![]() 閉塞部除去システム
专利摘要:
血管系内の塊状物または閉塞部の経皮的除去のための閉塞部除去システムが開示される。閉塞部除去システムは、駆動ベルトに沿って生成する複数の循環性の捕捉デバイスを有する多管腔カテーテルを含む。複数の捕捉デバイスは、駆動ベルトに取り付けられたバスケット様デバイスであってよく、または、駆動ベルトの巻かれたまたは突出する一体セクションによって形成されてもよい。循環性の捕捉または干渉デバイスは、一連のパスによって漸次的な塊状物または閉塞部の除去に影響を及ぼす。 公开号:JP2011509147A 申请号:JP2010542248 申请日:2008-12-22 公开日:2011-03-24 发明作者:ジェレミー ジョンソン;ミッシェル シルヴァー;ダスティン トンプソン;ディー;エイチ パーキンズ;ケヴィン マウフ 申请人:メドトロニック カルディオ ヴァスキュラー インコーポレイテッド; IPC主号:A61B17-00
专利说明:
[0001] 本発明は、血管系内の塊状物または閉塞部の経皮的除去のための閉塞部除去システムに関する。] 背景技術 [0002] 脳卒中、肺塞栓、末梢血栓、およびアテローム性動脈硬化などのいくつかの血管障害は、血管内の正常な血流を妨げる閉塞部の形成を特徴とする。たとえば、虚血性卒中は、脳の主要な動脈のうちの1つの動脈の閉塞部によって引起される神経学的機能不全である。動脈血流の血行力学的に重大な制限は、虚血と呼ばれる組織の酸素欠乏をもたらし、また、急速に細胞死および器官機能不全をもたらす可能性がある。脳は、虚血に対して最も敏感な器官であり、心臓、腹部器官、および四肢がそれに続く。脳は、通常、大量の神経死(脳卒中)を伴わずには、長期間、虚血に耐えられない。脳内の虚血事象を処置するとき、血流を迅速かつ安全に回復させることが不可避である。閉鎖は、他の身体部位から離脱した(心臓、頚動脈、または他のところで形成された)、または、脳血管自体から離脱した塞栓または血栓性組織片の結果であり場合がある。塞栓または血栓性組織片は、下流に移動して、狭い脳動脈を閉塞部させる可能性がある。閉鎖はまた、閉鎖部位における血塊の形成(血栓)またはアテローム性動脈硬化によって引起される血管管腔の閉塞部によって引起される可能性がある。] [0003] 脳卒中は、米国における第3の最も一般的な死因であり、最も能力を奪う神経障害である。出血性卒中は、毎年の脳卒中母集団の20%を反映する。出血性卒中は、脳組織内に出血する動脈瘤または動静脈奇形の破裂によって起こることが多く、脳梗塞をもたらす。脳卒中母集団の残りの80%は、虚血性卒中であり、脳から酸素を搬送する血液を欠乏させる血管の閉塞部によって引起される。] [0004] 患者が、神経学的欠陥を呈するとき、脳卒中の原因についての診断的仮説は、患者の履歴、脳卒中危険因子の検討、神経学的検査に基づいて生成される。虚血事象が疑われる場合、患者が、塞栓の心原性発生源、大きな動脈の頭蓋外疾病または頭蓋内疾病、小さな動脈の実質内疾病、あるいは、血液病または他の全身性障害を有するかどうかを、臨床医は、試しに評価できる。頭部CTスキャンは、患者が虚血性発作または出血性発作を患ったかどうかを判定するために実施されることが多い。血液は、くも膜下出血、実質内血腫、または心室内出血のCTスキャン上に存在する。] 発明が解決しようとする課題 [0005] 従来、急性虚血卒中の危機管理は、主に、一般的な支持的な看護、たとえば、水和、神経学的状態の監視、血圧コントロール、および/または抗血小板または抗凝固治療からなっていた。1996年に、米国食品医薬品局(Food and Drug administration)は、急性卒中を処置するために、Genentech Inc.の血栓溶解薬、組織プラスミノーゲン活性化因子(t−PA)、またはActivaseBの使用を承認した。しかし、この手法の成功率は、依然として非常に低い。この形態の治療によって、患者の30%だけが、注入後数ヶ月して、良好なまたは優れた臨床成績を実現することが予想され、(患者の頭部のCT検査に関して)プレゼンテーション時に頭蓋内出血の徴候を示す患者は、t−PA治療についての候補でない。同様に、経静脈的t−PA治療は、ほぼ6%の致死性頭蓋内出血率を伴う。] [0006] t−PAで処置される患者は、処置の最初の36時間の間に、症候性脳内出血を起こす可能性が高かった。症候性出血の頻度は、卒中の発生から3時間以上経過した後に、t−PAが投与されると増加する。急性虚血卒中においてt−PAを使用するときの時間制約以外に、他の禁忌は、以下のこと、すなわち、患者が、過去の脳卒中または先行する3ヶ月における重篤な頭部外傷を受けた場合、患者が、185mmHgを超える収縮期血圧または110mmHgを超える拡張期血圧を持つ場合、指定された限度内に血圧を低減するために、患者が攻撃的な処置を必要とする場合、患者が、抗凝固薬を摂取しているか、または、出血に対する性向を有する場合、および/または、患者が、最近の侵襲的外科手技を受けた場合を含む。したがって、選択された脳卒中患者のほんのわずかのパーセンテージだけが、t−PAを受ける資格を有する。] [0007] 新しい種類の「神経保護(neuroprotectant)」薬および「血管形成促進因子(angiogenesis promoter)」が開発され試験されている。これらの薬物(drug)は、脳卒中について有効治療窓を広げ、長期的な良好な成績を可能にする可能性がある。しかし、その薬物の使用は、新規の送出システムを必要とし、またしばしば、持続性のある臨床的改善を得るために、患者を安定化し、虚血が軽減されることを必要とする可能性がある。] [0008] 閉塞部性塞栓はまた、長年にわたって脈管系内の種々の部位から機械的に除去されてきた。たとえば、「フォガティーカテーテル(Fogarty catheter)」またはその変形は、脚および腕に見られる動脈から塊状物を除去するために、通常末梢部で使用されてきた。これらのよく知られているデバイスは、たとえば、それぞれが参照によりその全体を本明細書に援用される、Fogartyに対する米国特許第3,435,826号およびFogartyに対する米国特許第4,403,612号に記載される。一般に、これらの特許は、収縮するとバルーン材料が長手方向に伸張するバルーンカテーテルを記載している。フォガティーカテーテルまたは他の同様なカテーテルを使用して塞栓を除去する手技において、第1に、X線透視を使用して塊状物を位置特定することが一般的である。バルーンカテーテルの遠位先端は、その後、塊状物の中心を通るように注意深く動かされる。バルーンが塊状物の遠位側を通過すると、バルーンは膨張させられる。バルーンカテーテルは、その後、徐々に近位に引抜かれる。こうして、バルーンは、近位に、バルーンの先の方から塊状物が取出されうる地点まで塊状物を引張るように動作する。フォガティータイプカテーテルを使用する大多数の手技は、関連する血管から塊状物材料が除去されるまで、これらのステップを繰返す。] [0009] 捕捉および除去を達成するために、種々のワイヤコルクスクリューおよびバスケットが塞栓材料を通して遠位に進められなければならない種々の代替の塞栓取出しカテーテルもまた開発されてきた。たとえば、Concentric Medical, Inc.(カルフォルニア州マウンテンビュー(Mountain view, Calif.)にある)は、それぞれが参照によりその全体を本明細書に援用される米国特許第6,663,650号、米国特許第6,730,104号、および米国特許第7,285,126号に示されるような、閉塞部性塊状物内に進められるニチノール(ニッケル−チタン合金)形状記憶コルクスクリュー様コイルからなる管腔内塊状物取出しシステムを作製した。コイルおよびその取り付けられたワイヤは、その後、影響を受けた血管から引抜かれ、内頚動脈内に位置決めされたバルーン先端付きガイドカテーテル内に血栓材料を取出す。しかし、こうしたカテーテルを使用した塞栓の除去は、潜在的な問題を伴う。1つのこうした問題は、塊状物を通してカテーテルを進めることによって、除去がより困難になるかまたは不可能になるより遠方の部位に材料が移動させられるときに起こる。] [0010] こうして、急性虚血性卒中および閉塞部性脳血管疾病を病む患者を処置すること、および、塞栓症または血行力学的低下を病む症候性患者を処置することを含む、身体内の脈管系閉塞部を処置するときに、新しいデバイスおよび方法が必要とされる。血管内の処置場所から塞栓を、迅速かつ容易に、しかし効率的に排除するシステムを設計するときに直面するいくつかの重要な問題が存在する。第1に、こうした治療が行われる一部の血管の小さなサイズは、塞栓除去システムの設計における制限因子である。直径が3mm程度に小さい血管は、脳動脈、冠状動脈でごく一般に見出され、また、さらに一部の伏在静脈グラフトバイパス血管もまた、3mmまたは4mm程度に小さい可能性があるが、一部は、7mm程度に大きな範囲にある可能性がある。それでも、うまくいく塞栓除去システムは、極端に小さな作業エリア内で有効であり、曲がりくねった脳脈管系を安全に通過しなければならない。システムはまた、大きな血管、径が5mm以上の血管内で同様に有効でなければならない。] [0011] 別の障害は、塞栓寸法が様々であることである。決定的な研究は入手できないが、塞栓は、数十マイクロメートルから数百マイクロメートルまでのどこかの範囲にある適切な直径および5cmを超える長さを有する可能性があると思われる。より具体的には、患者にとって危険であると考えられる塞栓は、200〜300マイクロメートル程度、または、さらにそれより大きい直径を有する可能性がある。しばしば、閉塞部除去システムは、全閉塞部を捕捉し収容するために、遠位端に単一の捕捉デバイスしか備えていない。こうした捕捉デバイスは、ワンパスで全血管閉塞部源を効果的に除去するために、比較的大きなサイズでなければならない。しかし、比較的大きなサイズの単一の捕捉デバイスは、小さな血管に対処しない可能性がある。] [0012] そのため、有効な塞栓除去システムは、比較的大きな塞栓粒子および塊状物を取出し、同時に、比較的小さな血管に適応することができなければならない。閉塞部除去システムのサイズを最小にするために、本発明の閉塞部除去システムは、それぞれが、塊状物または閉塞部の小さな部分を捕捉して、血管閉塞部源を細切れ的にまたは漸次的に除去する複数の比較的小さな捕捉デバイスを利用する。] 課題を解決するための手段 [0013] 本発明の実施形態は、身体管腔内の閉塞部を除去するシステムを対象とする。] [0014] 閉塞部除去システムは、カテーテル軸および駆動ベルトを含む。カテーテル軸は、近位端、遠位端、遠位出口ポートを有する第1の管腔、および遠位再入力ポートを有する第2の管腔を有する。第1および第2の管腔は、カテーテル軸の近位端から遠位端まで並んで延在する。駆動ベルトは、第1の管腔、遠位出口ポート、遠位再入力ポート、および第2の管腔を通って循環方式でカテーテル軸内に配設される。複数の捕捉デバイスは、駆動ベルトがカテーテル軸を通って循環するときに身体管腔から閉塞部を除去するために、駆動ベルトの少なくとも一部分に沿って生成する。各捕捉デバイスは、捕捉デバイスがカテーテル軸の遠位出口ポートと近位再入力ポートとの間を移動するにつれて、閉塞部の少なくとも一部分を除去することが可能である。本発明の一実施形態では、駆動ベルトは、駆動ベルトがカテーテル軸を通って循環するときに身体管腔から閉塞部を除去するために、駆動ベルト上に複数の捕捉デバイスを形成する一体セクションを有する。本発明の別の実施形態では、複数の捕捉デバイスは、駆動ベルトがカテーテル軸を通って循環するときに身体管腔から閉塞部を除去するために、駆動ベルトに取り付けられる。] [0015] 本発明の実施形態はまた、身体管腔内の閉塞部を除去する方法を対象とする。閉塞部除去システムは、身体管腔内で閉塞部の近くに位置決めされる。閉塞部除去システムは、カテーテル軸と、駆動ベルトと、駆動ベルトの少なくとも一部分に沿って生成する複数の捕捉デバイスとを含む。カテーテル軸は、近位端、遠位端、遠位出口ポートを有する第1の管腔、および遠位再入力ポートを有する第2の管腔を有する。第1および第2の管腔は、カテーテル軸の近位端から遠位端まで並んで延在する。駆動ベルトは、複数の捕捉デバイスが、第1の管腔を通り、遠位出口ポートを通り、遠位再入力ポートを通り、第2の管腔を通って進むように、カテーテル軸を通って循環する。閉塞部の少なくとも一部分は、各捕捉デバイスがカテーテル軸の遠位出口ポートと遠位再入力ポートとの間を移動するにつれて、身体管腔から漸次的に除去される。全閉塞部は、複数の捕捉デバイスが、一連または複数連のパスでカテーテル軸を通って循環した後、身体管腔から除去されてもよい。] [0016] 本発明の先のまた他の特徴および利点は、添付図面で示すように、本発明の以下の説明から明らかになる。本明細書に組込まれ、仕様の一部を形成する添付図面は、本発明の原理を説明し、当業者が本発明を作って使用することを可能にするのに役立つ。なお、各図は実寸ではない。] 図面の簡単な説明 [0017] 本発明の実施形態による閉塞部除去システムの斜視図である。 図1のA−A線に沿った、本発明の実施形態による閉塞部除去システムの断面図である。 図1のA−A線った、本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの断面図である。 本発明の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の断面図である。 本発明の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の拡大斜視図である。 本発明の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の実施形態による複数の捕捉デバイスを形成するワイヤの側面図である。 本発明の別の実施形態による複数の捕捉デバイスを形成するワイヤの側面図である。 本発明の別の実施形態による複数の捕捉デバイスを形成するワイヤの側面図である。 本発明の別の実施形態による複数の捕捉デバイスを形成するワイヤの側面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの断面図である。 図16のA−A線に沿った閉塞部除去システムの断面図である。 本発明の実施形態による閉塞部除去システムの近位部分の斜視図である。 図17AのC−C線に沿った閉塞部除去システムの近位部分の斜視図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの近位部分の斜視図である。 図18Aに示す閉塞部除去システムの近位部分の拡大斜視図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの近位部分の断面図である。 図19Aに示す閉塞部除去システムの近位部分の別の断面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの近位部分の断面図である。 