专利摘要:
本発明は、FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するための少なくとも1種の有効薬剤を含む組成物を皮膚に局所適用することを含む、少なくとも1つの皮膚の老化の徴候、または皮膚の「オレンジピール」の外観を防止し、および/またはそれを抑制するための、ヒトの皮膚をケアするための化粧方法に関する。本発明はまた、少なくとも1つの皮膚の老化の徴候、またはセルライトに付随する皮膚の「オレンジピール」の外観を防止し、および/またはそれを抑制するための、この有効薬剤の使用に関する。
公开号:JP2011510908A
申请号:JP2010511561
申请日:2008-05-13
公开日:2011-04-07
发明作者:エレナ,フェドロバ;マエストロ,ヤニック;ラセール,クリステレ
申请人:シャネル パフュームズ ビューテ;
IPC主号:A61K8-97
专利说明:

[0001] 本発明は、フルクトサミン−3−キナーゼまたはその関連タンパク質(FN3KRP)の発現を刺激するための少なくとも1種の有効薬剤を含む組成物を皮膚に局所適用することを含む、皮膚の老化の徴候、および/または皮膚の「オレンジピール」の外観を予防し、またはそれを抑制するための、ヒトの皮膚をケアするための化粧方法に関する。]
背景技術

[0002] 皮膚は、主に3つの層、すなわち最上層から順に、表皮、真皮、および皮下組織からなる。]
[0003] 表皮は、特に、ケラチノサイト(大部分)、メラノサイト(皮膚の着色に関与する)、およびランゲルハンス細胞からなる。その機能は、身体を外部環境から保護すること、その完全な状態を確保すること、特に微生物または化学物質の浸透を停止すること、皮膚に含まれる水分の蒸発を防ぐこと、外部の攻撃に対して、特に紫外線(UV)に対してバリアを構成することである。]
[0004] 真皮は、その役割としては、皮膚にその弾力性および堅さの性質を与えるエラスチンおよびコラーゲン繊維を含む細胞外マトリックスを含んでいる。コラーゲン、特にI型コラーゲンは、真皮の主な構成成分である。年齢とともに、その合成における低減が観察され、その分解に関与するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)の発現の増大も観察され、これらは皮膚の弛みの一因であり、またコラーゲンの架橋も観察され、皮膚の堅さが増し、それにより皮膚の張りがなくなる。この架橋は、非酵素的な糖化であるメイラード反応に特に起因し、メイラード反応は、グルコース分子の、アミン、特にコラーゲンなどのタンパク質のリジン側鎖との反応に関与し、アマドリ転位によってフルクトースリジン(FL)などのフルクトサミンをもたらし、フルクトサミンはアミノアルドースに転換し、後期糖化生成物(AGE)の形成を最終的にもたらしうる。フルクトースリジンおよび/またはフルクトースリジン−6−リン酸は、フルクトサミン−3−キナーゼ(FN3K)および/またはFN3KRP(FN3Kに関連するタンパク質)によって触媒される反応によってリン酸化され得、FN3Kおよび/またはFN3KRPは、このようにカスケード反応に従って3−デオキシグルコソン(3DG)またはデオキシグルコソンリン酸塩を同時に形成することによって、「脱糖化」酵素として作用するが、これは皮膚のタンパク質を糖化しやすく、後期糖化生成物(AGE)を形成しやすい。]
[0005] この3DG形成現象、および皮膚の外観に対するその影響を抑制するために、N−メチルグルカミンまたは3−O−メチルソルビトールリジンなどのFN3Kおよび/または3DG阻害薬が提唱されている(US2007/065443、US2006/110439、US2003/219440)。]
[0006] タンパク質の糖化を予防または低減するために提唱されている他の解決法として、マルベリー抽出物(WO01/45648)、オリーブ抽出物(JP2001−122758)、もしくはユキノシタ属抽出物(JP2001−131051)などの植物抽出物、または代替的にチアゾール誘導体(US2005/0137239)などの合成の有効薬剤の皮膚への局所適用が含まれる。]
[0007] 皮膚の老化に対するその効果の他に、タンパク質の糖化は、セルライトに付随する皮膚の「オレンジピール」の外観にも関与し、これは結合の柵状織の大部分を構成するコラーゲンの糖化に起因し、脂肪球を捕捉し、したがって皮膚上に一連の隆起(脂肪隆起によって形成される)および窪み(堅くなった結合の柵状織によって形成される)を形成する効果を有し、皮膚にオレンジピールと同様の外観を与える。]
[0008] このような状況下、これらの障害が、皮膚の老化の徴候または皮膚の「オレンジピール」の外観に関与しても、皮膚タンパク質の糖化に起因する美容上の障害を予防し、またはそれを抑制するための、利用可能な新規な化粧上の有効薬剤があると有用である。]
[0009] さらに、消費者による、できるだけ少ない合成成分を含む天然生成物に対するかつてないほど高い探求、および化学産業に由来する化合物に対するますます負担が増す規制上の制約を考えると、これらの化粧上の有効薬剤が植物起源であることが望ましい。]
