![]() オフセットガレットを備えた丸鋸ブレード
专利摘要:
鋸ブレードは、その周縁部に沿った複数の切断要素、および中心軸穴を有する円形コアを含む。1つまたは複数のオフセットガレットは、コアの周縁部から半径方向内側に延びる。各オフセットガレットは、コアの片側にある第1の開口、およびコアの他方の側にある第2の開口を含む。第1および第2の開口は隣接するが、互いに少なくとも部分的にずれており、オフセットガレットの少なくとも一部は見通せないものとされる。 公开号:JP2011509840A 申请号:JP2010543307 申请日:2009-01-21 公开日:2011-03-31 发明作者:アンドレ・アール・ジー・ハイン 申请人:サン ゴバン アブレシブ;サンゴバン アブレシブ インコーポレーティド; IPC主号:B23D61-04
专利说明:
[0001] 関連出願 本願は、米国特許法119条(e)に基づき、2008年1月22日に出願の米国仮特許出願第61/011,805号の利益を主張するものであり、この特許は、参照によりその全体を本明細書に援用するものとする。] [0002] 本発明は、鋸ブレードに関し、より詳細には、疲労を軽減し、ブレードの寿命を延ばすように設計されたガレットを有する丸鋸ブレードに関する。] 背景技術 [0003] 従来の丸鋸ブレードは通常、その周縁部に沿って離間した一連のカッタまたは歯を有する鋼製の円形コアを含む。ブレードの周縁部から内側に延びる切欠きの形態のガレットは、カッタ間に空間を形成するようにしばしば配置されて、ブレードの応力を軽減し、切り屑を除去することにより切断に寄与する。様々なガレット構成を使用することができる。特定のブレードに採用される実際のガレット構成は、そのブレードを使用すると予想される切断用途によって決まる。] [0004] 比較的幅狭のガレットを有する鋸ブレードは、携帯用電動鋸を用いた建設材料の切断と、もう1つは、円滑な切断動作が望ましい固定機械での石の切断用途とに有用であると分かっている。切断動作の円滑性は、例えば、比較的幅狭のガレットを使用するなどして、カッタを互いに比較的近接して置くようにした場合に高くなることが分かっている。その一方で、特に、ブレードが高い半径方向圧力を受ける場合に、これらのガレットの小さい丸みの付いた端部からクラックが広がる傾向がある。この問題は、疲労境界(fatigue barrier)を超えたブレードで深刻になる。あるいは、比較的幅広のガレットを有する鋸ブレードを使用することもできる。これらのガレットは通常、それらの内側端部の半径が比較的大きくなっており、ブレードに比較的高い疲労強度をもたらすことが分かっている。したがって、これらのガレットは、他のブレードタイプでは応力によるクラックがガレットから広がるために不良になる傾向がある、アスファルトまたはコンクリートの床の切断などの比較的高応力の切断環境に有用である。] [0005] 鍵穴形状のガレットは、幅狭のガレットと幅広のガレットの両方の利点を併せ持とうとするものである。これらのガレットにより、(例えば、切断動作が円滑に行われるように)ブレードのカッタを互いに比較的近接して配置することが可能になり、その一方で、さらに、(例えば、クラックの形成を減らすのに寄与するように)その半径方向内側端部で各ガレットに比較的大きな半径が付与される。鍵穴ガレットは、用途によっては幅狭ガレットおよび幅広ガレットに勝る改良された特性を示すことができるが、欠点がないわけではない。例えば、鍵穴ガレットで得られる結果は、鋼や、比較的異種の加工材料混合物、例えば、鉄骨鉄筋コンクリートなどの切断が困難な材料を使用する用途では、決して最上のものではなかった。これらの条件下で、クラックがガレットの端部または側部から広がると分かっており、これは、使用者の安全および鋸の性能を損なう恐れがある。] 発明が解決しようとする課題 [0006] したがって、丸鋸ブレードに適した改良されたガレットが必要である。] 課題を解決するための手段 [0007] 本発明の一実施形態は丸鋸ブレードを提供する。丸鋸ブレードは、第1の平面側および第2の平面側、中心軸穴、ならびに外縁部を有する円形コアを含む。複数の切断要素がコアの外縁部にある。さらに、コアの外縁部から半径方向内側に延びる1つまたは複数のオフセットガレットがある。