図20Aに示す閉塞部除去システムの近位部分の別の断面図である。 本発明の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図21Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の側面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図22Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の側面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図23Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の側面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図24Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の側面図である。 本発明の実施形態によるガイドワイヤ管腔を含む閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図25Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の平面図である。 本発明の別の実施形態によるガイドワイヤ管腔を含む閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図26Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の平面図である。 本発明の別の実施形態によるガイドワイヤ管腔を含む閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図27Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の平面図である。 本発明の別の実施形態によるガイドワイヤ管腔を含む閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図28Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の側断面図である。 図28Aに示す閉塞部除去システムの遠位部分の平面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムで利用されるプーリの斜視図である。 本発明の実施形態による閉塞部除去システムの近位部分の斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの側面図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの側面図である。 本発明の別の実施形態による捕捉デバイスの側面図である。 本発明の別の実施形態による、真っ直ぐにされた、または拡張していない構成の捕捉デバイスの斜視図である。 拡張した構成の、図38に示す捕捉デバイスの斜視図である。 本発明の実施形態による一連の捕捉デバイスの側面図である。 本発明の別の実施形態による一連の捕捉デバイスの側面図である。 本発明の別の実施形態による一連の捕捉デバイスの側面図である。 本発明の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の拡大斜視図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の側面図である。 本発明の実施形態による真っ直ぐにされた、または拡張していない構成の捕捉デバイスの側面図である。 拡張した構成の、図45Aに示す捕捉デバイスの側面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの断面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの側面図である。 図47に示す閉塞部除去システムの遠位部分の側断面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の側断面図である。 本発明の別の実施形態による閉塞部除去システムの遠位部分の側断面図である。 本発明の実施形態による2つの駆動ベルトを有する閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図51に示す閉塞部除去システムのカテーテル軸の断面図である。 本発明の実施形態による図51の閉塞部除去システムの遠位部分の側面図である。 本発明の別の実施形態による図51の閉塞部除去システムの遠位部分の側面図である。 本発明の別の実施形態による2つの駆動ベルトを有する閉塞部除去システムの遠位部分の斜視図である。 図55に示す閉塞部除去システムのカテーテル軸の断面図である。] 図1 図16 図17A 図19A 図20A 図21A 図22A 図23A 図24A 図25A 実施例 [0018] 本発明の特定の実施形態が、ここで、図を参照して述べられる。図では、同じ参照数字は、同一のまたは機能的に同じ要素を示す。用語「遠位(distal)」および「近位(proximal)」は、処置する臨床医に対する位置または方向に関して以下の記述で使用される。「遠位の(Distal)」または「遠位に(distally)」は、臨床医から遠い位置または臨床医から離れる方向である。「近位の(Proximal)」および「近位に(proximally)」は、臨床医に近い位置または臨床医に向かう方向である。] [0019] 以下の詳細な説明は、本来は例示であり、本発明または本発明の適用および使用を制限することが意図されない。本発明の説明は、血管、すなわち、脳、冠状、腸骨、大腿、伏在、頚部、および腎などの動脈および静脈の処置の文脈でなされるが、本発明はまた、有用であると思われる任意の他の身体通路で使用されてもよい。さらに、先行する技術分野、背景、簡単な概要、または以下の詳細な説明で提示される明示されたまたは示唆された任意の理論によって制限されるという意図が存在しない。] [0020] 本発明の実施形態は、バンド上の複数の捕捉または干渉デバイスを使用して血管系内の塊状物または閉塞部を経皮的に除去する閉塞部除去システムに関する。デバイスは、血管閉塞部源を除去することによる、急性卒中の処置のために使用されてもよい。一実施形態では、閉塞部除去システムは、3つの主要なコンポーネント、すなわち、多管腔カテーテル、複数の循環性の捕捉または干渉デバイス、および駆動ベルトからなる。捕捉デバイスは、カテーテルの第1の管腔を介してカテーテル本体から出て、閉塞部の小さな粒子を捕捉しながら塊状物または閉塞部を通過し、塊状物粒子をカテーテルの第2の管腔内に引入れる。単一捕捉デバイスが全塊状物または閉塞部を除去しようと試みるではなく、本発明の閉塞部除去システムは、複数の捕捉または干渉デバイスを利用し、複数の捕捉または干渉デバイスはそれぞれ、血管閉塞部源を漸次的にまたは細切れ的に除去するために、塊状物または閉塞部の小さな部分を取出す。複数の捕捉または干渉デバイスは、循環またはコンベア様方式で動作し、複数の捕捉または干渉デバイスが、カテーテルの管腔によって画定される回路を通って連続して移動し、進むことを意味する。一連のパス後に、複数の捕捉または干渉デバイスは、全血管閉塞部源をひとまとめに除去する。] [0021] 複数の捕捉または干渉デバイスは、たとえば、駆動ベルトに固定されたバスケット様またはケージ様デバイスであってよい。捕捉デバイスは、円柱、球、ボールまたは傘形状、細長い卵形状(すなわち、スイカ形状)、三日月またはスクープ形状、スプール形状、または閉塞部材料を取出す可能性がある任意の他の適切な構成であってよい。干渉デバイスは、メッシュ設計であってよい、または、駆動ベルトに平行に延在するストランドを含んでもよい。別の実施形態では、複数の捕捉または干渉デバイスは、塊状物または閉塞部の複数の部分を嵌め込む複数の剛毛を有するヘアブラシ様またはワイヤブラシ様デバイスであってよい。捕捉または干渉デバイスは、柔軟材料から作製され、柔軟材料は、捕捉または干渉デバイスが、カテーテルの第1の管腔を出ると、展開するかまたは拡張し、カテーテルの第2の管腔内に再び入ると収縮することを可能にする。捕捉または干渉デバイスの数、こうしたデバイスの幾何形状、こうしたデバイスのサイズ、および隣接するデバイス間の間隔は、塊状物または閉塞部の取出しを最適にするために変動してもよい。] [0022] 本発明の一実施形態では、駆動ベルトはワイヤであってよい。複数の捕捉バイスは、ワイヤの、カールした、突出した、または巻かれた一体セクションによって形成されてもよい。たとえば、駆動ベルトは、連続ワイヤコイルであってよく、一定間隔の巻かれたセクションであってよく、または、ランダムの突出したまたはカールしたパターンを含んでもよい。駆動ベルトおよび一体型捕捉デバイスは、ニチノールなどの柔軟性がある形状記憶材料から作製されてもよい。形状記憶材料から形成されると、ワイヤ駆動ベルトは、目標部位まで移動する間、カテーテルの第1の管腔内を真っ直ぐな構成で移動してもよい。カテーテルの遠位端を出ると、駆動ベルトは、その巻かれたまたはカールした構成に戻って、捕捉デバイスを形成し、閉塞部の小さな粒子を取出す。第2の管腔を介してカテーテル内に再び入ると、駆動ベルトは、巻かれた、突出した、またはカールした構成のまま留まって、捕捉された塊状物粒子を保持する。] [0023] ある実施形態では、閉塞部除去システムは、カテーテルを通して駆動ベルトおよび捕捉デバイスを駆動するための、近位端の駆動機構を有する。駆動機構は、デバイスオペレータによって手動で、電子的に、油圧で、空気圧で操作される機械式のプーリ様システムであり、駆動ベルトおよび駆動ベルト上に配置される捕捉デバイスを、カテーテルを通して循環またはコンベア様方式で進める。本明細書で使用される「循環方式(circulating manner)」は、駆動ベルトおよび駆動ベルト上に配置される捕捉デバイスが、カテーテルの管腔によって画定されるサイクルまたは回路を通って連続方式で移動することを意味することが意図される。別の実施形態では、駆動機構は、駆動ベルトおよび駆動ベルト上に配置される捕捉デバイスを、カテーテルを通して循環またはコンベア様方式で進めるための、閉塞部除去システムの近位端の吸引または真空源および/または加圧源であってよい。一実施形態では、加圧源は、捕捉デバイスによって提供される機械的破砕以外に、塊状物または閉塞部のさらなる破砕を提供するために、流体を含んでもよい。] [0024] ある実施形態では、閉塞部除去システムは、捕捉デバイスからの捕捉された塊状物片を除去するかまたは洗浄する手段を含む。たとえば、本発明の一実施形態では、捕捉された塊状物は、捕捉デバイスからの捕捉された塊状物粒子を引込むための、閉塞部除去システムの近位端に連通する真空によって除去される。真空は、カテーテルの第2の管腔に沿って吸引力を提供し、ゆるい塊状物粒子が下流に移動しないことを保証する。さらに、真空は、第2の管腔の遠位再入力ポートに負圧を生成し、そのため、塊状物材料を捕捉デバイスの方に引付け、したがって、塊状物の取出しを容易にする。別の実施形態では、圧力下の流体が、閉塞部除去システムの近位端に加えられて、駆動ベルトおよび捕捉デバイスからの捕捉された塊状物粒子を、塊状物粒子が駆動機構を通過するときに洗浄してもよい。別の実施例では、駆動機構は、共線プーリを含んでもよく、第2のプーリは、捕捉デバイスからの捕捉された塊状物粒子を、塊状物粒子が第1のプーリと第2のプーリの交差部を通過するときに拭い取るまたは除去する。なお別の実施例では、駆動機構は、単一プーリであり、ブラシ様要素が、単一プーリに達する前に、捕捉デバイスからの捕捉された塊状物粒子を除去する。] [0025] 本発明の別の実施形態では、2つの対向する端部を有する直線バンドが、2重スプール構成でカテーテルを通過させられる。直線バンドはワイヤであってよい。バンドの一端は、第1のスプールに固定され、バンドの他端は、第2のスプールに固定される。バンドは、使用前に、第1のスプールに巻き付けられ、バンドは、カテーテルを通って進められるにつれて、第2のスプールに運ばれる。この実施形態では、バンドが非循環方式で動作するため、捕捉された塊状物粒子は、バンドおよび捕捉デバイスから除去される必要がない。本明細書で使用される「非循環方式(Non−circulating manner)」は、バンドおよびバンド上に配置される捕捉デバイスが、カテーテルの管腔によって画定される経路を通って移動するが、サイクルまたは回路を通して連続方式で動作しないことを意味することが意図される。本発明の実施形態のさらなる詳細および説明は、図1〜56を参照して以下で提供される。 閉塞部除去システム] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図16A 図17A [0026] 図1を参照すると、閉塞部除去システム100は、本発明の実施形態に従って示される。閉塞部除去システム100は、近位端104および遠位端106を有する細長い多管腔軸102を有するカテーテルを含む。遠位出口ポート108および遠位再入力ポート110は、カテーテル軸102の遠位端106に配置される。駆動ベルト112は、カテーテル軸102の近位端104に配置される駆動機構116を介して、カテーテル軸102を通って循環またはコンベア様方式で複数の捕捉または干渉デバイス114を搬送する。駆動ベルト112は、駆動ベルト112の長さに沿って生じる複数の捕捉または干渉デバイス114を有する無限ループであり、無限ループは、カテーテル102の管腔によって画定される回路またはサイクルを通して捕捉デバイス114を連続して移動させ進める。閉塞部除去システム100は、複数の捕捉または干渉デバイス114を利用して、塊状物または閉塞部を漸次的にまたは細切れ的に除去する。より詳細には、図1に示された矢印に従って、捕捉デバイス114を搬送する駆動ベルト112は、カテーテル軸102の遠位出口ポート108を介してカテーテル軸102を出て、閉塞部の小さな粒子を取出しながら塊状物または閉塞部を通過し、捕捉された塊状物粒子をカテーテル軸102の遠位再入力ポート110を介してカテーテル軸102に戻るように引込む。一連のパスまたはサイクル後に、複数の捕捉または干渉デバイス114は、全血管閉塞部源をひとまとめに除去する。] 図1 [0027] 図2Aは、本発明の実施形態による、図1のA−A線に沿った閉塞部除去システム100の断面図である。カテーテル軸102は、外側表面218を有し、カテーテル軸102に沿って延在する並んだ2重腔を画定する。第1の管腔220Aは、内側表面222Aによって形成され、近位端104から遠位端106までカテーテル軸102の長さに延在し、遠位出口ポート108で終了する。