专利摘要:
不正再使用に対して保証されている不正行為明示プッシュスルー包装を提供する。 この包装は:少なくとも一つのポケットを含むポリマーベースウエブ(1)と、前記ポケットを覆う多層被覆フィルム(2)を含み、前記多層被覆フィルム(2)はその封止側に同時押出しポリマーフィルムを含み、前記同時押出しポリマーフィルムはベースウエブ上に永久封止により封止されたプッシュスルーポリマー層(3)と可剥性保護ポリマー層(4)を含み、両層(3,4)のポリマーは不相溶性でありかつ中間層なしに互いに直接接触しており、前記プッシュスルーポリマー層(3)と前記可剥性保護ポリマー層(4)の間の付着力は前記ポリマーベースウエブ(1)と前記プッシュスルーポリマー層(3)の間の封止強度より低く、使用時に、プッシュスルー層はポケットを覆うプッシュスルー層(3)の一部の除去後に封止継目(6)を残し、前記保護層(4)は前記封止継目(6)上に熱封止工程により再封止されることができない。
公开号:JP2011510874A
申请号:JP2010544684
申请日:2009-01-28
公开日:2011-04-07
发明作者:クリス バイセンズ,;ゲラルド フォンティーン,;エリック ベーゲルス,;トニー マルファイト,
申请人:アムコル フレキシブルズ トランスパック エヌ.ヴィ.;
IPC主号:B65D53-00
专利说明:

[0001] 本発明は、包装、特に多層被覆フィルムを持つ医療装置のための熱成形包装に関し、前記被覆フィルムは可剥性保護ポリマー層とプッシュスルーポリマー層の同時押出の組合せを含み、両ポリマー層は不相溶性でありかつどのような接着層もなしに直接接触状態にあり、かつこの包装は不正再使用に対して保証されている。なぜならそれらのポリマーの不相溶性のため熱によりそれらの層を再封止することが不可能であるからである。]
背景技術

[0002] 医療装置のための種々の包装は、熱封止可能な可剥性被覆フィルムを含み、それは開かれた後に再度熱封止されることができる。これらのタイプの包装は、それらの開口容易性のため好まれているけれども、不正再使用の危険が今や問題となっている。例えば予め充填された注射器の場合、悪意のある個人による再充填及び再包装が主要な公衆衛生障害を構成する。]
[0003] 本発明は、使用後の熱再封止を防止し、かつそれにもかかわらず切断ツールを必要とせずに開くのが容易な包装材料を記載する。熱封止により再閉鎖できない主要な安全上の特徴の他に、プッシュスルー層と可剥性保護層との間の色または外観の差のような不正行為明示を提供する他の特徴も予想されうる。]
[0004] 文献US5522506は、機械的性質を調整するために充填剤を持つポリオレフィンまたはポリエステル系層から作られた被覆フィルムを含むプッシュスルー容器を開示する。この充填剤は、プッシュスルーフィルムの弾性を減少するために添加される。従って、内容物はフィルムを容易に突き抜けることができる。]
[0005] 文献EP0959020は、プッシュスループラスチック層、第三の抵抗性プッシュスルー上部層を結合する可剥性接着層を含む被覆フィルムを持つ操作防止包装を開示し、前記プッシュスルー層の特別な組成はUS5522506に記載されている。]
[0006] 文献DE19613959は、被覆フィルムが分離保護層を含み、前記分離層が接着剤可剥性層によりプッシュスルー層に可剥的に連結されており、かつ前記プッシュスルー層がシーラント層によりベースウエブに連結されている包装を開示する。]
[0007] 文献US5172812は、板紙シート上に可剥性接着剤により積層されたプッシュスルー層を含む被覆閉鎖体を開示する。]
[0008] DE19613959,EP0959020及びUS5172812の保護層とプッシュスルー層の間の接着剤層の存在は、標準的な熱封止工程によりそれを再封止可能にする。さらに、二つの層間の可剥性を達成するために、希望の剥離強度レベルを持つ追加の層が通常、付加される。文献US6006913はかかる可剥性層の組成を記載する。別の可能性は可剥性接着剤の使用である。]