各オフセットガレットは、コアの第1の平面側にある第1の開口、およびコアの第2の平面側にある第2の開口を含む。第1および第2の開口は隣接するが、互いに少なくとも部分的にずれており、オフセットガレットの少なくとも一部は見通せない(すなわち、第1および第2の開口の少なくとも一部は互いに重なり合っていない)。そのような一実施形態では、第1および第2の開口間に重なりがないので、オフセットガレットのどの部分も見通せない。第1および第2の開口は、第1の開口の少なくとも一部が第2の開口の一部の鏡像となるように、例えば、対称に配置することができる(ただし、そのような対称性は必須ではない)。特定の一例では、コアは、第1および第2の平面側間に音波減衰材料(例えば、コルク、エポキシ、にかわ、樹脂、銅、および軟鉄の少なくとも1つ)の中間層をさらに含むサンドイッチ型のコアとされる。例えば、第1および第2の平面側は、(例えば、適切な結合材料および機械式留め具の少なくとも1つによって)互いに動作可能に結合されてコアを形成する別個の部片とすることができる。コアは、例えば、鋼および/または非金属材料で作ることができる。切断要素には、例えば、固定砥粒セグメント、砥粒単層、および/または歯を含めることができる。特定の一構成では、隣接する切断要素間に少なくとも1つのオフセットガレットがある。別の特定の構成では、各オフセットガレットは、その形状に楕円性を含む。] [0008] 本明細書で説明する特徴および利点はすべてを含めたものではなく、特に、それ以上の多数の特徴および利点が、図面、明細書、および特許請求の範囲から当業者に明らかになるであろう。さらに、明細書で使用する専門用語は、主に可読性および教示目的で選択され、本発明の対象の範囲を限定するためではないことに留意されたい。] [0009] 添付の図面では、参照符号は、様々な図を通じて同じ部品を指す。図面は必ずしも一定の縮尺ではなく、それよりも本発明の原理を図示することに重きを置いた。] 図面の簡単な説明 [0010] 本発明の実施形態によるオフセットガレットを用いて構成された丸鋸ブレードを示している。 本発明の実施形態によるオフセットガレットを用いて構成された丸鋸ブレードを示している。 本発明の実施形態による、図1aに示したオフセットガレットに関する詳細図を示している。 本発明の実施形態による、図1aに示したオフセットガレットに関する詳細図を示している。 本発明の実施形態による、図1aに示した砥粒セグメントに関する詳細図を示している。 本発明の実施形態によるオフセットガレットを用いて構成された丸鋸ブレードの斜視図を示している。 本発明の実施形態によるオフセットガレットを用いて構成された丸鋸ブレードの斜視図を示している。 本発明の実施形態によるオフセットガレットを用いて構成された丸鋸ブレードの斜視図を示している。] 図1a 実施例 [0011] 丸鋸ブレード用の改良したガレットが開示される。ガレットは、鋸ブレードの用途に応じた、基本的に任意の適切な形状(例えば、幅狭型、幅広型、鍵穴型、英数字型、および図形型構造)で構成することができる。ガレットは、重ならないようにまたは一部のみ重なるように互いにずれた(ブレードのそれぞれの側にある)両側の開口を含み、耐クラック性があり、従来のガレット構造に特有の笛状音(whistle−noise)を大幅に低減する。] [0012] 総括 従来のサンドイッチ型鋸ブレードは通常、2つの外側鋼層と、より弾性のある異なる材料(例えば、コルク、エポキシ、にかわ、樹脂、銅、または軟鉄)の中間層または「挟み込まれた」層とを含む。このサンドイッチ型ブレードの目的は、作業中の騒音を低減することである。前記のように、サンドイッチ型のブレードを含めた既存のブレードは、ブレードの周縁部から内側に延びる切欠きの形態のガレットを有する。これらのガレットは、カッタ間に空間を形成するように配置されることが多く、切断を手助けし、切断作業中および製造工程時の応力を軽減する。従来のサンドイッチ型ブレードによれば、両方の外側鋼製コアにあるガレットは完全に合致する。そのような構造により、ランドの長さが最大限になり、ブレード使用時に最大限の空気流がガレットを通過することが可能になる。] [0013] 対照的に、本発明の実施形態はオフセットガレットを採用する。