专利摘要:
針を通し且つ組織の穴を縫合するための医療装置、器具及び方法が開示されており、該医療器具及び方法は、内視鏡的に及び/又は腹腔鏡下で使用することができ、穴を完全に塞ぐために穴の周囲への簡単で信頼性が高く制御可能な縫合糸の配置を提供する。該医療装置の一つの実施例は、概して、内視鏡、エンドキャップ、針、縫合糸並びに第一及び第二の把持装置を備えており、該第一及び第二の把持装置は、相対的に並進して、針を該第一の把持装置と第二の把持装置の間を選択的に通す構造とされている。
公开号:JP2011509121A
申请号:JP2010541574
申请日:2009-01-02
公开日:2011-03-24
发明作者:ヴィルー,;シー. サーティ,;トラビス,;ベントン ジョンソン,;タイラー,;エバンス マクローホーン,
申请人:ウィルソン−クック・メディカル・インコーポレーテッドWilson−Cook Medical Incorporated;
IPC主号:A61B17-04
专利说明:

[0001] 本発明は概して、例えば内視鏡を使用して組織内の穴を縫合するような、組織を縫合するための医療装置、器具及び処置に関する。]
背景技術

[0002] 内臓及び脈管の壁の開口部又は穴は、元々存在しているか又は意図的若しくは意図的でなく形成される。これらの開口部は体内の隣接構造へのアクセスを得るために使用され、このような技術は一般的には経腔的処置と称される。例えば、骨盤腔鏡検査法は、70年以上前に開発され、盲嚢内に開口部を形成することによって経膣的に腹腔内へアクセスすることを含んでいる。腹腔へのこのアクセス方法は、医療専門家が、多くの解剖学的構造を目視によって検査すると共に、種々の処置例えば生検若しくは卵管結紮のような他の手術を行なうことができるようにする。他の体管腔を使用した種々の体腔内へのアクセスを得るための多くの経腔的処置も開発されて来た。元々存在する穴、例えば、口、鼻、耳、肛門又は膣は、このような体管腔内及び体腔内へのアクセスを提供する。胃腸管の体管腔は、内視鏡を使用して診査され且つ腹腔及びその他の体腔へのアクセスを提供するために使用することができ、これらは全て最少侵襲方法によるアクセスを提供する。]
[0003] 伝統的な切開手術又は腹腔鏡外科手術と比較すると、経腔処置は、腹部切開(又はその他の外側からの切開)及び合併症に関する切開を排除することによって、侵襲性が少なく且つ一方で術後回復時間の短縮、痛みの低減及び見栄えを改良もする。これと同時に、経腔処置に対する課題が依然として存在している。この課題としては、開口部及び体腔に適切な導管、導管を介して操作可能であり且つ体腔内で作動させることができる丈夫な医療器具、導管の無菌状態、体腔への空気の吹き込みの維持、開口部の適正な閉鎖、及び感染の予防を提供することがある。例えば胃又は腸のような胃腸管の体内壁に開口部が開いているときには、胃の内容物、腸管内容物又はその他の体液が隣接する体腔内へ漏洩し得る。胃腸管外への細菌を含んだ流体の移動は望ましくなく且つ時には致命的な感染を惹き起こすかも知しれない。]
[0004] 元々存在する又は意図的若しくは意図されずに開いた穴を永久に閉鎖し且つ組織を適切に治癒させるために多くの医療器具及び医療方法が開発されて来ており、これらの医療器具及び医療方法は、縫合、接着、クリップ、組織アンカーなどを採用している。このような種類の器具のうちの一つは、穴例えば胃腸管内の穴を内視鏡を使用して閉鎖させることを狙っている。従って、内視鏡に取り付けられて穴の閉鎖を補助する医療器具が提案されて来た。これらの医療器具のうちの幾つかは、縫合又はアンカーを配置できるように組織を配向させるために吸引を採用しており、一方、その他のものは、組織を向きを合わせるために組織把持器具又はその他の器具を必要とする。]
先行技術

[0005] 米国特許出願第12/125,525号
米国特許出願第12/191,001号]
[0006] 本発明は、組織内の穴を縫合するための医療装置、器具及び方法を提供し、これらは、内視鏡及び/又は腹腔鏡を使用し且つ穴を完全に閉鎖させるために穴の周りに簡単に信頼性高く制御可能な状態で配置させることを提案している。本発明の教示に従って作られた医療装置の一つの実施形態は、一般的に、内視鏡、エンドキャップ、針、縫合糸、第一の把持装置及び第二の把持装置を含んでいる。内視鏡は、作動通路を備えており且つ長手軸線を規定している。エンドキャップは、内視鏡の遠位端に嵌められる。針は第一及び第二の互いに反対側の端部を有しており、針には縫合糸が取り付けられる。第一の把持装置は、長手方向に並進させることができるようにエンドキャップに摺動可能に結合されており且つ針と選択的に係合する構造とされている。第二の把持装置は、針と選択的に係合する構造とされており且つエンドキャップと内視鏡の作動通路とのうちの一方の中を摺動可能に貫通している。第一の把持装置と第二の把持装置とは、相対的に長手方向に並進して、針を第一の把持装置と第二の把持装置との間に選択的に通す構造とされている。]
[0007] 更に詳細な態様によれば、第二の把持装置は、内視鏡の作動通路内を貫通している制御部材を備えていることが好ましい。第一の把持装置(及び/又は第二の把持装置)は、調整可能な把持力を有してもよい。第一及び第二の把持装置は、長手方向に沿って隔置されており、それらの間に縫合領域を規定する。これらの把持装置は、調整可能な開口部を備えており、該開口部は、元々の状態で針と係合する大きさとされており且つこの調整可能な開口部の大きさを小さくするように手動で調整することができる。]
