![]() 新規なチオフェン誘導体
专利摘要:
本発明は、新規なチオフェン誘導体、それらの製造及び薬学的に活性な化合物としてのそれらの使用に関する。当該化合物は、特に免疫調節薬として作用する。 公开号:JP2011506423A 申请号:JP2010537572 申请日:2008-12-09 公开日:2011-03-03 发明作者:ナイラー オリバー;ミュラー クラウス;レスコップ シリル;シュタイナー ビート;マティス ボリス;ボリ マーティン 申请人:アクテリオン ファーマシューティカルズ リミテッドActelion Pharmaceuticals Ltd; IPC主号:C07D413-04
专利说明:
[0001] 発明の分野 本発明は、式(I)のS1P1/EDG1受容体アゴニスト及び医薬組成物の製造における活性成分としてのこれらの使用に関する。また、本発明は、化合物の製造のための方法、式(I)の化合物を含む医薬組成物、並びに血管機能を改善する化合物としての、及び免疫調節薬としての、単独又はその他の活性化合物若しくは療法と組み合わせたこれらの使用を含む関連した側面に関する。] 背景技術 [0002] 発明の背景 ヒト免疫系は、感染又は疾患を生じさせる外来微生物及び物質から体を守るようにデザインされている。複雑な調節機構が、免疫応答が、侵入する物質又は生物体を標的とし、宿主を標的としないことを保証する。場合によっては、これらの制御メカニズムが制御されず、自己免疫応答を発症し得る。炎症反応が制御されない結果として、重篤な器官、細胞、組織又は関節の損傷が生じる。また、現在の治療では、通常、全免疫系が抑制されて、体が感染に応答する能力が大きく損なわれてしまう。この種の典型的な薬物には、アザチオプリン、クロランブシル、シクロホスファミド、シクロスポリン又はメトトレキセートが含まれる。炎症を減少させて、免疫応答を抑制する副腎皮質ステロイドは、長期治療に使用されると、副作用の原因となることがある。非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、疼痛及び炎症を減少させることができるが、しかし、これらは、かなりの副作用を示す。代わりの治療には、サイトカインシグナリングを活性化し、又は遮断する薬剤を含む。] [0003] 免疫調節特性をもち、免疫応答を損なうことなく、そして副作用が減少された、経口で有効な化合物は、制御されない炎症性疾患の現在の治療を大幅に向上させるであろう。] [0004] 臓器移植の分野では、器官拒絶反応を防止するために宿主免疫応答を抑制しなければならない。臓器移植レシピエントは、彼らが免疫抑制剤を服用するときでも、いくらか拒絶反応を受けることがある。拒絶反応は、移植後の最初の数週に最も頻繁に生じるが、拒絶反応の発症は、移植の何月も又は何年後でさえも生じ得る。副作用を最小にすると共に、拒絶反応から最大限保護するために、3つ又は4つまでの薬物療法の組み合わせが一般に使用されている。移植臓器の拒絶反応を治療するために使用される現在の標準薬は、T型又はB型白血球の活性化における別々の細胞内経路を妨げる。このような薬物の例には、サイトカイン放出又はシグナリングを妨げるシクロスポリン、ダクリズマブ、バシリキシマブ、エベロリムス若しくはFK506;ヌクレオチド合成を阻害するアザチオプリン若しくはレフルノミド;又は白血球分化の阻害剤である15−デオキシスペルグアリンがある。] [0005] 広範な免疫抑制療法による有益な効果は、これらの効果に関連するが;しかし、これらの薬物により生じる全身的免疫抑制は、感染及び悪性腫瘍に対する免疫系の防御を減弱させる。さらにまた、標準的な免疫抑制剤は、高投薬量で使用されることが多く、器官損傷を引き起こし、又は促進し得る。] [0006] 本発明の記述 本発明は、Gタンパク質結合受容体S1P1/EDG1のアゴニストであり、かつ循環及び浸潤するT及びBリンパ球の数を減少させることによりこれらの成熟、記憶又は増殖に影響を及ぼさずに達成される強力かつ持続性の免疫抑制効果を有する式(I)の新規化合物を提供する。S1P1/EDG1アゴニズムの結果としての循環T/Bリンパ球の減少により、おそらくS1P1/EDG1活性化と関連した内皮細胞層機能の改善が観察されることと合わせて、このような化合物が、抑制されていない炎症性疾患を治療するために、及び血管機能性を改善するために有用となる。] [0007] 本発明の化合物は、単独で、又はT細胞活性化を阻害する標準薬と組み合わせて、標準的な免疫抑制療法と比較したときに感染の性向が減少した新たな免疫抑制療法を提供するために利用することができる。さらにまた、本発明の化合物は、投薬量を減少した従来の免疫抑制性療法と組み合わせて、一方では有効な免疫抑制活性を、一方では高用量の標準的な免疫抑制剤に付随した末端器官損傷の減少を提供するために使用することができる。S1P1/EDG1活性化と関連した内皮細胞層機能の改善の観察は、血管機能を改善するための化合物のさらなる利点をもたらす。] [0008] ヒトS1P1/EDG1受容体のためのヌクレオチド配列及びアミノ酸配列は、当技術分野において公知であり、例えばHla、T.及びMaciag、T.J.Biol Chem.265(1990)、9308−9313;1991年10月17日に公開された国際公開公報第91/15583号;1999年9月16日に公開された国際公開公報第99/46277号に発表されている。式(I)の化合物の能力及び有効性は、EC50値を決定するためのGTPγSアッセイ法を使用して、及び経口投与後のラットにおける循環リンパ球を測定することによって、それぞれ評価される(実施例を参照されたい)。] [0009] i) 本発明は、式(I)の新規なチオフェン化合物に関する:] [0010] ] [0011] 式中、 Aは、] [0012] を表し(式中、アスタリスクは、式(I)のチオフェン基に結合する結合を示す。); R1aは、C1−5−アルキル、C3−5−シクロアルキル又は2−ヒドロキシエチルを表し; R1bは、水素又はC1−3−アルキルを表し; 又はR1aとR1bは、それらが結合する窒素とともに、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン又はモルフォリン環を形成し; R2は、水素又はC1−2−アルキルを表し; R3は、水素又はC1−2−アルキルを表し; R4は、水素、C1−2−アルキル、メトキシ又はハロゲンを表し; R5は、水素、C1−4−アルキル又はC1−4−アルコキシを表し; R6は、ヒドロキシ−C1−4−アルキル、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルキル、2,3−ジヒドロキシプロピル、−CH2−(CH2)n−NR61R62、−CH2−(CH2)n−NHCOR64、−CH2−(CH2)n−NHSO2R63、−CH2−CH2−COOH、−CH2−CH2−CONR61R62、1−(3−カルボキシ−アゼチジニル)−3−プロピオニル、1−(2−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、1−(3−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、−CH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−CH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−CH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、−CO−NHR61、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C2−4−アルコキシ、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−メトキシ−プロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−(CH2)m−NHCOR64、−OCH2−(CH2)m−NHSO2R63、2−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、3−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−2−ヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ、−NR61R62、−NHCO−R64又は−SO2NH−R61を表し; R61は、水素、メチル、エチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチル、2,3−ジヒドロキシ−プロピル、2−C1−2−アルコキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2−アミノエチル、2−(C1−4−アルキルアミノ)エチル、2−(ジ−(C1−4−アルキル)アミノ)エチル、カルボキシメチル,(C1−4−アルキルカルボキシ)メチル、2−カルボキシエチル又は2−(C1−4−アルキルカルボキシ)エチルを表し; R62は、水素又はメチルを表し; R63は、メチル、エチル、メチルアミノ、エチルアミノ又はジメチルアミノを表し; R64は、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、アミノメチル、メチルアミノメチル、ジメチルアミノメチル、2−アミノエチル又は2−メチルアミノ−エチルを表し; mは、整数の1又は2を表し; nは、0、1又は2を表し;そして R7は、水素、C1−2−アルキル又はハロゲンを表す。] [0013] 上記及び下記において使用される一般的用語は、本開示の範囲内において、特に示さない限り、好ましくは以下の意味を有する。] [0014] 「Cx−y−アルキル」(x及びyはそれぞれ整数である。)という用語は、x〜y個の炭素原子を有する飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖を意味する。例えば、C1−5−アルキル基は1〜5個の炭素原子を含む。C1−5−アルキル基の代表的な例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、3−ペンチル及び2,2,2−トリメチルエチルを含む。C1−5−アルキル基の好ましい例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル及び3−ペンチルである。C1−4−アルキル基の好ましい例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル及びイソ−ブチルである。C1−3−アルキル基の好ましい例は、メチル及びエチルである。] [0015] 「Cx−y−アルコキシ」(x及びyはそれぞれ整数である。)という用語は、アルキル基がx〜y個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖を意味するアルキル−O−基を意味する。例えば、C1−4−アルコキシ基は1〜4個の炭素原子を含み、メトキシ、エトキシ、n—プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシ及びtert−ブトキシを含む。C2−4−アルコキシ基の好ましい例は、エトキシ、n−プロポキシ及びイソ−プロポキシである。 「Cx−y−シクロアルキル」(x及びyはそれぞれ整数である。)という用語は、x〜y個の環炭素原子を有する飽和の環式炭化水素環系を意味する。例えば、C3−5−シクロアルキル基は、3〜5個の環炭素原子を含み、従って、シクロプロピル、シクロブチル及びシクロペンチルを含む。同様に、「C3−4−シクロアルキル」は、シクロプロピル及びシクロブチルを含む。] [0016] 「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨード(好ましくは、フルオロ又はクロロ;特に好ましくはクロロ)を意味する。] [0017] ii) 本発明の特定の態様は、Aが を表す、態様i)に従うチオフェン誘導体に関する。] [0018] iii) 本発明の別の特定の態様は、Aが を表す、態様i)に従うチオフェン誘導体に関する。] [0019] iv) 本発明の別の特定の態様は、Aが、 を表す、態様i)に従うチオフェン誘導体に関する。] [0020] v) 本発明の別の特定の態様は、R1aがC4−5−アルキルを表す、態様i)〜iv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0021] vi) 本発明の別の特定の態様は、R1aがC1−4−アルキル、C3−4−シクロアルキル又は2−ヒドロキシエチルを表し、かつR1bがC1−3−アルキルを表すか;又はR1aとR1bが、それらが結合する窒素とともに、アゼチジン又はピロリジン環を形成する、態様i)〜iv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0022] vii) 本発明の別の特定の態様は、R1aがC1−4−アルキルを表し、そしてR1bがC1−2−アルキルを表す、態様i)〜iv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0023] viii) 本発明の別の特定の態様は、R2がC1−2−アルキルを表す、態様i)〜vii)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0024] ix) 本発明の別の特定の態様は、R2がメチルを表す、態様i)〜vii)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0025] x) 本発明の別の特定の態様は、R3が水素を表す、態様i)〜ix)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0026] xi) 本発明の別の特定の態様は、R4がメトキシを表し、そしてR5とR7が水素を表す、態様i)〜x)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0027] xii) 本発明の別の特定の態様は、R4が水素を表し、R5がC1−3−アルキル又はメトキシを表し、そしてR7がC1−2−アルキル又はクロロを表す、態様i)〜x)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0028] xiii) 本発明の別の特定の態様は、R4が水素を表し、R5がC1−2−アルキル又はメトキシを表し、そしてR7がメチル又はクロロを表す、態様i)〜x)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0029] xiv) 本発明の別の特定の態様は、R4が水素を表し、R5がエチル又はメトキシを表し、そしてR7がメチル又はクロロを表す、態様i)〜x)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0030] xv) 本発明の別の特定の態様は、R4が水素を表し、R5がエチルを表し、そしてR7がメチルを表す、態様i)〜x)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0031] xvi) 本発明の別の特定の態様は、R6が、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルキル、2,3−ジヒドロキシプロピル、−CH2−(CH2)n−NHCOR64、−CH2−(CH2)n−NHSO2R63、−CH2−CH2−COOH、−CH2−CH2−CONR61R62、1−(3−カルボキシ−アゼチジニル)−3−プロピオニル、1−(2−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、1−(3−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、−CH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−CH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−CH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、−CO−NHR61、ヒドロキシ−C2−4−アルコキシ、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−メトキシ−プロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−(CH2)m−NHCOR64、−OCH2−(CH2)m−NHSO2R63、2−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、3−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−2−ヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ又は−NR61R62を表す、態様i)〜xv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0032] xvii) 本発明の別の特定の態様は、R6が、−CH2−CH2−COOH、−CH2−CH2−CONR61R62、1−(3−カルボキシ−アゼチジニル)−3−プロピオニル、1−(2−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、1−(3−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C2−4−アルコキシ、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−(CH2)m−NHCOR64、−OCH2−(CH2)m−NHSO2R63、2−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、3−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−2−ヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ又は2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシを表す、態様i)〜xv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0033] xviii) 本発明の別の特定の態様は、R6が、−CH2−CH2−CONR61R62、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C2−4−アルコキシ、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−(CH2)m−NHCOR64、−OCH2−(CH2)m−NHSO2R63、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64又は−OCH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63を表す、態様i)〜xv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0034] xix) 本発明の別の特定の態様は、R6が、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−(CH2)m−NHCOR64、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62又は−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64を表す、態様i)〜xv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0035] xx) 本発明の別の特定の態様は、R6が、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62又は−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64を表す、態様i)〜xv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0036] xxi) 