[0009] 文献US2005/0003155は、不正行為明示包装のための同時押出し構造を開示し、そこでは内部層のZ引裂強さは包装を封止するために使用された感圧性接着剤の接着強度より低く、従ってこの内部層は包装を開くことにより部分的に破壊され、同時押出し構造の外部層から部分的に剥離する。また、もしこの包装が簡単な圧力により再封止されることができないとしても、熱封止工程により再封止されることができ、従ってそれは不正再使用に対して保証されない。]
発明が解決しようとする課題

[0010] 本発明は、熱封止工程の通常の手段による不正熱再封止に対して保証された不正行為明示プッシュスルー包装を提供することを目的とする。]
課題を解決するための手段

[0011] 本発明は、不正再使用に対して保証された不正行為明示プッシュスルー包装を開示し、それは少なくとも一つのポケットを含むポリマーベースウエブと、前記ポケットを覆う多層被覆フィルムとを含み、前記多層被覆フィルムはその封止側に同時押出しポリマーフィルムを含み、前記同時押出しポリマーフィルムは永久封止によりベースウエブ上に封止されたプッシュスルーポリマー層と、可剥性保護ポリマー層とを含み、両層のポリマーは不相溶性でありかつ中間層なしに互いに直接接触しており、前記プッシュスルーポリマー層と前記可剥性保護ポリマー層の間の付着力は前記ポリマーベースウエブと前記プッシュスルーポリマー層の間の封止強度より低く、さらに、使用時には、プッシュスルー層はポケットを覆うプッシュスルー層の一部を除去した後に封止継目を残し、前記保護層は熱封止工程により前記封止継目上に再封止されることができない。]
[0012] 本発明の特に好適な実施態様は、次の特徴の少なくとも一つまたは幾つかの適当な組合せを含む:
−多層被覆フィルムが少なくとも一つの追加の層を含む;
− 少なくとも一つの追加の層が、紙、金属及びポリマーからなる群から選ばれる;
− 前記プッシュスルー層と前記保護層の間の付着力がASTMF88−00に従って測定すると0.3N/15mm〜3.5N/15mmである;
− プッシュスルー層の穿刺抵抗がASTM F1306−90に従って測定すると0.6N〜7Nである;
− プッシュスルー層の穿刺抵抗がASTM F1306−90に従って測定すると1.4N〜4Nである;
− プッシュスルー層の厚さが20μm未満である;
− プッシュスルー層の厚さが15μm未満である;
−プッシュスルーポリマー層と可剥性保護ポリマー層の不相溶性ポリマーの組合せがPETG/PPブロックコポリマー、PETG/LDPE、エチレン−プロピレンブロックコポリマー/PETG、MDPE/PP,MDPE/PETG及びEMA/PAからなる群から選ばれる;
− プッシュスルーポリマー層が無機充填剤を含む;
− プッシュスルーポリマー層が保護ポリマー層とは別の色及び/または外観を持つ。]
図面の簡単な説明

[0013] 図1は、開口補助5による剥離により保護ポリマー層4を除去する予備工程による本発明の包装の断面図を示し、プッシュスルー層3は熱成形ベースウエブ1上に残っている。] 図1
[0014] 図2は、保護層4を剥離した後のかつプッシュスルー層の破片の除去後の本発明の包装の断面図を示す。層3と4は本質的に不相溶性ポリマーから作られ、残っているプッシュスルー層残留物6上に再度熱封止されることができない。] 図2
[0015] 図3は、保護ポリマー層4とプッシュスルーポリマー層3を含む同時押出し構造の断面図を示し、両層3と4のポリマーは不相溶性である。] 図3
[0016] 図4は、追加の同時押出しまたは積層された層8,7を含む多層被覆フィルムの断面図を示す。] 図4
[0017] 図5は、内側に注射器を持つ本発明の閉鎖された包装を示す。] 図5
[0018] 図6は、透明な保護ポリマー層4を剥離するための工程を示し、プッシュスルーポリマー層3もまた透明であり図では見ることができない。] 図6
[0019] 図7も、透明な保護ポリマー層4を剥離するための工程を示し、プッシュスルー層3もまた透明であり図では見ることができない。] 図7