[0008] 本発明の教示に従って作られた医療器具の一つの実施例は、概して、エンドキャップと、針と、縫合糸と、第一の把持装置と、第二の把持装置とを備えている。エンドキャップは、内視鏡の遠位端を収容する大きさとされている内部空間を規定している。針は第一及び第二の対向端部を備えており、縫合糸が針に取り付けられている。第一の把持装置は、所定の第一の把持力によって針と選択的に係合する構造とされており、一方、第二の把持装置は、第一の把持装置から長手方向に隔てられており且つ第二の把持力で針と選択的に係合する構造とされている。第二の把持装置は、調整可能な把持力を有していて、第二の把持力を第一の強さと第二の強さとの間で修正することができる。第一の把持装置と第二の把持装置とは、針を第一の把持装置と第二の把持装置との間に選択的に通すために相対的に並進する構造とされている。]
[0009] 該医療器具の更に詳細な態様に従って、第二の把持力の第二の強さは第一の把持力よりも大きい。第二の把持力の第一の強さは前記第一の把持力よりも小さい。第一の把持装置は、調整可能な開口部を規定しているプレートとしても良い。第一の把持装置はまたそれらの間に調整可能な空間を規定している一対のワイヤーをも備えている。第二の把持装置は、指状部を有しているコレット、調整可能な鉗子又は調整可能な把持力を提供するその他の構造とすることができる。エンドキャップは、針をガイドし且つ/又は第一の把持装置及び/又は第二の把持装置の摺動可能な動作をガイドするための支持構造を有しているのが好ましい。]
[0010] 針を通す方法の一つの実施例も本発明の教示に従って提供される。内視鏡と医療器具例えば上記した医療器具のひとつの実施例とが準備される。該医療器具のエンドキャップは、医療器具と一体に形成されていない場合に内視鏡の遠位端に嵌められる。内視鏡と医療器具とは、穴に近い第一の部位へ導入され、その位置では、第一の把持装置は組織の第一の側にあり、第二の把持装置は組織の第二の側にある。第一及び第二の把持装置は、互いに相対的に並進せしめられて、針及び縫合糸を、第一の把持装置から組識を貫通して第二の把持装置へと通す。内視鏡及び医療器具は、穴に近い第二の部位まで動かされ、第一及び第二の把持装置は再び互いに相対的に並進せしめられて、針及び縫合糸を第二の把持装置から組織を貫通して第一の把持装置へと通す。更に詳細な態様によれば、組織に縫合糸を貫通するステップは、内視鏡及び医療器具を穴に近い位置から引き抜かないで行なうことができる。縫合糸は、巾着縫合形態で組織を貫通させられるのが好ましい。この方法はまた、針を第一の把持装置内に位置決めするステップ並びに第一及び第二の把持装置を互いに相対的に並進させて針を第二の把持装置内に位置決めするステップをも含んでいる。次いで、第二の把持装置の把持力が第一の把持力を超えるように調整され、第一及び第二の把持装置は互いに相対的に並進せしめられて、針が第一の把持装置から第二の把持装置へと通される。第二の把持装置の把持力が第一の把持力よりも小さくなるように調整され、次いで、第一及び第二の把持装置が相対的に並進せしめられて、針が第二の把持装置から第一の把持装置へと通される。]
図面の簡単な説明

[0011] 明細書に組み入れられ且つその一部をなしている添付図面は、本発明の幾つかの態様を示しており、詳細な説明と共に本発明の原理を説明する機能を果たしている。
本発明の教示に従って作られた医療装置の斜視図である。
図1に示されている医療装置の一部分の斜視図である。
図1に示されている医療装置の一部分の斜視図である。
図1に示されている医療装置の一部分の斜視図である。
図1に示されている医療装置の一部分を形成している針の側面図である。
図1に示されている医療装置の一部分の斜視図である。
図1及び6に示されている医療装置の一部分の断面図である。
図1に示されている医療装置を使用する方法を示している部分断面前面図である。
図1に示されている医療装置を使用する方法を示している部分断面前面図である。
図1に示されている医療装置を使用する方法を示している部分断面前面図である。
図1に示されている医療装置を使用する方法を示している部分断面前面図である。
図1に示されている医療装置を使用する方法を示している部分断面前面図である。
図1に示されている医療装置を使用する方法を示している部分断面前面図である。
図1〜13に示されている医療装置を使用して縫合されている穴を有する組織の平面図である、
図14に示されている穴及び組織の閉鎖状態を示している断面図である。
図5に示されている針の代替的な実施例の前面図である。
図3及び4に示されている医療装置の一部分の代替的な実施例を示している平面図である。
図6及び7に示されている医療装置の一部分の代替的な実施例の斜視図である。
本発明の教示に従って作られた医療装置の代替的な実施例の斜視図である。
図3に示されている医療装置の一部分の代替的な実施例を示している斜視図である。
図3に示されている医療装置の一部分の別の代替的な実施例を示している斜視図である。
図21の平面図である。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図2 図21 図3 図4
[0012] ここで使用されている“近位”及び“遠位”という用語は、ユーザーに対する基準点を有していることが意図されている。特に、明細書全体を通して、“遠位”及び“遠位方向に”という用語は、概してユーザーから遠ざかる位置、方向または向きを示しており、“近位”及び“近位方向に”という用語は、概してユーザーに向かう位置、方向または向きを示している。]