各オフセットガレットは、ブレードの片側にある開口を含み、この開口は、ブレードの他方の側の対応する開口からずれている。このように、ブレード内に見通せるガレット開口が全くないか、あるいはブレード内に部分的にのみ見通せるガレット開口がある(オフセットガレット開口の限られた部分が重なる)。さらに、ガレット開口は、カッタのために十分なランド長さをとることができるように、十分に近接することができる。したがって、(ガレット開口が部分的に重なるかどうかに応じて)ブレードが回転している間にガレットを通る空気流が減少したり、または空気流が少しもなかったりする。最大限に見通せる従来のガレットを有するブレードに作用するこの空気流により、切断するときに、さらにはアイドリング回転数のときでさえ笛状音が発生する。この笛音は高周波騒音であり、人間の耳には不快である。本明細書で説明するオフセットガレットを使用して、そのような騒音を大幅に低減するか、またはそうでない場合は完全になくすことができる。さらに、ブレード内の見通せるガレット穴がなくなるか、またはそうでない場合は小さくなるので、ガレット領域でブレードの剛性が高くなる。さらには、この高くなった剛性は、クラックの発生を回避してブレード寿命を長くするのに寄与する。] [0014] 前記のように、オフセットガレットは、特定のガレット形状と結びつくことはない。より正確に言えば、ランドの長さがカッタを所望通りに配置するのに十分でありさえすれば、あらゆるガレット形状および構造を使用することができる。さらに、オフセットガレットをサンドイッチ型ブレード(例えば、2つの外側層および中間層)と共に使用するか、またはオフセットガレット開口を実現可能にする他の任意のブレード構造と共に使用することができる。例えば、ブレード構造には、互いに直接結合された2つの別個の外側層(中間層はない)、または単一一体構造コアの2つの外側層を含めることができる。鋸ブレードの切断要素は、(木材やプラスチックなどを切断するための)歯や、(石材や他の非常に硬い材料などを切断するための)砥粒セグメントを用いて構築することができる。] [0015] 鋸ブレードおよびガレット実施例 図1a〜1dは、本発明の実施形態によるオフセットガレットを用いて構成された丸鋸ブレードを示している。見て分かるように、丸鋸ブレード10は、一連のオフセットガレット16によって分離された周縁切断要素12を有する。] 図1a 図1b 図1c 図1d [0016] 示した実施形態では、ブレード10は、軸穴14を有するコア21を含み、軸穴14を通じて、丸鋸のスピンドルまたは他の適切な機械に従来と同様に(例えば、ねじ付き留め具を用いて)取り付け、留めることができる。実施形態によっては、ブレード10は、米国特許出願公開第2006/0185492号明細書に記載のブッシュ、および/または米国特許出願公開第2006/0266176号明細書に記載の、複数の穴径に対処するためのアセンブリをさらに含むことができる。これらの特許出願のそれぞれは、参照によりその全体を本明細書に援用するものとする。] [0017] 本発明の実施形態に従って構成された鋸ブレードは、様々な用途に使用することができる。例えば、鋸ブレード10は、ガソリン駆動の携帯鋸(例えば、Andreas Stihl AGによって製造されるSTIHL TS760)に取り付けることができ、鋼板を乾式切断するのに使用できる。さらに、鋸ブレード10は、床鋸(例えば、Saint−Gobain SAによって製造されるClipper CSB1 P13)に取り付けることができ、コンクリートを湿式切断するのに使用することができる。さらに、鋸ブレード10は、自動式14馬力(10.3kW)切断鋸盤(例えば、HUARDによって製造されるHUARD 30V53)に取り付けることができ、鋼またはプラスチック管を切断するのに使用することができる。多数の適切な機械および用途が本開示から明らかになるであろう。] [0018] 示したように、コア21は形状が略円形である。例示的な一実施形態では、コアは、機械的に(例えば、溶接、リベット、ならびに/またはナットおよびボルト装置によって)互いに直接留められた2つの別個の外側層を含む。