本発明の別の特定の態様は、R6が、2,3−ジヒドロキシプロポキシ又は−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64を表す、態様i)〜xv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0037] xxii) 本発明の別の特定の態様は、R6が、ヒドロキシ−C1−4−アルキル、2,3−ジヒドロキシプロピル、−CH2−(CH2)n−NR61R62、−CH2−(CH2)n−NHCOR64、−CH2−(CH2)n−NHSO2R63、−CH2−CH2−COOH、−CH2−CH2−CONR61R62、1−(3−カルボキシ−アゼチジニル)−3−プロピオニル、1−(2−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、1−(3−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、−CH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−CH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−CH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、−CO−NHR61、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C2−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、3−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−2−ヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ、−NR61R62、−NHCO−R64又は−SO2NH−R61を表す、態様i)〜xv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0038] xxiii) 本発明の別の特定の態様は、R63が、メチル又はメチルアミノを表す、態様i)〜xviii)及びxxii)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0039] xxiv) 本発明の別の特定の態様は、R61が、メチル、2−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル又は2−カルボキシエチルを表す、態様i)〜xx)、xxii)及びxxiii)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0040] xxv) 本発明の別の特定の態様は、R62が、水素を表す、態様i)〜xx)及びxxii)〜xxiv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0041] xxvi) 本発明の別の特定の態様は、R64が、ヒドロキシメチル又は2−ヒドロキシエチルを表す、態様i)〜xxv)のいずれか1つに従うチオフェン誘導体に関する。] [0042] xxvii) 本発明のさらなる態様は、 Aが、] [0043] を表し; R1aがC1−5−アルキル又は2−ヒドロキシエチルを表し; R1bが水素又はC1−3−アルキルを表すか; 又はR1aとR1bが、それらが結合する窒素とともに、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン又はモルフォリン環を形成し; R2が水素又はC1−2−アルキルを表し; R3が水素又はC1−2−アルキルを表し; R4が水素を表し; R5がC1−4−アルキルを表し; R6が、ヒドロキシ−C1−4−アルキル、−CH2−CH2−COOH、ヒドロキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ又は−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64を表し; R64がヒドロキシメチルを表し;そして R7が、C1−2−アルキルを表す、態様i)に従うチオフェン誘導体に関する。] [0044] 式(I)の化合物は、1又は2以上の不斉炭素原子等の、1又は2以上のキラル又は不斉中心を含んでいてもよい。従って、式(I)の化合物は、立体異性体の混合物として、又は好ましくは純粋な立体異性体として存在してもよい。立体異性体の混合物は当業者に知られた方法で分離してもよい。] [0045] 化合物、塩、医薬組成物、疾病等について複数形が使用される場合は、単数の化合物、塩等をも意味することが意図されている。] [0046] 式(I)の化合物に対する上記又は下記のいずれの言及も、適切かつ好都合なように、式(I)の 化合物の塩、特に薬学的に許容される塩をも指すものと理解されるべきである。] [0047] 塩は、好ましくは、式(I)の化合物の薬学的に許容される塩である。] [0048] 「薬学的に許容される塩」という用語は、無毒性の無機若しくは有機酸及び/又は塩基付加塩を意味する。「Salt selection forbasicdrugs”、Int.J.Pharm.(1986)、33、201−217」を参照してもよい。] [0049] 好ましい化合物の例は、下記の化合物から成る群より選択される: N−(3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; 3−[2,6−ジメチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−プロパン−1,2−ジオール; N−(3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−メチルアミノメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; 2−ヒドロキシ−N−[2−ヒドロキシ−3−(4−{5−[5−(イソプロピルアミノ−メチル)−4−メチル−チオフェン−2−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル}−2,6−ジメチル−フェノキシ)−プロピル]−アセタミド; N−(3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{3−[2,6−ジメチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; 2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−3−{4−[5−(5−{[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−プロピル)−アセタミド; N−(3−{4−[5−(5−{[エチル−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−(3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−ピロリジン−1−イルメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−(3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−ピペリジン−1−イルメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; 3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェニル}−プロピオン酸; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−6−メチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(イソブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(ブチル−エチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; 3−[4−(5−{5−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸;及び 3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオン酸。] [0050] 好ましい化合物の例は、さらに、下記の化合物から成る群より選択される: N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((R)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; (S)−3−[2,6−ジメチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−プロパン−1,2−ジオール; (R)−3−[2,6−ジメチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−プロパン−1,2−ジオール; N−((S)−3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−メチルアミノメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((R)−3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−メチルアミノメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; 2−ヒドロキシ−N−[(S)−2−ヒドロキシ−3−(4−{5−[5−(イソプロピルアミノ−メチル)−4−メチル−チオフェン−2−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル}−2,6−ジメチル−フェノキシ)−プロピル]−アセタミド; 2−ヒドロキシ−N−[(R)−2−ヒドロキシ−3−(4−{5−[5−(イソプロピルアミノ−メチル)−4−メチル−チオフェン−2−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル}−2,6−ジメチル−フェノキシ)−プロピル]−アセタミド; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((R)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2,6−ジメチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(R)−3−[2,6−ジメチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; 2−ヒドロキシ−N−((S)−2−ヒドロキシ−3−{4−[5−(5−{[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−プロピル)−アセタミド; 2−ヒドロキシ−N−((R)−2−ヒドロキシ−3−{4−[5−(5−{[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−プロピル)−アセタミド; N−((S)−3−{4−[5−(5−{[エチル−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((R)−3−{4−[5−(5−{[エチル−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−ピロリジン−1−イルメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((R)−3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−ピロリジン−1−イルメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−ピペリジン−1−イルメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((R)−3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−ピペリジン−1−イルメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; 3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェニル}−プロピオン酸; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−6−メチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(イソブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(ブチル−エチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; 3−[4−(5−{5−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸;及び 3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオン酸。] [0051] 好ましい化合物の例は、さらに下記の化合物から成る群より選択される: (R)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−エチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオール; (R)−3−[2−エチル−4−(5−{4−エチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−プロパン−1,2−ジオール; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−エチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{4−エチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; 3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−エチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオン酸; 3−[2−エチル−4−(5−{4−エチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; 2−ヒドロキシ−N−{(S)−2−ヒドロキシ−3−[4−(5−{5−[(イソブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−プロピル}−アセタミド; N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−イソブチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド; (3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオニルアミノ)−酢酸; {3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェニル]−プロピオニルアミノ}−酢酸; 3−{3−[2−エチル−6−メチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−プロピオニルアミノ}−プロピオン酸; 3−(3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオニルアミノ)−プロピオン酸; 3−{3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェニル]−プロピオニルアミノ}−プロピオン酸; N−((S)−3−{4−[3−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{4−[3−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メトキシ−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{2−クロロ−4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−3−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド; (S)−3−{2−クロロ−4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオール; (S)−1−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−プロパン−2−オール; 3−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−プロパン−1−オール; 3−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−プロパン−1,2−ジオール; 2−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−プロパン−1,3−ジオール; (S)−1−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−3−(2−メトキシ−エチルアミノ)−プロパン−2−オール; (S)−1−(2−アミノ−エチルアミノ)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−2−オール; ((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−酢酸; [((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−メチル−アミノ]−酢酸; 3−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−プロピオン酸; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−3−ヒドロキシ−プロピオンアミド; 2−アミノ−N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−アセタミド; N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−メチルアミノ−アセタミド; 3−アミノ−N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−プロピオンアミド;及び N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−3−メチルアミノ−プロピオンアミド。] [0052] 式(I)の化合物及びこれらの薬学的に許容される塩は、医薬として、例えば経腸又は非経口投与のための医薬組成物の形態で使用することができ、循環するリンパ球の数を減少させ、活性化された免疫系と関連する疾患若しくは障害を予防及び/又は治療することに適している。] [0053] 医薬組成物の製造は、いずれの当業者によく知られた様式で(例えば、Remington、The Science and Practice of Pharmacy、21st Edition(2005)、Part 5、”Pharmaceutical Manufacturing”[Lippincott Williams&Wilkinsにより出版]を見よ。)、記述された式(I)の化合物又はこれらの薬学的に許容される塩を、任意にその他の治療的に有益な物質と組み合わせて、適切な無毒の不活性な治療上許容される固体又は液体の担体材料及び必要に応じて、通常の薬学的アジュバントと共に、製剤投与形態とすることにより遂行することができる。 