第2の管腔224Aは、内側表面226Aによって形成され、近位端104から遠位端106までカテーテル軸102の長さに延在し、遠位再入力ポート110で終了する。図2Aに示すように、並んだ第1の管腔220Aおよび第2の管腔224Aはそれぞれ、円断面を有し、ほぼ同じサイズまたは径であってよい。第1の管腔220Aおよび第2の管腔224Aのサイズまたは径はそれぞれ、複数の捕捉デバイス114を受取るのに十分でなければならない。さらに、第1の管腔220Aおよび第2の管腔224Aは、任意の適切な断面形状を有してもよいことが当業者に明らかである。たとえば、図2Bに示すように、第1の管腔220Bおよび第2の管腔224Bは、あるいはそれぞれ、半円断面を有してもよい。] 図1 図2A 図2B [0028] 図3は、閉塞部除去システム100が利用されて、塊状物または閉塞部328が除去されるように、血管330内に留置されたカテーテル軸102の遠位端106の断面図である。その上に複数の捕捉または干渉デバイス114を有する駆動ベルト112は、カテーテル軸102の第1の管腔220および第2の管腔224を通って延在する。駆動機構116は、複数の捕捉デバイス114をコンベア様方式でカテーテル軸102を通して循環させるように動作する。より具体的には、図3に示された矢印に従って、駆動機構116は、複数の捕捉デバイス114が遠位出口ポート108を介してカテーテル軸102を出るように、第2の管腔224を通して複数の捕捉デバイス114を本質的に引張るように動作する。複数の捕捉デバイス114は、その後、塊状物または閉塞部328の小さな粒子を捕捉しながら塊状物または閉塞部328を通過する。捕捉デバイス114は、遠位再入力ポート110を介してカテーテル軸102に再び入り、捕捉デバイス114から洗浄されるかまたは除去されるように、カテーテル軸102の第2の管腔224を通して捕捉される塊状物粒子を搬送するかまたは送る。] 図3 [0029] こうして、閉塞部除去システム100を身体管腔内の閉塞部の近くに位置決めし、第1の管腔220を通り、遠位出口ポート108を通り、遠位再入力ポート110を通り、第2の管腔224を通って複数の捕捉デバイス114が進められるように、カテーテル軸102を通して駆動ベルト112を循環させることによって、身体管腔内の閉塞部328が除去される。閉塞部328の少なくとも一部分は、各捕捉デバイス114がカテーテル軸102の遠位出口ポート108と遠位再入力ポート110との間を移動するにつれて、身体管腔から漸次的に除去される。全閉塞部328は、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される複数の捕捉デバイス114が、一連のパスでカテーテル軸102を通って循環された後に除去される。] [0030] カテーテル軸 図21A〜24Bは、捕捉デバイス114を有する駆動ベルト112を誘導するかまたは駆動ベルト112に追従させるカテーテル軸102用の代替の実施形態を示す。図21A〜21Bに示す一実施形態は、カテーテル軸2102の遠位端2106の伸張部2181によって作られるトラック2180を含む。伸張部2181は、カテーテル軸2102の遠位端2106から遠位に延在し、カテーテル軸2102の全径にまたがるバンド材料である。トラック2180は、伸張部2181の対向する面上に形成された半円溝であり、半円溝は、第1の管腔(図示せず)および第2の管腔(図示せず)に同軸に整列して、カテーテル軸2102の遠位出口ポート2108と遠位再入力ポート2110との間で捕捉デバイス114を誘導する。伸張部2181およびトラック2180は、カテーテル軸2102の一部分を除去することによって形成されてもよく、または、別個の部品として形成され、カテーテル軸2102の遠位端2106に取り付けられてもよい。] 図21A 図21B 図22A 図22B 図23A 図23B 図24A 図24B [0031] 図22A〜22Bに示す別の実施形態は、カテーテル軸2202の遠位端2206の伸張部2281によって作られるトラック2280を含む。トラック2280は、伸張部2281がカテーテル軸2202の遠位端2206から遠位に延在するバンド材料である点でトラック2180と同じである。しかし、伸張部2281は、カテーテル軸2202の全径にまたがらず、また、図21A〜21Bの実施形態の場合と同様に半円外部表面ではなく、テーパ付き外部表面を含む。トラック2280は、伸張部2281の対向する面上に形成された半円溝であり、半円溝は、第1の管腔(図示せず)および第2の管腔(図示せず)に同軸に整列して、カテーテル軸2202の遠位出口ポート2208と遠位再入力ポート2210との間で捕捉デバイス114を誘導する。伸張部2281およびトラック2280は、カテーテル軸2202の一部分を除去することによって形成されてもよく、または、別個の部品として形成され、カテーテル軸2202の遠位端2206に取り付けられてもよい。] 図21A 図21B 図22A 図22B [0032] その上に捕捉デバイス114を有する駆動ベルト112を、カテーテル軸102の遠位端106にわたって誘導するか、または追従させるための別の実施形態は、図23A〜23Bに示される。この実施形態は、カテーテル軸2302の遠位端2306から切り抜かれ、かつ、カテーテル軸2302の全径にまたがるノッチまたはリッジ2382を含む。ノッチ2382は、捕捉デバイス114の外径の半分にほぼ等しい深さを有するため、目標塊状物を取出すために、各捕捉デバイス114の半分が、カテーテル軸2302の遠位端2306を超えて延在することになる。捕捉デバイス114は、ノッチ2382に沿って載置され、ノッチ2382は、カテーテル軸2302の遠位出口ポート2308と遠位再入力ポート2310との間で捕捉デバイス114を誘導するのに役立つ。ノッチ2382がカテーテル軸2302の全径にまたがると、捕捉デバイス114全体が、図23Bに示すように、カテーテル軸から露出する。ノッチ2382は、カテーテル軸2302の一部分を除去することによって形成されてもよい。] 図23A 図23B [0033] 図24A〜24Bに示す別の実施形態は、カテーテル軸2402の遠位端2406から切り抜かれるノッチまたはリッジ2482を含む。ノッチ2482は、カテーテル軸2402の全径にまたがらないことを除いて、ノッチ2382と同じである。ノッチ2482がカテーテル軸2402の全径にまたがらないため、捕捉デバイス114の一部分だけが、図24Bに示すように、カテーテル軸から露出する。ノッチ2482は、捕捉デバイス114の外径の半分にほぼ等しい深さを有するため、目標塊状物を取出すために、各捕捉デバイス114の半分が、カテーテル軸2402の遠位端2406を超えて延在することになる。捕捉デバイス114は、ノッチ2482に沿って載置され、ノッチ2482は、カテーテル軸2402の遠位出口ポート2408と遠位再入力ポート2410との間で捕捉デバイス114を誘導するのに役立つ。ノッチ2482は、カテーテル軸2402の一部分を除去することによって形成されてもよい。] 図24A 図24B [0034] カテーテル軸102は、任意の適当な柔軟ポリマー材料で形成された押出し成型された多管腔軸であってよい。カテーテル軸102用の材料の非網羅的例は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、ポリエチレン、PEBAX、あるいは、これらのうちの任意のものの組合せ(混合されたまたは相互押出し成型された)である。任意選択で、カテーテル軸102の一部分は、強度、柔軟性、および/または靭性を高めるために、ポリマー体内に組込まれた強化材料を有する複合材として形成されてもよい。適当な強化層は、編み込み、ワイヤメッシュ層、埋め込み軸ワイヤ、埋め込み螺旋または円周ワイヤなどを含む。ある実施形態では、カテーテル軸102の近位端104は、事例によっては、たとえば、参照によりその全体が本明細書に援用されるFollmer他に対する米国特許第5,827,242号に示され述べられるように、強化ポリマーチューブから形成されてもよい。] [0035] カテーテル軸102は、閉塞部除去システム100を目標閉塞部まで追従させるために、別個のガイドワイヤ管腔を含んでもよい。たとえば、図25A〜25Bに示す一実施形態では、カテーテル軸2502は、ガイドワイヤ(図示せず)を受取るガイドワイヤ管腔2586を含む。こうした実施形態では、閉塞部除去システム2500は、カテーテル軸2502内で押出し成型された3つの管腔、すなわち、カテーテル軸102を通して捕捉デバイス114および駆動ベルト112を追従させるための第1の管腔(図示せず)および第2の管腔(図示せず)ならびにガイドワイヤ管腔2586を含む。図25A〜25Bでは、カテーテル2502は、実質的に円形の断面であって、円形の断面から延在する半円形突出部を有する、実質的に円形の断面を有し、半円形突出部内にガイドワイヤ管腔2586が少なくとも部分的に位置する。ガイドワイヤ管腔2586は、オーバーザワイヤ構成でカテーテル軸2502の全長に延在してもよい。しかし、当業者によって理解されるように、あるいは、ガイドワイヤ管腔2586は、迅速交換構成でカテーテル軸2502の遠位部分内だけに延在してもよい。ガイドワイヤ管腔2586は、捕捉デバイス114および/または駆動ベルト112がガイドワイヤと接触する頻度を低減するためにカテーテル軸2502の中心をはずれている。手術中、ガイドワイヤは、ガイドワイヤ管腔2586内で近位に引張られて、閉塞部除去システム2500の塊状物取出し機能に対する妨げをさらに防止してもよい。図25A〜25Bでは、図21A〜21Bに関して上述したものと同様に捕捉デバイスおよび駆動ベルトの誘導用のトラックを形成する、カテーテル軸2502の遠位端2506の伸張部2181を含むカテーテル軸2502を示す。] 図21A 図21B 図25A 図25B [0036] ガイドワイヤ管腔を有する閉塞部除去システムの別の実施形態は、図26A〜26Bに示される。カテーテル軸2602は、ガイドワイヤ(図示せず)を受取るガイドワイヤ管腔2686を含む。こうした実施形態では、閉塞部除去システム2600は、カテーテル軸2602内で押出し成型された3つの管腔、すなわち、カテーテル軸102を通して捕捉デバイス114および駆動ベルト112を追従させるための第1の管腔(図示せず)および第2の管腔(図示せず)ならびにガイドワイヤ管腔2686を含む。図26A〜26Bでは、カテーテル2602は、3つの管腔を収容するために、実質的に三角形の断面を有する。三角形の断面は、カテーテル軸2602の交差プロファイルを最小にする。ガイドワイヤ管腔2686は、オーバーザワイヤ構成でカテーテル軸2602の全長に延在してもよく、または別法として、迅速交換構成でカテーテル軸2602の遠位部分内だけに延在してもよい。ガイドワイヤ管腔2686は、捕捉デバイス114および/または駆動ベルト112がガイドワイヤと接触する頻度を低減するためにカテーテル軸2602の中心をはずれている。手術中、ガイドワイヤは、ガイドワイヤ管腔2686内で近位に引張られて、閉塞部除去システム2600の塊状物取出し機能に対する妨げをさらに防止してもよい。図26A〜26Bでは、図21A〜21Bに関して上述したものと同様に捕捉デバイスおよび駆動ベルトの誘導用のトラックを形成する、カテーテル軸2602の遠位端2606の伸張部を含むカテーテル軸2602を示す。] 図21A 図21B 図26A 図26B [0037] ガイドワイヤ管腔を有する閉塞部除去システムの別の実施形態は、図27A〜27Bに示される。カテーテル軸2702は、ガイドワイヤ(図示せず)を受取るガイドワイヤ管腔2786を含む。ガイドワイヤ管腔2786は、捕捉デバイス114および/または駆動ベルト112がガイドワイヤと接触する頻度を低減するために、カテーテル軸2702の遠位出口ポートおよび遠位再入力ポートを超えて延在するガイドワイヤ管腔伸張部2784によって画定される遠位部分を有する。閉塞部除去システム2700は、カテーテル軸2702内で押出し成型された3つの管腔、すなわち、カテーテル軸102を通して捕捉デバイス114および駆動ベルト112を追従させるための第1の管腔(図示せず)および第2の管腔(図示せず)ならびにガイドワイヤ管腔2786を含む。ガイドワイヤ管腔2786は、オーバーザワイヤ構成でカテーテル軸2702の全長に延在してもよく、または別法として、迅速交換構成でカテーテル軸2702の遠位部分内だけに延在してもよい。図27A〜27Bでは、カテーテル軸2702は、3つの管腔を収容するために、実質的に三角形の断面を有する。この三角形の断面は、カテーテル軸2702の交差プロファイルを最小にする。ガイドワイヤ管腔2786は、捕捉デバイス114および/または駆動ベルト112がガイドワイヤと接触する頻度をさらに低減するためにカテーテル軸2702の中心をはずれている。手術中、ガイドワイヤ管腔伸張部2784上にあるカテーテル軸2702の遠位端2706は、好ましくは塊状物内に埋め込まれる。そのため、カテーテル軸2702の遠位出口ポートから出る捕捉デバイス114は、塊状物の近位端に接触することを許容されることになる。] 図27A 図27B [0038] ガイドワイヤ管腔を有する閉塞部除去システムの別の実施形態は、図28A〜28Bに示される。カテーテル軸2802は、ガイドワイヤ(図示せず)を受取るガイドワイヤ管腔2886を画定する管状ガイドワイヤ軸2884を含む。ガイドワイヤ軸2884は、カテーテル軸2802の外側表面に取り付けられる。こうした実施形態では、閉塞部除去システム2800は、3つの管腔、すなわち、カテーテル軸102を通して捕捉デバイス114および駆動ベルト112を追従させるための第1の管腔(図示せず)および第2の管腔(図示せず)ならびにガイドワイヤ管腔2886を含む。第1の管腔および第2の管腔は共に、カテーテル軸2802内で押出し成型され、一方、ガイドワイヤ管腔2886は、カテーテル軸2802の外側表面に取り付けられる。図28A〜28Bでは、カテーテル軸2802は、3つの管腔を収容するために、実質的に卵形または楕円形の断面を有する。この卵形または楕円形の断面は、カテーテル軸2802の交差プロファイルを最小にする。図28A〜28Bに示すように、ガイドワイヤ軸2884は、迅速交換構成で、カテーテル軸2802の遠位部分だけに沿って延在する円柱ハイポチューブであってよい。しかし、当業者によって理解されるように、ガイドワイヤ軸2884およびガイドワイヤ軸2884によって形成されるガイドワイヤ管腔2886は、あるいは、オーバーザワイヤ構成でカテーテル軸2802の全長に延在してもよい。手術中、ガイドワイヤは、ガイドワイヤ管腔2886内で近位に引張られて、閉塞部除去システム2800の塊状物取出し機能に対する妨げを防止してもよい。] 図28A 図28B [0039] 捕捉デバイス 複数の捕捉デバイスは、種々の形態をとってもよい。図4は、カテーテル軸102の遠位端106の拡大斜視図であり、第1の管腔220および第2の管腔224によって画定される経路を通ってカテーテル軸102内を循環する捕捉デバイス114を示す。