专利摘要:
本発明は、Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基であり、Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基であり、Ar2は、フェニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル基であり、R1a、b、cおよびR2a、b、cは、水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキル−シクロアルキル基、−OR5(ヒドロキシもしくはアルコキシ)、ヒドロキシ−アルキル、アルコキシ−アルキル、アルコキシ−アルコキシ、ハロゲンアルキル、−O−ハロゲンアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−CO−ハロゲンアルキル、−COOR5、アルキル−COOR5、−O−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキル−シクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロゲンアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−NR6R7、−SO2−アルキル−O−アルキル−OR5、−CONR6R7、−アルキル−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基であるか、またはR1a、R1b、R1cはそれぞれ、R2a、R2b、R2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、R3は、水素原子またはアルキル基であり、R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ基、−OR5、ヒドロキシ−アルキル、−COOR5、−NR6R7、−CONR6R7、−SO2−アルキルもしくは−SO2−NR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、−CO−NR6−アルキル−OR5であり、R5、R6、およびR7は、水素原子、アルキル、または−アルキルフェニル基であり、R8は、水素原子、−SO2−アルキル基、または式−B−Hetの基であり、式中、Bは不在であるか、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基で任意に置換されているヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルである、式(I)の化合物に関する。本発明はまた、これらの化合物の製造方法、および治療的適用に関する。
公开号:JP2011510919A
申请号:JP2010543545
申请日:2009-01-27
公开日:2011-04-07
发明作者:クレスパン,オリビエ;ナマヌ,クローデイ;ニコライ,エリツク;パケ,フランソワ;パスカル,セシル;フイリツポ,クリストフ;ブニエ,オリビエ;ブラアン,アラン
申请人:サノフイ−アベンテイス;
IPC主号:C07D241-42
专利说明:

[0001] 本発明は、テトラヒドロキノキサリン尿素誘導体、これらの調製、および治療的適用に関する。]
[0002] 本発明による化合物は、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11βHSD1)の活性を調節し、メタボリックシンドロームまたはインスリン非依存性2型糖尿病の場合のように、このような調節が有益である病状の治療に有用である。]
背景技術

[0003] 11βHSD1は、様々な組織および器官、主として肝臓および脂肪組織において、さらには筋肉、骨、膵臓、内皮、眼組織、ならびに中枢神経系の一部において、不活性型グルココルチコイド(ヒトではコルチゾン)の活性型グルココルチコイド(ヒトではコルチゾール)への変換を局所的に触媒する。11βHSD1は、これが発現する組織および器官においてグルココルチコイド作用の調節因子(regulator)として作用する(Tomlinsonら.,Endocrine Reviews,25(5),831−866(2004),Davaniら.,J.Biol.Chem.,275,34841(2000),Moisanら.,Endocrinology,127,1450(1990))。]
[0004] グルココルチコイドおよび11βHSD1の阻害が関与する主な病状を以下に示す。]
[0005] A.肥満、2型糖尿病、およびメタボリックシンドローム
肥満、2型糖尿病、ならびに症状に内臓型肥満、グルコース不耐性、インスリン抵抗性、高血圧、2型糖尿病、および高脂血症を含むメタボリックシンドローム(シンドロームXまたはインスリン抵抗性症候群の名称でも知られる。)(Reaven Ann.Rev.Med.、44、121(1993))における11βHSD1の役割は多数の文献に記載されている。ヒトにおいて、カルベノキソロン(11βHSD1の非特異的阻害剤)による処置は、痩せた志願患者および2型糖尿病患者でインスリン感受性を改善する(Andrewsら.,J.Clin.Endocrinol.Metab.,88,285(2003))。さらに、11βHSD1遺伝子をオフにしたマウスは、ストレスおよび肥満に誘発される高血糖症に耐性であり、糖新生の肝酵素(PEPCKおよびG6P)の誘発の減衰を示し、脂肪組織でインスリン感受性の増大を示す(Kotelevstevら.,Proc.Nat Acad.Sci.,94,14924(1997);Mortonら.,J.Biol.Chem.,276,41293(2001))。さらに、11βHSD1遺伝子を脂肪組織で過剰発現したトランスジェニックマウスは、ヒトのメタボリックシンドロームと類似の表現型を示す(Masuzakiら.,Science,294,2166(2001))。観察された表現型は、血中グルココルチコイドの総量を増大することなく存在するが、脂肪沈着物における活性グルココルチコイドの特異的な増大によって誘発されることに留意されたい。さらに、特異的11βHSD1阻害剤の新規な種類が近年出現した。]
[0006] アリールスルホンアミドチアゾールは、高血糖を示すマウスのインスリン感受性を改善し、血糖値を低減することが示されている(Barfら.,J.Med.Chem.,45,3813(2002))。さらに、最近の研究では、この種の化合物が肥満マウスによる食物摂取および体重増加を低減することが示されている(Wangら.,Diabetologia,49,1333(2006))。]
[0007] トリアゾールは、マウスにおいてメタボリックシンドロームを改善し、アテローム性動脈硬化症の進行を遅らせることが示されている(Hermanowski−Vosatkaら.,J.Exp.Med.,202,517(2005))。]
[0008] A2.糖尿病の細小血管合併症
2型糖尿病患者における慢性合併症の存在は多くの場合、糖尿病の重症度および持続期間に関連する。機能的および構造的細小血管障害は主に、神経障害、網膜症、および腎症など、糖尿病患者で観察されるある種の病状の発症を説明する(Rayman,Diabetes Review 7,261−274,1999;GartnerおよびEigentler,Clin.Nephrol.,70,1−9,2008;ZentおよびPozzi、Sem.Nephrol.,27,161−171,2007;Maleckiら.,EJCI38,925−930,2008)。血糖の慢性的上昇またはグルコース不耐性は、これらの細小血管合併症の主なリスク因子である(Robinson Singletonら.,Diabetes,52,2867−2873,2003;Lachinら.,Diabetes,57,995−1001,2008)。肝臓での糖新生の低下および身体のインスリン感受性の増大によって、血糖の良好なコントロールを可能にすることにより(「肥満、2型糖尿病、およびメタボリックシンドローム」の項参照)、11βHSD1阻害剤は、糖尿病患者で観察される細小血管合併症への進行を防ぐことができる。しかしながら、血糖の厳密なコントロールによっても細小血管合併症の発症を完全に防ぐことはできず、糖尿病および脂質異常症患者のより包括的な治療を可能にする新規な治療法の発見が必要とされる(Girachら.,Int.J.Clin.Pract.,60(11),1471−1483,2006;Taylor,Curr.Diab.Rep.,8(5),345−352,2008)。有利には、Chiodiniらの研究によって(Diabetes Care,30,83−88,2007)、糖尿病患者におけるコルチゾールの分泌は慢性大血管および細小血管合併症の存在に直接関連することが示された。さらに、細小血管反応性および内皮機能は、副腎皮質機能亢進を示すクッシング症候群を罹患している患者で有害な影響を受ける(Praznyら.,Physiol.Rev.,57,13−22,2008)。]
[0009] より具体的には、Bhatiaら(Ann.Ophthalmol.,15,128−130,1983)が、糖尿病患者における高血漿コルチゾール濃度と網膜症との関連を示している。]
[0010] Kohらは、クッシング症候群を罹患している患者の副腎摘出による治療が、副腎皮質機能亢進を逆転し、腎機能を改善することを示した。]
[0011] 多発神経障害の臨床パラメータ(知覚、心臓自律神経障害)は、糖尿病患者のコルチゾール分泌の増加に関連する(Tsigosら.,J.Clin.Endocrinol.Metab.,76,554−558,1993)。]
[0012] これらのすべての要素は、11βHSD1阻害剤によるコルチゾール再生の局所阻害によるコルチゾールの影響力の低減が、糖尿病に関連する微小循環性の障害において(多発神経障害、網膜症、および腎症)有利な役割を有する可能性のあることを示している。]
[0013] B.認知および認知症(cognition and dementia)
軽度の認知障害は、高齢者、ならびに1型および2型糖尿病患者に共通の現象であり、徐々に抑うつまたは認知症をもたらすことがある(Messierら.,Neurobiol.Aging,26,26;Greenwoodら.(2005),Neurobiol.Aging,26,45(2005))。高齢動物および高齢者いずれの場合も、全般的な認知機能の個体差は、グルココルチコイドに対する長期暴露の相違に関連している(Lupienら.,Nat.Neurosci.,1,69(1998))。さらに、脳のいくらかの亜領域のグルココルチコイドに対する慢性的な暴露をもたらすHPA(視床下部−下垂体−副腎)軸の調節不全は、認知機能低下の一因であるとみなされている(McEwenら.,Curr.Opin.Neurobiol.,5,205,1995)。11βHSD1は脳に豊富に存在し、視床下部、前頭皮質、および小脳を含む多数の亜領域で発現する(Sandeepら.,Proc.Natl.Acad.Sci.,101,6734(2004))。11βHSD1欠損マウスは、加齢に関係する、グルココルチコイドに関連する視床下部の機能不全から保護される(Yauら.,Proc.Natl.Acad.Sci.,98,4716,(2001))。さらに、ヒトにおける研究で、カルベノキソロンの投与が高齢者の言語の滑らかさおよび言語の記憶を改善することが示されている(Yauら.,Proc.Natl.Acad.Sci.,98,4716,(2001),Sandeepら.,Proc.Natl.Acad.Sci.,101,6734(2004))。最後に、トリアゾール型の選択的11βHSD1阻害剤の使用は、高齢マウスで記憶の保持を延長することが示されている(Rochaら.,Abstract 231 ACS Meeting,Atlanta,26−30,March 2006)。さらに、糖尿病齧歯動物モデルで、コルチコステロンの濃度が糖尿病によって誘発される認知的病状の発症の一因となることが示されている(Stranhanら.,Nature Neurosc.,11,309(2008))。従って、海馬のコルチゾール再生の低減を可能にする11βHSD1阻害剤は、高齢の糖尿病患者の認知機能において有益な役割を有する可能性がある(Sandeepら.,Proc.Natl.Acad.Sci.,101,6734(2004)。]
[0014] C.眼圧
グルココルチコイドは、眼科臨床の広範な病状に局所的経路または全身経路で用いることができる。これらの治療の特有の合併症は、コルチコステロイドの使用によって誘発される緑内障である。この病状は眼圧の上昇(IOP)を特徴とする。もっとも重症の場合で、さらに未治療の状態では、IOPは視野の部分的喪失、および場合によって完全な失明をもたらすことがある。IOPは房水の生成とこの排液との不均衡によって生じる。房水は、非色素上皮細胞で生成され、排液は小柱網の細胞によって行われる。11βHSD1は非色素上皮細胞に存在し、この機能は明らかにこれらの細胞におけるグルココルチコイドの活性の増幅である(Stokesら.,Invest.Ophthalmol.Vis.Sci.,41,1629(2000))。この考えは、房水のコルチゾンに対して遊離コルチゾールの濃度が高度に過剰である(比率14/1)という観察によって確認される。目における11βHSD1の機能的活性は、健常な志願者でカルベノキソロンの作用を研究することによって評価された。カルベノキソロンで7日間処置した後、IOPは18%低減される(Rauzら.,Invest.Ophtamol.Vis.Sci.,42,2037(2001))。従って、目における11βHSD1の阻害は、グルココルチコイドの局所濃度およびIOPを低減し、緑内障および他の視角障害の治療に有益な影響をもたらすことが予測される。]
[0015] D.高血圧
レプチンおよびアンギオテンシノゲンなどの脂肪細胞に由来する昇圧物質は、肥満に関連する高血圧病状の重要な要素とみなされている(Wajchenbergら.,Endocr.Rev.,21,697(2000))。トランスジェニックaP2−11βHSD1マウスで過剰に分泌されるレプチンは(Masuzakiら.,J.Clinical Invest.,112,83(2003))、動脈圧を調節するものを含めて、交感神経系の様々なネットワークを活性化することができる(Matsuzawaら.,Acad.Sci.,892,146(1999))。さらに、レニン−アンギオテンシン系(RAS)は、動脈圧の変動における決定経路として特定されている。肝臓および脂肪組織で産生されるアンギオテンシノゲンはレニンの重要な基質であり、RASの活性化の原因である。アンギオテンシノゲン血漿濃度は、アンギオテンシンIIおよびアルドステロンと同様に、トランスジェニックaP2−11βHSD1マウスで著しく高く(Masuzakiら.,J.Clinical Invest.,112,83(2003))、これらの要素は動脈圧の上昇をもたらす。低用量のアンギオテンシンII受容体アンタゴニストによるこれらのマウスの治療は、高血圧を排除する(Masuzakiら.,J.Clinical Invest.,112,83(2003))。これらの情報は、脂肪組織および肝臓でのグルココルチコイドの局所活性化の重要性を例示しており、この高血圧がこれらの組織における11βHSD1の活性に起因または悪化され得ることを示唆している。従って、脂肪組織および/または肝臓での11βHSD1の阻害およびグルココルチコイド濃度の低減は、高血圧および関連する心血管病状の治療に有益な役割を有することが予測される。]
[0016] D2.食塩感受性動脈性高血圧
一般集団の約30から50%が食塩に特異的感受性を示すと推定される。多くの証拠が、食塩に対する感受性と動脈性高血圧および心血管リスクとの関係を示唆している(WeinbergerMH,Curr.Opin.Cardiol.,2004,19,353−356)。食塩に感受性である対象は、非感受性対象と比較して、心拍数変動の低下、ならびに精神的ストレス時の動脈圧の上昇およびコルチゾール産生の増加を呈することが示されている(Weber CSら.,Journal of Human Hypertension,2008,22,423−431)。さらに、Liu Yら(Physiol.Genomics,2008,Sept 30)による最近の研究は、Dahl食塩感受性ラットで、shRNAの使用による腎髄質11βHSD1発現の特異的阻害が、動物において塩辛い食餌によってもたらされる平均動脈圧の上昇を非常に著しく低減できることを実証した。これらの要素は、11βHSD1酵素の阻害剤が、この形態の動脈性高血圧に有益な影響を有する可能性が非常に高いことを示唆している。]
[0017] E.骨粗鬆症
骨格の発達および骨機能もグルココルチコイドの作用によって調節される。11βHSD1は、破骨細胞および骨芽細胞に存在する。健常志願者のカルベノキソロンによる処置は、骨形成マーカーの変化なしに骨吸収マーカーの低下を示した(Cooperら.,Bone,27,375(2000))。従って、骨における11βHSD1の阻害およびグルココルチコイド濃度の低減は、骨粗鬆症の治療において防御機序として用いられる可能性がある。]
[0018] F.高活性抗レトロウイルス療法(HAART)関連脂肪異栄養症またはHAL症候群
AIDSに冒されている患者に対する集中的抗レトロウイルス治療の使用はしばしば、クッシング症候群に類似し、腹部脂肪質量の増加、高トリグリセリド血症、およびインスリン抵抗性を伴う脂肪異栄養(HAL)症候群をもたらす。この脂肪異栄養(HAL)は、患者の脂肪組織における11βHSD1の発現の増加に関連することが示されている(Sutinenら.,Diabetologia,47,1668(2004))。従って、脂肪組織でのコルチゾール再生の低減を可能にする11βHSD1阻害剤は、抗レトロウイルス薬によるAIDSの集中治療に関連する脂肪異栄養症(HAL症候群)に罹患した患者において有益な役割を有する可能性がある。]
[0019] G.感染性疾患
結核症などの一部の感染は、免疫反応の障害に関連する(Ellner JJ,J.Lab.Clin.Med.,130,469(1997))。一般にある種のサイトカイン(IL−10、TNFα)の分泌および/またはある種のサイトカインに対する応答の増大を伴うこの顕著な特徴は、少なくとも部分的に免疫細胞のグルココルチコイドへの局所組織暴露に起因すると考えられる。さらに、ヒトまたは動物への合成グルココルチコイドの投与は、ヒトおよび動物に結核の再活性化をもたらす(Haanas OCら.,Eur.J.Respir.Dis.,64,294(1998),Brownら.,Infect.Immun.,63,2243(1995))。同様に、HPA軸の活性化因子である種々のストレスは、結果としてこの感染を再活性化する。これらの特定の事例を別にして、グルココルチコイドの血中濃度およびHPA軸の活性化は、結核に感染している患者で正常であると考えられる(Bakerら.,Am.J.Resp.Crit.Care Med.,162,1641(2000))。他方、気管支肺胞洗浄液中のコルチゾール対コルチゾンのレベルは増大し、グルココルチコイドの活性形態への代謝の調節(特に11βHSD1の活性に依存)を反映すると考えられる。従って、末梢組織および特に肺における11βHSD1の阻害は、感染の安定化およびその後の復帰に有益な効果を生じる可能性がある。]
[0020] H.心肥大および心不全
心血管疾患は、工業国における罹患率および死亡率の主な原因であり、左室肥大(LVH)は、心血管死亡率から独立したリスク因子である(Havranek EP,Am.J.Med.,121,870−875,2008)。遺伝子的原因を別にして、動脈性高血圧、心筋梗塞、または腎不全などの病的状態は、後に慢性心不全に進行する代償性肥大をもたらし得る。11−デヒドロコルチコステロンからコルチコステロンへの変換を可能にする11βHSD1の活性は、新生児ラットの心筋細胞に発現し、心臓でのグルココルチコイドおよびアルドステロンの活性の調節に寄与する(SheppardおよびAutelitano,Endocrinology,143,198−204,2002)。これらの細胞を用いることによって、Listerらは(Cardiovascular Research,70,555−565,2006)、薬剤に誘発された心筋細胞の肥大は酵素11βHSD1の活性の増加を伴うことを示した。同じ研究において、グルココルチコイド受容体の特異的アンタゴニストであるRU−486の使用は、細胞肥大の低減を可能にした。]
[0021] 従って、11βHSD1活性の阻害剤は、心肥大を制限し、それによって心不全への進行を防ぐ可能性がある。]
[0022] I.肝臓疾患
I1.肝臓脂肪症