[0020] 図8は、プッシュスルーポリマー層3を押している指を持つ保護ポリマー層4の部分剥離後の包装を示す。] 図8
[0021] 図9は、本発明の包装からの注射器の除去を示す。] 図9
[0022] 図10は、開口前の保護ポリマー層4と異なる色/外観を持つプッシュスルーポリマー層3を持つ包装を示す。] 図10
[0023] 図11は、プッシュスルー層が開かれかつ除去された後の保護ポリマー層4と異なる色/外観を持つプッシュスルーポリマー層3を持つ包装を示し、プッシュスルー層の破片6はベースウエブ1(封止継目)上に残っている。] 図11
[0024] 本発明は、同時押出し不相溶性ポリマー層間の低い付着力を利用する。]
[0025] 本発明の包装は、好ましくは熱成形されたプラスチックベースウエブ1、及び多層被覆フィルム2を含む。前記被覆フィルム2は、どのような接着剤中間層もなしに同時押出しされた不相溶性ポリマーの少なくとも二つの層を持つ少なくとも一つの同時押出し構造を含む。この接着剤中間層の不存在は、製品の貯蔵期間中のフィルムの一体性を維持するために同時押出し後の十分な付着力を示すが、剥離後の再封止を可能にするには低すぎる前記付着力を示す。]
[0026] 被覆フィルムのプッシュスルー層3は、ベースウエブと相溶性でありかつ本質的に同じポリマー群中から選ばれなければならず、従ってそれは前記ベースウエブ1上への熱封止により封止されることができ、例えば医療装置を含む閉鎖されたポケットを形成し、前記プッシュスルー層3は、前記医療装置に接近するために容易に突き抜けることができる厚さと組成を持つ。]
[0027] 包装の開口を容易にするために、被覆フィルム2の一部は未封止のままにすることができ、開口補助5を作り、従って使用者は、前記開口補助を指で掴んで保護ポリマー層4を剥離することができる。]
[0028] 保護ポリマー層4は前記プッシュスルーポリマー層3から容易に剥離されることができる。層3と4の間の剥離強度は、プッシュスルーポリマー層4を破ることなく容易な剥離が可能であるようなものである。]
[0029] この保護ポリマー層4は、可能な追加の同時押出しまたは積層された層と一緒に、その保護機能を満たすために必要な機械的強度と、もし必要なら酸素/水に対する障壁の両者を提供する。]
[0030] プッシュスルーポリマー層3と保護層4の間の必要な剥離強度は、同時押出し技術を用いることにより達成される。ポリマー層Aとポリマー層Bの同時押出しは、AとBが特別の不相溶性ポリマータイプであれば希望の剥離強度を提供する。]
[0031] 不相溶性ポリマーの定義は、当業者により使用されることが多いが、技術者の間では一義的ではなく、ある著者はそれを不混和性ポリマーとして定義し、他の著者は界面張力または界面付着力レベルにより定義する。本明細書の以下の節では、不相溶性ポリマーにより理解されるべきものが定義される。]
[0032] 二つのポリマーは、混合物の自由エネルギー(ΔGmix)がゼロより大きいかまたはゼロに等しいときに不混和性であると言われる。]
[0033] 二つのポリマーは、混合物の自由エネルギーがゼロより大きいかまたはゼロに等しいとき、相手方のそれぞれのガラス転移温度(Tg)の変性が観察されることができるとき、混合物が、低いがゼロより大きいフローリー−ハギンスのパラメーターΧ(chi)を持つとき、及び界面張力が低いとき、不混和性かつ相溶性であると言われる。フローリー−ハギンスのパラメーターΧ(chi)の平方に比例する界面張力は0〜2mN/mであるときに「低い」と考えられる。]
[0034] 二つのポリマーは、混合物の自由エネルギーがゼロより大きいかまたはゼロに等しいとき、相手方のそれぞれのガラス転移温度(Tg)の変性が観察されることができないとき、混合物がゼロより大きいフローリー−ハギンスのパラメーターΧ(chi)を持つとき、及び界面張力が高いとき、不混和性かつ不相溶性であると言われる。フローリー−ハギンスのパラメーターΧ(chi)の平方に比例する界面張力は、2mN/mより大きいときに「高い」と考えられる。]