[0013] 図面を参照すると、図1〜3は、(図11〜14に示されている)組織12内の穴14を縫合によって閉じるための医療装置20を示しており、該医療装置は、本発明の教示に従って作られたものである。医療器具20は概して、内視鏡22と、内視鏡22と共に使用するようになされている医療器具24とを備えている。内視鏡22は、当業者に公知の如何なる範囲のものであっても良く、従って、種々の長さ、直径及び機能を有することができる。内視鏡22は概して、長手方向に延びている中心軸線10を規定している。医療器具24は概して、エンドキャップ26、針28、遠位の把持装置30及び近位の把持装置32を備えている。遠位及び近位の把持装置30,32は、長手方向に沿って隔置されていて縫合領域34を規定している。図8〜13に関して後に説明するように、組織12は縫合領域34内に位置決めされており、針28は、遠位の把持装置30と近位の把持装置32との間で組織12内を前後に通される。縫合糸36は、針28に結合されていて、縫合糸36が組織12内を繰り返し通されるようになされている。特に、縫合糸36は、組織12の穴14の周囲の組織12を貫いて織り合わせ、縫合糸36の一端又は両端を引っ張って穴14を閉じるように使用することができる。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図2 図3 図8 図9
[0014] 図1及び2において、エンドキャップ26は管状本体38を備えており、管状本体38は、内視鏡22の遠位端に嵌合するサイズとされている内部空洞40を規定している。エンドキャップ26は、内視鏡22と摩擦係合して、エンドキャップ26を内視鏡22上に選択的に保持する構造とされてもよいが、当該技術において知られているように、エンドキャップ26を内視鏡22に結合するための他の手段を使用しても良い。従って、内視鏡22と医療器具24とは、図面に示されているこの結合形態で患者の体内を通り抜けるようになされている。] 図1
[0015] 図2から最も良くわかるように、エンドキャップ26は概して、第一のガイド本体42と第二のガイド本体44とを備えている。エンドキャップ26は、種々の材料好ましくはプラスチック、更に好ましくはSLA又はその他のアクリル樹脂のような透明な又は半透明なプラスチックによって作られてもよい。第一のガイド本体42は、遠位の把持装置30を支持し且つ配向させるサイズ及び構造とされており、一方、第二のガイド本体44は針28を近位の把持装置32に対してガイドし且つ支持する構造とされている。第一のガイド本体42は概して、遠位のガイドフランジ48、近位のガイドフランジ50及び遠位のガイドフランジ48と近位のガイドフランジ50との間に遠位方向に延びている1つ以上の補強リブ52とを備えている。遠位のガイドフランジ48は2つの通路54を備えており、近位のガイドフランジ50は通路56を備えており、これらの通路54,56は全て遠位の把持装置30の一部分を内部に摺動可能に受け入れるためのものである。第二のガイド本体44は、支持アーム58と、ガイド穴62を有しているガイドフランジ60とを備えている。ガイド穴62は、切頭円錐形であるのが好ましく、近位方向に向かってテーパーが付けられていて針28を近位の把持装置32に向けて通すように針をガイドする。] 図2
[0016] 図3及び4を参照すると遠位の把持装置30は概して、把持アーム70と、把持プレート72と、制御ワイヤー74とを備えている。制御ワイヤー74を把持アーム70にあらゆる公知の手段を使用して機械的結合させるために、結合プレート76を使用することができる。かかる公知の機械的結合手段としては、例えば、はんだ付け、溶接、接着、接着剤、ファスナ、又はさね継ぎ若しくはタブ若しくは戻り止め等のような相互に協働する機械的構造がある。シース78は、制御ワイヤー74を包囲するために使用されており、ワイヤー72はシース78内に摺動可能に収容されている。シース78は内視鏡22の近位端(図示せず)まで延びており、医療専門家は、内視鏡の近位端においてシース78の近位端にアクセスして制御ワイヤー74を操作することができる。シース78は内視鏡22に沿って近位方向に延びているので、シース78は、制御ワイヤー74と同様に内視鏡22の長さと同じくらいの長さを有している。] 図3
[0017] 把持アーム70は概して、1つ以上のロッド80を備えており、そのうちの2つが図3に示されており、該ロッドは概して正方形の断面を有している。ガイドロッド80は、遠位のガイドフランジ48の通路54内に受け入れられる構造とされていることが認識されるであろう。ガイドロッド80は、矩形、三角形、円形、台形、又はその他の形状を含む他の断面形状を有していても良い。把持ブラケット82が、ガイドロッド80から横方向に延びており且つ把持プレート72(図4)を受け入れる大きさ及び形状とされているすり割り84を規定している。把持ブラケット82の自由端86は、図示されているように非外傷性の形状とされており且つ針28を受け入れるためのガイド穴88を有している。ガイド穴88は、針28をその中へガイドするために切頭円錐形状であるのが好ましい。] 図3 図4
[0018] 図4に示されているように、把持プレート72は概して、針28を受け入れ且つ針と係合するサイズとされている把持穴94を備えている。特に、把持穴94は、該把持穴を貫通してプレートに沿って延びているスリット96によって大きさを調整することができる。従って、スリット96は、把持プレート72を右半分72Rと左半分72Lとに分け、これらのスリットは、互いに相対的に移動して把持穴94のサイズを調整することができる。把持プレート72は、金属またはプラスチックのような把持穴94の大きさを調整することを可能にする弾性材料によって形成されているのが望ましい。例えば、ステンレス鋼、ニチノ—ル又はアルミニウムのような合金及び熱可塑性樹脂が、把持プレート72を形成するために使用することができる。同様の材料はまた、把持アーム70を含む上方把持装置30の他の部分にも使用できる。一対の取付け穴90は、把持ブラケット82に形成されている取り付け穴92と協働する大きさ及び配置とされており、把持プレート72を把持ブラケット82に結合するために、ねじが切られているファスナ又はその他の構造を取り付け穴90を貫通させて配置させることができる。本明細書に更に詳細に説明するように、遠位の把持装置30と把持プレート72とは、当業者が理解できるように、針28を所定の把持力によって把持する構造とされており、この所定の把持力は、把持穴94のサイズ及びスリット96のサイズ(幅及び長さ)を含むプレート72の材質及び構造によって決まる。] 図4