あるいは、コア21は、コルク、にかわ、エポキシ、または他の適切な制振材料(例えば、樹脂、銅、および軟鉄)などの騒音減衰材料の内側層を、2つの別個の外側層が挟み込むサンドイッチ型コアとすることもできる。あるいは、オフセットガレット16を(例えば、現場で、プレス成形を経て機械加工して、またはその他の方法で形成して)設けることができさえすれば、コア21は、適切な計測または成形プロセス(例えば、金属鋳造、射出成形、熱間圧縮成形、冷間圧縮成形など)を通じて一体で形成することができる。コア21の外側層は、それらが実際上別個であるかまたは一体であるかにかかわらず、手近にあって、1つまたは複数の切断用途に対して十分な強度を有する実質的に任意の材料で製造することができる。適切な材料の例には、鋼、アルミニウム、チタン、青銅、それらの複合材および合金、ならびにそれらの組み合わせが挙げられる(例えば、ANSI4130鋼、アルミニウム合金2024、6065、7178)。あるいは、用途によっては、強化プラスチックまたは非金属複合材を使用してコア21を構築することができる。] [0019] コア21は、切断要素12およびオフセットガレット16のほかに他の特徴部を有することができる。例えば、特定の一実施形態では、コア21は、軸穴14およびブレード10の周縁部と同軸に、かつそれらの間に配置された円周に沿って、主コア領域を貫通する1つまたは複数の孔を含む。これらの孔は、ブレード10の回転動作中に、所定の切り込み深さに対応する、コア21を貫通する環状窓を形成するように配置される。1つまたは複数の切り込み深さゲージを有する丸鋸ブレードについてのこれ以上の詳細は、例えば、米国特許第7,210,474号明細書に提示されており、この特許は、参照によりその全体を本明細書に援用するものとする。ブレードのバランスをとる、ブレードの供給元を示す、ブレードの動作音を低減する、およびブレードの適切な取り付けを示す、などの他の機能上の特徴を採用することもできる。] [0020] 図1cおよび図1dに最もよく示すように、この例示的な実施形態の各ガレット16は、(図1cに開口25、27として示した)涙のしずく形状の2つの開口を含む。特に、開口25はコア21の一方の側にあり、開口27はコア21の他方の側にある。2つの開口25、27は互いにずれており、開口25が開口27の鏡像になるように、2つの開口を対称に分離する(図1cに一点鎖線で示した架空の)平面31に対して位置を合わされる。ガレット16の各開口25、27は、円形ブレードの周縁部から半径方向内側に延びる平行な側壁によって画定される首部分18を含む。側壁の一方は、首部分18の半径方向内側端で他方から(約45°)それて、次いで弓形ベース部20を形成する。示すように、ベース部20は、(側部および/または底部で)その形状に楕円性を含み、この楕円性は、耐クラック性をさらに高めるように選択されている。ただし、前記のように、本明細書で説明したオフセットガレット16は、任意の適切な構造(形状、パターンなど)を用いて使用することができ、本発明は、任意の特定の構造または形状または形状セットに限定されることを意図するものではないことに留意されたい。さらに、代替の実施形態では、開口25、27は部分的に重なることができることに留意されたい。開口25、27間の重なり具合は変えることができ、そのような実施形態の中には、1〜75%の範囲をとるものもある(例えば、開口25の25%以上は開口27と重ならない)。開口25、27間の重なり具合はより高くすることができ(例えば、約99%)、重なり具合がそのようにより高くなるにつれて動作音の程度もより高くなる。当然ではあるが、開口25が開口27の鏡像になるように、開口25、27が対称に配置されることに関する説明は、そのように部分的にずらしたガレット構造にも同様に適用できる。そのような場合、鏡像は通常、開口25、27の重なっていない部分に一致する。] 図1c 図1d [0021] この例示的な実施形態では、切断要素12は、周縁部またはコア21に沿って離間した砥粒含有セグメントの形態をとる。図1eは、これらの例示的なセグメントに関する、寸法を追加した詳細図を示している。セグメントは、例えば、周縁部またはコア21にろう付けされるか、あるいはその他の方法で固定される金属結合剤に保持された超砥粒を含むことができる。