活性化された免疫系と関連し、式(I)の化合物を用いて予防/治療されるべき疾患又は障害は、例えば、移植された臓器、組織又は細胞に対する拒絶反応;移植によってもたらされる移植片対宿主病;関節リウマチを含む自己免疫性症候群;全身性エリテマトーデス;抗リン脂質抗体症候群;橋本甲状腺炎;リンパ球性甲状腺炎;多発性硬化症;重症筋無力症;I型糖尿病;ブドウ膜炎;上強膜炎;強膜炎;川崎病、ブドウ膜網膜炎;後部ブドウ膜炎;ベーチェット病関連ブドウ膜炎;ブドウ膜髄膜炎症候群;アレルギー性脳脊髄炎;慢性アレルギー性血管症;リウマチ熱、感染後糸球体腎炎を含む感染後自己免疫疾患;炎症性及び過増殖性皮膚疾患;乾癬;乾癬性関節炎;アトピー性皮膚炎;ミオパシー;筋炎;骨髄炎;接触皮膚炎;湿疹性皮膚炎;脂漏性皮膚炎;扁平苔癬;天疱瘡;水疱性類天疱瘡;表皮水疱症;蕁麻疹;血管性浮腫;脈管炎;紅斑;皮膚好酸球増加;アクネ(瘡);強皮症;円形脱毛症;角結膜炎;春季カタル性結膜炎;角膜炎;ヘルペス性角膜炎;角膜上皮性ジストロフィー;角膜白斑;眼部天疱瘡;モーレン潰瘍;潰瘍性角膜炎;強膜炎;グレーブス眼症;フォークト・小柳・原田症候群;類肉腫症;花粉アレルギー;可逆性閉塞性気道疾患;気管支喘息;アレルギー喘息;内因性喘息;外因性喘息;塵埃喘息;慢性又は難治性喘息;遅発性喘息及び気道過敏症;細気管支炎;気管支炎;子宮内膜症;睾丸炎;胃潰瘍;虚血性腸疾患;炎症性腸疾患;壊死性腸炎;熱傷関連腸病変;セリアック病;直腸炎;好酸球性胃腸炎;肥満細胞症;クローン病;潰瘍性大腸炎;虚血性疾患及び血栓症により惹起された血管損傷;アテローム性動脈硬化症;脂肪心;心筋炎;心筋梗塞;大動脈症候群;ウイルス性疾患による悪液質;血管血栓症;偏頭痛;鼻炎;湿疹;間質性腎炎;IgA誘発腎障害;グッドパスチャー症候群;溶血性尿毒症症候群;糖尿病性腎障害;糸球体硬化;糸球体腎炎;尿細管間質性腎炎;間質性膀胱炎;多発筋炎;ギラン・バレ症候群;メニエール病;多発神経炎;多発性神経炎;脊髄炎;単神経炎;神経根障害;甲状腺機能亢進症;バセドウ病;甲状腺中毒症;真性赤血球系無形成症;再生不良性貧血;低形成貧血;特発性血小板減少性紫斑病;自己免疫性溶血性貧血;自己免疫性血小板減少症;顆粒球減少;悪性貧血;巨赤芽球性貧血;赤血球形成不全;骨粗しょう症;肺線維症;特発性間質性肺炎;皮膚筋炎;尋常性白斑;尋常性魚鱗癬;光線過敏症;皮膚T細胞リンパ腫;結節性多発性動脈炎;ハンチントン舞踏病;シデナム舞踏病;心筋症;心筋炎;強皮症;ウェーゲナー肉芽腫;シェーグレン症候群;脂肪過多;好酸球性筋膜炎;歯肉、歯周靱帯、歯槽骨、セメント質の損傷・病変;若はげ又は老年性脱毛;筋ジストロフィー;膿皮症;セザリー症候群;下垂体炎;慢性副腎機能不全;アジソン病;保存時に起る臓器の虚血・再灌流損傷;エンドトキシンショック;偽膜性結腸炎;薬物又は放射線による結腸炎;虚血性急性腎不全;慢性腎不全;肺癌;リンパ起源の悪性腫瘍;急性又は慢性リンパ球性白血病;リンパ腫;肺気腫;白内障;鉄沈着症;網膜色素変性;老年性黄斑変性;硝子体瘢痕化;角膜アルカリ熱傷;紅斑性皮膚炎;水疱性皮膚炎;セメント皮膚炎;歯肉炎;歯周炎;敗血症;膵炎;抹消動脈疾患;発癌;固形癌腫瘍;癌転移;高山病;自己免疫肝炎;原発性胆汁性肝硬変;硬化性胆道炎;部分肝切除;急性肝壊死;肝硬変;アルコール肝硬変;肝不全;劇症肝不全;遅発性肝不全;「慢性期急性」肝不全から成る群より選択される。] [0054] 式(I)の化合物により治療及び/又は予防されるべき、好ましい疾患又は障害は、腎臓、肝臓、心臓、肺、膵臓、角膜及び皮膚等の移植された臓器に対する拒絶反応;幹細胞移植によりもたらされる移植片対宿主病;関節リウマチ、多発性硬化症、クローン病及び潰瘍性大腸炎等の炎症性腸疾患、乾癬、乾癬性関節炎、橋本甲状腺炎等の甲状腺炎、ブドウ膜網膜炎を含む自己免疫症候群;鼻炎、結膜炎、皮膚炎等のアトピー性疾患;喘息;I型糖尿病;リウマチ熱、感染後糸球体腎炎を含む感染後自己免疫疾患;固形癌及び腫瘍転移からなる群から選ばれるものである。] [0055] 式(I)の化合物により治療及び/又は予防されるべき、特に好ましい疾患又は障害は、腎臓、肝臓、心臓及び肺から選択される移植された臓器に対する拒絶反応;幹細胞移植によりもたらされる移植片対宿主病;関節リウマチ、多発性硬化症、乾癬、乾癬性関節炎、クローン病及び橋本甲状腺炎から選択される自己免疫症候群;及びアトピー性皮膚炎からなる群から選ばれるものである。非常に好ましくは、式(I)の化合物により治療及び/又は予防されるべき疾患又は障害は、多発性硬化症及び乾癬から選択される。] [0056] 本発明はまた、式(I)の化合物の薬学的に活性な量を患者に投与することを含む、本明細書において言及した疾患若しくは障害の予防又は治療のための方法にも関する。] [0057] さらにまた、式(I)の化合物は、1つ又はいくつかの免疫調節薬と組み合わせて、本明細書において言及した疾患及び障害の予防及び/又は治療のために有用である。本発明の好ましい態様によれば、前記薬剤は、免疫抑制薬、副腎皮質ステロイド、NSAID、細胞毒、接着分子阻害剤、サイトカイン、サイトカイン阻害剤、サイトカイン受容体アンタゴニスト及び組換えサイトカイン受容体からなる群より選択される。] [0058] また、本発明は、任意に1つ又はいくつかの免疫調節薬と組み合わせて使用するための、本明細書において言及した疾患及び障害の予防又は治療のための医薬組成物の製造のための、式(I)の化合物の使用に関する。] [0059] 式(I)の化合物は、以下の方法によって、実施例に示された方法によって、又は類似の方法によって製造することができる。最適反応条件は、使用する具体的反応物又は溶媒によって変わるが、このような条件は、当業者により、ルーチンの最適化手順によって決定することができる。] [0060] 本発明の式(I)の化合物は、下記に概説した反応の一般的順序に従って製造することができる。式(I)の化合物を生じる合成の可能性のうちの少数のみを記述してある。] [0061] ] [0062] 式(I)の化合物は、NaBH4、NaCNBH3、NaBH(CH3COO)3、LiBH4等の還元剤の存在下、メタノール、アセトニトリル、1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、NMP、THF等の溶媒又はそれらの混合物中で、室温と対応する溶媒の沸点の間の温度にて、構造1の化合物を構造2の化合物と反応させることにより製造してもよい(文献:例えば、D.H.Boschelliら、J.Med.Chem.48(2005)3891−3902;Abdel−Magid、A.F.、J.Org.Chem.61(1996)、3849−3862)。また、上記の還元的アミノ化工程は、構造1の化合物及び第一アミン、R1a−NH2又はR1b−NH2を用いて行ってもよい;次いで、化合物R1b−X及びR1a−X(式中、Xは、ハロゲン原子、例えば、塩素、臭素又はヨウ素等の反応性基を表す。)を用いたアルキル化反応により、第二置換基、R1b又はR1aをそれぞれ導入してもよい。このようなアルキル化反応は、NaH、LiH、LiHMDS等の塩基の存在下、THF、ジオキサン、DMF等の溶媒又はそれらの混合物中で行ってもよい。1工程の還元的アミノ化と、2工程の還元的アミノ化−アルキル化の手順のいずれかを選択するかは、置換基R6の性質による。] [0063] ] [0064] 5−チオフェン−2−イル−[1,2,4]オキサジアゾール誘導体を表す構造1の化合物は、キシレン、トルエン、ベンゼン、ピリジン、DMF、ジクロロメタン、酢酸、トリフルオロ酢酸などの溶媒中で、室温または高温にて、酸(例えば、TFA、酢酸、HCl、その他)、塩基(例えば、NaH、NaOAc、Na2CO3、K2CO3、トリエチルアミン、その他)、テトラアルキルアンモニウム塩または水除去剤(例えば、塩化オキサリル、カルボン酸無水物、POCl3、PCl5、P4O10、モレキュラーシーブ、その他)等の添加剤の存在下または非存在下において、構造3の化合物を反応させることによって製造される(文献:例えば、A.R.Gangloff、J.Litvak、E.J.Shelton、D.Sperandio、V.R.Wang、K.D.Rice、Tetrahedron Lett.42(2001)、1441−1443;T.Suzuki、K.Iwaoka、N.Imanishi、Y.Nagakura、K.Miyta、H.Nakahara、M.Ohta、T.Mase、Chem.Pharm.Bull.、47(1999)、120−122;R.F.Poulain、A.L.Tartar、B.P.Deprez、Tetrahedron Lett.、42(2001)、1495−1498;R.M.Srivastava、F.J.S.Oliveira、D.S.Machado、R.M.Souto−Maior、Synthetic Commun.、29(1999)、1437−1450;E.O.John、J.M.Shreeve、Inorganic Chemistry27(1988)、3100−3104;B.Kaboudin,K.Navaee、Heterocycles60(2003)、2287−2292)。] [0065] ] [0066] 構造3の化合物は、DMF、THF等の溶媒中で、TBTU、DCC、EDC、HBTU、HOBt、CDI等の1又は2以上のカップリング試薬の存在下において、およびトリエチルアミン、Huenig塩基、NaH、K2CO3などの塩基の存在下または非存在下において、構造4の化合物を構造5の化合物と反応させることによって製造してもよい(文献:例えば、A.Hamze、J.−F.Hernandez、P.Fulcrand、J.Martinez、J.Org.Chem.68(2003)7316−7321;および前述の文献)。] [0067] ] [0068] 3−チオフェン−2−イル−[1,2,4]オキサジアゾール誘導体を表す構造1の化合物も同様の方法にて製造される。(文献:例えば、C.T.Brain、J.M.Paul、Y.Loong、P.J.Oakley、Tetrahedron Lett.、40(1999)3275−3278)。つまり、3−チオフェン−2−イル−[1,2,4]オキサジアゾール誘導体を表す構造1の化合物は、構造6の化合物を構造7の化合物と反応させることにより製造される。] [0069] ] [0070] 構造5および6の化合物は、メタノール、エタノール、ピリジンなどの溶媒中で、Na2CO3、K2CO3、トリエチルアミンなどの塩基の存在下または非存在下において、それぞれ構造8および9の化合物をヒドロキシルアミンまたはその塩の1つと反応させることによって製造してもよい(文献:例えば、T.Suzuki、K.Iwaoka、N.Imanishi、Y.Nagakura、K.Miyta、H.Nakahara、M.Ohta、T.Mase、Chem.Pharm.Bull.、47(1999)、120−122;J.Cui、D.Crich、D.Wink、M.Lam、A.L.Rheingold、D.A.Case、W.T.Fu、Y.Zhou、M.Rao、A.J.Olson、M.E.Johnson、Bioorg.Med.Chem.、11(2003),3379−3392;R.Miller、F.Lang、Z.J.Song、D.Zewge、国際公開公報第2004/035538号(Merck&Co.、Inc.、USA);B.Kaboudin、K.Navaee、Heterocycles60、(2003)、2287−2292)。この工程において、構造6中に存在するアルデヒド官能基は、一時的な保護を必要とするかもしれない。] [0071] ] [0072] 2−チオフェン−2−イル−[1,3,4]オキサジアゾール又は2−チオフェン−2−イル−[1,3,4]チアジアゾール誘導体を表す式(I)の化合物は、構造4の化合物を(TBTU、DCC、EDC、HBTU、PyBOP、HOBt、CDIなどのカップリング試薬を用いて)ヒドラジンと反応させ、構造10の化合物を生成させることにより、同様に製造される。構造10の化合物は、構造7の化合物とカップリングされ、構造11の化合物を与える。構造4中に存在するアルデヒド官能基は、これらの修飾過程において、一時的な保護を必要とするかもしれない。構造11の化合物は、逆の反応順序に従うことにより、すなわち、最初に構造7の化合物をヒドラジンとカップリングさせ、続いて対応するヒドラジド中間体を構造4の化合物と反応させることにより製造することもできる。所望の2−チオフェン−2−イル−[1,3,4]オキサジアゾール誘導体を生成させるための構造11の化合物の脱水反応は、トルエン、アセトニトリル、ジオキサン、THF、CHCl3等の溶媒中で、マイクロ波照射の存在下または非存在下、20と120℃の間の温度で、構造11の化合物を、トリフェニルホスフィン、P2O5、Burgess試薬等と組み合わせてPOCl3、CCl4またはCBr4等の試薬で処理することにより行われる(文献:例えば、M.A.Garcia、S.Martin−Santamaria、M.Cacho、F.Moreno de la Llave、M.Julian、A.Martinez、B.De Pascual−Teresa、A.Ramos、J.Med.Chem. 48(2005)4068−4075;C.T.Brain、J.M.Paul、Y.Loong、P.J.Oakley、Tetrahedron Lett.、40(1999)3275−3278)。同様に、2−チオフェン−2−イル−[1,3,4]チアジアゾール誘導体は、構造11の化合物を、ピリジン、トルエン、THFまたはアセトニトリル等の溶媒の存在下または非存在下、マイクロ波照射下または非照射下で、任意にP2S5と組み合わせて、Lawessonの試薬にて高温で環化することにより得られる(文献:例えば、A.A.Kiryanov、P.Sampson、A.J.Seed、J.Org.Chem.、66(2001)7925−7929)。] [0073] ] [0074] 構造1、3、5、7、8及び11の残基R4〜R7に、特にR6に存在する官能基の性質に応じて、これらの官能基は、一時的な保護を必要とするかもしれない。適切な保護基は、当業者に知られており、例えばアルコールを保護するためのベンジルまたはトリアルキルシリル基、ジオールを保護するためのケタールなどを含む。これらの保護基は、標準的な方法論に従って採用してもよい(例えば、T.W.Greene、P.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic synthesis、3rdEdition、Wiley New York、1991;P.J.Kocienski、protecting groups、Thieme Stuttgart、1994)。あるいは、所望の残基R4〜R7、特にR6は、例えば、構造4又は6の化合物の、それぞれ構造5又は7の化合物の適切な前駆体との反応に続く、後半の工程で導入してもよい。加えて、R4〜R7、特にR6における所望の官能基は、(チエニル)−(フェニル)−オキサジアゾール又は(チエニル)−(フェニル)−チアジアゾール骨格にR1aR1bN−基を導入した後に確立してもよい。構造5及び7の化合物、又はこれらの前駆体は、購入可能であるか、または当業者に公知の手順に従って製造される。構造4及び7のカルボン酸を、それぞれ構造9及び8のニトリルに変換する手順は、当業者に既知である。構造4中に存在するアルデヒド官能基の保護は、酸のニトリルへの変換に先だって行ってもよい。保護基は、利便性に応じて、変換の後すぐに開裂してもよく、又は後の工程で行ってもよい。] [0075] ] [0076] また、構造4の化合物の段階で既にR1aR1bN−基を導入して構造12の化合物を得てもよく、次いでこの化合物は、中央のオキサジアゾール又はチアジアゾール環を形成するために、下記のカップリング及び環化工程で使用される。] [0077] ] [0078] 構造4の化合物は、文献(例えば、G.Constantinoら、Il Farmaco、59(2004)、93−99;A.J.Carpenterら、Tetrahedron、41(1985)3803−3812)に記載のように、構造13の化合物を、N,N”−ジメチル−エチレンジアミン、次いでブチル−リチウム及び二酸化炭素と反応させることにより得ることができる。構造13の化合物は、購入可能であるか、又は文献の手順(例えば、M.R.Dettyら、Heterocycles、40(1995)925−937)に従って製造することができる。] [0079] ] [0080] 構造13の化合物はまた、カルボン酸を直接、又は対応するアルコールを介して、アルデヒドに変換することにより、当業者に既知の方法を用いて、構造14の化合物から得ることもできる。構造14の化合物は購入可能であるか、又は文献の手順(例えば、T.E.Smithら、Heterocycles、57(2002)1211−1217;N.P.Gould、J.Org.Chem.、45(1980)4528−4530;H.Fiesselmann、ドイツ特許出願、DE1092929(1960)、Farbwerke Hoechst AG)と同様に製造することができる。] [0081] ] [0082] 構造4の化合物はまた、構造15の化合物のカルボン酸エステル官能基を直接、又は対応するアルコールを介して、アルデヒドに変換することにより、当業者に既知の方法を用いて製造することもできる。構造15の化合物は、文献(例えば、H.Wynbergら、J.Org.Chem.、29(1964)1919−1921)に記載の手順に従って製造することができる。] [0083] ] [0084] 構造4の化合物は、文献(例えば、I.C.Choongら、J.Med.Chem.、45(2002)5005−5022)に記載のように、Rがメチル、エチル、tert.−ブチル等のC1−4アルキル基を表す構造16の化合物から得ることもできる。構造16の化合物は文献の手順(例えば、Y.Zhangら、J.Org.Chem.、71(2006)9475−9483;M.Shilaiら、J.Chem.Soc.Perkin Trans.1、2001、442−444)と同様に製造してもよい。] [0085] 上記の手順による構造4の化合物の合成については、下記の出発物質は購入可能である:3−メチル−2−チオフェンカルボキサルデヒド、4−メチル−2−チオフェンカルボキサルデヒド、3,4−ジメチル−2−チオフェンカルボキサルデヒド、3−エチル−チオフェン、メチル 5−ブロモ−4−メチル−2−チオフェンカルボキシレート、3−メチル−2−チオフェンカルボン酸メチルエステル、4−メチル−2−チオフェンカルボン酸 メチルエステル及び3−エチル−2−チオフェンカルボン酸。] [0086] 以下の実施例は、本発明を説明するが、これらの範囲を限定するものでは全くない。] [0087] すべての温度は、℃で記す。化合物は、1H−NMR(300MHz)又は13C−NMR(75MHz)によって(Varian Oxford;化学シフトは、使用する溶媒と関連して、ppmで示してある;多重度:s=一重項、d=二重項、t=三重項;p=五重項、hex−六重項、hept=七重項、m=多重項、br=広域、結合定数は、Hzで示してある);LC−MSによって(HP1100 Binary Pump及びDADを備えたFinnigan Navigator、カラム:4.6×50mm、Zorbax SB−AQ、5μm、120Å、勾配:5〜95%のアセトニトリルの水溶液、1分、0.04%のトリフルオロ酢酸を含む、流速:4.5mL/分)、tRは、分で示してある;*を付した保持時間又はLC−MSは、塩基性条件下、すなわち、13mMの水酸化アンモニウムを含む水中のMeCN勾配で溶出するLCを意味し、その他の条件は同じであること、を意味する;**を付した保持時間又はLC−MSは、下記の条件で溶出するLCを意味する:カラム:Ascentis express C18、4.6x30mm、勾配:5−95%のアセトニトリル水溶液、1分、0.04%のトリフルオロ酢酸を含む、流速:4.5mL/分;TLCによって(MerckのTLC−プレート、シリカゲル60 F254);又は融点によって特徴付けてある。化合物は、分取用HPLCによって(カラム:X−terra RP18、50x19mm、5μm、勾配:0.5%のギ酸を含む、10−95%のアセトニトリル水溶液)又はMPLCによって(Labomatic MD−80−100ポンプ、Linear UVIS−201検出器、カラム:350x18mm、Labogel−RP−18−5s−100、勾配:10%のメタノール水溶液〜100%のメタノール)。] [0088] (本明細書で使用する)略語 aq.水性 atm雰囲気 BOC tert−ブトキシカルボニル BSAウシ血清アルブミン CCカラムクロマトグラフィー CDIカルボニルジイミダゾール DCCジシクロヘキシルカルボジイミド DCMジクロロメタン DEADアゾジカルボン酸ジエチル DIPEAジイソプロピル−エチルアミン、Huenig塩基、エチル−ジイソプロピルアミン DMFジメチルホルムアミド DMSOジメチルスルホキシド DPPP 1,3−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−プロパン EA酢酸エチル EDC N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N”−エチル−カルボジイミド eq.