[0019] 図5を参照すると、針28が詳細に示されている。この針は細長い本体100からなり、本体100は、第一の端部102と、第一の端部102の反対側の第2の端部104とを有している。針本体100は、中実であっても又は中空であっても良く、剛性の材料によって作られているのが好ましい。針34のための適当な材料としては、ステンレス鋼のような金属、ニチノ—ルのような合金、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリアミド、ポリエーテルケトンのような樹脂及び当業者に公知のその他の材料がある。針本体100の第一及び第二の端部102,104は、テーパーが付けられて組織12を穿刺するための鋭い先端を規定している。第一の端部102に隣接して環状の切り込み106が形成されており、第二の端部104に隣接して第二の環状の切り込み108が形成されている。別の言い方をすると、第一及び第二の切り込み106,108は、針本体100の小さい直径部分を規定しており、これらの切り込みの周囲において遠位の把持装置30と近位の把持装置32とが選択的に針100と係合することができる。] 図5
[0020] 縫合糸36を針28に結合するために、結合穴105が針本体100に形成されている。縫合糸36は、穴105を通して、又は別の場合には種々の手段、例えば、結束、結紮、接着、機械的結合装置(調整可能なループ、クランプ等)、プラスチックの溶接、溶融、熱接着などの接着技術を使用して結合される。同様に、針本体100か縫合糸36かのどちらかを癖をつけるか又はその他の技術を使用することによって機械的に変形させて縫合糸36と針とを相互に連結させることができる。縫合糸36の一端は針28に取り付けられており、一方、他端は、図1に示されているように、内視鏡22に沿って又はその作動通路23の中を近位方向に延びている。] 図1
[0021] 近位の把持装置32は図6及び7に示されている。近位の把持装置32は概して、カテーテル114内に摺動可能に受け入れられている制御ワイヤー112を備えている。近位の把持装置32は更にコレット110を備えており、コレット110は制御ワイヤー112の遠位端に結合されている。コレット110は、当業者に公知のように、基部116と複数の把持用指状部118とを備えている。図7において最も良くわかるように、コレット110は内部空間120を有しており、内部空間120はその内部に針100を受け入れる大きさとされている。コレット110は、金属又は合金のような弾性材料によって作られていて、把持用指状部118が内部空間120の大きさを調整できる構造とされている。把持用指状部118の遠位端122は端が広がっていて、針110を内部空間120内へガイドし且つ把持用指状部118に対する圧縮力を発生して内部空間120の大きさを縮めるようになされている。歯124が内部空間120の近くの把持用指状部118の内側に形成されていて、針100の溝108と選択的に係合するようになされているが、歯124と溝108とはコレット110を作動させるためには必要でないかも知れない。] 図6 図7
[0022] 図7において最も良く分かるように、近位の把持装置32は、内視鏡22の作動通路23内に受け入れられる大きさとされており、作動通路23内を並進することができる。従って、近位の把持装置32すなわち制御ワイヤー112とカテーテル114とは、内視鏡22の作動通路23まで十分に貫通し且つその近位端(図示せず)から出て行くように十分な長さを有していて医療専門家が操作できるようになされている。作動通路23かカテーテル114かのどちらかを使用して、コレット110の外側特に把持用指状部118の広がった遠位端122を押圧させて内部空間120の大きさを減じさせ且つ針28を把持するようにさせることができる。従って、カテーテル114は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、発泡ポリテトラフルオロエチレン(EPTFE)、ポリエチレンエーテルケトン(PEEK)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート(PC)、ナイロンを含むポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン又は(高、中、低密度の)ポリエチレンによって作られるのが好ましく、これらは多層又は単一層構造を含み、補強のためのワイヤー、コイル又はフィラメントを備えていても良いし備えていなくても良い。] 図7
[0023] 典型的には、カテーテル114が制御ワイヤー112の外周に沿って進入せしめられて(且つ/又はワイヤー112が近位方向に引っ張られて)、把持用指状部118が調整可能な把持力によって針28の周りに圧潰せしめられる。好ましくは、内部空間120は、針28を、(例えば、歯124及び切り込み118によって又は単に摩擦係合によって)第一の強さの把持力で自然に把持するサイズ及び構造とされ、次いで、コレット110及び制御ワイヤー112がカテーテル114(又は内視鏡22のガイド通路23)に対して並進せしめられ、第二の強さへの把持力の増大が提供されてもよい。従って、近位の把持装置32は、制御ワイヤー112及びカテーテル114の近位端から医療専門家によって制御されてもよい調整可能な把持力を提供することが認識できる。]