重度肥満患者(BMI>35kg/m2)の研究では、脂肪症91%および脂肪性肝炎37%の有病率が報告されている(Neuschwander−TetriおよびCaldwell,Hepatology,37,1202−1219,2003)。2型糖尿病は脂肪症に関連する別の主要な要因であり、イタリアで3000人の糖尿病患者のサンプルに関して有病率70%が報告されている(Targherら.,Diabetes Care,30,1212−1218,2007)。さらに、インスリン抵抗性と、肥満とは無関係の肝臓脂肪症との関連が、非アルコール性肝臓脂肪症を罹患している患者で観察されている(Manchesiniら.,Diabetes,50,1844−1850,2001)。肥満患者では、経口投与されたコルチゾンの活性化、コルチゾール代謝産物の尿排泄、または11βHSD1の肝組織発現によって証明されるとおり、11βHSD1の活性が改変されていると考えられる(Tomlinsonら.,Endocrine Rev.,25,831−866,2004;Raskら.,J.Clin.Endocrin.Metab.,86,1418−1421,2001;Stewartら.,J.Clin.Endocrin.Metabol.,84,1022−1027,1999;Valsamakisら.,J.Clin.Endocrinol.Metabol.,89,4755−4761,2004)。脂肪組織または肝臓に11βHSD1を過剰発現するトランスジェニックマウスは、肝臓脂肪症および脂質異常症を発症する(Masuzakiら.,Science,294,2166−2170,2001;Patersonら.,PNAS,101,7088−7093,2004)。ラットにおける11βHSD1阻害は、肝トリグリセリドの分泌の低減ならびに脂肪酸の取り込みおよび組織酸化の増大に続いて空腹時トリグリセリド血症を軽減し、これはトリグリセリドの著しい低減によって肝臓にも反映される(Berthiaumeら.,Am.J.Physiol.Endocrinol.Metab.,293,1045−1052,2007)。従って、インスリン抵抗性およびグルココルチコイドの脂肪効果を低減し、それによって肝臓脂肪症を軽減するために、11βHSD1活性の阻害による活性型グルココルチコイドの局所的低減が想定される。]
[0023] I2.代謝脂肪性肝炎
代謝脂肪性肝炎は、一部のヒトの代謝性肝臓脂肪症の発症の一段階である。代謝脂肪性肝炎に罹患している対象の尿コルチゾール、デキサメタゾン後コルチゾール濃度と、無症状コルチゾール過剰または局所コルチゾール過剰を示唆する肝壊死炎症および線維症の程度の相互関係が報告されている(Targherら.,Clin.Endocrinol.,64,337−341,2006)。従って、11βHSD1活性の阻害によるインスリン抵抗性の全身および局所矯正(小葉中心部)ならびに肝臓脂肪酸の酸化の改善、さらにコルチゾールの線維化促進効果の低減によって、病状発症の改善が予測される。]
[0024] I3.肝再生
肝臓は、特に消化管に由来する感染性または非感染性源の攻撃の場合に、専ら必要とされる高い再生能力を示す。例えば、肝アポトーシスまたは肝壊死は、薬剤性、ウイルス性、アルコール性、代謝性、胆汁鬱滞性、または血管虚血性毒性によって生じ得る。グルココルチコイドは、肝細胞増殖および肝組織再生を阻害する(TsukamotoおよびKojo,Gut,30,387−390,1989;Nagyら.,Hepatology,28,423−429,1998;Tannuriら.,Pediatr.Transplantation,12,73−79,2008)。11βHSD1還元酵素活性の阻害は、この状況において、肝再生に対するコルチゾールの局所的悪影響を低減する可能性があり、これらの阻害剤の血管新生促進効果およびある種の増殖因子に対する有益な作用に適合する。]
[0025] J.慢性皮膚創傷の治癒
慢性創傷の治癒は、治癒の生理的段階を改変し脱同期化する根本的な病的状況によって決まる。糖尿病患者の慢性潰瘍において、11βHSD1阻害剤の潜在的利点は、創傷における内因性コルチコイドの局所的な病理学的役割および病状の進行の状態を考慮して、糖尿病の外的徴候の矯正において同じく認められるべきである。ヒトおよび齧歯動物モデルで、内因性コルチコイドが創傷治癒の有害な変化に直接関与することを示す一定量の証拠が存在する(Goforthら.,J.Foot Surgery,19,199−2002,1980;Dostalら.,Arch.Surg.,125,636−640,1990;Bitard,Am.J.Pathology,152,547−554,1998)。コルチゾールの局所産生は、ヒトおよび齧歯動物において内皮、線維芽細胞、または皮膚領域の11βHSD1還元酵素活性の存在によって予測される(Gongら.,Steroids,73,1187−1196,2008;Hammamiら.,J.Clin.Endocrinol.Metabol.,73,326−334,1991;Cooperら.,ENDO2003;Teelucksinghら.,Lancet,335,1060−1063,1990)。コルチゾールおよび他のグルココルチコイドは、様々な段階で多くの機序によって皮膚潰瘍の治癒を阻害する。細小循環血管運動機能(vasomotricity)の有害な変化、特にプロスタグランジン、ロイコトリエン、サイトカイン、例えばTNFαの合成、およびIL−1β、IL−4などの産生、およびIFNγのシグナリングに関する炎症期の阻害、感染の増加、細胞運動性およびケラチノサイト増殖の低減、VEGFなどの血管新生促進因子の発現の低減、線維芽細胞およびこれらの筋線維芽細胞への変換によるコラーゲン産生に必須であるTGFβ1および2の発現の抑制、MMP1、2、9、および10の発現ならびにTIMPの誘導の抑制、それによる再形成の遮断、表皮最終分化を促進するが、分化の初期段階を阻害、その結果としての表皮の弱化である(Bitard,Am.J.Pathology,152,547−554,1998;Beerら.,Vitam.Horm.,59,217−239,2000;RosenおよびMiner,Endocrine Review,26,452−464,2005;Stojadinovicら.,J.Biol.Chem.282,4021−4034,2007)。反対に、予期されるとおり、血管拡張、ならびに血管新生促進および抗感染作用を誘発するため(相当する項を参照)、ならびに一部の炎症性状態では、TGFβなどの増殖因子の増加および過剰発現を生じるための、11βHSD1還元酵素活性の阻害が記載されている(Zhangら.,J.Immunology,179,6325−6335,2007)。従って、11HSD1阻害剤は、このように作用することによって、慢性皮膚創傷の治癒の向上を可能にするはずである。]
先行技術

[0026] Tomlinsonら.,Endocrine Reviews,25(5),831−866(2004)
Davaniら.,J.Biol.Chem.,275,34841(2000)
Moisanら.,Endocrinology,127,1450(1990)
Reaven Ann.Rev.Med.、44、121(1993)
Andrewsら.,J.Clin.Endocrinol.Metab.,88,285(2003)
Kotelevstevら.,Proc.Nat Acad.Sci.,94,14924(1997)
Mortonら.,J.Biol.Chem.,276,41293(2001)
Masuzakiら.,Science,294,2166−2170(2001)
Barfら.,J.Med.Chem.,45,3813(2002)
Wangら.,Diabetologia,49,1333(2006)
Hermanowski−Vosatkaら.,J.Exp.Med.,202,517(2005)
Rayman,Diabetes Review 7,261−274,1999
GartnerおよびEigentler,Clin.Nephrol.,70,1−9,2008
ZentおよびPozzi、Sem.Nephrol.,27,161−171,2007
Maleckiら.,EJCI38,925−930,2008
Robinson Singletonら.,Diabetes,52,2867−2873,2003
Lachinら.,Diabetes,57,995−1001,2008
Girachら.,Int.J.Clin.Pract.,60(11),1471−1483,2006
Taylor,Curr.Diab.Rep.,8(5),345−352,2008
Chiodiniら、Diabetes Care,30,83−88,2007
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発明が解決しようとする課題

[0027] 11βHSD1の活性を調節する、アダマンタン核を有するテトラヒドロキノキサリン尿素誘導体がここに見出された。]
課題を解決するための手段

[0028] 本発明の主題は、式(I)に相当する化合物であり、]
[0029] 式中、
Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、
Ar2は、フェニル基、ヘテロアリール基、またはヘテロシクロアルキル基を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−CO−ハロアルキル、−COOR5、−アルキル−COOR5、−O−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−NR6R7、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、−アルキル−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−NR6R7、−CONR6R7、−SO2−アルキル、−SO2−NR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、またはアルキルフェニル基を表わし、
R8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されているヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルを表わす。]
[0030] 式(I)の化合物は、1つ以上の不斉炭素原子を含むことができる。従って、式(I)の化合物は、エナンチオマーまたはジアステレオマーの形態で存在できる。これらのエナンチオマーまたはジアステレオマー、およびラセミ混合物を含むこれらの混合物は本発明に含まれる。]
[0031] 式(I)の化合物は、塩基もしくは酸の形態で存在することができ、または酸もしくは塩基、特に医薬的に許容される酸もしくは塩基で塩化されることができる。このような付加塩は本発明に含まれる。これらの塩は、有利には医薬的に許容される酸または塩基で調製されるが、例えば式(I)の化合物の精製または単離に用いる、他の酸または塩基の塩も本発明に含まれる。]
[0032] 式(I)の化合物はまた、水和物または溶媒和物の形態、即ち1つ以上の溶媒分子との化合または会合形態で存在することもできる。このような溶媒和物も本発明に含まれる。]
[0033] 本発明の文脈において、本文に別段の記載のないかぎり、以下のとおりである。]
[0034] ハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味すると理解される。]
[0035] アルキル基は、1から5個の炭素原子を含む、飽和直鎖または分岐脂肪族基を意味すると理解される。例として、メチル、エチル、プロピル、メチルプロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、またはペンチル基を挙げることができる。]
[0036] シクロアルキル基は、3から6個の炭素原子を含む環式アルキル基を意味すると理解される。例として、シクロプロピル、シクロブチル、またはシクロペンチル基を挙げることができる。]
[0037] アルコキシ基は、式−O−アルキル(式中、アルキル基は上に定義されたとおりである。)の基を意味するものと理解される。]
[0038] ヒドロキシアルキル基は、式−アルキル−OH(式中、アルキル基は上に定義されたとおりである。)の基を意味すると理解される。]
[0039] アルコキシアルキル基は、式−アルキル−O−アルキル(式中、同一であるかまたは異なるアルキル基は上に定義されたとおりである。)の基を意味すると理解される。例として、−(CH2)2−O−CH3、−(CH2)3−O−CH3、または−CH−(CH2−O−CH3)2を挙げることができる。]
[0040] アルコキシアルコキシ基は、式−O−アルキル−O−アルキル(式中、同一であるかまたは異なるアルキル基は上に定義されたとおりである。)の基を意味すると理解される。]
[0041] ハロアルキル基は、上に定義された1から5個のハロゲン原子で置換されている、上に定義されたアルキル基を意味すると理解される。例として、トリフルオロメチル基を挙げる。]
[0042] ヘテロアリール基は、窒素、酸素、または硫黄などの1から3個のヘテロ原子を含む、5から9個の原子を含む芳香族基を意味すると理解される。特にピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、またはチアゾリル基を挙げることができる。]
[0043] ヘテロシクロアルキルは、この1または2個の原子が酸素、窒素、もしくは硫黄などのヘテロ原子である、4から9個の原子を含む架橋されていてもよい単環式もしくは二環式アルキル基、または部分不飽和であってもよいものを意味すると理解される。特にピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ホモピペラジニル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクチル、チオモルホリニル、チオモルホリニル1,1−ジオキシド、オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、または2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル基を挙げることができる。]
[0044] カルボニル官能基は、COによって表わすことができる。]
[0045] 本発明の文脈において、R1a、b、cは、R1a、R1b、およびR1c基を示し、R2a、b、cは、R2a、R2b、およびR2c基を示す。Ar2がヘテロシクロアルキル基を表わすとき、R1c、R2c、およびR8基は、前記ヘテロシクロアルキルの同じ原子を含む(例えば、硫黄原子が含まれるとき)、炭素原子またはヘテロ原子(例えば、窒素原子)である前記複素環の任意の原子に保持されていることができる。]
[0046] 本発明による式(I)の化合物のなかで、
Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、
Ar2は、フェニル基、ヘテロアリール基、またはヘテロシクロアルキル基を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、−OR5、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−ハロアルキル、−COOR5、−アルキル−COOR5、−O−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−NR6R7、−CONR6R7、−アルキル−CONR6R7、または−O−アルキル−NR6R7基を表わし、
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−NR6R7、−CONR6R7、−SO2−アルキル、もしくは−SO2−NR6R7基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子またはアルキル基を表わし、
R8は、水素原子、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−基を表わすことができ、Hetは、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されているヘテロシクロアルキルを表わす、化合物の下位群を挙げることができる。]
[0047] 本発明による式(I)の化合物のなかで、
Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、
Ar2は、フェニル基、ヘテロアリール基、またはヘテロシクロアルキル基を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−CO−ハロアルキル、−COOR5、−アルキル−COOR5、−O−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−NR6R7、−SO2−アルキル−O−アルキル−OR5、−CONR6R7、−アルキル−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−NR6R7、−CONR6R7、−SO2−アルキル、−SO2−NR6R7、−NR6−COOR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、
R8は、水素原子、−SO2−アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されているヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルを表わす、化合物の下位群を挙げることができる。]
[0048] 本発明による式(I)の化合物のなかで、
Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、
Ar2は、フェニル基、ヘテロアリール基、またはヘテロシクロアルキル基を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルキル、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、
R8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されているヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルを表わす、化合物の下位群を挙げることができる。]
[0049] 本発明による式(I)の化合物のなかで、
Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、および/または
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、および/または
Ar2は、フェニル基、ヘテロアリール基、またはヘテロシクロアルキル基を表わし、および/または
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルキル、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、および/または
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、および/または
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、および/または
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、および/または
R8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されているヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルを表わす、化合物の下位群を挙げることができる。]
[0050] 本発明による式(I)の化合物のなかで、Aが結合を表わす化合物の下位群を挙げることができる。]
[0051] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、Ar1がフェニル基を表わすものである。]
[0052] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、Ar1がヘテロアリール基を表わすものである。有利には、Ar1は、ピリジニル、ピリミジニル、またはチアゾリル基を表わす。]
[0053] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、Ar1が、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、またはチアゾリル基を表わすものである。有利には、Ar1は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、またはチアゾリル基を表わす。]
[0054] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、Ar2がフェニル基を表わすものである。]
[0055] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、Ar2がヘテロアリール基を表わすものである。]
[0056] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、Ar2がヘテロシクロアルキル基を表わすものである。]
[0057] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、Ar2が、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクチル、モルホリニル、チオモルホリニル、オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、または2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル基を表わすものである。有利には、Ar2は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピペリジニル、またはピペラジニル基を表わす。]
[0058] Ar1がフェニル基または6員ヘテロアリールを表わす本発明による式(I)の化合物のなかで、A−Ar2とAr1核の結合が、Ar1とこれが結合しているテトラヒドロキノキサリン核の窒素原子との結合に対してパラ位であるものを挙げることができる。]