例えば、ダイヤモンドおよび立方窒化ホウ素(cBN)などの超砥粒を、鉄、銅、およびスズなどの適切な金属結合剤と混合することで、超砥粒工具を製造することができる。次いで、その混合物を成形型内で圧縮して所望の形状(例えば、所望の幅、長さ、および曲率を有するセグメント)を形成する。次いで、「固まっていない」形成物を適切な温度で焼成して、多数の超砥粒が配置された結合セグメントを形成する。セグメントは、(例えば、ろう付け、電気めっき、またはレーザ結合によって)コア21の周縁部に取り付けられる。] 図1e [0022] 本発明の実施形態に従って構成され、切断要素12に適した砥粒セグメント構造を有する丸鋸ブレードのさらなる詳細が、例えば、米国特許第5,518,443号明細書(砥粒の体積パーセントが交互に替わる砥粒セグメント)、米国特許第6,033,295号明細書(砥粒セグメント部分が硬化する)、および米国特許第5,868,125号明細書(刻み目のある砥粒セグメント)に提示されており、これら特許のそれぞれは、参照によりその全体を本明細書に援用するものとする。さらに、セグメント数を少なくし、折れ/曲がりに対する抵抗性を改善し、製造コストを下げるために、ブレード直径に比例して砥粒セグメントを長くすることができる。そのような一実施形態では、砥粒セグメント長さ/ブレード直径比は最小で0.2である。前記のように、比較的困難な切断作業に(例えば、コンクリート、アスファルト、石、および他の硬質材料を切断するのに)砥粒セグメントを使用することができる。] [0023] あるいは、鋸ブレード10には、木材、プラスチックなどの比較的軟質の材料の切断を意図した、適用性の広い丸鋸ブレードの典型である歯の形態の切断要素12を設けることができる。公知のように、歯は任意の大きさおよび形状とすることができる。さらに、歯には、タングステンカーバイドなどから作られる従来の硬化刃先を付けることができ、かつ/または砥粒を結合させることもできる。そのような例示的な一実施形態では、鋸ブレード10には、米国特許第6,817,936号明細書および米国特許第6,935,940号明細書に記載のように、各歯の少なくとも一部に化学的に結合された砥粒の単層を有する複数の歯を設けることができ、これらの特許はそれぞれ、参照によりその全体を本明細書に援用するものとする。] [0024] あるいは、鋸ブレード10には、(周縁部に結合セグメントを取り付けたり、または歯を設けたりするのではなく)コア21の周縁部にろう付けされるか、電気めっきされるか、またはその他の方法で付着された砥粒の単層の形態の切断要素12を設けることができる。本開示から明らかなように、切断要素12の様々な構成および材料を本発明の実施形態に使用することができる。本発明は、特定の切断要素構成または方式に限定されることを意図するものではない。] [0025] 例示的寸法(ミリメートル、mm)が図1a〜図1dにも示されている。これらの寸法は、製造可能な具体的かつ例示的な一実施形態として単に提示されているに過ぎない。一方、様々な寸法およびオフセットガレット構成を使用して、本発明の実施形態による鋸ブレードを構築できることが、本開示を考慮すれば容易に分かるであろう。本発明は、特定のセットまたは範囲のブレード寸法または構成に限定されることを意図するものではない。より正確に言えば、本発明の実施形態は、その意図した目的のために構築でき、本明細書で説明したオフセットガレットを用いて構成できる任意の鋸ブレードを対象とすることを意図したものである。] 図1a 図1b 図1c 図1d [0026] 図2a、図2b、および図2cは、本発明の別の実施形態に従って構成されたオフセットガレットの斜視図を示している。見て分かるように、丸鋸ブレード10は、一連のオフセットガレット216によって分離された周縁切断要素12を備えたコア21を有する。切断要素12およびコア21に関する説明を含む、図1a〜1dを参照した前記の説明は、この場合にも同様に適用可能であり、オフセットガレット16および鋸ブレード10に関する全般的な説明も適用可能である。図2a〜2cに示す実施形態の主な相違は、オフセットガレット216の構造にある。] 図1a 図1b 図1c 図1d 図2a 図2b 図2c [0027] より詳細には、この例示的な実施形態の各オフセットガレット216は、(開口225、227として示した)音符形状の2つの開口を含む。