[0024] 図8〜13に関連して以下に説明するように、医療装置20は、組織12に形成されている穴14を縫合して閉じるために針28を通してもよい。針28を通し且つ穴14を縫合する方法は、(エンドキャップが、内視鏡又は内視鏡と類似したもの又は腹腔鏡装置と一体に形成されていない場合には)医療器具24すなわち医療器具24のエンドキャップ26を、内視鏡22の遠位端に嵌めるステップを含んでいる。針28は、遠位の把持装置30に予め装着することができるけれども、近位の把持装置32に予め装着されているのが好ましい。医療器具20は、穴14に近い位置まで体内を並進せしめられる。特に、組織12及び穴14並びに遠位の把持装置30と近位の把持装置32との間の縫合空間34を目で見ることができるようにするために、内視鏡22が使用される。図8に示されているように、医療器具20が操作されて組織12が縫合空間34内に入るようにされる。] 図10 図11 図12 図13 図8 図9
[0025] 次いで、遠位の把持装置30と近位の把持装置32とが再び互いに相対的に並進せしめられ(近位の把持装置32が遠位方向に並進せしめられるか又は遠位の把持装置30が近位方向に並進せしめられるか又はその両方)、その結果、図9に示されているように、針28は組織12を貫通し、第一の把持力を有する遠位の把持装置30によって係合せしめられる状態となる。特に、把持穴94は、把持プレート72の右側部分72Rと左側部分72Lとを撓ませてその大きさが大きくなり、把持穴94が針28の本体100に形成されている切り込み106と重なることができる(図4及び5)。次いで、近位の把持装置32が作動せしめられ、近位の把持装置の第二の把持力が第二の強さから第一の強さまで減じられる。すなわち、制御ワイヤー112とカテーテル114とが互いに相対的に並進せしめられて、コレット110の外側にかかる力が減じられ且つ針28を収容している内部空間120の大きさが大きくされる。遠位の把持装置70の第一の把持力は(近位の把持装置32の)第二の把持力の第一の強さよりも概して大きく、従って、遠位の把持装置30と近位の把持装置32との相対的な並進動作によって、針28と縫合糸36とが、図10に示しているように遠位の把持装置30へと通されることを可能にする。] 図10 図4 図9
[0026] 針28と縫合糸36とが、少なくとも一回組織を貫通すると、医療装置20特に内視鏡22は図11に示されているように第一の穿刺部位から回転せしめられる。遠位の把持装置30が第一の把持力によって針28と係合している状態で、遠位の把持装置30(又は近位の把持装置32若しくはその両方)が並進せしめられ、針28及び縫合糸36が組織12を再度貫通する。針28の露出された端部104は、近位の把持装置32によって把持されるまで、エンドキャップ26のガイドフランジ60に形成されているガイド穴62を貫いて動かされる。特に、針28は、コレット110の内部空間120内に入り(図7参照)且つ第二の把持力によって係合せしめられる。既に記したように遠位の把持装置30及びその把持プレート72は、第一の把持力によって針28と係合するであろう。一般的に、第二の把持力は第一の把持力にほぼ等しいか又はこれより小さい。針28を移動させるためには、近位の把持装置32がカテーテル114と制御ワイヤー112との相対的な並進によって作動せしめられ(図7参照)、近位の把持装置32の第二の把持力がその第一の強さから第二の強さまで増大せしめられる。一般的に、第二の把持力の第二の強さは第一の把持力よりも大きい。従って、遠位の把持装置30が遠位方向に並進せしめられ且つ/又は近位の把持装置32が近位方向に並進せしめられ、針28は、図12に示されているように遠位の把持装置30から近位の把持装置32へと再び通される。] 図11 図12 図7
[0027] このようにして、縫合糸36は、図14に示されているように、上記したステップを繰り返すことにより、組織12を貫通し且つ穴14の周りに織り込まれることができる。縫合糸36は、穴14の外周の慨して環状の経路をたどるか又は穴14の互いに対向する側部から十字状に前後させることができる。いずれの場合にも、医療装置20が患者から引き抜かれ、それによって、針28及び縫合糸36の一端が引き出される。従って、医療専門家は縫合糸36の両端を利用することができ、図15に示されているように引っ張って穴14を閉じるために使用することができる。一般的に、縫合糸36は、組織12全体に亘って巾着縫合形態に通し且つその端部を近位方向に引っ張ることによって穴14を自然に閉じさせることになる。縫合糸36の端部は、結び目に通すことを含む内視鏡による結束技術を使用して結ぶことができ、又は当該技術において公知のように縫合糸ロック130を使用しても良い。例示的な縫合糸ロックは、2008年5月22日に出願された米国特許出願第12/125,525号及び2008年8月13日に出願された米国特許出願第12/191,001号に記載されている。これらの特許出願の開示は、本明細書にそのまま参考として組み入れられている。] 図14 図15
[0028] 上記に基づいて、当業者は、本発明の医療装置、器具及び方法は、改良された穴の閉鎖を補助するということを認識するであろう。該医療装置及び器具は作動が簡単であり、該方法は、組織に貫通させられる毎に医療装置20又は医療器具24を取り外すことなく、内視鏡によって及び/又は腹腔鏡によって行なうことができる。該器具及び方法により、完全な且つ信頼性高い穴の閉鎖のために、穴の周囲に対して信頼性高く且つ制御可能に縫合糸を配置させる。]