[0059] Ar2がヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル基を表わす本発明による式(I)の化合物のなかで、ヘテロ原子を介して基Aに結合しているものを挙げることができる。]
[0060] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、R1a、R2a、R1b、およびR2bが、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキルもしくはアルコキシ基を表わすものである。有利には、R1aおよびR2aは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素またはハロゲン原子を表わし、R1bおよびR2bはそれぞれ水素原子を表わす。]
[0061] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、R1cおよびR2cが、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、アルコキシ、−SO2−アルキル、もしくは−SO2−シクロアルキル基を表わすものである。]
[0062] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、R3が水素原子を表わすものである。]
[0063] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、R4が、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、−COOR5、もしくは−CONH2基を表わすものである。]
[0064] 本発明による式(I)の化合物の別の下位群は、R8が、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されているものである。]
[0065] さらに、Bは不在であることができ、Het基は、Ar2がヘテロシクロアルキル基を表わすとき、Ar2核のスピロ位に存在することができる。]
[0066] 上に定義した下位群も、個別にまたは組み合わせとして、本発明に含まれる。]
[0067] Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、
Ar1は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、またはチアゾリル基を表わし、
Ar2は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクチル、モルホリニル、チオモルホリニル、オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、または2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル基を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、
R8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されている、本発明による式(I)の化合物の下位群を特に挙げることができる。]
[0068] Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、
Ar2は、フェニル基を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、
R8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されている、本発明による式(I)の化合物の下位群も挙げることができる。]
[0069] Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、
Ar2は、ヘテロアリール基(ピリジニルまたはピリミジニル基など)を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、
R8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されている、本発明による式(I)の化合物の下位群も挙げることができる。]
[0070] Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、
Ar2は、ヘテロシクロアルキル基(ピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクチル、モルホリニル、チオモルホリニル、オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、または2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル基など)を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、
R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、
R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、
R8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、Hetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されている、本発明による式(I)の化合物の下位群も挙げることができる。]
[0071] 最後に、
Aは、結合を表わし、
Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、
Ar2は、ヘテロシクロアルキル基を表わし、
R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、−O−アルキル−O−を表わし、
R3は、水素原子を表わし、
R4は、OHまたは−CONH2基を表わし、
R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、
R8は、水素原子を表わす、本発明による式(I)の化合物の下位群を挙げることができる。]
[0072] 本発明の主題である式(I)の化合物のなかで、以下の化合物を特に挙げることができる。]
[0073] 4−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、
4−{4−[1−(テトラヒドロピラン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、
4−[4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、
4−{4−[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、
4−[4−(4−メトキシピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、
4−{4−[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]チアゾール−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、
4−[5−(4−メトキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、
4−[5−(4−メトキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
4−({4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボニル}アミノ)アダマンタン−1−カルボン酸のメチルエステル
4−({4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボニル}アミノ)アダマンタン−1−カルボン酸、
4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(ピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(1−(メタンスルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−ヒドロキシ−1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[2−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジミン−5−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジミン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル、
トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−(ヒドロキシメチル)アダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(5−フルオロピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−(モルホリン−4−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(1,1−ジオキソ−1−λ6−チオモルホリン−4−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(5−イソプロポキシピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[5−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[6−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[2−(1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−5−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(5−イソプロポキシピリジン−2−イル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(プロパン−2−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(4−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル、
トランス−4−{4−[4−(ピペリジン−4−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−フルオロアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(シクロブタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(プロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(ブタン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(モルホリン−4−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(トリフルオロメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−メタンスルホニル−3,3−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−((3R,5S)−4−メタンスルホニル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)酢酸、
トランス−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)酢酸エチルエステル、
トランス−4−[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−メタンスルホニル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−2−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロピオン酸エチルエステル、
トランス−3−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)プロピオン酸メチルエステル、
トランス−4−[4−(5−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−(モルホリン−4−イル)エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[6−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリダジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)(メチル)アミド、
トランス−4−[4−(4−メタンスルホニル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−(ジエチルアミノ)エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−メトキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−メトキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−イソプロポキシピペリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−6−クロロ−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(5−(メタンスルホニル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−アミノエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−(モルホリン−4−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[5−(2−アミノエトキシ)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(8−メタンスルホニル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(8−メタンスルホニル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−3−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)プロピオン酸、
トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸[5−(2−ヒドロキシエチルカルバモイル)アダマンタン−2−イル]アミド、
トランス−4−[4−(5−イソブトキシピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(5−(sec−ブトキシ)ピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(5−イソプロポキシピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−[4−({4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボニル}アミノ)アダマンタン−1−イル]カルバミン酸メチルエステル、
トランス−4−[5−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(プロパン−2−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(ピリジン−4−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−メトキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−アミノエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−(ジエチルアミノ)エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(ピペリジン−4−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(プロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−メチルプロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[6−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−アミノアセチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(5−(ヒドロキシメチル)ピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(シクロペンタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−イソプロポキシピペリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(トリフルオロメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[6−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(シクロブタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(1−エチルプロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−メチルプロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−{4−[2−(2−メトキシエトキシ)エタンスルホニル]ピペラジン−1−イル}フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−イソプロポキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
4−[5−(4−(シクロプロピルメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(テトラヒドロピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−メトキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(7−メタンスルホニル−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナ−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2,2−ジメチルプロピル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−メトキシ−1−(メトキシメチル)エチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(3−メトキシプロピル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(3−メチルブチリル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−(アセチルアミノ)アダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−メトキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2,2−ジメチルプロピオニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4,4−ジフルオロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−(ピロリジン−1−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(5−シクロプロパンスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{6−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−ピリジン−3−イル}ピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル、