特に、図2cに最もよく示すように、開口225はコア21の側211にあり、開口227はコア21の側210にある。この例のコア21は、サンドイッチ型のコアとして示されていて、中間層212をさらに含み、この中間層は平面側210、211間に挟まれている。2つの開口225、227は互いにずれており、開口225が開口227の鏡像になるように、2つの開口を対称に分離する(架空の)平面に対して位置を合わされる。ガレット216の各開口225、227は、円形ブレードの周縁部から半径方向内側に延びる平行な側壁によって画定される首部分218を含む。側壁の一方は、首部分218の半径方向内側端で円形ベース部220につながっている。] 図2c [0028] 代替の実施形態では、開口225、227は、前記のように部分的に重なることができることを思い起こされたい。さらに、他の開口構造を使用して、オフセットガレット216を設けることができる(例えば、首部分218のみを有する幅狭開口、または円形ベース部220の幅の「首」部分だけを有する幅広開口、または示したような鍵穴開口、または「J」字形状の開口、またはクエスチョンマークもしくは渦巻形状の開口。例示的な一実施形態では、オフセットガレット216は、米国特許第6,878,051号明細書に記載されているように、英数字、図形、および/または登録商標インディシア(indicia)の形態に成形された開口を使用して設けられる。別の例示的な実施形態では、米国意匠特許第458,948号、459,375号、459,376号、459,740号に示すように、直線的な鍵穴開口よりも半径方向に深く延び、直線的な鍵穴開口を組み入れた矢印形状の開口を使用して、オフセットガレット216が設けられる。別の例示的な実施形態では、例えば、米国特許出願公開第2006/0236838号明細書に示すように、疲労およびクラックを低減するように設計された開口を使用して、オフセットガレット216が設けられる。これらの特許および出願はそれぞれ、参照によりその全体を本明細書に援用するものとする。より一般的な意味では、特定の鋸ブレード用のオフセットガレット216の開口構造は通常、そのブレードが使用されると予想される切断用途に基づいて選択される。] [0029] さらに、開口225、227は、開口225が開口227の鏡像になるように対称に配置されて示されていることに留意されたい。この対称および鏡像関係は、本発明のすべての実施形態に必要とされるわけではない。例えば、代替の実施形態では、開口227は1つの構造を有することができ、開口225は別の構造を有することができて、対称性および鏡像性はほとんどないか、または全くない(例えば、オフセットガレット216は互いに近接し、ずれているが、それぞれがコア21のそれぞれの側にある、異なる形状の2つの開口で構成される)。さらに、開口225、227は同じ構造であるが、鏡像性を持たせないように同じ方向に向けることができる(例えば、各音符形状の開口225、227が同じ方向を向く)。一般的に、オフセットガレット216を構成する開口225、227は、所与の用途に対して要望通りの様々な形状および構成を有することができる。] [0030] 本発明の実施形態についての前記の説明は、例示および説明のために提示された。前記の説明は、それに尽きること、または開示したそのままの形態に本発明を限定することを意図するものではない。本開示を考慮すれば、多数の修正および変形が実施可能である。本発明の範囲は、この詳細な説明によってではなく、本明細書に添付された特許請求の範囲によって限定される。]
权利要求:
請求項1 第1の平面側および第2の平面側、中心軸穴、ならびに外縁部を有する円形コアと、前記コアの前記外縁部にある複数の切断要素と、前記コアの前記外縁部から半径方向内側に延び、前記コアの前記第1の平面側の第1の開口、および前記コアの前記第2の平面側の第2の開口をそれぞれが含む1つまたは複数のオフセットガレットであって、前記第1および第2の開口は隣接するが、少なくとも部分的に互いにずれて、前記オフセットガレットの少なくとも一部は見通せないものとされる、1つまたは複数のオフセットガレットと、を含む丸鋸ブレード。 請求項2 前記第1および第2の開口間に重なりがなくて、前記オフセットガレットのどの部分も見通せないものとされる、請求項1に記載の丸鋸ブレード。 請求項3 前記第1の開口の少なくとも一部が、前記第2の開口の一部の鏡像となるように、前記第1および第2の開口が対称に配置される、請求項1に記載の丸鋸ブレード。 請求項4 前記第1および第2の平面側は、互いに動作可能に結合されて前記コアを形成する別個の部片である、請求項1に記載の丸鋸ブレード。 請求項5 前記第1および第2の平面側は、結合材料および機械式留め具の少なくとも1つによって動作可能に結合される、請求項4に記載の丸鋸ブレード。 請求項6 前記コアは、前記第1および第2の平面側間に結合された、音波減衰材料の中間層をさらに含むサンドイッチ型コアである、請求項4に記載の丸鋸ブレード。 請求項7 前記音波減衰材料には、コルク、エポキシ、にかわ、樹脂、銅、および軟鉄の少なくとも1つが含まれる、請求項6に記載の丸鋸ブレード。 請求項8 前記コアは非金属材料で作られる、請求項1に記載の丸鋸ブレード。 請求項9 前記コアは鋼で作られる、請求項1に記載の丸鋸ブレード。 請求項10 前記切断要素には、結合された砥粒セグメント、砥粒の単層、または歯のうちの1つが含まれる、請求項1に記載の丸鋸ブレード。 請求項11 隣接する切断要素間に少なくとも1つのオフセットガレットがある、請求項1に記載の丸鋸ブレード。 請求項12 各オフセットガレットには、その形状に楕円性がある、請求項1に記載の丸鋸ブレード。 請求項13 第1の平面側および第2の平面側、中心軸穴、前記第1および第2の平面側間に挟まれた音波減衰材料の中間層、ならびに外縁部を有する円形コアと、前記コアの前記外縁部にある複数の切断要素と、前記コアの前記外縁部から半径方向内側に延び、前記コアの前記第1の平面側の第1の開口、および前記コアの前記第2の平面側の第2の開口をそれぞれが含む1つまたは複数のオフセットガレットであって、前記第1および第2の開口は隣接するが、少なくとも部分的に互いにずれて、前記オフセットガレットの少なくとも一部は見通せないものとされる、オフセットガレットと、を含む丸鋸ブレードにおいて、前記第1の開口の少なくとも一部が、前記第2の開口の一部の鏡像となるように、前記第1および第2の開口が対称に配置される、丸鋸ブレード。 請求項14 前記第1および第2の開口間に重なりがなくて、前記オフセットガレットのどの部分も見通せないものとされる、請求項13に記載の丸鋸ブレード。 請求項15 前記第1および第2の平面側は、互いに動作可能に結合されて前記コアを形成する別個の部片である、請求項13に記載の丸鋸ブレード。 請求項16 前記音波減衰材料には、コルク、エポキシ、にかわ、樹脂、銅、および軟鉄の少なくとも1つが含まれる、請求項13に記載の丸鋸ブレード。 請求項17 前記切断要素には、結合された砥粒セグメント、砥粒の単層、または歯のうちの1つが含まれる、請求項13に記載の丸鋸ブレード。 請求項18 第1の平面側および第2の平面側、中心軸穴、ならびに外縁部を有する円形コアであって、前記第1および第2の平面側は、結合材料および機械式留め具の少なくとも1つによって動作可能に結合される、円形コアと、前記コアの前記外縁部にある複数の切断要素であって、結合された砥粒セグメント、砥粒の単層、または歯のうちの1つが含まれる複数の切断要素と、前記コアの前記外縁部から半径方向内側に延び、前記コアの前記第1の平面側の第1の開口、および前記コアの前記第2の平面側の第2の開口をそれぞれが含む1つまたは複数のオフセットガレットであって、前記第1および第2の開口は隣接するが、少なくとも部分的に互いにずれて、前記オフセットガレットの少なくとも一部は見通せないものとされる、1つまたは複数のオフセットガレットと、を含む丸鋸ブレード。 請求項19 前記第1および第2の開口間に重なりがなくて、前記オフセットガレットのどの部分も見通せないものとされる、請求項18に記載の丸鋸ブレード。 請求項20 前記第1の開口の少なくとも一部が、前記第2の開口の一部の鏡像となるように、前記第1および第2の開口が対称に配置される、請求項18に記載の丸鋸ブレード。
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