[0010] ここに、本出願人は、本出願人の功績であるが、予想外にも、タンパク質の脱糖化に関与するFN3KおよびFN3KRPが、ケラチノサイトおよび繊維芽細胞によって表皮において発現されることを見出した。本出願人は、皮膚におけるFN3Kは、加齢とともに低減し、再構成皮膚においてFN3Kが存在しないいうことは、カタラーゼ発現に対する、および表皮の厚さに対する糖化の効果と同じ結果を有することも見出した。本出願人はさらに、本出願人の功績であるが、これらの生物学的標的に対して作用する有効薬剤を選択するのに好適な、およびこの試験を満たす植物抽出物を同定するのに好適なスクリーニング試験を開発し、それにより上記に記載したニーズを満たすことが可能になっている。]
[0011] 先行技術が、FN3Kおよび/またはFN3KRPを阻害することによって皮膚の老化の徴候を処置することをむしろ示唆する場合、この取組みはまったく新規なものである。]
[0012] したがって、本発明の主題の一つは、フルクトサミン−3−キナーゼ(以降、FN3Kと呼ぶ)および/またはその関連タンパク質(以降、FN3KRPと呼ぶ)の発現を刺激するための少なくとも1種の有効薬剤を含む組成物を皮膚に局所適用することを含む、皮膚の老化の少なくとも1つの徴候(しわおよび細線の形成、ならびに/または堅さの喪失、ならびに/または皮膚の弾力の喪失など)を防止し、ならびに/あるいはそれを抑制するための、ヒトの皮膚をケアするための化粧方法である。]
[0013] また、本発明の主題は、FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するための少なくとも1種の有効薬剤を含む組成物を皮膚に局所適用することを含む、皮膚の「オレンジピール」の外観を防止し、および/またはそれを抑制するための、ヒトの皮膚をケアするための化粧方法である。]
[0014] さらに本発明の主題は、皮膚の老化の少なくとも1つの徴候を防止し、および/もしくはそれを抑制するための、ならびに/または皮膚の「オレンジピール」の外観を抑制するための、FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するための有効薬剤の化粧上の使用でもある。]
[0015] 前提として、「FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するための有効薬剤」との表現は、特に、以下の実施例において記載するように、リアルタイムポリメラーゼ連鎖増幅法(RT−PCR)によって決定される、非処置のコントロールに比べてFN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激することができる化合物、または(特に植物抽出物の場合は)化合物の混合物を意味する。]
[0016] FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するための有効薬剤は、組成物の全重量に対して、0.00001重量%から10重量%までの割合で、好ましくは0.0001重量%から5重量%までの割合で、より好ましくは0.001重量%から1重量%までの割合で用いることができる。]
[0017] 本発明に従って用いることができる有効薬剤は、有利には植物抽出物であり、すなわち、例えば、樹皮、木部、根、根茎、茎、葉、果実、または花などの植物のあらゆる部分の、あらゆるタイプの溶媒を用いた抽出によって得られる有効薬剤である。]
[0018] このような有効薬剤の例は、特にハナモツヤクノキ(Butea frondosa)の花のアルコール抽出物を含む。この抽出物は、任意選択によって水と混合した、少なくとも1種のモノアルコール(例えば、エタノール、メタノール、もしくはイソプロパノール)および/または少なくとも1種のグリコール(例えば、プロピレングリコール、もしくはジプロピレングリコール)を用いてアルコール抽出によって得ることができる。次いで、あらゆる他の溶媒の非存在下で抽出を行う。一般的に、水−アルコール溶媒の場合は、アルコールの水に対する体積比が70%と96%の間であるのが好ましい。]
[0019] 一般的に、抽出は、任意選択により、通常の方法で切り刻み、または粉砕した、新鮮な、または乾燥した花に対して行うことができる。抽出は、一般的に、例えば、室温から100℃まで、有利には30℃から70℃までの範囲の温度で、約30分から12時間、好ましくは1時間から8時間の時間、上記で言及した1種または2種以上の溶媒中に花を浸漬し、または穏やかに振盪することによって行う。次いで、植物の不溶性の物質を除去するために、溶液をろ過するのが好ましい。溶媒も、好適な場合には、それが揮発性溶媒、例えば、エタノール、メタノール、またはイソプロパノールである場合には除去する。この抽出ステップは、植物抽出物の分野では一般的であり、当業者であれば、その一般的知識に基づいて、その反応パラメータを調節することができる。]