[0029] 医療装置20及び医療器具24の多くの変形例が当業者によって容易に確かめられることもわかるであろう。例えば、遠位の把持装置30及び近位の把持装置32の把持構造は多くの形態とすることができる。同様に、針28もまた多くの形態をとることができる。針128の一つの代替的な構造が図16に示されている。特に、針は、針本体200を備えており且つ第一の端部202と第一の端部202の反対側の第二の端部204とを有している。第一の端部202には、第一の環状リブ206と第二のリブ208とが形成されている。一般的には、第一のリブ206の外径は、遠位の把持装置30の把持プレート72に形成されている把持穴94とほぼ同じかそれより大きいサイズである。従って、第一のリブ206は、把持穴94を拡大させるがその中を通過することができる。第二の大きいリブ108は、針28を把持プレート72内で長手方向に確実に配置するためのストッパとして機能する。針本体200の第二の端部204は、本体200の直径を増大させたり減少させたりする切り込み又はその他の構造を備えていない。なぜならば、近位の把持装置32のコレット110は、針128をこのような把持構造を必要とすることなく把持するのに十分であるからである。] 図16
[0030] 図17を参照すると、上方の把持装置の代替的な実施例330が示されている。特に、把持アーム370は、図3に関して既に記載した把持アーム70とほぼ類似しているが、把持プレート72が一対の把持ワイヤー372R及び372Lに置き換えられている。ワイヤー372R及び372Lは、すり割り372内に並んだ形で把持アーム370に固定されている。ワイヤー372R及び372Lは、針28がワイヤー同士の間に押し込まれて通されつつあるときに、拡がってそれらの間の空間を広くするであろう。ワイヤーは弾性材料によって作られており、この弾性材料により、ワイヤーは、針28に形成されている切り込み106にひとたび到達したときに又は針28が取り外されたときに元の位置に戻るであろう。] 図17 図3
[0031] 図18には下方の把持装置432の代替的な構造が示されている。一般的には、近位の把持装置432は内視鏡用の鉗子であり、該鉗子は、内部に内部空間420を規定している対向している把持用の指状部418を備えている。2つの制御ワイヤー422が第一及び第二の把持用指状部418に結合されており、これらの指状部は、枢軸424を中心としてハサミのような形態で相互にヒンジ結合されていて、針28を内部空間420内に保持するために、指状部418同士の間に調整可能な把持力を提供する。把持装置の多くの他の変形例が可能であることが認識されるであろう。この多くの変形例としては、バスケット、スネア、ループの使用並びに磁化されているか又は内部に磁石が埋め込まれた状態に形成されている針28と組み合わせられた上方及び下方の把持装置30,32内に磁石を使用することが含まれる。調整可能な把持力を提供するために、磁石位置又は電磁石の調整機能を採用しても良い。更に、把持装置30、32の一方または両方が調整可能な把持力を適用するように機能しても良い。] 図18
[0032] 図19には、本発明の教示による医療装置520特にエンドキャップ526の代替的な実施例が示されている。該医療装置は概して、内視鏡522と該内視鏡の遠位端に取り付けられた医療器具524とを備えている。医療器具524はエンドキャップ526を備えており、エンドキャップ526は、第一の支持本体542と第二の支持本体544とを備えている。第一の支持本体542は、遠位の把持装置530を摺動可能に支持しており、一方、第二の支持本体544は近位の把持装置532を摺動可能に支持している。この実施例においては、第二の支持構造544は、エンドキャップ526の外面上又は外面の外側に配置されている。従って、近位の把持装置532は、内視鏡の作動通路内を伸長するのではなく内視鏡522の外側に沿って伸長する構造とされている。同様に、遠位の把持装置530はL字形状のアーム570を備えており、該L字形状アームは把持ブラケット582と把持プレート584とを備えており、これらは、近位の把持装置532と整列せしめられるのに十分な距離だけ伸長した大きさとされている。近位の把持装置532は、第二のガイド本体544によって支持されており且つ本体544に形成されているガイド穴562を貫通して延びている。従って、図19の実施例においては、内視鏡522の作動通路は、医療器具524によって使用されておらず、切削器具、把持器具又は当業者に公知のその他のいかなる有用な工具をも含む他の器具に対して自由に使用できる状態のままであることが、当業者には認識されるであろう。] 図19
[0033] 図20には、遠位の把持装置630の代替的な実施例が示されている。遠位の把持装置630は概して把持アーム670を備えているが、把持プレート(例えば、図3及び4における把持プレート72を参照)は排除されている。この実施例においては、把持アーム670は把持ブラケット682を備えており、把持ブラケット682は、該把持ブラケット682を貫通して長手方向に延びており且つ幅Wを有しているすり割り684を規定している。針28を受け入れるためのガイド穴688は、すり割り684と同一の伸長長さを有している。ガイド穴688は所定の直径を有しており、一方、すり割り684は、すり割り684によって分離されている把持ブラケット682の部分同士の撓みによってガイド穴688の直径に調整機能を付与している。このようにして、把持アーム670とその把持ブラケット682とは、組織に針28を通すための針28の圧入又は摩擦嵌合を提供している。上記したように、遠位の把持装置630とその把持アーム670とは、針28を所定の把持力によって把持する構造とされている。この所定の把持力は、当業者が分かるように、把持穴688の大きさ及びすり割り684の大きさ(幅及び広さ)を含む把持ブラケット682の材料、大きさ及び構造によって決まる。針28の端部は、遠位の把持装置630によって依然として把持され得るならば平らで且つすり割りがなくても良いこともわかるであろう。] 図20 図3