トランス−4−{4−[4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−2−(4−{4−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−フェニル}ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロピオン酸、
トランス−4−(4−(t−ブチル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−(ピロリジン−1−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)−6−メチルピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4,4−ジフルオロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{4−[4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(プロパン−2−スルホニル)ピペラジン−1−イル]−ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(5−(モルホリン−4−イル)−ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)−4−メチルピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(4−(t−ブチル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−イソブチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−(ヒドロキシメチル)アダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−6,7−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2,2−ジメチルプロピオニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−シアノアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(1−(t−ブチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−{6’−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−4−イル}−酢酸メチルエステル、
トランス−6’−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−4−カルボン酸エチルエステル、
トランス−4−[5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−(1’−(t−ブチル)−1’,2’,3’,4’,5’,6’−ヘキサヒドロ−3,4’−ビピリジニル−6−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−{6’−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−4−イル}酢酸、
トランス−6’−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−4−カルボン酸、
トランス−2−(4−{6−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−ピリジン−3−イル}−ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロピオン酸エチルエステル、
トランス−4−(4,4−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2,2−ジフルオロシクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(ジフルオロメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−(メタンスルホニル)エチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(1−エチルプロピル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(テトラヒドロピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−{5−[4−(2−フルオロ−1,1−ジメチルエチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、
トランス−4−[5−(4−(トリフルオロメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド。]
[0074] 上記の化合物は、AutoNomソフトウェア(Beilstein Information System)によってIUPAC命名法で命名されたことに留意されたい。]
[0075] 以下において、用語「保護基」(PG)は、一方で、合成中にヒドロキシルまたはアミンなどの反応性官能基の保護を可能にし、他方で、合成終了時に反応性官能基をそのまま再生することを可能にする基を意味するものと理解される。保護基の例、ならびに保護および脱保護の方法は、「Protective Groups in Organic Synthesis」,Greenら.,第3版(John Wiley&Sons Inc.,New York)に記載されている。]
[0076] 以下において、用語「脱離基」(Lg、E、J、V、X、Z)は、電子対の離脱によるヘテロリシス結合の開裂によって分子から容易に分離され得る基を意味するものと理解される。従って、この基は、例えば置換反応中に容易に別の基と置き換えられ得る。このような脱離基は、例えば、メシル、トシル、トリフラート、アセチル、パラ−ニトロフェニルなどのハロゲンまたは活性化ヒドロキシル基である。脱離基の例およびこれらの調製方法は、「Advances in Organic Chemistry」,J.March,第3版,Wiley Interscience,310から316頁に記載されている。]
[0077] 本発明によれば、一般式(I)の化合物を下記の方法に従って調製できる。]
[0078] スキーム1(方法1)]
[0079] スキーム1では、周囲温度から80℃まで様々な温度で、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフランなどの溶媒中、トリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンなどの塩基の存在下、式(II)の中間体と、2つの脱離基Lg(例えば、塩素原子、トリクロロメトキシ基、パラ−ニトロフェニル基、またはイミダゾールもしくはメチルイミダゾリウム基)を示す式(III)のカルボニルとの反応によって、式(IV)の化合物を調製できる。その後、周囲温度から100℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、または水などの溶媒中、トリエチルアミンまたは炭酸カリウムなどの塩基の存在下または不在下、活性化誘導体(IV)とアミン(V)とのカップリングによって、式(I)の化合物が得られる。]
[0080] 一部の例では、R1またはR2がアルコールまたは第1級もしくは第2級アミンであるとき、または化合物(I)においてAr1またはAr2が第2級アミン官能基を示す場合、上記の官能基が保護基の存在によって(例えば、アミンでは、Boc、Bn、もしくはCBz基、アルコールでは、Bn基、または酸では、エステル基)非反応性となる誘導体(II)を用いて方法1を行う必要がある。最後に、所望の官能基を得るために、当業者に知られている条件下で脱保護反応を行う必要がある。]
[0081] 一般式(V)の複素環は市販され入手可能であるか、または文献に記載の方法で調製できる(例えば、WO2007/077949、US2005/0215784 A1、US2005/0245745 A1、Journal of Organic Chemistry(2005),70(20),7919−7924)。]
[0082] スキーム2は、式(II)の化合物の合成を詳細に説明する。]
[0083] スキーム2]
[0084] スキーム2では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、トルエン、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸カリウム、フッ化カリウム、カリウムt−ブトキシド、またはリン酸カリウムなどの塩基の存在下、トリ(t−ブチル)ホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属触媒の存在下、式(VI)のモノ保護テトラヒドロキノキサリンと、脱離基X(例えば、ハロゲン、またはトシラート、トリフラート、もしくはノナフラート基)を示す誘導体(VII)とのカップリングによって、式(VIII)の化合物を調製できる。当業者に知られている方法から選択された方法により、式(VIII)の化合物のアミン官能基を保護することによってアミン(II)が得られる。これらの方法は、特に−10から100℃まで様々な温度で、Boc基による保護の場合には、ジクロロメタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、またはジエチルエーテル中、トリフルオロ酢酸または塩酸を使用すること、Fmoc基の場合には、ピペリジンを使用することを含む。]
[0085] 一般式(VI)の複素環は市販され入手可能であるか、または文献に記載の方法で調製できる(例えば、「Comprehensive Heterocyclic Chemistry」,Katritzkyら.,第2版(Pergamon Press);Krchnak,V.ら.,Tet.Lett(2001),42,2443−2446;Eary,C.T.ら.Tet.Lett.(2006),47,6899−6902;Savrides,E.M.ら.,J.Het.Chem.(2005),42,1031−1034;De Selms,R.C.ら.,J.Het.Chem.(1974),11(4),595−7)。]
[0086] 一般式(VII)の化合物は市販され入手可能であるか、または文献に記載の方法で調製できる(例えば、Z.Suiら.,Bioorg.Med.Chem.Lett.(2003),13,761−765;Chopa,A.B.ら.,J.Organomet.Chem.(2005),690(17),3865−3877;Duggeli,M.ら.,Org.Biomol.Chem.(2003),1(11),1894−1899;Gros,P.ら.,J.Org.Chem(2003),68(5),2028−2029;Bouillon,A.ら.,Tet.(2002),58(14),2885−2890;Balle,T.ら.,J.Med.Chem.(2006),49(11),3159−3171;M.A.Ismailら.,J.Med.Chem.(2006),49(17),5324−5332;Gu,Y.G.ら.,J.Med.Chem.(2006),49(13),3770−3773;Serafin,B.ら.,Eur.J.Med.Chem.(1977),12(4),325−31;Schmidt,H.W.ら.,J.Het.Chem.(1987),24(5),1305−7;Walsh,D.A.ら.,J.Med.Chem.(1990),33(7),2028−32;WO2005/042521;EP0277725)。]
[0087] スキーム3は、Ar1がピリジン核(Y=CH)またはピリミジン核(Y=N)を表わす式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(IX)の化合物と称する。]
[0088] スキーム3]
[0089] スキーム3では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、N−メチルピロリジノン、ジメチルスルホキシド、またはジメチルホルムアミドなどの溶媒中、ヘキサメチルジシラザンのリチウム塩または水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、式(VI)のモノ保護テトラヒドロキノキサリンと、脱離基Z(例えば、ハロゲンまたはアルキルスルホニル基)を示す誘導体(X)との求核芳香族置換反応によって、式(IX)の化合物を調製できる。]
[0090] スキーム4は、Ar1がフェニル核を表わし、Aが結合を表わす式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XI)の化合物と称する。]
[0091] スキーム4]
[0092] スキーム4では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、トルエン、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸カリウム、炭酸セシウム、フッ化カリウム、カリウムt−ブトキシド、またはリン酸カリウムなどの塩基の存在下、トリ(t−ブチル)ホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属触媒の存在下、式(VI)のモノ保護テトラヒドロキノキサリンと、脱離基E(例えば、ハロゲン、トリフラート、またはノナフラート)を示す誘導体(XII)とのカップリング反応によって、式(XIII)の化合物を調製できる。その後、−78℃から100℃まで様々な温度で、ジクロロメタン、クロロホルム、トルエン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、またはアセトニトリルなどの溶媒または溶媒混合物中、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、または炭酸カリウムなどの塩基または塩基混合物の存在下、スルホン酸無水物(Lg=OSO2W)、スルホン酸フッ化物(Lg=F)、またはスルホン酸塩化物(Lg=Cl)など、Lgが、例えばトシラート、トリフラート、またはノナフラート基を表わすスルホン酸誘導体(XIV)の作用によって、フェノール官能基をスルホン酸エステル(XV)に変換する。最後に、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸カリウムまたはフッ化カリウムなどの塩基の存在下、トリシクロヘキシルホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属実体の存在下、誘導体(XV)と、有機金属誘導体D(例えば、ホウ素誘導体、スズ誘導体、または有機亜鉛化合物)を示す化合物(XVI)とのカップリング反応によって、誘導体(XI)を得ることができる。]
[0093] スキーム5は、式(XI)の化合物の別の合成を示す。]
[0094] スキーム5]
[0095] スキーム5では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジクロロメタン、ジオキサン、またはジメチルスルホキシドなどの溶媒または溶媒混合物中、酢酸カリウムおよび塩化リチウムなどの塩基の存在下、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)などのパラジウム錯体の存在下、ビス(ピナコラト)ジボロンとの反応により、化合物(XV)のスルホン酸エステル官能基をボロン酸エステル誘導体(XVII)に変換することによって、式(XVII)の化合物を調製できる。第2段階では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、またはフッ化カリウムなどの塩基の存在下、トリシクロヘキシルホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属触媒の存在下、誘導体(XVII)と、脱離基V(例えば、ハロゲン、トリフラート、またはノナフラート)を示す化合物(XVIII)とのカップリング反応によって、誘導体(XI)を得ることができる。]
[0096] スキーム6は、Ar1がピリジン核(2つのY原子の1つのみが窒素であり、他方が炭素である。)を表わし、Aが結合を表わす式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XIX)の化合物と称する。]
[0097] スキーム6]
[0098] スキーム6では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、N−メチルピロリジノンまたはジメチルホルムアミドなどの溶媒中、カリウムt−ブトキシドまたは水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、式(VI)のモノ保護テトラヒドロキノキサリンと、脱離基X(例えば、フッ素原子)および脱離基J(例えば、臭素原子)を示す誘導体(XX)との求核芳香族置換反応によって、式(XXI)の化合物を調製できる。最後に、周囲温度から100℃まで様々な温度で、トルエン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸カリウム、炭酸セシウム、三リン酸カリウム(potassium triphosphate)、またはフッ化カリウムなどの塩基の存在下、トリシクロヘキシルホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属触媒の存在下、誘導体(XXI)と、有機金属基D(例えば、ホウ素誘導体、スズ誘導体、または有機亜鉛化合物)を示す化合物(XVI)とのカップリング反応によって誘導体(XIX)を得ることができる。]
[0099] スキーム7は、Aが酸素原子または−O−CH2−基である式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XXII)の化合物と称する。]
[0100] スキーム7]
[0101] スキーム7では、周囲温度から150℃まで様々な温度で、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、カリウムt−ブトキシド、水素化ナトリウム、または炭酸カリウムなどの塩基の存在下、式(XIII)のキノキサリンと、脱離基E(例えば、ハロゲン)を示す誘導体(XXIII)との求核芳香族または脂肪族置換反応によって、式(XXII)の化合物を調製できる。一部の例では、反応中、保護基PGを求核置換と同時に除去できる(特にPGがBoc基である場合)。]
[0102] スキーム8は、Aが結合であり、Ar1がフェニル基であり、Ar2がピペリジニル基である式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XXVIII)の化合物と称する。]
[0103] スキーム8]
[0104] スキーム8では、誘導体(XXX)を得るために、周囲温度から80℃まで様々な温度で、メタノール、エタノール、または酢酸エチルなどの溶媒または溶媒混合物中、パラジウム誘導体(例えば、10%Pd炭素、またはPd(OAc)2)などの有機金属触媒の存在下、1,2,3,6−テトラヒドロピペリジンのアミン官能基がベンジルまたはベンジルオキシカルボニル型の保護基PG2で保護されている(PG基はFmoc基またはBoc基である)式(XXIX)の化合物を、二重結合の水素化反応および保護基PG2の水素化分解に供することができる。最終段階では、種々の方法に従って、化合物(XXVIII)を調製できる。化合物(XXXI)は、カルボン酸誘導体であることができ、そのとき誘導体(XXVIII)は、ジオキサン、ジクロロメタン、またはアセトニトリルなどの溶媒または溶媒混合物中、有機塩基として、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンを用い、カップリング剤として、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、またはブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスファートを用いる通常のペプチドカップリング条件下、(XXX)と(XXXI)との反応によって得ることができる。化合物(XXXI)は、酸塩化物、臭化物、もしくはフッ化物、イソシアナート、塩化カルバモイル、あるいは塩化スルホン酸などの酸誘導体であることができ、そのとき誘導体(XXVIII)は、0℃から160℃まで様々な温度で、溶媒を用いずに、またはジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、もしくはジメチルホルムアミドなどの溶媒もしくは溶媒混合物中、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、またはピリジンなどの塩基の存在下、(XXX)と(XXXI)との反応によって得ることができる。化合物(XXXI)は、ケトンであることもでき、そのとき誘導体(XXVIII)は、−10℃から30℃の温度で、ジクロロエタン、ジクロロメタン、酢酸、またはメタノールなどの溶媒中、ブレンステッド酸(塩酸など)またはルイス酸(チタンテトライソプロポキシドなど)の存在下または不在下、水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、またはシアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を用いる(XXX)と(XXXI)との還元的アミノ化反応によって得ることができる。]