[0020] この抽出ステップの後、ハナモツヤクノキの花の抽出物が得られ、これを、次いで、本発明の有利な一態様に従って、特に溶媒の存在下において活性炭を用いて、脱色ステップにかけてもよい。活性炭の重量は、抽出物の重量の0.5%と50%の間であるのが好ましい。水、C1〜C4アルコール(例えば、メタノール、エタノール、もしくはイソプロパノール)、極性有機溶媒(例えば、プロピレングリコール、もしくはジプロピレングリコール)、または当技術分野において一般的であるあらゆる他の溶媒から選択される1種または2種以上の溶媒を、特に用いることができる。次いで、揮発性溶媒を、減圧下で除去してもよい。]
[0021] 皮膚の老化の徴候の処置における使用では、本発明に従って用いられる有効薬剤、または本発明の方法において用いられる組成物を、老化した皮膚、すなわちしわのできた皮膚、および/または弛みの徴候を示す皮膚に適用することが好ましい。これらは、顔、クビ、および場合によりネックラインの皮膚に適用すると有効であり得る。]
[0022] さらに、これらを皮膚の「オレンジピール」の外観の処置において用いることを意図する場合、本発明に従って用いられる有効薬剤、または本発明の方法において用いられる組成物を、一般的に、少なくとも身体の一部分(例えば、脚、および/または大腿、および/または臀部、および/または胃)に、好ましくはセルライトの徴候を示す皮膚に適用する。]
[0023] この有効薬剤を含む組成物は、朝および/または夕に、顔全体、クビ、および場合によりネックライン、または身体にも適用することができる。]
[0024] 本発明に従って用いられる組成物は、一般的に、先に記載した有効薬剤の他に、生理学的に許容でき、好ましくは化粧上許容できる媒体、すなわち毒性、不適合性、不安定性、またはアレルギー反応のあらゆる危険性なしに、特に、使用者が許容できないあらゆる不快な感覚(発赤、つっぱり、ヒリヒリ感など)を引き起こさずに、ヒトの皮膚と接触して用いるのに適する媒体を含む。]
[0025] この媒体は、一般的に水を含み、場合によりエタノールなどの他の溶媒を含む。]
[0026] 本発明に従って用いられる組成物は、皮膚に対する局所適用に適するあらゆる形態、特に、水中油型、油中水型、または多層エマルジョン(W/O/WもしくはO/W/O)の形態(場合によりマイクロエマルジョンもしくはナノエマルジョンであってよい)、または水性分散液、溶液、水性ゲル、もしくは粉末の形態であってよい。本組成物が、水中油型エマルジョンの形態であるのが好ましい。]
[0027] 本組成物は、顔および/または身体の皮膚に対するケアおよび/またはクレンジング製品として用いるのが好ましく、特に、例えば、ポンプ−ディスペンサーボトル、エアロゾルもしくはチューブにおいて調整された流体、ゲルもしくはムース、または例えば、広口ビンにおいて調整されたクリームの形態であってよい。変形として、これはメーキャップ製品の形態、特にファンデーション、またはルースパウダーもしくはコンパクトパウダーの形態であってよい。]
[0028] これは様々な補助剤、例えば、以下から選択される少なくとも1つの化合物を含むことができる。
− 直鎖または環状の、揮発性または不揮発性のシリコーン油(例えば、ポリジメチルシロキサン(ジメチコーン)、ポリアルキルシクロシロキサン(シクロメチコーン)、およびポリアルキルフェニルシロキサン(フェニルジメチコーン))、合成油(例えば、フッ素油)、安息香酸アルキルおよび分枝鎖炭化水素(例えば、ポリイソブチレン)、植物油、特にダイズ油、またはホホバ油、ならびに鉱物油(例えば、液状石油ゼリー(liquid petroleum jelly))から選択することができる油
−ロウ、例えば、オゾケライト、ポリエチレンロウ、蜜ロウ、またはカルナウバロウ、
− 特に、触媒の存在下で、少なくとも1つの反応基(特に、水素またはビニル)を含み、末端および/または側鎖の位置において、少なくとも1つのアルキル基(特にメチル)またはフェニルを保有するポリシロキサンの、オルガノヒドロゲノポリシロキサンなどの有機シリコーンとの反応によって得られるシリコーンエラストマー
− 環状ジメチコーン/ビニルジメチコーン共重合体、例えば、Jeesilic(登録商標)PS(PS−CMを含む)商品名で、JEENから販売されているものなど
−界面活性剤、好ましくは非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、または両性乳化性界面活性剤、特に多価アルコールの脂肪酸エステル、例えば、グリセロールの脂肪酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、およびショ糖の脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;アルキルポリグルコシド;ポリシロキサン変性ポリエーテル;ベタインおよびその誘導体;ポリクオタニウム;エトキシ化脂肪アルキル硫酸塩;スルホサクシネート;サルコシナート;アルキルホスフェートおよびジアルキルホスフェート、ならびにこれらの塩、ならびに脂肪酸石鹸