図4〜5に示すように、捕捉デバイス114は、駆動ベルト112に固定された球バスケット532であってよい。球バスケット532の外径は、ほぼ0.010インチ〜0.020インチである。比較的小さなサイズの捕捉デバイス114は、閉塞部除去システム100が比較的小さな血管に適応し、同時に、比較的大きな塞栓をひとまとめに取出すように、閉塞部除去システム100のサイズを最小にする。バスケット532は、身体管腔内に配置されると、駆動ベルト112に平行でかつ血流に平行に延在するストランド534を含んでもよい。] 図4 図5 [0040] 図6に示す別の実施形態では、捕捉デバイス614は、駆動ベルト112に固定されたボールまたは傘形状バスケット638であってよい。バスケット638は、図5の球バスケット532の外径と同じ外径を有してもよく、または、より大きな径まで拡張してもよい。バスケット638は、身体管腔内に配置されると、駆動ベルト112に平行でかつ血流に平行に延在するストランド634を含んでもよい。] 図5 図6 [0041] 図7に示す別の実施形態では、捕捉デバイス714は、駆動ベルト112に固定された細長い卵形(すなわち、スイカ形状)バスケット740であってよい。バスケット740は、図5の球バスケット532の外径と同じ外径を有してもよく、または、それより大きいかまたは小さい径を有してもよい。バスケット740は、身体管腔内に配置されると、駆動ベルト112に平行でかつ血流に平行に延在するストランド734を含んでもよい。] 図5 図7 [0042] 図8に示す別の実施形態では、捕捉デバイス814は、駆動ベルト112に固定された球バスケット832であってよい。バスケット832は、図5の球バスケット532の外径と同じ外径を有してもよい。バスケット832は、塊状物または閉塞部の粒子を捕捉するために編まれたまたは型打ちされたメッシュ836で形成される。] 図5 図8 [0043] 図9に示す別の実施形態では、捕捉デバイス914は、駆動ベルト112に固定されたボールまたは傘形状バスケット938であってよい。バスケット938は、図8の球バスケット832以上の外径まで拡張してもよい。バスケット938は、塊状物または閉塞部の粒子を捕捉するために編まれたまたは型打ちされたメッシュ936で形成される。] 図8 図9 [0044] 図10に示す別の実施形態では、捕捉デバイス1014は、駆動ベルト112に固定された細長い卵形(すなわち、スイカ形状)バスケット1040であってよい。バスケット1040は、図8の球バスケット832の外径以上かまたは以下の外径を有してもよい。バスケット1040は、塊状物または閉塞部の粒子を捕捉するために編まれたまたは型打ちされたメッシュ1036で形成される。] 図10 図8 [0045] 図31に示す別の実施形態では、捕捉デバイス3114は、駆動ベルト112に固定された三日月またはスクープ形状バスケット3111であってよい。バスケット3111は、図5の球バスケット532の外径と同じ外径を有してもよく、または、より大きな径まで拡張してもよい。バスケット3111は、中実の材料片から作製されてもよい、および/または、塊状物または閉塞部の粒子を捕捉するために、ストランドあるいは編まれたまたは型打ちされたメッシュを含んでもよい。] 図31 図5 [0046] 図33に示す別の実施形態では、捕捉デバイス3314は、駆動ベルト112に固定されたスプール形状バスケット3317であってよい。各スプール形状バスケット3317は、バスケット3317の中心の径がバスケット3317の端部の径より小さくなるように裾広がりの端部分を有する。バスケット3317は、図5の球バスケット532の径と同じ最も外側の径を有してもよく、または、より大きな径まで拡張してもよい。バスケット3317は、塊状物または閉塞部の粒子を捕捉するために編まれたまたは型打ちされたメッシュ3336で形成されてもよく、または、身体管腔内に配置されると、駆動ベルト112に平行でかつ血流に平行に延在するストランドを含んでもよい。] 図33 図5 [0047] 図34に示す別の実施形態では、捕捉デバイス3414は、駆動ベルト112に固定された球バスケット3419であってよい。バスケット3419は、球構造の半分の上に閉鎖バスケット部3423および球構造の他の半分の上に開放したフィルタ部3421を含む。バスケット3419は、図5の球バスケット532の径と同じ最も外側の径を有してもよく、または、より大きな径まで拡張してもよい。開放したフィルタ部3421は、身体管腔内に配置されると、駆動ベルト112に平行でかつ血流に平行に延在するストランド3434を含む。閉鎖バスケット部3423は、中実の材料片から作製されてもよく、または、塊状物または閉塞部の粒子を捕捉するために、編まれたまたは型打ちされたメッシュを含んでもよい。] 図34 図5 [0048] 本発明による拡張可能な捕捉デバイスの種々の実施形態が、図38〜45Bに示される。図38〜39に示すように、捕捉デバイス3814は、平行スリット3839を有する管状セグメントであり、平行スリット3839は、長手方向に延在し、かつ、管状セグメントの円周の周りに離間する。スリット3839は、管状セグメントの長さより短い長さを有するため、管状セグメントの対向端が、一方また他方に向かって引寄せられると、捕捉デバイス3814が半径方向に拡張し、スリット3839間のストランド材料が球バスケットを形成するように管状セグメントが圧縮される。捕捉デバイス3814は、図39の拡張した状態に留まるように処理されるかまたは製造される。長手方向スリット3839は、管状セグメントにレーザ切断されてもよい。スリット3839によって形成される球バスケットの外径は、ほぼ0.010インチ〜0.020インチである。] 図38 図39 図40 図41 図42 図43 図44 図45A 図45B [0049] 一実施形態では、捕捉デバイス3814を形成する管状セグメントは、駆動ベルトであってよい。たとえば、図40に示すように、捕捉デバイス3814は、駆動ベルト4012と一体に形成され、一連のスリット3839が、駆動ベルト4012内に一連の球バスケットを形成することを可能にする拡張状態に留まるようにされる。駆動ベルト4012はまた、さらなる柔軟性のために、駆動ベルト4012の真っ直ぐな部分にらせん状切断部4041を含んでもよい。] 図40 [0050] 別の実施形態では、管状セグメントは、拡張形態で駆動ベルトに取り付けられる単一捕捉デバイス3814を形成する。たとえば、図41に示すように、スリット3839が拡張して球バスケットを形成すると、捕捉デバイス3814が管状セグメント4143から形成される。管状セグメント4143は、駆動ベルト112にわたって摺動しかつ駆動ベルト112に取り付けられるように駆動ベルト112の外径よりわずかに大きい内径を有する中空チューブである。管状セグメント4143は、管状セグメント4143内に形成された一組の長手方向スリット3839を含む。駆動ベルト112上に複数の捕捉デバイスを形成するために、複数の離間した管状セグメント4143が駆動ベルト112にわたって拡張構成で位置決めされる。] 図41 [0051] なお別の実施形態では、管状セグメントは、一連の捕捉デバイス3814を形成し、また、駆動ベルト112にわたって搭載される、および/または、駆動ベルト112に取り付けられる別個の連続チューブである。たとえば、図42に示すように、一連の捕捉デバイス3814は、管状セグメント4243上に形成される。管状セグメント4243は、駆動ベルト112よりわずかに長いため、管状セグメント4243が駆動ベルト112にわたって摺動し、圧縮され、駆動ベルト112に取り付けられると、スリット3839が、圧縮され、拡張して、球バスケットを形成する。管状セグメント4243は、駆動ベルト112にわたって摺動しかつ駆動ベルト112に取り付けられるように駆動ベルト112の外径よりわずかに大きい内径を有する中空チューブである。管状セグメント4243は、駆動ベルト112上に複数の捕捉デバイスを形成するために、管状セグメント4243内に形成された複数の長手方向に離間した組のスリット3839を含む。] 図42 [0052] 駆動ベルト4012または管状セグメント4243が捕捉デバイス3814を形成すると、捕捉デバイス3814は、遠位出口ポート108を介してカテーテル軸102を出ると拡張してもよい。図43に示す1つのこうした実施形態では、カテーテル軸102は、捕捉デバイスがカテーテル軸102の第1の管腔220内に、また、カテーテル軸102の第2の管腔224内に配置されると、半径方向に収縮されたまたは圧縮された構成で捕捉デバイス3814を囲み収容する。半径方向に収縮されたまたは圧縮された構成で移動することは、第1の管腔220および第2の管腔224について必要とされるサイズを最小にし、しがたって、閉塞部除去システム100が比較的小さな血管に適応するように閉塞部除去システム100のサイズを最小にする。しかし、露出した捕捉デバイス3814は、遠位出口ポート108と遠位再入力ポート110との間のカテーテル管腔の内径によって収縮しない。露出した捕捉デバイス3814は、遠位出口ポート108と遠位再入力ポート110との間で半径方向に拡張するため、スリット3839間のストランド材料は球バスケットを形成する。] 図43 [0053] 図44に示す別のこうした実施形態では、捕捉デバイスがカテーテル軸102の第1の管腔220内に配置されると、カテーテル軸102は、半径方向に収縮されたまたは圧縮された構成で捕捉デバイス3814を囲み収容するが、捕捉デバイス3814は、カテーテル軸102の第2の管腔224を通って移動するときに拡張した構成のまま留まる。そのため、第1の管腔220に必要とされるサイズは、最小であり、したがって、カテーテル軸102の全体サイズが低減される、および/または、第2の管腔224についてのサイズが最大になってもよい。露出した捕捉デバイス3814は、遠位出口ポート108を出ると、第1の管腔220の内径によって収縮しない。露出した捕捉デバイス3814は、スリット3839間のストランド材料が球バスケットを形成するように、遠位出口ポート108を出ると半径方向に拡張する。遠位再入力ポート110を介してカテーテル102内に再び入ると、第2の管腔224は、捕捉された塊状物粒子4428が捕捉デバイス3814内に保持されるように、捕捉デバイス3814が、第2の管腔224を通って移動する間、その拡張した構成のまま留まることを可能にするようなサイズである。] 図44 [0054] 管状セグメント4143が捕捉デバイス3814を形成すると、捕捉デバイス3814は、2つのストッパ間で駆動ベルト112上に緩く固定されるため、捕捉デバイス3814は、塊状物または閉塞部の一部分に遭遇すると拡張する。図45Aに示すように、管状セグメント4143内に一組のスリット3839を有する管状セグメント4143は、駆動ベルト112にわたって摺動し、2つの環状ストップ4545間に配置される。環状ストップ4545は、管状セグメント4143が、真っ直ぐな構成でカテーテル軸102を通って移動することを可能にするのに十分な距離だけ互いから分離する。真っ直ぐな構成で移動することは、図44に関して上述したカテーテル軸102の第1の管腔220に必要とされるサイズを最小にする。しかし、図45Bに示すように、管状セグメント4143の圧縮および後続の拡張は、セグメント化された管状セグメント4143が塊状物または閉塞部4528の一部分に遭遇するときに起こる。塊状物材料は、スリット3839間のストランド材料が球バスケットを形成するように捕捉デバイス3814に半径方向に拡張させる。遠位再入力ポート110を介してカテーテル102内に再び入ると、捕捉デバイス3814は、第2の管腔224を通って移動する間、塊状物粒子4528がスリット3839内に捕捉された状態で半拡張した構成のまま留まるため、捕捉された塊状物粒子は捕捉デバイス3814内に保持される。] 図44 図45A 図45B [0055] 図5〜10、31、33〜34、および38〜39は、捕捉デバイスが、駆動ベルト112に固定されたバスケットまたはケージ様デバイスであってよいことを示す。捕捉デバイスの形状は、たとえば、円柱、球、ボールまたは傘形状、細長い卵形状(すなわち、スイカ形状)、三日月またはスクープ形状、またはスプール形状であってよい。これらの実施形態のそれぞれにおいて、塊状物または閉塞部の複数の部分または粒子が、捕捉デバイスの内部エリア内に嵌め込まれるかまたは捕えられてもよい(すなわち、捕捉された塊状物粒子は、捕捉デバイス内に収容される)ことが当業者に明らかになる。しかし、捕捉デバイスは、漸次的にまたは細切れ的に閉塞部材料を取出す任意の適当な構成を有してもよいことが当業者に明らかになる。] 図10 図5 図6 図7 図8 図9 [0056] 別法としてまたは付加的に、捕捉デバイスは、塊状物または閉塞部の複数の部分または粒子を切離すかまたは分離する干渉デバイスとして働き、その後、これらの切離された塊状物の部分または粒子をカテーテルの第2の管腔内に押込むかまたは引込むように動作してもよい(すなわち、捕捉された塊状物粒子は、捕捉デバイスによって進められる)。たとえば、図11に示す本発明の別の実施形態では、捕捉デバイス1114は、駆動ベルト112に固定されたヘアブラシ様干渉デバイス1133であってよい。ヘアブラシ様干渉デバイス1133は、図5の球バスケット532の外径と同じであってよい外径を有する。ヘアブラシ様干渉デバイス1133は、塊状物または閉塞部の一部分を嵌め込むかまたは捕えるために、駆動ベルト112から半径方向に延在する剛毛1135を含む。剛毛1135は、限定はしないが、PEBAX、ナイロン、ポリイミド、PEEK、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ステンレス鋼、ニッケルチタン、MP35N、およびタンタルを含む任意の適当な材料で形成されてもよい。駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置されたヘアブラシ様干渉デバイス1133が目標塊状物にわたって通過するにつれて、塊状物粒子は、剛毛1135内に嵌め込まれるかまたは捕えられる。離間した係合する突出部1137は、一定速度で駆動ベルト112を引張るための駆動機構のプーリに係合するため、また、駆動ベルト112に付着する可能性があるトラップされるより大きな塊状物粒子用の空間を提供するために、ヘアブラシ様干渉デバイス1133間に存在してもよい。ヘアブラシ様干渉デバイス1133と共に示されるが、突出部1137は、任意のタイプの捕捉デバイスの間で利用されてもよい。突出部1137は、以下の図30を参照してさらに説明される。] 図11 図30 図5 [0057] 図32に示す本発明の別の実施形態では、捕捉デバイス3214は、駆動ベルト112に固定されたワイヤブラシ干渉デバイス3215であってよい。ワイヤブラシ干渉デバイス3215は、図5の球バスケット532の外径と同じであってよい外径を有する。