[0105] スキーム9は、Aが結合であり、Ar1がチアゾリル基であり、Ar2が−CONR6R7基で置換されたフェニル基である式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XXXII)の化合物と称する。]
[0106] スキーム9]
[0107] スキーム9では、特許出願WO2005/007601に記載の方法によって、式(XXXIII)の化合物を調製できる。周囲温度から80℃の温度で、エタノール、アセトン、またはテトラヒドロフランなどの溶媒中、チオ尿素誘導体(XXXIII)とα−ブロモケトン誘導体(XXXIV)の縮合によって、通常の方法で(Koti,R.S.ら.,Synthetic Communications(2007),37(1),99−105;Duggineni,S.ら.,Tetrahedron(2006),62(14),3228−3241;Balavoine,F.ら.,Bioorganic&Medicinal Chemistry Letters(2007),17(3),3754−3759参照)、チアゾール誘導体(XXXV)を得ることができる。最後に、ジオキサン、ジクロロメタン、またはアセトニトリルなどの溶媒または溶媒混合物中、有機塩基として、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンを用い、ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下または不在下、カップリング剤として、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、またはブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスファートを用いて、通常のペプチドカップリング条件下、(XXXV)と(XXXVI)との反応によって、誘導体(XXXII)を得ることができる。]
[0108] スキーム10は、Aが結合を表わす式(I)の化合物の別の合成を詳細に説明する。
スキーム10(方法2)]
[0109] スキーム10では、当業者に知られている方法から選択された方法で、式(XXIV)の化合物のアミン官能基を脱保護することによって、脱離基V(例えば、ハロゲン、トリフラート、またはノナフラート)を示すアミン(XXV)を得る。これらの方法は、特に、−10から100℃まで様々な温度で、Boc基による保護の場合には、ジクロロメタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、またはジエチルエーテル中、トリフルオロ酢酸または塩酸を使用すること、Fmoc基の場合には、ピペリジンを使用することを含む。次の段階では、周囲温度から80℃まで様々な温度で、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフランなどの溶媒中、トリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンなどの塩基の存在下、式(XXV)の中間体と、2つの脱離基Lg(例えば、塩素原子、またはトリクロロメトキシ、パラ−ニトロフェニル、イミダゾール、もしくはメチルイミダゾリウム基から選択)を示す式(III)のカルボニルとの反応によって、式(XXVI)の化合物を調製できる。その後、周囲温度から100℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、または水などの溶媒中、トリエチルアミンまたは炭酸カリウムなどの塩基の存在下または不在下、活性化誘導体(XXVI)とアミン(V)とのカップリングによって、式(XXVII)の化合物が得られる。最後に、熱的加熱またはマイクロ波加熱下、周囲温度から100℃まで様々な温度で、トルエン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸カリウム、炭酸セシウム、三リン酸カリウム、またはフッ化カリウムなどの塩基の存在下、トリシクロヘキシルホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体(例えば、2’−(ジメチルアミノ)−2−ビフェニリルパラジウム(II)クロリドジノルボルニルホスフィン)などの有機金属触媒の存在下、誘導体(XXVII)と、有機金属基D(例えば、ホウ素誘導体、スズ誘導体、または有機亜鉛化合物)を示す化合物(XVI)とのカップリング反応によって化合物(I)を得ることができる。]
[0110] スキーム11は、R4がアミド官能基を表わす式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XXXVII)の化合物と称する。]
[0111] スキーム11(方法3)]
[0112] スキーム11では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、アルコール、水、またはテトラヒドロフランなどの溶媒または溶媒混合物中、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、または水酸化リチウムを用い、化合物(XXXVIII)のエステル官能基を鹸化して、酸官能基を得て、酸(XXXIX)を生じる。最終段階では、ジオキサン、ジクロロメタン、またはアセトニトリルなどの溶媒または溶媒混合物中、有機塩基として、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンを用い、ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下または不在下、カップリング剤として、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、またはブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスファートを用いて、通常のペプチドカップリング条件下、式(XXXIX)の酸中間体とアミン(XXXVI)との縮合によって、化合物(XXXVII)を調製できる。]
[0113] スキーム12は、式(I)の化合物の別の合成を詳細に説明する。]
[0114] スキーム12(方法4)]
[0115] スキーム12では、周囲温度から80℃まで様々な温度で、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフランなどの溶媒中、トリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンなどの塩基の存在下、式(VI)の中間体と、2つの脱離基Lg(例えば、塩素原子、またはトリクロロメトキシ、パラ−ニトロフェニル、イミダゾール、もしくはメチルイミダゾリウム基から選択)を示す式(III)のカルボニルとの反応によって、式(XL)の化合物を調製できる。その後、周囲温度から100℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、または水などの溶媒中、トリエチルアミンまたは炭酸カリウムなどの塩基の存在下または不在下、活性化誘導体(XL)とアミン(V)とのカップリングによって、式(XLI)の化合物が得られる。その後、当業者に知られている方法から選択された方法によって式(XLI)の化合物のアミン官能基を脱保護して、アミン(LXII)を得る。これらの方法は、特に、−10から100℃まで様々な温度で、Boc基による保護の場合には、ジクロロメタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、またはジエチルエーテル中、トリフルオロ酢酸または塩酸を使用すること、およびFmoc基の場合には、ピペリジンを使用することを含む。最後に、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、トルエン、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸カリウム、フッ化カリウム、カリウムt−ブトキシド、またはリン酸カリウムなどの塩基の存在下、トリ(t−ブチル)ホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属触媒の存在下、誘導体(XLII)と、脱離基X(例えば、ハロゲン、またはトシラート、トリフラート、もしくはノナフラート基)を示す誘導体(VII)とのカップリングによって、化合物(I)を得ることができる。]
[0116] スキーム13は、Ar1がピリジン核(2つのY基の1つが窒素であり、他方が炭素である。)またはピリミジン核(Y基の両方が窒素である。)を表わし、Aが結合を表わす式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XLIII)の化合物と称する。]
[0117] スキーム13]
[0118] スキーム13では、−70℃から100℃まで様々な温度で、N−メチルピロリジノン、テトラヒドロフラン、またはジメチルホルムアミドなどの溶媒中、カリウムt−ブトキシド、n−ブチルリチウム、または水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、式(VI)のモノ保護テトラヒドロキノキサリンと、脱離基X(例えば、フッ素もしくは塩素原子、またはSO2Me基)および別の脱離基J(例えば、臭素またはヨウ素原子)を示す誘導体(XXb)との求核芳香族置換反応によって、式(XLIV)の化合物を調製できる。最後に、周囲温度から100℃まで様々な温度で、トルエン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸カリウム、炭酸セシウム、三リン酸カリウム、またはフッ化カリウムなどの塩基の存在下、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ(t−ブチル)ホスフィン、トリフェニルホスフィン、または2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニルなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属触媒の存在下、誘導体(XLIV)と、Dが有機金属基(例えば、ホウ素誘導体、スズ誘導体、または有機亜鉛化合物)または環状第2級アミンの水素原子(例えば、Ar2はピペラジンまたはピペリジン誘導体である。)である化合物(XVI)とのカップリング反応によって、誘導体(XLIII)を得ることができる。]
[0119] スキーム14は、R4がCH2OH基を表わす式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XLV)の化合物と称する。]
[0120] スキーム14(方法5)]
[0121] スキーム14では、−78℃から40℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、エーテル、またはトルエンなどの溶媒または溶媒混合物中、LiAlH4、LiBH4、またはDIBALなどの水素化物を用い、化合物(XXXVIII)のエステル官能基を還元して、アルコール官能基を生じることによって、誘導体(XLV)を得る。]
[0122] スキーム15は、Ar2がピペラジン基であり、Aがピペラジンの2つの窒素の1つに直接結合した単結合であり、R1cがピペラジンの他方の窒素に結合している式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(XLVI)の化合物と称する。同じ反応スキームを、R1cとR8との位置が交換されている化合物の合成にも適用できる。このとき、基Lg−R1cおよびO=R1cはそれぞれ基Lg−R8およびO=R8で置き換えられている。]
[0123] スキーム15(方法6)]
[0124] スキーム12では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、トルエン、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸カリウム、フッ化カリウム、カリウムt−ブトキシド、またはリン酸カリウムなどの塩基の存在下、トリ(t−ブチル)ホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属触媒の存在下、式(VI)のモノ保護テトラヒドロキノキサリンと、脱離基X(例えば、ハロゲン、またはトシラート、トリフラート、もしくはノナフラート基)を示す誘導体(XLVII)とのカップリングによって、式(XLVIII)の化合物を調製できる。2つの化合物(VI)および(XLVII)は、2つの保護アミン官能基を示す。化合物(XLVIII)の選択的脱保護を得るためには、化合物(VI)および(XLVII)が有する2つの保護基は異なる必要がある。さらに、それぞれの保護基は、隣接基を脱保護するための条件に抵抗性でなければならない。例えば、PGはBocまたはFmoc基であることができ、PG’は、ベンジルまたはベンジルオキシカルボニル基であることができる。当業者に知られている方法から選択された方法により、式(XLVIII)の化合物のPG基から選択的脱保護によってアミン(XLIX)を得る。これらの方法は、特に−10から100℃まで様々な温度で、Boc基による保護の場合には、ジクロロメタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、またはジエチルエーテル中、トリフルオロ酢酸または塩酸を使用すること、およびFmoc基の場合には、ピペリジンを使用することを含む。次の段階では、周囲温度から80℃まで様々な温度で、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフランなどの溶媒中、トリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンなどの塩基の存在下、式(XLIX)の中間体と、2つの脱離基Lg(例えば、塩素原子、またはトリクロロメトキシ、パラ−ニトロフェニル、イミダゾール、もしくはメチルイミダゾリウム基から選択)を示す式(III)のカルボニルとの反応によって、式(L)の化合物を調製できる。その後、周囲温度から100℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、または水などの溶媒中、トリエチルアミンまたは炭酸カリウムなどの塩基の存在下または不在下、活性化誘導体(L)とアミン(V)とのカップリングによって、式(LI)の化合物を得る。その後、式(LI)の化合物のアミン官能基の脱保護によって、アミン(LII)が得られる。例えば、PG’がベンジルまたはベンジルオキシカルボニル基である場合、可能な脱保護方法は、特に周囲温度から80℃まで様々な温度で、1から10バールの水素圧下、メタノール、エタノール、酢酸エチル、またはテトラヒドロフランなどの溶媒または溶媒混合物中、水素化分解反応を行うために、パラジウムから誘導された触媒の存在下、水素を用いることを含む。BnまたはCbz基の水素化分解を実行するための別法は、メタノールなどの溶媒の還流下、ギ酸アンモニウムの存在下でパラジウム(例えば、パラジウム炭素)による触媒作用を用いる方法である。最終段階では、種々の反応によって化合物(XLVI)を得ることができる。]
[0125] 0から40℃まで様々な温度で、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、またはジオキサンなどの溶媒を用いて、または溶媒を用いずに、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、またはピリジンなどの塩基の存在下、化合物(LII)を、塩化スルホニル、酸塩化物、または塩化カルバモイル型(このときLgは塩素原子である。)の誘導体(LIII)と反応させることができる。]
[0126] 0から80℃まで様々な温度で、テトラヒドロフランまたはジオキサンなどの溶媒中、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、化合物(LII)と、Lgが、例えば塩素、臭素、もしくはヨウ素原子、またはトシラートもしくはトリフラート基である置換または非置換アルキル基(LIII)とのアルキル化反応も可能である。]
[0127] −10℃から30℃の温度で、ジクロロエタン、ジクロロメタン、酢酸、またはメタノールなどの溶媒中、ブレンステッド酸(塩酸など)またはルイス酸(チタンテトライソプロポキシドなど)の存在下または不在下、水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、またはシアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を用いて、化合物(LII)と、アルデヒドまたはケトン型の誘導体(LIV)との還元的アミノ化反応を行うこともできる。]
[0128] 一部の例では、R1cまたはR8に所望の官能基(例えば、アルコール、または第1級もしくは第2級アミン官能基)を得るために、追加の脱保護段階が必要である。]
[0129] スキーム16は、R4がフッ素原子などのハロゲン原子を表わす式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LV)の化合物と称する。]
[0130] スキーム16(方法7)]
[0131] スキーム16では、−78℃から周囲温度まで様々な温度で、ジクロロメタンまたはトルエンなどの溶媒中、三フッ化(ジエチルアミノ)硫黄(DAST)または三フッ化ビス(2−メトキシエチル)アミノ硫黄(Deoxo−Fluor(登録商標))などのハロゲン化試薬を用い、化合物(LVI)のアルコール官能基を、フッ素原子などのハロゲン原子に変換することによって、誘導体(LV)が得られる。]
[0132] スキーム17は、R1Cが−SO2−(CH2)1−3−CO2H基を表わす式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LVI)の化合物と称する。]
[0133] スキーム17(方法8)]
[0134] スキーム17では、酸(LVI)を生じるために、周囲温度から100℃まで様々な温度で、アルコールまたは水などの溶媒中、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、または水酸化リチウムなどの無機塩基を用い、化合物(LVII)のエステル官能基(例えば、エチルエステル)を加水分解することによって、誘導体(LVI)を得る。]
[0135] スキーム18は、Ar2がピペリジン基であり、Aがピペリジンの窒素に直接結合した単結合であり、R1cがアルコール官能基であり、ピペリジンの窒素原子に対して4位で結合している式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LVIII)の化合物と称する。]
[0136] スキーム18(方法9)]
[0137] スキーム18では、ケトン(LX)を生じるために、周囲温度から100℃まで様々な温度で、水、アルコール、またはジオキサンなどの溶媒または溶媒混合物中、塩酸などの酸を用い、化合物(LIX)の環状アセタール官能基を加水分解することによって、誘導体(LX)を得る。最終段階は、化合物(LVIII)を生じるために、0℃から周囲温度まで様々な温度で、メタノールまたはエタノールなどの溶媒中、水素化物、例えば水素化ホウ素ナトリウムまたは水素化アルミニウムリチウムなどの還元剤を用い、カルボニル基を還元して、アルコール官能基を得ることにある。]
[0138] スキーム19は、Ar2がピペラジン基であり、Aがピペラジンの2つの窒素の1つに直接結合した単結合であり、R1cが−SO2(CH2)2−Nu基(NuはOR5またはNR6R7基である。)であり、ピペラジンの他方の窒素原子に結合している式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXI)の化合物と称する。]
[0139] スキーム19]
[0140] スキーム19では、PG基に対してPG’基を選択的に脱保護することによって、式(LXII)の化合物を得ることができる。例えば、PGがBoc基であり、PG’がCBz基である場合、例えば、水素圧下またはパラジウムの触媒作用によりギ酸アンモニウムを用いて誘導体(XLVIII)の水素化分解を実行して、モノ保護誘導体(LXII)を生じる。次の段階では、Goldingらによって文献Org.Biomol.Chem.2007,5(132−138)に記載されている条件に従って、誘導体(LXII)を2−クロロエタンスルホン酸クロリドと反応させることによって、化合物(LXIII)が得られる。最後に、誘導体(LXIII)と求核試薬H−Nu(LXIV)とのマイケル型反応後、中間体(LXI)が得られる。求核試薬(LXIV)は、第2級アミン、アルコール、またはフタルイミドなどの様々な性質のものであることができ、反応は、B.T.Goldingらによって文献Org.Biomol.Chem.,2007,5(132−138)またはJ.Marchand−Brynaertによって文献Tet.,1996,52(5591−5606)に記載されている条件下で実行することができる。]