当量 Et エチル h 時間 HBTU O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N”,N”−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール HPLC高速液体クロマトグラフィー LC−MS液体クロマトグラフィー−質量分析 LiHMDSリチウム1,1,1,3,3,3−ヘキサメチル−ジシラザン Lit. 文献 Meメチル min 分 MPLC中圧液体クロマトグラフィー NaOAc酢酸ナトリウム NMP N−メチル−ピロリドン OAcアセテート Phフェニル prep.分取用 PyBOPベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスフォリウム−ヘキサフルオロ−ホスフェート rt 室温 sat.飽和 S1Pスフィンゴシン1−リン酸 TBME tert.ブチルメチルエーテル TBTU 2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,2,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩 TFAトリフルオロ酢酸 THFテトラヒドロフラン TLC薄層クロマトグラフィー tR 保持時間 5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸 表題化合物は購入可能である。] [0089] 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸 表題化合物を、文献(G.Constantinoら、Il Farmaco 59(2004)、93−99;A.J.Carpenterら、Tetrahedron 41(1985)3803−3812)に記載の手順に従って製造する;LC−MS:tR=0.70min、[M+1]+=検出不可、1H NMR(D6−DMSO):δ2.57(s、3H)、7.67(s、1H)、10.09(s、1H)、13.67(s br、1H)。] [0090] 5−ホルミル−3,4−ジメチル−チオフェン−2−カルボン酸 a) 3,4−ジメチル−チオフェン−2,5−ジカルボン酸モノエチルエステルを、文献の手順(H.Wynbergら、J.Org.Chem.、29(1964)1919−1921)に従って製造する;LC−MS:tR=0.70min、[M+1]+=検出不可;1H NMR(D6−DMSO):δ1.26−1.33(m、3H)、2.42(s、6H)、4.22−4.33(m、2H)、12.91(s br、1H)。] [0091] b)3,4−ジメチル−チオフェン−2,5−ジカルボン酸モノエチルエステル(6.70g、29.4mmol)のTHF(70ml)中の溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL、90mL、THF中1M)の溶液を、−78℃にて添加する。混合物を、−78℃にて30min、次いで−10℃にて1h攪拌した後、さらにDIBAL(30ml)を添加する。攪拌を−10℃にて30min続ける。DIBAL(30ml)をさらに4回添加するが、各添加前に、混合物を−10℃にて30min攪拌する。反応混合物を水で注意深くクェンチし、2NNaOH水溶液で希釈し、そしてDCMで抽出する。有機抽出物を廃棄する。25% aq.HClの添加により水相を酸性化し、次いでEAで2回抽出する。有機抽出物を塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、濃縮し、そして高真空下で乾燥して、粗製の5−ヒドロキシメチル−3,4−ジメチル−チオフェン−2−カルボン酸(3.00g)を茶色がかった固体として得る;LC−MS:tR=0.66min、[M+1]+=検出不可。] [0092] c) 5−ヒドロキシメチル−3,4−ジメチル−チオフェン−2−カルボン酸(3.00g、8.06mmol)とMnO2(2.55g、29.3mmol)の、酢酸(60ml)中の混合物を、80℃にて3h、次いで70℃にて16h攪拌する。混合物をHyflo上でろ過し、そしてろ液を濃縮する。粗生成物を、10%のメタノールを含むDCMで溶出するシリカゲル上のCCで精製する。得られた茶色がかった固体を、アセトニトリル及びメタノールに懸濁することによりさらに精製する。固形物をろ過により除き、そしてろ液を、prep.HPLC(XBridge Prep C18、30x75mm、5μm、アセトニトリル/水(0.5% HCOOH)、10%〜95%アセトニトリル)でさらに精製して、表題化合物(435mg)を黄色の固体として得る;1H NMR(D6−DMSO):δ2.43(s br、6H)、10.16(s、1H)、12.35(s br、1H)。] [0093] 4−エチル−5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸 a) 3−エチル−チオフェン(12.14g、54.4mmol)のアセトニトリル(60ml)中の溶液を、10℃に冷却した後、N−ブロモ−スクシンイミド(9.31g、52.3mmol)のアセトニトリル(90ml)中の溶液を滴下する。反応はわずかに発熱性である。混合物を攪拌し、そしてrtに温める。さらにアセトニトリル(40ml)中に溶解したN−ブロモ−スクシンイミド(2.0g、11.2mmol)を滴下する。攪拌を2h続けた後、3回目の、アセトニトリル(10ml)に溶解したN−ブロモ−スクシンイミド(0.5g、2.81mmol)を添加する。さらに1及び2h後、N−ブロモ−スクシンイミド(それぞれ、0.75g、4.21mmol及び500mg、2.81mmol)をさらに添加する。攪拌をもう1時間続けた後、溶媒を蒸発させる。残渣をDCM中に溶解し、2M aq.NaOHで2回、次いで塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮する。粗生成物を180℃/50mbarでの蒸留により精製して、2−ブロモ−3−エチル−チオフェン(11.0g)を無色の液体として得る;LC−MS*:tR=0.92min。1H NMR(CDCl3):δ1.22(t、J=7.5Hz、3H)、2.62(q、J=7.8Hz、2H)、6.85(d、J=5.5Hz、1H)、7.22(d、J=5.8Hz、1H)。] [0094] b) 2−ブロモ−3−エチル−チオフェン(1.00g、5.23mmol)のTHF(25ml)中の溶液を、−75℃に冷却した後、n−ブチルリチウム(THF中の1.6M溶液を3.6mL)を添加する。混合物を−75℃にて1h攪拌する。DMF(765mg、10.5mmol)を添加し、そして攪拌を−75℃にて2min続ける。混合物を10℃に温め、1N aq.HCl(5ml)で処理し、水で希釈し、そしてEA(3x50ml)で抽出する。有機抽出物を水(30ml)、次いで塩水(30ml)で洗浄し、合わせ、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮する。粗製の3−エチル−チオフェン−2−カルバルデヒド(650mg)を黄色の油状物として得る;LC−MS*:tR=0.78min、1H NMR(CDCl3):δ1.34(t、J=7.5Hz、3H)、3.03(q、J=7.5Hz、2H)、7.06(d、J=5.0Hz、1H)、7.67(d、J=5.0Hz、1H)、10.08(s、1H)。] [0095] c) 上記の3−エチル−チオフェン−2−カルバルデヒドを出発物質として、文献(G.Constantinoら、Il Farmaco、59(2004)、93−99;A.J.Carpenterら、Tetrahedron 41(1985)3803−3812)に記載の手順と同様に、表題化合物を製造する;LC−MS*:tR=0.15min、[M−1]−=183.16;1H NMR(D6−DMSO):δ1.24(t、J=7.5Hz、3H)、3.00(q、J=7.5Hz、2H)、7.72(s、1H)、10.11(s、1H)。] [0096] 5−ホルミル−N−ヒドロキシ−4−メチル−チオフェン−2−カルボキサミジン a) 4−メチル−チオフェン−2−カルボニトリル(2.70g、21.9mmol)の酢酸(20ml)中の溶液に、臭素(5.25g、32.9mmol)をゆっくりと添加する。混合物を、rtにて1h、次いで40℃にて3h、そして再びrtにて16h攪拌する。混合物をprep.HPLCにより分離する。生成物を含む画分を45℃、120mbarにて注意深く濃縮した後、それらを合わせ、そしてEAで抽出する。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして注意深く濃縮し、乾燥して、5−ブロモ−4−メチル−チオフェン−2−カルボニトリル(2.1g)を無色の液体として得る;1H NMR(D6−DMSO):δ2.19(s、3H)、7.82(s、1H)。] [0097] b) 5−ブロモ−4−メチル−チオフェン−2−カルボニトリル(1.88g、9.30mmol)のTHF(75ml)中の溶液を、−75℃に冷却した後、n−ブチルリチウム(THF中の1.6M溶液を6.6mL、10.2mmol)を添加する。DMF(1.36g、18.6mmol)を添加し、そして混合物を−78℃にて30min攪拌し、次いでrtに温める。攪拌をrtにて1h続ける。反応を2N aq.HCl(10ml)の添加によりクェンチする。溶媒を蒸発させ、そして残渣をEA(500ml)中に溶解し、そして飽和NaHCO3水溶液、次いで水で洗浄する。洗浄液をEAで再抽出する。有機抽出物を合わせ、Na2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮する。粗生成物をprep.HPLCで精製する。上記のように、生成物を含む画分を45℃、120mbarにて注意深く濃縮した後、それらを合わせ、そしてEAで抽出する。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして注意深く濃縮し、そして乾燥して、5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボニトリル(720mg)をほぼ無色の液体として得る;1H NMR(D6−DMSO):δ2.58(s、3H)、7.96(s、1H)、10.11(s、1H);13C NMR(D6−DMSO):δ14.10、114.20、114.53、143.04、143.10、147.29、184.82。] [0098] c) 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボニトリル(720mg、4.76mmol)、エチレングリコール(887mg、14.3mmol)及びp−トルエンスルホン酸一水和物(16mg、0.095mmol)の、トルエン(40ml)中の溶液を、Dean−Stark装置内で2h還流する。混合物をrtに冷却し、EAで希釈し、そして水で洗浄する。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮して、5−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メチル−チオフェン−2−カルボニトリル(990mg)をほぼ無色の油状物として得る;1H NMR(D6−DMSO):δ2.25(s、3H)、3.95−4.08(m、4H)、6.16(s、1H)、7.76(s、1H)。] [0099] d) 5−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メチル−チオフェン−2−カルボニトリル(990mg、5.07mmol)のエタノール(50ml)中の溶液に、トリエチルアミン(2.05g、20.3mmol)、次いでヒドロキシアミン塩酸塩(705mg、10.14mmol)を添加する。混合物をrtにて16h攪拌する。溶媒を蒸発させ、残渣を水中に溶解し、次いでprep.HPLC(XBridge 50x50+50x100mm、0.5%のアンモニアを含む、水中のアセトニトリルの勾配で溶出。)で分離して、N−[アミノ−(5−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−メチル]−ヒドロキシアミン(510mg)を灰白色の固体として得る;LC−MS*:tR=0.60min、[M+1]+=229.11。] [0100] e)N−[アミノ−(5−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−メチル]−ヒドロキシアミン(510mg、2.23mmol)の、水(10ml)及びアセトニトリル(10ml)中の懸濁液に、1N aq.HCl(1ml)を添加する。澄んだ溶液をrtにて10min攪拌した後、さらに1N aq HCl(1ml)を添加する。攪拌を10min続ける。反応混合物を25%アンモニア水溶液の添加により塩基性化し、次いでprep.HPLC(XBridge 50x50+50x100mm、0.5%のアンモニアを含む、水中のアセトニトリルの勾配で溶出。)で分離して、表題化合物(407mg)を黄色の固体として得る;LC−MS*:tR=0.55min、[M+1]+=185.16;1H NMR(D6−DMSO):δ2.53(s、3H)、6.06(s br、2H)、7.44(s、1H)、10.00(s、1H)、10.06(s、1H)。] [0101] 5−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸ヒドラジド a) 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸(3.00g、17.6mmol)、エチレングリコール(3.28g、52.9mmol)及びp−トルエンスルホン酸水和物(61mg、0.353mmol)の、トルエン(80ml)中の懸濁液を、Dean−Stark装置内で3h還流する。澄んだ溶液をEAで希釈し、そして水で2回洗浄する。洗浄液をEAで再抽出する。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、濃縮し、そして乾燥して、5−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸(3.69g)を、薄黄色の樹脂として得る、LC−MS:tR=0.46min、[M+1]+=215.15。] [0102] b)5−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸(3.00g、14.0mmol)、HOBt(2.52g、16.8mmol)及びEDC(2.95g、15.4mmol)の、イソプロパノール(240ml)中の混合物に、ヒドラジン水和物(1.50g、29.4mmol)を0℃にて添加する。懸濁液を0℃にて攪拌し、DMFで希釈し、そしてrtに温める。攪拌をrtにて2h続けた後、溶媒を蒸発させる。残渣をアセトニトリル中に溶解し、そしてprep.HPLC(XBridge C18、50x50+100x50mm、10μm、0.5%のaq.アンモニアを含む、水中のアセトニトリルの勾配。)で分離して、表題化合物(2.43g)を無色の固体として得る;LC−MS:tR=0.57min、[M+1]+=228.96;1H NMR(D6−DMSO):δ2.20(s、3H)、3.90−3.99(m、2H)、3.99−4.08(m、2H)、4.43(s、2H)、6.06(s、1H)、7.43(s、1H)、9.69(s、1H)。] [0103] 5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸(6.90g、40.5mmol)のTHF(150ml)中の溶液に、ジエチルアミン(5.93g、81.1mmol)及び酢酸(10ml)、次いでナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(14.32g、60.8mmol)を添加する。混合物がわずかに温かくなる。反応混合物をrtにて16h攪拌した後、濃縮し、そして0−50%のメタノールを含むEAで溶出する、シリカゲル上のCCで分離して、多量のジエチルアンモニウム塩を含む表題化合物(4.95g)を得る。そのため、物質(4.94g、21.8mmol)をメタノール(70ml)中に溶解し、クロロトリメチルシラン(23.7g、218mmol)で処理する。混合物を50℃にて18h攪拌した後、濃縮し、EA中に溶解し、そして飽和NaHCO3水溶液で洗浄する。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、濃縮し、そして乾燥して、5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸メチルエステル(4.05g)を黄色の油状物として得る;1H NMR(CDCl3):δ1.08(t、J=7.0Hz、6H)、2.19(s、3H)、2.59(q、J=7.0Hz、4H)、3.67(s、2H)、3.87(s、3H)、7.28(s、1H)、7.52(s、1H)。この物質を1N aq.HCl(80ml)中に溶解し、そして65℃にて214h攪拌し、溶媒を蒸発させ、そして残渣を高真空下で乾燥して、表題化合物(3.56g)を薄ベージュ色の固体として得る;LC−MS:tR=0.26min;[M+1]+=228.20;1H NMR(D6−DMSO):δ1.28(t、J=7.3Hz、6H)、2.31(s、3H)、3.12(q、J=6.8Hz、4H)、4.48(s、2H)、7.59(s、1H)。] [0104] 3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリル 3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアルデヒドから、文献の手順(A. K. Chakraborti、G. Kaur、Tetrahedron 55(1999)13265−13268)に従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.90min;1H NMR(CDCl3):δ1.24(t、J=7.6Hz、3H)、2.26(s、3H)、2.63(q、J=7.6Hz、2H)、5.19(s、1H)、7.30(s、2H)。] [0105] 3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリル 購入可能な2−クロロ−6−メチル−フェノールから、文献の手順(3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリルを見よ。)と同様に、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.85min。1H NMR(CDCl3): δ2.33(s、3H)、6.10(s、1H)、7.38(s、1H)、7.53(d、J=1.8Hz、1H)。] [0106] 4−ヒドロキシ−3−メトキシ−5−メチル−ベンゾニトリル 購入可能な2−ヒドロキシ−3−メトキシ−トルエンから、文献の手順(3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリルを見よ。)と同様に、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.84min。1H NMR(CDCl3):δ2.27(s、3H)、3.93(s、3H)、6.24(s、1H)、6.97(d、J=1.3Hz、1H)、7.12(s、1H)。] [0107] 4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンゾニトリル 購入可能な4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンズアルデヒドから、文献の手順(3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリルを見よ。)と同様に、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.74min。1H NMR(D6−DMSO):δ3.84(s、3H)、6.47(d、J=8.5Hz、1H)、6.54(s、1H)、7.49(d、J=8.5Hz、1H)、10.6(s、1H)。] [0108] 4−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾニトリル 4−メトキシ−2−メチルベンゾニトリル(5.0g、33.97mmol)のDCM(150ml)中の溶液を0℃に冷却した後、1M BBr3のDCM溶液(136mL、136mmol)を滴下する。