ワイヤブラシ干渉デバイス3215は、塊状物または閉塞部の一部分を嵌め込むかまたは捕えるために、駆動ベルト112から延在する複数のカールしたストランドを含む。ストランドは、限定はしないが、ステンレス鋼、ニッケルチタン、MP35N、およびタンタル、PEBAX、ナイロン、ポリイミド、PEEK、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリウレタン、ポリエチレン、およびポリプロピレンを含む任意の適当な材料で形成されてもよい。駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置されたワイヤブラシ干渉デバイス3215が目標塊状物にわたって通過するにつれて、塊状物粒子は、ストランド内に嵌め込まれるかまたは捕えられる。] 図32 図5 [0058] 図35に示す本発明の別の実施形態では、捕捉デバイス3514は、駆動ベルト112に固定されたビーズ様干渉デバイス3525であってよい。ビーズ様干渉デバイス3525は、駆動ベルト112に取り付けられるかまたは駆動ベルト112と一体にされる中実のポリマー球である。ポリマー球は、限定はしないが、PEBAX、ナイロン、ポリイミド、PEEK、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンを含む任意の適当な材料で形成されてもよい。ビーズ様干渉デバイス3525は、図5の球バスケット532の外径と同じであってよい外径を有する、または、より大きな径またはより小さな径を有してもよい。複数のビーズ様干渉デバイス3525は、塊状物または閉塞部の複数の部分または粒子を切離すかまたは分離し、その後、これらの切離された塊状物の部分または粒子をカテーテルの第2の管腔内に押込むかまたは引込むように動作する。換言すれば、捕捉された塊状物粒子は、ビーズ様干渉デバイス3525によって進められる。] 図35 図5 [0059] 図36に示す本発明の別の実施形態では、捕捉デバイス3614は、駆動ベルト112に固定されたバルーン干渉デバイス3629であってよい。バルーン干渉デバイス3629は、駆動ベルト112に取り付けられるかまたは駆動ベルト112と一体にされるポリマーバルーンである。ポリマーバルーンは、限定はしないが、PEBAX、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンを含む任意の適当な材料で形成されてもよい。バルーン干渉デバイス3629は、図5の球バスケット532の外径と同じであってよい外径を有する、または、より大きな径またはより小さな径を有してもよい。複数のバルーン干渉デバイス3629は、塊状物または閉塞部の複数の部分または粒子を切離すかまたは分離し、その後、これらの切離された塊状物の部分または粒子をカテーテルの第2の管腔内に押込むかまたは引込むように動作する。換言すれば、捕捉された塊状物粒子は、バルーン干渉デバイス3629によって進められる。] 図36 図5 [0060] 図37に示す本発明の別の実施形態では、捕捉デバイス3714は、駆動ベルト112に固定された、かえり様干渉デバイス3731であってよい。かえり様干渉デバイス3731は、塊状物または閉塞部の一部分の切断を改善するためのギザギザの、隆起した、および/または、角のある外側表面を有する中実のポリマー部分である。ポリマーかえりは、限定はしないが、PEBAX、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンを含む任意の適当な材料で形成されてもよい。かえり様干渉デバイス3731は、図5の球バスケット532の外径と同じであってよい外径を有する、または、球バスケット532の外径より小さな径を有する、または、より大きな径、またはより小さな径を有してもよい。] 図37 図5 [0061] 上記図5〜11、31〜34、および38〜42に示す捕捉デバイスは、捕捉デバイスが、カテーテル軸102の第1の管腔220を出ると、展開するかまたは拡張し、カテーテル軸102の第2の管腔224内に再び入ると収縮するかまたは圧縮することを可能にする柔軟材料から作製されてもよい。たとえば、捕捉デバイスは、ニッケルチタン(ニチノール)、ニッケル錫合金、形状記憶材料、および他の超弾性材料などのバネタイプまたは超弾性材料から構築されてもよい。こうした実施形態では、カテーテル軸102は、捕捉デバイスがカテーテル軸102の第1の管腔220内に配置されると、収縮されたまたは圧縮された構成で捕捉デバイスの少なくとも一部分を囲み収容する。捕捉デバイスは、遠位出口ポート108を介してカテーテル軸102を出ると、その拡張したまたは展開された構成をとるように開放される。遠位再入力ポート1110を介してカテーテル軸102内に再び入ると、捕捉デバイスは、カテーテル軸102の第2の管腔224を通って進むために、収縮したまたは圧縮した配置をとる。圧縮可能材料から捕捉デバイスを構築することは、第1の管腔220および第2の管腔224について必要とされるサイズを最小にし、しがたって、閉塞部除去システム100が比較的小さな血管に適応するように閉塞部除去システム100のサイズを最小にする。しかし、捕捉デバイスはまた、より硬質な材料から形成されてもよい。たとえば、適当な金属材料は、ステンレス鋼、MP35Nなどのニッケルコバルト合金、およびコバルト−クロムを含む。X線不透過性を増加させるために、捕捉デバイスは、タンタル、チタン、プラチナ、金、銀、パラジウム、イリジウムなどから形成されてもよく、または、それらを含んでもよい。別の実施形態では、タンタル、チタン、プラチナ、金、銀、パラジウム、イリジウムなどから形成されるワイヤが、駆動ベルト112および/または捕捉デバイスに巻き付けられるかまたは巻かれて、そのX線不透過性を増加させてもよい。] 図10 図11 図5 図6 図7 図8 図9 [0062] 本発明の別の実施形態では、駆動ベルト112および複数の捕捉デバイス114は、駆動ベルトを同様に構成するワイヤ要素によって形成されるカールした、突出した、または巻かれた一体セクションを有する一体型または単一部品コンベアまたは循環要素であってよい。たとえば、図12に示すように、コンベアまたは循環要素1213は、ワイヤ要素であって、ワイヤ要素の巻かれた一体セクション1242によって形成される複数の「捕捉デバイス(capture device)」を有するワイヤ要素である。図13に示す別の実施形態では、コンベアまたは循環要素1213は、連続ワイヤコイル要素である。図14に示す別の実施形態では、コンベアまたは循環要素1413は、ワイヤ要素であって、ワイヤ要素の巻かれた一体セクション1442によって形成される複数の「捕捉デバイス」を有し、捕捉デバイスの間に真っ直ぐなセクションがあるワイヤ要素である。巻かれたセクション1442は、その両端にテーパ付き端部1446を有する。図15に示すなお別の実施形態では、コンベアまたは循環要素1513は、ワイヤ要素であって、ワイヤ要素のランダムな突出する一体セクション1548によって形成される複数の「捕捉デバイス」を有するワイヤ要素である。コンベアまたは循環要素は、ワイヤであるとき、図12〜15に示す実施形態に加えて、捕捉デバイスを形成する種々の構成に形成されてもよいことが当業者に明らかである。] 図12 図13 図14 図15 [0063] 図12〜15に示す一体型コンベアまたは循環要素は、任意の適切な材料から構築されてもよい。たとえば、適当な金属材料は、ステンレス鋼、MP35Nなどのニッケルコバルト合金、およびコバルト−クロムを含む。X線不透過性を増加させるために、一体型コンベアまたは循環要素は、タンタル、チタン、プラチナ、金、銀、パラジウム、イリジウムなどから形成されてもよく、または、それらを含んでもよい。別の実施形態では、タンタル、チタン、プラチナ、金、銀、パラジウム、イリジウムなどから形成されるワイヤが、一体型コンベアまたは循環要素に巻き付けられるかまたは巻かれて、そのX線不透過性を増加させてもよい。] 図12 図13 図14 図15 [0064] 別の実施形態では、一体型コンベアまたは循環要素は、ニッケルチタン(ニチノール)、ニッケル錫合金、形状記憶材料、および他の超弾性材料などのバネタイプまたは超弾性材料から構築されてもよい。捕捉デバイスの展開は、材料の超弾性特性または形状記憶特性を利用することによって行われてもよい。より詳細には、一体型コンベアまたは循環要素は、サイズまたは形状の2つの状態、すなわち、処置部位への送出に十分な真っ直ぐな構成および処置部位で塊状物または閉塞部の一部分を捕捉するかまたは取出すように捕捉デバイスを形成する展開したまたは拡張した構成を有してもよい。一実施形態では、一体型コンベアまたは循環要素の展開したまたは拡張した構成は、材料の弾性特性または超弾性特性を利用することによって達成されてもよい。一体型コンベアまたは循環要素は、カテーテルの第1の管腔内に配置されると、真っ直ぐな構成に機械的に変形されてもよい。一体型コンベアまたは循環要素は、遠位出口ポートを介してカテーテルを出ると、その形状を弾性的に保持し、したがって、拡張したまたは展開した構成をとる。別の実施形態では、一体型コンベアまたは循環要素の展開したまたは拡張した構成は、材料の温度依存特性を利用することによって達成されてもよい。より詳細には、一部の形状記憶金属は、一定の温度または応力状況にさらされると、規定の形状またはサイズに戻る能力を有する。形状記憶金属は、一般に、比較的低い温度で変形することが可能であり、比較的高い温度に対する曝露によって、変形前に保持していた規定の形状またはサイズに戻る。一体型コンベアまたは循環要素は、カテーテルの第1の管腔内に配置されると、真っ直ぐな構成に変形されてもよい。一体型コンベアまたは循環要素は、遠位出口ポートを介してカテーテルを出ると、より高い温度、すなわち、生体内で身体温度にさらされると、展開したまたは拡張したその「思い出された(remembered)」構成をとることになる。] [0065] 一体型コンベアまたは循環要素のために超弾性または形状記憶材料を利用することの利点は、図16〜16Aに示される。図16は、本発明の実施形態による閉塞部除去システム1600の断面図であり、一方、図16Aは、図16のA−A線に沿った断面図である。図15に示す実施形態と同様に、一体型コンベアまたは循環要素1513は、ワイヤ要素であって、ワイヤ要素内に形成されたランダムな突出する一体セクション1548からなる複数の捕捉デバイスを有するワイヤ要素である。一体型コンベアまたは循環要素1513は、上述したように、超弾性または形状記憶特性を有する材料で形成される。超弾性または形状記憶特性は、一体型コンベアまたは循環要素1513が、カテーテル1602の第1の管腔1620内を、変形した真っ直ぐな状態で移動することを可能にする。そのため、第1の管腔1620に必要とされるサイズは、最小になり、したがって、カテーテル1602の全体サイズは、低減される可能性がある、および/または、第2の管腔1624用のサイズは、最大になる可能性がある。コンベアまたは循環要素1513が、遠位出口ポート1608を介してカテーテル軸1602の遠位部分1606を出ると、突出する捕捉デバイス1548は、展開したまたは拡張したその「思い出された」構成をとることになる。遠位再入力ポート1610を介してカテーテル1602内に再び入ると、コンベアまたは循環要素1513は、捕捉された塊状物粒子が捕捉デバイス1548内に保持されるように、コンベアまたは循環要素1513が、第2の管腔1624を通って移動する間、その突出した構成のまま留まる。ゆるい塊状物粒子が下流に移動しないことを保証するために、第2の管腔1624は、図46および/または図30に関して本明細書で述べるように、捕捉された塊状物粒子を近位に引張るための負圧または真空を含んでもよい。負圧または真空は、第2の管腔1624を通るコンベアまたは循環要素1513の循環中に離脱する可能性がある塊状物粒子がない状態に第2の管腔1624を維持し、したがって、第2の管腔1624を廃物がない状態にまたは自己洗浄されている状態に維持する。さらに、第2の管腔1624の遠位再入力ポート1610における負圧は、塊状物をコンベアまたは循環要素1513の方に引寄せ、したがって、血管閉塞部源を漸次的にまたは細切れ的に除去するように、塊状物または閉塞部の小さな部分の取出しを容易にする。カテーテル1602の近位端1604では、カテーテル1602は、コンベアまたは循環要素1513を第2の管腔1624から駆動機構1616へ移行させる移行セクション1627を含む。移行セクション1627は、コンベアまたは循環要素1513を第2の管腔1624から駆動機構1616へ送り込むためにテーパ付き形状を有する。図16〜16Aは、内部に形成されたランダムな突出したまたはカールした一体セクション1548を有するコンベアまたは循環要素1513を利用して述べられたが、コンベアまたは循環要素は、図12〜14に関して上述したような展開したまたは拡張した他の構成を有してもよいことが当業者に明らかになる。たとえば、コンベアまたは循環要素は、遠位出口ポート1608を介してカテーテル1602を出ると、「思い出された」、連続した、または一定間隔の巻かれた形状をとってもよい。] 図12 図13 図14 図15 図16 図16A 図30 図46 [0066] 先に示したように、複数の捕捉デバイスは種々の形態をとってもよい。たとえば、複数の捕捉または干渉デバイスは、捕捉デバイスの内部エリア内に塊状物または閉塞部の複数の部分または粒子を捕える(すなわち、捕捉デバイス内に収容される)ように動作する、駆動ベルトに固定されたバスケットまたはケージ様デバイスであってよい。他の実施形態では、複数の捕捉デバイスは、塊状物または閉塞部の複数の部分または粒子を切離すかまたは分離し、その後、これらの切離された塊状物の部分または粒子をカテーテルの第2の管腔内に押込むかまたは引込む(すなわち、捕捉された塊状物粒子が、捕捉デバイスによって進められる)ように動作する干渉デバイスとして動作してもよい。なお別の実施形態では、複数の捕捉デバイスは、塊状物または閉塞部の複数の部分または粒子を収容する、および/または、進めるように動作するコンベアまたは循環要素のカールした、突出した、または巻かれた一体セクションによって形成されてもよい。本明細書で使用される「捕捉された(Captured)」塊状物または閉塞部の粒子は、両方のシナリオ、すなわち、捕捉デバイス内に収容される粒子および捕捉デバイスによって進められる粒子を指すことが意図される。] [0067] 先に述べたように、捕捉または干渉デバイスの幾何形状およびサイズは、塊状物または閉塞部の取出しを最適にするために変動することになる。さらに、こうしたデバイスの数および隣接するデバイス間の間隔もまた、塊状物または閉塞部の取出しを最適にするために変動することになる。たとえば、隣接するデバイス間の間隔は、駆動ベルトの長さに沿って一定であるまたは等間隔であってよく、または、駆動ベルトの長さに沿って不規則であるまたは不均等な間隔であってよい。