[0141] スキーム20は、R1cが−SO2(CH2)2−3CH2OH基を表わす式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXV)の化合物と称する。]
[0142] スキーム20(方法10)]
[0143] スキーム20では、−78℃から40℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、エーテル、またはトルエンなどの溶媒または溶媒混合物中、水素化物、例えばLiAlH4、LiBH4、DIBALなどの還元剤を用い、化合物(LVII)のエステル官能基を還元して、アルコール官能基を生じることによって、誘導体(LXV)が得られる。]
[0144] スキーム21は、R8が4−ヒドロキシピペリジン基を表わし、R8が酸素原子を介してAr2に結合している式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXVI)の化合物と称する。]
[0145] スキーム21(方法11)]
[0146] スキーム21では、アルコールまたは水などの溶媒または溶媒混合物中、1から50バールの水素圧下、パラ−トルエンスルホン酸、HCl、またはH2SO4などの酸の存在下または不在下、パラジウムまたは白金誘導体などの触媒を用い、化合物(LXVII)のピリジン核を還元して、ピペリジンを生じることによって、誘導体(LXVI)が得られる。]
[0147] スキーム22は、Ar2がピペラジン基であり、Aがピペラジンの2つの窒素の1つに直接結合した単結合であり、R1cがピペラジンの他方の窒素原子に結合している式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXVIII)の化合物と称する。]
[0148] スキーム22]
[0149] 化合物(LXVIII)は、種々の反応によって得ることができる。]
[0150] 0から40℃まで様々な温度で、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、またはジオキサンなどの溶媒を用いて、または溶媒を用いずに、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、またはピリジンなどの塩基の存在下、化合物(LXII)を、塩化スルホニル、酸塩化物、または塩化カルバモイル型(このときLgは塩素原子である。)の誘導体(LIII)と反応させることができる。]
[0151] 0から80℃まで様々な温度で、テトラヒドロフランまたはジオキサンなどの溶媒中、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、化合物(LXII)と、Lgが、例えば塩素、臭素、もしくはヨウ素原子、またはトシラートもしくはトリフラート基である置換または非置換アルキル基(LIII)とのアルキル化反応も可能である。]
[0152] −10℃から30℃の温度で、ジクロロエタン、ジクロロメタン、酢酸、またはメタノールなどの溶媒中、ブレンステッド酸(塩酸など)またはルイス酸(チタンテトライソプロポキシドなど)の存在下または不在下、水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、またはシアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を用いて、化合物(LXII)と、アルデヒドまたはケトン型の誘導体(LIV)との還元的アミノ化反応を行うこともできる。]
[0153] スキーム23は、R3が水素であり、R4がカルバミン酸ベンジル基である式(V)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXIX)の化合物と称する。]
[0154] スキーム23]
[0155] スキーム23では、当業者に知られている方法で、例えばBoc基を用い、誘導体(LXX)のアミン官能基を保護することによって、誘導体(LXXI)が得られる。第2段階では、誘導体(LXXI)の酸官能基を、例えば、Maisonら.,J.Org.Chem.2008,1056頁、またはBroadhurstら.,J.Med.Chem.,2004,4975頁に記載されているようなクルチウス反応に供する。式(LXXII)の化合物のアミン官能基を当業者に知られている方法から選択された方法で脱保護することによって、アミン(LXIX)が得られる。これらの方法は、特に−10から100℃まで様々な温度で、Boc基による保護の場合には、ジクロロメタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、またはジエチルエーテル中、トリフルオロ酢酸または塩酸を使用すること、Fmoc基の場合には、ピペリジンを使用することを含む。]
[0156] スキーム24は、R3が水素であり、R4が−NHCOR6基である式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXXIII)の化合物と称する。]
[0157] スキーム24(方法12)]
[0158] スキーム24では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、または水などの溶媒中、トリエチルアミンまたは炭酸カリウムなどの塩基の存在下または不在下、活性化誘導体(IV)とアミン(LXIX)とのカップリングによって、誘導体(LXXIV)が得られる。その後、ベンジルオキシカルボニル官能基の脱保護によって、アミン(LXXV)が得られる。可能な脱保護方法は、特に周囲温度から80℃まで様々な温度で、1から10バールの水素圧下、メタノール、エタノール、酢酸エチル、またはテトラヒドロフランなどの溶媒または溶媒混合物中、水素化分解反応を行うために、パラジウムから誘導された触媒の存在下、水素を用いることを含む。Cbz基の水素化分解を実行するための別法は、メタノールなどの溶媒中、還流させながら、ギ酸アンモニウムの存在下でパラジウム(例えば、パラジウム炭素)による触媒作用を用いる方法である。最終段階では、周囲温度から80℃まで様々な温度で、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフランなどの溶媒中、トリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンなどの塩基の存在下、アミン(LXXV)と、脱離基Lg(例えば、塩素原子、トリクロロメトキシ基、パラ−ニトロフェニル基、またはイミダゾールもしくはメチルイミダゾリウム基)を示す式(LXXVI)の酸誘導体との反応によって、またはジオキサン、ジクロロメタン、またはアセトニトリルなどの溶媒または溶媒混合物中、有機塩基として、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンを用い、ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下または不在下、カップリング剤として、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、またはブロモトリス(ピロリジノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファートを用い、通常のペプチドカップリング条件下、式(LXXVII)の酸とアミン(LXXV)との縮合によって、化合物(LXXIII)のアミド結合の形成を達成できる。]
[0159] スキーム25は、R1cが−アルキル−CO2H基を表わす式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXXVIII)の化合物と称する。]
[0160] スキーム25(方法13)]
[0161] スキーム25では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、アルコールまたは水などの溶媒中、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、または水酸化リチウムなどの無機塩基を用い、化合物(LXXIX)のエステル官能基(例えば、エチルエステル)を加水分解することによって、誘導体(LXXVIII)を得る。]
[0162] スキーム26は、R1cが−アルキル−CO2OH基を表わす式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXXX)の化合物と称する。]
[0163] スキーム26(方法14)]
[0164] スキーム26では、−78℃から40℃まで様々な温度で、テトラヒドロフラン、エーテル、またはトルエンなどの溶媒または溶媒混合物中、水素化物、例えばLiAlH4、LiBH4、またはDIBALなどの還元剤を用い、化合物(LXXIX)のエステル官能基を還元して、アルコール官能基を生じることによって、誘導体(LXXX)を得る。]
[0165] スキーム27は、R3が水素であり、R4が−CN基である式(I)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXXXI)の化合物と称する。]
[0166] スキーム27(方法15)]
[0167] スキーム27では、−0℃から70℃まで様々な温度で、ピリジンまたはトリエチルアミンなどの塩基の存在下または不在下、ジクロロメタン、ジオキサン、ジクロロエタン、またはジメチルホルムアミドなどの溶媒または溶媒混合物中、トリフルオロ酢酸無水物、トリフルオロメタンスルホン酸無水物、SOCl2、POCl3、またはP2O5などの脱水剤を用い、化合物(LXXXII)の第1級アミド官能基を脱水して、ニトリル官能基を生じることによって、誘導体(LXXXI)が得られる。]
[0168] スキーム28は、Aが結合であり、Ar1がピリジン基であり、Ar2がピペリジン基である式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXXXIII)の化合物と称する。]
[0169] スキーム28]
[0170] スキーム27では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジクロロメタン、ジオキサン、またはジメチルスルホキシドなどの溶媒または溶媒混合物中、酢酸カリウムおよび塩化リチウムなどの塩基の存在下、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)などのパラジウム錯体の存在下、ビス(ピナコラト)ジボロンとの反応により、化合物(LXXXIV)のブロモ官能基をボロン酸エステル誘導体(LXXXV)に変換することによって、式(LXXXV)の化合物を調製できる。第2段階では、周囲温度から100℃まで様々な温度で、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、または水などの溶媒または溶媒混合物中、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、またはフッ化カリウムなどの塩基の存在下、トリシクロヘキシルホスフィンまたはトリフェニルホスフィンなどのホスフィンの存在下または不在下、パラジウム誘導体などの有機金属触媒の存在下、誘導体(LXXXV)と、脱離基V(例えば、ハロゲン、トリフラート、またはノナフラート)を示す化合物(LXXXVI)とのカップリング反応によって、誘導体(LXXXVII)を得ることができる。最終段階では、周囲温度から80℃まで様々な温度で、メタノール、エタノール、または酢酸エチルなどの溶媒または溶媒混合物中、パラジウム誘導体(例えば、10%Pd炭素またはPd(OAc)2)などの有機金属触媒の存在下、化合物(LXXXVII)の二重結合を水素化反応に供する。]
[0171] スキーム29は、Ar2がピペラジン基であり、Aがピペラジンの2つの窒素の1つに直接結合した単結合であり、R1cがピペラジンの他方の窒素原子に結合したアルキルスルホン基である式(VIII)の化合物の合成を詳細に説明するものであり、これらの化合物を以下において式(LXXXVIII)の化合物と称する。]
[0172] スキーム29]
[0173] スキーム29では、誘導体(LXXXVIII)を生じるために、0℃から周囲温度まで様々な温度で、アルコールなどの溶媒中、トリエチルアミンなどの塩基の存在下または不在下、化合物(LXII)とマイケル受容体(LXXXIX)とのマイケル型反応を行うことによって、誘導体(LXXXVIII)が得られる。]
[0174] 前述のスキームにおいて、調製方法が記載されていないとき、出発化合物および反応物は市販され入手可能であるか、もしくは文献に記載されているか、または文献に記載されている方法、もしくは当業者に知られている方法に従って調製できる。]
[0175] 本発明は、別の態様によれば、さらに主題として上に定義した式(II)、(IV)、(XXVII)、(XXXIX)、(XXXVIII)、(XLI)、(XLII)、(LI)、(LII)、(LVI)、(LVII)、(LX)、(LXIII)、(LXVII)、(LXXIV)、および(LXXV)の化合物も有する。これらの化合物は、式(I)の化合物の合成において中間体として有用である。]
[0176] 以下の実施例では、本発明による幾つかの化合物の調製を記載する。これらの実施例は本発明を限定するものではなく、例示するためのものにすぎない。例示した化合物の番号は、本発明による幾つかの化合物の化学構造および物理的特性を例示する下記の表に示す番号を指す。]
[0177] 以下の略語および分子式を用いる。
℃摂氏温度
DMEジメトキシエタン
DMFジメチルホルムアミド
DMSOジメチルスルホキシド
h 時間
H2 二水素
H2O 水
HCl塩酸
K2CO3炭酸カリウム
LC/MS液体クロマトグラフィ/質量分析
mlミリリットル
mmolミリモル
MHzメガヘルツ
MgSO4硫酸マグネシウム
Nノルマル
NMPN−メチルモルホリン
NaHCO3炭酸水素ナトリウム
Pd/Cパラジウム炭素
P2O5五酸化リン
ppm百万分率
psiポンド/平方インチ
SO2 二酸化硫黄]
[0178] 4−[4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド(化合物3)]
[0179] 1.1:4−(4−ヒドロキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸のt−ブチルエステル
エチレングリコールジメチルエーテル3.4ml中の3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸t−ブチルエステル0.3g、4−ブロモフェノール0.183g、2’−(ジメチルアミノ)−2−ビフェニリル−パラジウム(II)クロリドジノルボルニルホスフィン錯体0.0079g、および三リン酸カリウム0.363gを不活性雰囲気下に置く。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド4.16ml、およびエチレングリコールジメチルエーテル2.17mlを添加する。反応混合物を80℃で4時間攪拌する。冷却後、反応媒質をジクロロメタンに溶解する。1N塩酸水溶液をpH1まで加え、その後、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液でpHを8に戻し、混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を合わせ、水および塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水する。濃縮乾固した後、得られた粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフにかけ、溶出はジクロロメタン中メタノール0%から2.5%の勾配で行う。4−(4−ヒドロキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸のt−ブチルエステル0.34gを得る。
M+H+=327]
[0180] 1.2:1−[4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン
4−(4−ヒドロキシフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸のt−ブチルエステル0.3gを窒素下、ジメチルホルムアミド4.6mlに入れる。2−(クロロメチル)ピリミジン0.167g、および炭酸カリウム0.508gを添加する。反応媒質を100℃で4時間加熱する。炭酸カリウム0.254gを添加し、加熱を1時間30分持続する。加水分解後、水相が完全に抽出されるまで、反応媒質を酢酸エチルで抽出する。有機相を合わせ、塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮乾固する。得られた粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフにかけ、溶出はジクロロメタン中メタノール0%から9/1の勾配で行う。1−[4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン0.095gを得る。
M+H+=319]
[0181] 1.3:4−[4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド
1−[4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン0.095gを窒素下、0℃でジクロロメタン3mlに入れる。トリエチルアミン0.09ml、およびトリホスゲン0.031gを添加する。混合物を周囲温度で2時間30分攪拌し、その後、トリホスゲン0.01gを加え、攪拌を2時間持続する。その後、トリエチルアミン0.12ml、およびアダマンタン−2−イルアミン塩酸塩0.062gを添加する。周囲温度で1時間、攪拌を持続する。加水分解後、水相が完全に抽出されるまで、反応媒質を酢酸エチルで抽出する。有機相を合わせ、塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮乾固する。得られた粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフにかけ、溶出はジクロロメタン中メタノール0%から9/1の勾配で行う。酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合物から摩砕して、4−[4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド0.03gを得る。]
[0182] 融点=123−125℃;M+H+=496;1H NMR(d6−DMSO,400MHz),δ(ppm):1.91(bd,J=12Hz,2H);1.66−1.97(m,11H);2.09(bd,J=12Hz,2H);3.69(m,4H),4.72(s,2H);6.4(m,1H);6.64−6.53(m,3H);7.07(m,J=9Hz,2H);7.15(m,J=9Hz,2H);7.39(t,J=4.9Hz,1H);7.76(d,J=7Hz,1H),8.79(d,J=4.8Hz,2H)。]
[0183] トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド(化合物9)]
[0184] 2.1:1−(4−ブロモフェニル)−4−(メタンスルホニル)ピペラジン
塩化メタンスルホニル7.7mlを、ジクロロメタン394ml中の1−(4−ブロモフェニル)ピペラジン20gおよびトリエチルアミン17.34mlに添加する。反応媒質を周囲温度で4時間攪拌する。その後、水を添加し、有機相を水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水、次いで、減圧下で溶媒を蒸発させて、1−(4−ブロモフェニル)−4−(メタンスルホニル)ピペラジン26.2gを得る。その後、生成物を他に精製することなく用いる。
M+H+=321.4]
[0185] 2.2:4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸のt−ブチルエステル
ナトリウムt−ブトキシド11.8g、二酢酸パラジウム0.737g、およびトリ(t−ブチル)ホスフィン0.664gを、キシレン410ml中の3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸t−ブチルエステル19.23gおよび1−(4−ブロモフェニル)−4−(メタンスルホニル)ピペラジン26.2gに添加する。反応媒質を150℃で4時間加熱し、その後、水および酢酸エチルを添加する。有機相を水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水、次いで、溶媒を減圧下で蒸発させる。残留物を、ヘプタン/酢酸エチル混合物8/2から0/1の勾配でシリカゲルのクロマトグラフにかける。4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸のt−ブチルエステル31.5gを得る。
M+H+=473.0]
[0186] 2.3:1−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−キノキサリン