−コサーファクタント、例えば、直鎖脂肪アルコール、特にセチルアルコールおよびステアリルアルコール
−増粘剤および/またはゲル化剤、ならびに、特にアクリロイルメチルプロパンスルホン酸(AMPS)の、および/またはアクリルアミドの、および/またはアクリル酸の、および/またはアクリル酸の塩もしくはエステルの、架橋の、または非架橋の、親水性の、または両親媒性のホモポリマーおよび共重合体;キサンタンゴムまたはグアーゴム;セルロース誘導体;ならびにシリコーンゴム(ジメチコノール)
−有機スクリーニング剤、例えば、ジベンゾイルメタン誘導体(ブチルメトキシジベンゾイルメタンを含む)、ケイ皮酸誘導体(ケイ皮酸エチルヘキシルメトキシを含む)、サリチル酸塩、パラアミノ安息香酸、β,β’−ジフェニルアクリレート、ベンゾフェノン、ベンジリデンカンファー誘導体、フェニルベンズイミダゾール、トリアジン、フェニルベンゾトリアゾール、およびアントラニル誘導体
−被覆もしくは非被覆顔料、またはナノ顔料の形態の鉱物酸化物をベースとした、特に二酸化チタンもしくは酸化亜鉛をベースとした、無機スクリーニング剤
−色素
−保存剤
−金属イオン封鎖剤、例えばEDTA塩
−香料
− ならびにこれらの混合、ただしこのリストに限定されない。]
[0029] これらの補助剤の例は、特に、本発明による組成物における付加成分として用いるのに適している、スキンケア業界において通常用いられている化粧用成分および薬剤成分を、制限なく、広範囲に記載しているCTFA辞典(化粧品工業会(The Cosmetic,Toiletry and Fragfrance Association)が発行する国際化粧品原料事典(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、第11版、2006年)において言及されている。]
[0030] 組成物は、また、充填剤、顔料、真珠層、張り付与剤、およびつや消しポリマーなど最適の効果を有する少なくとも1つの化合物、ならびにこれらの混合物を含んでもよい。]
[0031] 「充填剤」の語は、適用直後に組成物に粘り、または硬性および/もしくは柔軟性、マット効果、および均一性を与えるのに適する、無色または白色の、鉱物または合成の、層状または非層状の粒子を意味すると理解されたい。特に言及することができる充填剤には、タルク、雲母、アルミナ、シリカ、カオリン、Nylon(登録商標)粉末、例えば、Nylon−12(Atochem社が販売するOrgasol(登録商標))、ポリエチレン粉末、ポリウレタン粉末、ポリスチレン粉末、ポリエステル粉末、場合により加工デンプン、シリコーン樹脂マイクロビーズ、例えば、東芝社がTospearl(登録商標)の名称で販売しているもの、ハイドロキシアパタイト、中空シリカ微小球(Maprecos社からのSilica Beads(登録商標))、および焼成アルミナ(Spectral PC−401(登録商標))が含まれる。]
[0032] 「顔料」の語は、組成物を着色し、および/または不透明にすることを意図する、媒体において不溶性である、白色または着色の、鉱物または有機の粒子を意味すると理解されたい。これらは、標準のサイズでも、またはナノメートルサイズでもよい。無機顔料の中で言及することができるものには、二酸化チタン、二酸化ジルコニウムおよび二酸化セリウム、ならびに酸化亜鉛、酸化鉄、および酸化クロムがある。]
[0033] 「真珠層」の語は、光を反射する虹色の粒子を意味すると理解されたい。想定され得る真珠層の中では、天然のマザーオブパール;二酸化チタンで、酸化鉄で、天然顔料で、またはオキシ塩化ビスマスで被覆されている雲母;および着色されているチタニウム雲母も言及することができる。]
[0034] これらの充填剤、および/または顔料、および/または真珠層の、水相における質量濃度は、一般的には、組成物の全重量に対して、0.1重量%から20重量%までであり、好ましくは0.2重量%から7重量%までである。]
[0035] 「張り付与剤」の語は、皮膚を張った状態にし、この張り効果によって皮膚を滑らかにし、皮膚からしわおよび細線を低減、またはすぐに除去さえするのに適する化合物を意味すると理解されたい。言及することができる張り付与剤には、天然起源のポリマーが含まれる。「天然起源のポリマー」の語は、植物起源のポリマー、外皮由来のポリマー、卵タンパク質、および天然起源のラテックスを意味する。これらのポリマーは親水性であるのが好ましい。特に言及することができる植物起源のポリマーには、タンパク質およびタンパク質水解物、より詳しくは穀類の、豆科植物の、および油を産生する植物の抽出物、例えば、トウモロコシ、ライ麦、コムギ、ソバ、ゴマ、スペルトコムギ、エンドウマメ、インゲンマメ、レンズマメ、ダイズ、およびルピナスの抽出物が含まれる。合成のポリマーは、一般的には、ラテックスまたは擬ラテックスの形態であり、縮合重合体型のものであってよく、またはフリーラジカル重合によって得てもよい。特にポリエステル/ポリウレタン、およびポリエーテル/ポリウレタン分散剤に言及することができる。張り付与剤は、PVP/ジメチコニルアクリレートの共重合体、および親水性ポリウレタンの共重合体(Hydromer社からのAquamereS−2001(登録商標))であるのが好ましい。]