さらに、複数の捕捉デバイスは、駆動ベルトの全長に沿って延在してもよく、または、駆動ベルトの一部分だけに沿って延在してもよい。] [0068] 駆動機構 本発明の閉塞部除去システムの実施形態は、駆動ベルトおよび駆動ベルト上に配置される捕捉デバイスを、多管腔カテーテルを通して駆動するための、近位端上の1つまたは複数の駆動機構を含んでもよい。駆動機構は、本質的に、複数の捕捉デバイスが遠位出口ポートを介してカテーテルを出るようにカテーテルの第1の管腔を通して複数の捕捉デバイスを引張り、遠位再入力ポートを介してカテーテルの第2の管腔を通して、塊状物粒子を内部に捕捉した複数の捕捉デバイスを引張るように動作する。複数の捕捉デバイスは、循環方式でまたはコンベア様方式で動作し、駆動機構が、カテーテルの管腔によって画定される回路を通って捕捉デバイスを連続して移動させ進ませることを意味する。一連のパス後に、複数の捕捉デバイスは、全血管閉塞部源をひとまとめに除去する。] [0069] 一実施形態では、駆動機構は、デバイスオペレータによって手動で操作される機械式プーリシステムであり、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスを、カテーテル軸102を通して循環方式で進める。図17A〜17Bを参照すると、駆動機構1716は、カテーテル軸102の近位端104に配置されるハウジング1750内に配置されるプーリシステムである。ハウジング1750はまた、駆動ベルト112をカテーテル軸102から第1のプーリ1754へ誘導するガイドまたはデバイダ1759を収容する。その上にハンドル1752を有するノブ1751は、オペレータがプーリシステムを手動で制御できるようにハウジング1750の外側に配置される。ノブ1751は、第1のプーリ1754から延在するコネクタ軸1756を受取りかつそれに結合する、中心に配置された穴1753を有する。オペレータが、ハンドル1752を介して第1の方向にノブ1751を回すと、第1のプーリ1754はまた、コネクタ軸1756を介してノブ1751に固定して接続されているため、第1の方向に回転する。そのため、ノブ1751を回すことによって、第1のプーリ1754は、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスを、カテーテル軸102を通して循環方式で駆動する。] 図17A 図17B [0070] 本発明の一実施形態では、第1のプーリは、駆動ベルト112に固着された3次元捕捉デバイスを収容するように修正されてもよい。たとえば、ここで図29を参照すると、第1のプーリ2954は、駆動ベルト112に固着された3次元捕捉デバイスを収容するために内部に形成された溝2988を含んでもよい。捕捉デバイスは、図5〜10、31、33〜34、および38〜39に示すように、駆動ベルト112に固定されたバスケットまたはケージ様デバイスであってよい。あるいは、捕捉デバイスは、図11、32、および35〜37に示すように、駆動ベルト112に固定された干渉デバイスであってよい。これらの3次元捕捉デバイスは、上述した圧縮可能材料で形成されてもよく、したがって、プーリシステムを通過するときにサイズが圧縮されてもよい。第1のプーリ2954の溝2988は、3次元捕捉デバイスが、プーリシステムを通過し、したがって、カテーテル軸102を通って循環することを可能にするのに十分なサイズである。] 図10 図11 図29 図5 図6 図7 図8 図9 [0071] 別の実施形態では、駆動機構は、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスを、カテーテル軸102を通して循環方式で進めるための、閉塞部除去システムの近位端の吸引または真空源および/または加圧源であってよい。図47〜48を参照すると、駆動機構4716は、カテーテル軸4702の近位端4704に配置されたハブ4771を含む。ハブ4771は、加圧源を受取る圧力ポート4773および真空源を受取る真空ポート4775を含む。カテーテル軸4702はまた、カテーテル軸4702の近位端4704に隣接して、内部に塊状物粒子リザーバ4849を形成する真空軸4747を含んでもよい。塊状物粒子リザーバ4849は、カテーテル軸4702の第2の管腔4824に流体連通する。圧力ポート4773を介して接続される加圧源は、図48上の矢印4877で示すように、カテーテル軸4702の第1の管腔4820および遠位出口ポート4808を通して捕捉デバイスを押出す。別法としてまたは付加的に、真空ポート4775を介して接続される真空源は、図48上の矢印4879で示すように、カテーテル軸4702の第2の管腔4824を通して捕捉デバイスを引張る。真空源はまた、捕捉された塊状物粒子を近位に塊状物粒子リザーバ4849内に引込むために、第2の管腔4824に沿って吸引力を提供する。したがって、真空源は、第2の管腔4824を通って捕捉デバイス114が移動するにつれて、捕捉デバイス114から離脱する可能性がある塊状物粒子がない状態に第2の管腔4824を維持し、したがって、第2の管腔4824を廃物がない状態にまたは自己洗浄されている状態に維持する。さらに、真空源は、第2の管腔4824の遠位再入力ポート4810に負圧を生成し、そのため、塊状物材料を捕捉デバイス114の方に引寄せ、したがって、血管閉塞部源を除去するように、塊状物または閉塞部の小さな部分の取出しを容易にする。真空源は、負圧または吸引力を提供することが可能な任意のシステムであってよい。] 図47 図48 [0072] 加圧源は、圧力を提供することが可能な任意のシステムであってよく、たとえば、図49に示すように生理食塩水などの流体を利用して達成されてもよい。流体は、捕捉デバイスによって提供される機械的破砕に加えて、塊状物または閉塞部4928の破砕を補助することになる。流体の流れは、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスを、カテーテル軸4902を通して循環方式で進めるために、図49上で矢印4983で示すように、カテーテル軸4902の、第1の管腔4920、遠位出口ポート4908、遠位再入力ポート4910、および第2の管腔4924を通して捕捉デバイス3414を押出す。図49は、図34に関して上述した捕捉デバイス3414を利用して述べられたが、流体の使用は、本明細書で述べる任意の実施形態に関して利用されてもよいことが当業者に明らかになる。] 図34 図49 [0073] 本発明の別の実施形態では、駆動機構は、デバイスオペレータによって手動で操作される機械式2重プーリシステムであり、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスを、カテーテル軸102を通して循環方式で進める。2重プーリ駆動機構は、塊状物または閉塞部を捕捉するかまたはそれに干渉するのを補助する可能性がある駆動ベルトのたるみを生成するための、カムデバイスと同様に動作するゆるみ発生機構を含んでもよい。より詳細には、図20A〜20Bは、カテーテル軸102の近位端104に配置されるハウジング2050内に第1のプーリ2070および第2のプーリ2072を含む駆動機構2016を示す。ハウジング2050はまた、駆動ベルト112をカテーテル軸102から機械式2重プーリシステムへ誘導するガイドまたはデバイダ2059を収容する。ノブ(図示せず)は、オペレータが2重プーリシステムを手動で制御できるようにハウジング2050の外側に配置される。ノブは、第2のプーリ2072に接続される。オペレータが、矢印2076で示す第1の方向にノブを回すと、第2のプーリ2072はまた、ノブに固定して接続されているため、第1の方向に回転する。ベルト2074は、第1のプーリ2070と第2のプーリ2072との間を通過して、ノブによって生成される回転運動を第2のプーリ2072から第1のプーリ2070へ伝達する。ノブを回すことによって、第2のプーリ2072は、ベルト2074を介して第1の方向に第1のプーリ2070を同様に回転させる。第1のプーリ2070が第1の方向に回転すると、第1のプーリ2070は、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスを、カテーテル軸102を通して循環方式で駆動する。] 図20A 図20B [0074] 第2のプーリ2072は、卵形状であり、その径D1が一方向に細長いことを意味する。第1のプーリ2070は、径D2を有する円形状である。図20Aから明らかであるように、第1のプーリ2070の径D2は、第2のプーリ2072の細長い径D1より短い。第2のプーリ2072が、上述したように、回されまたは回転すると、第2のプーリ2072の卵形状は、駆動ベルト112にたるみを生成する。駆動ベルト112は、図20Aに示すように、その回転中に第2のプーリ2072の細長い径D1に接触すると、第2のプーリ2072上でピンと張られる。しかし、第2のプーリ2072が、図20Bに示すように、駆動ベルト112が第2のプーリ2072の細長い径D1に接触しないように回転すると、駆動ベルト112はゆるむ、すなわち、駆動ベルト112のたるみが生成される。駆動ベルト112および複数の捕捉デバイス114が、図12〜15に関して上述した駆動ベルトを同様に構成するワイヤ要素によって形成される、カールした、突出した、または巻かれた一体セクションを有する一体型または単一部品コンベアまたは循環要素であるとき、一体型または単一部品コンベアで生成されるゆるみまたはたるみは、塊状物または閉塞部を捕捉するかまたはそれに干渉する捕捉デバイスの能力を改善する可能性がある。たるみは、一体型または単一部品コンベアの張力を逃すため、効果的な塊状物捕捉のための捕捉デバイスを形成するために、ワイヤ要素の跳ね返りを可能にする。図20A〜20Bの機械式2重プーリシステムは、本明細書で述べる洗浄機構の任意の機構を利用して、駆動ベルトが閉塞部除去システムの近位端を通過するときに、捕捉された塊状物粒子を駆動ベルトおよび駆動ベルト上に配置される捕捉デバイスから洗浄してもよい。] 図12 図13 図14 図15 図20A 図20B [0075] 本発明の別の実施形態では、塊状物または閉塞部を捕捉するかまたはそれに干渉するのを補助する可能性がある駆動ベルトの予め規定された量のたるみを生成するために、ゆるみ発生機構がカテーテル軸内でカテーテル軸の遠位端で利用されてもよい。より詳細には、図50は、本発明の別の実施形態による、カテーテル軸5002の遠位部分5006の側断面図である。図50は、カテーテル軸5002の第1の管腔5020を通って循環し、遠位出口ポート5008から出て、遠位再入力ポート5010を介し、かつ、カテーテル軸5002の第2の管腔5024を通ってカテーテル軸5002内に戻る駆動ベルト5012を示す。駆動ベルト5012は、明確にするために、駆動ベルト5012上の複数の捕捉デバイスが無い状態で図50に示されるが、駆動ベルト5012は、本明細書で述べる複数の捕捉デバイスを、カテーテル軸5002を通して循環方式で搬送することが理解される。ギア5085は、カテーテル軸5002の中央部分5099でカテーテル軸5002内に配置される。カテーテル軸5002の中央部分5099は、カテーテル軸5002の第1の管腔5020と第2の管腔5024との間に配置される。ギア5085は、突出部または歯5087を含み、駆動ベルト5012は、嵌合性突出部または歯5089を含む。ギア5085の歯5087は、駆動ベルト5012の歯5089とかみ合うかまたは協働するような形態、サイズ、および間隔である。歯5087の間隔が段階的であるため、ギア5085は、駆動ベルト5012の露出部分(遠位出口ポート5008と遠位再入力ポート5010との間でカテーテル軸102の外側に延在する駆動ベルト5012の部分)が、予め規定された量のたるみを有するように、駆動ベルト5012を移動させる手段を提供する。駆動ベルト5012において生成されるゆるみまたはたるみは、塊状物または閉塞部を捕捉するかまたはそれに干渉する捕捉デバイスの能力を改善する可能性がある。たるみは、駆動ベルト5012の露出部分の張力を逃すため、効果的な塊状物捕捉のための、駆動ベルト5012の跳ね返りを可能にする。たとえば、上述した図17A〜17Bに示すシステムなどのプーリシステムは、駆動ベルト5012を、カテーテル軸5002を通して循環方式で進めるために、カテーテル軸5002の近位端で利用されてもよい。こうしたプーリシステムが利用されると、第2の管腔5024内に配置される駆動ベルト5012の部分は張力下にあり(ループのアクティブな側にあり)、一方、第1の管腔5020内に配置される駆動ベルト5012の部分は張力下にない(ループのパッシブな側にある)。プーリシステムを動作させることは、第1の管腔5020内に配置される駆動ベルト5012の部分が、第1の管腔5020を通って進むようにさせ、ギア5085が同じ速度で回転するようにさせる。ギア5085の回転は、上述したように、駆動ベルト5012の露出部分に予め規定された量のたるみを維持する。] 図17A 図17B 図50 [0076] 本発明の別の実施形態は、図19A〜19Bに示され、ワイヤおよびワイヤ上の捕捉デバイスは、循環方式で動作しない。図19A〜19Bに示す実施形態では、カテーテル軸102を通して直線バンド1964を通過させる駆動機構1916は、2重スプール配置構成である。2重スプール配置構成は、カテーテル軸102の近位端に配置されるハウジング1950内に配置されてもよい。ハウジング1950はまた、バンド1964をカテーテル軸102から2重スプール配置構成へ誘導するガイドまたはデバイダ1959を収容する。2重スプール配置構成は、第1のスプール1963および第2のスプール1966を含む。バンド1964の第1の端部1965は第1のスプール1963に取り付けられ、バンド1964の第2の端部1967は第2のスプール1966に取り付けられる。バンド1964は、カテーテル軸102の管腔を通して配置されるときにたるみが存在しないように、使用前に第1のスプール1963に巻き付けられる。その上にハンドル1952を有するノブ1951は、オペレータが2重スプール配置構成を手動で制御できるようにハウジング1950の外側に配置される。ノブ1951は、第2のスプール1966から延在するコネクタ軸1968に結合される。オペレータが、ハンドル1952を介して第1の方向にノブ1951を回すと、第2のスプール1966はまた、コネクタ軸1968を介してノブ1951に接続されているため、第1の方向に回転する。ノブ1951を回すことによって、第2のスプール1966は、バンド1964に、カテーテル軸102を通して進ませる。バンド1964は、カテーテル軸102を通して進むにつれて、第2のスプール1966の周りに収集されるかまたは集められる。この実施形態では、バンド1964が非循環方式で動作するため、捕捉された塊状物粒子は、バンド1964およびバンド1964上に配置される捕捉デバイスから除去される必要はない。しかし、所望である場合、真空または流体が使用されて、バンド1964および捕捉デバイスが第2のスプール1966上に巻き付くときに、捕捉された塊状物粒子を、バンド1964および捕捉デバイスから洗浄してもよい。