反応混合物をrtに到達させ、次いで攪拌を45℃にて5日間続ける。次いで、氷水(500ml)を添加し、そして反応混合物を1h攪拌した後、sat.aq.NaHCO3(250ml)を添加する。混合物をDCM(200mL、次いで4x100ml)で抽出し、そして合わせた有機抽出物をMgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させ、表題化合物を茶色の固体(4.7g)として得る;LC−MS:tR=0.76min。1H NMR(D6−DMSO):δ2.38(s、3H)、6.73(dd、J=8.5、2.0Hz、1H)、6.79(d、J=2.0Hz、1H)、7.55(d、J=8.5Hz、1H)、10.49(s、1H)。] [0109] 4,N−ジヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジン 購入可能な4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンゾニトリルから、文献の手順(例えば、E.Meyer、A.C.Joussef、H.Gallardo、synthesis、2003、899−905)に従って、表題化合物を製造する;1H NMR(CD3OD):δ7.20(s、2H)、2.20(s、6H)。] [0110] 3−エチル−4,N−ジヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジン 購入可能な2−エチル−6−メチル−フェノールから、文献の手順(G.Trapani、A.Latrofa、M.Franco、C.Altomare、E.Sanna、M.Usala、G.Biggio、G.Liso、J.Med.Chem.、41(1998)1846−1854;A.K.Chakraborti、G.Kaur、Tetrahedron、55(1999)13265−13268;E.Meyer、A.C.Joussef、H.Gallardo、synthesis、2003、899−905)に従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.55min;1H NMR(D6−DMSO):δ9.25(s br、1H)、7.21(s、2H)、5.56(s、2H)、2.55(q、J=7.6Hz、2H)、2.15(s、3H)、1.10(t、J=7.6Hz、3H)。] [0111] 4,N−ジヒドロキシ−3−メチル−5−プロピル−ベンズアミジン 購入可能な2−メチル−6−プロピル−フェノールから、文献の手順(例えば、B.RothらJ.Med. Chem.、31(1988)122−129;及び3−エチル−4,N−ジヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジンに対して引用した文献)と同様に、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.54min;[M+1]+=209.43;1H NMR(D6−DMSO):δ0.90(t、J=7.3Hz、3H)、1.48−1.59(m、3H)、2.19(s、3H)、2.56(t、J=7.3Hz、2H)、7.37(s、1H)、7.40(s、1H)、9.34(s、1H)。] [0112] 3−クロロ−4,N−ジヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジン 購入可能な2−クロロ−6−メチル−フェノールから、文献の手順(例えば、B.RothらJ.Med.Chem.、31(1988)122−129;及び3−エチル−4,N−ジヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジンに対して引用した文献)と同様に、表題化合物を製造する;3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアルデヒド:LC−MS:tR=0.49min;[M+1]+=201.00;1H NMRδ2.24(s、2H)、2.35(s、4H)、5.98(s br、1H)、7.59(d、J=1.8Hz、1H)、7.73(d、J=1.8Hz、1H)、9.80(s、1H);3−クロロ−4,N−ジヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジン:1H NMR(D6−DMSO):δ2.21(s、3H)、5.72(s br、2H)、7.40(s、1H)、7.48(s、1H)、9.29(s br、1H)、9.48(s br、1H)。] [0113] 4,N−ジヒドロキシ−3−メトキシ−5−メチル−ベンズアミジン 購入可能な2−メトキシ−6−メチル−フェノールから、文献の手順(例えば、B.RothらJ.Med.Chem.、31(1988)122−129;及び3−エチル−4,N−ジヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジンに対して引用した文献)と同様に、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.50min;[M+1]+=197.23。] [0114] 4,N−ジヒドロキシ−2−メトキシ−ベンズアミジン 購入可能な4−ヒドロキシ−2−メトキシベンズアルデヒドから、文献の手順(3−エチル−4,N−ジヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジンを見よ。)と同様に、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.41min;[M+1]+=183.06;1H NMR(D6−DMSO):δ3.74(s、3H)、5.47(s、2H)、6.35(dd、J=8.3、1.5Hz、1H)、6.45(s、1H)、7.21(d、J=8.5Hz、1H)、9.42(s、2H)。] [0115] 3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェニル]−プロピオン酸 3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドを出発物質として、表題化合物を3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸と同様に製造する;LC−MS:tR=0.57min、[M+1]+=237.02;1H NMR(D6−DMSO):δ2.29(s、6H)、2.30−2.36(m、2H)、2.80−2.87(m、2H)、5.66(s、2H)、7.30(s、2H)、9.46(s、1H)。] [0116] 3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸 a) 5−エチル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド(10.0g、60.9ml)の、DCM(50mL)とピリジン(15mL)中の氷冷溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(18.9g、67mmol)を、20minに渡って添加する。添加完了後すぐに、氷浴を除き、そして反応液をrtにてさらに2h攪拌する。混合物をDCM(150ml)で希釈し、そして水で3回洗浄し、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させる。残渣を、ヘプタン:EA、9:1で溶出する、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーで精製して、トリフルオロ−メタンスルホン酸2−エチル−4−ホルミル−6−メチル−フェニルエステル(10.75g)を薄黄色の油状物として得る;LC−MS:tR=1.07min;1H NMR(CDCl3):δ9.98(s、1H)、7.70(s、1H)、7.66(s、1H)、2.85(q、J=10.1Hz、2H)、2.48(s、3H)、1.30(t、J=10.2Hz、3H)。] [0117] b)上記のトリフレート(10.7g、36.1mmol)の乾燥DMF(75ml)中の攪拌溶液に、トリエチルアミン(7.3g、72.2mmol)、アクリル酸メチル(31.1g、361mmol)、DPPP(819mg、1.99mmol)及びPd(OAc)2(405mg、1.81mmol)を、窒素下、順番に添加する。混合物を115℃にて5h攪拌し、rtに冷却し、ジエチルエーテル(350ml)で希釈し、そして1N aq.HClで2回、そして飽和NaHCO3水溶液で1回洗浄する。有機抽出物をMgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させる。残渣を、ヘプタン:EA、19:1で溶出する、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーで精製して、3−(2−エチル−4−ホルミル−6−メチル−フェニル)−アクリル酸メチルエステル(5.93g)を無色の液体として得る;LC−MS:tR=0.99min。] [0118] c) 3−(2−エチル−4−ホルミル−6−メチル−フェニル)−アクリル酸メチルエステル(5.93g、25.53mmol)のメタノール(140ml)及び2N aq.NaOH(45ml)中の懸濁液を、rtにて1h攪拌する。メタノールを蒸発させ、そして水性溶液をDCMで2回抽出する。水層を37% aq.HClで酸性化する。生成する沈殿を集め、水で洗浄し、そして乾燥する。生成物をEA(100ml)からの再結晶化によりさらに精製して、3−(2−エチル−4−ホルミル−6−メチル−フェニル)−アクリル酸(4.2g)を黄色の結晶として得る;LC−MS:tR=0.87min。] [0119] d) 3−(2−エチル−4−ホルミル−6−メチル−フェニル)−アクリル酸(2.75g、12.6mmol)及びDIPEA(1.8g、13.8mmol)の、エタノール(80ml)中の溶液に、Pd/C(275mg、10%Pd、50%の水で湿潤化)を添加する。混合物を、1atmのH2の下、rtにて16h攪拌する。触媒をろ過し、そしてろ液を濃縮する。残渣をEA中に溶解し、2N aq.HCl,、次いで1N aq.HCl及び塩水で洗浄する。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させて、3−(2−エチル−4−ヒドロキシメチル−6−メチル−フェニル)−プロピオン酸(2.8g)を白色の固体として得る;LC−MS:tR=0.76min。] [0120] e) 3−(2−エチル−4−ヒドロキシメチル−6−メチル−フェニル)−プロピオン酸(2.8g、12.6mmol)の酢酸(50ml)中の溶液を、MnO2(3.9g、45.4mmol)で処理し、そして得られた混合物を80℃にて4h攪拌する。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮する。粗生成物を、DCMで溶出するシリカゲル上のCCで精製して、3−(2−エチル−4−ホルミル−6−メチル−フェニル)−プロピオン酸(1.76g)をベージュ色の固体として得る;LC−MS:tR=0.86min。] [0121] f) 3−(2−エチル−4−ホルミル−6−メチル−フェニル)−プロピオン酸(1.67g、7.58mmol)及びヒドロキシアミン塩酸塩(780mg、11.36mmol)の、1−メチル−2−ピロリドン中の溶液を、マイクロ波中で(300W、照射の間、強制冷却)、80℃に30分加熱する。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、そして水と塩水で洗浄する。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させて、3−(4−シアノ−2−エチル−6−メチル−フェニル)−プロピオン酸(1.55g)をベージュ色の固体として得る;LC−MS:tR=0.89min、1H NMR(D6−DMSO):δ12.25(s、1H)、7.45(s、2H)、2.91−2.84(m、2H)、2.67−2.59(m、2H)、2.35−2.30(m、5H)、1.14(t、J=7.6Hz、3H)。] [0122] g)カリウムtert.ブトキシド(2.71g、24.1mmol)を、注意深くメタノール(25ml)中に溶解する。この溶液に、ヒドロキシアミン塩酸塩(1.44g、20.7mmol)、次いでメタノール(7.5ml)に溶解した3−(4−シアノ−2−エチル−6−メチル−フェニル)−プロピオン酸(1.50g、6.90mmol)を添加する。混合物を8h還流し、そして溶媒を蒸発させる。残渣を2N aq.HCl中に溶解し、そしてEAで抽出する。水相のpHを、sat.aq.NaHCO3の添加によりpH5に調整し、そして混合物をEAで3回抽出する。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、溶媒を蒸発させ、そして乾燥して、3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸(1.4g)を白色の固体として得る;LC−MS:tR=0.60min、[M+1]+=251.17。] [0123] 4−ブロモ−2−エチル−6−メチル−アニリン 購入可能な2−エチル−6−メチル−アニリンから、文献の手順(R.A.Benkeser、R.A.Hickner、D.I.Hoke、O.H.Thomas、J.Am.Chem.Soc.、80(1958)5289−5293)に従って、表題化合物を製造する;1H NMR(CDCl3):δ1.27(t、J 7.3Hz、3H)、2.18(s、3H)、2.51(q、J 7.3Hz、2H)、3.61(s br、2H)、7.09(s、2H)。] [0124] 4−アミノ−3−エチル−5−メチル−ベンゾニトリル 4−ブロモ−2−エチル−6−メチル−アニリンから、文献の手順(J.Zanon、A.Klapars、S.Buchwald、J.Am.Chem.Soc.、125(2003)2890−2891)に従って、表題化合物を製造する;1H NMR(CDCl3):δ1.29(t、J 7.5Hz、3H)、2.19(s、3H)、2.52(q、J 7.5Hz、2H)、4.10(s br、2H)、7.25(s br、2H)。] [0125] 4−ブロモ−3−エチル−5−メチル−ベンゾニトリル 4−アミノ−3−エチル−5−メチル−ベンゾニトリル及び臭化銅(II)から、文献の手順(M.P.Doyle、B.Siegfried、J.F.Dellaria Jr.、J.Org.Chem.、42(1977)2426−2429)に従って、表題化合物を製造する;1H NMR(CDCl3):δ1.26(t、J 7.5Hz、3H)、2.47(s、3H)、2.83(q、J 7.5Hz、2H)、7.36(s、1H)、7.37(s、1H)。] [0126] 3−(4−シアノ−2−エチル−6−メチル−フェニル)−プロピオン酸エチルエステル 4−ブロモ−3−エチル−5−メチル−ベンゾニトリル及び購入可能なアクロレインジエチルアセタールから、文献の手順(G.Battistuzzi、S.Cacchi、G.Fabrizi、R.Bernini、Synlett、8(2003)1133−1136)に従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.91min;1H NMR(CDCl3):δ1.2(m、6H)、2.38(s、3H)、2.44(m、2H)、2.70(q、J 7.5Hz、2H)、3.03(m、2H)、4.18(q、J 7.3Hz、2H)、7.30(s、1H)、7.34(s、1H)。] [0127] 3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸エチルエステル 文献の手順に従い、トリエチルアミンを塩基として用いて、3−(4−シアノ−2−エチル−6−メチル−フェニル)−プロピオン酸 エチルエステルを、対応するヒドロキシアミジンに変換する(例えば、E.Meyer、A.C.Joussef、H.Gallardo、synthesis、2003、899−905);LC−MS:tR=0.77min;[M+1]+=279.52;1H NMR(D6−DMSO):δ1.19(m、6H)、2.29(s、3H)、2.41(m、2H)、2.62(q、J 7.5Hz、2H)、2.88(m、2H)、4.09(q、J 7.0Hz、2H)、5.68(s br、2H)、7.31(s、1H)、7.33(s、1H)、9.47(s、1H)。] [0128] 4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−安息香酸エチルエステル エチル4−シアノベンゾエートを出発物質として、表題化合物を4,N−ジヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジンと同様に製造する;LC−MS:tR=0.55min、[M+1]+=209.05;1H NMR(D6−DMSO):δ1.33(t、J=7.0Hz、3H)、4.32(q、J=7.0Hz、2H)、5.94(s、2H)、7.83(d、J=8.0Hz、2H)、7.95(d、J=7.8Hz、2H)、9.91(s、1H)。] [0129] rac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジン a) 3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−ベンゾニトリル(5.0g、34.0mmol)のTHF(40ml)中の溶液に、rac−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イル)−メタノール(4.49g、34.0mmol)、次いでトリフェニルホスフィン(13.4g、50.9mmol)を添加する。混合物を氷浴で冷却した後、DEAD(8.87g、50.9mmol、トルエン中の40%溶液を23.4mL)を滴下する。混合物をrtにて1h攪拌し、溶媒を真空除去し、そして残渣を、ヘプタン:EA、99:1〜92:8で溶出するシリカゲル上のCCで精製して、rac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3,5−ジメチル−ベンゾニトリル(7.20g)を薄黄色の油状物として得る;LC−MS:tR=0.99min、[M+1]+=検出されず。] [0130] b)カリウムtert.−ブチレート(6.18g、55.1mmol)のメタノール(125ml)中の溶液に、ヒドロキシアミン塩酸塩(5.74g、82.7mmol)を添加する。この溶液に、rac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3,5−ジメチル−ベンゾニトリル(7.20g、27.6mmol)のメタノール(40ml)中の溶液を添加する。混合物を72h還流した後、溶媒を真空除去する。