4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸のt−ブチルエステル31.5gをジクロロメタン400mlに入れ、次いで、4N塩酸ジオキサン溶液333mlを加える。不活性雰囲気下で16時間攪拌した後、減圧下で溶媒を蒸発させる。水、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液、およびジクロロメタンを添加する。水性ナトリウム相をジクロロメタンで2回抽出する。有機相を合わせ、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、その後、減圧下で溶媒を蒸発させる。1−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−キノキサリン23.2gを得る。その後、生成物を他に精製することなく用いる。
M+H+=373.5]
[0187] 2.4:トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド
1−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−キノキサリン0.6gを窒素下、0℃でジクロロメタン5mlに入れる。トリエチルアミン0.45ml、およびトリホスゲン0.192gを加える。混合物を周囲温度で3時間攪拌し、その後、ジメチルホルムアミド15ml、トリエチルアミン0.45ml、および4−アミノアダマンタン−1−オール塩酸塩0.427gを添加し、攪拌を18時間持続する。加水分解後、水相が完全に抽出されるまで、反応媒質を酢酸エチルで抽出する。有機相を合わせ、塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮乾固する。得られた粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフにかけ、溶出はメタノールおよび酢酸エチルのジクロロメタン0/0/1から2.5/0.5/7の勾配で行う。トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド0.24gを得るが、この生成物は酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合物から摩砕される。]
[0188] 融点=160℃;M+H+=566;1H NMR(d6−DMSO,400MHz),δ(ppm):1.38(bd,J=12Hz,2H);1.58−1.737(m,9H);2.02(m,2H);2.94(s,3H);3.27(m,8H);3.53(m,2H),3.71(m,1H),3.78(m,1H),4.4(s,1H),5.95(d,J=6.1Hz),6.52(dd,J=8.2および1.3Hz,1H);6.67(m,J=7.5および1.4Hz,1H);6.84(m,J=7.8および1.5Hz,1H);7.05(m,J=9Hz,2H);7.16(m,J=9Hz,1H);7.28(d,J=7.9および1.5Hz,1H)。]
[0189] トランス−4−[4−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド(化合物34)]
[0190] 3.1:4−(4−ブロモフェニル)ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
4−ブロモフェニルピペラジン5gを窒素雰囲気下、500ml三つ口フラスコに入れる。トリエチルアミン4.34mlを添加する。混合物を氷浴中で冷却し、クロロギ酸ベンジル3.24mlを加える。混合物を周囲温度に戻す。これをジクロロメタンで希釈し、その後、緩やかに加水分解を行う。水相をジクロロメタンで抽出する。有機相を合わせ、NaCl飽和溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、その後、焼結ガラスフィルタで濾過し、真空下で濃縮する。4−(4−ブロモフェニル)ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル8.43gを得る。
M+H+=376]
[0191] 3.2:4−[4−(4−(ベンジルオキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
4−(4−ブロモフェニル)ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル8.43gを窒素雰囲気下、500ml三つ口フラスコに入れる。無水o−キシレン170ml、3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸t−ブチルエステル5.01g、次いでナトリウムt−ブトキシド3.08gを添加し、その後、酢酸パラジウム0.48g、次いでトリ(t−ブチル)ホスフィン0.53mlで添加を完了する。反応混合物を150℃で18時間加熱する。加熱を停止し、混合物を周囲温度に戻す。o−キシレンを蒸発させ、混合物を酢酸エチルに溶解した後、これをセライトで濾過する。有機相を水、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。水相を酢酸エチルで抽出する。有機相を合わせ、その後、硫酸ナトリウムで脱水し、焼結ガラスフィルタで濾過し、真空下で濃縮する。ヘプタン/酢酸エチル溶媒95/5から60/40の勾配で溶出を行い、シリカカラムで精製した後、4−[4−(4−(ベンジルオキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸t−ブチルエステル8.9gを得る。
M+H+=529]
[0192] 3.3:4−[4−(3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
4−[4−(4−(ベンジルオキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸t−ブチルエステル8.9gを、ジクロロメタン220mlに入れる。4N塩酸ジオキサン溶液55mlを0℃でゆっくりと添加する。混合物を低温条件下で5分間攪拌し、その後、周囲温度に戻す。反応混合物を周囲温度で18時間攪拌し、その後、ジクロロメタンで希釈する。炭酸ナトリウム飽和水溶液を添加し、pH=7から8に到達するまで、固形炭酸ナトリウムの添加を継続する。水相をジクロロメタンで抽出する。有機相を合わせ、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、焼結ガラスフィルタで濾過し、真空下で濃縮する。油の形態で4−[4−(3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル7.2gを得る。
M+H+=429]
权利要求:

請求項1
塩基もしくは酸の形態、または酸との付加塩もしくは塩基との付加塩の形態である、式(I)に相当する化合物(式中、Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、Ar2は、フェニル基、ヘテロアリール基、またはヘテロシクロアルキル基を表わし、R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−CO−ハロアルキル、−COOR5、−アルキル−COOR5、−O−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−NR6R7、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、−アルキル−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、および−O−アルキル−O−を表わし、R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−NR6R7、−CONR6R7、−SO2−アルキル、−SO2−NR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、ならびにR8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、ならびにHetは、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されているヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルを表わす。)。
請求項2
Aが結合を表わすことを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物。
請求項3
Ar1が、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、またはチアゾリル基を表わすことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の式(I)の化合物。
請求項4
Ar2が、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクチル、モルホリニル、チオモルホリニル、オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、または2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル基を表わすことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
請求項5
R1a、R2a、R1b、およびR2bが、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキルもしくはアルコキシ基を表わすことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
請求項6
R1cおよびR2cが、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、アルコキシ、−SO2−アルキル、もしくは−SO2−シクロアルキル基を表わすことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
請求項7
R3が水素原子を表わすことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
請求項8
R4が、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、−COOR5、もしくは−CONH2基を表わすことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
請求項9
R8が、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、ならびにHetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、または−COOR5基で任意に置換されていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
請求項10
Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、Ar2は、フェニル基を表わし、R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、および−O−アルキル−O−を表わし、R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、ならびにR8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、ならびにHetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されていることを特徴とする、塩基もしくは酸の形態、または酸との付加塩もしくは塩基との付加塩の形態である、請求項1に記載の式(I)の化合物。
請求項11
Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、Ar2は、ヘテロアリール基を表わし、R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、および−O−アルキル−O−を表わし、R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、ならびにR8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、ならびにHetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されていることを特徴とする、塩基もしくは酸の形態、または酸との付加塩もしくは塩基との付加塩の形態である、請求項1に記載の式(I)の化合物。
請求項12
Aは、結合、酸素原子、または−O−CH2−基を表わし、Ar1は、フェニルまたはヘテロアリール基を表わし、Ar2は、ヘテロシクロアルキル基(ピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクチル、モルホリニル、チオモルホリニル、オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、または2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル基など)を表わし、R1a、b、cおよびR2a、b、cは、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素もしくはハロゲン原子、またはアルキル、シクロアルキル、1つ以上のハロゲン原子で任意に置換されている−アルキルシクロアルキル、−OR5(ヒドロキシルもしくはアルコキシ)、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、オキソ、−CO−アルキル、−CO−アルキル−NR6R7、−COOR5、−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル、−SO2−シクロアルキル、−SO2−アルキルシクロアルキル、−SO2−アルキル−OR5、−SO2−アルキル−COOR5、−SO2−アルキル−NR6R7、−SO2−ハロアルキル、−アルキル−SO2−アルキル、−SO2−アルキルアルコキシアルコキシ、−CONR6R7、もしくは−O−アルキル−NR6R7基を表わすか、あるいはR1a、R1b、およびR1cはそれぞれ、R2a、R2b、およびR2cならびにこれらを有する炭素原子と結合しており、および−O−アルキル−O−を表わし、R3は、水素原子またはアルキル基を表わし、R4は、水素もしくはハロゲン原子、またはシアノ、−OR5、ヒドロキシアルキル、−COOR5、−CONR6R7、−NR6−COOR5、−NR6−COR5、もしくは−CO−NR6−アルキル−OR5基を表わし、R5、R6、およびR7は、同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、アルキル基、または−アルキルフェニル基を表わし、ならびにR8は、水素原子、アルキル基、または式−B−Hetの基を表わし、式中、Bは不在であることができ、または結合、酸素原子、または−CO−もしくは−SO2−(CH2)n−基(nは0、1、または2)を表わすことができ、ならびにHetは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、またはピリジニル基を表わし、前記Het基は、アルキル、−SO2−アルキル、および−COOR5基から選択された1から3個の基で任意に置換されていることを特徴とする、塩基もしくは酸の形態、または酸との付加塩もしくは塩基との付加塩の形態である、請求項1に記載の式(I)の化合物。
請求項13
4−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、4−{4−[1−(テトラヒドロピラン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、4−[4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、4−{4−[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、4−[4−(4−メトキシピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、4−{4−[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]チアゾール−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、4−[5−(4−メトキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド、4−[5−(4−メトキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、4−({4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボニル}アミノ)アダマンタン−1−カルボン酸のメチルエステル4−({4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボニル}アミノ)アダマンタン−1−カルボン酸、4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(ピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(1−(メタンスルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−ヒドロキシ−1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[2−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジミン−5−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジミン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル、トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−(ヒドロキシメチル)アダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(5−フルオロピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−(モルホリン−4−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−4−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(5−イソプロポキシピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[5−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[6−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[2−(1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−5−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(5−イソプロポキシピリジン−2−イル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(プロパン−2−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(4−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル、トランス−4−{4−[4−(ピペリジン−4−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−フルオロアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(シクロブタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(プロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(ブタン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(モルホリン−4−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(トリフルオロメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−メタンスルホニル−3,3−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−((3R,5S)−4−メタンスルホニル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)酢酸、トランス−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