[0035] 不混和性かつ不相溶性であるプッシュスルー層3と保護層4は、それらの「同時押出し層状態」で互いに十分に付着するが、いったんそれらが剥離され熱封止試験を受けたときに十分な封止強度を提供しない。]
[0036] 被覆フィルム開口補助5を使用することにより包装を開口するとき、前記プッシュスルーポリマー層3は封止部で破壊し、かつ保護ポリマー層4は剥離を開始する(図1参照)。いったん保護ポリマー層4が剥離したら、まだ無傷のままで包装品を覆うプッシュスルーポリマー層3は、包装品に接近させるために突き抜けられる。] 図1
[0037] 同時押出し技術の使用のおかげで、可剥性接着剤層の追加の利用は避けられることができる。また、この同時押出し技術により、非常に薄いプッシュスルーポリマー層3を製造することができる。20μm未満の、好ましくは15μmまたはさらには10μm未満の厚さが容易に達成可能であり、かつこの低い厚さはプッシュスルーの容易さのために好ましい。かかるフィルム厚さの積層は、実際には極めて困難である。]
[0038] この薄いプッシュスルーポリマー層3の性質及び厚さは好ましくは:
− それが同時押出し保護ポリマー層4との希望の剥離強度を提供する(不相溶性);
− それが非常に容易に破られることができる;
− それが追加の熱封止ラッカーを必要とすることなく、ベースウエブ1上に熱封止可能(堅固な封止)である;
ようなものである。]
[0039] 以下の実施例は、本発明の包装のための例示にすぎない。]
[0040] ベースウエブ1は例えばPETG,PET−GAG,APET,PVC,PP、ナイロン//PE,PP/PE,PETG//PE,APET/PE,‐‐‐に基づく一つ以上の層を含む一般的なプラスチックウエブである。このタイプのベースウエブは、包装された医療装置、注射器等のために広く使用されている。]
[0041] 多層被覆フィルム2は、少なくとも一方の側にプッシュスルーポリマー層3と、他方の側に保護ポリマー層4を持つ可剥性同時押出しフィルムを含む。二つの層(3,4)の同時押出しフィルムは、単独で(図3)またはさらなる追加の層と組合せて(図4)使用されることができる。] 図3 図4
[0042] プッシュスルーポリマー層3と保護層4の間の希望の剥離強度は、特別なタイプのポリマーを同時押出しすることにより達成されることができる。希望の層間層付着力をもたらす不相溶性ポリマーの組合せの例はPETG/PP,PE/APET,APET/PE,PETG/PE,PE/PETG,PE/PA,PE/PP,PP/PE,EMA/PAである。ここで、それらの構造は層3と4の間に結合層なしに製造されることを強調することは重要である。それらは中間層なしである。]
[0043] プッシュスルーポリマー層3と保護ポリマー層4の間の180°剥離強度は0.3〜3.5N/15mmの間で変動する。]
[0044] ASTMF1306−90に従って測定したときのプッシュスルー層の穿刺抵抗は7N/8mm2未満、好ましくは4N/8mm2未満であるべきであり、これは最大25μm、好ましくは最大20μmのフィルム厚さにおいてである。]
[0045] プッシュスルーポリマー層3の性質と厚さに依存して、ある量の充填剤が、前記層にUS5522506で開示されたような希望の破壊特性を与えるために添加されることができる。かかる充填剤の添加は、プッシュスルーポリマー層3の厚さが十分に低いときには必要でない。充填剤の不存在は、もし必要なら層の透明性を維持させる。]
[0046] 両層3と4で使用されるポリマーは、二つ以上のコモノマーを重合することにより調製された上述のタイプのポリマーのランダム、ブロック、交互、及び/またはグラフトコポリマーであることができ、従ってポリエチレンと酢酸ビニル(EVA)、メチルアクリレート(EMA)、(メタ)アクリル酸、‐‐‐のコポリマーのような二元コポリマー、三元コポリマーを含む。]
[0047] 上述のポリマーは、必要な機械的/封止特性を与える一つ以上の他のタイプのポリマーとブレンドされることができ、層3と4の間に必要な付着力及び可剥性が与えられる。]