残渣をprep.HPLC(XBridge Prep C18、30x75mm、5μm、0.5%のsat.aq.NH3を含む、水中の2−95%アセトニトリル)で精製して、表題化合物(4.85g)を薄黄色の固体として得る;LC−MS:tR=0.67min、[M+1]+=295.06;1H NMR(CDCl3):δ1.43(s、3H)、1.48(s、3H)、2.29(s、6H)、3.76−3.81(m、1H)、3.83−3.88(m、1H)、3.93−3.99(m、1H)、4.17−4.23(m、1H)、4.47−4.54(m、1H)、5.02(s br、1H)、7.28(s、2H)。] [0131] (S)−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−エチル−N−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジン 3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリル及び(s)−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イル)−メタノールから、rac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジンと同様に、表題化合物を製造する;LC−MS*:tR=0.97min。] [0132] (R)−3−クロロ−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジン 3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリルとL−アルファ−ベータ−イソプロピリデングリセロールを出発物質として、rac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジンと同様に、表題化合物を無色の油状物(1.39g)として得る;LC−MS:tR=0.66min、[M+H]+=314.96。] [0133] (R)−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3−メトキシ−5−メチル−ベンズアミジン 4−ヒドロキシ−3−メトキシ−5−メチル−ベンゾニトリルとL−アルファ−ベータ−イソプロピリデングリセロールを出発物質として、rac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジンと同様に、表題化合物をベージュ色の油状物(1.16g)として得る;LC−MS:tR=0.65min、[M+H]+=311.0。] [0134] (R)−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンズアミジン 4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンゾニトリルとL−アルファ−ベータ−イソプロピリデングリセロールを出発物質として、rac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジンと同様に、表題化合物をベージュ色の油状物(2.46g)として得る;LC−MS:tR=0.62min、[M+H]+=296.97。] [0135] rac−2−ヒドロキシ−N−{2−ヒドロキシ−3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−プロピル}−アセタミド 表題化合物を、N−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミドと同様に製造する;LC−MS:tR=0.48min、[M+1]+=312.05;1H NMR(D6−DMSO):δ2.21(s、6H)、3.14−3.25(m、1H)、3.35−3.46(m、1H)、3.60−3.69(m、2H)、3.80(s、2H)、3.85−3.94(m、1H)、5.69(s br、2H)、7.30(s、2H)、7.63(t、J=5.6Hz、1H)、8.11(s、1H)。] [0136] (S)−2−ヒドロキシ−N−{2−ヒドロキシ−3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−プロピル}−アセタミド 表題化合物を、N−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミドと同様に製造する;LC−MS:tR=0.23min、[M+1]+=312.25。] [0137] (S)−N−(3−[2−クロロ−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド 3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリルを出発物質として、N−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミドと同様に、表題化合物をベージュ色のワックス(1.1g)として得る;LC−MS:tR=0.48min、[M+H]+=331.94。] [0138] (S)−2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−3−メチル−フェノキシ]−プロピル)−アセタミド 4−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾニトリルを出発物質として、N−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミドと同様に、表題化合物をベージュ色の油状物(1.0g)として得る;LC−MS:tR=0.35min、[M+H]+=297.99。] [0139] (S)−2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2−メトキシ−6−メチル−フェノキシ]−プロピル)−アセタミド 4−ヒドロキシ−3−メトキシ−5−メチル−ベンゾニトリルを出発物質として、N−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミドと同様に、表題化合物を赤みがかった油状物(1.3g)として得る;LC−MS:tR=0.49min、[M+H]+=327.98。] [0140] (S)−4−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−3−エチル−5−メチルベンゾニトリル a) 3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾニトリル(5.06g、31.4mmol)のTHF(80ml)中の溶液に、PPh3(9.06g、34.5mmol)と(R)−グリシドール(2.29mL、34.5mmol)を添加する。混合物を0℃に冷却した後、トルエン中のDEAD(15.8mL、34.5mmol)を添加する。rtまで温めながら、混合物を18h攪拌する。溶媒を蒸発させ、そして粗生成物を、ヘプタン:EA、7:3で溶出するシリカゲル上のCCで精製して、3−エチル−5−メチル−4−オキシラニルメトキシ−ベンゾニトリル(5.85g)を黄色の油状物として得る;LC−MS:tR=0.96min;[M+42]+=259.08。] [0141] b) 上記のエポキシドをメタノール中の7N NH3(250ml)に溶解し、そして溶液を65℃にて18h攪拌する。溶媒を蒸発させ、粗製(s)−4−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−3−エチル−5−メチルベンゾニトリル(6.23g)を黄色の油状物として得る;LC−MS:tR=0.66min;[M+1]+=235.11。] [0142] N−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド a) (s)−4−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−3−エチル−5−メチルベンゾニトリル(6.23g、26.59mmol)の溶液に、グリコール酸(2.43g、31.9mmol)、HOBt(4.31g、31.9mmol)及びEDC塩酸塩(6.12g、31.9mmol)を添加する。混合物をrtにて18h攪拌した後、sat.aq.NaHCO3で希釈し、そしてEAで2回抽出する。合わせた有機抽出物をMgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮する。粗生成物を、8%のメタノールを含むDCMを用いて、CCにより精製して、(s)−N−[3−(4−シアノ−2−エチル−6−メチル−フェノキシ)−2−ヒドロキシ−プロピル]−2−ヒドロキシ−アセタミド(7.03g)を黄色の油状物として得る;LC−MS:tR=0.74min;[M+1]+=293.10;1H NMR(CDCl3):δ1.25(t、J=7.5Hz、3H)、2.32(s、3H)、2.69(q、J=7.5Hz、2H)、3.48−3.56(m、3H)、3.70−3.90(m、3H)、4.19(s、br、3H)、7.06(m、1H)、7.36(s、1H)、7.38(s、1H)。] [0143] b) 文献の手順(例えば、E.Meyer、A.C.Joussef、H.Gallardo、synthesis、2003、899−905)に従って、上記のニトリルを、N−ヒドロキシ−ベンズアミジンに変換する;LC−MS:tR=0.51min;[M+1]+=326.13;1H NMR(D6−DMSO):δ1.17(t、J 7.4Hz、3H)、2.24(s、3H)、2.62(q、J 7.4Hz、2H)、3.23(m、1H)、3.43(m、1H)、3.67(m、2H)、3.83(s、2H)、3.93(m、1H)、5.27(s br、1H)、5.58(s br、1H)、5.70(s、2H)、7.34(s、1H)、7.36(s、1H)、7.67(m、1H)、9.46(s br、1H)。] [0144] N−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−ベンズアミジン 4−ヒドロキシメチル−ベンゾニトリルを出発物質として、トリエチルアミンを塩基として用い、表題化合物をrac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジン(工程b)と同様に製造する;LC−MS:tR=0.21min、[M+1]+=167.04。] [0145] N−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−エチルスルファモイル)−ベンズアミジン a) 4−シアノ−ベンゼンスルフォニルクロリド(1.00g、4.96mmol)のTHF中の溶液に、エタノールアミン(454mg、7.44mmol)を添加する。混合物がわずかに温かくなり(30℃)そして濁る。混合物をrtにて3h攪拌した後、EAで希釈し、そして飽和NH4Cl水溶液と水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮して、粗製の4−シアノ−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−ベンゼンスルホンアミド(1.26g)を白色の固体として得る;LC−MS:tR=0.34min、[M+1+CH3CN]+=268.13。] [0146] b) 4−シアノ−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−ベンゼンスルホンアミド(1.25g、5.56mmol)、ヒドロキシアミン塩酸塩(773mg、11.1mmol)及びNaHCO3(934mg、11.1mmol)の、メタノール中の混合物を、60℃にて7h攪拌する。混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮する。残渣をEA(250ml)中に溶解し、そして水(5ml)で洗浄する。有機抽出物をMgSO4上で乾燥し、ろ過し、濃縮し、そして乾燥して、表題化合物(720mg)を白色の固体として得る;LC−MS:tR=0.23min。] [0147] [4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−ベンゼンスルフォニルアミノ]−酢酸エチルエステル 4−シアノ−ベンゼンスルフォニルクロリドとグリシンエチルエステル塩酸塩を出発物質として、表題化合物をN−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−エチルスルファモイル)−ベンズアミジンと同様に製造する;LC−MS:tR=0.27min;[M+1]+=302.03; {2−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−ベンゼンスルフォニルアミノ]−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル 4−シアノ−ベンゼンスルフォニルクロリドと(2−アミノ−エチル)−カルバミン酸 tert−ブチルエステルを出発物質として、表題化合物をN−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−エチルスルファモイル)−ベンズアミジンと同様に製造する;LC−MS:tR=0.40min;[M+1]+=359.09;1H NMR(D6−DMSO):δ1.35(s、9H)、2.73−2.81(m、2H)、2.92−3.00(m、2H)、5.96(s、2H)、6.78(t br、J=5.5Hz、1H)、7.69(t br、J=6.0Hz、1H)、7.75−7.79(m、2H)、7.86−7.90(m、2H)、9.92(s、1H)。] [0148] N−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ベンズアミジン 4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ベンゾニトリル(2.00g、13.2mmol)及びヒドロキシアミン塩酸塩(2.75g、39.5mmol)を出発物質として、表題化合物(2.36g)を、N−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−エチルスルファモイル)−ベンズアミジン(工程b)と同様に、白色の固体として得る;LC−MS:tR=0.34min;[M+1]+=181.00;1H NMR(D6−DMSO):δ2.74(t、J=6.8Hz、2H)、3.58−3.66(m、2H)、4.64(t、J=5.0Hz、1H)、5.74(s、2H)、7.22(d、J=7.8Hz、2H)、7.58(d、J=7.8Hz、2H)、9.53(s、1H)。] [0149] 4−アリル−N−ヒドロキシ−ベンズアミジン 3−(4−シアノフェニル)−1−プロペンを出発物質として、表題化合物をrac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジン(工程b)と同様に製造する;LC−MS:tR=0.59min、[M+H]+=177.03。] [0150] 4−アミノ−3−クロロ−N−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジン 購入可能な4−アミノ−3−クロロ−5−メチルベンゾニトリルから、4,N−ジヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジンと同様に、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.50min;[M+1]+=200.01;1H NMR(D6−DMSO):δ2.15(s、3H)、5.20(s、2H)、5.61(s、2H)、7.28(s、1H)、7.40(s、1H)、9.33(s、1H)。] [0151] 4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチル−安息香酸 a) H2SO4(150ml)の水(250ml)中の氷冷溶液に、2−エチル−6−メチルアニリン(15.0g、111mmol)を添加する。溶液を氷(150g)で処理した後、NaNO2(10.7g、155mmol)の水(150ml)及び氷(50g)中の溶液を滴下する。混合物を0℃にて1h攪拌する。50% aq.H2SO4(200ml)を添加し、そして攪拌をrtにて18min続ける。混合物をDCMで抽出し、そして有機抽出物をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を蒸発させる。粗生成物を、ヘプタン:EA、9:1で溶出するシリカゲル上のCCで精製して、2−エチル−6−メチル−フェノール(8.6g)を暗赤色の油状物として得る;LC−MS:tR=0.89min;1H NMR(CDCl3):δ7.03−6.95(m、2H)、6.80(t、J=7.6Hz、1H)、4.60(s、1H)、2.64(q、J=7.6Hz、2H)、2.25(s、3H)、1.24(t、J=7.6Hz、3H)。] [0152] b) 2−エチル−6−メチル−フェノール(8.40g、61.7mmol)及びヘキサメチレンテトラアミン(12.97g、92.5mmol)の、酢酸(60ml)及び水(14ml)中の溶液を、115℃に加熱する。水を、117℃にて、蒸留により除き、そしてDean−Stark装置にて集める。次いで、水分離器を還流コンデンサに換え、そして混合物を3h還流する。混合物をrtに冷却し、水(100ml)で希釈し、そしてEAで抽出する。有機抽出物をsat.aq.NaHCO3で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして溶媒を蒸発させる。残った固体をEA中に溶解し、そしてヘプタンで処理して、結晶化を開始する。固形物を集め、そして乾燥して、3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアルデヒド(3.13g)を無色の結晶粉末として得る;1H NMR(CDCl3):δ9.83(s、1H)、7.58−7.53(m、2H)、5.30(s br、1H)、2.69(q、J=7.6Hz、2H)、2.32(s、3H)、1.28(t、J=7.6Hz、3H)。] [0153] c) 3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアルデヒド(34.9g、0.213mol)のMeCN(350ml)中の溶液に、K2CO3(58.7g、0.425mol)及び臭化ベンジル(36.4g、0.213mol)を添加する。混合物を60℃にて2h攪拌した後、rtに冷却し、水で希釈し、そしてEAで2回抽出する。有機抽出物を水で洗浄し、そして濃縮して、粗製の4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチル−ベンズアルデヒド(45g)をオレンジ色の油状物として得る。1H NMR(CDCl3):δ1.29(t、J=7.5Hz、3H)、2.40(s、3H)、2.77(q、J=7.8Hz、2H)、4.90(s、2H)、7.31−7.52(m、5H)、7.62(d、J=1.5Hz、1H)、7.66(d、J=1.8Hz、1H)、9.94(s、1H)。] [0154] d) 4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチル−ベンズアルデヒド(132g、0.519mol)と2−メチル−2−ブテン(364g、5.19mol)の、tert.−ブタノール(1500ml)中の混合物に、NaH2PO4二水和物(249g、2.08mol)の水(1500ml)中の溶液を添加する。この混合物に、NaClO2(187.8g、2.08mol)を少しずつ添加する。反応混合物の温度を30℃未満に維持し、そしてガスの発生を観察する。添加の完了後すぐに、オレンジ色の二相混合物を3hよく攪拌し、その後、TBME(1500ml)で希釈する。有機層を分離し、そして20%NaHS水溶液(1500ml)と水(500ml)で洗浄する。次いで、有機相を0.5N aq.NaOH(1000ml)で3回抽出し、そして水相を25% aq.HCl(500ml)で酸性化し、そしてTBME(1000ml)で2回抽出する。これらの有機抽出物を合わせ、そして溶媒を蒸発させて乾固し、4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチル−安息香酸を得る;1H NMR(D6−DMSO):δ1.17(t、J=7.5Hz、3H)、2.31(s、3H)、2.67(q、J=7.5Hz、2H)、4.86(s、2H)、7.34−7.53(m、5H)、7.68(s、2H)、12.70(s、1H)。] [0155] 4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチル−安息香酸ヒドラジド 4−ベンジルオキシ−3−エチル−3−メチル−安息香酸(8.3g、30.7mmol)のDCM(300ml)中の溶液に、DIPEA(10.7ml)を添加し、そして混合物を0℃に冷却した後、PyBOP(14.5g、33.8mmol)を添加する。10min後、1MヒドラジンのTHF(100ml)中の溶液を滴下し、そして2hの間に、混合物をゆっくりとrtに温める。次いで、反応混合物をsat.aq.NaHCO3、次に塩水で洗浄する。有機相を集め、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させて、表題化合物(24g、純度40%)を黄色のワックスとして得る;LC−MS:tR=0.82min;[M+H]+=285.10。] [0156] (S)−3−エチル−4−[2−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ−アセチルアミノ)−プロポキシ]−5−メチル−安息香酸 a) 4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチル−安息香酸(10.0g、37.0mmol)の、トルエン中の懸濁液に、N,N−ジメチルホルムアミド−ジ−tert.ブチルアセタール(22.6g、111mmol)を添加する。混合物を24h還流した後、さらにN,N−ジメチルホルムアミド−ジ−tert.