)酢酸エチルエステル、トランス−4−[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−メタンスルホニル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−2−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロピオン酸エチルエステル、トランス−3−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)プロピオン酸メチルエステル、トランス−4−[4−(5−メトキシピリミジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−(モルホリン−4−イル)エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[6−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリダジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)(メチル)アミド、トランス−4−[4−(4−メタンスルホニル−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−(ジエチルアミノ)エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−メトキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−メトキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−イソプロポキシピペリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−6−クロロ−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(5−(メタンスルホニル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−アミノエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−(モルホリン−4−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[5−(2−アミノエトキシ)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(8−メタンスルホニル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(8−メタンスルホニル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−3−(4−{4−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]フェニル}ピペラジン−1−スルホニル)プロピオン酸、トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸[5−(2−ヒドロキシエチルカルバモイル)アダマンタン−2−イル]アミド、トランス−4−[4−(5−イソブトキシピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(5−(sec−ブトキシ)ピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(5−イソプロポキシピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−[4−({4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボニル}アミノ)アダマンタン−1−イル]カルバミン酸メチルエステル、トランス−4−[5−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(プロパン−2−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(ピリジン−4−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−メトキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−アミノエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−(ジエチルアミノ)エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(ピペリジン−4−スルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(プロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−メチルプロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−ヒドロキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピペリジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[6−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−アミノアセチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(5−(ヒドロキシメチル)ピリジン−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(シクロペンタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−イソプロポキシピペリジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(トリフルオロメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[6−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(シクロブタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(1−エチルプロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−メチルプロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−{4−[2−(2−メトキシエトキシ)エタンスルホニル]ピペラジン−1−イル}フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−イソプロポキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、4−[5−(4−(シクロプロピルメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(テトラヒドロピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−メトキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(7−メタンスルホニル−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナ−2−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2,2−ジメチルプロピル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−メトキシ−1−(メトキシメチル)エチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(3−メトキシプロピル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(3−メチルブチリル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[4−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−(アセチルアミノ)アダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−メトキシエタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミドトランス−4−{5−[4−(2,2−ジメチルプロピオニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4,4−ジフルオロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−(ピロリジン−1−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(5−シクロプロパンスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{6−[4−(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−ピリジン−3−イル}ピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル、トランス−4−{4−[4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−2−(4−{4−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−フェニル}ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロピオン酸、トランス−4−(4−(t−ブチル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−(ピロリジン−1−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(エタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)−6−メチルピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4,4−ジフルオロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{4−[4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(プロパン−2−スルホニル)ピペラジン−1−イル]−ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(5−(モルホリン−4−イル)−ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(メタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)−4−メチルピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(4−(t−ブチル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−ヒドロキシアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−イソブチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−(ヒドロキシメチル)アダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−6,7−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2,2−ジメチルプロピオニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(t−ブチル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−シアノアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(1−(t−ブチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−{6’−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−4−イル}−酢酸メチルエステル、トランス−6’−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−4−カルボン酸エチルエステル、トランス−4−[5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−(1’−(t−ブチル)−1’,2’,3’,4’,5’,6’−ヘキサヒドロ−3,4’−ビピリジニル−6−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−{6’−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−4−イル}酢酸、トランス−6’−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−4−カルボン酸、トランス−2−(4−{6−[4−(5−カルバモイルアダマンタン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−イル]−ピリジン−3−イル}−ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロピオン酸エチルエステル、トランス−4−(4,4−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3’−ビピリジニル−6’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2,2−ジフルオロシクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(ジフルオロメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−(メタンスルホニル)エチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(1−エチルプロピル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(テトラヒドロピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(シクロプロパンスルホニル)ピペラジン−1−イル)−3−メチルピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−{5−[4−(2−フルオロ−1,1−ジメチルエチル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミド、トランス−4−[5−(4−(トリフルオロメタンスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−キノキサリン−1−カルボン酸(5−カルバモイルアダマンタン−2−イル)アミドから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物。
請求項14
請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、式(IV)の化合物を(式中、A、Ar1、Ar2、R1a、b、c、R2a、b、c、およびR8は、請求項1から6および9から12のいずれか一項に定義されたとおりであり、ならびにLgは脱離基を表わす。)、式(V)の化合物(式中、R3およびR4は、請求項1、7、8、および10から12のいずれか一項に定義されたとおりである。)と反応させることを特徴とする、方法。
請求項15
式(II)の化合物を(式中、A、Ar1、Ar2、R1a、b、c、R2a、b、c、およびR8は、請求項1から6および9から12のいずれか一項に定義されたとおりである。)、塩基の存在下、式Lg−CO−Lgの化合物(式中、Lgは脱離基を表わす。)と反応させることによって、式(IV)の化合物を得ることを特徴とする、請求項14に記載の調製方法。
請求項16
Aが結合を表わす請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、式(XXVII)の化合物を(式中、Ar1、R1a、b、R2a、b、R3、およびR4は、請求項1、3、5、7、8、および10から13のいずれか一項に定義されたとおりであり、ならびにVは脱離基を表わす。)、有機金属触媒および塩基の存在下、式(XVI)の化合物(式中、Ar2、R1c、R2c、およびR8は、請求項1、4、6、9、および10から13のいずれか一項に定義されたとおりであり、ならびにDは有機金属基を表わす。)と反応させることを特徴とする、方法。
請求項17
R4がアミド官能基を表わす請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、式(XXXIX)の化合物を(式中、A、Ar1、Ar2、R1a、b、c、R2a、b、c、R3、およびR8は、請求項1から7および9から13のいずれか一項に定義されたとおりである。)、ペプチドカップリング剤および塩基の存在下、式(XXXVI)H−NR6R7の化合物(式中、R6およびR7は、請求項1に定義されたとおりである。)と反応させることを特徴とする、方法。
請求項18
請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、式(XLII)の化合物を(式中、R1a、R2a、R3、およびR4は、請求項1、5、7、8、および10から13のいずれか一項に定義されたとおりである。)、有機金属触媒および塩基の存在下、式(VII)の化合物(式中、A、Ar1、Ar2、R1b、c、R2b、c、およびR8は、請求項1、2、3、4、5、6、9、および10から12のいずれか一項に定義されたとおりであり、ならびにXは脱離基を表わす。)と反応させることを特徴とする、方法。
請求項19
Ar2がピペラジン基であり、Aがピペラジンの2つの窒素の1つに直接結合した単結合であり、ならびにR1cがピペラジンの他方の窒素原子に結合している請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、式(LII)の化合物を(式中、Ar1、R1a、b、R2a、b、c、R3、R4、およびR8は、請求項1、4、6、9、および10から12のいずれか一項に定義されたとおりである。)、塩基の存在下、式(LIII)Lg−R1cの化合物と、または還元剤の存在下、化合物(LIV)O=R1cと反応させることを特徴とする、方法。
請求項20
R4がハロゲン原子である、請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、式(LVI)の化合物を(式中、A、Ar1、Ar2、R1a、b、c、R2a、b、c、R3、およびR8は、請求項1から7および9から12のいずれか一項に定義されたとおりである。)、ハロゲン化試薬と反応させることを特徴とする、方法。
請求項21
式(II)および(IV)の化合物(式中、A、Ar1、Ar2、R1a、b、c、R2a、b、c、およびR8は、請求項1から6および9から12のいずれか一項に定義されたとおりであり、ならびにLgは脱離基を表わす。)。
請求項22
式(XXVII)の化合物(式中、Ar1、R1a、b、R2a、b、R3、およびR4は、請求項1、3、5、7、8、および10から12のいずれか一項に定義されたとおりであり、ならびにVは脱離基を表わす。)。
請求項23
請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、この化合物と医薬的に許容される酸もしくは塩基との付加塩、または式(I)の化合物の溶媒和物を含むことを特徴とする、薬剤。
請求項24
請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはこの化合物の医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物、および少なくとも1種の医薬的に許容される賦形剤を含むことを特徴とする、医薬組成物。
請求項25
肥満、糖尿病、微小循環性障害、インスリン抵抗性、メタボリックシンドローム、クッシング症候群、高血圧、アテローム性動脈硬化症、認知および認知症、緑内障、骨粗鬆症、脂肪異栄養症、心肥大、心不全、肝臓疾患、および一部の感染性疾患(免疫系の有効性の増強による。)、または創傷(治癒の促進による。)の治療および予防における、請求項1から13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の使用。
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