[0036] 「つや消しポリマー」の語は、本明細書において、皮膚の光沢を低減し、肌を一様にする、溶液中の、分散中の、または粒子の形態のあらゆるポリマーを意味する。言及することができる例には、シリコーンエラストマー、樹脂粒子、およびこれらの混合物が含まれる。言及することができるシリコーンエラストマーの例には、Shin−Etsu社がKSG(登録商標)の名称で販売している製品、Dow Corning社がTrefil(登録商標)、BY29(登録商標)もしくはEPSX(登録商標)の名称で販売している製品、またはGrant Industries社がGransil(登録商標)の名称で販売している製品が含まれる。]
[0037] 本発明に従って用いられる組成物は、FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するためのもの以外の有効薬剤、特に、この列挙に限定されることなく、成長因子の生成を刺激する薬剤、抗糖化または脱糖化剤、コラーゲンの合成を増大する薬剤またはコラーゲンの分解を防止する薬剤(抗コラゲナーゼ剤および特にマトリックスメタロプロテアーゼ阻害薬)、エラスチン合成を増大する薬剤またはその分解を防止する薬剤(抗エラスターゼ剤)、インテグリンまたはテンシンなどの接着斑成分の合成を刺激する薬剤、グリコサミノグリカンもしくはプロテオグリカンの合成を増大する薬剤またはこれらの分解を防止する薬剤(抗プロテオグリカナーゼ剤)、繊維芽細胞の増殖を増大する薬剤、脱色素もしくは抗色素剤、抗酸化剤またはフリーラジカルスカベンジャーもしくは抗汚染剤(anti-pollution)剤、ならびにこれらの混合物から選択される少なくとも1つの有効薬剤も含むことができる。]
[0038] これらの薬剤の例には、特に、植物抽出物、特にヤハズツノマタ(Chondrus crispus)の、高度好熱菌(Thermus thermophilus)の、エンドウマメ(Pisum sativum)(Proteasyl(登録商標)TPLS)の、ツボクサ(Centella asiatica)の、セネデスムス(Scenedesmus)の、ワサビノキ(Moringa pterygosperma)の、マンサクの、スイートチェストナッツ(Castanea sativa)の、ハイビスカスサブダリファ(Hibiscus sabdriffa)の、ポリアンテスチューベローズ(Polianthes tuberosa)の、アルガニアスピノサ(Argania spinosa)の、アロエベラ(Aloe vera)の、スイセン(Narcissus tarzetta)の、またはカンゾウの抽出物;ダイダイ(Citrus aurantium)(ネロリ)の精油;α−ヒドロキシ酸、例えば、グリコール酸、乳酸、およびクエン酸、ならびにこれらのエステル;β−ヒドロキシ酸、例えば、サリチル酸、およびその誘導体;植物タンパク質水解物(特にダイズの、またはヘーゼルナッツの);アシル化されたオリゴペプチド(特に、Sederma社がMaxilip(登録商標)、Matrixyl(登録商標)3000、Biopeptide(登録商標)CLもしくはBiopeptide(登録商標)ELの商品名で、またはLipotecがEyeseryl(登録商標)の商品名で販売している);酵母エキス、特に出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)のエキス;藻類抽出物、特にラミナイリアの抽出物;ビタミンおよびそれらの誘導体、例えば、レチニルパルミテート、アスコルビン酸、アスコルビルグルコシド、アスコルビルホスフェートマグネシウムまたはナトリウム、アスコルビルパルミテート、アスコルビルテトライソパルミテート、アスコルビルソルベート、トコフェロール、トコフェリルアセテートおよびトコフェリルソルベート;アルブチン;コウジ酸;エラグ酸;トラネキサム酸またはその誘導体、例えば、トラネキサム酸セチルエステル;ならびにこれらの混合物がある。]
[0039] 好ましい一実施形態によると、本発明の方法において用いる組成物は、細胞外巨大分子、特にコラーゲンIVおよび/またはヒアルロン酸および/またはフィブロネクチンの合成を刺激する少なくとも1種の有効薬剤、例えば、少なくとも1種のアシル化されたオリゴペプチドを含んでいる。オリゴペプチドは、特に、少なくとも6個、好ましくは少なくとも10個の炭素原子を含んでいるアルカノイル基、特にパルミトイル基で修飾されている、リシル−スレオニル−スレオニル−リシル−セリン、グリシル−ヒスチジル−リジン、およびグリシル−グルタミル−プロリル−アルギニン配列、ならびにこれらの混合物から選択することができる。このタイプの有効薬剤は、特に、Sederma社がMatrixyl(登録商標)3000の商品名で販売している。]