ブチルアセタール(22.6g、111mmol)を添加する。還流を3日間続け、そして三度目のN,N−ジメチルホルムアミド−ジ−tert.ブチルアセタール(22.6g、111mmol)を添加する。さらに4日間還流した後、混合物をEA(250ml)で希釈し、そして飽和Na2CO3水溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮する。粗生成物を、ヘプタン:EA、9:1で溶出するシリカゲル上のCCで精製して、4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチル−安息香酸 tert−ブチルエステル(9.02g)を薄黄色の油状物として得る、1H NMR(D6−DMSO):δ1.16(t、J=7.5Hz、3H)、1.54(s、9H)、2.30(s、3H)、2.65(q、J=7.5Hz、2H)、4.85(s、2H)、7.35−7.40(m、1H)、7.43(t、J=6.8Hz、2H)、7.47−7.52(m、2H)、7.63(s、2H)。] [0157] b) 4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチル−安息香酸tert−ブチルエステル(9.02g、27.6mmol)の、THF(50ml)とエタノール(50ml)中の溶液に、Pd/C(400mg、10% Pd)を添加する。混合物を、1atmのH2の下、rtにて攪拌する。ろ過により触媒を除き、そしてろ液を濃縮する。残渣を再びTHF(50ml)とエタノール(50m)に溶解し、そしてPd/C(400mg、10%Pd)で処理する。混合物を、1atmのH2の下、rtにて24h攪拌した後、ろ過により触媒を再び除く。ろ液を濃縮し、そして乾燥して、3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−安息香酸 tert−ブチルエステル(7.13g)を薄黄色の油状物として得る;1H NMR(CDCl3):δ1.28(t、J=7.8Hz、3H)、1.61(s、9H)、2.30(s、3H)、2.67(q、J=7.5Hz、2H)、5.13(s br、1H)、7.67(s、1H)、7.69(s、1H)。] [0158] c) (s)−4−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−3−エチル−5−メチルベンゾニトリル及びN−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド(工程a)のみ)について記載した手順に従って、3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−安息香酸tert−ブチルエステルを、3−エチル−4−[2−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ−アセチルアミノ)−プロポキシ]−5−メチル−安息香酸 tert.ブチルエステルに変換する;LC−MS:tR=0.87min;[M+1]+=368.11;1H NMR(D6−DMSO):δ1.17(t、J=7.5Hz、3H)、1.53(s、9H)、2.28(s、3H)、2.66(q、J=7.5Hz、2H)、3.17−3.26(m、1H)、3.38−3.46(m、1H)、3.64−3.75(m、2H)、3.83(d、J=5.5Hz、2H)、3.91−3.97(m、1H)、5.28(d、J=5.3Hz、1H)、5.54(t、J=5.5Hz、1H)、7.59(s、1H)、7.60(s、1H)、7.68(t br、J=5.5Hz、1H)。] [0159] d) 3−エチル−4−[2−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ−アセチルアミノ)−プロポキシ]−5−メチル−安息香酸tert.ブチルエステル(5.94g、16.2ml)の、DCM(100mL)中の冷(0℃)溶液に、TFA(5ml)を添加し、そして混合物をrtにて2h攪拌する。溶媒を真空除去し、そして残渣をアセトニトリル中に溶解し、そしてprep.HPLCにて分離して、表題化合物(2.20g)を白色の粉末として得る;LC−MS:tR=0.41min;[M+1]+=312.18。] [0160] 5−[3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−チオフェン−2−カルバルデヒド 方法Aに従い、5−ホルミル−2−チオフェンカルボン酸(468mg、3.0mmol)及び4,N−ジヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジン(540mg、3.0mmol)から、表題化合物(140mg)を製造する;LC−MS:tR=1.01min;[M+1]+=301.04;1H NMR(D6−DMSO):δ2.24(s、6H)、7.64(s、2H)、8.17(s、2H)、8.99(s、1H)、10.06(s、1H)。] [0161] rac−N−(3−{4−[5−(5−ホルミル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド(方法A) 5−ホルミル−2−チオフェンカルボン酸(100mg、0.64mmol)のDMF(4ml)中の溶液に、TBTU(226mg、0.704mmol)及びDIPEA(414mg、3.20mmol)を添加する。混合物をrtにて10min攪拌した後、rac−2−ヒドロキシ−N−{2−ヒドロキシ−3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−プロピル}−アセタミド(217mg、0.608mmol)を添加する。攪拌を100min続けた後、後処理を行うことなく、混合物を、prep.HPLC(GROM−SILODS−4HE、30x75mm、10μm、アセトニトリル中の、(0.5%のHCOOHを含む)90%〜5%の水)で分離し、ヒドロキシ−アミジンエステル中間体(70mg)を薄黄色の固体として得る;LC−MS:tR=0.75min;[M+1]+=450.14。この物質をジオキサン(40ml)中に溶解し、そして得られた溶液を110℃に16h加熱する。溶媒を真空除去し、そして残渣を乾燥して、表題化合物(60mg)を薄黄色の固体として得る;LC−MS:tR=0.87min;[M+1]+=432.07;1H NMR(D6−DMSO):δ2.34(s、6H)、3.21−3.28(m、1H)、3.40−3.47(m、1H)、3.70−3.81(m、2H)、3.83(d、J=5.5Hz、2H)、3.92−3.98(m、1H)、5.28(d、J=5.0Hz、1H)、5.54(t、J=5.8Hz、1H)、7.69(t br、J=5.8Hz、1H)、7.76(s、2H)、8.20(d、J=4Hz、1H)、8.22(d、J=4Hz、1H)、10.10(s、1H)。] [0162] rac−5−{3−[4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3,5−ジメチル−フェニル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル}−3−メチル−チオフェン−2−カルバルデヒド 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸とrac−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジンを出発物質として、方法Aに従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=1.16min;[M+1]+=429.16;1H NMR(D6−DMSO):δ1.34(s、3H)、1.38(s、3H)、2.34(s、6H)、2.65(s、3H)、3.79−3.93(m、3H)、4.10−4.15(m、1H)、4.42−4.49(m、1H)、7.75(s、2H)、8.07(s、1H)、10.17(s、1H)。] [0163] rac−N−(3−{4−[5−(5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸とrac−2−ヒドロキシ−N−{2−ヒドロキシ−3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−プロピル}−アセタミドを出発物質として、方法Aに従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.90min;[M+1]+=446.15;1H NMR(D6−DMSO):δ2.34(s、6H)、2.65(s、3H)、3.19−3.28(m、1H)、3.39−3.48(m、1H)、3.70−3.81(m、2H)、3.83(d、J=5.8Hz、2H)、3.92−3.99(m、1H)、5.29(d、J=5.5Hz、1H)、5.55(t、J=6.0Hz、1H)、7.69(m、1H)、7.75(s、2H)、8.07(s、1H)、10.17(s、1H)。] [0164] (2S)−N−(3−{4−[5−(5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸と(s)−2−ヒドロキシ−N−{2−ヒドロキシ−3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−プロピル}−アセタミドを出発物質として、方法Aに従って、表題化合物を製造する;LC−MS*:tR=0.77min;[M+1]+=445.92。] [0165] 3−{4−[5−(5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェニル}−プロピオン酸 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸と3−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェニル]−プロピオン酸を出発物質として、方法Aに従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=1.03min;[M+1]+=371.04;1H NMR(D6−DMSO):δ2.36−2.42(m、8H)、2.65(s、3H)、2.89−2.95(m、2H)、7.70(s、2H)、8.06(s、1H)、10.16(s、1H)、12.26(m、1H)。] [0166] N−((S)−3−{2−エチル−4−[5−(5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸とN−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミドを出発物質として、方法Aに従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.92min;[M+1]+=460.17;1H NMRδ1.22(t、J=7.5Hz、3H)、2.35(s、3H)、2.65(s、3H)、2.73(q、J=7.5Hz、2H)、3.20−3.28(m、1H)、3.39−3.47(m、1H)、3.70−3.80(m、2H)、3.84(d、J=5.5Hz、2H)、3.92−4.00(m、1H)、5.30(d、J=5.3Hz、1H)、5.54(t、J=5.8Hz、1H)、7.69(t、J=5.5Hz、1H)、7.76(s、2H)、8.07(s、1H)、10.17(s、1H)。] [0167] 3−{2−エチル−4−[5−(5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェニル}−プロピオン酸エチルエステル 5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−カルボン酸と3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸 エチルエステルを出発物質として、方法Aに従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=1.19min;[M+1]+=413.15;1H NMR(D6−DMSO) δ1.20(t、J=7.5Hz、3H)、1.22(t、J=7.5Hz、3H)、2.40(s、3H)、2.44−2.50(m、2H)、2.65(s、3H)、2.73(q、J=7.5Hz、2H)、2.93−3.00(m、2H)、4.11(q、J=7.0Hz、2H)、7.71(s、1H)、7.72(s、1H)、8.07(s、1H)、10.17(s、1H)。] [0168] N−((S)−3−{2−エチル−4−[5−(5−ホルミル−3,4−ジメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド 5−ホルミル−3、4−ジメチル−チオフェン−2−カルボン酸とN−((S)−3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミドを出発物質として、方法Aに従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.95min;[M+1]+=474.07;1H NMR(D6−DMSO):δ1.22(t、J=7.5Hz、3H)、2.35(s、3H)、2.57(s、3H)、2.63(s、3H)、2.73(q、J=7.8Hz、2H)、3.20−3.28(m、1H)、3.39−3.48(m、1H)、3.70−3.81(m、2H)、3.84(d、J=5.5Hz、2H)、3.92−4.01(m、1H)、5.31(d、J=4.8Hz、1H)、5.55(t、J=5.5Hz、1H)、7.70(t、J=5.3Hz、1H)、7.77(s、2H)、10.22(s、1H)。] [0169] 3−{2−エチル−4−[5−(5−ホルミル−3,4−ジメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェニル}−プロピオン酸 5−ホルミル−3,4−ジメチル−チオフェン−2−カルボン酸と3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸を出発物質として、方法Aに従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=1.08min;[M+1]+=399.05。] [0170] 還元的アミノ化(方法B) 5−ホルミル−チオフェン−2−イル−オキサジアゾール誘導体(1eq.、通常のスケール0.02−0.25mmol)及び適宜なアミン(2−40eq.)の、メタノール(24mL/mmol)中の溶液に、NaBH4(20eq.)のメタノール中の溶液を添加する。混合物をrtにて一晩攪拌した後、水(4mL/mmol)で希釈し、そしてギ酸(4mL/mmol)で酸性化する。混合物をprep.HPLC(XBridge Prep C18、19x50mm、5μm、0.5%のギ酸を含む10%〜95%アセトニトリル水溶液)で分離して、所望の5−アミノメチル−チオフェン−2−イル−オキサジアゾール誘導体を、無色〜薄黄色の樹脂として得る。] [0171] 還元的アミノ化(方法C) 5−ホルミル−チオフェン−2−イル−オキサジアゾール誘導体(1eq.、通常のスケール0.02−0.25mmol)及び適宜なアミン(2−40eq.)の、DCM(24mL/mmol)及びNMP(6mL/mmol)中の溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(NaBH(OAc)3)(3eq.)を添加する。混合物を2h攪拌した後、さらにNaBH(OAc)3(3eq.)を添加する。懸濁液の攪拌をさらに2h続け、そして三度目のNaBH(OAc)3(3eq.)を添加する。混合物を16h攪拌した後、DCMを蒸発させる。残った残渣を水(4mL/mmol)及びギ酸(4mL/mmol)で希釈し、そして得られた溶液をprep.HPLC(XBridge Prep C18、19x50mm、5μm、0.5%のギ酸を含む10%〜95%アセトニトリル水溶液)で分離して、所望の5−アミノメチル−チオフェン−2−イル−オキサジアゾール誘導体を、無色〜薄黄色の樹脂として得る。] [0172] 還元的アミノ化(方法D)5−ホルミル−チオフェン−2−イル−オキサジアゾール誘導体(1eq.、通常のスケール0.02−0.25mmol)及び適宜なアミン(2−40eq.)の、メタノール(24mL/mmol)中の溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(NaBH(OAc)3)(10eq.)を添加する。混合物を2h攪拌した後、NaBH3CN(10eq.)を添加する。懸濁液の攪拌を16h続けた後、NaBH4(20eq.)を添加し、そしてrtにて攪拌をさらに16h続ける。反応混合物を水(4mL/mmol)とギ酸(4mL/mmol)で希釈し、そして得られた溶液をprep.HPLC(Waters SymmetryC18 19x50mm、5μm、0.5%のHCOOHを含む10%〜95%アセトニトリル水溶液)で分離して、所望の5−アミノメチル−チオフェン−2−イル−オキサジアゾール誘導体を、無色〜薄黄色の樹脂として得る。] [0173] (S)−5−{3−[4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−エチル−5−メチル−フェニル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル}−3−エチル−チオフェン−2−カルバルデヒド(方法E) 4−エチル−5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸(20mg、0.109mmol)、HOBt(18mg、0.131mmol)及びEDC HCl(23mg、0.120mmol)の、DMF(0.75ml)中の溶液を、rtにて5min攪拌した後、(s)−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−エチル−N−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアミジン(34mg、0.109mmol)を添加する。混合物をrtにて1h、次いで85℃にて2日間攪拌する。反応混合物をprep.HPLC(カラム:Atlantis T3、30x75mm、10μm、0.5%のギ酸を含む水中のアセトニトリルの勾配で溶出)で分離することにより、表題化合物を無色の油状物(28mg)として分離する;LC−MS:tR=1.06min;[M+1]+=457.19。] [0174] N−((S)−3−{2−エチル−4−[5−(4−エチル−5−ホルミル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド 4−エチル−5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸とN−((S)−3−{2−エチル−4−[5−(5−ホルミル−3,4−ジメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミドを出発物質として、方法Eに従って、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.73min;[M+1]+=474.20。] [0175] 3−{2−エチル−4−[5−(4−エチル−5−ホルミル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェニル}−プロピオン酸 4−エチル−5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸と3−[2−エチル−4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸エチルエステルを出発物質として、方法Eに従い、次いで、対応するプロピオン酸エステル誘導体をrtにて1h、メタノール中1N aq.NaOHで処理することにより、表題化合物を製造する;LC−MS:tR=0.87min;[M+1]+=399.20。] [0176] N−((2S)−3−{2−エチル−4−[3−(5−ホルミル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド (s)−3−エチル−4−[2−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ−アセチルアミノ)−プロポキシ]−5−メチル−安息香酸(300mg、0.964mmol)及び5−ホルミル−N−ヒドロキシ−4−メチル−チオフェン−2−カルボキシアミジン(287mg、1.50mmol)から、方法Eに従って、表題化合物(153mg)を得る;LC−MS:tR=0.80min;[M+1]+=459.96;1H NMR(D6.DMSO):δ1.23(t、J=7.5Hz、3H)、2.37(s、3H)、2.65(s、3H)、2.75(q、J=7.3Hz、2H)、3.21−3.30(m、1H)、3.39−3.46(m、1H)、3.73−3.82(m、2H)、3.84(d、J=5.8Hz、2H)、3.93−3.99(m、1H)、5.32(d、J=5.3Hz、1H)、5.55(t、J=5.8Hz、1H)、7.71(t、J=5.8Hz)、7.87−7.90(m、3H)、10.14(s、1H)。]