[0048] 同時押出し保護ポリマー層4がLDPEまたはPETGのような低い軟化温度(TmまたはTg)を持つ場合、より高い軟化温度を持つポリマーによる追加の層の同時押出しまたは積層が、多層被覆フィルム2をベースウエブ1上に封止することを可能にするために推奨される。]
[0049] プッシュスルーポリマー層3は、容易に破られかつベースウエブ1上に熱封止(密封)されることができる20μm未満の薄い層から作られることが好ましい。]
[0050] 多層被覆フィルム2の性質(穿刺抵抗、引裂抵抗、耐熱性、遮断性、‐‐‐)を最適化するために、同時押出しフィルム(3,4)を少なくとも一つの追加の層で積層することが必要かもしれない。この場合、多層被覆フィルム2の構造は以下の通りである(図4):
− 3:容易に破られることができるプッシュスルー同時押出しポリマー層(薄層)
− 4:プッシュスルー層3から剥離可能な保護同時押出しポリマー層
− 7:積層または同時押出しされた追加層
− 8:接着剤層(結合層/中間層)] 図4
[0051] 同時押出しされたフィルム(3,4)との積層のために重要な追加層は、OPET,OPA,PA,OPP、フィルムを含むアルミニウム箔、フィルムを含む紙‐‐‐である(図4)。] 図4
[0052] 被覆フィルムの遮断性を改善するために、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素‐‐‐の蒸着層がこの保護フィルム層上に付与されることができる(OPET,OPPはこの目的のために広く使用されている)。フィルムのアルミニウム箔タイプによる積層はまた、この視点では重要であるかもしれない。積層された保護フィルム構造7は同様にそれ自身二つ以上の層の積層であることができる。接着剤積層及び押出し積層の両方が使用されることができる。]
[0053] クレームされた包装により与えられる主要な安全上の特徴は、通常の封止法により被覆フィルム2を再封止することが不可能であることである。これは、下部ウエブ1の封止継目上に残されるプッシュスルー層の常に残存する残留物質6のためである。いったん包装が開口され、ポケットを覆う破られたプッシュスルーポリマー層3が除去されると、続いての熱再封止は不可能となる。この独自の特徴は、上述したようにプッシュスルーポリマー層3と保護ポリマー層4で特別なポリマータイプを組合せることによりもっぱら達成されることができる。]
[0054] 不正行為明示を提供する別の可能な安全上の特徴は、保護ポリマー層4とは別の色/外観を持つプッシュスルーポリマー層3の使用である。いったん包装が開口され、プッシュスルーポリマー層3が破られかつ除去されると、図10及び11に示されるように、最初の包装の外観を再現することは不可能である。] 図10
[0055] 実施例1
包装は:
− 300μmのPETGの熱成形されたプラスチックのベースウエブ1;
− 8μmのPETG(Eastman−KodakからのEaststar 6763)のプッシュスルー層3と、30μmのPPブロックコポリマー(BorealisからのRB307MO)の可剥性保護層4との同時押出しにより得られた同時押出しフィルムを含む多層被覆フィルム2
を含む。
同時押出し体(3,4)は次いで、2K−PU接着剤8を用いて、12μmのOPET(DuPont Teijin FilmsからのMylar 800)の追加の層7をPP側上に積層される。]
[0056] 実施例2
包装は:
− 300μmのPPの熱成形されたプラスチックのベースウエブ1;
− 5μmのエチレンプロピレンブロックコポリマー(BorealisからのRD735CF)のプッシュスルー層3と、35μmのPETG(Eastman−KodakからのEaststar 6763)の可剥性保護層4との同時押出しにより得られた同時押出しフィルムを含む多層被覆フィルム2
を含む。
同時押出し体(3,4)は次いで、2K−PU接着剤8を用いて、15μmのOPA(HoneywellからのCapran 1200)の追加の層7をPETG側上に積層される。]
[0057] 実施例3
包装は:
− 240μmのAPET/PEの熱成形されたプラスチックのベースウエブ1;