[0040] あるいは、またはさらに、本発明に従って用いられる化合物は、好ましくは水溶性であり、好ましくはヒドロペルオキシドを低減する性質を有する、カルシニン塩酸塩(特に、Exsymol社がAlistin(登録商標)の商品名で販売している)などの抗酸化剤を少なくとも1種含むことができる。]
[0041] あるいは、またはさらに、本発明に従って用いられる組成物は、特に、Biolandes社がNeroli Morocco Oil(登録商標)の商品名の下に販売しているダイダイ(Citrus aurantium amara)の精油など、MMP1、MMP2、MMP3、および/またはMMP9型のマトリックスメタロプロテアーゼの阻害薬を少なくとも1種含むことができる。]
[0042] あるいは、またはさらに、本発明に従って用いられる組成物は、特に、Laboratoires Serobiologiques/Cognis France社がProteasylTPLS(登録商標)の商品名で販売しているエンドウマメ(Pisum sativum)種子の抽出物などのエラスターゼ阻害薬(抗エラスターゼ)を少なくとも1種含むことができる。]
[0043] あるいは、またはさらに、本発明に従って用いられる組成物は、アイパフ(eye puff)を低減させ、LipotecがEyeseryl(登録商標)の商品名で販売している「アセチルテトラペプチド−5」;またはIndena社がPhytosome Escine/β−sitosterol(登録商標)の商品名で販売しているエスシンなどの、微小循環を活性化し、抗浮腫の性質を有する薬剤を少なくとも1つ含むことができる。]
[0044] 本発明を、次に、以下の非限定的な実施例によって説明する。]
[0045] [実施例1]
ハナモツヤクノキの抽出物の調製
1)水−アルコール抽出
ハナモツヤクノキの花1.110kgを、ナイフミル(Retsch)を用いて粉砕し、還流冷却器を装備した20lガラス製反応器中に充填する。
96%(体積/体積)エタノール7.8lを加える。
反応器の加熱を50℃で開始する。加熱を5時間継続する。
次いで、ハナモツヤクノキの花の粉砕した材料を除去するために、材料をろ過する。ろ液を回収する。
次いで、溶媒を、ロータリーエバポレーターを用いて、真空下で留去する。
このようにして、ハナモツヤクノキの花の抽出物0.183kgを回収する。
この操作に対する収率は16.5%である。]
[0046] 2)抽出物の脱色
含油樹脂を、96%(体積/体積)エタノールおよび活性炭でホットウォッシュする。
含油樹脂183gを96%エタノール1500mlおよび活性炭24gと混合する。混合物を50〜60℃で2時間、激しく攪拌し、次いで、室温に2時間放置する。溶液をブフナー漏斗を通してろ過した後、最初のろ液を回収する。
次いで、このろ液を、活性炭の最終的な残渣を除去するために、円錐形のろ紙上で再びろ過し、次いで、真空下、ロータリーエバポレーターを用いてエタノールを留去する。
この脱色操作に対する収率は68%である。
プロセスに対する全体の収率は11.2%である。]
[0047] [実施例2]
FN3KmRNAの発現の刺激の試験
実施例2A−ケラチノサイトに対する試験
プロトコール:
実施例1の植物抽出物の、FN3Kおよび/またはFN3KRPのmRNAの発現に対する効果を、ケラチノサイトに対して評価した。]
[0048] 新生児包皮に由来するケラチノサイト(Clonetics、San Diago、USA)を、6ウェルプレート中に接種し、ケラチノサイト増殖培地(KBM、Clonetics)すなわち、ヒト組換えEGF、インスリン、ヒドロコルチゾン、ウシ下垂体抽出物、ゲンタマイシン、およびアムホテリシンBを補った改変培地において培養した。37℃のオーブンにおいて24時間培養後、コンフルエントの細胞をPBSバッファー(Gibco)で洗浄し、試験する抽出物を含む特異的な基礎培地(KBM、Clonetics)と24時間、増大する濃度でインキュベートした。抽出物の細胞毒性を試験した後、その活性を評価した。]
[0049] 非処理の試料に関して、処理した試料におけるFN3KおよびFN3KRPのメッセンジャーRNAの発現を定量するために、リアルタイムポリメラーゼ連鎖増幅(RT−PCR)を用いた。結果を、これらの試料の自前の遺伝子の発現に対して正規化し、PCRの効果における違いに関して補正した。結果を、コピーの絶対数としてではなく、処置試料における標的遺伝子FN3KまたはFN3KRPの発現の増大または低減が何倍になるかで表した。]
[0050] 調査した遺伝子のcDNA/mRNA配列はGenbankから得た。]
[0051] 自前の遺伝子:PBGD
PCRプライマーはすべて、Conner,J.ら、2005年、Ann.N.Y.Acad.Sci、1043:824:836の科学出版物を用いて得た。ケラチノサイトを様々な濃度の抽出物で、1濃度3個ずつ、24時間処理した。mRNAを、Qiagen RNeasyキット試薬を用いて単離し、QuantItキット(Invitrogen、CA)を用いて定量した。]