[0034] 図21〜22には、遠位の把持装置の別の代替的な実施例730が示されている。遠位の把持装置730は概して、以前の実施例と同様に、エンドキャップに把持アーム770を備えているけれども、この実施例においては、把持ブラケット782は内視鏡による視認性を改良するために湾曲せしめられている。把持ブラケット782は、第一の結合部784と第二の湾曲した部分786と第三の端部788とを備えている。図22において最も良くわかるように、第二の湾曲した部分786は、エンドキャップ726及び/又は内視鏡の半径にほぼ適合する半径を有するように形成されるのが好ましい(例えば、第二の湾曲部分786の内面の半径は、内視鏡の外径とほぼ等しくされてよい)。第二の湾曲した部分786はまた、エンドキャップ726の壁の厚みTeにほぼ等しい厚みTgbを有しているのが好ましい。図20の実施形態と同様に、把持ブラケット782の第三の端部788は、針28を組織10に貫通するために針28と摩擦係合する大きさとされているすり割り794と把持穴798とを備えていても良い。] 図20 図21 図22
実施例

[0035] 本発明の種々の実施例についての上記の説明は、例示及び説明の目的で提供したが、網羅的なものとする又は本発明をここに開示した実施例そのものに限定することは意図されてはいない。上記の教示を参考にすれば多くの改造及び変更が可能である。一つの変形例においては、遠位の把持装置は、エンドキャップに枢動可能に取り付けることができ、針は装置の近位端で作動せしめられる作動機構によって円弧状に駆動されることができる。適切なガイド、支持部材及び近位の把持装置は、針を遠位の把持装置との間で前後に通すように設計することができる。ここに説明された実施例は、本発明の原理及びその実際的な用途の最良の例示を提供し、それによって、当業者が、想定された特別な使用方法に適合された種々の実施例において及び種々の改造において本発明を利用することができるようにするために選択され且つ記載されたものである。このような変形例及び変更例の全てが本発明の範囲に含まれる。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲が公正に且つ法律的に且つ公平に付与される範囲に基づいて解釈される場合に、該特許請求の範囲によって決まる。]
[0036] 10中心軸線、
12組織、
14 穴、
20医療装置、
22内視鏡、
23作動通路、ガイド通路
24医療器具、
26エンドキャップ、
28 針、
30遠位の把持装置、上方把持装置、把持装置、第一の把持装置
32近位の把持装置、下方の把持装置、把持装置、第二の把持装置
34縫合領域、縫合空間、
36縫合糸、
38 管状本体、
40内部空洞、
42 第一のガイド本体、
44 第二のガイド本体、
48 遠位のガイドフランジ、
50 近位のガイドフランジ、
52補強リブ、
54通路、
56 通路、
58支持アーム、
60 ガイドフランジ、
62ガイド穴、
70把持アーム、
72把持プレート、
72R 把持プレート72の右半分、
72L 把持プレート72の左半分、
74制御ワイヤー、
76結合プレート、
78シース、
80ガイドロッド、
82把持ブラケット、
84すり割り、
86 把持ブラケット82の自由端、
88 ガイド穴、
90 一対の取付け穴、
92取り付け穴、
94把持穴、
96スリット、
100 針の細長い本体、細長い本体、針本体、針、ニードル28の本体
102 本体100の第一の端部、
104 本体100の反対側の端部、
106 環状の切り込み、第一の切り込み、切り込み
108 第二の切り込み、第二の環状の切り込み、溝
110コレット、
112 制御ワイヤー、
114カテーテル、
116 基部、
118把持用指状部、
120 内部空間、
122 把持用指状部118の遠位端、
124 歯、
200 針本体、
202 針本体の第一の端部、
204 針本体の第二の端部、
206 第一の環状リブ、第一のリブ
208 第二の環状リブ、
370 把持アーム、
372R、372L、把持ワイヤー、ワイヤー
372 すり割り、
432 下方の把持装置、近位の把持装置、
418 把持用指状部、第二の把持用指状部
420 内部空間、
422 制御ワイヤー、
424枢軸、
520 医療装置、
522 内視鏡、
524 医療器具、
526 エンドキャップ、
530 遠位の把持装置、
532 近位の把持装置、
542 第一の支持本体、
544 第二の支持本体、第二の支持構造、
562 ガイド穴、
570 L字形状のアーム、
582 把持ブラケット、
584 把持プレート、
630 遠位の把持装置、
670 把持アーム、
682 把持ブラケット、
684 すり割り、
688 ガイド穴、
730 遠位の把持装置、
770 把持アーム、
782 把持ブラケット、
784 第一の結合部、
786 第二の湾曲した部分、
788 第三の端部]
权利要求:

請求項1