权利要求:
請求項1 式(I)の化合物又はそのような化合物の塩:式中、Aは、を表し(式中、アスタリスクは、式(I)のチオフェン基に結合する結合を示す。);R1aは、C1−5−アルキル、C3−5−シクロアルキル又は2−ヒドロキシエチルを表し;R1bは、水素又はC1−3−アルキルを表し;又はR1aとR1bは、それらが結合する窒素とともに、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン又はモルフォリン環を形成し;R2は、水素又はC1−2−アルキルを表し;R3は、水素又はC1−2−アルキルを表し;R4は、水素、C1−2−アルキル、メトキシ又はハロゲンを表し;R5は、水素、C1−4−アルキル又はC1−4−アルコキシを表し;R6は、ヒドロキシ−C1−4−アルキル、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルキル、2,3−ジヒドロキシプロピル、−CH2−(CH2)n−NR61R62、−CH2−(CH2)n−NHCOR64、−CH2−(CH2)n−NHSO2R63、−CH2−CH2−COOH、−CH2−CH2−CONR61R62、1−(3−カルボキシ−アゼチジニル)−3−プロピオニル、1−(2−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、1−(3−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、−CH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−CH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−CH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、−CO−NHR61、ヒドロキシ、ヒドロキシ−C2−4−アルコキシ、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−メトキシ−プロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−(CH2)m−NHCOR64、−OCH2−(CH2)m−NHSO2R63、2−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、3−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−2−ヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ、−NR61R62、−NHCO−R64又は−SO2NH−R61を表し;R61は、水素、メチル、エチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチル、2,3−ジヒドロキシ−プロピル、2−C1−2−アルコキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2−アミノエチル、2−(C1−4−アルキルアミノ)エチル、2−(ジ−(C1−4−アルキル)アミノ)エチル、カルボキシメチル、(C1−4−アルキルカルボキシ)メチル、2−カルボキシエチル又は2−(C1−4−アルキルカルボキシ)エチルを表し;R62は、水素又はメチルを表し;R63は、メチル、エチル、メチルアミノ、エチルアミノ又はジメチルアミノを表し;R64は、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、アミノメチル、メチルアミノメチル、ジメチルアミノメチル、2−アミノエチル又は2−メチルアミノ−エチルを表し;mは、整数の1又は2を表し;nは、0、1又は2を表し;そしてR7は、水素、C1−2−アルキル又はハロゲンを表す。 請求項2 Aがを表す、請求項1に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項3 R1aがC4−5−アルキルを表す、請求項1又は2に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項4 R1aがC1−4−アルキル、C3−4−シクロアルキル又は2−ヒドロキシエチルを表し、かつR1bがC1−3−アルキルを表すか;又はR1aとR1bが、それらが結合する窒素とともに、アゼチジン又はピロリジン環を形成する、請求項1又は2に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項5 R1aがC1−4−アルキルを表し、そしてR1bがC1−2−アルキルを表す、請求項1又は2に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項6 R2がC1−2−アルキルを表す、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項7 R3が水素を表す、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項8 R4が水素を表し、R5がC1−3−アルキル又はメトキシを表し、そしてR7がC1−2−アルキル又はクロロを表す、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項9 R6が、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルキル、2,3−ジヒドロキシプロピル、−CH2−(CH2)n−NHCOR64、−CH2−(CH2)n−NHSO2R63、−CH2−CH2−COOH、−CH2−CH2−CONR61R62、1−(3−カルボキシ−アゼチジニル)−3−プロピオニル、1−(2−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、1−(3−カルボキシ−ピロリジニル)−3−プロピオニル、−CH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−CH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−CH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、−CO−NHR61、ヒドロキシ−C2−4−アルコキシ、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−メトキシ−プロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−(CH2)m−NHCOR64、−OCH2−(CH2)m−NHSO2R63、2−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、2−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−エトキシ、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64、−OCH2−CH(OH)−CH2−NHSO2R63、3−[(アゼチジン−3−カルボン酸)−1−イル]−2−ヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−2−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ、2−ヒドロキシ−3−[(ピロリジン−3−カルボン酸)−1−イル]−プロポキシ又は−NR61R62を表す、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項10 R6が、ジ−(ヒドロキシ−C1−4−アルキル)−C1−4−アルコキシ、2,3−ジヒドロキシプロポキシ、−OCH2−(CH2)m−NR61R62、−OCH2−(CH2)m−NHCOR64、−OCH2−CH(OH)−CH2−NR61R62又は−OCH2−CH(OH)−CH2−NHCOR64を表す、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項11 R64が、ヒドロキシメチル又は2−ヒドロキシエチルを表す、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。 請求項12 以下からなる群より選択される請求項1に記載の化合物:N−(3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;3−[2,6−ジメチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−プロパン−1,2−ジオール;N−(3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−メチルアミノメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;2−ヒドロキシ−N−[2−ヒドロキシ−3−(4−{5−[5−(イソプロピルアミノ−メチル)−4−メチル−チオフェン−2−イル]−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル}−2,6−ジメチル−フェノキシ)−プロピル]−アセタミド;N−(3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{3−[2,6−ジメチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;2−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシ−3−{4−[5−(5−{[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−プロピル)−アセタミド;N−(3−{4−[5−(5−{[エチル−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−(3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−ピロリジン−1−イルメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−(3−{2,6−ジメチル−4−[5−(4−メチル−5−ピペリジン−1−イルメチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェニル}−プロピオン酸;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[2−エチル−6−メチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(イソブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(ブチル−エチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;3−[4−(5−{5−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2−エチル−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸;及び3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオン酸;又は、そのような化合物の塩。 請求項13 以下からなる群より選択される請求項1に記載の化合物:(R)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−エチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオール;(R)−3−[2−エチル−4−(5−{4−エチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−プロパン−1,2−ジオール;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−エチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{4−エチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−エチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオン酸;3−[2−エチル−4−(5−{4−エチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェニル]−プロピオン酸;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2,6−ジメチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;2−ヒドロキシ−N−{(S)−2−ヒドロキシ−3−[4−(5−{5−[(イソブチル−メチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−プロピル}−アセタミド;N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[4−(5−{5−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−2,6−ジメチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−{(S)−3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−イソブチル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェノキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル}−2−ヒドロキシ−アセタミド;(3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオニルアミノ)−酢酸;{3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェニル]−プロピオニルアミノ}−酢酸;3−{3−[2−エチル−6−メチル−4−(5−{4−メチル−5−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−フェニル]−プロピオニルアミノ}−プロピオン酸;3−(3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェニル}−プロピオニルアミノ)−プロピオン酸;3−{3−[2−エチル−4−(5−{5−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−4−メチル−チオフェン−2−イル}−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−6−メチル−フェニル]−プロピオニルアミノ}−プロピオン酸;N−((S)−3−{4−[3−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−((S)−3−{4−[3−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジメチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メトキシ−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−((S)−3−{2−クロロ−4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−3−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−ヒドロキシ−アセタミド;(S)−3−{2−クロロ−4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオール;(S)−1−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−プロパン−2−オール;3−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−プロパン−1−オール;3−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−プロパン−1,2−ジオール;2−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−プロパン−1,3−ジオール;(S)−1−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−3−(2−メトキシ−エチルアミノ)−プロパン−2−オール;(S)−1−(2−アミノ−エチルアミノ)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−2−オール;((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−酢酸;[((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−メチル−アミノ]−酢酸;3−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)−プロピオン酸;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−3−ヒドロキシ−プロピオンアミド;2−アミノ−N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−アセタミド;N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−2−メチルアミノ−アセタミド;3−アミノ−N−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−プロピオンアミド;及びN−((S)−3−{4−[5−(5−ジエチルアミノメチル−4−メチル−チオフェン−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−2−ヒドロキシ−プロピル)−3−メチルアミノ−プロピオンアミド;又は、そのような化合物の塩。 請求項14 請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。 請求項15 医薬として使用するための、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、若しくはその薬学的に許容される塩、又は請求項14に記載の医薬組成物。 請求項16 活性化された免疫系と関連する疾患又は障害の予防又は治療のための医薬組成物の製造のための、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩の使用。 請求項17 腎臓、肝臓、心臓、肺、膵臓、角膜及び皮膚等の移植された臓器に対する拒絶反応;幹細胞移植によりもたらされる移植片対宿主病;関節リウマチ、多発性硬化症、クローン病及び潰瘍性大腸炎等の炎症性腸疾患、乾癬、乾癬性関節炎、橋本甲状腺炎等の甲状腺炎、ブドウ膜網膜炎を含む自己免疫症候群;鼻炎、結膜炎、皮膚炎等のアトピー性疾患;喘息;I型糖尿病;リウマチ熱、感染後糸球体腎炎を含む感染後自己免疫疾患;固形癌及び腫瘍転移からなる群より選択される疾患又は障害の予防又は治療のための、請求項16に記載の使用。
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