図19A〜19Bに示す実施形態は、好ましくは、駆動ベルト112および複数の捕捉デバイス114が、図12〜15に関して上述した駆動ベルトを同様に構成するワイヤ要素によって形成される、カールした、突出した、または巻かれた一体セクションを有する一体型または単一部品コンベアまたは循環要素であるときに利用される。さらに、図19A〜19Bに示す実施形態はまた、図11、32、および35〜57に関して上述した駆動ベルトに固定した干渉デバイスと共に利用されてもよい。捕捉デバイスについての他の3次元設計は、混乱させてしまい、2重スプール配置構成を機能しなくさせるため、捕捉デバイスのこれらの実施形態が好ましい。] 図11 図12 図13 図14 図15 図19A 図19B [0077] 洗浄機構 駆動ベルトおよび駆動ベルト上に配置される捕捉デバイスは、カテーテル軸を通して循環方式で駆動されるため、閉塞部除去システムはまた、捕捉された塊状物粒子が閉塞部除去システムを詰まらせないように、捕捉された塊状物粒子を捕捉デバイスから除去する1つまたは複数の手段を含む。図46に示す本発明の一実施形態では、内部に塊状物粒子リザーバ4649を形成する真空軸4647が、カテーテル軸4602の近位部分4604に設けられる。図46は、本発明の別の実施形態による閉塞部除去システム4600の断面図である。図15〜16に示す実施形態と同様に、一体型コンベアまたは循環要素1513は、内部に形成されたランダムな突出したセクション1548からなる複数の捕捉デバイスを有するワイヤ要素である。一体型コンベアまたは循環要素1513は、上述したように、超弾性または形状記憶特性を有する材料で形成される。超弾性または形状記憶特性は、コンベアまたは循環要素1513が、カテーテル軸4602の第1の管腔4620内で変形した真っ直ぐな状態で移動することを可能にする。コンベアまたは循環要素1513が遠位出口ポート4608を介してカテーテル軸4602の遠位端4606を出ると、突出した捕捉デバイス1548は、展開したまたは拡張した「思い出された」構成をとってもよい。遠位再入力ポート4610を介してカテーテル軸4602内に再び入ると、コンベアまたは循環要素1513は、捕捉された塊状物粒子が捕捉デバイス1548内に保持されるように、コンベアまたは循環要素1513が、第2の管腔4624を通って移動する間、その突出した構成のまま留まる。ゆるい塊状物粒子が下流に移動しないことを保証するために、真空軸4647の端部に設けられる真空源4669を介して、第2の管腔4624の吸引が提供される。真空源4669は、捕捉された塊状物粒子を近位に塊状物粒子リザーバ4649内に引込むために、第2の管腔4624に沿って吸引力を提供する。塊状物粒子リザーバ4649は、カテーテル軸4602の第2の管腔4624に流体連通する。したがって、真空源4669は、第2の管腔4624を通るコンベアまたは循環要素1513の循環中に離脱する可能性がある塊状物粒子がない状態に第2の管腔4624を維持し、したがって、第2の管腔4624を廃物がない状態にまたは自己洗浄されている状態に維持する。さらに、真空源4669は、第2の管腔4624の遠位再入力ポート4610に負圧を生成し、そのため、塊状物材料をコンベアまたは循環要素1513の方に引寄せ、したがって、血管閉塞部源を漸次的にまたは細切れ的に除去するように、塊状物または閉塞部の小さな部分の取出しを容易にする。真空源4669は、たとえばシリンジを含む、負圧または吸引力を提供することが可能な任意のシステムであってよい。カテーテル軸4602の近位部分4604では、カテーテル軸4602は、コンベアまたは循環要素1513を第2の管腔4624から駆動機構4616へ移行させる移行セクション4627を含む。移行セクション4627は、コンベアまたは循環要素1513を第2の管腔4624から駆動機構4616へ送り込むためにテーパ付き形状を有する。図46Aは、内部に形成されたランダムな突出したまたはカールした一体セクション1548を有するコンベアまたは循環要素1513を利用して述べられたが、真空軸およびその結果得られる吸引は、本明細書で述べる任意の実施形態に関して利用されてもよいことが当業者に明らかになる。] 図15 図16 図46 図46A [0078] 別の実施形態では、真空および/または流体が利用されて、駆動ベルトおよび駆動ベルト上に配置された捕捉デバイスが、閉塞部除去システムの近位端を通過するときに、捕捉された塊状物粒子を、駆動ベルトおよび駆動ベルト上に配置された捕捉デバイスから洗浄してもよい。吸引力を使用する真空または吸引器は、閉塞部除去システムの近位端に適用されて、駆動ベルトおよび捕捉デバイスが駆動機構を通過するときに、捕捉された塊状物粒子を、駆動ベルトおよび捕捉デバイスから洗浄してもよい。さらに、圧力下の流体が、閉塞部除去システムの近位端に加えられて、駆動ベルトおよび捕捉デバイスが駆動機構を通過するときに、捕捉された塊状物粒子を駆動ベルトおよび捕捉デバイスから洗浄してもよい。] [0079] より詳細には、図30に示すように、駆動機構は、デバイスオペレータによって手動で操作される機械式プーリシステムであり、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスを、カテーテル軸102を通して循環方式で進める。図30に示す実施形態では、捕捉デバイスは、図11に関して上述したヘアブラシ様干渉デバイス1133である。駆動機構3016は、カテーテル軸102の近位端104に配置されるハウジング3050内に配置されるプーリシステムである。ハウジング3050はまた、駆動ベルト112を、カテーテル軸102から真空チャンバ3090を通ってプーリ3054に、そしてリンスチャンバ3094を通るように誘導するガイドまたはデバイダ3059を収容する。その上にハンドル3052を有するノブ3051は、オペレータがプーリシステムを手動で制御できるようにハウジング3050の外側に配置される。ノブ3051は、プーリ3054から延在するコネクタ軸3056を受取りかつそれに結合する、中心に配置された穴(図示せず)を有する。オペレータが、ハンドル3052を介して第1の方向にノブ3051を回すと、プーリ3054はまた、コネクタ軸3056を介してノブ3051に固定して接続されているため、同じ方向に回転する。そのため、ノブ3051を回すことによって、プーリ3054は、駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置されるヘアブラシ様干渉デバイス1133を、カテーテル軸102を通して循環方式で駆動する。ヘアブラシ様干渉デバイス1133は、カテーテル102の第2の管腔を通って引張られ、真空チャンバ3090内のガイドまたはデバイダ3059を通過し、ヘアブラシ様干渉デバイス1133から真空チャンバ3090内に塊状物粒子を離脱させる。ヘアブラシ様干渉デバイス1133は、その後、第1の一方向弁3092を通り、また、プーリ3054の周りを通過する。ヘアブラシ様干渉デバイス1133間で駆動ベルト112上に配置される突出部1137は、プーリ3054に係合し、したがって、駆動ベルト112を一定速度で引張る。ヘアブラシ様干渉デバイス1133は、その後、リンスチャンバ3094に入るために、第2の一方向弁3093を通過する。ヘアブラシ様干渉デバイス1133は、リンスチャンバ3094内にいる間、ガイドまたはデバイダ3059にわたってまたはそれを通って通過し、その後、カテーテル軸102に入るために、第3の一方向弁3097を通過する。] 図11 図30 [0080] 真空チャンバ3090は、真空源(図示せず)に接続するためのコネクタまたはポート3091を含む。真空源は、真空チャンバ3090およびカテーテル102の第2の管腔内に真空を生成する。負圧または真空は、閉塞部除去システム100の循環中に離脱する可能性がある塊状物粒子がない状態に第2の管腔を維持し、したがって、第2の管腔を廃物がない状態にまたは自己洗浄されている状態に維持する。第1の一方向弁3092は、真空チャンバ3090内の真空を維持する。] [0081] リンスチャンバ3094は、リンス流体を循環させるために、第1のコネクタまたはポート3095および第2のコネクタまたはポート3096を含む。第1のコネクタ3095は流体入口ポートであり、第2のコネクタ3096は流体出口ポートである。しかし、コネクタは、第1のコネクタ3095が流体出口ポートであり、第2のコネクタ3096が流体入口ポートであるように交換可能であってよいことを当業者は認識する。捕捉デバイスがカテーテル軸102を通って再循環する前に、捕捉された塊状物粒子がヘアブラシ様干渉デバイス1133から除去されることを保証するために、ヘアブラシ様干渉デバイス1133は、リンスチャンバ3094内でガイドまたはデバイダ3059にわたってまたはそれを通って通過する。駆動ベルト112は、第3の一方向弁3097を通ってカテーテル軸102に入り、カテーテル軸102の第1の管腔に入る。一方向弁3093および3097は、流体が、流体入力ポート3095および流体出口ポート3096を通ることを除いて、リンスチャンバ3094を出ることを防止する。] [0082] 捕捉された塊状物粒子を捕捉デバイスから除去する駆動機構1716の別の実施形態は、図17A〜17Bに示される。駆動機構1716は、捕捉された塊状物粒子を捕捉デバイス(図示せず)から拭い取るために設けられる第2の共線プーリ1757を含む。第1のプーリ1754は、突出部または歯1755を含み、第2のプーリ1757は、嵌合性突出部または歯1758を含む。第1のプーリ1754の歯1755は、第2のプーリ1757の歯1758とかみ合う形態、サイズ、および間隔である。換言すれば、第1のプーリ1754および第2のプーリ1757は、2つの嵌合ギアと同様に協働する。第1および第2のプーリ1754および1757の歯1755および1758はそれぞれ、交差部1760において共にかみ合う。第1のプーリ1754の歯1755は、第2のプーリ1757の歯1758とかみ合って、第2のプーリ1757を反対方向に駆動する。別の言い方をすると、第1のプーリ1754が、手動操作式ノブ1751によって第1の方向に回されると、こうした回転は、第2のプーリ1757を別個の反対方向に回させる。たとえば、オペレータが、ノブ1751を、その結果、第1のプーリ1754を時計方向に回す場合、第2のプーリ1757は、反時計方向に回ることになる。さらに、第1のプーリ1754の歯1755は、第2のプーリ1757の摺動を防止する。駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスが交差部1760を通過するにつれて、捕捉デバイス内に配置される捕捉された塊状物粒子は、駆動ベルト112から押出されるかまたは拭い取られて、ハウジング1750内に入る。上述した真空および/または流体などのさらなる洗浄機構はまた、駆動ベルト112および捕捉デバイスがプーリシステムを通過するときに、捕捉された塊状物粒子を駆動ベルト112および捕捉デバイスから洗浄するのに使用されてもよい。] 図17A 図17B [0083] 捕捉された塊状物粒子を捕捉デバイスから除去する別の実施形態は、図18A〜18Bに示される。駆動機構1816は単一プーリシステムである。単一プーリシステム1854は、第1のプーリ1754と同様に機能する。ガイドまたはデバイダ1859は、駆動ベルト112を、カテーテル軸102から第1のプーリ1854へ誘導する。しかし、第2の共線プーリではなく、駆動機構1816は、第1のプーリ1854に達する前に捕捉された塊状物を捕捉デバイスから除去するブラシ1861を含む。ブラシ1861は、デバイダ1859の外側表面に取付けられる複数の剛毛1862を含む。剛毛1862は、デバイダ1859から延在し、限定はしないが、PEBAX、ナイロン、ポリイミド、PEEK、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ステンレス鋼、ニッケルチタン、MP35N、およびタンタルを含む任意の適当な材料で形成されてもよい。駆動ベルト112および駆動ベルト112上に配置される捕捉デバイスがブラシ1861上を通過するにつれて、捕捉デバイス内に配置される捕捉された塊状物粒子は、剛毛1862内に嵌め込まれるかまたは捕えられる。上述した真空および/または流体などのさらなる洗浄機構はまた、駆動ベルト112および捕捉デバイスが単一プーリシステムを通過するときに、捕捉された塊状物粒子を駆動ベルト112および捕捉デバイスから洗浄するのに使用されてもよい。 さらなる実施形態] [0084] 本発明の実施形態は、複数の捕捉デバイスを、閉塞部除去システムを通して循環方式で搬送する単一駆動ベルトを含むものとして述べられた。しかし、その上に複数の捕捉デバイスを有する2つ以上の駆動ベルトが、閉塞部を捕捉するのに使用されてもよい。たとえば、図51は、カテーテル軸5102の遠位部分5106の斜視図である。図52は、明確にするために、駆動ベルトおよび捕捉デバイスが示されていないカテーテル軸5102の断面図である。カテーテル軸5102は、2つの駆動ベルト、すなわち、第1の駆動ベルト5112Aおよび第2の駆動ベルト5112Bを、閉塞部除去システムを通して循環方式で循環させるための、カテーテル軸5102を通って延在する4つの平行管腔を有する。捕捉デバイス5114Aを搬送する第1の駆動ベルト5112Aは、カテーテル軸5102の第1の管腔5220Aを通って延在し、遠位出口ポート5108Aを介してカテーテル軸5102を出て、閉塞部の小さな粒子を取出しながら塊状物または閉塞部を通過し、捕捉された塊状物粒子を、遠位再入力ポート5110Aを通して引込み、カテーテル軸5102の第2の管腔5224Aを通って延在する。同様に、捕捉デバイス5114Bを搬送する第2の駆動ベルト5112Bは、カテーテル軸5102の第1の管腔5220Bを通って延在し、遠位出口ポート5108Bを介してカテーテル軸5102を出て、閉塞部の小さな粒子を取出しながら塊状物または閉塞部を通過し、捕捉された塊状物粒子を、遠位再入力ポート5110Bを通して引込み、カテーテル軸5102の第2の管腔5224Bを通って延在する。複数の駆動ベルトを利用することは、塊状物または閉塞部を通過する捕捉デバイスの数を増加させ、したがって、比較的短い時間で塊状物または閉塞部の全質量を除去するのを補助する可能性がある。さらに、複数の駆動ベルトおよび捕捉デバイスは、互いに平行であり、したがって、塊状物または閉塞部の側面部分を均等に除去することになる。第1の駆動ベルト5112Aの捕捉デバイス5114Aは、図53の遠位カテーテル部分5106の側面図に示すように、第2の駆動ベルト5112Bの捕捉デバイス5114Bと同時に塊状物または閉塞部に遭遇する可能性がある。あるいは、図54に示すように、第1の駆動ベルト5112Aの捕捉デバイス5114Aは、捕捉デバイスが塊状物または閉塞部に同時に遭遇しないように、第2の駆動ベルト5112Bの捕捉デバイス5114Bと交互に並んでいてもよい。] 