− 10μmのMDPE(ExxonMobilからのLD 151BW)のプッシュスルー層3と、40μmのPPブロックコポリマー(BorealisからのBB213CF)の可剥性保護層4との同時押出しにより得られた同時押出しフィルムを含む多層被覆フィルム2
を含む。
同時押出し体(3,4)は次いで、2K−PU接着剤8を用いて、12μmのOPET(DuPont Teijin FilmsからのMylar 800)の追加の層7をPP側上に積層される。]
[0058] 実施例4
包装は:
− 240μmのPVCの熱成形されたプラスチックのベースウエブ1;
− 10μmの30%炭酸カルシウムを含むエチレンとメチルアクリレートのコポリマー(DuPontからのElvaloy 1218AC)のプッシュスルー層3と、40μmのPA(DSMからのAkulon F132−F)の可剥性保護層4との同時押出しにより得られた同時押出しフィルムを含む多層被覆フィルム2
を含む。
ポリアミド層は既に高溶融温度を持つので、この被覆フィルムはさらに積層されない。]
[0059] 実施例5
包装は:
− 240μmのPETGの熱成形されたプラスチックのベースウエブ1;
− 15μmのPETG(EastmanからのEaststar 6763)のプッシュスルー層3と、50μmのLDPE(SabicからのSabic 2201 TH00)の可剥性保護層4との同時押出しにより得られた同時押出しフィルムを含む多層被覆フィルム2
を含む。
同時押出し体(3,4)は次いで、2K−PU接着剤8を用いて、12μmのAlOx被覆配向PET(AMCOR−CamvacからのCamclear RHB−Y)の追加の層7をLDPE側上に積層される。]
[0060] 実施例6
包装は:
− 300μmのPETG/PEの熱成形されたプラスチックのベースウエブ1;
− 20μmの99%MDPE(ExxonMobilからのLD 151BW)+1%マスターバッチ赤色顔料(SchulmanからのPolybatch 5020)のプッシュスルー層3と、30μmのPETG(EastmanからのEaststar 6763)の可剥性保護層4との同時押出しにより得られた同時押出しフィルムを含む多層被覆フィルム2
を含む。
同時押出し体(3,4)は次いで、2K−PU接着剤8を用いて、12μmのアルミニウム箔(Hydro Aluminiumからのもの)と12μmの配向PET(DuPont Teijin FilmsからのMylar 800)の積層体の追加の層7をPETG側上に積層される。]
[0061] 包装の調製、試験法及び試験結果
ベースウエブ1がMultivac包装機上で熱成形され(6×13cm、1.5cm深さの包装体)、多層被覆フィルムが以下の条件:
− 圧力:0.2〜0.6MPa
− 温度:140〜180℃
−封止時間:2〜8秒
を用いてベースウエブ上に封止される。]
[0062] プッシュスルーポリマー層3と可剥性保護ポリマー層4の同時押出し体(3,4)の性質
剥離強度測定がASTMF−88−00に従って以下のパラメーター:
−掴み具分離速度:300mm/分
−テール保持法:180°支持
−試料幅:15mm
により実施された。
穿刺抵抗測定がASTM F1306−90に従って以下のパラメーター:
− 3.2mm直径半球形(二軸応力)プローブ(8mm2)
−クロスヘッド速度:25mm/分
により実施された。]
実施例

[0063] ]
[0064] 1.ポリマーベースウエブ
2.多層被覆フィルム
3.プッシュスルーポリマー層
4.保護ポリマー層
5. 開口補助
6.剥離及び開口後のベースウエブ上のプッシュスルー層残留物(残留封止継目)
7. 保護ポリマー層(4)上に積層または同時押出しされた追加の保護層
8.接着剤層
9. 封止表面]
权利要求:

請求項1