組織の穴を縫合するための医療装置であり、作動通路を有し且つ長手軸線を規定している内視鏡と、前記内視鏡の遠位端に嵌合されているエンドキャップと、第一の端部と該第一の端部と反対側の第二の端部とを有している針と、前記針に取り付けられた縫合糸と、長手方向に並進するために前記エンドキャップに長手方向に摺動可能に結合されており且つ前記針と選択的に係合する構造とされている第一の把持装置と、前記針と選択的に係合する構造とされ且つ長手方向に並進するために前記エンドキャップと前記内視鏡の前記作動通路のうちの一つの中を摺動可能に貫通している第二の把持装置と、を備えており、前記第一の把持装置と第二の把持装置とは、前記針を、前記第一の把持装置と第二の把持装置との間を選択的に通すために相対的に長手方向に並進する構造とされている、医療装置。
請求項2
前記第二の把持装置が、前記内視鏡の前記作動通路の中を貫通している制御部材を備えている、請求項1に記載の医療装置。
請求項3
前記第二の把持装置が、調整可能な把持力を有している、請求項1に記載の医療装置。
請求項4
前記第一の把持装置が、調整不可能な把持力を有している、請求項3に記載の医療装置。
請求項5
前記第一の把持装置が、本来の状態が前記針と係合する大きさである調整可能な開口部を備えている、請求項4に記載の医療装置。
請求項6
前記針が、前記第一の端部の近くに第一の切り込みを備えており、前記開口部の前記本来の状態が、前記第一の切り込みの近くで前記針を受け入れる大きさとされている、請求項5に記載の医療装置。
請求項7
前記第二の把持装置が、本来の状態が前記針と係合する大きさである調整可能な開口部を備えている、請求項1に記載の医療装置。
請求項8
前記第二の把持装置が、前記調整可能な開口部の大きさを小さくするように手動によって調整できる、請求項7に記載の医療装置。
請求項9
前記第二の把持装置が、前記第一の把持装置から長手方向に隔てられており且つ前記第一の把持装置と径方向に整列されている、請求項1に記載の医療装置。
請求項10
組識を縫合するために内視鏡と共に使用するための医療器具であり、前記内視鏡の遠位端を受け入れる大きさとされている内部空間を規定しているエンドキャップと、第一の端部と、該第一の端部と反対側の第二の端部とを備えている針と、前記針に取り付けられた縫合糸と、所定の第一の把持力によって前記針に選択的に係合する構造とされている第一の把持装置と、前記第一の把持装置から長手方向に隔てられており且つ第二の把持力によって前記針と選択的に係合する構造とされている、第二の把持装置と、を備えており、前記第二の把持装置は、前記第二の把持力を、第一の強さと第二の強さとの間で修正する調整可能な把持力を有しており、前記第一の把持装置と第二の把持装置とは、前記針を、前記第一の把持装置と第二の把持装置との間を選択的に通すように相対的に並進できる構造とされている、医療器具。
請求項11
前記第二の把持力の前記第一の強さが前記第一の把持力よりも弱く、前記第二の把持力の前記第二の強さが前記第一の把持力よりも強い、請求項10に記載の医療器具。
請求項12
前記第一の把持装置が調整可能な開口部を規定しているプレートである、請求項10に記載の医療器具。
請求項13
前記第一の把持装置が、間に調整可能な空間を規定している一対のワイヤーである、請求項10に記載の医療器具。
請求項14
前記第二の把持装置が指状部を備えているコレットである、請求項10に記載の医療器具。
請求項15
前記第二の把持装置がカテーテルを備えており、カテーテルとコレットとの間の相対的な並進によって、前記第二の把持力が、前記第一の強さと第二の強さとの間で調整されるようになされた、請求項14に記載の医療器具。
請求項16
前記第二の把持装置が鉗子からなる、請求項10に記載の医療器具。
請求項17
前記第一の把持装置が、エンドキャップの外側部分に摺動可能に取り付けられているL字形状の把持アームを備えている、請求項10に記載の医療装置。
請求項18
前記L字形状の把持アームが、前記針をガイドするための切頭円錐形状の開口部を備えている、請求項10に記載の医療装置。
請求項19
前記エンドキャップが前記第二の把持装置のための支持アームを備えており、該支持アームは、前記第二の把持装置の把持部材と整列されているガイド穴を備えている、請求項10に記載の医療器具。
請求項20
針を通す方法であり、作動通路を備えている内視鏡を準備するステップと、エンドキャップ、針、縫合糸、第一の把持装置及び第二の把持装置を備えている医療器具を準備するステップであり、前記エンドキャップは前記内視鏡の遠位端を受け入れる大きさとされた内部空間を規定しており、前記針は、第一の端部と、該第一の端部と反対側の第二の端部を有しており、前記縫合糸は前記針に取り付けられており、前記第一の把持装置は第一の把持力によって前記針と選択的に係合する構造とされており、前記第二の把持装置は、前記第一の把持装置から長手方向に隔てられており且つ第二の把持力によって前記針と選択的に係合する構造とされており、前記第一の把持装置と第二の把持装置とは、前記針を該第一の把持装置と第二の把持装置との間を選択的に通すために相対的に並進する構造とされている、医療器具を準備するステップと、前記針を前記第一の把持装置内に位置決めするステップと、前記第一及び第二の把持装置を互いに相対的に並進させて、前記針を前記第二の把持装置内に位置決めするステップと、前記第二の把持装置の前記把持力を、前記第一の把持力よりも大きくなるように調整するステップと、前記第一及び第二の把持装置を互いに相対的に並進させて、前記針を前記第一の把持装置から前記第二の把持装置へと通すステップと、前記第二の把持装置の前記把持力を前記第一の把持力よりも小さくなるように調整するステップと、前記第一及び第二の把持装置を互いに相対的に並進させて、前記針を前記第二の把持装置から前記第一の把持装置へと通すステップと、を含む方法。
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