望の生成物、即ち、トランス−(S)−3−メチル−2,3,4,5,6,7,8,11,12,13−デカヒドロ−1H−ベンゾシクロウンデセン−1−オン、またはトランスー(R)−3−メチル−2,3,4,5,6,7,8,11,12,13−デカヒドロ−1H−ベンゾシクロウンデセン−1−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0091] トランス−:] [0092] 得られた結果を表9に示す。] [0093] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。] [0094] 実施例10 光学活性な3−(ヘキ−5−エニル)−5−メチル−2−(ペント−4−エニル)−2−シクロヘキセン−1−オンの製造] [0095] 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をアニオンXの適切な塩と共に、0.3mlのDMSO中で攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。その後、50mgの9−メチル−1,16−ヘプタデカジエン−7,11−ジオンを0.3mlのDMSO中に導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するジケトンの濃度を0.1〜1モル/Lの間に保った。該反応混合物を25℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。溶剤を真空下で除去し、そしてその残りをフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物、即ち、(S)−3−(ヘキ−5−エニル)−5−メチル−2−(ペント−4−エニル)−2−シクロヘキセン−1−オン、または(R)−3−(ヘキ−5−エニル)−5−メチル−2−(ペント−4−エニル)−2−シクロヘキセン−1−オン、またはアミノ酸の立体配置に依存する前記の立体異性体の光学活性な混合物を生成した。] [0096] ] [0097] 得られた結果を表10に示す。] [0098] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。] [0099] 実施例11 光学活性な13−メチル−ビシクロ[8.4.0]テトラデカ−1(10)−エン−11−オンの製造] [0100] a) 一般的な手順: 反応容器内で、光学活性な第一級アミノ酸をアニオンXの適切な塩と共に、60℃で0.2mlのDMSO中で攪拌することによって、触媒系をインサイチューで形成した。その後、50mgの(10RS,13RS)−1−ヒドロキシ−13−メチル−ビシクロ[8.4.0]テトラデカン−11−オンを導入した。存在するDMSOの総量を計算して、反応開始時に出発するケトンの濃度を0.1〜1Mの間に保った。該反応混合物を60℃で攪拌し、その後、GCを行った。反応を停止するために、該混合物を水または飽和したNH4Cl水溶液で加水分解した。ジエチルエーテルを用いた水相の抽出後、有機相をMgSO4上で乾燥させ、そしてろ過した。溶剤を真空下で除去し、そしてその残りをフラッシュクロマトグラフィーによって、またはバルブ・ツー・バルブ蒸留のいずれかによって精製して、所望の生成物を生成した。] [0101] ] [0102] 得られた結果を表11に示す。] [0103] a)、b)、1)、2)、3)および4)は実施例1で説明された通りである。]
权利要求:
請求項1 式[式中、星印は前記の化合物(I)が光学活性な形態であることを意味し、R1はそれぞれ同一であり、且つ、随意に置換されたアキラルC1〜7−直鎖、分子鎖または環式のアルキル、アルケニル、またはアルキニル基を表すか、または選択的に、前記の2つのR1が一緒になって、随意に置換された直鎖のC2〜C12−アルカンジイル、アルケンジイル、またはアルキンジイル基を表し、R2は随意に置換されたアキラルC1〜7−直鎖、分枝鎖または環式のアルキル、アルケニル基、または随意に置換されたフェニルまたはベンジル基を表す]の化合物の製造方法であって、式[式中、星印、R1およびR2は上で示された意味を有し、且つ、化合物(II)は任意の1つの立体異性体、ジアステレオ異性体、またはそれらの混合物の形態であってよい]のケトンの1つで処理することにより、反応系が・光学活性な第一級アミノ酸の少なくとも1つの塩、または・少なくとも1つの光学活性な第一級アミノ酸、またはそれらの混合物を含む、製造方法。 請求項2 前記の化合物(I)が、(S)−14−メチル−ビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オンまたは(R)−14−メチルビシクロ[9.4.0]ペンタデカ−1(11)−エン−12−オン、または前記の立体異性体の光学活性な混合物であり、且つ出発するケトンが3−メチル−1,5−シクペンタデカンジオンであるか、または前記の化合物(I)が15−メチルビシクロ[10.4.0]ヘキサデカ−1(12)−エン−13−オンであり、且つ出発するケトンが3−メチル−1,5−シクロヘキサデカンジオンであるか、または前記の化合物(I)が(R)−13−メチルビシクロ[8.4.0]テトラデカ−1(10)−エン−11−オンまたは(S)−13−メチルビシクロ[8.4.0]テトラデカ−1(10)−エン−11−オンまたは前記の立体異性体の光学活性な混合物であり、且つ出発するケトンが3−メチル−1,5−シクロテトラデカンジオンであるか、または前記の化合物(I)が(R)−15−メチルビシクロ[10.4.0]ヘキサデカ−1(12)−エン−13−オンまたは(S)−15−メチルビシクロ[10.4.0]ヘキサデカ−1(12)−エン−13−オンまたは前記の立体異性体の光学活性な混合物であり、且つ出発するケトンが3−メチル−1,5−シクロヘキサデカンジオンであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 請求項3 光学活性な第一級アミノ酸の前記の塩が式[式中、R3は3〜7個の窒素および/または酸素原子を含むC6〜C11−炭化水素基、または随意に1〜4個のヘテロ原子、例えば酸素、窒素、硫黄、燐、ハロゲンおよび/またはセレンを含むC1〜C6−炭化水素基を表し、且つMは・アルカリ金属のカチオン、またはC4〜C15−第四級アンモニウムを表し、且つnが1である・アルカリ土類金属のカチオンを表し、且つnが2である、・ランタノイドまたは(III)族のカチオンを表し、且つnが3である]の化合物であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 請求項4 前記のMがアルカリ金属のカチオン、Ba2+、C6〜C10の第四級アンモニウム、La3+であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。 請求項5 光学活性な第一級アミノ酸の前記の塩が、式[式中、R3は式(III)内と同一の意味を有し、且つXは・ニトレート、硫酸水素イオン、炭酸水素イオン、ハライド、C0〜C18−スルホネート、C0〜C24−ボレート、C2〜C18−ホスホネートもしくはホスフェートもしくはホスフィネート、またはC1〜C12−モノカルボキシレートを表し、且つ、mが1である;または・スルフェート、カーボネートまたはC2〜C12−ジカルボキシレートを表し、且つmが2である、・または、式HvPO3(3-v)-のアニオンを表し、前記vは0、1または2であり、且つmが1、2または3である]の化合物であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 請求項6 反応系が・光学活性な第一級アミノ酸の少なくとも1つの塩、および・随意に少なくとも1つの光学活性な第一級アミノ酸を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。 請求項7 光学活性な第一級アミノ酸を、光学活性な第一級アミノ酸塩の総濃度に対して0.01〜10モル等量におよぶ総濃度で反応媒体に添加することを特徴とする、請求項6に記載の方法。 請求項8 光学活性な第一級アミノ酸塩を、少なくとも1つの光学活性な第一級アミノ酸とカチオンMまたはアニオンXの適切な塩とを反応させることによってインサイチューで形成することを特徴とする、請求項1に記載の方法。 請求項9 前記の方法を、水除去手段の存在下で実施することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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