少なくとも一つのポケットを含むポリマーベースウエブ(1)と、前記ポケットを覆う多層被覆フィルム(2)とを含む、不正再使用に対して保証された不正行為明示プッシュスルー包装であって、前記多層被覆フィルム(2)が、その封止側に同時押出しポリマーフィルムを含み、前記同時押出しポリマーフィルムが、永久封止によりベースウエブ上に封止されたプッシュスルーポリマー層(3)と、可剥性保護ポリマー層(4)とを含み、両層(3,4)のポリマーが不相溶性であり、かつ中間層なしに互いに直接接触しており、前記プッシュスルーポリマー層(3)と前記可剥性保護ポリマー層(4)の間の付着力が前記ポリマーベースウエブ(1)と前記プッシュスルーポリマー層(3)の間の封止強度より低く、さらに、使用時に、プッシュスルー層がポケットを覆うプッシュスルー層(3)の一部の除去後に封止継目(6)を残し、前記保護層(4)が前記封止継目(6)上に熱封止工程により再封止されることができないことを特徴とする不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項2
前記多層被覆フィルム(2)が少なくとも一つの追加の層を含むことを特徴とする請求項1に記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項3
前記少なくとも一つの追加の層が紙、金属及びポリマーからなる群から選ばれることを特徴とする請求項2に記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項4
前記プッシュスルー層(3)と前記保護層(4)の間の付着力がASTMF88−00に従って測定すると0.3N/15mm〜3.5N/15mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項5
プッシュスルー層(3)の穿刺抵抗がASTMF1306−90に従って測定すると、0.6N〜7Nであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項6
プッシュスルー層(3)の穿刺抵抗がASTMF1306−90に従って測定すると、1.4N〜4Nであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項7
プッシュスルー層(3)の厚さが20μm未満であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項8
プッシュスルー層(3)の厚さが15μm未満であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項9
プッシュスルーポリマー層(3)と可剥性保護ポリマー層(4)の不相溶性ポリマーの組合せがPETG/PPブロックコポリマー、PETG/LDPE、エチレン−プロピレンブロックコポリマー/PETG、MDPE/PP,MDPE/PETG及びEMA/PAからなる群から選ばれることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項10
プッシュスルーポリマー層(3)が無機充填剤を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項11
プッシュスルーポリマー層(3)が保護ポリマー層(4)とは別の色及び/または外観を持つことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
請求項12
プッシュスルー層(3)とベースウエブ(1)のポリマー間の相溶性が、ポケットを覆うプッシュスルー層の一部を除去した後であってもベースウエブ(1)上に永久に封止された永久継目(6)の存在を保証することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の不正行為明示プッシュスルー包装。
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同族专利:
公开号 | 公开日
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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