[0052] 逆転写を、遺伝子AmpRNAPCRキット(Applied Biosystems、CA)を用いて、製造元の推奨に従って行った。]
[0053] リアルタイムPCR測定を、SYBR Green I検出により、iCYCLERIQ機器(Bio−Rad、CA)を用いて行った。]
[0054] すべての試験において、cDNAを標準化したプログラムを用いて増幅した。各試料に、スーパーミックスIQSYBR Green I、水、およびプライマー(貯蔵)を充填した。反応あたりのcDNAの最終量は、逆転写に用いた全RNAの75ngに相当していた。]
[0055] 標的遺伝子の発現の相対的な定量を、Pfaffl数学モデル(Pfaffl、MW、Nucleic AcidsRes.、29巻(9)、E45頁、2001年)を用いて行った。]
[0056] ポジティブな結果を、2人の異なるドナーからの細胞を用いて確認した。]
[0057] 結果:
結果を、以下の表1および2において示す。]
[0058] ]
[0059] ]
[0060] この試験より、ハナモツヤクノキ抽出物は、正常ケラチノサイトにおけるFN3KおよびFN3KRPのmRNAの発現を刺激するのを可能にすることが明らかである。]
[0061] 実施例2B−繊維芽細胞に対する試験
プロトコール:
実施例2Aに類似する試験を、10%ウシ胎児血清(Invitrogen)および1%ペニシリン−ストレプトアビジン(Invitrogen)を含むDMEM培地(Gibco)の存在下、37℃で24時間培養した正常ヒト繊維芽細胞(Invitrogen、CA)の培養物に対して行い、次いで、HBSS(Gibco)で洗浄した。繊維芽細胞を1試料3個ずつ、1%ペニシリン−ストレプトアビジン(Cellgro、CA)を含む培地の存在下で24時間、0.02重量%の実施例1の抽出物で処理した。]
[0062] 結果:
0.02%のハナモツヤクノキ抽出物は、繊維芽細胞におけるFN3Kの発現を刺激することが観察された。]
[0063] [実施例3]
年齢によるFN3Kの発現の評価
プロトコール:
FN3Kタンパク質の発現における変動を、様々な年齢のドナー3人から5人までの皮膚凍結試料を用いて、免疫組織化学(IHC)によって評価した。2つの年齢グループ(30〜40歳および60〜70歳)からの5μmの凍結切片に対して、抗FN3K抗体(Santa Cruz、CA)および2次抗体(Jackson Immunoreasearch Labs、PA)で染色を行った。染色の程度を、各ドナーからの切片6個に対して評価し、切片の目視評価を、絶対値における0.5から5までのスケールを用いて行った。]
[0064] 結果:
若い皮膚におけるFN3K染色の評価は、4.67(±0.33)であり、老齢の皮膚における評価は1.83(±0.66)であった。これは、FN3Kの量は、年齢の増加とともに低減することを実証している。]
[0065] [実施例4]
FN3Kなしで再構成皮膚の表皮厚さの試験(サイレンスされたFN3K)
プロトコール:
正常、または2つの異なるFN3KsiRNAをトランスフェクトしたヒトケラチノサイトおよび実験コントロール(スクランブルsiRNA)から、表皮性の再構成皮膚を生成した。培養6日後、再構成皮膚をH&E(ヘマトキシリンおよびエオジン)で染色して、再構成皮膚の形態を評価した。次いで、表皮の厚さを測定した。各点に対して、2人の異なるドナーからのケラチノサイトを用いて調製した3つの異なる皮膚の測定を150回行った。]
[0066] 結果:
FN3KsiARNのサイレンシングは、表皮の厚さの低減をもたらす(用いたsiARNに応じて、408.8μmから300.8μm、または348.3μm)。これは、再構成皮膚の増殖および生存性の低減を表していた。このように、FN3Kは、その厚さが年齢とともに低減することが知られている表皮の形成における必須要素である。]
[0067] ]
[0068] [実施例5]
糖化誘発性の再構成皮膚に比べた、FN3Kがサイレンスした再構成皮膚におけるカタラーゼの発現
プロトコール:
メチルグリオキサール250μgを加えることによって、培養した再構成皮膚において糖化を誘発した。糖化およびFN3K−サイレンシングの、再構成皮膚におけるカタラーゼ発現に対する効果を、免疫組織化学によって評価した。]
[0069] 結果:
カタラーゼの発現は、糖化された再構成皮膚、およびFN3K−サイレンスした皮膚において有意に低減した。これは、表皮の正常機能、およびラジカルに対するその保護効果におけるFN3Kの重要性を実証するものである。]
[0070] [実施例6]
細胞外マトリックス(ECM)の糖化に対する、および繊維芽細胞による必須脂肪酸(EFA)の生成に対するハナモツヤクノキの効果
プロトコール:
ヒト正常繊維芽細胞を、10%ウシ胎児血清(Invitrogen)およびペニシリン50UI/ml、ストレプトアビジン(Invitrogen)50μg/ml、およびグルタミン2mMを含むDMEM(Invitrogen)の存在下、37℃で培養した。20μg/mlのビタミンC(Sigma)の存在下で5日間、細胞を培養することによって、コラーゲン合成を刺激した。次いで、細胞をPBSで洗浄し、凍結および解凍の連続サイクルによって溶解した。]