図51 図52 図53 図54 [0085] その上に複数の捕捉デバイスを有する2つ以上の駆動ベルトを含む本発明の別の実施形態は、図55〜56に示される。図55は、カテーテル軸5502の遠位部分5506の側面図である。図56は、明確にするために、駆動ベルトおよび捕捉デバイスが示されていないカテーテル軸5502の断面図である。カテーテル軸5502は、2つの駆動ベルト、すなわち、第1の駆動ベルト5112Aおよび第2の駆動ベルト5112Bを、閉塞部除去システムを通して循環方式で循環させるための、カテーテル軸5502を通って延在する4つの平行管腔を有する。図51〜54の実施形態に示すように互いに平行に延在するのではなく、駆動ベルト5512Aおよび5512Bは、交差またはオーバラップパターンで遠位部分5506を出る。たとえば、第1の駆動ベルト5512Aは、カテーテル軸5502を出るとき、「垂直(vertical)」経路にわたって延在するものとして示され、一方、第2の駆動ベルト5512Bは、カテーテル軸5502を出るとき、「水平(horizontal)」経路にわたって延在するものとして示される。捕捉デバイス5514Aを搬送する第1の駆動ベルト5512Aは、カテーテル軸5502の第1の管腔5620Aを通って延在し、遠位出口ポート(図示せず)を介してカテーテル軸5502を出て、閉塞部の小さな粒子を取出しながら塊状物または閉塞部を通過し、捕捉された塊状物粒子を、遠位再入力ポート(図示せず)を通して引込み、カテーテル軸5502の第2の管腔5624Aを通って延在する。同様に、捕捉デバイス5514Bを搬送する第2の駆動ベルト5512Bは、カテーテル軸5502の第1の管腔5520Bを通って延在し、遠位出口ポート(図示せず)を介してカテーテル軸5502を出て、閉塞部の小さな粒子を取出しながら塊状物または閉塞部を通過し、捕捉された塊状物粒子を、遠位再入力ポート(図示せず)を通して引込み、カテーテル軸5502の第2の管腔5624Bを通って延在する。この実施形態では、複数の駆動ベルトおよび捕捉デバイスは、互いに垂直であり、したがって、塊状物または閉塞部を均等に除去することになる。] 図51 図52 図53 図54 図55 図56 [0086] 本発明による種々の実施形態が上述されたが、種々の実施形態は、制限ではなく、単に例証および実施例として提示されたことが理解されるべきである。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細における種々の変更が行われうることが当業者に明らかになる。したがって、本発明の幅および範囲は、上述した例示的な実施形態の任意の実施形態によって制限されるべきではなく、添付特許請求の範囲およびその均等物によってだけ規定されるべきである。本明細書で説明されるそれぞれの実施形態および本明細書で引用されるそれぞれの参考文献のそれぞれの特徴は、任意の他の実施形態の特徴と組合せて使用されうることも理解される。本明細書で説明される全ての特許および刊行物は、参照によりその全体が本明細書に援用される。]
权利要求:
請求項1 身体管腔内の閉塞部を除去するシステムであって、近位端および遠位端を有するカテーテル軸であって、遠位出口ポートを有する第1の管腔および遠位再入力ポートを有する第2の管腔を画定し、前記第1および第2の管腔は、前記カテーテル軸の前記近位端から前記遠位端まで並んで延在する、カテーテル軸と、駆動ベルトであって、前記第1の管腔、前記遠位出口ポート、前記遠位再入力ポート、および前記第2の管腔を通って、循環方式で前記カテーテル軸内に配設される駆動ベルトと、を備え、前記駆動ベルトは、前記カテーテル軸を通って循環するときに前記身体管腔から前記閉塞部を除去するために、前記駆動ベルト上に複数の捕捉デバイスを形成する一体セクションを有し、各捕捉デバイスは、前記捕捉デバイスが前記カテーテル軸の前記遠位出口ポートと前記近位再入力ポートとの間を移動するにつれて、前記閉塞部の少なくとも一部分を除去することが可能である、ことを特徴とするシステム。 請求項2 前記捕捉デバイスは、巻かれた一体セクションおよび突出した一体セクションからなる群から選択される、請求項1に記載のシステム。 請求項3 前記駆動ベルトは、第1の真っ直ぐな構成および前記複数の捕捉デバイスを形成する第2の拡張した構成を有するように、弾性材料または形状記憶材料から構築されるワイヤである、請求項1に記載のシステム。 請求項4 前記第1の管腔は、前記第2の管腔よりサイズが小さい、請求項3に記載のシステム。 請求項5 第2の駆動ベルトであって、第2の駆動ベルト上に配置される第2の複数の捕捉デバイスを有する第2の駆動ベルトをさらに備え、該第2の駆動ベルトは、遠位出口ポートを有する第3の管腔および遠位再入力ポートを有する第4の管腔を通って、循環方式で前記カテーテル軸内に配設され、前記第3の管腔および前記第4の管腔は、前記カテーテル軸の前記近位端から前記遠位端まで並んで延在する、請求項1に記載のシステム。 請求項6 身体管腔内の閉塞部を除去するシステムであって、近位端および遠位端を有するカテーテル軸であって、遠位出口ポートを有する第1の管腔および遠位再入力ポートを有する第2の管腔を画定し、前記第1および第2の管腔は、前記カテーテル軸の前記近位端から前記遠位端まで並んで延在するカテーテル軸と、駆動ベルトであって、前記第1の管腔、前記遠位出口ポート、前記遠位再入力ポート、および前記第2の管腔を通って、循環方式で前記カテーテル軸内に配設される駆動ベルトと、前記駆動ベルトが前記カテーテル軸を通って循環するときに前記身体管腔から前記閉塞部を除去するための、前記駆動ベルトに取り付けられた複数の捕捉デバイスであって、それにより、各捕捉デバイスは、前記捕捉デバイスが前記カテーテル軸の前記遠位出口ポートと前記近位再入力ポートとの間を移動するにつれて、前記閉塞部の少なくとも一部分を除去することが可能である、複数の捕捉デバイスとを備えている、ことを特徴とするシステム。 請求項7 前記複数の前記捕捉デバイスは、前記駆動ベルトに固定された複数のバスケット様デバイスである、請求項6に記載のシステム。 請求項8 前記複数のバスケット様デバイスはそれぞれ、円柱、球、ボール、細長い卵、三日月、および裾広がりの端部分を有するスプールからなる群から選択される形状を有する、請求項7に記載のシステム。 請求項9 前記複数の捕捉デバイスは、前記身体管腔内に配置されると前記駆動ベルトに平行でかつ血流に平行に延在するストランドを含む、請求項7に記載のシステム。 請求項10 前記複数の捕捉デバイスは、メッシュ材料から形成される、請求項7に記載のシステム。 請求項11 前記複数の捕捉デバイスは、前記駆動ベルトに固定された複数の干渉デバイスであり、前記複数の干渉デバイスはそれぞれ、半径方向に延在する剛毛を有するヘアブラシ様デバイスおよびループ状ストランドを有するワイヤブラシデバイスからなる群から選択される、請求項6に記載のシステム。 請求項12 前記複数の捕捉デバイスは、前記駆動ベルトに固定された複数の干渉デバイスであり、前記複数の干渉デバイスはそれぞれ、ビーズ様デバイス、バルーン様デバイス、および、かえり様デバイスからなる群から選択される、請求項6に記載のシステム。 請求項13 第2の駆動ベルトであって、第2の駆動ベルト上に配置される第2の複数の捕捉デバイスを有する第2の駆動ベルトをさらに備え、前記第2の駆動ベルトは、遠位出口ポートを有する第3の管腔および遠位再入力ポートを有する第4の管腔を通って、循環方式で前記カテーテル軸内に配設され、前記第3の管腔および前記第4の管腔は、前記カテーテル軸の前記近位端から前記遠位端まで並んで延在する、請求項6に記載のシステム。 請求項14 身体管腔内の閉塞部を除去する方法であって、前記身体管腔内で前記閉塞部の近くに閉塞部除去システムを位置決めするステップであって、前記閉塞部除去システムは、近位端および遠位端を有するカテーテル軸、駆動ベルト、および複数の捕捉デバイスを含み、前記カテーテル軸は、遠位出口ポートを有する第1の管腔および遠位再入力ポートを有する第2の管腔を画定し、前記第1の管腔および前記第2の管腔は、前記カテーテル軸の前記近位端から前記遠位端まで並んで延在し、前記複数の捕捉デバイスは、前記駆動ベルトの少なくとも一部分に沿って生成する位置決めするステップと、前記複数の捕捉デバイスが、前記第1の管腔を通り、前記遠位出口ポートを通り、前記遠位再入力ポートを通り、前記第2の管腔を通って進むように、前記カテーテル軸を通って前記駆動ベルトを循環させるステップと、各捕捉デバイスが前記カテーテル軸の前記遠位出口ポートと前記近位再入力ポートとの間を移動するにつれて、前記身体管腔から前記閉塞部の少なくとも一部分を漸次的に除去するステップと、前記複数の捕捉デバイスが、一連のパスで前記カテーテル軸を通って循環した後、前記身体管腔から全閉塞部を除去するステップと、を備えている、ことを特徴とする方法。 請求項15 前記複数の捕捉デバイスは、前記駆動ベルトの一体セクションによって形成され、前記一体セクションは、巻かれた一体セクションおよび突出した一体セクションからなる群から選択される、請求項14に記載の方法。 請求項16 前記駆動ベルトは、第1の真っ直ぐな構成および前記複数の捕捉デバイスを形成する第2の拡張した構成を有するように、弾性材料または形状記憶材料から構築されるワイヤである、請求項15に記載の方法。 請求項17 前記複数の捕捉デバイスは、前記駆動ベルトに取り付けられた複数のバスケット様デバイスである、請求項14に記載の方法。 請求項18 前記複数のバスケット様デバイスはそれぞれ、円柱、球、ボール、細長い卵、三日月、および裾広がりの端部分を有するスプールからなる群から選択される形状を有する、請求項17に記載の方法。 請求項19 前記複数の捕捉デバイスは、前記駆動ベルトに取り付けられた複数の干渉デバイスであり、前記複数の干渉デバイスはそれぞれ、ビーズ様デバイス、バルーン様デバイス、および、かえり様デバイスからなる群から選択される、請求項14に記載の方法。 請求項20 前記複数の捕捉デバイスは、前記駆動ベルトに取り付けられた複数の干渉デバイスであり、前記複数の干渉デバイスはそれぞれ、半径方向に延在する剛毛を有するヘアブラシ様デバイスおよびループ状ストランドを有するワイヤブラシデバイスからなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US10743893B2|2020-08-18|Methods and systems for treatment of acute ischemic stroke US10349960B2|2019-07-16|Retraction and aspiration device for treating embolism and associated systems and methods US10016211B2|2018-07-10|Expandable tip assembly for thrombus management JP2018196762A|2018-12-13|血管から閉塞血餅を除去するための血餅回収デバイス US20190029692A1|2019-01-31|Methods of managing neurovascular obstructions US10806473B2|2020-10-20|Methods for restoring blood flow within blocked vasculature JP6143272B2|2017-06-07|塞栓除去装置および急性虚血性脳卒中症状の治療方法 US9358094B2|2016-06-07|Retrieval systems and methods for use thereof EP3113697B1|2019-06-05|Intravascular thromboembolectomy device having a plurality of clot engaging elements US10183147B2|2019-01-22|Neurovascular catheter extension segment US9271747B2|2016-03-01|Complex wire formed devices US10045790B2|2018-08-14|Device and method for treating vascular occlusion US9445828B2|2016-09-20|Methods, devices, and systems for postconditioning with clot removal JP2016104212A|2016-06-09|血流の修復および塞栓の管理 US10779855B2|2020-09-22|Methods and systems for treatment of acute ischemic stroke EP2731513B1|2017-06-28|Apparatus for entrapping and extracting objects from body cavities ES2638328T3|2017-10-19|Dispositivos para la oclusión de aberturas anormales en el sistema vascular de un paciente US9114031B2|2015-08-25|Method for treating a target site in a vascular body channel US20190150959A1|2019-05-23|Methods and apparatus for treating embolism US8480697B2|2013-07-09|Thrombus removal system and process US10512479B2|2019-12-24|Axial lengthening thrombus capture system US7316692B2|2008-01-08|Laser-cut clot puller US9119651B2|2015-09-01|Recanalizing occluded vessels using controlled antegrade and retrograde tracking US6660021B1|2003-12-09|Intravascular device and system AU2017324159B2|2019-06-27|Clot retrieval device for ischemic stroke treatment
同族专利:
公开号 | 公开日 US20090182361A1|2009-07-16| US8021379B2|2011-09-20| EP2249714A1|2010-11-17| WO2009088750A1|2009-07-16|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|