[0071] コントロール以外は、細胞層を、実施例1に従って調製した、ハナモツヤクノキ(0.02、0.1、および0.5%の)または基準化合物である1mg/mlのアミノグアニジン(Sigma)で予め処理した。次いで、細胞をグルコース0.1mg/mlの存在下でインキュベートした。各々の処理を、1試料3個ずつ、15日間、5%CO2下、37℃で行った。]
[0072] インキュベーション期間の終わりに、ECMタンパク質(本質的にコラーゲン)を抽出し、次いで、試料を、Milliblotドットブロット(Millipore)によって、ニトロセルロース膜(Hybrond、ECL、Amersham)上に移した。コントロールはすべて、最終の反応の特異性を評価するために行った。干渉は観察されなかった。]
[0073] 次いで、膜の非特異的な部位を、一晩、4℃で、0.05%のTween20および5%の脱脂乳(PBSTM)を含むリン酸バッファー(PBS)で作製した飽和媒体において飽和させた。PBSTM媒体における数回の洗浄サイクルの後、特異的な抗原部位を、PBSTMにおいて希釈した抗EFAモノクローナル抗体(Euromedex)を用いて染色し、次いで、抗マウス免疫グロブリン−ペルオキシダーゼ(Sigma、PBSTM中1/200、37℃で1時間)を用いて示した。PBSTMでの数回の洗浄サイクルの後、ペルオキシダーゼ活性を、化学発光法(ECL、Amersham)によってKodakMRフィルム上に示した。]
[0074] 結果:
以下の表は、繊維芽細胞によって合成された巨大分子中へのグルコース組み入れに対するこの処理の効果を図示するものである。EFAの存在は、ドットブロット分析、およびデンシトメトリー分析によって測定した。]
[0075] ]
[0076] 1mg/mlで試験した、アミノグアニジン基準化合物は、EFA含量を有意に低減する(コントロールに比べて35%の阻害)。この結果は試験を確証する。0.02、0.1、および0.5%で試験したハナモツヤクノキは、EFA含量を低減することも見出されている(コントロールに比べて11%から35%までの阻害)。]
[0077] したがって、ハナモツヤクノキ抽出物は、ECMの非酵素的な糖化を低減する。]
[0078] [実施例7]
化粧用組成物
以下の組成物は、当業者には慣例的である様式において調製され得る。以下に示す量は、重量パーセント値として表される。大文字で記載した成分は、INCI名に従って確認されるものである。]
[0079] 7A−ナイトクリーム]
[0080] 7B−SPF15フルイド]
[0081] 7C−セラム]
[0082] 7D−SPF15デイクリーム]
[0083] 7E−アイクリーム]
[0084] これらの組成物を毎日、朝、および/または夕に顔の皮膚に適用して、顔の皮膚を柔軟に、滑らかに、明るくし、しわおよび皮膚の弛みを抑制することができる。]
权利要求:

請求項1
フルクトサミン−3−キナーゼ(FN3K)および/またはその関連タンパク質(FN3KRP)の発現を刺激するための少なくとも1種の有効薬剤を含む組成物を皮膚に局所適用することを含む、皮膚の老化の少なくとも1つの徴候を予防し、および/またはそれを抑制するための、ヒトの皮膚をケアするための化粧方法。
請求項2
皮膚の老化の徴候が、しわおよび細線の形成、ならびに/または堅さの喪失、ならびに/または皮膚の弾力の喪失から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
請求項3
FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するための少なくとも1種の有効薬剤を含む組成物を皮膚に局所適用することを含む、皮膚の「オレンジピール」の外観を予防し、および/またはそれを抑制するための、ヒトの皮膚をケアするための化粧方法。
請求項4
FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するための有効薬剤が植物抽出物であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
請求項5
有効薬剤がハナモツヤクノキの花のアルコール抽出物であることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
請求項6
抽出物が、任意に水と混合された、少なくとも1種のモノアルコールおよび/または少なくとも1種のグリコールを用いた抽出によって得られることを特徴とする、請求項5に記載のプロセス。
請求項7
皮膚の老化の少なくとも1つの徴候を予防し、および/もしくはそれを抑制するための、ならびに/または皮膚の「オレンジピール」の外観を抑制するための、FN3Kおよび/またはFN3KRPの発現を刺激するための有効薬剤の化粧上の使用。
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